JP2022043362A - 核酸分析装置 - Google Patents

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智広 庄司
Tomohiro Shoji
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ユルゲン ティドケ ハンス
Tiedtke Hans-Juergen
マイヤー ハンスエリ
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Abstract

【課題】試薬消費量を低減させるとともに、蛍光画像撮像中における試薬選択機構の動作による影響を抑制し、鮮明な蛍光画像を取得する核酸分析装置を提供する。【解決手段】本発明に係る核酸分析装置が備える試薬選択機構は、複数の分岐流路を有するブロックと、各分岐流路上に組み込まれた電磁弁とを有し、前記ブロックは基板を保持する可動テーブル上に設置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、核酸分析装置に関する。
DNA(デオキシリボ核酸)の塩基配列を解析するための装置として、核酸分析装置が知られている。核酸分析装置は、DNA断片を変性させて1本鎖とし、これを型として蛍光標識を付与した核酸を1塩基ずつ伸長させ、順次蛍光画像を撮像することにより、DNAの塩基配列を解析する装置である。解析に際しては、一部または全体が透明な材質の板に流路を設けた基板を用意し、その基板の流路内に設けられた反応場に、変性させて一本鎖とされたクローンDNA断片のコロニーを複数固定する。これら複数のDNA断片のコロニーに対して、DNAを構成する4種類のヌクレオチド(アデニン、シトシン、グアニン、チミン)を識別可能にするためにDNAの各塩基を蛍光標識する試薬と、流路を洗浄する試薬等を、交互に送液する。DNA断片のコロニーが2本鎖に復元していく過程を蛍光画像として撮像することにより、DNA塩基配列を逐次解析することができる。
核酸分析装置におけるDNA塩基配列解析を実施する際には、まず可動テーブル上に基板を架設する。次に基板の流路内に設けられた反応場に固定された複数のDNA断片のコロニーに対して、複数種の試薬のなかから反応過程ごとに必要となる試薬を選択し、基板の流路へ送液することにより、流路内のDNA断片のコロニーの各塩基を蛍光修飾する。さらに蛍光修飾されたDNA断片のコロニーを、可動テーブルを駆動させながら、基板全面の蛍光画像を撮像する。
下記特許文献1は、このような多種類の試薬を反応過程ごとに選択して基板へ送液し、DNA塩基配列を読み取る核酸分析装置について記載している。
US8241573B2
特許文献1の核酸分析装置は、試薬選択機構として切替バルブ(ロータリーバルブ)を搭載している。同文献においては、蛍光画像撮像中に切替バルブの動作が基板に対して伝達しないように、撮像機構から離れた箇所に切替バルブを設置する必要がある。切替バルブの動作による振動が基板に対して伝搬すると、蛍光画像にブレなどが発生して画像品質が低下するからである。したがって同文献においては、試薬選択機構から基板までの配管が必要となり、その配管部分に余分な試薬が含まれることになるので、試薬消費量が増加する。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、試薬消費量を低減させるとともに、蛍光画像撮像中における試薬選択機構の動作による影響を抑制し、鮮明な蛍光画像を取得する核酸分析装置を提供することを目的とする。
本発明に係る核酸分析装置が備える試薬選択機構は、複数の分岐流路を有するブロックと、各分岐流路上に組み込まれた電磁弁とを有し、前記ブロックは基板を保持する可動テーブル上に設置されている。
本発明の核酸分析装置によれば、試薬選択機構のブロックを基板の流路入口近傍に配置することにより、試薬消費量を低減することができる。また、基板から十分離れた場所に電磁弁を設置することにより、電磁弁の駆動が蛍光画像撮像に与える影響を低減することができる。
実施形態1に係る核酸分析装置100の構成を示す図である。 ブロック150の具体的構成を示す図である。 実施形態2に係る核酸分析装置100の構成例を示す図である。 実施形態3に係る核酸分析装置100の構成例を示す図である。 実施形態4に係るブロック150の構成例を示す図である。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係る核酸分析装置100の構成を示す図である。核酸分析装置100は、DNAの塩基配列を分析する装置である。核酸分析装置100は、基板110、可動テーブル120、撮像機構130、試薬ボトル141、ブロック150、電磁弁161、送液機構170を備える。ブロック150と電磁弁161は、基板110に対して送液する試薬を選択する試薬選択機構としての役割を有する。
基板110は、DNA断片のコロニーの塩基配列を解析するための反応場を有する。可動テーブル120は、基板110を搭載して移動させることができる。撮像機構130は、DNA断片のコロニーの蛍光画像を撮像する。試薬ボトル141は、各反応工程において必要となる複数種の試薬を含む。ブロック150は、後述するように複数の分岐流路を有する。電磁弁161は、各分岐流路上に組み込まれている。送液機構170は、試薬選択機構によって選択された試薬を基板110に対して送液する。
核酸分析装置100の動作手順について説明する。まず各反応工程において必要な試薬に対応した電磁弁161を開け、その他の電磁弁161を閉じることにより、試薬を選択する。次に、送液機構170を用いて基板110へ試薬を送液する。基板110上で試薬を反応させた後、可動テーブル120を駆動させて基板110の撮像対象領域を撮像機構130の下へ搬送する。その後、撮像機構130により基板110の撮像対象領域の蛍光画像を撮像する。上記を繰り返して、反応に必要な試薬を順次送液し、蛍光を検出することにより、塩基配列を解析する。
図2は、ブロック150の具体的構成を示す図である。図2上段は斜視図である。図2中段はそれぞれ左側面図/上面図/右側面図/正面図である。図2下段はAA断面図である。ブロック150は、全体としては直方体形状を有する部材であり、以下に説明する構成を備える。
ブロック150は、3つの試薬流入口151、152、および153を有する。各試薬流入口は、それぞれブロック150の左側面/右側面/正面に設けられている。各試薬流入口は、配管を介してそれぞれ異なる試薬ボトル141に接続される。ブロック150の内部にはT字型の分岐流路が形成されており、各分岐流路はそれぞれ試薬流入口151~153と接続されている。各分岐流路は交点157において合流する。
ブロック150の上面には、試薬流出配管156が配置されている。試薬流出配管156は交点157と接続されており、ブロック150内に導入された試薬は交点157と試薬流出配管156を介して基板110に対して供給される。基板110と試薬流出配管156との間は、適当な手段によって封止することができる。例えばゴム製の封止部材を試薬流出配管156の周りに配置することが考えられる。
ブロック150は可動部材を備えていないので、ブロック150が稼働することにより生じる振動が基板110に対して伝搬することはない。したがってブロック150は基板110の近傍(例えば可動テーブル120上)に配置することができる。ブロック150によって蛍光画像の画像品質が低下するおそれはないからである。これにより、試薬流出配管156の長さを短くすることができるので、試薬切換にともなって消費される余分な試薬量を抑制することができる。
試薬消費量を抑制する観点からは、試薬流出配管156の長さはできる限り短いほうが望ましい。この長さが長いと、ある試薬を送出し終えた後に次の試薬を送出し始めた時点において、前の試薬が試薬流出配管156内に残留しているので、その分の試薬が余剰分となってしまうからである。
振動を基板110に対して伝搬させないためには、電磁弁161を基板110からできる限り離して配置することが望ましい。電磁弁161が開閉動作する際に振動が生じるからである。少なくとも電磁弁161は、可動テーブル120上に載置しないようにすることが望ましい。
核酸分析装置100の平面サイズを抑制する観点からは、電磁弁161を可動テーブル120の上下いずれかの空間に配置することが望ましい。例えば可動テーブル120の下方に脚部と除振部材が配置されている場合、脚部間の空間は空いていることが多いので、この空間に電磁弁161を配置することができる。可動テーブル120の上方には撮像機構130などのその他部材が配置されているので、これら部材を配置してなお余剰空間があるのであれば、可動テーブル120の上方空間に電磁弁161を配置してもよい。
試薬ボトル141は、可動テーブル120の上下いずれに配置してもよい。ただし可動テーブル120の上方に試薬ボトル141を配置すると、例えば電磁弁161が故障した際に不要な試薬が基板110上にこぼれてくる可能性があるので、可動テーブル120の下方に試薬ボトル141を配置するほうがより望ましい。
<実施の形態1:まとめ>
本実施形態1に係る核酸分析装置100は、試薬選択機構としてブロック150と電磁弁161を備える。ブロック150は、各試薬ボトル141と接続された試薬流入口151~153を有し、電磁弁161を開閉させることによって試薬を切り替えることができる。ブロック150から基板110に対して振動が伝搬する恐れは少ないので、ブロック150は基板110の近傍に配置することができる。したがって、試薬選択機構と基板110との間の流路(試薬流出配管156)の長さを短くすることができるので、試薬消費量を抑制することができる。
これに対して、試薬選択機構として例えばロータリーバルブを用いた場合、バルブ切替にともなって発生する振動の影響を抑制するために、基板110から離して配置する必要がある。またロータリーバルブ自体も可動部位を確保するために平面サイズが大きくなる傾向がある。したがってロータリーバルブのような試薬選択機構を用いると、試薬消費量の観点からも装置の平面サイズの観点からも、改善の余地があるといえる。本実施形態1に係る核酸分析装置100は、これらをいずれも改善した点において、従来の核酸分析装置よりも有用である。
図2においては3種類の試薬を用いることを想定して、ブロック150が3つの試薬流入口151~153を備える構成例を説明した。試薬流入口の個数は、試薬の種類に応じて増減させてもよい。またこれにともなって交点157の位置や個数を変更することもできる。
<実施の形態2>
核酸分析装置100が使用する試薬種類が多い場合、ブロック150に対してすべての試薬を接続すると、ブロック150のサイズが大きくなる。またこれにともなって可動テーブル120に対する負荷が大きくなるので、可動テーブル120のサイズと重量が増える。そこで本発明の実施形態2では、消費量を低減したい試薬のみ可動テーブル120上に載置されたブロック150に接続し、その他の試薬は可動テーブル120上に載置していない第2試薬選択機構へ接続する構成例を説明する。
図3は、本実施形態2に係る核酸分析装置100の構成例を示す図である。本実施形態2に係る核酸分析装置100は、実施形態1で説明した構成に加えて第2試薬選択機構を備える。その他構成は実施形態1と同様であるので、以下では主に第2試薬選択機構に関連する差異点について説明する。
第2試薬選択機構は、ブロック181と電磁弁162によって構成されている。ブロック150のいずれか1つの試薬流入口(例えば試薬流入口152)は、ブロック181が備えるいずれかの試薬流入口と接続されている。図3に示す構成例においては、ブロック150に対してそれぞれ2つの電磁弁161と試薬ボトル141が接続されており、ブロック181に対してそれぞれ4つの電磁弁162と試薬ボトル142が接続されている。これら電磁弁と試薬ボトルの個数は1例であり、必要に応じて増減してもよい。
ブロック181は、ブロック150と同様に複数の試薬流入口を有する。図3においては5つの試薬流入口を有する例を示した。試薬流入口のうち4つは、それぞれ異なる試薬ボトル142に対して接続されている。残りの試薬流入口は、ブロック150の試薬流入口に対して接続されている。
本実施形態2においては、消費量を低減したい試薬(例えば高価な試薬)を試薬ボトル141に収容し、消費量を低減する必要のない試薬(例えば安価な試薬)を試薬ボトル142に収容する。試薬ボトル141が収容する試薬については実施形態1と同様に、ブロック150を基板110の近傍に配置することによって消費量を抑制することができる。試薬ボトル142が収容する試薬については、ブロック181とブロック150との間の配管長に応じて、試薬を余分に消費することになる。したがって消費量を抑制する必要性が小さい試薬を試薬ボトル142に収容することとした。
ブロック181と電磁弁162を可動テーブル120上に載置すると可動テーブル120に対して負荷をかけるので、電磁弁161と同様に例えば可動テーブル120の下方に配置することが望ましい。試薬ボトル142についても試薬ボトル141と同様に配置することが望ましい。
<実施の形態2:まとめ>
本実施形態2に係る核酸分析装置100は、第2試薬選択機構をさらに備える。第2試薬選択機構により、選択可能な試薬の種類を実施形態1よりも増やすことができる。ブロック181と電磁弁162を可動テーブル120上に載置しないようにすることにより、可動テーブル120に対する負荷を抑制しつつ試薬種類を増やすことができる。さらに、試薬ボトル141と142それぞれに収容する試薬種類を適切に選択することにより、実施形態1と同様に試薬消費にともなうコストを抑制することができる。
<実施の形態3>
図4は、本発明の実施形態3に係る核酸分析装置100の構成例を示す図である。本実施形態3に係る核酸分析装置100は、実施形態2で説明したブロック181に代えて、切替バルブ182を備える。切替バルブ182は、例えばロータリーバルブなどによって構成することができる。切替バルブ182は複数の試薬流入口を備える。切替バルブ182の上面には、ブロック150と接続するための試薬流出配管が接続されている。切替バルブ182は、いずれの試薬流入口を試薬流出配管と接続するかを切り替えることができる。したがって本実施形態3において電磁弁162は必要ない。
切替バルブ182の上面に配置された試薬流出配管に含まれる余分な試薬によるコスト増加を抑制するため、本実施形態3においても実施形態2と同様に、消費量を低減したい試薬を試薬ボトル141に収容し、消費量を低減する必要性が小さい試薬を試薬ボトル142に収容することが望ましい。
本実施形態3に係る核酸分析装置100は、実施形態2と同様の効果を発揮することができる。実施形態2と3を比較すると、実施形態2におけるブロック181は製造が容易かつ安価である点が有利である。他方でブロック181を用いる場合、試薬を切り替える際に試薬が混ざり合うことを抑制するためには、試薬流路の形状や各流路の交点位置などを最適化することが望ましい。したがってそのための設計コストが発生する。切替バルブ182は流路を切り替えることができるので、そのような最適化設計は必要ない点が有利である。
<実施の形態4>
実施形態1~3で説明したブロック150は、可動部材を備えていないので、ブロック150自身が試薬を切り替えることはできない。これに起因して、ブロック150内部で複数の試薬が混合される可能性がある。そこで本発明の実施形態4では、ブロック150内部における試薬混合による影響を抑制する構成例について説明する。
図5は、本実施形態4に係るブロック150の構成例を示す図である。図2と同様に、斜視図/左側面図/上面図/右側面図/正面図/AA断面図を示した。図5に示すブロック150は、左側面に試薬流入口151を備え、右側面に試薬流入口152~154を備え、正面に試薬流入口155を備える。
ブロック150内部は、図5下段に示すように流路が配置されている。具体的には、試薬流入口151と152を接続する流路から、試薬流入口155へ向かう流路が分岐し、さらに試薬流入口153と154へ向かう流路が分岐している。交点157(試薬が交差する位置)の平面位置は、試薬流出配管156の平面位置からシフトして配置されている。この理由について具体例を用いて以下説明する。
本実施形態3において、試薬流入口151に対して試薬Aを接続し、試薬流入口152~154に対してそれぞれ試薬B1、B2、B3(まとめて試薬群Bと呼ぶ)を接続し、試薬流入口155に対して試薬Cを接続すると仮定する。試薬Aと試薬群Bは、混合させると分析に際して支障が生じるものとする。試薬Aと試薬Cは混合しても分析に際して支障なく、試薬群Bと試薬Cも同様に混合しても分析に際して支障ないものとする。
基板110に対してまず試薬Aを導入した後、試薬群Bを導入する動作手順について以下説明する。試薬Aの送液を停止した時点においては、試薬流出配管156内に試薬Aが残留している。この時点で試薬Cを送液することにより、試薬Aを試薬流出配管156から押し出すことができる。試薬Aと試薬Cは混合しても支障ないからである。その後に試薬群Bを送液することにより、試薬Aと試薬群Bが混合することなく、試薬Aから試薬群Bに至る分析手順を実施することができる。試薬群Bから試薬Aへ切り替える際も同様に試薬Cによって試薬群Bを試薬流出配管156から押し出すことができる。
交点157の平面位置が試薬流出配管156の平面位置からシフトして配置されている点についてさらに説明する。図5に説明する構成によれば、試薬Aを送液した後に試薬Cを送液することにより、交点157と試薬流出配管156との間の経路に残留している試薬Aを押し出すことができる。同様に試薬群Bを送液した後に試薬Cを送液することにより、交点157と試薬流出配管156との間の経路に残留している試薬群Bを押し出すことができる。したがって試薬Aと試薬群Bの混合を抑制することができる。
図5とは異なり、交点157の平面位置が試薬流出配管156の平面位置と合致している(すなわち交点157に対して試薬流出配管156が直接接続されている)場合について検討する。この場合、試薬Aを送液した後に試薬Cを送液したとしても、交点157と試薬流入口155との間の経路に残留する試薬Aを押し出すことができるに過ぎない。同様に試薬群Bを送液した後に試薬Cを送液したとしても、交点157と試薬流入口155との間の経路に残留する試薬群Bを押し出すことができるに過ぎない。交点157の平面位置を試薬流出配管156の平面位置からシフトして配置することにより、上記のように余剰な試薬を押し出すことになるので、試薬間の混合を抑制することができる。
<本発明の変形例について>
以上の実施形態において、送液機構170はブロック150からみて基板110の下流側に位置しているが、上流側に配置してもよい。
以上の実施形態において、電磁弁161と162は可動テーブル120上に載置しないことが望ましいことを説明したが、蛍光画像を取得する際に各電磁弁を動作させなければ開閉動作にともなう振動の影響はないので、各電磁弁をそのように動作させるのであれば可動テーブル120上に載置することもできる。ただし核酸分析装置100の平面サイズを抑制する観点からは、以上の実施形態において説明したように、例えば可動テーブル120の下方空間に配置することが望ましい。
実施形態2において、ブロック150とブロック181のいずれか一方または双方として、実施形態4で説明したブロック150の構成を採用することもできる。ブロック181として実施形態4の構成を採用した場合、ブロック181と150は、試薬流出配管156を介して接続される。
110:基板
120:可動テーブル
130:撮像機構
141~142:試薬ボトル
150:ブロック
151~155:試薬流入口
156:試薬流出配管
157:交点
161~162:電磁弁
170:送液機構
181:ブロック
182:切替バルブ

Claims (7)

  1. 核酸を解析するための反応場を有する基板、
    前記基板を保持する可動テーブル、
    前記基板に流入する試薬を選択する試薬選択機構、
    前記試薬選択機構で選択された試薬を前記基板へ送液する送液機構、
    前記基板上を撮像する撮像機構、
    を備え、
    前記試薬選択機構は、
    複数の分岐流路を有するブロック、
    各分岐流路上に組み込まれた電磁弁、
    を有し、
    前記ブロックは、前記可動テーブル上に設置されている
    ことを特徴とする核酸分析装置。
  2. 請求項1において、
    前記電磁弁は、前記電磁弁の動作が前記可動テーブルに影響を与えないように前記可動テーブルの外に設置されていることを特徴とする核酸分析装置。
  3. 請求項1において、
    前記電磁弁が、前記可動テーブル上に設置されていることを特徴とする核酸分析装置。
  4. 請求項1において、
    前記核酸分析装置はさらに、前記試薬選択機構に流入する試薬を選択する第二の試薬選択機構を備えることを特徴とする核酸分析装置。
  5. 請求項4において、
    前記第二の試薬選択機構の動作が、前記可動テーブルに影響を与えないように前記可動テーブルの外に設置されていることを特徴とする核酸分析装置。
  6. 請求項4において、
    前記第二の試薬選択機構が複数の分岐流路を有するブロックと各分岐流路上に組み込まれた電磁弁で構成されていることを特徴とする核酸分析装置。
  7. 請求項4において、
    前記第二の試薬選択機構が切り替えバルブを有することを特徴とする核酸分析装置。
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