JP2022041732A - 検知システム及び検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】閉空間内及び閉空間外の状態を容易に検知する。【解決手段】検知システム1は、閉空間43に配置されたセンサモジュール10へ給電し、給電されたセンサモジュール10からの応答に応じて閉空間43の環境の状態を検知し、周囲の環境の状態を検知するセンサを有し、前記センサで周囲の環境の状態を検知し、閉空間43の外に配置された検知装置20と、閉空間43内に配置され、検知装置20からの給電に応じて検知装置20へ応答するセンサモジュール10と、を備える。検知システム1は、センサモジュール10からの応答と、センサの検知結果に基づいて、クロージャ40又は光ファイバケーブル61A、61Bの状態を予測する。【選択図】図1

Description

本発明は、検知システム及び検知装置に関する。
ケーブルの接続部を保護するクロージャへの浸水を点検する発明として、例えば特許文献1に開示された通信ケーブル用クロージャがある。この通信ケーブル用クロージャは、2つの半割りスリーブをバンドにより締め付けて筒状となっており、筒状の両端に透明で光ケーブルを把持する端面板が配置されている。特許文献1に開示されている通信ケーブル用クロージャによれば、端面板が透明であるため、内部に侵入した水を目視で確認することができる。なお、クロージャは、端子かんまたは接続箱と呼ばれる場合もある。
特許第6274895号公報
センサでクロージャの環境を測定することにより、クロージャがどのような状態であるか把握することができる。しかしながら、センサを密閉されたクロージャの内部に設けた場合、クロージャの外部の環境を把握することができず、センサをクロージャの外部に設けた場合、クロージャの内部の環境を把握することができなくなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、閉空間内及び閉空間外の状態を容易に検知することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る検知システムは、閉空間を構成する筐体と、前記閉空間内に格納された物品と、前記閉空間に配置されたセンサモジュールと、前記閉空間の外に配置された検知装置と、を備える検知システムであって、前記センサモジュールは、前記検知装置から供給される電力を無線受電する受電部と、前記受電部が無線受電した電力により前記閉空間の環境の状態を検知する検知部と、前記検知部の検知結果を示す情報を前記検知装置へ無線送信する送信部と、を備え、前記検知装置は、前記センサモジュールへ電力を無線給電する給電部と、前記閉空間の外の環境の状態を検知するセンサと、前記情報を無線受信する受信部と、前記受信部が受信した情報に基づいて処理を行う処理部と、を備え、前記処理部は、前記センサが検知した状態と、前記受信部が受信した情報が示す状態に基づいて、前記筐体又は前記物品の状態を予測する。
本発明の一態様に係る検知システムは、前記閉空間は、密閉された筐体の内部の空間であることを特徴とする。
本発明の一態様に係る検知システムは、前記筐体は、ケーブルの接続部分を収納するクロージャであることを特徴とする。
本発明の一態様に係る検知システムは、前記検知装置は、前記情報に応じて前記閉空間における水の有無を判定することを特徴とする。
本発明の一態様に係る検知システムは、前記センサは、少なくとも周囲の環境の温度、湿度、気圧又は振動のいずれかを検知し、前記センサモジュールは、少なくとも前記閉空間の温度、湿度、気圧又は振動のいずれかを示す情報を前記検知装置へ送信し、前記検知装置は、当該情報を受信することを特徴とする。
本発明の一態様に係る検知システムは、前記センサモジュールは、前記閉空間の環境の状態を検出するセンサ、を有し、前記送信部は、当該センサによって検出された状態を示す情報を送信し、当該センサ及び前記送信部は、前記検知装置からの給電によって動作することを特徴とする。
本発明の一態様に係る検知システムは、前記検知装置は電池を備え、前記電池の電力で前記センサモジュールへの給電と、前記検知装置が備えるセンサの駆動を行うことを特徴とする。
本発明の一態様に係る検知システムは、前記検知装置が備えるセンサは、少なくとも周囲の環境の温度、湿度、水の有無、気圧又は振動のいずれかを検知し、前記検知装置が備えるセンサで前記検知装置が検知した周囲の環境の状態と、前記検知装置が受信した情報とを比較し、比較の結果に基づいて前記閉空間を構成する筐体の劣化の進行を予測する予測部を備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る検知システムは、前記無線給電の方式は、電界共鳴方式であることを特徴とする。
本発明の一態様に係る検知システムは、前記センサモジュールは、防水されて浸水時及び非浸水時に前記検知装置へ応答可能な第1モジュールと、非防水で非浸水時に前記検知装置へ応答可能であり、浸水時に前記検知装置へ応答不可である第2モジュールと、を有し、前記検知装置は、前記第1モジュールから送信される情報と、前記第2モジュールから送信される情報に応じて、前記閉空間における水の有無を判定することを特徴とする。
本発明の一態様に係る検知システムは、前記検知装置のセンサは、防水性を備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る検知システムは、前記検知装置は、前記検知装置が備えるセンサで検知した周囲の環境の状態と、前記センサモジュールが検知した前記閉空間の環境の状態とをデータサーバへ報知する通信手段を備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る検知装置は、閉空間に配置されたセンサモジュールへ電力を無線給電する給電部と、前記閉空間の外の環境の状態を検知するセンサと、前記センサモジュールが検知した前記閉空間の環境の状態の検知結果を示す情報を無線受信する受信部と、前記受信部が受信した情報に基づいて処理を行う処理部と、を備え、前記処理部は、前記センサが検知した状態と、前記受信部が受信した情報が示す状態に基づいて、前記閉空間を構成する筐体又は前記閉空間内に格納された物品の状態を予測する。
本発明によれば、閉空間内及び閉空間外の状態を容易に検知することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る検知システムの構成を示す図である。 図2は、センサモジュールと検知装置の構成を示すブロック図である。 図3は、第1結合部が備える電極の配置例を説明するための図である。 図4は、第1結合部が備える電極の配置例を説明するための図である。 図5は、電界共振結合に係る構成を示す図である。 図6は、検知システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、サーバ装置2が行う処理の流れを示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一又は対応する要素には適宜同一の符号を付している。さらに、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係などは、現実のものとは異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
図1は、本発明の実施形態に係る検知システム1の構成を示す図である。検知システム1は、センサモジュール10と、検知装置20を含む。検知システム1は、光ファイバケーブル61Aと光ファイバケーブル61Bの接続部分の周囲の状態、及び検知装置20の周囲の状態を検知するシステムである。なお、後述するサーバ装置2も含めて検知システム1としてもよい。
光ファイバケーブル61A、61Bは、複数の光ファイバ心線を束ねたケーブルである。光ファイバケーブル61A、61Bは、物品の一例である。光ファイバケーブル61Aが有する光ファイバ心線と、光ファイバケーブル61Bが有する光ファイバ心線は、それぞれ融着接続され、この融着接続された部分は、接続部50に収納されている。
接続部50は、例えば、耐水性及び耐候性を有する合成樹脂で形成されている。接続部50は、光ファイバケーブル61Aの光ファイバ心線と、光ファイバケーブル61Bの光ファイバ心線との融着接続された部分を収納し、接続されている部分を保護する。接続部50は、クロージャ40に収納されている。
クロージャ40は、スリーブ41と、端面板42A、42Bを有する。クロージャ40は筐体の一例である。スリーブ41と、端面板42A、42Bは、例えば、耐水性及び耐候性を有する合成樹脂で形成されている。端面板42Aには光ファイバケーブル61Aが貫通する穴が設けられ、端面板42Bには光ファイバケーブル61Bが貫通する穴が設けられている。なお、端面板42A、42Bは、スリーブ41と同じ材質でなくてもよい。スリーブ41は、筒型の形状であり、長手方向の一端側が端面板42Aにより閉鎖され、長手方向の一端側が端面板42Bにより閉鎖される。スリーブ41の長手方向の両端が端面板42A、42Bにより閉鎖されることにより、クロージャ40の内部に密閉された閉空間43が形成される。閉空間43には、接続部50が収納され、閉空間43に接続部50を収納したクロージャ40は、ハンドホール30の内部に配置されている。クロージャ40は、密閉された閉空間を有する筐体の一例である。
ハンドホール30は、地下に埋設されてクロージャ40を収納する地中箱である。ハンドホール30は、下部ブロック31、上部ブロック32、枠部33及び蓋34で構成されている。
下部ブロック31は、外形が長方体であるコンクリート製の中空のブロックである。下部ブロック31の中空部は、上方側が開口している。また、下部ブロック31は、光ファイバケーブル61A、61Bが貫通する穴を有している。上部ブロック32は、外形が長方体であるコンクリート製の中空のブロックである。上部ブロック32の中空部は、下方側が開口している。また、上部ブロック32は、中空部から上面に貫通する穴321を有する。上部ブロック32は、側面が下部ブロック31の側面に連なるように下部ブロック31の上に配置されている。なお、下部ブロック31及び上部ブロック32の材質は、コンクリートに限定されるものではなく、耐水性及び耐候性を有する合成樹脂であってもよい。枠部33は、例えば鉄製であり、上下に貫通する穴331を有する。枠部33は、穴331と穴321が連なるように、図示省略したボルトによって上部ブロック32の上面に固定される。蓋34は、円形でコンクリート製又は樹脂製の蓋であり、穴331を閉鎖する。蓋34で穴331を閉鎖することにより、クロージャ40の内部に密閉された内部空間35が形成される。
センサモジュール10は、光ファイバケーブル61Aと光ファイバケーブル61Bの接続部分の周囲の一例であるクロージャ40の内部の状態を検知するモジュールである。センサモジュール10は、クロージャ40の内部、即ち、閉空間43に配置される。センサモジュール10は、検知装置20からワイヤレスで給電され、閉空間43の状態を示す情報をワイヤレスで検知装置20へ送信する。
検知装置20は、クロージャ40の内部の環境の状態を示す情報の取得と、検知装置20の周囲の環境の状態の検知を行う装置である。本実施形態では、検知装置20は、蓋34の上に配置され、ハンドホール30の外部の状態を検知する。なお、検知装置20は、内部空間35に配置してもよい。また、検知装置20は、センサモジュール10へワイヤレスで給電し、センサモジュール10からワイヤレスで送信される情報を受信する。なお、本発明でのワイヤレスでの給電とは、キャパシタンス成分とインダクタンス成分を組み合わせて、非接触で電力を送信する電界共振結合方式による給電方式のことを言う。
図2は、センサモジュール10と検知装置20の構成を示すブロック図である。検知装置20は、装置制御部200、モジュール結合部201、電池202、通信部203及びセンサ204を備える。電池202は、検知装置20の電源であり、例えば二次電池である。なお、電池202は、二次電池に限定されるものではなく、一次電池であってもよい。通信部203は、例えば移動体通信網や無線LAN、LPWA(Low Power Wide Area)などの無線ネットワークを介して通信を行う通信インターフェースである。センサ204は、例えば、水の有無を検知する水センサである。水の有無は、周囲の環境の状態の一例である。センサ204は、水の有無を検知し、検知結果に応じて水があることを示す信号又は水がないことを示す信号を装置制御部200へ出力する。モジュール結合部201は、例えば、電界共振結合方式による電力伝送のための一対の電極、電力伝送のための回路、センサモジュール10とのワイヤレス通信のための復調回路を備えており、装置制御部200に接続されている。モジュール結合部201は、電界共振結合方式によるワイヤレス給電でセンサモジュール10へ給電し、センサモジュール10から送信される情報を、電界共振結合方式によるワイヤレス通信で受信する。モジュール結合部201は、センサモジュール10へ無線給電を行う給電部の一例である。通信部203は通信手段の一例である。
装置制御部200は、演算部と記憶部とを備えている。装置制御部200は、電池202から供給される電力で駆動される。演算部は、検知装置20の機能の実現のための各種演算処理を行うものであり、例えばCPU(Central Processing Unit)、FPGA(field-programmable gate array)、又はCPUとFPGAとの両方で構成される。記憶部は、例えば、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)を備えている。このROMは、演算部が演算処理を行うために使用する各種プログラムやデータなどを格納している。また、このRAMは、演算部が演算処理を行う際の作業スペースや演算部の演算処理の結果を格納するスペースとして使用される。プログラムを実行中の装置制御部200は、センサ204の検知結果を示す情報を通信部203で予め定められたサーバ装置2へ送信する。また、装置制御部200は、センサモジュール10が送信した情報(応答)を取得し、取得した情報又は取得した情報(応答)に応じた判定結果を示す情報を通信部203で予め定められたサーバ装置2へ送信する。サーバ装置2はデータサーバの一例である。装置制御部200は、センサモジュール10からの情報(応答)に応じて閉空間43の環境の状態の検知やクロージャ40、光ファイバケーブル61A、61Bの状態を予測する処理部の一例である。また、装置制御部200とモジュール結合部201の組は、センサモジュール10から送信された情報(応答)を無線受信する受信部の一例である。
センサモジュール10は、閉空間の環境の状態を検知するセンサモジュールの一例であり、第1モジュール11と第2モジュール12を備える。第1モジュール11と第2モジュール12は、水の有無を検知するためのモジュールである。
第1モジュール11は、第1制御部110、第1結合部111、第1整流部112、第1蓄電部113及び第1安定化電源114を備える。第1結合部111は、電界共振結合方式により伝送される交流電力を得るための一対の電極や、一対の電極を用いたワイヤレス通信のための変調回路を備えており、第1制御部110に接続されている。第1結合部111は、受電部の一例である。
図3は、第1結合部111が備える一対の電極1111、1112の配置例を説明するための図である。電極1111及び電極1112は、導電性を有する矩形で平板の電極である。電極1111及び電極1112は、電界共振結合方式によるワイヤレス受電とワイヤレス通信のアンテナとして機能する。電極1111及び電極1112は、所定の間隔で平行にサブ基板1113の下面に配置されている。矩形のサブ基板1113は、下面の四辺の縁の部分が接着剤1115によってメイン基板1114に接着される。サブ基板1113の下面の四辺の縁の部分が接着剤1115によって接着されることにより、電極1111及び電極1112は、サブ基板1113とメイン基板1114との間で密閉されて防水された状態となる。
第1制御部110は、演算部と記憶部とを備えている。第1制御部110は、第1結合部111に伝送された電力で駆動される。演算部は、第1モジュール11の機能の実現のための各種演算処理を行うものであり、例えばCPU、FPGA、又はCPUとFPGAとの両方で構成される。記憶部は、例えばROMとRAMを備えている。このROMは、演算部が演算処理を行うために使用する各種プログラムやデータ、第1モジュール11を一意に識別する識別子などを格納している。また、このRAMは、演算部が演算処理を行う際の作業スペースや演算部の演算処理の結果を格納するスペースとして使用される。プログラムを実行中の第1制御部110は、予め記憶部に記憶されている前述の識別子を第1結合部111で検知装置20へ送信する。なお、説明の便宜上、第1モジュール11を一意に識別する識別子を第1識別子と称する。
第1整流部112は、第1結合部111から供給される交流電力を整流して直流電力に変換して出力する。第1蓄電部113は、例えば、二次電池、スーパキャパシタ、電解コンデンサ等によって構成され、第1整流部112から出力される脈流電流を平滑化して出力する。第1安定化電源114は、例えば、DC-DCコンバータ等によって構成され、第1蓄電部113から出力される直流電力を所定の電圧に降圧または昇圧して出力する。
第2モジュール12は、第2制御部120、第2結合部121、第2整流部122、第2蓄電部123及び第2安定化電源124を備える。第2結合部121は、電界共振結合方式により伝送される交流電力を得るための一対の電極や、一対の電極を用いたワイヤレス通信のための変調回路を備えており、第2制御部120に接続されている。第2結合部121は、受電部の一例である。
図4は、第2結合部121が備える一対の電極1211、1212の配置例を説明するための図である。電極1211及び電極1212は、導電性を有する矩形で平板の電極である。電極1211及び電極1212は、電界共振結合方式によるワイヤレス受電とワイヤレス通信のアンテナとして機能する。電極1211及び電極1212は、所定の間隔で平行にメイン基板1214の上面に接着されている。電極1211及び電極1212は、電極1111、1112のように密閉されていないため、閉空間43に露出する。
第2制御部120は、演算部と記憶部とを備えている。第2制御部120は、第2結合部121に伝送された電力で駆動される。演算部は、第2モジュール12の機能の実現のための各種演算処理を行うものであり、例えばCPU、FPGA、又はCPUとFPGAとの両方で構成される。記憶部は、例えばROMとRAMを備えている。このROMは、演算部が演算処理を行うために使用する各種プログラムやデータ、第2モジュール12を一意に識別する識別子などを格納している。また、このRAMは、演算部が演算処理を行う際の作業スペースや演算部の演算処理の結果を格納するスペースとして使用される。プログラムを実行中の第2制御部120は、予め記憶部に記憶されている前述の識別子を第2結合部121で検知装置20へ送信する。第2制御部120が送信する識別子は、第1制御部110が送信する識別子とは異なる識別子である。説明の便宜上、第2モジュール12を一意に識別する識別子を第2識別子と称する。
第2整流部122は、第2結合部121から供給される交流電力を整流して直流電力に変換して出力する。第2蓄電部123は、例えば、二次電池、スーパキャパシタ、電解コンデンサ等によって構成され、第2整流部122から出力される脈流電流を平滑化して出力する。第2安定化電源124は、例えば、DC-DCコンバータ等によって構成され、第2蓄電部123から出力される直流電力を所定の電圧に降圧または昇圧して出力する。
なお、電極1111、1112、1211、1212は、矩形以外の形状であってもよく、例えば、円形または楕円形状の平板電極、球形等の立体形状、平板ではなく湾曲した形状または屈曲した形状であってもよい。
図5は、モジュール結合部201、第1結合部111及び第2結合部121の電界共振結合に係る構成を示す図である。モジュール結合部201は、電極2011、2012、インダクタL1、L2及び電界結合部2020を有する。電極2011、2012は、導電性を有する矩形で平板の電極である。電極2011、2012は、電極1111、1112、1211、1212と同じサイズに形成されており、所定の間隔で平行に配置されている。電極2011及び電極2012は、電界共振結合方式によるワイヤレス給電とワイヤレス通信のアンテナとして機能する。
インダクタL1、L2は、例えば、導電性の線材(例えば、銅線)をらせん状にまいた素子である。インダクタL1は、一端が電極2011に電気的に接続され、他端が電界結合部2020に接続されている。また、インダクタL2は、一端が電極2012に電気的に接続され、他端が電界結合部2020に接続されている。
電界結合部2020は、装置制御部200と、インダクタL1、L2に電気的に接続されている。電界結合部2020は、装置制御部200による制御の下、インダクタL1、L2を介して所定の周波数の交流電力を電極2011、2012に供給する。また、電界結合部2020は、復調回路を備えている。電界結合部2020は、第1モジュール11から送信されて電極2011、2012が受信した信号を復調して装置制御部200へ供給する。また、電界結合部2020は、第2モジュール12から送信されて電極2011、2012が受信した信号を復調して装置制御部200へ供給する。
第1結合部111は、電極1111、1112に加えて、インダクタL3、L4及び受電部1120を有する。インダクタL3、L4は、例えば、導電性の線材(例えば、銅線)をらせん状にまいた素子である。インダクタL3は、一端が電極1111に電気的に接続され、他端が受電部1120に接続されている。また、インダクタL4は、一端が電極1112に電気的に接続され、他端が受電部1120に接続されている。
受電部1120は、第1制御部110と、インダクタL3、L4に電気的に接続されている。受電部1120は、電極2011、2012から電極1111、1112へ供給される交流電力を第1整流部112へ供給する。また、受電部1120は、変調回路を備えている。受電部1120は、第1制御部110から供給される情報を変調し、電極1111、1112で検知装置20へ送信する。
第2結合部121は、電極1211、1212に加えて、インダクタL5、L6及び受電部1220を有する。インダクタL5、L6は、例えば、導電性の線材(例えば、銅線)をらせん状にまいた素子である。インダクタL5は、一端が電極1211に電気的に接続され、他端が受電部1220に接続されている。また、インダクタL6は、一端が電極1212に電気的に接続され、他端が受電部1220に接続されている。
受電部1220は、第2制御部120と、インダクタL5、L6に電気的に接続されている。受電部1220は、電極2011、2012から電極1211、1212へ供給される交流電力を第2整流部122へ供給する。また、受電部1220は、変調回路を備えている。受電部1220は、第2制御部120から供給される情報を変調し、電極1211、1212で検知装置20へ送信する。
本実施形態においては、電極2011、2012の間に形成されるキャパシタ及びインダクタL1、L2による共振周波数と、電極1111、1112の間に形成されるキャパシタ及びインダクタL3、L4による共振周波数は、等しくなるように設定されており、例えば13.56MHzに設定されている。電界結合部2020が、13.56MHzの交流電力を電極2011、2012へ供給すると、電極2011、2012と電極1111、1112は、電界共振結合され、交流電力が受電部1220へ伝送される。また、電極2011、2012と電極1111、1112が電界共振結合されると、第1制御部110から電極1111、1112を介して電極2011、2012へ情報が送信される。
また、電極2011、2012の間に形成されるキャパシタ及びインダクタL1、L2による共振周波数と、電極1211、1212の間に形成されるキャパシタ及びインダクタL5、L6による共振周波数も等しくなるように設定されており、13.56MHzに設定されている。電界結合部2020が、13.56MHzの交流電力を電極2011、2012へ供給すると、電極2011、2012と電極1211、1212は、電界共振結合され、交流電力が受電部1220へ伝送される。また、電極2011、2012と電極1211、1212が電界共振結合されると、第2制御部120から電極1211、1212を介して電極2011、2012へ情報が送信される。
次に、検知システム1の動作例について、図6を用いて説明する。図6は、検知システム1における処理の流れを示すフローチャートである。検知装置20は、例えば、予め定められたタイミングになると、図6に示す処理を開始する。予め定められたタイミングは、例えば、一日のうちの所定時刻であるが、所定時間の経過(例えば1時間)、所定の日数の経過(例えば1日、1週間)などであってもよい。検知装置20は、予め定められたタイミングとなった場合、センサ204から出力されている信号を取得し、検知装置20の周囲の状態を検知する(ステップS101)。ここで検知装置20は、水があることを示す信号をセンサ204から取得した場合には、ハンドホール30の外部に水があると判定し、水がないことを示す信号をセンサ204から取得した場合には、ハンドホール30の外部に水がないと判定する。
また、検知装置20は、モジュール結合部201からセンサモジュール10へ給電を行う(ステップS102)。即ち、検知装置20は、第1モジュール11と第2モジュール12へ電力を供給する。センサモジュール10は、給電に応じて閉空間43の状態を検知し、検知装置20へ検知した状態を応答する(ステップS103)。具体的には、例えば、閉空間43に水が侵入していない場合、検知装置20が供給した電力が第1結合部111で受電され、第1制御部110が駆動する。第1制御部110が駆動した第1モジュール11は、第1識別子を送信する。また、検知装置20が供給した電力が第2結合部121で受電され、第2制御部120が駆動する。第2制御部120が駆動した第2モジュール12は、第2識別子を送信する。即ち、第1モジュール11と第2モジュール12は、検知装置20への応答が可能となっている。検知装置20へ送信される第1識別子及び第2識別子は、センサモジュール10から検知装置20への応答の一例である。
一方、閉空間43に水が侵入した場合、電極1211、1212は、前述のとおり密閉されずに閉空間43に露出しているため、侵入した水に浸かることとなる。電極1211、1212が水に浸かった場合、電極1211と電極1212との間に形成されるキャパシタの誘電率が大幅に増加し、電極1211、1212の間に形成されるキャパシタ及びインダクタL5、L6による共振周波数が変化する。このように第2結合部121における共振周波数が変化すると、電極2011、2012と電極1211、1212が電界共振結合されず、電力が第2制御部120へ供給されなくなるため、第2識別子が検知装置20へ送信されないこととなる。即ち、第2モジュール12は、検知装置20への応答が不可となる。
なお、電極1111、1112は、前述のとおり接着剤1115によって密閉されて防水されているため、閉空間43に水が侵入しても、電極1111と電極1111との間に形成されるキャパシタの誘電率が変化せず、電極1211、1212の間に形成されるキャパシタ及びインダクタL5、L6による共振周波数が変化しない。閉空間43に水が侵入しても、電極1211、1212の間に形成されるキャパシタ及びインダクタL5、L6による共振周波数が変化しないため、閉空間43に水が侵入しても、電極2011、2012と電極1111、1112が電界共振結合され、電力が第1制御部110へ供給されて第1識別子が検知装置20へ送信される。即ち、第1結合部111及び第2結合部121は、閉空間43の環境の状態を検知する検知部として機能する。また、第1制御部110と第1結合部111の組及び第2制御部120と第2結合部121の組は、検知装置20へ応答する応答部、検知装置20へ情報を無線送信する送信部として機能する。
検知装置20は、センサモジュール10からの応答を受信し、センサモジュール10への給電を停止する(ステップS104)。ここで検知装置20は、閉空間43に水が侵入していない場合には、センサモジュール10からの応答として、第1モジュール11から送信される第1識別子と、第2モジュール12から送信される第2識別子を受信する。
一方、検知装置20は、閉空間43に水が侵入した場合には、第1モジュール11から送信される第1識別子を受信する。即ち、センサモジュール10からの応答を取得する。また、検知装置20は、閉空間43に水が侵入した場合、第2モジュール12から第2識別子が送信されないため、第2識別子を受信しない。
次に検知装置20は、検知装置20の周囲の状態の検知結果と、閉空間43の状態の検知結果をサーバ装置2へ送信し、報知する(ステップS105)。具体的には、検知装置20は、ステップS101でハンドホール30の外部に水があると判定した場合には、検知装置20の周囲の状態の検知結果として、ハンドホール30の外部に水があることを示す情報を通信部203でサーバ装置2へ送信し、ハンドホール30の外部に水がないと判定した場合には、ハンドホール30の外部に水がないことを示す情報を通信部203でサーバ装置2へ送信する。また、検知装置20は、ステップS104で第1識別子と第2識別子の両方を受信した場合、閉空間43に水が侵入していないと判定し、閉空間43の状態の検知結果として、閉空間43に水が無いことを示す情報を通信部203でサーバ装置2へ送信する。また、検知装置20は、ステップS104で第1識別子を受信し、且つ、第2識別子を受信しなかった場合、閉空間43に水が侵入したと判定し、閉空間43に水が有ることを示す情報を通信部203でサーバ装置2へ送信する。
検知装置20は、ステップS105の処理を終えた後、待機モードへ移行し(ステップS106)、予め定められたタイミングとなるまで待機する。なお、検知装置20は、ステップS105で閉空間43への水の侵入を判定せず、センサモジュール10から受信した応答(第1識別子、第2識別子)をサーバ装置2へ転送してもよい。この場合、サーバ装置2は、検知装置20から転送された応答を受信し、受信した応答が第1識別子と第2識別子である場合には、閉空間43に水が侵入していないと判定し、受信した応答が第1識別子のみである場合には、閉空間43に水が侵入したと判定してもよい。
このように本実施形態では、センサモジュール10は、閉空間43における水の有無に応じて検知装置20へ送信する識別子が異なる、即ち、検知装置20への応答が異なることにより、水の有無を検知するセンサとして機能する。
本実施形態によれば、ハンドホール30の蓋34を開けなくても、閉空間43における水の有無を検知し、クロージャ40の内部に水が侵入したか否かを知ることができる。また、本実施形態によれば、検知装置20から閉空間43における水の有無を示す情報がサーバ装置2へ送信されるため、ハンドホール30の設置場所へ行かなくても、クロージャ40の内部に水が侵入したか否かを知ることができる。また、本実施形態では、電界共振結合により給電と通信を行うため、蓋34が厚くてもセンサモジュール10へ電力を供給して検知装置20とセンサモジュール10とが通信を行うことができ、検知装置20とセンサモジュール10が離れていても、電力を供給して検知装置20とセンサモジュール10とが通信を行うことができる。また、例えば検知装置20をクロージャ40の内部に設置して閉空間43への水の侵入を検知する構成とした場合、クロージャ40及び検知装置20が浸水してしまうと、通信部203の電波が水によって減衰し、通信が不可となる虞があるが、本実施形態では、サーバ装置2と通信を行う検知装置20がハンドホール30の外にあるため、検知装置20が浸水する可能性が低く、クロージャ40の内部に水が侵入したことをサーバ装置2へ通知することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態及び以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。上述した各実施形態及び各変形例の構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態や変形例に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
第1モジュール11は、例えば、少なくとも、温度を検知するセンサ、湿度を検知するセンサ、気圧を検知するセンサ、振動を検知するセンサのいずれかを備え、備えているセンサの検知結果を検知装置20へ送信し、検知装置20は、受信した検知結果を示す情報をサーバ装置2へ送信してもよい。この構成によれば、少なくとも閉空間43内の温度、湿度、気圧、振動のいずれかを示す情報がサーバ装置2へ送信され、閉空間43内の環境を詳しく知ることができる。
また、検知装置20は、第1モジュール11が備えるセンサと同じセンサを備える構成であってもよい。この構成によれば、例えば、第1モジュール11と検知装置20が温度センサを備えている場合、閉空間の状態と検知装置20の周囲の状態として、閉空間43の温度の情報と、検知装置20の周囲の温度の情報をサーバ装置2へ送信することができる。また、例えば、第1モジュール11と検知装置20が気圧センサを備えている場合、閉空間の状態と検知装置20の周囲の状態として閉空間43の気圧の情報と、検知装置20の周囲の気圧の情報をサーバ装置2へ送信することができる。
また、第1モジュール11と検知装置20が同じセンサを備えている場合、サーバ装置2は、送信された情報を統計処理してもよい。図7は、サーバ装置2が行う処理の流れを示すフローチャートの一例を示す図である。サーバ装置2は、閉空間の状態と検知装置20の周囲の状態の移動平均を算出する(ステップS201)。サーバ装置2は、例えば、閉空間の状態と検知装置20の周囲の状態として、温度を受信した場合、検知装置20の周囲の温度の移動平均と、閉空間43の温度の移動平均を算出する。次にサーバ装置2は、算出した検知装置20の周囲の状態の移動平均と閉空間43の状態の移動平均とを比較する(ステップS202)。サーバ装置2は、ステップS202の比較結果に応じて管理者へ報知する(ステップS203)。例えば、サーバ装置2は、移動平均の差が予め定められた閾値未満であった場合、管理者へ報知を行う。例えば、ハンドホール30やクロージャ40が破損した場合、検知装置20の周囲の温度と、閉空間43の温度との差が小さくなり、検知装置20の周囲の温度の移動平均と、閉空間43の温度の移動平均の差が予め定められた閾値未満となる。ここで、管理者へ報知が行われることにより、ハンドホール30やクロージャ40の破損を管理者へ知らせることができる。なお、サーバ装置2は、ステップS202の比較結果からハンドホール30やクロージャ40、光ファイバケーブル61A、61Bの劣化の進行を予測し、予測結果を報知してもよい。サーバ装置2は、予測部の一例である。また、サーバ装置2が行う処理を検知装置20が行い、ステップS202の比較結果からハンドホール30やクロージャ40、光ファイバケーブル61A、61Bの劣化の進行を予測してもよい。
検知装置20は、例えば、予め定められた期間において蓋34に設置してもよい。例えば、クロージャ40を新規にハンドホール30に設置してから所定の期間内において、検知装置20を蓋34に設置してもよい。また、クロージャ40を交換してから所定の期間内において、検知装置20を蓋34に設置してもよい。この場合、クロージャ40の初期不良による浸水を検知することができる。また、梅雨の時期や台風が発生する時期において検知装置20を蓋34に設置し、当該時期以外は、検知装置20を蓋34に設置しない構成としてもよい。この場合、雨による災害が発生しやすい時期において、クロージャ40への浸水を検知することができる。また、クロージャ40を設置してから予め定められた期間が経過した後、検知装置20を蓋34に設置してもよい。例えば、設置から経過した年数が、クロージャ40の劣化が始まる年数となったときに検知装置20を蓋34に設置してもよい。この場合、クロージャ40の劣化による浸水を検知することができる。このように、検知装置20を設置する時期を限定した場合、クロージャ40を収納している全てのハンドホール30に検知装置20を設置する場合と比較すると、設置する検知装置20の数を少なくすることができ、検知装置20の設置のコストを抑えることができる。
前述の実施形態においては、センサモジュール10は、第1モジュール11と第2モジュール12を備えているが、第2モジュール12を備えていない構成であってもよい。第2モジュール12を備えていない構成においては、第1モジュール11は、水を検知する水センサを備える構成とし、第1モジュール11は、水センサでの水の有無の検知結果を検知装置20へ送信する。この構成でも、閉空間43における水の有無を検知し、クロージャ40の内部に水が侵入したか否かを知ることができる。
前述の実施形態においては、検知装置20は、センサ204を備えているが、センサ204を備えていない構成であってもよい。
前述の実施形態においては、検知装置20は、例えばソーラパネルを備え、ソーラパネルで電池202を充電する構成であってもよい。
前述の実施形態においては、センサモジュール10を収納したクロージャ40は、ハンドホール30の内部に設置されているが、センサモジュール10を収納したクロージャ40を、蓋つきのケーブルトラフの内部に設置し、検知装置20をケーブルトラフの蓋に設置してもよい。また、検知システム1の設置場所は、ハンドホール30やケーブルトラフに限定されるものではなく、例えば、センサモジュール10を建築物の壁の内部、天井裏、床下などに設置し、検知装置20を、建築物の内部であって、センサモジュール10と電界共振結合可能であり、通信部203が無線通信可能な位置に設置してもよい。
上述した実施形態においては、検知装置20は蓋34に設置されているが、蓋34に設置する構成に限定されるものではなく、例えば、検知装置20をドローンに搭載し、ドローンで検知装置20をセンサモジュール10へ近づける構成としてもよい。この構成によれば、所望するときにドローンで検知装置20をセンサモジュール10に近づけて第1モジュール11と第2モジュール12へ給電し、クロージャ40の内部に水が侵入したか否かを知ることができる。
前述の実施形態においては、検知装置20は、予め定められた時刻に第1モジュール11と第2モジュール12へ電力を供給しているが、予め定められた周期で第1モジュール11と第2モジュール12へ電力を供給してもよい。また、検知装置20は、サーバ装置2からの指示に応じて第1モジュール11と第2モジュール12へ電力を供給し、電力が供給された第1モジュール11と第2モジュール12から送信される情報に応じて、閉空間43に水が侵入したか否かを示す情報をサーバ装置2へ送信してもよい。また、検知装置20は、センサ204で水があることを検知した場合、第1モジュール11と第2モジュール12へ電力を供給し、センサモジュール10からの応答を取得してもよい。また、検知装置20がセンサ204として振動センサを備える構成においては、センサ204が予め定められた閾値以上の振動を検知した場合、第1モジュール11と第2モジュール12へ電力を供給し、センサモジュール10からの応答を取得してもよい。
前述したように、検知システム1が水を検知するセンサ以外のセンサを備えている構成においては、検知装置20と第1モジュール11とが同じ物理量を検知するセンサを備えている場合、サーバ装置2は、検知装置20のセンサが検知した物理量と、第1モジュール11のセンサが検知した物理量の関係に応じて管理者へ報知を行ってもよい。例えば、検知装置20と第1モジュール11とが湿度センサを備えている構成においては、検知装置20のセンサが検知した湿度と、第1モジュール11が備えているセンサが検知した湿度との差が所定の閾値未満である場合、これらの測定結果を受信したサーバ装置2で管理者に報知を行ってもよい。また、検知装置20と第1モジュール11とが温度センサを備えている構成においては、検知装置20のセンサが検知した温度と、第1モジュール11が備えているセンサが検知した温度との差が所定の閾値以上である場合、これらの測定結果を受信したサーバ装置2で管理者に報知を行ってもよい。
1 検知システム
2 サーバ装置
10 センサモジュール
11 第1モジュール
12 第2モジュール
20 検知装置
30 ハンドホール
31 下部ブロック
32 上部ブロック
33 枠部
34 蓋
35 内部空間
40 クロージャ
41 スリーブ
42A、42B 端面板
43 閉空間
50 接続部
61A、61B 光ファイバケーブル
110 第1制御部
111 第1結合部
120 第2制御部
121 第2結合部
200 装置制御部
201 モジュール結合部
202 電池
203 通信部
204 センサ
321、331 穴
1111、1112、1211、1212、2011、2012 電極
1113 サブ基板
1114、1214 メイン基板
1115 接着剤
1120、1220 受電部
2020 電界結合部
L1~L6 インダクタ

Claims (13)

  1. 閉空間を構成する筐体と、
    前記閉空間内に格納された物品と、
    前記閉空間に配置されたセンサモジュールと、
    前記閉空間の外に配置された検知装置と、
    を備える検知システムであって、
    前記センサモジュールは、
    前記検知装置から供給される電力を無線受電する受電部と、
    前記受電部が無線受電した電力により前記閉空間の環境の状態を検知する検知部と、
    前記検知部の検知結果を示す情報を前記検知装置へ無線送信する送信部と、
    を備え、
    前記検知装置は、
    前記センサモジュールへ電力を無線給電する給電部と、
    前記閉空間の外の環境の状態を検知するセンサと、
    前記情報を無線受信する受信部と、
    前記受信部が受信した情報に基づいて処理を行う処理部と、
    を備え、
    前記処理部は、
    前記センサが検知した状態と、前記受信部が受信した情報が示す状態に基づいて、前記筐体又は前記物品の状態を予測する
    検知システム。
  2. 前記閉空間は、密閉された筐体の内部の空間である
    請求項1に記載の検知システム。
  3. 前記筐体は、ケーブルの接続部分を収納するクロージャである
    請求項2に記載の検知システム。
  4. 前記検知装置は、前記情報に応じて前記閉空間における水の有無を判定する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の検知システム。
  5. 前記センサは、少なくとも周囲の環境の温度、湿度、気圧又は振動のいずれかを検知し、
    前記センサモジュールは、少なくとも前記閉空間の温度、湿度、気圧又は振動のいずれかを示す情報を前記検知装置へ送信し、
    前記検知装置は、当該情報を受信する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の検知システム。
  6. 前記センサモジュールは、
    前記閉空間の環境の状態を検出するセンサ、
    を有し、
    前記送信部は、当該センサによって検出された状態を示す情報を送信し、
    当該センサ及び前記送信部は、前記検知装置からの給電によって動作する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の検知システム。
  7. 前記検知装置は電池を備え、前記電池の電力で前記センサモジュールへの給電と、前記検知装置が備えるセンサの駆動を行う
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の検知システム。
  8. 前記検知装置が備えるセンサは、少なくとも周囲の環境の温度、湿度、水の有無、気圧又は振動のいずれかを検知し、
    前記検知装置が備えるセンサで前記検知装置が検知した周囲の環境の状態と、前記検知装置が受信した情報とを比較し、比較の結果に基づいて前記閉空間を構成する筐体の劣化の進行を予測する予測部を備える
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の検知システム。
  9. 前記無線給電の方式は、電界共鳴方式である
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の検知システム。
  10. 前記センサモジュールは、
    防水されて浸水時及び非浸水時に前記検知装置へ応答可能な第1モジュールと、
    非防水で非浸水時に前記検知装置へ応答可能であり、浸水時に前記検知装置へ応答不可である第2モジュールと、
    を有し、
    前記検知装置は、前記第1モジュールから送信される情報と、前記第2モジュールから送信される情報に応じて、前記閉空間における水の有無を判定する
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の検知システム。
  11. 前記検知装置のセンサは、防水性を備える
    請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の検知システム。
  12. 前記検知装置は、前記検知装置が備えるセンサで検知した周囲の環境の状態と、前記センサモジュールが検知した前記閉空間の環境の状態とをデータサーバへ報知する通信手段を備える
    請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の検知システム。
  13. 閉空間に配置されたセンサモジュールへ電力を無線給電する給電部と、
    前記閉空間の外の環境の状態を検知するセンサと、
    前記センサモジュールが検知した前記閉空間の環境の状態の検知結果を示す情報を無線受信する受信部と、
    前記受信部が受信した情報に基づいて処理を行う処理部と、
    を備え、
    前記処理部は、
    前記センサが検知した状態と、前記受信部が受信した情報が示す状態に基づいて、前記閉空間を構成する筐体又は前記閉空間内に格納された物品の状態を予測する
    検知装置。
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