JP2022027058A - データ配信システム及びデータ配信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】第三者機関が提供する複数のデータを取得し、自動車メーカが要求する任意の形式のデータに加工して配信する。【解決手段】車両向けコネクテッドサービスにおいて、データ配信システム(共通基盤)10は、配信サーバ(OEMサーバ20)から、データ収集依頼で取得対象とされる対象データ及びその取得先に関する要件を示す第1の要件情報と、対象データを配信サーバに配信する際に求められるデータフォーマットに関する要件を示す第2の要件情報と、を受信する命令受付部と、第1の要件情報から取得対象とされる対象データを第1の要件情報から取得先とされる第三者機関40から取得するデータ取得部と、データ取得部が取得した対象データの夫々に対して、第2の要件情報に基づいて、データフォーマットの変換を行うデータ加工部と、データ加工部によるデータフォーマットの変換が行われた後の対象データを配信サーバに送信する配信部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、データ配信システム及びデータ配信方法に関し、車両にデータを配信する配信サーバに対して、複数の企業が保有する必要なデータを配信する車両向けのデータ配信システム及びデータ配信方法に適用して好適なものである。
現在、IoT(Internet of Things)を利用したサービスが世の中に浸透するなかで、特に自動車とインターネットとが繋がる車両向けの「コネクテッドサービス」の技術進歩が目まぐるしい。自動車メーカがコネクテッドサービスを提供するにあたり、アプリケーションへの入力となり得るデータとして、OEM(Original Equipment Manufacturer)や車両から収集されるプローブデータ(地図データ、位置情報、車部品の故障の有無、走行距離、速度等)の活用が現状としてある。
今後、車両向けのコネクテッドサービスはさらに多様化し、ユーザのニーズも複雑化していくことが想定され、OEMは第三者機関(third party)のデータを活用し、既存データと組み合わせることで付加価値を出して、新たなサービスを提供するシーンも出てくると考えられる。将来的にこれらの利用シーンを実現するためには、第三者機関から収集したデータを自動車メーカが要求する適切なデータに加工し提供する技術が必要となる。
このような利用シーンを実現する際に活用可能と考えられる従来技術として、例えば特許文献1には、車両に搭載されている車載器に必要な入力データを配信するために、フィルタ条件ファイルと1対1に紐付くデータを車両に配信する仕組みを有するデータ配信システムが開示されている。
特開2019-165444号公報
特許文献1に開示された技術によれば、上述した利用シーンの実現に際して、フィルタ条件の仕組みを活用することによって車両へのデータの配信制御が可能となる。しかしながら、車両向けのコネクテッドサービスにおいて上述した利用シーンを実現するためには、車両のデータ要求に対して、第三者機関から複数データを取得する仕組みと、取得した複数データを1つのデータに集約して車両が要求したデータ形式に加工する仕組みとが必要であり、特許文献1には、これらの仕組みについて開示されていない。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、第三者機関が提供する複数のデータを取得し、自動車メーカが要求する任意の形式のデータに加工して配信することが可能なデータ配信システム及びデータ配信方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、車両へのサービス提供元が所有する配信サーバからのデータ収集依頼に応じて、データを保有する1以上の第三者機関から1以上の対象データをそれぞれ取得し、前記配信サーバに配信するデータ配信システムであって、前記配信サーバから、前記データ収集依頼で取得対象とされる前記対象データ及びその取得先に関する要件を示す第1の要件情報と、前記対象データを前記配信サーバに配信する際に求められるデータフォーマットに関する要件を示す第2の要件情報と、を受信する命令受付部と、前記第1の要件情報から取得対象とされる前記対象データを、前記第1の要件情報から取得先とされる前記第三者機関から取得するデータ取得部と、前記データ取得部が取得した前記対象データのそれぞれに対して、前記第2の要件情報に基づいて、データフォーマットの変換を行うデータ加工部と、前記データ加工部による前記データフォーマットの変換が行われた後の前記対象データを前記配信サーバに送信する配信部と、を備えるデータ配信システムが提供される。
また、かかる課題を解決するため本発明においては、車両へのサービス提供元が所有する配信サーバからのデータ収集依頼に応じて、データを保有する1以上の第三者機関から1以上の対象データをそれぞれ取得し、前記配信サーバに配信するデータ配信システムによるデータ配信方法であって、前記配信サーバから、前記データ収集依頼で取得対象とされる前記対象データ及びその取得先に関する要件を示す第1の要件情報と、前記対象データを前記配信サーバに配信する際に求められるデータフォーマットに関する要件を示す第2の要件情報と、を受信する命令受付ステップと、前記命令受付ステップの後、前記第1の要件情報から取得対象とされる前記対象データを、前記第1の要件情報から取得先とされる前記第三者機関から取得するデータ取得ステップと、前記データ取得ステップで取得された前記対象データのそれぞれに対して、前記第2の要件情報に基づいて、データフォーマットの変換を行うデータ加工ステップと、前記データ加工ステップで前記データフォーマットの変換が行われた後の前記対象データを前記配信サーバに送信する配信ステップと、を備えるデータ配信方法が提供される。
本発明によれば、第三者機関が提供する複数のデータを取得し、自動車メーカが要求する任意の形式のデータに加工して配信することができる。
本発明の一実施形態に係るデータ配信システム10を用いた車両向けコネクテッドサービス1の概略構成例を示す図である。 共通基盤10の構成例を示すブロック図である。 ECU向けのデータ取得要件表17の一例を示す図である。 車両向けコネクテッドサービス1における全体処理の手順例を示すシーケンス図である。 データ取得処理の詳細な手順例を示すシーケンス図である。 データ取得処理における各種データの取り扱いのイメージを説明するための図である。 データ加工処理の詳細な手順例を示すシーケンス図である。 データ加工処理によるデータの変換イメージを説明するための図である。 ナビ向けのデータ取得要件表27の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳述する。
図1は、本発明の一実施形態に係るデータ配信システム10を用いた車両向けコネクテッドサービス1の概略構成例を示す図である。図1に示した車両向けコネクテッドサービス1は、数年後の実現が想定される次期コネクテッドサービスである。
本実施形態に係るデータ配信システム10は、車両30へのサービスの提供においてOEMサーバ20が車両30向けに提供するデータを、第三者機関(third party)40である企業A~企業Dの企業サーバ41~44から収集してOEMサーバ20に配信(提供)するデータ配信システムであって、以降では共通基盤10と称する。共通基盤10は、物理的なサーバ及びデータベースから構成されてもよいし、クラウドで構成されてもよい。
OEMサーバ20は、車両30にサービスを提供するサービス提供元(主に自動車メーカ)が保有している配信サーバであって、車両30及び共通基盤10と通信可能に構成される。OEMサーバ20は、車両30からのアプリケーションの起動や利用の要求に応じて、当該アプリケーションに必要なデータを第三者機関40の企業サーバ41~44から共通基盤10を介して受け取り、車両30に提供する役割を有する。なお、上記「アプリケーション」は、例えば、車両30に搭載されたアプリケーションであって、「アプリケーションに必要なデータ」とは、例えば、当該アプリケーションを起動・利用する場合に、ECU(Electronic Control Unit)等の車両30の車載器が必要とするデータに相当する。また、OEMサーバ20は、共通基盤10から受け取った第三者機関40のデータだけでなく、OEMサーバ20等が保持する既存データとも組合せることによって、付加価値を追加してサービスを提供してもよい。
第三者機関40は、本例では、企業A~企業Dで構成されるとし、各企業の企業サーバ41~44(データベースと考えてもよい)が、車両30が利用するアプリケーションで必要とされる様々なデータを保持し、共通基盤10からの要求に応じてこれらのデータを共通基盤10に提供する。第三者機関40が提供する「データ」は、アプリケーションの起動や利用に必要なデータであって、具体的には例えば、セキュリティーパッチ、画像、音声、動画、気候データ、交通情報、または地図データ等である。
図1を参照しながら、車両向けコネクテッドサービス1のおおよその振る舞いを説明すると、まず、車両30からOEMサーバ20に対して、アプリケーションの起動や利用の要求(以後、アプリ利用要求と称する)が依頼される。アプリ利用要求を受けたOEMサーバ20は、アプリ利用要求で求められているデータの収集を共通基盤10に要求する(以後、データ収集依頼と称する)。データ収集依頼を受けた共通基盤は、複数の第三者機関40(より厳密には企業サーバ41~44)から、データ収集依頼に応じたデータを取得及び加工した後、OEMサーバ20に提供する。そして、共通基盤10から提供された第三者機関のデータをOEMサーバ20が車両30に配信することにより、車両30からのアプリ利用要求に応える。
図2は、共通基盤10の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、共通基盤10は、命令受付部11、データ取得部12、データ加工部13、配信部14、及びデータ記憶部15を備えて構成される。
共通基盤10の構成のうち、命令受付部11、データ取得部12、データ加工部13、及び配信部14の各機能部は、共通基盤10が実装されるサーバ等のプロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit))が、所定のプログラムをメモリに読出して実行することによってそれぞれが有する機能が実現され、外部装置(OEMサーバ20や第三者機関40の企業サーバ41~44)とデータの送受信を行う際には、不図示のネットワークI/Fが用いられる。各機能部の詳細は、処理の説明で後述する。
共通基盤10のデータ記憶部15は、データベース等の記憶手段によって実現される。図2に示したように、データ記憶部15は、具体的には、企業IDマスタ16及びデータ取得要件表17を記憶する。
企業IDマスタ16は、各企業(OEMサーバ20の企業、及び第三者機関40の企業A~企業Dを含む)にユニークに割り当てられた企業IDを管理するマスタデータであって、共通基盤10によって管理されるデータである。より具体的には、企業IDマスタ16には、共通基盤10によるデータ収集のサービスを利用可能なOEMサーバ20の企業IDが管理される他、共通基盤10がデータ取得先として利用可能な第三者機関40の企業IDが管理される。なお、企業IDは、企業を単位として割り当てられるのではなく、各企業の情報処理システムを単位として(具体的には例えば、OEMサーバ20ごと、企業サーバ41~44ごとに)割り当てられてもよく、その場合、企業IDマスタ16は、各企業の情報処理システムに割り当てられた企業IDを管理するマスタデータとなる。
データ取得要件表17は、OEMサーバ20からのデータ収集依頼に応じて共通基盤10が第三者機関40から取得する必要があるデータの情報や、取得後のデータの変換方式の情報について定めた要件表であり、例えばテーブル形式のデータで実現される。データ取得要件表17のフォーマットは、共通基盤10を利用するユーザと、共通基盤10を構築するベンダとの間で仕様の取り決めを行うことで、柔軟にフォーマットの変換ができるように構成されることが好ましい。そして、データ取得要件表17の内容は、通常は、共通基盤10とOEMサーバ20との間で取り決められ、共通基盤10及びOEMサーバ20の双方で保持される。そして、アプリケーション側の仕様変更等によって、アプリ利用要求に対応して必要なデータ等が変わる場合(具体的には例えば、特定のデータについて取得の要・不要が変更される場合等)には、OEMサーバ20においてデータ取得要件表17のデータフォーマットの要件がカスタマイズされ、カスタマイズ後のデータ取得要件表17が共通基盤10に送信されてデータ記憶部15に格納されることで、共通基盤10とOEMサーバ20との間で同一内容のデータ取得要件表17を保持することができる。
図3は、ECU向けのデータ取得要件表17の一例を示す図である。図3に示したように、データ取得要件表17には、あるアプリケーション(アプリ)を起動または利用する際に必要なデータについて、車両30におけるデータの使用主体のモジュール171(例えばECU1、ECU2)ごとに要件が登録され、さらに、これらのデータ要件は、共通基盤10によるデータ取得の取得対象とされるデータとその取得先に関する要件を含む情報(要求データ172)と、共通基盤10が取得したデータをOEMサーバ20に配信する際に求められるデータフォーマットに関する要件を含む情報(データ変換方式173)と、に大別できる。
図3に示したデータ取得要件表17において、要求データ172は、データ名称1721、データの中身1722、フラグ1723、取得先企業コード1724、及びラベル1725の項目から構成される。
このうち、データ名称1721には、当該レコードの対象データの名称を示す情報が保持される。データ名称1721に保持されるデータの名称には、当該対象データの取得先の第三者機関40の企業と共通基盤10またはOEMサーバ20のユーザとの間で事前に取り決められたデータ名称が用いられる。また、データの中身1722には、当該対象データがデータ取得要求によって第三者機関40から提供された場合に、その実データが埋め込まれる。
フラグ1723には、当該レコードの対象データがデータの取得元であるOEMサーバ20が取得したいデータであるか否か(すなわち、データ取得が必要であるか否か)を示すフラグ情報が保持される。具体的には例えば、取得対象のデータである場合は「1」のフラグが設定され、取得対象外のデータである場合は「0」のフラグが設定される。詳細は後述するが、フラグ1723は、データ取得部12による制御に利用される。
取得先企業コード1724には、当該レコードの対象データのデータ取得先となる第三者機関40(企業A~企業D)の企業コードを示す情報が保持される。本例では、企業Aの企業コードを「aaaa」、企業Bの企業コードを「bbbb」、企業Cの企業コードを「cccc」、企業Dの企業コードを「dddd」とする。上記例のように、企業コードは企業ごと(より厳密には、各企業が保有する企業サーバ41~44ごと)にユニークなコードが割り当てられることで、企業コードから一意にデータ取得先の第三者機関40(厳密には企業サーバ41~44)を特定することができる。詳細は後述するが、取得先企業コード1724は、データ取得部12による制御に利用される。
ラベル1725には、データ取得先の第三者機関40(企業サーバ41~44)が管理しているデータベースから当該レコードの対象データを検索するためのキー情報として用いられる、ラベル情報が保持される。ラベル情報は特定の形態に限定されるものではないが、例えば、対象データの名称やデータ内容に関する検索ワードのような情報であってもよいし、また例えば、上記データベースにおける対象データの格納先を特定/絞り込みできるアドレス情報等であってもよい。詳細は後述するが、データ取得要求の際に、データ取得部12が、取得先企業コード1724で示される取得先の第三者機関40(企業サーバ41~44)に、ラベル1725に保持されるラベル情報を添えて送付することにより、データ取得要求を受領した第三者機関40(例えば企業サーバ41)は、対象データの検索を実施することができる。
また、図3に示したデータ取得要件表17において、データ変換方式173は、データ名称1731、データ形式1732、データ桁数1733、文字コード1734、及び暗号化形式1735の項目から構成される。上述したように、データ変換方式173は、データ取得要求によって第三者機関40(企業サーバ41~44)から取得したデータ(取得データ)に対して共通基盤10のデータ加工部13が実施する、データ変換(データ加工)に関する要件を定めたものであり、図3の場合は、取得データに文字データを想定した構成例が示されている。
データ名称1731は、取得データの名称を示す情報が保持され、これは、要求データ172の対応するレコードのデータ名称1721と同じである。そして、データ形式1732、データ桁数1733、文字コード1734、及び暗号化形式1735は、取得データに対してデータ加工部13が実施するデータ変換のフォーマット(データの形式、データの桁数、データ内の文字コード、データに掛けられる暗号化の形式)がそれぞれ保持される。
詳細は後述するが、データ加工部13は、このようなデータ変換方式173の要件に則った形式に取得データを加工することにより、複数の第三者機関40(企業サーバ41~44)からフォーマットの異なる取得データが取得された場合であっても、取得データごとのデータ変換を経て、複数の取得データの形式を揃えたりすることができる。
なお、本実施形態に係る共通基盤10において、第三者機関40から入力されるデータ(取得データ)は、上記例のような文字データに限定されず、画像データや音声データ等であることも想定される。そのため、データ取得要件表17は、各種のデータの形式に沿った変換方式で変換できるようにすることが好ましい。また、データ取得要件表17における各要件の登録内容(保持情報)は、ユーザの要件に合わせて柔軟にカスタマイズ可能とする。
図4は、車両向けコネクテッドサービス1における全体処理の手順例を示すシーケンス図である。図4では、一例として、企業Aの企業サーバ41と企業Bの企業サーバ42からデータを取得する場合について、全体的な処理手順が示されている。
図4によればまず、車両30から所定のアプリケーションの起動や利用の要求(アプリ利用要求)がOEMサーバ20に送信される(ステップS101)。アプリ利用要求を受信したOEMサーバ20は、独自に車両30と通信して、車両30や車両ユーザの認証を行い(ステップS102)、認証及び認可の結果を車両30に通知する(ステップS103)。そして上記通知後、OEMサーバ20が、必要なデータの収集要求(データ収集依頼)を共通基盤10に送信する(ステップS104)。より詳細には、ステップS104において、OEMサーバ20は、データ収集依頼の命令とともに(または命令に含めて)、自サーバの企業IDとデータ取得要件表17を共通基盤10に送信し、共通基盤10の命令受付部11がこれらを受信する。なお、命令受付部11は、ステップS104で新たなデータ取得要件表17を受信した場合、これをデータ記憶部15に記憶する。
次に、共通基盤10の命令受付部11は、ステップS104で受信したOEMサーバ20の企業IDを用いてOEMサーバ20の認証を行い(ステップS105)、認証及び認可の結果をOEMサーバ20に通知する(ステップS106)。より具体的には、ステップS105において、命令受付部11は、ステップS104で受信したOEMサーバ20の企業IDを、共通基盤10のデータ記憶部15に保持されている企業IDマスタ16と突合することによって、OEMサーバ20が共通基盤10によるサービスを利用可能であるか認証する。そして、ステップS105の認証によってOEMサーバ20の利用を認可した場合に、命令受付部11は、ステップS106において認証及び認可の結果をOEMサーバ20に通知するとともに、ステップS104で受信したデータ取得要件表17をデータ取得部12に送信する。
次に、共通基盤10では、データ取得部12が、命令受付部11から受領したデータ取得要件表17に基づいて、第三者機関40(本例では、企業Aの企業サーバ41と企業Bの企業サーバ42)に対してデータの取得要求(データ取得要求)を行う(ステップS107,S108)。ステップS107,S108でデータ取得要求を受け取った第三者機関40の企業サーバ41,42は、自身が管理しているデータベースから要求に沿ったデータを取得して共通基盤10のデータ取得部12に提供する(ステップS109,S110)。
次に、共通基盤10のデータ取得部12は、第三者機関40の企業サーバ41,42からそれぞれ提供されたデータに対してデータの集約(グルーピング)を実施する(ステップS111)。ステップS111におけるデータの集約は、第三者機関40から提供された複数のデータを、OEMサーバ20を保有する企業(サービス提供元)が車両30に提供するサービスに基づいたグループごとに、集約(グルーピング)することを意味する。「サービス提供元が車両30に提供するサービスに基づいたグループ」とは、例えば、アプリケーション単位のグループを意味し、具体的には図3に示したデータ取得要件表17の場合、モジュール171として管理される「ECU1」や「ECU2」に相当する。したがって、図3を参照しながら詳述すると、ステップS111においてデータ取得部12は、第三者機関40から提供された各データを、データ取得要件表17のモジュール171ごとに、第三者機関40から提供された各データをデータの中身1722に登録することによって、データを集約(グルーピング)する。その後、データ取得部12は、データ集約後のデータ取得要件表17をデータ加工部13に送付する。なお、上述したデータ取得部12及び第三者機関40(企業サーバ41,42)を中心に実行されるステップS107~S111の処理(データ取得処理)については、図5,図6を参照しながら詳細を後述する。
次に、共通基盤10のデータ加工部13が、データ取得部12から受領したデータ取得要件表17に基づいて、集約されたデータに対するフォーマット変換(データ加工)を実施する(ステップS112)。そして、共通基盤10の配信部14が、ステップS104のデータ収集依頼に対する返答として、データ加工部13による加工後のデータをOEMサーバ20に提供する(ステップS113)。なお、上述したデータ加工部13によって実施されるステップS112の処理(データ加工処理)については、図7,図8を参照しながら詳細を後述する。
そして、ステップS113で共通基盤10から提供されたデータを受領したOEMサーバ20は、独自の仕様に基づいてデータをパッケージングした後、車両30にデータを配信する(ステップS114)。この結果、車両30は、配信されたデータを用いて、アプリケーションの起動や利用を行うことができる(ステップS115)。
図5は、データ取得処理の詳細な手順例を示すシーケンス図である。図5に示すデータ取得処理は、図4のステップS107~S111の処理を詳細に示したものであり、主にデータ取得部12及び第三者機関40(例えば企業Aの企業サーバ41等)によって実行される。また、図6は、データ取得処理における各種データの取り扱いのイメージを説明するための図である。図6には、共通基盤10(厳密にはデータ取得部12)の他、図3で詳述したデータ取得要件表17、及び第三者機関40(企業A~企業D)に保持されているデータが表されている。
以下、図5及び図6を参照しながら、データ取得処理の詳細な手順について説明する。なお、図5の説明では、簡略のため、第三者機関40側の処理を企業Aの企業サーバ41に絞って説明するが、その他の第三者機関40(企業サーバ42~企業サーバ44)における処理も、企業サーバ41における処理と同様と考えてよい。
図5に示すデータ取得処理は、図4のステップS106において命令受付部11が認証及び認可の結果をOEMサーバ20に通知し、OEMサーバ20から受信したデータ取得要件表17をデータ取得部12に送信したあとから開始されている。
図5によればまず、共通基盤10のデータ取得部12は、命令受付部11から送信されたデータ取得要件表17を受領し(ステップS201)、受領したデータ取得要件表17を参照する(ステップS202)。
次いでデータ取得部12は、データ取得要件表17から読み取ったデータの取得先の第三者機関40(例えば企業サーバ41)に対して、データの取得を要求する(ステップS203)。
ステップS203の処理について詳述する。まず、データ取得部12は、データ取得要件表17の要求データ172のフラグ1723を確認し、フラグ1723の値が「1」となっている場合に、当該レコードのデータ名称1721に示されるデータが取得対象のデータであると判断する。この場合、データ取得部12はさらに、当該レコードの取得先企業コード1724に保持された企業コードを確認することにより、データ取得先の第三者機関40(例えば企業Aが保持する企業サーバ41や企業Bが保持する企業サーバ42)を特定することができる(図6のステップS203-1参照)。そして、データ取得部12は、上記特定したデータ取得先に、当該レコードのラベル1725に保持されたラベル情報を添えて、データ取得要求を送付する(図6のステップS203-2参照)。ラベル情報は、第三者機関40が内部で管理しているデータベースからどの情報を取得するかの検索キーとなり得る情報であり、このようなラベル情報を添えてデータ取得要求を送付することにより、第三者機関40側では取得対象のデータの検索が可能となる。一方、データ取得要件表17の要求データ172においてフラグ1723の値が「0」である場合は、当該レコードのデータ名称1721に示されるデータは取得対象外と判断できるため、データ取得部12は、当該データに関してデータ取得要求の送付は行わない。
次に、データ取得先の第三者機関40(例えば企業Aの企業サーバ41)が、ステップS203でデータ取得部12から送付されたデータ取得要求及びラベル情報を受領し、データ取得要求を受け付ける(ステップS204)。次いで、第三者機関40(例えば企業サーバ41)は、受領したラベル情報を検索キーとして活用して、内部で管理しているデータベースから必要なデータ(取得データ)を選別し、これをデータ取得部12に提供する(ステップS205)。なお、検索キーとして使用されるラベル情報のデータ数は、柔軟に変更できるものとする。
また、ステップS203~S205のデータのやり取りについては、一般的なセキュリティ対策が施されているとする。また、ステップS203において、データ取得部12から他の第三者機関40(例えば企業Bの企業サーバ42)に対してもデータ取得要求が送付された場合は、当該第三者機関40において同様に、取得データの選別及び提供が行われる。
次に、ステップS205で1以上の第三者機関40(企業サーバ41や企業サーバ42)から取得データを受信したデータ取得部12は、受信した各取得データを集約した上でデータ加工部13に送付する(ステップS206)。
ステップS206の処理について詳述する。まず、取得データの集約として、データ取得部12は、データ取得要件表17において取得データに対応するレコードのデータの中身1722に、取得データの実データを埋め込む。このとき、予め定められたフォーマットに則って取得データをデータの中身1722に埋め込むようにしてもよい。また、データ取得要件表17においてデータ取得要求の対象外のデータに対応するレコード(言い換えれば、フラグ1723の値が「0」であるレコード)のデータの中身1722には、例えば「null」値を埋め込むとしてもよい(図6のS206も参照)。そして、各レコードのデータの中身1722に対する上記埋め込みが完了した後、データ取得部12は、埋め込み後のデータ取得要件表17を、データ加工部13に送付する。
このようにステップS201~S206のデータ取得処理が行われることにより、共通基盤10のデータ取得部12は、データ取得要件表17(より詳細には要求データ172)に基づいて、OEMサーバ20によるデータ収集依頼(図4のステップS104)で所望されたデータを第三者機関40から取得し、データ加工部13に送ることができる。
図7は、データ加工処理の詳細な手順例を示すシーケンス図である。図7に示すデータ加工処理は、図4のステップS112の処理を詳細に示したものであり、データ加工部13によって実行される。
図7に示すデータ加工処理は、図4のステップS111においてデータ取得部12が第三者機関40から取得したデータを集約(グルーピング)し、データ集約後のデータ取得要件表17をデータ加工部13に送信したあとから開始されている。
図7によればまず、データ加工部13は、データ取得部12から送信されたデータ取得要件表17を受領し(ステップS301)、受領したデータ取得要件表17を参照する(ステップS302)。
次いでデータ加工部13は、データ取得要件表17から読み取ったデータ変換方式に則って、データ取得部12が第三者機関40(企業サーバ41~44)から取得したデータを変換(加工)する(ステップS303)。上記のデータ変換方法は、図3に例示したデータ取得要件表17において、データ変換方式173を構成するデータ名称1731以外の各項目(データ形式1732、データ桁数1733、文字コード1734、暗号化形式1735)の登録内容によって決定されるものであり、対象のデータごとに異なるデータ変換方式が登録されていてもよいし、モジュール171(例えばECU1やECU2)ごとに同一のデータ変換方式が登録されるとしてもよい。
図8は、データ加工処理によるデータの変換イメージを説明するための図である。図8には、図7のステップS303でデータ変換(データ加工)が行われる前のデータ取得要件表17A、及びデータ変換後のデータ取得要件表17Bについて、データ変換の前後で変化する部分(具体的には、実データが埋め込まれるデータの中身1722)が示されている。なお、図8に記載されているデータ取得要件表17A,17Bは、図3や図6に例示したデータ取得要件表17と同様の構成を有する。また、データ取得要件表17Aは、図6においてS206の処理を経て集約(グルーピング)したデータ取得要件表17の一部に対応するものであり、データの中身1722を例示したものである。
図8に示したデータ変換前のデータ取得要件表17Aとデータ変換後のデータ取得要件表17Bとを比較すると、「ECU1」、「ECU2」何れの要求データ172においても、実データが埋め込まれている(null以外の情報が保持されている)レコードにおけるデータの中身1722が、データ変換の前後で変化していることが分かる。具体的には例えば、「ECU2」の「データA」の場合、データ変換前のデータ取得要件表17Aにおけるデータの中身1722は「○○○○」となっているが、データ変換後のデータ取得要件表17Bにおけるデータの中身1722は「□□□□」となっている。これは、データAに対応するレコードにおけるデータ変換方式173の登録内容に則ってデータ変換(データ加工)が行われたことにより、データAの実データが「○○○○」から「□□□□」に変換(加工)されたことを意味する。一方、「ECU1」の「データA」のように、データ取得要件表17Aにおけるデータの中身1722が取得対象外のデータを意味する「null」であった場合には、データ取得要件表17Bにおけるデータの中身1722も「null」のままである。すなわち、取得対象外のデータに関しては、特段のデータ変換を行わないとしてもよい。かくして、図8に示したデータ取得要件表17Bは、第三者機関40から取得した複数の取得データについて、「ECU1」や「ECU2」といったモジュール171を単位として集約し、さらにデータ変換を行った結果を保持することができるものであり、換言すれば、複数の取得データを統合したデータを保持することができる。
図7の説明に戻る。上述したようにステップS303でデータ変換を行った後、データ加工部13は、データ変換後の実データを埋め込んだデータ取得要件表17(図8のデータ取得要件表17Bに相当)を配信部14に送付する(ステップS304)。
このようにステップS301~S304のデータ加工処理が行われることにより、共通基盤10のデータ加工部13は、データ取得要件表17(より詳細にはデータ変換方式173)に基づいて、第三者機関40から取得したデータを変換(加工)した上で配信部14に送ることができる。すなわち、前述したデータ取得処理によって複数の第三者機関40(企業サーバ41~44)からフォーマットの異なるデータが取得された場合であっても、データ加工処理が行われることにより、例えば「ECU1」や「ECU2」といったモジュール171ごとに取得データのフォーマットを統合したり、アプリケーションが取得データを利用する際に好適なフォーマットに取得データを変換したりすることができる。この結果、配信部14は、アプリケーション(またはOEMサーバ20)にとって好適なフォーマットで、取得データをOEMサーバ20に配信することができる。
なお、本説明では、データ取得処理において、データ取得部12が、第三者機関40から取得したデータ(取得データ)をデータ取得要件表17のデータの中身1722に埋め込んだ上でデータ加工部13にデータ取得要件表17を送付し、データ加工処理において、データ加工部13がデータ取得要件表17のデータの中身1722に埋め込まれた取得データに対してデータ変換を行う方法を説明したが、本実施形態に係る共通基盤10において取得データを扱う方法は上記方法に限定されない。具体的には例えば、データ取得要件表17がデータの中身1722を持たない構成とした場合には、データ取得処理においてデータ取得部12は第三者機関40から取得した取得データを、データ取得要件表17とともにデータ加工部13に送付し、データ加工処理においてデータ加工部13は、データ取得要件表17に基づいて、別途送付された取得データに対してデータ変換を行う、としてもよい。
以上に説明したように、本実施形態に係る共通基盤10(データ配信システム10)は、車両30が必要とするデータの要求に対して、OEMサーバ20から受領したデータ取得要件表17の要求データ172に記載された情報(データ取得の要否を示すフラグ、データ取得先の第三者機関40の企業ID、データ取得先における検索キーとなるラベル情報)に基づいて、取得対象のデータを第三者機関40(企業サーバ41~44)からそれぞれ取得することにより、第三者機関40から複数データを取得する仕組みを実現することができる。この結果、共通基盤10では、1以上の第三者機関40から1以上のデータをそれぞれ取得することができるため、OEMサーバ20が必要とする複数のデータを共通基盤10でまとめて収集することが可能となる。
さらに、本実施形態に係る共通基盤10(データ配信システム10)は、第三者機関40から取得した各データを集約し、これら集約された各データに対して、データ取得要件表17のデータ変換方式173に記載された情報(データ形式、データ桁数、文字コード、暗号化形式)に基づいて、データ変換(データ加工)を実施することにより、取得した複数データを1つのデータに集約して車両が要求したデータ形式に加工する仕組みを実現することができる。この結果、共通基盤10が収集したデータをOEMサーバ20に配信した際、OEMサーバ20における処理負荷を軽減する効果が得られる。
かくして、本実施形態に係る共通基盤10(データ配信システム10)によれば、第三者機関40(企業サーバ41~44)が提供する複数のデータを取得し、自動車メーカが要求する任意の形式のデータに加工してOEMサーバ20に配信する技術を実現することができる。
なお、上述した本実施形態の説明では、車両30側でアプリケーションを起動または利用するときにECU等が必要とするデータを、データ配信システム10(共通基盤10)が第三者機関40から取得してOEMサーバ20に配信することを例としたが、本実施形態に係るデータ配信システム10(共通基盤10)を適用可能な範囲は、ECU等の上記例に限定されるものではない。本実施形態に係る共通基盤10は、他にも例えば、車両30に搭載されたヒューマンマシンインタフェース(HMI:Human Machine Interface)の装置を用いて、ユーザが第三者機関40が提供するコンテンツ情報(第三者機関が独自に開発したアプリケーション)を取得しようとする場合にも適用可能である。
上記のHMIを利用したデータ取得について、例えば、車両に搭載されているカーナビゲーションシステム(ナビ)を例にとって説明すると、まず、ユーザがナビの画面を操作して取得したいコンテンツ情報を選択することにより、選択したコンテンツ情報のデータ取得がOEMサーバ20に依頼される。このとき、車両向けコネクテッドサービス1は、図4のステップS101の「アプリ利用要求」を「コンテンツ情報のデータ取得依頼」に置き換えることにより、図4のシーケンス図に沿って以後の全体処理を進めることができる。
そしてコンテンツ情報のデータ取得依頼を受けたOEMサーバ20は、データ収集依頼の際に(図2のステップS104)、当該コンテンツ情報を取得するための要件が記載されたナビ向けのデータ取得要件表27を共通基盤10に送付する。図9は、ナビ向けのデータ取得要件表27の一例を示す図である。図9に例示したデータ取得要件表27は、図3に例示したECU向けのデータ取得要件表17と同様のデータ構成を有するため、詳細な説明は省略する。
そして、共通基盤10はOEMサーバ20から受領したデータ取得要件表27に基づいて、第三者機関40からコンテンツ情報のデータ取得を行い(データ取得処理)、取得したコンテンツ情報に対してデータ変換を行った(データ加工処理)うえで、OEMサーバ20にコンテンツ情報を配信することができる。なお、データ取得処理には図5のシーケンス図を流用可能であり、データ加工処理には、図7のシーケンス図を適用可能である。
以上に説明したように、本実施形態に係るデータ配信システム10(共通基盤10)を用いた車両向けコネクテッドサービス1によれば、HMIにおけるコンテンツ情報の配信の仕組みも実現することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、図面において制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実施には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 車両向けコネクテッドサービス
10 データ配信システム(共通基盤)
11 命令受付部
12 データ取得部
13 データ加工部
14 配信部
15 データ記憶部
16 企業IDマスタ
17(17A,17B),27 データ取得要件表
20 OEMサーバ
30 車両
40 第三者機関
41~44 企業サーバ

Claims (8)

  1. 車両へのサービス提供元が所有する配信サーバからのデータ収集依頼に応じて、データを保有する1以上の第三者機関から1以上の対象データをそれぞれ取得し、前記配信サーバに配信するデータ配信システムであって、
    前記配信サーバから、前記データ収集依頼で取得対象とされる前記対象データ及びその取得先に関する要件を示す第1の要件情報と、前記対象データを前記配信サーバに配信する際に求められるデータフォーマットに関する要件を示す第2の要件情報と、を受信する命令受付部と、
    前記第1の要件情報から取得対象とされる前記対象データを、前記第1の要件情報から取得先とされる前記第三者機関から取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部が取得した前記対象データのそれぞれに対して、前記第2の要件情報に基づいて、データフォーマットの変換を行うデータ加工部と、
    前記データ加工部による前記データフォーマットの変換が行われた後の前記対象データを前記配信サーバに送信する配信部と、
    を備えることを特徴とするデータ配信システム。
  2. 前記第1の要件情報には、取得先の前記第三者機関において取得対象の前記対象データを抽出する際に利用可能な検索キーとなるラベル情報がさらに含まれ、
    前記データ取得部は、前記取得先の前記第三者機関に前記対象データの取得を要求する際に、当該対象データの前記ラベル情報を合わせて送付する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ配信システム。
  3. 前記第1の要件情報では、前記データ収集依頼で取得対象とされる複数の前記対象データが、前記サービス提供元が提供するサービスに基づいたグループに分けて管理され、
    前記データ取得部は、前記第三者機関から取得した複数の前記対象データを前記グループごとに集約し、
    前記データ加工部は、前記データ取得部で集約された複数の前記対象データのそれぞれに対して、前記データフォーマットの変換を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ配信システム。
  4. 前記サービス提供元に予め割り当てられた企業識別子のマスタデータを保持するデータ記憶部をさらに備え、
    前記命令受付部は、前記配信サーバから前記サービス提供元の前記企業識別子が付された前記データ収集依頼を受信し、当該企業識別子を前記マスタデータと照合することによって前記サービス提供元の認証を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ配信システム。
  5. 前記マスタデータには、前記第三者機関を構成する各企業に予め割り当てられた企業識別子がさらに含まれ、
    前記第1の要件情報には、前記データ収集依頼で取得対象とされ得る複数の候補データについて取得対象であるか否かを制御するためのフラグ情報と、それぞれの前記候補データを保有する前記第三者機関の前記企業識別子と、がさらに含まれ、
    前記データ取得部は、前記第1の要件情報の前記フラグ情報に基づいて、前記データ収集依頼で取得対象とされる前記対象データを判断し、前記第1の要件情報において当該対象データに対応する前記企業識別子を前記マスタデータと照合することによって、当該対象データの取得先を判断する
    ことを特徴とする請求項4に記載のデータ配信システム。
  6. 前記第1の要件情報及び前記第2の要件情報は、テーブル形式の要件表データによって管理され、
    前記要件表データは、さらに、前記データ取得部によって前記第三者機関から取得された前記対象データまたは前記データ加工部による前記データフォーマットの変換が行われた後の前記対象データを埋め込み可能とする
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ配信システム。
  7. 前記車両の車載器によってアプリケーションの利用が要求される場合、または、前記車両に搭載されたヒューマンマシンインタフェースに対するユーザ操作を契機として前記第三者機関が提供するコンテンツ情報の利用が要求される場合に、前記命令受付部は、前記配信サーバからの前記データ収集依頼を受信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ配信システム。
  8. 車両へのサービス提供元が所有する配信サーバからのデータ収集依頼に応じて、データを保有する1以上の第三者機関から1以上の対象データをそれぞれ取得し、前記配信サーバに配信するデータ配信システムによるデータ配信方法であって、
    前記配信サーバから、前記データ収集依頼で取得対象とされる前記対象データ及びその取得先に関する要件を示す第1の要件情報と、前記対象データを前記配信サーバに配信する際に求められるデータフォーマットに関する要件を示す第2の要件情報と、を受信する命令受付ステップと、
    前記命令受付ステップの後、前記第1の要件情報から取得対象とされる前記対象データを、前記第1の要件情報から取得先とされる前記第三者機関から取得するデータ取得ステップと、
    前記データ取得ステップで取得された前記対象データのそれぞれに対して、前記第2の要件情報に基づいて、データフォーマットの変換を行うデータ加工ステップと、
    前記データ加工ステップで前記データフォーマットの変換が行われた後の前記対象データを前記配信サーバに送信する配信ステップと、
    を備えることを特徴とするデータ配信方法。
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