JP2022020412A - Image processing device and information processing system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、原稿の画像データを取得する画像処理装置および情報処理システムに関し、特に原稿の画像データを分類して保存するための技術に関する。 The present invention relates to an image processing device and an information processing system for acquiring image data of a manuscript, and more particularly to a technique for classifying and storing image data of a manuscript.
画像処理装置としては、複合機(MFP)、コピー機、ファクシミリ装置などがある。このような画像処理装置においては、読取った原稿の画像データを自動的に分類できることが望ましい。 The image processing device includes a multifunction device (MFP), a copier, a facsimile machine, and the like. In such an image processing apparatus, it is desirable that the image data of the scanned document can be automatically classified.
特許文献1に記載の文書管理装置では、読取られた文書の画像データの分類が私的文書又は公的文書の何れであるかについて、ユーザーが予め設定を行う必要がある。このため、読取られた文書の画像データの分類(私的文書又は公的文書)を自動的に設定することができない。
In the document management device described in
また、特許文献1に記載の文書管理装置は、ユーザーによる上記の設定に従って、読取られた文書の画像データを大分類としての「私的文書」又は「公開文書」に分類し、更に、読取られた文書の画像データに対してレイアウト解析を行い、レイアウト解析結果に基づいて、中分類としての「写真文書」、「オフィス文書」又は「情報収集文書」の何れの分類であるかを特定し、特定された分類に対応するフォルダに、読取られた文書の画像データを保存している。このように、読取られた文書の画像データを、文書画像のレイアウトに基づいて分類するので、文書画像全体の内容又は特徴に基づいて分類するものではない。よって、文書画像の分類が適確に行われているとは言い難い。
Further, the document management device described in
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、原稿の画像全体の特徴に基づき当該原稿の画像の分類を特定することを可能にし、特定された分類に対応するフォルダに、当該原稿の画像を示す画像データを保存することを可能することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and makes it possible to specify the classification of the image of the manuscript based on the characteristics of the entire image of the manuscript. The purpose is to be able to save image data indicating an image.
本発明の一局面にかかる画像処理装置は、原稿の画像データを取得する画像取得部と、ユーザーによる操作で設定及び指示が入力される操作部と、前記操作部に入力される指示に従ってトレーニングモード又は分類モードを設定する制御部と、を備え、前記制御部は、前記操作部への操作により前記トレーニングモードが設定された場合には、前記画像取得部により画像データが取得された原稿の画像の特徴を抽出して、当該原稿の画像の特徴を示すデータを、当該原稿の分類を判別するための学習データとして収集し、前記操作部への操作により前記分類モードが設定された場合には、前記画像取得部により画像データが取得された原稿の画像の特徴を抽出して、当該原稿の画像の特徴及び前記学習データに基づき当該原稿の分類を判別し、当該判別した分類を示す情報を当該原稿の画像データに付加し、予め定められた記憶先のフォルダ内において当該判別した分類と一致する名称の宛先フォルダの有無を確認し、当該一致する名称の宛先フォルダがない場合、当該一致する名称の宛先フォルダを作成させて、当該宛先フォルダに当該原稿の画像データを記憶させるものである。 The image processing apparatus according to one aspect of the present invention has an image acquisition unit for acquiring image data of a document, an operation unit for inputting settings and instructions by user operation, and a training mode according to instructions input to the operation unit. Alternatively, the control unit includes a control unit for setting the classification mode, and the control unit is an image of a document whose image data is acquired by the image acquisition unit when the training mode is set by operating the operation unit. When the characteristics of the original are extracted, data showing the characteristics of the image of the original is collected as learning data for determining the classification of the original, and the classification mode is set by the operation to the operation unit. , The characteristics of the image of the manuscript whose image data has been acquired by the image acquisition unit are extracted, the classification of the manuscript is discriminated based on the characteristics of the image of the manuscript and the learning data, and the information indicating the discriminated classification is obtained. It is added to the image data of the manuscript, and it is confirmed whether there is a destination folder with a name that matches the determined classification in the predetermined storage destination folder, and if there is no destination folder with the matching name, the match is made. A destination folder with a name is created, and the image data of the manuscript is stored in the destination folder.
また、本発明の一局面にかかる情報処理システムは、上記の画像処理装置と、情報処理装置とを備え、ネットワークを介して前記画像処理装置と前記情報処理装置とが接続可能な情報処理システムであって、前記情報処理装置は、前記予め定められた記憶先のフォルダとしての共有フォルダを有する記憶部を備え、前記画像処理装置の前記制御部は、前記操作部に対する接続確立のための情報入力により、前記情報処理装置への接続状態を確立し、当該情報処理装置の前記記憶部の前記共有フォルダへのアクセスが可能な状態とし、当該共有フォルダ内において当該判別した分類と一致する名称の宛先フォルダの有無を確認し、当該一致する名称の宛先フォルダがない場合、当該一致する名称の宛先フォルダを作成させて、当該宛先フォルダに当該原稿の画像データを記憶させるものである。 Further, the information processing system according to one aspect of the present invention is an information processing system including the above image processing device and the information processing device, and the image processing device and the information processing device can be connected to each other via a network. Therefore, the information processing device includes a storage unit having a shared folder as a predetermined storage destination folder, and the control unit of the image processing device inputs information for establishing a connection to the operation unit. Establishes a connection state to the information processing device, makes it possible to access the shared folder of the storage unit of the information processing device, and a destination having a name matching the determined classification in the shared folder. The existence of the folder is confirmed, and if the destination folder with the matching name does not exist, the destination folder with the matching name is created, and the image data of the manuscript is stored in the destination folder.
本発明によれば、原稿の画像を読み取って、原稿の画像全体の特徴に基づき当該原稿の画像を分類することができ、特定された分類に対応するフォルダに、当該原稿の画像を示す画像データを保存することができる。 According to the present invention, the image of the manuscript can be read and the image of the manuscript can be classified based on the characteristics of the entire image of the manuscript, and the image data showing the image of the manuscript can be stored in the folder corresponding to the specified classification. Can be saved.
以下、本発明の一実施形態にかかる画像処理装置について図面を参照して説明する。 Hereinafter, the image processing apparatus according to the embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明の第1実施形態にかかる画像処理装置を示す断面図である。図1に示すように本実施形態の画像処理装置10は、例えばコピー機能、プリンター機能、ファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えたMFP(画像形成装置)である。この画像処理装置10は、画像読取部11と、画像形成部12とを備えている。
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an image processing apparatus according to the first embodiment of the present invention. As shown in FIG. 1, the
画像読取部11は、原稿の画像を光学的に読み取る撮像素子を有しており、この撮像素子のアナログ出力がデジタル信号に変換されて、原稿の画像を示す画像データが生成される。画像読取部11は、特許請求の範囲における画像取得部の一例である。
The
画像形成部12は、上記画像データによって示される画像を記録紙に形成するものであり、マゼンタ用の画像形成ユニット3M、シアン用の画像形成ユニット3C、イエロー用の画像形成ユニット3Y、及びブラック用の画像形成ユニット3Bkを備えている。各画像形成ユニット3M、3C、3Y、及び3Bkのいずれにおいても、感光体ドラム4の表面を均一帯電させ、感光体ドラム4の表面を露光して、感光体ドラム4の表面に静電潜像を形成し、感光体ドラム4の表面の静電潜像をトナー像に現像して、感光体ドラム4の表面のトナー像を中間転写ベルト5に1次転写する。これにより、カラーのトナー像が中間転写ベルト5上に形成される。このカラーのトナー像は、中間転写ベルト5と2次転写ローラー6の間のニップ域Nにおいて給紙部14から搬送路8を通じて搬送されてきた記録紙Pに2次転写される。
The
この後、定着装置15で記録紙Pが加熱及び加圧されて、記録紙P上のトナー像が熱圧着により定着され、更に記録紙Pが排出ローラー16を通じて排出トレイ17に排出される。
After that, the recording paper P is heated and pressurized by the
次に、図2は、本実施形態の画像処理装置10の主要内部構成を示すブロック図である。図2に示すように本実施形態の画像処理装置10は、画像読取部11と、画像形成部12と、表示部21と、操作部22と、タッチパネル23と、ネットワークインターフェイス部91と、画像メモリー26と、画像処理部27と、記憶部28と、制御ユニット29とを備えている。これらの構成要素は、互いにバスを通じてデータ又は信号の送受信が可能とされている。
Next, FIG. 2 is a block diagram showing a main internal configuration of the
表示部21は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(OLED:Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイなどの表示装置である。操作部22は、テンキー、決定キー、スタートキーなどの物理キーを備えている。
The
表示部21の画面には、タッチパネル23が配置されている。タッチパネル23は、所謂抵抗膜方式や静電容量方式などのタッチパネルであって、タッチパネル23に対するユーザーの指などの接触(タッチ)をその接触位置とともに検知して、その接触位置の座標を示す検知信号を制御ユニット29の後述する制御部31などに出力する。
A
ネットワークインターフェイス部91は、ローカルエリア内、又はインターネット上の端末装置やサーバー等の外部装置と種々のデータの送受信を行うものである。ネットワークインターフェイス部91は、特許請求の範囲における画像取得部の一例である。本発明の一実施形態に係る画像処理装置は、画像読取部11又はネットワークインターフェイス部91の少なくとも一方を備える。
The
画像メモリー26には、画像読取部11により読取られた原稿の画像を示す画像データが記憶される。また、制御部31は、画像処理部27として機能する。画像処理部27は、画像メモリー26内の画像データに対して、シェーディング補正などの様々な画像処理を施す。
The
なお、画像処理部27は、制御部31及び制御ユニット29とは別個に設けられていてもよい。この場合、制御部31及び画像処理部27が特許請求の範囲における制御部の一例となる。
The
記憶部28は、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)などの大容量の記憶装置であって、各種のアプリケーションプログラムや種々のデータを記憶している。
The
制御ユニット29は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)などから構成される。プロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はMPU(Micro Processing Unit)等である。制御ユニット29は、上記のROM又は記憶部28に記憶された制御プログラムが上記のプロセッサーで実行されることにより、制御部31として機能する。
The
制御部31は、画像処理装置10を統括的に制御する。制御ユニット29は、画像読取部11、画像形成部12、表示部21、操作部22、タッチパネル23、ネットワークインターフェイス部91、画像メモリー26、画像処理部27、及び記憶部28などと接続されている。制御部31は、これらの構成要素の動作制御や、該各構成要素との間での信号またはデータの送受信を行う。
The
制御部31は、画像処理装置10による画像形成に必要な各種の処理などを実行する処理部としての役割を果たす。また、制御部31は、タッチパネル23から出力される検知信号あるいは操作部22の物理キーの操作に基づき、ユーザーにより入力された操作指示を受け付ける。更に、制御部31は、表示部21の表示動作を制御する機能、及びネットワークインターフェイス部91の通信動作を制御する機能を有する。
The
このような構成の画像処理装置10において、例えば、ユーザーが、原稿を画像読取部11にセットし、操作部22又はタッチパネル23を操作して、コピーの実行を指示すると、制御部31は、画像読取部11により原稿の画像を読取らせ、該原稿の画像を示す画像データを画像メモリー26に記憶させる。画像処理部27は、画像データに対して各種の処理を施す。画像形成部12は、画像データを画像メモリー26から取得して、該画像データによって示される原稿の画像を記録紙に形成する。
In the
また、ユーザーによる操作で操作部22又はタッチパネル23に、原稿の種類(つまり、分類)を示すタグ名と、トレーニングモードの設定と、画像読取部11による原稿の画像の読取りの実行指示が入力され、制御部31が、トレーニングモードの設定、当該タグ名、及び読取実行指示を受け付けた場合、制御部31は、画像処理装置10をトレーニングモードに設定し、画像読取部11による原稿の画像の読取り、画像メモリー26への画像データの記憶、及び画像処理部27による画像データの処理を行わせる。更に、制御部31は、画像メモリー26に記憶された当該画像データに基づき、読み取られた原稿の画像の特徴を抽出する処理を実行する。そして、制御部31は、このように抽出した、該原稿の画像の特徴を示すデータを、上記タグ名により示される原稿の分類を判別するための学習データとして収集する。
Further, by the user's operation, the tag name indicating the type (that is, classification) of the original, the setting of the training mode, and the execution instruction of the
この後、ユーザーが、更なる原稿を画像読取部11にセットし、当該ユーザーによる操作で、操作部22又はタッチパネル23に、分類モードの設定と、画像読取部11による原稿の画像の読取りの実行指示とが受け付けられると、制御部31は、分類モードを設定し、画像読取部11による当該原稿の画像の読取り、画像メモリー26への画像データの記憶、及び画像処理部27による画像データの処理を行わせる。この後、制御部31は、更に、画像メモリー26内の当該画像データに基づき当該原稿の画像の特徴を抽出する処理を実行し、当該原稿の画像の特徴、及び上記のようにして収集されている学習データに基づき、当該原稿の分類を示すタグ名を判別し、当該判定したタグ名を示す情報を、当該原稿の画像データに付加する。すなわち、制御部31は、このようにタグ名を示す情報を付加することにより該他の原稿を分類する。
After that, the user sets a further document in the
従って、制御部31は、トレーニングモードに設定している状態では、画像読取部11により読取られた原稿の画像の特徴を示すデータを、操作部22又はタッチパネル23に入力されたタグ名が示す原稿の分類として判別するための学習データとして収集する。また、制御部31は、分類モードに設定している状態では、画像読取部11により読み取られた原稿の画像から抽出した当該原稿の画像の特徴と、この時点で収集されている学習データとを比較することで、当該原稿の画像の特徴と一致又は近似する特徴を示す学習データに対応付けられているタグ名を判別する。そして、制御部31は、当該タグ名を示す情報を、当該読み取られた原稿の画像に付加することにより、当該読み取られた原稿の画像を分類する。なお、制御部31は、分類モードに設定している状態でも、画像読取部11により読取られた原稿の画像の特徴を示すデータを、タグ名を判別するための学習データとして収集する。
Therefore, in the state where the
次に、上記トレーニングモードでの処理手順を、図3に示すフローチャートなどを参照して詳細に説明する。 Next, the processing procedure in the training mode will be described in detail with reference to the flowchart shown in FIG.
まず、管理者(特定のユーザー)は、操作部22又はタッチパネル23を操作して、ドキュメント分類機能の実行の指示を入力する。操作部22又はタッチパネル23が当該指示の入力を受け付けると、制御部31は、当該指示に応じて図4に示すような分類機能入力画面G1を表示部21に表示させる(S101)。この図4に示す分類機能入力画面G1には、トレーニングモードの実行指示を入力するためのキーK11、分類モードの実行指示を入力するためのキーK12、及び識別情報IDを入力するためのテキストボックスTB1が表示されている。
First, the administrator (specific user) operates the
管理者による操作部22又はタッチパネル23の操作により、当該管理者の識別情報IDがテキストボックスTB1に入力され、トレーニングモードのキーK11が押下されると、制御部31は、テキストボックスTB1に入力された識別情報IDが当該管理者の識別情報IDに一致するか否かを認証する(S102)。制御部31が、テキストボックスTB1に入力された識別情報IDが当該管理者の識別情報IDに一致すると判定した場合(S102でYES)、画像処理装置10をトレーニングモードに設定する(S103)。尚、制御部31が、テキストボックスTB1に入力された識別情報IDが当該管理者の識別情報IDに一致しないと判定した場合(S102でNO)、制御部31は、トレーニングモードを設定せず、処理は終了する。
By the operation of the
このようにトレーニングモードが設定されている状態で、管理者が、原稿を画像読取部11にセットし、操作部22又はタッチパネル23を操作して、スキャンの実行指示を入力すると、制御部31は、当該入力されたスキャンの実行指示に従って、画像読取部11により原稿の画像を読取らせ、画像読取部11から出力された原稿の画像を示す画像データを画像メモリー26に記憶させる。画像処理部27は、画像データに対して各種の処理を施す(S104)。このトレーニングモードでの画像処理部27による各種の処理は、後で述べるS109において原稿の画像の特徴を正確に抽出させるために行われる予備処理であって、画像の濃度、コントラスト、エッジ、及びコーナーについてこれらを強調する処理等である。
When the administrator sets the document in the
この後、制御部31は、図5に示すようなトレーニングモード設定画面G2を表示部21に表示させる(S105)。この図5に示すトレーニングモード設定画面G2には、画像読取部11により読取られた原稿の画像D1、既に設定されている各タグ名に対応付けられたそれぞれのキーK21、K22、K23、K24、K25…、新たな原稿の分類を示すタグ名を記入するためのテキストボックスTB2、及びOKキーK20が表示されている。
After that, the
管理者は、表示部21に表示されている原稿の画像D1を確認し、各キーK21、K22、…が示すいずれかのタグ名が、該原稿の分類を示すと判断した場合は、各キーK21、K22、…のうち、当該原稿の分類を示すタグ名を示すキーにタッチ操作し、また各キーK21、K22、…が示すいずれのタグ名も、該原稿の分類を示すタグ名ではないと判断した場合は、操作部22又はタッチパネル23を操作して、新たな原稿の分類を示すタグ名をテキストボックスTB2に入力して、OKキーK20にタッチ操作する。
When the administrator confirms the image D1 of the manuscript displayed on the
制御部31は、タッチパネル23を通じて各キーK21、K22、…のいずれかのタッチ操作を検出すると(S106「キー」)、該指示されたキーに対応付けられているタグ名を取得する(S107)。また、制御部31は、タッチパネル23を通じてOKキーK20のタッチ操作を検出すると(S106「タグ名」)、テキストボックスTB2に入力されたタグ名を取得する(S108)。
When the
そして、制御部31は、画像メモリー26内の原稿の画像D1を示す画像データを解析して、原稿の画像D1の特徴を抽出する(S109)。
Then, the
更に、制御部31は、S109で抽出した当該原稿の画像D1の特徴を示すデータを、S107又はS108で取得したタグ名が示す、当該原稿の分類を判別するための例えばディープラーニング用の学習データとして収集する(S110)。制御部31は、このディープラーニングの学習データを記憶部28に記憶させる(S110)。
Further, the
上記では、制御部31による画像データの解析及び画像の特徴抽出の対象とされるのは、画像読取部11により読み取られた原稿画像とされているが、これに代えて、ネットワークインターフェイス部91により上記端末装置又はサーバー等から取得された画像を、画像データの解析及び画像の特徴抽出の対象としてもよい。
In the above, the target of image data analysis and image feature extraction by the
例えば、原稿の分類を示すタグ名は、契約書、領収書、証明書、招待状、又はポスターなどである。また、制御部31は、画像処理部27により、原稿の画像の特徴として、画像の色相、コントラスト、色数、又は濃度などの要素を抽出する。学習データは、制御部31が行う上記ディープラーニングによる学習に用いられる。
For example, the tag name indicating the classification of the manuscript may be a contract, a receipt, a certificate, an invitation, or a poster. Further, the
例えば、管理者が、招待状を画像読取部11にセットし、操作部22又はタッチパネル23を操作して、トレーニングモードの設定を入力し、「招待状」をタグ名として入力すると共に、スキャンの実行を指示したものとする。制御部31は、タグ名として「招待状」を取得し、画像読取部11により招待状の画像を読取らせて、招待状の画像を示す画像データを画像メモリー26に記憶させ、画像処理部27により画像データに対して各種の処理を施させる。そして、制御部31は、招待状の画像の特徴を抽出し、該招待状の画像の特徴を示すデータを、当該原稿の分類を判別するための学習データとして収集する。
For example, the administrator sets the invitation card in the
図7は、原稿の画像の特徴である画像の色相、コントラスト、色数、濃度と、タグ名である招待状、領収書との対応関係を例示する図表Aである。トレーニングモードでは、図7の図表Aに示すように、管理者により入力された各タグ名に対応する画像の特徴として、画像の色相、コントラスト、色数、濃度の組み合わせが用いられる例を示している。この例では、タグ名として、招待状及び領収書が用いられる場合を示している。 FIG. 7 is Chart A illustrating the correspondence between the hue, contrast, number of colors, and densities of the image, which are the characteristics of the image of the manuscript, and the invitation letter and the receipt, which are the tag names. In the training mode, as shown in Chart A of FIG. 7, an example is shown in which a combination of hue, contrast, number of colors, and density of an image is used as a feature of an image corresponding to each tag name input by the administrator. There is. In this example, an invitation and a receipt are used as the tag name.
トレーニングモードが設定された状態で、管理者は、原稿を画像読取部11にセットし、操作部22又はタッチパネル23を操作して、原稿の分類を示すタグ名を入力すると共に、スキャンの実行を指示する。制御部31は、画像読取部11により読取られた原稿の画像の特徴を抽出し、当該原稿の画像の特徴を示すデータを、該原稿の分類を判別するための学習データとして収集する。
With the training mode set, the administrator sets the document in the
本実施形態では、原稿の分類を判別するための処理に、ディープラーニングが用いられる。図6は、制御部31が行うディープラーニングの概念を示す図である。この図6に示すディープラーニングでは、入力層ILから画像の特徴を入力し、中間層(複数のノードML)を経由して出力層OLからタグ名を出力する。各ノードMLをどのように接続するか、あるいは各ノードMLが「どのような入力に対して、どのような出力を行うか」などを調整していくことで、つまり学習データを学習して生成するかあるいは更新することで、入力された画像の特徴に基づき取得されるタグ名を決定して出力するものとなっている。
In the present embodiment, deep learning is used for the process for determining the classification of the manuscript. FIG. 6 is a diagram showing the concept of deep learning performed by the
このディープラーニングにおいて、トレーニングモードでは、管理者により入力されたタグ名に対応する画像の特徴として入力層ILから入力した画像の特徴を示す各要素を、ノードMLとして記憶する。当該ノードMLの集合が学習データの一例である。 In this deep learning, in the training mode, each element indicating the characteristics of the image input from the input layer IL as the characteristics of the image corresponding to the tag name input by the administrator is stored as a node ML. The set of the node ML is an example of learning data.
また、分類モードでは、出力層OLでは、入力層ILから入力した画像の特徴に対応するタグ名を暫定的に決定して出力する。この暫定的なタグ名が、管理者により正式なタグ名を示しているとして承認された場合は、各ノードMLを、当該承認されたタグ名と対応付けて記憶する。また、この暫定的なタグ名が、管理者により変更された場合には、各ノードMLが更新され、暫定的に決定されるタグ名が、管理者により変更されたタグ名に一致するまでその更新が行われる(すなわち、学習データが更新される)。各ノードMLの階層が深くなり、各ノードMLが多くなる程、複雑な分類や判断ができるようになり、入力された画像の特徴に対応するタグ名を正確に判定可能となる。従って、ディープラーニングの学習データは、トレーニングモード及び分類モードで処理された原稿の画像が多くなり、これにより各ノードMLの階層が深くなって、各ノードMLが多くなることでより有効なものとなる。好ましくは、正確なタグ名の取得率(暫定的に決定されたタグ名が、管理者により正式なタグ名を示しているとして承認される率)が例えば95%以上となるように、トレーニングモードで処理された原稿の画像を増やすようにする。 Further, in the classification mode, in the output layer OL, the tag name corresponding to the feature of the image input from the input layer IL is tentatively determined and output. If this provisional tag name is approved by the administrator as indicating a formal tag name, each node ML is stored in association with the approved tag name. If this tentative tag name is changed by the administrator, each node ML is updated, and the tentatively determined tag name matches the tag name changed by the administrator. Updates are made (ie, the training data is updated). The deeper the hierarchy of each node ML and the larger the number of each node ML, the more complicated classification and judgment can be performed, and the tag name corresponding to the feature of the input image can be accurately determined. Therefore, the learning data of deep learning becomes more effective by increasing the number of images of the manuscript processed in the training mode and the classification mode, thereby deepening the hierarchy of each node ML and increasing the number of each node ML. Become. Preferably, the training mode is such that the acquisition rate of the correct tag name (the rate at which the tentatively determined tag name is approved by the administrator as indicating the official tag name) is, for example, 95% or more. Increase the number of images of the original processed in.
なお、制御部31は、原稿の分類を判別するための処理に、ディープラーニングを用いずに、タグ名に対応付けて収集した原稿の画像の特徴を用い、タグ名と、収集した原稿の画像の特徴との対応関係に基づいて、原稿の分類を判別するものとしてもよい。
In addition, the
次に、上記分類モードでの処理手順を、図8に示すフローチャートなどを参照して詳細に説明する。 Next, the processing procedure in the classification mode will be described in detail with reference to the flowchart shown in FIG.
ユーザーは、操作部22又はタッチパネル23を操作して、ドキュメント分類機能の実行を指示する。制御部31は、ドキュメント分類機能の実行の指示に応じて図4に示す分類機能入力画面G1を表示部21に表示させる(S201)。
The user operates the
ユーザーは、操作部22又はタッチパネル23を操作して、自己の識別情報IDをテキストボックスTB1に記入して、分類モードのキーK12を操作する。制御部31は、この操作に基づいて分類モードの設定指示が操作部22又はタッチパネル23に入力されたとき(S202でYES)、分類モードを設定する(S203)。なお、この設定指示の入力がないときは(S202でNO)、処理は終了する。
The user operates the
このように分類モードが設定された状態で、ユーザーが、原稿を画像読取部11にセットし、操作部22又はタッチパネル23を操作して、スキャンの実行を指示すると、制御部31は、画像読取部11により原稿の画像を読取らせ、原稿の画像を示す画像データを画像メモリー26に記憶させ、画像処理部27により画像データに対して各種の処理を施させる(S204)。この分類モードでの画像処理部27による各種の処理も、トレーニングモードと同様に、原稿の画像の特徴を正確に抽出させるために行われる画像の濃度、コントラスト、エッジ、コーナーを強調する処理等である。
With the classification mode set in this way, when the user sets the document in the
また、制御部31は、図9に示すような分類モード設定画面G3を表示部21に表示させる(S205)。この図9に示す分類モード設定画面G3には、画像読取部11により読取られた原稿の画像D2を示す画像データ、及び開始キーK31が表示されている。
Further, the
例えば、ユーザーが、表示部21に表示されている開始キーK31にタッチ操作すると、制御部31は、タッチパネル23を通じて開始キーK31のタッチ操作に基づいて分類処理の実行指示を受け付け、この指示に従って、画像処理部27により画像メモリー26内の原稿の画像D2を示す画像データを解析して、原稿の画像D2の特徴を抽出すると共に、原稿の画像D2の特徴、及び記憶部28に記憶されている上記ディープラーニングで得た学習データに基づいて、原稿の画像D2の分類(つまり、タグ名)を判別する(S206)。そして、制御部31は、図10に示すようなポップアップ画面P1を分類モード設定画面G3内に表示させる。この図10に示すポップアップ画面P1には、S206で判別された原稿の画像D2のタグ名と共に、OKキーK32、及びNGキーK33が表示される。
For example, when the user touches the start key K31 displayed on the
ユーザーは、ポップアップ画面P1の原稿の画像D2のタグ名が正しいと判断すると、OKキーK32にタッチ操作する。制御部31は、タッチパネル23を通じてOKキーK32のタッチ操作を検出すると(S207「OK」)、S206で判別したタグ名を示す情報を原稿の画像D2を示す画像データに付加する(S208)。すなわち、制御部31は、原稿の画像D2を分類する。そして、制御部31はS206で抽出した当該原稿の画像D2の特徴を用いて、当該原稿の分類を示すタグ名を判別するためのディープラーニングの学習データを更新し、この学習データを記憶部28に記憶させる(S209)。
When the user determines that the tag name of the image D2 of the document on the pop-up screen P1 is correct, the user touches the OK key K32. When the
また、ユーザーは、ポップアップ画面P1の原稿の画像D2のタグ名が誤っていると判断すると、NGキーK33にタッチ操作する。制御部31は、タッチパネル23を通じてNGキーK33のタッチ操作を検出すると(S207「NG」)、図11に示すようなポップアップ画面P2を分類モード設定画面G3内に表示させる。この図11に示すポップアップ画面P2には、新たな原稿の分類を示すタグ名を入力するためのテキストボックスTB3、既に設定されている各タグ名に対応付けられたそれぞれのキーK21、K22、K23、K24、K25…、及びOKキーK41が表示されている。
Further, when the user determines that the tag name of the image D2 of the document on the pop-up screen P1 is incorrect, the user touches the NG key K33. When the
ユーザーは、表示部21に表示されている原稿の画像D2を確認し、各キーK21、K22、…のいずれかが該原稿の分類を示すタグ名に対応付けられていれば、該当するキーを指示し、また各キーK21、K22、…のいずれも該原稿の分類を示すタグ名に対応付けられていなければ、操作部22又はタッチパネル23を操作して、新たな原稿の分類を示すタグ名をテキストボックスTB3に記入し、OKキーK41にタッチ操作する。制御部31は、タッチパネル23を通じて各キーK21、K22、…のいずれかのタッチ操作を検出すると、該指示されたキーに対応付けられている原稿の分類を示すタグ名を、当該原稿の画像データに付加すべき正式なタグ名として取得する(S208)。一方、制御部31は、OKキーK41のタッチ操作を検出した場合は、テキストボックスTB3に記入された新たな原稿の分類を示すタグ名を、当該原稿の画像に付加すべき正式なタグ名として取得する(S210)。制御部31は、S210で取得したタグ名を示す情報を原稿の画像D2を示す画像データに付加する。
The user confirms the image D2 of the manuscript displayed on the
そして、制御部31は、ここで用いた原稿の画像D2の特徴を、S210またはS208で取得したタグ名を判別するための学習データとして収集し、この原稿の画像D2の特徴を用いて、上述したようにしてディープラーニングにより学習データを更新し、更新した学習データを記憶部28に記憶させる(S209)。
Then, the
上記では、制御部31による画像データの解析及び画像の特徴抽出の対象とされるのは、画像読取部11により読み取られた原稿画像とされているが、これに代えて、ネットワークインターフェイス部91により上記端末装置又はサーバー等から取得された画像を、画像データの解析及び画像の特徴抽出の対象としてもよい。
In the above, the target of image data analysis and image feature extraction by the
従って、ユーザーは、分類モードを設定し、画像読取部11により原稿の画像を読取らせるだけで、該原稿の画像の分類を自動的に行わせることができ、該原稿の画像が正しく分類されなければ、新たな原稿の分類を示す正しいタグ名を入力して、新たな原稿の画像の特徴に基づきその入力した正しいタグ名が導出されるようにディープラーニングの学習データを更新させることができる。
Therefore, the user can automatically classify the image of the original by simply setting the classification mode and having the
図12乃至図14は、原稿の画像データに対するタグ名を示す情報の付加の例を示している。 12 to 14 show an example of adding information indicating a tag name to the image data of the manuscript.
図12は、表示部21に表示された原稿の画像のプロパティPR1を示している。制御部31は、原稿の画像データに、当該原稿の画像に対するタグ名を示す情報を付加して当該原稿の画像データとともに記憶しておき、当該タグ名を、当該原稿の画像について表示するプロパティ画像としてのプロパティPR1において、その表示項目の一つとして項目Q1(ドキュメントの分類)に表示させる。
FIG. 12 shows the property PR1 of the image of the original displayed on the
図13は、表示部21に表示された原稿の画像のプロパティPR2を示している。制御部31は、原稿の画像データに、当該原稿の画像に対するタグ名を示す情報を付加して当該原稿の画像データとともに記憶しておき、当該タグ名を、当該原稿の画像について表示するプロパティ画像としてのプロパティPR2において、その表示項目の一つとして項目Q2(タグ)に表示させる。
FIG. 13 shows the property PR2 of the image of the original displayed on the
図14は、制御部31により表示部21に表示されるファイルの一覧FRを示している。制御部31は、原稿の画像データに、当該原稿の画像に対するタグ名を示す情報を付加して当該原稿の画像データとともに記憶しておき、当該タグ名を、ファイルの一覧を示す画像である一覧画像FRにおけるタグ名の項目Q3に表示させる。
FIG. 14 shows a list FR of files displayed on the
このようなプロパティやファイルの一覧に対するタグ名の表示により、実行された原稿の画像の分類が容易に確認可能となる。 By displaying the tag name for such a property or a list of files, it is possible to easily confirm the classification of the image of the executed manuscript.
図8に戻って、制御部31は、S209の処理のあと、S204にて画像読取部11により読み取った原稿の画像D2を示す画像データを、予め定められた記憶先のフォルダに保存管理するための原稿画像管理処理(S300)を行う。原稿画像管理処理(S300)について、図15を用いて説明する。図15は、第1実施形態の原稿画像管理処理の一例を示すフローチャートである。
Returning to FIG. 8, the
本実施形態では、画像処理装置10の記憶部28は、予め定められた記憶先のフォルダとして、例えば共有フォルダを有している。制御部31は、記憶部28の共有フォルダ内において、S206にて判別したタグ名(つまり、分類)又はS210にて訂正されたタグ名(つまり、分類)と一致する名称の宛先フォルダの有無を確認し、当該一致する名称の宛先フォルダがない場合、当該一致する名称の宛先フォルダを作成させて、当該宛先フォルダに当該原稿の画像D2を示す画像データを記憶させる。
In the present embodiment, the
制御部31は、図16に示す分類別管理の設定画面G4を表示部21に表示させる(S301)。図16は、表示部に表示された分類別管理の設定画面の一例を示す図である。分類別管理の設定画面G4には、画像読取部11により読取られた原稿の画像D2、既に設定されているタグ名(分類)が「招待状」であることを示す表示DP1、分類別管理を行うことを示す「オン」に対応付けられたキーK51、分類別管理を行わないことを示す「オフ」に対応付けられたキーK52、予め定められた感度値Senを入力するための入力ボックスNB1、及びOKキーK54が表示されている。
The
制御部31は、分類別管理の設定指示(例えば、分類別管理のオン又はオフ、及び感度値Sen)が入力されたか否かを判定する(S302)。制御部31は、ユーザーによる操作部22又はタッチパネル23への操作により、分類別管理の有無、感度値Senの入力を受け付け、OKキーK54の操作があった場合(S302でYES)、感度値Senを設定する(S303)。
The
ここでは、ユーザーは、キーK51をタッチ操作し、分類別管理を行うことを示す「オン」に設定し、入力ボックスNB1をタッチ操作して操作部22にて例えば「70」の数値を入力され、OKキーK54が操作された場合(S302でYES)、制御部31は、感度値Senを「70%(=+0.7)」に設定する(S303)。
Here, the user touch-operates the key K51 to set it to "on" indicating that the management by classification is performed, and touch-operates the input box NB1 to input a numerical value of, for example, "70" in the
なお、制御部31は、S303において、入力ボックスNB1への数値入力について、感度値Senとして予め定められた範囲(「51」以上~「100」以下、「70」以上~「100」以下など)内の数値のみを受け付けるとしてもよい。この場合には、適切な感度値Senが設定され、後述する原稿の画像の類似度を好適に判別することが可能になる。また、制御部31は、管理者がログインしているときに感度値Senが設定可能であり、図16に示す分類別管理の設定画面G4では、ユーザーに対して感度値Senが「70%」であることを表示するとしてもよい。
In S303, the
制御部31は、タグ名の分類を設定する(S304)。タグ名(分類)である「招待状」を分類として設定する。
The
制御部31は、宛先フォルダを確認する(S305)。例えば、制御部31は、記憶部28に、予め定められた記憶先のフォルダとして共有フォルダを有するか否かを確認する。なお、制御部31は、共有フォルダが無ければ、共有フォルダを生成する。そして、制御部31は、共有フォルダ内に宛先フォルダを有するか否かを確認する。
The
制御部31は、共有フォルダ内に、タグ名(分類)である「招待状」の名称のフォルダの有無を判定し(S306)、「招待状」の名称のフォルダがあれば(S306でYES)、「招待状」の名称のフォルダ内に原稿の画像データがあるか否かを判定する(S307)。制御部31は、「招待状」の名称のフォルダ内に原稿の画像データがあれば(S307でYES)、ピクセルマッチングを実行する(S308)。
The
図17は、ピクセルマッチングを説明するための図である。制御部31は、既知のピクセルマッチングを用いて、共有フォルダの宛先フォルダ内に、画像読取部11により読取られた原稿の画像(スキャンされた原稿の画像)と類似した原稿の画像が保存されているか否かを判定する。ピクセルマッチングは、入力画像(ここではスキャンされた原稿の画像)と、出力画像(ここではフォルダ内に記憶済みの原稿の画像)との類似度を、ピクセル単位で判定する既知のマッチング技術である。ピクセルマッチングでは、入力画像を出力画像のすべての可能な位置に移動し、入力画像がその位置で出力画像に対してどの程度一致しているかを示す数値インデックスを計算する。マッチングはピクセル単位で行う。ピクセルマッチングでは、各ピクセルのグレイ値を取得する。これは、各ピクセルの R,G,Bの平均値によって計算される。例えば、あるピクセルのR,G,Bが、R=229、G=255、B=204の場合、このピクセルのグレイ値は、(229+255+204)/3≒230となる。
FIG. 17 is a diagram for explaining pixel matching. Using known pixel matching, the
具体的には、制御部31は、図18に示す式(1)を用いて、入力画像(ここではスキャンされた原稿の画像)と、出力画像(ここではフォルダ内に記憶済みの原稿の画像)との相関関係を示す相関値Colを、「-1」から「+1」までの何れかの値として算出する。また、予め定められた感度値Senは、「+1」以下の正の相関を持つ値であって、「0」よりも「+1」に近い値である。本実施形態では、感度値Senは、「+0.7(=70%)」の値としている。
Specifically, the
図18は、ピクセルマッチングを用いて相関値を算出するための式と相関値の算出例とを示す図である。図18に示すように、制御部31が、式(1)を用いて、4画素のソース画像(スキャンされた原稿の画像)と4画素の宛先画像(フォルダ内に記憶済みの原稿の画像)との相関値を求める場合について、説明する。4画素のソース画像のグレイ値はそれぞれ、100、120、70、及び30であり、4画素の宛先画像のグレイ値はそれぞれ、100、125、60、及び30であるとする。そして、制御部31が、式(1)を用いて、相関値Colが「0.991」であると算出する。つまり、制御部31は、4画素のソース画像(スキャンされた原稿の画像)と4画素の宛先画像(フォルダ内に記憶済みの原稿の画像)との類似度が99.1%(=+0.991)であると算出する。そして、図16に示したように、感度値Senが70%(=+0.7)に設定されており、制御部31は、相関値Col(=99.1%)>感度値Sen(=70%)であると判定し、4画素のソース画像(スキャンされた原稿の画像)と4画素の宛先画像(フォルダ内に記憶済みの原稿の画像)とが類似すると判定する。相関値Colが100%であれば、同一と判定する。なお、制御部31は、相関値Col<感度値Senであると判定した場合、4画素のソース画像(スキャンされた原稿の画像)と4画素の宛先画像(フォルダ内に記憶済みの原稿の画像)とが非類似であると判定する。
FIG. 18 is a diagram showing an equation for calculating a correlation value using pixel matching and an example of calculating the correlation value. As shown in FIG. 18, the
制御部31は、相関値Col≧感度値Sen(=70%)であるか否かを判定する(S309)。制御部31は、相関値Col≧感度値Sen(=70%)であると判定すると(S309でYES)、画像読取部11により読取られた原稿の画像D2が、「招待状」の名称のフォルダ内の記憶済みの原稿と類似するため、上書き保存するか否かの指示を受け付ける(S310)。
The
制御部31は、ユーザーによる操作部22又はタッチパネル23への上書き保存の操作があると(S310でYES)、画像読取部11により読取られた原稿の画像D2を示す画像データを、「招待状」の名称のフォルダ内の記憶済みの原稿の画像データに対して上書き保存し(S311)、ユーザーによる操作部22又はタッチパネル23への別保存の操作があると(S310でNO)、「招待状」の名称のフォルダ内の記憶済みの原稿の画像データを残したままで、画像読取部11により読取られた原稿の画像D2を示す画像データを保存する(S312)。
When the
なお、制御部31は、図15に示すS302において、ユーザーがキーK52をタッチ操作し、分類別管理を行わないことを示す「オフ」に設定し、OKキーK54が操作された場合(S302でNO)、画像読取部11により読取られた原稿の画像D2を示す画像データを、分類別で保存するのではなく、「招待状」の名称のフォルダ以外の予め定められたフォルダに通常の保存を行う(S314)。
In S302 shown in FIG. 15, the
また、制御部31は、図15に示すS306において、「招待状」の名称のフォルダがないと判定した場合(S306でNO)、共有フォルダ内に「招待状」の名称のフォルダを生成し(S313)、画像読取部11により読取られた原稿の画像D2を示す画像データを、生成された「招待状」の名称のフォルダに保存する(S312)。
Further, when the
制御部31は、S311の処理のあと、S312の処理のあと、又は、S314の処理のあと、本処理を終了させる。
The
ここで、図19~図21の場合について、具体的に説明する。図19は、読み取った原稿の分類に一致する名称のフォルダが共有フォルダ内にない場合の原稿データを保存する一例を示す図である。 Here, the cases of FIGS. 19 to 21 will be specifically described. FIG. 19 is a diagram showing an example of saving manuscript data when there is no folder having a name matching the classification of the scanned manuscript in the shared folder.
制御部31は、画像読取部11により読取られた原稿の画像D3を示す画像データについて、図8に示すS206において当該原稿の分類(タグ名)が、図19に示すように、「招待状」であると判別したとする。そして、制御部31は、図8に示す原稿画像管理処理(S300)の内容を示す図15のS306において、図19に示すように、共有フォルダ内に判別された分類名(ここでは「招待状」)のフォルダがないと判定された場合(S306でNO)、共有フォルダ内に「招待状」の名称のフォルダを生成し(S313)、画像読取部11により読取られた原稿の画像D3を示す画像データを、生成された「招待状」の名称のフォルダに保存する(S312)。
Regarding the image data showing the image D3 of the original document read by the
次に、図20の場合について説明する。図20は、読み取った原稿の分類に一致する名称のフォルダが共有フォルダ内にある場合の原稿データを保存する一例を示す図である。 Next, the case of FIG. 20 will be described. FIG. 20 is a diagram showing an example of saving manuscript data when a folder having a name matching the classification of the scanned manuscript is in the shared folder.
制御部31は、共有フォルダ内に、タグ名(分類)である「招待状」の名称のフォルダの有無を判定し(S306)、「招待状」の名称のフォルダがあれば(S306でYES)、「招待状」の名称のフォルダ内に原稿の画像データがあるか否かを判定する(S307)。図20では、制御部31は、「招待状」の名称のフォルダ内に原稿の画像D31を示す画像データがあると判定し(S307でYES)、画像読取部11により読取られた原稿の画像D3と、「招待状」の名称のフォルダ内の記憶済みの原稿の画像D31とについて、ピクセルマッチングを実行して相関値Colを算出し(S308)、相関値Col≧感度値Sen(=70%)であれば(S309でYES)、画像D3が画像D31に同一又は類似すると判定し、「招待状」の名称のフォルダ内で、画像D3の画像データを画像D31の画像データに対して上書き保存する(S311)。
The
一方、制御部31は、相関値Col<感度値Sen(=70%)であれば(S309でNO)、画像D3が画像D31に非類似であると判定し、「招待状」の名称のフォルダ内で、画像D3の画像データを画像D31の画像データとは別に保存する(S312)。
On the other hand, if the correlation value Col <sensitivity value Sen (= 70%) (NO in S309), the
次に、図21の場合について説明する。図21は、今回読み取った原稿の分類に一致する名称のフォルダが共有フォルダ内になく、他の名称のフォルダがある場合の原稿データを保存する一例を示す図である。 Next, the case of FIG. 21 will be described. FIG. 21 is a diagram showing an example of saving manuscript data when there is no folder having a name matching the classification of the manuscript read this time in the shared folder and there is a folder having another name.
制御部31は、画像読取部11により読取られた原稿の画像D4を示す画像データについて、図8に示すS206において当該原稿の分類(タグ名)が、図21に示すように、「領収書」であると判別したとする。そして、制御部31は、図8に示す原稿画像管理処理(S300)の内容を示す図15のS306において、図21に示すように、共有フォルダ内に、タグ名(分類)である「領収書」の名称のフォルダの有無を判定する(S306)。ここでは、制御部31は、共有フォルダ内に、タグ名(分類)である「招待状」の名称のフォルダがあると判定し、タグ名(分類)である「領収書」の名称のフォルダがないと判定する(S306でNO)。そして、制御部31は、共有フォルダ内に「領収書」の名称のフォルダを生成し(S313)、画像読取部11により読取られた原稿の画像D4を示す画像データを、生成された「領収書」の名称のフォルダに保存する(S312)。なお、「領収書」の名称のフォルダ以外のフォルダについては画像データの変更を行う必要がないので、「招待状」の名称のフォルダ内の画像D31の画像データはそのまま保存されている。
The
上記の第1実施形態によれば、制御部31は、操作部22又はタッチパネル23への操作によりトレーニングモードが設定された場合には、画像取得部(画像読取部11又はネットワークインターフェイス部91)により画像データが取得された原稿の画像の特徴を抽出して、当該原稿の画像の特徴を示すデータを、当該原稿の分類を判別するための学習データとして収集する。また、制御部31は、操作部22又はタッチパネル23への操作により分類モードが設定された場合には、画像取得部(画像読取部11又はネットワークインターフェイス部91)により画像データが取得された原稿の画像の特徴を抽出して、当該原稿の画像の特徴及び学習データに基づき当該原稿の分類を判別し、当該判別した分類を示す情報を当該原稿の画像データに付加し、予め定められた記憶先のフォルダ(共有フォルダ)内において当該判別した分類(タグ名)と一致する名称の宛先フォルダの有無を確認し、当該一致する名称の宛先フォルダがない場合、当該一致する名称の宛先フォルダを作成させて、当該宛先フォルダに当該原稿の画像データを記憶させる。これにより、原稿の画像全体の特徴に基づき当該原稿の画像の分類(タグ名)を特定することができ、特定された分類(タグ名)に対応する宛先フォルダに原稿の画像データを記憶させることができる。
According to the first embodiment described above, when the training mode is set by operating the
また、制御部31は、予め定められた記憶先のフォルダ(共有フォルダ)内において一致する名称の宛先フォルダがある場合、当該宛先フォルダ内の記憶済みの画像データが示す画像と、原稿の画像データが示す画像との相関関係を示す相関値Colを算出し、(i)当該算出した相関値Colが予め定められた感度値Sen未満である場合に、当該原稿の画像データが記憶済みの画像データと非類似であると判定し、当該宛先フォルダに当該原稿の画像データを記憶させ、(ii)当該算出した相関値Colが予め定められた感度値Sen以上である場合に、当該原稿の画像データが記憶済みの画像データと同一又は類似すると判定し、当該原稿の画像データを上書き記憶させる。このため、宛先フォルダに保存する際に、原稿の画像データの内容と同一又は類似する画像データが宛先フォルダ内に既に存在するか否かを判定でき、同一又は類似であれば、当該原稿の画像データを上書き記憶することができ、非類似であれば、重複した画像データとはならないので、当該原稿の画像データを記憶する。これにより、特定された分類(タグ名)に対応する宛先フォルダに、読取られた文書の画像データと同一又は類似する原稿の画像データが重複して複数個保存されることを防止できる。
Further, when the
また、制御部31は、(ii)算出した相関値Colが予め定められた感度値Sen以上である場合に、原稿の画像データが記憶済みの画像データと同一又は類似すると判定し、操作部22又はタッチパネル23への操作により上書き指示があった場合に当該原稿の画像データを上書き記憶させ、操作部22又はタッチパネル23への操作により別記憶の指示があった場合に当該原稿の画像データを記憶済みの画像データとは別に記憶させる。これにより、宛先フォルダ内に、読取られた文書の画像データと同一又は類似する記憶済みの画像データが既に記憶されている場合、ユーザーによる上書き指示又は別記憶の指示に従って、当該読取られた文書の画像データを上書き記憶又は別記憶とすることができる。すなわち、原稿の画像データを上書き保存するのか別個に保存するのかを選択することができる。このため、画像データの記憶についての選択の自由度を拡張できる。
Further, the
また、制御部31は、宛先フォルダ内の記憶済みの画像データが示す保存画像と、原稿の画像データが示すソース画像とについてピクセルマッチングを行うことにより、保存画像とソース画像との相関関係を示す相関値Colを、「-1」から「+1」までの何れかの値として算出する。予め定められた感度値Senは、「+1」以下の正の相関を持つ値であって、「0」よりも「+1」に近い値である。本実施形態では、感度値Senは、「+0.7(=70%)」の値としている。相関値が「+1」であれば同一であると判定でき、相関値が予め定められた感度値以上(つまり、「0」よりも「+1」に近い値以上)であれば類似であると判定できる。これにより、保存画像とソース画像とが同一又は類似であるかを好適に判定することができる。
Further, the
なお、図20では、「招待状」の名称のフォルダ内に、1つの画像データが保存されているとしているが、複数の画像データが保存されている場合について、図22を用いて説明する。 In addition, although it is assumed that one image data is stored in the folder named "invitation" in FIG. 20, a case where a plurality of image data are stored will be described with reference to FIG. 22.
図22は、読み取った原稿の分類に一致する名称のフォルダが共有フォルダ内にあり、当該名称のフォルダ内に複数の画像データが保存されている場合の原稿データを保存する一例を示す図である。 FIG. 22 is a diagram showing an example of saving manuscript data when a folder having a name matching the classification of the scanned manuscript is in the shared folder and a plurality of image data are saved in the folder having the name. ..
制御部31は、共有フォルダ内に、タグ名(分類)である「招待状」の名称のフォルダの有無を判定し(S306)、「招待状」の名称のフォルダがあれば(S306でYES)、「招待状」の名称のフォルダ内に原稿の画像データがあるか否かを判定する(S307)。図22では、制御部31は、「招待状」の名称のフォルダ内に複数(3つ)の原稿の各画像D32~D34の画像データがあると判定する(S307でYES)。
The
そして、制御部31は、画像読取部11により読取られた原稿の画像D3と、「招待状」の名称のフォルダ内の記憶済みの3つの原稿の各画像D32~D34とについて、ピクセルマッチングを実行して相関値Colをそれぞれ算出する(S308)。
Then, the
そして、制御部31は、(i)当該算出した各相関値Colが全て前記予め定められた感度値Sen(=70%)未満である場合(S309でNO)、図22に示すように、当該原稿の画像D3が3つの記憶済みの画像データが示す各画像D32~D34とそれぞれ非類似であると判定し、「招待状」の名称のフォルダに、各画像D32~D34を示す各画像データとは別に、当該原稿の画像D3を示す画像データを記憶させる(S312)。
Then, when (i) all the calculated correlation value Cols are all less than the predetermined sensitivity value Sen (= 70%) (NO in S309), the
一方、制御部31は、(ii)当該算出した各相関値Colのうちで前記予め定められた感度値Sen(=70%)以上である相関値Colが1つ以上ある場合に、当該原稿の画像データが複数の記憶済みの画像データのうちで感度値Sen(=70%)以上である相関値Colを示す1つ以上の記憶済みの画像データと同一又は類似すると判定し(S309でYES)、当該原稿の画像データを上書き記憶させ、当該1つ以上の記憶済みの画像データを削除する(S311)。
On the other hand, when (ii) one or more of the calculated correlation value Cols have one or more correlation value Cols having the predetermined sensitivity value Sen (= 70%) or more, the
具体的には、図22に示すように、画像D3と「招待状」の名称のフォルダ内の画像D32との相関値Colが感度値Sen(=70%)以上であり、画像D3と「招待状」の名称のフォルダ内の画像D33との相関値Colが感度値Sen(=70%)以上であり、画像D3と「招待状」の名称のフォルダ内の画像D34との相関値Colが感度値Sen(=70%)未満であったとする。すなわち、画像D3と、画像D32及び画像D33とが類似し、画像D3と画像D34とが非類似であったとする。制御部31は、「招待状」の名称のフォルダに画像D3の画像データを上書き保存し、画像D32及び画像D33の各画像データを削除する(S311)。なお、画像D3と画像D34とが非類似であるため、画像D34の画像データはそのまま保存されている。
Specifically, as shown in FIG. 22, the correlation value Col between the image D3 and the image D32 in the folder named "invitation" is the sensitivity value Sen (= 70%) or more, and the image D3 and the "invitation". The correlation value Col with the image D33 in the folder named "like" is the sensitivity value Sen (= 70%) or more, and the correlation value Col with the image D3 and the image D34 in the folder named "invitation" is the sensitivity. It is assumed that the value is less than Sen (= 70%). That is, it is assumed that the image D3 is similar to the image D32 and the image D33, and the image D3 and the image D34 are dissimilar. The
これにより、特定された分類(タグ名)に対応する宛先フォルダに、読取られた文書の画像データと同一又は類似する原稿の画像データが1つ以上ある場合に、当該1つ以上の類似する記憶済みの画像データを削除して、読取られた文書の画像データを上書き保存することができ、宛先フォルダ内の画像データを的確に管理することができる。 As a result, when there is one or more image data of a manuscript that is the same as or similar to the image data of the read document in the destination folder corresponding to the specified classification (tag name), the one or more similar storages. It is possible to delete the completed image data and overwrite and save the image data of the read document, and it is possible to accurately manage the image data in the destination folder.
次に、第2実施形態の情報処理システム100について、図面を用いて説明する。図23は、第2実施形態の情報処理システムの主要内部構成を示すブロック図である。
Next, the
第1実施形態では、画像読取部11により読取られた原稿の分類を判別し、画像処理装置10の記憶部28における共有フォルダ内の分類名のフォルダに、画像読取部11により読取られた原稿の画像データを保存している。これに対して、第2実施形態の情報処理システム100では、図23に示すように、ネットワークNを介して接続可能な画像処理装置10と情報処理装置40(例えばコンピューター)とを備え、画像処理装置10に接続された情報処理装置40内の記憶部42における共有フォルダ内の分類名のフォルダに、画像読取部11により読取られた原稿の画像データを保存する点が、前述の第1実施形態とは異なる。
In the first embodiment, the classification of the document read by the
情報処理装置40は、予め定められた記憶先のフォルダとしての共有フォルダを有する記憶部42を備えている。
The
図24は、第2実施形態の原稿画像管理処理の一例を示すフローチャートである。第2実施形態では、第1実施形態の図15に示す処理と比べて、図24に示すS330の処理が追加されている点が、第1実施形態とは異なる。このため、図24に示すS330について詳細に説明する。 FIG. 24 is a flowchart showing an example of the manuscript image management process of the second embodiment. The second embodiment is different from the first embodiment in that the process of S330 shown in FIG. 24 is added as compared with the process shown in FIG. 15 of the first embodiment. Therefore, S330 shown in FIG. 24 will be described in detail.
画像処理装置10及び情報処理装置40には、ファイル共有プロトコル(例えば、SMB(Server Message Block))のプログラムがインストールされており、画像処理装置10において情報処理装置40への接続が確立されると(S330)、画像処理装置10は、情報処理装置40の記憶部42の共有フォルダへのアクセスが可能となる。
When a file sharing protocol (for example, SMB (Server Message Block)) program is installed in the
具体的には、画像処理装置10の制御部31は、操作部22又はタッチパネル23に対する接続確立のための情報(例えば、ホスト名、パス、ユーザー名、及びパスワード)が正しく入力されることにより、情報処理装置40への接続状態を確立する(S330)。制御部31は、情報処理装置40への接続状態が確立されると(S330)、当該情報処理装置40の記憶部42の共有フォルダへのアクセスが可能な状態となる(S305)。
Specifically, the
そして、制御部31は、記憶部42の共有フォルダ内において当該判別した分類(タグ名)と一致する名称の宛先フォルダの有無を確認する(S306)。そして、制御部31は、当該一致する名称の宛先フォルダがない場合(S306でNO)、当該一致する名称の宛先フォルダを作成させて(S313)、当該宛先フォルダに当該原稿の画像データを送信させて記憶させる(S312)。
Then, the
また、制御部31は、当該一致する名称の宛先フォルダがある場合(S306でYES)、当該宛先フォルダ内に原稿の画像データがあれば(S307でYES)、ピクセルマッチングを実行し(S308)、相関値Col≧感度値Sen(=70%)であるか否かを判定する(S309)。制御部31は、相関値Col≧感度値Sen(=70%)であると判定すると(S309でYES)、画像読取部11により読取られた原稿の画像が、宛先フォルダ内の記憶済みの原稿と類似するため、上書き保存する指示を受け付けた場合(S310でYES)、当該宛先フォルダに当該原稿の画像データを送信させて上書き記憶させる(S311)。
Further, when the
図25は、制御部31により表示部21に表示される送信設定画面の一例を示す。制御部31は、原稿の画像データに当該原稿の画像に対するタグ名を示す情報を付加して当該原稿の画像データとともに記憶しておき、原稿の画像データを画像処理装置10に接続された情報処理装置40の記憶部42の共有フォルダ内の宛先フォルダに向けて送信するときの送信設定を行う設定画面G5を表示部21に表示させるとき、当該タグ名を、設定画面G5におけるプレビュー画像表示領域FR2におけるタグ名の項目Q5に表示させる。すなわち、当該タグ名はプレビュー表示時に原稿に関する情報として表示される。そして、制御部31は、宛先フォルダに類似する画像を示す画像データがある場合に、「招待状のフォルダ内に類似する画像データがあります。」というメッセージM1と、「上書き保存、又は、別保存?」というメッセージM2と、を設定画面G5に表示させる。制御部31は、図25に示す上書き保存を示すキーK61がユーザーによりタッチ操作されると(S310でYES)、情報処理装置40の記憶部42の共有フォルダ内の宛先フォルダに向けて、当該原稿の画像データを送信させて上書き記憶させる(S311)。なお、制御部31は、図25に示す別保存を示すキーK62がユーザーによりタッチ操作されると(S310でNO)、情報処理装置40の記憶部42の共有フォルダ内の宛先フォルダに向けて、当該原稿の画像データを送信させて別に記憶させる(S312)。
FIG. 25 shows an example of a transmission setting screen displayed on the
上記の第2実施形態によれば、画像処理装置10は、ネットワークNで接続された情報処理装置40の記憶部42の共有フォルダへのアクセスが可能となり、共有フォルダ内の特定された分類(タグ名)に対応する宛先フォルダに、読取られた文書の画像データと同一又は類似する原稿の画像データがある場合に、読取られた文書の画像データを上書き保存するので、読取られた文書の画像データと同一又は類似する原稿の画像データが重複して複数個保存されることを防止できる。
According to the second embodiment described above, the
上記第2実施形態では、情報処理装置40としてコンピューターを例に挙げているが、サーバーであってもよい。この場合は、画像処理装置10及び情報処理装置40には、ファイル共有プロトコル(例えば、FTP(File Transfer Protocol)のプログラムがインストールされており、画像処理装置10において情報処理装置40への接続が確立されると(S330)、画像処理装置10は、情報処理装置40の記憶部42の共有フォルダへのアクセスが可能となる。
In the second embodiment, the computer is taken as an example of the
なお、上記実施形態では、ユーザーによる上書き保存の指示があった場合(S310でYES)、上書き保存を実行しているが、同一又は類似であれば、上記指示を待たずに上書き保存を実行するとしてもよい。 In the above embodiment, when the user gives an instruction for overwrite saving (YES in S310), the overwrite save is executed, but if they are the same or similar, the overwrite save is executed without waiting for the above instruction. May be.
なお、上記実施形態では、本発明の一実施形態を、画像処理装置(複合機)を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、コピー機、プリンター、ファクシミリ装置等の他の画像処理装置でもよい。 In the above embodiment, one embodiment of the present invention is described using an image processing device (multifunction device), but this is only an example, and other images such as a copier, a printer, and a facsimile machine. It may be a processing device.
また、図1乃至図25を用いて説明した上記実施形態の構成及び処理は、本発明の一例に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。 Further, the configuration and processing of the above-described embodiment described with reference to FIGS. 1 to 25 are merely examples of the present invention, and the present invention is not intended to be limited to the configuration and processing.
10 画像処理装置
11 画像読取部(画像取得部)
12 画像形成部
21 表示部
22 操作部
23 タッチパネル
28 記憶部
29 制御ユニット
31 制御部
40 情報処理装置
42 記憶部
91 ネットワークインターフェイス部(画像取得部)
100 情報処理システム
10
12
100 Information processing system
Claims (9)
ユーザーによる操作で設定及び指示が入力される操作部と、
前記操作部に入力される指示に従ってトレーニングモード又は分類モードを設定する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記操作部への操作により前記トレーニングモードが設定された場合には、前記画像取得部により画像データが取得された原稿の画像の特徴を抽出して、当該原稿の画像の特徴を示すデータを、当該原稿の分類を判別するための学習データとして収集し、
前記操作部への操作により前記分類モードが設定された場合には、前記画像取得部により画像データが取得された原稿の画像の特徴を抽出して、当該原稿の画像の特徴及び前記学習データに基づき当該原稿の分類を判別し、当該判別した分類を示す情報を当該原稿の画像データに付加し、予め定められた記憶先のフォルダ内において当該判別した分類と一致する名称の宛先フォルダの有無を確認し、当該一致する名称の宛先フォルダがない場合、当該一致する名称の宛先フォルダを作成させて、当該宛先フォルダに当該原稿の画像データを記憶させる画像処理装置。 The image acquisition unit that acquires the image data of the manuscript, and
The operation unit where settings and instructions are input by user operation,
A control unit for setting a training mode or a classification mode according to an instruction input to the operation unit is provided.
The control unit
When the training mode is set by operating the operation unit, the characteristics of the image of the manuscript whose image data has been acquired by the image acquisition unit are extracted, and the data indicating the characteristics of the image of the manuscript is obtained. Collected as learning data to determine the classification of the manuscript,
When the classification mode is set by the operation to the operation unit, the characteristics of the image of the manuscript whose image data has been acquired by the image acquisition unit are extracted, and the characteristics of the image of the manuscript and the learning data are used. Based on this, the classification of the manuscript is discriminated, information indicating the discriminated classification is added to the image data of the manuscript, and the presence or absence of a destination folder with a name matching the discriminated classification is found in the predetermined storage destination folder. An image processing device that checks and if there is no destination folder with the matching name, creates a destination folder with the matching name and stores the image data of the manuscript in the destination folder.
前記予め定められた感度値は、「+1」以下の正の相関を持つ値であって、「0」よりも「+1」に近い値である請求項2乃至請求項4の何れか1つに記載の画像処理装置。 The control unit performs pixel matching between the saved image indicated by the stored image data in the destination folder and the source image indicated by the image data of the manuscript, thereby correlating the saved image with the source image. The correlation value indicating the above is calculated as any value from "-1" to "+1".
The predetermined sensitivity value is one of claims 2 to 4, which is a value having a positive correlation of "+1" or less and is closer to "+1" than "0". The image processing device described.
前記制御部は、前記分類モードで判別した原稿の分類を、前記取得された原稿の画像データに対応付けて前記表示部に表示させる請求項1乃至請求項7の何れか1つに記載の画像処理装置。 With more display
The image according to any one of claims 1 to 7, wherein the control unit associates the classification of the manuscript determined in the classification mode with the image data of the acquired manuscript and displays it on the display unit. Processing equipment.
前記情報処理装置は、前記予め定められた記憶先のフォルダとしての共有フォルダを有する記憶部を備え、
前記画像処理装置の前記制御部は、前記操作部に対する接続確立のための情報入力により、前記情報処理装置への接続状態を確立し、当該情報処理装置の前記記憶部の前記共有フォルダへのアクセスが可能な状態とし、当該共有フォルダ内において当該判別した分類と一致する名称の宛先フォルダの有無を確認し、当該一致する名称の宛先フォルダがない場合、当該一致する名称の宛先フォルダを作成させて、当該宛先フォルダに当該原稿の画像データを記憶させる情報処理システム。 An information processing system comprising the image processing device according to any one of claims 1 to 4 and an information processing device, and the image processing device and the information processing device can be connected to each other via a network. hand,
The information processing apparatus includes a storage unit having a shared folder as a predetermined storage destination folder.
The control unit of the image processing device establishes a connection state to the information processing device by inputting information for establishing a connection to the operation unit, and accesses the shared folder of the storage unit of the information processing device. Check if there is a destination folder with a name that matches the identified classification in the shared folder, and if there is no destination folder with the matching name, create a destination folder with the matching name. , An information processing system that stores the image data of the manuscript in the destination folder.
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