JP2022017408A - 衝動的攻撃性を監視、診断、及び治療する方法、システム、及びキット - Google Patents

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Abstract

【課題】質問表の記載から、人間の攻撃性に関わるスコアを算出する方法を提供する。【解決手段】人間の攻撃性に関わるスコアを算出する方法は、質問表記載の衝動的攻撃性検査手段及びシステムを使用して、基礎疾病又は疾患、例えば注意欠陥多動性障害(ADHD)、双極性障害、自閉症、トゥレット障害又は心的外傷後ストレス障害(PTSD)などについて、患者が既に治療を受けている衝動的攻撃性の治療に関するスコアを算出する。【選択図】図2

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2016年4月29日に出願された米国仮特許出願第62/329,688号の利益を主張し、その全体の内容が参照により本明細書に組み込まれる。
衝動的攻撃性、興奮性、及び同様の症候群は、注意欠陥多動性障害(ADHD)、双極性障害、自閉症、トゥレット障害、及び心的外傷後ストレス障害(PTSD)など、いくつかの症状の管理を困難にする広分類の行動を表す。いくつかのケースでは、基礎疾患のために最適に治療された患者の25~50%は、それらの症候群を示し続ける(J Am Acad Child Adolesc Psychiatry,2007 March;46(3):309-22)。
人間の攻撃性の調査は、行動的及び薬理学的介入のいずれか又は両方で治療することができる、攻撃的行動を分類することに重点的に取り組んでいる。本開示は概して、根拠に基づいた衝動的攻撃性監視及び検査手順及びシステムに関する。衝動的攻撃性を特徴付け、又は監視する方法が現状のままである限り、、その分析は困難であり、診断、治療、又は有効性の評価のための予測値を常に有するとは限らない。衝動的攻撃性患者のための臨床的判断は、それらの問題によって妨げられる。
衝動的攻撃性についての潜在的に関連する介入の中で、モリンドンがある。参照により本明細書に組み込まれる米国特許第8,748,472号を参照されたい。
モリンドンは、中性からわずかにアルカリ性のpH値(すなわち、胃腸管の生理的pHの範囲)よりも、酸性からわずかに酸性の媒質に対してより大きな溶解度を示す、弱塩基である。弱塩基性薬物であるので、モリンドンは典型的には、塩基物、硫酸塩、リン酸塩、リン酸水素、リン酸二水素、臭化物、ヨウ化物、酢酸塩、プロピオン酸塩、デカン酸塩、カプリル酸塩、ギ酸塩、ショウ酸塩、マロン酸エステル塩、コハク酸エステル塩、フマル酸エステル塩、マレイン酸エステル塩、クエン酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、及びマンデル酸塩などの塩形態の製剤に含まれる。
モリンドン塩酸塩、中効能の抗精神病薬は、成人の統合失調症の管理のためのMoban(登録商標)として市場に出されてきた。Mobanは、5ミリグラム、10ミリグラム、25ミリグラム、50ミリグラム、及び100ミリグラムの量の投与で提供される短時間作用型(IR)タブレット製剤である。IRの投薬形態として1日に50ミリグラム~100ミリグラムの典型的な維持投与量の範囲で毎日3~4回摂取される。制限されたモリンドン薬物動態(PK)データが文献で利用可能である。製剤原料は、筋肉内(IM)投与に対して60%~70%の生体利用効率が報告されてきた。それは、1~1.5時間の間に観察されるtmaxを有する経口投与に続いて急速に吸収される。製剤原料は、約2時間の経口量の消失半減期で広範囲に、且つ急速に代謝する。
モリンドンなどの介入は、それ自体によって、及び二次治療としての両方で、衝動的攻撃性の減少又は治療において有効となることがあり、二次治療では、基礎疾病又は疾患、例えば、注意欠陥多動性障害(ADHD)、双極性障害、自閉症、トゥレット障害、又は心的外傷後ストレス障害(PTSD)のための治療を患者が既に受けてきた。しかしながら、衝動的攻撃性を特徴付ける適切な方法が基本的に存在しないことに起因して、それらの関連性を評価するための適切な基準が不足している。
よって、衝動的攻撃性を特徴付け、監視し、評価する更なる手順及びシステムが必要とされる。
いくつかの実施形態では、方法は、衝動的攻撃性(IA)を有し、及び衝動的攻撃性介入を施行された患者を治療することを含む方法であって、
(a)質問表により1つ又は複数の攻撃的出来事について患者を監視して、介入後累積スコアを判定するステップと、
(b)介入後累積スコアが統計的に制御累積スコアとは異なる場合、衝動的攻撃性介入を施行し続けるステップ、又は
(c)介入後累積スコアが統計的に制御累積スコアとは異ならない場合、衝動的攻撃性介入を変化させるステップ、
を含み、
監視するステップは、質問表から入力された回答から、コンピュータにより実施されるアルゴリズムによって累積スコアを算出するステップを含む。
いくつかの実施形態では、制御累積スコアは、
(i)衝動的攻撃性を有さず、及び1つ又は複数の攻撃的出来事について衝動的攻撃性介入を施行されていない被験者のグループの各々を監視して、被験者の制御累積スコアのグループの各々を判定し、
(ii)制御累積スコアの平均値を算出して、平均制御累積スコアを判定する、
ことによって算出される平均制御累積スコアである。
いくつかの実施形態では、衝動的攻撃性を有さず、及び衝動的攻撃性介入を施行されていない被験者のグループの各々は、プラシーボ介入を施行されてきた。
いくつかの実施形態では、制御累積スコアは、(i)衝動的攻撃性を有さず、及び1つ又は複数の攻撃的出来事について衝動的攻撃性介入を施行されていない被験者を監視して、制御累積スコアを判定することによって算出される。
いくつかの実施形態では、衝動的攻撃性を有さず、及び衝動的攻撃性介入を施行されていない被験者の各々は、プラシーボ介入を施行されてきた。
いくつかの実施形態では、制御累積スコアは、
(i)衝動的攻撃性を有し、及び1つ又は複数の攻撃的出来事について衝動的攻撃性介入を施行されていない患者のグループの各々を監視して、患者の基準値累積スコアのグループの各々を判定し、
(ii)基準値累積スコアの平均値を算出して、平均基準値累積スコアを判定する、
ことによって算出される平均基準値累積スコアである。
いくつかの実施形態では、衝動的攻撃性を有し、及び衝動的攻撃性介入を施行されていない患者のグループの各々は、プラシーボ介入を施行されてきた。
いくつかの実施形態では、制御累積スコアは、衝動的攻撃性介入の施行の前に1つ又は複数の攻撃的出来事について衝動的攻撃性を有する患者を監視して、基準値累積スコアを判定することによって算出される基準値累積スコアである。
いくつかの実施形態では、質問表は、1つ又は複数の攻撃的出来事の各々が観察された後に1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を報告するために介護人によって使用されるダイアリを含む。
いくつかの実施形態では、質問表は更に、1日の間に報告される1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を見直し、及び前に報告されていないいずれかの攻撃的出来事を入力することを介護人に促す。
いくつかの実施形態では、1つ又は複数の攻撃的出来事の各々は、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、自身を叩くこと、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることを含む行動のグループによって特徴付けられ、行動は、介護人からの回答に基づいて観察されたもの(1とコード化)又は観察されていないもの(0とコード化)としてコード化される。いくつかの実施形態では、固定された期間を通じた1つ又は複数の行動の頻度は、スコアを生成するために算出される。いくつかの実施形態では、固定された期間は、1週又は7日である。
いくつかの実施形態では、累積スコアは、各々が行動のグループの頻度を表す、2つのスコアに基づいて算出される。
いくつかの実施形態では、第1のスコアは、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、及び自身を叩くことから構成される行動のグループの頻度に基づいて算出され、第2のスコアは、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることから構成される行動のグループの頻度に基づいて算出される。いくつかの実施形態では、累積スコアは、加重されたスコアとして算出される。いくつかの実施形態では、累積スコアは、加重されていないスコアとして算出される。
本方法のいくつかの実施形態では、施行された衝動的攻撃性介入は、各々が相互に異なる特性を有する複数の衝動的攻撃性介入から選択される。いくつかの実施形態では、衝動的攻撃性介入は、投与又は用法に従ったモリンドンの施行である。特定の実施形態では、モリンドンの投与は、約12ミリグラム~約36ミリグラムである。更なる特定の実施形態では、モリンドンの投与は、18ミリグラムである。更なる特定の実施形態では、モリンドンの投与は、36ミリグラムである。
いくつかの実施形態では、衝動的攻撃性介入の継続される施行は、モリンドンの投与を維持すること、又は下げることを含む。
いくつかの実施形態では、患者は、子供又は若年者である。いくつかの実施形態では、子供は、約6~12歳の年齢である。いくつかの実施形態では、若年者は、約12~17歳の年齢である。
いくつかの実施形態では、衝動的攻撃性を有する患者は、一次状態と関連付けられた衝動的攻撃性を有する。いくつかの実施形態では、一次状態は、注意欠陥多動性障害(ADHD)、双極性障害、自閉症、トゥレット障害、又は心的外傷後ストレス障害(PTSD)である。
有効性について衝動的攻撃性介入を評価する方法は、
(a)衝動的攻撃性を有し、及び1つ又は複数の攻撃的出来事について衝動的攻撃性介入を施行された患者のグループを監視して、患者の介入後累積スコアのグループの各々を判定するステップと、
(b)基準値累積スコアの平均値を算出するステップと、
(c)介入後累積スコアが統計的に制御累積スコアとは異なる場合、衝動的攻撃性介入が有効であると判定するステップ、又は
(d)介入後累積スコアが統計的に制御累積スコアとは異ならない場合、衝動的攻撃性介入が有効でないと判定するステップ、のいずれかと、
を含み、
監視するステップは、質問表から入力された回答から、コンピュータにより実施されるアルゴリズムによって累積スコアを算出するステップを含む。
いくつかの実施形態では、方法は、衝動的攻撃性介入が有効であると判定される場合、衝動的攻撃性介入の施行を継続するステップを含む。
いくつかの実施形態では、 制御累積スコアは、
(i)衝動的攻撃性を有さず、及び1つ又は複数の攻撃的出来事について衝動的攻撃性を施行されていない被験者のグループの各々を監視して、患者の平均制御累積スコアのグループの各々を判定し、
(ii)制御累積スコアの平均値を算出して、平均制御累積スコアを判定する、
ことによって算出される平均制御累積スコアである。
いくつかの実施形態では、衝動的攻撃性を有さず、及び衝動的攻撃性介入を施行されていない被験者のグループの各々は、プラシーボ介入を施行されてきた。
いくつかの実施形態では、制御累積スコアは、衝動的攻撃性を有さず、及び1つ又は複数の攻撃的出来事について衝動的攻撃性介入を施行されていない被験者を監視して、制御累積スコアを判定することによって算出される。
いくつかの実施形態では、衝動的攻撃性を有さず、及び衝動的攻撃性介入を施行されていない各々の被験者は、プラシーボ介入を施行されてきた。
いくつかの実施形態では、制御累積スコアは、
(i)衝動的攻撃性を有し、及び1つ又は複数の攻撃的出来事について衝動的攻撃性介入を施行されていない患者の第2のグループの各々を監視して、患者の基準値累積スコアのグループの各々を判定し、
(ii)基準値累積スコアの平均値を算出して、平均基準値累積スコアを判定する、
ことによって算出される平均基準値累積スコアである。いくつかの実施形態では、衝動的攻撃性を有し、及び衝動的攻撃性介入を施行されていない患者の第2のグループの各々は、プラシーボ介入を施行されてきた。
いくつかの実施形態では、制御累積スコアは、
(i)衝動的攻撃性を有し、及び1つ又は複数の攻撃的出来事について衝動的攻撃性介入を施行されていない患者のグループの各々を監視して、患者の基準値累積スコアのグループの各々を判定し、
(ii)基準値累積スコアの平均値を算出して、平均基準値累積スコアを判定する、
ことによって算出される基準値累積スコアである。いくつかの実施形態では、質問表は、1つ又は複数の攻撃的出来事の各々が観察された後に1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を報告するために介護人によって使用されるダイアリを含む。
いくつかの実施形態では、質問表は更に、1日の間に報告される1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を見直し、前に報告されていないいずれかの攻撃的出来事を入力することを介護人に促す。いくつかの実施形態では、1つ又は複数の攻撃的出来事の各々は、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、自身を叩くこと、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることを含む行動のグループによって特徴付けられ、行動は、介護人からの回答に基づいて観察されたもの(1とコード化)又は観察されていないもの(0とコード化)としてコード化される。いくつかの実施形態では、固定された期間を通じた1つ又は複数の行動の頻度は、スコアを生成するために算出される、請求項29に記載の方法。いくつかの実施形態では、固定された期間は、1週又は7日である。いくつかの実施形態では、累積スコアは、各々が行動のグループの頻度を表す、2つのスコアに基づいて算出される。
いくつかの実施形態では、 第1のスコアは、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、及び自身を叩くことから構成される行動のグループの頻度に基づいて算出され、第2のスコアは、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることから構成される行動のグループの頻度に基づいて算出される。いくつかの実施形態では、累積スコアは、加重されたスコアとして算出される。いくつかの実施形態では、累積スコアは、加重されていないスコアとして算出される。
いくつかの実施形態では、施行された衝動的攻撃性介入は、各々が相互に異なる特性を有する複数の衝動的攻撃性介入から選択される。いくつかの実施形態では、衝動的攻撃性介入は、投与又は用法に従ったモリンドンの施行である。いくつかの実施形態では、モリンドンの投与は、約12ミリグラム~約36ミリグラムである。特定の実施形態では、モリンドンの投与は、18ミリグラムである。特定の実施形態では、モリンドンの投与は、36ミリグラムである。更なる実施形態では、衝動的攻撃性介入の継続された施行は、モリンドンの投与を維持すること、又は下げることを含む。
いくつかの実施形態では、患者は、子供又は若年者である。いくつかの実施形態では、子供は、約6~12歳の年齢である。いくつかの実施形態では、若年者は、約12~17歳の年齢である。
いくつかの実施形態では、衝動的攻撃性を有する患者は、一次状態と関連付けられた衝動的攻撃性を有する。いくつかの実施形態では、一次状態は、注意欠陥多動性障害(ADHD)、双極性障害、自閉症、トゥレット障害、又は心的外傷後ストレス障害(PTSD)である。
いくつかの実施形態では、本明細書で説明されるのは、患者における衝動的攻撃性を診断する方法であって、
1つ又は複数の攻撃的出来事について患者を検査するステップであって、検査するステップは、質問表をスコアリングするステップを含み、スコアリングするステップは、累積スコアを提供し、検査するステップは更に、質問表への回答からの累積スコアに基づいて患者の攻撃的出来事リスクを判定するステップを含む、検査するステップと、
累積スコアが閾値を上回る場合、衝動的攻撃性介入を選択するステップと、
を含み、
質問表をスコアリングするステップ、及び攻撃的出来事リスクを判定するステップは、コンピュータにより実施されるアルゴリズムを使用して実行される、方法である。
いくつかの実施形態では、累積スコアが閾値を上回る場合、患者に対し、衝動的攻撃性介入を施行するステップを更に含む。
いくつかの実施形態では、患者に対し、衝動的攻撃性介入を施行するステップと、
衝動的攻撃性介入の後、1つ又は複数の攻撃的出来事について患者を検査するステップと、
累積スコアが閾値を上回り、又は下回る場合、衝動的攻撃性介入が適切であるかを判定するステップと、
を更に含む。
いくつかの実施形態では、質問表は、1つ又は複数の攻撃的出来事の各々が観察された後に1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を報告するために介護人によって使用されるダイアリを含む。いくつかの実施形態では、質問表は更に、1日の間に報告される1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を見直し、前に報告されていないいずれかの攻撃的出来事を入力することを介護人に促す。いくつかの実施形態では、1つ又は複数の攻撃的出来事の各々は、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、自身を叩くこと、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることを含む行動のグループによって特徴付けられ、行動は、介護人からの回答に基づいて観察されたもの(1とコード化)又は観察されていないもの(0とコード化)としてコード化される。いくつかの実施形態では、固定された期間を通じた1つ又は複数の行動の頻度は、累積スコアを生成するために算出される。いくつかの実施形態では、累積スコアは、各々が行動のグループの頻度を表す、2つのスコアに基づいて算出される。いくつかの実施形態では、第1のスコアは、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、及び自身を叩くことから構成される行動のグループの頻度に基づいて算出され、第2のスコアは、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることから構成される行動のグループの頻度に基づいて算出される。いくつかの実施形態では、累積スコアは、加重されたスコアとして算出される。
いくつかの実施形態では、累積スコアは、加重されていないスコアとして算出される。いくつかの実施形態では、選択するステップは、アルゴリズムによって実行される。
いくつかの実施形態では、衝動的攻撃性介入は、各々が相互に異なる特性を有する複数の衝動的攻撃性介入から選択される。いくつかの実施形態では、衝動的攻撃性介入は、モリンドンである。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるのは、 衝動的攻撃性について患者を評価することと、検査することに基づいて衝動的攻撃性介入を選択することとを含む方法で使用するためのキットであって、
1つ又は複数の攻撃的出来事について患者を検査する検査ツールであって、検査することは、質問表をスコアリングすることを含み、質問表への回答からの累積スコアに基づいた検査スコアシステムを更に含む、検査ツールと、
質問表からの累積スコアに基づいて攻撃的出来事リスクを分類する診断テストと、
患者の衝動的攻撃性に基づいた、提案された衝動的攻撃性介入と、
提案された衝動的攻撃性介入を実施するための命令と、
を含む、キットである。
キットのいくつかの実施形態では、質問表は、1つ又は複数の攻撃的出来事の各々が観察された後に1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を報告するために介護人によって使用されるダイアリを含む。キットのいくつかの実施形態では、質問表は更に、1日の間に報告される1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を見直し、前に報告されていないいずれかの攻撃的出来事を入力することを介護人に促す。キットのいくつかの実施形態では、1つ又は複数の攻撃的出来事の各々は、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、自身を叩くこと、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることを含む行動のグループによって特徴付けられ、行動は、介護人からの回答に基づいて観察されたもの(1とコード化)又は観察されていないもの(0とコード化)としてコード化される。キットのいくつかの実施形態では、固定された期間を通じた1つ又は複数の行動の頻度は、スコアを生成するために算出される。キットのいくつかの実施形態では、累積スコアは、各々が行動のグループの頻度を表す、2つのスコアに基づいて算出される。キットのいくつかの実施形態では、第1のスコアは、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、及び自身を叩くことから構成される行動のグループの頻度に基づいて算出され、第2のスコアは、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることから構成される行動のグループの頻度に基づいて算出される。キットのいくつかの実施形態では、累積スコアは、加重されたスコアとして算出される。
キットのいくつかの実施形態では、 累積スコアは、加重されていないスコアとして算出される。キットのいくつかの実施形態では、衝動的攻撃性介入は、各々が相互に異なる特性を有する複数の衝動的攻撃性介入から選択される。キットのいくつかの実施形態では、衝動的攻撃性介入は、モリンドンである。キットのいくつかの実施形態では、検査ツールは、質問表に応答することを介護人に促すグラフィカルユーザインタフェースを含む。
いくつかの実施形態では、提供されるのは、衝動的攻撃性について患者を評価する方法であって、
1つ又は複数の攻撃的出来事について患者を検査するステップであって、検査するステップは、質問表をスコアリングするステップを含み、スコアリングするステップは、累積スコアを提供し、検査するステップは更に、質問表への回答からの累積スコアに基づいて患者の攻撃的出来事リスクを判定するステップを更に含む、検査するステップと、
累積スコアが閾値を上回る場合、患者が衝動的攻撃性を有すると判定するステップと、
患者に対し、衝動的攻撃性介入を施行するステップと、
衝動的攻撃性介入の後、1つ又は複数の攻撃的出来事について患者を検査するステップと、
累積スコアが閾値を上回り、又は下回る場合、衝動的攻撃性介入が適切であるかを判定するステップと、
を含み、
質問表をスコアリングするステップ、及び攻撃的出来事リスクを判定するステップは、コンピュータにより実施されるアルゴリズムを使用して実行される、方法である。
いくつかの実施形態では、方法は、衝動的攻撃性介入が適切であると判定される場合、衝動的攻撃性介入を施行することを継続するステップを含む。
いくつかの実施形態では、質問表は、1つ又は複数の攻撃的出来事の各々が観察された後に1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を報告するために介護人によって使用されるダイアリを含む。いくつかの実施形態では、質問表は更に、1日の間に報告される1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を見直し、前に報告されていないいずれかの攻撃的出来事を入力することを介護人に促す。いくつかの実施形態では、1つ又は複数の攻撃的出来事の各々は、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、自身を叩くこと、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることを含む行動のグループによって特徴付けられ、行動は、介護人からの回答に基づいて観察されたもの(1とコード化)又は観察されていないもの(0とコード化)としてコード化される。いくつかの実施形態では、固定された期間を通じた1つ又は複数の行動の頻度は、スコアを生成するために算出される。いくつかの実施形態では、累積スコアは、各々が行動のグループの頻度を表す、2つのスコアに基づいて算出される。いくつかの実施形態では、第1のスコアは、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、及び自身を叩くことから構成される行動のグループの頻度に基づいて算出され、第2のスコアは、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることから構成される行動のグループの頻度に基づいて算出される。いくつかの実施形態では、累積スコアは、加重されたスコアとして算出される。いくつかの実施形態では、累積スコアは、加重されていないスコアとして算出される。いくつかの実施形態では、衝動的攻撃性介入は、各々が相互に異なる特性を有する複数の衝動的攻撃性介入から選択される。いくつかの実施形態では、衝動的攻撃性介入は、モリンドンである。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供されるのは、コンピュータ可読命令により攻撃的出来事について1つ又は複数の患者を監視するために使用される質問表からのデータの入力のために構成されたコンピュータであって、累積スコアを算出し、任意選択で、
(a)制御累積スコアとの比較に基づいて患者を治療することと、
(b)衝動的攻撃性介入の有効性を評価することと、
(c)閾値スコアに基づいて衝動的攻撃性を診断することと、
(d)閾値スコアに基づいて衝動的攻撃性について患者を評価することと、
から選択された処理のうちの1つ又は複数を行う、コンピュータである。
本開示の態様は、患者における衝動的攻撃性について監視し、評価し、診断し、又は検査する方法及びシステムを提供する。いくつかの実施形態では、この評価は、介護人の入力に基づいている。
本発明のそのような方法の態様は、1つ又は複数の攻撃的出来事について患者を検査するステップを含んでもよく、検査するステップは、質問表に入力された回答に基づいて累積スコアを算出するステップを含み、検査するステップは更に、質問表への回答から算出された累積スコアに基づいて患者の攻撃的出来事リスクを判定することを含む。特定の実施形態では、それらのステップのうちのいずれかの1つ又は複数は、コンピュータにより実施されるアルゴリズムによって実行される。
更なる方法の態様は、患者に対し、衝動的攻撃性介入を施行するステップと、衝動的攻撃性介入の後、1つ又は複数の攻撃的出来事について患者を検査するステップと、累積スコアが閾値を上回り、又は下回る場合、衝動的攻撃性介入が適切であるかを判定するステップと、を含んでもよい。
また、更なる方法の態様は、衝動的攻撃性を有する患者の治療を評価する方法に関し、1つ又は複数の攻撃的出来事について患者を監視するステップを含んでもよく、監視するステップは、質問表に入力された回答に基づいて累積スコアを算出するステップを含む。本明細書で開示される方法のいくつかの実施形態では、患者は、衝動的攻撃性介入を施行されてもよく、又はすでに施行されている。他の方法の態様は、上記説明されたように患者を監視し、介入後累積スコアを制御累積スコアと比較することに基づいて、治療を継続し、又は変更するかのいずれかによって、衝動的攻撃性を有する患者を治療することに関する。例えば、衝動的攻撃性治療は、介入後累積スコアが統計的に制御累積スコアとは異なる場合に係属されてもよく、又は介入後スコアが統計的に制御累積スコアとは異ならない場合に変更されてもよい。
本明細書で予期される他の方法の態様は、衝動的攻撃性介入を評価する方法を含み、1つ又は複数の攻撃的出来事について患者のグループの各々を監視するステップを含んでもよく、監視するステップは、質問表に入力された回答に基づいて累積スコアを算出するステップを含む。累積スコアは任意選択で、平均介入後累積スコアを生成するために平均化されてもよい。平均介入後累積スコアは、衝動的攻撃性治療の有効性を判定するために制御累積スコアと比較されてもよい。例えば、衝動的攻撃性介入は、制御累積スコアとの統計的差異が存在する場合に有効であると考えられてもよく、又は統計的差異との統計的差異が存在しない場合に有効でないと考えられてもよい。
特定の実施形態では、質問表をスコアリングすること、及び攻撃的出来事リスクを判定することは、コンピュータによって実施されるアルゴリズムを使用して実行される。
また、本開示の更なる態様は、累積スコアを判定するために質問表から取得された患者データをコンピュータに入力するステップと、上記本明細書で開示されたものなど、治療の決定若しくは有効性の判定を行うステップとを含む患者又は衝動的攻撃性介入の評価の方法に関する。
いくつかの実施形態では、質問表は、1つ又は複数の攻撃的出来事の各々が観察された後に1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を報告するために介護人によって使用されるダイアリを含む。更なる実施形態では、質問表は更に、1日の間に報告される1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を見直し、及び前に報告されていないいずれかの攻撃的出来事を入力することを介護人に促す
いくつかの実施形態では、1つ又は複数の攻撃的出来事は、患者によって示される行動によって特徴付けられる。質問表に関連する実施形態では、行動のリストは、チェックリストの形式で提示されてもよい。特定の実施形態では、このチェックリストは、以下の15の行動、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、自身を叩くこと、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることのうちのいずれかの1つ又は複数を含んでもよく、又はそれらから基本的に構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、行動は、それらが観察されるか否かに基づいて数字的にコード化されてもよく、更なる態様では、このコード化は、二値であってもよく、観察されたものに対して1とコード化し、観察されていないものに対して0とコード化する。
特定の実施形態では、固定された期間を通じた1つ又は複数の行動についてのコード化値は、固定された期間を通じて1つ又は複数の行動の頻度を表すスコアを生成するために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、スコアは、1つの行動のみの頻度を表してもよい。いくつかの実施形態では、スコアは、行動のグループの頻度を表してもよい。
いくつかの実施形態では、このスコアは、累積スコアを算出するために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、累積スコアは、加重されたスコアに基づいて算出される。いくつかの実施形態では、累積スコアは、加重されていないスコアに基づいて算出される。
本開示の態様は、累積スコアが、各々が行動のグループの頻度を表す2つのスコアに基づいて生成されてもよいことを予期する。特定の実施形態では、第1のスコアは、以下の行動、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、及び自身を叩くこと、の頻度に基づいて算出される。特定の実施形態では、第2のスコアは、以下の行動、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ること、の頻度に基づいて算出される。
本開示の追加の態様は、適切な衝動的攻撃性介入を選択することに関する。いくつかの態様では、衝動的攻撃性介入は、各々が相互に異なる特性を有する複数の衝動的攻撃性介入から選択される。特定の実施形態では、衝動的攻撃性介入は、モリンドンである。いくつかの実施形態では、衝動的攻撃性介入は、投与又は用法に従ったモリンドンの施行であってもよい。いくつかの実施形態では、モリンドンの投与は、約12ミリグラム~約36ミリグラムである。いくつかの実施形態では、モリンドンの投与は、18ミリグラム~36ミリグラムであるいくつかの実施形態では、投与は、統合失調症の治療について施行されるモリンドンの投与よりも低い。
いくつかの態様では、調査された衝動的攻撃性は、注意欠陥多動性障害(ADHD)、双極性障害、自閉症、トゥレット障害、又は心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの一次状態と関連付けられる。
本開示の更なる態様は、開示される方法を実行するツール及び命令、並びにそれを通じてこの評価を行うことができるグラフィカルユーザインタフェースを含むキットに関連する。
本開示の特定の態様は、上記説明された方法を実行するコンピュータにより実施される手段及びインタフェースに関連する。いくつかの態様では、これは、介護人によって質問表に入力された情報を受信するようプロセッサに指示するためのコンピュータ可読命令、患者の衝動的攻撃性と範囲において比例した介入を判定するためにそれらのデータを使用してアルゴリズムを実行するよう衝動的攻撃性に指示するためのコンピュータ可読命令を含む。更なるそのようなコンピュータにより実施される手段は、選択された介入の成功又は失敗を再評価するためのこの処理の繰り返し、及びそのコンピュータ可読命令を含んでもよい。
攻撃的出来事を報告するためのグラフィカルユーザインタフェースの複数のスクリーンを示す。 攻撃的出来事を報告するためのグラフィカルユーザインタフェースの複数のスクリーンを示す。 攻撃的出来事を報告するためのグラフィカルユーザインタフェースの複数のスクリーンを示す。 攻撃的出来事を報告するためのグラフィカルユーザインタフェースの複数のスクリーンを示す。 攻撃的出来事を報告するためのグラフィカルユーザインタフェースの複数のスクリーンを示す。 攻撃的出来事を報告するためのグラフィカルユーザインタフェースの複数のスクリーンを示す。 攻撃的出来事を報告するためのグラフィカルユーザインタフェースの複数のスクリーンを示す。 攻撃的出来事を報告するためのグラフィカルユーザインタフェースの複数のスクリーンを示す。 攻撃的出来事を報告するためのグラフィカルユーザインタフェースの複数のスクリーンを示す。 攻撃的出来事を報告するためのグラフィカルユーザインタフェースの複数のスクリーンを示す。 開示される手順の非限定的な例を示すフローチャートである。 加重されたスコア及び加重されていないスコアの週次平均に基づいて算出された累積スコアの間の相関を示す。
本開示が説明される特定の態様に限定されず、それ自体が当然に変化してもよいことが理解されよう。また、本明細書で使用される用語は、本開示の範囲が添付の特許請求の範囲のみによって限定されるので、特定の態様を説明することのみを目的とし、限定することを意図していないことが理解されよう。
他に定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術的用語及び科学的用語は、この技術が属する分野における当業者によって共通して理解されるのと同一の意味を有する。本明細書で説明される方法及び材料と同様又は同等のいずれかの方法及び材料を本技術の実施又は検査に使用することができるが、ここでは、好ましい方法、デバイス、及び材料が説明される。本明細書で引用される全ての技術的刊行物及び特許公報は、それらの全体を参照することによって本明細書に組み込まれる。本技術が先行発明によってそのような開示に先行する権利を有さないことの承認として解釈されるものは本明細書では存在しない。
定義
明細書及び特許請求の範囲で使用されるように、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈が他に明確に指示しない限り、複数の言及を含む。
「攻撃的出来事(aggressive episode)」は、1つ又は複数の攻撃的行動によって特徴付けられるイベントを指すために本明細書で使用される。
本明細書で使用されるように、用語「介護人(caregiver)」は、成人、典型的には、親又は患者とほとんど毎日接触する他の介護人を指すことができる。「介護人」はまた、配偶者、重要な他者、又は患者の行動を観察するために患者と十分な時間を費やす他の血縁者を指すことができる。用語「介護人」はまた、患者の行動を観察及び報告することが可能な教師、臨床医、又は管理者を意図するために使用されてもよい。
本明細書で使用されるように、用語「備える(comprising)」は、組成物及び方法が記載された要素を含むが、その他を排除しないことを意味することが意図される。組成物及び方法を定義するために使用されるときに「基本的に構成される(Consisting essentially of)」は、意図した使用のための組み合わせへのいずれかの本質的な意義の他の要素を排除することを意味するものとする。例えば、本明細書で定義されるような要素から基本的に構成される組成物は、分離及び精製方法、並びにリン酸緩衝生理食塩水及び防腐剤などの医薬的に許容される賦形剤から微量汚染物質を排除しない。「から構成される(Consisting of)」は、他の含有物の微量元素を上回るもの、及び本明細書で開示される組成物を施行するための実質的な方法ステップを排除することを意味するものとする。それらの転換語の各々によって定義される態様は、本開示の範囲内にある。
本明細書で使用されるように、用語「ダイアリ(diary)」は、固定された期間を通じた1つ又は複数の出来事の記録を指す。
本明細書で使用される用語「頻度(frequency)」は、指定された持続時間を通じた比率として算出される、イベントが発生する回数を指す数学的概念である。特定の実施形態では、頻度は、日、週、又は年を通じて算出されてもよい。いくつかの実施形態では、頻度は、頻度の数に基づいて平均値として算出されてもよく、例えば、頻度値は、週についての平均日次頻度を得るために、曜日ごとに取得されてもよく、共に加算されてもよく、及び曜日によって除算されてもよい。
本明細書で使用されるように、「衝動的攻撃性(impulsive aggression)」は、基礎一次疾患に関連する繰り返される攻撃的出来事を指す。いくつかの実施形態では、基礎一次疾患は、注意欠陥多動性障害(ADHD)、双極性障害、自閉症、トゥレット障害、又は心的外傷後ストレス障害(PTSD)である。
本明細書で使用されるように、用語「介入(intervention)」は、衝動的攻撃性の兆候又は要因を軽減し、是正し、又は解消するために使用される、いずれかの治療、治療法、行動療法などを指すことができる。非限定的な例は、モリンドン及び行動的介入を含む。
用語「モリンドン(molindone)」は、単一の(-)光学異性体、若しくは単一の(+)光学異性体の形式のいずれかにあり、又はその両方のラセミ混合物の形式にあり、若しくは(-)及び(+)の変化量を有する光学異性体非ラセミ混合物の形式にあるものを含む、3-エチル-6,7-ジヒドロ-2-メチル-5-(モルホリノメチル)インドール-4(5H)-オン又は医薬的に許容される塩若しくはそのエステルを意味する。
本明細書で使用されるように、用語「観察する(observe)」及びそれらの変形物は、一次又は二次観察に関連して使用されてもよい。一次観察は、攻撃的出来事を直接観察した介護人による1つである。二次観察は、外部ソース、例えば、別の介護人、つながりのない観察者、又は別の患者によって介護人に報告される1つである。
用語「監視する(monitoring)」、「検査する(screening)」「評価する(evaluating)」、及び/又はそれらとの同等物は、累積スコアを算出することを含む、質問表からのデータ入力の分析を指すために本明細書で使用される。
本明細書で使用される用語「コンピュータ」は、任意選択でそれに与えられる命令に従って二値の形式でデータを記憶及び処理するための電子デバイスを指す。用語「コンピュータにより実施されるアルゴリズム(computer implemented algorithm)」は、データ分析の処理のためのコンピュータに与えられる命令を指す。
本明細書で使用されるように、用語「統計的差異(statistical difference)」は、統計的分析の技術に基づいた確立されたアルファ値、例えば、アルファ=0.001、0.01、又は0.05における統計的な有意な差異を指す。統計的方法は、値の臨界範囲を定義するために使用されてもよい。典型的には、1つの標準偏差内にあるそれらの適切な値は、統計的な有意な差異、好ましくは2つの標準偏差を判定するための統計的な有意な値として考えられてもよい。この理由で、単語「約(about)」は、述べられる値と関連して使用される。特定の統計的方法は、本明細書で開示される方法において使用されてもよい。それらの統計的方法は、予測を行うためのアルゴリズムの公平な性能を最適化するための1)線形回帰、2)分類ツリー法、及び3)統計的機械学習を含んでもよいが、それらに限定されない。それらの統計的方法の各々は、生物統計学の分野における当業者に公知であり、コンピュータにおける処理として実行されてもよい。限定なしに、Insightful Corporation of Seattle,Washから商業的に利用可能なS-PLUSRなど、大多数のソフトウェア製品が統計的方法を実装するために商業的に利用可能である。
用語「患者(patient)、「被験者(subject)」、及び「個人(individual)」は、いずれかの年齢グループの人間の被験者を指すために本明細書で交換可能に使用される。特定の実施形態では、患者は、子供又は若年者である。更なる実施形態では、患者は、6~12歳の年齢にある。更なる実施形態では、患者は、若年者(12~17歳)である。
本明細書で使用されるように、用語「質問表(questionnaire)」は、介護人に問われる一連の質問を指す。いくつかの実施形態では、それらの質問は、グラフィカルユーザインタフェース(図1A~1J)上で提示され、更なる実施形態では、この質問表からの入力は、データの分析のためにコンピュータにデジタルに記憶され、及びコンピュータ通信される。いくつかの実施形態では、質問表は、時間、場所、介護人のアイデンティテー、及び観察の性質を含むがそれらに限定されない、攻撃的出来事を特徴付けることにおいて適合される追加の質問を含む。
本明細書で使用されるように、用語「スコア(スコア)」は、特定の行動、行動のセット、疾患、疾病、又は病状を表す数値を指す。いくつかの実施形態では、スコアは、観察される行動又はその頻度を表すカウントの加算に基づいて算出される。いくつかの実施形態では、1つ又は複数の観察される行動のカウントは、「加重されたスコア」を生成する、それらのそれぞれの有病率(prevalence)に基づいて加重される。代替的な実施形態では、「加重されていないスコア」を生成する、有病率に対してカウントは調節されない。用語「累積スコア(cumulative score)」は、複数のスコア値の加算を通じて生成されるスコアを指す。「制御累積スコア(control cumulative score)」は、それが制御患者又はグループから取られるように、それから統計的差異を査定するために使用されるスコア値を指す。そのような制御は、衝動的攻撃性介入の施行の前の衝動的攻撃性を有する同一の患者又は患者のグループから取られる「基準値(baseline)」累積スコア、衝動的攻撃性介入を施行していない衝動的攻撃性を有する患者若しくは有さない患者の累積スコアから平均化される「平均(mean)」累積スコア、又は単一の患者の累積スコアであってもよい。いくつかの実施形態では、それらの制御グループは、査定、評価、監視、又は検査されている患者に基づいて対にされる。
本明細書で使用されるように、用語「閾値(threshold)」は、衝動的攻撃性の存在及び/又は攻撃的出来事の特定のリスクレベルを決定する累積スコアなどの特定の「カットオフ(cut-off)」値を指すために使用される。
開示を実施するモード
本開示は、患者における衝動的攻撃性を監視、評価、診断、又は検査する方法及びシステムを提供する。いくつかの実施形態では、この評価は、介護人の入力に基づいている。本開示の態様は、介護人が攻撃的出来事を特徴付ける観察的情報を質問表に入力することが可能な特定の方法ステップを提供する。
いくつかの実施形態では、これは、固定された期間を通じてダイアリの形式で行われ、すなわち、そのような情報の入力は、1つ若しくは複数の攻撃的出来事の間若しくは後、攻撃的出来事が介護人に報告された後、又は記録された攻撃的出来事を見直すときの固定された期間の終わりに実行されてもよい。
質問表に入力される情報は、いくつかの実施形態では、データとして記憶されてもよく、及び本明細書で開示される衝動的攻撃性を評価する方法において使用されてもよい。いくつかの実施形態では、この方法は、コンピュータによって実施される。更なる実施形態では、質問表は、グラフィカルユーザインタフェースなどのデータ入力に適した電子手段を通じて介護人によって査定される。代替的な実施形態では、質問表は、データ入力に適した物理手段として介護人によって査定され、そのような手段の非限定的な例は、白紙、SCANTRON(登録商標)、パンチカード、又はいずれかの他のそのような機械可読入力形式などを含むがそれらに限定されない。
特定の実施形態では、攻撃的出来事を特徴付ける情報は、以下の行動、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、自身を叩くこと、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、他人を蹴ること、からかうこと、唾を吐くこと、噛みつくこと、武装すること、引き裂くこと、壊すこと、いたずらすること、破壊すること、放火すること、動物を叩くこと、自身を蹴ること、自身への重症、他人への重症、動物への重症のうちの1つ又は複数を含む行動のグループを含む。いくつかの実施形態では、行動のグループは、記載された行動のうちの少なくとも5個、記載された行動のうちの少なくとも10個、記載された行動のうちの少なくとも15個、記載された行動のうちの多くとも15個、記載された行動のうちの多くとも20個、記載された行動のうちの多くとも30個、記載された行動のうちの全ての31個を含み、又は代わりにそれらから構成される。
特定の実施形態では、攻撃的出来事は、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、自身を叩くこと、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることから構成される15個の行動のグループに基づいて特徴付けられる。
出来事に関する追加の情報はまた、文書化されてもよい。
いくつかの実施形態では、質問表は、以下の情報を導き出すように設計された一連の質問から構成される。
(a)介護人のアイデンティテー(例えば、このダイアリを完了した介護人は誰?)
(b)事件の時間(例えば、このイベントが発生したのはおよそ何時?)
(c)観察された行動-任意選択で、チェックリストの形式にある(例えば、このイベントの間に子供が何をしたか?当てはまる全てを選択してください。)行動のリストは任意選択で、1つよりも多い質問で提示されてもよい。例えば、図1D~1Gを参照されたい。
(d)観察者のアイデンティテー(このイベントをどのようにして知ったか?)
いくつかの実施形態では、それらの質問に対する回答は、更なる質問を促すことができ、例えば、攻撃的行動が観察されないが、出来事が報告された場合、質問表は、「あなたは攻撃的活動を記録しませんでした、正しいですか?」、又は別のそのような確認的質問を含んでもよい。例えば、図1Hを参照されたい。
いくつかの実施形態では、質問表に入力される情報は、データとして記憶される。いくつかの実施形態では、このデータは、二値として記録されてもよく、1は観察された行動についてのものであり、0は観察されていないデータについてのものである。それらのデータは任意選択で、累積スコアを算出するためのコンピュータにより実施される手段において利用されてもよく、それは次いで、本明細書で開示される方法において使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、行動のうちの1つ又は複数の頻度は、質問表への入力に基づいて査定される。この頻度情報は次いで、患者の攻撃的出来事リスクを特徴付ける累積スコアを算出するために使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、行動の頻度は、独立して、又はグループで査定されてもよく、次いで、累積スコアに組み込まれてもよい。
いくつかの実施形態では、頻度は、1つ又は複数の行動の累積頻度として判定される。いくつかの実施形態では、個人の頻度は、衝動的攻撃性病状におけるそれらの全体的な有病率及び帰属された重要性(imputed importance)に基づいて加重されてもよい。特定の実施形態では、この累積スコアは、攻撃的出来事を特徴付ける1つ又は複数の行動の頻度に基づいている。
いくつかの実施形態では、累積スコアの判定は、アルゴリズムに基づいて生成され、その非限定的な例は、入力されたデータを分析する機械学習アルゴリズムである。
この情報から算出される累積スコアは、いくつかの衝動的攻撃性(IA)関連分野、特に、診断、治療、及びIAの治療の有効性を査定する分野において有用である。
いくつかの実施形態では、特定の閾値スコアは、衝動的攻撃性を構成する行動について判定されてもよい。この閾値を上回るスコアを有する患者は、IAで診断されてもよく、閾値を下回るスコアを有する患者は、IAを有しないと考えられる。更なる実施形態では、適切なIA介入は、IAを示すスコアを有する患者について選択してきた。
いくつかの実施形態では、閾値又は制御累積スコアは、IA介入の効能を評価するための基準値として使用されてもよい。そのような実施形態では、患者は、IAについて査定されてもよく、IA介入を施行されてもよく、次いで、攻撃的出来事リスクスコアにおける変化について監視されてもよく、代わりに、患者は、IA介入を既に受けていることがあり、又はIA介入を現在受けていることがあり、及び攻撃的出来事リスクスコアにおける変化について監視される。いくつかの実施形態では、閾値又は制御累積スコアは、治療又は評価が始まるときの患者のスコア、基準値累積スコアであってもよく、いくつかの実施形態では、閾値は、上記説明されたIAについての診断閾値であってもよい。いくつかの実施形態では、閾値又は制御累積スコアは、患者の累積スコアと同一の手段に従って生成されてもよい。例えば、制御累積スコアは、衝動的攻撃性を有さない単一の患者から取得されてもよく、平均制御又は基準値スコアは、衝動的攻撃性を有する患者のグループ又は衝動的攻撃性を有さない患者のグループからそれぞれ取得されてもよい。基準値累積スコアのように、そのようなスコアは、IA介入を施行されていない患者又は患者(複数)、及び任意選択で、プラシーボを施行されている患者について算出されてもよい。
特定の規模のスコア又は確立された閾値を下回るスコアにおける減少は、治療が成功したことを示すことができる。更に、特定の介入、投与、濃度、タイミング、施行のモードなどの効果は全て、累積スコアにおける変動に基づいて評価されてもよい。そのような変動は、制御値からの統計的差異に基づいて査定されてもよい。
同様の実施形態では、1つ又は複数のインデックススコアは、適切なIA介入を選択するために使用されてもよく、例えば、閾値スコア値は、治療と関連付けられたスコアのインデックスを形成するために既知のIA介入ごとに確立されてもよい。特定のインデックス付きスコアに対応するスコアを有する患者は、関連する治療を施行される。
いくつかの実施形態では、上記開示された評価ステップのうちのいずれかは、コンピュータにより実施されてもよく、及び/又は有意性を判定するために適切な統計的方法を通じて査定されてもよい。
特定の実施形態では、説明される方法は、図2のフローチャートに従って実行される。
●攻撃的出来事が介護人によって観察され、又は介護人に報告される。
●介護人は次いで、出来事に関する情報、特に、時間、イベントの観察者、及び観察される行動を質問表に入力する。
●データは、固定された期間、概して1日を通じて入力され、その時点で介護人が記載されたイベントを見直すことを促される。
●見逃した出来事が入力されてもよく、及び前のデータへの変更は、促された見直し期間の間に行われてもよい。
●固定された期間のうちの1つ又は複数を通じて集約されたデータは、任意選択で、算出され、実施される手段を使用してスコア付けされる。
●算出された累積スコアは、以下のうちの1つ又は複数を判定するために閾値と比較される。
〇患者がIAを有するか
〇患者がIA介入を必要とするか、及び任意選択で、どの介入が適切であるか
〇患者が患者のIA介入への変更を必要とするか
〇患者が継続した評価を必要とするか
〇患者のIA介入が成功したか
●評価は任意選択で、本明細書で考慮される方法のうちの1つ又は複数に従って、患者のIA状態を監視し、又は介入を査定することが継続される。
例1:衝動的攻撃性評価方法の精神測定妥当性
検査機器についてのプロトコル
IA評価質問表の精神測定特性は、2014年3月27日から2014年9月5日までで、注意欠陥多動性障害(ADHD)との共存症の衝動的攻撃性を有する小児男子及び女子の被験者(6~12歳の年齢を含む)の親における、多角的な非介入性調査において査定されてきた。全ての調査資料(調査マニュアル(プロトコルとしての役割を果たす)、同意説明文書(ICF)、症例報告書(CRF)、並びに人口及び健康情報文書(DHIF))(付録A)は、被験者が登録のために検査される前に、2014年3月27日にコペルニクス/ウエスタン独立審査委員会(IRB)によって見直し及び承認されてきた。
妥当性確認調査の目的は、以下の分析を通じてIA評価質問表を精神測定の観点で妥当性を確認することである。
●項目間相関-四分相関により評価される
●因子構造-法則化された線形探索的因子分析(EFA)モデルにより評価される。モデル適合インデックスは、評価する因子の数を判定するために使用されてきた。傾斜バリマックス回転負荷パターンは、IA評価質問表の因子構造を判定するために使用されてきた。
●項目反応理論(IRT)-2つの項目IRTモデル、2パラメータ論理(2PL)IRTモデル、及びRasch又は1パラメータ論理(1PL)IRTモデルは、二値IA評価質問表項目について考察されてきた。それらのモデルは、いくつの傾斜が評価されるかにおいてのみ異なり、2PLが項目ごとに1傾斜を評価し、Rasch/1PLが項目ごとに傾斜を評価しない。モデル適合インデックスは、IA評価質問表についての適切なIRTモデルを選択するために使用されてきた。IRTモデルの因子構造は、EFAから取得されたものに基づいてきた。サブドメインがEFAに存在すると発見されるコンテキストにおいて単一のスコアの構築をサポートするために、IRTモデルについての双因子(Bi-Factor)パラメータ化が利用されてきた。双因子構造は、全ての項目が荷重する一般因子を有するEFAサブドメイン構造を増補する1つである。双因子パラメータ化は、EFA因子構造と比較されており、モデル適合インデックスが、最終解のための最良のモデルを選択するために使用されてきた。
●加重されたスコア及び加重されていないスコアが生成されてきた。加重されたスコアは、Bock及びMislevy empirical Bayesスコア法を使用して生成されてきた。参照により本明細書に組み込まれる、Bock,R.D.&Mislevy,R.J.Adaptive EAP Estimation of Ability in a Microcomputer Environment.Applied Psychological Measurement 1982;6:431-444を参照されたい。加重されていないスコアは、ダイアリごとの報告された行動の合計として生成されてきた。加重されたスコアはzスコアであり、加重されていないスコアは、分散されるカウントである。
●内部一貫信頼性-Kuder-Richardson eq.20(KR-20)により評価され、及びIRTからの限界信頼性(marginal reliability)である。KR-20は、二値項目についてのCronbachのアルファの類似物であり、限界信頼性は、CronbachのアルファについてのIRTモデルに基づく類似物である。
●検査-再検査信頼性-加重されたスコアについてのクラス内相関(ICC)及び加重されていないスコアについてのスピアマン相関から評価される。
●同時妥当性-IA評価質問表スコアと改変顕性攻撃性尺度(R-MOAS:(Retrospective Modified Overt Aggression Scale))及びNisonger子供行動評価表(Nisonger Child Behavior Form)-典型的なIQ破壊的行動(NCBRF-TIQ D-総スコア)の両方との間のスピアマン相関により評価される。参照により本明細書に組み込まれる、Coccaro EF,Berman ME,Kavoussi RJ:Assessment of life-history of aggression:development and psychometric characteristics.Psychiatry Res 1997;73:147-157 and Shrout PE,Fleiss,JL.Intraclass Correlations:Use in Assessing Rater Reliability.Psychological Bulletin.1979;86(2):420-428を参照されたい。
●既知-グループ法-IA評価質問表スコアが従う適切な線形又は法則化された線形モデルを使用した、R-MOASの臨床的に有意な攻撃性カテゴリ(24+のスコア)及びNCBRF-TIQ D-総問題行動カテゴリ(48+の85番目のパーセントのスコア)を条件としたIA評価質問表スコアの時点及び間隔推定値により14日で評価される。
●最小臨床重要差異(MCID)-SEMを使用して導出される分散に基づく方法を介して評価される。アンカーに基づくMCID推定値は、介護人の印象の変化(CGIC)層に関する条件付き加重されたスコア及び加重されていないスコアにより取得されてきた。
親は、親がダイアリを14日間で完了することを望んでいた追加の要件を伴うダイアリの開発段階にある同様の包含/排除基準(すなわち、概念誘出及び認知面接)を満たす必要がある。100人の被験者は、103人の被験者(n=103)である調査の終わりに実際の登録を伴う米国での5つのサイト(Bradenton、FL、Maitland、FL、Columbus、OH、Baltimore、MD、及びOwensboro、KY)にわたって登録について標的とされてきた。サンプルは、平均8.7歳であった(3年生の過程にある)男子(70.9%)の子供の親の大部分、及び白人(53.9%)非ヒスパニック(85.4%)を包含してきた。調査期間は、Visit 1(IA評価質問表及びR-MOAS紙の質問表が被験者に渡された検査及び登録巡回)からVisit 2(調査査定及びIA評価質問表の回答)までの14日間であるものと計画されてきた。調査査定は、以下の4つの測定、1)IA評価質問表、2)Nisonger子供行動評価表(Nisonger Child Behavior Rating Form)-典型的なIQ、3)改変顕性攻撃性尺度、及び4)介護人全体的印象変化(Caregiver Global Impression of Change)を含んできた。
2つの分析タイプ、断面的及び縦断的が存在する。断面的分析では、被験者ごとの単一のダイアリのみが採用されてきた。そのような分析は、基準値同時妥当性、因子分析、及び項目反応理論モデリングを含んできた。縦断的分析では、被験者ごとの1つよりも多いダイアリが使用されてきた。それらの分析は、反応性、検査再検査信頼性、及びアンカーに基づくMCID推定において使用される基準値分析からの変化を含んできた。精神測定分析は、以下の評価、ダイアリ完了の品質、項目分散、項目間相関、因子分析、IRT分析、スコアリング、内部一貫信頼性、検査-再検査信頼性、同時妥当性、既知-グループ妥当性、及びMCID推定を含んでいる。詳細について、付録Bにおける完全な精神測定妥当性確認報告を参照されたい。
検査結果
1.有病率を報告する行動
IA評価質問表項目によって査定される14項目の合計、又は行動の53%は、それらの項目の分析を許可するために十分な頻度で報告されてこなかった。これは、項目承認率、項目間相関、及び項目承認の無条件オッズに関する結果から判定されてきた。全ての項目についての承認率は、表2において与えられる。グレーで強調された項目は、分析されることが非常にまれに承認される行動である。ほとんどの例では、それらの行動は、非常に極端であり、報告の欠如が論理的である。それらは、重症項目、武装項目、壊す/破壊/いたずら項目、放火及び噛みつき項目を含む。
加重された有病率推定値は、被験者が異なる数のダイアリを有し、従って、被験者が被験者特有の基準によって称される有病率を推定し、次いで、n=103の被験者にわたってプールする必要があることを理由に、全てのダイアリを通じて承認有病率を試験するときに必要とされてきた。表2は、以下の次数、n=24の介護人との質的面談について、n=103の被験者がダイアリを完了した妥当性確認調査の第1のダイアリについて、及び妥当性確認調査における全てのn=103の被験者についての全てのダイアリにわたる承認の加重された有病率についてのコラムにわたって項目ごとの報告率を与える。
IA測定妥当性確認分析について保持されることになる十分な有病率を有する行動は、怒鳴ること、叫ぶこと、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、からかうこと、脅すこと、引っ掻くこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、投げること、叩き付けること、自身を叩くこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることを含んでいる。それらの結果はまた、この年齢グループにおけるIAを表すことが想定されるが、実験的に査定されていない行動の有病率及び希薄さに関する基本的な疫学的データを提供する。
Figure 2022017408000002
Figure 2022017408000003
Figure 2022017408000004
2.探索的因子分析(EFA)及び項目反応理論(IRT)モデル
IA評価質問表の下にあるドメイン/因子の数は、EFAモデルを使用して利用されてきた。モデル適合インデックスは、最適な数の因子を判定するために使用されてきた。最適な数の因子を判定した後、項目反応理論モデルは、項目の精神測定特性を評価し、行動の重症度のランキングを推定し、及びそれにより重症度の加重されたスコアを構築するための実験的な重みを生成するために使用されてきた。分析に適格な16の項目により、5個のドメイン/因子の合計は、理論的に推定可能であった。従って、データに対する1~5個の因子のモデル適合が利用されてきた。
表3は、推定されたEFAモデルについてのモデル適合インデックスを包含する。表2において提示されるχ検査は、帰無仮説についての参照モデルとして飽和モデルを使用する。飽和モデルは、観察された項目間四分相関を完全に再作成する1つである。従って、この検査の帰無仮説は、推定されるモデルが、空値を保持する目的で飽和されることとは異ならないでデータに適合することであり、よって、推定されるモデルが完全なモデル程度に良好であることを論証する。
よって、それらの検査について、有意でないp値は、完全なモデルにも適合する推定されたモデルの空値及び識別を拒絶することができないことを示す。表2において分かるように、1因子モデルは、飽和モデルよりも著しく悪く適合し、2及び3因子モデルは、そうでなかった。4及び5因子モデルは、収束させることができず、更には考慮されないでいた。相対的適合検査は次いで、3推定可能モデルのうちのどれが相互に最良に適合するかを判定するために使用されてきた。2因子モデルは、1因子モデルよりも著しく良好に適合するが、3因子モデルは、2モデルよりも良好に適合しなかった。よって、2因子モデルは、最適なEFA解であった。
Figure 2022017408000005
一連の代替的なIRTモデルは、それによりIA評価質問表項目の精神測定特性を特徴付け、及び重症度の重みを推定するための最良の適合モデルを選択するために利用されてきた。それらのモデルについてのモデル適合が比較されてきた。考慮されるモデルは、EFA因子構造を採用する2因子2PL IRTモデル、1PL/Rasch双因子モデル、及び2PL 双因子IRTモデルを含んできた。双因子IRTモデルは、EFA因子構造を使用してきたが、全ての項目が荷重した一般IA因子をそれに加算してきた。表3において分かるように、モデル適合は、最小カイ二乗及び近似の平均二乗誤差(RMSEA)、並びに最高相対的適合インデックス(CFI)及びTucker-Lewisインデックス(TLI)を有していた、2PL双因子IRTモデルについて最良であった。
代替物よりも良好な2PL双因子IRTモデルについての適合インデックスのみが考慮されるのではなく、絶対項において、それらの適合インデックスは、適度なサンプルサイズを考慮するときでさえ、データに対するモデルの強い適合を示唆する。しかしながら、双因子モデルの下で、いじめることの項目は、IA因子に関して負の負荷を有し、いじめることがIAに対して逆に関連していたことを示唆する。結果として、この項目は、項目プールから除去されており、全ての後続モデルが減少した15の項目プールと適合してきた。
Figure 2022017408000006
Figure 2022017408000007
3.内部一貫性、信頼性、妥当性、及びMCID研究結果の概要
スコアを評価し、内部一貫性により開始し、及びアンカーに基づくMCIDにより完了する精神測定結果の全集合は、表4において集約される。分析ごとに、それが検査された基準が記載され、統合され、観察された結果が与えられ、及び基準が満たされたかが示される。3つの分析(加重されていないスコアについての内部一貫性、変化についての分散に基づくMCID、及びアンカーに基づくMCID)を除く全ては、それらの基準を満たしてきた。
加重されていないスコアについての内部一貫性推定は、測定-誤差に基づく減衰を理由に、基準を下回る可能性がある。変化についての分散に基づくMCID及びアンカーに基づくMCIDの両方のケースでは、調査設計の非介入的性質は、成功の基準を満たすことができないことを説明してきた。従って、IA評価質問表の精神測定妥当性確認をサポートする有力な証拠がこの調査において発見されてきた。
この調査では、加重されたスコア及び加重されていないスコアは、約0.95に相関付けられてきた(図3)。加重されたスコアは、分析の間に検出されるモデル構造に従うスコアを生成するために使用され、加重されていないスコアとのそのような高相関は、2つのスコアがおおよそ90%の説明された相違を共有することを論証する。共有される相違のそのような高レベルにより、算出するのにより容易であり、その頻度介入が明確且つ直感的である加重されていないスコアは、それからエンドポイントを構築するための論理候補である。
加重されたスコア及び加重されていないスコアについての信頼性及び妥当性研究結果における強い対応関係が存在していた。共通基準において推定される統計ごとに実質的に、加重されたスコア及び加重されていないスコアについての結果は、丸目誤差内にあった。これは、加重されていないスコアがこのコンテキストにおいてゴールドスタンダードの加重されたスコアに対する良好な近似であることを示唆する。分析が異なる基準において推定値を作成するスコア依存モデルを必要としていたケースでは、同一の比較が可能でなかった。しかしながら、それらの分析についてさえ、分析の結果が同一であり、各々のスコアが一致してそれらの基準を達成することに成功し、又は成功していた。その結果として、加重されていないスコアは、それからエンドポイントを構築することができるIAの精神測定適合測定値であるものと思われる。
Figure 2022017408000008
Figure 2022017408000009
Figure 2022017408000010
例2:ダイアリ監視によるモリンドン臨床試験
無作為化された、二重盲式、プラセボを対照とした調査は、標準的なADHD治療と関連して、注意欠陥/多動性障害(ADHD)を有する小児科患者における衝動的攻撃性の治療のためのモリンドン塩酸塩持続放出性タブレットの有効性及び安全性を評価するために行われる。調査は、二重盲式、プラセボを対照とし、3アーム式の無作為化された(1:1:1)、並列グループ調査である。6~12歳の年齢の約378人の被験者は、無作為化された291人の被験者(又は、治療アームごとに97人の被験者)を達成するために検査される
以下の基準を満たす被験者は、調査に含まれる。
そうでない場合、健康な男子又は女子の被験者は、ADHDの一次疾患の検査をしており、及び最適化されたFDA承認ADHD療法を現在受けている時に6~12歳の年齢である。被験者は、妥当性が確認されたスコアリング方法-R-MOAS及び/又はVitiello攻撃性尺度を使用して衝動的攻撃性について確認される。
調査は、以下で言及されるように、10~12週内に段階的に行われる。
●事前治療段階:4~6週
〇検査期間:2~4週
〇基準値期間:2週
●治療段階:5週
〇滴定期間:2週
〇維持期間:3週
●改変/漸減段階:1週
被験者は、3つのグループ、プラシーボを受けるグループ1、18ミリグラムのモリンドンを受けるグループ2、及び36ミリグラムのモリンドンを受けるグループ3に分割される。モリンドンは、プラシーボのタブレットに一致する3ミリグラム~9ミリグラムのモリンドン塩酸塩持続放出型タブレットの投与形態の形式で施行される。治療は、食物で1日に2回、経口で施行される。被験者は、2週の期間を通じて、それらの最終的な無作為化された投与に対して力価滴定される(force-titrated)
被験者は、IAダイアリに入力されたデータを使用して監視される。衝動的攻撃的行動頻度は、加重されていないスコア、完全なIAダイアリ入力を伴う日数を通じて基準値期間に対する維持期間において7日を通じて観察された(例1において妥当性か確認された15の)総衝動的攻撃的行動の合計に基づいて算出される。
薬物動態情報は、2つの巡回の間に分割された5つの血液サンプルの分析によって各々の被験者から取得される。サンプルプラズマにおけるモリンドン、アンフェタミン、メチルフェニデート、グアンファシン、クロニジン、及びアトモキセチンの濃度は、妥当性が確認されたクロマトグラフ法を使用して判定される。
有効性は、基準値-(M-B)/Bからの割合の変化として算出され、Bは基準値期間頻度であり、Mは維持期間頻度であり、割合を得るために100で乗算される。
統計的有意性は、2側面有意性レベルを有するWilcoxon順位和検査に従って査定され、アルファは0.05である。治験薬の少なくとも1つの投与を受けた被験者は安全性について査定され、基準値、ダイアリに基づいてIA行動頻度の少なくとも1つの有効な無作為化後査定をも有する被験者は、包括解析の妥当性を確認するために査定される。各々の施行されたプロトコルの更なる分析は、80%のダイアリ完了を有し、及び主要なプロトコル偏差がない、包括解析について査定されたそれらの被験者に基づいている。
全ての被験者は、薬物動態情報について査定される。人口薬物動態モデルは、非線形混合効果モデル(NOMEM)を使用してモリンドンについて開発される。共変動は、系統的な過程を通じて含まれ、年齢、性別、体のサイズ、治療、臓器機能、及びADHD療法を含む。

Claims (93)

  1. 衝動的攻撃性(IA)を有し、及び衝動的攻撃性介入を施行された患者を治療する方法であって、
    (a)質問表により1つ又は複数の攻撃的出来事について前記患者を監視して、介入後累積スコアを判定するステップと、
    (b)前記介入後累積スコアが統計的に制御累積スコアとは異なる場合、前記衝動的攻撃性介入を施行し続けるステップ、又は
    (c)前記介入後累積スコアが統計的に制御累積スコアとは異ならない場合、前記衝動的攻撃性介入を変化させるステップ、
    を含み、
    監視するステップは、前記質問表にら入力された回答から、コンピュータにより実施されるアルゴリズムによって累積スコアを算出するステップを含む、
    方法。
  2. 前記制御累積スコアは、
    (i)衝動的攻撃性を有さず、及び1つ又は複数の攻撃的出来事について衝動的攻撃性介入を施行されていない被験者のグループの各々を監視して、患者の制御累積スコアの前記グループの各々を判定し、
    (ii)前記制御累積スコアの平均値を算出して、平均制御累積スコアを判定する、
    ことによって算出される平均制御累積スコアである、請求項1に記載の方法。
  3. 衝動的攻撃性を有さず、及び衝動的攻撃性介入を施行されていない被験者の前記グループの各々は、プラシーボ介入を施行されてきた、請求項2に記載の方法。
  4. 前記制御累積スコアは、衝動的攻撃性を有さず、及び1つ又は複数の攻撃的出来事について衝動的攻撃性介入を施行されていない被験者を監視して、制御累積スコアを判定することによって算出される、請求項1に記載の方法。
  5. 衝動的攻撃性を有さず、及び衝動的攻撃性介入を施行されていない被験者の各々は、プラシーボ介入を施行されてきた、請求項4に記載の方法。
  6. 前記制御累積スコアは、
    (i)衝動的攻撃性を有し、及び1つ又は複数の攻撃的出来事について衝動的攻撃性介入を施行されていない患者のグループの各々を監視して、患者の基準値累積スコアの前記グループの各々を判定し、
    (ii)前記基準値累積スコアの平均値を算出して、平均基準値累積スコアを判定する、
    ことによって算出される平均基準値累積スコアである、請求項1に記載の方法。
  7. 衝動的攻撃性を有し、及び衝動的攻撃性介入を施行されていない患者の前記グループの各々は、プラシーボ介入を施行されてきた、請求項6に記載の方法。
  8. 前記制御累積スコアは、前記衝動的攻撃性介入の施行の前に1つ又は複数の攻撃的出来事について衝動的攻撃性を有する前記患者を監視して、基準値累積スコアを判定することによって算出される基準値累積スコアである、請求項1に記載の方法。
  9. 前記質問表は、1つ又は複数の攻撃的出来事の各々が観察された後に前記1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を報告するために介護人によって使用されるダイアリを含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記質問表は更に、1日の間に報告される前記1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を見直し、及び前に報告されていないいずれかの攻撃的出来事を入力することを前記介護人に促す、請求項9に記載の方法。
  11. 前記1つ又は複数の攻撃的出来事の各々は、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、自身を叩くこと、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることを含む行動のグループによって特徴付けられ、前記行動は、前記介護人からの回答に基づいて観察されたもの(1とコード化)又は観察されていないもの(0とコード化)としてコード化される、請求項1に記載の方法。
  12. 固定された期間を通じた1つ又は複数の行動の頻度は、スコアを生成するために算出される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記固定された期間は、1週又は7日である、請求項12に記載の方法。
  14. 前記累積スコアは、各々が行動のグループの前記頻度を表す、2つのスコアに基づいて算出される、請求項12に記載の方法。
  15. 第1のスコアは、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、及び自身を叩くことから構成される行動のグループの前記頻度に基づいて算出され、第2のスコアは、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることから構成される行動のグループの前記頻度に基づいて算出される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記累積スコアは、加重されたスコアとして算出される、請求項1に記載の方法。
  17. 前記累積スコアは、加重されていないスコアとして算出される、請求項1に記載の方法。
  18. 施行された前記衝動的攻撃性介入は、各々が相互に異なる特性を有する複数の衝動的攻撃性介入から選択される、請求項1に記載の方法。
  19. 前記衝動的攻撃性介入は、投与又は用法に従ったモリンドンの施行である、請求項18に記載の方法。
  20. モリンドンの前記投与は、約12ミリグラム~約36ミリグラムである、請求項19に記載の方法。
  21. モリンドンの前記投与は、18ミリグラムである、請求項20に記載の方法。
  22. モリンドンの前記投与は、36ミリグラムである、請求項20に記載の方法。
  23. 前記衝動的攻撃性介入の継続される施行は、モリンドンの前記投与を維持すること、又は下げることを含む、請求項1に記載の方法。
  24. 前記患者は、子供又は若年者である、請求項1に記載の方法。
  25. 前記子供は、約6~12歳の年齢である、請求項24に記載の方法。
  26. 前記若年者は、約12~17歳の年齢である、請求項24に記載の方法。
  27. 衝動的攻撃性を有する前記患者は、一次状態と関連付けられた衝動的攻撃性を有する、請求項1に記載の方法。
  28. 前記一次状態は、注意欠陥多動性障害(ADHD)、双極性障害、自閉症、トゥレット障害、又は心的外傷後ストレス障害(PTSD)である、請求項27に記載の方法。
  29. 有効性について衝動的攻撃性介入を評価する方法であって、
    (a)衝動的攻撃性を有し、及び1つ又は複数の攻撃的出来事について衝動的攻撃性介入を施行された患者のグループを監視して、患者の介入後累積スコアの前記グループの各々を判定するステップと、
    (b)基準値累積スコアの平均値を算出するステップと、
    (c)前記介入後累積スコアが統計的に制御累積スコアとは異なる場合、前記衝動的攻撃性介入が有効であると判定するステップ、又は
    (d)前記介入後累積スコアが統計的に制御累積スコアとは異ならない場合、前記衝動的攻撃性介入が有効でないと判定するステップ、のいずれかと、
    を含み、
    監視するステップは、質問表に入力された回答から、コンピュータにより実施されるアルゴリズムによって累積スコアを算出するステップを含む、
    方法。
  30. 前記制御累積スコアは、
    (i)衝動的攻撃性を有さず、及び1つ又は複数の攻撃的出来事について衝動的攻撃性を施行されていない被験者のグループの各々を監視して、患者の平均制御累積スコアの前記グループの各々を判定し、
    (ii)前記制御累積スコアの平均値を算出して、平均制御累積スコアを判定する、
    ことによって算出される平均制御累積スコアである、請求項29に記載の方法。
  31. 衝動的攻撃性を有さず、及び衝動的攻撃性介入を施行されていない被験者の前記グループの各々は、プラシーボ介入を施行されてきた、請求項30に記載の方法。
  32. 前記制御累積スコアは、衝動的攻撃性を有さず、及び1つ又は複数の攻撃的出来事について衝動的攻撃性介入を施行されていない被験者を監視して、制御累積スコアを判定することによって算出される、請求項29に記載の方法。
  33. 衝動的攻撃性を有さず、及び衝動的攻撃性介入を施行されていない各々の被験者は、プラシーボ介入を施行されてきた、請求項32に記載の方法。
  34. 前記制御累積スコアは、
    (i)衝動的攻撃性を有し、及び1つ又は複数の攻撃的出来事について衝動的攻撃性介入を施行されていない患者の第2のグループの各々を監視して、患者の基準値累積スコアの前記グループの各々を判定し、
    (ii)前記基準値累積スコアの前記平均値を算出して、平均基準値累積スコアを判定する、
    ことによって算出される平均基準値累積スコアである、請求項29に記載の方法。
  35. 衝動的攻撃性を有し、及び衝動的攻撃性介入を施行されていない患者の前記第2のグループの各々は、プラシーボ介入を施行されてきた、請求項34に記載の方法。
  36. 前記制御累積スコアは、
    (i)衝動的攻撃性を有し、及び1つ又は複数の攻撃的出来事について衝動的攻撃性介入を施行されていない患者の前記グループの各々を監視して、患者の基準値累積スコアの前記グループの各々を判定し、
    (ii)前記基準値累積スコアの前記平均値を算出して、平均基準値累積スコアを判定する、
    ことによって算出される基準値累積スコアである、請求項34に記載の方法。
  37. 前記質問表は、1つ又は複数の攻撃的出来事の各々が観察された後に前記1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を報告するために介護人によって使用されるダイアリを含む、請求項29に記載の方法。
  38. 前記質問表は更に、1日の間に報告される前記1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を見直し、前に報告されていないいずれかの攻撃的出来事を入力することを前記介護人に促す、請求項37に記載の方法。
  39. 前記1つ又は複数の攻撃的出来事の各々は、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、自身を叩くこと、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることを含む行動のグループによって特徴付けられ、前記行動は、前記介護人からの回答に基づいて観察されたもの(1とコード化)又は観察されていないもの(0とコード化)としてコード化される、請求項29に記載の方法。
  40. 固定された期間を通じた1つ又は複数の行動の頻度は、スコアを生成するために算出される、請求項29に記載の方法。
  41. 前記固定された期間は、1週又は7日である、請求項40に記載の方法。
  42. 前記累積スコアは、各々が行動のグループの前記頻度を表す、2つのスコアに基づいて算出される、請求項40に記載の方法。
  43. 第1のスコアは、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、及び自身を叩くことから構成される行動のグループの前記頻度に基づいて算出され、第2のスコアは、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることから構成される行動のグループの前記頻度に基づいて算出される、請求項41に記載の方法。
  44. 前記累積スコアは、加重されたスコアとして算出される、請求項29に記載の方法。
  45. 前記累積スコアは、加重されていないスコアとして算出される、請求項29に記載の方法。
  46. 施行された前記衝動的攻撃性介入は、各々が相互に異なる特性を有する複数の衝動的攻撃性介入から選択される、請求項29に記載の方法。
  47. 前記衝動的攻撃性介入は、投与又は用法に従ったモリンドンの施行である、請求項46に記載の方法。
  48. モリンドンの前記投与は、約12ミリグラム~約36ミリグラムである、請求項47に記載の方法。
  49. モリンドンの前記投与は、18ミリグラムである、請求項48に記載の方法。
  50. モリンドンの前記投与は、36ミリグラムである、請求項48に記載の方法。
  51. 前記衝動的攻撃性介入の施行は、モリンドンの前記投与を維持すること、又は下げることを含む、請求項47に記載の方法。
  52. 前記患者は、子供又は若年者である、請求項29に記載の方法。
  53. 前記子供は、約6~12歳の年齢である、請求項50に記載の方法。
  54. 前記若年者は、約12~17歳の年齢である、請求項52に記載の方法。
  55. 衝動的攻撃性を有する前記患者は、一次状態と関連付けられた衝動的攻撃性を有する、請求項30に記載の方法。
  56. 前記一次状態は、注意欠陥多動性障害(ADHD)、双極性障害、自閉症、トゥレット障害、又は心的外傷後ストレス障害(PTSD)である、請求項55に記載の方法。
  57. 患者における衝動的攻撃性を診断する方法であって、
    1つ又は複数の攻撃的出来事について前記患者を検査するステップであって、前記検査するステップは、質問表をスコアリングするステップを含み、前記スコアリングするステップは、累積スコアを提供し、前記検査するステップは更に、前記質問表への回答からの前記累積スコアに基づいて前記患者の攻撃的出来事リスクを判定するステップを含む、前記検査するステップと、
    前記累積スコアが閾値を上回る場合、衝動的攻撃性介入を選択するステップと
    を含み、
    前記質問表を前記スコアリングするステップ、及び前記攻撃的出来事リスクを前記判定するステップは、コンピュータにより実施されるアルゴリズムを使用して実行される、
    方法。
  58. 前記患者に対し、前記衝動的攻撃性介入を施行するステップと、
    前記衝動的攻撃性介入の後、1つ又は複数の攻撃的出来事について前記患者を検査するステップと、
    前記累積スコアが前記閾値を上回り、又は下回る場合、前記衝動的攻撃性介入が適切であるかを判定するステップと
    を更に含む、請求項57に記載の方法。
  59. 前記質問表は、1つ又は複数の攻撃的出来事の各々が観察された後に前記1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を報告するために介護人によって使用されるダイアリを含む、請求項57に記載の方法。
  60. 前記質問表は更に、1日の間に報告される前記1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を見直し、前に報告されていないいずれかの攻撃的出来事を入力することを前記介護人に促す、請求項59に記載の方法。
  61. 前記1つ又は複数の攻撃的出来事の各々は、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、自身を叩くこと、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることを含む行動のグループによって特徴付けられ、前記行動は、前記介護人からの回答に基づいて観察されたもの(1とコード化)又は観察されていないもの(0とコード化)としてコード化される、請求項57に記載の方法。
  62. 固定された期間を通じた1つ又は複数の行動の頻度は、累積スコアを生成するために算出される、請求項61に記載の方法。
  63. 前記累積スコアは、各々が行動のグループの前記頻度を表す、2つのスコアに基づいて算出される、請求項62に記載の方法。
  64. 第1のスコアは、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、及び自身を叩くことから構成される行動のグループの前記頻度に基づいて算出され、第2のスコアは、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることから構成される行動のグループの前記頻度に基づいて算出される、請求項63に記載の方法。
  65. 前記累積スコアは、加重されたスコアとして算出される、請求項57に記載の方法。
  66. 前記累積スコアは、加重されていないスコアとして算出される、請求項57に記載の方法。
  67. 前記選択するステップは、アルゴリズムによって実行される、請求項57に記載の方法。
  68. 前記衝動的攻撃性介入は、各々が相互に異なる特性を有する複数の衝動的攻撃性介入から選択される、請求項57に記載の方法。
  69. 前記衝動的攻撃性介入は、モリンドンである、請求項68に記載の方法。
  70. 衝動的攻撃性について患者を評価することと、検査することに基づいて衝動的攻撃性介入を選択することとを含む方法で使用するためのキットであって、
    1つ又は複数の攻撃的出来事について患者を検査する検査ツールであって、前記検査することは、質問表をスコアリングすることを含み、前記質問表への回答からの累積スコアに基づいた検査スコアシステムを更に含む、前記検査ツールと、
    前記質問表からの前記累積スコアに基づいて前記攻撃的出来事リスクを分類する診断テストと、
    前記患者の衝動的攻撃性に基づいた、提案された衝動的攻撃性介入と、
    前記提案された衝動的攻撃性介入を実施するための命令と
    を含む、キット。
  71. 前記質問表は、1つ又は複数の攻撃的出来事の各々が観察された後に前記1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を報告するために介護人によって使用されるダイアリを含む、請求項70に記載のキット。
  72. 前記質問表は更に、1日の間に報告される前記1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を見直し、前に報告されていないいずれかの攻撃的出来事を入力することを前記介護人に促す、請求項71に記載のキット。
  73. 前記1つ又は複数の攻撃的出来事の各々は、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、自身を叩くこと、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることを含む行動のグループによって特徴付けられ、前記行動は、前記介護人からの回答に基づいて観察されたもの(1とコード化)又は観察されていないもの(0とコード化)としてコード化される、請求項70に記載の方法。
  74. 固定された期間を通じた1つ又は複数の行動の頻度は、スコアを生成するために算出される、請求項73に記載の方法。
  75. 前記累積スコアは、各々が行動のグループの前記頻度を表す、2つのスコアに基づいて算出される、請求項74に記載の方法。
  76. 第1のスコアは、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、及び自身を叩くことから構成される行動のグループの前記頻度に基づいて算出され、第2のスコアは、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることから構成される行動のグループの前記頻度に基づいて算出される、請求項75に記載の方法。
  77. 前記累積スコアは、加重されたスコアとして算出される、請求項70に記載のキット。
  78. 前記累積スコアは、加重されていないスコアとして算出される、請求項70に記載のキット。
  79. 前記衝動的攻撃性介入は、各々が相互に異なる特性を有する複数の衝動的攻撃性介入から選択される、請求項70に記載のキット。
  80. 前記衝動的攻撃性介入は、モリンドンである、請求項79に記載のキット。
  81. 前記検査ツールは、前記質問表に応答することを前記介護人に促すグラフィカルユーザインタフェースを含む、請求項70に記載のキット。
  82. 衝動的攻撃性について患者を評価する方法であって、
    1つ又は複数の攻撃的出来事について患者を検査するステップであって、前記検査するステップは、質問表をスコアリングするステップを含み、前記スコアリングするステップは、累積スコアを提供し、前記検査するステップは更に、前記質問表への回答からの前記累積スコアに基づいて前記患者の攻撃的出来事リスクを判定するステップを更に含む、前記検査するステップと、
    前記累積スコアが閾値を上回る場合、前記患者が衝動的攻撃性を有すると判定するステップと、
    前記患者に対し、前記衝動的攻撃性介入を施行するステップと、
    前記衝動的攻撃性介入の後、1つ又は複数の攻撃的出来事について前記患者を検査するステップと、
    前記累積スコアが前記閾値を上回り、又は下回る場合、前記衝動的攻撃性介入が適切であるかを判定するステップと
    を含み、
    前記質問表を前記スコアリングするステップ、及び前記攻撃的出来事リスクを前記判定するステップは、コンピュータにより実施されるアルゴリズムを使用して実行される、
    方法。
  83. 前記質問表は、1つ又は複数の攻撃的出来事の各々が観察された後に前記1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を報告するために介護人によって使用されるダイアリを含む、請求項82に記載の方法。
  84. 前記質問表は更に、1日の間に報告される前記1つ又は複数の攻撃的出来事の各々を見直し、前に報告されていないいずれかの攻撃的出来事を入力することを前記介護人に促す、請求項83に記載の方法。
  85. 前記1つ又は複数の攻撃的出来事の各々は、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、自身を叩くこと、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることを含む行動のグループによって特徴付けられ、前記行動は、前記介護人からの回答に基づいて観察されたもの(1とコード化)又は観察されていないもの(0とコード化)としてコード化される、請求項82に記載の方法。
  86. 固定された期間を通じた1つ又は複数の行動の頻度は、スコアを生成するために算出される、請求項85に記載の方法。
  87. 前記累積スコアは、各々が行動のグループの前記頻度を表す、2つのスコアに基づいて算出される、請求項86に記載の方法。
  88. 第1のスコアは、怒鳴ること、叫ぶこと、脅すこと、引っ掻くこと、投げること、叩き付けること、及び自身を叩くことから構成される行動のグループの前記頻度に基づいて算出され、第2のスコアは、言い争うこと、罵ること、悪口を言うこと、押しやること、髪を引っ張ること、戦うこと、他人を叩くこと、及び他人を蹴ることから構成される行動のグループの前記頻度に基づいて算出される、請求項87に記載の方法。
  89. 前記累積スコアは、加重されたスコアとして算出される、請求項82に記載の方法。
  90. 前記累積スコアは、加重されていないスコアとして算出される、請求項82に記載の方法。
  91. 前記衝動的攻撃性介入は、各々が相互に異なる特性を有する複数の衝動的攻撃性介入から選択される、請求項82に記載の方法。
  92. 前記衝動的攻撃性介入は、モリンドンである、請求項91に記載の方法。
  93. コンピュータ可読命令により攻撃的出来事について1つ又は複数の患者を監視するために使用される質問表からのデータの入力のために構成されたコンピュータであって、累積スコアを算出し、任意選択で、
    (a)請求項1乃至28のいずれか一項に従って、制御累積スコアとの比較に基づいて患者を治療することと、
    (b)請求項29乃至56のいずれか一項に従って、衝動的攻撃性介入の有効性を評価することと、
    (c)請求項57乃至69のいずれか一項に従って、閾値スコアに基づいて衝動的攻撃性を診断することと、
    (d)請求項82乃至91のいずれか一項に従って、閾値スコアに基づいて衝動的攻撃性について患者を評価することと
    から選択された処理のうちの1つ又は複数を行う、コンピュータ。
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