JP2022047333A - Rotary compressor and refrigerator - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、ロータリ圧縮機等に関する。 The present disclosure relates to a rotary compressor and the like.
ロータリ圧縮機に関して、例えば、特許文献1には、「・・・圧縮機構部及び電動機部を収納する密閉容器内を吸入圧力雰囲気とした」ものが記載されている。
Regarding the rotary compressor, for example,
特許文献1に記載の技術では、ロータリ圧縮機の密閉容器内に吸入圧力雰囲気の冷媒が滞留するため、電動機の温度が上昇しやすく、効率の低下を招く可能性がある。
In the technique described in
本開示に係るロータリ圧縮機は、密閉容器と、前記密閉容器に収容され、固定子及び回転子を有する電動機と、前記回転子と一体で回転するクランクシャフトと、前記クランクシャフトの回転に伴ってガスを圧縮する圧縮機構部と、を備えるとともに、前記クランクシャフトおいて前記電動機の付近に設置されるバランスウェイトと、前記圧縮機構部にガスを導く吸込パイプと、前記圧縮機構部で圧縮されたガスを前記密閉容器の外側に導く吐出パイプと、を備え、前記吸込パイプと前記圧縮機構部との間の隙間を介して、前記吸込パイプの内部と前記密閉容器の内部空間とが連通しており、前記固定子の軸方向の積厚は、20mm以上かつ30mm以下であり、前記バランスウェイトは、円板状を呈する円板部を有し、前記円板部の周縁が前記固定子の内周面よりも径方向外側に位置していることを特徴とする。 The rotary compressor according to the present disclosure includes a closed container, an electric motor housed in the closed container and having a stator and a rotor, a crank shaft that rotates integrally with the rotor, and a crank shaft that rotates with the rotation of the crank shaft. It is provided with a compression mechanism unit for compressing gas, a balance weight installed near the motor on the crank shaft, a suction pipe for guiding gas to the compression mechanism unit, and compression by the compression mechanism unit. A discharge pipe for guiding gas to the outside of the closed container is provided, and the inside of the suction pipe and the internal space of the closed container communicate with each other through a gap between the suction pipe and the compression mechanism portion. The axial product thickness of the stator is 20 mm or more and 30 mm or less, the balance weight has a disc-shaped disc portion, and the peripheral edge of the disc portion is inside the stator. It is characterized in that it is located radially outside the peripheral surface.
≪第1実施形態≫
<ロータリ圧縮機の構成>
図1は、第1実施形態に係るロータリ圧縮機100の縦断面図である。
図1に示すロータリ圧縮機100は、ガス状の冷媒を圧縮する機器である。図1に示すように、ロータリ圧縮機100は、密閉容器1と、吸込パイプ2と、吐出パイプ3と、電動機4と、クランクシャフト5と、圧縮機構部6と、吐出カバー7と、バランスウェイト8,9と、を備えている。
<< First Embodiment >>
<Structure of rotary compressor>
FIG. 1 is a vertical sectional view of the
The
密閉容器1は、電動機4やクランクシャフト5、圧縮機構部6等を収容する殻状の容器であり、略密閉されている。また、密閉容器1の側壁は、円筒状を呈している。密閉容器1には、ロータリ圧縮機100の潤滑性・シール性を高めるための潤滑油が封入され、密閉容器1の底部に油溜りG1として貯留されている。
The closed
図1に示すように、密閉容器1には、吸込パイプ2が差し込まれて固定されている。吸込パイプ2は、圧縮機構部6に冷媒(ガス)を導く管である。また、密閉容器1には、吐出パイプ3が差し込まれて固定されている。吐出パイプ3は、圧縮機構部6で圧縮された冷媒(ガス)を密閉容器1の外側に導く管であり、その上流端付近が圧縮機構部6に接続されている。
As shown in FIG. 1, a
電動機4は、クランクシャフト5を回転させるインナロータ型のモータであり、密閉容器1に収容されている。電動機4は、密閉容器1の内周壁に固定される固定子41と、この固定子41の径方向内側に配置される回転子42と、を備えている。このような電動機4の構成について、図2A、図2Bを用いて説明する。
The
図2Aは、電動機4が備える固定子41の鉄心411及び回転子42を含む斜視図である。
図2Aに示すように、電動機4の固定子41は、電磁鋼板が積層されてなる鉄心411を備えている。鉄心411は、円筒状のヨーク411aと、このヨーク411aから径方向内側に延びる複数のティース411bと、を備えている。図2Aの例では、電動機4は、周方向において等間隔に例えば6つのティース411bが設けられた6スロットの構成になっている。尚、ティース及びスロットの数は6つに限定しない。
FIG. 2A is a perspective view including the
As shown in FIG. 2A, the
なお、電動機4が備える固定子41の軸方向の積厚L4(図4参照)は、20[mm]以上かつ30[mm]以下であることが好ましい。詳細については後記するが、固定子41の積厚L4(図4参照)を20[mm]以上かつ30[mm]以下の範囲内にすることで、ロータリ圧縮機100の小型化・高効率化を図ることができる。ちなみに、図2Aでは、固定子41の積厚と回転子42の積厚とが等しい構成になっているが、例えば、図1のように、固定子41の積厚よりも回転子42の積厚の方が大きい構成であってもよい。
The axial product thickness L4 (see FIG. 4) of the
回転子42は、電磁鋼板が積層された円筒状の部材であり、固定子41の径方向内側に配置されている。回転子42の中心付近には、クランクシャフト5(図1参照)が圧入される孔42aが設けられている。また、図2Aの例では、回転子42の所定箇所に4つの磁石挿入孔(符号を図示せず)が設けられ、これらの磁石挿入孔にひとつずつ永久磁石42bが埋設されている。
The
なお、回転子42は、自身に埋設される永久磁石42bとして、例えばネオジム磁石を有することが好ましい。このように、高磁束密度材料であるネオジム磁石を用いることで、電動機4の高出力化を図ることができる他、電動機4の小型化・高効率化を図ることができる。
The
図2Bは、電動機4が備える固定子41の鉄心411にインシュレータ412や巻線413が設置された状態の斜視図である。
図2Bでは、図2Aの回転子42の図示を省略している一方、図2Aの固定子41の鉄心411にインシュレータ412や巻線413が設置された状態を示している。図2Bに示すインシュレータ412は、巻線413を保持するものであり、鉄心411に所定に設置されている。巻線413は、電流が流れるコイルであり、鉄心411のティース411b(図2A参照)に巻回されている。
FIG. 2B is a perspective view showing a state in which the
2B shows a state in which the
なお、巻線413は、鉄心411に集中巻きで巻回されていることが好ましい。これによって、巻線413が分布巻きで巻回される場合に比べて、電動機4の軸方向におけるコイルエンド413a(図1参照)の軸方向の長さが短くなる。また、電動機4のスロット数(図2Bの例では6スロット)が多いほど、軸方向におけるコイルエンド413aの長さが短くなるため、ロータリ圧縮機100の小型化を図ることができる。なお、コイルエンド413a(図1参照)とは、固定子41の巻線413において、軸方向で鉄心411の外側に出ている部分である。
The winding 413 is preferably wound around the
再び、図1に戻って説明を続ける。図1に示すクランクシャフト5は、電動機4の駆動に伴って回転子42と一体で回転する軸である。クランクシャフト5は、上下方向に延びており、上軸受6f及び下軸受6gによって回転自在に軸支されている。図1に示すように、クランクシャフト5は、主軸5aと、偏心部5bと、を備えている。
Returning to FIG. 1 again, the explanation will be continued. The
主軸5aは、電動機4の回転子42に同軸で固定されている。偏心部5bは、主軸5aに対して偏心しながら回転する軸であり、主軸5aと一体形成されている。偏心部5bは、クランクシャフト5の下部において、シリンダ6aの径方向内側に配置されている。
The
また、クランクシャフト5には、所定の給油路5cが軸方向に設けられている。給油路5cは、密閉容器1に油溜りG1として貯留されている潤滑油を圧縮機構部6に導く流路であり、クランクシャフト5の下端・上端でそれぞれ開口している。なお、給油路5cの下端付近には、所定に捻じ曲げられた薄板状の金属片5dがオイルポンプとして設けられている。そして、金属片5dがクランクシャフト5と一体で回転することで、給油路5cを介して潤滑油が上昇するようになっている。給油路5cを介して上昇する潤滑油は、所定の横孔(図示せず)を介して上軸受6fや下軸受6gの他、ローラ6bの径方向内側の空間に導かれる。
Further, the
圧縮機構部6は、クランクシャフト5の回転に伴って冷媒(ガス)を圧縮する機構である。すなわち、圧縮機構部6は、吸込パイプ2を介して吸い込まれる冷媒を圧縮室C2(図3参照)で圧縮し、圧縮した冷媒を吐出する機能を有し、電動機4の下側に配置されている。図1に示すように、圧縮機構部6は、シリンダ6aと、ローラ6bと、ベーン6c(図3参照)と、ベーンばね6d(図3参照)と、吐出弁6eと、上軸受6fと、下軸受6gと、を備えている。
The
図3は、図1のIII-III線矢視断面図である。
図3に示すシリンダ6aは、ローラ6bや上軸受6f(図1参照)、下軸受6g(図1参照)とともにシリンダ室(符号は図示せず)を形成する部材であり、概ね環状(円筒状)を呈している。なお、シリンダ室とは、シリンダ6aとローラ6bとの間の空間である。シリンダ室には、後記する吸込室C1と、圧縮室C2と、が含まれている。
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along the line III-III of FIG.
The
ローラ6bは、電動機4(図1参照)の駆動に伴ってシリンダ6a内で公転する部材であり、環状(円筒状)を呈している。そして、ローラ6bが、シリンダ6aの内周面に摺接しながら、シリンダ6aの内側を公転するようになっている。なお、ローラ6bの内周面は、前記した偏心部5bの外周面に摺接している。
The
ベーン6cは、シリンダ6aとローラ6bとの間の空間であるシリンダ室を、吸込室C1と圧縮室C2とに仕切る板状部材である。ベーン6cのローラ6b側の先端は、ローラ6bの外周面に接触している。シリンダ6aにおいて周方向の所定範囲には、シリンダ6aの外周面から径方向外側に延在する基端部6hが、シリンダ6aと一体で設けられている。この基端部6h及びシリンダ6aを径方向に貫通している吸入通路6iに、吸込パイプ2が差し込まれている。そして、吸込パイプ2及び吸入通路6iを順次に介して、吸込室C1にガス状の冷媒が導かれるようになっている。
The
なお、図1に示すように、吸込パイプ2の先端付近と、圧縮機構部6と、の間には、所定の隙間6kが設けられている。そして、吸込パイプ2と圧縮機構部6との間の隙間6kを介して、吸込パイプ2の内部と密閉容器1の内部空間A1とが連通している。より詳しく説明すると、吸込パイプ2の内部と、密閉容器1内での圧縮機構部6の外側の空間と、が隙間6kを介して連通している。したがって、密閉容器1の内部空間A1の圧力は、吸込パイプ2を通流する冷媒の圧力(吸込圧力)に略等しくなっている。つまり、第1実施形態に係るロータリ圧縮機100は、密閉容器1内の圧力が吸込圧力に略等しい低圧シェル方式の構成になっている。
As shown in FIG. 1, a
なお、図1では、隙間6kが、吸込パイプ2の外周面と、上軸受6fの下面と、の間の上下方向の隙間として形成される例を示しているが、これに限定されるものではない。例えば、隙間6kが、吸込パイプ2の外周面と、圧縮機構部6の内壁面(図6の基端部6hの内壁面)と、の間の所定の隙間(吸込パイプ2の径方向の隙間)として形成されてもよい。その他にも、例えば、隙間6kが、吸込パイプ2の先端(下流端)と、圧縮機構部6の内壁面(図6の基端部6hの内壁面)と、の間の所定の隙間(吸込パイプ2の軸方向の隙間)として形成されてもよい。さらに、前記した各隙間のうち複数が連通していてもよい。
Note that FIG. 1 shows an example in which the
前記したように、ロータリ圧縮機100を低圧シェル方式の構成にすることで、密閉容器1内の圧力が吐出圧力に略等しい高圧シェル方式に比べて、密閉容器1内で潤滑油に溶け込む冷媒の量が少なくなる。したがって、ロータリ圧縮機100で圧縮された冷媒が循環する冷媒回路(図示せず)への冷媒の封入量が少なくてすむ。これによって、例えば、冷媒の封入量に制限がある可燃性の自然冷媒(イソブタン等)を用いつつ、ロータリ圧縮機100の小型化・高効率化を図ることができる。
As described above, by configuring the
図3に示すように、基端部6hの所定箇所には、ベーンばね装着穴6mが径方向に設けられている。このベーンばね装着穴6mは、ベーンばね6dが装着される穴である。また、ベーンばね装着穴6mと、シリンダ6aの径方向内側の空間と、を連通させるように、所定のスリット(符号を図示せず)が設けられている。このスリットは、ベーン6cを径方向で進退させるためのスペースであり、ベーン6cの肉厚よりも若干幅広に設けられている。
As shown in FIG. 3, a vane
ベーンばね6dは、ベーン6cを径方向内向きに付勢するばねであり、ベーンばね装着穴6mに設置されている。そして、ベーンばね6dの付勢力によって、ベーン6cの先端がローラ6bの外周面に押し当てられるようになっている。これによって、シリンダ6aとローラ6bとの間の空間であるシリンダ室が、吸込室C1と圧縮室C2とに仕切られる。
The
また、シリンダ6aの上面の内周縁部における所定箇所には、吐出切欠き6nが設けられている。吐出切欠き6nは、圧縮された冷媒を吐出弁6e(図1参照)に導く切欠きであり、図3に示すように、その縁が円弧状を呈している。吐出切欠き6nは、シリンダ6aの周方向においてベーン6cに近接している。具体的には、シリンダ6aの周方向において、ベーン6cの一方側(吐出側)には吐出切欠き6nが設けられ、ベーン6cの他方側(吸込側)には吸入通路6iが開口している。
Further, a
図1に示す吐出弁6eは、圧縮された冷媒を吐出室C3(図1参照)に吐出するための弁であり、上軸受6fの吐出流路(図示せず)に設けられている。このような吐出弁6eとして、例えば、板ばねが用いられる。そして、圧縮された冷媒の吐出圧が、吐出弁6eの弾性力に打ち勝ったとき、吐出弁6eが開くようになっている。
The
図1に示す上軸受6fは、クランクシャフト5を軸支する滑り軸受であり、シリンダ6aの上側に設けられている。この上軸受6fは、シリンダ6a、吐出カバー7、及び下軸受6gとともに複数のボルトB1で締結され、さらに、密閉容器1の内周壁に固定されている。下軸受6gは、クランクシャフト5を軸支する滑り軸受であり、シリンダ6aの下側に設けられている。
The
吐出カバー7は、上軸受6fとともに所定の吐出室C3を形成する部材である。この吐出カバー7は、上軸受6fの上面に設置され、前記したボルトB1で上軸受6f等に固定されている。なお、吐出室C3は、圧縮室C2から吐出弁6eを介して冷媒が導かれる空間であり、圧縮機構部6の外側の空間に対して、吐出カバー7や上軸受6fで遮断されている。
The
図1に示すように、吐出パイプ3は、その上流端が吐出室C3に臨んでいる。そして、吐出弁6eを介して吐出室C3に流入した冷媒が、圧縮機構部6の外側(密閉容器1の内部空間A1)に出ることなく、吐出パイプ3を介して、密閉容器1の外側に導かれるようになっている。前記したように、ロータリ圧縮機100は、低圧シェル方式の構成になっており、密閉容器1内の空間が吸込圧力に略等しくなっている。
As shown in FIG. 1, the upstream end of the
図1に示すバランスウェイト8,9は、圧縮機構部6によって生じる回転のアンバランスを緩和し、また、冷媒の圧縮に伴う振動を抑制する機能を有している。一方のバランスウェイト8は、円弧状の鋼板が積層された構成になっており、回転子42の下面に設置されている。他方のバランスウェイト9は、円板状を呈し(図5も参照)、クランクシャフト5において電動機4の付近に設置されている。
The
図1の例では、電動機4の上側(軸方向一方側)において、クランクシャフト5の上端部にバランスウェイト9が設置されている。また、バランスウェイト9の周縁が固定子41の内周面よりも径方向外側に位置している。
In the example of FIG. 1, a
図4は、ロータリ圧縮機100のバランスについての説明図である。
なお、図4に示すロータリ圧縮機100の構成は、図1のものと同一である。圧縮機運転時に回転体となるクランクシャフト5、回転子42(及びバランスウェイト8)、バランスウェイト9の構成において、回転軸となるクランクシャフト5の中心軸に対して、クランクシャフト5の偏心部5bの重量による左右方向の重心ずれが中心軸に近くなるよう、バランスウェイト8,9の重量及び左右方向の重心位置を調整している(静バランス)。また、クランクシャフト5の中心軸上にあり、回転体全体における縦方向の重心をモーメント中心Xに据えた時、回転モーメントが釣り合うようモーメント中心Xからクランクシャフト5の偏心部5bまでの距離L0の他、バランスウェイト8,9の各重心までの距離L1,L2を調整している(動バランス)。静バランス及び動バランスを調整することで圧縮機の振動を低減させている。
FIG. 4 is an explanatory diagram of the balance of the
The configuration of the
また、ロータリ圧縮機100では、シリンダ6a内でローラ6bが一回転する間に冷媒の吸込・圧縮・吐出の工程が繰り返されるため、比較的大きな負荷変動が生じる。このような負荷変動に伴う電動機4の回転速度の変動、及びモータ効率の低下を抑制するために、第1実施形態では、特に上側のバランスウェイト9の径を大きくして、慣性モーメントを確保し易い構造としている。
Further, in the
次に、ロータリ圧縮機100の小型化・高効率化を図るための構成について説明する。
例えば、これまでのほとんどの冷蔵庫では、回転運動を往復直線運動に変換する構造のため構成部品が多くなり小型化が比較的困難であった。そこで、レシプロ圧縮機に代えて、その構成が比較的簡素でエアコン等にも使用されている高圧シェル方式のロータリ圧縮機を用いることが検討されてきた。しかしながら、高圧シェル方式のロータリ圧縮機では、密閉容器1の内部が吐出圧力に略等しいため、冷媒が潤滑油に溶け込みやすく、それを補うために大量の冷媒を冷媒回路(図示せず)に封入する必要があった。
Next, a configuration for reducing the size and increasing the efficiency of the
For example, most refrigerators up to now have a structure that converts rotary motion into reciprocating linear motion, so that the number of components is large and miniaturization is relatively difficult. Therefore, instead of the reciprocating compressor, it has been considered to use a high-pressure shell type rotary compressor whose configuration is relatively simple and which is also used for air conditioners and the like. However, in the high-pressure shell type rotary compressor, since the inside of the
一方、環境に配慮して、地球温暖化係数(GWP:Global Warming Potential)が低く、また、オゾン層破壊係数(ODP:Ozone-Depleting Potential)が略ゼロである可燃性の自然冷媒(例えば、イソブタン)を冷蔵庫に用いられることが推奨されている。ここで、可燃性の自然冷媒は冷媒回路への封入量に制限がある一方、高圧シェル方式のロータリ圧縮機では、前記したように、冷媒回路に大量の冷媒を封入する必要がある。そこで、本実施形態では、冷媒回路への冷媒の封入量が比較的少なくてすむ、低圧シェル方式のロータリ圧縮機100を用いるようにしている。なお、前記した冷蔵庫は一例であり、ロータリ圧縮機100が適用される機器は、これに限定されるものではない。
On the other hand, in consideration of the environment, a flammable natural refrigerant (for example, isobutane) having a low global warming potential (GWP: Global Warming Potential) and an ozone depletion potential (ODP: Ozone-Depleting Potential) of almost zero. ) Is recommended for use in refrigerators. Here, while the amount of flammable natural refrigerant enclosed in the refrigerant circuit is limited, in the high-pressure shell type rotary compressor, as described above, it is necessary to enclose a large amount of refrigerant in the refrigerant circuit. Therefore, in the present embodiment, the low pressure shell
また、低圧シェル方式のロータリ圧縮機100では、高圧シェル方式の場合とは異なり、圧縮された冷媒が密閉容器1内の空間に吐出されることなく、吐出パイプ3を介して、密閉容器1の外部にそのまま吐出される。したがって、密閉容器1の内部では冷媒の流れが生じにくく、電動機4の巻線413(図1参照)の温度が上昇しやすい。そこで、第1実施形態では、次に説明するように、バランスウェイト9に複数のリブ9c(図5参照)を設けることで、バランスウェイト9の回転によって、密閉容器1の内部で冷媒の流れを生じさせるようにしている。
Further, in the low-pressure shell
図5は、ロータリ圧縮機100が備えるバランスウェイト9の下面図及び斜視図である。
2つのバランスウェイト8,9(図1参照)のうち、回転子42の上側(軸方向一方側)に設置されるバランスウェイト9は、円板状を呈する円板部9aと、円板部9aの中心付近に設けられるボス部9bと、円板部9aの板面からクランクシャフト5(図1参照)の軸方向に突出している複数の(図5の例では、5つの)リブ9cと、を備えている。そして、ボス部9bにクランクシャフト5(図1参照)の上端部が嵌め込まれるようになっている。円板部9aの周縁は、固定子41(図1参照)の内周面よりも径方向外側に位置している。また、円板部9aの円板状の表面を含む所定平面(図示せず)は、クランクシャフト5の中心軸線Z(図1参照)に対して垂直になっている。
FIG. 5 is a bottom view and a perspective view of the
Of the two
リブ9cは、円板部9aの径方向に延びており、円板部9aの周方向において偏在している。図5の例では、クランクシャフト5の中心軸線Zを含む所定平面P1に対して、その一方側(図5の紙面左側)にリブ9cが偏在している。具体的には、所定平面P1の一方側の半円板状の領域において、径方向に延びるリブ9cが例えば周方向で等間隔に設けられている。なお、平面視において、所定平面P1の他方側(図5の紙面右側)には、円弧状のバランスウェイト8(図1参照)が設けられている。これによって、ロータリ圧縮機100の回転バランスを安定させ、その振動を低減できる。
The
また、電動機4(図1参照)の駆動中、バランスウェイト9のリブ9cが回転に伴い移動することで、密閉容器1の内部においてガス状の冷媒が攪拌される。したがって、電動機4の巻線413の温度上昇を抑制し、ひいては、銅損が低減することによりモータ効率を高めることができる。ちなみに、密閉容器1は、伝熱性の高い金属(例えば、鉄を主成分とする合金)で形成されているため、密閉容器1の内部における冷媒の熱は、金属製の密閉容器1を介して、外部の空気に放熱される。
Further, while the motor 4 (see FIG. 1) is being driven, the
なお、図5に示すリブ9cは、円板部9aの板面から電動機4(図1参照)の回転子42側に突出していることが好ましい。このような構成によれば、電動機4の駆動中、バランスウェイト9のリブ9cが移動することでガス状の冷媒が攪拌され、回転子42の巻線413に冷媒(冷却風)が当たるため、巻線413の温度上昇を低減できる。
The
また、リブ9cにおける径方向外側の端部が、固定子41(図1参照)の内周面よりも径方向外側に位置していることが好ましい。このような構成によれば、リブ9cの移動に伴って、密閉容器1の内部で旋回しながら広がる冷媒の流れが、固定子41に向かいやすくなる。したがって、固定子41の巻線413の温度上昇を効果的に抑制できる。
Further, it is preferable that the end portion of the
また、固定子41(図1参照)のコイルエンド413aの少なくとも一部と、バランスウェイト9と、がクランクシャフト5の軸方向において重なっていることが好ましい。このような構成によれば、バランスウェイト9の回転に伴って生じる冷媒の流れがコイルエンド413aに向かいやすくなるため、固定子41の巻線413の温度上昇を抑制し、ひいては、モータ効率を高めることができる。なお、密閉容器1の内部における冷媒の攪拌には、バランスウェイト9のリブ9cだけでなく、円板部9aも寄与している。円板部9aの回転に伴って、この円板部9aの表面付近に存在する冷媒も同伴するように移動(旋回)するからである。
Further, it is preferable that at least a part of the
<効果>
第1実施形態に係るロータリ圧縮機100によれば、電動機4の付近に設けられる円板状のバランスウェイト9が、クランクシャフト5と一体で回転する。ここで、一般に円板の回転軸回りの慣性モーメントは、その半径の2乗に比例するため、板厚の薄いバランスウェイト9でも、その慣性モーメントを十分に確保できる。したがって、クランクシャフト5の軸方向(高さ方向)におけるバランスウェイト9の長さをそれほど長くせずとも、ロータリ圧縮機100の回転バランスを安定させ、さらに慣性モーメントも確保できる。特に、負荷変動が大きく、振動が生じやすい低速回転時でも、ロータリ圧縮機100の振動を低減できる。
<Effect>
According to the
また、ロータリ圧縮機100の振動が低減されることで、潤滑油の油溜りG1の液面の揺れが抑えられる。これにより潤滑油の泡立ちが低減するため、圧縮機構部6への給油が安定してなされる。
Further, by reducing the vibration of the
図15は、比較例に係るバランスウェイト8F,9Fを含む斜視図である。
図15の比較例では、電動機の回転子42の下側に円弧状のバランスウェイト8Fが設けられる一方、回転子42の上側にも円弧状のバランスウェイト9Fが設けられている。このような構成では、特に上側のバランスウェイト9Fの縦方向(高さ方向)の長さが比較的長いため、ロータリ圧縮機の大型化を招く。これに対して第1実施形態では、前記したように、円板状のバランスウェイト9(図1、図5参照)を設けることで、バランスウェイト9の縦方向の長さを短くすることができ、ひいては、ロータリ圧縮機100の小型化を図ることができる。
FIG. 15 is a perspective view including
In the comparative example of FIG. 15, the arc-shaped
一方、低圧シェル方式のロータリ圧縮機100では、圧縮された冷媒が密閉容器1の内部に放出されることなく、吐出パイプ3を介してそのまま外部に導かれるため、高圧シェル方式に比べて密閉容器1の内部で冷媒の流れが生じにくく、電動機4の巻線413の温度上昇を招くことがあった。これに対して第1実施形態では、バランスウェイト9の円板部9aの周縁が、固定子41(図1参照)の内周面よりも径方向外側に位置している。これによって、円板部9aの表面付近に存在する冷媒が、円板部9aの回転に同伴するように移動(旋回)するため、巻線413に冷媒が向かいやすくなる。さらに、バランスウェイト9(図5参照)がリブ9cを備えているため、密閉容器1の内部で冷媒の流れが生じやすくなる。したがって、電動機4の巻線413の温度上昇を低減し、ひいては、モータ効率を高めることができる。
On the other hand, in the low-pressure shell
また、前記したように、電動機4の固定子41の積厚L4(図4参照)は、20[mm]以上かつ30[mm]以下であることが好ましい。このような積厚に関するシミュレーション結果について、図6等を用いて説明する。
Further, as described above, the product thickness L4 (see FIG. 4) of the
図6は、モータ積厚及びモータ効率に関するシミュレーション結果である。
なお、図6の横軸は、モータ積厚(電動機の固定子の積厚)であり、縦軸は、電動機のモータ効率である。また、図6に示す「φ90」は、電動機として、固定子の外径が90[mm]のものを用いたことを示している。他の「φ100」や「φ110」についても同様である。
FIG. 6 is a simulation result regarding the motor product thickness and the motor efficiency.
The horizontal axis of FIG. 6 is the motor product thickness (the product thickness of the stator of the motor), and the vertical axis is the motor efficiency of the motor. Further, "φ90" shown in FIG. 6 indicates that a stator having an outer diameter of 90 [mm] was used as the motor. The same applies to other "φ100" and "φ110".
例えば、ロータリ圧縮機が冷蔵庫に搭載される場合、電動機の負荷トルクは比較的小さいことが多い。そこで、0.185[N・m]の負荷トルクで電動機4を駆動させた場合を、図6では、「冷蔵庫負荷」としている。なお、第1実施形態に係るロータリ圧縮機100の用途は、冷蔵庫に限定するものではないが、説明を分かりやすくするために、このように記載している。
For example, when a rotary compressor is mounted in a refrigerator, the load torque of the motor is often relatively small. Therefore, the case where the
一方、高圧シェル方式のロータリ圧縮機(図示せず)がエアコンに搭載される場合、電動機の負荷トルクが比較的大きい(冷蔵庫の場合の約10倍である)ことが多い。そこで、1.85[N・m]の負荷トルクで電動機を駆動した場合を、図6では、「エアコン負荷」としている。
なお、「冷蔵庫負荷」及び「エアコン負荷」のいずれにおいても、電動機の回転速度を1200[min-1]とした。また、電動機の構成に関して、その極数やスロット数は、図2A、図2Bのものと同様である。また、電動機に埋設される永久磁石を希土類磁石とし、巻線を集中巻きで巻回するものとした。このような構成・運転条件で、電動機の積厚を複数の値に変化させてシミュレーションを行い、モータ効率を算出した。
On the other hand, when a high-pressure shell type rotary compressor (not shown) is mounted on an air conditioner, the load torque of the motor is often relatively large (about 10 times that of a refrigerator). Therefore, the case where the motor is driven with a load torque of 1.85 [Nm] is referred to as "air conditioner load" in FIG.
The rotation speed of the motor was set to 1200 [min -1 ] in both the "refrigerator load" and the "air conditioner load". Further, regarding the configuration of the electric motor, the number of poles and the number of slots are the same as those in FIGS. 2A and 2B. In addition, the permanent magnets embedded in the motor are rare earth magnets, and the windings are wound in a concentrated manner. Under such a configuration and operating conditions, a simulation was performed by changing the product thickness of the motor to a plurality of values, and the motor efficiency was calculated.
図6に示すように、「エアコン負荷」(つまり、電動機の負荷トルクが比較的大きい場合)では、電動機の積厚が大きいほど、モータ効率が高くなっている。一方、「冷蔵庫負荷」(つまり、電動機の負荷トルクが比較的小さい場合)では、電動機の積厚が20[mm]以上かつ30[mm]以下の範囲でモータ効率が特に高くなっている。したがって、例えば、第1実施形態に係るロータリ圧縮機100(図1参照)を低負荷の機器(冷蔵庫等)に用いる場合、電動機4の積厚を20[mm]以上かつ30[mm]以下の範囲内にすることで、電動機4の小型化の他、高効率化を図ることもできるという知見が得られた。
As shown in FIG. 6, in the "air conditioner load" (that is, when the load torque of the motor is relatively large), the larger the product thickness of the motor, the higher the motor efficiency. On the other hand, in the "refrigerator load" (that is, when the load torque of the motor is relatively small), the motor efficiency is particularly high in the range where the product thickness of the motor is 20 [mm] or more and 30 [mm] or less. Therefore, for example, when the rotary compressor 100 (see FIG. 1) according to the first embodiment is used for a low-load device (refrigerator or the like), the product thickness of the
図7Aは、電動機の積厚及びモータ効率に関して、電動機の固定子の外径(ステータ外径)が110[mm]である場合のシミュレーション結果である。
なお、図7Aの左側の縦軸は、それぞれの棒グラフに対応するモータ積厚(固定子の積厚)である。一方、図7Aの右側の縦軸は、折れ線グラフに対応するモータ効率である。
また、図7Aのシミュレーション結果は、図6のシミュレーション結果からそのまま導き出されるものである(図7Bや図7Cも同様)。また、図7Aの「エアコン負荷」や「冷蔵庫負荷」の内容については、前記したものと同様である。
FIG. 7A is a simulation result when the outer diameter (stator outer diameter) of the stator of the motor is 110 [mm] with respect to the product thickness of the motor and the motor efficiency.
The vertical axis on the left side of FIG. 7A is the motor product thickness (stator product thickness) corresponding to each bar graph. On the other hand, the vertical axis on the right side of FIG. 7A is the motor efficiency corresponding to the line graph.
Further, the simulation result of FIG. 7A is directly derived from the simulation result of FIG. 6 (the same applies to FIGS. 7B and 7C). Further, the contents of the "air conditioner load" and the "refrigerator load" in FIG. 7A are the same as those described above.
なお、エアコンの場合には、高圧シェル方式のロータリ圧縮機の電動機として、固定子の積厚が55[mm]のものが用いられることが多い。そこで、このような構成の電動機をエアコン負荷で駆動させた場合(第1の比較例)の他、冷蔵庫負荷で駆動させた場合(第2の比較例)についても、図7Aに示している。 In the case of an air conditioner, a motor having a stator product thickness of 55 [mm] is often used as the motor of the high-pressure shell type rotary compressor. Therefore, FIG. 7A shows a case where the motor having such a configuration is driven by an air conditioner load (first comparative example) and a case where the motor is driven by a refrigerator load (second comparative example).
図7Aに示すように、積厚が55[mm]の電動機を冷蔵庫負荷で駆動させる場合に比べて、積厚が20[mm]の電動機を冷蔵庫負荷で駆動させるほうが、モータ効率が高くなっている。したがって、ロータリ圧縮機の電動機を低負荷で駆動させることが多い冷蔵庫等の機器では、例えば、積厚が20[mm]の電動機を用いることで、ロータリ圧縮機の高効率化を図ることができる。また、ロータリ圧縮機の小型化を図ることもできるため、冷蔵庫の庫内容積を十分に確保できる。 As shown in FIG. 7A, the motor efficiency is higher when the motor having a product thickness of 20 [mm] is driven by the refrigerator load than when the motor having a product thickness of 55 [mm] is driven by the refrigerator load. There is. Therefore, in a device such as a refrigerator in which the motor of the rotary compressor is often driven with a low load, for example, by using a motor having a product thickness of 20 [mm], it is possible to improve the efficiency of the rotary compressor. .. In addition, since the rotary compressor can be downsized, a sufficient internal volume of the refrigerator can be secured.
図7Bは、電動機の積厚及びモータ効率に関して、電動機の固定子の外径が100[mm]である場合のシミュレーション結果である。
図7Bに示すように、積厚が55[mm]の電動機を冷蔵庫負荷で駆動させる場合に比べて、積厚が20[mm]の電動機を冷蔵庫負荷で駆動させるほうが、モータ効率が高くなっている。
FIG. 7B is a simulation result when the outer diameter of the stator of the motor is 100 [mm] with respect to the product thickness of the motor and the motor efficiency.
As shown in FIG. 7B, the motor efficiency is higher when the motor having a product thickness of 20 [mm] is driven by the refrigerator load than when the motor having a product thickness of 55 [mm] is driven by the refrigerator load. There is.
図7Cは、電動機の積厚及びモータ効率に関して、電動機の固定子の外径が90[mm]である場合のシミュレーション結果である。
図7Cに示すように、積厚が55[mm]の電動機を冷蔵庫負荷で駆動させる場合に比べて、積厚が20[mm]の電動機を冷蔵庫負荷で駆動させるほうが、モータ効率が高くなっている。
FIG. 7C is a simulation result when the outer diameter of the stator of the motor is 90 [mm] with respect to the product thickness of the motor and the motor efficiency.
As shown in FIG. 7C, the motor efficiency is higher when the motor having a product thickness of 20 [mm] is driven by the refrigerator load than when the motor having a product thickness of 55 [mm] is driven by the refrigerator load. There is.
このように、第1実施形態によれば、ロータリ圧縮機100(図1参照)が備える電動機4の積厚を20[mm]以上かつ30[mm]以下にすることで、ロータリ圧縮機100の小型化・高効率化を図ることができる。また、前記したように、円板状のバランスウェイト9(図5参照)を設けることで、ロータリ圧縮機100の振動を抑制できるとともに、巻線413の温度上昇を抑制できる。また、ロータリ圧縮機100を低圧シェル方式の構成にすることで、潤滑油への冷媒の溶け込みを抑制し、例えば、可燃性の自然冷媒を用いる場合でも、冷媒回路(図示せず)に十分な量の冷媒を封入できる。
As described above, according to the first embodiment, by setting the product thickness of the
≪第1の変形例≫
図8は、第1の変形例に係るロータリ圧縮機のバランスウェイト9Aの下面図及び斜視図である。
なお、バランスウェイト9A以外のロータリ圧縮機100(図1参照)の構成については第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する(第2~第5の変形例についても同様)。図8の例では、バランスウェイト9Aが備えるリブ9Acが、下面視において所定に湾曲し、円弧状を呈している点が、第1実施形態とは異なっている。また、前記した「円弧状」の曲率中心が、電動機4(図1参照)が回転する場合においてリブ9Acの前方に位置していることが好ましい。このような構成によれば、バランスウェイト9Aがクランクシャフト5とともに回転しているとき、密閉容器1内のガス状の冷媒が、円弧状のリブ9Acで攪拌されやすくなる。したがって、電動機4の巻線413の温度上昇を抑制できる。
<< First modification example >>
FIG. 8 is a bottom view and a perspective view of the
Since the configuration of the rotary compressor 100 (see FIG. 1) other than the
≪第2の変形例≫
図9は、第2の変形例に係るロータリ圧縮機のバランスウェイト9Bの下面図及び斜視図である。
図9に示すように、それぞれのリブ9Bcは、その径方向内側の端部がボス部9bまで延びている一方、径方向外側の端部が円板部9aの周縁まで延びている。また、径方向外側に近いほど、リブ9Bcの周方向の肉厚が厚くなっている。このような構成でも、第1実施形態と同様の効果が奏される。特に、リブ9Bcの径方向外側の端部が円板部9aの周縁まで延びているため、平面視において、リブ9Bcと電動機4(図1参照)のコイルエンド413aとが重なる部分の面積を十分に確保できる。したがって、バランスウェイト9Bがクランクシャフト5とともに回転することで、コイルエンド413a(つまり、巻線413)の放熱を促進できる。また、バランスウェイト9Bの径方向における重心位置が外側にずれるため、縦方向の長さを短くすることができる。
<< Second modification example >>
FIG. 9 is a bottom view and a perspective view of the
As shown in FIG. 9, each rib 9Bc has its radial inner end extending to the
≪第3の変形例≫
図10は、第3の変形例に係るロータリ圧縮機のバランスウェイト9Cの下面図及び斜視図である。
図10の例では、第1実施形態で説明したリブ9c(図5参照)に代えて、円板部9aに切欠部9dが設けられた構成になっている。すなわち、バランスウェイト9Cは、円板部9aを有するとともに、円板部9aに設けられる複数の(図10の例では、5つの)切欠部9dを有している。これらの切欠部9dは、円板部9aの径方向に設けられ、円板部9aの周方向において偏在している。
<< Third variant >>
FIG. 10 is a bottom view and a perspective view of the
In the example of FIG. 10, instead of the
図10の例では、クランクシャフト5(図1参照)の中心軸線Zを含む所定平面P1に対して、他方側(図10の紙面右側)に切欠部9dが偏在している。具体的には、所定平面P1の他方側の半円板状の領域において、径方向の切欠部9dが、周方向で等間隔に設けられている。また、平面視において、前記した所定平面P1の他方側には、円弧状のバランスウェイト8(図1参照)が設けられている。これによって、ロータリ圧縮機100の回転バランスを安定させ、その振動の抑制できる。また、バランスウェイト9Cの回転に伴って、切欠部9dの壁面にガス状の冷媒が衝突するため、密閉容器1(図1参照)の内部で冷媒が攪拌される。したがって、電動機4(図1参照)の巻線413の温度上昇を抑制できる。
In the example of FIG. 10, the
≪第4の変形例≫
図11は、第4の変形例に係るロータリ圧縮機のバランスウェイト9Dの下面図及び斜視図である。
図11の例では、バランスウェイト9Dが円板部9aを有する一方、リブや切欠部が特に設けられていない構成になっている。また、円板部9aの周縁である円の中心と、クランクシャフト5の中心軸線Zと、が異なる位置に設けられている。なお、円板部9aは、その肉厚が一様であるものとする。このような構成によれば、円板部9aの重心(中心)の位置が、クランクシャフト5の中心軸線Zの位置からずれているため、リブ等を設けずとも、バランスウェイトとして機能させることができる。また、バランスウェイト9Dを円板状にすることで、その慣性モーメントを十分に確保できる。また、バランスウェイト9Dがクランクシャフト5とともに回転しているとき、円板部9aの付近の冷媒も同伴するように移動(旋回)するため、密閉容器1の内部で冷媒が攪拌される。これによって、電動機4(図1参照)の巻線413の温度上昇を抑制できる。
<< Fourth variant >>
FIG. 11 is a bottom view and a perspective view of the
In the example of FIG. 11, the
≪第5の変形例≫
図12は、第5の変形例に係るロータリ圧縮機のバランスウェイト9Eの下面図及び斜視図である。
図12に示すように、円板部9Eaにおいて、クランクシャフト5の中心軸線Zを通る所定平面P1の一方側(図12の紙面左側)の方が、他方側(図12の紙面右側)よりも肉厚を厚くしてもよい。つまり、円板状のバランスウェイト9Eが、半円板状の肉薄部91aと、半円板状の肉厚部91bと、を有している。このような構成によれば、バランスウェイト9Eの回転に伴って、肉薄部91aと肉厚部91bとの段差の壁面にガス状の冷媒が衝突するため、密閉容器1(図1参照)の内部で冷媒が攪拌される。したがって、電動機4(図1参照)の巻線413の温度上昇を抑制できる。
<< Fifth variant example >>
FIG. 12 is a bottom view and a perspective view of the
As shown in FIG. 12, in the disk portion 9Ea, one side (left side of the paper surface of FIG. 12) of the predetermined plane P1 passing through the central axis Z of the
≪第2実施形態≫
第2実施形態では、ロータリ圧縮機100(図1参照)を備える冷蔵庫200(図13参照)について説明する。なお、ロータリ圧縮機100の構成については、第1実施形態と同様であるから、その説明を省略する。
<< Second Embodiment >>
In the second embodiment, a refrigerator 200 (see FIG. 13) equipped with a rotary compressor 100 (see FIG. 1) will be described. Since the configuration of the
図13は、第2実施形態に係る冷蔵庫200の縦断面図である。
冷蔵庫200は、食品等を冷やす機器であり、冷蔵室R1等が設けられた筐体50を備えている。冷蔵庫200の内部には、上から順に、冷蔵室R1と、左右に並ぶ製氷室(図示せず)・上段冷凍室R2の他、下段冷凍室R3と、野菜室R4と、が設けられている。そして、前記した各室を区画する形状の断熱箱体50aと、この断熱箱体50aに設置される複数のドア51~55と、によって、冷蔵庫200の筐体50が構成されている。
FIG. 13 is a vertical sectional view of the
The
図13に示す蒸発器61は、冷蔵室R1等を冷やすための熱交換器であり、冷蔵室R1の背面側に設けられている。そして、蒸発器61で冷やされた空気(冷気)が、送風機62の駆動によって所定に循環するようになっている。
The
図14は、冷蔵庫200におけるロータリ圧縮機100の付近の縦断面図である。
なお、図14の縦断面図における切断面(冷蔵庫200の左右方向に平行な所定平面)は、図13の縦断面図における切断面(冷蔵庫200の前後方向に平行な所定平面)に対して、垂直であるものとする。また、図14では、空気の流れを白抜き矢印で示している。
FIG. 14 is a vertical sectional view of the vicinity of the
The cut surface (predetermined plane parallel to the left-right direction of the refrigerator 200) in the vertical cross-sectional view of FIG. 14 is relative to the cut surface (predetermined plane parallel to the front-rear direction of the refrigerator 200) in the vertical cross-sectional view of FIG. It shall be vertical. Further, in FIG. 14, the air flow is indicated by a white arrow.
図14に示すように、冷蔵庫200の機械室R6には、空気の流れの下流側に向かって順に、放熱器63、機械室送風機64、及びロータリ圧縮機100が、所定の間隔を空けて配置されている。なお、冷蔵庫200の筐体50(図13参照)には、機械室R6に空気を導く孔H1の他、機械室R6から空気を逃がす孔H2が設けられている。そして、ロータリ圧縮機100で生じた熱が、機械室送風機64から送り込まれる空気との熱交換で、金属製の密閉容器1を介して放熱されるようになっている。
As shown in FIG. 14, in the machine room R6 of the
また、ロータリ圧縮機100の上側には、蒸発器61(図13参照)から排水管(図示せず)介して落下した水を受ける露受皿65が設けられている。また、図14の例では、ロータリ圧縮機100の横側の所定箇所にも、別の露受皿66が設けられている。そして、ロータリ圧縮機100、蒸発器61、放熱器63、及びキャピラリーチューブ(絞り機構:図示せず)を順次に介して、冷媒が循環するようになっている。なお、図13、図14に示す冷蔵庫200の構成は一例であり、これに限定されるものではない。
Further, on the upper side of the
<効果>
第2実施形態によれば、ロータリ圧縮機100の小型化を図ることで、冷蔵庫200の庫内容積を十分に確保できる。また、ロータリ圧縮機100の高効率化を図ることで、冷蔵庫200の省エネ化を図り、その消費電力量を削減できる。
<Effect>
According to the second embodiment, the internal volume of the
≪変形例≫
以上、各実施形態でロータリ圧縮機100(図1参照)や冷蔵庫200(図13参照)について説明したが、これらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、第1実施形態(図1参照)では、クランクシャフト5において、電動機4の上側(軸方向一方側)に円板状のバランスウェイト9が設置される構成について説明したが、これに限らない。例えば、クランクシャフト5において、電動機4の下側(軸方向他方側)に円板状のバランスウェイトを設置するようにしてもよい。
また、クランクシャフト5において、電動機4の上側・下側の両方に円板状のバランスウェイトを設置するようにしてもよい。すなわち、クランクシャフト5において、電動機4の軸方向一方側及び軸方向他方側のうち少なくとも一方に円板状のバランスウェイトを設置するようにしてもよい。
≪Variation example≫
Although the rotary compressor 100 (see FIG. 1) and the refrigerator 200 (see FIG. 13) have been described above in each embodiment, the description is not limited to these, and various changes can be made.
For example, in the first embodiment (see FIG. 1), a configuration in which a disk-shaped
Further, in the
また、第1実施形態では、電動機4(図2A参照)の回転子42に埋設される永久磁石42bがネオジム磁石である場合について説明したが、これに限らない。例えば、回転子42に埋設される永久磁石42bとして、ネオジム磁石以外の所定の希土類磁石を用いてもよいし、また、フェライト磁石といった他の種類の永久磁石を用いるようにしてもよい。また、第1実施形態では、電動機4(図2B参照)の固定子41において巻線413が集中巻きで巻回される場合について説明したが、例えば、巻線413を分布巻きで巻回してもよい。
Further, in the first embodiment, the case where the
また、第1実施形態では、円板状のバランスウェイト9(図5参照)に5つのリブ9cが設けられる構成について説明したが、リブ9cの個数は適宜に変更可能である。なお、第1、第2の変形例(図8、図9)の他、第3の変形例の切欠部9d(図10参照)についても同様のことがいえる。また、第1実施形態で説明した5つのリブ9cに代えて、径方向に延びる複数の溝(図示せず)を円板部9aに設けるようにしてもよい。
Further, in the first embodiment, the configuration in which the five
また、各実施形態や第1~第5の変形例(図8~図12)は、適宜に組み合わせることができる。例えば、第1の変形例(図8参照)の構成のロータリ圧縮機100を冷蔵庫200に設けるようにしてもよい。
また、クランクシャフト5において、電動機4の上側・下側の両方に円板状のバランスウェイトを設ける構成において、例えば、一方のバランスウェイトを第1実施形態(図5参照)の構成にし、他方のバランスウェイトを第3の変形例(図10参照)の構成にしてもよい。その他にも、さまざまな組合せが可能である。
Further, each embodiment and the first to fifth modifications (FIGS. 8 to 12) can be appropriately combined. For example, the
Further, in the configuration in which the disc-shaped balance weights are provided on both the upper side and the lower side of the
また、第2実施形態では、ロータリ圧縮機100を備える冷蔵庫200について説明したが、他の種類の冷凍サイクル装置にも適用可能である。また、実施形態では、ロータリ圧縮機100で圧縮される「ガス」が冷媒である場合について説明したが、冷媒以外の所定の「ガス」を圧縮するようにしてもよい。
Further, in the second embodiment, the
また、各実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に記載したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換を適宜に行うことが可能である。
また、前記した機構や構成は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての機構や構成を示しているとは限らない。
Further, each embodiment is described in detail in order to explain the present invention in an easy-to-understand manner, and is not necessarily limited to the one including all the configurations described. Further, it is possible to appropriately add / delete / replace other configurations with respect to a part of the configurations of each embodiment.
In addition, the above-mentioned mechanism and configuration show what is considered necessary for explanation, and do not necessarily show all the mechanisms and configurations in the product.
1 密閉容器
2 吸込パイプ
3 吐出パイプ
4 電動機
41 固定子
411 鉄心
413 巻線
413a コイルエンド
42 回転子
42b 永久磁石
5 クランクシャフト
6 圧縮機構部
6k 隙間
9,9A,9B,9C,9D,9E バランスウェイト
9a,9Ea 円板部
9b ボス部
9c,9Ac,9Bc リブ
9d 切欠部
100 ロータリ圧縮機
200 冷蔵庫
A1 内部空間
Z 中心軸線
1
9, 9A, 9B, 9C, 9D,
Claims (10)
前記密閉容器に収容され、固定子及び回転子を有する電動機と、
前記回転子と一体で回転するクランクシャフトと、
前記クランクシャフトの回転に伴ってガスを圧縮する圧縮機構部と、を備えるとともに、
前記クランクシャフトおいて前記電動機の付近に設置されるバランスウェイトと、
前記圧縮機構部にガスを導く吸込パイプと、
前記圧縮機構部で圧縮されたガスを前記密閉容器の外側に導く吐出パイプと、を備え、
前記吸込パイプと前記圧縮機構部との間の隙間を介して、前記吸込パイプの内部と前記密閉容器の内部空間とが連通しており、
前記固定子の軸方向の積厚は、20mm以上かつ30mm以下であり、
前記バランスウェイトは、円板状を呈する円板部を有し、前記円板部の周縁が前記固定子の内周面よりも径方向外側に位置していること
を特徴とするロータリ圧縮機。 With a closed container
An electric motor housed in the closed container and having a stator and a rotor,
A crankshaft that rotates integrally with the rotor,
A compression mechanism unit that compresses gas with the rotation of the crankshaft is provided, and the crankshaft is provided with a compression mechanism unit.
With the balance weight installed near the motor in the crankshaft,
A suction pipe that guides gas to the compression mechanism,
A discharge pipe for guiding the gas compressed by the compression mechanism to the outside of the closed container is provided.
The inside of the suction pipe and the internal space of the closed container communicate with each other through the gap between the suction pipe and the compression mechanism portion.
The axial product thickness of the stator is 20 mm or more and 30 mm or less.
The balance weight is a rotary compressor having a disk-shaped disc portion, wherein the peripheral edge of the disc portion is located radially outside the inner peripheral surface of the stator.
前記固定子のコイルエンドの少なくとも一部と、前記バランスウェイトと、が前記クランクシャフトの軸方向において重なっていること
を特徴とする請求項1に記載のロータリ圧縮機。 In the crankshaft, the balance weight is installed on at least one of the axial direction side and the axial direction other side of the electric motor.
The rotary compressor according to claim 1, wherein at least a part of the coil end of the stator and the balance weight are overlapped with each other in the axial direction of the crankshaft.
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のロータリ圧縮機。 The rotary compressor according to claim 1 or 2, wherein the stator includes an iron core and a winding wound around the iron core by concentrated winding.
を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のロータリ圧縮機。 The rotary compressor according to any one of claims 1 to 3, wherein the rotor has a neodymium magnet as a permanent magnet embedded in itself.
複数の前記リブは、前記円板部の径方向に延びており、前記円板部の周方向において偏在していること
を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のロータリ圧縮機。 The balance weight has the disk portion and has a plurality of ribs protruding from the plate surface of the disk portion in the axial direction of the crankshaft.
The invention according to any one of claims 1 to 4, wherein the plurality of ribs extend in the radial direction of the disk portion and are unevenly distributed in the circumferential direction of the disk portion. Rotary compressor.
を特徴とする請求項5に記載のロータリ圧縮機。 The rotary compressor according to claim 5, wherein the plurality of ribs project from the plate surface of the disk portion toward the rotor side.
を特徴とする請求項6に記載のロータリ圧縮機。 The rotary compressor according to claim 6, wherein the radial outer ends of the plurality of ribs are located radially outer with respect to the inner peripheral surface of the stator.
複数の前記切欠部は、前記円板部の径方向に設けられ、前記円板部の周方向において偏在していること
を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のロータリ圧縮機。 The balance weight has the disk portion and has a plurality of notches provided in the disk portion.
The invention according to any one of claims 1 to 4, wherein the plurality of notches are provided in the radial direction of the disk portion and are unevenly distributed in the circumferential direction of the disk portion. Rotary compressor.
を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のロータリ圧縮機。 The rotary according to any one of claims 1 to 4, wherein the center of the circle, which is the peripheral edge of the disk portion, and the central axis of the crankshaft are provided at different positions. Compressor.
を特徴とする冷蔵庫。 A refrigerator comprising the rotary compressor according to any one of claims 1 to 9.
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JP2020153192A JP2022047333A (en) | 2020-09-11 | 2020-09-11 | Rotary compressor and refrigerator |
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