JP2022055830A - 様々な化粧品層を有する皮膚上の日焼け止め剤を検出するための方法および装置 - Google Patents
様々な化粧品層を有する皮膚上の日焼け止め剤を検出するための方法および装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022055830A JP2022055830A JP2020163485A JP2020163485A JP2022055830A JP 2022055830 A JP2022055830 A JP 2022055830A JP 2020163485 A JP2020163485 A JP 2020163485A JP 2020163485 A JP2020163485 A JP 2020163485A JP 2022055830 A JP2022055830 A JP 2022055830A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- irradiation target
- ultraviolet
- light
- fluorescence
- irradiation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
Abstract
【課題】本発明は、様々な化粧品層が皮膚上に設けられているとしても、臨床検査の結果に基づいて、日焼け止め剤の効果を容易に正確に検出するための方法および装置を提供する。【解決手段】本発明は、光源と、光源と照射ターゲットとの間に設けられている紫外線通過フィルタと、可視光センサと、可視光センサと照射ターゲットとの間に設けられている偏光子とを含み、紫外線通過フィルタは、光源から放出される光の中で、紫外線範囲内の波長を有する光を通すように構成されており、照射ターゲットは、光照射に応答して蛍光を放出する少なくとも1つの物質を含み、偏光子は、光源から放出され照射ターゲットにより反射される光の少なくとも一部を遮断するように構成されており、可視光センサが、偏光子を通過する蛍光の強度を判定するように構成されている、日焼け止め剤を検出するための装置を提供する。【選択図】図1
Description
本発明は、様々な化粧品層を有する皮膚上の日焼け止め剤を検出するための方法および装置に関する。
紫外線からの皮膚の保護(UV製品)が、皮膚の健康および美しさにとって重要である。しかしながら、紫外線が人間の目に見えないので、UV防護も目に見えない。言い換えれば、UV防護効果を有する製品すなわち日焼け止め剤が消費者の皮膚上に塗布されていたとしても、消費者は、製品が十分な防護を実現しかつ皮膚全体を覆うのに十分塗布されているか否かを視覚的に確認することができない。
様々な研究から、皮膚上のUV防護の動態が報告されている。しかしながら、消費者は、日焼け止め剤の効果をリアルタイムで評価するための方法を持たないので、日焼け止め剤の効果を認識することができない。日焼け止め剤の最も一般的な評価方法は、SPFまたはPAである。しかしながら、これらの指標を決定するための方法のすべてが、効果を分析するために24時間よりも長くかかる臨床評価を必要とする。
さらに、日焼け止め剤は、一般に、単独で使用されるよりもむしろ、ファンデーションなどの他の化粧品中に含まれるか、またはそれらと組み合わせて使用される。したがって、他の化粧品が日焼け止め剤とともに塗布されるとしても、日焼け止め剤の効果を評価する必要がある。
本発明は、様々な化粧品層が皮膚上に設けられているとしても、臨床検査の結果に基づいて、日焼け止め剤の効果を容易に正確に検出するための方法および装置を提供する。
本発明の第1の実施形態は、
光源と、
光源と照射ターゲットとの間に設けられている紫外線通過フィルタと、
可視光センサと、
可視光センサと照射ターゲットとの間に設けられている偏光子と
を含み、
紫外線通過フィルタは、光源から放出される光の中で、紫外線範囲内の波長を有する光を通すように構成されており、
照射ターゲットは、光照射に応答して蛍光を放出する少なくとも1つの物質を含み、
偏光子は、光源から放出され照射ターゲットにより反射される光の少なくとも一部を遮断するように構成されており、
可視光センサは、偏光子を通過する蛍光の強度を判定するように構成されている、
日焼け止め剤を検出するための装置を提供する。
光源と、
光源と照射ターゲットとの間に設けられている紫外線通過フィルタと、
可視光センサと、
可視光センサと照射ターゲットとの間に設けられている偏光子と
を含み、
紫外線通過フィルタは、光源から放出される光の中で、紫外線範囲内の波長を有する光を通すように構成されており、
照射ターゲットは、光照射に応答して蛍光を放出する少なくとも1つの物質を含み、
偏光子は、光源から放出され照射ターゲットにより反射される光の少なくとも一部を遮断するように構成されており、
可視光センサは、偏光子を通過する蛍光の強度を判定するように構成されている、
日焼け止め剤を検出するための装置を提供する。
本発明の第1の実施形態では、紫外線通過フィルタは、320nmと400nmとの間の範囲内の波長を有する紫外線を通すように構成され得る。
本発明の第1の実施形態では、紫外線通過フィルタは、280nmと320nmとの間の範囲内の波長を有する紫外線を通すように構成され得る。
本発明の第1の実施形態では、装置は、日焼け止め剤が照射ターゲットに塗布されている場合に可視光センサにより検出される蛍光の強度を、日焼け止め剤が照射ターゲットに塗布されていない場合に可視光センサにより事前に検出され記憶されている蛍光の強度と比較することによって、塗布された日焼け止め剤の紫外線防護効果を判定するようにさらに構成され得る。
本発明の第1の実施形態では、照射ターゲットに含まれる蛍光を放出する物質は、紫外線照射に応答して蛍光を放出する物質であり得る。
本発明の第1の実施形態では、照射ターゲットは、紫外線に応答して蛍光を放出する物質を含む模造サンプルであってもよく、物質はヒト皮膚内に含まれている。
本発明の第1の実施形態では、照射ターゲットはヒト皮膚であり得る。
本発明の第2の実施形態は、
光源から光を放出するステップと、
光源から放出される光を紫外線通過フィルタに通して、紫外線範囲内の波長を有する光が紫外線通過フィルタを透過することを可能にするステップと、
紫外線通過フィルタを通過する光での光照射に応答して蛍光を放出する少なくとも1つの物質を含む照射ターゲットを照射するステップと、
照射に応答して照射ターゲットから蛍光を放出するステップと、
蛍光を偏光子に通すステップと、
可視光センサにより、偏光子を通過する蛍光の強度を検出するステップと
を含む、日焼け止め剤を検出するための方法を提供する。
光源から光を放出するステップと、
光源から放出される光を紫外線通過フィルタに通して、紫外線範囲内の波長を有する光が紫外線通過フィルタを透過することを可能にするステップと、
紫外線通過フィルタを通過する光での光照射に応答して蛍光を放出する少なくとも1つの物質を含む照射ターゲットを照射するステップと、
照射に応答して照射ターゲットから蛍光を放出するステップと、
蛍光を偏光子に通すステップと、
可視光センサにより、偏光子を通過する蛍光の強度を検出するステップと
を含む、日焼け止め剤を検出するための方法を提供する。
本発明の第2の実施形態では、紫外線通過フィルタは、320nmと400nmとの間の範囲内の波長を有する紫外線を通し得る。
本発明の第2の実施形態では、紫外線通過フィルタは、280nmと320nmとの間の範囲内の波長を有する紫外線を通し得る。
本発明の第2の実施形態では、本方法は、日焼け止め剤が照射ターゲットに塗布されている場合に可視光センサにより検出される蛍光の強度を、日焼け止め剤が照射ターゲットに塗布されていない場合に可視光センサにより事前に検出され記憶されている蛍光の強度と比較することによって、塗布された日焼け止め剤の紫外線防護効果を判定するステップをさらに含み得る。
本発明の第2の実施形態では、照射ターゲットに含まれる蛍光を放出する物質は、紫外線照射に応答して蛍光を放出する物質であり得る。
本発明の第2の実施形態では、照射ターゲットは、ヒト皮膚内に含まれている、紫外線に応答して蛍光を放出する物質を含む模造サンプルであり得る。
本発明の第2の実施形態では、照射ターゲットはヒト皮膚であり得る。
本発明のいくつかの実施形態による、日焼け止め剤を検出するための装置1は、図1に示されているように、光源2と、光源2と照射ターゲット10との間に設けられている紫外線通過フィルタ4と、可視光センサ6と、可視光センサ6と照射ターゲット10との間に設けられている偏光子8とを含み得る。光源2は、紫外線を含む光16を放出し得る。紫外線通過フィルタ4は、光源2から放出される光16の中で、紫外線範囲内の波長を有する光16を透過させるように構成され得る。照射ターゲット10は、光、詳細には紫外線の照射に応答して蛍光20を放出する少なくとも1つの物質を含み得る。光源から放出される光の一部18が、照射ターゲット10により可視光センサ6に向かって反射され得る。しかしながら、反射光18は、可視光センサ6と照射ターゲット10との間に設けられている偏光子8により遮断され得る。したがって、反射光18のほとんどが可視光センサ6に衝突しない。他方、照射ターゲット10から放出される蛍光20は、偏光子8を通過した後、可視光センサ6に衝突することができ、可視光センサ6は蛍光20の強度を検出し得る。
光源2は、紫外線を含む光16を放出し得る。たとえば、光源2は、紫外線、可視光、および赤外線を含む、広範囲の波長を有する光を放出し得る。あるいは、光源2は紫外線のみを放出する可能性がある。たとえば、光源2は、たとえば365nmの波長を有する単色紫外線を放出する紫外線LEDであってもよい。紫外線LEDは、その小サイズ、低消費電力、および低コストに関して有利である。
紫外線通過フィルタ4は、たとえば、320nmと400nmとの間の範囲内の波長を有する紫外線(UV-A)および/または280nmと320nmとの間の範囲内の波長を有する紫外線(UV-B)を通すように構成され得る。紫外線通過フィルタ4は、紫外線以外の波長を有する光を通さないように構成され得る。紫外線通過フィルタ4は、たとえば、光源2の前に直接取り付けられ得る。あるいは、紫外線通過フィルタ4は、所定の距離の所に光源2から分離して配設され得る。光を焦点に合わせ誘導する、レンズ、コリメータ、および偏光子のような光学部品が、光源2と紫外線通過フィルタ4との間にまたは紫外線通過フィルタ4と照射ターゲット10との間に配設され得る。
照射ターゲット10は、たとえばヒト皮膚であり得る。ヒト皮膚は、光、詳細には紫外線の照射に応答して、たとえば可視光の範囲内の蛍光20を放出する少なくとも1つの蛍光物質を含む。そのような蛍光物質は、たとえばコラーゲン、NADPH、またはアミノ酸であり得る。あるいは、照射ターゲット10は、ヒト皮膚、たとえば豚の皮、培養されたヒト皮膚、またはゲルモデリングヒト皮膚、内に含まれるものに類似した、少なくとも1つの蛍光物質を含む模造サンプルであり得る。
日焼け止め剤12が照射ターゲット10上に塗布され得る。随意に、化粧品層14が日焼け止め剤12上に塗布され得る。あるいは、日焼け止め剤12は、化粧品層14内に含まれ得る。
可視光センサ6と照射ターゲット10との間に設けられている偏光子8は、たとえば線形偏光子または円形偏光子であり得る。偏光子8は可視光センサ6の前に直接取り付けられ得る。あるいは、偏光子8は、所定の距離の所に可視光センサ6から分離して配設され得る。光を焦点に合わせ誘導するための、レンズ、コリメータ、および偏光子などの光学部品が、可視光センサ6と偏光子8との間にまたは偏光子8と照射ターゲット10との間に配設され得る。
日焼け止め剤を検出するためのそのような装置1を使用して日焼け止め剤を検出するための方法100が、図2を参照して検討される。
ステップ102では、光16が光源2から放出される。放出された光16は紫外線を含み得る。たとえば、放出された光16は、紫外線、可視光、および赤外線を含む、広い範囲の波長を有し得る。あるいは、放出された光16は紫外線のみである可能性がある。たとえば、光16は、たとえば365nmの波長を有する単色紫外線であり得る。
ステップ104では、光源から放出される光16は、紫外線範囲内の波長を有する光が透過することを可能にする紫外線通過フィルタ4を通過する。紫外線通過フィルタ4は320nmと400nmとの間の範囲内の紫外線(UV-A)および/または280nmと320nmとの間の範囲内の紫外線(UV-B)を通し得る。
ステップ106では、光照射、詳細には紫外線照射に応答して蛍光を放出する少なくとも1つの物質を含む照射ターゲット10は、紫外線通過フィルタ4を通過する光16で照射される。光照射に応答して蛍光を放出するそのような物質は、たとえばコラーゲン、NADPH、またはアミノ酸であり得る。そのような照射ターゲット10は、たとえばヒト皮膚であり得る。あるいは、そのような照射ターゲット10は、蛍光物質を含む、豚の皮、培養されたヒト皮膚、またはゲルモデリングヒト皮膚であり得る。
ステップ108では、照射ターゲット10は、光照射、詳細には紫外線照射に応答して蛍光20を放出する。蛍光20は、たとえば可視光範囲内の、波長を有し得る。
ステップ110では、照射ターゲット10から放出される蛍光20は、偏光子8を通過する。偏光子8は、たとえば線形偏光子または円形偏光子であり得る。光源2から放出される光の一部18が、照射ターゲット10により可視光センサ6に向かって反射され得る。しかしながら、反射光18は、可視光センサ6と照射ターゲット10との間に配設されている偏光子8により遮断され得る。したがって、反射光18のほとんどが可視光センサ6に衝突しない。
ステップ112では、偏光子8を通過する蛍光20の強度が、可視光センサ6により検出され得る。
ステップ114では、可視光センサ6により検出される蛍光20の強度は、日焼け止め剤が照射ターゲットに塗布されていない場合に事前に検出され記憶されている蛍光の強度と比較される。日焼け止め剤12が照射ターゲット10に塗布されている場合、照射ターゲット10に到達する紫外線量は、日焼け止め剤12が塗布されない場合と比較して減少する。紫外線照射により照射ターゲット10から放出される蛍光20の強度も低下減少する。したがって、日焼け止め剤12の紫外線遮断効果は、蛍光20の検出された強度を、日焼け止め剤12が塗布されていない場合の蛍光20の強度と比較することによって判定され得る。
日焼け止め剤を検出するためのそのような装置1および方法100は、詳細には、ファンデーションなどの他の化粧品14が日焼け止め剤12に加えて塗布される場合、および日焼け止め効果を組み込んでいる化粧品14が塗布される場合、著しく有利であり得る。いくつかの化粧品が、外見上でキラキラ光る効果を加える機能も有し得る。キラキラ光る効果を有するそのような化粧品は、環境光を著しく散乱させかつ/または反射する非吸収フィルタ、散乱物質、または反射物質を含み得る。そのような反射化粧品が日焼け止め剤の層上に塗布されている場合、たとえば可視光センサと照射ターゲットとの間に偏光子を含まない従来の検出装置が、照射ターゲット上で反射されかつ可視光センサに衝突する照射光に起因するノイズに因り、蛍光量を正確に検出することができない可能性がある。他方、本発明のように偏光子8が可視光センサ6と照射ターゲット10との間に設けられた場合、照射ターゲット10上で反射される照射光は偏光子8により遮断され得る。したがって、照射光は照射ターゲット10上で反射され、可視光センサ6に衝突し、したがってノイズは著しく減少し得る。これは、結果的に、照射ターゲット10から放出される蛍光20の強度の正確な測定をもたらす。
日焼け止め剤12を検出するためのそのような方法を実施する装置1がたとえば簡単な構造を用いて日焼け止め剤12の量を正確に検出し得るので、装置1は携帯小型デバイス内に組み込まれて、短時間の内に日焼け止め剤の量を検出し得る。したがって、また、たとえば皮膚の複数の部分で測定を実施することによって、日焼け止め剤が皮膚全体に一様に塗布されているか否かを容易に判定することも可能である。
Table 1(表1)が、日焼け止め剤または化粧品が塗布されていない素肌と比較して、日焼け止め剤および/または化粧品が塗布されている皮膚からの光の強度の低下を示し、光は、本発明の実施形態による紫外線通過フィルタと偏光子とを含む検出装置、紫外線通過フィルタと偏光子のどちらか1つを含む検出デバイス、および紫外線通過フィルタも偏光子も含まない検出デバイス、の可視光センサにより検出される。サンプル1は、SPF50日焼け止め剤の1mg/cm2が塗布されているヒト皮膚である。サンプル2は、SPF50日焼け止め剤の2mg/cm2が塗布されているヒト皮膚である。サンプル3は、SPF50日焼け止め剤の2mg/cm2およびファンデーションが塗布されているヒト皮膚である。サンプル4は、皮膚にキラキラ光る効果を加える機能を有する化粧品が塗布されているヒト皮膚である。
サンプル1および2に関して、SPF50日焼け止め剤の1mg/cm2および2mg/cm2の塗布は、本発明の実施形態による紫外線通過フィルタと偏光子とを含む検出装置の可視光センサにより検出される光の強度を、それぞれ62.54%および63.75%だけ低下させた。他方、紫外線通過フィルタのみを含む装置、偏光子のみを含む装置、および紫外線通過フィルタも偏光子も含まない装置により検出される光の強度の低下は小さかった。したがって、照射ターゲットにより反射される光に起因するノイズが減少したこと、および照射ターゲットから放出される蛍光の減少が正確に測定されたことがわかる。
サンプル3においてファンデーションが日焼け止め剤層を覆って塗布されたが、サンプル2に類似した蛍光の減少は、本発明の実施形態による、日焼け止め剤を検出するための装置により測定された。しかしながら、紫外線通過フィルタおよび偏光子のうちの1つのみを含む検出装置と紫外線通過フィルタも偏光子も含まない検出装置により検出される光の強度の低下は小さかった。したがって、本発明の実施形態による、日焼け止め剤を検出するための装置はファンデーションにより照射光の反射を効果的に遮断したこと、および照射ターゲットから放出される蛍光の減少は正確に測定されたことがわかる。
さらに、環境光を反射しかつ皮膚にキラキラ光る効果を加える機能を有するサンプル4の化粧品の場合には、本発明の実施形態による検出装置は、検出された光の強度の低下を測定し、一方、紫外線通過フィルタと偏光子のうちの1つのみを含む装置および紫外線通過フィルタも偏光子も含まない装置により検出された光の強度は非常に小さく低下した。したがって、本発明の実施形態による、日焼け止め剤を検出するための装置は、環境光を反射しかつ皮膚にキラキラ光る効果を加える機能を有する化粧品が塗布された場合にも、照射ターゲットから放出される蛍光の減少を正確に測定したことがわかる。
本発明の実施形態を記載したが、本発明の技術的な精神および範囲から逸脱することなく、様々な変更、修正、および改良が可能であることを、当業者は容易に理解すると考えられる。
1 日焼け止め剤を検出するための装置
2 光源
4 紫外線通過フィルタ
6 可視光センサ
8 偏光子
10 照射ターゲット
12 日焼け止め剤
14 化粧品層
16 光
18 反射光
20 蛍光
2 光源
4 紫外線通過フィルタ
6 可視光センサ
8 偏光子
10 照射ターゲット
12 日焼け止め剤
14 化粧品層
16 光
18 反射光
20 蛍光
Claims (14)
- 光源と、
前記光源と照射ターゲットとの間に設けられている紫外線通過フィルタと、
可視光センサと、
前記可視光センサと前記照射ターゲットとの間に設けられている偏光子と
を含み、
前記紫外線通過フィルタは、前記光源から放出される光の中で、紫外線範囲内の波長を有する光を通すように構成されており、
前記照射ターゲットは、光照射に応答して蛍光を放出する少なくとも1つの物質を含み、
前記偏光子は、前記光源から放出され前記照射ターゲットにより反射される光の少なくとも一部を遮断するように構成されており、
前記可視光センサは、前記偏光子を通過する前記蛍光の強度を検出するように構成されている、
日焼け止め剤を検出するための装置。 - 前記紫外線通過フィルタは、320nmと400nmとの間の範囲内の波長を有する紫外線を通すように構成されている、請求項1に記載の装置。
- 前記紫外線通過フィルタは、280nmと320nmとの間の範囲内の波長を有する紫外線を通すように構成されている、請求項1に記載の装置。
- 前記日焼け止め剤が前記照射ターゲットに塗布されている場合に前記可視光センサにより検出される前記蛍光の強度を、前記日焼け止め剤が前記照射ターゲットに塗布されていない場合に前記可視光センサにより事前に検出され記憶されている前記蛍光の強度と比較することによって、前記塗布された日焼け止め剤の紫外線防護効果を判定するように構成されている、請求項1に記載の装置。
- 前記照射ターゲットに含まれる、前記蛍光を放出する前記少なくとも1つの物質は、紫外線照射に応答して前記蛍光を放出する物質である、請求項1に記載の装置。
- 前記照射ターゲットは、紫外線に応答して前記蛍光を放出する物質を含む模造サンプルであり、前記物質はヒト皮膚内に含まれている、請求項1に記載の装置。
- 前記照射ターゲットはヒト皮膚である、請求項1に記載の装置。
- 光源から光を放出するステップと、
前記光源から放出される前記光を紫外線通過フィルタに通して、紫外線範囲内の波長を有する光が前記紫外線通過フィルタを透過することを可能にするステップと、
前記紫外線通過フィルタを通過する光での光照射に応答して蛍光を放出する少なくとも1つの物質を含む照射ターゲットを照射するステップと、
前記照射に応答して前記照射ターゲットから前記蛍光を放出するステップと、
前記蛍光を偏光子に通すステップと、
可視光センサにより、前記偏光子を通過する前記蛍光の強度を検出するステップと
を含む、日焼け止め剤を検出するための方法。 - 前記紫外線通過フィルタは、320nmと400nmとの間の範囲内の波長を有する紫外線を通す、請求項8に記載の方法。
- 前記紫外線通過フィルタは、280nmと320nmとの間の範囲内の波長を有する紫外線を通す、請求項8に記載の方法。
- 前記日焼け止め剤が前記照射ターゲットに塗布されている場合に前記可視光センサにより検出される前記蛍光の強度を、前記日焼け止め剤が前記照射ターゲットに塗布されていない場合に前記可視光センサにより事前に検出され記憶されている前記蛍光の強度と比較することによって、前記塗布された日焼け止め剤の紫外線防護効果を判定するステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
- 前記照射ターゲットに含まれる前記蛍光を放出する前記少なくとも1つの物質は、紫外線照射に応答して前記蛍光を放出する物質である、請求項8に記載の方法。
- 前記照射ターゲットは、ヒト皮膚内に含まれている、紫外線に応答して前記蛍光を放出する物質を含む模造サンプルである、請求項8に記載の方法。
- 前記照射ターゲットはヒト皮膚である、請求項8に記載の方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020163485A JP2022055830A (ja) | 2020-09-29 | 2020-09-29 | 様々な化粧品層を有する皮膚上の日焼け止め剤を検出するための方法および装置 |
US18/042,977 US20230314323A1 (en) | 2020-09-29 | 2021-09-21 | Method and apparatus for detecting sunscreen on skin having various cosmetic product layers |
CN202180064127.8A CN116209893A (zh) | 2020-09-29 | 2021-09-21 | 用于检测具有各种化妆品层的皮肤上的防晒霜的方法和装置 |
PCT/JP2021/035475 WO2022071254A1 (en) | 2020-09-29 | 2021-09-21 | Method and apparatus for detecting sunscreen on skin having various cosmetic product layers |
KR1020237008756A KR20230048426A (ko) | 2020-09-29 | 2021-09-21 | 다양한 화장품층을 갖는 피부 상의 선스크린을 검출하기 위한 방법 및 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020163485A JP2022055830A (ja) | 2020-09-29 | 2020-09-29 | 様々な化粧品層を有する皮膚上の日焼け止め剤を検出するための方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022055830A true JP2022055830A (ja) | 2022-04-08 |
Family
ID=80998844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020163485A Pending JP2022055830A (ja) | 2020-09-29 | 2020-09-29 | 様々な化粧品層を有する皮膚上の日焼け止め剤を検出するための方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022055830A (ja) |
-
2020
- 2020-09-29 JP JP2020163485A patent/JP2022055830A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11137347B2 (en) | Optically ascertaining the sun protection factor of sunscreens or other radiation protection agents | |
Price et al. | Irradiance differences in the violet (405 nm) and blue (460 nm) spectral ranges among dental light‐curing units | |
CA2166006C (en) | Noninvasive method and apparatus for determining body chemistry | |
JP4286309B2 (ja) | Uva及びuvb放射線を包む統合太陽光保護因子の決定方法 | |
US4616933A (en) | Process and apparatus for making a numerical determination of the color, or of a change in color, of an object | |
Cole | Sunscreen protection in the ultraviolet A region: how to measure the effectiveness | |
JP7442955B2 (ja) | コーティング剤の特性を判定する方法およびデバイス | |
TW201219771A (en) | Evaluation method of ultraviolet radiation protective effect, evaluation device, and recording medium | |
US20150253301A1 (en) | In vitro method and apparatus for determining efficacy and action mechanisms of a topical composition on various skin color types | |
EP4235121A2 (en) | System, apparatus and method for in situ polychromatic measurement of optical properties of topically applied sunscreen | |
WO2020232047A1 (en) | Hybrid diffuse reflectance spectroscopy device to measure spf | |
CA2530875A1 (en) | Device and method for determining an allowed exposure of human skin to uv radiation | |
Cole et al. | Evaluating sunscreen ultraviolet protection using a polychromatic diffuse reflectance device | |
JP3337832B2 (ja) | 紫外線防御効果の測定方法及び装置 | |
Garoli et al. | Effectiveness of different substrate materials for in vitro sunscreen tests | |
US7656522B2 (en) | Depth selective pH measurement and UV exposure measurement | |
JP6026203B2 (ja) | 紫外線防御化粧料の評価方法及び評価装置 | |
Bielfeldt et al. | Multicenter methodology comparison of the FDA and ISO standard for measurement of in vitro UVA protection of sunscreen products | |
JP2022055830A (ja) | 様々な化粧品層を有する皮膚上の日焼け止め剤を検出するための方法および装置 | |
US20230273118A1 (en) | Measuring system and measuring method | |
KR20230048426A (ko) | 다양한 화장품층을 갖는 피부 상의 선스크린을 검출하기 위한 방법 및 장치 | |
KR101894434B1 (ko) | 피부의 광특성 측정 방법 | |
JP7239400B2 (ja) | 皮膚抗酸化能の判定方法 | |
Bruls et al. | The use of diffusers in the measurement of transmission of human epidermal layers | |
JP2002248080A (ja) | 皮膚の透明度測定装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230929 |