JP2022046238A - 情報処理システム、遠隔管理システム、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理システム、遠隔管理システム、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】遠隔装置から仮想システムにタスク実行をより安全かつ円滑に指示することが可能な情報処理システム、遠隔管理システム、情報処理方法および情報処理プログラムを提供する。【解決手段】情報処理システム2は、管理用ネットワークを介して遠隔装置に接続するネットワークインターフェース240と、第1エージェント部220を有するホストシステム22と、第2エージェント部230およびタスク実行部231を有する仮想システム23とを備える。第1エージェント部220は、ネットワークインターフェース240を介して遠隔装置からタスク情報を取得したことに応じて、タスク情報を第2エージェント部230に供給する。第2エージェント部230は、タスク実行部231にタスク情報が示す実行指示情報を登録する。タスク実行部231は、実行指示情報に基づいてタスクを実行する。【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理システム、遠隔管理システム、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
近年、ホストサーバ上に仮想サーバを構築し、運用することが行われている。例えば特許文献1では、ホストマシンおよび仮想マシンの稼働状態を示す情報を収集し、これらのマシンを監視する仮想化環境監視システムが開示されている。
そして、このような仮想サーバを、外部の運用管理者が操作する遠隔装置から安全かつ円滑に管理することが求められている。特許文献2には、管理ネットワークに接続された管理サーバを介して、端末から仮想化基盤間のホットマイグレーションの実行を指示することが開示されている。
特開2012-003651号公報 特開2016-051448号公報
ここでサーバの管理においては、上述の特許文献1および2に記載の監視およびマイグレーションの他、ソフトウェアの更新ファイル等のタスクファイルをそのサーバに提供し、円滑に実行させることも重要である。このとき遠隔装置がホストサーバ上の仮想サーバにタスクファイルの実行を指示する場合は、ホストサーバおよび仮想サーバへログインすることが行われる。これによりホストサーバおよび仮想サーバをユーザの業務LANに接続する必要が生じるため、外部の運用管理者が操作する遠隔装置がユーザの業務LANにアクセスすることを回避できないという問題がある。したがって、より安全かつ円滑な仕組みを採用することが求められる。
本開示の目的は、上述した課題に鑑み、遠隔装置から仮想システムにタスク実行をより安全かつ円滑に指示することが可能な情報処理システム、遠隔管理システム、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することにある。
本開示の一態様にかかる情報処理システムは、管理用ネットワークを介して遠隔装置に接続するネットワークインターフェースと、第1エージェント部を有するホストシステムと、第2エージェント部およびタスク実行部を有する仮想システムとを備える。前記第1エージェント部は、前記ネットワークインターフェースを介して前記遠隔装置からタスク情報を取得したことに応じて、前記タスク情報を前記第2エージェント部に供給する。前記第2エージェント部は、前記タスク実行部に前記タスク情報が示す実行指示情報を登録する。前記タスク実行部は、前記実行指示情報に基づいてタスクを実行する。
本開示の一態様にかかる遠隔管理システムは、情報処理装置と、管理用ネットワークを介して前記情報処理装置に接続される遠隔装置とを備える。前記情報処理装置は、前記管理用ネットワークを介して前記遠隔装置に接続するネットワークインターフェースと、第1エージェント部を有するホストシステムと、第2エージェント部およびタスク実行部を有する仮想システムとを有する。前記第1エージェント部は、前記ネットワークインターフェースを介して前記遠隔装置からタスク情報を取得したことに応じて、前記タスク情報を前記第2エージェント部に供給する。前記第2エージェント部は、前記タスク実行部に前記タスク情報が示す実行指示情報を登録する。前記タスク実行部は、前記実行指示情報に基づいてタスクを実行する。
本開示の一態様にかかる情報処理方法は、ホストシステムが、管理用ネットワークを介して遠隔装置に接続するネットワークインターフェースを介して、前記遠隔装置からタスク情報を取得する段階と、前記ホストシステムが、前記タスク情報を取得したことに応じて、仮想システムに前記タスク情報を供給する段階と、前記仮想システムが、前記タスク情報が示す実行指示情報をタスク実行部に登録する段階と、前記仮想システムが、前記実行指示情報に基づいてタスクを実行する段階とを備える。
本開示の一態様にかかる情報処理プログラムは、ホストシステムが、管理用ネットワークを介して遠隔装置に接続するネットワークインターフェースを介して、前記遠隔装置からタスク情報を取得する処理と、前記ホストシステムが、前記タスク情報を取得したことに応じて、仮想システムに前記タスク情報を供給する処理と、前記仮想システムが、前記タスク情報が示す実行指示情報をタスク実行部に登録する処理と、前記仮想システムが、前記実行指示情報に基づいてタスクを実行する処理とをコンピュータに実行させる。
本開示により、遠隔装置から仮想システムにタスク実行をより安全かつ円滑に指示することが可能な情報処理システム、遠隔管理システム、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することができる。
実施形態1にかかる情報処理システムの構成を示すブロック図である。 実施形態2にかかる情報処理装置が適用される遠隔管理システムの構成の一例を示すブロック図である。 実施形態2にかかる遠隔管理システムの情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 実施形態1~2にかかるコンピュータの概略構成図である。
以下、実施形態を通じて本開示を説明するが、特許請求の範囲にかかる発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。説明の明確化のため、以下の記載および図面は、適宜、省略、および簡略化がなされている。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されている。
<実施形態1>
まず図1を用いて、本開示の実施形態1について説明する。図1は、実施形態1にかかる情報処理システム2の構成を示すブロック図である。情報処理システム2は、ネットワークインターフェース(IF)240と、ホストシステム22と、仮想システム23とを備えるサーバ・コンピュータ等のコンピュータである。
ネットワークIF240は、管理用ネットワークを介して遠隔装置に接続される。
ホストシステム22は、第1エージェント部220を有する。第1エージェント部220は、ネットワークIF240を介して、遠隔装置からタスク情報を取得する。そして第1エージェント部220は、タスク情報を取得したことに応じて、仮想システム23の第2エージェント部230にタスク情報を供給する。
仮想システム23は、第2エージェント部230およびタスク実行部231を有する。第2エージェント部230は、タスク実行部231にタスク情報が示す実行指示情報を登録する。そしてタスク実行部231は、登録された実行指示情報に基づいてタスクを実行する。
このように実施形態1の情報処理システム2によれば、ホストシステム22および仮想システム23の各々に実装されるエージェント部が、遠隔装置からの指示に基づいて仮想システム23上で実行対象のタスクを登録する。したがって、遠隔装置のユーザが仮想システムにログインする必要がなく、遠隔装置から仮想システム23に対して、タスク実行をより安全かつ円滑に指示することが可能となる。
次に図2~3を用いて、本開示の実施形態2について説明する。図2は、実施形態2にかかる情報処理システム(以下、情報処理装置と呼ぶ)が適用される遠隔管理システム1の構成の一例を示すブロック図である。
遠隔管理システム1は、遠隔装置から情報処理装置を管理および保守するコンピュータシステムである。遠隔管理システム1は、情報処理装置2aと、遠隔装置3とを備え、これらが管理用ネットワーク4を介して通信可能に接続される構成をとる。
管理用ネットワーク4は、情報処理装置2aの管理用の通信に使用されるネットワークである。管理用ネットワーク4は、管理用の専用回線、管理用の広域ネットワーク、仮想システム23aのユーザの管理用LAN、またはこれらの組み合わせを含んでよい。本実施形態2では、管理用ネットワーク4は、インターネットを含まない閉域網であり、具体的には仮想移動体通信事業者(MVNO)の無線閉域網である。これにより遠隔装置3と情報処理装置2aとの間の通信ネットワークは、第三者が使用するネットワークから隔離されるため、管理・保守作業の安全性が高まる。
遠隔装置3は、情報処理装置2aの仮想システム23aを管理および保守するためのコンピュータである。遠隔装置3は、情報処理装置2aのユーザとは別の外部の運用管理業者によって使用されてよい。遠隔装置3は、タスクファイルT(タスク情報とも呼ぶ)および操作コマンドを保持し、これらの情報を情報処理装置2aに送信する。タスクファイルTは、実行ファイルと、エージェント指示情報とを含むパッケージファイルである。
実行ファイルは、実行対象プログラムのスクリプトを含むファイルである。実行対象プログラムは、単に対象プログラムとも呼ばれ、タスクを示している。本実施形態2で対象プログラムは、仮想システム23aで動作するソフトウェア、例えば仮想OS(Operating System)、仮想OS上で動作するアプリケーションプログラムまたは仮想システム23aのシステム設定情報等を更新する更新プログラムである。
エージェント指示情報は、後述する仮想システム23aの第2エージェント部230aに対して処理の内容を指示する情報である。エージェント指示情報は、例えば仮想システム23aのOS情報と、対象プログラムの実行に関する実行時間情報と、実行ファイルを識別する実行ファイル名情報とを含む実行指示情報を含む。なおエージェント指示情報は、事前準備が必要な場合は、実行指示情報として、事前実行ファイルを識別する事前実行ファイル名情報を含んでもよい。またエージェント指示情報は、実行後の実行結果を確認し記録するための確認ファイルを識別する確認ファイル名情報を含む。
操作コマンドは、情報処理装置2aのホストシステム22aが仮想システム23aにデータを転送するためのコマンドである。本実施形態1では、操作コマンドは、Windows PowerShell(登録商標)で利用可能なコマンドレットである。
情報処理装置2aは、仮想化基盤上で動作する疑似的なコンピュータシステム(仮想システム)を備えるサーバ・コンピュータ等のコンピュータである。仮想化基盤は、仮想システムを実現するためのソフトウェアである。本実施形態1では、仮想化基盤はハイパーバイザである。しかしこれに代えて、仮想化基盤はホスト型の仮想化基盤であってもよい。
情報処理装置2aは、遠隔装置3からタスクファイルTを受信したことに応じて、タスクファイルTに基づいて仮想システム上で実行ファイルの対象プログラムを実行する。また情報処理装置2aは、実行ファイルの対象プログラムを実行したことに応じて、実行結果を遠隔装置3に送信する。
情報処理装置2aは、ハイパーバイザ21と、ホストシステム22aと、仮想システム23aと、BMC(Baseboard Management Cotroller)24とを有する。なお情報処理装置2aには、コマンドラインツールとしてWindows PowerShellが実装されているものとする。
ハイパーバイザ21は、仮想化基盤として機能する。具体的にはハイパーバイザ21は、マイクロソフト(登録商標)社のHyper-Vにより実現される。しかしこれに限らず、ハイパーバイザ21は、VMware vSphere(登録商標)のVMware ESXiまたはKVM(Kernel-based Virtual Machine)により実現されてもよい。ハイパーバイザ21は、仮想システム23aの動作を制御する。またハイパーバイザ21は、仮想バスBを形成し、ホストシステム22aと仮想システム23aとの間のデータ授受を制御する。なお仮想バスBは、親-子パーテーション間に形成される、VMBusと呼ばれる仮想的な通信チャネルであってよい。仮想バスBにより、パーテーション間の通信が高速化される。
BMC24は、ホストシステム22aおよび仮想システム23aの動作に依存せず、情報処理装置2aのハードウェアを監視する管理用コントローラである。BMC24は、遠隔装置3との間で通信をし、一方でホストシステム22aとの間でデータの授受を行う。これによりBMC24は、遠隔装置3とホストシステム22aとの間のデータの授受を中継する。BMC24は、ネットワークIF240aと、制御部(不図示)と、ストレージホストIF241とを含む。
ネットワークIF240aは、管理用ネットワーク4を介して遠隔装置3に通信可能に接続されるインターフェースである。本実施形態1では、ネットワークIF240aは、SIM(Subscriber Identity Module)カードを用いて管理用ネットワーク4に無線接続するゲートウェイを含む。なお本図では、ネットワークIF240aとストレージホストIF241とが接続されているように示しているが、物理的に直接接続されているわけではなく、これらの間に制御部が介在する。ネットワークIF240aは、遠隔装置3からタスクファイルTおよび操作コマンドを受信し、制御部からの制御に従ってこれらの情報をストレージホストIF241に供給する。またネットワークIF240aは、制御部によりストレージホストIF241から供給された設定情報を遠隔装置3に送信する。設定情報の詳細については、後述する。
ストレージホストIF241は、ネットワークIF240aから供給されたタスクファイルTおよび操作コマンドを認識し、保持する。またストレージホストIF241は、ホストシステム22aの第1エージェント部220aから供給された設定情報を保持する。
ホストシステム22aは、ホストOS及びホストOS上で動作するアプリケーションを含むコンピュータシステムである。本実施形態2では、ホストシステム22aは、親パーテーションに位置する。ホストシステム22aは、第1エージェント部220aを含む。
第1エージェント部220aは、エージェントソフトウェアによって実現される。第1エージェント部220aは、ストレージホストIF241に接続され、BMC24のストレージホストIF241を監視する。第1エージェント部220aは、ストレージホストIF241がタスクファイルTおよび操作コマンドを認識したことに応じて、これらを読み出す。これにより、第1エージェント部220aは、BMC24のネットワークIF240aを介して遠隔装置3からタスクファイルTおよび操作コマンドを取得する。そして第1エージェント部220aは、操作コマンドに従って、取得したタスクファイルTを、仮想バスBを介して第2エージェント部230aに供給する。
また第1エージェント部220aは、仮想システム23aのレジストリ232にも仮想バスBを介して接続される。第1エージェント部220aは、レジストリ232に設定情報が書き込まれ、または更新されたことに応じて、設定情報を読み出す。そして第1エージェント部220aは、設定情報をBMC24のストレージホストIF241に供給する。
仮想システム23aは、仮想OS及び仮想OS上で動作するアプリケーションを含むコンピュータシステムである。本実施形態2では仮想OSは、Microsoft Windows(登録商標)OSであるが、これに限らない。本実施形態2では、ホストシステム22aは、親パーテーションから論理的に分離された子パーテーションに位置する。仮想システム23aは、第2エージェント部230aと、タスク実行部231aと、レジストリ232とを有する。
第2エージェント部230aは、タスクファイルTのエージェント指示情報に含まれる実行指示情報と、タスクファイルTの実行ファイルとを関連付けてタスク実行部231aに登録する。また第2エージェント部230aは、実行ファイルの対象プログラムの実行処理が終了し、タスク実行部231aから実行結果情報を取得したことに応じて、実行結果情報に基づく設定情報をレジストリ232に書き込む。実行結果情報は、実行処理の終了状態を示す情報であり、本実施形態2では、実行の正常終了(成功)または異常終了(失敗)を示す情報である。なお実行結果情報は、エラーまたは警告情報を含んでもよい。
タスク実行部231aは、実行指示情報に基づいてタスク(すなわち実行ファイルの対象プログラム)を実行する。具体的には、タスク実行部231aは、実行指示情報の実行時間情報に基づいて、指定された時間に対象プログラムを実行する。本実施形態2では、タスク実行部231aは、Microsoft Windows(登録商標)のタスクスケジューラである。そしてタスク実行部231aは、対象プログラムを実行したことに応じて、実行結果情報を第2エージェント部230aに通知する。
レジストリ232は、仮想OSで用いられる設定情報のデータベースである。本実施形態2ではレジストリ232は、Windowsレジストリである。例えばレジストリ232は、設定情報として、仮想OSに関する基本情報並びにアプリケーションの設定および拡張情報等を記憶する。設定情報は、キーと値とから構成される文字列情報であり、情報量は比較的少量である。本実施形態1ではレジストリ232は、仮想OSで用いられる設定情報を記憶するという本来の機能に加えてまたは代えて、対象プログラムの実行結果を、設定情報の少なくとも一部として保持する機能を有する。
ここで情報処理装置2aにおいては、ホストシステム22aの構成要素が仮想システム23aのデータを自由に取得することは制限されており、特に所定閾値以上の情報量のデータを自由に取得することができない。しかしレジストリ232の設定情報は、その性質上、情報量が所定閾値未満に抑えられている。したがってレジストリ232の設定情報は、仮想システム23aの第2エージェント部230aだけでなくホストシステム22aの第1エージェント部220aからも読み出せるように構成されることができる。本実施形態2では、Hyper-Vデータ交換サービス(KVP)を利用して、第1エージェント部220aは、レジストリ232の設定情報を読み出し、その設定情報に含まれる実行結果を取得できる。
なお本実施形態2では、管理用ネットワーク4は、インターネットを含まないとした。しかしこれに代えて、管理用ネットワーク4は、インターネットを含んでもよい。この場合、BMC24のネットワークIF240aは、VPN(Virtual Private Network)ルータを介して管理用ネットワーク4に接続されてよい。また遠隔装置3は、VPNルータを介して管理用ネットワーク4に接続されてよい。
図3は、実施形態2にかかる遠隔管理システム1の情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
まず遠隔装置3は、タスクファイルTおよび操作コマンドを登録し、これらをパケットとしてBMC24のネットワークIF240aに送信する(ステップS10)。本例では、操作コマンドは「Copy-VMFile」を含み、ホストシステム22a側のファイルパスと、仮想システム23a側のファイルパスとをさらに含む。これによりネットワークIF240aは、タスクファイルTおよび操作コマンドを含むパケットを受信する。
そしてBMC24の制御部は、受信したパケットからタスクファイルTおよび操作コマンドを取り出し、ストレージ形式のデータにしてストレージホストIF241に供給する受信処理を行う(ステップS11)。
ホストシステム22aの第1エージェント部220aは、ストレージホストIF241がタスクファイルTおよび操作コマンドを認識したことに応じて、タスクファイルTおよび操作コマンドを読み出す(ステップS12)。次に第1エージェント部220aは、仮想バスBを介してPowerShellを利用して操作コマンドを実行し、タスクファイルTを仮想システム23aの第2エージェント部230aに転送する(ステップS13)。
仮想システム23aの第2エージェント部230aは、タスクスケジュールを登録する(ステップS14)。具体的には第2エージェント部230aは、タスクファイルTに含まれるエージェント指示情報に基づいて、実行指示情報と実行ファイルとを関連付けて仮想システム23aのタスク実行部231aに登録する。
そしてタスク実行部231aは、指定した実行時間が到来した時に、実行指示情報に基づいて実行ファイルの対象プログラムを実行する(ステップS15)。タスク実行部231aは、実行が完了したことに応じて、実行結果情報を第2エージェント部230aに供給することで、実行結果を通知する(ステップS16)。
第2エージェント部230aは、実行結果情報を情報量がより少ない設定情報に変換して、レジストリ232に設定情報を書き込む(ステップS17)。このとき第2エージェント部230aは、実行結果情報を、実行処理の終了状態の種別に応じて予め定められる値に変換することで、情報量を縮小してよい。また実行結果情報にエラーまたは警告情報がさらに含まれる場合には、第2エージェント部230aは、実行結果情報を、エラーまたは警告の種別に応じて予め定められる値に変換することで、情報量を縮小してもよい。また第2エージェント部230aは、予め定められたパラメータを用いて、実行結果情報を設定情報の値に変換することで、情報量を縮小してもよい。なおこれらの縮小変換処理の詳細については、確認ファイルに予め記載されていてよい。また縮小変換処理にパラメータを用いる場合は、実行ファイルごとに異なるパラメータが定められていてよく、これらのパラメータはエージェント指示情報に含まれていてよい。第2エージェント部230aは、エージェント指示情報の確認ファイル名情報に基づいて確認ファイルのスクリプトを実行することで、ステップS17に示す一連の処理を実行する。
そしてホストシステム22aの第1エージェント部220aは、レジストリ232に設定情報が書き込まれたことに応じて、KVPを利用して設定情報を読み出す(ステップS18)。これにより第1エージェント部220aは、仮想システム23a上の実行ファイルの実行結果情報を事実上取得することができる。第1エージェント部220aは、取得した設定情報を、BMC24のストレージホストIF241に供給する(ステップS19)。
BMC24の制御部は、設定情報をパケット化して、ネットワークIF240aに設定情報を供給する送信処理を行う(ステップS20)。そしてネットワークIF240aは、遠隔装置3に設定情報を送信する(ステップS21)。
なおステップS19に代えて、第1エージェント部220aは、設定情報を実行結果情報に逆変換し、実行結果情報をBMC24のストレージホストIF241に供給してもよい。この場合、ステップS20~21の「設定情報」は、「実行結果情報」に読み替えられる。また設定情報を実行結果情報に逆変換するタイミングは、ステップS19に代えて、ステップS20であってもよい。
このように実施形態2の遠隔管理システム1は、遠隔装置3がホスト宛にタスク情報を送信するだけで、ホストおよび仮想システムのエージェント部を介してタスクがスケジュール登録されるため、遠隔装置3のユーザが仮想システムにログインする必要がない。したがって遠隔装置3が仮想システムのユーザの業務LANにアクセスすることを回避することができ、遠隔装置3からより安全かつ円滑に仮想システム23a上のタスク実行を指示することが可能となる。特に仮想システム23aのソフトウェアを頻繁に更新したい場合には、運用管理者が現場に行かずとも更新が安全かつ円滑に行えるため、非常に有効である。
また実施形態2の遠隔管理システム1のホストシステム22aの第1エージェント部220aと仮想システム23aの第2エージェント部230aとの間は、仮想バスBで接続されるため、高速でログイン不要なデータ授受が実現する。
また実施形態2の遠隔管理システム1のホストシステム22aから仮想システム23aへのデータ授受は、PowerShellを用いて行われるため、遠隔装置3のユーザは、仮想システム23aに対して容易かつ円滑に管理・保守作業をすることができる。
また実施形態2の遠隔管理システム1は、実行結果を示す情報を情報量の少ない設定情報に変換し、これを仮想システム23aのレジストリ232に保持させる。これによりホスト側の構成要素が仮想システム23上の実行結果を取得することが可能となる。したがって遠隔装置3が実行結果を容易に把握でき、仮想システム23aの管理・保守作業が円滑化する。
なお仮想システム23aは、仮想システム23aのクライアント端末と通信するために、管理用ネットワーク4から隔離された業務LANに接続されていてよい。この場合であっても、遠隔装置3は業務LANを経由せず仮想システム23aの管理・保守作業をすることができるため、遠隔管理システム1は上述した効果を奏することができる。
なお、本開示は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、本実施形態2では情報処理装置2aが有する仮想システム23aの数を1としたが、これに限らず複数であってもよい。この場合、操作コマンドは、ホストシステム22a側のファイルパスおよび仮想システム23a側のファイルパスに加え、仮想システム23aの識別情報を含んでよい。
また本実施形態2では管理用ネットワーク4を介して遠隔装置3と接続される情報処理装置2aの数を1としたが、これに限らず複数であってもよい。この場合、操作コマンドは、ホストシステム22a側のファイルパスおよび仮想システム23a側のファイルパスに加え、情報処理装置2aの識別情報または情報処理装置2aのホストシステム22aの識別情報を含んでよい。
上述の実施形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、情報処理方法にかかる各処理を、プロセッサにコンピュータプログラム、例えば情報処理プログラムを実行させることにより実現することも可能である。
図4は、上述の実施形態にかかるコンピュータ1900の概略構成図である。コンピュータ1900は、プロセッサ1010、ROM1020、RAM1030、入力装置1050、表示装置1100、記憶装置1200、通信制御装置1400、および入出力I/F1500を備え、これらがデータバス等のバスラインを介して接続される。
プロセッサ1010は、ROM1020や記憶装置1200等の各種記憶部に記憶されたプログラムに従って、各種制御および演算を実現する。プロセッサ1010は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、DSP(Digital Signal Processor)およびASIC(Application Specific Integrated Circuit)等が用いられてよい。
ROM1020は、プロセッサ1010が各種制御および演算を行うための各種プログラムやデータが予め格納されたリードオンリーメモリである。
RAM1030は、プロセッサ1010にワーキングメモリとして使用されるランダムアクセスメモリである。このRAM1030には、上述の実施形態による各種処理を行うための各種エリアが確保可能になっている。
入力装置1050は、キーボード、マウスおよびタッチパネル等のユーザからの入力を受け付ける入力装置である。
表示装置1100は、プロセッサ1010の制御に従って、各種画面を表示するディスプレイである。表示装置1100は、液晶パネル、有機EL(Electroluminescence)および無機EL等が用いられてよい。表示装置1100は、入力装置1050を兼ねたタッチパネルであってよい。
記憶装置1200は、データ格納部1210およびプログラム格納部1220を有する記憶媒体である。プログラム格納部1220は、上述の実施形態における各種処理を実現するためのプログラムを記憶する。データ格納部1210には、上述の実施形態にかかる各種データベースの各種データを記憶する。
記憶装置1200の記憶媒体は、非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)であってよい。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、記憶装置1200に使用される記憶媒体は、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)であってよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、各種プログラムをコンピュータに供給できる。
そして、コンピュータ1900は、各種処理を実行する場合、記憶装置1200から該当プログラムをRAM1030に読み込み、実行する。ただしコンピュータ1900は、外部の記憶媒体からRAM1030に直接プログラムを読み込んで実行することも可能である。また、コンピュータによっては各種プログラム等を予めROM1020に記憶させておき、これをプロセッサ1010が実行してもよい。さらに、コンピュータ1900は、各種プログラムやデータを、通信制御装置1400を介して他の記憶媒体からダウンロードし、実行してもよい。
通信制御装置1400は、コンピュータ1900と他の外部コンピュータとの間をネットワーク接続するための制御装置である。通信制御装置1400は、これらの外部コンピュータからコンピュータ1900にアクセスすることを可能とする。
入出力I/F1500は、パラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続するためのインターフェースである。
上述の実施形態ではコンピュータは、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等を含むコンピュータシステムで構成される。しかしこれに限らず、コンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)のサーバ、コンピュータ(パソコン)通信のホスト、インターネット上に接続されたコンピュータシステム等によって構成されることも可能である。また、ネットワーク上の各機器に機能分散させ、ネットワーク全体でコンピュータを構成することも可能である。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置および方法における各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのではない限り、任意の順序で実現しうる。特許請求の範囲、明細書および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順序で実施することが必須であることを意味するものではない。
1 遠隔管理システム
2,2a 情報処理装置(情報処理システム)
3 遠隔装置
4 管理用ネットワーク
21 ハイパーバイザ
22,22a ホストシステム
23,23a 仮想システム
24 BMC
220,220a 第1エージェント部
230,230a 第2エージェント部
231,231a タスク実行部
232 レジストリ
240,240a ネットワークインターフェース
241 ストレージホストインターフェース
1010 プロセッサ
1020 ROM
1030 RAM
1050 入力装置
1100 表示装置
1200 記憶装置
1210 データ格納部
1220 プログラム格納部
1400 通信制御装置
1500 入出力I/F
1900 コンピュータ
T タスクファイル
B 仮想バス

Claims (8)

  1. 管理用ネットワークを介して遠隔装置に接続するネットワークインターフェースと、
    第1エージェント部を有するホストシステムと、
    第2エージェント部およびタスク実行部を有する仮想システムと
    を備え、
    前記第1エージェント部は、前記ネットワークインターフェースを介して前記遠隔装置からタスク情報を取得したことに応じて、前記タスク情報を前記第2エージェント部に供給し、
    前記第2エージェント部は、前記タスク実行部に前記タスク情報が示す実行指示情報を登録し、
    前記タスク実行部は、前記実行指示情報に基づいてタスクを実行する
    情報処理システム。
  2. 前記第2エージェント部は、前記タスク実行部から実行結果情報を取得したことに応じて、前記実行結果情報に基づく設定情報を前記仮想システムのレジストリに書き込み、
    前記第1エージェント部は、前記レジストリの前記設定情報を読み出す
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記第2エージェント部は、前記実行結果情報を、情報量がより少ない設定情報に変換し、前記設定情報を前記仮想システムのレジストリに書き込む
    請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記第1エージェント部は、仮想バスを介して前記タスク情報を前記第2エージェント部に供給する
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  5. 前記第1エージェント部は、前記ネットワークインターフェースを介して前記遠隔装置から、前記仮想システムの識別情報を含む操作コマンドと前記タスク情報とを取得したことに応じて、前記仮想バスを介して前記タスク情報を前記第2エージェント部に供給する
    請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 情報処理装置と、
    管理用ネットワークを介して前記情報処理装置に接続される遠隔装置と
    を備える遠隔管理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記管理用ネットワークを介して前記遠隔装置に接続するネットワークインターフェースと、
    第1エージェント部を有するホストシステムと、
    第2エージェント部およびタスク実行部を有する仮想システムと
    を有し、
    前記第1エージェント部は、前記ネットワークインターフェースを介して前記遠隔装置からタスク情報を取得したことに応じて、前記タスク情報を前記第2エージェント部に供給し、
    前記第2エージェント部は、前記タスク実行部に前記タスク情報が示す実行指示情報を登録し、
    前記タスク実行部は、前記実行指示情報に基づいてタスクを実行する
    遠隔管理システム。
  7. ホストシステムが、管理用ネットワークを介して遠隔装置に接続するネットワークインターフェースを介して、前記遠隔装置からタスク情報を取得する段階と、
    前記ホストシステムが、前記タスク情報を取得したことに応じて、仮想システムに前記タスク情報を供給する段階と、
    前記仮想システムが、前記タスク情報が示す実行指示情報をタスク実行部に登録する段階と、
    前記仮想システムが、前記実行指示情報に基づいてタスクを実行する段階と
    を備える情報処理方法。
  8. ホストシステムが、管理用ネットワークを介して遠隔装置に接続するネットワークインターフェースを介して、前記遠隔装置からタスク情報を取得する処理と、
    前記ホストシステムが、前記タスク情報を取得したことに応じて、仮想システムに前記タスク情報を供給する処理と、
    前記仮想システムが、前記タスク情報が示す実行指示情報をタスク実行部に登録する処理と、
    前記仮想システムが、前記実行指示情報に基づいてタスクを実行する処理と
    をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
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