JP2022054346A - IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ、それを利用した照明・防犯カメラシステム、および、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの制御方法 - Google Patents

IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ、それを利用した照明・防犯カメラシステム、および、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 既存の照明装置に対し、交換可能に組み込まれ、近距離の範囲内に設置された複数のセンサー付き直管型LEDランプと、遠距離の範囲に在るネットワーク端末とを統合的に中継可能とする新たなゲートウェイ技術を提供する。【解決手段】 角度調節型口金2,2が両端に結合されたシャーシ11を有し、該シャーシ11の何れか一方端から中央に至らない一方端寄りの位置との間に、車両内通信用無線機RN、車両外通信用無線機RLおよび無線制御部TM、およびそれらを覆う保護カバーPRを備えたゲートウェイユニットGUが搭載され、同シャーシ11の該一方端とは反対がわとなる他方端から中央を越えた該ゲートウェイユニットGUの内端の間に、LEDモジュール30および透光カバーTCを有した灯ユニット3が搭載されたIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1である。【選択図】 図1

Description

この発明は、従来型の直管型蛍光ランプの外郭形状を模し、既存の照明灯装置のソケット部間に組み込み可能とされた直管型LEDランプ技術に関連するものであり、特に、照明灯に加えゲートウェイの機能を備えた直管型LEDランプを製造、提供する分野、および、該ゲートウェイの機能を備えた直管型LEDランプを利用した照明・防犯システムを初め、その分野には属していないが、そこでの技術的思想の創作内容を取り入れたと同定されるような類いのものを製造、提供、利用する分野についてまでをも含むのは勿論のこと、それらの分野に係って行う輸送、保管、組み立ておよび設置に必要となる設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野などの外、現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
(着目点)
電車や地下鉄、新幹線またはバスなど各種車両で、その走行中の客室内などのような公共の場におけるトラブルの防止、および、発生中のトラブルに対し、より迅速に対応可能とする技術として多くの防犯カメラが様々な場所に設置されており、特に、電車の客室内に既に設置されている灯具装置に対し、交換自在に装着可能とされた小型カメラ搭載の直管型LEDランプは、例えば、安定器が取り外された既存の蛍光灯用の灯具装置か、または直管型LEDランプ専用の灯具装置かの何れか一方のソケット部間に対し、ランプを組み込むだけでLEDランプと共に小型カメラが設置されるようになることから、灯具装置とは全く別の場所に配線設置する必要があった従来型の防犯カメラよりも遙かに簡単に設置し、より経済的に利用することができるという利点があり、さらに、こうした小型カメラ搭載型の直管型LEDランプは、無線機を備え、撮影した映像データを、無線通信を介して外部端末に自動送信する技術が既に開発済みとされ、広く利用されるようになっている。
(従来の技術)
こうした状況を反映したものとして、例えば、下記の特許文献1(1)に提案されているものに代表されるように、内部に設けられたLEDの光を外部に出射する光透過性の部分を含む直管状カバー部と、前記直管状カバー部の一端側から他端側まで延びるように該直管状カバー部の内部に配置され、かつ、前記LEDが設置される支持部と、直管状蛍光灯の一方のソケットから電源供給可能に接続されるように前記支持部の一端部に固定される第一口金部とを有する照明部と、前記照明部を介して電源が供給される機能部と、一端側に前記支持部の他端部を固定する部分となる一端側固定部と、他端側に直管状蛍光灯の他方のソケットに接続される第二口金部を固定する部分となる他端側固定部と、前記一端側固定部と前記他端側固定部との間を、天井側領域を残すように円筒の一部に切欠き部を形成した円弧状の横断面をなして連接する中間連接部と、有する回動ガイド部と、前記回動ガイド部の天井側領域の外周面に沿う円弧状断面部を有し、前記回動ガイド部に対して前記円弧状断面部を支持部分として回動可能に前記外周面に取り付けられる回動支持部と、該回動支持部と連結固定可能に前記中間連接部の内面側に前記切欠き部を含む前記機能部の収容空間を前記回動ガイド部の軸中心から径外方向にさらに拡大させた収容空間拡大形成部と,を有する付加機能収容筐体部とを有し、前記照明部に対して回動可能な付加機能収容筐体部を照明部に容易に着脱することができ、かつ、付加機能収容筐体部の機能部を収容するための収容空間を確保し易くすることができ、しかも、付加機能収容筐体部を安定的に支持することが出来るLED照明装置が知られている。
加えて、下記の特許文献1(2)に見られるような、LEDが組み込まれた照明部と、該照明部の周りの外部情報をリアルタイムで取得する外部情報取得部、および、該外部情報取得部によってリアルタイムで取得された前記外部情報と同一時間軸で報知したい情報の解析に必要な時間間隔をあけて間欠的に前記外部情報を装置識別情報とともに送信するように無線通信部を制御する間欠送信制御部を備えた機能部とを有し、蛍光灯の両ソケットに取り付け可能な複数のLED照明装置と、前記複数のLED照明装置と通信可能に接続され、前記無線通信部から間欠的に送信された前記外部情報を前記装置識別情報とともに受信し、該受信した前記外部情報の時間経過における変化を解析することによって前記複数のLED照明装置の各装置に対応した報知情報を生成する解析サーバーと、前記解析サーバーと通信可能に接続され、前記解析サーバーから送信された前記複数のLED照明装置の各装置に対応した前記報知情報を受信し、各装置に対応した前記報知情報を報知する報知部とを有し、前記間欠送信制御部は、前記解析サーバーによって前記報知情報を生成することができる範囲のできるだけ長い時間間隔をあけて間欠的に前記外部情報を送信するように前記無線通信部を制御し、設備コストを抑えつつ、複数のLED照明装置が取得した外部情報の解析結果を、適格、かつ、遅れることなく報知することができるLED照明システムが、既に開発済みとされている。
さらにまた、同特許文献1(3)に示すシステムであって、物理的会場内に配置され、ブロードバンド・ネットワーク・チャンネルに接続された1以上のマスター・センサー・ノードと、前記物理的会場内の複数のセンサーとを含み、前記複数のセンサーは、無線ネットワーク・チャンネルを介して、前記1以上のマスター・センサー・ノードと通信し、前記複数のセンサーと前記1以上のマスター・センサー・ノードとは、無線周波数ネットワーク・チャンネルを介して、モバイル機器に通信的に接続され、前記1以上のマスター・センサー・ノードは、前記1以上のマスター・センサー・ノードから予め定義された距離の範囲内にある前記モバイル機器を識別し、前記モバイル機器に関する位置を特定し、前記無線周波数ネットワーク・チャンネルに接続している第三者に対して、前記モバイル機器のIDと前記位置とを認証するように、前記モバイル機器からリクエストを受信し、前記第三者に対して、前記モバイル機器を認証するように構成されており、前記第三者は、前記モバイル機器の認証を受信して、前記モバイル機器に、前記第三者に関するネットワーク接続へのアクセスを提供し、安全な識別、位置特定および認証サービスを容易にする識別および位置特定および認証システムと方法などが散見される。
しかし、前者特許文献1(1)および同特許文献1(2)に示されているようなLED照明装置およびLED照明システムなどは、例えば、列車の各車両の車室内天井の複数箇所に設置された各照明装置に組み込まれるものとなるが、各車両内に複数設置された個々のLED照明装置は、夫々が列車外に設置されたネットワーク端末やサーバーなどと無線基地局を介するなどして個別の無線通信回線を通じて通信するものとなり、複数のLED照明装置分に相当する複数の無線通信回線を確保しなければならず、通信コストが嵩む上、各LED照明装置分に供給される電力の中、LED照明に割り当てられる電力を確保し、さらに遠距離通信を行う場合には、個々のLED照明装置の電力消費量が過大となり、LED照明、小型カメラの撮影・録画、および、車外との遠距離無線通信の夫々を全て安定動作させるのは困難なものとなってしまうという致命的な欠点を残すものであったり、また、同特許文献1(3)のように、複数のセンサー、および、同複数のセンサーと無線ネットワーク・チャンネルを介して通信するマスター・センサー・ノードとが、物理的会場内に設置されてなるシステムは、この物理的会場内に既存の照明装置とは別に、複数のセンサーおよびマスター・センサー・ノードの夫々を、該物理的会場内に対し、バッテリーまたは電源配線などの電力供給源を伴って新たに設置する必要があり、設置およびメンテナンスのコストが、既存の設備とは別に発生するものとなる上、維持、管理に要する経費も嵩んでしまうという欠点を有するものであった。
(1)特許第6704489号明細書 (2)特許第6654767号公報 (3)特表2018-521433号公報
(問題意識)
上述したとおり、従前までに提案のあるLED照明装置およびLED照明システムなどは、例えば、列車の車両内に複数設置された場合、個々のLED照明装置が、夫々に内蔵されたSIMカード(Subscriber Identity Module Card:商品名)などの無線通信に際して個体識別可能なICカードを要するものとなり、そのための電子回路基板の内蔵によって部品点数が増加し、通信経費が嵩み、さらに、遠距離無線通信に多くの電力が消費され、センサーや照明の動作が不安定になってしまう虞があり、また、複数のセンサーおよびマスター・センサー・ノードを有した識別および位置特定および認証システムなどは、それら複数のセンサーおよびマスター・センサー・ノードを設置する際に、専用の電源を設ける必要があり、センサーの設置に適した設置場所の確保や電源の供給など、設置やメンテナンスに要する経費が嵩むという欠点を残すものであるから、既存の電源設備などを有効に利用し、より簡単且つ経済的にセンサーやカメラを設置し、設置後は、より効率的に維持管理することができ、しかも乗降口における、人の侵入に伴うトラブルや犯罪の発生を、より効果的に抑止することができる新規のIoTブリッジ内蔵直管型LEDランプ、それを利用した照明・防犯カメラシステム、および、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの制御方法の開発の必要性を痛感するに至った。
(発明の目的)
そこで、この発明は、既存の照明装置に対し、交換可能に組み込まれ、近距離の範囲内に設置されたセンサーノードを有する複数のセンサー付き直管型LEDランプと近距離無線通信が可能であって、しかも、遠距離の範囲に在るネットワーク端末と遠距離無線通信が可能なものとされ、複数のセンサー付き直管型LEDランプと、遠距離の範囲に在るネットワーク端末との通信を統合的に中継可能とし、複数のセンサー付き直管型LEDランプの個々の消費電力および通信コストを大幅に削減可能とする新たなゲートウェイ技術の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に亘、試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ、それを利用した新規な構造の照明・防犯カメラシステム、および、そのIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの新規な制御方法を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプは、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、角度調節型口金が両端に結合されたシャーシを有し、該シャーシの何れか一方端から中央に至らない一方端寄りの位置との間に、近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両内通信用無線機、および、遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両外通信用無線機、それら車両内通信用無線機および車両外通信用無線機を制御する無線制御部、および、該車両内通信用無線機、車両外通信用無線機および無線制御部を覆う保護カバーを備え、少なくとも何れか一方の角度調節型口金に電気的に接続されたゲートウェイユニットが搭載され、同シャーシの該一方端とは反対がわとなる他方端から中央を越えた該ゲートウェイユニットの内端との間に、LEDモジュールおよび透光カバーを有し、少なくとも何れか一方の角度調節型口金に電気的に接続された灯ユニットが搭載されたものとしてなる構成を要旨とするIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプである。
この基本的な構成からなるIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプは、その表現を変えて示すならば、角度調節型口金が両端に結合されたシャーシを有し、該シャーシの何れか一方端から中央に至らない一方端寄りの位置との間に、近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両内通信用無線機、および、遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両外通信用無線機、それら車両内通信用無線機および車両外通信用無線機を制御する無線制御部、および、該車両内通信用無線機、車両外通信用無線機および無線制御部を覆う保護カバーを備え、少なくとも何れか一方の角度調節型口金に電気的に接続されたゲートウェイユニットが搭載され、同シャーシの該一方端とは反対がわとなる他方端から中央を越えた該ゲートウェイユニットの内端との間に、LEDモジュールおよび透光カバーを有し、少なくとも何れか一方の角度調節型口金に電気的に接続された灯ユニットが搭載され、個体識別情報を伴った近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方を行う車両内通信用無線機を備えたセンサー付き直管型LEDランプと近距離無線通信可能、且つ、遠距離無線通信網、または、移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を介してネットワーク端末と遠距離通信が可能とされたものとした構成からなるIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプとなる。
より具体的には、角度調節型口金が両端に結合されたシャーシを有し、該シャーシの何れか一方端から中央に至らない一方端寄りの位置との間に、近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両内通信用無線機、遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両外通信用無線機、それら車両内通信用無線機および車両外通信用無線機を制御する無線制御部、CPU(Central Processing Unit、以降省略する。),RTC(real-time clock、以降省略する。),GPS(Global Positioning System、以降省略する。)センサー、加速度センサー、不揮発性メモリー、および、該車両内通信用無線機、車両外通信用無線機、無線制御部、CPU,RTC,GPSセンサー、加速度センサーおよび不揮発性メモリーを覆う保護カバーを備え、少なくとも何れか一方の角度調節型口金に電気的に接続されたゲートウェイユニットが搭載され、同シャーシの該一方端とは反対がわとなる他方端から中央を越えた該ゲートウェイユニットの内端との間に、LEDモジュールおよび透光カバーを有し、少なくとも何れか一方の角度調節型口金に電気的に接続された灯ユニットが搭載された構成からなるIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプとなる。
これを換言すると、角度調節型口金が両端に結合されたシャーシを有し、該シャーシの何れか一方端から中央に至らない一方端寄りの位置との間に、二次電池を備え常時、近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両内通信用無線機、遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両外通信用無線機、それら車両内通信用無線機および車両外通信用無線機を制御する無線制御部、CPU,RTC,GPSセンサー、加速度センサー、不揮発性メモリー、および、該車両内通信用無線機、車両外通信用無線機、無線制御部、CPU,RTC,GPSセンサー、加速度センサーおよび不揮発性メモリーを覆う保護カバーを備え、少なくとも何れか一方の角度調節型口金に電気的に接続されたゲートウェイユニットが搭載され、同シャーシの該一方端とは反対がわとなる他方端から中央を越えた該ゲートウェイユニットの内端との間に、LEDモジュールおよび透光カバーを有し、少なくとも何れか一方の角度調節型口金に電気的に接続された灯ユニットが搭載された構成からなるIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプとなる。
(関連する発明1)
上記したIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプに関連し、この発明には、それを利用した照明・防犯カメラシステムも包含している。
即ち、複数の座席を有する車体の左右に配された各々の乗降口に対応する車室天井の複数箇所に設置された照明装置の夫々に対し、小型カメラ、および、個体識別情報を伴った近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方を行う車両内通信用無線機を備えたセンサーノードを有する複数のセンサー付き直管型LEDランプが交換可能に装着され、該車室の何れか一箇所に設置された照明装置に対し、各センサー付き直管型LEDランプと近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両内通信用無線機、および、当該車両の運行区間の同車両外の少なくとも一箇所に配され、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を介した遠距離通信が可能なネットワーク端末との間でIoTデータを伴った遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両外通信用無線機を備えた一基のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプが交換可能に装着され、該ネットワーク端末が、各センサー付き直管型LEDランプより無線出力されたデータを、該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ、および、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を経由して無線受信し、そのデータに基づく抽出データを、該ネットワーク端末からコンピュータネットワークを介して受信および蓄積し、該抽出データに基づくクラウドサービスを行うサーバーが設けられてなる、この発明の基本をなす前記何れか一記載のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプを利用した照明・防犯システムである。
この照明・防犯システムを、表現を変えて示すと、一両または複数両の何れか一方の車体から編成された列車の一両毎の左右に複数配された各々の乗降口に対応する車室天井に設置された照明装置の夫々に対し、小型カメラ、および、個体識別情報を伴った近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方を行う車両内通信用無線機を備えたセンサーノードを有する複数のセンサー付き直管型LEDランプが交換可能に装着され、一両毎の車室天井の何れか一箇所に設置された照明装置に対し、各センサー付き直管型LEDランプと近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両内通信用無線機、および、当該列車の運行区間の同列車外に設置され、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を介した遠距離通信が可能なネットワーク端末との間でIoTデータを伴った遠距離無線通信が可能な車両外通信用無線機を備えた一基のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプが交換可能に装着され、当該列車の運行区間の駅舎毎に、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を介した遠距離通信が可能なネットワーク端末が夫々設置され、各ネットワーク端末が、各センサー付き直管型LEDランプより出力されたデータを、該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ、および、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を経由して受信し、そのデータに基づく抽出データを、該ネットワーク端末からコンピュータネットワークを介して受信および蓄積し、該抽出データに基づくクラウドサービスを行うサーバーが設けられてなる、この発明の基本をなす前記何れか一記載のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプを利用した照明・防犯システムということができる。
(関連する発明2)
また、この発明には、この発明の照明・防犯システムに組み込まれた場合の、この発明の基本をなす前記IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの制御方法を含み、その制御方法の基本的構成は、以下に示すとおりのものである。
即ち、外部電源の供給を受けると灯ユニットを点灯し、車両内通信用無線機、車両外通信用無線機、CPU,RTC,GPSセンサーおよび加速度センサーを起動し、車両内通信用無線機を各センサー付き直管型LEDランプのセンサーノードに近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方で接続し、該GPSセンサーが、列車が駅に到着したか否かを検知し、該加速度センサーが、同列車が停車したか否かを検知し、該列車が駅に停車したのを検知した場合に、該車両内通信用無線機を通じて各センサー付き直管型LEDランプからのデータを受信し、該車両外通信用無線機を通じて各センサー付き直管型LEDランプから受信したデータを、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を経由してネットワーク端末に転送し、該GPSセンサーが、列車が駅を離れたか否かを検知し、該加速度センサーが、同列車が走行しているか否かを検知し、該列車が駅を離れ走行しているのを検知した場合に、該車両内通信用無線機のデータ受信を停止し、該車両外通信用無線機のネットワーク端末へのデータ転送を停止し、外部電源が切断された場合には、灯ユニットを消灯し、車両内通信用無線機、車両外通信用無線機、CPU,RTC,GPSセンサーおよび加速度センサーを停止するようにされた、前記何れか一記載に示すこの発明の照明・防犯システムに組み込まれた場合における、この発明の基本を成すところの前記何れか一記載のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの制御方法である。
この発明の制御方法を換言すると、二次電池から電力の供給を受ける車両内通信用無線機を常時起動し、車両内通信用無線機を各センサー付き直管型LEDランプのセンサーノードに近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方で常時接続し、列車の走行状態に拘わらず、該車両内通信用無線機を通じて各センサー付き直管型LEDランプから受信したデータを蓄積し、外部電源の供給を受けると灯ユニットを点灯し、車両外通信用無線機、CPU,RTC,GPSセンサーおよび加速度センサーを起動し、該GPSセンサーが、列車が駅に到着したか否かを検知し、該加速度センサーが、同列車が停車したか否かを検知し、該列車が駅に停車したのを検知した場合に該車両外通信用無線機を通じて各センサー付き直管型LEDランプから受信し蓄積したデータを、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を経由してネットワーク端末に転送し、該GPSセンサーが、列車が駅を離れたか否かを検知し、該加速度センサーが、同列車が走行しているか否かを検知し、該列車が駅を離れ走行しているのを検知した場合に、該車両外通信用無線機のネットワーク端末へのデータ転送を停止し、外部電源が切断された場合には、灯ユニットを消灯し、車両外通信用無線機、CPU,RTC,GPSセンサーおよび加速度センサーを停止し、二次電池から電力の供給を受ける車両内通信用無線機を常時起動し、列車の走行状態に拘わらず、該車両内通信用無線機を通じて各センサー付き直管型LEDランプから受信したデータを蓄積するようにされた、前記何れか一記載に示すこの発明の照明・防犯システムに組み込まれた場合における、この発明の基本を成すところの前記何れか一記載のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの制御方法である。
以上のとおり、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプによれば、従前までのものとは違い、上記したとおりの固有の特徴ある構成から、近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方に要する電力量を充分に抑制し、外部から供給される電力の多くを、灯ユニットの点灯および車外との遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方に振り分けられたものとしたから、近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方用となる車両内通信用無線機の安定動作を確保できるのは勿論のこと、灯ユニットのLEDモジュールの点灯をより安定化し、さらに、遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両外通信用無線機の通信精度および通信速度を大幅に高めたものとなり、複数のセンサーノードからのデータを一括して遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方を介して通信できるから、必要な通信回線数およびその通信コストを大幅節減し、しかも特段の配線工事を要さずとも直管型ランプ用の照明装置に交換可能に装着できるから、設置およびメンテナンスのコストを大幅削減できるものになるという秀でた特徴が得られるものである。
また、角度調節型口金が両端に設けられているから、灯ユニットの角度姿勢を自由に調節することができるものとなり、ゲートウェイユニットが、車両内通信用無線機、車両外通信用無線機、無線制御部に加え、CPU,RTC,GPSセンサー、加速度センサーおよび不揮発性メモリーを有するものは、該CPUが、これらRTC,GPSセンサーおよび加速度センサーからの時刻情報、その時刻に紐付けされた位置情報および加減速情報などを検知し、車両内通信用無線機を通じて無線受信した情報に付加し、該不揮発性メモリーに記録することが可能となる上、それら時刻情報、その時刻に紐付けされた位置情報および加減速情報に基づき、車両外のネットワーク端末との遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な距離に近づいたことを知ることが可能となり、該無線制御部の車両外通信用無線機を通じた該ネットワーク端末へのデータ送信をより安定化し格段に効率化することができるものとなる。
加えて、ゲートウェイユニットの車両内通信用無線機に二次電池を備えたものは、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプへの外部電力の供給が絶たれた場合にも、車両内通信用無線機を常時駆動可能となるから、例えば、列車の車両に装着された場合に、列車が車両基地に戻り、夜間に電源が切断され無人となった車両内にあっても、近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な範囲に在る各センサー付き直管型LEDランプなどのセンサーノードが発信したデータを常時受信することができるものとなり、より少ない消費電力で夜間の防犯を実現化し、翌朝、列車に電源が投入され、走行を開始した場合に、遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な範囲にネットワーク端末、無線通信網の基地局、または、無線中継器などが存在するタイミングで、車両外通信用無線機を通じて無線転送することができるものとなり、該ネットワーク端末へのデータ送信中に、各センサー付き直管型LEDランプなどのセンサーノードからの大量の蓄積データの受信動作を不要とし、より短時間にて効率的に無線転送することができるものとなり、大幅に通信コストを削減できるという利点が得られる。
さらに、角度調節型口金が、中間キャップと外端キャップとからなり、該外端キャップを外がわに引き出した状態で角度姿勢を調節するものとされた、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプは、両端の各角度調節型口金の角度調節を終え、双方の外端キャップを中間キャップに接するよう戻した上、照明装置のソケット部間に装着されるものとなるから、照明装置のソケット部間に装着された当該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプは、該照明装置のソケット部間に装着されたままでは、両端の角度調節型口金の角度調節を行うことは出来ず、必ず該照明装置のソケット部間から取り外して両端の角度調節型口金の角度調節を行う必要があり、管理者以外の第三者が、該照明装置のソケット部間に装着された状態の当該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの角度姿勢を簡単に変更することはできない構造となっており、より確実な防犯を達成できるものとなる。
ゲートウェイユニットの保護カバーが、不燃性を備えた金属製の筐体からなり、車両内通信用無線機および車両外通信用無線機に対応する部分には耐熱強化ガラス板が嵌め込まれた通信窓が設けられてなる、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプによれば、ゲートウェイユニット部分の耐火性を格段に高め、列車の車室内などのより安全性が重視される場所にも、優れた安全性を確保しつつ装着、利用することができるものとなり、さらに、堅牢な金属製の筐体からなる保護カバーは、ゲートウェイユニットに保存されたデータをより強固に保護するものとなる。
車両内通信用無線機が、近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な無線LAN(Wi-Fi:登録商標)、または、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy、以降省略する。)の少なくとも何れか一方の通信規格の通信が可能なものとされた、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプによれば、近距離無線通信の範囲内に在るセンサー付き直管型LEDランプと通信可能となり、特に、BLEの通信を行うものは、無線通信に要する消費電力量を大幅に抑制し、車両外通信用無線機および灯ユニットに充分な電力を供給することができるものとなるから、車両内通信用無線機、車両外通信用無線機および灯ユニットの夫々の動作がより安定するものとなる。
車両外通信用無線機が、遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な3G(Generation、以降省略する。),LTE(Long Term Evolution、以降省略する。),4G(Generation、以降省略する。)または5G(Generation、以降省略する。)の少なくとも何れか一の移動通信規格の通信が可能なものとされた、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプによれば、より安定した遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方を実現化し、より高速のデータ転送を実現化するものとなる。
そして、この発明の基本をなすIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプを利用した照明・防犯システムによると、複数の座席を有する車体の左右に配された各々の乗降口に対応する車室天井の複数箇所に設置された照明装置の夫々に対し、複数のセンサー付き直管型LEDランプが交換可能に装着され、該車室の何れか一箇所に設置された照明装置に対し、各センサー付き直管型LEDランプと近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な当該一基のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプが組み合わせられ、同IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能なネットワーク端末が、車両外に配されたものであるから、運行区間を走行移動する当該車両の車室内で各センサー付き直管型LEDランプが検知したデータを、該ネットワーク端末に、より円滑に転送できるものとなり、サーバーが、該ネットワーク端末が受信したデータに基づく抽出データを蓄積し、該抽出データに基づくクラウドサービスを行うものとされたから、収集されたデータをより効率的且つ迅速に防犯に役立てることができる上、乗降人数の自動カウントによる車室内状況のリアルタイムの把握および統計など、防犯以外にも車室の環境保全、衛生管理など様々なサービスに役立てることができるものとなる。
さらに、一両または複数両の何れか一方の車体から編成された列車の一両毎の左右に複数配された各々の乗降口に対応する車室天井に設置された照明装置の夫々に対し、小型カメラ、および、個体識別情報を伴った近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方を行う車両内通信用無線機を備えたセンサーノードを有する複数のセンサー付き直管型LEDランプが交換可能に装着され、一両毎の車室天井の何れか一箇所に設置された照明装置に対し、各センサー付き直管型LEDランプと近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両内通信用無線機、および、当該列車の運行区間の同列車外に設置されたネットワーク端末とIoTデータを伴った遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両外通信用無線機を備えた一基のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプが交換可能に装着された、この発明の基本をなすIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプを利用した照明・防犯システムによれば、当該列車の運行区間の駅舎毎に夫々に設置された各ネットワーク端末が、各センサー付き直管型LEDランプより出力されたデータを、該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ、および、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を経由して無線受信し、そのデータに基づく抽出データを、該ネットワーク端末からコンピュータネットワークを介して受信および蓄積し、該抽出データに基づくクラウドサービスを行うサーバーが設けられてなるものとすることができるから、該列車が運行区間の各駅に停車する毎に、データの転送を高速且つ安定して行うことが可能となり、より安全且つ効率的なデータの送受信および蓄積を実現化するものとなる。
そして、各IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの車両外通信用無線機と、列車外のネットワーク端末との間に、該列車が停車した場合に乗降口の夫々に対峙することとなる駅のプラットホームの夫々の箇所の照明装置に対し、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプが無線中継器となるよう交換可能に装着された、この発明の照明・防犯システムは、駅のプラットホームにもIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプからなる無線中継器が設けられたから、より安定且つ高速の無線通信を実現化し、列車の停車中により多くの情報を送受信することが可能となる。
また、各IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの車両外通信用無線機と、列車外のネットワーク端末との間に、同列車編成の何れか一車両の車体に設けられた照明装置に対し、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプが無線中継器となるよう交換可能に装着された、この発明の照明・防犯システムによると、該ネットワーク端末が、列車編成単位毎に、一括して情報を無線受信することができるものとなり、複数車両が行き交う駅内の通信速度を一段と高めることが可能となる。
さらにまた、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの制御方法によれば、列車が駅に停車したのを検知した場合に、車両内通信用無線機および車両外通信用無線機が通信を行うものとなるから、より効率的に無線通信しながらより多くのデータを送信することができるものとなり、無線通信に要する電力消費量を大幅に節減すると共に、無線通信回線の接続時間を大幅に短縮し、同無線通信回線の通信頻度を大幅に抑制できるものとなる。
加えて、消費電力を僅かに抑制できる車両内通信用無線機に二次電池が設けられてなるようにした、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの制御方法によると、車両内通信用無線機を常時起動し、列車が車両基地に戻され、電源が切断された場合にも各センサー付き直管型LEDランプとの接続を維持し、データを収集、蓄積することが可能となり、当該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプが、ネットワーク端末に接続された場合には、より高速の無線通信を実現化することができ、しかも車両外通信用無線機に対し電力を充分に供給することができるものになるという大きな効果を奏することになる。
上記したとおりの構成からなるこの発明の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
(IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ)
シャーシは、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの両端間を充分な強度をもって一体化する骨格部分を形成するとともに、両端の角度調節型口金を、装着の対象となる直管型蛍光灯用の照明装置のソケット部間に対し、装着可能とする距離を隔てて配すると共に、灯ユニットおよびゲートウェイユニットの装着の対象となって、当該カメラ付き直管型LEDランプに充分な強度を与える機能を分担し、従来型の直管型ランプの口金部分を除く柱状(円柱状、多角柱状、または異形柱状などとすることが可能である)ランプ部分の背面がわに略相当する外郭形状のものとされ、軽量且つ充分な強度をもった不燃性のものとしなければならず、さらに、高い熱伝導性および放熱性を有し、ヒートシンクを兼ねるものとすべきであり、より具体的には、鋳造、押し出し成形、プレス成形、溶接などの外、必要に応じてリベットやネジ、ボルト結合などされたアルミニウム合金製、鋼製、ステンレス鋼製、チタン合金製、その他の合金製、セラミックス製のものなどとすることができ、それらと同等以上の強度、軽量、放熱性および不燃性を有するその他の素材製のものとすることができ、また、背面の外壁に放熱フィンが一体に設けられたものとすることができ、後述する実施例にも示すように、本体ユニットの軸心方向に縦貫された空洞部を有するものとするのが良く、照明方向に向けられた表壁にアリ溝やネジ孔などの部品搭載用の構造部分が設けられたものとすることができる。
角度調節型口金は、この発明の基本をなすIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプを照明装置に対し、少なくとも機械的に着脱自在に組み込み可能とする上、該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプを照明装置に対し、同IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの軸心回りの角度姿勢を調節自在(予め、その中の所定角度に設定して提供し、設置するようにしたものも含む。)に支持可能とする機能を担っており、照明装置のソケット部に対し、機械的に着脱自在に組み込み可能とするものとしなければならず、ソケット端子を有するものとするのが良く、該ソケット端子が、該照明装置のソケット部に対し、電気的に接続自在に組み込み可能とする機能を兼ねたものとすることができ、また、複数設けられたソケット端子の中の一部が、電気的接続が不能であり、機械的接続のみを担うようにされたものとすることが可能であり、JEL規格(日本照明工業会規格)の口金GX16t-5に準じたものとすることが可能であり、この場合には、該ソケット端子が同JEL規格に準じた鈎型の端子となり、該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの両端の中の一端のみに設けられ、また、他端に設けられる口金は、同JEL規格に準じ先端に円板状の頭部が設けられた円柱状の落下防止用の端子が設けられたものとなる外、後述する実施例にも示すように、主要部品が中間キャップと外端キャップとからなり、JIS規格(日本工業規格)のG13形ソケットの照明灯装置のソケット部に組み込み可能な形状とされたものとすることができる。
中間キャップは、この発明の基本をなすIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプのシャーシ、灯ユニットおよびゲートウェイユニットの端部に対し、角度調節型口金を、該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプを支持するのに充分な強度を持って固着、一体化すると共に、その外端がわに外端キャップを、同IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプを支持するのに充分な強度を持って該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの軸心回りに回動自在、且つ、同軸心回り方向の調節単位角度となる姿勢に仮固定可能とする機能を分担し、中キャップの中間周壁の軸心方向の内端に結合端構造部、外端に同軸心上配置となる軸支筒部、少なくとも1本のロックピンが設けられた頭壁を有するものとしなければならず、より具体的には、中間キャップは、中間周壁の軸心方向の内端に結合端構造部、外端に同軸心上配置となる軸支筒部、および、1本のロックピンと、該ロックピンから同軸心回りに180°の開き角度を隔てて配され、該ロックピンと同じ長さ、ないし、該外端キャップ内に収まる最大寸法の間の何れかに設定された1本の規制ピンとが立設された頭壁を有したものとすることができる。
中間キャップの内端の結合端構造部は、この発明の基本をなすIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプのシャーシ、灯ユニットおよびゲートウェイユニットの端部に対し、角度調節型口金を固着するよう一体化可能となり、シャーシ、灯ユニットおよびIoTゲートウェイの両端の何れか一方の端部に対し、自らの頭壁を充分な強度をもって支持する機能を分担し、シャーシ、灯ユニットおよびゲートウェイユニットの端部に対し、熔着、接着剤による接着、クリップなどによる嵌着などされて一体化されたものとすることが可能である外、後述する実施例にも示すように、シャーシ、灯ユニットおよびゲートウェイユニットの端部に、その軸心周りに適宜開き角度をもって同軸心方向に穿設された複数個のネジ穴と、当該中間キャップの対応箇所に予め穿設された複数個の装着穴の夫々に装着され、各ネジ穴に対し螺着された複数本の結合ネジや結合ボルトなどからなるものとすることができる。
中間キャップの頭壁は、外端キャップの当接筒端を該中間キャップの外端に対し、当接支持可能とすると共に、軸支筒部および少なくとも1本のロックピンを支持する機能とを分担し、軸支筒部および少なくとも1本のロックピンを軸心方向の外方向に向け同軸心に平行となるよう立設されたものとすべきであり、後述する実施例にも示しているように、軸心上配置となる軸支筒部、および、1本のロックピンと、該ロックピンから同軸心回りに180°の開き角度を隔てて配され、該ロックピンと同じ長さ、ないし、該外端キャップ内に収まる最大寸法の間の何れかに設定された1本の規制ピンとが立設されたものとするのが望ましく、さらに、外端キャップの外端壁の内壁が、筒軸部が挿入された該軸支筒部よりも遠心がわであり、しかも内歯列よりも求心がわとなる軸心周りの円周上であって、一対のソケット端子の夫々の近傍に配された一対の配線ガード片を有したものとすることができる。
また、その角度調節型口金が、照明装置のソケット部に対し機械的および電機的に接続可能とするものの場合には、中間キャップの頭壁に、軸支筒部、ロックピンおよび規制ピンなどの余となる範囲であって、回動する外端キャップのソケット端子の軌道に略対応する軸支筒部回りの一対の円弧状の範囲に、配線用の円弧状孔が穿設されたものとするのが良い。
この中間キャップの軸支筒部は、中間キャップの頭壁に対し、外端キャップの筒軸部を、中間キャップの軸心上に回動自在に軸支する機能を分担しており、該軸支筒部が該筒軸部を回動自在に軸支するものとしなければならず、後述する実施例にも示しているとおり、外端キャップの筒軸部が回動自在に組み込まれる、スリーブ状とされたものとすることができる。
そして、中間キャップの規制ピンは、外端キャップの一端規制片かまたは他端規制片の何れか一方に係合し、当該中間キャップに対する外端キャップの同軸心回りの過剰な回動を阻止する機能を分担するものであり、ロックピンとは別の位置に配されたものとしなければならず、後述する実施例にも示しているように、1本のロックピンと、該ロックピンから同軸心回りに180°の開き角度を隔てて配され、該ロックピンと同じ長さ、ないし、該外端キャップ内に収まる最大寸法の間の何れかの長さに設定されたものとして当該中間キャップの頭壁に立設されたものとすべきである。
弾性付勢機構は、手指による外端キャップの牽引操作によって簡単に操作可能な強さの弾発力を発揮する機能を担い、例えば、バネ、ゴム、磁石、圧縮気体などの反発力を利用したものとすることができ、より具体的には、後述する実施例にも示しているように、圧縮コイルバネからなるものとするのが良い。
外端キャップは、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプのシャーシ、灯ユニットおよびゲートウェイユニットの端部に配された中間キャップに対し、ソケット端子が、該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプを支持するのに充分な強度を持って突設されたものとする上、該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプのシャーシ、灯ユニットおよびゲートウェイユニットの端部に配された中間キャップに対し、該ソケット端子を、該シャーシ、灯ユニットおよびゲートウェイユニットの軸心回りに回動自在、且つ、同軸心回り方向の調節単位角度となる姿勢に仮固定可能とする機能を分担し、その周壁の同軸心方向の外端に外端壁が設けられ、基端が当接筒端とされ、当該外端壁の内壁に筒軸部、および、当該外端壁の外壁にソケット端子が夫々設けられ、当該当接筒端が中間キャップの頭壁に当接されると共に、当該筒軸部が当該軸支筒部に対し回動自在且つ、同軸心方向に進退自在に軸着され、抜脱防止機構が設けられ、当該周壁の当接筒端寄りの内周壁に、同軸心回り方向の調節単位角度置きとなる複数箇所に当該ロックピンに対し、軸心方向に嵌合および離脱可能とされた係止谷を有する複数個の内歯が連なる内歯列が求心方向に突設され、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプのシャーシ、灯ユニットおよびゲートウェイユニットの何れか一端に対し、当該中間キャップの結合端構造部を介して結合された場合に、該シャーシ、灯ユニットおよびゲートウェイユニットおよび中間キャップに対する外端キャップの同軸心回りの相対的角度姿勢を変更し、照明装置のソケット部に対する該シャーシ、灯ユニットおよびゲートウェイユニットの照明範囲の向きを調節自在とされたものとすべきである。
加えて、後述する実施例にも示しているように、外端キャップは、その周壁の同軸心方向の外端に外端壁が設けられ、基端が当接筒端とされ、当該外端壁の外壁に一対のソケット端子、および、同内壁に当該軸支筒部に対し回動自在、且つ、同軸心方向に進退自在に挿入された筒軸部が設けられ、当該当接筒端が当該中間キャップの頭壁に対し離脱自在に当接されると共に、当該周壁の当接筒端寄りの内周壁に、同軸心回り方向の調節単位角度置きとなる複数箇所に当該ロックピンが嵌合する係止谷を有する複数個の内歯が連なる内歯列が求心方向に突設され、当該中間キャップの頭壁の内がわとなる当該外端キャップの筒軸部の外周囲に、外端が頭壁の内壁に当接されるよう弾性付勢機構としての圧縮コイルバネが周設された上、該圧縮コイルバネの内端が、当該筒軸部の内端に螺着された抜脱防止機構としてのビスで抜脱不能に弾装されたものとするのが望ましい。
外端キャップのソケット端子は、照明装置のソケット部に対し、少なくとも機械的に接続可能とする機能を分担し、例えば、照明装置のソケット部に対し、機械的および電機的に接続可能とするものとすることができ、より具体的には、JEL規格(日本照明工業会規格)のL形ピン口金GX16t-5に準ずるものとすることが可能である外、後述する実施例にも示すように、JIS規格(日本工業規格)のG13形ソケットの照明装置のソケット部に組み込み可能な形状とされたものとすることができる。
外端キャップの筒軸部は、中間キャップの頭壁の軸支筒部に対し、該外端キャップを該中間キャップの軸心回りに回動自在に軸支する機能を分担し、中間キャップの軸支筒部に対し、同軸心周りに回動自在、且つ、同軸心方向に進退自在に挿着され、抜脱防止機構および弾性付勢機構が設けられたものとしなければならず、より具体的には、該中間キャップの内部に露出状となった端部に抜脱防止機構および弾性付勢機構が設けられたものとするのが良く、後述する実施例にも示すように、中間キャップの頭壁の内がわとなる該外端キャップの筒軸部の外周囲に、外端が頭壁の内壁に当接されるよう弾性付勢機構としての圧縮コイルバネが周設された上、該圧縮コイルバネの内端が、該筒軸部の内端に螺着された抜脱防止機構としてのビスで抜脱不能に弾装されたものとするのが良く、該筒軸部は、その形状が略全長に渡って円筒状または先端がわに向かう程細くなるテーパー形筒状とすることが可能であり、該筒軸部の内端寄りの範囲にのみビスが螺着するための下穴または雌ネジ穴などが穿設されてなるものとすることができる。
外端キャップの内歯列は、中間キャップに設けられているロックピンが離脱可能に係合し、中間キャップに対し外端キャップを軸心回り方向の選択された角度姿勢位置に仮固定可能とする機能を分担し、外キャップの内周壁に、軸心回り方向の調節単位角度置きとなる複数箇所の何れか一箇所に当該ロックピンを選択的に嵌合可能な形状のものとしなければならず、外キャップの周壁の当接筒端寄りの内周壁に対し、同軸心回り方向の調節単位角度置きとなる複数箇所に当該ロックピンが嵌合する係止谷を有する複数個の内歯が連なる内歯列が求心方向に突設されたものとするのが良く、より具体的には、係止谷が、ロックピンに軸心方向に嵌合する凹欠形状とされ、外端キャップの内周壁に例えば10°,22.5°または45°置きなどの一定の調節単位角度置き毎、軸心回り方向に沿って配列されたものとするのが良く、該係止谷間の開き角度は、5°,10°,15°,22.5°,25°,35°,40°,45°などと様々な値に設定することが可能である。
内歯列の係止谷は、ロックピンが軸心方向に係合し、中間キャップに対して外端キャップの軸心回り方向の回動を仮固定し、また、ロックピンが軸心方向に離脱し、中間キャップに対し外端キャップの軸心回り方向の回動を可能とする機能を分担するものであり、該ロックピンが軸心方向に近接移動して嵌合し、中間キャップに対し外端キャップの軸心回り方向の回動を仮固定し、同ロックピンが軸心方向に離脱移動し、中間キャップに対して外端キャップの軸心回り方向の回動を可能とするよう、ロックピンの軸心方向の断面形状より僅かに大きな孔、または溝形状とされたものとするのが良く、図示していないが、軸心回り方向の調節単位角度置きとなる複数箇所の夫々に、複数個の孔または複数個の溝の少なくとも何れか一方が設けられ、何れか選択された角度位置の複数個の孔または複数個の溝の少なくとも何れか一方に対し、中間キャップに設けられた複数のロックピンが嵌合するものとされたものとすることができる。
外端キャップの一端規制片および他端規制片は、中間キャップに対して外端キャップが軸心方向に牽引操作され、内歯列に対するロックピンの嵌合が解かれ、該中間キャップに対して該外端キャップが回動操作された場合であって、しかも該ロックピンが内歯列の範囲を超えて回動操作されようとした場合に、該中間キャップの規制ピンが外端キャップの一端規制片または他端規制片の何れか対応する一方に係合し、中間キャップの対する外端キャップの回動操作を強制的に制動可能とする機能を分担し、外端キャップに対して一体に成型されたものとすることができる外、別部品からなる規制片が外端キャップに対して取り付けられたものとすることが可能であり、後述する実施例にも示すように、該外端キャップの内歯列の軸心回りの一端の係止谷に当該ロックピンが嵌合された場合に、該一端の係止谷から同軸心回りに180°の開き角度を隔てた位置に当該規制ピンに係合する一端規制片が当該周壁の当接筒端から求心方向に突設されると共に、当該内歯列の同軸心回りの他端の係止谷に当該ロックピンが嵌合された場合に、該他端の係止谷から同軸心回りに180°の開き角度を隔てた位置に当該規制ピンに係合する他端規制片が当該周壁の当接筒端から求心方向に突設されたものとすることができる。
また、外端キャップには、各ソケット端子に接続された電力供給用のハーネスが、中間キャップの軸支筒部に接触するのを防止する機能を分担することとなる配線ガード片が設けられたものとすることができ、より具体的には、後述する実施例にも示すとおり、外端キャップの外端壁の内壁が、筒軸部が挿入された該軸支筒部よりも遠心がわであり、しかも内歯列よりも求心がわとなる軸心周りの円周上であって、一対のソケット端子の夫々の近傍に配された一対の配線ガード片を有し、各ソケット端子に接続された夫々のハーネスが、該軸支筒部よりも遠心がわに配するよう各配線ガード片に係止可能なものとされてなるものとすることができ、各配線ガード片は、夫々小板片状や鈎棒状のものなどとすることができる外、複数本の棒体が案内方向に沿って並べて立設されてなるものなどとすることが可能であり、外端キャップに対し一体成型されたものとすることができる外、別部品からなるガード片が外端キャップに対し取り付けられたものとすることができる。
さらに、外端キャップの周壁には、表示目盛が設けられたものとすることができ、例えば、該表示目盛は、該外端キャップに対して軸心回り方向の何れの角度位置に中間キャップを仮固定可能か否か、および、外端キャップに対する中間キャップの同軸心回り方向の回動限度位置を目視確認可能とする機能を分担するものであって、外端キャップの内歯列の各係止谷の遠心がわに対応する外キャップの周壁の外周壁に目盛線や記号、数字などの印刷表示部、突起部、溝部、有底穴、貫通孔などの少なくとも何れか一からなるものとすることができる。
照明装置は、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプが交換自在に機械的に組み込まれ、電気的に接続可能となり、該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプに電力を供給可能とする機能を担い、直管型蛍光ランプ用のソケット部が設けられたものとしなければならず、従来型の直管型蛍光ランプを交換自在に組み込み可能とされたものとすることが可能である外、ゲートウェイユニットの有無に拘わらず、直管型LEDランプ専用とすることが可能であり、建築物や車両などの照明灯の設置対象箇所、または、IoTゲートウェイの設置対象箇所の少なくとも何れか一方に設置されたものとするのが望ましい。
灯ユニットは、外部電力の供給を受け、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの照明対象となる範囲に照明光を発する機能を分担しており、LED電源制御部を有するLEDモジュールおよび透光カバーを有し、少なくとも何れかの角度調節型口金に電気的に接続されたものとしなければならず、後述する実施例にも示すように、当該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの何れか一方端から中央を越えた他方端寄りの位置との間であって、ゲートウェイユニットに隣接する位置に配されたものとすべきである。
LED電源制御部は、少なくとも何れか一方の角度調節型口金から外部電力の供給を受け、LEDモジュールに電力を供給する機能を担い、シャーシの両端がわの夫々に1個ずつ合計2個のLED電源制御部が設けられ、各LED電源制御部が夫々近接する端部の角度調節型口金に電気的に個別に接続され、該シャーシに対し、中央付近で2分割されたLEDモジュールの夫々に、夫々近いがわのLED電源制御部が夫々接続されたものとすることができ、後述する実施例にも示しているが、定格100V(実効値)の交流電源の供給を受けるものとすることができ、300/350mA直流定電流電源の供給を受けるものとすることが可能である。
LEDチップは、LED電源制御部からの電力を受けて発光し、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの照明光を発する機能を分担するものであり、照射範囲を昼光色、昼白色、白色、温白色または電球色の少なくとも何れか一の発光色に照明するものとすることができる外、昼光色、昼白色、白色、温白色および電球色の外の青色、紫色、赤色、橙色、黄色、緑色などの有色光の何れか一の発光色に照明するものとすることが可能であり、赤外光や紫外光が重畳されて照射範囲に到達するようにされたものとすることが可能であって、LEDチップは、砲弾型、表面実装型(SMD:Surface Mount Device)、チョップオンボード(COB:Chip-On-Board)、その他の構造の中の少なくとも何れか一種のLEDパッケージに搭載されたものとすることが可能であり、後述する実施例にも示しているように、基板上に複数個のLEDパッケージが配列、搭載されたLED基板とされた上、透光カバーに包囲されたものとするのが良い。
透光カバーは、内蔵されるLEDチップが発する照明光を、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの外がわに透過、照射可能とすると共に、外観を各種の直管型蛍光ランプの何れか一の外観形状を呈するという機能を分担するようにしたものであって、LEDチップ、およびその他の内蔵部品類などが外部に露出しないよう包囲すると共に、照明光を適度に分散したり、集光したり、波長を選択したりする機能が付加されたものとすることができる。
ゲートウェイユニットは、外部電力の供給を受け、近距離無線通信および遠距離無線通信し、近距離の範囲内に在る複数のセンサーノードとの送受信を可能とし、遠距離の範囲内に在るネットワーク端末との送受信を可能とし、複数のセンサーノードと該ネットワーク端末との間の無線通信を中継する機能を分担し、より具体的には、数十m内程度の近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両内通信用無線機、および、数百m内程度の遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両外通信用無線機、それら車両内通信用無線機および車両外通信用無線機を制御する無線制御部、および、該車両内通信用無線機、車両外通信用無線機および無線制御部を覆う保護カバーを備え、シャーシの何れか他方端から該灯ユニットの端との間に配され、該車両内通信用無線機、車両外通信用無線機および無線制御部が少なくとも何れか一方の角度調節型口金に電気的に接続されたものとしなければならない。
加えて、ゲートウェイユニットは、後述する実施例にも示すように、その保護カバーが、不燃性を備えた金属製の筐体からなり、車両内通信用無線機および車両外通信用無線機に対応する部分には耐熱強化ガラス板が嵌め込まれた通信窓が設けられ、列車などに搭載された場合にも高い不燃性が確保されたものとすることができ、また、車両内通信用無線機が、近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な無線LAN、または、BLEの少なくとも何れか一方の通信規格の通信が可能なものとすることが可能であり、さらにまた、車両外通信用無線機が、遠距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な3G,LTE,4Gまたは5Gの少なくとも何れか一の移動通信規格の通信が可能なものとすることができる。
また、ゲートウェイユニットの無線制御部は、後述する実施例にも示しているように、CPU,DRAM,SPI Flash,GPSセンサー、加速度センサー、不揮発性メモリー、例えばリムーバブルメディア(より具体的には、SD(登録商標)メモリーカード、SDHC(登録商標)メモリーカード、SDXC(登録商標)メモリーカード、micro SD(登録商標:以降省略する。)メモリーカード、microSDHC(登録商標)メモリーカード、microSDXC(登録商標)メモリーカードなどの何れか少なくとも1つとすることができる。)、および、ボタン型電池や、電気二重層コンデンサなどのEnergy Deviceを備えたRTCを有するものとするのが望ましい。
車両内通信用無線機は、近距離の通信が可能な無線通信を可能とする機能を分担しており、近距離通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方用となる無線LAN(Wi-Fi:登録商標、以降省略する。)、またはBLE[Bluetooth(登録商標) Low Energy、以降省略する。]規格の何れか一方の通信が可能なものとすることが可能である外、例えば、近距離通信用のWi-Fi、および、移動体近距離無線通信用のBLE規格の双方の通信が可能なものとされ、通信の対象機器に応じて何れか一方を選択的に利用して通信可能なものとすることができ、さらにまた、移動体近距離無線通信用のBLE規格の通信のみが可能なものとすることができ、CPUを経由して接続された無線LANモジュール内の車両内通信用無線機およびその車両内通信用アンテナが設けられたものとするのが良い。
また、車両外通信用無線機は、長距離の通信が可能な無線通信を可能とする機能を分担するものであり、長距離通信用の無線LAN通信が可能なものとすることができる外、移動体遠距離無線通信が可能なものとすることができ、より具体的には、後述する実施例にも示すが、3G,LTE,4G Module,および、SIMカード(Subscriber Identity Module Card:商品名)を備え、該3G,LTE,4G Moduleが、CPUを経由して接続された無線LANモジュール内の車両外通信用無線機およびその車両外通信用アンテナが設けられたものとするのが良い。
(照明・防犯システム)
この発明の照明・防犯システムは、近距離の範囲内に設置された複数のセンサーノードと、遠距離の範囲内に在るネットワーク端末との無線通信を円滑且つ正確に行う機能を分担し、より具体的には、複数の座席を有する車体の左右に配された各々の乗降口に対応する車室天井の複数箇所に設置された照明装置の夫々に対し、小型カメラ、および、個体識別情報を伴った近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方を行う車両内通信用無線機を備えたセンサーノードを有するセンサー付き直管型LEDランプが交換可能に装着され、該車室の何れか一箇所に設置された照明装置に対し、各センサー付き直管型LEDランプと近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両内通信用無線機、および、当該車両の運行区間の少なくとも一箇所に配された車両外のネットワーク端末とIoTデータを伴った遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両外通信用無線機を備えた一基のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプが交換可能に装着され、該ネットワーク端末が、各センサー付き直管型LEDランプより無線出力されたデータを、該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ、および、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を経由して無線受信し、そのデータに基づく抽出データを、該ネットワーク端末からコンピュータネットワークを介して受信および蓄積し、該抽出データに基づくクラウドサービスを行うサーバーが設けられてなるものとすべきである。
より具体的には、後述する実施例にも示すように、この発明の照明・防犯システムは、一両または複数両の何れか一方の車体から編成された列車の一両毎の左右に複数配された各々の乗降口に対応する車室天井に設置された照明装置の夫々に、個体識別情報を伴った近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方を行う車両内通信用無線機を備えたセンサー付き直管型LEDランプが交換可能に装着され、一両毎の車室天井の何れか一箇所に設置された照明装置に対し、各センサー付き直管型LEDランプと近距離無線通信がまたは移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方可能な車両内通信用無線機、および、当該列車の運行区間に設置された該列車外のネットワーク端末とIoTデータを伴った遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両外通信用無線機を備えた一基のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプが交換可能に装着され、当該列車の運行区間の駅舎毎に夫々ネットワーク端末が設置され、各ネットワーク端末が、各センサー付き直管型LEDランプより出力されたデータを、該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ、および、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を経由して受信し、そのデータに基づく抽出データを、該ネットワーク端末からコンピュータネットワークを介して受信および蓄積し、該抽出データに基づくクラウドサービスを行うサーバーが設けられてなるものとすることができる。
また、この発明の照明・防犯システムは、各IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの車両外通信用無線機と列車外のネットワーク端末との間に列車が停車した場合に、乗降口の夫々に対峙することとなる駅のプラットホームの夫々の箇所の照明装置に対し、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプが無線中継器となるよう交換可能に装着されたものとすることが可能である。
さらにまた、この発明の照明・防犯システムは、各IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの車両外通信用無線機と列車外のネットワーク端末との間に、列車編成の何れか一車両の車体に設けられた照明装置に対し、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプが無線中継器となるよう交換可能に装着されたたものとすることが可能である。
列車は、複数の車両が列車編成されていて複数の乗客が乗降し、安全に輸送する機能を分担し、各一車両毎の車室(客室)内が近距離無線通信の対象範囲とされ、複数の駅が線路で結ばれた運行区間を走行し、列車外であって、各運行区間の沿線の複数箇所や、各駅などが遠距離無線通信の対象範囲となり、車室(客室)内に装着された各センサー付き直管型LEDランプが取得した乗降人数のデータや乗降客の映像データなどの情報源となるものであり、複数のセンサー付き直管型LEDランプおよびこの発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの組み合わせからなる照明・防犯システムの設置対象となるものであるということができる。
ネットワーク端末は、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの車両外通信用無線機と、遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方を通じて無線通信可能であり、しかもクラウドサービスを提供するサーバーに対し、各センサー付き直管型LEDランプから発信され、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプを通じて無線送信されたデータを受信し、該サーバーに送信する機能を分担し、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプから、乗降人数のデータや乗降客の映像データなどを無線受信し、そのまま蓄積するか、無線受信した乗降人数のデータや乗降客の映像データなどに演算処理を加え、より利用価値の高いグラフや画像処理情報などに自動的に演算処理した上、蓄積し、該蓄積したデータを該サーバーに送信するものとすることができ、後述する実施例にも示すように、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプとネットワーク端末とが、3G,LTE,4Gまたは5Gなどの移動体遠距離無線通信を可能とする基地局および該基地局を含む無線通信ネットワークを経由して互いが通信可能とされたものとすることができる。
サーバーは、複数のセンサー付き直管型LEDランプ、および、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプから受信したデータを、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方、ネットワーク端末、およびコンピュータネットワークを経由して受信・蓄積し、該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプを利用した照明・防犯システムの管理者や、第三者に対し、様々なクラウドサービスを提供可能とする機能を分担し、インターネットに接続され、IDやキーワードなどの入力を経て直積データにアクセス可能なものとするのが望ましい。
無線中継器は、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプが実行する遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を介したネットワーク端末との通信を自動的に中継可能とするものであり、複数基のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの通信を、一基のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプまたはそれと同等の一基の機能を果たす無線中継器が中継するよう配されたものとすることが可能である外、一基のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランの通信を、一基のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプまたはそれと同等の機能を果たす一基の無線中継器が中継するよう配されたものとすることができる。
そして、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの制御方法は、車両内通信用無線機および車両外通信用無線機が夫々常時通信可能なものとされ、該車両内通信用無線機が、各センサー付き直管型LEDランプのセンサーノードからのデータを常時受信し、該受信したデータは、該車両外通信用無線機が、移動体遠距離無線通信網を経由し、ネットワーク端末に常時転送するように制御するものとされたものとすることが可能である。
また、外部電源の供給を受けると灯ユニットを点灯し、車両内通信用無線機、車両外通信用無線機、CPU(Central Processing Unit),RTC(real-time clock),GPS(Global Positioning System)センサーおよび加速度センサーを起動し、車両内通信用無線機を各センサー付き直管型LEDランプのセンサーノードに近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方で接続し、該GPSセンサーが、列車が駅に到着したか否かを検知し、該加速度センサーが、同列車が停車したか否かを検知し、該列車が駅に停車したのを検知した場合に、該車両内通信用無線機を通じて各センサー付き直管型LEDランプからのデータを受信し、該車両外通信用無線機を通じて各センサー付き直管型LEDランプから受信したデータを、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を経由してネットワーク端末に転送し、該GPSセンサーが、列車が駅を離れたか否かを検知し、該加速度センサーが、同列車が走行しているか否かを検知し、該列車が駅を離れ走行しているのを検知した場合に、該車両内通信用無線機のデータ受信を停止し、該車両外通信用無線機のネットワーク端末へのデータ転送を停止し、外部電源が切断された場合には、灯ユニットを消灯し、車両内通信用無線機、車両外通信用無線機、CPU,RTC,GPSセンサーおよび加速度センサーを停止するようにされたものとすることが可能である。
さらにまた、二次電池から電力の供給を受ける車両内通信用無線機を常時起動し、車両内通信用無線機を各センサー付き直管型LEDランプのセンサーノードに近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方で常時接続し、列車の走行状態に拘わらず、該車両内通信用無線機を通じて各センサー付き直管型LEDランプから受信したデータを蓄積し、外部電源の供給を受けると灯ユニットを点灯し、車両外通信用無線機、CPU(Central Processing Unit),RTC(real-time clock),GPS(Global Positioning System)センサーおよび加速度センサーを起動し、該GPSセンサーが、列車が駅に到着したか否かを検知し、該加速度センサーが、同列車が停車したか否かを検知し、該列車が駅に停車したのを検知した場合に該車両外通信用無線機を通じて各センサー付き直管型LEDランプから受信し蓄積したデータを、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を経由してネットワーク端末に転送し、該GPSセンサーが、列車が駅を離れたか否かを検知し、該加速度センサーが、同列車が走行しているか否かを検知し、該列車が駅を離れ走行しているのを検知した場合に、該車両外通信用無線機のネットワーク端末へのデータ転送を停止し、外部電源が切断された場合には、灯ユニットを消灯し、車両外通信用無線機、CPU,RTC,GPSセンサーおよび加速度センサーを停止し、二次電池から電力の供給を受ける車両内通信用無線機を常時起動し、列車の走行状態に拘わらず、該車両内通信用無線機を通じて各センサー付き直管型LEDランプから受信したデータを蓄積するようにされたものとすることができる。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図面は、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ、それを利用した照明・防犯カメラシステムおよびIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの制御方法の技術的思想を具現化した代表的な幾つかの実施例を示すものである。
ゲートウェイユニットの構造を示す断面図である。 IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの電気系統を概念的に示すブロック図である。 分解された角度調節型口金を示す斜視図である。 分解された角度調節型口金を示す正面図である。 分解された角度調節型口金を断面化して示す正面図である。 中間キャップを外端がわから見た側面図である。 中間キャップを内端がわから見た側面図である。 外端キャップを外端がわから見た側面図である。 外端キャップを内端がわから見た側面図である。 電源用ハーネスが配された外端キャップを内端がわから見た側面図である。 ロックピンが内歯列の最外の係止谷に嵌合された外端キャップを内端がわから見た側面図である。 規制ピンが一端規制片(他端規制片)に係合された外端キャップを内端がわから見た側面図である。 回動不能に仮固定された角度調節型口金を一部断面化して示す正面図である。 角度(回動)調節する角度調節型口金を断面化して示す正面図である。 IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプを示す底面図である。 IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプを示す側面図である。 IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの角度調節範囲を示す側面図である。 照明・防犯システムの一例を示す概念図である。 照明・防犯システムの他の例を示す概念図である。 照明・防犯システムのさらにその他の例を示す概念図である。 照明装置に装着されるIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプを示す斜視図である。 センサー付き直管型LEDランプの分解された電装ユニットを示す斜視図である。 センサー付き直管型LEDランプの電装ユニットを示す正面図である。 センサー付き直管型LEDランプの断面化された電装ユニットを示す側面図である。 センサー付き直管型LEDランプの電装ユニットを示す底面図である。 センサー付き直管型LEDランプの電装ユニットの長さ方向に直交する断面を示す正面図である。 センサー付き直管型LEDランプを示す斜視図である。 分解されたセンサー付き直管型LEDランプを示す斜視図である。 センサー付き直管型LEDランプの構成を示すブロック図である。 センサー付き直管型LEDランプの人数カウントの制御方法を示すフローチャートである。 無線機のビーコン信号に受信に関わる制御方法を示すサブルーチンのフローチャートである。 センサー付き直管型LEDランプの設置と利用状態とを示す概念図である。 録画データの送信を示す疑念図である。 人数カウントを示す概念図である。 センサー付き直管型LEDランプと専用の携帯型端末を利用した通信を示す概念図である。 IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの制御方法を示すフローチャートである。 IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプのその他の制御方法を示すフローチャートである。 照明・防犯システムの一例を示す概念図である。 照明・防犯システムの他の一例を示す概念図である。
図1および図2に示す事例は、角度調節型口金2,2が両端に結合されたシャーシ11を有し、該シャーシ11の何れか一方端から中央に至らない一方端寄りの位置との間に、近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両内通信用無線機RN、および、遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両外通信用無線機RL、それら車両内通信用無線機RNおよび車両外通信用無線機RLを制御する無線制御部TM、および、該車両内通信用無線機RN、車両外通信用無線機RLおよび無線制御部TMを覆う保護カバーPRを備え、少なくとも何れか一方の角度調節型口金2に電気的に接続されたゲートウェイユニットGUが搭載され、同シャーシ11の該一方端とは反対がわとなる他方端から中央を越えた該ゲートウェイユニットGUの内端の間に、LEDモジュール30および透光カバーTCを有し、少なくとも何れか一方の角度調節型口金2に電気的に接続された灯ユニット3が搭載されたものとしてなる、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1における代表的な一実施例を示すものである。
それら各図からも明確に把握できるとおり、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1は、従来型の直管型ランプの口金部分を除く円柱状ランプ部分に相当する範囲に渡って、高熱伝導率素材製(例えばアルミニウム合金製の押し出し成形品)のヒートシンクを兼ねた、例えば概略矩形平板状のシャーシ11を有し、ゲートウェイユニットGUは、該シャーシ11の何れか一方端から中央に至らない一方端寄りの位置との間の照明がわとなる表面に対し、互いに厚み方向の間隙を隔てて配された複数階層化基板(例えば、低階層基板1S、中階層基板2Sおよび外階層基板3Sからなる3階層構造)を有し、該シャーシ11の表面直上に搭載された低階層基板1Sには、一方の角度調節型口金2に電気的に接続された電源保護回路PP、および、該電源保護回路PPに接続された定電流・定電圧回路CCが搭載されている。
中階層基板2Sは、シャーシ11または低階層基板1Sの少なくとも何れか一方との間に接着されたスペーサーやネジなどの部品が介在されて結合され、該中階層基板2Sには、DC/DCコンバータ(5V)DD、無線制御部TMとしての3G・LTE・4GモジュールTM、SIMカード(Subscriber Identity Module card,以降省略する。)(SIMカードリーダー)SI、CPU電源(DCDC電源断処理用スーパーキャパシタ、以降省略する。)CP、CPU(Central Processing Unit,以降省略する。)CU,SPI(Serial Peripheral Interface,以降省略する。)Flash(SH),DRAM(Dynamic Random Access Memory,以降省略する。)(DR),リムーバブルメディア(例えば、micro SD(登録商標)メモリーカード)MC、ボタン型電池や、電気二重層コンデンサなどのEnergy Device(ED)を備えたRTC(RT),GPSセンサーGP、加速度センサーAC、および無線LAN無線機Rが搭載されている。
また、外階層基板3Sは、シャーシ11、低階層基板1Sまたは中階層基板2Sの少なくとも何れか一方との間に接着されたスペーサーやネジ等の部品が介在されて結合され、該外階層基板3Sには、無線LANアンテナ(3G・LTE用)L1、無線LANアンテナ(BLE用)B2、GPSアンテナG3、および無線LANアンテナ(4G用)G4が搭載されている。
そして、当該電源保護回路PPには、灯ユニット3のLEDモジュール30が電気的に接続され、また、同電源保護回路PPには、DC/DCコンバータ(5V)DD、3G・LTE・4GモジュールTMが電気的に接続され、該3G・LTE・4GモジュールTMにはSIMカードSIが読み取り可能に接続されたものとなっており、該DC/DCコンバータ(5V)DDには、CPU電源CPを経由してCPU(CU)が電気的に接続され、該CPU(CU)は、当該3G・LTE・4GモジュールTMと通信可能に接続され、さらに、該CPU(CU)には、SPI Flash(SH),DRAM(DR),リムーバブルメディア(例えば、micro SDメモリーカード)MC、Energy Device(ED)を備えたRTC(RT),GPSセンサー(GP)、加速度センサー(AC)、および無線LAN無線機R(車両内通信用無線機RN,車両外通信用無線機RL)が夫々電気的に接続されたものとなっている。
3G・LTE・4GモジュールTMおよびCPU(CU)が、無線制御部TMの機能を担い、また、無線LAN無線機Rには、近距離無線通信としての近距離無線LAN(Wi-Fi)(例えば数十mの通信距離)通信、または、BLE規格通信(通信の対象が移動体通信機器の場合には、移動体近距離無線通信網の一部を構成し得る。)の少なくとも何れか一方の通信を行う車両内通信用無線機RN、および遠距離無線通信としての遠距離無線LAN(例えば数百mの通信距離)通信、または、は移動体遠距離無線通信としての3G・LTE・4G・(さらに5Gが搭載されたものとすることが可能)の通信を行う車両外通信用無線機RLが設けられ、該車両内通信用無線機RNには、必要に応じて図示しない二次電池が、電源供給を受けている間に充電し、電源供給が停止された場合に、該車両内通信用無線機RNの無線通信を可能とするものとして設けられ、後述する図37に示す制御を実現化するものとすることが可能である。
当該ゲートウェイユニットGUは、その背面がわに不燃性の金属製(例えばアルミニウム合金ダイカスト(die casting)製)の半円筒背壁BPが装着され、同ゲートウェイユニットGUの表面がわには、ゲートウェイユニットGUの電子部品類が収容される収容空間を確保するよう照明方向に膨出する収容部分が確保され、当該第3階基板3Sの表面がわに搭載された無線LANアンテナ(3G・LTE用)L1、無線LANアンテナ(BLE用)B2、GPSアンテナG3、および無線LANアンテナ(4G用)G4に対応する範囲に、平面長方形状に連続する矩形板状であって暗色透明などに着色された耐熱強化ガラス板HGが嵌め込まれた通信窓UWが設けられ、当該ゲートウェイユニットGUの内部が透視し難く、しかも各種電波の通信を確保可能なものとされた表筐体FCが装着され、該表筐体FCおよび半円筒背壁BPからなる保護カバーPRが、当該ゲートウェイユニットGUを保護するよう外装するものとなっている。
また、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1の灯ユニット3は、該シャーシ11の一方端とは反対がわとなる他方端から中央を越えた該ゲートウェイユニットGUの内端との間の、照明がわとなる表面に、LED基板LB上にLEDチップLEが実装されたLEDパッケージLPが複数個配列されたLEDモジュール30が絶縁シート31を介して積層状に搭載され、該シャーシ11の背面がわには、高熱伝導率素材製[例えばアルミニウム合金ダイカスト(die casting)製]の半円筒背壁12が装着され、同半円筒背壁12とは反対がわとなる該シャーシ11の表面がわには、透明難燃素材製(例えばポリカーボネート製)の半円筒形の透光カバーTCが外装され、該半円筒背壁12と透光カバーTCとが一つの円筒状に連続され、前述のようにLEDモジュール30が、当該電源保護回路PPに電気的に接続され、該電源保護回路PPが、当該ゲートウェイユニットGUに隣接する一方の後述する角度調節型口金2に電気的に接続され、当該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1が片側給電タイプとされている。
また、灯ユニット3のLED電源制御部PUは、ゲートウェイユニットGUとは反対がわとなる他方の角度調節型口金2に電気的に接続され、該ゲートウェイユニットGUとは別の独立した回路を通じて電力の供給を受けるようにされたものとすることが可能であり、この場合には、両がわの角度調節型口金2,2の中のゲートウェイユニットGUに隣接する一方の角度調節型口金2からゲートウェイユニットGUに給電され、これとは反対端がわに配され、灯ユニット3に隣接する他方の角度調節型口金2から灯ユニット3に給電される両側給電型のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1となる。
図1、図3ないし図17に示すように、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1の両端に設けられた角度調節型口金2は、シャーシ11の両端、灯ユニット3の外端、およびゲートウェイユニットGUの外端に対して夫々嵌合、結合される中間キャップ2Aと、該中間キャップ2Aの外端A3に設けられる外端キャップ5Dとからなり、該中間キャップ2Aは、該シャーシ11および灯ユニット3の外径と略同じ外径に設定された円筒形とされた中間周壁A0を有し、図5、図7および図15に示すように、該中間周壁A0の軸心CL方向の内端A1には、該シャーシ11と灯ユニット3との外端、および、該シャーシ11とゲートウェイユニットGUとの外端の夫々に対し、それら円筒形の外端の外壁の全周囲に嵌合する外嵌筒部EFと、同筒状の外端の全周の環状の端壁に当接する当接環状端AEと、同筒状の外端の内壁の同軸心CL周りの180°置きとなる2箇所に嵌合する内嵌筒状部IF,IFとからなり、同筒状の外端に対し同軸心CL方向の外がわから中央がわに向けて嵌着される筒状嵌合縁部CM、および、該内嵌筒状部IF,IFの間であって同軸心CL周りの180°置きとなる2箇所の夫々に、外端A3から内端A1に縦貫され、中途部に外端A3がわに向く座面を有するネジ装着孔A2,A2からなる結合端構造部A1が設けられている。
図3ないし図7に示すように、中間キャップ2Aの外端A3は外がわが平面状の頭壁A3とされ、該頭壁A3の外壁には、軸心CLに同心上に配され、外端キャップ5Dの周壁D0の基端D2から外端壁D1の内壁までの距離に一致するか、それよりも僅かに短いかの何れか一方の長さに設定され、しかも筒軸部CSが、同軸心CL周りに回動自在、および、同軸心CL方向に進退自在に摺動可能に装着される内周壁形状とされた軸支筒部SSが突設され、該軸支筒部SSの内端CMがわには、弾性付勢機構としての圧縮コイルバネFの外端が同軸心CL上に嵌合する環状座部ANおよびこれに連なる短筒部SCが一体化されており、また、同頭壁A3の外壁には、該外端キャップ5Dの周壁D0の内周壁の直近の内がわとなる同軸心CL周りの円周上であって、当該ネジ装着孔A2,A2の間となる180°置きとなる2箇所の中の一方に、該外端キャップ5Dの基端D2から外端壁D1の内壁までの寸法の1/4の長さに設定された1本のロックピン3Bが立設され、また、同軸心CL周りの該ロックピン3Bと同じ円周上であって、該180°置きとなる2箇所の中の他方に、該ロックピン3Bと同じ長さに設定された1本の規制ピン4Cが立設されたものとなっている。
当該1本の規制ピン4Cは、該ロックピン3Bと同じ長さ、ないし、該外端キャップ5Dの基端D2から外端壁D1の内壁までの寸法の間の何れかに設定されたものとすることが可能である。また、当該中間キャップ2Aの頭壁A3には、当該軸支筒部SS、ロックピン3Bおよび規制ピン4Cの余となる範囲であって、軸心CL周りに回動する外端キャップ5Dのソケット端子ST,STの各軌道に略対応する軸支筒部SS回りの一対の円弧状の範囲に、夫々配線用の円弧状孔A4,A4が穿設されたものとしてある。
図3ないし図5、および図8ないし図12に示すように、当該外端キャップ5Dは、その周壁D0の軸心CL方向の外端D1に平板隔壁状の外端壁D1が設けられ、基端D2が、当該中間キャップ2Aの頭壁A3に対し、その全周が接合されることとなる当接筒端D2とされ、当該外端壁D1の外壁には、JIS規格(日本工業規格)のG13形ソケットに対応する配置および形状となるよう、同軸心CL周りの円周上に互いに180°の開き角度をもって配された一対のソケット端子ST,STが立設され、同外端壁D1の内壁には、同軸心CL上に筒軸部CSが、その内端がわに行く程細くなるテーパー形状の外郭形状とされ、先端の抜脱防止機構GとしてのビスGが螺着される範囲に同軸心CL上の雌ネジ孔が穿設されたものとして立設され、同筒軸部CSが、当該軸支筒部SSに対し回動自在、且つ、同軸心CL方向に進退自在に装着されるものとなっている。
当該外端キャップ5Dの当接筒端D2が中間キャップ2Aの頭壁A3に離脱自在に当接された場合に、当該周壁D0の当接筒端D2から一定深さとなる、当該1本のロックピン3Bの長さよりも短い(浅い)深さ位置から、外端壁D1の内壁に至る範囲の該周壁D0の内周壁に、同軸心CL回り方向の調節単位角度α(例えば10°ないし45°より具体的には例えば22.5°)置きとなる複数箇所、例えば5箇所に当該ロックピン3Bが嵌合する係止谷LVを有する複数個例えば6個の内歯GSが連なる内歯列TRが、同軸心CLの求心方向に突設され、加えて、図17に示すように、該内歯列TRの同軸心CL回りの一端の係止谷LVに当該ロックピン3B(同図中黒塗り円)が嵌合された場合に、該一端の係止谷LVから同軸心CL回りに180°の開き角度を隔てた位置に、当該規制ピン4C(同図中黒塗り円)に係合する一端規制片ARが、当該周壁D0の当接筒端D2から同軸心CLの求心方向に突設されると共に、当該内歯列TRの同軸心CL回りの他端の係止谷LVに当該ロックピン3B(同図中斜線ハッチング円)が嵌合された場合に、該他端の係止谷LVから同軸心CL回りに180°の開き角度を隔てた位置に、当該規制ピン4C(同図中斜線ハッチング円)に係合する他端規制片BRが当該周壁D0の当接筒端D2から同軸心CLの求心方向に突設されたものとなっている。
図5および図13および図14に示すように、当該中間キャップ2Aの軸支筒部SSに対し、当該外端キャップ5Dの筒軸部CSが軸心CL上に装着され、該外端キャップ5Dの当接筒端D2が該中間キャップ2Aの頭壁A3に当接された場合に、当該中間キャップ2Aの頭壁A3の内がわとなる当該外端キャップ5Dの筒軸部CSの外周囲には、外端が頭壁A3の環状座部ANおよびそれに連なる短筒部SCに当接、嵌合された弾性付勢機構Fとしての圧縮コイルバネFが周設された上、該圧縮コイルバネFの内端が、当該筒軸部CSの内端の雌ネジ孔に対し、座金WSを介して螺着された抜脱防止機構GとしてのビスGで抜脱不能に弾装されたものとなっている。
図5および図10に示すように、当該外端キャップ5Dの外端壁D1の内壁には、筒軸部CSが挿入された当該軸支筒部SSよりも軸心CLの遠心がわであり、しかも内歯列TRよりも求心がわとなる同軸心CL周りの円周上であって、一対のソケット端子ST,STの夫々の近傍に配された一対の配線ガード片E、Eが突設され、各ソケット端子ST,STに接続された夫々の電源用のハーネスHN,HNが、該軸支筒部SSよりも同軸心CLの遠心がわに配するよう各配線ガード片E、Eに係止可能なものとされており、また、図8ないし図10に示すように、当該外端キャップ5Dの内歯列TRの各係止谷LV,LV,……の遠心がわに対応する外端壁には、夫々縦凸条の表示目盛DS,DS,……が突設され、当該中間キャップ2Aの頭壁A3のロックピン3Bおよび表示目盛DS,DS,……の遠心がわとなる位置には、凹溝上の照明方向表示部LGが刻設されたものとなっている。
角度調節型口金2は、図3ないし図15に示すように、中間キャップ2Aの軸支筒部SSに対し、外端キャップ5Dの筒軸部CSが軸心CL上に装着され、該外端キャップ5Dの当接筒端D2が該中間キャップ2Aの頭壁A3に当接された上、該中間キャップ2Aの頭壁A3の内壁の環状座部ANおよび短筒部SCに対し、弾性付勢機構Fの外端が軸心CL上に配するよう嵌合され、該外端キャップ5Dの筒軸部CSの外周囲に周設され、該筒軸部CSの内端の雌ネジ孔に座金WSおよび抜脱防止機構GとしてのビスGが螺着されていて、該弾性付勢機構Fの内端が該座金WSおよびビスGによって抜脱不能に弾装されたものとなっているから、中間キャップ2Aの結合端構造部A1としての筒状嵌合縁部CM(外嵌筒部EF、当接環状端AE、内嵌筒状部IF)をシャーシ11および灯ユニット3の外端か、または、シャーシ11およびゲートウェイユニットGUの外端かの何れか一方に対し嵌合され、同結合端構造部A1としてのネジ装着孔A2,A2に結合ネジCW,CWが螺着され、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1に一体に組み込まれている。
図5ないし図10および図15に示すように、当該角度調節型口金2が、シャーシ11および灯ユニット3の外端か、または、シャーシ11およびゲートウェイユニットGUの外端かの何れか一方がわの電源用のハーネスHN,HNに接続される場合には、各電源用のハーネスHN,HNの中途部が、中間キャップ2Aの頭壁A3に開口された円弧状孔A4,A4の夫々を通じ、該頭壁A3の外端キャップ5Dがわに導出された上、該外端キャップ5Dの外端壁D1の内壁がわに露出されたソケット端子ST,STの各基端に対して、夫々対応する各電源用のハーネスHN,HNの端部がコネクタや半田付けなどによって接続され、さらに、各電源用のハーネスHN,HNの中途部が、直近に配された配線ガード片E、Eの軸心CLの遠心がわに取り回わされた上、該中間キャップ2Aに対し該外端キャップ5Dが弾性付勢機構Fとしての圧縮コイルバネFおよび抜脱防止機構Gとしての座金WSおよびビスGによって一体化されたものとなる。
以上のような構成からなる、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1は、LED照明のJIS規格に定められた総重量500gの基準を満たし、外郭寸法が1198×Φ26mm、総重量が490gに留められたものとされ、一般照明器具の基準に適合するものとなり、加えて、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1の全体が、鉄道用規格の車両材料燃焼試験で不燃と認定された素材からなり、さらにこの実施例では、角度調節型口金2,2がJIS規格のG13に適合するものとされているが、JEL規格(日本照明工業会規格)のGX16t-5に準ずるものとされた場合には、鉄道車両に設置することが可能となる。
(実施例1の作用・効果)
この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1は、図1、図2、図18および図21に示すように、近距離無線通信としての近距離無線LAN(Wi-Fi)(例えば数十mの通信距離)通信、または、BLE規格通信(通信の対象が移動体通信機器の場合には、移動体近距離無線通信網の一部を構成し得る。)の少なくとも何れか一方の通信が可能な範囲内に設置された複数のセンサー付き直管型LEDランプ1A,1A,……と無線通信可能となり、また、遠距離無線通信としての遠距離無線LAN(例えば数百mの通信距離)通信、または、移動体遠距離無線通信としての3G・LTE・4G・(さらに5Gが搭載されたものとすることが可能)の通信の少なくとも何れか一が可能な範囲内に設置された少なくとも一つのネットワーク端末NWと、各センサー付き直管型LEDランプ1A,1A,……との間の無線通信を中継可能とするものとなり、近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方としてBLE規格通信を行うものの場合には、各センサー付き直管型LEDランプ1A,1A,……の無線通信に要する消費電力を大幅に抑制可能とし、照明装置LDを経由して供給される電力使用量の限度内において、ゲートウェイユニットGUおよび灯ユニット3の安定した動作を確保可能とすると共に、複数のセンサー付き直管型LEDランプ1A,1A,……の遠距離無線通信を纏めて引き受けるものとなって通信に要する無線回線数を大幅に削減するものとなる。
図11および図14に示すように、角度調節型口金2は、外端キャップ5Dが圧縮コイルバネFの弾発力に抗して軸心CL方向の外方向に牽引操作された場合に、ロックピン3Bが当該内歯列TRから離脱され、中間キャップ2Aに対する該外端キャップ5Dの軸心CL回りの調節単位角度α(例えば10°ないし45°より具体的には22.5°)毎の角度位置調節が可能となり、さらに、ロックピン3B(図11中の黒塗り円)が一端の係止谷LVからさらに同一端方向に回動されようとした場合に、規制ピン4C(図11中の黒塗り円)が一端規制片ARに係合し、同一端方向への回動が規制され、また、ロックピン3B(図12中の斜線ハッチング円)が他端の係止谷LVからさらに他端方向に回動されようとした場合に、規制ピン4C(図12中の斜線ハッチング円)が他端規制片BRに係合し、同他端方向への回動が規制され、例えば5箇所の係止谷LV,LV,……に渡る回動許容角度範囲SU(例えば60°ないし120°より具体的には90°)の範囲で回動操作自在であると共に、それを超える過度の回動操作を防止するものとなり、図13に示すように、該牽引操作を解除すると、圧縮コイルバネFの復帰力が、外端キャップ5Dを軸心CL方向の内方向に引き戻し、当接筒端D2が中間キャップ2Aの頭壁A3に当接されると共に、ロックピン3Bが内歯列TRの何れか一の係止谷LVに選択的に嵌合され、当該中間キャップ2Aに対し外端キャップ5Dが、軸心CL回りに移動不能に自動的に仮固定されるものとなり、従って図16、図17および図21に示すように、照明灯装置LDのソケット部SK,SKに接続された両端の角度調節型口金2,2の外端キャップ5D,5Dに対し、中間キャップ2A,2A間のシャーシ11およびそれに搭載されたゲートウェイユニットGUと灯ユニット3と、その放光角度範囲θとを、回動許容角度範囲SU(例えば60°ないし120°より具体的には90°)の範囲内で、調節単位角度α(例えば10°ないし45°より具体的には22.5°)毎の角度位置調節が可能となる。
図1、図2および図18に示すように、この発明の照明・防犯システムISは、例えば、一両または複数両の何れか一方の車体BDから編成された列車TNの一両BD毎の左右に複数配された各々の乗降口EX,EX,……に対応する車室天井CCに設置された照明装置LD,LD,……の夫々に、センサー付き直管型LEDランプ1A,1A,……としてのカメラ付き直管型LEDランプ1A,1A,……が交換可能に装着され、一両BD毎の車室天井CCの何れか一箇所、例えば、一両BD毎の、前後端間の中央に位置する左右の乗降口EX,EXの中、同一両BD毎の、左右端間の中央寄りも左右何れか一方寄りとなる車室天井CCに設置された一個の照明装置LDに対し、図21に示すように、該一両BD内に装着された各カメラ付き直管型LEDランプ1A,1A,……と近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両内通信用無線機RN(無線LAN無線機R)、および、当該列車TNの運行区間の該列車TN外の、例えば、駅SAの駅舎BU内に設置されたネットワーク端末NWとIoTデータを伴った遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両外通信用無線機RL(無線LAN無線機R)を備えた一基のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1が交換可能に装着され、当該列車TNの運行区間の各駅舎BU毎に夫々該ネットワーク端末NWが設置され、各ネットワーク端末NW,NW,……が、各カメラ付き直管型LEDランプ1A,1A,……より出力されたデータを、各車両BD毎に一基ずつ配された該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1を経由して受信し、そのデータに基づく抽出データを蓄積し、該抽出データに基づくクラウドサービスCDを行うサーバーSRが設けられたものとすることができる。
また、図1、図2および図19に示すように、この発明の照明・防犯システムISは、一両BD毎に1個ずつ装着されたIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1,1,……の各車両外通信用無線機RL(無線LAN無線機R)と、列車TNの運行区間の各駅舎BU毎に夫々設置された該ネットワーク端末NWとの間に、該列車TNが停車した場合に各乗降口EX,EX,……の夫々に対峙することとなる駅SAのプラットホームPFの夫々の箇所の照明装置LD,LD,……に対し、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1が無線中継器RPとなるよう交換可能に装着されたものとすることが可能である。
さらにまた、図1、図2および図20に示すように、この発明の照明・防犯システムISは、各IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1,1,……の車両外通信用無線機RL(無線LAN無線機R)と、列車TN外のネットワーク端末NWとの間に、同列車編成TNの何れか一車両BD、例えば先頭車両BDの運転室CA後部の車室天井CCに設置された照明装置LDに対し、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1が無線中継器RPとなるよう交換可能に装着されたものとすることが可能である。
図22ないし図29に示すように、この発明の照明・防犯システムISに利用されるセンサー付き直管型LEDランプ1Aは、例えば、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1の同じ構造の角度調節型口金2,2が両端に結合されたシャーシ11を有し、該シャーシ11の何れか一方端から中央に至らない一方端寄りの位置との間に、カメラモジュール5と、アンテナR1、メモリーカードリーダー/ライターMWおよび無線機Rを有する通信モジュール6とを有した電装ユニット4が搭載され、それらカメラモジュール5および通信モジュール6に、カメラモジュール5用のカメラ窓WC、および、メモリーカードリーダー/ライターMWのカードスロットS2用のカード挿し口MSが開口された電装カバーEBが外装され、該メモリーカードリーダー/ライターMWにメモリーカードMCが挿脱自在に挿し込まれ、該電装カバーEBのカード挿し口MSに隠蔽蓋LIが装着され、同シャーシ11の該一方端とは反対がわとなる他方端から中央を越えた該電装ユニット4の内端との間に、LEDモジュール30および透光カバーTCを有した灯ユニット3が搭載され、当該電装ユニット4に隣接する一方の角度調節型口金2に対し、LEDモジュール30および電装ユニット4が電気的に接続され、片側給電タイプとされている。
図22ないし図26に示すように、カメラ付き直管型LEDランプ1Aは、従来型の直管型ランプの口金部分を除く円柱状ランプ部分の背面がわに相当する半円筒形(多角半筒形や異形半筒形のものに置き換えられたものとすることが可能である。)の半円筒背壁12と、該半円筒背壁12の周方向両端間を繋ぎ、同半円筒背壁12との間に軸心CL方向に縦貫された、かまぼこ型の空洞部13を形成する壁であって、照明方向に向けられた表壁に、軸心CL方向に平行な2段アリ溝型の表段搭載用レール15,15および背段搭載用レール16,16が夫々設けられた搭載壁14とからなり、該半円筒背壁12および搭載壁14が、高熱伝導率素材製であって例えばアルミニウム合金製の押し出し成形品であるヒートシンク11を兼ねたシャーシ11を成している。
シャーシ11は、その両端にJIS規格(日本工業規格)の40形、G13形ソケット(またはJEL規格(日本照明工業会規格)のGX16t-5の何れか一方)に対応し、ランプの軸心回り方向の角度姿勢を調節自在に組み込み可能な角度調節型口金2,2が適宜段階で結合される全長1198mmの本体ユニット10を有し、図26の直管型蛍光灯用の灯具装置LDのソケット部SK,SK間に着脱自在に挿着可能なものとされ、該本体ユニット10の何れか一方端から中央を越えた他方端寄りの位置との間となるシャーシ11の照明がわとなる搭載壁14に、灯ユニット3(2100lm、5000K/昼白色相当、配光角度240°)が搭載され、同本体ユニット10の何れか他方端から該灯ユニット3の端との間となるシャーシ11の照明がわとなる搭載壁14であって該灯ユニット3に隣接する位置に電装ユニット4が搭載されたものとなっている。
該灯ユニット3は、シャーシ11の空洞部13内に配され、ネジ結合または両面テープなどによって同シャーシ11に対し、絶縁状態に搭載されたLED電源制御部PU(定格電圧AC100V、定電流300~350mA)と、該シャーシ11の照明がわとなる搭載壁14の灯ユニット3が設置される表壁には、図22ないし図28に示すように、該搭載壁14の背段搭載用レール16,16間に高熱伝導絶縁樹脂製の矩形シート状の絶縁シート31が装着され、背段搭載用レール16,16間に相当する長尺矩形の板状とされたLED基板LBの表面に、LEDチップLEが実装された複数個のLEDパッケージLP,LP,……が均質に配置され、該背段搭載用レール16,16間に軸心CL方向にスライドさせるようにして嵌合、搭載されてなるLEDモジュール30と、不燃性且つ透光性の樹脂製またはガラス製であってシャーシ11の半円筒背壁12に連続する半円筒形とされ、周方向の両端縁には、表段搭載用レール15,15に嵌合される嵌合レール(後述する絶縁ベース40の嵌合レールMTと同様の形状)が一体化され、同LEDモジュール30を覆い、該表段搭載用レール15,15間に軸心CL方向にスライドさせるようにして嵌合、外装されてなる透光カバーTCとからなり、該半円筒形のシャーシ11、および、半円筒形の透光カバーTCの外周壁が一つの円筒状に連続され、LED電源制御部PUが、電装ユニット4に隣接する一方の角度調節型口金2に電気的に接続され、当該カメラ付き直管型LEDランプ1Aが片側給電タイプとされている。
灯ユニット3のLED電源制御部PUは、電装ユニット4とは反対がわの他方の角度調節型口金2に電気的に接続され、電装ユニット4とは別の回路を通じて電力の供給を受けるようにされたものとすることが可能であり、この場合には、両がわの角度調節型口金2,2の中の一方の角度調節型口金2から電装ユニット4に給電され、他方の角度調節型口金2から灯ユニット3に給電される両側給電型のカメラ付き直管型LEDランプ1Aとなる。
図22ないし図29に示すように、電装ユニット4は、本体ユニット10の何れか他方端から灯ユニット3の端との間となるシャーシ11の搭載壁13の表段搭載用レール15,15に対し、嵌合する嵌合レールMT,MTが設けられ、表段搭載用レール15,15に嵌合レールMT,MTを軸心CL方向にスライドさせるようにして嵌合、一体化され、該絶縁ベース4の照明がわの灯ユニット3に隣接する位置には、撮像部Cが照明がわに向けられた広角レンズWD、該広角レンズWDの結像位置に配されたCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor・相補性金属酸化膜半導体)カメラC、該CMOSカメラCから出力される有効画素数1392×976px、高画角(水平142°/垂直101°)の録画データをHDR(High Dynamic Range)録画合成処理するよう演算処理し、さらに、録画合成処理された映像中の人物を識別し、画角内を一方に通過した入り人数、および同画角内を該一方とは反対の他方に通過した出人数とを時刻情報に紐付けされた入/出の人数データとするよう演算処理し、それら合成処理済み録画データ、および、入/出の人数データを時刻情報に紐付けされた情報を暗号化処理し、通信モジュール6に送信する演算処理部51(内部記憶部MRを有する)、および、当該カメラ付き直管型LEDランプ1Aの各部(LED電源制御部PU、カメラモジュール5および通信モジュール6)を統合的に制御するものとされた演算処理部51からの制御を受け、当該灯ユニット3および電装ユニット4の動作状況を点灯、点滅、点灯色などの違いによって表示するインジケーターランプ52が搭載されたカメラ用基板50が配されたカメラモジュール5が、対応する吊柱41,41に対し、ネジCW,CW結合されたものとなっている。
絶縁ベース4の照明がわの該カメラモジュール5に隣接し、当該本体ユニット10の何れか外端寄りとなる位置に、Wi-Fi規格、および、Bluetooth Low Energy規格の夫々の通信を同時に送受信可能とする無線LAN(Wireless Local Area Network)用のPCB(printed circuit board)パターンアンテナ(antenna pattern)R1が、両面テープによって積層状に貼着、搭載され、該パターンアンテナR1の照明がわには、同パターンアンテナR1との間に僅かな隙間を隔てるよう電装メイン基板MBが、絶縁ベース4から垂下された吊柱41,41に対し、ネジCW結合によって搭載され、該電装メイン基板MBのパターンアンテナR1と対峙する背壁には、リチャージアブルリチウムイオンバッテリー(Rechargeable Lithium ion battery)である充電型バッテリーCB,CBが搭載され、それら充電型バッテリーCB,CBは、該電装メイン基板MBに近接する角度調節型口金2に電気的に接続されたものとなっており、同電装メイン基板MBのパターンアンテナR1に対峙する背面がわの該充電型バッテリーCB,CBに隣接する位置には、メモリーカードリーダー/ライターMWが、そのカードスロットS2を軸心CLおよび照明方向に直交する方向に向けて開口する姿勢に搭載されたものとなっており、同メモリーカードリーダー/ライターMWは、充電型バッテリーCB,CBからの電力を受けて動作するものとされ、当該絶縁ベース40から該カードスロットS2の上縁に至る上下間範囲が、該絶縁ベース40から垂下されたガイド舌片42によって閉鎖されたものとされ、同カードスロットS2の下縁より下方には、該電装メイン基板MBがあって、カードスロットS2の上下に僅かな隙間も無く、メモリーカードMCをカードスロットS2により確実に誘導可能なものとされている。
電装メイン基板MBの照明がわの表壁には、同表壁から一体に垂下されたコネクタCT、および、表壁に両面テープで貼着されたスペーサーブロックSBなどを介し、それらコネクタCTおよびスペーサーブロックSBに対し、近距離無線通信規格に準じた無線機Rが実装された無線回路基板R0が、該電装メイン基板MBの表壁との間に僅かな隙間を隔てた状態に、両面テープを介して吊下、一体化され、該無線機Rが、該コネクタCTを介して充電型バッテリーCB,CBに接続され、該アンテナ・ハーネスAHを介してパターンアンテナR1に接続され、さらに、カメラハーネスCHを介してカメラモジュール5に接続され、それらパターンアンテナR1、メモリーカードリーダー/ライターMW、メモリー制御部CNを搭載した電装メイン基板MB、および、近距離無線通信規格に準じた無線機Rが、何れも絶縁ベース40に平行姿勢とされ、該絶縁ベース40から照明方向に順次、互いに密着すること無く僅かな間隙を確保された階層状に搭載された通信モジュール6が設けられたものとされている。
さらに、カメラモジュール5および通信モジュール6に被着されている電装カバーEBは、隣接する角度調節型口金2の基部に挿嵌された短スリーブSVを有し、カメラモジュール5および通信モジュール6を覆う下向き膨出形状のものとされ、当該灯ユニット3に隣接する端部には、絶縁ベース40に対しネジCW結合された筒状取付け部SFが設けられ、該筒状取付け部SFからカメラモジュール5の撮像部Cに対応する付近までの照明方向の表壁FWが、姿勢角度βの傾斜表壁FSとされ、カメラモジュール5の撮像部Cに対応する照明方向の表壁FWが、当該シャーシ11の搭載壁14および絶縁ベース40に平行な平面状とされ、同表壁FWの撮像部Cに対応する位置にカメラ窓WCが開口され、同表壁FWのカメラモジュール5のインジケーターランプ52に対応する位置に表示窓IWが開口されたものとなっており、さらに、該電装カバーEBの側壁SWにメモリーカードリーダー/ライターMWのカードスロットS2に対応するカード挿し口MSが開口されたものとされ、該電装カバーEBのカード挿し口MSを通じてメモリーカードリーダー/ライターMWにメモリーカードMCとしてのmicroSDメモリーカードMC(128GB)が挿脱自在に挿し込まれ、同電装カバーEBには、カード挿し口MSを含む側壁SWから表壁FWに至るL字断面形の施蓋凹部CRが設けられ、該施蓋凹部CRには表壁FWに垂直な嵌合穴およびネジ孔が設けられ、該嵌合穴に嵌合する嵌合凸部およびネジ孔に対応する孔が設けられたL字断面形の隠蔽蓋LIが、該嵌合穴に嵌合凸部が嵌合された状態に嵌装された上、表壁FWに垂直なネジCWが、該隠蔽蓋LIの孔を通じてネジ孔に螺着され、施蓋凹部CRに隠蔽蓋LIが密閉状に結合されたものとなっている。
図3ないし図14、および図22ないし図28に示すように、角度調節型口金2は前記実施例1に示したIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1のものと同一の構造のものとされており、以上のような構成からなる、カメラ付き直管型LEDランプ1Aは、LED照明のJIS規格に定められた総重量500gの基準を満たし、外郭寸法が1198×Φ26mm、総重量が490gに留められたものとされ、一般照明器具の基準に適合するものとなり、加えて、カメラ付き直管型LEDランプ1Aの全体が、鉄道用規格の車両材料燃焼試験で不燃と認定された素材からなり、さらにこの実施例では、角度調節型口金2,2がJIS規格のG13に適合するものとされているが、JEL規格(日本照明工業会規格)のGX16t-5に準ずるものとされた場合には、鉄道車両に設置することが可能となる。
(実施例2の作用・効果)
この発明の照明・防犯システムISは、図18に示すように、例えば、3両編成の列車TNの一両BD,DB,BD毎に一基ずつ配されたIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1,1,1が、一両BD毎に複数配されたカメラ付き直管型LEDランプ1A,1A,……と、駅SAの駅舎BU内に設置されたネットワーク端末NWとの間の無線通信を中継するものとなり、該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1,1,1は、各車両BD,BD,BDの各カメラ付き直管型LEDランプ1A,1A,……からのBluetooth Low Energy通信規格の近距離無線通信(通信の対象が移動体通信機器の場合には、移動体近距離無線通信網の一部を構成し得る。)を通じて、以前に停車した駅SAの各乗降口の乗降人数情報、紐付けされた時刻情報、録画映像情報、個体識別情報などのデータを受信して蓄積し、当該列車TNが、運行区間を走行し、次の駅SAのプラットホームPFに到着すると、その停車時間中に、該駅舎BUに設置されたネットワーク端末NWに対し、蓄積した以前に停車した駅SAの各乗降口の乗降人数情報、紐付けされた時刻情報、録画映像情報、個体識別情報などのデータを無線LAN(Wi-Fi登録商標)、3G,LTE,4Gまたは5Gの少なくとも何れか一つの通信規格の遠距離無線通信を通じて無線送信し、該ネットワーク端末NWが、この受信したデータを蓄積し、クラウドCD(クラウドサービス)を提供するサーバーSRに有線または無線の少なくとも何れか一つの通信を介して送信するものとなり、該サーバーSRは、各駅に設置された夫々のネットワーク端末NW,NW,……から受信したデータに基づき、各駅の時刻毎の乗降者数やその録画情報を情報処理した上、蓄積し、各種のクラウドサービスを提供するものとなる。
また、図19に示すように、駅SAのプラットホームPFの、停車列車TNの一両BD,BD,BD毎の各IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1,1,1に対峙する位置に、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1が無線中継器RPとなるよう配された、この発明の照明・防犯システムISは、駅舎BUに配されたネットワーク端末NWとの通信をより安定化、および高速化するものとなる。
さらにまた、図20に示すように、列車TNの先頭車両の運転室CAに、一両BD,BD,BD毎に一基設置された各IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1,1,1と、駅舎BUに配されたネットワーク端末NWとの間を連携する無線中継器RPとなる一基のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1が設けられたものは、列車編成TNの全体に装着された全てのカメラ付き直管型LEDランプ1A,1A,……からの各乗降口の乗降人数情報、紐付けされた時刻情報、録画映像情報、個体識別情報などのデータを、各車両BD,BD,BD毎に装着された各IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1,1,1,および、同列車TNの先頭車両の運転室CAに装着され、無線中継器RPとなる一基のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1を経て、駅舎BUに配されたネットワーク端末NWが無線受信するものとなり、各列車TN単位でより効率的なデータ収集を実現化するものとなる。
図32に示すように、カメラ付き直管型LEDランプ1Aは、両端の角度調節型口金2,2を同一の角度姿勢となる位置に調節した上、照明灯装置LDのソケット部SK,SK間に装着されるから、灯ユニット3の向きと電装ユニット4の向きとが同じ方向に向けられた状態に設置され、カメラモジュール5(CMOSカメラC)が必ず、LEDモジュール30(LEDチップLE)の照明方向に一致し、カメラ付き直管型LEDランプ1の角度姿勢に拘わらず、必ず撮影画角の隅々まで照明光が行き渡り、常に鮮明な映像を撮影するものとなる。
図22および図30に示すように、各カメラ付き直管型LEDランプ1Aに電力が投入aされると、演算処理部51が起動bし、該演算処理部51に統合的に制御されたLED電源制御部PUから電力の供給を受けたLEDモジュール30がLEDチップLEを発光cさせ、カメラモジュール5を起動dし撮影を開始し、撮影された映像は、演算処理部51がHDR(High Dynamic Range)合成録画映像化処理し、また、通信モジュール6が起動eし、演算処理部51が、メモリー制御部CNを通じてメモリーカードリーダー/ライターMWに不揮発性メモリーであるmicroSDメモリーカードMCが挿し込まれているか否か検知fし、挿し込まれていない場合gには、電源入力を遮断し、演算処理部51を停止し、カメラ付き直管型LEDランプ1の電力供給の全てを停止tし、また、演算処理部51が、メモリー制御部CNを通じてメモリーカードリーダー/ライターMWにmicroSDメモリーカードMCが挿し込まれているのを検知した場合には、演算処理部51が合成録画映像化処理した映像データを解析hした上、該映像データを暗号化し、メモリー制御部CNを通じてmicroSDメモリーカードMCに対し、メモリー容量を超えた場合にはループ動作(128GBの場合120時間毎に上書き)しながら連続的に録画jし、加えて、図33および図34に示すように、合成処理済み録画データの映像中を通過する人を個別に認識すると共に、個々人の進行方向を個別に認識し、時刻毎の入場および出場の人数をカウントkし、時刻情報に紐付けされた入場および出場の人数カウントデータを暗号化し、メモリー制御部CNを通じてmicroSDメモリーカードMCに記録lする。
管理者専用のネットワーク端末NWからIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1を通じてか、ネットワーク端末NWから基地局BS(後述する図38に示す))およびIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1を介してか、ネットワーク端末NWから基地局BS、無線中継器RPとしてのIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1および車両BD内に一基ずつ設置されたIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1を経るかなどの何れかにより、遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な3G,LTE,4Gまたは5Gの少なくとも何れか一の無線通信を受信したか否か検知mし、該無線通信を受信しなかった場合には、電源の供給を確認gし、電源が投入されていない場合には、充電型バッテリーCB,CBの電力を受けてデータ保存を終えた後、全ての機能を停止tし、電源が供給されている場合には、microSDメモリーカードMCが挿し込まれているか否かを検知fする段階から、前記同様の動作(h,~m)を繰り返し、該無線通信を受信し、暗号化キーが一致しているか否か確認nし、暗号化キーが一致していない場合には、電源の供給を確認gし、電源が投入されていない場合には、充電型バッテリーCB,CBの電力を受けてデータ保存を終えた後、全ての機能を停止tし、電源が供給されている場合には、microSDメモリーカードMCが挿し込まれているか否かを検知fする段階から、前記同様の動作(h,~n)を繰り返し、暗号化キーが一致した場合に、データの転送指示があるか否か確認pし、指示が無い場合には送信せず、データの転送指示がある場合には、管理者専用のネットワーク端末NWに対し、メモリー制御部CNを通じてmicroSDメモリーカードMCに記録(l)されている合成録画映像化処理済みの映像データ、および、時刻情報に紐付けされた入場および出場の人数の暗号化された人数カウントデータおよび発信元のカメラ付き直管型LEDランプ1Aの個体識別データの暗号化データを送信qする。
さらに、管理者専用のネットワーク端末NWからライブ映像の要求があるか否か確認rし、ライブ映像の要求が無い場合には、電源の供給を確認gし、電源が投入されていない場合には、充電型バッテリーCB,CBの電力を受けたメモリー制御部CNがデータ保存を終えた後、全ての機能を停止tし、電源が供給されている場合には、microSDメモリーカードMCが挿し込まれているか否かを検知fする段階から、前記同様の動作(h,~r)を繰り返し、ライブ映像の要求がある場合には、管理者専用のネットワーク端末NWから直接か、または、無線中継器RPとしてのIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1に対し、CMOSカメラCが撮影し、演算処理部51が、合成録画映像化処理(HDR:High Dynamic Range)し、暗号化した実況映像データおよび発信元のカメラ付き直管型LEDランプ1Aの個体識別データの暗号化データを図32に示すように送信sし、その間も同時にメモリー制御部CNを通じたmicroSDメモリーカードMCへの記録lを継続し、例えば、図34に示すように、ライブ映像中に認識された一人々々を囲む枠FRを表示し、認識状態を明確に表示するようにすることが可能であり、ライブ映像送信の停止指示の通信を受けるまで継続的に送信sするものとなり、ライブ映像の送信中、または、ライブ映像の送信sを終えた後の何れであっても、電源の供給を確認gし、電源が投入されていない場合には、充電型バッテリーCB,CBの電力を受けてデータ保存を終えた後、全ての機能を停止tし、電源が供給されている場合には、microSDメモリーカードMCが挿し込まれているか否かを検知fする段階から、前記同様の動作(h,~s)を繰り返すよう制御されるものとなっている。
また、図30および図31に示すように、図30に示した前述の人数カウントに関わる動作に加え、図31中にて起動eされた無線機Rは、Bluetooth Low Energy規格の通信を受信e1し、一般利用者の捜索対象となる携帯型端末SMからのビーコン信号の受信を確認e2し、ビーコン信号を受信しない場合には、電源の供給を確認e3し、電源が投入されていない場合には、実行中の無線通信が終了した後、無線機Rの機能を停止e8し、電源が供給されている場合には再度ビーコン信号の受信を確認e2し、ビーコン信号を受信した場合には、ビーコン信号を発信した一般利用者の捜索対象の携帯型端末SMの個体識別情報を含むビーコン情報に受信時刻情報を紐付けされた遺失物データおよび発信元のカメラ付き直管型LEDランプ1Aの位置データを暗号化処理したデータを、管理者専用のネットワーク端末NWに送信e4し、さらに、一般利用者の捜索対象の携帯型端末SPからの、Bluetooth Low Energy規格の通信を確認e5し、受信しない場合には、電源の供給を確認e3し、電源が投入されていない場合には、実行中の無線通信が終了した後、無線機Rの機能を停止e8し、電源が供給されている場合にはビーコン信号の受信の確認e2に戻り、再度同様の動作(e2,~e5)を行い、一般利用者の携帯型端末SPからの、Wi-Fi規格またはBluetooth Low Energy規格の通信を受信した場合には、一般用暗号化キーが合っているか否か確認e6し、一般用暗号化キーが合っていなければ、電源の供給を確認e3し、電源が投入されていない場合には、実行中の無線通信が終了した後、無線機Rの機能を停止e8し、電源が供給されている場合には、前記同様の動作(e2,~e6)を繰り返し、一般用暗号化キーが合っている場合のみ、該一般用暗号化キーが合っている携帯型端末SPの位置を撮影している1個のカメラ付き直管型LEDランプ1Aが撮影している合成録画映像化処理(HDR:High Dynamic Range)された上、暗号化された実況映像データを、該一般用暗号化キーが合っている携帯型端末SPに対しWi-Fi規格またはBluetooth Low Energy規格で送信e7し、受信が停止されるまで送信を継続し、受信が停止され、送信e7を終えた後、電源の供給を確認e3し、電源が投入されていない場合には、実行中の無線通信が終了した後、無線機Rの機能を停止e8し、電源が供給されている場合にはビーコン信号の受信の確認e2に戻り、再度同様の動作(e2,~e7)を行うよう制御されるものとなっている。
そして、図18に示すように、一般利用者が、捜索対象となる携帯型端末SMを捜索する場合には、一般利用者の別のパソコンや携帯型端末SPなどを用いてインターネットを経由し、クラウドCDのサーバーSRに開設、提供されているホームページにID(identification)およびパスワード(password)などを入力した上アクセスし、該ホームページは、一般利用者が入力した捜索対象となる携帯型端末SMの個体識別情報に一致する蓄積データを検索し、一致する蓄積データが存在する場合には、該一般利用者の別のパソコンや携帯型端末SPなどに対し、一般利用者の捜索対象の携帯型端末SMの個体識別情報を含むビーコン情報に受信時刻情報を紐付けされた遺失物データおよび発信元のカメラ付き直管型LEDランプ1Aの位置データを暗号化して送信し、該データを受信した該一般利用者は、捜索対象の携帯型端末SMのある場所を知ることができるから、紛失した携帯型端末SMを発見することが容易になる。
図31中にて起動eされたカメラ付き直管型LEDランプ1Aの無線機Rは、Wi-Fi規格またはBluetooth Low Energy規格の通信を受信e1し、一般利用者の携帯型端末SPまたは管理者専用の携帯型端末AMからのビーコン信号の受信を確認e2し、ビーコン信号を受信しない場合には、電源の供給を確認e3し、電源が投入されていない場合には、実行中の無線通信が終了した後、無線機Rの機能を停止e8し、電源が供給されている場合には、再度ビーコン信号の受信を確認e2し、ビーコン信号を受信した場合には、ビーコン信号を発信した一般利用者の携帯型端末SPまたは管理者専用の携帯型端末AMの個体識別情報を含むビーコン情報に受信時刻情報を紐付けされた遺失物データおよび発信元のカメラ付き直管型LEDランプ1Aの位置データを暗号化し、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1、および、管理者専用のネットワーク端末NWを経由してクラウドCDのサーバーSRに送信e4し、該クラウドCDのサーバーSRは、同データを蓄積する。
さらに、一般利用者の携帯型端末SPまたは管理者専用の携帯型端末AMからの、Wi-Fi規格またはBluetooth Low Energy規格の通信を確認e5し、受信しない場合には、電源の供給を確認e3し、電源が投入されていない場合には、実行中の無線通信が終了した後、無線機Rの機能を停止e8し、電源が供給されている場合には、ビーコン信号の受信の確認e2に戻り、再度同様の動作(e2,~e5)を行い、一般利用者の携帯型端末SPまたは管理者専用の携帯型端末AMからの、Wi-Fi規格またはBluetooth Low Energy規格の通信を受信した場合には、一般用暗号化キーが合っているか否か確認e6し、一般用暗号化キーが合っていなければ、電源の供給を確認e3し、電源が投入されていない場合には、実行中の無線通信が終了した後、無線機Rの機能を停止e8tし、電源が供給されている場合には、ビーコン信号の受信の確認e2の段階から、前記同様の動作(e2,~e6)を繰り返し、一般用暗号化キーが合っている場合のみ、該一般用暗号化キーが合っている携帯型端末SPまたは管理者専用の携帯型端末AMの位置を撮影している1個のカメラ付き直管型LEDランプ1Aが撮影している合成録画映像化処理(HDR:High Dynamic Range)された暗号化された実況映像データを、同一般用暗号化キーが合っている携帯型端末SPまたは管理者専用の携帯型端末AMに対し送信e7し、受信が停止されるまで送信を継続し、受信が停止され、送信e7を終えた後、電源の供給を確認e3し、電源が投入されていない場合には、実行中の無線通信が終了した後、無線機Rの機能を停止e8し、電源が供給されている場合にはビーコン信号の受信の確認e2に戻り、再度同様の動作(e2,~e7)を行うよう制御されるものとなっている。
図18に示すように、そして一般利用者または当該システムISの管理者が、捜索対象となる携帯型端末SMを捜索する場合には、一般利用者の別のパソコンや携帯型端末SPまたは管理者専用の携帯型端末AMなどを用いてクラウドCDのサーバーSRに対してAPIコールを行い、APIコールを受けた該サーバーSRは、一般利用者の捜索対象となる携帯型端末SMの個体識別情報に一致する蓄積データを検索し、一致する蓄積データが存在する場合には、この一般利用者の別のパソコンや携帯型端末SPまたは管理者専用の携帯型端末AMなどに対し、一般利用者の捜索対象の携帯型端末SMの個体識別情報を含むビーコン情報に受信時刻情報を紐付けされた遺失物データおよび発信元のカメラ付き直管型LEDランプ1Aの位置データを暗号化して送信し、該データをパソコンや携帯型端末SPなどに受信した一般利用者または管理者専用の携帯型端末AMに受信した管理者は、捜索対象の携帯型端末SMのある場所を電子地図上などに表示して知ることができるから、紛失した携帯型端末SMを容易に発見することが可能となる。
加えて、図35に示すように、例えば、管理者専用の携帯型端末AMまたは一般利用者の携帯型端末SPの何れか一方の利用者が、歩行移動中に、メッシュ状に配置された複数のカメラ付き直管型LEDランプ1A,1A,……の何れか最も通信条件の良い一つと選択的に接続しながらシームレスに無線接続を維持し、歩行移動しながら映像テータなど次々と切り替えながら取得できるものとすることが可能であり、しかも、管理者専用の携帯型端末AMまたは一般利用者の携帯型端末SPの何れか一方にUSBドングルDGが接続されたものとされ、暗号化キーの入力などのような特別な設定を要さずとも、該USBドングルDGを介して各カメラ付き直管型LEDランプ1Aと無線通信可能なものとすることが可能である。
図1、図2、図18および図36に示すように、この発明の制御方法に従って制御されたIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1は、外部電源の供給1aを受けると灯ユニット3を点灯1bし、車両内通信用無線機RN、車両外通信用無線機RL、CPU(CP),RTC(RT),GPSセンサーGPおよび加速度センサーACを起動1c,1dし、車両内通信用無線機RNを各カメラ付き直管型LEDランプ1A,1A,……のセンサーノードに近距離無線通信で接続1eし、該GPSセンサーGPが、列車TNが駅SAに到着したか否かを検知1fし、該加速度センサーACが、同列車TNが停車したか否かを検知1gし、該列車TNが駅SAに停車したのを検知した場合に、該車両内通信用無線機RLを通じて各カメラ付き直管型LEDランプ1A,1A,……からのデータを受信1hし、該車両外通信用無線機RLを通じて各カメラ付き直管型LEDランプ1A,1A,……から受信したデータを、駅SAに配されたネットワーク端末NWに転送1jし、GPSセンサーGPが、列車TNが駅SAを離れたか否かを検知1kし、加速度センサーACが、同列車TNが走行しているか否かを検知1lし、列車TNが駅SAを離れ走行しているのを検知した場合に、車両内通信用無線機RLのデータ受信を停止1mし、該車両外通信用無線機RLのネットワーク端末NWへのデータ転送を停止1nし、外部電源が切断1pされた場合には、灯ユニット3を消灯し、車両内通信用無線機RN、車両外通信用無線機RL、CPU(CP),RTC(RT),GPSセンサーGPおよび加速度センサーACを停止するよう制御されるものとなっている。
また、図1、図2、図18および図37に示すように、この発明の制御方法に従って制御されたIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1は、車両内通信用無線機RNに図示しない二次電池が設けられており、該二次電池からの電力供給を受けて車両内通信用無線機RNを常時起動2aし、車両内通信用無線機RNを各カメラ付き直管型LEDランプ1A,1A,……のセンサーノードに近距離無線通信で常時接続2bし、列車TNの走行状態に拘わらず、車両内通信用無線機RNを通じて各カメラ付き直管型LEDランプ1A,1A,……から受信したデータを蓄積2cし、外部電源の供給2dを受けると灯ユニット3を点灯2eし、車両外通信用無線機RL、CPU(CP),RTC(RT),GPSセンサーGPおよび加速度センサーACを起動2f,2gし、該GPSセンサーGPが、列車TNが駅SAに到着したか否かを検知2hし、加速度センサーACが、同列車TNが停車したか否かを検知2jし、該列車TNが駅に停車したのを検知した場合に、該車両外通信用無線機RLを通じて各カメラ付き直管型LEDランプ1A,1A,……から受信し蓄積したデータを、駅SAに配されたネットワーク端末NWに転送2kし、該GPSセンサーGPが、列車TNが駅SAを離れたか否かを検知2lし、該加速度センサーACが、同列車TNが走行しているか否かを検知2mし、該列車TNが駅SAを離れ走行しているのを検知した場合に、車両外通信用無線機RLのネットワーク端末NWへのデータ転送を停止2nし、外部電源が切断2pされた場合には、灯ユニット3を消灯し、車両外通信用無線機RL、CPU(CP),RTC(RT),GPSセンサーGPおよび加速度センサーACを停止し、二次電池からの電力供給を受けて車両内通信用無線機RNの起動2aを常時維持し、列車TNの走行状態に拘わらず、該車両内通信用無線機RNを通じて各カメラ付き直管型LEDランプ1A,1A,……から受信したデータを蓄積2b、2cするよう制御されるものとすることができる。
この発明の照明・防犯システムISは、図38に示すように、例えば、3両編成の列車TNの一両BD,BD,BD毎に一基ずつ配されたIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1,1,1が、一両BD毎に配された複数のカメラ付き直管型LEDランプ1A,1A,……と、駅SAの駅舎BU内に設置されたネットワーク端末NWとの間の無線通信を中継するものとなり、このIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1,1,1は、各車両BD,BD,BDの各カメラ付き直管型LEDランプ1A,1A,……からのBluetooth Low Energy通信規格の近距離無線通信を通じ、以前に停車した駅SAの各乗降口毎の乗降人数情報、紐付けされた時刻情報、録画映像情報(録画の目的に応じて、乗客の乗降中、乗客の乗車中、列車の走行中、または、列車停止中の少なくとも何れか一つの録画映像情報とすることができる。)、個体識別情報などのデータを受信して蓄積し、当該列車TNが、運行区間を走行し、次の駅SAのプラットホームPFに到着すると、その停車時間中に、駅舎BUに設置されたネットワーク端末NWに対し、蓄積した以前に停車した駅SAの各乗降口毎の乗降人数情報、紐付けされた時刻情報、録画映像情報、個体識別情報などのデータを3G・LTE・4G・5Gの少なくとも何れか一つの通信規格の複数の基地局BS,BS,……を経る移動体の遠距離無線通信を通じて無線送信し、該ネットワーク端末NWが、この受信したデータを蓄積し、クラウドCD(クラウドサービス)を提供するサーバーSRに有線または無線の少なくとも何れか一つの通信を介して送信するものとなり、サーバーSRは、各駅に設置された夫々のネットワーク端末NW,NW,……から受信したデータに基づき、各駅の時刻毎の乗降者数やその録画情報などを情報処理した上、蓄積し、各種のクラウドサービスを提供するものとなる。
さらにまた、図39に示すように、列車TNの先頭車両の運転室CAに、一両BD,BD,BD毎に一基設置された各IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1,1,1と、駅舎BUに配されたネットワーク端末NWとの間を連携する無線中継器RPとなる一基のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1が設けられたものは、列車編成TNの全体に装着された全てのカメラ付き直管型LEDランプ1A,1A,……からの各乗降口の乗降人数情報、紐付けされた時刻情報、録画映像情報、個体識別情報などのデータを、各車両BD,BD,BD毎に装着された各IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1,1,1,および、同列車TNの先頭車両の運転室CAに装着され、無線中継器RPとなる一基のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1から、3G・LTE・4G・5Gの少なくとも何れか一つの通信規格の複数の基地局BS,……を経る移動体の遠距離無線通信を通じて、駅舎BUに配されたネットワーク端末NWが無線受信するものとなり、各列車TN単位でより効率的なデータ収集を実現化するものとなる。
そして、図38に示した、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1,1,1、および、図39に示した、無線中継器RPとなる一基のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ1は、列車TNの走行移動中および停車中の何れかに係わらず、運行区間の沿線に設置された最寄りの基地局BS,……との間で、常時または間欠的に移動体遠距離無線通信を行うものとすることが可能である。
(結 び)
叙述の如く、この発明のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ、それを利用した照明・防犯カメラシステム、および、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの制御方法は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの無線通信機能を有した照明・防犯カメラ技術に比較してLED照明および無線機の動作を格段に安定化することができる上、通信経費を大幅に節減し、遥かに経済的なものとすることができる上、設置およびメンテナンスの作業性を大幅に改善すると共に、照明方向の調節を実現化したから、従前までのものより、電車やバスなどの客室内の照明性能および防犯性能をさらに高めたいと希望する各種交通機関や、車両を整備・管理する管理業界はもとより、各種交通機関の警護に当たる警備業界などにおいても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
IS 照明・防犯システム
1 IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ
RP 同 無線中継器
1A カメラ付き直管型LEDランプ(センサー付き直管型LEDランプ)
10 同 本体ユニット
11 同 シャーシ
12 同 半円筒背壁
13 同 空洞部
14 同 搭載壁
15 同 表段搭載用レール
16 同 背段搭載用レール
2 角度調節型口金
CL 軸心
α 角度調節型口金2の調節単位角度
SU 角度調節型口金2の回動許容角度範囲
2A 同 中間キャップ
A0 同 中間周壁
A1 同 内端(結合端構造部)
A2 同 ネジ装着孔
A3 同 外端(頭壁)
A4 同 円弧状孔
CW 同 結合ネジ
LG 同 照明方向表示部
EF 同 外嵌筒部
AE 同 当接環状端
IF 同 内嵌筒状部
CM 同 筒状嵌合縁部(内端)
SS 同 軸支筒部
5D 同 外端キャップ
D0 同 周壁
D1 同 外端壁
D2 同 当接筒端(基端)
CS 同 筒軸部
ST 同 ソケット端子
DS 同 表示目盛
3B 同 ロックピン
4C 同 規制ピン
AR 同 一端規制片
BR 同 他端規制片
E 同 配線ガード片
TR 同 内歯列
LV 同 係止谷
GS 同 内歯
DS 同 表示目盛
F 同 圧縮コイルバネ(弾性付勢機構)
AN 同 環状座部
SC 同 短筒部
G 同 ビス(抜脱防止機構)
WS 同 座金
3 灯ユニット
θ 同 灯ユニット3の放光角度範囲
30 同 LEDモジュール
31 同 絶縁シート
LB 同 LED基板
LP 同 LEDパッケージ
LE 同 LEDチップ
PU 同 LED電源制御部
TC 同 透光カバー
MT 同 嵌合レール
GU ゲートウェイユニット
1S 同 低階層基板
2S 同 中階層基板
3S 同 外階層基板
PP 同 電源保護回路
CC 同 定電流・定電圧回路
DD 同 DC/DCコンバータ
TM 同 3G・LTE・4Gモジュール(無線制御部)
SI 同 SIMカード(SIMカードリーダー)
CP 同 CPU電源
CU 同 CPU
SH 同 SPI Flash
DR 同 DRAM
MC 同 micro SD(リムーバブルメディア)
RT 同 RTC
ED 同 Energy Device
GP 同 GPSセンサー
AC 同 加速度センサー
L1 同 無線LANアンテナ(3G・LTE用)
B2 同 無線LANアンテナ(BLE用)
G3 同 GPSアンテナ
G4 同 無線LANアンテナ(4G用)
R 無線LAN無線機
RN 同 車両内通信用無線機
RL 同 車両外通信用無線機
PR 同 保護カバー
FC 同 表筐体
UW 同 通信窓
HG 同 耐熱強化ガラス板
BP 同 半円筒背壁
4 電装ユニット
40 同 絶縁ベース
41 同 吊柱
42 同 ガイド舌片
EB 同 電装カバー
SV 同 短スリーブ
SF 同 筒状取付け部
FW 同 表壁
FS 同 傾斜表壁
β 同 姿勢角度
WC 同 カメラ窓
SW 同 側壁
MS 同 カード挿し口
CR 同 施蓋凹部
LI 同 隠蔽蓋
5 同 カメラモジュール
C 同 CMOSカメラ(撮像部)
WD 同 広角レンズ
50 同 カメラ用基板
CH 同 カメラハーネス
51 同 演算処理部
52 同 インジケーターランプ
IW 同 表示窓
MR 同 内部記憶部
MB 同 電装メイン基板
CN 同 メモリー制御部
R1 同 パターンアンテナ(アンテナ)
MW 同 メモリーカードリーダー/ライター
MC 同 メモリーカード
S2 同 カードスロット
6 通信モジュール
CB 同 充電型バッテリー
CT 同 コネクタ
SB 同 スペーサーブロック
AH 同 アンテナ・ハーネス
R0 同 無線回路基板
TN 列車(列車編成)
BD 同 車体(一車両)
EX 同 乗降口
CC 同 車室天井
CA 同 運転室
NW ネットワーク端末
CD クラウド(クラウドサービス)
SR サーバー
BS 基地局
AM 管理者専用の携帯型端末
SA 駅
BU 同 駅舎
PF 同 プラットホーム
LD 照明装置
SK 同 ソケット部

Claims (14)

  1. 角度調節型口金が両端に結合されたシャーシを有し、該シャーシの何れか一方端から中央に至らない一方端寄りの位置との間に、近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両内通信用無線機、および、遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両外通信用無線機、それら車両内通信用無線機および車両外通信用無線機を制御する無線制御部、および、該車両内通信用無線機、車両外通信用無線機および無線制御部を覆う保護カバーを備え、少なくとも何れか一方の角度調節型口金に電気的に接続されたゲートウェイユニットが搭載され、同シャーシの該一方端とは反対がわとなる他方端から中央を越えた該ゲートウェイユニットの内端との間に、LEDモジュールおよび透光カバーを有し、少なくとも何れか一方の角度調節型口金に電気的に接続された灯ユニットが搭載されてなるものとしたことを特徴とするIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ。
  2. 角度調節型口金が両端に結合されたシャーシを有し、該シャーシの何れか一方端から中央に至らない一方端寄りの位置との間に、近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両内通信用無線機、および、遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両外通信用無線機、それら車両内通信用無線機および車両外通信用無線機を制御する無線制御部、および、該車両内通信用無線機、車両外通信用無線機および無線制御部を覆う保護カバーを備え、少なくとも何れか一方の角度調節型口金に電気的に接続されたゲートウェイユニットが搭載され、同シャーシの該一方端とは反対がわとなる他方端から中央を越えた該ゲートウェイユニットの内端との間に、LEDモジュールおよび透光カバーを有し、少なくとも何れか一方の角度調節型口金に電気的に接続された灯ユニットが搭載され、個体識別情報を伴った近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方を行う車両内通信用無線機を備えたセンサー付き直管型LEDランプと近距離無線通信可能、且つ、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を介してネットワーク端末と遠距離通信が可能とされるようにしたことを特徴とするIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ。
  3. 角度調節型口金が両端に結合されたシャーシを有し、該シャーシの何れか一方端から中央に至らない一方端寄りの位置との間に、近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両内通信用無線機、遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両外通信用無線機、それら車両内通信用無線機および車両外通信用無線機を制御する無線制御部、CPU(Central Processing Unit),RTC(real-time clock),GPS(Global Positioning System)センサー、加速度センサー、不揮発性メモリー、および、該車両内通信用無線機、車両外通信用無線機、無線制御部、CPU,RTC,GPSセンサー、加速度センサーおよび不揮発性メモリーを覆う保護カバーを備え、少なくとも何れか一方の角度調節型口金に電気的に接続されたゲートウェイユニットが搭載され、同シャーシの該一方端とは反対がわとなる他方端から中央を越えた該ゲートウェイユニットの内端との間に、LEDモジュールおよび透光カバーを有し、少なくとも何れか一方の角度調節型口金に電気的に接続された灯ユニットが搭載されてなるものとしたことを特徴とするIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ。
  4. 角度調節型口金が両端に結合されたシャーシを有し、該シャーシの何れか一方端から中央に至らない一方端寄りの位置との間に、二次電池を備え常時近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両内通信用無線機、遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両外通信用無線機、それら車両内通信用無線機および車両外通信用無線機を制御する無線制御部、CPU(Central Processing Unit),RTC(real-time clock),GPS(Global Positioning System)センサー、加速度センサー、不揮発性メモリー、および、該車両内通信用無線機、車両外通信用無線機、無線制御部、CPU,RTC,GPSセンサー、加速度センサーおよび不揮発性メモリーを覆う保護カバーを備え、少なくとも何れか一方の角度調節型口金に電気的に接続されたゲートウェイユニットが搭載され、同シャーシの該一方端とは反対がわとなる他方端から中央を越えた該ゲートウェイユニットの内端との間に、LEDモジュールおよび透光カバーを有し、少なくとも何れか一方の角度調節型口金に電気的に接続された灯ユニットが搭載されてなるものとしたことを特徴とするIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ。
  5. 角度調節型口金が、中間キャップと外端キャップとからなり、中間キャップは、中間周壁の内端に結合端構造部、外端にロックピンおよび軸心上となる軸支筒部が設けられた頭壁を有し、外端キャップは、その周壁の外端に外端壁が設けられ、基端が当接筒端とされ、当該外端壁の内壁に筒軸部、および、当該外端壁の外壁にソケット端子が夫々設けられ、当該当接筒端が中間キャップの頭壁に当接されると共に、当該筒軸部が当該軸支筒部に対し回動自在且つ、同軸心方向に進退自在に軸着され、抜脱防止機構が設けられ、当該周壁の当接筒端寄りの内周壁に、同軸心回り方向の調節単位角度置きとなる複数箇所に当該ロックピンに対し、軸心方向に嵌合および離脱可能とされた内歯列が求心方向に突設され、当該中間キャップ内に、当該外端キャップを弾性的に牽引する弾性付勢機構が設けられてなるものとした、請求項1ないし請求項4何れか一記載のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ。
  6. ゲートウェイユニットの保護カバーが、不燃性を備えた金属製の筐体からなり、車両内通信用無線機および車両外通信用無線機に対応する部分には耐熱強化ガラス板が嵌め込まれた通信窓が設けられてなる、請求項1ないし請求項5何れか一記載のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ。
  7. 車両内通信用無線機が、近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な無線LAN、または、BLE[Bluetooth(登録商標) Low Energy]の少なくとも何れか一方の通信規格の通信が可能になるものとされた、請求項1ないし請求項6何れか一記載のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ。
  8. 車両外通信用無線機が、遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な3G(Generation),LTE(Long Term Evolution),4G(Generation)または5G(Generation)の少なくとも何れか一の移動通信規格の通信が可能になるものとされた、請求項1ないし請求項7何れか一記載のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ。
  9. 複数の座席を有する車体の左右に配された各々の乗降口に対応する車室天井の複数箇所に設置された照明装置の夫々に対し、小型カメラ、および、個体識別情報を伴った近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方を行う車両内通信用無線機を備えたセンサーノードを有する複数のセンサー付き直管型LEDランプが交換可能に装着され、該車室の何れか一箇所に設置された照明装置に対し、各センサー付き直管型LEDランプと近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両内通信用無線機、および、当該車両の運行区間の同車両外の少なくとも一箇所に配され、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を介した遠距離通信が可能なネットワーク端末との間でIoTデータを伴った遠距離無線通信または移動体遠距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両外通信用無線機を備えた一基のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプが交換可能に装着され、ネットワーク端末が、各センサー付き直管型LEDランプより無線出力されたデータを、該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ、および、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を経由して無線受信し、そのデータに基づく抽出データを、該ネットワーク端末からコンピュータネットワークを介して受信および蓄積し、該抽出データに基づくクラウドサービスを行うサーバーが設けられてなる、前記請求項1ないし請求項8何れか一記載のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプを利用した照明・防犯システム。
  10. 一両または複数両の何れか一方の車体から編成された列車の一両毎の左右に複数配された各々の乗降口に対応する車室天井に設置された照明装置の夫々に対し、小型カメラ、および、、個体識別情報を伴った近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方を行う車両内通信用無線機を備えたセンサーノードを有する複数のセンサー付き直管型LEDランプが交換可能に装着され、一両毎の車室天井の何れか一箇所に設置された照明装置に対し、各センサー付き直管型LEDランプと近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方が可能な車両内通信用無線機、および、当該列車の運行区間の同列車外に設置され、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を介した遠距離通信が可能なネットワーク端末との間でIoTデータを伴った遠距離無線通信が可能な車両外通信用無線機を備えた一基のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプが交換可能に装着され、当該列車の運行区間の駅舎毎に、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を介した遠距離通信が可能なネットワーク端末が夫々設置され、各ネットワーク端末が、各センサー付き直管型LEDランプより出力されたデータを、該IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプ、および、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を経由して受信し、そのデータに基づく抽出データを、該ネットワーク端末からコンピュータネットワークを介して受信および蓄積し、該抽出データに基づくクラウドサービスを行うサーバーが設けられてなる、前記請求項1ないし請求項8何れか一記載のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプを利用した照明・防犯システム。
  11. 各IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの車両外通信用無線機と、列車外のネットワーク端末との間に、該列車が停車した場合に乗降口の夫々に対峙することとなる駅のプラットホームの夫々の箇所の照明装置に対し、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプが無線中継器となるよう交換可能に装着されてなるものとした、請求項10記載の照明・防犯システム。
  12. 各IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの車両外通信用無線機と、列車外のネットワーク端末との間に、同列車編成の何れか一車両の車体に設けられた照明装置に対し、IoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプが無線中継器となるよう交換可能に装着されてなるものとした、請求項10記載の照明・防犯システム。
  13. 外部電源の供給を受けると灯ユニットを点灯し、車両内通信用無線機、車両外通信用無線機、CPU(Central Processing Unit),RTC(real-time clock),GPS(Global Positioning System)センサーおよび加速度センサーを起動し、車両内通信用無線機を各センサー付き直管型LEDランプのセンサーノードに近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方で接続し、該GPSセンサーが、列車が駅に到着したか否かを検知し、該加速度センサーが、同列車が停車したか否かを検知し、該列車が駅に停車したのを検知した場合に、該車両内通信用無線機を通じて各センサー付き直管型LEDランプからのデータを受信し、該車両外通信用無線機を通じて各センサー付き直管型LEDランプから受信したデータを、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を経由してネットワーク端末に転送し、該GPSセンサーが、列車が駅を離れたか否かを検知し、該加速度センサーが、同列車が走行しているか否かを検知し、該列車が駅を離れ走行しているのを検知した場合に、該車両内通信用無線機のデータ受信を停止し、該車両外通信用無線機のネットワーク端末へのデータ転送を停止し、外部電源が切断された場合には、灯ユニットを消灯し、車両内通信用無線機、車両外通信用無線機、CPU,RTC,GPSセンサーおよび加速度センサーを停止するようにされた、請求項10記載の照明・防犯システムに組み込まれた場合の、請求項3を選択した請求項4ないし請求項8何れか一記載のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの制御方法。
  14. 二次電池から電力の供給を受ける車両内通信用無線機を常時起動し、車両内通信用無線機を各センサー付き直管型LEDランプのセンサーノードに近距離無線通信または移動体近距離無線通信の少なくとも何れか一方で常時接続し、列車の走行状態に拘わらず、該車両内通信用無線機を通じて各センサー付き直管型LEDランプから受信したデータを蓄積し、外部電源の供給を受けると灯ユニットを点灯し、車両外通信用無線機、CPU(Central Processing Unit),RTC(real-time clock),GPS(Global Positioning System)センサーおよび加速度センサーを起動し、該GPSセンサーが、列車が駅に到着したか否かを検知し、該加速度センサーが、同列車が停車したか否かを検知し、該列車が駅に停車したのを検知した場合に該車両外通信用無線機を通じて各センサー付き直管型LEDランプから受信し蓄積したデータを、遠距離無線通信網または移動体遠距離無線通信網の少なくとも何れか一方を経由してネットワーク端末に転送し、該GPSセンサーが、列車が駅を離れたか否かを検知し、該加速度センサーが、同列車が走行しているか否かを検知し、該列車が駅を離れ走行しているのを検知した場合に、該車両外通信用無線機のネットワーク端末へのデータ転送を停止し、外部電源が切断された場合には、灯ユニットを消灯し、車両外通信用無線機、CPU,RTC,GPSセンサーおよび加速度センサーを停止し、二次電池から電力の供給を受ける車両内通信用無線機を常時起動し、列車の走行状態に拘わらず、該車両内通信用無線機を通じて各センサー付き直管型LEDランプから受信したデータを蓄積するようにされた、請求項10記載の照明・防犯システムに組み込まれた場合の、請求項4を選択した請求項5ないし請求項8何れか一記載のIoTゲートウェイ内蔵直管型LEDランプの制御方法。

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