JP2022049627A - スケートボードの練習法とノルディックボード - Google Patents
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Abstract
【課題】スケートボードの初心者はボードの不安定な動きに対応できず、練習段階で転倒の恐怖と向き合うこととなる。技能の向上には、転倒も必要不可欠という考え方もあるが、転倒による負傷は健康に悪影響でありスポーツとして無視できない事象である。【解決手段】本発明は、物理的な自然法則を利用しながらスケートボードとポールを用いて練習することにより、転ばぬ先の杖としての安心感と転倒による怪我を回避し、技能を向上させる安全・安心で効果的な練習方法及び練習技術から派生したスケートボードとポールを対にした新規スポーツの形態を提供する。【選択図】図1
Description
本発明は、スケートボードの安全な練習法とそれを形態化した新規のスポーツ種目に関するものである。
従来、スケートボードの練習は不安定なデッキの上に立つため、練習の初期は固定された構築物や壁、手すり、人の手等を介してつかまり立ちをしてカニのように横に移動する動きから始める。しかし、壁や手による支えを廃して物につかまれない段階に入ると、固定物に身を委ねるという「すべ」や心理的な支えを失って、転倒する可能性が非常に高くなる。転倒の防止策として既存する発明や考案は、スポーツとしてのスケートボードの規格に合わない基本構造の改造に関わるものが主であり、他に替わる手段も見当たらない。むしろ、転倒は上達の通過点であるという考え方もあり、転倒後の怪我を最小限にするためのヘルメットや肘あて、肩あて、膝あてを装着する方法が一般的な対処・対応策である。
初心者の方へ(https://www.nollieskateboarding.com/start/)
初心者必見!(https://kosk8shine.com/post-370)
先行技術の「特許文献1~8」は、スケートボード本体の構造を変えることで、安全性を高めているが、スケートボードとしての基本的な構造から外れ、競技には使用できない。「特許文献9」は設備が大掛かりでコスト高であり、練習場所が規制されるため一般化できず、幅広い層における技能の習得練習には不向きである。
求められる転倒防止策の課題は、固定された手すり等で身体を支える段階から次の段階への移行時に、自らバランスを調節する自律した練習期間が欠損していることにある。
スケートボードの歴史は、ローラースケートから派生し、若者たちが空き地や路地裏で楽しむ道具として発展してきたスポーツである。若者は転んでも、ほどなく乗り方を身に付けることができ、もともとポールを用いて練習をするという発想は生まれなかったと推測される。スケートボードとポールを対にした写真やイラスト、文献を世界に発見できない理由もここにあると思われる。しかし、スケートボードパーク等の施設が年々増え、オリンピック種目となった今、年齢・性別を超えた愛好者が増加し、転倒によるどのような怪我も容認できない時代となった。高齢者にとってもスケートボードは平衡感覚を刺激し、機敏な動作や判断を維持増進するための価値あるスポーツの一つである。第一発明は、過去の、転倒を許容する固定観念や歴史的流れを汲む練習法から、転ばぬ先の杖として、ポールを握るだけで安心感が生まれ、怪我のない効果的な練習方法へ転換する重要な方法である。また、第二発明は、第一発明における安全安心な練習方法から生まれた今までにない楽しみ方で、万人が簡単で安価に体験できる新規のスポーツ種目として、極めて有意義な存在価値を創造する。
そのような仕儀の中で、本発明は、スケートボードにポールを使用する練習法と、両者を対にした新規のスポーツ形態の二点を課題とした。
第一発明は、人が歩行時にバランスを失ったとき、咄嗟に手が出る本能的な行動を利用し、常にポールという支えを手元に置くことで心理的な安心感を得、自から能動的にポール操作ができる、ごく自然で効果のある積極的な練習方法である。
第二発明は、ポールの使用が単に練習時の手立てでなく、自然法則を利用した推進力や転倒回避としての有利な条件を生かしつつ、ポールとスケートボードとの特性を進化させた、従来にない新しい動きを見せるスポーツ種目としての形態を体系化した。
「請求項1」記載の発明は、両足を前後に直線上に位置することで縦の安定性を図り、ポールを左右に配置することで横及び斜角の安定性を図ることが出来る。
「請求項2」記載の発明は、ルールを備えた新規のスポーツ形態として、競技の要件を備えつつ、身体の鍛錬と個人の能力に応じた楽しみ方を可能とする。
第一発明は、身体の重心を両ポールからデッキ上へと、漸次的な移動を目標とした段階的な練習方法とポールの使用技術である。以下、「請求項1」の技術について、3種類の「練習技術」を実践例1で、2種類の「前進技術」を実践例2で、1種類の「方向転換(ターン)技術」を実践例3で、図面に沿って具体的に説明した。
[図2]における「練習技術1」は、ポールを用いてデッキ上に立つ練習である。
最初に、デッキの前部(進行方向側)に乗せる足(左右)を決めておく(以後、右足とす
で二本のポールと自分の足が「基準の三角形」の位置になるようにポールと足を配置する。
の前部(進行方向側)に乗せる。重心をポールと右足に乗せて、デッキが静止している状態を確認し、左足をデッキの後部に乗せる。両膝を軽く曲げて重心をポールとデッキの間を往復させながらボードの中央部分に集中させ、デッキ上に居る時間を徐々に増やして行く。乗り降りの動作と上記の重心の移動を繰り返してデッキ上に立つことに慣れる。次に、ポールで地面を左に押しながら両ポールを交互に右へと動かし、「カニの横ばい状態」のように「反作用」を利用してデッキを右方向(進行方向)へゆっくり移動させてみる。その時に姿勢が崩れ、倒れそうになった時はポールを杖として用い、身体を支えることで転倒を防ぐ。限界を超えてデッキ上に留まろうと固執せず、いつでもデッキから降りる心構えをもっておく。何度も横移動の練習を繰り返し、デッキの動きとともに重心も移動をさせ。「等速直進運動」で進むことを体得する。この時は理論的な理解も必要で、デッキが右へ動くと身体が「慣性の法則」によりそのまま残るため、身体の重心もデッキに合わせて右に移動させる必要性を知る。両ポールも重心の移動に合わせて動かすことで、身体を常に安定状態に導いている事を理解しながら、自己の能動的で自律した練習に繋げる。
ようにポールを位置させ、重心をポールに預け、左足から地面に降りる。
最初に、デッキの前部(進行方向側)に乗せる足(左右)を決めておく(以後、右足とす
で二本のポールと自分の足が「基準の三角形」の位置になるようにポールと足を配置する。
の前部(進行方向側)に乗せる。重心をポールと右足に乗せて、デッキが静止している状態を確認し、左足をデッキの後部に乗せる。両膝を軽く曲げて重心をポールとデッキの間を往復させながらボードの中央部分に集中させ、デッキ上に居る時間を徐々に増やして行く。乗り降りの動作と上記の重心の移動を繰り返してデッキ上に立つことに慣れる。次に、ポールで地面を左に押しながら両ポールを交互に右へと動かし、「カニの横ばい状態」のように「反作用」を利用してデッキを右方向(進行方向)へゆっくり移動させてみる。その時に姿勢が崩れ、倒れそうになった時はポールを杖として用い、身体を支えることで転倒を防ぐ。限界を超えてデッキ上に留まろうと固執せず、いつでもデッキから降りる心構えをもっておく。何度も横移動の練習を繰り返し、デッキの動きとともに重心も移動をさせ。「等速直進運動」で進むことを体得する。この時は理論的な理解も必要で、デッキが右へ動くと身体が「慣性の法則」によりそのまま残るため、身体の重心もデッキに合わせて右に移動させる必要性を知る。両ポールも重心の移動に合わせて動かすことで、身体を常に安定状態に導いている事を理解しながら、自己の能動的で自律した練習に繋げる。
ようにポールを位置させ、重心をポールに預け、左足から地面に降りる。
[図3]における「練習技術2」は、ポールを用いて前進するための練習である。
になるように右ポールをデッキ右斜め前方に、左ポールはデッキの前部左斜めに立てる。
の位置へ右ポールを移動させる時は左ポールと両足に重心を分配し、左ポールを移動する時は右ポールと両足に重心を分配する。身体とデッキが静止したのを確認し、重心を右足に移動させながら左右のポールで地面を後ろへと押し、「反作用」を利用してゆっくりと前進させる。デッキ後方へ移動したポールを「練習技術1」で培った技術を使ってバランスをとり、再度前方へ戻すことを繰り返し、反復した動きで前進できるようにする。
時と逆順に左足から先に地面に降りる。
になるように右ポールをデッキ右斜め前方に、左ポールはデッキの前部左斜めに立てる。
の位置へ右ポールを移動させる時は左ポールと両足に重心を分配し、左ポールを移動する時は右ポールと両足に重心を分配する。身体とデッキが静止したのを確認し、重心を右足に移動させながら左右のポールで地面を後ろへと押し、「反作用」を利用してゆっくりと前進させる。デッキ後方へ移動したポールを「練習技術1」で培った技術を使ってバランスをとり、再度前方へ戻すことを繰り返し、反復した動きで前進できるようにする。
時と逆順に左足から先に地面に降りる。
[図4]における「練習技術3」は、ポールと右足に重心を置いたまま左足で地面を後方へ蹴って、前進する方法である。スケートボードにおける「プッシュ」と呼ばれる技法の練習となる。
ろに引いた時の重心は両ポールと左足にあるが、右足がデッキとともに両ポールの接地位置を通過する瞬間、間を入れず重心を右足に移動させ、重心が右足に殆ど移ったところで
大きく後ろに引くようにする。デッキ上の左足は、「練習技術2」の角度よりも進行方向に向けた状態で乗せることで前進時の姿勢を安定させる。デッキの速度が弱まったところで、
る。この動作を反復して行い、徐々にポールに頼る頻度を少なくし、「プッシュ」によって前進する感覚を養う。
ら地面に降りる。また、練習中はボードが思いがけない方角へ飛んでいき、周囲の物や人に当たるのを避けるため、サーフィンのように人体と紐で繋いでおくとよい。
ろに引いた時の重心は両ポールと左足にあるが、右足がデッキとともに両ポールの接地位置を通過する瞬間、間を入れず重心を右足に移動させ、重心が右足に殆ど移ったところで
大きく後ろに引くようにする。デッキ上の左足は、「練習技術2」の角度よりも進行方向に向けた状態で乗せることで前進時の姿勢を安定させる。デッキの速度が弱まったところで、
る。この動作を反復して行い、徐々にポールに頼る頻度を少なくし、「プッシュ」によって前進する感覚を養う。
ら地面に降りる。また、練習中はボードが思いがけない方角へ飛んでいき、周囲の物や人に当たるのを避けるため、サーフィンのように人体と紐で繋いでおくとよい。
次は、2種類の「前進技術」について、ポールを用いた技術を具体的に述べる。
[図5]の左側面図における「前進技術1」は、主に平地や下り坂等で用い、「等速直進運動」で前進する時の基本的な前進方法である。
伸ばす。「前へならい!」のポーズによって、ポール軸のグリップ部分は接地している先端部分に比べて前進方向に傾斜する。やや膝を曲げた姿勢で、グリップを軸方向に向けて地面を押すと「反作用」によってデッキが前進する。後方へグリップと腕を移動させてポー
なったらグリップを親指と人差し指の付け根で挟むか、グリップの上端部分を手の平を下にして上部から握り、ポールの先端が前後に自重で振り子のように揺れる状態にする。[図5]の5のようにグリップを握っている手を前へ振り出すと、両ポールの先端は左グリップ部を支点に、[図5]の6の軌道のように振り子運動をして弧を描き、デッキ先へと振れる。前方でポールの振れる勢いが衰えて空中で止まる直前に、肘を伸ばしてポールの先
す。これを1ストロークとして反復動作を行い、継続した前進運動を行う。また、ポール
等時性」を利用して、一定したペースを作り、振り子運動を繰り返すことで持久的な反復運動を可能にする。また、ポールを交互に前後させて推進力を得る方法も練習して、速度にムラの無い前進技術を会得する。
伸ばす。「前へならい!」のポーズによって、ポール軸のグリップ部分は接地している先端部分に比べて前進方向に傾斜する。やや膝を曲げた姿勢で、グリップを軸方向に向けて地面を押すと「反作用」によってデッキが前進する。後方へグリップと腕を移動させてポー
なったらグリップを親指と人差し指の付け根で挟むか、グリップの上端部分を手の平を下にして上部から握り、ポールの先端が前後に自重で振り子のように揺れる状態にする。[図5]の5のようにグリップを握っている手を前へ振り出すと、両ポールの先端は左グリップ部を支点に、[図5]の6の軌道のように振り子運動をして弧を描き、デッキ先へと振れる。前方でポールの振れる勢いが衰えて空中で止まる直前に、肘を伸ばしてポールの先
す。これを1ストロークとして反復動作を行い、継続した前進運動を行う。また、ポール
等時性」を利用して、一定したペースを作り、振り子運動を繰り返すことで持久的な反復運動を可能にする。また、ポールを交互に前後させて推進力を得る方法も練習して、速度にムラの無い前進技術を会得する。
「前進技術2」は、登坂時や急加速を得るときに用いる最も強力な前進方法である。
を大きく曲げて前傾姿勢を作る。手の平を上向きにしてグリップの裏側から握る。顔面をグリップに近付け、ポールを胸元に抱え込み、しがみ付く感覚で肘を曲げ、ロープをよじ登る力の使い方によって前傾をさらに深くし、腹筋を引き寄せながらグリップ部を顔面から腰へ、ポールの先端はつま先両脇から後足両脇へ一気に直線的に動かす。肘は伸びきることなく、姿勢も崩すことなく、ポールを後方へ押した後、上体を起こしながらグリップ部を顔面へ、ポール先端をつま先両脇へと戻して最初の姿勢に戻る。これを1ストロークの動きとし、素早くかつ回転数が多いほど大きな推進力を得て前進することができる。スキーのダブルポール滑走に似たポールの動きであるが、ポールが空中にある間に、ダブルポール滑走のような「つま先立ち」の姿勢は採らない。
を大きく曲げて前傾姿勢を作る。手の平を上向きにしてグリップの裏側から握る。顔面をグリップに近付け、ポールを胸元に抱え込み、しがみ付く感覚で肘を曲げ、ロープをよじ登る力の使い方によって前傾をさらに深くし、腹筋を引き寄せながらグリップ部を顔面から腰へ、ポールの先端はつま先両脇から後足両脇へ一気に直線的に動かす。肘は伸びきることなく、姿勢も崩すことなく、ポールを後方へ押した後、上体を起こしながらグリップ部を顔面へ、ポール先端をつま先両脇へと戻して最初の姿勢に戻る。これを1ストロークの動きとし、素早くかつ回転数が多いほど大きな推進力を得て前進することができる。スキーのダブルポール滑走に似たポールの動きであるが、ポールが空中にある間に、ダブルポール滑走のような「つま先立ち」の姿勢は採らない。
以下に、[図6]をもとに、1種類の「方向転換(ターン)技術」について述べる。方向転換(ターン)は、左右の体重移動とポール操作によって、具体的に以下の方法で行う。
ボードに押し付ける。右のポールは外向きの「遠心力」を抑えるために、右側前方の地面をターンと逆方向に押しながら「遠心力」と反対向きの力及び前進のための推進力を加え、左のポールは右ポールの動きに呼応させた動きで左方向への推進力を得る。デッキの傾きが小さいと回転半径が大きくなる。回転半径を小さくするには、膝を大きく曲げ、つま先に力を入れやすい低い姿勢でデッキを押し付け、デッキの傾きを大きくすると小回りのターンが可能となる。右ターンの場合は上半身をやや右に向け、腰を折り曲げて尻を突き出
行う。慣れてきたら左ターンと右ターンを交互に繰り返して、パラレルターンやウェーデルン技法のようなスラロームの練習を行う。
ボードに押し付ける。右のポールは外向きの「遠心力」を抑えるために、右側前方の地面をターンと逆方向に押しながら「遠心力」と反対向きの力及び前進のための推進力を加え、左のポールは右ポールの動きに呼応させた動きで左方向への推進力を得る。デッキの傾きが小さいと回転半径が大きくなる。回転半径を小さくするには、膝を大きく曲げ、つま先に力を入れやすい低い姿勢でデッキを押し付け、デッキの傾きを大きくすると小回りのターンが可能となる。右ターンの場合は上半身をやや右に向け、腰を折り曲げて尻を突き出
行う。慣れてきたら左ターンと右ターンを交互に繰り返して、パラレルターンやウェーデルン技法のようなスラロームの練習を行う。
第一発明の「練習技術」は、スケートボードとポールを対とした発想が、スケートボードの歴史上に無かった故の新しい練習方法である。「前進技術」及び「方向転換(ターン)技術」も同じ理由で前例がないことから、同様に新規性のある技術として、検証と実証をすることができた。
また、第一発明のそれぞれの技術は、物理的な自然法則(等速直進運動、慣性の法則、反作用、遠心力、振り子の等時性)の利用が根本原理である。
さて、第二発明は、「請求項1」の形態が新規スポーツとして認める次の2点の条件について、明確にできるか否かが検証としての必須条件となる。1点目はスポーツとしての要件である「ルール」の有無であり、2点目は唯一無二の「新規のスポーツ」で在り得るか否かの検証と実証である。
必須条件となる「基本ルール」は「用具」「乗り方」「競技条件」の3点である。
第一ルールの「用具」については、「使用する用具は一般競技用のスケートボードとポールであり、ポールの形状は限定されない」こと。第二ルールの「乗り方」については「常にデッキ上に両足又はどちらかの足を位置させる」こと。第三ルールの「競技条件」については「一定の距離における競争(タイムレース)であること」の3点を基本のルールとする。その他の取り決めは競技主催者が決定することとする。
第一ルールの「用具」については、「使用する用具は一般競技用のスケートボードとポールであり、ポールの形状は限定されない」こと。第二ルールの「乗り方」については「常にデッキ上に両足又はどちらかの足を位置させる」こと。第三ルールの「競技条件」については「一定の距離における競争(タイムレース)であること」の3点を基本のルールとする。その他の取り決めは競技主催者が決定することとする。
以上、本第二発明である「請求項2」の新規スポーツは、「実施例4」により基本的なルールを有すること。また、「実施例5」により[表1]の3条件である「滑走面が地上」「ポールの使用」「両足が、進行方向に対して縦の一直線上に位置する」の三点を満たすスポーツ種目は、第二発明のスポーツ種目以外に存在せず、他スポーツと一致点の無い新規のスポーツ種目であることが検証できた。
よって、本第二発明は、第一発明の物理的な自然法則を利用する練習方法を基盤にした、従来にない唯一無二の新規のスポーツであることを明確に実証することができた。
よって、本第二発明は、第一発明の物理的な自然法則を利用する練習方法を基盤にした、従来にない唯一無二の新規のスポーツであることを明確に実証することができた。
本発明のスポーツの形態は、難易度の高いスケートボードを安全・安心を増幅させるポールの使用により、初心者や運動レベルの未熟な状態の若年者層及び高齢者層に転倒防止を前提とした安全な練習を提供し、多くの愛好者人口を産むことで複数の会員制組織の設立が予想される。
ポールワークとスケートボードの動きの中で生まれた今までにないスポーツとして、体験したことのない面白味と楽しさが得られ、下半身をはじめ特に上半身の筋力の増強や全身運動によって、幅広い層への体力と健康の保持増進に資する。
既存のスケートボードとポールの使用が可能のため、購入コストが低く抑えられ、一般の消費者にとって経済上、特に有利であり、身近な広場や運動公園で「陸上の手漕ぎボート」として手軽に楽しむことができる。
ノルディックウオーキングやスケートボード、クロスカントリースキー、カヤック、カヌー等の面白さを一つに表現した新規のスポーツとして、それぞれの技術をベースに新しい演技が生まれる可能性がある。
本スポーツの運動量や万一の事態に備えた安全装備として、通気性の良い自転車用ヘルメット、肩・肘・膝の防具、滑りを防ぐ靴、多彩な形状のポールやスケートボード等、従来とは異なるスポーツ用具の組み合わせが考えられ、スポーツ産業の製品に新たな需要をもたらす可能性がある。
ブレイブボードやマウンテンボード、電動スケートボード等にもポール使用の応用ができ、滑走する他スポーツの普及と愛好者数の増加に期待がもてる。
他の種目では用いることのない独特のポールの使用方法があり、使いやすいグリップ部分やポールの先端部分等の形状に多くの考案や意匠の誕生が予想される。工夫された道具の開発により、スポーツ産業の振興と発展に貢献することができる。
Claims (2)
- スケートボードの練習において、遠心力や慣性等の影響による身体のバランスをコントロールするために、ポールを用いて重心の偏りを地面で支え、その反作用の力を利用して転倒から回避したり、「振り子の等時性」を利用して滑走運動のペースメーカーの役割をもたせたり、推進力を得たりする練習方法と技術。
- スケートボードとポールを一対の道具として使用する形態を持ち、方向転換時はスケートボードのデッキの傾きによる特性を利用し、推進力は主にポールによる地面の突き押しの動作やプッシュ技法を用いる、健康と体力の維持増進及びスポーツ性を楽しみ、地上を滑走して競い合うスポーツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020169436A JP2022049627A (ja) | 2020-09-16 | 2020-09-16 | スケートボードの練習法とノルディックボード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020169436A JP2022049627A (ja) | 2020-09-16 | 2020-09-16 | スケートボードの練習法とノルディックボード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022049627A true JP2022049627A (ja) | 2022-03-29 |
Family
ID=80853962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020169436A Pending JP2022049627A (ja) | 2020-09-16 | 2020-09-16 | スケートボードの練習法とノルディックボード |
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Country | Link |
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-
2020
- 2020-09-16 JP JP2020169436A patent/JP2022049627A/ja active Pending
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