JP2022047126A - Drain valve device and sash window - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、排水弁装置及びサッシ窓に関する。 The present disclosure relates to drain valve devices and sash windows.
サッシ窓には、屋外から吹き付ける雨が屋内側に浸入することを防ぐ水密性能が求められる。雨が屋外からサッシ窓に強く吹き付けると、例えば、サッシ窓の縦枠と下枠との接続部から下枠内の中空部に水が浸入して溜まる場合がある。サッシ窓の水密性能を向上させるためには、下枠の中空部に溜まった水を屋外に円滑に排出することが求められる。 The sash window is required to have watertightness to prevent rain from the outside from entering the indoor side. When rain is strongly blown onto the sash window from the outside, for example, water may infiltrate and collect in the hollow portion in the lower frame from the connection portion between the vertical frame and the lower frame of the sash window. In order to improve the watertightness of the sash window, it is required to smoothly discharge the water accumulated in the hollow portion of the lower frame to the outside.
従来、下枠の中空部に溜まった水を排出するために、下枠の中空部に屋外側に向けて開口する排水口を設け、排水口の上部を支点に外側方向にのみ開閉自在に羽根状の排水弁を取り付けることが知られている(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, in order to drain the water accumulated in the hollow part of the lower frame, a drainage port that opens toward the outdoor side is provided in the hollow part of the lower frame, and the blade can be opened and closed only in the outward direction with the upper part of the drainage port as a fulcrum. It is known to attach a drain valve having a shape (see, for example, Patent Document 1).
排水弁は、通常時は閉じた状態にすることでサッシ窓からの漏気を防止する一方、降雨時にはサッシ窓の下枠の中空部に溜まった水の圧力で屋外側に開いて排水を行うことで、屋内側への水の浸入を防止する。しかし、排水弁は前方からの風圧を受けると開きにくくなるため、強風を伴う降雨の際には、排水性が低下するおそれがある。 The drain valve is normally closed to prevent air leakage from the sash window, while when it rains, it opens to the outside due to the pressure of the water accumulated in the hollow part of the lower frame of the sash window to drain water. This prevents water from entering the indoor side. However, since the drain valve is difficult to open when it receives wind pressure from the front, the drainage property may deteriorate when it rains with a strong wind.
従来、強風を伴う降雨時においても排水性を低下させないためには、下枠に大きな中空部を形成し、多くの水を溜めて、水の圧力を高めるという手段がとられてきた。 Conventionally, in order not to reduce the drainage property even in the case of rainfall accompanied by strong wind, a means has been taken in which a large hollow portion is formed in the lower frame to store a large amount of water and increase the pressure of the water.
しかしながら、下枠に大きな中空部を設けると、より多くの材料が必要となり、コストアップにつながるとともに、下枠の見付幅が太くなり、意匠的に優れないものになるという問題があった。 However, if a large hollow portion is provided in the lower frame, more materials are required, which leads to an increase in cost and a problem that the found width of the lower frame becomes wide and the design is not excellent.
したがって、サッシ窓の下枠の大きさに関係なく、下枠の中空部の排水性能を向上することができる排水弁装置及びサッシ窓が求められる。 Therefore, there is a need for a drain valve device and a sash window that can improve the drainage performance of the hollow portion of the lower frame regardless of the size of the lower frame of the sash window.
本開示に係る排水弁装置は、サッシ窓の下枠の屋外側壁部に設けられる排水口に取り付けられ、前記排水口に連通する流入口と、前記流入口を屋外に連通させる流出口と、を有する筐体と、前記流出口に開閉可能に取り付けられる排水弁と、を備え、前記流出口は、前記流入口よりも鉛直方向の下方に配置される。 The drain valve device according to the present disclosure is attached to a drain port provided on the outdoor side wall portion of the lower frame of the sash window, and has an inlet that communicates with the drain port and an outlet that communicates the inlet to the outside. It includes a housing having a housing and a drain valve that can be opened and closed at the outlet, and the outlet is arranged below the inlet in the vertical direction.
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1及び図2は、アルミ等の金属製のサッシ窓である引違い窓1を示す。引違い窓1は、枠体2の内側に納められる2枚の障子3,3と、1枚の網戸4と、を有する。図2中のX1方向は屋外方向を示し、X2方向は屋内方向を示す。図1は、屋外側から見た引違い窓1を示す。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. 1 and 2 show a
枠体2は、上枠21、下枠22、及び左右の縦枠23,24を矩形に枠組みすることによって構成される。図2に示すように、上枠21は、屋内外方向に平行に配置されるレール211a,211b,211cを有する。下枠22は、屋内外方向に平行に配置されるレール221a,221b,221cを有する。最も屋外側に配置される上枠21のレール211aと下枠22のレール221aとの間には、網戸4が、枠体2内を左右方向に移動可能に納められる。上枠21のレール211b,211cと下枠22のレール221b,221cとの間には、それぞれ障子3,3が、枠体2内を左右方向に移動可能に納められる。
The
図2に示すように、下枠22は、内部に中空部222を有する。中空部222は、上側壁部223と、下側壁部224と、屋外側壁部225と、屋内側壁部226と、によって形成される。屋外側壁部225は、下枠22の屋外側の見付面を形成する。中空部222は、下枠22の全長に亘って延在している。
As shown in FIG. 2, the
下枠22の屋外側壁部225には、中空部222に溜まった水を屋外に排出するための横長矩形状の排水口227が設けられる。排水口227は、屋外側壁部225の左右方向の両端部近傍であって、下側壁部224に近接する位置にそれぞれ配置される。排水口227には、それぞれ排水弁装置が取り付けられる。
The outdoor
第1の実施形態に係る排水弁装置5について、図1~図7を参照して詳細に説明する。排水弁装置5は、図3及び図7に示すように、いずれも樹脂製の筐体51と排水弁52とによって構成される。
The
筐体51は、図3に示すように、下枠22の屋外側壁部225に当接する横長矩形状のフランジ部511と、フランジ部511から屋外側且つ鉛直方向の下方に延びる略直方体形の筐体本体512とによって構成される。フランジ部511と筐体本体512とは一体に形成されている。
As shown in FIG. 3, the
フランジ部511は、図5に示すように、屋外側壁部225に設けられる排水口227の開口面積よりも大きい。フランジ部511には、排水口227に連通し、排水口227から排出される中空部222内の水を受け入れる横長矩形状の流入口53が開口している。
As shown in FIG. 5, the
図4及び図5に示すように、フランジ部511の屋内側の側面511aには、流入口53を取り囲んで屋内側に向けて突出する横長矩形状の取付筒部54が設けられる。筐体51は、取付筒部54が屋外側から排水口227に挿入されることによって、排水口227に取り付けられる。取付筒部54の上面54aには、上方に向けて山型状に突出する2つの係止爪541,541が設けられる。取付筒部54の左右側面54b,54bには、側方に向けて山型状に突出する係止爪542,542がそれぞれ設けられる。図5に示すように、取付筒部54が排水口227内に挿入された際に、係止爪541,541は、排水口227の上側の内周部227aに係止し、係止爪542,542は、排水口227の左右の内周部227b,227bに係止する。これによって、筐体51は、排水口227に対して着脱可能に取り付けられる。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
図7に示すように、筐体本体512は、フランジ部511から屋外側に向けて突出するとともに、流入口53よりも鉛直方向下方に延びている。筐体本体512の内部は、流入口53と連通している。筐体本体512は、屋外に向けて開口する流出口55を有する。流出口55は、筐体本体512の屋外側及び下方に向けて開放するように形成される。これによって、筐体本体512の内部の流路は、流入口53から屋外側に向かい、下方に向けて略直角に屈曲した後、筐体本体512の下端の流出口55において屋外に連通する。筐体本体512の下端に配置される内底面512aは、排水口227の下端の位置よりも高さH1だけ鉛直方向の下方に離れて配置される。
As shown in FIG. 7, the housing
排水弁52は、図3、図6及び図7に示すように、下枠22の延び方向に沿う回転軸部521と、回転軸部521から下方に延びる矩形板状の弁体部522と、を有する。回転軸部521の両端は、筐体本体512の左右の側壁部512b,512bにそれぞれ設けられる取付孔512c,512cに挿入されている。これによって、排水弁52は、流出口55の屋外側に、流出口55の上部に配置される回転軸部521を中心にして開閉可能に取り付けられる。
As shown in FIGS. 3, 6 and 7, the
排水弁52の弁体部522は、図6及び図7に示すように、屋内側に向けて略L字状に屈曲した先端部522aを有する。弁体部522の屋内側面には、複数のリブ523が設けられる。リブ523は、回転軸部521の近傍から弁体部522の先端部522aにかけて三角形の板状に形成される。本実施形態の排水弁52は、3つのリブ523を有する。3つのリブ523は、弁体部522の幅方向の両端と中央とに配置される。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
排水弁52は、図7の実線で示すように、弁体部522の先端部522aが流出口55の開口端面55aに当接することによって、流出口55を屋外側から閉鎖する。これによって、排水弁52は、開放時に、回転軸部521を中心にして屋外側のみに向けて移動する。排水弁52の幅方向の両側は、図3に示すように、筐体本体512の左右の側壁部512b,512bによって封鎖されている。
As shown by the solid line in FIG. 7, the
排水弁52の弁体部522は、図6及び図7に示すように、略L字状に形成されるため、回転軸部521側の厚みよりも先端部522a側の厚みの方が大きい。すなわち、弁体部522は、回転軸部521側よりも、回転軸部521から遠い先端部522aの方が重い。そのため、屋内側からの水の圧力が排水弁52に作用しない場合、先端部522aは自重によって下向きに移動し、流出口55の閉鎖状態を安定的に維持する。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
以上のように、第1の実施形態に係る排水弁装置5は、下枠22の屋外側壁部225に設けられる排水口227に取り付けられ筐体51と、流出口55に開閉可能に取り付けられる排水弁52と、を備える。筐体51は、排水口227に連通する流入口53と、流入口53を屋外に連通させる流出口55と、を有する。流出口55は、流入口53よりも鉛直方向の下方に配置される。流出口55の下端、すなわち、筐体本体512の下端の内底面512aは、図7に示すように、排水口227に対して高さH1だけ下方に配置されため、筐体51内に流入した水の圧力は、高さH1に相当する水頭差によって増加する。そのため、本実施形態の排水弁装置5によれば、下枠22が小さくて中空部222に溜められる水量が少なくても、排水弁52は、筐体51内に流入した水の圧力によって容易に開放することができる。これによって、排水弁装置5は、下枠22の大きさに関係なく、下枠22の中空部222の排水性能を向上させることができる。
As described above, the
次に、第2の実施形態に係る排水弁装置5Aについて、図8、図9及び図10を参照して詳細に説明する。第1の実施形態に係る排水弁装置5と同一符号の部位は同一構成の部位を示す。そのため、以下の説明において、第1実施形態に係る排水弁装置5と重複する説明は省略する。
Next, the
排水弁装置5Aは、上下に2分割された筐体51を有する点で、第1の実施形態に係る排水弁装置5と相違する。詳しくは、排水弁装置5Aの筐体51の筐体本体512は、流入口53を有する第1筐体部513と、流出口55を有する第2筐体部514と、の2つの部品によって構成される。第1筐体部513は、筐体本体512の上側部分を構成する。第2筐体部514は、筐体本体512の下側部分を構成する。第2筐体部514は、第1筐体部513に対して着脱可能に取り付けられる。
The
第1筐体部513は、フランジ部511から屋外側に向けて突出するとともに、流入口53よりも鉛直方向の下方に延びている。第1筐体部513の下端部513aは、下方に向けて開放している。図10に示すように、第1筐体部513の下端部513aは、排水口227の下端の位置よりも鉛直方向の下方に離れて配置される。下端部513aが排水口227の下端から下方に離れている高さは、第1の実施形態における排水弁装置5の筐体本体512の内底面512aが排水口227の下端から離れている高さH1に略等しい。
The
第2筐体部514は、第1筐体部513の下端部513aから、鉛直方向の下方に向けて延びている。これによって、この排水弁装置5Aの筐体51は、第1の実施形態における排水弁装置5の筐体51に対して、鉛直方向の下方に向けて延長されている。すなわち、図10に示すように、排水弁装置5Aの筐体本体512の内底面512aが排水口227の下端から離れている高さH2は、第1の実施形態における排水弁装置5の高さH1よりも大きい。排水弁装置5Aの流出口55は、第2筐体部514の屋外側及び下方に向けて開放するように形成される。排水口55に設けられる排水弁52は、図8及び図9に示すように、第2筐体部514の左右の側壁部514b,514bに設けられる取付孔512c,512cに開閉可能に取り付けられる。
The
第2筐体部514は、図9に示すように、第2筐体部514の上端部514aからそれぞれ上方に向けて一体に突出する一対の取付板5141,5141と、1つのガイド板5142と、を有する。取付板5141,5141は、第2筐体部514の幅方向の両端部に、左右の側壁部514b,514bと平行に配置される。取付板5141,5141には、外側方に向けて突出する円柱形の係合突部5143,5143がそれぞれ設けられる。ガイド板5142は、一対の取付板5141,5141の屋外側に配置され、幅方向に沿って延びている。
As shown in FIG. 9, the
取付板5141,5141及びガイド板5142は、図10に示すように、第1筐体部513の下端部513aの内側に挿入される。ガイド板5142は、第1筐体部513の下端部513aの内面に沿って挿入され、第2筐体部514の円滑な挿入をガイドする。取付板5141,5141は、第1筐体部513の下端部513aに弾性的に挿入される。係合突部5143,5143は、第1筐体部513の下端部513aの左右の側壁部513b,513bに設けられる係合孔5131,5131にそれぞれ係合する。これによって、第2筐体部514は、第1筐体部513に連結される。第2筐体部514は、係合孔5131,5131に係合した係合突部5143,5143を外側から押圧することによって、第1筐体部513から容易に取り外し可能である。
As shown in FIG. 10, the mounting
このように、第2の実施形態に係る排水弁装置5Aにおいて、筐体51は、流入口53を有する第1筐体部513と、流出口55を有する第2筐体部514と、に分割される。第2筐体部514は、第1筐体部513に対して着脱可能に取り付けられる。そのため、排水弁装置5Aの筐体51を構成する第2筐体部514を、上下方向の寸法が様々に異なる複数種類の第2筐体部514の中から選択することによって、筐体51の上下方向の寸法を容易に変えることができる。したがって、この排水弁装置5Aによれば、第1の実施形態に係る排水弁装置5が奏する効果に加えて、窓に要求される水密性能を、下枠22を変更することなく、容易に満足させることができる。
As described above, in the
以上の排水弁装置5Aの筐体51は、第1筐体部513と第2筐体部514との2つに分割され、互いに着脱可能に取り付けられることによって構成されている。しかし、第1筐体部513と第2筐体部514との間には、図11に示すように、筒状筐体部515がさらに連結されてもよい。
The
筒状筐体部515の上端部515aには、第2筐体部514の取付板5141,5141及びガイド板5142と同様に、一対の取付板5151,5151及びガイド板5152が設けられる。取付板5151,5151には、第1筐体部513の係合孔5131,5131に係合可能な係合突部5153,5153が設けられる。筒状筐体部515の左右の側壁部515b,515bには、第2筐体部514の係合突部5143,5143を係合可能な係合孔5154,5154が設けられる。筒状筐体部515の内部には、上下方向に開放する連通路515dが設けられる。
A pair of mounting
筒状筐体部515は、上端部515aにおいて第1筐体部513に着脱可能に取り付けられ、下端部515cにおいて第2筐体部514に着脱可能に取り付けられる。これによって、筒状筐体部515は、第1筐体部513の内部と第2筐体部514の内部とを連通路515dを介して連通させる。これによれば、第1筐体部513及び第2筐体部514の構造を変えることなく、筐体51の長さを容易に下方向に延長することができる。
The
第1の実施形態に係る排水弁装置5及び第2の実施形態に係る排水弁装置5Aにおいて、筐体51は、屋内側の側面511aに、排水口227に対して係止する複数の係止爪541,542を有する。これによって、排水弁装置5,5Aは、排水口227に対して容易に着脱可能に取り付け可能である。そのため、排水弁装置5,5Aの部品交換が容易能である。排水弁装置5,5Aは、排水口227を有する既存の窓の下枠にも容易に後付け可能である。
In the
第1の実施形態に係る排水弁装置5及び第2の実施形態に係る排水弁装置5Aにおいて、排水弁52は、下枠22の延び方向に沿う回転軸部521と、回転軸部521から下方に延びる弁体部522と、を有する。弁体部522は、回転軸部521側よりも回転軸部521から遠い先端部522a側の厚みが大きい。これによって、屋内側から排水弁52に圧力が作用しない排水終了後には、排水弁52の先端部522aが自重によって容易に下向きに移動する。そのため、排水口227の閉鎖状態を安定して維持することができ、漏気防止効果が高い。
In the
次に、第3の実施形態に係る排水弁装置6について図12~図17を参照して、説明する。図12及び図13は、第3の実施形態に係る排水弁装置6を備える引違い窓1Aを示す。この引違い窓1Aにおいて、図1及び図2に示した引違い窓1と同一符号の部位は同一構成の部位を示している。そのため、以下の説明において、引違い窓1と重複する説明は省略する。
Next, the
排水弁装置6は、下枠22の屋外側壁部225に設けられた2つの排水口227,227にそれぞれ取り付けられる。排水弁装置6は、図14、図15及び図17に示すように、下枠22の屋外側壁部225に対して屋外側から当接する横長矩形状のフランジ部61と、フランジ部61に一体に設けられる横長矩形状の排水筒部62と、排水筒部62に取り付けられる排水弁63と、中空部222内に配置されるフロート64と、排水弁63とフロート64とを連結する連結部材65と、を有する。
The
フランジ部61は、下枠22の屋外側壁部225に設けられる排水口227の開口面積よりも大きい横長矩形状に形成される。図14に示すように、フランジ部61の下側の略半分の領域には、横長矩形状の流出口611が開口している。
The
排水筒部62は、図15及び図17に示すように、フランジ部61の屋内側の側面61aから、流出口611を取り囲んで屋内側に向けて突出している。排水筒部62の屋内側の端部62aには、中空部222と流出口611とを連通させる開口部621が設けられている。排水筒部62の外形形状は、下枠22の屋外側壁部225に設けられる排水口227の開口形状よりも小さい。そのため、排水筒部62よりも上方のフランジ部61の屋内側の側面61aには、排水筒部62と排水口227との隙間を埋める段部612が、屋内側に向けて突出している。
As shown in FIGS. 15 and 17, the
排水筒部62及び段部612は、図17に示すように、屋外側から排水口227内に挿入される。これによって、排水筒部62は、開口部621及び流出口611を介して、中空部222の内部と屋外とを連通させている。排水筒部62の内側以外の排水口227は、段部612によって封鎖されている。
As shown in FIG. 17, the
排水弁63は、下枠22の中空部222内に配置される排水筒部62の開口部621の屋外側に取り付けられる。詳しくは、排水弁63は、図15及び図16に示すように、下枠22の延び方向に沿う回転軸部631と、回転軸部631から下方に延びる矩形板状の弁体部632と、を有する。回転軸部631は、図15及び図17に示すように、開口部621の上部に配置される上側爪部622及び下側爪部623,623によって、上下方向から回転可能に挟持される。上側爪部622は、開口部621の上部中央に配置される。下側爪部623,623は、開口部621の上部の幅方向両端部にそれぞれ配置される。
The
排水弁63は、図17に示すように、弁体部632が回転軸部631を中心に屋外側に向けて回転することによって開口部621を開放する。これによって、排水口227が開放され、中空部222と屋外とが連通する。排水弁63は、弁体部632が回転軸部631を中心に屋内側に向けて回転することによって開口部621を閉鎖する。これによって、排水口227が閉鎖され、中空部222が屋外に対して封鎖される。
As shown in FIG. 17, the
排水弁63の回転軸部631には、図15及び図16に示すように、弁体部632が配置される側と反対側に、それぞれ径方向に突出する一対ずつの突部633,633及び突部634,634が設けられる。突部633,633は、排水筒部62の上側爪部622を両側から挟んでいる。これによって、排水弁63は、横方向の移動が規制され、回転軸部631を支点として円滑に開閉可能である。突部634,634は、排水弁63が開口部621を開放する方向に回転した際に、排水筒部62の下側爪部623、623に当接するように配置される。これによって、排水弁63は、開放方向の過度の回転が規制される。
As shown in FIGS. 15 and 16, the
図15及び図17に示すように、排水筒部62の屋内側の端部62aの下部中央には、上方に向けて突出する突片624が設けられる。突片624は、開口部621を閉鎖する排水弁63の弁体部632の先端に、中空部222側から当接する。これよって、突片624は、排水弁63の弁体部632が中空部222側に過度に入り込むことを防止する。
As shown in FIGS. 15 and 17, a projecting
フロート64は、中空円筒体によって構成される。フロート64の軸方向は、下枠22の延び方向に沿って横向きに配置される。フロート64は、図15及び図16に示すように、長尺の棒状体からなる一対の連結部材65,65によって排水弁63と連結される。詳しくは、図16に示すように、排水筒部62の両側方からはみ出した排水弁63の回転軸部631の両端部に、屋内側に向けて突出する操作腕部635,635がそれぞれ突設される。操作腕部635,635の先端には、それぞれ側方に向けて突出する係合軸部636,636が設けられる。フロート64の軸方向の両端面には、それぞれ係合軸部641,641が突設される。連結部材65,65の一方の端部65a,65aは、操作腕部635,635の係合軸部636,636に対して、それぞれ回転可能に緩く係合している。連結部材65,65の他方の端部65b,65bは、フロート64の係合軸部641,641に対して、それぞれ回転可能に緩く係合している。
The
フロート64は、排水筒部62の上方に配置される。フロート64は、中空であるため、図17に示すように、下枠22の中空部222内の水位の上昇に伴って、浮力によって上昇する。フロート64が上昇すると、連結部材65,65が操作腕部635,635を上動させ、排水弁63の回転軸部631を回転させる。これによって、排水弁63は、開口部621を開放し、中空部222内の水を屋外に排出する。
The
このように、第3の実施形態に係る排水弁装置6は、下枠22に開口する排水口227を開閉可能に設けられる排水弁63と、下枠22の内部に配置されるフロート64と、排水弁63とフロート64とを連結する連結部材65,65と、を備える。連結部材65,65は、下枠22の内部の水位の上昇に伴ってフロート64が上昇した際に、排水弁63を開放するように連結される。そのため、下枠22の中空部222内に水が溜まって水位が上昇した際に、排水弁63を確実に開放動作させることができる。これによって、排水弁装置6は、下枠22の大きさに関係なく、下枠22の中空部222の排水性能を向上させることができる。
As described above, the
第3の実施形態に係る排水弁装置6において、排水口227に対して屋外側から挿入される排水筒部62をさらに備える。排水筒部62は、屋内側の端部62aに、下枠22の内部と連通する開口部621を有する。排水弁63は、開口部621に開閉可能に設けられる。これによって、フロート64の浮力によって開放動作する排水弁63を、下枠22の内部に容易に配置させることができる。排水弁装置6は、排水筒部62を排水口227に挿入することによって下枠22の屋外側壁部225に取り付けられるため、下枠22に対する部品交換によって、容易に下枠22の排水性を高めることができる。
The
以上の実施形態に係る排水弁装置5,5A,6は、引違い窓1に適用される例を示した。しかし、排水弁装置5,5A,6が適用される窓は、屋外に面して配置される窓であればよく、引違い窓1に限定されない。下枠22に取り付けられる排水弁装置5,5A,6の数は2つに限定されない。排水弁装置5,5A,6は、窓の大きさに応じて、下枠に1つ以上設けられる。
The
1 引違い窓、 22 下枠、 225 屋外側壁部、 227 排水口、 5,5A 排水弁装置、 51 筐体、 513 第1筐体部、 514 第2筐体部、 515 筒状筐体部、 52 排水弁、 521 回転軸部、 522 弁体部、 522a 先端部、 53 流入口、 541,542 係止爪、 55 流出口 1 sliding window, 22 lower frame, 225 outdoor side wall, 227 drainage port, 5,5A drain valve device, 51 housing, 513 first housing, 514 second housing, 515 tubular housing, 52 Drain valve, 521 Rotating shaft, 522 Valve body, 522a Tip, 53 Inlet, 541,542 Locking claw, 55 Outlet
Claims (6)
前記流出口に開閉可能に取り付けられる排水弁と、を備え、
前記流出口は、前記流入口よりも鉛直方向の下方に配置される、排水弁装置。 A housing having an inflow port attached to a drainage port provided on an outdoor side wall of a lower frame of a sash window and communicating with the drainage port, and an outlet for communicating the inflow port to the outside.
It is equipped with a drain valve that can be opened and closed at the outlet.
A drain valve device in which the outlet is arranged below the inlet in the vertical direction.
前記弁体部は、前記回転軸部側よりも前記回転軸部から遠い先端部側の厚みが大きい、請求項1~4のいずれか1項に記載の排水弁装置。 The drain valve has a rotation shaft portion along the extension direction of the lower frame and a valve body portion extending downward from the rotation shaft portion.
The drain valve device according to any one of claims 1 to 4, wherein the valve body portion has a larger thickness on the tip portion side farther from the rotating shaft portion than on the rotating shaft portion side.
前記枠体の内側に納められる障子と、
前記下枠の屋外側壁部に設けられて前記中空部と連通する排水口と、
前記排水口に取り付けられる排水弁装置と、を備え、
前記排水弁装置は、請求項1~5のいずれか1項に記載の排水弁装置からなる、サッシ窓。 A frame body having a lower frame provided with a hollow portion inside,
The shoji that is housed inside the frame and
A drainage port provided on the outdoor side wall portion of the lower frame and communicating with the hollow portion,
A drain valve device attached to the drain port is provided.
The drain valve device is a sash window comprising the drain valve device according to any one of claims 1 to 5.
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