JP2022027302A - Apparatus management device, remote management system, apparatus control method, and program - Google Patents
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Abstract
Description
本開示内容は、機器管理装置、遠隔管理システム、機器制御方法およびプログラムに関する。 The present disclosure relates to a device management device, a remote management system, a device control method and a program.
LAN(Local Area Network)等のローカルネットワーク内に存在する機器を、ローカルネットワーク外から遠隔管理する遠隔管理システムが知られている。このような遠隔管理システムは、例えば、機器から機器情報を取得可能な仲介装置をローカルネットワーク内に設けている。そして、ローカルネットワーク外に位置する管理装置は、仲介装置との間でファイアウォールを介して通信を行うことで、機器の遠隔管理を実現している。 A remote management system that remotely manages devices existing in a local network such as a LAN (Local Area Network) from outside the local network is known. In such a remote management system, for example, an intermediary device capable of acquiring device information from a device is provided in a local network. The management device located outside the local network realizes remote management of the device by communicating with the mediation device via a firewall.
また、管理装置が提供するAPIを利用する際に、APIを利用するアプリケーションごとの課金条件を設定し、設定された課金条件に応じてアプリケーションごとの課金額を算出する技術が知られている(例えば、特許文献1)。 Further, when using the API provided by the management device, there is known a technique of setting a billing condition for each application that uses the API and calculating a billing amount for each application according to the set billing condition (). For example, Patent Document 1).
しかしながら、従来の方法では、APIの利用状況に応じて、管理対象の機器の通信設定等の振る舞いを動的に制御することができないという課題があった。 However, the conventional method has a problem that the behavior such as the communication setting of the device to be managed cannot be dynamically controlled according to the usage status of the API.
上述した課題を解決すべく、請求項1に係る発明は、ローカルネットワーク内の機器を管理する機器管理装置であって、クライアントから要求される前記機器に対するリクエストを取得する取得手段と、取得された前記リクエストの種別に応じた処理を実行する処理実行手段と、実行された処理履歴に応じて、前記機器の通信設定を変更する通信制御手段と、変更された前記通信設定への設定変更を要求する制御要求を、前記機器へ送信する送信手段と、を備える機器管理装置である。
In order to solve the above-mentioned problems, the invention according to
本発明によれば、利用状況に応じて機器の通信設定を動的に変更することができるという効果を奏する。 According to the present invention, there is an effect that the communication setting of the device can be dynamically changed according to the usage situation.
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。 Hereinafter, embodiments for carrying out the invention will be described with reference to the drawings. In the description of the drawings, the same elements are designated by the same reference numerals, and duplicate description will be omitted.
●実施形態●
●システム構成
図1は、実施形態に係る遠隔管理システムの一例を示す図である。図1に示されている遠隔管理システム1は、クラウド上の機器管理装置10を用いて、遠隔地に存在する機器50を一元的に遠隔管理するシステムである。
● Embodiment ●
● System configuration FIG. 1 is a diagram showing an example of a remote management system according to an embodiment. The
遠隔管理システム1は、管理システム3、ローカルネットワーク7、クライアント端末90を含む。ローカルネットワーク7は、通信ネットワーク5を介して管理システム3と接続されている。ローカルネットワーク7と管理システム3は、例えば、ファイアウォール9をインターフェースとして接続されている。また、通信ネットワーク5は、インターネット、移動体通信網(モバイル通信網)等によって構築されている。なお、通信ネットワーク5には、有線通信だけでなく、3G(3rd Generation)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation)もしくはLTE(Long Term Evolution)等の移動体通信網、Wi-Fi(Wireless Fidelity(登録商標))またはWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等の無線通信によって構築される箇所が含まれていてもよい。また、通信ネットワーク5には、ブロックチェーンによって構築されたネットワークが含まれていてもよい。
The
ローカルネットワーク7は、オフィス、会議室、倉庫、工場または特定の生産ライン等のネットワーク環境において形成されるネットワークである。ローカルネットワーク7は、例えば、インターネットを経由しない社内LAN(Local Area Network)である。ローカルネットワーク7は、MFP(Multi-Function Peripheral:複合機)50a、PJ(Projector:プロジェクタ)50b、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)50c、PC(Personal Computer:パソコン)50d、センサデバイス50e(例:外部と通信可能な、電子天秤・気圧計・加速度計・電流計・温度計・光度計・人感センサ・カメラ・照度計)を含む。MFP50a、PJ50b、IWB50c、PC50d、センサデバイス50eは、遠隔管理システム1における遠隔管理の対象となる管理対象機器である。なお、以下の説明で使用する機器50は、これらの管理対象機器の総称である。
The local network 7 is a network formed in a network environment such as an office, a conference room, a warehouse, a factory, or a specific production line. The local network 7 is, for example, an in-house LAN (Local Area Network) that does not go through the Internet. The local network 7 includes an MFP (Multi-Function Peripheral) 50a, a PJ (Projector: projector) 50b, an IWB (Interactive White Board: a white board having an electronic blackboard function capable of mutual communication) 50c, and a PC (Personal). Computer: personal computer) 50d,
ファイアウォール9は、機器管理装置10からの特定のパケットのみを、通信ネットワーク5からローカルネットワーク7内に通過させる機能を有する。これにより、ファイアウォール9は、ローカルネットワーク7への意図しないまたは不正なアクセスをブロックすることが可能となる。また、ファイアウォール9は、仲介装置30からのパケットを機器管理装置10に転送する機能を有する。
The firewall 9 has a function of passing only a specific packet from the
管理システム3は、ローカルネットワーク7内に位置する機器50を管理するためのシステムである。管理システム3は、機器管理装置10およびサービス提供装置70を含む。機器管理装置10は、例えば、管理対象の機器50を、仲介装置30を介して遠隔管理する遠隔管理サービスを提供するサーバコンピュータである。管理の一例として、機器管理装置10は、機器50の状態のリアルタイムな監視、または機器50のメンテナンス情報(部品使用状況またはアラーム情報等)の定期的な取得を行う。機器50がMFP50aの場合、機器管理装置10は、MFP50aから、トナー残量または印刷枚数等の状態に関する情報を取得することできる。また、機器管理装置10は、MFP50aに蓄積されたドキュメントデータの印刷を実行させるための指示を行うことができる。さらに、機器管理装置10は、PJ50b、IWB50cおよびPC50dに対して、電源のONまたはOFFを制御することができる。また、機器管理装置10は、センサデバイス50eに対して、当該センサデバイス50eによって取得された情報を取得することができる。
The management system 3 is a system for managing the
サービス提供装置70は、機器管理装置10と連携することにより、所望のソリューションを実現するためのサーバコンピュータである。サービス提供装置70は、例えば、機器50に係るログ収集サービス、機器50に係るカウンタ収集サービス、または機器50のメンテナンスサービスを提供する。また、サービス提供装置70は、管理対象の機器50がMFP50aである場合、MFP50aに係るクラウドプリントサービス、クラウドスキャンサービスまたはクラウドストレージサービス等を提供する。さらに、サービス提供装置70は、例えば、機器50を用いた多言語翻訳サービスを提供する。
The
なお、機器管理装置10およびサービス提供装置70は、それぞれ単一のコンピュータによって構築されてもよいし、各装置の各部(機能または手段)を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されてもよい。また、管理システム3は、例えば、機器管理装置10およびサービス提供装置7の各機能の全てまたは一部を集約させたコンピュータであってもよい。
The
クライアント端末90(90a,90b,90c、以下区別する必要のないときはクライアント端末90と称する。)は、機器管理装置10を用いて機器50を監視する機器管理者であるクライアントが使用するノートPC等の端末である。クライアント端末90は、機器管理装置10によって管理される機器50の機器情報を、Webブラウザ等を用いて表示させることで、クライアントに管理対象の機器50の情報を提供する。また、複数のクライアント端末90は、異なる拠点からそれぞれ機器管理装置10へアクセスすることができる。
The client terminal 90 (90a, 90b, 90c, hereinafter referred to as a
また、クライアント端末90a~90cでは、それぞれ管理アプリ900a~900c(以下区別する必要のないときは管理アプリ900と称する。)が動作している。機器管理装置10は、例えば、ローカルネットワーク7の使用環境、機器50の種別またはクライアントの契約内容等に応じて、提供するアプリケーションの内容を設定することができ、クライアント端末90ごとに提供するアプリケーションを管理している。
Further, the
なお、クライアント端末90は、ノートPCに限られず、例えば、タブレット端末、スマートフォン、ウェアラブル端末またはディスクトップPC等の端末であってもよい。また、クライアント端末90は、ローカルネットワーク7内において、機器50と直接通信可能な構成であってもよい。例えば、機器50の管理者等が現場で設置作業を行う場合、設置担当者が使用するクライアント端末90は、機器50とローカルネットワーク7内で直接通信を行うことで、設置作業を円滑に行うことができる。
The
仲介装置30は、機器管理装置10と、ローカルネットワーク7における機器50との間の通信を仲介する装置である。仲介装置30は、機器管理装置10からファイアウォール9を超えて、ローカルネットワーク7内にメッセージを送信するために常時セッションを維持し、ローカルネットワーク7内のセキュリティを担保しつつ機器管理装置10と監視対象の機器50との双方向の通信を実現する。仲介装置30は、機器50およびファイアウォール9と、有線または無線LAN等を介して通信可能である。仲介装置30は、機器管理装置10からの指示を受けて機器50にアクセスしたり、機器50からのアラート通知を機器管理装置10に送信したり、予め設定されたスケジュールに基づき機器50の情報取得通知または死活監視(例えば、機器50が通信可能であるかどうか等)を行う。
The
遠隔管理システム1は、同じローカルネットワーク7内に存在する複数の機器50の情報を一括して仲介装置30から機器管理装置10へ送信することができるため、通信負荷を低減させることができる。また、遠隔管理システム1は、仲介装置30を設けることで、機器50ごとにファイアウォール9に対するアクセス許可等のネットワークセキュリティ設定を行う必要がないため、ユーザの機器設定に伴う負担を低減させることができる。なお、仲介装置30は、単体として機能するボックス型(箱型)の通信装置であってもよく、MFP50a等の機器に内蔵されていてもよい。
Since the
また、仲介装置30は、通信ネットワーク5上にある機器管理装置10と、ファイアウォール9を経由して通信可能である。すなわち、仲介装置30は、ファイアウォール9(をインターフェースとするローカルネットワーク7)内に位置し、機器管理装置10は、ファイアウォール9(をインターフェースとするローカルネットワーク7)外に位置するといえる。
Further, the
機器50(MFP50a、PJ50b、IWB50c、PC50dおよびセンサデバイス50e)は、ローカルネットワーク7内に位置し、かつファイアウォール9(をインターフェースとするローカルネットワーク7)内に位置する。機器50は、機器管理装置10によるメンテナンスまたはカウンタ検針等が行われる管理対象の機器である。なお、機器50は、図1に示されている例(MFP50a、PJ50b、IWB50c、PC50dおよびセンサデバイス50e)に限られず、例えば、加工装置、検査装置、搬送装置もしくはピッキング装置等の産業機械、眼底検査装置、X線検査装置、血圧計、体脂肪計、視力計もしくはペースメーカ等の医療機器、3Dプリンタまたは撮像装置等であってもよい。また、機器50は、自動販売機、電源装置、空調システム、ガス・水道・電気等の計量システムまたは自律走行ロボット等であってもよい。また、機器50は、人感センサ等の通信機能を備えていない端末に、通信機能を備えた機器を取り付けてもよい。
The device 50 (MFP50a, PJ50b, IWB50c, PC50d and
また、図1は、管理システム3が一つのローカルネットワーク7内に位置する複数の機器50を遠隔管理する例を示すが、管理システム3は、複数のローカルネットワーク7内のそれぞれに位置する機器50を遠隔管理する構成であってもよい。また、図1は、一台の仲介装置30が一つのローカルネットワーク7内に位置する例を示すが、仲介装置30は、一つのローカルネットワーク内に二台以上が位置する構成であってもよい。この場合、複数の仲介装置30は、仲介装置30ごとに担う機能を分担してもよい。
Further, FIG. 1 shows an example in which the management system 3 remotely manages a plurality of
●ハードウエア構成
続いて、実施形態に係る各装置のハードウエア構成について説明する。遠隔管理システム1を構成する各装置は、一般的なコンピュータの構成を有する。ここでは、一般的なコンピュータのハードウエア構成例について説明する。
● Hardware configuration Next, the hardware configuration of each device according to the embodiment will be described. Each device constituting the
図2は、実施形態に係るコンピュータのハードウエア構成の一例を示す図である。なお、図2に示すコンピュータのハードウエア構成は、各実施形態において同様の構成を有していてもよく、必要に応じて構成要素が追加または削除されてもよい。コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、HD(Hard Disk)104、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ105、ディスプレイ106、外部機器接続I/F(Interface)108、通信I/F109、バスライン110、キーボード111、ポインティングデバイス112、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ114およびメディアI/F116を備えている。
FIG. 2 is a diagram showing an example of the hardware configuration of the computer according to the embodiment. The computer hardware configuration shown in FIG. 2 may have the same configuration in each embodiment, and components may be added or deleted as necessary. The computer includes a CPU (Central Processing Unit) 101, a ROM (Read Only Memory) 102, a RAM (Random Access Memory) 103, an HD (Hard Disk) 104, an HDD (Hard Disk Drive)
これらのうち、CPU101は、コンピュータ全体の動作を制御する。ROM102は、IPL等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される。HD104は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ105は、CPU101の制御にしたがってHD104に対する各種データの読み出しまたは書き込みを制御する。ディスプレイ106は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、または画像等の各種情報を表示する。ディスプレイ106は、表示部の一例である。なお、ディスプレイ106は、入力手段を備えたタッチパネルディスプレイであってもよい。外部機器接続I/F108は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。通信I/F109は、他のコンピュータまたは電子機器等とデータの送受信を行うためのインターフェースである。通信I/F109は、例えば、有線または無線LAN等の通信インターフェースである。また、通信I/F109は、3G、4G、5GもしくはLTE等の移動体(モバイル)通信、Wi-Fi、WiMAX等の通信インターフェースを備えてもよい。バスライン110は、図2に示されているCPU101等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスまたはデータバス等である。
Of these, the
また、キーボード111は、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス112は、各種指示の選択もしくは実行、処理対象の選択、またはカーソルの移動等を行う入力手段の一種である。なお、入力手段は、キーボード111およびポインティングデバイス112のみならず、タッチパネルまたは音声入力装置等であってもよい。DVD-RWドライブ114は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW113に対する各種データの読み出しまたは書き込みを制御する。なお、着脱可能な記録媒体は、DVD-RWに限らず、DVD-RまたはBlu-ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等であってもよい。メディアI/F116は、フラッシュメモリ等の記録メディア115に対するデータの読み出しまたは書き込み(記憶)を制御する。
Further, the
なお、実施形態に係る各装置のハードウエア構成は、必要に応じて構成要素が追加または削除されてもよい。例えば、遠隔管理システムAおよび遠隔管理システムBは、キーボード111等の入力手段およびディスプレイ106を備えていない構成であってもよい。また、機器50は、各機器の種別に応じた機能またはサービスを提供するためのモジュール等を備える構成であってもよい。
In the hardware configuration of each device according to the embodiment, components may be added or deleted as necessary. For example, the remote management system A and the remote management system B may be configured without an input means such as a
また、上記各プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。記録媒体の例として、CD-R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu-ray Disc、SDカードまたはUSB(Universal Serial Bus)メモリ等が挙げられる。また、記録媒体は、プログラム製品(Program Product)として、国内または国外へ提供されることができる。例えば、機器管理装置10は、本発明に係るプログラムが実行されることで本発明に係る機器制御方法を実現する。
Further, each of the above programs may be a file in an installable format or an executable format, and may be recorded and distributed on a computer-readable recording medium. Examples of the recording medium include a CD-R (Compact Disc Recordable), a DVD (Digital Versatile Disk), a Blu-ray Disc, an SD card, a USB (Universal Serial Bus) memory, and the like. In addition, the recording medium can be provided domestically or internationally as a program product. For example, the
●機能構成
続いて、図3乃至図10を用いて、実施形態に係る遠隔管理システムの機能構成について説明する。なお、図3乃至図10では、後述の処理または動作に関連しているものが示されている。図3は、実施形態に係る機器管理装置の機能構成の一例を示す図である。
● Functional configuration Next, the functional configuration of the remote management system according to the embodiment will be described with reference to FIGS. 3 to 10. In addition, in FIGS. 3 to 10, those related to the processing or operation described later are shown. FIG. 3 is a diagram showing an example of the functional configuration of the device management device according to the embodiment.
まず、機器管理装置10は、機器通信部11、端末通信部12、認証部13、判断部14、クライアント情報管理部15、条件設定部16、API(Application Programming Interface)処理部17、課金処理部18、機器制御部21、接続時間管理部22および記憶・読出部19を有している。これら各部は、図2に示されている各構成要素のいずれかが、RAM103上に展開された機器管理装置用プログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、または機能する手段である。また、機器管理装置10は、図2に示されているROM102、HD104または記録メディア115によって構築される記憶部1000を有している。
First, the
機器通信部11は、主に、通信I/F109に対するCPU101の処理によって実現され、機器50との間で各種データまたは情報の通信を行う。機器通信部11は、例えば、機器50に対する所定の制御要求を示すコマンドを、機器50へ送信する。また、機器通信部11は、機器50へ送信したコマンドに対する応答、または機器50から自発的に送信された機器50に関する機器情報を受信する。
The
ここで、機器通信部11は、例えば、接続要求・応答形式として、機器50から送信された機器管理装置10へのポーリングを受信し、当該ポーリングに対する応答を機器50へ送信する。接続要求・応答形式は、ファイアウォール9内に位置する機器50からファイアウォール9外に位置する機器管理装置10に対して接続要求を行い、機器管理装置10から機器50へ行う接続要求に対する応答を行う形式である。接続要求・応答形式は、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、SOAP(Simple Object Access Protocol)、またはSNMP(Simple Network Management Protocol)等のプロトコルを使用する。ファイアウォール9は、一般的にローカルネットワーク7内から送信される要求と、その要求に対する応答とを通過させるが、通信ネットワーク5側からローカルネットワーク7内への要求は通過させないように設定されている。そのため、機器管理装置10と機器50の接続を開始するためには、ファイアウォール9の関係で、機器50から機器管理装置10へ接続開始要求を送信しなければならない。
Here, the
一方で、機器通信部11は、常時接続形式として、機器50から機器管理装置10に対して常時通信可能なように通信セッションを維持しておき、機器50との間で、各種データまたは情報を送受信する。常時接続形式は、ファイアウォール9内からの接続要求なしに、機器管理装置10からの接続が可能となる接続形式である。具体的には、常時接続形式は、機器50からの初期通信(Handshake)を起点として、機器管理装置10からファイアウォール9内の機器50に対して接続することができる。常時接続形式は、例えば、WebSocket、MQTT(Message Queueing Telemetry Transport)、またはVPN(Virtual Private Network)等のプロトコルを使用する。なお、本実施形態では、接続要求・応答形式および常時接続形式のどちらの方法をとってもよい。
On the other hand, the
端末通信部12は、主に、通信I/F109に対するCPU101の処理によって実現され、クライアント端末90との間で各種データまたは情報の通信を行う。端末通信部12は、例えば、Webアプリケーションのサーバ部としての機能を担い、クライアント端末90からの要求をHTTPS(HyperText Transfer Protocol Secure)等の通信プロトコルを利用してWebAPI(Web Application Programming Interface)で受け付け、要求に従った処理を行ってクライアント端末90へ送信する。利用される通信プロトコルは、これに限られず、FTP(File Transfer Protocol)、HTTP(HyperText Transfer Protocol)またはSNMP(Simple Network Management Protocol)等のプロトコルを用いてもよい。また、端末通信部12は、機器管理装置10から機器50との通信が必要な場合に、機器50に送信するコマンドを発行(生成)する。発行されるコマンドは、例えば、機器50の状態情報の取得または電源のON/OFF等の制御命令である。端末通信部12は、機器通信部11によって受信されたコマンド結果を、クライアント端末90の画面上にリアルタイムに通知するためにWebSocketまたはMQTT等の常時接続状態を維持する機能を有していてもよい。機器管理装置10は、端末通信部12を介して、管理アプリ900と機器50とのセキュアな通信経路を提供する。
The
認証部13は、CPU101の処理によって実現され、機器管理装置10に登録された機器50の機器管理者等であるクライアントの認証処理を行う。判断部14は、CPU101の処理によって実現され、各種判断を行う。判断部14は、例えば、クライアントから要求されたリクエストの種別を判断する。
The
クライアント情報管理部15は、CPU101の処理によって実現され、機器管理装置10に登録された機器50の機器管理者等であるクライアントに関するクライアント情報を管理する。クライアント情報は、例えば、機器50に関する機器情報およびクライアント端末90で動作する管理アプリ900に関するアプリ情報を含む。
The client
条件設定部16は、CPU101の処理によって実現され、機器50に対する管理条件を設定する。管理条件は、例えば、クライアントから要求されたリクエストに対する処理に応じた課金条件、並びにリクエストに対する処理履歴に応じたアラート条件、機器制御条件および接続先条件を含む。
The
API処理部17は、主に、CPU101の処理によって実現され、クライアントからの要求に応じたAPI処理を行う。API処理部17は、例えば、処理実行部としての機能を担い、クライアントから要求されたリクエストの種別に対応する処理を振り分け、振り分けられた処理を実行する。
The
課金処理部18は、CPU101の処理によって実現され、API処理部17における処理履歴に応じた課金処理を行う。課金処理部18は、例えば、後述の課金条件管理DB1004に設定された課金条件に応じて、課金額を動的に算出する。
The
機器制御部21は、主に、CPU101の処理によって実現され、利用状況または利用状況により定まる課金額に応じて、機器50の動作(振る舞い)を制御する。機器制御部21は、例えば、通信制御部としての機能を担い、API処理部17によって実行された処理履歴に応じて、機器50の通信設定を変更する。機器制御部21は、例えば、機器50の通信設定として、機器50との通信頻度を変更する。また、機器制御部21は、例えば、機器50の通信設定として、クライアントから要求されるリクエストの接続先であるエンドポイントを変更する。さらに、機器制御部21は、例えば、機器50の通信設定として、機器との通信に用いる通信プロトコルを変更する。
The
接続時間管理部22は、主に、CPU101の処理によって実現され、機器50との常時接続形式での接続時間を管理する。常時接続形式での接続時間は、機器50ごとに課金額を算出する場合に用いられる。
The connection
記憶・読出部19は、主に、CPU101の処理によって実現され、記憶部1000に、各種データ(または情報)を記憶したり、記憶部1000から各種データ(または情報)を読み出したりする。
The storage /
○機器情報管理テーブル
図4(A)は、実施形態に係る機器情報管理テーブルの一例を示す概念図である。機器情報管理テーブルは、機器管理装置10による管理対象となる機器50に関する各種情報を管理するためのテーブルである。記憶部1000には、図4(A)に示されているような機器情報管理テーブルによって構成されている機器情報管理DB1001が構築されている。
○ Device information management table FIG. 4A is a conceptual diagram showing an example of a device information management table according to an embodiment. The device information management table is a table for managing various information about the
機器情報管理テーブルは、機器50を識別する機器ID、クライアント端末90で動作する管理アプリ900を識別するアプリID、および機器管理装置10との通信制限の有無を示す通信禁止フラグが関連づけられた機器情報を管理している。このうち、機器IDは、例えば、機器50のモデル名またはシリアルNoである。また、通信禁止フラグは、機器管理装置10との通信が制限されている場合には「true」を示し、機器管理装置10との通信が制限されていない場合には「false」を示す。機器情報管理テーブルは、通信禁止フラグとして、機器50と機器管理装置との通信が制限されているかどうかを真偽値として保持する。図4(A)の例では、機器ID「dev001」の機器50の通信が制限されている。機器管理装置10は、通信が制限された機器50から接続要求があった場合、認証時にエラー通知を機器50へ送信することで、APIの利用を未然に防ぐことができる。なお、機器情報は、機器50のその他の属性値または機器50のステータスを示す状態情報等を含んでもよい。
The device information management table is a device associated with a device ID that identifies the
○アプリ情報管理テーブル
図4(B)は、実施形態に係るアプリ情報管理テーブルの一例を示す概念図である。アプリ情報管理テーブルは、クライアント端末90で動作する管理アプリ900に関する各種情報を記憶している。記憶部1000には、図4(B)に示されているようなアプリ情報管理テーブルによって構成されているアプリ情報管理DB1002が構築されている。
○ Application information management table FIG. 4B is a conceptual diagram showing an example of an application information management table according to an embodiment. The application information management table stores various information about the management application 900 operating on the
アプリ情報管理テーブルは、管理アプリ900を識別するアプリID、管理アプリ900にアクセスする場合の通信プロトコルを示す通知プロトコル、および管理アプリ900の宛先を示す通知URL(Uniform Resource Locator)を関連づけて管理している。機器管理装置10は、管理アプリ900との通信を行う場合、アプリIDに関連づけられた通知プロトコルおよび通知URLを用いて、管理アプリ900を有するクライアント端末90との通信を行う。なお、アプリ情報は、管理アプリ900のその他の属性値を含んでもよい。
The application information management table manages the application ID that identifies the management application 900, the notification protocol that indicates the communication protocol when accessing the management application 900, and the notification URL (Uniform Resource Locator) that indicates the destination of the management application 900. ing. When communicating with the management application 900, the
○認証情報管理テーブル
図5(A)は、実施形態に係る認証情報管理テーブルの一例を示す概念図である。認証情報管理テーブルは、機器管理装置10にアクセスするクライアントの認証処理に用いる各種情報を記憶している。記憶部1000には、図5(A)に示されているような認証情報管理テーブルによって構成されている認証情報管理DB1003が構築されている。
-Authentication information management table FIG. 5 (A) is a conceptual diagram showing an example of the authentication information management table according to the embodiment. The authentication information management table stores various information used for the authentication process of the client accessing the
認証情報管理テーブルは、クライアントを識別するクライアントIDごとに、機器管理装置10にアクセスするために割り当てられたクライアント証明書を関連づけて管理している。クライアントIDは、クライアントが使用する管理アプリ900のアプリIDまたは機器50の機器IDである。また、クライアント証明書は、認証情報の一例である。なお、認証情報は、認証方法に応じて、クライアント証明書に変えて、クライアントID、メールアドレスまたはパスワード等であってもよいし、クライアントごとに一意に指定された任意の文字列であってもよい。
The authentication information management table manages the client ID assigned to access the
○課金条件管理テーブル
図5(B)は、実施形態に係る課金条件管理テーブルの一例を示す概念図である。課金条件管理テーブルは、クライアントからのリクエストに応じて実行される処理に対して課金処理を行うための条件を管理するためのテーブルである。記憶部1000には、図5(B)に示されているような課金条件管理テーブルによって構成されている課金条件管理DB1004が構築されている。
○ Billing condition management table FIG. 5B is a conceptual diagram showing an example of the billing condition management table according to the embodiment. The billing condition management table is a table for managing conditions for performing billing processing for processing executed in response to a request from a client. In the
課金条件管理テーブルは、クライアントを識別するためのクライアントID、実行された処理に対応するAPIを識別するapiID、課金額の算出に用いる算出式を示す評価関数、通貨単位およびクライアントからの月別コール数が関連づけられた課金条件を管理している。このうち、クライアントIDは、クライアントが使用する管理アプリ900のアプリIDまたは機器50の機器IDである。また、評価関数は、課金額の算出に用いるクライアントごとの料金設定を示す。評価関数において、xは、月別コール数を示し、f(x)は、その月の課金額を示す。
The billing condition management table has a client ID for identifying the client, an apiID for identifying the API corresponding to the executed processing, an evaluation function showing a calculation formula used for calculating the billing amount, a currency unit, and the number of monthly calls from the client. Manages the associated billing terms. Of these, the client ID is the application ID of the management application 900 or the device ID of the
図5(B)の例では、クライアントID「dev001」の機器50は、apiID「api001」および「api002」のAPIを利用しており、「api002」のAPIの方が「api001」のAPIよりも利用料金が高い料金設定となっている。また、クライアントID「dev002」の機器50は、apiID「api002」のAPIを利用しているが、クライアントID「dev001」の機器50よりも利用回数が多い契約となっているため、料金設定が安くなっている。また、評価関数は、クライアントID「app001」のように非線形な算出式であってもよいし、クライアントID「app002」のように場合分けがあってもよい。機器管理装置10は、クライアントIDおよびapiIDの組み合わせによって、クライアントごとのリクエスト(コール)の種別に応じた課金条件を一意に特定する。課金条件は、機器50の管理条件の一例である。
In the example of FIG. 5B, the
○アラート条件管理テーブル
図6(A)は、実施形態に係るアラート条件管理テーブルの一例を示す概念図である。アラート条件管理テーブルは、課金状況に応じて、管理アプリ900に対するアラート通知を発行する条件を管理するためのテーブルである。記憶部1000には、図6(A)に示されているようなアラート条件管理テーブルによって構成されているアラート条件管理DB1005が構築されている。
○ Alert condition management table FIG. 6A is a conceptual diagram showing an example of an alert condition management table according to an embodiment. The alert condition management table is a table for managing the conditions for issuing an alert notification to the management application 900 according to the billing status. In the
アラート条件管理テーブルは、機器50を識別する機器ID、実行された処理に対応するAPIを識別するapiID、および処理に応じた課金額の閾値(月別)が関連づけられたアラート条件を管理している。機器管理装置10は、機器IDおよびapiIDの組み合わせによって、アラート条件を一意に特定する。機器管理装置10は、上述の課金条件に基づいて算出された課金額が、アラート条件に示されている課金額閾値以上または課金額閾値を超えている場合、管理アプリ900に対してアラート通信を発行する。アラート条件は、機器50の管理条件の一例である。
The alert condition management table manages alert conditions associated with a device ID that identifies the
○機器制御条件管理テーブル
図6(B)は、実施形態に係る機器制御条件管理テーブルの一例を示す概念図である。機器制御条件管理テーブルは、機器50の振る舞い(動作)を制御するための条件を管理するためのテーブルである。記憶部1000には、図6(B)に示されているような機器制御条件管理テーブルによって構成されている機器制御条件管理DB1006が構築されている。
-Equipment control condition management table FIG. 6B is a conceptual diagram showing an example of the equipment control condition management table according to the embodiment. The device control condition management table is a table for managing the conditions for controlling the behavior (operation) of the
機器制御条件管理テーブルは、機器50を識別する機器ID、処理に応じた課金額の閾値(月別)、通貨単位および機器50に対して発行されるコマンド定義が関連づけられた機器制御条件を管理している。このうち、コマンド定義は、管理アプリ900および機器50との間でインターフェース定義がなされているものとする。機器50は、コマンド定義の形式を用いて、機器管理装置10から制御メッセージが送信されていることを事前に知っているため、受信されたコマンド定義に応じた設定を行うことができる。
The device control condition management table manages device control conditions associated with the device ID that identifies the
図6(B)の例では、機器ID「dev001」の機器50は、月別の課金額が200000円を超えた場合、機器管理装置10からコマンド「{"stateChange":"sleep"}」を受信し、スリープ状態へ移行する。さらに、機器ID「dev001」の機器50は、月別の課金額が2000000円を超えた場合、機器管理装置10からコマンド「{"stateChange":"stop"}」を受信し、機能を停止する。また、機器ID「dev002」の機器50は、月別の課金額が10000USドルを超えた場合、機器管理装置10からコマンド「{"command":{"polling_interval":10}}」を受信し、ポーリング間隔(通信頻度)を変更する。この場合、機器ID「dev002」の機器50は、ポーリング間隔を長くして通信頻度を少なくすることで、課金額を抑制する。
In the example of FIG. 6B, the
さらに、機器ID「dev001」の機器50は、月別の課金額が3000000円を超えた場合、機器管理装置10からコマンド「IOTPF_FORBIDDEN_ACCESS」を受信し、APIの利用が制限される。"IOTPF"は、任意の文字列であり、機器管理装置10の予約語として、機器50または管理アプリ900による利用を禁止する。すなわち、機器50または管理アプリ900が"IOTPF"で始まるコマンド定義を設定しようとした場合、機器管理装置10は、クライアントエラー(400Bad Request)を送信する。機器制御条件は、機器50の管理条件の一例である。また、APIの利用を制限するコマンド定義を含む機器制御条件は、クライアントの課金額に応じた機器管理装置10との通信を制限する制限条件の一例である。
Further, the
○接続先条件管理テーブル
図7は、実施形態に係る接続先条件管理テーブルの一例を示す概念図である。接続先条件管理テーブルは、機器50の接続先(エンドポイント)を変更するための条件を管理するためのテーブルである。記憶部1000には、図7に示されているような接続先条件管理テーブルによって構成されている接続先条件管理DB1007が構築されている。
○ Connection destination condition management table FIG. 7 is a conceptual diagram showing an example of the connection destination condition management table according to the embodiment. The connection destination condition management table is a table for managing the conditions for changing the connection destination (endpoint) of the
接続先条件管理テーブルは、機器50を識別する機器ID、APIを識別するapiID、処理に応じた課金額の閾値、通貨単位、および変更する機器50の接続先が関連づけられた接続先条件を管理している。このうち、接続先は、クライアントからのリクエストの要求先であり、所定のソリューションを提供するサービス提供装置70のURLを示す。接続先条件は、機器50の管理条件の一例である。
The connection destination condition management table manages the device ID that identifies the
○処理履歴管理テーブル
図8(A)は、実施形態に係る処理履歴管理テーブルの一例を示す概念図である。処理履歴管理テーブルは、クライアントからのリクエストに応じて実行された処理履歴を管理するためのテーブルである。記憶部1000には、図8(A)に示されているような処理履歴管理テーブルによって構成されている処理履歴管理DB1008が構築されている。処理履歴管理DB1008は、処理履歴記憶手段の一例である。
○ Processing history management table FIG. 8A is a conceptual diagram showing an example of the processing history management table according to the embodiment. The processing history management table is a table for managing the processing history executed in response to the request from the client. In the
処理履歴管理テーブルは、機器50を識別する機器ID、実行された処理に対応するAPIを識別するapiID、実行された処理に対応するリクエスト、および実行された処理に応じた課金額の履歴(月別)が関連づけられた処理履歴を管理している。このうち、リクエストは、クライアントから要求されたリクエストを一意に識別する任意の文字列である。機器管理装置10は、クライアントから要求されたリクエストと、リクエストに応じて実行された処理に対する課金額の履歴とを関連づけて処理履歴管理テーブルに記憶する。
The processing history management table is a history of the device ID that identifies the
○通信設定管理テーブル
図8(B)は、実施形態に係る通信設定管理テーブルの一例を示す概念図である。通信設定管理テーブルは、機器管理装置10との通信における機器50の通信設定を管理するためのテーブルである。記憶部1000には、図8(B)に示されているような通信設定管理テーブルによって構成されている通信設定管理DB1009が構築されている。
○ Communication setting management table FIG. 8B is a conceptual diagram showing an example of the communication setting management table according to the embodiment. The communication setting management table is a table for managing the communication settings of the
通信設定管理テーブルは、機器50を識別する機器ID、機器50の接続先を示す接続先情報、機器管理装置10との通信に用いる通信プロトコル、および機器管理装置10との通信頻度が関連づけられた通信設定を管理している。このうち、接続先情報は、機器50の通信のエンドポイントを示し、例えば、サービス提供装置70の宛先を示すURLを示す。
The communication setting management table is associated with the device ID that identifies the
○接続時間管理テーブル
図9は、実施形態に係る接続時間管理テーブルの一例を示す概念図である。接続時間管理テーブルは、機器50との常時接続での接続時間に関する各種情報を管理するためのテーブルである。記憶部1000には、図9に示されているような接続時間管理テーブルによって構成されている接続時間管理DB1010が構築されている。
○ Connection time management table FIG. 9 is a conceptual diagram showing an example of the connection time management table according to the embodiment. The connection time management table is a table for managing various information regarding the connection time in the constant connection with the
接続時間管理テーブルは、機器50を識別する機器ID、機器管理装置10と機器50との間で常時接続を行う期間もしくは周期を示す接続条件、および常時接続での接続時間の履歴の累積値(月別)を示す接続履歴を関連づけて管理している。
The connection time management table is a device ID that identifies the
続いて、図10を用いて、機器50およびクライアント端末90の機能構成を説明する。図10は、実施形態に係る機器およびクライアント端末の機能構成の一例を示す図である。
Subsequently, the functional configurations of the
まず、機器50は、通信部51、受付部52、表示制御部53、判断部54、設定部55および記憶・読出部59を有している。これら各部は、図2に示されている各構成要素のいずれかが、RAM103上に展開された機器用プログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、または機能する手段である。また、機器50は、図2に示されているROM102、HD104または記録メディア115によって構築される記憶部5000を有している。
First, the
通信部51は、主に、通信I/F109に対するCPU101の処理によって実現され、仲介装置30を介して、機器管理装置10との間で各種データまたは情報の通信を行う。通信部51は、例えば、機器管理装置10に対して、機器50に対する所定の処理を要求するリクエストを送信する。また、通信部51は、例えば、機器管理装置10から送信された、機器50に対する制御要求を受信する。
The
受付部52は、主に、キーボード111またはポインティングデバイス112に対するCPU101の処理によって実現され、利用者から各種の選択または入力を受け付ける。表示制御部53は、主に、CPU101の処理によって実現され、ディスプレイ106に、各種画像を表示させる。判断部54は、CPU101の処理によって実現され、各種判断を行う。判断部54は、例えば、機器50の振る舞いを変更するための設定変更の要否または可否を判断する。
The
設定部55は、主に、CPU101の処理によって実現され、機器50の各種設定を行う。設定部55は、例えば、機器管理装置10から送信された制御要求に応じて、機器50の設定を更新する。
The setting
記憶・読出部59は、主に、CPU101の処理によって実現され、記憶部5000に、各種データ(または情報)を記憶したり、記憶部5000から各種データ(または情報)を読み出したりする。
The storage /
次に、クライアント端末90は、通信部91、受付部92、表示制御部93、および記憶・読出部99を有している。これら各部は、図2に示されている各構成要素のいずれかが、RAM103上に展開されたクライアント端末用プログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、または機能する手段である。また、クライアント端末90は、図2に示されているROM102、HD104または記録メディア115によって構築される記憶部9000を有している。
Next, the
通信部91は、主に、通信I/F109に対するCPU101の処理によって実現され、管理アプリ900を用いて、機器管理装置10との間で各種データまたは情報の通信を行う。通信部91は、例えば、Webアプリケーションのクライアント部としての役割を担い、Webブラウザで動作するHTML(Hyper Text Markup Language)、またはJavaScript(登録商標)、CSS(Cascading Style Sheets)といった言語で記述されたプログラムが実行されることによって実現される。
The
受付部92は、主に、キーボード111またはポインティングデバイス112に対するCPU101の処理によって実現され、利用者から各種の選択または入力を受け付ける。表示制御部93は、主に、CPU101の処理によって実現され、ディスプレイ106に、各種画像を表示させる。
The
記憶・読出部99は、主に、CPU101の処理によって実現され、記憶部9000に、各種データ(または情報)を記憶したり、記憶部9000から各種データ(または情報)を読み出したりする。
The storage /
●実施形態の処理または動作
○管理条件の設定処理
続いて、図11乃至図19を用いて、実施形態に係る遠隔管理システムの処理または動作について説明する。まず、図11および図12を用いて、機器50の管理条件を事前に設定する処理を説明する。図11は、実施形態に係る遠隔管理システムにおける管理条件の設定処理の一例を示すシーケンス図である。なお、図11および図12は、機器50および管理アプリ900に関するクライアント情報の登録が既に完了しているものとして説明する。
● Processing or operation of the embodiment ○ Management condition setting processing Next, the processing or operation of the remote management system according to the embodiment will be described with reference to FIGS. 11 to 19. First, the process of setting the management conditions of the
まず、クライアント端末90の受付部92は、クライアントの入力手段に対する入力操作等によって、機器管理装置10による機器50の管理条件を示す条件情報の入力を受け付ける(ステップS101)。次に、通信部91は、機器管理装置10に対して、入力された条件情報に対応する管理条件の設定を要求する旨を示す条件設定要求を送信する(ステップS102)。この条件設定要求は、クライアント端末90の管理アプリ900のアプリID(クライアントID)、機器管理装置10にアクセスするための認証情報、およびステップS101で受け付けられた条件情報を含む。これにより、機器管理装置10の端末通信部12は、クライアント端末90から送信された条件設定要求を受信する。
First, the
機器管理装置10は、ステップS102で受信された条件設定要求に応じて、機器50に対する管理条件の設定処理を実行する(ステップS103)。ここで、図12を用いて、機器管理装置10により実行される条件設定処理の詳細を説明する。図12は、実施形態に係る機器管理装置における管理条件の設定処理の一例を示すフローチャートである。
The
クライアント情報管理部15は、ステップS102で受信されたアプリIDを検索キーとしてアプリ情報管理DB1002(図4(B)参照)を検索することにより、受信されたアプリIDと同じアプリIDに関連づけられたアプリ情報を、記憶・読出部19を介して読み出す(ステップS11)。また、認証部13は、ステップS102で受信されたアプリIDおよび認証情報を用いて、クライアントの認証処理を行う(ステップS12)。この場合、認証部13は、受信された認証情報と、認証情報管理DB1003において受信されたアプリID(クライアントID)に関連づけられた認証情報とが一致する場合、クライアントのアクセスを許可する。そして、認証部13は、クライアントの認証が成功した場合(ステップS13のYES)、処理をステップS14へ移行させる。
The client
次に、条件設定部16は、ステップS13で受信された条件情報に基づいて、条件設定処理を行う(ステップS14)。具体的には、まず、判断部14は、受信された条件情報の種別を判断する。条件情報の種別は、例えば、機器50の管理条件である課金条件、アラート条件、機器制御条件および接続先条件のいずれかである。そして、条件設定部16は、条件情報の種別に応じた記憶先に対して、各種条件の設定登録を行う。
Next, the
条件設定部16は、条件情報が課金条件の設定を示す場合、課金条件管理DB1004(図5(B)参照)に対して、課金条件の設定登録を行う。また、条件設定部16は、条件情報がアラート条件の設定を示す場合、アラート条件管理DB1005(図6(A)参照)に対して、アラート条件の設定登録を行う。さらに、条件設定部16は、条件情報が機器制御条件の設定を示す場合、機器制御条件管理DB1006(図6(B)参照)に対して、機器制御条件の設定登録を行う、また、条件設定部16は、条件情報が接続先条件の設定を示す場合、接続先条件管理DB1007(図7参照)に対して、接続先条件の設定登録を行う。
When the condition information indicates the setting of the billing condition, the
そして、端末通信部12は、ステップS11で読み出されたアプリ情報に示されている通知プロトコルを用いて、アプリ情報に示されている通知URLに対応する管理アプリ900を有するクライアント端末90に対して、条件設定が完了した旨を示す設定完了通知を送信する(ステップS15)。これにより、クライアント端末90の通信部91は、機器管理装置10から送信された設定完了通知を受信する。
Then, the
一方で、ステップS13において、認証部13は、クライアントの認証が失敗した場合(ステップS13のNO)、処理をステップS16へ移行させる。端末通信部12は、ステップS11で読み出されたアプリ情報に示されている通知プロトコルを用いて、アプリ情報に示されいてる通知URLに対応する管理アプリ900を有するクライアント端末90に対して、認証が失敗した旨を示す認証失敗通知を送信する(ステップS16)。これにより、クライアント端末90の通信部91は、機器管理装置10から送信された認証失敗通知を受信する。
On the other hand, in step S13, when the authentication of the client fails (NO in step S13), the
このように、遠隔管理システム1は、クライアントごとの各種の管理条件を機器管理装置10に事前に設定することで、クライアントの利用状況に応じた機器管理を行うことができる。また、遠隔管理システム1は、クライアントからの要求に応じて設定された管理条件を変更していくことで、実際の利用状況に適した管理条件を柔軟に設定することができる。
As described above, the
○APIの利用状況に応じた課金処理
続いて、図13および図14を用いて、APIの利用状況に応じて課金額を算出する処理について説明する。図13は、実施形態に係る遠隔管理システムにおけるAPIの利用状況に応じた課金処理の一例を示すシーケンス図である。なお、図13および図14は、課金条件およびアラート条件が、上述の処理によって機器管理装置10に設定登録されているものとして説明する。
○ Billing process according to the API usage status Next, a process of calculating the billing amount according to the API usage status will be described with reference to FIGS. 13 and 14. FIG. 13 is a sequence diagram showing an example of billing processing according to the usage status of the API in the remote management system according to the embodiment. Note that FIGS. 13 and 14 will be described assuming that the billing condition and the alert condition are set and registered in the
まず、機器50の通信部51は、機器管理装置10に対して、所定の処理を要求するAPI制御要求を送信する(ステップS301)。このAPI制御要求は、機器50の機器ID(クライアントID)、機器管理装置10にアクセスするための認証情報およびリクエストの内容を含む。また、クライアント端末90の通信部91は、機器管理者の入力手段に対する入力操作等に応じて、機器管理装置10に対して、機器50に対する所定の処理を要求するAPI制御要求を送信する(ステップS302)。このAPI制御要求は、クライアント端末90の管理アプリ900のアプリID(クライアントID)、機器管理装置10にアクセスするための認証情報およびリクエストの内容を含む。このステップS301とステップS302の処理は、いずれかが行われればよい。すなわち、API制御要求は、機器50およびクライアント端末90のいずれかから機器管理装置10に対して送信される。これにより、機器管理装置10の機器通信部11または端末通信部12は、それぞれ機器50またはクライアント端末90のいずれかから送信されたAPI制御要求を受信(取得)する。
First, the
次に、機器管理装置10は、受信されたAPI制御要求に含まれるリクエストの種別に応じたAPI制御処理を実行する(ステップS303)。ここで、図14を用いて、機器管理装置10により実行されるAPI制御処理の詳細を説明する。図14は、実施形態に係る機器管理装置におけるAPI制御処理の一例を示すフローチャートである。
Next, the
クライアント情報管理部15は、ステップS301で受信された機器IDまたはステップS302で受信されたアプリIDを検索キーとして機器情報管理DB1001(図4参照)を検索することにより、受信された機器IDと同じ機器IDまたは受信されたアプリIDと同じアプリIDに関連づけられた機器情報を、記憶・読出部19を介して読み出す(ステップS31)。また、クライアント情報管理部15は、ステップS302で受信されたアプリIDまたはステップS31で読み出されたアプリIDを検索キーとしてアプリ情報管理DB1002(図4(B)参照)を検索することにより、受信されたアプリIDまたは読み出されたアプリIDと同じアプリIDに関連づけられたアプリ情報を、記憶・読出部19を介して読み出す(ステップS32)。
The client
次に、認証部13は、ステップS301で受信された機器IDおよび認証情報、またはステップS302で受信されたアプリIDおよび認証情報を用いて、クライアントの認証処理を行う(ステップS33)。この場合、認証部13は、受信された認証情報と、認証情報管理DB1003(図5(A)参照)において受信された機器IDまたはアプリID(クライアントID)に関連づけられた認証情報とが一致する場合、クライアントのアクセスを許可する。そして、認証部13は、クライアントの認証が成功した場合(ステップS34のYES)、処理をステップS35へ移行させる。一方で、認証部13は、クライアントの認証が失敗した場合(ステップS34のNO)、処理をステップS44へ移行させる。
Next, the
ステップS44において、機器通信部11は、ステップS301で機器50からAPI制御要求が受信された場合、要求元の機器50に対して、認証が失敗した旨を示す認証失敗通知を送信する。一方で、端末通信部12は、ステップS302でクライアント端末90からAPI制御要求が受信された場合、ステップS32で読み出されたアプリ情報に示されている通知プロトコルを用いて、アプリ情報に示されている通知URLに対応する管理アプリ900を有するクライアント端末90に対して、認証失敗通知を送信する。これにより、機器50の通信部51またはクライアント端末90の通信部91は、機器管理装置10から送信された認証失敗通知を受信する。
In step S44, when the API control request is received from the
ステップS35において、API処理部17は、ステップS301またはステップS302で受信されたAPI制御要求に応じたAPI制御を実行する。具体的には、まず、判断部14は、受信されたAPI制御要求に含まれるリクエストの種別を判断する。リクエストには、利用するAPIの種別、処理の内容または接続先(エンドポイント)の情報等が示されている。そして、API処理部17は、クライアントから要求されたリクエストの種別に応じた処理を実行する。
In step S35, the
具体的には、API処理部17は、リクエストの種別に応じたAPIを読み出す。API処理部17は、読み出したAPIを用いて、リクエストに示されている接続先(エンドポイント)に対応するサービス提供装置70にアクセスする。そして、API処理部17は、APIを利用してサービス提供装置70と連携することで、要求された処理を実行する。
Specifically, the
次に、API処理部17は、クライアントのリクエストに応じた処理が成功した場合(ステップS36のYES)、処理をステップS37へ移行させる。一方で、API処理部17は、クライアントのリクエストに応じた処理が失敗した場合(ステップS36のNO)、処理をステップS45へ移行させる。
Next, when the processing according to the client's request is successful (YES in step S36), the
ステップS45において、機器通信部11は、ステップS301で機器50からAPI制御要求が受信された場合、要求元の機器50に対して、要求された処理が失敗した旨を示す処理失敗通知を送信する。一方で、端末通信部12は、ステップS302でクライアント端末90からAPI制御要求が受信された場合、ステップS32で読み出されたアプリ情報に示されている通知プロトコルを用いて、アプリ情報に示されている通知URLに対応する管理アプリ900を有するクライアント端末90に対して、処理失敗通知を送信する。これにより、機器50の通信部51またはクライアント端末90の通信部91は、機器管理装置10から送信された処理失敗通知を受信する。
In step S45, when the API control request is received from the
ステップS37において、機器通信部11は、ステップS301で機器50からAPI制御要求が受信された場合、要求元の機器50に対して、ステップ35で実行された処理結果を送信する。一方で、端末通信部12は、ステップS302でクライアント端末90からAPI制御要求が受信された場合、ステップS32で読み出されたアプリ情報に示されている通知プロトコルを用いて、アプリ情報に示されている通知URLに対応する管理アプリ900を有するクライアント端末90に対して、ステップ35で実行された処理結果を送信する。これにより、機器50の通信部51またはクライアント端末90の通信部91は、機器管理装置10から送信された処理結果を受信する。
In step S37, when the API control request is received from the
次に、課金処理部18は、ステップS301またはステップS302で受信されたクライアントID、並びにステップS35で処理されたAPIのapiIDを検索キーとして、課金条件管理DB1004(図5(B)参照)を検索することにより、対応する課金条件を読み出す(ステップS38)。そして、課金処理部18は、ステップS38で読み出された課金条件とステップS35で実行された処理結果とに基づいて、クライアントに対する課金処理を行う(ステップS39)。課金処理部18は、例えば、読み出された課金条件に示されている評価関数の算出式と、クライアントからのコール数または常時接続時間等の処理結果とに基づいて、クライアントごとの課金額を算出する。
Next, the
次に、機器制御部21は、ステップS35で処理が実行された機器50の機器IDおよび処理内容に対応するapiIDを検索キーとしてアラート条件管理DB1005(図6(A)参照)を検索することにより、処理結果に対応する機器IDおよびapiIDと同じ機器IDおよびapiIDの組に関連づけられたアラート条件を、記憶・読出部19を介して読み出す(ステップS40)。そして、判断部14は、ステップS39で課金処理された課金額が、ステップS40で読み出されたアラート条件に該当するかを判断する(ステップS41)。判断部14は、課金処理部18による課金額がアラート条件に示されている課金額閾値以上または課金額閾値を超えている場合、アラート条件に該当すると判断し、アラートが必要であると判断する。一方で、判断部14は、課金処理部18による課金額がアラート条件に示されている課金額閾値より少ないまたは課金額閾値以下である場合、アラート条件に該当しないと判断し、アラートが不要であると判断する。
Next, the
判断部14は、アラートが必要(アラート要)であると判断した場合(ステップS41のYES)、処理をステップS42へ移行させる。一方で、判断部14は、アラートが不要であると判断した場合(ステップS41のNO)、処理をステップS43へ移行させる。
When the
次に、端末通信部12は、ステップS32で読み出されたアプリ情報に示されている通知プロトコルを用いて、アプリ情報に示されている通知URLに対応する管理アプリ900を有するクライアント端末90に対して、課金額が閾値以上である、または閾値を超えている旨を示すアラート通知を送信する。これにより、クライアント端末90の通信部91は、機器管理装置10から送信されたアラート通知を受信する。
Next, the
そして、課金処理部18は、ステップS39で課金処理された処理履歴を、処理履歴管理DB1008(図8(A)参照)に登録する(ステップS43)。課金処理部18は、処理履歴として、ステップS35で処理が実行された機器50の機器IDおよび処理内容に対応するapiID、実行された処理に対応するリクエスト、並びに課金処理された課金額の履歴を関連づけて、処理履歴管理DB1008に登録する。なお、課金処理部18は、処理が実行された時間を示すタイムスタンプを併せて登録してもよい。
Then, the
このように、遠隔管理システム1は、クライアントから要求されたリクエストの種別に応じたAPIの処理を実行し、実行された処理履歴と事前設定された管理条件に基づく課金処理を行う。これにより、遠隔管理システム1は、クライアントのAPIの利用状況に応じた課金処理を行うことができる。
In this way, the
また、遠隔管理システム1は、APIの処理が成功した場合にのみ課金処理を行い、処理が何らかの原因で成功しなかった場合には課金を行わない構成にすることで、例えば、処理の失敗が頻発することが事前にわかっているAPIに対しても、実際の利用状況に応じた柔軟な課金処理を実現することができる。さらに、遠隔管理システム1は、機器50が機器管理装置10と常時接続状態である場合、接続時間の長さに応じた課金処理を行うことで、WebSocketまたはMQTT等の双方向通信を利用する場合にも、通信リソースの利用状況に応じた課金処理を行うことができる。
Further, the
なお、機器管理装置10は、ステップS38乃至ステップS42における課金処理およびアラート通知処理を、処理の都度実行するのではなく、バッチ処理でまとめて実行する構成であってもよい。この場合、機器管理装置10は、ステップS35で実行された処理内容を処理履歴管理DB1008に記憶しておき、記憶された処理履歴を用いて、定期的に課金処理およびアラート通知処理を実行する。
The
○APIの利用状況に応じた機器制御処理
続いて、図15乃至図18を用いて、APIの利用状況に応じて、機器50の動作(振る舞い)を制御する処理について説明する。図15は、実施形態に係る遠隔管理システムにおけるAPIの利用状況に応じた機器制御処理の一例を示すシーケンス図である。なお、図15乃至図18は、図13および図14で示されている課金処理が実行された後の処理として説明する。また、図15乃至図16に示されている処理は、APIを利用した処理が行われる度に行われてもよいし、例えば、定期的な機器50の振る舞いを見直すタイミングで行われてもよい。
-Device control processing according to the API usage status Next, with reference to FIGS. 15 to 18, a processing for controlling the operation (behavior) of the
まず、機器管理装置10の機器制御部21は、API処理部17で実行された処理履歴に応じた機器制御処理を実行する(ステップS501)。ここで、図16を用いて、機器管理装置10における機器制御処理の詳細を説明する。図16は、実施形態に係る機器管理装置における機器制御処理の一例を示すフローチャートである。
First, the
機器制御部21は、ステップS35で処理が実行された機器50の機器IDを検索キーとして機器制御条件管理DB1006(図6(B)参照)を検索することにより、処理が実行された機器50の機器IDと同じ機器IDに関連づけられた機器制御条件を、記憶・読出部19を介して読み出す(ステップS51)。また、機器制御部21は、ステップS35で処理が実行された機器50の機器IDを検索キーとして処理履歴管理DB1008(図8(A)参照)を検索することにより、処理が実行された機器50の機器IDと同じ機器IDに関連づけられた処理履歴を、記憶・読出部19を介して読み出す(ステップS52)。
The
次に、判断部14は、ステップS51で読み出された機器制御条件、およびステップS52で読み出された処理履歴を用いて、機器制御の要否を判断する(ステップS53)。判断部14は、処理履歴に示されている課金額履歴と、機器制御条件に示されている課金額閾値とを比較することで、機器制御の必要性を判断する。判断部14は、課金額履歴が、課金額閾値以上または課金額閾値を超えている場合、機器制御が必要であると判断し、機器制御条件に示されているコマンド定義に基づいて機器50に対する制御内容として決定する。
Next, the
次に、判断部14は、ステップS53で決定された制御内容が機器50の通信設定の変更に関する内容の場合(ステップS54のYES)、処理をステップS55へ移行させる。判断部14は、例えば、制御内容がポーリング頻度(通信頻度)の変更を示すコマンド(例えば、コマンド「{"command":{"polling_interval":10}}」)である場合、制御内容が通信設定の変更に関する内容であると判断する。そして、機器制御部21は、ステップS35で処理が実行された機器50の機器IDを検索キーとして通信設定管理DB1009(図8(B)参照)を検索することにより、対応する機器IDに関連づけられた通信設定を変更する(ステップS55)。機器制御部21は、例えば、制御内容が通信頻度の変更を示すコマンドである場合、通信設定に含まれる通信頻度を、コマンド示されている値に変更する。
Next, when the control content determined in step S53 is related to the change of the communication setting of the device 50 (YES in step S54), the
一方で、ステップS54において、判断部54は、ステップS53で決定された制御内容が機器50の通信設定の変更に関する内容でない場合(ステップS54のNO)、処理をステップS56へ移行させる。ステップS56において、判断部14は、ステップS53で決定された制御内容がAPIの利用制限に関する内容である場合(ステップS56のYES)、処理をステップS57へ移行させる。判断部14は、例えば、制御内容がAPIの利用制限に関するコマンド(例えば、コマンド「IOTPF_FORBIDDEN_ACCESS」)である場合、制御内容がAPIの利用制限に関する内容であると判断する。
On the other hand, in step S54, if the control content determined in step S53 is not the content related to the change of the communication setting of the device 50 (NO in step S54), the
そして、機器制御部21は、ステップS35で処理が実行された機器50の機器IDを検索キーとして機器情報管理DB1001(図4(A)参照)を検索することにより、対応する機器IDに関連づけられた通信禁止フラグを変更する(ステップS57)。機器制御部21は、例えば、機器情報に含まれる通信禁止フラグを、「false」から「true」に変更する。
Then, the
ステップS56において、判断部14は、ステップS53で決定された制御内容がAPIの利用制限に関する内容でない場合(ステップS56のNO)、処理を終了する。なお、制御内容が通信設定の変更およびAPIの利用制限のいずれにも該当しない場合は、例えば、制御内容が機器50をスリープ状態または停止状態に移行させるコマンド(例えば、コマンド「{"stateChange":"sleep"}」またはコマンド「{"stateChange":"stop"}」)である場合等である。
In step S56, the
このように、機器管理装置10は、事前設定された機器制御条件と実行されたAPIの処理履歴に基づいて、機器制御の要否または制御内容を決定することで、実際のクライアントの利用状況に応じた機器制御を動的に行うことができる。また、機器管理装置10は、処理履歴が所定の機器制御条件に該当する場合、機器50との通信頻度を変更することで、例えば、機器50の利用目的もしく用途またはクライアントの資金力等に基づく通信の必要性に応じて、機器50の振る舞いを柔軟に制御することができる。さらに、機器管理装置10は、処理履歴が所定の機器制御条件に該当する場合、過剰なAPIの利用が発生しないように機器50のAPIの利用を制限することで、例えば、機器50が暴走等により管理できない状態になった場合であっても、クライアントが意図しない課金請求を防止することができる。
In this way, the
図15に戻り、機器通信部11は、機器50に対して、図16の処理で決定された制御内容に応じた機器制御要求を送信する(ステップS502)。この機器制御要求は、ステップS15で決定された制御内容を示すコマンドを含む。これにより、機器50の通信部51は、機器管理装置10から送信された機器制御要求を受信する。
Returning to FIG. 15, the
機器50の設定部55は、ステップS502で受信された機器制御要求に応じて、制御内容に対応する機器50の設定を更新する(ステップS503)。設定部55は、機器50の設定を更新することによって、機器50の振る舞いを変更する。設定部55は、必要に応じて、機器50をリブートさせてもよい。そして、通信部51は、要求元の機器管理装置10に対して、機器50の設定の更新が完了した旨を示す設定更新通知を送信する(ステップS504)。これにより、機器管理装置10の機器通信部11は、機器50から送信された設定更新通知を受信する。
The setting
機器管理装置10の端末通信部12は、ステップS32で読み出されたアプリ情報に示されている通知プロトコルを用いて、アプリ情報に示されている通知URLに対応する管理アプリ900を有するクライアント端末90に対して、機器50に対する制御結果を示す制御結果通知を送信する(ステップS505)。そして、クライアント端末90の通信部91は、機器管理装置10に対して、機器制御結果を受け付けた旨を示す受付通知を送信する(ステップS506)。
The
このように、遠隔管理システム1は、クライアントから要求されたリクエストに応じて実行されたAPIの処理履歴に応じた課金額と設定された機器制御条件に示されている課金額の閾値とに基づいて機器50の動作(振る舞い)を決定することで、クライアントごとのAPIの利用状況に応じて機器50を動的に制御することができる。
As described above, the
ここで、図17および18を用いて、機器管理装置10における機器制御処理の別の例を説明する。まず、図17を用いて、APIの利用状況に応じて、クライアントからのリクエストの接続先を変更する処理について説明する。図17は、実施形態に係る機器管理装置における機器のエンドポイントの変更処理の一例を示すフローチャートである。なお、図17に示されている処理は、図16と同様に、図15のステップS501の処理において実行される。
Here, another example of the device control process in the
機器制御部21は、ステップS35で処理が実行された機器50の機器IDおよび処理内容に対応するapiIDを検索キーとして接続先条件管理DB1007(図7参照)を検索することにより、処理結果に対応する機器IDおよびapiIDと同じ機器IDおよびapiIDの組に関連づけられた接続先条件を、記憶・読出部19を介して読み出す(ステップS61)。また、機器制御部21は、ステップS35で処理が実行された機器50の機器IDを検索キーとして処理履歴管理DB1008(図8(A)参照)を検索することにより、処理が実行された機器50の機器IDと同じ機器IDに関連づけられた処理履歴を、記憶・読出部19を介して読み出す(ステップS62)。
The
次に、判断部14は、ステップS61で読み出された接続先条件、およびステップS62で読み出された処理履歴を用いて、接続先の変更の要否を判断する(ステップS63)。判断部14は、処理履歴に示されている課金額履歴と、接続先条件に示されている課金額閾値とを比較することで、接続先変更の必要性を判断する。
Next, the
判断部14は、接続先の変更が必要であると判断する場合(ステップS63のYES)、処理をステップS64へ移行させる。判断部14は、課金額履歴が、課金額閾値以上または課金額閾値を超えている場合、接続先の変更が必要であると判断する。一方で、判断部14は、接続先の変更が不要であると判断する場合(ステップS63のNO)、機器制御を行わずに処理を終了する。
When the
次に、機器制御部21は、ステップS35で処理が実行された機器50の機器IDを検索キーとして通信設定管理DB1009(図8(B)参照)を検索することにより、対応する機器IDに関連づけられた通信設定を変更する(ステップS64)。機器制御部21は、例えば、通信設定に含まれる接続先を、ステップS62で読み出された接続先条件に示されている接続先に変更して、機器50のエンドポイントを増設する。この場合、機器制御部21は、機器50を低機能または安価なエンドポイントを接続先として設定することで、クライアントに対する課金額を抑制する。
Next, the
そして、課金処理部18は、ステップS35で処理が実行された機器50の機器IDおよび処理内容に対応するapiIDを検索キーとして課金条件管理DB1004(図5(B)参照)を検索することにより、処理結果に対応する機器IDおよびapiIDと同じクライアントIDおよびapiIDの組に関連づけられた課金条件を更新する(ステップS65)。この場合、課金処理部18は、ステップS64で変更された接続先の料金設定に対応するように課金条件を更新する。
Then, the
このように、機器管理装置10は、APIの利用状況に応じて、機器50の通信のエンドポイントを変更する。これにより、機器管理装置10は、APIの利用状況および利用状況に伴う課金額に応じて、クライアントから要求されるリクエストの接続先である機器50のエンドポイントを、柔軟に変更または増設することができる。
In this way, the
次に、図18を用いて、常時接続形式での通信の接続時間に応じて、機器50の動作(振る舞い)を制御する処理について説明する。図18は、実施形態に係る機器管理装置における機器との通信プロトコルの変更処理の一例を示すフローチャートである。なお、図18に示されている処理は、図16および図17と同様に、図15のステップS501の処理において実行される。
Next, with reference to FIG. 18, a process of controlling the operation (behavior) of the
接続時間管理部22は、ステップS35で処理が実行された機器50の機器IDを検索キーとして接続時間管理DB1010(図9参照)を検索することにより、処理結果に対応する機器IDと同じ機器IDに関連づけられた接続時間情報を、記憶・読出部19を介して読み出す(ステップS71)。
The connection
次に、判断部14は、ステップS61で読み出された接続時間情報に示されている常時接続状態での接続時間(接続履歴)が予め設定された所定時間を経過したかを判断する。判断部14は、常時接続状態での接続時間が所定時間を経過したと判断する場合(ステップS72のYES)、処理をステップS73へ移行させる。一方で、判断部14は、常時接続状態での接続時間が所定時間を経過していないと判断する場合(ステップS72のNO)、機器制御を行わずに処理を終了する。
Next, the
次に、機器制御部21は、ステップS35で処理が実行された機器50の機器IDを検索キーとして通信設定管理DB1009(図8(B)参照)を検索することにより、対応する機器IDに関連づけられた通信設定を変更する(ステップS73)。機器制御部21は、例えば、通信設定に含まれる通信プロトコルを、常時接続形式のプロトコルから接続要求・応答形式のプロトコルに変更する。
Next, the
そして、課金処理部18は、ステップS35で処理が実行された機器50の機器IDおよび処理内容に対応するapiIDを検索キーとして課金条件管理DB1004(図5(B)参照)を検索することにより、処理結果に対応する機器IDおよびapiIDと同じクライアントIDおよびapiIDの組に関連づけられた課金条件を更新する(ステップS74)。この場合、課金処理部18は、ステップS73で変更された通信プロトコルの料金設定に対応するように課金条件を更新する。
Then, the
このように、機器管理装置10は、機器50と常時接続状態である場合、接続時間の長さに応じて、機器50との通信に用いる通信プロトコルを変更する。これにより、機器管理装置10は、WebSocketまたはMQTT等の常時接続形式の通信を使用する場合でも、通信リソースの利用状況に応じた機器50の振る舞いおよび課金条件を制御することができる。
As described above, when the
○一つの機器を複数のクラインアントが共有している場合の設定
続いて、図19を用いて、一つの機器50を複数のクライアント(管理アプリ900)が共有している場合について説明する。機器50を複数のクライアントが共有している場合、機器50に対する課金額の支払いをどのような比率で行うかを設定する必要がある。そこで、機器管理装置10の記憶部1000は、図4(A)に示されている機器情報管理テーブルに変えて、図19(A)に示されている機器情報管理テーブルによって構成される機器情報管理DB1001を構築する。図19(A)に示されている機器情報管理テーブルによって構成される機器情報管理DB1001は、支払比率記憶手段の一例である。
○ Setting when one device is shared by a plurality of clients Next, a case where one
図19(A)に示されている機器情報管理テーブルは、図4(A)の機器情報管理テーブルの構成に加えて、共有に係る課金額の支払比率を示すAPI支払比率を含む。図19(A)において、機器管理装置10は、機器IDとアプリIDの組み合わせによって、機器情報を一意に特定する。また、図19(A)の例において、機器ID「dev001」の機器50は、アプリID「app001」の管理アプリ900のみにより管理されているが、機器ID「dev002」の機器50は、アプリID「app001」および「app002」の二つの管理アプリ900により管理されている。そして、機器ID「dev002」の機器50の課金額の支払比率は、「app001」が0.8であり、「app002」が0.2である。すなわち、課金額に対する支払は、課金額の80%が「app001」に請求され、20%が「app002」に請求される。このように、機器管理装置10は、特定の機器50を複数のクライアントで共有している場合、支払比率を事前設定することで、課金対象を振り分けることができる。
The device information management table shown in FIG. 19A includes, in addition to the configuration of the device information management table of FIG. 4A, an API payment ratio indicating the payment ratio of the charge amount related to sharing. In FIG. 19A, the
また、この場合、機器管理装置10の記憶部1000は、図6(A)に示されているアラート条件管理テーブルに変えて、図19(B)に示されているアラート条件管理テーブルによって構成されるアラート条件管理DB1005を構築する。図19(B)に示されているアラート条件管理テーブルは、図6(A)のアラート条件管理テーブルの構成に加えて、管理アプリ900を識別するアプリIDを含む。図19(B)において、機器管理装置10は、機器ID、アプリIDおよびapiIDの組み合わせによって、アラート条件を一意に特定する。
Further, in this case, the
図19(A)と同様に、図19(B)の例において、機器ID「dev001」の機器50は、アプリID「app001」の管理アプリ900のみにより管理されているが、機器ID「dev002」の機器50は、アプリID「app001」および「app002」の二つの管理アプリ900により管理されている。機器管理装置10は、一つの機器50(例えば、機器ID「dev002」の機器50)を複数のクライアント(例えば、アプリID「app001」および「app002」の管理アプリ900)によって管理されている場合、クライアントごとに異なるアラート条件を設定することができる。これにより、機器管理装置10は、図19(A)で示されている機器情報に設定されたAPI支払比率、機器50を管理する目的もしく用途、またはクライアントの資金力等に応じて、クライアントごとの機器50に対するアラート条件を設定することができるため、クライアントに適するタイミングでアラート通知を行うことができる。
Similar to FIG. 19A, in the example of FIG. 19B, the
このように、機器管理装置10は、一つの機器50を管理する複数の管理アプリ900ごとの課金額の支払比率、およびアラート条件を設定する。これにより、機器管理装置10は、一つの機器50を管理する複数の管理アプリ900ごとに課金額を算出することができるため、例えば、機器50を管理する目的または用途別に管理アプリ900を追加することができる。
In this way, the
●実施形態の効果
以上説明したように、遠隔管理システム1は、クライアントから要求されたリクエストに応じて実行されたAPIの処理履歴と事前に設定された管理条件とに基づいて、クライアントに対する課金額および機器50の動作(振る舞い)を決定することで、クライアントごとのAPIの利用状況に応じて機器50を動的に制御することができる。遠隔管理システム1は、例えば、機器50がポーリング通信を大量に行った結果として課金額が一定額以上になった場合、ポーリング通信の頻度を少なくしたり、より安価な常時接続方式の通信に切り替えたりして機器50の通信設定を変更することができる。また、遠隔管理システム1は、例えば、課金額が一定額以上になった場合、より低機能または安価なエンドポイントに機器50を繋ぎ変えて機器50の通信設定を変更することができる。
● Effect of the embodiment As described above, the
●まとめ●
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る機器管理装置は、ローカルネットワーク7内の機器50を管理する機器管理装置10であって、クライアントから要求される機器50に対するリクエストを取得し、取得されたリクエストの種別に応じた処理を実行する。そして、機器管理装置10は、実行された処理履歴に応じて、機器50の通信設定を変更し、変更された通信設定への設定変更を要求する機器制御要求(制御要求の一例)を、機器50へ送信する。これにより、機器管理装置10は、利用状況に応じて機器50の通信設定を動的に変更することができる。
● Summary ●
As described above, the device management device according to the embodiment of the present invention is the
また、本発明の一実施形態に係る機器管理装置10は、実行された処理履歴に応じた機器50の管理条件(例えば、機器制御条件または接続先条件)を設定し、実行された処理履歴が管理条件に該当する場合、機器50の通信設定を変更する。これにより、機器管理装置10は、クライアントごとの各種の管理条件を事前に設定することで、クライアントの利用状況に応じた通信設定の変更を行うことができる。
Further, the
さらに、本発明の一実施形態に係る機器管理装置10は、取得されたリクエストの種別に応じた処理が成功した場合、実行された処理履歴に応じた課金処理を行う。そして、機器管理装置10は、クライアントごとの課金額に応じた管理条件(例えば、機器制御条件または接続先条件)を設定し、実行された処理履歴に応じた課金額が管理条件に該当する場合、機器50の通信設定を変更する。これにより、機器管理装置10は、クライアントから要求されたリクエストの種別に応じて実行された処理履歴と事前設定された管理条件に基づく課金処理を行うことで、クライアントの利用状況に応じた課金処理を行うことができる。また、機器管理装置10は、処理が成功した場合にのみ課金処理を行い、処理が何らかの原因で成功しなかった場合には課金を行わない構成にすることで、例えば、処理の失敗が頻発することが事前にわかっている処理に対しても、実際の利用状況に応じた柔軟な課金処理を実現することができる。
Further, the
また、本発明の一実施形態に係る機器管理装置10は、機器50の管理条件として、クライアントの課金額に応じたアラート条件を設定し、クライアントの課金額が、設定されたアラート条件に該当する場合、当該クライアントに対して、アラート通知を送信する。また、機器管理装置10は、機器50が複数のクライアントで共有されている場合、実行された処理履歴に応じた課金額に対して、クライアントごとの支払比率を記憶し、記憶された支払比率に応じたアラート条件を設定する。これにより、機器管理装置10は、設定された支払比率、機器50を管理する目的もしく用途、またはクライアントの資金力等に応じて、クライアントごとの機器50に対するアラート条件を設定することができるため、クライアントに適するタイミングでアラート送信することができる。
Further, the
さらに、本発明の一実施形態に係る機器管理装置10は、実行された処理履歴に応じた課金額が機器50の管理条件(例えば、接続先条件)に該当する場合、機器50の通信設定として、機器50のリクエストの接続先を変更する。また、機器管理装置10は、機器50との常時接続での接続時間が所定時間を経過した場合、機器50の通信設定として、機器50との通信に用いる通信プロトコルを変更する。さらに、機器管理装置10は、実行された処理履歴に応じた課金額が管理条件(例えば、機器制御条件)に該当する場合、機器50の通信設定として、機器50との通信頻度を変更する。これにより、機器管理装置10は、実行された処理履歴と設定された管理条件とに基づいて、機器50との各種通信設定を変更することができるため、利用状況に応じた機器50の振る舞いを柔軟に制御することができる。
Further, in the
また、本発明の一実施形態に係る機器管理装置10は、管理条件として、クライアントの課金額に応じた機器管理装置10との通信を制限する制限条件を設定し、実行された処理履歴に応じた課金額が制限条件を満たす場合、機器50に対して、APIの利用を制限する設定を行い、APIの利用を制限する機器制御要求(制御要求の一例)を、クライアントに対して送信する。これにより、機器管理装置10は、処理履歴が制限条件に該当する場合、過剰なAPIの利用が発生しないように機器50のAPIの利用を制限することで、例えば、機器50が暴走等により管理できない状態になった場合であっても、クライアントが意図しない課金請求を防止することができる。
Further, the
●補足●
上記で説明した実施形態の各機能は、一または複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本実施形態における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウエアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサ、並びに上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)、SOC(System on a chip)、GPU(Graphics Processing Unit)および従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
● Supplement ●
Each function of the embodiment described above can be realized by one or more processing circuits. Here, the "processing circuit" in the present embodiment is a processor programmed to execute each function by software like a processor implemented by an electronic circuit, and a processor designed to execute each function described above. It shall include devices such as ASIC (Application Specific Integrated Circuit), DSP (digital signal processor), FPGA (field programmable gate array), SOC (System on a chip), GPU (Graphics Processing Unit) and conventional circuit modules. ..
また、上記で説明した実施形態の各種テーブルは、機械学習の学習効果によって生成されたものでもよく、関連づけられている各項目のデータを機械学習にて分類付けすることで、テーブルを使用しなくてもよい。ここで、機械学習とは、コンピュータに人のような学習能力を獲得させるための技術であり,コンピュータが,データ識別等の判断に必要なアルゴリズムを、事前に取り込まれる学習データから自律的に生成し,新たなデータについてこれを適用して予測を行う技術のことをいう。機械学習のための学習方法は、教師あり学習、教師なし学習、半教師学習、強化学習および深層学習のいずれかの方法でもよく、さらに、これらの学習方法を組み合わせた学習方法でもよく、機械学習のための学習方法は問わない。 Further, the various tables of the embodiment described above may be generated by the learning effect of machine learning, and by classifying the data of each related item by machine learning, the table is not used. You may. Here, machine learning is a technique for making a computer acquire learning ability like a human being, and the computer autonomously generates an algorithm necessary for judgment such as data identification from learning data taken in advance. However, it refers to a technology that applies this to new data to make predictions. The learning method for machine learning may be any of supervised learning, unsupervised learning, semi-supervised learning, intensive learning and deep learning, and may be a learning method combining these learning methods, and machine learning. It doesn't matter how you learn for.
これまで本発明の一実施形態に係る機器管理装置、遠隔管理システム、機器制御方法およびプログラムについて説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態の追加、変更または削除等、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。 Although the device management device, the remote management system, the device control method, and the program according to one embodiment of the present invention have been described so far, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and other embodiments are added. , Changes or deletions, etc. can be made within the range conceivable by those skilled in the art, and are included in the scope of the present invention as long as the actions and effects of the present invention are exhibited in any of the embodiments.
1 遠隔管理システム
3 管理システム
5 通信ネットワーク
7 ローカルネットワーク
10 機器管理装置
11 機器通信部(取得手段の一例、送信手段の一例)
12 端末通信部(取得手段の一例)
16 条件設定部(条件設定手段の一例)
18 課金処理部(課金処理手段の一例)
17 API処理部(処理実行手段の一例)
21 機器制御部(通信制御手段の一例)
30 仲介装置
50 機器
55 設定部(設定手段の一例)
70 サービス提供装置
90 クライアント端末
1001 機器情報管理DB(支払比率記憶手段の一例)
1008 処理履歴管理DB(処理履歴記憶手段の一例)
1 Remote management system 3
12 Terminal communication unit (example of acquisition means)
16 Condition setting unit (an example of condition setting means)
18 Billing processing unit (an example of billing processing means)
17 API processing unit (an example of processing execution means)
21 Equipment control unit (an example of communication control means)
30
70
1008 Processing history management DB (an example of processing history storage means)
Claims (15)
クライアントから要求される前記機器に対するリクエストを取得する取得手段と、
取得された前記リクエストの種別に応じた処理を実行する処理実行手段と、
実行された処理履歴に応じて、前記機器の通信設定を変更する通信制御手段と、
変更された前記通信設定への設定変更を要求する制御要求を、前記機器へ送信する送信手段と、
を備える機器管理装置。 A device management device that manages devices in a local network.
An acquisition means for acquiring a request for the device requested by a client, and
A process execution means that executes a process according to the type of the acquired request, and a process execution means.
A communication control means that changes the communication settings of the device according to the executed processing history, and
A transmission means for transmitting a control request requesting a setting change to the changed communication setting to the device, and a transmission means.
Equipment management device equipped with.
前記処理履歴に応じた前記機器の管理条件を設定する条件設定手段を備え、
前記通信制御手段は、前記処理履歴が前記管理条件に該当する場合、前記通信設定を変更する機器管理装置。 The device management device according to claim 1.
A condition setting means for setting management conditions of the device according to the processing history is provided.
The communication control means is a device management device that changes the communication settings when the processing history corresponds to the management conditions.
前記処理履歴に応じた課金処理を行う課金処理手段を備え、
前記条件設定手段は、前記クライアントごとの課金額に応じた前記管理条件を設定し、
前記通信制御手段は、前記処理履歴に応じた前記課金額が前記管理条件に該当する場合、前記通信設定を変更する機器管理装置。 The device management device according to claim 2, further
A billing processing means for performing billing processing according to the processing history is provided.
The condition setting means sets the management conditions according to the billing amount for each client, and sets the management conditions.
The communication control means is a device management device that changes the communication setting when the billing amount according to the processing history corresponds to the management condition.
前記処理履歴を記憶する処理履歴記憶手段を備え、
前記課金処理手段は、記憶された前記処理履歴を用いて前記課金処理を行う機器管理装置。 The device management device according to claim 3 or 4.
A processing history storage means for storing the processing history is provided.
The billing processing means is a device management device that performs the billing processing using the stored processing history.
前記送信手段は、前記クライアントの課金額が、設定されたアラート条件に該当する場合、当該クライアントに対して、アラート通知を送信する請求項3乃至5のいずれか一項に記載の機器管理装置。 The condition setting means sets alert conditions according to the billing amount of the client as the management conditions.
The device management device according to any one of claims 3 to 5, wherein the transmission means transmits an alert notification to the client when the billing amount of the client corresponds to the set alert condition.
前記機器が複数のクライアントで共有されている場合、前記処理履歴に応じた前記課金額に対して、前記クライアントごとの支払比率を記憶する支払比率記憶手段を備え、
前記条件設定手段は、記憶された前記支払比率に応じた前記アラート条件を設定する機器管理装置。 The device management device according to any one of claims 3 to 6.
When the device is shared by a plurality of clients, a payment ratio storage means for storing the payment ratio for each client with respect to the billing amount according to the processing history is provided.
The condition setting means is a device management device that sets the alert condition according to the stored payment ratio.
前記通信制御手段は、前記処理履歴に応じた前記課金額が前記制限条件を満たす場合、前記機器に対して、APIの利用を制限する設定を行い、
前記送信手段は、APIの利用を制限する前記制御要求を、前記クライアントに対して送信する請求項3乃至9のいずれか一項に記載の機器管理装置。 As the management condition, the condition setting means sets a restriction condition for restricting communication with the device management device according to the billing amount of the client.
When the billing amount according to the processing history satisfies the restriction condition, the communication control means sets the device to restrict the use of the API.
The device management device according to any one of claims 3 to 9, wherein the transmission means transmits the control request for limiting the use of the API to the client.
前記機器は、
前記機器管理装置から送信された前記制御要求に基づいて、前記機器の設定を更新する設定手段を備える遠隔管理システム。 A remote management system including the device management device according to any one of claims 1 to 12 and the device.
The device is
A remote management system including a setting means for updating the settings of the device based on the control request transmitted from the device management device.
クライアントから要求される前記機器に対するリクエストを取得する取得ステップと、
取得された前記リクエストの種別に応じた処理を実行する処理実行ステップと、
実行された処理履歴に応じて、前記機器の通信設定を変更する通信制御ステップと、
変更された前記通信設定への設定変更を要求する制御要求を、前記機器へ送信する送信ステップと、
を実行する機器制御方法。 A device control method executed by a device management device that manages devices in a local network.
The acquisition step to acquire the request for the device requested by the client, and
A process execution step that executes a process according to the type of the acquired request, and
A communication control step that changes the communication settings of the device according to the executed processing history,
A transmission step of transmitting a control request requesting a setting change to the changed communication setting to the device, and a transmission step.
Device control method to execute.
クライアントから要求される前記機器に対するリクエストを取得する取得ステップと、
取得された前記リクエストの種別に応じた処理を実行する処理実行ステップと、
実行された処理履歴に応じて、前記機器の通信設定を変更する通信制御ステップと、
変更された前記通信設定への設定変更を要求する制御要求を、前記機器へ送信する送信ステップと、
実行させるプログラム。 For device management devices that manage devices in the local network
The acquisition step to acquire the request for the device requested by the client, and
A process execution step that executes a process according to the type of the acquired request, and
A communication control step that changes the communication settings of the device according to the executed processing history,
A transmission step of transmitting a control request requesting a setting change to the changed communication setting to the device, and a transmission step.
The program to be executed.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020131213A JP2022027302A (en) | 2020-07-31 | 2020-07-31 | Apparatus management device, remote management system, apparatus control method, and program |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020131213A JP2022027302A (en) | 2020-07-31 | 2020-07-31 | Apparatus management device, remote management system, apparatus control method, and program |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022027302A true JP2022027302A (en) | 2022-02-10 |
Family
ID=80264441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020131213A Pending JP2022027302A (en) | 2020-07-31 | 2020-07-31 | Apparatus management device, remote management system, apparatus control method, and program |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022027302A (en) |
-
2020
- 2020-07-31 JP JP2020131213A patent/JP2022027302A/en active Pending
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