JP2022038224A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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JP2022038224A JP2020142606A JP2020142606A JP2022038224A JP 2022038224 A JP2022038224 A JP 2022038224A JP 2020142606 A JP2020142606 A JP 2020142606A JP 2020142606 A JP2020142606 A JP 2020142606A JP 2022038224 A JP2022038224 A JP 2022038224A
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Abstract

【課題】テナントの賃料計算を柔軟に行うことが可能な情報処理装置及びプログラムを提供する。【解決手段】テナント管理システムにおいて、テナント管理装置が行う賃料算出処理であって、テナントの売上金額の履歴を参照し、賃料の算出期間となる直近の対象期間分の売上金額の合計値を第1売上合計額として算出し、対象期間より過去の算出期間分の売上金閣の合計値を第2売上合計額として算出し、第1売上合計額が第2売上合計額以上か否かを判定し、第1売上合計額が第2売上合計額未満の場合に、第1売上合計額に第1歩率を乗算した金額を、賃料に設定し、第1売上合計額が第2売上合計額以上の場合に、第2売上合計額に第1歩率を乗算した第1賃料と、第1売上合計額と第2売上合計額との差額に第1歩率とは異なる第2歩率を乗算した第2賃料とを合算した金額を賃料に設定する。【選択図】図9

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置及びプログラムに関する。
従来、ショッピングセンター等の複合商業施設では、様々な企業に売場区画を賃貸することが行われている。このような複合商業施設では、入居するテナント毎に売上が管理されており、その売上に固定の歩率を乗算することで賃料を算出することが行われている。
しかしながら、従来の算出方法では売上が上がるほど固定の歩率で賃料が増えることになるため、テナント側にとっては売上や営業に関するモチベーションが高まらないことにもなり得る。例えば、当月の売上が前年同月等の過去の売上よりも伸びている場合、その上昇分はテナントの売上努力の結果と考えることができる。この場合、従来の算出方法では、売上推移等のテナントの実状を加味した賃料を設定することができないため、テナント側の不満やモチベーションの低下等を引き起こす可能性がある。
本発明が解決しようとする課題は、テナントの賃料計算を柔軟に行うことが可能な情報処理装置及びプログラムを提供することである。
実施形態の情報処理装置は、第1算出手段と、第2算出手段と、第1判定手段と、第1設定手段と、第2設定手段とを備える。第1算出手段は、テナントの売上金額の履歴を記憶する記憶部を参照し、賃料の算出期間となる直近の対象期間分の売上金額の合計値を第1売上合計額として算出する。第2算出手段は、前記記憶部を参照し、前記対象期間より過去の算出期間分の売上金閣の合計値を第2売上合計額として算出する。第1判定手段は、前記第1売上合計額と前記第2売上合計額とを比較し、前記第1売上合計額が前記第2売上合計額以上か否かを判定する。第1設定手段は、前記第1売上合計額が前記第2売上合計額未満の場合に、前記第1売上合計額に第1歩率を乗算した金額を、前記対象期間の賃料に設定する。第2設定手段は、前記第1売上合計額が前記第2売上合計額以上の場合に、前記第2売上合計額に前記第1歩率を乗算した第1賃料と、前記第1売上合計額と前記第2売上合計額との差額に前記第1歩率とは異なる第2歩率を乗算した第2賃料とを合算した金額を、前記対象期間の賃料に設定する。
図1は、実施形態に係るテナント管理システムの全体構成を模式的に示す図である。 図2は、実施形態に係るPOS端末の電装系の構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係るテナント管理装置の電装系の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係るテナントマスタテーブルのデータ構成の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る売上管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る賃料管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係るテナント管理装置の機能構成の一例を示す図である。 図8は、実施形態の賃料算出部が行う賃料の算出方法を説明するための図である。 図9は、実施形態のテナント管理装置が行う賃料算出処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る情報処理装置及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、本発明の情報処理装置及びプログラムをショッピングセンター等の複合商業施設に適用した例について説明するが、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係るテナント管理システム1の全体構成を模式的に示す図である。テナント管理システム1は、複数台のPOS(Point Of Sale)端末10と、テナント管理装置20とを有する。ここで、各POS端末10とテナント管理装置20とは、LAN(Local Area Network)等のネットワークNを介して相互に通信可能に接続される。
POS端末10は、ショッピングセンター等の複合商業施設内に入居するテナント(店舗)の各々に設置される商品販売データ処理装置である。POS端末10の各々は、販売登録された各商品の販売データに基づいて、自己のテナントでの売り上げを集計した売上データを生成する。テナント管理装置20は、本実施形態の情報処理装置であり、各テナントの売上及び賃料の管理を行う。テナント管理装置20は、例えば、複合商業施設の本部(デベロッパー)に設置される。
以下、テナント管理システム1を構成する各装置の構成例について説明する。
図2は、POS端末10の電装系の構成例を示す図である。POS端末10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等で構成されるコンピュータ構成の制御部11を備える。制御部11は、バス12を介して、ネットワークNに接続可能な通信インタフェース(I/F)13及びI/O機器制御部14に接続される。また、制御部11は、バス12及びI/O機器制御部14を介して、入力部15、表示部16及び記憶部17等に接続される。
入力部15は、キーボードやポインティングデバイス等の入力デバイスを有する。入力部15は、入力デバイスを介して受け付けた操作内容に応じた信号を制御部11に通知する。表示部16は、液晶ディスプレイ等の表示デバイスを有する。表示部16は、制御部11の制御に従い各種の情報を表示する。記憶部17は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記憶装置を有する。記憶部17は、制御部11のCPUが実行する各種プログラムや設定情報の他、自己のPOS端末10が設置されたテナントを識別するためのテナント識別子等を記憶する。
POS端末10の制御部11は、自己のテナントの売上を示す情報を含んだ売上データを日毎(営業日毎)に生成する。また、POS端末10の制御部11は、生成した売上データをテナント管理装置20に送信する。なお、売上データには、営業日及び売上の他、自己のPOS端末10のテナント識別子が含まれるものとする。
図3は、テナント管理装置20の電装系の構成例を示す図である。テナント管理装置20は、CPU、ROM及びRAM等で構成されるコンピュータ構成の制御部21を備える。制御部21は、バス22を介して、ネットワークNに接続可能な通信インタフェース23及びI/O機器制御部24に接続される。また、制御部21は、バス22及びI/O機器制御部24を介して、入力部25、表示部26及び記憶部27等に接続される。
入力部25は、キーボードやポインティングデバイス等の入力デバイスを有する。入力部25は、入力デバイスを介して受け付けた操作内容に応じた信号を制御部21に通知する。表示部26は、液晶ディスプレイ等の表示デバイスを有する。表示部26は、制御部21の制御に従い各種の情報を表示する。記憶部27は、HDDやSSD等の記憶装置を有する。記憶部27は、制御部21のCPUが実行する各種プログラムや設定情報等を記憶する。また、記憶部27は、テナントマスタテーブル271、売上管理テーブル272及び賃料管理テーブル273を記憶する。
図4は、テナントマスタテーブル271のデータ構成の一例を示す図である。テナントマスタテーブル271は、複合商業施設内に入居する各テナントに関する情報を記憶・管理するためのデータテーブルである。図4に示すように、テナントマスタテーブル271は、各テナントのテナントコード及びテナント名称と関連付けて、賃料条件を記憶する。
賃料条件には、賃料の算定に係る条件が設定される。例えば、賃料条件には、売上歩率や最低保障賃料等が設定される。ここで、売上歩率は、テナントの売上に乗算する固定の歩率である。以下では、テナントの1月分の売上合計額に売上歩率を乗算した金額を第1賃料ともいう。
最低保障賃料は、第1賃料が最低保障賃料未満の場合に、賃料として設定される閾値金額の一例である。これにより、例えば第1賃料がゼロ、つまり売上がゼロの場合であっても、最低保障賃料分の金額を賃料として徴収することができる。
なお、図4では、全てのテナントで一律の売上歩率(10%)を設定した例を示しているが、これに限らず、テナント毎に異なる歩率を設定してもよい。また、最低保障賃料についても、全てのテナントで一律の金額としてもよいし、テナント毎に異なる金額を設定してもよい。また、テナントCのように、最低保障賃料を設けないテナントが存在してもよい。
図5は、売上管理テーブル272のデータ構成の一例を示す図である。売上管理テーブル272は、各テナントで算出された日毎の売上を記憶・管理するためのデータテーブルである。具体的には、売上管理テーブル272は、複合商業施設に入居する各テナントについて、テナントコードと、テナント名称と、日毎の売上とを関連付けて記憶する。
図6は、賃料管理テーブル273のデータ構成の一例を示す図である。賃料管理テーブル273は、各テナントについて算出された賃料を記憶・管理するためのデータテーブルである。具体的には、賃料管理テーブル273は、複合商業施設に入居する各テナントについて、テナントコードと、テナント名称と、賃料の算出期間となる算出期間毎の賃料とを関連付けて記憶する。ここで算出期間は、例えば、月割りや年割り等、賃料を算出する期間に対応する。なお、本実施形態では、算出期間を「月割り」として説明する。
次に、図7を参照して、テナント管理装置20の機能構成について説明する。ここで、図7は、テナント管理装置20の機能構成の一例を示す図である。
図7に示すように、テナント管理装置20は、売上管理部211と、賃料算出部212と、賃料管理部213とを機能部として備える。
テナント管理装置20が備える機能部の一部又は全ては、テナント管理装置20のプロセッサ(CPU)とメモリ(ROM、記憶部27)に記憶されたプログラムとの協働により実現されるソフトウェア構成であってもよい。また、テナント管理装置20が備える機能部の一部又は全ては、テナント管理装置20に搭載された専用回路等で実現されるハードウェア構成であってもよい。
売上管理部211は、取得手段及び管理手段の一例である。売上管理部211は、POS端末10の各々から送信される売上データを取得し、取得した売上データを当該POS端末10のテナントコードと関連付けて売上管理テーブル272に登録する。具体的には、売上管理部211は、売上データに含まれた営業日(集計日)、売上及びテナントコードを、売上管理テーブル272の該当するデータ項目に格納する。また、売上管理部211は、テナントマスタテーブル271に基づき、テナントコードに対応するテナント名称を特定すると、当該テナント名称を売上管理テーブル272の該当するデータ項目に登録する。
なお、売上管理部211は、営業日やテナントコードに基づき、売上管理テーブル272に登録した売上データをソートしてもよい。
賃料算出部212は、第1算出手段、第2算出手段、第1判定手段、第2判定手段、第1設定手段、第2設定手段、及び第3設定手段の一例である。賃料算出部212は、各テナントの賃料を算出する処理(賃料算出処理)を実行する。
具体的には、賃料算出部212は、テナントマスタテーブル271に登録された複数のテナントの中から、賃料の算出対象となる対象テナントを選択する。また、賃料算出部212は、売上管理テーブル272に記憶された対象テナントの売上のうち、賃料の算出期間となる直近の対象期間、すなわち当月分の売上の合計金額(以下、売上合計額ともいう)を算出する。なお、「当月」とは、現在の月の意味に限らず、賃料の算出対象となる月を意味するものとする。例えば、前の月の売上を基準に賃料を設定する場合には、前の月が当月となる。また、当月分の売上合計額は、第1売上合計額に対応する。
賃料算出部212は、テナントマスタテーブル271に登録された対象テナントの最低保障賃料と当月の売上合計額とを比較し、売上合計額が最低保障賃料未満の場合には、その最低保障賃料に規定された金額を当月分の賃料に設定する。なお、最低保障賃料が未設定(空)の場合には、最低保障賃料との比較は行わず、以下に説明する処理で賃料を設定する。
賃料算出部212は、売上合計額が最低保障賃料以上となる場合、売上管理テーブル272に記憶された対象テナントの売上のうち、当月から1年前となる前年同月の売上分の売上合計額を算出する。ここで、前年同月の売上合計額は、第2売上合計額に対応する。
次いで、賃料算出部212は、当月の売上合計額と、前年同月の売上合計額とを比較し、当月の売上合計額が前年同月の売上合計額未満の場合には、当月の売上合計額にテナントマスタテーブル271に登録された対象テナントの売上歩率を乗算した金額を、当月分の賃料に設定する。
また、賃料算出部212は、当月の売上合計額が前年同月の売上合計額以上となった場合、テナントマスタテーブル271の売上歩率ととともに、当該売上歩率とは異なるインセンティブ歩率を用いて当月分の賃料を算出する。具体的には、賃料算出部212は、当月の売上合計額を、前年同月の売上合計額と同額の第1金額と、当月の売上合計額と前年同月の売上合計額との差分値である第2金額とに区分する。そして、賃料算出部212は、第1金額にテナントマスタテーブル271に登録された対象テナントの売上歩率を乗算した第1賃料と、第2金額にインセンティブ歩率を乗算した第2賃料とを算出し、第1賃料と第2賃料との合計を当月の賃料に設定する。
インセンティブ歩率は、売上歩率と異なる値であれば特に問わないものとするが、売上歩率より小さい値を設定することが好ましい。例えば、売上歩率の1/2や1/3の値を設定してもよい。また、インセンティブ歩率は固定値に限らず、第2金額の大きさ等に応じて変化する可変値であってもよい。以下、図8を参照しながらインセンティブ歩率を用いた賃料の算出方法について説明する。
図8は、賃料算出部212が行う賃料の算出方法を説明するための図である。図8では、ある対象テナントについて、本年当月の売上合計額が「1,000,000円」であり、前年同月の売上合計額が「700,000円」であるとしている。
このように、当月の売上合計額が前年同月の売上合計額以上となる場合、賃料算出部212は、当月の売上合計額を、第1金額である「700,000円」と、第2金額である「300,000円」とに区分する。ここで、売上歩率が10%、インセンティブ歩率が5%でああるとする。この場合、賃料算出部212は、第1金額に売上歩率を乗算することで第1賃料「70,000円」を算出するとともに、第2金額にインセンティブ歩率を乗算することで第2賃料「15,000円」を算出する。そして、賃料算出部212は、第1賃料と第2賃料とを合算した「85,000円」を、対象テナントの当月分の賃料として算出する。
ここで、インセンティブ歩率を用いることなく、売上歩率を用いて当月分の賃料を算出した場合、当月の売上合計額「1,000,000円」に売上歩率「10%」を乗算した「100,000円」が賃料となる。つまり、インセンティブ歩率を用いた場合と用いない場合とで、15,000円分の差額が生じることになる。
図8のように、当月の売上が前年同月の売上よりも伸びている場合、その上昇分はテナントの売上努力の結果と考えることができる。このような場合、インセンティブ歩率を用いない算出方法では、売上推移等のテナントの実状を加味した賃料を設定することができないため、テナント側の不満やモチベーションの低下等を引き起こす可能性がある。
一方、図8で説明した算出方法では、前年同月の売上から上昇した差額部分の賃料を、売上歩率よりも低いインセンティブ歩率を用いて算出するため、売上推移等のテナントの実状を加味した賃料を売上推移等のテナントの実状を加味した賃料を設定することができる。これにより、テナント管理装置20では、複合商業施設内に入居する各テナントの、売上上昇に関するモチベーション向上を図ることができる。
図7に戻り、賃料管理部213は、対象テナントについて導出(算出、設定)した賃料を、当該対象テナントのテナントコード及び対象期間と関連付けて、賃料管理テーブル273に登録する。
次に、テナント管理装置20の動作について説明する。図9は、テナント管理装置20が行う賃料算出処理の一例を示すフローチャートである。なお、本処理の前提として、売上管理部211の機能により、各テナントの日毎の売上が売上管理テーブル272に登録されているものとする。
まず、賃料算出部212は、テナントマスタテーブル271に登録されたテナントの中から、賃料の算出対象となる対象テナントを一つ選択する(ステップS11)。次いで、賃料算出部212は、売上管理テーブル272に登録された対象テナントの売上から、当月の売上合計額を算出する(ステップS12)。
続いて、賃料算出部212は、当月の売上合計額が、テナントマスタテーブル271に設定された対象テナントの最低保障賃料以上か否かを判定する(ステップS13)。ここで、当月の売上合計額が最低保障賃料未満の場合(ステップS13;No)、賃料算出部212は、最低保障賃料に設定された金額を当月分の賃料に設定し(ステップS14)、ステップS23に移行する。
また、当月の売上合計額が最低保障賃料以上の場合(ステップS13;Yes)、賃料算出部212は、売上管理テーブル272に登録された対象テナントの売上から、前年同月の売上合計額を算出する(ステップS15)。次いで、賃料算出部212は、当月の売上合計額と前年同月の売上合計額とを比較し(ステップS16)、当月の売上合計額が前年同月の売上合計額以上か否かを判定する(ステップS17)。
当月の売上合計額が前年同月の売上合計額未満の場合(ステップS17;No)、賃料算出部212は、当月の売上合計額にテナントマスタテーブル271に設定された対象テナントの売上歩率を乗算した金額を当月分の賃料に設定し(ステップS18)、ステップS23に移行する。
また、当月の売上合計額が前年同月の売上合計額以上の場合(ステップS17;Yes)、賃料算出部212は、当月の売上合計額と前年同月の売上合計額未満との差額、つまり第2金額を算出する(ステップS19)。次いで、賃料算出部212は、前年同月の売上合計額、つまり第1金額にテナントマスタテーブル271に設定された対象テナントの売上歩率を乗算した第1賃料を算出する(ステップS20)。また、賃料算出部212は、ステップS19で算出した第2金額にインセンティブ歩率を乗算した第2賃料を算出する(ステップS21)。そして、賃料算出部212は、第1賃料と第2賃料とを合計した金額を当月分の賃料に設定し(ステップS22)、ステップS23に移行する。
続いて、賃料管理部213は、ステップS14、S18及びS22の何れか一つで設定した当月分の賃料を、対象テナントの賃料として賃料管理テーブル273に登録する(ステップS23)。
続いて、賃料算出部212は、テナントマスタテーブル271及び賃料管理テーブル273を参照し、全てのテナントについて対象期間の賃料を登録したか否かを判定する(ステップS24)。賃料が未登録のテナントが存在する場合(ステップS24;No)、賃料算出部212は、当該テナントの一つを対象テナントとして選択し(ステップS25)、ステップS12に戻る。また、賃料算出部212は、全てのテナントについて賃料の登録が完了すると(ステップS24;Yes)、本処理を終了する。
以上のように、本実施形態のテナント管理装置20は、テナントの賃料計算に際し、直近の対象期間となる当月分の売上合計額と、前年同月分の売上合計額とを比較する。テナント管理装置20は、当月分の売上合計額が前年同月分の売上合計額未満の場合には売上歩率を用いて賃料を計算する。また、テナント管理装置20は、当月分の売上合計額が前年同月分の売上合計額以上となる場合、前年同月分の売上合計額と同額分の金額に売上歩率を適用し、差額分の金額にインセンティブ歩率を適用することで賃料を計算する。
これにより、テナント管理装置20は、売上推移等の実状を加味した賃料を各テナントに設定することができるため、テナントの賃料計算を柔軟に行うことができる。また、これにより、テナント管理装置20は、各テナントの売上上昇に関するモチベーションの向上を図ることができるため、複合商業施設全体の売上向上を図ることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上述の実施形態では、賃料を月割りで算出する例を説明したが、これに限らず、年割りや日割り等の他の算出期間で賃料を算出する形態としてもよい。この場合、テナントマスタテーブル271の賃料条件に、月割りや年割り等の算出期間をテナント毎に設定してもよい。この形態を採用する場合、賃料算出部212は、対象テナント毎に、賃料条件に設定された算出期間に対応する直近の対象期間分の売上合計額と、過去の算出期間分の売上合計額とを算出して比較することになる。
また、上述の実施形態では、過去の算出期間として、前年同月の売上合計額を算出し、直近の対象期間の売上合計額と比較する例を説明したが、比較の対象となる過去の算出期間はこれに限らず、前月等の他の算出期間と比較する形態としてもよい。この場合、テナントマスタテーブル271の賃料条件に、前月等の比較の対象となる過去の算出期間をテナント毎に設定してもよい。この形態を採用する場合、賃料算出部212は、対象テナント毎に、賃料条件に設定された過去の算出期間に対応する売上を売上管理テーブル272から読み出す。そして、賃料算出部212は、読み出した売上の集計結果に基づき、現在の対象期間の売上合計額との比較を行う。
また、上述の実施形態では、比較の対象となる過去の算出期間の売上合計額を一つ(前年同月の1月分)としたが、数年又は数か月分を遡り、売上合計額の時系列的な推移を基に賃料を設定する形態としてもよい。この場合、賃料算出部212は、例えば、1年前、2年前(又は1月前、2月前)等の過去の複数時点での売上合計額をそれぞれ算出し、対象期間の売上合計額と比較することで、売上の変化傾向(上昇又は下降等)を判定する。そして、賃料算出部212は、売上の変化傾向が上昇を示す場合にインセンティブ歩率を用いて対象期間の賃料を算出する。なお、この場合、インセンティブ歩率は、複数年又は複数月に亘って売上が上昇している場合に歩率が段階的に低下する等、動的に変化する形態としてもよい。
また、上述の実施形態では、インセンティブ歩率は、売上歩率より小さい値としたが、これに限らず、デベロッパー側やテナント側の事情に応じて売上歩率より大きな値を設定してもよい。
また、上述の実施形態では、テナント管理装置20がテナントマスタテーブル271、売上管理テーブル272及び賃料管理テーブル273を保持する構成としたが、これに限らないものとする。例えば、テナント管理装置20がアクセス可能な他の装置(データベースサーバ等)が、テナントマスタテーブル271、売上管理テーブル272及び賃料管理テーブル273の一部又は全てを保持してもよい。
なお、上記実施形態のテナント管理装置20で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
また、上記実施形態のテナント管理装置20で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上記実施形態のテナント管理装置20で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
1 テナント管理システム
10 POS端末
20 テナント管理装置
211 売上管理部
212 賃料算出部
213 賃料管理部
271 テナントマスタテーブル
272 売上管理テーブル
273 賃料管理テーブル
特開2017-134753号公報 特開2017-10244号公報

Claims (6)

  1. テナントの売上金額の履歴を記憶する記憶部を参照し、賃料の算出期間となる直近の対象期間分の売上金額の合計値を第1売上合計額として算出する第1算出手段と、
    前記記憶部を参照し、前記対象期間より過去の算出期間分の売上金閣の合計値を第2売上合計額として算出する第2算出手段と、
    前記第1売上合計額と前記第2売上合計額とを比較し、前記第1売上合計額が前記第2売上合計額以上か否かを判定する第1判定手段と、
    前記第1売上合計額が前記第2売上合計額未満の場合に、前記第1売上合計額に第1歩率を乗算した金額を、前記対象期間の賃料に設定する第1設定手段と、
    前記第1売上合計額が前記第2売上合計額以上の場合に、前記第2売上合計額に前記第1歩率を乗算した第1賃料と、前記第1売上合計額と前記第2売上合計額との差額に前記第1歩率とは異なる第2歩率を乗算した第2賃料とを合算した金額を、前記対象期間の賃料に設定する第2設定手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記第1売上合計額と所定の閾値金額とを比較し、前記第1売上合計額が前記閾値金額以上か否かを判定する第2判定手段と、
    前記第1売上合計額が前記閾値金額未満の場合に、当該閾値金額を前記対象期間の賃料に設定する第3設定手段と、
    を更に備え、
    前記第1判定手段は、前記第1売上合計額が前記閾値金額以上の場合に、前記第1売上合計額と前記第2売上合計額との比較を行う、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1算出手段は、前記対象期間として当月分の前記第1売上合計額を算出し、
    前記第2算出手段は、前記対象期間より1月前又は1年前の同月分の前記第2売上合計額を算出する、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1設定手段及び前記第2設定手段は、前記テナント毎に設定された前記第1歩率に基づいて前記賃料の算出を行う、請求項1~3の何れか一項に記載の情報処理装置。
  5. 複数のテナントの各々から前記売上金額と当該売上金額の集計日とを含んだ売上データを取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記売上データに含まれる前記売上金額を前記集計日と関連付けて、前記記憶部に記憶する管理手段と、
    を更に備える請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置のコンピュータを、
    テナントの売上金額の履歴を記憶する記憶部を参照し、賃料の算出期間となる直近の対象期間分の売上金額の合計値を第1売上合計額として算出する第1算出手段と、
    前記記憶部を参照し、前記対象期間より過去の算出期間分の売上金閣の合計値を第2売上合計額として算出する第2算出手段と、
    前記第1売上合計額と前記第2売上合計額とを比較し、前記第1売上合計額が前記第2売上合計額以上か否かを判定する第1判定手段と、
    前記第1売上合計額が前記第2売上合計額未満の場合に、前記第1売上合計額に第1歩率を乗算した金額を、前記対象期間の賃料に設定する第1設定手段と、
    前記第1売上合計額が前記第2売上合計額以上の場合に、前記第2売上合計額に前記第1歩率を乗算した第1賃料と、前記第1売上合計額と前記第2売上合計額との差額に前記第1歩率とは異なる第2歩率を乗算した第2賃料とを合算した金額を、前記対象期間の賃料に設定する第2設定手段と、
    して機能させるためのプログラム。
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