JP2022034630A - 競技者管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】競技者に異常状態が発生した場合、その異常状態の程度を識別したり、当該競技者の周囲にいる競技者にその支援協力を要請したりして、競技大会の安全性を向上させることができる競技者管理システムを提供する。【解決手段】管理端末装置Sは、携帯端末本体10の位置情報と、目標経路と、の最小離間距離MDを算出して、最小離間距離MDが第1閾値TH1より大きいか否かをそれぞれ判定する。また、管理端末装置Sは、携帯端末本体10の位置情報に基づいて移動速度MVを算出して、移動速度MVが第2閾値TH2より大きいか否かをそれぞれ判定する。また、管理端末装置Sは、最小離間距離MDが第1閾値TH1より大きく、且つ移動速度MVが第2閾値TH2より小さいと判定される場合、当該携帯端末本体10を携帯する競技者Aに、第1異常状態よりも異常の程度が大きいと推定される第2異常状態が発生したと検知する。【選択図】図8

Description

本発明は、競技者管理システムに関する。
近年、携帯端末技術、ネットワーク技術及びGPS技術などが急速に進展しており、これら技術がさまざまな分野に適用されるようになった。その一例として、これら技術を組み合わせて、経路(目標経路、正規経路)が規定される競技スポーツイベント(例えばマラソン、サイクリング又は登山など)に対しその競技中にその競技者がその経路から逸脱したか否かなどの異常状態の発生を判定するものが知られる(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1のシステムでは、目標経路に沿って離散的且つ直列に複数の発信機が並設されており、登山者(競技者)の携帯端末は発信機の何れかから識別信号を受信する際、その当該発信機を基準発信機に決定する。その決定後、登山者の携帯端末は、その複数の発信機のうち、経路の順路に従ってその基準発信機の次に位置するものを目標発信機として決定する。
そして、登山者の携帯端末は、基準発信機から識別信号を受信した時刻から所定の制限時間が経過しても目標発信機から識別信号を受信しない場合、登山者に異常状態が発生した(目標経路から逸脱した)と判定する。その判定に従って、登山者の携帯端末は、登山者に異常状態の発生を報知する。また、特許文献1の管理サーバは、登山者に異常状態が発生したと判定する場合、当該登山者に同行する他の登山者(同じパーティーのその他の登山者)の携帯端末に対し当該登山者が遭難した可能性があることを報知する。
特許文献2のシステムでは、登山者には携帯端末が携帯されており、登山者の入山又は下山の有無を管理するセンター管理事務所、及びエリア管理事務所には管理装置が配置される。管理装置(管理局側システム)は無線機を有しており、その無線機が登山者の携帯端末と自動的な無線通信を行う。そして、無線機は定期的に信号を送信し、携帯端末は当該携帯端末が無線機からの信号を所定時間以上受信しない場合、当該携帯端末の登山者に警報し、又は管理局側に対して緊急発報(異常状態の発生を報知)する。
特許第6615394号公報 特許第4064521号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2のシステムは、競技者の携帯端末からの信号が受信されないことに基づいて所定の経路を外れたとして異常状態の発生を報知することが可能であるが、その異常状態(リスク状況)の程度を判定するものではない。
特に複数の競技者が参加する競技大会では、異常状態が同時多発的に発生した際など、異常状態が発生した競技者全員に救護措置などの対応を一様に対応しようとすると管理者側の救護資源(人的資源、物的資源など)がすぐにひっ迫する可能性がある。最悪の場合、競技管理者側の体制が崩壊する可能性がある。
また、上述したように特許文献1のシステムの管理サーバは、当該登山者に同行する他の登山者の携帯端末にも同様に当該登山者の異常状態の発生を報知するが、異常状態を報知するに留まる。すなわち、特許文献1の管理サーバは、同行のその他の登山者に対しその報知後の救護措置への支援協力の要請などを促すものでなく、改善の余地があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、競技者に異常状態が発生した場合(例えば所定の目標経路を逸脱して異常状態が発生する場合など)、その異常状態の程度を識別したり、当該競技者の周囲にいる競技者にその支援協力を要請したりして、競技大会の安全性を向上させることができる競技者管理システムを提供することを目的とする。
本発明の上述した目的は、下記の構成により達成される。
(1)
その携帯端末本体は、所定の目標経路に沿って互いに競技する複数の競技者それぞれに携帯され、前記携帯端末本体それぞれの位置情報を取得する複数の携帯端末装置と、
前記複数の競技者それぞれの競技状況を管理する管理端末装置と、
前記目標経路と、第1閾値と、第2閾値と、を少なくとも記憶保持し、前記携帯端末装置及び前記管理端末装置の少なくとも一方に設けられる記憶部と、を含み、
前記複数の携帯端末装置それぞれと、前記管理端末装置と、は相互に通信可能であり、
前記携帯端末装置及び前記管理端末装置の少なくとも一方は、
前記携帯端末本体の位置情報と、前記目標経路と、の最小離間距離を算出して、前記最小離間距離が前記第1閾値より大きいか否かをそれぞれ判定し、
前記携帯端末本体の位置情報に基づいて移動速度を算出して、前記移動速度が前記第2閾値より大きいか否かをそれぞれ判定し、
前記最小離間距離が前記第1閾値より大きく、且つ前記移動速度が前記第2閾値より大きいと判定される場合、当該携帯端末本体を携帯する前記競技者に、第1異常状態が発生したと検知し、
前記最小離間距離が前記第1閾値より大きく、且つ前記移動速度が前記第2閾値より小さいと判定される場合、当該携帯端末本体を携帯する前記競技者に、前記第1異常状態よりも異常の程度が大きいと推定される第2異常状態が発生したと検知する、
競技者管理システム。
(2)
前記記憶部は、第3閾値、及び第3閾値よりも大きい第4閾値を更に記憶保持し、
前記複数の携帯端末装置は、前記携帯端末本体の加速度を更に取得し、
前記携帯端末装置及び前記管理端末装置の少なくとも一方は、
前記加速度が第3閾値よりも小さいか否か、更に第4閾値よりも大きいか否かをそれぞれ判定し、
前記最小離間距離が前記第1閾値より大きく、且つ前記移動速度が前記第2閾値より小さく、且つ前記加速度が第3閾値よりも小さいと判定される場合、又は前記最小離間距離が前記第1閾値より大きく、且つ前記移動速度が前記第2閾値より小さく、且つ前記加速度が第4閾値よりも大きいと判定される場合、当該携帯端末本体を携帯する前記競技者に、前記第2異常状態よりも異常の程度が大きいと推定される第3異常状態が発生したと検知する、
(1)に記載の競技者管理システム。
(3)
前記記憶部は、異常状態に係る複数の質問項目を有し、前記複数の質問項目それぞれに対する回答が入力可能に設けられる入力フォームを更に記憶保持し、
異常状態が検知された場合、その異常状態が検知された前記携帯端末装置、及び前記管理端末装置の少なくとも一方は、
その異常状態が検知された前記携帯端末本体を中心として所定の領域に位置する、その他の前記携帯端末本体の表示部に、その異常状態が検知された前記携帯端末本体の位置情報と、その異常状態に係る支援協力の可否の意思を確認するための協力意思確認部と、を表示させ、
前記協力意思確認部を通じてその他の前記競技者の支援協力の意思が確認された場合、その他の前記携帯端末本体の表示部に、前記入力フォームを表示させ、
その他の前記携帯端末装置は、その他の前記競技者によって前記入力フォームでの入力が完了した際、前記入力フォームを前記管理端末装置に送信する、
(1)又は(2)に記載の競技者管理システム。
(4)
前記入力フォームは、異常状態の程度それぞれに対応して複数種類設けられ、
異常状態が検知された場合、その異常状態が検知された携帯端末装置、及び前記管理端末装置の少なくとも一方は、当該異常状態の程度に対応した種類の前記入力フォームを送信する、
(3)に記載の競技者管理システム。
(5)
前記記憶部は、支援協力に係る複数の役割それぞれに対応して設けられる複数種類の対応マニュアルを更に記憶保持し、
異常状態が検知された場合、その異常状態が検知された携帯端末装置、及び前記管理端末装置の少なくとも一方は、
前記協力意思確認部を通じてその他の前記競技者の支援協力の意思が複数確認された場合、その他の前記携帯端末本体の表示部それぞれに、前記複数種類の対応マニュアルのうち1種類をそれぞれ個別に選択して表示する、
(3)又は(4)に記載の競技者管理システム。
上記(1)の構成によれば、競技者が目標経路を逸脱した際、当該競技者の異常状態の程度を識別して検知する。これにより、例えば救護緊急性が高い競技者から救護措置を行うことが可能となり、同時多発的に異常状態が発生したり競技管理者側の救護資源が限定的であったりする場合でもその救護資源を効率的に活用して救護活動を行うことができる。その結果、競技大会の安全性を向上させることができる。
上記(2)の構成によれば、更に細かく、競技者の異常状態の程度を識別して検知するので、競技大会の安全性を更に高めることができる。
上記(3)の構成によれば、その他の競技者(協力者)を管理者側の救護資源として補佐的に投入(活用)する。これにより、管理者側のスタッフ(運営スタッフ又は救護スタッフなど)が到着するまでの間、異常状態が急激に悪化しないように救護措置などの対応を取ることができる。また、管理者側のスタッフが到着した際、協力者としての競技者が回答して事前に送信される入力フォームに基づいて可能な限り迅速に異常状態を把握して適切な処置を直ぐに開始することができる。従って、当該競技者の周囲にいる競技者にその協力支援を積極的に促すと共に、救護措置などの遅延による悪化を可能な限り抑制して競技大会の安全性を更に高めることができる。
上記(4)の構成によれば、協力者としての競技者が異常状態に対応して用意される入力フォームに従って異常状態を回答する。これにより、管理者側のスタッフ(運営スタッフ又は救護スタッフなど)は、異常発生者の場所に到着するまでの間にその異常状態をより詳細に把握することが可能となるので、到着した時点からより適切な対応を取ることができる。
上記(5)の構成によれば、協力者としての複数の競技者に対し互いに異なる役割分担を行うことで、管理者側のスタッフが異常発生者の場所に到着するまでの間、救護措置などの対応を役割分担して取ることができる。これにより、1つのチームとしてより効率的な対応を実現して競技大会の安全性をより一層向上させることができる。
本発明によれば、競技者に異常状態が発生した場合(例えば所定の目標経路を逸脱して異常状態が発生する場合など)競技者に異常状態が発生した場合、その異常状態の程度を識別したり、当該競技者の周囲にいる競技者にその支援協力を要請したりして、競技大会の安全性を向上させることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるだろう。
図1は、本発明に係る実施形態の競技者管理システムのネットワーク構成を説明する概略構成図である。 図2は、図1に示す携帯端末装置の機能を説明するブロック図である。 図3は、図1に示す管理端末装置の機能を説明するブロック図である。 図4は、競技者に経路逸脱状態が発生し且つ応答がない場合の、携帯端末装置及び管理端末装置の間での連携動作の前段部分を説明するフロー図である。 図5は、図4に示す連携動作以降の、携帯端末装置及び管理端末装置の間での連携動作の後段部分を説明するフロー図である。 図6は、競技者(協力者)の携帯端末装置の表示部に表示される画面例を示す模式図である。 図7は、図4に示す異常状態の第1判定に係る動作を説明するフロー図である。 図8は、図4に示す異常状態の第2判定に係る動作を説明するフロー図である。 図9は、協力者が複数である場合、管理端末装置が複数の協力者それぞれに対応マニュアルを個別に選択して送信する様子を説明する模式図である。 図10は、競技者に経路逸脱状態が発生したが応答がある場合の、携帯端末装置及び管理端末装置の間での連携動作を説明するフロー図である。
以下、添付図面を適宜参照しながら、本発明に係る、複数の競技者それぞれの競技状況を管理する競技者管理システムを具体的に開示した実施形態を詳細に説明する。
ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。また、添付図面それぞれは符号の向きに従って視るものとする。
また、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであり、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
本実施形態では、複数の競技者は所定の目標経路に沿って互いに競技しており、競技大会の1つとしてマラソン大会を例示して説明するが、競技大会はこれに限定されない。競技大会は、複数の競技者が参加して所定の目標経路(正規経路)に沿って互いに競技するものであればよく、マラソン大会以外にも自転車、ウォーキング又はトライアスロンなどの競技大会も同様に例示される。
また、目標経路上で競技者に異常状態が発生した場合、例えば目標経路に沿って配置される管理者側のスタッフ、又は他の競技者よってその発生が検知(発見)される可能性は高く、また種々のシステムによってもその異常状態の発生を検知することは容易な場合が多い。その一方、競技者が目標経路から逸脱した(外れた)際に異常状態が発生する場合、目標経路外では管理者側のスタッフの目が行き渡らないことが多くその異常状態を迅速に把握することは困難な場合が多い。競技大会の管理者側のスタッフがそれを見過ごしてしまうと大事故に発展する可能性がある。
そこで、添付図面及び以下の説明では、競技者が目標経路から逸脱した(外れた)際に異常状態が発生する場合を取り上げてその場合に対応可能な実施形態について説明するが、上述したように、特許請求の範囲に記載の主題はこれら複数の実施形態に限定して解釈されることは意図されていない。本発明の概念を種々の場合にも適宜適用することは可能である。
また、実施形態でいう「部」又は「装置」とは単にハードウェアによって機械的に実現される物理的構成に限らず、その構成が有する機能をプログラムなどのソフトウェアにより実現されるものも含む。また、1つの構成が有する機能が2つ以上の物理的構成により実現されても、又は2つ以上の構成の機能が例えば1つの物理的構成によって実現されていてもかまわない。
<競技者管理システムの概要について>
本実施形態の競技者管理システムは、マラソン大会(競技大会の一例)に参加する競技者を、そのマラソン大会の所定の目標経路(ルートなど)においてその目標経路から逸脱したか否かを検知して当該競技者及び管理者側のスタッフに報知する。また、競技者管理システムは、競技者が目標経路から逸脱した場合、その場合での異常状態の程度を判定(識別)して検知し、その異常状態の程度を管理者側のスタッフに報知する。更に、競技者管理システムは、異常状態である競技者の周辺にいる他の競技者にその異常状態に係る支援協力を要請する。このように、本実施形態の競技者管理システムは、所定の目標経路を逸脱して異常状態が発生した場合、その異常状態の程度を識別したり当該競技者の周囲にいる競技者にその支援協力を要請したりして、競技大会の安全性を向上させる。
<競技者管理システムのネットワーク構成について>
次に図1を参照しながら、競技者管理システム1のネットワーク構成について説明する。図1は、本実施形態の競技者管理システム1のネットワーク構成を説明する概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態の競技者管理システム1は、通信ネットワーク2と、複数の携帯端末装置Mと、複数の管理端末装置Sと、を含んで構成される。
通信ネットワーク2は、複数の携帯端末装置Mそれぞれと、複数の管理端末装置Sそれぞれと、に接続されており、種々の情報や信号が相互にやり取り可能に設けられる。通信ネットワーク2は、外部ネットワーク部2Aと、内部ネットワーク部2Bと、を有する。
外部ネットワーク部2Aは、少なくとも有線又は無線の回線を含み、インターネット回線をその1部又は全部含んで構成され、携帯端末装置Mと管理端末装置Sとの間、及び携帯端末装置Mの間で相互に通信可能に構成される。内部ネットワーク部2Bは、イントラネットとして所定のプライベートネットワークにより構築され、管理端末装置Sの間で相互に通信可能に構成される。
なお、通信ネットワーク2は、携帯端末装置M及び管理端末装置Sの間の通信を促進するために、相互に接続して使用される、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、携帯電話ネットワーク(MTN)及び他の種類のネットワークを適宜含むことも可能である。
携帯端末装置Mはその筐体として携帯端末本体10を有しており、携帯端末本体10はマラソン大会に参加する複数の競技者Aそれぞれに携帯(装着)される。携帯端末装置Mは、下述するように携帯端末本体10それぞれの位置情報及び加速度情報を取得し、通信ネットワーク2の外部ネットワーク部2Aを通じて位置情報及び加速度情報を管理端末装置Sに常時送信する。
なお、本実施形態では、携帯端末装置Mはスマートフォンが例示されるがこれに限定されない。例えば、その他に、携帯電話、タブレット、ラップトップコンピュータ、ネットブック、携帯情報端末(PDA)、ゲームデバイス、メディアプレーヤー、電子ブックなど競技者Aに携帯可能なものであれば種々に採用可能である。携帯端末装置Mは、通信ネットワーク2に接続可能であれば情報端末装置の形態は限定されない。
複数の管理端末装置Sそれぞれには本実施形態のシステムの主な機能が実装される。複数の管理端末装置Sそれぞれは、通信ネットワーク2を通じて複数の携帯端末装置Mと相互に通信し複数の競技者Aそれぞれの競技状況を管理する。つまり、競技者Aはスタート地点からゴール地点までの事前に設定される目標経路に沿って走行しており、そのゴール地点までの到着の順位又は時間を互いに競っている。競技者Aそれぞれの現在位置(位置情報)はその競技者Aそれぞれに携帯される携帯端末装置Mによって取得される。そのため、管理端末装置Sは通信ネットワーク2を通じて位置情報を取得することで競技者Aそれぞれの走行状況を把握することが可能である。
なお、本実施形態では、システムの大部分の機能が管理端末装置Sに実装されるがこれに限定されない。例えば、下述する管理端末装置Sの機能を携帯端末装置Mに実装し、携帯端末装置Mそれぞれが自律的にシステムの大部分の機能を実現してもよい。
複数の管理端末装置Sは、いわゆる汎用のサーバのコンピュータによりそれぞれ構成される。そのコンピュータのROM(Random Access Memory)やRAM(Read Only Memory)などの記憶部22(下述)にソフトウェアとして記憶保持されるプログラムがそのCPU(Central Processing Unit)などの処理部21(下述)によって実行される。このような実行により、複数の管理端末装置Sは、携帯端末装置Mから競技者Aの位置情報及び加速度情報などの情報を取得し、競技者Aそれぞれに対し異常状態の発生の有無及びその程度を監視する。そして、本実施形態では、複数の管理端末装置Sは、異常状態が発生したと検知した場合、その周辺の他の競技者Aに携帯端末装置Mを通じて協力支援を要請する。
また、本実施形態のマラソン大会では複数の管理部署が設けられており、管理部署それぞれは目標経路に沿って適宜分割された管理エリアを管轄する。複数の管理部署は目標経路に沿って所定間隔で離散して配置されており、複数の管理端末装置Sそれぞれは管理部署それぞれに配備される。複数の管理端末装置Sのうち1つが競技者Aの異常状態を検知して報知すると、その競技者Aの現在位置に近い管理部署の管理端末装置Sにその検知の結果がまず伝達される。その伝達に従って、当該管理部署の管理者側のスタッフがその競技者Aの救護に向かう。複数の管理端末装置S同士の通信は通信ネットワーク2の内部ネットワーク部2Bにより構成されるので、その間の通信速度は高速であり迅速な対応が実現可能である。
なお、管理端末装置Sは上述した汎用のサーバのコンピュータに限定されず、携帯端末装置Mと同様にスマートフォンやラップトップコンピュータなどのように管理者側のスタッフが携帯可能に構成されてもよい。また、複数の管理端末装置Sのうち1つが中央管理装置として構成され、当該中央管理装置が異常状態の検知を集中して実行してもよい。
<携帯端末装置の構成について>
次に図2を参照しながら、携帯端末装置Mの構成について説明する。図2は、図1に示す携帯端末装置Mの機能を説明するブロック図である。
図2に示すように、携帯端末装置Mは、処理部11と、記憶部12と、表示部13と、操作部14と、センサ部15と、通信部16と、を含んで構成される。携帯端末装置Mの記憶部12は、処理部11のワーキングメモリーとしても使用され、ROMやRAMなどの種々の記憶装置を含んで構成される。
携帯端末装置Mの通信部16は、通信ネットワーク2を介して少なくとも管理端末装置S及びその他の携帯端末装置Mに接続する。その具体例として、携帯端末装置Mの通信部16は管理端末装置Sと通信し、上述したように携帯端末装置Mのセンサ部15での検出値(位置情報及び加速度情報など)及び各種通信情報などのやり取りを行う。携帯端末装置Mの通信部16による通信方式は、例えば通信ネットワーク2に対応してWAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)や電力線通信などの有線での通信方式や、WiFi(Wireless Fidelity)や携帯電話用のモバイル通信などの無線での通信方式などが例示される。
なお、携帯端末装置M同士の通信部16での通信方式は、上述した通信方式の他、Bluetooth(登録商標)を用いたbeacon方式なども適宜含んで構成することも可能である。
携帯端末装置Mの処理部11は、携帯端末装置Mの動作に関する各種処理を実行する。携帯端末装置Mの処理部11では、ハードウェア構成として例えばプロセッサーが種々のプログラムを実行することで各種機能が実現される。本実施形態では携帯端末装置Mの処理部11は、位置情報取得部11Aと、加速度情報取得部11Bと、の機能を少なくとも含んで構成される。
携帯端末装置Mの位置情報取得部11Aは、下述するGPSセンサ部15Aが検出する位置情報を取得し、通信部16を通じて通信ネットワーク2に送信する。携帯端末装置Mの加速度情報取得部11Bは、下述する加速度センサ部15Bが検出する加速度情報を取得し、通信部16を通じて通信ネットワーク2に送信する。
携帯端末装置Mの表示部13は、液晶ディスプレーなどによって構成され、携帯端末本体10の表面に貼設される。携帯端末装置Mの表示部13は、携帯端末装置Mの操作に必要な操作画面情報を表示したり、管理端末装置Sから送信される各種情報を表示したりする。また、上述のように携帯端末装置Mはスマートフォンであり、携帯端末装置Mの操作部14は携帯端末装置Mの表示部13と一体に設けられる。すなわち、携帯端末装置Mは、表示部13及び操作部14が一体に組み合わせてなるタッチパネルを含んで構成される。操作者(競技者A)が携帯端末装置Mの表示部13の表面を手で触れたり専用のペンなどで圧力を加えたりして押すことで携帯端末装置Mの操作部14がその触られた画面位置の情報を感知し情報信号を検出する。そして、携帯端末装置Mの処理部11がその検出に基づいて操作者(競技者A)が所望する適切な動作を実行する。
また、本実施形態では、携帯端末装置Mの表示部13は、操作画面表示として異常状態確認画面13A(異常状態確認部の一例)、協力意思確認画面13B(協力意思確認部の一例)及び異常発生場所表示画面13Cを少なくとも含んで構成される。携帯端末装置Mの表示部13は管理端末装置Sからの要求に基づいてこれら異常状態確認画面13A及び協力意思確認画面13Bを、競技者Aに伝達したいメッセージとして選択的に(例えば画面を切り替えたり組み合わせたりして)表示させる。
携帯端末装置Mの表示部13の異常状態確認画面13Aは、管理端末装置Sによって所定の競技者Aが目標経路から逸脱したと検知された際、その逸脱した競技者Aの携帯端末装置Mの表示部13に表示され、当該競技者Aに異常状態の有無及びその程度の報告を要求する。また、携帯端末装置Mの表示部13の協力意思確認画面13Bは、所定の競技者Aに異常状態が発生したと検知された場合、その周囲にいる競技者Aの携帯端末装置Mの表示部13に表示され、その周囲の競技者Aにその異常状態に係る支援協力の可否の意思を確認する。携帯端末装置Mの表示部13の異常発生場所表示画面13Cは、携帯端末装置Mの表示部13の協力意思確認画面13Bと同時に表示され、異常状態が発生した競技者Aの場所及び距離などの位置情報を表示する。
これら報告及び確認は、競技者Aによって異常状態確認画面13A又は協力意思確認画面13Bが画面操作(例えばタップ操作)されることで実行される。具体的には、これら異常状態確認画面13A及び協力意思確認画面13Bの何れにも例えば「確認ボタン」の操作画面情報が含まれて構成されており(例えば図6参照)、その「確認ボタン」が競技者Aによって画面操作されるまで継続して表示される。異常状態確認画面13A及び協力意思確認画面13Bが競技者Aによって画面操作された場合、携帯端末装置Mの処理部11はその画面操作情報を、通信部16を通じて通信ネットワーク2に送信する。管理端末装置Sはその送信される画面操作情報を、通信ネットワーク2を通じて受信する。
なお、本実施形態では、異常状態確認画面13A及び協力意思確認画面13Bでのメッセージは文字及び画像によって主に構成されるが、これに限定されない。例えば、異常状態確認画面13A及び協力意思確認画面13Bは、携帯端末本体10のマイクからの音声又は携帯端末本体10の振動なども同時に出力可能に構成されてもよい。
携帯端末装置Mのセンサ部15は、GPSセンサ部15A及び加速度センサ部15Bなどを含んで複数のセンサにより構成される。
携帯端末装置MのGPSセンサ部15Aは、複数のGPS衛星から発信された時刻及び各GPS衛星の位置(座標)を示す複数の信号を受信し、その受信された複数の信号に基づいてGPSセンサ部15Aの位置、つまり携帯端末本体10(それを携帯する競技者A)の位置を算出する。携帯端末装置MのGPSセンサ部15Aは、所定のサンプリング周期で検出した競技者Aの位置情報を携帯端末装置Mの位置情報取得部11Aに送信する。その送信により、携帯端末装置Mの位置情報取得部11Aは競技者Aの位置情報を取得し、通信部16を通じて通信ネットワーク2にその位置情報を送信する。
携帯端末装置Mの加速度センサ部15Bは、例えば3軸加速度センサによって構成されており、競技者Aの動き(活動量など)を検出して競技者Aの動きを示す動きデータ(加速度情報)を出力する。具体的には、携帯端末装置Mの加速度センサ部15Bは、所定のサンプリング周期で検出した競技者Aの加速度情報を携帯端末装置Mの加速度情報取得部11Bに送信する。その送信により、携帯端末装置Mの加速度情報取得部11Bは競技者Aの加速度情報を取得し、同じく通信部16を通じて通信ネットワーク2にその加速度情報を送信する。この加速度情報の送信により、マラソン大会の管理者側のスタッフは競技者Aが転倒又は急に動いている(けいれんやてんかん発作など)可能性があるか、或いは心停止などで全く動かなくなったことなど、競技者Aの異常状態をより詳細に把握することが可能となる。
<管理端末装置の構成について>
次に図3を参照しながら、管理端末装置Sの構成について説明する。図3は、図1に示す管理端末装置Sの機能を説明するブロック図である。
図3に示すように、管理端末装置Sは、処理部21と、記憶部22と、通信部26と、表示部(不図示)と、操作部(不図示)と、を含んで構成される。管理端末装置Sの表示部及び操作部は汎用コンピュータで広く用いられる一般的な周辺機器であり、管理端末装置Sの表示部は液晶ディスプレーが例示され、管理端末装置Sの操作部はキーボード及びマウスなどが例示される。
管理端末装置Sの記憶部22は、一次記憶装置(例えばRAMやROM)を含んで構成される。
なお、管理端末装置Sの記憶部22は二次記憶装置{例えばHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)}又は三次記憶装置(例えば光ディスク、SDカード)を含んで構成されもよく、その他の記憶装置を含んでよい。
管理端末装置Sの記憶部22は、各種データ、情報、プログラムなどを記憶保持しており、本実施形態では閾値情報22Aと、地図情報22Bと、目標経路情報22Cと、入力フォーム情報22Dと、マニュアル情報22Eと、を少なくとも記憶保持する。
管理端末装置Sの閾値情報22Aは、第1閾値TH1、第2閾値TH2、第3閾値TH3及び第4閾値TH4を有する。第1閾値TH1は、下述する管理端末装置Sの異常状態検知部21Cが、競技者Aが目標経路を逸脱した可能性があるか否かを判定するのに用いられる値(数値)である。第2閾値TH2は、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cが、競技者Aが立ち止まっている可能性があるか否かを判定するのに用いられる値である。第3閾値TH3及び第4閾値TH4は、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cが、競技者Aが転倒又は急に動いている(けいれんやてんかん発作など)可能性があるか、或いは心停止などで全く動かなくなったか否かを判定するのに用いられる値である。第4閾値TH4は第3閾値TH3よりも大きく設定される。
管理端末装置Sの地図情報22Bは、マラソン大会の目標経路を包含する周辺の地理空間情報である。管理端末装置Sの目標経路情報22Cは、マラソン大会の競技ルート(目標経路)を示す位置情報であり、例えば地図情報22Bにおいて競技ルート上の多数の地点を示す位置情報の集合値によって構成される。管理端末装置Sの入力フォーム情報22Dは医療機関での問診票に類似した、入力フォームに関するシート情報である。入力フォームは、異常状態に係る複数の質問項目を有し、複数の質問項目それぞれに対する回答が電子的に入力可能に設けられる。また、入力フォームは、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cによって検知される異常状態の程度それぞれに対応して複数種類で設けられる。管理端末装置Sのマニュアル情報22Eは、競技者Aに異常状態が発生した場合の対応が記載された対応マニュアルに関する文書情報である。対応マニュアルは、支援協力に係る複数の役割それぞれに対応して複数種類で設けられる。
管理端末装置Sの通信部26は、携帯端末装置Mの通信部16と同様に通信ネットワーク2を介して少なくとも携帯端末装置Mそれぞれ及びその他の管理端末装置Sに接続する。その具体例として、管理端末装置Sの通信部26は携帯端末装置Mと通信し、携帯端末装置Mのセンサ部15での検出値及び携帯端末装置Mの表示部13に所定の画面を表示させるための各種通信情報などのやり取りを行う。管理端末装置Sの通信部26による通信方式としては、同様にWAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)や電力線通信などの有線での通信方式や、WiFi(Wireless Fidelity)や携帯電話用のモバイル通信などの無線での通信方式などが例示される。
管理端末装置Sの処理部21は、競技者Aそれぞれの競技状況の管理に関する各種処理を実行する。また、管理端末装置Sの処理部21ではハードウェア構成として例えばプロセッサーが種々のプログラムを実行することでシステムの各種機能が実現される。プロセッサーは、CPUの他、MPU(Micro processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphical Processing Unit)などを含んで構成されてもよい。
なお、以下、管理端末装置Sの処理部21が競技者Aそれぞれに異常状態が発生したか否かを検知し、発生したと検知した場合、その異常状態の程度を判定することを中心として説明するがこの処理に限定されない。管理端末装置Sはその他に競技状況の管理に必要な処理を適宜実行可能に構成されており、例えば競技者Aそれぞれの位置管理、その位置管理に基づく混雑状況や走行距離などを適宜管理することも可能である。
本実施形態の管理端末装置Sの処理部21は、位置情報取得部21Aと、加速度情報取得部21Bと、異常状態検知部21Cと、異常状態確認部21Dと、協力要請部21Eと、を少なくとも含んで構成される。
管理端末装置Sの位置情報取得部21Aは、携帯端末装置Mそれぞれから通信ネットワーク2を通じて送信される位置情報を取得し、異常状態検知部21Cなどに送信する。管理端末装置Sの加速度情報取得部21Bも同様に、携帯端末装置Mそれぞれから通信ネットワーク2を通じて送信される加速度情報を取得し、異常状態検知部21Cなどに送信する。
管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、管理端末装置Sの位置情報取得部21A及び加速度情報取得部21Bから送信される競技者A(携帯端末本体10)の位置情報及び加速度情報と、記憶部22の閾値情報22A及び目標経路情報22Cと、に基づいて競技者Aそれぞれに対し異常状態が発生したか否かを判定すると共に、その程度も検知する。
具体的には、まず管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、その位置情報及び目標経路情報22Cに基づいて競技者Aそれぞれのマラソン大会の目標経路(競技ルート)との離間距離(最小離間距離MD)を算出する。そして、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、その最小離間距離MDが閾値情報22Aの第1閾値TH1よりも大きいか否かをそれぞれ判定する(異常状態の第1判定、図4参照)。その最小離間距離MDが第1閾値TH1よりも大きいと判定される場合、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは当該競技者Aが経路逸脱状態であると検知する。その検知の結果、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cはその検知の結果情報を異常状態確認部21Dに送信すると共に、管理端末装置Sの処理部21は管理者側のスタッフに対し経路逸脱状態の競技者Aがいることを報知(警報)する。
なお、管理端末装置Sの処理部21は、上述の警報を、管理端末装置Sの表示部に対し、当該競技者Aの位置情報をアイコン図形なども用いて地図情報22B上に重畳(オーバーレイ)すると共にその位置情報を赤色表示などして目立たせて表示させる。また、下述する第1異常状態、第2異常状態又は第3異常状態の何れかが発生したと検知される場合、管理端末装置Sの処理部21は、その警報を、経路逸脱状態が発生した場合と比べて異常状態の程度が高いことが識別可能にその表示部に表示させる。例えば、管理端末装置Sの処理部21は、地図情報22B上の当該競技者Aの位置情報を示すアイコン図形を、その異常状態の程度に応じて色を変化させたり、点滅させたり、又はその点滅の速度を速めたりなどして管理者側のスタッフに強く警告する。また、警報の手段はこれら手段に限定されず、画面表示に加えて管理端末装置Sのマイクからの音声を出力するなど管理者側のスタッフに報知可能であれば種々の手段を採用することが可能である。
また、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、競技者Aが経路逸脱状態であると検知し且つ携帯端末装置Mの表示部13において異常状態確認画面13Aでの画面操作がない場合(すなわちその競技者Aから応答がない場合)、異常状態の程度の判定を実行する(異常状態の第2判定、図4参照)。
具体的には、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、競技者A(携帯端末本体10)それぞれの位置情報に基づいて競技者Aの移動速度MVそれぞれを算出して、その移動距離が閾値情報22Aの第2閾値TH2よりも大きいか否かを判定する。上述の最小離間距離MDが第1閾値TH1より大きく、且つ移動速度MVが第2閾値TH2より大きいと判定される場合、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、当該携帯端末本体10を携帯する競技者Aに、第1異常状態が発生したと管理者側のスタッフに検知する。その一方、上述の最小離間距離MDが第1閾値TH1より大きく、且つ移動速度MVが第2閾値TH2より小さいと判定される場合、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、当該携帯端末本体10を携帯する競技者Aに、第1異常状態よりも異常の程度が大きいと推定される第2異常状態が発生したと検知する。
また、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、加速度情報取得部21Bから送信される加速度ACが第3閾値TH3よりも小さいか否か、更に第4閾値TH4よりも大きいか否かをそれぞれ判定する。上述の最小離間距離MDが第1閾値TH1より大きく、且つ移動速度MVが第2閾値TH2より小さく、且つ加速度ACが第3閾値TH3よりも小さいと判定される場合、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、当該携帯端末本体10を携帯する競技者Aに、第2異常状態よりも異常の程度が大きいと推定される第3異常状態が発生したと検知する。また、上述の最小離間距離MDが第1閾値TH1より大きく、且つ移動速度MVが第2閾値TH2より小さく、且つ加速度ACが第4閾値TH4よりも大きいと判定される場合も同様に、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは第3異常状態が発生したと検知する。
なお、本実施形態では、上述のように異常状態の程度は、経路逸脱状態、第1異常状態、第2異常状態、第3異常状態の順で高くなっていき、つまり第3異常状態で最も高く、経路逸脱状態で最も低く設定される。
このような経路逸脱状態、第1異常状態、第2異常状態又は第3異常状態の検知の結果、管理端末装置Sの処理部21は、管理者側のスタッフに対し競技者Aに経路逸脱状態、第1異常状態、第2異常状態又は第3異常状態が発生したことをその異常状態の程度に応じて警報する。その警報を、管理端末装置Sの処理部21は上述のように管理端末装置Sの表示部に表示させ、管理者側のスタッフに報知する。
管理端末装置Sの異常状態確認部21Dは、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cが経路逸脱状態の競技者Aがいると判定した場合、当該競技者Aの携帯端末本体10に対し異常有無確認情報を送信して、携帯端末装置Mの表示部13に異常状態確認画面13Aを画面表示し且つその画面操作情報を送信するように要求する。その要求の結果、携帯端末装置Mから画面操作情報が送信された場合、管理端末装置Sの異常状態確認部21Dは、当該競技者Aは単に目標経路を逸脱しただけであり救護を緊急に要する状態ではないなどと判断する。その判断の結果、管理端末装置Sの処理部21は、例えばその携帯端末装置Mの表示部13に現在の位置情報、目標経路情報、及び目標経路に戻るように促すメッセージなどを表示させる。
なお、管理端末装置Sの処理部21は、管理端末装置Sの異常状態確認部21Dが携帯端末装置Mに対し画面操作情報を送信するように要求した際、その要求の時点から画面操作情報を受信するまでの時間Tをカウントする。
管理端末装置Sの協力要請部21Eは、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cが第1異常状態、第2異常状態又は第3異常状態が発生したと検知した場合、その周囲にいる競技者Aの携帯端末装置Mに対し協力要請表示情報を送信する。すなわち、管理端末装置Sの協力要請部21Eは、協力要請表示情報の送信によって、携帯端末装置Mの表示部13に異常発生場所と共に協力意思確認画面13Bを画面表示し且つその画面操作情報を送信するように要求する。その要求の結果、携帯端末装置Mの協力意思確認画面13Bが表示されて携帯端末装置Mから画面操作情報が送信された場合、管理端末装置Sの協力要請部21Eはその周囲の競技者Aの支援協力の意思が確認されたと判断する。その判断に基づいて、管理端末装置Sの処理部21はその周囲にいる競技者Aの携帯端末装置Mの表示部13に入力フォーム情報22D及び/又はマニュアル情報22Eを適宜送信して携帯端末装置Mの表示部13に入力フォーム及び/又は対応マニュアルを適宜画面表示させる。
<携帯端末装置及び管理端末装置の間での連携動作について>
次に図4~図6を参照しながら、競技者Aに経路逸脱状態が発生し且つ応答がない場合の、携帯端末装置M及び管理端末装置Sの間での連携動作について説明する。図4は、競技者Aに異常発生が発生し且つ応答がない場合の、携帯端末装置M及び管理端末装置Sの間での連携動作の前段部分を説明するフロー図である。図5は、図4に示す連携動作以降の、携帯端末装置M及び管理端末装置Sの間での連携動作の後段部分を説明するフロー図である。図6は、競技者A(協力者)の携帯端末装置Mの表示部13に表示される画面例を示す模式図である。また、図中、符号A1は競技者Aのうち異常発生者となるものを示し、符号A2は競技者Aのうち協力者となるものを示す。また、符号M1は競技者A1が携帯する携帯端末装置Mを示し、符号M2は競技者A2が携帯する携帯端末装置Mを示す。以降、同様である。
なお、競技者Aに経路逸脱状態が発生し且つ応答がある場合については別途説明する。
図4に示すように、マラソン大会の競技が開始して(S401,S402)競技者A1,A2がマラソン(競技)し始める。それと同時に(或いはその競技開始前の時点から)、競技者A1,A2それぞれに携帯される携帯端末装置M1,M2の処理部11の位置情報取得部11Aは、携帯端末装置M1,M2のGPSセンサ部15Aが検出する位置情報を取得する。携帯端末装置M1,M2の位置情報取得部11Aは、その取得した位置情報を、通信部16を通じて通信ネットワーク2に常時送信する(S403,S404)。管理端末装置Sの位置情報取得部21Aはその送信された位置情報を、通信ネットワーク2を通じて取得し、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cなどに送信する。管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、その送信された位置情報に基づいて、異常状態の第1判定(下述)を実行し、競技者A1,A2が目標経路を逸脱したか否かを判定する(S405)。
ここで、所定の競技者A1が目標経路から逸脱して経路逸脱状態が発生した場合(S406)、管理端末装置Sの異常状態確認部21Dはその経路逸脱状態を検知する(S405)。その検知に基づいて、管理端末装置Sの処理部21は管理者側のスタッフに対し経路逸脱状態の競技者A1がいることを例えば画面表示や音出力などによって報知する。また、管理端末装置Sの異常状態確認部21Dは、当該競技者A1の携帯端末本体10に対し異常有無確認情報を送信して、携帯端末装置M1の表示部13に異常状態確認画面13Aを画面表示し且つその画面操作情報を送信するように要求する(S407)。
競技者A1の携帯端末装置M1の処理部11は、管理端末装置Sの要求に従って表示部13に異常状態確認画面13Aを画面表示させて、当該競技者A1に対し異常状態の有無及びその程度の報告を要求する。異常状態確認画面13Aは競技者A1によって画面操作されるまで表示され続ける。また、携帯端末装置M1の加速度情報取得部11Bは、加速度センサ部15Bが検出する加速度情報を取得し(S408)、携帯端末装置M1の通信部16を通じて通信ネットワーク2に送信する(S409)。管理端末装置Sの加速度情報取得部11Bは、その送信された加速度情報を取得し、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cなどに送信する。
また、管理端末装置Sの処理部21は、管理端末装置Sの異常状態確認部21Dが携帯端末装置M1に対し画面操作情報の送信を要求した際、その要求の時点から画面操作情報を受信するまでの時間Tをカウントする(S410)。そして、当該競技者A1によって携帯端末装置M1の異常状態確認画面13Aが一定期間画面操作されない場合(S411)、管理端末装置Sの処理部21は、時間Tが一定時間経過したとして異常状態の第2判定を実行する(S412)。
その異常状態の第2判定の結果、異常状態が発生したと判定される場合、管理端末装置Sの処理部21は、管理者側のスタッフに対し競技者A1に第1異常状態、第2異常状態又は第3異常状態の何れかが発生したことをその異常状態の程度に応じて警報する。そして、管理端末装置Sの処理部21は、その競技者A1(異常発生者)の周囲にいるその他の競技者A2(協力者)に支援協力の要請を行うことを決定する(S413)。
管理端末装置Sの処理部21は、携帯端末装置M1,M2それぞれの位置情報取得部11Aによって取得された位置情報に基づいて、異常状態を検知した携帯端末本体10を中心として所定の領域に位置する、その他の携帯端末本体10を特定する(S414)。管理端末装置Sの協力要請部21Eは、その周囲にいる競技者A2の携帯端末装置M2に対し協力要請表示情報を送信する(S415)。
図5に示すように、その他の競技者A2の携帯端末装置M2は、協力要請表示情報の受信に基づいて、携帯端末装置M2の表示部13に異常発生場所表示画面13Cと共に協力意思確認画面13Bを画面表示してその他の競技者A2に対しその支援協力の可否の意思を表明するように要求する(S501,S502)。
このとき、具体的には図6に示すように、携帯端末装置M2の表示部13には、異常発生場所表示画面13C及び協力意思確認画面13Bが同時に表示される。異常発生場所表示画面13Cでは、目標経路、異常状態の発生、当該携帯端末本体10を携帯している競技者A1(異常発生者)の現在位置(異常状態が検知された携帯端末本体10の位置情報)、及びその現在位置から異常発生場所までの目標経路に沿った離間距離が表示される。協力意思確認画面13Bでは、支援協力の要請文、及び「確認ボタン」が表示される。「確認ボタン」は支援協力の可否の意思を表明させるために用いられる。
再度図5に戻って説明を続ける。図5に示すように、その他の競技者A2は、支援協力可能であるとの意思を有している場合、協力者として協力意思確認画面13Bの「確認ボタン」をタップ操作して協力意思を表明し(S503)、異常発生者のところへ移動し到着する(S506)。ここで、その競技者A2(協力者)の携帯端末装置M2はそのタップ操作による入力を検知し(S504)、画面操作情報として管理端末装置Sに協力可否情報を送信する(S505)。
管理端末装置Sの処理部21は、協力可否情報を受信してその他の競技者A2の支援協力の意思が確認された場合、管理端末装置Sの記憶部22の入力フォーム情報22Dを読み込む。そして、管理端末装置Sの処理部21は、その入力フォーム情報22D、及び異常状態検知部21Cで検知した異常状態の程度(第1異常状態、第2異常状態又は第3異常状態の何れか1つ)に基づいて異常状態の程度に対応した種類の入力フォームを選択する(S507)。選択された入力フォームに関する入力フォーム情報22Dはその競技者A2(協力者)の携帯端末装置M2に送信される(S508)。
競技者A2(協力者)の携帯端末装置M2の処理部11は、管理端末装置Sから送信された入力フォーム情報22Dに基づいてその表示部13に入力フォームを表示し、競技者A2に入力フォームへの入力を促す(S509)。競技者A2は、携帯端末装置M2の表示部13に表示された入力フォームに従って異常発生者の異常状態を観察する(S510)。その観察の結果を、競技者A2はその表示部13に表示された入力フォームに操作部14を用いて回答(入力)していく(S511)。競技者A2の携帯端末装置M2は、その競技者A2による入力フォームへの回答(入力)が完了したことを検知すると(S512)、その入力の結果を入力フォーム情報22Dとして管理端末装置Sに送信する(S513)。
管理端末装置Sの処理部21は、管理端末装置Sの表示部にその競技者A2より入力された入力フォームを画面表示して管理者側のスタッフにその異常発生者の状態を報知する(S514)。これにより、管理者側のスタッフは、異常発生者の場所に到着するまでの間にその異常状態を事前にある程度把握することが可能となるので、到着した時点からより適切な救護措置の対応を取ることができる。
そして、管理端末装置Sの処理部21は、管理端末装置Sの記憶部22のマニュアル情報22Eを読み込み、その複数種類の対応マニュアルのうち1種類を適宜選択する(S515)。管理端末装置Sの処理部21は、その選択した対応マニュアルをマニュアル情報22Eとして競技者A2の携帯端末装置M2に送信する(S516)。携帯端末装置M2の処理部11は、送信された対応マニュアルをその表示画面に表示させる(S517)。競技者A2は、その携帯端末装置M2の表示部13に表示された対応マニュアルに従って異常発生者に対する支援協力を行う(S518)。この対応マニュアルの送信により、協力者は管理者側のスタッフが異常発生者の場所に到着するまでの間、救護措置などの対応を適切に取ることが可能となる。
<異常状態の第1判定に係る動作について>
次に図7を参照しながら、図4に示す異常状態の第1判定(S405)の係る動作フローの詳細について説明する。図7は、図4に示す異常状態の第1判定(S405)に係る動作を説明するフロー図である。
図7に示すように、異常状態の第1判定(S405、図4参照)では、管理端末装置Sの処理部21は、管理端末装置Sの記憶部22の目標経路情報22Cを読み出して目標経路の位置情報を取得する(S701)。管理端末装置Sの位置情報取得部21Aは、携帯端末装置Mそれぞれから通信ネットワーク2を通じて送信される位置情報を取得し、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cなどに送信する(S702)。
そして、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、その位置情報及び目標経路情報22Cに基づいて競技者Aそれぞれのマラソン大会の目標経路(走行ルート)との離間距離(最小離間距離MD)を算定する(S703)。また、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、管理端末装置Sの記憶部22の閾値情報22Aから第1閾値TH1を読み出す。
管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、その最小離間距離MDが閾値情報22Aの第1閾値TH1よりも大きいか否かをそれぞれ判定する(S705)。その判定の結果、その最小離間距離MDが第1閾値TH1よりも大きいと判定される場合(S705のYES)、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは当該競技者Aが経路逸脱状態であると検知する(S706)。その検知の結果、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cはその検知の結果情報を異常状態確認部21Dに送信すると共に、管理端末装置Sの処理部21は管理者側のスタッフに対し経路逸脱状態の競技者Aがいることを報知(警報)する。その一方、その最小離間距離MDが第1閾値TH1より小さいと判定される場合(S705のNO)、ステップS702に戻る。
<異常状態の第2判定に係る動作について>
次に図8を参照しながら、図4に示す異常状態の第2判定(S412)の係る動作フローの詳細について説明する。図8は、図4に示す異常状態の第2判定(S412)に係る動作を説明するフロー図である。
図8に示すように、異常状態の第2判定S412(図4参照)では、管理端末装置Sの位置情報取得部21Aは、携帯端末装置Mそれぞれから通信ネットワーク2を通じて送信される位置情報を取得し、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cなどに送信する(S801)。そして、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、競技者A(携帯端末本体10)それぞれの位置情報に基づいて競技者Aそれぞれの移動速度MVを算出する。また、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、管理端末装置Sの記憶部22の閾値情報22Aから第2閾値TH2を読み出す。
管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、その移動速度MVが閾値情報22Aの第2閾値TH2よりも大きいか否かを判定する(S804)。その判定の結果、移動速度MVが第2閾値TH2より大きいと判定される場合(S804のYES)、つまり上述した異常状態の第1判定S405での判定の結果も加えて最小離間距離MDが第1閾値TH1より大きく、且つ移動速度MVが第2閾値TH2より大きいと判定される場合、異常状態検知部21Cは、当該携帯端末本体10を携帯する競技者Aに第1異常状態が発生したと検知する(S805)。
その一方、移動速度MVが第2閾値TH2より小さいと判定される場合(S804のNO)、管理端末装置Sの加速度情報取得部21Bは、携帯端末装置Mそれぞれから通信ネットワーク2を通じて送信される携帯端末装置Mの加速度ACを取得し、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cなどに送信する(S806)。また、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、管理端末装置Sの記憶部22の閾値情報22Aから第3閾値TH3及び第4閾値TH4を読み出す(S807)。
そして、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、加速度情報取得部21Bから送信される加速度ACが第3閾値TH3よりも小さいか否かを判定する(S808)。その判定の結果、加速度ACが第3閾値TH3よりも小さいと判定される場合(S808のYES)、つまり最小離間距離MDが第1閾値TH1より大きく、且つ移動速度MVが第2閾値TH2より小さく、且つ加速度ACが第3閾値TH3よりも小さいと判定される場合、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、当該携帯端末本体10を携帯する競技者Aに第3異常状態が発生したと検知する(S805)。この検知により、管理者側のスタッフは当該競技者Aは心停止などで全く動かなくなった可能性があり、非常に緊急性の高い状態であると推認することが可能となる。
その一方、加速度ACが第3閾値TH3よりも大きいと判定される場合(S808のNO)、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、加速度ACが第4閾値TH4よりも大きいか否かを判定する(S810)。その判定の結果、加速度ACが第4閾値TH4よりも大きいと判定される場合(S810のYES)、つまり最小離間距離MDが第1閾値TH1より大きく、且つ移動速度MVが第2閾値TH2より小さく、且つ加速度ACが第4閾値TH4よりも大きいと判定される場合、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、当該携帯端末本体10を携帯する競技者Aに第3異常状態が発生したと検知する(S809)。この検知により、管理者側のスタッフは、当該競技者Aは転倒又は急に動いている(けいれんやてんかん発作など)可能性があり、非常に緊急性の高い状態であると推認することが可能となる。
その一方、加速度ACが第4閾値TH4よりも小さいと判定される場合(S810のNO)、管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、当該携帯端末を携帯する競技者Aに、第3異常状態よりも異常状態の程度の低い第2異常状態が発生したと検知する(S811)。
<協力者が複数いる場合の対応マニュアルの送信について>
次に図9を参照しながら、競技者A2(協力者)が複数いる場合の対応マニュアルの送信についてその具体例(一例)を説明する。
上述したように、管理端末装置Sの記憶部22には、対応マニュアルが記憶保持されており、その対応マニュアルは支援協力に係る複数の役割それぞれに対応して複数種類で設けられる。そのため、本実施形態では、複数の競技者A2(協力者)からその携帯端末装置M2の協力意思確認画面13Bを通じてその支援協力の意思が複数確認された場合、管理端末装置Sの処理部21は入力フォームを送信した競技者A2(協力者)も含めてその周囲にいる競技者A2の携帯端末本体10の表示部13それぞれに対応マニュアルを表示させる。
なお、本実施形態では、入力フォームは最初の時点で支援協力の意思を通知した競技者A2(協力者)にのみ送信される(数人であってもよい)。そして、その入力フォームを送信した競技者A2には、その送信後の時点で管理端末装置Sから対応マニュアルが送信される。
図9に示すように、1つの具体例では、その複数種類の対応マニュアルとして「管理側への連絡の対応要請」、「交通誘導の対応要請」、「人工呼吸の対応要請」及び「心臓マッサージの対応要請」などに関する対応マニュアルが管理端末装置Sの記憶部22のマニュアル情報22Eに記憶保持される。そして、協力者としての競技者A2が複数である場合、管理端末装置Sの処理部21はこれら複数種類の対応マニュアルのうちその1種類をそれぞれ個別に選択して、その競技者A2の携帯端末装置M2の表示部13それぞれに表示する。
本具体例では、複数種類の対応マニュアルにはその優先順位と担当人数などが事前に設定されており、管理端末装置Sの処理部21は、その個別選択の際、その優先順位と担当人数などを参照して対応マニュアルを適宜送信して表示させる。これにより、協力者としての複数の競技者A2に対し互いに異なる役割分担を行うことで、管理者側のスタッフが異常発生者の場所に到着するまでの間、救護措置などの対応を役割分担して取り、1つのチームとして協力支援が可能となる。
なお、送信される対応マニュアルは、入力フォームに入力された内容に基づいて適宜選択されるように設けられてもよい。例えば「人工呼吸の対応要請」及び「心臓マッサージの対応要請」はその入力フォームの内容に基づいて送信すべきか否かが決定されるように構成されてもよい。
<競技者に異常状態が発生したが応答がある場合での連携動作について>
次に図10を参照しながら、競技者Aに異常状態が発生したが応答がある場合の、携帯端末装置M及び管理端末装置Sの間での連携動作について説明する。図10は、競技者Aに経路逸脱状態が発生したが応答がある場合の、携帯端末装置M及び管理端末装置Sの間での連携動作を説明するフロー図である。
図10に示すように、マラソン大会の競技が開始して(S101)競技者A1がマラソン(競技)し始める。それと同時に(或いはその競技開始前の時点から)競技者A1それぞれに携帯される携帯端末装置M1の位置情報取得部11Aは、GPSセンサ部15Aが検出する位置情報を取得する。携帯端末装置M1の位置情報取得部11Aは、その取得した位置情報を、通信部16を通じて通信ネットワーク2に常時送信する(S102)。管理端末装置Sの位置情報取得部21Aはその送信された位置情報を、通信ネットワーク2を通じて取得する。管理端末装置Sの異常状態検知部21Cは、上述した異常状態の第1判定(S405、図7参照)を実行し、競技者A1が目標経路を逸脱したか否かを判定する(S104)。
ここで、所定の競技者A1が目標経路から逸脱して経路逸脱状態が発生した場合(S103)、管理端末装置Sの異常状態確認部21Dはその経路逸脱状態を検知する(S104)。その検知に基づいて、管理端末装置Sの処理部21は管理者側のスタッフに対し経路逸脱状態の競技者A1がいることを例えば画面表示及び音出力などによって報知する。また、管理端末装置Sの異常状態確認部21Dは、当該競技者A1の携帯端末本体10に対し異常有無確認情報を送信して(S105)、携帯端末装置M1の表示部13に異常状態確認画面13Aを画面表示し且つその異常状態情報(画面操作情報)を送信するように要求する。
競技者A1の携帯端末装置M1の処理部11は、管理端末装置Sの要求に従って携帯端末装置M1の表示部13に異常状態確認画面13Aを画面表示させて、当該競技者A1に対し異常状態の有無及びその程度の報告を要求する(S106)。異常状態確認画面13Aは競技者A1によって画面操作されるまで表示され続ける。そして、当該競技者A1は、その画面操作が可能な状態、例えば捻挫、トイレ休憩、自主的リタイアなどの理由で一時的に目標経路を逸脱した場合、画面操作をしてその異常の有無及び経路逸脱状態(異常状態)の理由を入力する(S107)。
なお、その入力手段は、文字入力の他、その状態や理由などが選択可能に構成されてもよい。
携帯端末装置M1の処理部11は、競技者A1による画面操作を検知し(S108)、その画面操作によって入力された異常状態情報(画面操作情報)を管理端末装置Sに送信する(S109)。管理端末装置Sの処理部21は、その送信された異常状態情報を受信して、当該異常状態情報に基づいて異常状態の有無及びその程度を判定する。その判定の結果に基づき、管理端末装置Sの処理部21は、管理者側のスタッフに対し経路逸脱状態の競技者A1があり、当該競技者A1の状態を報知する(S110)。管理者側のスタッフは、その報知内容を踏まえてその緊急性を判断し、救護対応の要否及びその救護のタイミングを決定する。
なお、場合によっては、上述したように、管理端末装置Sの処理部21はその競技者A1(異常発生者)の周囲にいるその他の競技者A2に支援協力の要請を行うことを決定し、管理端末装置Sの協力要請部21Eがその周囲にいる競技者A2の携帯端末装置M2に対し協力要請表示情報を送信する。
<本実施形態の競技者管理システムの利点について>
以上により、本実施形態の競技者管理システム1によれば、管理端末装置Sは、目標経路と、第1閾値TH1と、第2閾値TH2と、を少なくとも記憶保持する記憶部22を含む。また、管理端末装置Sは、携帯端末本体10の位置情報と、目標経路と、の最小離間距離MDを算出して、最小離間距離MDが第1閾値TH1より大きいか否かをそれぞれ判定する。また、管理端末装置Sは、携帯端末本体10の位置情報に基づいて移動速度MVを算出して、移動速度MVが第2閾値TH2より大きいか否かをそれぞれ判定する。また、管理端末装置Sは、最小離間距離MDが第1閾値TH1より大きく、且つ移動速度MVが第2閾値TH2より大きいと判定される場合、当該携帯端末本体10を携帯する競技者Aに、第1異常状態が発生したと検知する。また、管理端末装置Sは、最小離間距離MDが第1閾値TH1より大きく、且つ移動速度MVが第2閾値TH2より小さいと判定される場合、当該携帯端末本体10を携帯する競技者Aに、第1異常状態よりも異常の程度が大きいと推定される第2異常状態が発生したと検知する。
このため、競技者Aが目標経路を逸脱した際、当該競技者Aの異常状態の程度を識別して検知する。これにより、例えば救護緊急性が高い競技者Aから救護措置を行うことが可能となり、同時多発的に異常状態が発生したり競技管理者側の救護資源が限定的であったりする場合でもその救護資源を効率的に活用して救護活動を行うことができる。その結果、競技大会の安全性を向上させることができる。
また、本実施形態の競技者管理システム1によれば、管理端末装置Sの記憶部22は、第3閾値TH3、及び第3閾値TH3よりも大きい第4閾値TH4を更に記憶保持する。また、複数の携帯端末装置Mは、携帯端末本体10の加速度ACを更に取得する。また、管理端末装置Sは、加速度ACが第3閾値TH3よりも小さいか否か、更に第4閾値TH4よりも大きいか否かをそれぞれ判定する。また、管理端末装置Sは、最小離間距離MDが第1閾値TH1より大きく、且つ移動速度MVが第2閾値TH2より小さく、且つ加速度ACが第3閾値TH3よりも小さいと判定される場合、又は最小離間距離MDが第1閾値TH1より大きく、且つ移動速度MVが第2閾値TH2より小さく、且つ加速度ACが第4閾値TH4よりも大きいと判定される場合、当該携帯端末本体10を携帯する競技者Aに、第2異常状態よりも異常の程度が大きいと推定される第3異常状態が発生したと検知する。
このため、更に細かく、競技者Aの異常状態の程度を識別して検知するので、競技大会の安全性を更に高めることができる。
また、本実施形態の競技者管理システム1によれば、管理端末装置Sの記憶部22は、異常状態に係る複数の質問項目を有し、複数の質問項目それぞれに対する回答が入力可能に設けられる入力フォームを更に記憶保持する。また、異常状態が検知された場合、管理端末装置Sは、その異常状態が検知された携帯端末本体10を中心として所定の領域に位置する、その他の携帯端末本体10の表示部13に、その異常状態が検知された携帯端末本体10の位置情報と、その異常状態に係る支援協力の可否の意思を確認するための協力意思確認部と、を表示させる。また、管理端末装置Sは、協力意思確認部を通じてその他の競技者Aの支援協力の意思が確認された場合、その他の携帯端末本体10の表示部13に、入力フォームを表示させる。また、その他の携帯端末装置Mは、その他の競技者Aによって入力フォームでの入力が完了した際、入力フォームを管理端末装置Sに送信する。
このため、その他の競技者A(協力者)を管理者側の救護資源として補佐的に投入(活用)する。これにより、管理者側のスタッフ(運営スタッフ又は救護スタッフなど)が到着するまでの間、異常状態が急激に悪化しないように救護措置などの対応を取ることができる。また、管理者側のスタッフが到着した際、協力者としての競技者Aが回答して事前に送信される入力フォームに基づいて可能な限り迅速に異常状態を把握して適切な処置を迅速に開始することができる。従って、当該競技者Aの周囲にいる競技者Aにその協力支援を積極的に促すと共に、救護措置などの遅延による悪化を可能な限り抑制して競技大会の安全性を更に高めることができる。
また、本実施形態の競技者管理システム1によれば、入力フォームは、異常状態の程度それぞれに対応して複数種類設けられる。また、異常状態が検知された場合、管理端末装置Sは、当該異常状態の程度に対応した種類の入力フォームを送信する。このため、協力者としての競技者Aが異常状態に対応して用意される入力フォームに従って異常状態を回答する。これにより、管理者側のスタッフ(運営スタッフ又は救護スタッフなど)は、異常発生者の場所に到着するまでの間にその異常状態をより詳細に把握することが可能となるので、到着した時点からより適切な対応を取ることができる。
また、本実施形態の競技者管理システム1によれば、管理端末装置Sの記憶部22は、支援協力に係る複数の役割それぞれに対応して設けられる複数種類の対応マニュアルを更に記憶保持する。異常状態が検知された場合、管理端末装置Sは、協力意思確認部を通じてその他の競技者Aの支援協力の意思が複数確認された場合、その他の携帯端末本体10の表示部13それぞれに、複数種類の対応マニュアルのうち1種類をそれぞれ個別に選択して表示する。このため、協力者としての複数の競技者Aに対し互いに異なる役割分担を行うことで、管理者側のスタッフが異常発生者の場所に到着するまでの間、救護措置などの対応を役割分担して取ることができる。これにより、1つのチームとしてより効率的な対応を実現して競技大会の安全性をより一層向上させることができる。
以上、図面を参照しながら実施形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことはいうまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
競技者に異常状態が発生した場合(例えば所定の目標経路を逸脱して異常状態が発生する場合など)において、競技者に異常状態が発生した場合、その異常状態の程度を識別したり、当該競技者の周囲にいる競技者にその支援協力を要請したりして、競技大会の安全性を向上させることができる競技者管理システムとして有用である。
1 :競技者管理システム
2 :通信ネットワーク
2A :外部ネットワーク部
2B :内部ネットワーク部
10 :携帯端末本体
11 :処理部
11A :位置情報取得部
11B :加速度情報取得部
12 :記憶部
13 :表示部
13A :異常状態確認画面
13B :協力意思確認画面
13C :異常発生場所表示画面
14 :操作部
15 :センサ部
15A :GPSセンサ部
15B :加速度センサ部
16 :通信部
21 :処理部
21A :位置情報取得部
21B :加速度情報取得部
21C :異常状態検知部
21D :異常状態確認部
21E :協力要請部
22 :記憶部
22A :閾値情報
22B :地図情報
22C :目標経路情報
22D :入力フォーム情報
22E :マニュアル情報
26 :通信部
A :競技者
A1 :競技者
A2 :競技者
AC :加速度
M :携帯端末装置
M1 :携帯端末装置
M2 :携帯端末装置
MD :最小離間距離
MV :移動速度
S :管理端末装置
TH1 :第1閾値
TH2 :第2閾値
TH3 :第3閾値
TH4 :第4閾値

Claims (5)

  1. その携帯端末本体は、所定の目標経路に沿って互いに競技する複数の競技者それぞれに携帯され、前記携帯端末本体それぞれの位置情報を取得する複数の携帯端末装置と、
    前記複数の競技者それぞれの競技状況を管理する管理端末装置と、
    前記目標経路と、第1閾値と、第2閾値と、を少なくとも記憶保持し、前記携帯端末装置及び前記管理端末装置の少なくとも一方に設けられる記憶部と、を含み、
    前記複数の携帯端末装置それぞれと、前記管理端末装置と、は相互に通信可能であり、
    前記携帯端末装置及び前記管理端末装置の少なくとも一方は、
    前記携帯端末本体の位置情報と、前記目標経路と、の最小離間距離を算出して、前記最小離間距離が前記第1閾値より大きいか否かをそれぞれ判定し、
    前記携帯端末本体の位置情報に基づいて移動速度を算出して、前記移動速度が前記第2閾値より大きいか否かをそれぞれ判定し、
    前記最小離間距離が前記第1閾値より大きく、且つ前記移動速度が前記第2閾値より大きいと判定される場合、当該携帯端末本体を携帯する前記競技者に、第1異常状態が発生したと検知し、
    前記最小離間距離が前記第1閾値より大きく、且つ前記移動速度が前記第2閾値より小さいと判定される場合、当該携帯端末本体を携帯する前記競技者に、前記第1異常状態よりも異常の程度が大きいと推定される第2異常状態が発生したと検知する、
    競技者管理システム。
  2. 前記記憶部は、第3閾値、及び第3閾値よりも大きい第4閾値を更に記憶保持し、
    前記複数の携帯端末装置は、前記携帯端末本体の加速度を更に取得し、
    前記携帯端末装置及び前記管理端末装置の少なくとも一方は、
    前記加速度が第3閾値よりも小さいか否か、更に第4閾値よりも大きいか否かをそれぞれ判定し、
    前記最小離間距離が前記第1閾値より大きく、且つ前記移動速度が前記第2閾値より小さく、且つ前記加速度が第3閾値よりも小さいと判定される場合、又は前記最小離間距離が前記第1閾値より大きく、且つ前記移動速度が前記第2閾値より小さく、且つ前記加速度が第4閾値よりも大きいと判定される場合、当該携帯端末本体を携帯する前記競技者に、前記第2異常状態よりも異常の程度が大きいと推定される第3異常状態が発生したと検知する、
    請求項1に記載の競技者管理システム。
  3. 前記記憶部は、異常状態に係る複数の質問項目を有し、前記複数の質問項目それぞれに対する回答が入力可能に設けられる入力フォームを更に記憶保持し、
    異常状態が検知された場合、その異常状態が検知された前記携帯端末装置、及び前記管理端末装置の少なくとも一方は、
    その異常状態が検知された前記携帯端末本体を中心として所定の領域に位置する、その他の前記携帯端末本体の表示部に、その異常状態が検知された前記携帯端末本体の位置情報と、その異常状態に係る支援協力の可否の意思を確認するための協力意思確認部と、を表示させ、
    前記協力意思確認部を通じてその他の前記競技者の支援協力の意思が確認された場合、その他の前記携帯端末本体の表示部に、前記入力フォームを表示させ、
    その他の前記携帯端末装置は、その他の前記競技者によって前記入力フォームでの入力が完了した際、前記入力フォームを前記管理端末装置に送信する、
    請求項1又は2に記載の競技者管理システム。
  4. 前記入力フォームは、異常状態の程度それぞれに対応して複数種類設けられ、
    異常状態が検知された場合、その異常状態が検知された携帯端末装置、及び前記管理端末装置の少なくとも一方は、当該異常状態の程度に対応した種類の前記入力フォームを送信する、
    請求項3に記載の競技者管理システム。
  5. 前記記憶部は、支援協力に係る複数の役割それぞれに対応して設けられる複数種類の対応マニュアルを更に記憶保持し、
    異常状態が検知された場合、その異常状態が検知された携帯端末装置、及び前記管理端末装置の少なくとも一方は、
    前記協力意思確認部を通じてその他の前記競技者の支援協力の意思が複数確認された場合、その他の前記携帯端末本体の表示部それぞれに、前記複数種類の対応マニュアルのうち1種類をそれぞれ個別に選択して表示する、
    請求項3又は4に記載の競技者管理システム。
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