本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という)においては、遊技機として、遊技に用いる遊技媒体が遊技球とされ、遊技球を遊技盤面に向けて発射することで遊技を行うことが可能なパチンコ遊技機1を例示して説明する。なお、以下の説明は、当業者においてよく知られた技術的事項等については説明を簡略化または省略することがある。また、当業者において通用されている用語は、その用語の定義説明等を省略して用いることがある。
[パチンコ遊技機1の構成]
まず、パチンコ遊技機1の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図である。パチンコ遊技機1は、遊技盤2と、前面枠(以下、「ガラス枠」ともいう)、本体枠、外枠からなる遊技機枠3により構成される。
[遊技盤2の構成]
次に、遊技盤2の構成について説明する。遊技盤2は遊技機枠3に対して着脱自在に取り付けられている。遊技盤2の左下方には、主表示装置4が設けられている。主表示装置4は、特図1表示器4aと、特図2表示器4bと、特図1保留表示器4cと、特図2保留表示器4dと、ラウンド数表示器4eと、普図表示器4fが設けられている。
特図1表示器4aは、変動開始に伴い8個のLEDによる点滅により第1特別図柄(以下、「特図1」という)の変動表示を行い、変動停止に伴い8個のLEDを所定の点灯パターンで点灯することにより特図1の変動表示結果(大当たりである(特別遊技が実行される)かハズレである(特別遊技が実行されない)か)を表示する(以下、「特図1変動表示」という)。特図1の変動表示結果が大当たりであることを示す場合は、8個のLEDが全て点灯する特別結果となり、特図1の変動表示結果がハズレであることを示す場合は、8個のLEDの全てを点灯させない。なお、以下においては、特図1の変動表示結果が大当たりとなる特図1変動表示のことを「特図1大当たり変動表示」といい、特図1の変動表示結果がハズレとなる特図1変動表示のことを「特図1ハズレ変動表示」という。
特図2表示器4bは、変動開始に伴い8個のLEDによる点滅により第2特別図柄(以下、「特図2」という)の変動表示を行い、変動停止に伴い8個のLEDを所定の点灯パターンで点灯することにより特図2の変動表示結果(大当たりまたは小当たりであるか、ハズレであるか)を表示する(以下、「特図2変動表示」という)。特図2の変動表示結果が大当たりであることを示す場合は、8個のLEDが全て点灯する特別結果となり、特図1の変動表示結果がハズレであることを示す場合は、8個のLEDの全てを点灯させない。なお、以下においては、特図2の変動表示結果が大当たりとなる特図2変動表示のことを「特図2大当たり変動表示」といい、特図2の変動表示結果が小当たりとなる特図2変動表示のことを「特図2小当たり変動表示」といい、特図2の変動表示結果がハズレとなる特図2変動表示のことを「特図2ハズレ変動表示」という。また、以下においては、特図1変動表示と特図2変動表示を纏めて「特図変動表示」、または「変動表示」という。
特図1保留表示器4cは、実行が保留されている特図1変動表示の保留記憶数を特図1保留記憶数として表示する。特図2保留表示器4dは、実行が保留されている特図2変動表示の保留記憶数を第2保留記憶数として表示する。なお、特図1保留記憶数と特図2保留記憶数の上限記憶数は各々4個であるため、特図1保留記憶数と特図2保留記憶数の合計上限保留記憶数は8個である。
ラウンド数表示器4eは、大当たり状態(特別遊技状態)において3個のLEDを所定の点灯パターンで点灯することにより、何ラウンド大当たり状態であるかを表示する。
普図表示器4fは、上段2個と下段2個のLEDで構成され、上段2個のLEDにより普通図柄(以下、「普図」という)の変動表示の保留記憶数を普図保留記憶数として表示する。なお、普図保留記憶数の上限記憶数は4個である。そして、普通図柄の変動開始に伴い下段2個のLEDによる点滅により普通図柄の変動表示を行い、変動停止に伴い他の2個のLEDを所定の点灯パターンで点灯することにより普通図柄の変動表示結果(普通当たりであるかハズレであるか)を表示する(以下、「普図変動表示」という)。なお、以下においては、普図の変動表示結果が普通当たりとなる普図変動表示のことを「普図当たり変動表示」といい、普図の変動表示結果がハズレとなる普図変動表示のことを「普図ハズレ変動表示」という。
主表示装置4には、その他、大当たり確率が高確率の遊技状態であるか、大当たり確率が高確率よりも低い低確率の遊技状態であるかを表示する遊技状態表示器と、遊技球を左打ちすべき遊技状態であるか右打ちすべき遊技状態であるかを表示する発射方向表示器が設けられている。
遊技盤2には、遊技球が流下する遊技領域25が形成されている。遊技領域25は、左遊技領域25Aと右遊技領域25Bと、中遊技領域25Cに区別される。なお、左遊技領域25Aに遊技球が流下するように発射装置により遊技球を発射することを「左打ち」、右遊技領域25Bに遊技球が流下するように発射装置により遊技球を発射することを「右打ち」という。また、遊技盤2には、発射された遊技球を遊技領域25に誘導するレール部材が設けられ、レール部材の先端には、遊技領域に放出された遊技球が発射装置側に戻るのを防止するため球戻り防止片が設けられている。
遊技領域25には第1表示領域20aを形成する第1表示装置20が設けられている。第1表示装置20は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等により構成され、各種遊技演出画像や遊技に関する各種情報等を表示する。第1表示領域20aには、左演出図柄21L、中演出図柄21C、右演出図柄21R(纏めて以下、「演出図柄21LCR」ともいう)が表示される演出図柄表示領域21が設けられており、演出図柄21LCRは、特図1変動表示や特図2変動表示と同期して変動表示を行う。演出図柄21LCRは、例えば、1~9の数字からなる数字図柄により構成される。
また第1表示領域20aには、特図1保留表示器4cに表示される特図1保留記憶数を特図1保留1アイコン画像(以下、「特1保1アイコン」という)、特図1保留2アイコン画像(以下、「特1保2アイコン」という)、特図1保留3アイコン画像(以下、「特1保3アイコン」という)、特図1保留4アイコン画像(以下、「特1保4アイコン」という)により表示する第1保留アイコン表示領域が設けられている。なお、このような特1保1アイコン~特1保4アイコンのことを纏めて「特1保留アイコン」という。
また第1表示領域20aには、特図2保留表示器4dに表示される特図2保留記憶数を特図2保留1アイコン画像(以下、「特2保1アイコン」という)、特図2保留2アイコン画像(以下、「特2保2アイコン」という)、特図2保留3アイコン画像(以下、「特2保3アイコン」という)、特図2保留4アイコン画像(以下、「特2保4アイコン」という)により表示する第2保留アイコン表示領域が設けられている。なお、このような特2保1アイコン~特2保4アイコンのことを纏めて「特2保留アイコン」ともいう。
また第1表示領域20aには、実行中の変動表示に対応する変動表示中アイコン画像(以下、「変動アイコン」ともいう)を表示する変動アイコン表示領域が設けられている。
第1表示装置20の上方には第2表示領域27aを形成する第2表示装置27が設けられている。第2表示装置27は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等により構成され、第2表示領域27aには、第1表示領域20aに表示する画像とは異なる各種遊技演出画像や遊技に関する各種情報等が表示される。また、第2表示領域27aには、第1表示領域20aに表示する画像と連携する画像や、第1表示領域20aに表示する画像と一体視させる画像等も表示される。
第2表示装置27の裏側には盤内可動装置(以下、「盤内可動部材」ともいう)26が設けられている。盤内可動装置26には、第1表示装置20に表示される画像を表示する透過部材により形成された第3表示領域26aが形成されている。盤内可動装置26は通常、第1位置(第2表示装置27の裏側)に停止しているが、遊技演出等に応じて適宜、第1表示領域20aの中央側である第2位置に移動したり、第1位置と第2位置の間を揺動したり、第2位置よりもさらに第1表示領域20aの中央側である第3位置に移動したりする。第2位置や第3位置に移動した盤内可動装置26は、所定条件(例えば、所定時間の経過や演出操作部31(第1演出操作部31a、第2演出操作部31b)が操作されたとき)が成立すると第1位置に移動する。また、第1位置と第2位置の間を揺動した盤内可動装置26は、所定条件(例えば、所定時間の経過や演出操作部31(第1演出操作部31a、第2演出操作部31b)が操作されたとき)が成立すると第1位置に移動したり第3位置に移動したりする。なお、盤内可動装置26の形状、配置位置や動作方法等はこれに限定されない。また、盤内可動装置26の数は1個に限定されず、2個以上でもよい。また、盤内可動装置26を2個以上設ける場合、複数の盤内可動装置26が重なるように動作させたり、複数の盤内可動装置26が合体するように動作させたりしてもよい。
左遊技領域25Aには、レール部材に沿うように演出特図1保留表示器5aと、変動表示対応表示器5bと、演出特図2保留表示器5cを備えるサブ表示装置5と、一般入賞口9aと、一般入賞口9bが設けられている。サブ表示装置5は、遊技球の流下方向を中遊技領域25Cに向けて変化させる誘導部でもある。演出特図1保留表示器5aは、特図1保留表示器4cに表示される第1保留記憶数を2個のLEDの点灯パターンにより表示する。変動表示対応表示器5bは、演出図柄21LCRの変動表示に同期して2個のLEDを点滅させることにより変動演出表示を行う。演出特図2保留表示器5cは、特図2保留表示器4dに表示される第2保留記憶数をLEDの点灯パターンにより表示する。一般入賞口9aまたは一般入賞口9bに遊技球が入球(以下、「入賞」ともいう)すると、第4個数(例えば、2個)の遊技球を賞球として払い出す。
中遊技領域25Cには、第1始動口6が設けられている。第1始動口6に遊技球が入球すると第1個数(例えば、4個)の遊技球を賞球として払い出す。第1始動口6には、遊技球の入球に応じて点灯(点滅)を行うLEDが設けられている。なお、第1始動口6を左遊技領域25Aや右遊技領域25Bに設けてもよい。
右遊技領域25Bには、第2始動口7が設けられている。第2始動口7は、第2始動口7に遊技球が入球可能な状態にしたり入球不可能な状態にしたりするための開閉片を備える。第2始動口7に遊技球が入球すると第2個数(例えば、1個)の遊技球を賞球として払い出す。第2始動口7には、遊技球の入球に応じて点灯(点滅)を行うLEDが設けられている。なお、第2始動口7を左遊技領域25Aや中遊技領域25Cに設けてもよい。
また、右遊技領域25Bには、遊技球が通過可能なゲート8と、一般入賞口9cと、第1大入賞口10と、第2大入賞口11が設けられている。第1大入賞口10は、第1大入賞口10に遊技球が入球可能な状態にしたり入球不可能な状態にしたりするための開閉部を備える。第2大入賞口11は、第2大入賞口11に遊技球が入球可能な状態にしたり入球不可能な状態にしたりするための可動片を備える。一般入賞口9cに遊技球が入球すると賞球として第5個数(例えば、3個)の遊技球を賞球として払い出す。第1大入賞口10や第2大入賞口11には、遊技球の入球に応じて点灯(点滅)を行うLEDが設けられている。また、第1大入賞口10または第2大入賞口11に遊技球が入球すると第3個数(例えば、15個)の遊技球を賞球として払い出す。第1始動口6の下方には、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球が入球するアウト口12が設けられている。なお、以下においては、第1大入賞口10と第2大入賞口11を纏めて「大入賞口」ということがある。
また、遊技領域25には、LEDからなるセグメント表示器を備えるチャンスセグ表示器51と、LEDを備えるチャンスランプ52が設けられている。
他にも遊技領域25には、演出図柄表示領域21を囲むとともに、第2表示領域27aの殆どを囲むように囲い部28が設けられている。囲い部28には、遊技球が転動可能な遊技球転動面を有するステージ部と、ステージ部を転動する遊技球を第1始動口6に向けて流下させる流下部と、左遊技領域25Aを流下する遊技球を囲い部28内に受け入れてステージ部に誘導するワープ部が形成されている。また、遊技球の流下方向や流下速度を変化させる複数の遊技釘、誘導部、風車等や、複数のLEDやランプ等からなる盤面装飾ランプが設けられている。また、遊技領域25の前面側(遊技者側)に透明な樹脂板により形成された導光板が設けられている。導光板の側方には複数のLEDが設けられ、複数のLEDを所定の点灯パターンにより点灯することにより、導光板面上にキャラクタや文字等を表示する。
[遊技機枠3の構成]
次に、遊技機枠3の構成について説明する。遊技機枠3には、遊技球を遊技領域25に向けて発射させるために遊技者(遊技客や店員等、特には遊技客のことをいう)が操作する発射ハンドル30と、発射装置に供給する遊技球を貯留する上皿38と、上皿38に収容しきれない遊技球を貯留する下皿39が設けられている。下皿39の底面には、下皿39に貯留された遊技球を排出するための開閉可能な排出部が設けられている。
上皿38には、遊技者が操作する第1演出操作部31aと、十字キー37が設けられ、他にも、音量操作部、光量操作部、球貸操作部、遊技用記録媒体返却操作部、球抜き操作部、遊技用残高表示部等が設けられている。
また、遊技機枠3には、第2演出操作部31bと、複数のLEDやランプ等を備える枠装飾ランプ32a~32eからなる枠装飾ランプ32と、枠側可動装置33(以下、「枠側可動部材」ともいう)と、音を出力するスピーカ34cと、発射ハンドル30に向けて送風するための送風装置35a(図2参照)を備える送風口35が設けられている。なお、枠装飾ランプ32a、32bは文字やマーク等をLEDの点灯パターンにより表示することができる。なお、枠装飾ランプ32と、後述する可動装飾ランプ33aと、上述した盤面装飾ランプを纏めて「装飾ランプ」という。
枠側可動装置33は、複数のLEDやランプ等を備える可動装飾ランプ33aと、音を出力するスピーカ34a、34bを備える。枠側可動装置33は、通常、第4位置(図1に図示する位置)に停止しているが、遊技演出や遊技状態等に応じて適宜、遊技機枠3よりも上方である第5位置に移動したり、回転動作したりする。第5位置に移動または回転動作した枠側可動装置33は、所定条件(例えば、所定時間の経過等)が成立すると第4位置に移動する。なお、枠側可動装置33の形状、配置位置や動作方法等はこれに限定されない。また、枠側可動装置33の数は1個に限定されず、2個以上でもよい。また、枠側可動装置33を2個以上設ける場合、複数の枠側可動装置33が重なるように動作させたり、複数の枠側可動装置33が合体するように動作させたりしてもよい。なお、スピーカ34aと、スピーカ34bと、スピーカ34cを纏めて「スピーカ34」という。
演出操作部31は、第1演出操作部31aと第2演出操作部31bから構成され、遊技者による操作を検知する操作検知手段として機能する。第1演出操作部31aと第2演出操作部31bは、主に遊技演出の種類や大当たり期待度(特別遊技が実行される期待度、特別結果となる期待度)の高低等に応じて使い分けられる。第1演出操作部31aと第2演出操作部31bは、それぞれの演出操作部を複数の色により点灯させるためのLED等や、それぞれの演出操作部を通常位置から突出させたり、突出位置から通常位置に戻したりするための駆動部や、それぞれの演出操作部を振動させるための振動装置36(図2参照)を備える。遊技者は、第1演出操作部31aの操作を促す第1操作促進演出が行われた場合には第1演出操作部31aを押下操作し、第2演出操作部31bの操作を促す第2操作促進演出が行われた場合には第2演出操作部31bを押下操作する。遊技者が第1操作促進演出に応じて第1演出操作部31aを押下操作すると、第1演出操作部31aの押下操作の検知に応じた操作対応演出を実行する。また、遊技者が第2操作促進演出に応じて第2演出操作部31bを押下操作すると、第2演出操作部31bの押下操作の検知に応じた操作対応演出を実行する。なお、第1演出操作部31aは、遊技演出のカスタマイズや遊技履歴の表示等を行う際にも使用する。また、演出操作部の形状、配置位置、操作検知方式や操作方法等は限定されない。また、演出操作部31の数は2個に限定されず、1個でも3個以上でもよい。
[パチンコ遊技機1の基板構成]
次に、パチンコ遊技機1の基板構成について説明する。図2は、本実施形態に係るパチンコ遊技機1の基板構成を示すブロック図である。パチンコ遊技機1には、遊技制御基板(以下、「メイン基板」や「主基板」ともいう)100、演出制御基板(以下、「サブ基板」ともいう)120、遊技球の払出制御や遊技球貸出制御や発射装置の発射制御を行う払出制御基板、各基板等に電力を供給する電源基板、各種遊技情報をパチンコ遊技機1の外部に出力する外部情報出力端子基板、各基板を中継する中継基板等が搭載されている。
遊技制御基板100は、パチンコ遊技機1における遊技の進行制御(以下、「遊技制御」という)を行う。遊技制御基板100は、遊技制御用マイコン(遊技制御用マイクロコンピュータ)101と、I/Oポート102と、ソレノイド駆動部103等を備える。
遊技制御用マイコン101は、1チップマイコンで形成され、遊技制御用ROMであるROM(Read Only Memory)101aと、遊技制御用RAMであるRAM(Random Access Memory)101bと、遊技制御用CPUであるCPU(Central Processing Unit)101cと、乱数回路(大当たり判定用の乱数値として0~65535が設定)と、I/Oポート等を備える。
ROM101aには、CPU101cが遊技制御処理を行うための遊技プログラムや、遊技制御処理に必要な各種データや各種テーブル等が記憶されている。RAM101bは、CPU101cが遊技制御処理を行う際にワーク用のメモリとして使用する。なお、RAM101bに記憶された遊技情報(例えば、現在の遊技状態、現在変動中の特図1変動表示情報、現在変動中の特図2変動表示情報、現在の特図1保留情報、現在の特図2保留情報、現在の特図1変動回数、現在の特図2変動回数、現在の大当たり回数、現在のラウンド数、制御コマンド等)の一部(または全て)は、パチンコ遊技機1への電力供給が停止しても、所定期間は保持する。CPU101cは、ROM101aに記憶された遊技プログラムを実行することにより遊技制御を行う。
遊技制御用マイコン101は、特図1表示器4a、特図2表示器4b、特図1保留表示器4c、特図2保留表示器4d、ラウンド数表示器4e、普図表示器4f、遊技状態表示器、発射方向表示器を構成する各LEDの点灯制御や、ソレノイド駆動部103の駆動制御を行う。また、遊技制御用マイコン101は、第1始動口センサ6aや第2始動口センサ7a等の各種センサから出力された検知信号に応じた制御を行う。
遊技制御基板100(遊技制御用マイコン101)は、遊技制御に応じて演出制御基板120、払出制御基板に対して、各種制御コマンドを出力する。演出制御基板120に出力する制御コマンドには、例えば、特図1表示器4aや特図2表示器4bによる変動表示に応じた演出制御コマンドや、遊技状況や遊技状態に応じた演出制御コマンドや、エラーの発生に応じた演出制御コマンド等がある。また、払出制御基板に出力する制御コマンドには、例えば、遊技球の払い出しに係る払出制御コマンドや、発射装置の制御に係る発射制御コマンド等がある。なお、これらの制御コマンドは、RAM101bにおける各制御基板に対応した制御コマンド記憶領域に各々記憶される。制御コマンド記憶領域に記憶された各制御コマンドは、その制御コマンドに応じた処理が終了すると消去される。
I/Oポート102は複数の入力ポートと、複数の出力ポートを備える。各入力ポートには、第1始動口センサ6aや第2始動口センサ7a等の各種センサから出力された検知信号が各々入力され、各入力ポートに入力された検知信号は、遊技制御用マイコン101に入力される。また、各出力ポートからは、遊技制御用マイコン101から出力された特図1表示器4aや特図2表示器4b等の各種表示器に備えられるLEDを点灯制御するための点灯制御信号が出力される。ソレノイド駆動部103は、遊技制御用マイコン101からのソレノイド駆動信号をソレノイド40に出力する。
第1始動口センサ6aは、第1始動口6に入賞した遊技球を検知すると遊技制御用マイコン101に検知信号を出力する。また、第2始動口センサ7aは、第2始動口7に入賞した遊技球を検知すると遊技制御用マイコン101に検知信号を出力する。また、ゲートセンサ8aは、ゲート8を通過した遊技球を検知すると遊技制御用マイコン101に検知信号を出力する。また、第1入賞口センサ9dは、一般入賞口9aや一般入賞口9bに入賞した遊技球を検知すると遊技制御用マイコン101に検知信号を出力する。また、第2入賞口センサ9eは、一般入賞口9cに入賞した遊技球を検知すると遊技制御用マイコン101に検知信号を出力する。また、第1大入賞口センサ10aは、第1大入賞口10に入賞した遊技球を検知すると遊技制御用マイコン101に検知信号を出力する。また、第2大入賞口センサ11aは、第2大入賞口11に入賞した遊技球を検知すると遊技制御用マイコン101に検知信号を出力する。
ソレノイド40は、第2始動口7の開閉片を開閉させるためのソレノイドと、第1大入賞口10の開閉部を開閉させるためのソレノイドと、第2大入賞口11の可動片を開閉させるためのソレノイドから構成され、遊技制御用マイコン101からのソレノイド駆動信号により各々動作する。なお、以下においては、遊技制御用マイコン101や遊技制御基板100のことを、「遊技制御手段」や「主制御手段」ということがある。
演出制御基板120は、遊技制御基板100から出力された演出制御コマンドに基づいて、パチンコ遊技機1における演出の進行制御(以下、「演出制御」という)を行う。演出制御基板120は、演出制御用マイコン(演出制御用マイクロコンピュータ)121と、表示制御部122と、装飾制御部123と、音制御部124と、I/Oポート125と、乱数回路と、給電用コンデンサを備え現在日時をカウントするRTC(Real Time Clock)を備える。なお、演出制御とは、遊技中の演出(遊技演出)、遊技中はないときの演出(客待ち演出)、遊技履歴の表示、遊技説明の表示、エラー発生の報知等の制御のことである。
演出制御用マイコン121は、1チップマイコンで形成され、ROM(演出制御用ROM)121aと、RAM(演出制御用RAM)121bと、CPU(演出制御用CPU)121cと、乱数回路と、I/Oポートを備える。
ROM121aには、CPU121cが演出制御処理を行うための演出制御プログラムや、演出制御処理に必要な各種データや各種テーブル等が記憶されている。RAM121bは、CPU121cが演出制御処理を行う際にワーク用のメモリとして使用される。また、RAM121bには、受信した演出制御コマンドを記憶する演出制御コマンド記憶領域と、演出制御コマンドに応じてCPU121cが決定した演出制御情報を記憶する演出情報記憶領域がある。CPU121cは、RAM121bに記憶された演出制御コマンドに応じて演出制御処理を実行する。
演出制御用マイコン121は、演出制御に応じて表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124に対して、各種演出の指示を行う(以下、演出指示という)。表示制御部122に対する演出指示には、表示制御部122に対する演出表示指示、装飾制御部123に対する演出装飾指示、音制御部124に対する演出音指示等がある。
また、演出制御用マイコン121は、演出特図1保留表示器5a、変動表示対応表示器5b、演出特図2保留表示器5c、装飾ランプ32、33a、第1演出操作部31a、第2演出操作部31b、チャンスセグ表示器51、および、チャンスランプ52に具備されるLEDやランプの点灯制御や、盤内可動装置26、枠側可動装置33、送風装置35a、振動装置36の駆動制御を行う。また、演出制御用マイコン121は、第1操作部検知センサ31cや第2操作部検知センサ31d等の各種センサから出力された検知信号に応じた制御を行う。なお、本実施形態では、演出制御基板120または演出制御用マイコン121のことを、「演出制御手段」または「演出実行手段」ということがある。
表示制御部122は、VDP(Video Display Processor)と、第1表示領域20aや第2表示領域27aに表示する各種画像データを記憶するCGROM(Character Generator ROM)と、VDPによりCGROMから読み出された画像データの展開や描画等に使用されるVRAM(Video RAM)等を備える。表示制御部122は、演出制御用マイコン121からの演出表示指示に基づいて、第1表示領域20aや第2表示領域27aに演出画像を表示させるための映像信号を出力する。なお、描画処理の手法等については、例えば、特開2016-198316号公報、特開2018-094219号公報、および、特開2108-171129号公報等により周知の技術であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
装飾制御部123は、装飾ランプ32、33aを点灯/消灯したり光量を変更したりするための点灯データや点灯パターンテーブル等が記憶された装飾制御用ROMと、点灯制御回路等を備え、演出制御用マイコン121からの演出装飾指示に基づいて、装飾ランプ32、33a、導光板のLED等を点灯制御する。
音制御部124は、音データや音出力パターンテーブル等が記憶された音制御用ROMと、音制御回路等を備え、演出制御用マイコン121からの演出音指示に基づいて、スピーカ34から演出音を出力させる。なお、本実施形態では、演出制御基板120と、表示制御部122と、装飾制御部123と、音制御部124とを纏めて「演出制御手段」または「演出実行手段」という場合がある。
I/Oポート125は複数の入力ポートと、複数の出力ポートを備える。各入力ポートには、第1操作部検知センサ31cや第2操作部検知センサ31d等の各種検知センサから出力される検知信号が各々入力され、各入力ポートに入力された検知信号は、演出制御用マイコン121に入力される。また、各出力ポートからは、演出制御用マイコン121により出力されたサブ表示装置5等の各種表示器を点灯させるための点灯制御信号や、送風装置35aや振動装置36等を駆動させるための駆動信号が出力される。
第1操作部検知センサ31cは、第1演出操作部31aが押下操作されたことを検知すると演出制御用マイコン121に検知信号を出力する。また、第2操作部検知センサ31dは、第2演出操作部31bが押下操作されたことを検知すると演出制御用マイコン121に検知信号を出力する。また、他操作部検知センサ37aは、十字キー37における左キー操作、右キー操作、上キー操作、下キー操作や、音量操作部における音量上げ操作、音量下げ操作や、光量操作部における光量増操作、光量減操作がされたことを検知すると演出制御用マイコン121に検知信号を出力する。
[パチンコ遊技機1における遊技の概要]
次に、本実施形態のパチンコ遊技機1における遊技の概要を説明する。まず、遊技の流れを説明する前に、本実施形態のパチンコ遊技機1における遊技状態について説明する。本実施形態のパチンコ遊技機1の遊技状態には、低確率非時短遊技状態と、低確率時短遊技状態と、高確率時短遊技状態と、大当たり遊技状態と、小当たり遊技状態がある。なお、遊技者が遊技していない状態を「客待ち状態」という。
低確率非時短遊技状態(以下、「h」という)とは、特別図柄の大当たり確率(以下、「大当たり確率」という)が通常確率(低確率状態)であり、普通図柄の当たり確率(以下、「普図当たり確率」という)が通常確率であり、普通図柄の平均変動時間が通常時間である遊技状態である。通常状態は、遊技者にとって不利な遊技状態である。
低確率時短遊技状態(以下、「低確時短状態」という)とは、大当たり確率が通常確率(低確率状態)であり、普図当たり確率が通常確率よりも高い高確率となり、普通図柄の平均変動時間が通常変動時間よりも短い短縮変動時間(以下、「時短状態」という)となる遊技状態である。低確時短状態は、大当たり状態に移行した場合、または、所定回数(例えば、100回)の特図ハズレ変動表示が行われた場合に終了する。低確時短状態は、通常状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態である。
高確率時短遊技状態(特定遊技状態)(以下、「確変状態」という)とは、大当たり確率が通常確率よりも高い高確率(高確率状態)となり、かつ、時短状態となる遊技状態である。高確時短状態は、大当たり状態に移行した場合に終了する。高確時短状態は、低確時短状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態である。なお、時短状態は普図当たり確率を高確率にしないようにしてもよい。
大当たり遊技状態(以下、「大当たり状態」という)とは、大当たりとなった場合に、開閉部の開放と閉鎖を繰り返すことにより第1大入賞口10への遊技球の入賞が可能となる、または、開閉片の開放と閉鎖を繰り返すことにより第2大入賞口11への遊技球の入賞が可能となる遊技状態である。よって、大当たり状態は、遊技者が多量の遊技球を獲得することが可能な遊技状態である。
小当たり遊技状態(以下、「小当たり状態」という)とは、小当たりとなった場合に、開閉部を大当たりとなった場合よりも短時間開放することにより第1大入賞口10への遊技球の入賞が可能となる遊技状態である。小当たりには、第1小当たり状態と、第1小当たりよりも長い時間、開閉部を開放することより、第1小当たりよりも多くの遊技球が第1大入賞口10に入賞可能となる第2小当たり状態がある。小当たり状態は、遊技者が大当たり状態よりも少量の遊技球を獲得することが可能な遊技状態である。
なお、本実施形態のパチンコ遊技機1では、特別図柄の大当たり確率は、通常確率が1/300、高確率が1/60であり、小当たり確率は、1/1200とする。また、大当たり状態終了後に確変状態に移行する確変大当たりとなる割合は65%、大当たり状態終了後に確変状態に移行しない通常大当たりとなる割合は35%とする。
なお、本実施形態のパチンコ遊技機1においては、通常状態は、遊技者は左遊技領域25A側を遊技球が流下するように発射ハンドル30を操作して遊技を行うことが好ましい。一方、本実施形態においては、低確時短状態や高確時短状態や大当たり状態は、遊技者は右遊技領域25B側を遊技球が流下するように発射ハンドル30を操作して遊技を行うことが好ましい。
上皿38に遊技球が貯留されている状態で遊技者が発射ハンドル30を操作すると、発射装置により遊技球が発射される。通常状態は、遊技者は左遊技領域25A側を遊技球が流下するように発射ハンドル30を操作する。
遊技球が一般入賞口9aや一般入賞口9bに入賞すると第4個数の賞球を払い出す。遊技球が第1始動口6に入賞すると第1個数の賞球を払い出す。また、遊技球の第1始動口6への入賞に応じて、判定情報(大当たり乱数値、大当たり種別乱数値、変動パターン乱数値等)を取得して、1個目の特図1保留情報(以下、「特図1保留1情報」という)としてRAM101bの特図1保留情報記憶領域に記憶する。続いて、特図1保留1情報を特図1変動表示情報にシフトして記憶する。
続いて、大当たり乱数値が、大当たり判定値や小当たり判定値と一致するか否かを判定(以下、「大当たり判定」という)する。大当たり判定により大当たり判定値または小当たり判定値と一致しないと判定した場合、大当たり判定結果はハズレとなる。大当たり判定により大当たり判定値と一致すると判定した場合、大当たり判定結果は大当たりとなる。大当たり判定により小当たり判定値と一致すると判定した場合、大当たり判定結果は小当たりとなる。
大当たり判定結果が大当たりである場合、大当たり種別乱数値が、大当たり終了後に確変状態となる確変大当たり種別判定値と一致するか否かを判定(以下、「大当たり種別判定」という)する。大当たり種別判定により確変大当たり種別判定値と一致すると判定した場合、大当たり種別判定結果(大当たり種別)は確変大当たりとなる。大当たり種別判定により確変大当たり種別判定値と一致しないと判定した場合、大当たり種別判定結果は通常大当たりとなる。なお、大当たり種別判定結果が確変大当たりである場合、特図1表示器4aや特図2表示器4bには変動表示結果として確変大当たりであることを表示する。一方、大当たり種別判定結果が通常大当たりである場合、特図1表示器4aや特図2表示器4bには変動表示結果として通常大当たりであることを表示する。
大当たり判定結果が小当たりである場合、大当たり種別乱数値が、第1小当たり種別判定値と一致するか、それとも第2小当たり種別判定値と一致するかを判定(以下、「小当たり種別判定」という)する。小当たり種別判定により第1小当たり種別判定値と一致すると判定した場合、大当たり種別判定結果は第1小当たりとなる。大当たり種別判定により第2小当たり種別判定値と一致すると判定した場合、大当たり種別判定結果は第2小当たりとなる。
続いて、変動パターン乱数値に基づいて特図1変動表示の変動パターン(変動時間)を決定(以下、「変動パターン決定」という)する。なお、大当たり判定結果が大当たりである場合、大当たり変動パターン(大当たり変動時間)による特図1変動表示を実行すると決定し、大当たり判定結果が小当たりである場合、小当たり変動パターン(小当たり変動時間)による特図1変動表示を実行すると決定し、大当たり判定結果がハズレである場合、ハズレ変動パターン(ハズレ変動時間)による特図1変動表示を実行すると決定する。
続いて、大当たり判定結果と大当たり種別判定結果と変動パターン決定結果等に基づいて、特図1表示器4aにより特図1変動表示を行う。そして、特図1変動表示と同期して第1表示領域20aと変動表示対応表示器5bにより変動演出表示(以下、「変動演出」という)を行う。大当たり判定結果がハズレの場合、特図1表示器4aによりハズレ変動パターンによる特図1ハズレ変動表示と、第1表示領域20aと変動表示対応表示器5bにより特図1ハズレ変動表示と同期したハズレ変動演出表示(以下、「ハズレ変動演出」という)を行う。また、大当たり判定結果が大当たりである場合、特図1表示器4aにより大当たり変動パターンによる特図1大当たり変動表示と、第1表示領域20aと変動表示対応表示器5bにより特図1大当たり変動表示と同期した大当たり変動演出表示(以下、「大当たり変動演出」という)を行う。特図1大当たり変動表示では大当たりであることを示す特別結果(例えば、8個のLEDが全て点灯)で変動停止し、大当たり変動演出では大当たりであることを示す特別結果(例えば、「777」)で変動停止する。また、大当たり判定結果が小当たりである場合、特図1表示器4aにより小当たり変動パターンによる特図1小当たり変動表示と、第1表示領域20aと変動表示対応表示器5bにより特図1小当たり変動表示と同期した小当たり変動演出表示(以下、「小当たり変動演出」という)を行う。なお、特図1変動表示情報は、特図1変動表示が終了すると消去する。
なお、特図1変動表示中に第1始動口6に遊技球が入賞した(以下、「始動入賞」という)場合、この始動入賞による特図1変動表示を直ちに開始することができないため、取得した判定情報を特図1保留1情報として記憶(保留記憶)する。そして、特図1保留1情報の記憶に応じて、特図1保留表示器4c、特1保1アイコン、演出特図1保留表示器5aにより特図1保留情報が1個あることを表示する。なお、保留記憶された判定情報のことを「保留情報」という。
また、特図1保留1情報が記憶されている状態で第1始動口6に始動入賞した場合、取得した判定情報を2個目の特図1保留情報(以下、「特図1保留2情報」という)として記憶する。そして、特図1保留2情報の記憶に応じて、特図1保留表示器4c、特1保1アイコン、特1保2アイコン、演出特図1保留表示器5aにより特図1の保留情報が2個あることを表示する。
また、特図1保留2情報が記憶されている状態で第1始動口6に始動入賞した場合、取得した判定情報を3個目の特図1保留情報(以下、「特図1保留3情報」という)として記憶する。そして、特図1保留3の記憶に応じて、特図1保留表示器4c、特1保1アイコン~特1保3アイコン、演出特図1保留表示器5aにより特図1の保留情報が3個あることを表示する。
また、特図1保留3情報が記憶されている状態で第1始動口6に始動入賞した場合、取得した判定情報を4個目の特図1保留情報(以下、「特図1保留4情報」という)として記憶する。そして、特図1保留4情報の記憶に基づいて、特図1保留表示器4c、特1保1アイコン~特1保4アイコン、演出特図1保留表示器5aにより特図1の保留情報が4個あることを表示する。特図1保留4情報が記憶されている状態で第1始動口6に始動入賞した場合、判定情報を取得しない。
なお、特図1保留4情報が記憶されている状態以外において第1始動口6に始動入賞した場合を、「特図1の始動条件の成立」とし、後述する特図2保留4情報が記憶されている状態以外において第2始動口7に始動入賞した場合を、「特図2の始動条件の成立」し、これらを纏めて、「始動条件の成立」とする。また、先の第1始動口や第2始動口への始動入賞に基づく変動表示が実行中でない場合や、特別遊技状態ではない場合は、「特図1変動表示(特図2変動表示)の開始条件の成立」とする。
また、変動表示中である特図1変動表示の変動表示結果がハズレである場合、または、小当たり状態が終了した場合、特図1保留1情報を特図1変動表示情報にシフトして記憶(以下、「シフト記憶」という)し、新たな特図1変動表示情報に基づく特図1変動表示を開始する。そして、新たな特図1変動表示情報による特図1変動表示の開始に伴い、特図1保留2情報を特図1保留1情報にシフト記憶し、特図1保留3情報を特図1保留2情報にシフト記憶し、特図1保留4情報を特図1保留3情報にシフト記憶する。なお、特図1保留1情報へのシフト記憶に応じて、特1保2アイコンを特1保1アイコンに移動して表示し、特図1保留2情報へのシフト記憶に応じて、特1保3アイコンを特1保2アイコンに移動して表示し、特図1保留3情報へのシフト記憶に応じて、特1保4アイコンを特1保3アイコンに移動して表示する。
特図1ハズレ変動表示を行った場合、特図1表示器4a、第1表示領域20a、変動表示対応表示器5bにはハズレであることを表示する。一方、特図1大当たり変動表示を行った場合、特図1表示器4a、第1表示領域20a、変動表示対応表示器5bには、大当たりであることを表示し、特図1小当たり変動表示を行った場合、特図1表示器4a、第1表示領域20a、変動表示対応表示器5bには、小当たりであることを表示する。大当たりすると、遊技状態は通常状態から大当たり状態に移行する。小当たりすると、遊技状態は通常状態から上述した小当たり状態に移行し、小当たり状態が終了した場合、小当たり状態移行前の遊技状態に移行する。
大当たり状態中は、ラウンド数表示器4eにより今回の大当たり状態が何ラウンド大当たり状態であるかを表示する。また、大当たり遊技状態は、第1大入賞口10の開閉部を開放する(以下、「第1大入賞口10を開放」という)、または、第2大入賞口11の可動片を開放する(以下、「第2大入賞口11を開放」という)。第1大入賞口10や第2大入賞口11に遊技球が入賞すると第3個数の賞球を払い出す。大当たり状態は、遊技者は、右遊技領域25B側を遊技球が流下するように発射ハンドル30を操作する。
大当たり種別判定結果が確変大当たりである場合、大当たり状態が終了すると、遊技状態は大当たり状態から確変状態に移行する。一方、大当たり種別判定結果が通常大当たりである場合、大当たり状態が終了すると、遊技状態は大当たり状態から低確時短状態に移行する。低確時短状態や確変状態は、遊技者は、右遊技領域25B側を遊技球が流下するように発射ハンドル30を操作する。
遊技球のゲート8への通過に応じて、普図判定情報(普図当たり乱数値、普図変動パターン乱数値等)を取得する。続いて、取得した普図当たり乱数値が、普図当たり判定値と一致するか否かを判定(以下、「普図当たり判定」という)する。普図当たり判定により普図当たり判定値と一致しないと判定した場合、普図当たり判定結果はハズレとなる。普図当たり判定により普図当たり判定値と一致すると判定した場合、普図当たり判定結果は普図当たりとなる。
続いて、普図変動パターン乱数値に基づいて普図変動表示の変動パターンを判定(以下、「普図変動パターン判定」という)する。なお、普図当たり判定結果が普図当たりである場合、普図当たり変動パターン(普図当たり変動時間)による普図変動表示を実行すると決定し、普図当たり判定結果がハズレである場合、普図ハズレ変動パターン(普図ハズレ変動時間)による普図変動表示を実行すると決定する。
続いて、普図当たり判定結果と普図変動パターン判定結果等に基づいて、普図表示器4fにより普図変動表示が行われる。普図当たり判定結果がハズレの場合、普図表示器4fによりハズレ変動パターン(普図ハズレ変動時間)による普図ハズレ変動表示が行われる。また、普図当たり判定結果が普図当たりである場合、普図表示器4fにより普図当たり変動パターン(普図当たり変動時間)による普図当たり変動表示が行われる。
なお、普図変動表示中にゲート8を遊技球が通過した場合、このゲート8通過による普図変動表示を直ちに開始することができないため、取得した普図判定情報を1個目の普図保留情報(以下、「普図保留1情報」という)として記憶する。そして、普図保留1情報の記憶に応じて、普図表示器4fにより普図の保留情報が1個あることを表示する。また、普図保留1情報が記憶されている状態でゲート8を遊技球が通過した場合、取得した普図当たり乱数値を2個目の普図保留情報(以下、「普図保留2情報」という)として記憶する。そして、普図保留2情報の記憶に応じて、普図表示器4fにより普図の保留情報が2個あることを表示する。また、普図保留2情報が記憶されている状態でゲート8を遊技球が通過した場合、取得した普図当たり乱数値を3個目の普図保留情報(以下、「普図保留3情報」という)として記憶する。そして、普図保留3の記憶に応じて、普図表示器4fにより普図の保留情報が3個あることを表示する。また、普図保留3情報が記憶されている状態でゲート8を遊技球が通過した場合、取得した普図当たり乱数値を4個目の普図保留情報(以下、「普図保留4情報」という)として記憶する。そして、普図保留4情報の記憶に応じて、普図表示器4fにより普図の保留情報が4個あることを表示する。普図保留4情報が記憶されている状態でゲート8を遊技球が通過した場合、普図当たり乱数値を取得しない。
また、普図変動表示中である普図変動表示の変動表示結果がハズレである場合、普図保留1情報に記憶された普図当たり乱数値に基づく普図変動表示を開始する。普図保留1情報による普図変動表示の開始に伴い、普図保留2情報に記憶された普図当たり乱数値を普図保留1情報にシフト記憶し、普図保留3情報に記憶された普図当たり乱数値を普図保留2情報にシフト記憶し、普図保留4情報に記憶された普図当たり乱数値を普図保留3にシフト記憶する。
普図ハズレ変動表示を行った場合、普図表示器4fに普図ハズレであることを表示する。一方、普図当たり変動表示を行った場合、普図表示器4fには普図当たりであることを表示する。普図当たりになると、第2始動口7の開閉片を開放するため、第2始動口7に遊技球が入賞可能な状態となる。第2始動口7に遊技球が入賞すると第2個数の賞球を払い出す。
遊技球が一般入賞口9cに入賞すると第5個数の賞球を払い出す。遊技球が第2始動口7に入賞すると第2個数の賞球を払い出す。また、遊技球の第2始動口7への入賞に応じて、判定情報を取得して、1個目の特図2保留情報(以下、「特図2保留1情報」という)としてRAM101bの特図2保留情報記憶領域に記憶する。続いて、特図2保留1情報を特図2変動表示情報にシフトして記憶する。
続いて、大当たり判定し、大当たり判定により大当たり判定値と一致すると判定した場合、上述した大当たり種別判定をする。続いて、変動パターン決定をする。なお、大当たり判定結果が大当たりである場合、大当たり変動パターンによる特図2変動表示を実行すると決定し、大当たり判定結果が小当たりである場合、小当たり変動パターンによる特図2変動表示を実行すると決定し、大当たり判定結果がハズレである場合、ハズレ変動パターンによる特図2変動表示を実行すると決定する。
続いて、大当たり判定結果と大当たり種別判定結果と変動パターン決定結果等に基づいて、特図2表示器4bにより特図2変動表示を行う。そして、特図2変動表示と同期して第1表示領域20aと変動表示対応表示器5bにより変動演出を行う。大当たり判定結果がハズレの場合、特図2表示器4bによりハズレ変動パターン(ハズレ変動時間)による特図2ハズレ変動表示と、第1表示領域20aと変動表示対応表示器5bにより特図2ハズレ変動表示と同期したハズレ変動演出を行う。また、大当たり判定結果が大当たりである場合、特図2表示器4bにより大当たり変動パターン(大当たり変動時間)による特図2大当たり変動表示と、第1表示領域20aと変動表示対応表示器5bにより特図2大当たり変動表示と同期した大当たり変動演出を行う。また、大当たり判定結果が小当たりである場合、特図2表示器4bにより小当たり変動パターン(小当たり変動時間)による特図2小当たり変動表示と、第1表示領域20aと変動表示対応表示器5bにより特図2小当たり変動表示と同期した小当たり変動演出を行う。なお、特図2変動表示情報は、特図2変動表示が終了すると消去する。
なお、特図2変動表示中に第2始動口7に始動入賞した場合、この始動入賞による特図2変動表示を直ちに開始することができないため、取得した判定情報を特図2の1個目の保留情報(以下、「特図2保留1情報」という)として記憶する。そして、特図2保留1情報の記憶に応じて、特図2保留表示器4d、特2保1アイコン、演出特図2保留表示器5cにより特図2の保留情報が1個あることを表示する。
また、特図2保留1情報が記憶されている状態で第2始動口7に始動入賞した場合、取得した判定情報を特図2の2個目の保留情報(以下、「特図2保留2情報」という)として記憶する。そして、特図2保留2情報の記憶に応じて、特図2保留表示器4d、特2保1アイコン、特2保2アイコン、演出特図2保留表示器5cにより特図2の保留情報が2個あることを表示する。
また、特図2保留2情報が記憶されている状態で第2始動口7に始動入賞した場合、取得した判定情報を特図2の3個目の保留情報(以下、「特図2保留3情報」という)として記憶する。そして、特図2保留3情報の記憶に応じて、特図2保留表示器4d、特2保1アイコン~特2保3アイコン、演出特図2保留表示器5cにより特図2の保留情報が3個あることを表示する。
また、特図2保留3情報が記憶されている状態で第2始動口7に始動入賞した場合、取得した判定情報を特図2の4個目の保留情報(以下、「特図2保留4情報」という)として記憶する。そして、特図2保留4情報の記憶に応じて、特図2保留表示器4d、特2保1アイコン~特2保4アイコン、演出特図2保留表示器5cにより特図2の保留情報が4個あることを表示する。なお、特図2保留4情報が記憶されている状態で第2始動口7に始動入賞(以下、「無効始動入賞」という)した場合、判定情報を取得しない。
また、変動表示中である特図2変動表示の変動表示結果がハズレである場合、または、小当たり状態が終了した場合、特図2保留1情報を特図2変動表示情報にシフト記憶し、新たな特図2変動表示情報に基づく特図2変動表示を開始する。そして、新たな特図2変動表示情報による特図2変動表示の開始に伴い、特図2保留2情報を特図2保留1情報にシフト記憶し、特図2保留3情報を特図2保留2情報にシフト記憶し、特図2保留4情報を特図2保留3情報にシフト記憶する。なお、特図2保留1情報へのシフト記憶に応じて、特2保2アイコンを特2保1アイコンに移動して表示し、特図2保留2情報へのシフト記憶に応じて、特2保3アイコンを特2保2アイコンに移動して表示し、特図2保留3情報へのシフト記憶に応じて、特2保4アイコンを特2保3アイコンに移動して表示する。
特図2ハズレ変動表示を行った場合、特図2表示器4b、第1表示領域20a、変動表示対応表示器5bにはハズレであることを表示する。一方、特図2大当たり変動表示を行った場合、特図2表示器4b、第1表示領域20a、変動表示対応表示器5bには、大当たりであることを表示し、特図2小当たり変動表示を行った場合、特図2表示器4b、第1表示領域20a、変動表示対応表示器5bには、小当たりであることを表示する。大当たりすると、遊技状態は確変状態、または、低確時短状態から上述した大当たり状態に移行する。小当たりすると、遊技状態は確変状態、または、低確時短状態から上述した小当たり状態に移行し、小当たり状態が終了した場合、小当たり状態移行前の遊技状態に移行する。また、低確時短状態において所定回数(例えば、100回)の特図ハズレ変動表示が行われた場合、遊技状態は通常状態に移行する。
[パチンコ遊技機1における演出等の概要]
次に、パチンコ遊技機1における演出等の概要を説明する。なお、パチンコ遊技機1においては多くの演出等が実行されるが、ここでは代表的な演出について説明する。まず、変動演出について説明する。変動演出とは、始動口(第1始動口6、第2始動口7)への遊技球の入賞に応じて第1表示領域20a等により実行する演出である。
変動演出は、特図表示器(特図1表示器4a、特図2表示器4b)による変動開始に同期して演出図柄21LCRの変動を開始し、特図表示器による変動停止に同期して演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせ、または、小当たり図柄の組み合わせ、または、ハズレ図柄の組み合わせで停止する。なお、本実施形態では、特図表示器による変動表示と第1表示領域20a等による変動演出を纏めて「変動表示」ということがある。
変動演出を開始すると、演出図柄21LCRは上から下にスクロール表示を行う。なお、演出図柄21LCRのスクロール表示の方向はこれに限らず、左から右にスクロール表示したり、遊技者から見て奥から前にスクロール表示したりしてもよく、また、表示方法はスクロール表示に限らない。
変動演出には、ハズレ変動演出と、大当たり変動演出と、小当たり変動演出がある。ハズレ変動演出とは、変動演出を開始した演出図柄21LCRがハズレ図柄の組み合わせ(例えば、「381」や「244」等の組み合わせ)により仮停止表示(以下、「仮停止」という)した後に停止表示(以下、「停止」という)する演出である。他にもハズレ変動演出には、変動演出を開始した演出図柄21LCRのうち2つの演出図柄(例えば、左演出図柄21Lと右演出図柄21R)が同じ数字図柄で仮停止してリーチ表示態様(例えば、「7↓7」や「33↓」等)となり、リーチ演出を行った後にハズレ図柄の組み合わせ(例えば、「767」や「334」等)で仮停止した後に停止する演出がある。
大当たり変動演出とは、変動演出を開始した演出図柄21LCRのうち2つの演出図柄(例えば、左演出図柄21Lと右演出図柄21R)が同じ数字図柄で仮停止してリーチ表示態様(例えば、「7↓7」や「33↓」等)となり、リーチ演出を行った後に大当たり図柄の組み合わせ(例えば、「777」や「333」等)で仮停止した後に停止する演出である。なお、確変大当たりである場合、演出図柄21LCRの組み合わせが「777」で停止し、確変大当たり、または、通常大当たりである場合、演出図柄21LCRの組み合わせが「777」以外の組み合わせ(例えば、「000」、「555」等)で停止する。
また、大当たり変動演出において、演出図柄21LCRの組み合わせが「777」以外の組み合わせで仮停止した場合、確変大当たりであるか否かを演出する昇格演出を実行する場合がある。昇格演出により確変大当たりであることを報知する場合、演出図柄21LCRの組み合わせが「777」で停止する。なお、演出図柄21LCRの組み合わせが「777」で仮停止した場合にも昇格演出を実行するようにしてもよい。また、昇格演出は確変大当たりであることを報知せずに、後述する大当たり演出において、確変大当たりである(大当たり終了後に確変状態に移行する)ことを報知する場合がある。
小当たり変動演出とは、変動演出を開始した演出図柄21LCRが小当たり図柄の組み合わせ(例えば、「234」や「567」等)で仮停止した後に停止する演出である。
リーチ演出には、例えば、ノーマルリーチ演出と、ノーマルリーチ演出よりも大当たり期待度(以下、「大当たり信頼度」や「大当たりとなる割合」ともいう)が高いSPリーチ演出がある。よって、リーチ演出は、大当たりとなる可能性を示唆する演出である。なお、SPリーチ演出を実行する場合、ノーマルリーチ演出を実行した後にSPリーチ演出を実行するパターンと、ノーマルリーチ演出を実行せずにSPリーチ演出を実行するパターンがある。
変動演出では、遊技者の大当たりに対する期待感を高揚(向上)させるための付帯演出や、確変状態となる大当たりに対する期待感を高揚させるための付帯演出を実行することがある。この付帯演出には、大当たりとなる可能性(大当たり期待度、大当たり信頼度)や、リーチ演出が実行される可能性(リーチ期待度、リーチ信頼度)を予告(示唆)する変動中演出(予告演出、示唆演出)がある。また付帯演出には、実行前の変動表示に係る判定情報を参照(以下、「先読み」という)して、先読み対象の変動表示(以下、「対象変動」、「対象変動表示」、または、「対象変動演出」という)が開始される前の変動表示(以下、「事前変動」、「事前変動表示」、または、「事前変動演出」という)から先読み対象の変動表示が大当たりとなる可能性(大当たり期待度、大当たり信頼度)や、リーチ演出が実行される可能性(リーチ期待度、リーチ信頼度)を予告(示唆)する先読み演出(先読み示唆演出)がある。なお、付帯演出には、遊技者の期待感を低迷(低下)させる演出があってもよい。また、付帯演出として、変動演出に対応する変動アイコン24aを表示することがある。また、付帯演出として、遊技や変動演出等の説明画像を第1表示領域20aや第2表示領域27aに表示する説明演出を実行することがある。
予告演出は、予告演出の種類に応じて、第1表示領域20aや第2表示領域27aに文字画像やキャラクタ画像等を表示する演出や、変動アイコン24aの表示態様を通常態様とは異なる特定態様で表示させる演出や、導光板面上に文字やキャラクタ等を表示する演出や、盤内可動装置26や枠側可動装置33や送風装置35aや振動装置36を動作させる装置(以下、「役物」ともいう)による演出や、スピーカ34から予告音を出力する演出や、枠装飾ランプ32や可動装飾ランプ33a等の点灯による演出等が行われる。
また、予告演出には、1回の変動演出において、演出図柄21LCRによる変動演出を開始させ、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させた後、再度、演出図柄21LCRの変動を開始させる演出(以下、「疑似変動演出」という)を複数回行う演出(以下、「疑似連続演出」という)がある。なお、疑似連続演出を2回実行するものを「疑似2連続演出」、疑似連続演出を3回実行するものを「疑似3連続演出」、疑似連続演出を4回実行するものを「疑似4連続演出」という。また、疑似連続演出の1回目の疑似変動演出を「疑似1変動演出」、疑似連続演出の2回目の疑似変動演出を「疑似2変動演出」、疑似連続演出の3回目の疑似変動演出を「疑似3変動演出」、疑似連続演出の4回目の疑似変動演出を「疑似4変動演出」という。
先読み演出では、先読み演出の種類に応じて、第1表示領域20aや第2表示領域27aに文字画像やキャラクタ画像等を表示する演出や、導光板面上に文字やキャラクタ等を表示する演出や、役物による演出、スピーカ34から先読み演出音を出力する演出や、枠装飾ランプ32や可動装飾ランプ33a等の点灯による演出等が行われる。
また、先読み演出には、始動入賞の際や先に保留記憶された保留情報に基づく事前変動演出中において、各保留アイコン(特1保1アイコン~特1保4アイコン、特2保1アイコン~特2保4アイコン)のうち、1または複数の保留アイコンを通常の保留アイコン画像(以下、「通常保留アイコン」という)とは異なる特殊な保留アイコン画像(以下、「特殊保留アイコン」という)に変化させて表示する演出(以下、「保留アイコン演出」という)がある。なお、保留アイコン演出の対象となる保留アイコンのことを「対象保留アイコン」や「対象アイコン」という。また、先読み演出には、変動アイコンを通常の変動アイコン画像(以下、「通常変動アイコン」という)とは異なる特殊な変動アイコン画像(以下、「特殊変動アイコン」という)に変化させて表示する演出(以下、「変動アイコン演出」という)がある。なお、保留アイコン演出と変動アイコン演出とを合わせて「アイコン演出」という。
また、他にも先読み演出には、対象変動よりも前に実行される事前変動から、対象変動の実行に向けて関連性のある演出を連続する演出(以下、「連続演出」という)がある。
次に、大当たり演出と小当たり演出について説明する。大当たり演出とは、大当たり状態において第1表示領域20a等により実行する演出のことであり、オープニング演出と、ラウンド中演出と、エンディング演出により構成される。小当たり演出とは、小当たり状態において第1表示領域20a等により実行する演出である。なお、大当たり演出において確変大当たりである(大当たり終了後に確変状態に移行する)ことを報知する演出を実行する場合がある。
オープニング演出とは、大当たり状態が開始してから、第1大入賞口10または第2大入賞口11が1回目の開放(以下、「1ラウンド」という)を開始するまでの間に実行する演出である。また、ラウンド中演出とは、1ラウンドを開始してから最終ラウンドが終了するまでの間に実行する演出のことである。また、エンディング演出とは、最終ラウンドが終了してから変動表示を開始するまでの間に実行する演出である。
次に、客待ち演出について説明する。客待ち演出とは、変動表示が開始されない状態が所定時間(例えば、60s)継続した場合、第1表示領域20a等により実行する演出である。客待ち演出は、パチンコ遊技機1の説明画像やPV(Promotion Video)画像等を表示する。客待ち演出は、終了条件が成立した(始動入賞の発生や、第1演出操作部31aや十字キー37が操作された)場合に終了する。
[遊技制御基板100の遊技制御処理]
パチンコ遊技機1の電源スイッチがONになるとパチンコ遊技機1に電力が供給され、遊技制御用マイコン101が起動する。遊技制御用マイコン101が起動すると遊技制御処理を実行する。遊技制御基板100(遊技制御用マイコン101)の遊技制御処理の例について、図3を参照しながら説明する。遊技制御基板100の遊技制御処理は、メイン処理と割込み処理により構成される。
(メイン処理)
まず、メイン処理(S1000)について説明する。CPU101cは、メイン処理において、最初に割込みを禁止にする。続いて、初期設定を行う。初期設定は、RAM101bへのアクセス許可設定、SIO、PIO、CTC(割込み時間管理用コントローラ)の設定等が行われる。
続いて、クリアスイッチからクリア信号が入力されているか否かを判定する。クリア信号が入力されている場合、初期化処理を実行する。初期化処理は、CPU101cは、RAM101bに記憶された遊技情報等(例えば、電断(電力供給停止)時の遊技状態や特図1変動表示情報や特図1保留情報等)をクリアし、初期値を設定する。また、初期化処理に応じて演出制御基板120(演出制御用マイコン121)に初期化コマンドを出力する。演出制御用マイコン121は初期化コマンドを受信すると、初期化報知を行う。初期化報知は第1表示領域20aによる初期化報知画像の表示と装飾ランプ32による初期化報知点灯とスピーカ34による初期化音の出力により行う。
クリア信号が入力されていない場合、CPU101cは、RAM101bに記憶された遊技情報等が正常なものであるか否かを判定する。RAM101bに記憶された遊技情報等が正常なものであると判定した場合、CPU101cはRAM101bに記憶された遊技情報等に基づいて電断時の遊技状態(遊技状況)に復旧するための復旧処理を実行する。一方、RAM101bに記憶された遊技情報等が正常なものはないと判定すると初期化処理を実行する。CPU101cは復旧処理に応じて、演出制御基板120(演出制御用マイコン121)に復旧コマンドを出力する。演出制御用マイコン121は復旧コマンドを受信すると、演出制御の状態を電断時の演出制御状態(演出制御状況)に復旧させる。演出制御用マイコン121は、第1表示領域20aによる復旧中報知画像の表示と装飾ランプ32による復旧中報知点灯とスピーカ34による復旧中音の出力により復旧中であることを報知する。
初期化処理または復旧処理を終了すると、CPU101cは、演出制御基板120に、これらが終了したことを示す演出制御コマンドを出力する。続いて、CPU101cは、乱数回路の初期設定を実行した後、割込みを許可することにより、CPU101cは定期的(例えば、4ms毎)にタイマ割込み処理を実行する。
(割込み処理)
次に、遊技制御処理において実行する割込み処理について説明する。割込み処理を開始すると、CPU101cはエラー処理を実行する(S1100)。エラー処理は、CPU101cはパチンコ遊技機1においてエラーが発生しているか否かを確認し、エラーが発生している場合、エラー報知処理を行う。
続いて、入力処理を実行する(S1200)。入力処理は、第1始動口センサ6aや第2始動口センサ7a、ゲートセンサ8a、第1入賞口センサ9dや第2入賞口センサ9e、第1大入賞口センサ10aや第2大入賞口センサ11aの各センサからの検知信号を受信しているか否かを確認する。なお、ゲートセンサ8a以外のセンサからの検知信号を受信していると確認した場合、払出制御基板に対する賞球の払出処理を実行する。
続いて、乱数更新処理を実行する(S1300)。乱数更新処理は、遊技制御用マイコン101による遊技制御に使用する各種の遊技用乱数の乱数値を更新する。なお、遊技用乱数には、例えば、大当たり乱数、大当たり種別乱数、変動パターン乱数、普図当たり乱数、普図変動パターン乱数等がある。
続いて、特図用処理(S1400)を実行する。特図用処理は、特図1変動表示や特図2変動表示の制御、特図1保留情報や特図2保留情報の処理、大当たり状態や小当たり状態の制御、通常状態や確変状態や低確時短状態の制御等を行う。なお、特図用処理についての詳細は図4を用いて後述する。
続いて、普図用処理を実行する(S1500)。普図用処理は、上述した入力処理においてゲートセンサ8aからの検知信号を受信している場合、普図表示器4fによる普図変動表示の制御や、普図保留情報の処理(普図当たり乱数値の管理、普図保留記憶情報の表示等)を行う。また、普図用処理は、普図当たりによる第2始動口7の開閉片の開閉制御等を行う。
続いて、情報出力処理を実行する(S1600)。情報出力処理は、外部情報出力端子基板から、パチンコ遊技機1の外部に始動情報や大当たり情報等の遊技情報を出力する。
続いて、コマンド出力処理を実行する(S1700)。コマンド出力処理は、RAM121bの演出制御コマンド記憶領域に記憶された演出制御コマンドを演出制御基板120に出力する処理や、払出制御コマンド記憶領域に記憶された払出制御コマンドを払出制御基板に出力する処理等の各種コマンドの出力処理を行う。コマンド出力処理が終了した後、割込み処理を終了する。
(特図用処理)
次に割込み処理において実行する特図用処理の例について、図4を参照しながら説明する。特図用処理を開始すると、CPU101cは入賞処理を実行する(S1410)。入賞処理は、上述した入力処理(S1200)において、第1始動口センサ6aからの検出信号の受信(以下、「特図1始動入賞」という)、または、第2始動口センサ7aからの検出信号の受信(以下、「特図2始動入賞」という)が確認された場合に実行する始動入賞処理と、第1入賞口センサ9dや第2入賞口センサ9eからの検出信号の受信が確認された場合に実行する一般入賞処理と、第1大入賞口10や第2大入賞口11からの検出信号の受信が確認された場合に実行する大入賞処理により構成される。
始動入賞処理は、第1始動入賞が確認された場合、判定情報(大当たり乱数値、大当たり種別乱数値、変動パターン乱数値等)を取得して、特図1保留情報としてRAM101bの特図1保留情報記憶領域(第1~4領域)のうち、現時点で最上位の空き領域に記憶する。また、第2始動入賞が確認された場合、判定情報(大当たり乱数値、大当たり種別乱数値、変動パターン乱数値等)を取得して、特図2保留情報としてRAM101bの特図2保留情報記憶領域(第1~4領域)のうち、現時点で最上位の空き領域に記憶する。続いて、特図1保留情報または特図2保留情報を先読み(大当たり乱数値、大当たり種別乱数値、変動パターン乱数値等から実行予定の変動表示の変動パターンを確認)して始動入賞時判定(先読み判定)を行う。続いて、特図1始動入賞であるか特図2始動入賞であるかを示す情報、保留記憶数、先読み判定情報(大当たり判定結果に関する情報、変動パターンに関する情報(先読みパターン情報))等に基づき演出制御コマンドとして始動入賞コマンド(第1始動入賞コマンド、第2始動入賞コマンド)を生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。演出制御コマンド記憶領域に記憶された第1始動入賞コマンドや第2始動入賞コマンドは、上述したコマンド出力処理(S1700)により演出制御基板120に出力される。
一般入賞処理は、第1入賞口センサ9dからの検出信号の受信が確認された場合、演出制御コマンドとして第1入賞コマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。また、第2入賞口センサ9eからの検出信号の受信が確認された場合、演出制御コマンドとして第2入賞コマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。演出制御コマンド記憶領域に記憶された第1入賞コマンドや第2入賞コマンドは、上述したコマンド出力処理(S1700)により演出制御基板120に出力される。
大入賞処理は、第1大入賞口センサ10aからの検出信号の受信が確認された場合、演出制御コマンドとして第1大入賞コマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。また、第2大入賞口センサ11aからの検出信号の受信が確認された場合、演出制御コマンドとして第2大入賞コマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。演出制御コマンド記憶領域に記憶された第1大入賞コマンドや第2大入賞コマンドは、上述したコマンド出力処理(S1700)により演出制御基板120に出力される。
続いて、特図実行データ処理を実行する(S1420)。特図実行データ処理は、現在の特図実行データの値を確認し、確認した特図実行データの値に対応した処理に移行させる。特図実行データの値が0のときは特図変動前処理(S1430)に移行させる。また、特図実行データの値が1のときは特図変動処理(S1440)に移行させる。また、特図実行データの値が2のときは特図変動停止処理(S1450)に移行させる。また、特図実行データの値が3のときは大当たり処理(S1460)に移行させる。また、特図実行データの値が4のときは大当たり終了処理(S1470)に移行させる。また、特図実行データの値が5のときは小当たり処理(S1480)に移行させる。
特図実行データの値が0のときは特図変動前処理を実行する(S1430)。特図変動前処理は、特図の変動表示の開始前に実行する処理である。特図変動前処理は、まず、特図1保留1情報に基づいて特図1変動表示を実行するか、または、特図2保留2情報に基づいて特図2変動表示を実行するかの判定を行う。
特図1変動表示を実行すると判定した場合、特図1保留情報記憶領域に記憶された特図1保留1情報をRAM101bの変動表示情報記憶領域にシフトして特図1変動表示情報として記憶する。また、特図1の保留記憶数を1減算する。続いて、遊技状態(通常状態、確変状態、低確時短状態)と、特図1変動表示情報(大当たり乱数値、大当たり種別乱数値、変動パターン乱数値等)に基づいて、大当たり判定と大当たり種別判定と、特図1変動表示が停止表示したときに特図1表示器4aに表示させるLEDを大当たり点灯パターン(以下、「大当たり停止図柄」ともいう)や小当たり点灯パターン(以下、「小当たり停止図柄」ともいう)、または、ハズレ点灯パターン(以下、「ハズレ停止図柄」ともいう)の何れの点灯パターン(以下、「停止図柄」ともいう)にするかを決定する点灯パターン決定(以下、「停止図柄決定」という)を行う。また、大当たり判定結果と大当たり種別判定結果と変動パターン乱数値と現在の遊技状態(通常状態、確変状態、低確時短状態の何れか)に基づいて、特図1変動表示の変動パターン(変動時間)を決定する。なお、特図2変動表示を実行すると判定した場合についても、特図1変動表示を実行すると判定した場合と同様の処理を行う(特図1表示器4aは特図2表示器4bに置き換え、また、特図2の保留記憶数を1減算する)。
続いて、遊技状態、特図1であるか特図2であるかを示す情報、大当たり判定結果、大当たり種別判定結果、変動パターン情報等により演出制御コマンドとして変動開始コマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。続いて、特図実行データの値を1に更新する。演出制御コマンド記憶領域に記憶された変動開始コマンドは、上述したコマンド出力処理(S1700)により演出制御基板120に出力される。
特図実行データの値が1のときは特図変動処理を実行する(S1440)。特図変動処理は、まず、特図1表示器4aや特図2表示器4bによる変動表示を開始させる処理を行う。続いて、変動パターンから特定される変動時間に基づいて、開始させた変動表示の経過時間を計測する処理を行う。計測している経過時間が変動時間と一致した場合、特図実行データの値を2に更新する。
特図実行データの値が2のときは特図変動停止処理を実行する(S1450)。特図変動停止処理は、特図1表示器4aや特図2表示器4bに停止表示させるLEDの点灯パターンを点灯パターン決定により決定された点灯パターンで停止表示させる処理を行う。また、特図変動停止処理は、変動表示の停止を示す演出制御コマンドとして変動停止コマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。演出制御コマンド記憶領域に記憶された変動停止コマンドは、上述したコマンド出力処理(S1700)により演出制御基板120に出力される。そして、大当たりの点灯パターンで停止表示させる場合、特図実行データの値を3に更新し、小当たりの点灯パターンで停止表示させる場合、特図実行データの値を5に更新し、ハズレの点灯パターンで停止表示させる場合、特図実行データの値を0に更新する。
また、特図変動停止処理は、各大当たり間において実行した変動表示の回数(以下、「変動回数」という)を計数する処理を行う。この処理は、ハズレ変動表示が終了すると変動回数を1加算し、大当たり変動表示が終了すると変動回数をクリアする。また、低確時短状態において計数した変動回数が所定回数(例えば、100回)となった場合、遊技状態を通常状態に移行させる。
特図実行データの値が3のときは大当たり処理を実行する(S1460)。大当たり処理は、大当たり開始処理と、大当たり中処理により構成される。
大当たり開始処理は、まず、大当たり種別等に基づいて実行する大当たり制御の内容(大入賞口の種類、大当たりオープニング時間、最大ラウンド数、各ラウンドの大入賞口の開閉パターン、各ラウンド間のインターバル時間、エンディング時間等)を決定する。続いて、大当たり種別、オープニング時間等を示す演出制御コマンドとして大当たり開始コマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。演出制御コマンド記憶領域に記憶された大当たり開始コマンドは、上述したコマンド出力処理(S1700)により演出制御基板120に出力される。そして、オープニング経過時間を計測し、計測しているオープニング経過時間がオープニング時間と一致した場合、大当たり中処理に処理を移行する。
大当たり中処理は、大入賞口の種類、ラウンド数、各ラウンドの大入賞口の開閉パターン、各ラウンド間のインターバル時間等に基づいて、第1大入賞口10や第2大入賞口11を開閉制御する。新たなラウンドを開始するときは、大入賞口の種類、開始するラウンド数等を示す演出制御コマンドとしてラウンド開始コマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。演出制御コマンド記憶領域に記憶されたラウンド開始コマンドは、上述したコマンド出力処理(S1700)により演出制御基板120に出力される。
各ラウンドの終了条件が成立した場合(例えば、入賞数が所定数に到達した場合や、開放終了時間になった場合)、大入賞口の種類、終了するラウンド数等を示す演出制御コマンドとしてラウンド終了コマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。演出制御コマンド記憶領域に記憶されたラウンド終了コマンドは、上述したコマンド出力処理(S1700)により演出制御基板120に出力される。そして、最終ラウンドが終了した場合、特図実行データの値を4に更新する。
特図実行データの値が4のときは大当たり終了処理を実行する(S1470)。大当たり終了処理は、まず、エンディング時間等を示す演出制御コマンドとして大当たり終了コマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。演出制御コマンド記憶領域に記憶された大当たり終了コマンドは、上述したコマンド出力処理(S1700)により演出制御基板120に出力される。続いて、エンディング経過時間を計測する。そして、計測しているエンディング経過時間がエンディング時間と一致した場合、大当たり終了後に移行させる遊技状態(確変状態、低確時短状態)を決定する。ここでは、大当たり種別が確変大当たりである場合、遊技状態を確変状態に移行させると決定し、大当たり種別が通常大当たりである場合、遊技状態を低確時短状態に移行させると決定する。このとき、特図実行データの値を0に更新する。
特図実行データの値が5のときは小当たり処理を実行する(S1480)。小当たり処理は、大当たり種別(ここでは、第1小当たりであるか第2小当たりであるか)に基づいて実行する小当たりの内容(大入賞口の開閉パターン等)を決定し、小当たり種別等を示す演出制御コマンドとして小当たりコマンドを生成し、RAM101bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。演出制御コマンド記憶領域に記憶された小当たりコマンドは、上述したコマンド出力処理(S1700)により演出制御基板120に出力される。
また、小当たり処理は、決定した開閉パターンにより第1大入賞口10を開閉制御する。そして、小当たり終了条件が成立した場合(例えば、入賞数が所定数に到達した場合や、小当たり終了時間になった場合)、特図実行データの値を0に更新した後、特図用処理を終了する。
[演出制御基板120の演出制御処理]
パチンコ遊技機1の電源スイッチがONになるとパチンコ遊技機1に電力が供給され、演出制御用マイコン121、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124が起動する。演出制御用マイコン121が起動すると演出制御処理が実行される。演出制御基板120(演出制御用マイコン121)の演出制御処理の例について、図5を参照しながら説明する。演出制御基板120の演出制御処理は、演出メイン処理と、受信割込み処理と、演出用割込み処理により構成される。
(演出メイン処理)
まず、演出メイン処理(S2000)について説明する。CPU121cは、演出メイン処理において、最初に演出用割込みを禁止にする。続いて、演出初期設定を行う。演出初期設定は、RAM121bへのアクセス許可設定、SIO、PIO、CTC(割込み時間管理用コントローラ)の設定等が行われる。
続いて、盤内可動装置26を第1位置から第2位置、第2位置から第3位置、第3位置から第1位置に駆動制御して盤内可動装置26の動作確認を行う。続いて、枠側可動装置33を第4位置から第5位置に駆動制御、第5位置で回転制御、第5位置から第4位置に駆動制御して盤内可動装置26の動作確認を行う。続いて、送風装置35aを駆動制御して送風装置35aの動作確認と、振動装置36を駆動制御して振動装置36の動作確認を行う。続いて、初期化コマンドを受信している場合、第1表示領域20aによる初期化報知画像の表示と装飾ランプ32による初期化報知点灯とスピーカ34による初期化音の出力により初期化報知を行う。続いて、復旧コマンドを受信している場合、第1表示領域20aによる復旧中報知画像の表示と装飾ランプ32による復旧中報知点灯とスピーカ34による復旧中音の出力により復旧中報知を行う。初期化完了または復旧完了を示す演出制御コマンドを受信すると、初期化報知や復旧中報知を終了する。続いて、CPU121cは、乱数回路の初期設定を実行した後、割込み許可状態であること確認することにより、CPU121cは定期的(例えば、2ms毎)に演出用タイマ割込み処理を実行する。
受信割込み処理(S2100)は、演出用タイマ割込み処理とは別に実行される処理であり、演出用割込み処理よりも優先して実行される処理である。受信割込み処理中は、割込み禁止状態となる。受信割込み処理は、遊技制御基板100から出力されたINT信号が演出制御用マイコン121の外部INT入力部に入力されたか否か(ON/OFF)を判定する。INT信号が入力されている場合、遊技制御基板100から出力された演出制御コマンドを受信し、RAM121bの演出制御コマンド記憶領域に記憶する。そして、演出制御コマンド受信用記憶領域に記憶した後、割込み許可状態とする。なお、演出制御コマンド受信用記憶領域は、第1始動入賞コマンド記憶領域(特図1保留1始動入賞コマンド記憶領域~特図1保留4始動入賞コマンド記憶領域)、第2始動入賞コマンド記憶領域(特図2保留1始動入賞コマンド記憶領域~特図2保留4始動入賞コマンド記憶領域)、特図1保留アイコン数記憶領域、特図2保留アイコン数記憶領域、変動開始コマンド記憶領域、変動停止コマンド記憶領域、大当たり中コマンド記憶領域(大当たり開始コマンド、ラウンド開始コマンド、ラウンド終了コマンド、大当たり終了コマンドを記憶)等からなる。
(演出用割込み処理)
次に、演出制御処理において実行される演出用割込み処理について説明する。演出用割込み処理を開始すると、まず、CPU101cは、演出用乱数更新処理を実行する(S2200)。演出用乱数更新処理は、各種の演出用乱数の乱数値を更新する。なお、演出用乱数には、例えば、変動演出用乱数、演出図柄用乱数、予告演出用乱数、先読み演出用乱数等がある。
続いて、演出用入力処理を実行する(S2300)。演出用入力処理は、第1操作部検知センサ31cや第2操作部検知センサ31d、他操作部検知センサ37aの各センサからの検知信号を受信しているか否かを確認する。
続いて、コマンド解析処理を実行する(S2400)。コマンド解析処理は、上述した受信割込み処理(S2100)においてRAM121bの演出制御コマンド記憶領域に記憶された演出制御コマンドの内容を解析する。コマンド解析処理では、演出制御用コマンド記憶領域に記憶された演出制御コマンドを読み出して、演出制御コマンドに含まれる情報に応じた制御を実行する。この制御とは、例えば、受信した演出制御コマンドを演出用処理等により使用するためにRAM121bに特図1保留用記憶領域(特図1保留1用記憶領域(特図1保留1)~特図1保留4用記憶領域(特図1保留4))、特図2保留用記憶領域(特図2保留1用記憶領域(特図2保留1)~特図2保留4用記憶領域(特図2保留4))、変動演出用記憶領域、大当たり演出用記憶領域等に記憶させる処理、および、各種設定処理等である。
続いて、コマンド解析処理で解析した演出制御コマンドの内容に基づいて、演出用処理を実行する(S3000)。なお、演出用処理についての詳細は図6を用いて後述する。演出用処理を実行した後、演出用割込み処理を終了する。
(演出用処理)
次に演出用割込み処理において実行される演出用処理の例について、図6を参照しながら説明する。演出用処理では、第1表示装置20や第2表示装置27における画像表示、盤内可動装置26、枠側可動装置33、送風装置35a、および、振動装置36の駆動、スピーカ34における音出力、各種装飾ランプの点灯等の各種制御を実行する。
演出用処理を開始すると、CPU121cは演出実行データ処理を実行する(S3100)。演出処理データ処理では、演出制御コマンドの種類に対応した演出処理に移行させる処理を実行する。第1始動入賞コマンドまたは第2始動入賞コマンドを受信すると、演出処理データの値を0に変更して始動入賞演出処理(S3200)に移行させる。また、変動開始コマンドを受信すると、演出処理データの値を1に変更して変動演出処理(S3300)に移行させる。また、変動停止コマンドを受信すると、演出処理データの値を2に変更して変動演出停止処理(S3400)に移行させる。また、大当たり開始コマンド、ラウンド開始コマンド、または、ラウンド終了コマンドを受信すると、演出処理データの値を3に変更して大当たり演出処理(S3500)に移行させる。また、大当たり終了コマンドを受信すると、演出処理データの値を4に変更して大当たり終了演出処理(S3600)に移行させる。また、小当たりコマンド、小当たり中第1大入賞コマンド、または、小当たり中第2大入賞コマンドを受信すると、演出処理データの値を5に変更して小当たり演出処理(S3700)に移行させる。なお、第1大入賞コマンド、第2大入賞コマンド、第1入賞コマンド、または、第2入賞コマンドを受信した場合、演出処理データの値を変更しない(実行中の演出処理に移行する)。
演出処理データの値が0のときは始動入賞演出処理を実行する(S3200)。始動入賞演出処理では、始動入賞コマンド(第1始動入賞コマンド、第2始動入賞コマンド)の受信に基づいて、特図1保留記憶数または特図2保留記憶数を更新する処理や、特1保1アイコン~特1保4アイコンにより特図1保留の数を表示する処理や、特2保1アイコン~特2保4アイコンにより特図2保留の数を表示する処理を行う。
また、始動入賞演出処理では、新たに受信した始動入賞コマンドに含まれる先読み判定情報(大当たり判定結果に関する情報、先読みパターン情報)や既に受信済の始動入賞コマンドに含まれる先読み判定情報に基づいて先読み演出を実行するか否かを判定し、先読み演出を実行すると判定した場合、先読み演出の演出内容(先読み演出パターン)を決定する処理(以下、「先読み演出決定処理」という)を行う。先読み演出決定処理では、各始動入賞コマンドと対応付けて、各先読み演出の実行可否、実行する先読み演出の演出内容(先読み演出パターン)等を演出制御情報における先読み演出パターン情報としてRAM121bの保留用記憶領域に記憶させる。
そして、先読み演出パターン情報に基づいて、始動入賞演出処理において実行すべき先読み演出(始動入賞に応じてに実行する先読み演出)がある場合、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124により先読み演出制御を実行させる。始動入賞演出処理が終了すると、演出処理データの値を始動入賞演出処理に移行する前の値に変更する。
演出処理データの値が1のときは変動演出処理を実行する(S3300)。変動演出処理は、変動演出開始処理と変動演出中処理からなる。また、変動演出中処理には、仮停止演出処理も含まれる。まず変動演出処理では、変動開始コマンド(遊技状態、特図1であるか特図2であるかを示す情報、大当たり判定結果、大当たり種別判定結果、変動パターン情報等を含む)の受信に基づいて、変動開始処理を実行する。この変動開始処理では、変動開始コマンドに含まれる大当たり判定結果や変動パターン情報等に基づいて変動演出の演出内容(変動演出内容、各変動中演出の実行可否、実行する変動中演出の演出内容、変動演出が仮停止や停止するときの演出図柄21LCRの組み合わせ等を決定し、演出制御情報における変動演出パターン情報としてRAM121bの変動演出用記憶領域に記憶させる。続いて、変動演出パターン情報に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124により変動演出を開始させる。
変動演出を開始させると、変動演出中処理に処理を移行する。変動演出中処理では、変動演出パターン情報に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124により変動演出が仮停止するまでの演出を実行させる。なお、変動演出開始処理と変動演出中処理では、先読み演出パターン情報に基づいて、実行すべき先読み演出(変動演出開始から仮停止までの間に実行する先読み演出)がある場合、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124により先読み演出制御を実行させる。
演出処理データの値が2のときは変動演出停止処理を実行する(S3400)。変動演出停止処理は、変動停止コマンドの受信に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124により仮停止させた変動演出を停止させる停止演出を行う。また、変動演出停止処理では、演出制御情報として記憶された先読み演出パターン情報に基づいて、変動演出停止処理において実行すべき先読み演出(変動演出を停止する際に実行する先読み演出)がある場合、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124により先読み演出制御を実行させる。変動演出停止処理が終了すると、演出制御コマンドの受信を待つ状態(以下、「受信待ち状態」という)となる。
受信待ち状態において所定時間(例えば、60s)が経過すると、客待ち演出の種類や内容等からなる客待ち演出パターンを決定し、演出制御情報における客待ち演出パターン情報としてRAM121bに記憶させる。そして、客待ち演出パターン情報に基づいて表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124により客待ち演出を実行させる。
演出処理データの値が3のときは大当たり演出処理を実行する(S3500)。 大当たり演出処理は、オープニング演出処理、ラウンド開始演出処理、ラウンド中演出処理、ラウンド終了演出処理、エンディング演出処理からなる。大当たり開始コマンドの受信に基づいて、オープニング演出処理に移行する。このオープニング演出処理では、オープニング演出の種類や内容等からなるオープニング演出パターンを決定し、演出制御情報におけるオープニング演出パターン情報としてRAM121bに記憶させる。続いて、オープニング演出パターン情報に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124によりオープニング演出を実行させる。
続いて、ラウンド開始コマンドの受信に基づいて、ラウンド開始演出処理に移行する。このラウンド開始処理では、ラウンド数に応じたラウンド演出の種類や内容等からなるラウンド演出パターン(例えば、第1ラウンド開始のときは第1ラウンド演出パターン、第2ラウンド開始ときは第2ラウンド演出パターン)を決定し、演出制御情報におけるラウンド演出パターン情報としてRAM121bに記憶させる。続いて、ラウンド演出パターン情報に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124によりラウンド開始演出を実行させる。ラウンド開始演出を開始させると、ラウンド中演出処理に処理段階を移行する。ラウンド中演出処理では、ラウンド演出パターン情報に基づいて表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124によりラウンド中演出を実行させる。
続いて、ラウンド終了コマンドの受信に基づいて、ラウンド終了演出処理に移行する。このラウンド終了演出処理では、ラウンド数に応じたラウンド終了演出の種類や内容等からなるラウンド終了演出パターン(例えば、第1ラウンド終了のときは第1ラウンド終了演出パターン、第2ラウンド終了のときは第2ラウンド終了演出パターン)を決定し、演出制御情報におけるラウンド終了演出パターン情報としてRAM121bに記憶させる。続いて、ラウンド終了演出パターン情報に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124によりラウンド終了演出を実行させる。
なお、大当たり演出では、第1入賞コマンドまたは第2入賞コマンドの受信に基づいて、入賞演出を実行するか否かを判定し、入賞演出を実行すると判定した場合、入賞画像や入賞音等からなる入賞演出パターンを演出制御情報における入賞演出パターン情報として記憶する。そして、入賞演出パターン情報に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124による入賞演出制御を実行させる。
また、大当たり演出では、第1大入賞コマンドまたは第2大入賞コマンドの受信に基づいて、大当たり中入賞演出を実行するか否かを判定し、大当たり中入賞演出を実行すると判定した場合、大当たり中入賞画像や入賞音等からなる大当たり中入賞演出パターンを演出制御情報における大当たり中入賞演出パターン情報としてRAM121bに記憶させる。そして、大当たり中入賞演出パターン情報に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124による大入賞演出制御を実行させる。
演出処理データの値が4のときは大当たり終了演出処理を実行する(S3600)。大当たり終了演出処理では、大当たり終了コマンドの受信に基づいて、エンディング演出の種類や内容等からなるエンディング演出パターンを決定し、演出制御情報におけるエンディング演出パターン情報としてRAM121bに記憶させる。続いて、エンディング演出パターン情報に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124によりエンディング演出を実行させる。大当たり終了演出処理が終了すると、受信待ち状態となる。
演出処理データの値が5のときは小当たり演出処理を実行する(S3700)。 小当たり演出処理では、小当たり開始コマンドの受信に基づいて、小当たり演出の種類や内容等からなる小当たり演出パターンを決定し、演出制御情報における小当たり演出パターン情報としてRAM121bに記憶させる。続いて、小当たり演出パターン情報に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124により小当たり演出を実行させる。
また、小当たり演出では、第1大入賞コマンドまたは第2大入賞コマンドの受信に基づいて、小当たり中入賞演出を実行するか否かを判定し、小当たり中入賞演出を実行すると判定した場合、小当たり中入賞画像や入賞音等からなる小当たり中入賞演出パターンを演出制御情報における小当たり中入賞演出パターン情報としてRAM121bに記憶させる。そして、小当たり中入賞演出パターン情報に基づいて、表示制御部122、装飾制御部123、音制御部124による小当たり中入賞演出制御を実行させる。小当たり演出処理が終了すると、受信待ち状態となる。
[変動パターンの種類]
次に、変動パターンの種類について説明する。図7は、特図変動表示(特図1変動表示、特図2変動表示)の変動パターンの種類の例を示す図である。この図7では、遊技状態(通常状態、時短状態)に対応付けて大当たり判定結果(大当たり、小当たり、ハズレ)、変動パターン情報、各変動パターンの決定割合、先読みパターン情報、変動時間を示している。また、各変動パターン情報による変動表示中において実行される変動演出の種類と変動演出の演出内容を示している。例えば、通常状態において、変動パターンP120が決定された場合、60s間の特図変動表示を実行するとともに、SP1リーチハズレ1変動演出を実行する。また、例えば、時短状態において、変動パターンP201を選択した場合、8s間の特図変動表示を実行するとともに、ハズレ変動演出を実行する。
通常状態において大当たりと判定された場合の変動パターンの決定割合は、変動パターンP171(40%)>P170(27%)>P161(15%)>P160(12%)>P116(4%)>P115(2%)の順となる。また、通常状態でハズレと判定された場合の変動パターンの決定割合は、変動パターンP100~P102(60%)>P110(13%)>P111(10%)>P120(7%)>P121(5%)>P130(3%)>P131(2%)の順となる。
また、時短状態において大当たりと判定された場合の変動パターンの決定割合は、変動パターンP280(50%)>P270(25%)>P215(15%)>P250(10%)の順となる。また、時短状態でハズレと判定された場合の変動パターンの決定割合は、変動パターンP200、P201(60%)>P210(30%)>P220(8%)>P230(2%)の順となる。
[変動演出]
次に、変動演出について説明する。図8A~図8Dは、通常状態における変動演出の例を示す図である。また、図9A~図9Cは、時短状態における変動演出の例を示す図である。図8A~図9Cにおける「T○○」は、変動演出に付帯することが可能な付帯演出(先読み演出や変動中演出等)の実行が可能な時期(以下、「付帯演出実行時期」という)を示している。なお、付帯演出実行時期には、例えば、図8B(a)のT31~T36のように等間隔で配置されているものがあるが、これは便宜上、等間隔に配置しただけであって時間間隔を限定するものではない。また、図8A~図9Cに示した付帯演出実行時期は、例えば、T43から付帯演出が開始されT45に付帯演出が終了するといように付帯演出終了時期となることもある。
(通常状態における変動演出)
まず、図8A~図8Cを参照しながら、通常状態における変動演出の例について説明する。図8A(a)は、変動パターンP100(ハズレ変動演出(保留数3のとき))による2s(秒)の変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP100による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止)。なお、変動パターンP100による変動演出には、付帯演出実行時期としてT1、T2が設定されている。
次に、図8A(b)は、変動パターンP101(ハズレ変動演出(保留1~3のとき))による4sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP101による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止)。なお、変動パターンP101による変動演出には、付帯演出実行時期としてT11~T13が設定されている。
次に、図8A(c)は、変動パターンP102(ハズレ変動演出(保留1~3のとき))またはP105(小当たり変動演出)による8sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP102による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP105による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、演出図柄21LCRを小当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを小当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに小当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。なお、変動パターンP102やP105による変動演出には、付帯演出実行時期としてT21~T24が設定されている。
次に、図8B(a)は、変動パターンP110(ノーマルリーチ1ハズレ変動演出)またはP115(ノーマルリーチ1大当たり変動演出)による12sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP110による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、ノーマルリーチ演出を実行させ、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP115による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、ノーマルリーチ演出を実行させる。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。なお、変動パターンP110やP115による変動演出には、付帯演出実行時期としてT31~T37が設定されている。
次に、図8B(b)は、変動パターンP111(ノーマルリーチ2ハズレ変動演出)またはP116(ノーマルリーチ2大当たり変動演出)による18sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP111による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、ノーマルリーチ演出を実行させ、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP116による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、ノーマルリーチ演出を実行させる。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。なお、変動パターンP111やP116による変動演出には、付帯演出実行時期としてT41~T49が設定されている。
次に、図8C(a)は、変動パターンP120(SP1リーチ1ハズレ変動演出)またはP160(SP1リーチ1大当たり変動演出)による60sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP120による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP1リーチ演出を実行させ、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP160による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP1リーチ演出を実行させる。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。なお、変動パターンP120やP160による変動演出には、付帯演出実行時期としてT51~T64が設定されている。
次に、図8C(b)は、変動パターンP121(SP1リーチ2ハズレ変動演出)またはP161(SP1リーチ2大当たり変動演出)による70sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP121による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP1リーチ演出を実行させ、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP161による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP1リーチ演出を実行させる。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。なお、変動パターンP121やP161による変動演出には、付帯演出実行時期としてT71~T87が設定されている。
次に、図8D(a)は、変動パターンP130(SP2リーチ1ハズレ変動演出)またはとP170(SP2リーチ1大当たり変動演出)による90sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP130による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP2リーチ演出を実行させ、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP170による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP2リーチ演出を実行させ、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。また、変動パターンP130やP170による変動演出には、付帯演出実行時期としてT91~T110が設定されている。
次に、図8D(b)は、変動パターンP131(SP2リーチ2ハズレ変動演出)またはP171(SP2リーチ2大当たり変動演出)による100sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP131による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP2リーチ演出を実行させ、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP171による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP2リーチ演出を実行させ、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。また、変動パターンP131やP171による変動演出には、付帯演出実行時期としてT111~T134が設定されている。
(時短状態における変動演出)
次に、図9A~図9Cを参照しながら、時短状態における変動演出の例について説明する。図9A(a)は、変動パターンP200(ハズレ変動演出(保留数3のとき))による2sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP200による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止)。なお、変動パターンP200による変動演出には、付帯演出実行時期としてT201、T202が設定されている。
次に、図9A(b)は、変動パターンP201(ハズレ変動演出(保留数1~3のとき))またはP250(リーチ無し大当たり変動演出)による8sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP201による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRにハズレの組み合わせを表示させて停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP250による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。なお、変動パターンP201やP250による変動演出には、付帯演出実行時期としてT211~T214が設定されている。
次に、図9B(a)は、変動パターンP210(ノーマルリーチ3ハズレ変動演出)またはP215(ノーマルリーチ3大当たり変動演出)による12sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP210による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、ノーマルリーチ演出を実行させる。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP215による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、ノーマルリーチ演出を実行させる。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。なお、変動パターンP210やP215による変動演出には、付帯演出実行時期としてT221~T225が設定されている。
次に、図9B(b)は、変動パターンP220(SP3リーチハズレ変動演出)またはP270(SP3リーチ大当たり変動演出)による70sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP220による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP3リーチ演出を実行させ、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP270による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP3リーチ演出を実行させる。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。なお、変動パターンP220やP270による変動演出には、付帯演出実行時期としてT231~T238が設定されている。
次に、図9C(a)は、変動パターンP230(SP4リーチハズレ変動演出)またはP280(SP4リーチ大当たり変動演出)による100sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP230による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP4リーチ演出を実行させ、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止1)。続いて、演出図柄21LCRをハズレ図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止1)。また、変動パターンP280による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、SP4リーチ演出を実行させる。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止2)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止2)。なお、変動パターンP230やP280による変動演出には、付帯演出実行時期としてT241~T250が設定されている。
次に、図9C(b)は、変動パターンP205(小当たり変動演出)による2sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP250による変動演出は第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、演出図柄21LCRを小当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止)。続いて、演出図柄21LCRを小当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bにハズレの組み合わせを表示させて停止させる(停止)。なお、変動パターンP240による変動演出には、付帯演出実行時期としてT251が設定されている。
次に、図9C(c)は、変動パターンP250(リーチ無し大当たり変動演出)による8sの変動表示に対応する変動演出の例である。変動パターンP250による変動演出は、第1表示領域20aにより演出図柄21LCRによる変動演出を開始させるとともに、変動表示対応表示器5bによる変動演出を開始させる(開始)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで仮停止させる(仮停止)。続いて、演出図柄21LCRを大当たり図柄の組み合わせで停止させるとともに、変動表示対応表示器5bに大当たりの組み合わせを表示させて停止させる(停止)。また、変動パターンP250による変動演出には、付帯演出実行時期としてT261、T262が設定されている。
[変形例1]
ここで、これまでに説明した本実施形態のパチンコ遊技機1における変形例について説明する。
本実施形態のパチンコ遊技機1は、大当たり図柄の種類(大当たり種別)によって、大当たり後に確変状態に移行するときがある確変仕様を備える遊技機を例示したが、これに限らず、確変仕様を備えない遊技機であってもよい。また、このような遊技機は、大当たり図柄の種類(大当たり種別)によって、大当たり後に低確時短状態に移行するときがある時短仕様を備える遊技機であってもよい。また、所謂「一種二種混合機」と呼ばれる遊技機であってもよい。
また、本実施形態のパチンコ遊技機1の通常状態(および/または確変状態)における大当たり確率を変更できるようにしてもよい。このようにした場合、遊技制御基板100に設定キーにより設定操作が可能な設定切り替えスイッチを設け、設定キーにより設定切り替えスイッチを操作することにより大当たり確率の設定値を変更することができる。なお、大当たり確率は6段階(設定1~6)設定できるようにしてもよいし、6段階未満(例えば、設定1~3等)の設定ができるようにしてもよい。
上述したパチンコ遊技機1は、遊技球を払い出す機能を有する「ぱちんこ遊技機」を例示したが、これに限らず、遊技球を払い出すことなく得点として記憶する機能を有する「ぱちんこ遊技機」でもよい。
また、メダルを用いた遊技が可能であってメダルを払い出す機能を有する「回胴式遊技機」または「スロットマシン」や、メダルを用いて遊技が可能であってメダルを払い出すことなく得点として記憶する機能を有する仕様の「回胴式遊技機」または「スロットマシン」や、得点により遊技が可能であってメダルを払い出すことなく得点として記憶する機能を有する仕様の「回胴式遊技機」または「スロットマシン」に置き換えることも可能である。
また、本実施形態は、パチンコ遊技機1は、遊技盤2、遊技機枠3から構成されているが、これに限られず、パチンコ遊技機1は、本実施形態の開示内容を実行するための遊技プログラムであってもよい。このような場合、遊技プログラムは、パソコンや家庭用ゲーム機、スマートフォン等向けのソフトウェアとして提供されたり、Webブラウザでアクセスして表示・操作するWebアプリケーションとして提供されたりすることにより、パソコンや家庭用ゲーム機、スマートフォン等により実行される。また、本実施形態の開示内容を実行するための遊技プログラムが搭載されたサーバ等であってもよい。
また、図7において、変動パターンP102、P105、P201、P250は全て8sの変動時間に設定しているが、これらの変動パターンの変動時間を変動パターン毎に異なるように設定、または、一部の変動パターンのみ異なるように設定してもよい。なお、変動パターンP100、P200、P205による2sの変動時間、変動パターンP110、P115、P210、P215による12sの変動時間、変動パターンP111、P116による18sの変動時間、変動パターンP120、P160による60sの変動時間、変動パターンP121、P161による70sの変動時間、変動パターンP121、P161、P220、P270による70sの変動時間、変動パターンP130、P170による90sの変動時間、変動パターンP131、P171、P230、P280による100sの変動時間についても同様である。
また、上述したように、変動パターンの変動時間を変動パターン毎に異なるように設定、または、一部の変動パターンのみ異なるように設定した場合、図8A~図9Cに示した各変動パターンの全ての付帯演出実行時期、または、一部の付帯演出実行時期は、各変動パターンにより異なる(例えば、図8C(a)の変動パターンP120とP160は、全ての付帯演出実行時期T51~T64が異なる、または、T54、T56、T60だけが異なる)ようにしてもよい。
[疑似連発展演出の例]
次に、本実施形態におけるパチンコ遊技機1により実行される疑似連発展演出の例について図10A~図10Dを参照しながら説明する。疑似連発展演出とは、次回の疑似変動演出に発展(疑似変動演出の継続)する否かを報知する演出である。疑似連発展演出は、第1疑似連発展演出、第2疑似連発展演出、および、第3疑似連発展演出からなる。
図10A(a)は、左演出図柄21Lが仮停止し、中演出図柄21Cと右演出図柄21Rが変動中の状態である左演出図柄仮停止状態を示している。また、図10A(b)は、左演出図柄21Lと右演出図柄21Rがリーチ態様で仮停止した状態であるリーチ状態を示している。また、図10A(c)は、左演出図柄21L、右演出図柄21R、右演出図柄21Cがリーチハズレ態様により仮停止した状態であるリーチハズレ状態を示している。
まず、図10A(b)に示すリーチ状態において、図10A(d-2)に示すように第1疑似連発展演出、または、図10A(d-1)に示すように第2疑似連発展演出が実行される場合がある。
また、図10A(a)に示す左演出図柄停止状態において、図10A(d-1)に示すように第2疑似連発展演出が実行される場合がある。
また、図10A(c)に示すリーチハズレ状態において、図10A(d-3)に示すように第3疑似連発展演出が実行される場合がある。
そして、第1~第3疑似連発展演出が実行された場合、疑似2変動演出(図10A(e-1)、疑似3変動演出(図10A(e-2)、または、疑似4変動演出(図10A(e-2)が実行される。
次に図10Bを参照しながら、第1疑似連発展演出の例について説明する。第1疑似連発展演出では、まず、図10B(a)に示すように、「疑似連かな…」というセリフが表示された第1吹き出し画像GS1を表示する。
続いて、図10B(b)に示すように、第1吹き出し画像GS1よりも大きく「疑似連かな…」というセリフが表示された第2吹き出し画像GS2を表示する。
続いて、図10B(c)に示すように、第2吹き出し画像GS2よりも大きく「疑似連かな…」というセリフが表示された第3吹き出し画像GS3を表示する。なお、図10B(a)~(d)までの演出を第1疑似連発展示唆演出という。
そして、次回の疑似変動演出に発展する場合、図10B(d)に示すように、盤内可動装置26を第2位置に移動させる。また、盤内可動装置26の第2位置への移動に合わせてエフェクト画像EF1を表示する。このような演出を実行することにより、次回の疑似変動演出に発展することが確定したことを遊技者に報知する。
続いて、疑似2変動演出に発展する場合は、図10B(e-1)に示すように疑似2変動演出に発展することを報知する演出を実行する。また、疑似3変動演出に発展する場合は、図10B(e-2)に示すように疑似3変動演出に発展することを報知する演出を実行する。また、疑似4変動演出に発展する場合は、図10B(e-3)に示すように疑似4変動演出に発展することを報知する演出を実行する。なお、図10B(d)から図10B(e-1)の演出、図10B(d)から図10B(e-2)の演出、および、図10B(d)から図10B(e-3)の演出を第1疑似連発展確定演出という。
一方、次回の疑似変動演出に発展しない場合、図10B(f)に示すように、リーチ状態となる。このように、第1疑似連発展示唆演出を実行した後に第1疑似連発展確定演出を実行しない演出のことを第1疑似連発展失敗演出という。
次に図10Cを参照しながら、第2疑似連発展演出の例について説明する。第2疑似連発展演出では、まず、図10C(a)に示すように、第1演出操作部31aを模した画像と操作有効期間を示すゲージ画像からなる操作促進画像BP1を表示することにより、遊技者に第1演出操作部31aの操作を促す演出を実行する。なお、図10C(a)~(b)の演出を第2疑似連発展示唆演出という。
続いて、次回の疑似変動演出に発展する場合、遊技者が第1演出操作部31aを操作した後、または、操作有効時間が経過した後、図10C(b)に示すように、盤内可動装置26を第2位置に移動させる。また、盤内可動装置26の第2位置への移動に合わせてエフェクト画像EF1を表示する。このような演出を実行することにより、次回の疑似変動演出に発展することが確定したことを遊技者に報知する。
続いて、疑似2変動演出に発展する場合は、図10C(c-1)に示すように疑似2変動演出に発展することを報知する演出を実行する。また、疑似3変動演出に発展する場合は、図10C(c-2)に示すように疑似3変動演出に発展することを報知する演出を実行する。また、疑似4変動演出に発展する場合は、図10C(c-3)に示すように疑似4変動演出に発展することを報知する演出を実行する。なお、図10C(b)から図10C(c-1)の演出、図10C(b)から図10C(c-2)の演出、および、図10C(b)から図10C(c-3)の演出を第2疑似連発展確定演出という。
一方、次回の疑似変動演出に発展しない場合、図10C(d)に示すように、リーチ状態となる。このように、第2疑似連発展示唆演出を実行した後に第2疑似連発展確定演出を実行しない演出のことを第2疑似連発展失敗演出という。
次に図10Dを参照しながら、第3疑似連発展演出の例について説明する。第3疑似連発展演出では、図10D(a)に示すように、「疑似連だ!」というセリフが表示された吹き出し画像GR1を表示することにより、次回の疑似変動演出に発展することが確定したことを遊技者に報知する。
続いて、疑似2変動演出に発展する場合は、図10D(b-1)に示すように疑似2変動演出に発展することを報知する演出を実行する。また、疑似3変動演出に発展する場合は、図10D(b-2)に示すように疑似3変動演出に発展することを報知する演出を実行する。また、疑似4変動演出に発展する場合は、図10D(b-3)に示すように疑似4変動演出に発展することを報知する演出を実行する。なお、第3疑似連発展演出が実行された場合、必ず次回の疑似変動演出に発展する。つまり、次回の疑似変動演出に発展しない場合、第3疑似連発展演出の実行を制限する(実行しない)。
[ランクアップ演出の例]
次に、本実施形態におけるパチンコ遊技機1により実行されるランクアップ演出の例について図11を参照しながら説明する。ランクアップ演出とは、変動表示の大当たり期待度を示唆する演出であって、初期ランクであるランク1から最大ランクであるランク5までの範囲内においてランクを上昇させていく演出である。また、ランクアップ演出は、先読み演出として実行されるランクアップ演出(第1ランクアップ演出)と、変動中演出として実行されるランクアップ演出(第2ランクアップ演出)とからなる。
ランク1~ランク4については、変動中演出として今回の変動表示の大当たり期待度を示唆する場合、または、先読み演出として次回以降の変動表示の大当たり期待度を示唆する場合がある。また、今回の変動表示においてSP2リーチ演出が実行される場合(変動パターンP130、131、170、171による変動表示が実行される場合)、ランク5までランクが上昇する。一方、今回の変動表示においてSP2リーチ演出が実行されない場合、ランク5までランクは上昇しない。よって、ランク5は大当たり期待度が高い演出であるSP2リーチ演出が実行されることを遊技者に報知する演出である。
図11(a)は初期ランクであるランク1を報知するランク1報知演出を示している。ランク1であるときはランク1報知画像RK1を表示する。
図11(b)はランク1からランク2にランクが上昇する場合に実行されるランク2アップ演出の演出態様を示している。ランク2アップ演出では、まず、ランクが上昇することを示唆するランクアップ示唆画像EF2を表示することによってランクアップ示唆演出を実行する。
続いて、盤内可動装置26を第2位置に移動させ、盤内可動装置26の第2位置への移動に合わせてランク2に上昇したことを報知するランク2報知画像とエフェクト画像とからなるランク2確定画像EF21を表示することによって、ランク2確定演出を実行する。一方、ランク2に上昇しない(ランクアップに失敗する)場合、ランク2確定演出を実行しない。
ランク2確定演出を実行すると、ランク2であることを報知するランク2報知画像RK2を表示することによりランク2報知演出を実行する。
図11(c)はランク1またはランク2からランク3にランクが上昇する場合に実行されるランク3アップ演出の演出態様を示している。ランク3アップ演出では、まず、ランク3にランクが上昇することを示唆するランクアップ示唆画像EF2を表示することによってランクアップ示唆演出を実行する。
続いて、盤内可動装置26を第2位置に移動させ、盤内可動装置26の第2位置への移動に合わせてランク3に上昇したことを報知するランク3報知画像とエフェクト画像とからなるランク3確定画像EF23を表示することによって、ランク3確定演出を実行する。一方、ランク3に上昇しない場合、ランク3確定演出を実行しない。
ランク3確定演出を実行すると、ランク3であることを報知するランク3報知画像RK3を表示することによりランク3報知演出を実行する。
図11(d)はランク1、ランク2、または、ランク3からランク4にランクが上昇する場合に実行されるランク4アップ演出の演出態様を示している。ランク4アップ演出では、まず、ランクが上昇することを示唆するランクアップ示唆画像EF2を表示することによってランクアップ示唆演出を実行する。
続いて、盤内可動装置26を第2位置に移動させ、盤内可動装置26の第2位置への移動に合わせてランク4に上昇したことを報知するランク4報知画像とエフェクト画像とからなるランク4確定画像EF24を表示することによって、ランク4確定演出を実行する。一方、ランク4に上昇しない場合、ランク4確定演出を実行しない。
ランク4確定演出を実行すると、ランク4であることを報知するランク4報知画像RK4を表示することによりランク4報知演出を実行する。
図11(e)はランク1、ランク2、ランク3、または、ランク4からランク5にランクが上昇する場合に実行されるランク5アップ演出の演出態様を示している。ランク5アップ演出では、まず、ランクが上昇することを示唆するランクアップ示唆画像EF2を表示することによってランクアップ示唆演出を実行する。
続いて、盤内可動装置26を第2位置に移動させ、盤内可動装置26の第2位置への移動に合わせてランク5に上昇したことを報知するランク5報知画像とエフェクト画像とからなるランク5確定画像EF24を表示することによって、ランク5確定演出を実行する。一方、ランク5に上昇しない場合、ランク5確定演出を実行しない。
ランク5確定演出を実行すると、ランク5であることを報知するランク5報知画像RK5を表示することによりランク5報知演出を実行する。
なお、ランク5にランク5アップ演出には、ランクアップ示唆演出を実行せずにランクアップ確定演出を実行する演出態様もある(後述する図24F(b)や図24Gにおける演出3、および、図24HやIにおける演出4においてランク5アップ演出を実行する場合の演出態様)。
また、ランクアップ示唆演出を実行した後、ランク2~5確定演出を実行しない演出のことをランクアップ失敗演出という。
[当落決定演出の例]
次に、本実施形態におけるパチンコ遊技機1により実行される決め演出である当落決定演出の例について図12を参照しながら説明する。当落決定演出とは、変動表示が大当たりとなるか否かを報知する演出であって、SP1リーチ演出、および、SP2リーチ演出が実行される場合に実行される演出であって、遊技者に大当たりであるか否かを報知するための演出である。
図12(a)、(b)に示すように、当落決定演出では、まず、複数の第1演出操作部31aを模した画像が回転しながら徐々に中央に集約していく画像である当落決定示唆画像KEを表示することによって、当落決定示唆演出を実行する。なお、この時点において第1演出操作部31aは消灯状態である。
当落示唆演出に続いて第1当落演出を実行する場合、図12(c-1)に示すように、まず、青色点灯した第1演出操作部31aを模した画像である第1操作態様画像BP11を表示し、第1演出操作部31aを青色点灯させる。
続いて、青色点灯した第1演出操作部31aを模した画像と操作有効期間を示す第1ゲージ画像からなる操作促進画像BP12を表示することにより、遊技者に第1演出操作部31aの操作を促す演出を実行する。なお、図12(c-1)~(d-1)の演出を第1操作促進演出という。
また、当落示唆演出に続いて第2当落演出を実行する場合、図12(c-2)に示すように、まず、赤色点灯した第1演出操作部31aを模した画像である第2操作態様画像BP21を表示し、第1演出操作部31aを赤色点灯させる。
続いて、赤色点灯した第1演出操作部31aを模した画像と操作有効期間を示す第2ゲージ画像からなる操作促進画像BP22を表示することにより、遊技者に第1演出操作部31aの操作を促す演出を実行する。なお、図12(c-2)~(d-2)の演出を第2操作促進演出という。
また、当落示唆演出に続いて第3当落演出を実行する場合、図12(c-3)に示すように、まず、赤色点灯した第1演出操作部31aが突出した状態を模した画像である第3操作態様画像BP31を表示し、第1演出操作部31a突出させて赤色点灯させる。
続いて、赤色点灯した第1演出操作部31aが突出した状態を模した画像と操作有効期間を示す第3ゲージ画像からなる操作促進画像BP32を表示することにより、遊技者に第1演出操作部31aの操作を促す演出を実行する。なお、図12(c-3)~(d-3)の演出を第3操作促進演出という。
第1~第3当落演出において、大当たりを報知する場合、図12(e-1)に示すように、第1演出操作部31aの操作に応じて(または、操作有効時間の経過に応じて)盤内可動装置26を第3位置に移動させ、盤内可動装置26の第3位置への移動に合わせて大当たりであることを報知する大当たり報知画像とエフェクト画像とからなる大当たり報知画像EF3を表示することによって、大当たり報知演出を実行する。
一方、第1~第3当落演出において、ハズレを報知する場合、図12(e-2)に示すように、ハズレであることを報知するハズレ報知画像HEを表示することによって、ハズレ報知演出を実行する。
[パチンコ遊技機1による演出例]
次に本実施形態におけるパチンコ遊技機1による演出例について、図13A~図13Iを参照しながら説明する。なお、本実施形態におけるパチンコ遊技機1による演出例は、図13A~図13Iに示すもの以外にも多数あるが、ここでは、本実施形態におけるパチンコ遊技機1における特徴的な演出の例について説明する。
[演出例1]
まず、図13Aを参照しながら演出例1について説明する。演出例1では、変動パターンP171による変動演出(SP2リーチ2大当たり変動演出)を示している。また演出例1では、付帯演出における変動中演出として、疑似連発展演出、ランクアップ演出、タイトル演出、カットイン演出、および、当落決定演出が実行される場合を示している。
この演出例1における演出における疑似連発展演出の特徴は、疑似2変動演出に発展する前に第1疑似連発展演出が実行され、疑似3変動演出に発展する前に第2疑似連発展演出が実行されることである。また、ランクアップ演出の特徴は、ランク1→2→3→4→5とランクを上昇させる演出が実行されることである。また、当落決定演出の特徴は、SP2リーチ演出において第1当落演出が実行されることである。
ここで、タイトル演出とカットイン演出について簡単に説明しておく。まず、タイトル演出について説明する。タイトル演出とは、SP1リーチ演出やSP2リーチ演出の開始時にタイトル画像を表示する変動中演出である。タイトル演出では、タイトル画像の表示態様(タイトル表示態様)を「白タイトル」、「赤タイトル」、「金タイトル」、および、「虹タイトル」のうち何れかの表示態様により表示することにより大当たり期待度を示唆する。なお、「白タイトル」<「赤タイトル」<「金タイトル」<「虹タイトル」の順に大当たり期待度は高くなっていく。
次に、カットイン演出について説明する。カットイン演出とは、SP1リーチ演出やSP2リーチ演出の実行中にカットインするカットイン画像を表示する変動中演出である。カットイン演出では、カットイン画像の表示態様(カットイン表示態様)を「白カットイン」、「青カットイン」、「緑カットイン」、「赤カットイン」、「金カットイン」、および、「虹カットイン」のうち何れかの表示態様により表示することにより大当たり期待度を示唆する。なお、「白カットイン」<「青カットイン」<「緑カットイン」<「赤カットイン」<「金カットイン」<「虹カットイン」の順に大当たり期待度は高くなっていく。
図13Aの説明に戻り、変動演出(SP2リーチ2大当たり変動演出)の開始により、付帯演出実行時期T111からランク1報知演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T112からランクアップ示唆演出を実行しランク2確定演出を実行した後、ランク2報知演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T113から第1疑似連発展演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T116からランクアップ示唆演出を実行しランク3確定演出を実行した後、ランク3報知演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T117から第2疑似連発展演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T120からランクアップ示唆演出を実行しランク4確定演出を実行した後、ランク4報知演出を実行する。
続いて、SP1リーチ演出の実行が開始されると、付帯演出実行時期T123からSP1リーチタイトルを白タイトルで表示するタイトル演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T124から白カットインを表示するカットイン演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T125からランクアップ示唆演出を実行しランク5確定演出を実行した後、ランク5報知演出を実行する。
続いて、SP2リーチ演出の実行が開始されると、付帯演出実行時期T126からSP2リーチタイトルを赤タイトルで表示するタイトル演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T128から緑カットインを表示するカットイン演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T130から当落示唆演出を実行し第1当落演出を実行する。
[演出例2]
次に、図13Bを参照しながら演出例2について説明する。演出例2では、変動パターンP131による変動演出(SP2リーチ2ハズレ変動演出)を示している。また演出例2では、付帯演出における変動中演出として、疑似連発展演出、ランクアップ演出、タイトル演出、カットイン演出、および、当落決定演出が実行される場合を示している。
この演出例2における演出における疑似連発展演出の特徴は、疑似2変動演出に発展する前に第2疑似連発展演出が実行され、疑似3変動演出に発展する前に第3疑似連発展演出が実行されることである。また、ランクアップ演出の特徴は、ランク1→3→5とランクを上昇させる演出が実行されることである。また、当落決定演出の特徴は、SP2リーチ演出において第2当落演出が実行されることである。
まず、変動演出(SP2リーチ1ハズレ変動演出)の開始により、付帯演出実行時期T111からランク1報知演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T112からランクアップ失敗演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T113から第2疑似連発展演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T116からランクアップ示唆演出を実行しランク3確定演出を実行した後、ランク3報知演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T118から第3疑似連発展演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T120からランクアップ失敗演出を実行する。
続いて、SP1リーチ演出の実行が開始されると、付帯演出実行時期T123からSP1リーチタイトルを白タイトルで表示するタイトル演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T124から白カットインを表示するカットイン演出とランクアップ失敗演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T125おいてランクアップ示唆演出を実行しランク5確定演出を実行した後、ランク5報知演出を実行する。
続いて、SP2リーチ演出の実行が開始されると、付帯演出実行時期T126からSP2リーチタイトルを赤タイトルで表示するタイトル演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T126から赤カットインを表示するカットイン演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T130おいて当落示唆演出を実行し第2当落演出を実行する。
[演出例3]
次に、図13Cを参照しながら演出例3について説明する。演出例3では、変動パターンP170による変動演出(SP2リーチ1大当たり変動演出)を示している。また演出例3では、付帯演出における変動中演出として、疑似連発展演出、ランクアップ演出、タイトル演出、カットイン演出、および、当落決定演出が実行される場合を示している。
この演出例3における演出における疑似連発展演出の特徴は、疑似2変動演出に発展する前に第3疑似連発展演出が実行されることである。また、ランクアップ演出の特徴は、ランク1→3→5とランクを上昇させる演出が実行されることである。また、当落決定演出の特徴は、SP2リーチ演出において第3当落演出が実行されることである。
まず、変動演出(SP2リーチ1大当たり変動演出)の開始により、付帯演出実行時期T91からランク1報知演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T92からランクアップ失敗演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T94から第3疑似連発展演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T96からランクアップ示唆演出を実行しランク3確定演出を実行した後、ランク3報知演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T97から第1疑似連発展失敗演出を実行する。
続いて、SP1リーチ演出の実行が開始されると、付帯演出実行時期T99からSP1リーチタイトルを赤タイトルで表示するタイトル演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T100から青カットインを表示するカットイン演出とランクアップ失敗演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T101おいてランクアップ示唆演出を実行しランク5確定演出を実行した後、ランク5報知演出を実行する。
続いて、SP2リーチ演出の実行が開始されると、付帯演出実行時期T102からSP2リーチタイトルを赤タイトルで表示するタイトル演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T104から赤カットインを表示するカットイン演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T106おいて当落示唆演出を実行し第3当落演出を実行する。
[演出例4]
次に、図13Dを参照しながら演出例4について説明する。演出例4では、変動パターンP121による変動演出(SP1リーチ2ハズレ変動演出)を示している。また演出例4では、付帯演出における変動中演出として、疑似連発展演出、ランクアップ演出、タイトル演出、カットイン演出、および、当落決定演出が実行される場合を示している。
この演出例4における演出における疑似連発展演出の特徴は、疑似2変動演出に発展する前に第2疑似連発展演出が実行され、疑似3変動演出に発展する前に第3疑似連発展演出が実行されることである。また、ランクアップ演出の特徴は、ランク1→3とランクを上昇させる演出が実行されることである。また、当落決定演出の特徴は、SP1リーチ演出において第2当落演出が実行されることである。
まず、変動演出(SP1リーチ2ハズレ変動演出)の開始により、付帯演出実行時期T71からランク1報知演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T72からランクアップ失敗演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T73から第2疑似連発展演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T76からランクアップ失敗演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T77から第3疑似連発展演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T79からランクアップ示唆演出を実行しランク3確定演出を実行した後、ランク3報知演出を実行する。
続いて、SP1リーチ演出の実行が開始されると、付帯演出実行時期T81からSP1リーチタイトルを白タイトルで表示するタイトル演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T82から緑カットインを表示するカットイン演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T84おいて当落示唆演出を実行し第2当落演出を実行する。
[演出例5]
次に、図13Eを参照しながら演出例5について説明する。演出例5では、変動パターンP161による変動演出(SP1リーチ2大当たり変動演出)を示している。また演出例5では、付帯演出における変動中演出として、疑似連発展演出、ランクアップ演出、タイトル演出、カットイン演出、および、当落決定演出が実行される場合を示している。
この演出例5における演出における疑似連発展演出の特徴は、疑似2変動演出に発展する前に第1疑似連発展演出が実行され、疑似3変動演出に発展する前に第3疑似連発展演出が実行されることである。また、ランクアップ演出の特徴は、ランク1→2→3→4とランクを上昇させる演出が実行されることである。また、当落決定演出の特徴は、SP1リーチ演出において第3当落演出が実行されることである。
まず、変動演出(SP1リーチ2大当たり変動演出)の開始により、付帯演出実行時期T71からランク1報知演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T72からランクアップ失敗演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T73から第1疑似連発展演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T76からランクアップ示唆演出を実行しランク2確定演出を実行した後、ランク2報知演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T77から第3疑似連発展演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T79からランクアップ示唆演出を実行しランク3確定演出を実行した後、ランク3報知演出を実行する。
続いて、SP1リーチ演出の実行が開始されると、付帯演出実行時期T81からSP1リーチタイトルを赤タイトルで表示するタイトル演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T82から金カットインを表示するカットイン演出を実行する。また、付帯演出実行時期T82からランクアップ示唆演出を実行しランク4確定演出を実行した後、ランク4報知演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T83からランクアップ失敗演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T84おいて当落示唆演出を実行し第3当落演出を実行する。
[演出例6]
次に、図13Fを参照しながら演出例6について説明する。演出例6では、変動パターンP160による変動演出(SP1リーチ1大当たり変動演出)を示している。また演出例6では、付帯演出における変動中演出として、疑似連発展演出、ランクアップ演出、タイトル演出、カットイン演出、および、当落決定演出が実行される場合を示している。
この演出例6における演出における疑似連発展演出の特徴は、疑似2変動演出に発展する前に第2疑似連発展演出が実行されることである。また、ランクアップ演出の特徴は、ランク1が維持される(ランクアップしない)ことである。また、当落決定演出の特徴は、SP1リーチ演出において第3当落演出が実行されることである。
まず、変動演出(SP1リーチ1大当たり変動演出)の開始により、付帯演出実行時期T51からランク1報知演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T52からランクアップ失敗演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T53から第2疑似連発展演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T55からランクアップ失敗演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T56から第2疑似連発展失敗演出を実行する。
続いて、SP1リーチ演出の実行が開始されると、付帯演出実行時期T58からSP1リーチタイトルを赤タイトルで表示するタイトル演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T59から赤カットインを表示するカットイン演出とランクアップ失敗演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T60からランクアップ失敗演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T61おいて当落示唆演出を実行し第3当落演出を実行する。
[演出例7]
次に、図13Gを参照しながら演出例7について説明する。演出例7では、変動パターンP120による変動演出(SP1リーチ1ハズレ変動演出)を示している。また演出例7では、付帯演出における変動中演出として、疑似連発展演出、ランクアップ演出、タイトル演出、カットイン演出、および、当落決定演出が実行される場合を示している。
この演出例7における演出における疑似連発展演出の特徴は、疑似2変動演出に発展する前に第2疑似連発展演出が実行されることである。また、ランクアップ演出の特徴は、ランク1→3とランクを上昇させる演出が実行されることである。また、当落決定演出の特徴は、SP1リーチ演出において第1当落演出が実行されることである。
まず、変動演出(SP1リーチ1ハズレ変動演出)の開始により、付帯演出実行時期T51からランク1報知演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T52からランクアップ失敗演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T53から第2疑似連発展演出を実行する。付帯演出実行時期T55からランクアップ示唆演出を実行しランク3確定演出を実行した後、ランク3報知演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T56から第1疑似連発展失敗演出を実行する。
続いて、SP1リーチ演出の実行が開始されると、付帯演出実行時期T58からSP1リーチタイトルを赤タイトルで表示するタイトル演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T59から白カットインを表示するカットイン演出とランクアップ失敗演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T60からランクアップ失敗演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T61おいて当落示唆演出を実行し第1当落演出を実行する。
[演出例8]
次に、図13Hを参照しながら演出例8について説明する。演出例8では、変動パターンP102による対象変動演出の1変動前の変動演出(ハズレ変動演出)と、変動パターンP171による対象変動演出(SP2リーチ2大当たり変動演出)を示している。また演出例8では、付帯演出における先読み演出として、ランクアップ演出(第1ランクアップ演出)が実行され、付帯演出における変動中演出として、疑似連発展演出、ランクアップ演出(第2ランクアップ演出)、タイトル演出、カットイン演出、および、当落決定演出が実行される場合を示している。
この演出例8における演出における疑似連発展演出の特徴は、疑似2変動演出に発展する前に第2疑似連発展演出が実行され、疑似3変動演出に発展する前に第1疑似連発展演出が実行されることである。また、ランクアップ演出の特徴は、1変動前の変動演出においてランク1→2にランクを上昇させる演出が実行された後、対象変動演出においてランク2→5とランクを上昇させる演出が実行されることである。また、当落決定演出の特徴は、SP2リーチ演出において第1当落演出が実行されることである。
まず、対象変動演出の1変動前の変動演出(ハズレ変動演出)の開始により付帯演出実行時期T21からランク1報知演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T22からランクアップ示唆演出を実行しランク2確定演出を実行した後、ランク2報知演出を実行する。
続いて、対象変動演出(SP2リーチ2大当たり変動演出)の開始により、付帯演出実行時期T111からランク2報知演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T112からランクアップ失敗演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T113から第2疑似連発展演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T116からランクアップ失敗演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T117から第1疑似連発展演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T120からランクアップ失敗演出を実行する。
続いて、SP1リーチ演出の実行が開始されると、付帯演出実行時期T123からSP1リーチタイトルを赤タイトルで表示するタイトル演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T124から緑カットインを表示するカットイン演出、および、ランクアップ示唆演出を実行せずにランク5確定演出を実行した後、ランク5報知演出を実行する。
続いて、SP2リーチ演出の実行が開始されると、付帯演出実行時期T126からSP2リーチタイトルを金タイトルで表示するタイトル演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T128から金カットインを表示するカットイン演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T130から当落示唆演出を実行し第1当落演出を実行する。
[演出例9]
次に、図13Iを参照しながら演出例9について説明する。演出例9では、変動パターンP102による対象変動演出の2変動前の変動演出(ハズレ変動演出)と、変動パターンP102による対象変動演出の1変動前の変動演出(ハズレ変動演出)と、変動パターンP171による対象変動演出(SP2リーチ2大当たり変動演出)を示している。また演出例9では、付帯演出における先読み演出として、ランクアップ演出(第1ランクアップ演出)が実行され、付帯演出における変動中演出として、疑似連発展演出、ランクアップ演出(第2ランクアップ演出)、タイトル演出、カットイン演出、および、当落決定演出が実行される場合を示している。
この演出例9における演出における疑似連発展演出の特徴は、疑似2変動演出に発展する前に第1疑似連発展演出が実行され、疑似3変動演出に発展する前に第3疑似連発展演出が実行されることである。また、ランクアップ演出の特徴は、2変動前の変動演出においてランク1→2にランクを上昇させる演出が実行され、1変動前の変動演出においてランク2→3にランクを上昇させる演出が実行された後、対象変動演出においてランク3→4→5とランクを上昇させる演出が実行されることである。また、当落決定演出の特徴は、SP2リーチ演出において第1当落演出が実行されることである。
まず、対象変動演出の2変動前の変動演出(ハズレ変動演出)の開始により付帯演出実行時期T21からランク1報知演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T22からランクアップ示唆演出を実行しランク2確定演出を実行した後、ランク2報知演出を実行する。
続いて、対象変動演出の1変動前の変動演出(ハズレ変動演出)の開始により付帯演出実行時期T21からランク2報知演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T22からランクアップ示唆演出を実行しランク3確定演出を実行した後、ランク3報知演出を実行する。
続いて、対象変動演出(SP2リーチ2大当たり変動演出)の開始により、付帯演出実行時期T111からランク3報知演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T112からランクアップ失敗演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T113から第1疑似連発展演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T116からランクアップ失敗演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T118から第3疑似連発展演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T120からランクアップ示唆演出を実行しランク4確定演出を実行した後、ランク4報知演出を実行する。
続いて、SP1リーチ演出の実行が開始されると、付帯演出実行時期T123からSP1リーチタイトルを赤タイトルで表示するタイトル演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T124から青カットインを表示するカットイン演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T125からランクアップ示唆演出を実行しランク5確定演出を実行した後、ランク5報知演出を実行する。
続いて、SP2リーチ演出の実行が開始されると、付帯演出実行時期T126からSP2リーチタイトルを赤タイトルで表示するタイトル演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T128から虹カットインを表示するカットイン演出を実行する。続いて、付帯演出実行時期T130から当落示唆演出を実行し第1当落演出を実行する。
以上、本実施形態のパチンコ遊技機1では、演出例1~9に示す演出を実行することによって、パチンコ遊技機1の演出効果を向上させる。
[先読み演出決定処理]
次に、上述した演出用処理(図6参照)における始動入賞演出処理(S3200)において実行される先読み演出決定処理について図14を参照しながら説明する。先読み演出決定処理は、付帯演出である先読み演出の実行可否、先読み演出の演出内容(先読み演出パターン)等を決定する処理である。
CPU121Cは先読み演出決定処理を開始すると、まず、新たな先読みパターン情報を確認する(S3211)。
続いて、保留アイコン演出を実行するか否かを決定する(S3212)。この処理では、図15に示す保留アイコン演出実行決定用テーブルに規定された決定割合に基づき、通常状態における保留アイコン演出の実行可否と、時短状態における保留アイコン演出の実行可否を決定する。
ここで、保留アイコン演出実行決定用テーブルの例について図15を参照しながら説明する。図15(a)は、通常状態において用いられる保留アイコン演出実行決定用テーブル1であり、図15(b)は、時短状態において用いられる保留アイコン演出実行決定用テーブル2である。
図15(a)に示す保留アイコン演出実行決定用テーブル1では、通常状態における先読みパターン情報に対して保留アイコン演出を実行するか否かの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、図15(b)に示す保留アイコン演出実行決定用テーブル2では、通常状態における先読みパターン情報に対して保留アイコン演出を実行するか否かの決定割合が対応付けられている。
続いて、保留アイコン演出を実行すると決定されたか否かを判定する(S3213)。保留アイコン演出を実行すると決定されたと判定した場合、S3214に処理を進める。一方、保留アイコン演出を実行しないと決定されたと判定した場合、S3216に処理を進める。
S3213において保留アイコン演出を実行すると決定されたと判定した場合、保留アイコン演出パターンを決定する(S3214)。この処理では、図16A~図16Dに示す保留アイコン演出決定用テーブルを用いて保留アイコン演出パターンを決定する。
ここで、保留アイコン演出決定用テーブルの例について図16A~図16Dを参照しながら説明する。保留アイコン演出決定用テーブルは、通常状態において用いられる保留アイコン演出決定用テーブル1(図16A)、保留アイコン演出決定用テーブル2(図16B)、時短状態において用いられる保留アイコン演出決定用テーブル3(図16C)、保留アイコン演出決定用テーブル4(図16D)からなる。
通常状態における保留アイコンの表示態様には、通常態様の保留アイコンである「白」と、特殊態様の保留アイコンである「白点滅」、「青」、「緑」、「赤」、「金」、「虹」の7種類がある。そして、「白」<「白点滅」<「青」<「緑」<「赤」<「金」<「虹」の順に大当たり期待度は高くなっていく。
通常状態においては、基本的には、SP1リーチ1変動演出以上の変動演出を実行予定であることを示す先読みパターン情報である場合、保留アイコンの表示態様が「緑」以上の色となる。ただし、例外的に、ノーマルリーチ1大当たり変動演出やノーマルリーチ2大当たり変動演出を実行予定である場合にも保留アイコンの表示態様が「緑」となることがある。
また、時短状態における保留アイコンの表示態様には、通常態様の保留アイコンである「白」と、特殊態様の保留アイコンである「青」、「赤」、「虹」の4種類がある。そして、「白」<「青」<「赤」<「虹」の順に大当たり期待度は高くなっていく。
時短状態においては、基本的には、SP3リーチ変動演出を実行予定である場合、保留アイコンの表示態様が「赤」以上の色となる。ただし、例外的に、リーチ無し大当たり変動演出やノーマルリーチ3大当たり変動演出を実行予定である場合にも保留アイコンの表示態様が「赤」以上となることがある。
保留アイコンの表示態様は、保留アイコン演出を実行しないと決定された場合(S3213:NO)、始動入賞したときから保留1(特図1保留1、特図2保留1)までの間、通常表示態様により表示する。一方、保留アイコン演出を実行すると決定された場合(S3213:YES)、保留1(特図1保留1、特図2保留1)までの間に特殊表示態様で表示する。
図16Aは、通常状態における新たな特図1保留が、特図1保留3(保留3)または特図1保留4(保留4)である場合において、保留アイコン演出パターンを決定するときに用いられる保留アイコン演出決定用テーブル1である。
この保留アイコン演出決定用テーブル1では、各先読みパターン情報(Y100~Y171)に対して、保留アイコン演出パターンPA01~PA17と、各保留アイコン演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各保留アイコン演出パターンに対して、特1保4アイコン(保留4)~特1保1アイコン(保留1)を表示するまでに実行する保留アイコン演出の演出内容が規定されている。なお、新たな特図1保留が、特図1保留3(保留3個目)である場合は、演出内容における「保留3」~「保留1」に規定された演出内容が実行され、新たな特図1保留が、特図1保留4(保留4個目)である場合は、演出内容における「保留4」~「保留1」に規定された演出内容が実行されることになる。
この保留アイコン演出決定用テーブル1の特徴の一つ目は、始動入賞したときに表示される特図1保留が特図1保留3(特図1保留4)である場合、特図1保留3(特図1保留4)では、保留アイコンを通常態様である「白」で表示し、特図1保留2において保留アイコンを特殊態様に変更して表示する割合のほうが、特図1保留3(または特図1保留4)から保留アイコンを特殊態様に変更して表示する割合よりも高くなるように規定されていることである。また、特徴の二つ目は、始動入賞したときに表示される特図1保留が特図1保留3(または特図1保留4)であって特図1保留1のときの表示態様が同色の特殊態様となる場合、特図1保留3(または特図1保留4)から保留アイコンが特殊態様で表示されたときのほうが、特図1保留2から保留アイコンが特殊態様で表示されたときよりも大当たり期待度が高くなるように規定されていることである。
図16Bは、通常状態における新たな特図1保留が、特図1保留1(保留1)または特図1保留2(保留2)である場合において、保留アイコン演出パターンを決定するときに用いられる保留アイコン演出決定用テーブル2である。
この保留アイコン演出決定用テーブル2では、各先読みパターン情報(Y100~Y171)に対して、保留アイコン演出パターンPA21~PA31と、各保留アイコン演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各保留アイコン演出パターンに対して、特1保2アイコン(保留2)~特1保1アイコン(保留1)を表示するまでに実行する保留アイコン演出の演出内容が規定されている。なお、新たな特図1保留が、特図1保留1(保留1個目)である場合は、演出内容における「保留1」に規定された演出内容が実行され、新たな特図1保留が、特図1保留2(保留2個目)である場合は、演出内容における「保留2」と「保留1」に規定された演出内容が実行されることになる。
この保留アイコン演出決定用テーブル2の特徴の一つ目は、始動入賞したときに表示される特図1保留が特図1保留2である場合、特図1保留2では、保留アイコンを通常態様である「白」で表示し、特図1保留1において保留アイコンを特殊態様に変更して表示する割合のほうが、特図1保留2から保留アイコンを特殊態様に変更して表示する割合よりも高くなるように規定されていることである。また、特徴の二つ目は、始動入賞したときに表示される特図1保留が特図1保留2であって特図1保留1のときの表示態様が同色の特殊態様となる場合、特図1保留2から保留アイコンが特殊態様で表示されたときのほうが、特図1保留1から保留アイコンが特殊態様で表示されたときよりも大当たり期待度が高くなるように規定されていることである。
図16Cは、時短状態における新たな特図2保留情報が、特図2保留3情報(保留1)または特図2保留4情報(保留2)である場合において、保留アイコン演出パターンを決定するときに用いられる保留アイコン演出決定用テーブル3である。
この保留アイコン演出決定用テーブル3では、各先読みパターン情報(Y200~Y280)に対して、保留アイコン演出パターンPA41~PA49と、各保留アイコン演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各保留アイコン演出パターンに対して、特2保4アイコン(保留4)~特2保1アイコン(保留1)を表示するまでに実行する保留アイコン演出の演出内容が規定されている。なお、新たな特図2保留情報が、特図2保留3情報(保留3個目)である場合は、演出内容における「保留3」~「保留1」に規定された演出内容が実行され、新たな特図2保留情報が、特図2保留4情報(保留4個目)である場合は、演出内容における「保留4」~「保留1」に規定された演出内容が実行されることになる。
この保留アイコン演出決定用テーブル3の特徴の一つ目は、始動入賞したときに表示される特図2保留が特図2保留3(特図2保留4)である場合、特図2保留3(特図2保留4)では、保留アイコンを通常態様である「白」で表示し、特図2保留2において保留アイコンを特殊態様に変更して表示する割合のほうが、特図2保留3(特図2保留4)から保留アイコンを特殊態様に変更して表示する割合よりも高くなるように規定されていることである。また、特徴の二つ目は、始動入賞したときに表示される特図2保留が特図2保留3(特図2保留4)であって特図2保留1のときの表示態様が同色の特殊態様となる場合、特図2保留3(または特図2保留4)から保留アイコンが特殊態様で表示されたときのほうが、特図2保留2から保留アイコンが特殊態様で表示されたときよりも大当たり期待度が高くなるように規定されていることである。
図16Dは、時短状態における新たな特図2保留が、特図2保留1(保留1)または特図2保留2(保留2)である場合において、保留アイコン演出パターンを決定するときに用いられる保留アイコン演出決定用テーブル4である。
この保留アイコン演出決定用テーブル4では、各先読みパターン情報(Y200~Y280)に対して、保留アイコン演出パターンPA51~PA58と、各保留アイコン演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各保留アイコン演出パターンに対して、特2保2アイコン(保留2)~特2保1アイコン(保留1)を表示するまでに実行する保留アイコン演出の演出内容が規定されている。なお、新たな特図2保留が、特図2保留1(保留1個目)である場合は、演出内容における「保留1」に規定された演出内容が実行され、新たな特図2保留が、特図2保留2(保留2個目)である場合は、演出内容における「保留2」と「保留1」に規定された演出内容が実行されることになる。
この保留アイコン演出決定用テーブル4の特徴の一つ目は、始動入賞したときに表示される特図2保留が特図1保留2である場合、特図2保留2では、保留アイコンを通常態様である「白」で表示し、特図2保留1において保留アイコンを特殊態様に変更して表示する割合のほうが、特図2保留2から保留アイコンを特殊態様に変更して表示する割合よりも高いことである。また、特徴の二つ目は、始動入賞したときに表示される特図1保留が特図2保留2であって特図2保留1のときの表示態様が同色の特殊態様となる場合、特図2保留2から保留アイコンが特殊態様で表示されたときのほうが、特図2保留1から保留アイコンが特殊態様で表示されたときよりも大当たり期待度が高くなるように規定されていることである。
S3214の処理により保留アイコン演出パターンを決定すると、決定された保留アイコン演出パターンを保留アイコン演出データとしてセットする(S3215)。
続いて、遊技状態が時短状態であるか否かを判定する(S3216)。遊技状態が時短状態であると判定した場合、S3218に処理を進める。一方、遊技状態が時短状態ではない(通常状態である)と判定した場合、S3217に処理を進める。
続いて、第1ランクアップ演出決定処理を実行する(S3217)。この第1ランクアップ演出決定処理については、図17を用いて後述する。
続いて、その他先読み演出決定処理を実行する(S3218)。その他先読み演出決定処理は、保留アイコン演出、第1ランクアップ演出以外の他の先読み演出についての実行可否、他に実行する先読み演出の種類、他の先読み演出各々の先読み演出内容を決定する。
続いて、先読み演出データ記憶処理を実行する(S3219)。この先読み演出データ記憶処理では、保留アイコン演出、第1ランクアップ演出、および、その他先読み演出を実行するための演出データを、先読み演出パターン情報としてRAM121bに記憶させる。この処理が終了すると先読み演出決定処理を終了する。
[第1ランクアップ演出決定処理]
次に、上述した先読み演出決定処理(図13参照)のS3217において実行される第1ランクアップ演出決定処理の例について図17を参照しながら説明する。この第1ランクアップ演出決定処理では、まず。第1ランクアップ演出の実行可否を決定する。そして、第1ランクアップ演出を実行すると決定した場合、第1ランクアップ演出の演出内容(第1ランクアップ演出パターン)を決定する。
CPU121Cは第1ランクアップ演出決定処理を開始すると、まず、保留記憶数が2個以上であるか否かを判定する(S32171)。保留記憶数が2個以上であると判定した場合、S32172に処理を進める。一方、保留記憶数が2個未満であると判定した場合、第1ランクアップ演出決定処理を終了する。
S32171において保留記憶数が2個以上であると判定した場合、先読みパターン情報はY111以上であるか否かを判定する(S32172)。先読みパターン情報はY111以上であると判定した場合、S32173に処理を進める。一方、先読みパターン情報はY111未満であると判定した場合、第1ランクアップ演出決定処理を終了する。
S32172において先読みパターン情報はY111以上であると判定した場合、第1ランクアップ演出を実行中、または、第1ランクアップ演出の実行予定があるか否かを判定する(S32173)。この処理では、先の保留記憶に対応付けられた先読み演出パターン情報や変動演出パターン情報等を確認することにより、第1ランクアップ演出を実行中、または、第1ランクアップ演出の実行予定があるか否かを判定する。そして、第1ランクアップ演出を実行中、または、第1ランクアップ演出の実行予定があると判定した場合、第1ランクアップ演出決定処理を終了する。一方、第1ランクアップ演出を実行中ではなく、また第1ランクアップ演出の実行予定もないと判定した場合、S32174に処理を進める。
S32173において第1ランクアップ演出を実行中ではなく、また第1ランクアップ演出の実行予定もないと判定した場合、第2ランクアップ演出を実行中であるか否かを判定する(S32174)。この処理では、変動演出パターン情報等を確認することにより、第2ランクアップ演出を実行中であるか否かを判定する。そして、第2ランクアップ演出を実行中であると判定した場合、第1ランクアップ演出決定処理を終了する。一方、第2ランクアップ演出を実行中ではないと判定した場合、S32175に処理を進める。
S32174において第2ランクアップ演出を実行中ではないと判定した場合、先の全ての保留記憶に対応付けられた先読みパターン情報はY111以下であるか否かを判定する(S32175)。先の全ての保留記憶に対応付けられた先読みパターン情報はY111以下であると判定した場合、S32176に処理を進める。一方、先の全ての保留記憶に対応付けられた先読みパターン情報はY111以下ではない(Y115以上の先読みパターン情報が記憶されている)と判定した場合、第1ランクアップ演出決定処理を終了する。
S32175において、先の全ての保留記憶に対応付けられた先読みパターン情報はY111以下であると判定した場合、第1ランクアップ演出の実行可否を決定する(S32176)。なお、S32171~S32175の処理を実行してから第1ランクアップ演出の実行可否を決定する処理を行う点は、この第1ランクアップ演出決定処理の特徴である。このS32176の処理では、図18に示す第1ランクアップ演出実行決定用テーブルに規定された決定割合に基づき、第1ランクアップ演出の実行可否を決定する。なお、この処理において第1ランクアップ演出を実行しないと決定された場合、対象変動開始前ランクは、ランク1に設定される。
図18は、第1ランクアップ演出実行決定用テーブルの例を示す図である。この第1ランクアップ演出実行決定用テーブルでは、先読みパターン情報に対して第1ランクアップ演出を実行するか否かの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。
この第1ランクアップ演出実行決定用テーブルの特徴としては、実行予定である変動表示の大当たり期待度が高くなっていくにつれ、第1ランクアップ演出の実行決定割合が高くなっていることである。
続いて、第1ランクアップ演出を実行すると決定されたか否かを判定する(S32177)。第1ランクアップ演出を実行すると決定されたと判定した場合、S32178に処理を進める。一方、第1ランクアップ演出を実行しないと決定されたと判定した場合、第1ランクアップ演出決定処理を終了する。
S32178において第1ランクアップ演出を実行すると決定されたと判定した場合、第1ランクアップ演出パターンを決定する(S32178)。この処理では、図19A、図19Bに示す第1ランクアップ演出決定用テーブルを用いて第1ランクアップ演出パターンを決定する。
ここで、第1ランクアップ演出決定用テーブルの例について図19Aと図19Bを参照しながら説明する。第1ランクアップ演出決定用テーブルは、第1ランクアップ演出決定用テーブル1(図19A)、第1ランクアップ演出決定用テーブル2(図19B(a))、第1ランクアップ演出決定用テーブル3(図19B(b))からなる。
これらの第1ランクアップ演出決定用テーブルの特徴は、実行予定である変動表示の大当たり期待度が高くなっていくにつれ、対象変動開始前ランク3や対象変動開始前ランク4となる第1ランクアップ演出パターンの決定割合が高くなっていくことである。また、対象変動開始前ランク4まではランクを上昇させる第1ランクアップ演出パターンは規定されているが、対象変動開始前ランク5にランクを上昇させる第1ランクアップ演出パターンは規定しないことによって、対象変動開始前ランク5にランクを上昇させることを制限している(上昇させない)ことである。
第1ランクアップ演出は、先読み対象である対象変動演出が実行される前に実行される事前変動演出において、ランク1~ランク4までの範囲内でランクを上昇させていくことにより対象変動演出に対する大当たり期待感を向上させる先読み演出である。ただし、先読み演出である第1ランクアップ演出と変動中演出である第2ランクアップ演出は同様の演出であるため、遊技者は今実行されているランクアップ演出が第1ランクアップ演出であるのか、第2ランクアップ演出であるのか認識し難い演出である。
また、第2ランクアップ演出では、上述したランクアップ失敗演出を実行することがあるが、第1ランクアップ演出では、ランクアップ失敗演出を実行しない。
なお、変動パターンP100に基づく事前変動演出を実行する場合、付帯演出実行時期T2に第1ランクアップ演出を実行し、変動パターンP101に基づく事前変動演出を実行する場合、付帯演出実行時期T12に第1ランクアップ演出を実行し、変動パターンP102に基づく事前変動演出を実行する場合、付帯演出実行時期T22に第1ランクアップ演出を実行し、変動パターンP110に基づく事前変動演出を実行する場合、付帯演出実行時期T32に第1ランクアップ演出を実行する。
図19Aは、新たな特図1保留が、特図1保留4(保留4)である場合において、第1ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第1ランクアップ演出決定用テーブル1である。
この第1ランクアップ演出決定用テーブル1では、各先読みパターン情報(Y111~Y171)に対して、第1ランクアップ演出パターンRU01~RU11と、各第1ランクアップ演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各第1ランクアップ演出パターンに対して、先読み対象である対象変動演出の3変動前の変動演出から1変動前の変動演出において実行する第1ランクアップ演出の演出内容が規定されている。また、各第1ランクアップ演出パターンに対して、後述する第2ランクアップ演出決定処理において参照される対象変動開始前ランクが規定されている。
次に図19B(a)は、新たな特図1保留が、特図1保留3(保留3)である場合において、第1ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第1ランクアップ演出決定用テーブル2である。
この第1ランクアップ演出決定用テーブル2では、各先読みパターン情報(Y111~Y171)に対して、第1ランクアップ演出パターンRU21~RU26と、各第1ランクアップ演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各第1ランクアップ演出パターンに対して、先読み対象である対象変動演出の2変動前の変動演出と1変動前の変動演出において実行する第1ランクアップ演出の演出内容が規定されている。また、各第1ランクアップ演出パターンに対して、後述する第2ランクアップ演出決定処理において参照される対象変動開始前ランクが規定されている。
次に図19B(b)は、新たな特図1保留が、特図1保留2(保留2)である場合において、第1ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第1ランクアップ演出決定用テーブル3である。
この第1ランクアップ演出決定用テーブル3では、各先読みパターン情報(Y111~Y171)に対して、第1ランクアップ演出パターンRU31~RU33と、各第1ランクアップ演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各第1ランクアップ演出パターンに対して、先読み対象である対象変動演出の1変動前の変動演出において実行する第1ランクアップ演出の演出内容が規定されている。また、各第1ランクアップ演出パターンに対して、後述する第2ランクアップ演出決定処理において参照される対象変動開始前ランクが規定されている。
S32178の処理により第1ランクアップ演出パターンを決定すると、決定された第1ランクアップ演出パターンを第1ランクアップ演出データとしてセットする(S32179)。
このように第1ランクアップ演出決定処理により第1ランクアップ演出を実行すると決定され、第1ランクアップ演出パターンが決定されると、例えば、第1ランクアップ演出パターンRU03、RU22、または、RU31である場合、上述した演出例8(図13H参照)に示した第1ランクアップ演出が対象変動演出の前に実行される変動演出において実行される。また、例えば、第1ランクアップ演出パターンRU05、または、RU23である場合、演出例9(図13I参照)に示した第1ランクアップ演出が対象変動演出の前に実行される変動演出において実行される。
以上のように、第1ランクアップ演出決定処理により第1ランクアップ演出パターンが決定され、この決定された第1ランクアップ演出パターンに基づく第1ランクアップ演出が実行されることにより、パチンコ遊技機1の演出効果が向上する。
[変動演出開始処理]
次に、上述した演出用処理(図6参照)における変動演出処理(S3300)において実行される変動演出開始処理の例について図20を参照しながら説明する。変動演出開始処理は、変動演出の演出パターン(変動演出パターン)、付帯演出である変動中演出の実行可否、変動中演出の演出パターン(変動中演出パターン)等を決定する処理である。
CPU121Cは変動演出開始処理を開始すると、まず、変動パターン情報に基づき変動演出パターンを決定する(S3301)。この処理では、図21A、図21Bに示す変動演出決定用テーブルを用いて変動演出パターンを決定する。
ここで、変動演出決定用テーブルの例について図21Aと図21Bを参照しながら説明する。変動演出決定用テーブルは、変動演出決定用テーブル1(図21A(a))~変動演出決定用テーブル9(図21B(c))からなる。なお、変動パターン情報がハズレ変動演出(P100~102、200、201)や、小当たり変動演出(P105、205)である場合についても、これらの変動パターン情報に対応する変動演出を決定するために用いられる変動演出決定用テーブルはあるが、ここでの説明は省略する。
図21A(a)は、変動パターン情報がP110やP115(ノーマルリーチ1変動演出)である場合において、変動演出パターンを決定するときに用いられる変動演出決定用テーブル1である。
この変動演出決定用テーブル1では、変動パターン情報(P110、P115)に対して、変動演出パターンEP11、EP111と、各変動演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、ノーマルリーチ演出の実行前に実行するノーマルリーチ前演出としてノーマルリーチ前演出1が規定されている。
したがって、変動演出パターンEP11やEP111による変動演出が決定された場合、通常演出1(疑似連続演出等の演出を実行しない演出)を実行した後にノーマルリーチ演出が実行されることになる。
図21A(b)は、変動パターン情報がP111やP116(ノーマルリーチ2変動演出)である場合において、変動演出パターンを決定するときに用いられる変動演出決定用テーブル2である。
この変動演出決定用テーブル2では、変動パターン情報(P111、P116)に対して、変動演出パターンEP21、EP121と、各変動演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、ノーマルリーチ演出の実行前に実行するノーマルリーチ前演出としてノーマルリーチ前演出2が規定されている。
したがって、変動演出パターンEP21や121による変動演出が決定された場合、疑似1変動演出から疑似2変動演出による第1疑似2連続演出を実行した後に、ノーマルリーチ演出が実行されることになる。
図21A(c)は、変動パターン情報がP120やP160(SP1リーチ1変動演出)である場合において、変動演出パターンを決定するときに用いられる変動演出決定用テーブル3である。
この変動演出決定用テーブル3では、変動パターン情報(P120、P160)に対して、変動演出パターンEP31、EP32、EP131、および、EP132と、各変動演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、SP1リーチ演出の実行前に実行するSP1リーチ前演出としてSP1リーチ前演出1が規定されている。
したがって、変動演出パターンEP31やEP131による変動演出が決定された場合、疑似1変動演出と疑似2変動演出を実行しノーマルリーチ演出を実行した後に、SP1リーチ演出が実行されることになる。
また、変動演出パターンEP32やEP132による変動演出が決定された場合、疑似1変動演出と疑似2変動演出を実行し第1特別演出を実行した後に、SP1リーチ演出が実行されることになる。
図21A(d)は、変動パターン情報がP121やP161(SP1リーチ2変動演出)である場合において、変動演出パターンを決定するときに用いられる変動演出決定用テーブル4である。
この変動演出決定用テーブル4では、変動パターン情報(P121、P161)に対して、変動演出パターンEP41、EP42、EP141、および、EP142と、各変動演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、SP1リーチ演出の実行前に実行するSP1リーチ前演出としてSP1リーチ前演出2が規定されている。
したがって、変動演出パターンEP41やEP141による変動演出が決定された場合、疑似1変動演出と疑似2変動演出と疑似3変動演出を実行しノーマルリーチ演出を実行した後に、SP1リーチ演出が実行されることになる。
また、変動演出パターンEP42やEP142による変動演出が決定された場合、疑似1変動演出と疑似2変動演出と第1特別演出を実行しノーマルリーチ演出を実行した後に、SP1リーチ演出が実行されることになる。
図21A(e)は、変動パターン情報がP130やP170(SP2リーチ1変動演出)である場合において、変動演出パターンを決定するときに用いられる変動演出決定用テーブル5である。
この変動演出決定用テーブル5では、変動パターン情報(P130、P170)に対して、変動演出パターンEP51、EP52、EP151、および、EP152と、各変動演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、SP2リーチ演出の実行前に実行するSP2リーチ前演出としてSP2リーチ前演出1が規定されている。
したがって、変動演出パターンEP51やEP151による変動演出が決定された場合、疑似1変動演出と疑似2変動演出を実行し、ノーマルリーチ演出を実行しSP1リーチ演出した後に、SP2リーチ演出が実行されることになる。
また、変動演出パターンEP52やEP152による変動演出が決定された場合、疑似1変動演出から疑似2変動演出を実行し、第1特別演出を実行しSP1リーチ演出した後に、SP2リーチ演出が実行されることになる。
図21A(f)は、変動パターン情報がP131やP171(SP2リーチ2変動演出)を実行することを示す場合において、変動演出パターンを決定するときに用いられる変動演出決定用テーブル6である。
この変動演出決定用テーブル6では、変動パターン情報(P131、P171)に対して、変動演出パターンEP61、EP62、EP161、EP162、EP163と、各変動演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、SP2リーチ演出の実行前に実行するSP2リーチ前演出としてSP2リーチ前演出2が規定されている。
したがって、変動演出パターンEP61やEP161による変動演出が決定された場合、疑似1変動演出と疑似2変動演出と疑似3変動演出を実行し、ノーマルリーチ演出を実行しSP1リーチ演出を実行した後に、SP2リーチ演出が実行されることになる。
また、変動演出パターンEP62やEP162による変動演出が決定された場合、疑似1変動演出と疑似2変動演出を実行し、第1特別演出を実行しSP1リーチ演出した後に、SP2リーチ演出が実行されることになる。
また、変動演出パターンEP163による変動演出が決定された場合、疑似1変動演出と疑似2変動演出と疑似3変動演出と疑似4変動演出を実行した後に、SP2リーチ演出が実行されることになる。
図21B(a)は、変動パターン情報がP210やP215(ノーマルリーチ3変動演出)を実行することを示す場合において、変動演出パターンを決定するときに用いられる変動演出決定用テーブル7である。
この変動演出決定用テーブル7では、変動パターン情報(P210、P215)に対して、変動演出パターンEP71およびEP171と、各変動演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、ノーマルリーチ演出の実行前に実行するノーマルリーチ前演出としてノーマルリーチ前演出3が規定されている。
したがって、変動演出パターンEP71やEP171による変動演出が決定された場合、通常演出2(疑似連続演出等の演出を実行しない演出)を実行した後にノーマルリーチ演出が実行されることになる。
図21B(b)は、変動パターン情報がP220やP270(SP3リーチ変動演出)を実行することを示す場合において、変動演出パターンを決定するときに用いられる変動演出決定用テーブル8である。
この変動演出決定用テーブル8では、変動パターン情報(P220、P270)に対して、変動演出パターンEP81、EP82、EP181、および、EP182と、各変動演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、SP3リーチ演出の実行前に実行するSP3リーチ前演出としてSP3リーチ前演出が規定されている。
したがって、変動演出パターンEP81やEP181による変動演出が決定された場合、第2特別演出を実行しノーマルリーチ演出を実行した後に、SP3リーチ演出が実行されることになる。
また、変動演出パターンEP82やEP182による変動演出が決定された場合、第3特別演出を実行した後に、SP3リーチ演出が実行されることになる。
図21B(c)は、変動パターン情報がP230やP280(SP4リーチ変動演出)を実行することを示す場合において、変動演出パターンを決定するときに用いられる変動演出決定用テーブル9である。
この変動演出決定用テーブル9では、変動パターン情報(P230、P280)に対して、変動演出パターンEP91、EP92、EP191、および、EP192と、各変動演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、SP4リーチ演出の実行前に実行するSP4リーチ前演出としてSP4リーチ前演出が規定されている。
したがって、変動演出パターンEP91やEP191による変動演出が決定された場合、第2特別演出を実行しノーマルリーチ演出を実行した後に、SP4リーチ演出が実行されることになる。
また、変動演出パターンEP92やEP192による変動演出が決定された場合、第3特別演出を実行した後に、SP4リーチ演出が実行されることになる。
S3301において変動演出パターンを決定すると、続いて、演出図柄の組み合わせを決定する(S3302)。この処理では、変動演出が仮停止や停止するときの演出図柄21LCRの組み合わせ等を決定する。
続いて、遊技状態が時短状態であるか否かを判定する(S3303)。遊技状態が時短状態ではないと判定した場合、S3304に処理を進める。一方、遊技状態が時短状態であると判定した場合、S3314に処理を進める。
S3303において遊技状態が時短状態ではないと判定した場合、変動アイコンの演出内容(変動アイコン演出パターン)を決定する(S3304)。この処理では、図22A~図22Dに示す変動アイコン演出決定用テーブルを用いて変動アイコン演出パターンを決定する。
ここで、変動アイコン演出決定用テーブルの例について図22A~図22Dを参照しながら説明する。図22A~図22Dに示すように変動アイコン演出決定用テーブルは、変動アイコン演出決定用テーブル1(図22A)~変動アイコン演出決定用テーブル7(図22D)からなる。
変動アイコンの表示態様には、「白」、「白点滅」、「青」、「緑」、「赤」、「金」、「虹」の7種類がある。そして、「白」<「白点滅」<「青」<「緑」<「赤」<「金」<「虹」の順に大当たり期待度は高くなっていく。
図22Aは、保留アイコンの最終態様(特1保1アイコンのときの表示態様)が白である場合において、変動アイコン演出パターンを決定するときに用いられる変動アイコン演出決定用テーブル1である。
この変動アイコン演出決定用テーブル1では、各変動パターン情報(P100~P171)に対して、変動アイコン演出パターンHA01~HA17と、各変動アイコン演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各変動アイコン演出パターンに対して、変動演出の開始時(開始時)~変化時期3(変化3)のそれぞれにおいて実行する変動アイコン演出の演出内容が規定されている。
図22Bは、保留アイコンの最終態様(特1保1アイコンのときの表示態様)が白点滅である場合において、変動アイコン演出パターンを決定するときに用いられる変動アイコン演出決定用テーブル2である。
この変動アイコン演出決定用テーブル2では、各変動パターン情報(P100~P171)に対して、変動アイコン演出パターンHA21~HA34と、各変動アイコン演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各変動アイコン演出パターンに対して、変動演出の開始時(開始時)~変化時期3(変化3)のそれぞれにおいて実行する変動アイコン演出の演出内容が規定されている。
図22C(a)は、保留アイコンの最終態様(特1保1アイコンのときの表示態様)が青である場合において、変動アイコン演出パターンを決定するときに用いられる変動アイコン演出決定用テーブル3である。
この変動アイコン演出決定用テーブル3では、各変動パターン情報(P111~P171)に対して、変動アイコン演出パターンHA41~HA45と、各変動アイコン演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各変動アイコン演出パターンに対して、変動演出の開始時(開始時)~変化時期3(変化3)のそれぞれにおいて実行する変動アイコン演出の演出内容が規定されている。
図22C(b)は、保留アイコンの最終態様(特1保1アイコンのときの表示態様)が緑である場合において、変動アイコン演出パターンを決定するときに用いられる変動アイコン演出決定用テーブル4である。
この変動アイコン演出決定用テーブル4では、各変動パターン情報(P120~P171)に対して、変動アイコン演出パターンHA51~HA54と、各変動アイコン演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各変動アイコン演出パターンに対して、変動演出の開始時(開始時)~変化時期3(変化3)のそれぞれにおいて実行する変動アイコン演出の演出内容が規定されている。
図22D(a)は、保留アイコンの最終態様(特1保1アイコンのときの表示態様)が赤である場合において、変動アイコン演出パターンを決定するときに用いられる変動アイコン演出決定用テーブル5である。
この変動アイコン演出決定用テーブル5では、各変動パターン情報(P120~P171)に対して、変動アイコン演出パターンHA61~HA63と、各変動アイコン演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各変動アイコン演出パターンに対して、変動演出の開始時(開始時)~変化時期3(変化3)のそれぞれにおいて実行する変動アイコン演出の演出内容が規定されている。
図22D(b)は、保留アイコンの最終態様(特1保1アイコンのときの表示態様)が金である場合において、変動アイコン演出パターンを決定するときに用いられる変動アイコン演出決定用テーブル6である。
この変動アイコン演出決定用テーブル6では、各変動パターン情報(P120~P171)に対して、変動アイコン演出パターンHA71とHA72と、各変動アイコン演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各変動アイコン演出パターンに対して、変動演出の開始時(開始時)~変化時期3(変化3)のそれぞれにおいて実行する変動アイコン演出の演出内容が規定されている。
図22D(c)は、保留アイコンの最終態様(特1保1アイコンのときの表示態様)が虹である場合において、変動アイコン演出パターンを決定するときに用いられる変動アイコン演出決定用テーブル7である。
この変動アイコン演出決定用テーブル7では、各変動パターン情報(P120~P171)に対して、変動アイコン演出パターンHA81と、変動アイコン演出パターンHA81の決定割合が対応付けられている。また、各変動アイコン演出パターンに対して、変動演出の開始時(開始時)~変化時期3(変化3)のそれぞれにおいて実行する変動アイコン演出の演出内容が規定されている。
なお、第1変動アイコン演出決定用テーブル~第7変動アイコン演出決定用テーブルにおける演出内容の「開始時」~「変化3」には、例えば、以下の時期が規定されている。なお、演出内容に記載した「-」は、変動アイコンが変化しない(表示を維持する)ことを示している。
変動パターンP100、101、102の場合、演出内容の「開始時」はそれぞれ付帯演出実行時期T1、T11、T21であり、演出内容の「変化1」はそれぞれ付帯演出実行時期T2、T12、T22である。
また、変動パターンP110、115の場合、演出内容の「開始時」は付帯演出実行時期T31であり、演出内容の「変化1」は付帯演出実行時期T32である。
また、変動パターンP111、116の場合、演出内容の「開始時」は付帯演出実行時期T41であり、演出内容の「変化1」は付帯演出実行時期T42であり、演出内容の「変化2」は付帯演出実行時期T45である。
また、変動パターンP120、160の場合、演出内容の「開始時」は付帯演出実行時期T51であり、演出内容の「変化1」は付帯演出実行時期T55であり、演出内容の「変化2」は付帯演出実行時期T57であり、演出内容の「変化3」は付帯演出実行時期T58である。
また、変動パターンP121、161の場合、演出内容の「開始時」は付帯演出実行時期T71であり、演出内容の「変化1」は付帯演出実行時期T76であり、演出内容の「変化2」は付帯演出実行時期T79であり、演出内容の「変化3」は付帯演出実行時期T81である。
また、変動パターンP130、170の場合、演出内容の「開始時」は付帯演出実行時期T91であり、演出内容の「変化1」は付帯演出実行時期T96であり、演出内容の「変化2」は付帯演出実行時期T98であり、演出内容の「変化3」は付帯演出実行時期T103である。
また、変動パターンP131、171の場合、演出内容の「開始時」は付帯演出実行時期T111であり、演出内容の「変化1」は付帯演出実行時期T116であり、演出内容の「変化2」は付帯演出実行時期T121であり、演出内容の「変化3」は付帯演出実行時期T127である。
S3304において変動アイコン演出パターンを決定すると、続いて、変動パターン情報はP110以上(ノーマルリーチ1ハズレ変動演出以上)であるか否かを判定する(S3305)。変動パターン情報はP110以上であると判定した場合、S3306に処理を進める。一方、そうではないと判定した場合、S3313に処理を進める。
S3305において変動パターン情報はP110以上であると判定した場合、疑似連発展演出パターンを決定する(S3306)。この処理では、図23A、図23Bに示す疑似連発展演出決定用テーブルを用いて、変動演出パターン情報に基づき疑似連発展演出パターンを決定する。なお、この処理により決定された疑似連発展演出パターンは、疑似連発展演出データとしてセットされる。
S3305において変動パターン情報はP110未満であると判定した場合、変動演出におけるランクをランク1に決定した(S3313)後、S3314に処理を進める。
ここで、疑似連発展演出決定用テーブルの例について図23Aと図23Bを参照しながら説明する。疑似連発展演出決定用テーブルは、疑似連発展演出決定用テーブル1(図23A(a))~疑似連発展演出決定用テーブル6(図23B(b))からなる。なお、これらの疑似連発展演出決定テーブルの疑似連発展演出内容に項目に記載された「演出1」とは、疑似2変動演出に発展する(または、発展しない)前に実行される演出を示している。また、「演出2」とは、疑似3変動演出に発展する(または、発展しない)前に実行される演出を示している。また、「演出3」とは、疑似4変動演出に発展する前に実行される演出を示している。
図23A(a)は、変動演出パターン情報がEP11またはEP111である場合において、疑似連発展演出パターンを決定するときに用いられる疑似連発展演出決定用テーブル1である。
この疑似連発展演出決定用テーブル1では、変動演出パターン情報(EP11、EP111)に対して、疑似連発展演出パターンGE01、GE02と、各疑似連発展演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各疑似連発展演出パターンに対して、疑似連発展演出内容が規定されている。
したがって、変動演出パターンEP11またはEP111に基づき疑似連発展演出が決定された場合、演出1として疑似連発展演出を実行しない、または、第1疑似連発展失敗演出が実行されることになる。なお、演出1は付帯演出実行時期T32から実行される。
次に、図23A(b)は、変動演出パターン情報がEP21またはEP121である場合において、疑似連発展演出パターンを決定するときに用いられる疑似連発展演出決定用テーブル2である。
この疑似連発展演出決定用テーブル2では、変動演出パターン情報(EP21、EP121)に対して、疑似連発展演出パターンGE11~GE14と、各疑似連発展演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各疑似連発展演出パターンに対して、疑似連発展演出内容が規定されている。
したがって、変動演出パターンEP21またはEP121に基づき疑似連発展演出が決定された場合、演出1として第1疑似連発展演出、または、第2疑似連発展演出が実行されることになる。そして、演出2として第1疑似連発展失敗演出、または、第2疑似連発展失敗演出が実行されることになる。なお、演出1は付帯演出実行時期T42から実行され、演出2は付帯演出実行時期T45から実行される。
次に、図23A(c)は、変動演出パターン情報がEP31、EP32、EP131、または、EP132である場合において、疑似連発展演出パターンを決定するときに用いられる疑似連発展演出決定用テーブル3である。
疑似連発展演出決定用テーブル3の特徴は、大当たりとなる変動表示が実行される場合、演出1において第3疑似連発展演出を実行する疑似連発展演出パターンの決定割合が高くなっていることである。
この疑似連発展演出決定用テーブル3では、変動演出パターン情報(EP31、EP32、EP131、EP132)に対して、疑似連発展演出パターンGE21~GE26と、各疑似連発展演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各疑似連発展演出パターンに対して、疑似連発展演出内容が規定されている。
したがって、変動演出パターンEP31、EP32、EP131、または、EP132に基づき疑似連発展演出が決定された場合、演出1として第1疑似連発展演出、第2疑似連発展演出、または、第3疑似連発展演出が実行されることになる。そして、演出2として第1疑似連発展失敗演出、または、第2疑似連発展失敗演出が実行されることになる。なお、演出1は、第1または第2疑似連発展演出を実行する場合、付帯演出実行時期T53から実行され、第3疑似連発展演出を実行する場合、付帯演出実行時期T54から実行される。また、演出2は、付帯演出実行時期T56から実行される。
例えば、S3306の処理により、疑似連発展演出パターンGE24による疑似連発展演出を実行すると決定された場合、上述した演出例6(図13F参照)に示した疑似連発展演出が実行される。また、疑似連発展演出パターンGE23による疑似連発展演出を実行すると決定された場合、上述した演出例7(図13G参照)に示した疑似連発展演出が実行される。
次に、図23A(d)は、変動演出パターン情報がEP41、EP42、EP141、または、EP142である場合において、疑似連発展演出パターンを決定するときに用いられる疑似連発展演出決定用テーブル4である。
疑似連発展演出決定用テーブル4の特徴は、大当たりとなる変動表示が実行される場合、演出1または演出2において第3疑似連発展演出を実行する疑似連発展演出パターンの決定割合が高くなっていることである。
この疑似連発展演出決定用テーブル4では、変動演出パターン情報(EP41、EP42、EP141、EP142)に対して、疑似連発展演出パターンGE31~GE38と、各疑似連発展演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各疑似連発展演出パターンに対して、疑似連発展演出内容が規定されている。なお、演出1は、第1または第2疑似連発展演出を実行する場合、付帯演出実行時期T73から実行され、第3疑似連発展演出を実行する場合、付帯演出実行時期T74から実行される。また、演出2は、第1または第2疑似連発展演出を実行する場合、付帯演出実行時期T76から実行され、第3疑似連発展演出を実行する場合、付帯演出実行時期T77から実行される。
したがって、変動演出パターンEP41、EP42、EP141、または、EP142に基づき疑似連発展演出が決定された場合、演出1として第1疑似連発展演出、第2疑似連発展演出、または、第3疑似連発展演出が実行されることになる。そして、演出2として第1疑似連発展演出、第2疑似連発展演出、または、第3疑似連発展失敗演出が実行されることになる。
例えば、S3306の処理により、疑似連発展演出パターンGE36による疑似連発展演出を実行すると決定された場合、上述した演出例4(図13D参照)に示した疑似連発展演出が実行される。また、疑似連発展演出パターンGE35による疑似連発展演出を実行すると決定された場合、上述した演出例5(図13E参照)に示した疑似連発展演出が実行される。
次に、図23B(a)は、変動演出パターン情報がEP51、EP52、EP151、または、EP152である場合において、疑似連発展演出パターンを決定するときに用いられる疑似連発展演出決定用テーブル5である。
疑似連発展演出決定用テーブル5の特徴は、大当たりとなる変動表示が実行される場合、演出1において第3疑似連発展演出を実行する疑似連発展演出パターンの決定割合が高くなっていることである。
この疑似連発展演出決定用テーブル5では、変動演出パターン情報(EP51、EP52、EP151、EP152)に対して、疑似連発展演出パターンGE41~GE46と、各疑似連発展演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各疑似連発展演出パターンに対して、疑似連発展演出内容が規定されている。なお、演出1は、第1または第2疑似連発展演出を実行する場合、付帯演出実行時期T93から実行され、第3疑似連発展演出を実行する場合、付帯演出実行時期T94から実行される。また、演出2は、付帯演出実行時期T97から実行される。
したがって、変動演出パターンEP51、EP52、EP151、または、EP152に基づき疑似連発展演出が決定された場合、演出1として第1疑似連発展演出、第2疑似連発展演出、または、第3疑似連発展演出が実行されることになる。そして、演出2として第1疑似連発展失敗演出、または、第2疑似連発展失敗演出が実行されることになる。
例えば、S3306の処理により、疑似連発展演出パターンGE45による疑似連発展演出を実行すると決定された場合、上述した演出例3(図13C参照)に示した疑似連発展演出が実行される。
次に、図23B(b)は、変動演出パターン情報がEP61、EP62、EP161、EP162、または、EP163である場合において、疑似連発展演出パターンを決定するときに用いられる疑似連発展演出決定用テーブル6である。
疑似連発展演出決定用テーブル6の特徴は、大当たりとなる変動表示が実行される場合、演出1または演出2において第3疑似連発展演出を実行する疑似連発展演出パターンの決定割合が高くなっていることである。
この疑似連発展演出決定用テーブル6では、変動演出パターン情報(EP61、EP62、EP161、EP162、EP163)に対して、疑似連発展演出パターンGE51~GE60と、各疑似連発展演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各疑似連発展演出パターンに対して、疑似連発展演出内容が規定されている。なお、演出1は、第1または第2疑似連発展演出を実行する場合、付帯演出実行時期T113から実行され、第3疑似連発展演出を実行する場合、付帯演出実行時期T114から実行される。また、演出2は、第1または第2疑似連発展演出を実行する場合、付帯演出実行時期T117から実行され、第3疑似連発展演出を実行する場合、付帯演出実行時期T118から実行される。
したがって、変動演出パターンEP61、EP62、EP161、EP162、または、EP163に基づき疑似連発展演出が決定された場合、演出1として第1疑似連発展演出、第2疑似連発展演出、または、第3疑似連発展演出が実行されることになる。そして、演出2として第1疑似連発展演出、第2疑似連発展演出、または、第3疑似連発展失敗演出が実行されることになる。また、EP163に基づき疑似連発展演出が決定された場合、演出3として第1疑似連発展演出、第2疑似連発展演出が実行されることになる。
例えば、S3306の処理により、疑似連発展演出パターンGE52による疑似連発展演出を実行すると決定された場合、上述した演出例1(図13A参照)に示した疑似連発展演出が実行される。また、疑似連発展演出パターンGE56による疑似連発展演出を実行すると決定された場合、上述した演出例2(図13B参照)に示した疑似連発展演出が実行される。また、疑似連発展演出パターンGE54による疑似連発展演出を実行すると決定された場合、上述した演出例8(図13H参照)に示した疑似連発展演出が実行される。また、疑似連発展演出パターンGE53による疑似連発展演出を実行すると決定された場合、上述した演出例9(図13I参照)に示した疑似連発展演出が実行される。
S3306において疑似連発展演出パターンを決定すると、続いて、第1ランクアップ演出を実行中、または、第1ランクアップ演出の実行予定があるか否かを判定する(S3307)。この処理では、保留記憶に対応付けられた先読み演出パターン情報等を確認することにより、第1ランクアップ演出を実行中、または、第1ランクアップ演出の実行予定があるか否かを判定する。そして、第1ランクアップ演出を実行中、または、第1ランクアップ演出の実行予定があると判定した場合、S3314に処理を進める。一方、第1ランクアップ演出を実行中ではなく、また第1ランクアップ演出の実行予定もないと判定した場合、S3308に処理を進める。
S3307において、第1ランクアップ演出を実行中ではなく、また第1ランクアップ演出の実行予定もないと判定した場合、第2ランクアップ演出パターンを決定する(S3308)。この処理では、図24A~図24Iに示す第2ランクアップ演出決定用テーブルを用いて第2ランクアップ演出パターンを決定する。なお、この処理により決定された第2ランクアップ演出パターンは、第2ランクアップ演出データとしてセットされる。
ここで、第2ランクアップ演出決定用テーブルの例について図24A~図24Iを参照しながら説明する。第2ランクアップ演出決定用テーブルは、第2ランクアップ演出決定用テーブル1(図24A(a))~第2ランクアップ演出決定用テーブル19(図24I(b))からなる。
第2ランクアップ演出は、変動演出において、ランク1~ランク5までの範囲内でランクを上昇させていくことにより変動演出に対する大当たり期待感を向上させる変動中演出である。第2ランクアップ演出は、変動演出パターンと対象変動開始前ランクに基づき決定される。また、SP2リーチ演出を実行する場合、SP2リーチ演出を実行する前に必ずランク5までランクを上昇させる。
図24A(a)は、変動演出パターン情報がEP11またはEP111であり、対象変動開始前ランク1である場合において、第2ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第2ランクアップ演出決定用テーブル1の例である。第2ランクアップ演出決定用テーブル1を用いて第2ランクアップ演出を決定した場合、最終ランク(変動演出における最大ランク)はランク1または2となる。
この第2ランクアップ演出決定用テーブル1では、各変動演出パターン情報(EP11、EP111)に対して、第2ランクアップ演出パターンUE01~UE03と、各第2ランクアップ演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各第2ランクアップ演出パターンに対して、第2ランクアップ演出の演出内容(第2ランクアップ演出内容)が規定されている。そして、第2ランクアップ演出内容には、付帯演出実行時期T32において実行する演出内容(演出1)が規定されている。
したがって、変動演出パターン情報がEP11またはEP111であり、対象変動開始前ランク1であることに基づき第2ランクアップ演出が決定された場合、演出1としてランクアップ失敗演出、または、ランク1からランク2に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。
次に、図24A(b)は、変動演出パターン情報がEP21またはEP121であり、対象変動開始前ランク1である場合において、第2ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第2ランクアップ演出決定用テーブル2の例である。第2ランクアップ演出決定用テーブル2を用いて第2ランクアップ演出を決定した場合、最終ランクはランク1または2となる。
この第2ランクアップ演出決定用テーブル2では、各変動演出パターン情報(EP21、EP121)に対して、第2ランクアップ演出パターンUE11~UE13と、各第2ランクアップ演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各第2ランクアップ演出パターンに対して、第2ランクアップ演出内容が規定されている。そして、第2ランクアップ演出内容には、付帯演出実行時期T42において実行する演出内容(演出1)が規定されている。
したがって、変動演出パターン情報がEP21またはEP121であり、対象変動開始前ランク1であることに基づき第2ランクアップ演出が決定された場合、演出1としてランクアップ失敗演出、または、ランク1からランク2に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。
次に、図24A(c)は、変動演出パターン情報がEP21またはEP121であり、対象変動開始前ランク2である場合において、第2ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第2ランクアップ演出決定用テーブル3の例である。第2ランクアップ演出決定用テーブル3を用いて第2ランクアップ演出を決定した場合、最終ランクはランク2となる。
この第2ランクアップ演出決定用テーブル3では、各変動演出パターン情報(EP21、EP121)に対して、第2ランクアップ演出パターンUE14と、第2ランクアップ演出パターンUE14における第2ランクアップ演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、第2ランクアップ演出パターンに対して、第2ランクアップ演出内容が規定されている。そして、第2ランクアップ演出内容には、付帯演出実行時期T42において実行する演出内容(演出1)が規定されている。
したがって、変動演出パターン情報がEP21またはEP121であり、対象変動開始前ランク2であることに基づき第2ランクアップ演出が決定された場合、演出1としてランクアップ失敗演出が実行されることになる。
次に、図24B(a)は、変動演出パターン情報がEP31、EP32、EP131、または、EP132であり、対象変動開始前ランク1である場合において、第2ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第2ランクアップ演出決定用テーブル4の例である。第2ランクアップ演出決定用テーブル4を用いて第2ランクアップ演出を決定した場合、最終ランクはランク1~4となる。
この第2ランクアップ演出決定用テーブル4では、各変動演出パターン情報(EP31、EP32、EP131、EP132)に対して、第2ランクアップ演出パターンUE21~UE31と、各第2ランクアップ演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各第2ランクアップ演出パターンに対して、第2ランクアップ演出内容が規定されている。そして、第2ランクアップ演出内容には、付帯演出実行時期T52において実行する演出内容(演出1)、付帯演出実行時期T55において実行する演出内容(演出2)、付帯演出実行時期T59において実行する演出内容(演出3)、付帯演出実行時期T60において実行する演出内容(演出4)が規定されている。
したがって、変動演出パターン情報がEP31、EP32、EP131、または、EP132であり、対象変動開始前ランク1であることに基づき第2ランクアップ演出が決定された場合、演出1としてランクアップ失敗演出、または、ランク1からランク2~4の何れかに上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出2としてランクアップ失敗演出、ランク1からランク2~4の何れかに上昇する第2ランクアップ演出、または、ランク2からランク3に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出3としてランクアップ失敗演出、ランク2からランク3または4に上昇する第2ランクアップ演出、または、ランク3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出4としてランクアップ失敗演出が実行されることになる。
例えば、S3308の処理により、第2ランクアップ演出パターンUE21による第2ランクアップ演出を実行すると決定された場合、上述した演出例6(図13F参照)に示したランクアップ演出が実行される。また、第2ランクアップ演出パターンUE27による第2ランクアップ演出を実行すると決定された場合、上述した演出例7(図13G参照)に示したランクアップ演出が実行される。
次に、図24B(b)は、変動演出パターン情報がEP31、EP32、EP131、または、EP132であり、対象変動開始前ランク2である場合において、第2ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第2ランクアップ演出決定用テーブル5の例である。第2ランクアップ演出決定用テーブル5を用いて第2ランクアップ演出を決定した場合、最終ランクはランク2~4となる。
この第2ランクアップ演出決定用テーブル5では、各変動演出パターン情報(EP31、EP32、EP131、EP132)に対して、第2ランクアップ演出パターンUE32~UE40と、各第2ランクアップ演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各第2ランクアップ演出パターンに対して、第2ランクアップ演出内容が規定されている。そして、第2ランクアップ演出内容には、付帯演出実行時期T52において実行する演出内容(演出1)、付帯演出実行時期T55において実行する演出内容(演出2)、付帯演出実行時期T59において実行する演出内容(演出3)、付帯演出実行時期T60において実行する演出内容(演出4)が規定されている。
したがって、変動演出パターン情報がEP31、EP32、EP131、または、EP132であり、対象変動開始前ランク2であることに基づき第2ランクアップ演出が決定された場合、演出1としてランクアップ失敗演出、または、ランク2からランク3または4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出2としてランクアップ失敗演出、ランク2からランク3または4に上昇する第2ランクアップ演出、または、ランク3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出3としてランクアップ失敗演出、ランク2からランク3または4に上昇する第2ランクアップ演出、または、ランク3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出4としてランクアップ失敗演出が実行されることになる。
次に、図24C(a)は、変動演出パターン情報がEP31、EP32、EP131、または、EP132であり、対象変動開始前ランク3である場合において、第2ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第2ランクアップ演出決定用テーブル6の例である。第2ランクアップ演出決定用テーブル6を用いて第2ランクアップ演出を決定した場合、最終ランクはランク3または4となる。
この第2ランクアップ演出決定用テーブル6では、各変動演出パターン情報(EP31、EP32、EP131、EP132)に対して、第2ランクアップ演出パターンUE41~UE44と、各第2ランクアップ演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各第2ランクアップ演出パターンに対して、第2ランクアップ演出内容が規定されている。そして、第2ランクアップ演出内容には、付帯演出実行時期T52において実行する演出内容(演出1)、付帯演出実行時期T55において実行する演出内容(演出2)、付帯演出実行時期T59において実行する演出内容(演出3)、付帯演出実行時期T60において実行する演出内容(演出4)が規定されている。
したがって、変動演出パターン情報がEP31、EP32、EP131、または、EP132であり、対象変動開始前ランク3であることに基づき第2ランクアップ演出が決定された場合、演出1としてランクアップ失敗演出、または、ランク3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出2としてランクアップ失敗演出、または、ランク3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出3としてランクアップ失敗演出、または、ランク3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出4としてランクアップ失敗演出が実行されることになる。
次に、図24C(b)は、変動演出パターン情報がEP31、EP32、EP131、または、EP132であり、対象変動開始前ランク4である場合において、第2ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第2ランクアップ演出決定用テーブル7の例である。第2ランクアップ演出決定用テーブル7を用いて第2ランクアップ演出を決定した場合、最終ランクはランク4となる。
この第2ランクアップ演出決定用テーブル7では、各変動演出パターン情報(EP31、EP32、EP131、EP132)に対して、第2ランクアップ演出パターンUE45と、第2ランクアップ演出パターンUE45の決定割合が対応付けられている。また、第2ランクアップ演出パターンに対して、第2ランクアップ演出内容が規定されている。そして、第2ランクアップ演出内容には、付帯演出実行時期T52において実行する演出内容(演出1)、付帯演出実行時期T55において実行する演出内容(演出2)、付帯演出実行時期T59において実行する演出内容(演出3)、付帯演出実行時期T60において実行する演出内容(演出4)が規定されている。
したがって、変動演出パターン情報がEP31、EP32、EP131、または、EP132であり、対象変動開始前ランク4であることに基づき第2ランクアップ演出が決定された場合、演出4としてランクアップ失敗演出が実行されることになる。
これら第2ランクアップ演出決定用テーブル4~7の特徴としては、演出4において必ずランクアップ失敗演出を実行することによって、ランク5にランクが上昇しないことを報知することである。また、演出4の実行時期になる前において既にランク4となっている場合、ランク4となった時点から演出3までの間、ランクアップ失敗演出を実行しないことである。
次に、図24Dは、変動演出パターン情報がEP41、EP42、EP141、または、EP142であり、対象変動開始前ランク1である場合において、第2ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第2ランクアップ演出決定用テーブル8の例である。第2ランクアップ演出決定用テーブル8を用いて第2ランクアップ演出を決定した場合、最終ランクはランク1~4となる。
この第2ランクアップ演出決定用テーブル8では、各変動演出パターン情報(EP41、EP42、EP141、EP142)に対して、第2ランクアップ演出パターンUE51~UE69と、第2ランクアップ演出パターンUE51~UE69の決定割合が対応付けられている。また、各第2ランクアップ演出パターンに対して、第2ランクアップ演出内容が規定されている。そして、第2ランクアップ演出内容には、付帯演出実行時期T72において実行する演出内容(演出1)、付帯演出実行時期T76において実行する演出内容(演出2)、付帯演出実行時期T79において実行する演出内容(演出3)、付帯演出実行時期T82において実行する演出内容(演出4)、付帯演出実行時期T83において実行する演出内容(演出5)が規定されている。
したがって、変動演出パターン情報がEP41、EP42、EP141、または、EP142であり、対象変動開始前ランク1であることに基づき第2ランクアップ演出が決定された場合、演出1としてランクアップ失敗演出、または、ランク1からランク2~4の何れかに上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出2としてランクアップ失敗演出、ランク1からランク2~4の何れかに上昇する第2ランクアップ演出、または、ランク2からランク3に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出3としてランクアップ失敗演出、ランク2からランク3または4に上昇する第2ランクアップ演出、ランク1からランク3または4に上昇する第2ランクアップ演出、または、ランク3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出4としてランクアップ失敗演出、ランク1からランク4に上昇する第2ランクアップ演出、ランク2からランク3またはランク4に上昇する第2ランクアップ演出、または、ランク3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出、が実行されることになる。また、演出5としてランクアップ失敗演出が実行されることになる。
例えば、S3308の処理により、第2ランクアップ演出パターンUE59による第2ランクアップ演出を実行すると決定された場合、上述した演出例4(図13D参照)に示したランクアップ演出が実行される。また、第2ランクアップ演出パターンUE61による第2ランクアップ演出を実行すると決定された場合、上述した演出例5(図13E参照)に示したランクアップ演出が実行される。
次に、図24E(a)は、変動演出パターン情報がEP41、EP42、EP141、または、EP142であり、対象変動開始前ランク2である場合において、第2ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第2ランクアップ演出決定用テーブル9の例である。第2ランクアップ演出決定用テーブル9を用いて第2ランクアップ演出を決定した場合、最終ランクはランク2~4となる。
この第2ランクアップ演出決定用テーブル9では、各変動演出パターン情報(EP41、EP42、EP141、EP142)に対して、第2ランクアップ演出パターンUE70~UE80と、第2ランクアップ演出パターンUE70~UE86の決定割合が対応付けられている。また、各第2ランクアップ演出パターンに対して、第2ランクアップ演出内容が規定されている。そして、第2ランクアップ演出内容には、付帯演出実行時期T72において実行する演出内容(演出1)、付帯演出実行時期T76において実行する演出内容(演出2)、付帯演出実行時期T79において実行する演出内容(演出3)、付帯演出実行時期T82において実行する演出内容(演出4)、付帯演出実行時期T83において実行する演出内容(演出5)が規定されている。
したがって、変動演出パターン情報がEP41、EP42、EP141、または、EP142であり、対象変動開始前ランク2であることに基づき第2ランクアップ演出が決定された場合、演出1としてランクアップ失敗演出、または、ランク2からランク3または4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出2としてランクアップ失敗演出、または、ランク2からランク3または4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出3としてランクアップ失敗演出、または、ランク2からランク3または4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出4としてランクアップ失敗演出、ランク2からランク4に上昇する第2ランクアップ演出、または、ランク3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出5としてランクアップ失敗演出が実行されることになる。
次に、図24E(b)は、変動演出パターン情報がEP41、EP42、EP141、または、EP142であり、対象変動開始前ランク3である場合において、第2ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第2ランクアップ演出決定用テーブル10の例である。第2ランクアップ演出決定用テーブル10を用いて第2ランクアップ演出を決定した場合、最終ランクはランク3または4となる。
この第2ランクアップ演出決定用テーブル10では、各変動演出パターン情報(EP41、EP42、EP141、EP142)に対して、第2ランクアップ演出パターンUE81~UE85と、第2ランクアップ演出パターンUE81~UE85の決定割合が対応付けられている。また、各第2ランクアップ演出パターンに対して、第2ランクアップ演出内容が規定されている。そして、第2ランクアップ演出内容には、付帯演出実行時期T72において実行する演出内容(演出1)、付帯演出実行時期T76において実行する演出内容(演出2)、付帯演出実行時期T79において実行する演出内容(演出3)、付帯演出実行時期T82において実行する演出内容(演出4)、付帯演出実行時期T83において実行する演出内容(演出5)が規定されている。
したがって、変動演出パターン情報がEP41、EP42、EP141、または、EP142であり、対象変動開始前ランク3であることに基づき第2ランクアップ演出が決定された場合、演出1としてランクアップ失敗演出、または、ランク3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出2としてランクアップ失敗演出、または、ランク3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出3としてランクアップ失敗演出、または、ランク3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出4としてランクアップ失敗演出、または、ランク3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出5としてランクアップ失敗演出が実行されることになる。
次に、図24F(a)は、変動演出パターン情報がEP41、EP42、EP141、または、EP142であり、対象変動開始前ランク4である場合において、第2ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第2ランクアップ演出決定用テーブル11の例である。第2ランクアップ演出決定用テーブル11を用いて第2ランクアップ演出を決定した場合、最終ランクはランク4となる。
この第2ランクアップ演出決定用テーブル11では、各変動演出パターン情報(EP41、EP42、EP141、EP142)に対して、第2ランクアップ演出パターンUE86と、第2ランクアップ演出パターンUE86における第2ランクアップ演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、第2ランクアップ演出パターンに対して、第2ランクアップ演出内容が規定されている。そして、第2ランクアップ演出内容には、付帯演出実行時期T72において実行する演出内容(演出1)、付帯演出実行時期T76において実行する演出内容(演出2)、付帯演出実行時期T79において実行する演出内容(演出3)、付帯演出実行時期T82において実行する演出内容(演出4)、付帯演出実行時期T83において実行する演出内容(演出5)が規定されている。
したがって、変動演出パターン情報がEP41、EP42、EP141、または、EP142であり、対象変動開始前ランク4であることに基づき第2ランクアップ演出が決定された場合、演出5としてランクアップ失敗演出が実行されることになる。
これら第2ランクアップ演出決定用テーブル8~11の特徴としては、演出5において必ずランクアップ失敗演出を実行することによって、ランク5にランクが上昇しないことを報知することである。また、演出5の実行時期になる前において既にランク4となっている場合、ランク4となった時点から演出4までの間、ランクアップ失敗演出を実行しないことである。
次に、図24F(b)は、変動演出パターン情報がEP51、EP52、EP151、または、EP152であり、対象変動開始前ランク1である場合において、第2ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第2ランクアップ演出決定用テーブル12の例である。第2ランクアップ演出決定用テーブル12を用いて第2ランクアップ演出を決定した場合、最終ランクはランク5となる。
この第2ランクアップ演出決定用テーブル12では、各変動演出パターン情報(EP51、EP52、EP151、EP152)に対して、第2ランクアップ演出パターンUE91~UE99と、各第2ランクアップ演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各第2ランクアップ演出パターンに対して、第2ランクアップ演出内容が規定されている。そして、第2ランクアップ演出内容には、付帯演出実行時期T92において実行する演出内容(演出1)、付帯演出実行時期T96において実行する演出内容(演出2)、付帯演出実行時期T100において実行する演出内容(演出3)、付帯演出実行時期T101において実行する演出内容(演出4)が規定されている。
したがって、変動演出パターン情報がEP51、EP52、EP151、または、EP152であり、対象変動開始前ランク1であることに基づき第2ランクアップ演出が決定された場合、演出1としてランクアップ失敗演出、または、ランク1からランク2~4の何れかに上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出2としてランクアップ失敗演出、ランク1からランク2~4の何れかに上昇する第2ランクアップ演出、または、ランク2からランク3に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出3としてランクアップ失敗演出、ランク1からランク4または5に上昇する第2ランクアップ演出、ランク2からランク4に上昇する第2ランクアップ演出、または、ランク3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出4としてランク1からランク5に上昇する第2ランクアップ演出、または、ランク3または4からランク5に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。
例えば、S3308の処理により、第2ランクアップ演出パターンUE93による第2ランクアップ演出を実行すると決定された場合、上述した演出例3(図13C参照)に示したランクアップ演出が実行される。
次に、図24G(a)は、変動演出パターン情報がEP51、EP52、EP151、または、EP152であり、対象変動開始前ランク2である場合において、第2ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第2ランクアップ演出決定用テーブル13の例である。第2ランクアップ演出決定用テーブル13を用いて第2ランクアップ演出を決定した場合、最終ランクはランク5となる。
この第2ランクアップ演出決定用テーブル13では、各変動演出パターン情報(EP51、EP52、EP151、EP152)に対して、第2ランクアップ演出パターンUE100~UE106と、各第2ランクアップ演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各第2ランクアップ演出パターンに対して、第2ランクアップ演出内容が規定されている。そして、第2ランクアップ演出内容には、付帯演出実行時期T92において実行する演出内容(演出1)、付帯演出実行時期T96において実行する演出内容(演出2)、付帯演出実行時期T100において実行する演出内容(演出3)、付帯演出実行時期T101において実行する演出内容(演出4)が規定されている。
したがって、変動演出パターン情報がEP51、EP52、EP151、または、EP152であり、対象変動開始前ランク2であることに基づき第2ランクアップ演出が決定された場合、演出1としてランクアップ失敗演出、または、ランク2からランク3に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出2としてランクアップ失敗演出、または、ランク2からランク3または4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出3としてランクアップ失敗演出、ランク2からランク4または5に上昇する第2ランクアップ演出、または、ランク3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出4としてランク2からランク5に上昇する第2ランクアップ演出、または、ランク3または4からランク5に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。
次に、図24G(b)は、変動演出パターン情報がEP51、EP52、EP151、または、EP152であり、対象変動開始前ランク3である場合において、第2ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第2ランクアップ演出決定用テーブル14の例である。第2ランクアップ演出決定用テーブル14を用いて第2ランクアップ演出を決定した場合、最終ランクはランク5となる。
この第2ランクアップ演出決定用テーブル14では、各変動演出パターン情報(EP51、EP52、EP151、EP152)に対して、第2ランクアップ演出パターンUE107~UE111と、各第2ランクアップ演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各第2ランクアップ演出パターンに対して、第2ランクアップ演出内容が規定されている。そして、第2ランクアップ演出内容には、付帯演出実行時期T92において実行する演出内容(演出1)、付帯演出実行時期T96において実行する演出内容(演出2)、付帯演出実行時期T100において実行する演出内容(演出3)、付帯演出実行時期T101において実行する演出内容(演出4)が規定されている。
したがって、変動演出パターン情報がEP51、EP52、EP151、または、EP152であり、対象変動開始前ランク3であることに基づき第2ランクアップ演出が決定された場合、演出1としてランクアップ失敗演出、または、ランク3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出2としてランクアップ失敗演出、または、ランク3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出3としてランクアップ失敗演出、または、ランク3からランク4または5に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出4としてランク3または4からランク5に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。
次に、図24G(c)は、変動演出パターン情報がEP51、EP52、EP151、または、EP152であり、対象変動開始前ランク4である場合において、第2ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第2ランクアップ演出決定用テーブル15の例である。第2ランクアップ演出決定用テーブル15を用いて第2ランクアップ演出を決定した場合、最終ランクはランク5となる。
この第2ランクアップ演出決定用テーブル15では、各変動演出パターン情報(EP51、EP52、EP151、EP152)に対して、第2ランクアップ演出パターンUE112とUE113と、各第2ランクアップ演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各第2ランクアップ演出パターンに対して、第2ランクアップ演出内容が規定されている。そして、第2ランクアップ演出内容には、付帯演出実行時期T92において実行する演出内容(演出1)、付帯演出実行時期T96において実行する演出内容(演出2)、付帯演出実行時期T100において実行する演出内容(演出3)、付帯演出実行時期T101において実行する演出内容(演出4)が規定されている。
したがって、変動演出パターン情報がEP51、EP52、EP151、または、EP152であり、対象変動開始前ランク4であることに基づき第2ランクアップ演出が決定された場合、演出3としてランク4からランク5に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出4としてランク4からランク5に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。
これら第2ランクアップ演出決定用テーブル12~15の特徴としては、基本的には演出4においてランク5に上昇する第2ランクアップ演出を実行することによって、SP2リーチ演出の実行前にランク5に上昇したことを報知することである。また、一部において演出3でランク5に上昇する第2ランクアップ演出を実行する場合があり、このような場合は演出4の時期にランク5に上昇した場合よりも大当たりとなる期待度が高くなっていることである。また、演出4の実行時期になる前において既にランク4となっている場合、ランク4となった時点から演出3までの間、ランクアップ失敗演出を実行しないことである。
次に、図24H(a)は、変動演出パターン情報がEP61、EP62、EP161、EP162、または、EP163であり、対象変動開始前ランク1である場合において、第2ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第2ランクアップ演出決定用テーブル16の例である。第2ランクアップ演出決定用テーブル16を用いて第2ランクアップ演出を決定した場合、最終ランクはランク5となる。
この第2ランクアップ演出決定用テーブル16では、各変動演出パターン情報(EP61、EP62、EP161、EP162、EP163)に対して、第2ランクアップ演出パターンUE121~UE129と、各第2ランクアップ演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各第2ランクアップ演出パターンに対して、第2ランクアップ演出内容が規定されている。そして、第2ランクアップ演出内容には、付帯演出実行時期T112において実行する演出内容(演出1)、付帯演出実行時期T116において実行する演出内容(演出2)、付帯演出実行時期T120において実行する演出内容(演出3)、付帯演出実行時期T124において実行する演出内容(演出4)、付帯演出実行時期T125において実行する演出内容(演出5)が規定されている。
したがって、変動演出パターン情報がEP61、EP62、EP161、EP162、または、EP163であり、対象変動開始前ランク1であることに基づき第2ランクアップ演出が決定された場合、演出1としてランクアップ失敗演出、または、ランク1からランク2~4の何れかに上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出2としてランクアップ失敗演出、ランク1からランク2~4の何れかに上昇する第2ランクアップ演出、または、ランク2からランク3に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出3としてランクアップ失敗演出、または、ランク1~3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出4としてランクアップ失敗演出、または、ランク1からランク5に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出5としてランク1からランク5に上昇する第2ランクアップ演出、または、ランク3または4からランク5に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。
例えば、S3308の処理により、第2ランクアップ演出パターンUE121による第2ランクアップ演出を実行すると決定された場合、上述した演出例1(図13A参照)に示したランクアップ演出が実行される。また、第2ランクアップ演出パターンUE123による第2ランクアップ演出を実行すると決定された場合、上述した演出例2(図13B参照)に示したランクアップ演出が実行される。
次に、図24H(b)は、変動演出パターン情報がEP61、EP62、EP161、EP162、または、EP163であり、対象変動開始前ランク1である場合において、第2ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第2ランクアップ演出決定用テーブル17の例である。第2ランクアップ演出決定用テーブル17を用いて第2ランクアップ演出を決定した場合、最終ランクはランク5となる。
この第2ランクアップ演出決定用テーブル17では、各変動演出パターン情報(EP61、EP62、EP161、EP162、EP163)に対して、第2ランクアップ演出パターンUE130~UE136と、各第2ランクアップ演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各第2ランクアップ演出パターンに対して、第2ランクアップ演出内容が規定されている。そして、第2ランクアップ演出内容には、付帯演出実行時期T112において実行する演出内容(演出1)、付帯演出実行時期T116において実行する演出内容(演出2)、付帯演出実行時期T120において実行する演出内容(演出3)、付帯演出実行時期T124において実行する演出内容(演出4)、付帯演出実行時期T125において実行する演出内容(演出5)が規定されている。
したがって、変動演出パターン情報がEP61、EP62、EP161、EP162、または、EP163であり、対象変動開始前ランク2であることに基づき第2ランクアップ演出が決定された場合、演出1としてランクアップ失敗演出、または、ランク2からランク3に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出2としてランクアップ失敗演出、または、ランク2からランク3または4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出3としてランクアップ失敗演出、または、ランク2または3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出4としてランク2からランク5に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出5としてランク2~4からランク5に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。
例えば、S3308の処理により、第2ランクアップ演出パターンUE136による第2ランクアップ演出を実行すると決定された場合、上述した演出例8(図13H参照)に示したランクアップ演出が実行される。
次に、図24I(a)は、変動演出パターン情報がEP61、EP62、EP161、EP162、または、EP163であり、対象変動開始前ランク3である場合において、第2ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第2ランクアップ演出決定用テーブル18の例である。第2ランクアップ演出決定用テーブル18を用いて第2ランクアップ演出を決定した場合、最終ランクはランク5となる。
この第2ランクアップ演出決定用テーブル18では、各変動演出パターン情報(EP61、EP62、EP161、EP162、EP163)に対して、第2ランクアップ演出パターンUE137~UE141と、各第2ランクアップ演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各第2ランクアップ演出パターンに対して、第2ランクアップ演出内容が規定されている。そして、第2ランクアップ演出内容には、付帯演出実行時期T112において実行する演出内容(演出1)、付帯演出実行時期T116において実行する演出内容(演出2)、付帯演出実行時期T120において実行する演出内容(演出3)、付帯演出実行時期T124において実行する演出内容(演出4)、付帯演出実行時期T125において実行する演出内容(演出5)が規定されている。
したがって、変動演出パターン情報がEP61、EP62、EP161、EP162、または、EP163であり、対象変動開始前ランク3であることに基づき第2ランクアップ演出が決定された場合、演出1としてランクアップ失敗演出、または、ランク3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出2としてランクアップ失敗演出、または、ランク3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出3としてランクアップ失敗演出、または、ランク3からランク4に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出4としてランク3からランク5に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出5としてランク3または4からランク5に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。
例えば、S3308の処理により、第2ランクアップ演出パターンUE139による第2ランクアップ演出を実行すると決定された場合、上述した演出例9(図13I参照)に示したランクアップ演出が実行される。
次に、図24I(b)は、変動演出パターン情報がEP61、EP62、EP161、EP162、または、EP163であり、対象変動開始前ランク4である場合において、第2ランクアップ演出パターンを決定するときに用いられる第2ランクアップ演出決定用テーブル19の例である。第2ランクアップ演出決定用テーブル19を用いて第2ランクアップ演出を決定した場合、最終ランクはランク5となる。
この第2ランクアップ演出決定用テーブル19では、各変動演出パターン情報(EP61、EP62、EP161、EP162、EP163)に対して、第2ランクアップ演出パターンUE142とUE143と、各第2ランクアップ演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各第2ランクアップ演出パターンに対して、第2ランクアップ演出内容が規定されている。そして、第2ランクアップ演出内容には、付帯演出実行時期T112において実行する演出内容(演出1)、付帯演出実行時期T116において実行する演出内容(演出2)、付帯演出実行時期T120において実行する演出内容(演出3)、付帯演出実行時期T124において実行する演出内容(演出4)、付帯演出実行時期T125において実行する演出内容(演出5)が規定されている。
したがって、変動演出パターン情報がEP61、EP62、EP161、EP162、または、EP163であり、対象変動開始前ランク4であることに基づき第2ランクアップ演出が決定された場合、演出4としてランク4からランク5に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。また、演出5としてランク4からランク5に上昇する第2ランクアップ演出が実行されることになる。
これら第2ランクアップ演出決定用テーブル16~19の特徴としては、基本的には演出5においてランク5に上昇する第2ランクアップ演出を実行することによって、SP2リーチ演出の実行前にランク5に上昇したことを報知することである。また、一部において演出4でランク5に上昇する第2ランクアップ演出を実行する場合があり、このような場合は演出5の時期にランク5に上昇した場合よりも大当たりとなる期待度が高くなっていることである。また、演出5の実行時期になる前において既にランク4となっている場合、ランク4となった時点から演出4までの間、ランクアップ失敗演出を実行しないことである。
S3308において第2ランクアップ演出パターンを決定すると、続いて、変動パターン情報はP120以上(SP1リーチ1変動演出以上)であるか否かを判定する(S3309)。変動パターン情報はP120以上であると判定した場合、S3310に処理を進める。一方、そうではないと判定した場合、S3314に処理を進める。
S3309において変動パターン情報はP120以上であると判定した場合、タイトル演出の演出内容(タイトル演出パターン)を決定する(S3310)。この処理では、図25に示すタイトル演出決定用テーブルを用いてタイトル演出パターンを決定する。なお、この処理により決定されたタイトル演出パターンは、タイトル演出データとしてセットされる。
ここで、タイトル演出決定用テーブルの例について図25を参照しながら説明する。図25に示すようにタイトル演出決定用テーブルは、タイトル演出決定用テーブル1(図25(a))~タイトル演出決定用テーブル4(図25(d))からなる。
図25(a)は、変動演出パターン情報がEP31、EP32、EP131、または、EP132である場合において、タイトル演出パターンを決定するときに用いられるタイトル演出決定用テーブル1である。
このタイトル演出決定用テーブル1では、各変動演出パターン情報(EP31、EP32、EP131、EP132)に対して、タイトル演出パターンTC01~TC04と、各タイトル演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各タイトル演出パターンに対して、タイトル演出内容が規定されている。そして、タイトル演出内容には、付帯演出実行時期T58において実行するSP1タイトル演出の表示態様が規定されている。
例えば、S3310の処理により、タイトル演出パターンTC02によるタイトル演出を実行すると決定された場合、上述した演出例6(図13F参照)や演出例7(図13G参照)に示したタイトル演出が実行される。
次に、図25(b)は、変動演出パターン情報がEP41、EP42、EP141、または、EP142である場合において、タイトル演出パターンを決定するときに用いられるタイトル演出決定用テーブル2である。
このタイトル演出決定用テーブル2では、各変動演出パターン情報(EP41、EP42、EP141、EP142)に対して、タイトル演出パターンTC11~TC14と、各タイトル演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各タイトル演出パターンに対して、タイトル演出内容が規定されている。そして、タイトル演出内容には、付帯演出実行時期T81において実行するSP1タイトル演出の表示態様が規定されている。
例えば、S3310の処理により、タイトル演出パターンTC11によるタイトル演出を実行すると決定された場合、上述した演出例4(図13D参照)に示したタイトル演出が実行される。また、タイトル演出パターンTC12によるタイトル演出を実行すると決定された場合、上述した演出例5(図13E参照)に示したタイトル演出が実行される。
次に、図25(c)は、変動演出パターン情報がEP51、EP52、EP151、または、EP152である場合において、タイトル演出パターンを決定するときに用いられるタイトル演出決定用テーブル3である。
このタイトル演出決定用テーブル3では、各変動演出パターン情報(EP51、EP52、EP151、EP152)に対して、タイトル演出パターンTC21~TC26と、各タイトル演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各タイトル演出パターンに対して、タイトル演出内容が規定されている。そして、タイトル演出内容には、付帯演出実行時期T99において実行するSP1タイトル演出の表示態様と、付帯演出実行時期T102において実行するSP2タイトル演出の表示態様が規定されている。
例えば、S3310の処理により、タイトル演出パターンTC25によるタイトル演出を実行すると決定された場合、上述した演出例3(図13C参照)に示したタイトル演出が実行される。
次に、図25(d)は、変動演出パターン情報がEP61、EP62、EP161、EP162、または、EP163である場合において、タイトル演出パターンを決定するときに用いられるタイトル演出決定用テーブル4である。
このタイトル演出決定用テーブル4では、各変動演出パターン情報(EP61、EP62、EP161、EP162、EP163)に対して、タイトル演出パターンTC31~TC36と、各タイトル演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各タイトル演出パターンに対して、タイトル演出内容が規定されている。そして、タイトル演出内容には、付帯演出実行時期T123において実行するSP1タイトル演出の表示態様と、付帯演出実行時期T126において実行するSP2タイトル演出の表示態様が規定されている。
例えば、S3310の処理により、タイトル演出パターンTC32によるタイトル演出を実行すると決定された場合、上述した演出例1(図13A参照)や演出例2(図13B参照)に示したタイトル演出が実行される。また、タイトル演出パターンTC35によるタイトル演出を実行すると決定された場合、上述した演出例8(図13H参照)に示したタイトル演出が実行される。また、タイトル演出パターンTC33によるタイトル演出を実行すると決定された場合、上述した演出例9(図13I参照)に示したタイトル演出が実行される。
S3310においてタイトル演出パターンを決定すると、続いて、カットイン演出の演出内容(カットイン演出パターン)を決定する(S3311)。この処理では、図26Aと図16Bに示すカットイン演出決定用テーブルを用いてカットイン演出パターンを決定する。なお、この処理により決定されたカットイン演出パターンは、カットイン演出データとしてセットされる。
ここで、カットイン演出決定用テーブルの例について図26Aと図26Bを参照しながら説明する。図26Aと図26Bに示すようにカットイン演出決定用テーブルは、カットイン演出決定用テーブル1(図26A(a))~第4カットイン演出決定用テーブル(図26(b))からなる。
次に、図26A(a)は、変動演出パターン情報がEP31、EP32、EP131、または、EP132である場合において、カットイン演出パターンを決定するときに用いられるカットイン演出決定用テーブル1である。
このカットイン演出決定用テーブル1では、各変動演出パターン情報(EP31、EP32、EP131、EP132)に対して、カットイン演出パターンCE01~CE06と、各カットイン演出パターンの決定割合(判定値の割り振り)が対応付けられている。また、各カットイン演出パターンに対して、カットイン演出内容が規定されている。そして、カットイン演出内容には、付帯演出実行時期T59において実行するSP1カットイン演出の表示態様が規定されている。
例えば、S3311の処理により、カットイン演出パターンCE04によるカットイン演出を実行すると決定された場合、上述した演出例6(図13F参照)に示したカットイン演出が実行される。また、カットイン演出パターンCE01によるカットイン演出を実行すると決定された場合、上述した演出例7(図13G参照)に示したカットイン演出が実行される。
次に、図26A(b)は、変動演出パターン情報がEP41、EP42、EP141、または、EP142である場合において、カットイン演出パターンを決定するときに用いられるカットイン演出決定用テーブル2である。
このカットイン演出決定用テーブル2では、各変動演出パターン情報(EP41、EP42、EP141、EP142)に対して、カットイン演出パターンCE11~CE16と、各カットイン演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各カットイン演出パターンに対して、カットイン演出内容が規定されている。そして、カットイン演出内容には、付帯演出実行時期T82において実行するSP1カットイン演出の表示態様が規定されている。
例えば、S3311の処理により、カットイン演出パターンCE13によるカットイン演出を実行すると決定された場合、上述した演出例4(図13D参照)に示したカットイン演出が実行される。また、カットイン演出パターンCE15によるカットイン演出を実行すると決定された場合、上述した演出例5(図13E参照)に示したカットイン演出が実行される。
次に、図26B(a)は、変動演出パターン情報がEP51、EP52、EP151、または、EP152である場合において、カットイン演出パターンを決定するときに用いられるカットイン演出決定用テーブル3である。
このカットイン演出決定用テーブル3では、各変動演出パターン情報(EP51、EP52、EP151、EP152)に対して、カットイン演出パターンCE21~CE29と、各カットイン演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各カットイン演出パターンに対して、カットイン演出内容が規定されている。そして、カットイン演出内容には、付帯演出実行時期T100において実行するSP1カットイン演出の表示態様と、付帯演出実行時期T104において実行するSP2カットイン演出の表示態様が規定されている。
例えば、S3311の処理により、カットイン演出パターンCE25によるカットイン演出を実行すると決定された場合、上述した演出例3(図13C参照)に示したカットイン演出が実行される。
次に、図26B(b)は、変動演出パターン情報がEP61、EP62、EP161、EP162、または、EP163である場合において、カットイン演出パターンを決定するときに用いられるカットイン演出決定用テーブル4である。
このカットイン演出決定用テーブル4では、各変動演出パターン情報(EP61、EP62、EP161、EP162、EP163)に対して、カットイン演出パターンCE31~CE39と、各カットイン演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各カットイン演出パターンに対して、カットイン演出内容が規定されている。そして、カットイン演出内容には、付帯演出実行時期T124において実行するSP1カットイン演出の表示態様と、付帯演出実行時期T128において実行するSP2カットイン演出の表示態様が規定されている。
例えば、S3311の処理により、カットイン演出パターンCE33によるカットイン演出を実行すると決定された場合、上述した演出例1(図13A参照)に示したカットイン演出が実行される。また、カットイン演出パターンCE34によるカットイン演出を実行すると決定された場合、上述した演出例2(図13B参照)に示したカットイン演出が実行される。また、カットイン演出パターンCE37によるカットイン演出を実行すると決定された場合、上述した演出例8(図13H参照)に示したカットイン演出が実行される。また、カットイン演出パターンCE38によるカットイン演出を実行すると決定された場合、上述した演出例9(図13I参照)に示したカットイン演出が実行される。
S3311においてカットイン演出パターンを決定すると、続いて、当落決定演出の演出内容(当落決定演出パターン)を決定する(S3312)。この処理では、図27に示す当落決定演出決定用テーブルを用いて当落決定演出パターンを決定する。なお、この処理により決定された当落決定演出パターンは、当落決定演出データとしてセットされる。
図27(a)は、変動演出パターン情報がEP31、EP32、EP131、または、EP132である場合において、当落決定演出パターンを決定するときに用いられる当落決定演出決定用テーブル1である。
この当落決定演出決定用テーブル1では、各変動演出パターン情報(EP31、EP32、EP131、EP132)に対して、当落決定演出パターンAR01~AR03と、各当落決定演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各当落決定演出パターンに対して、当落決定演出内容が規定されている。そして、当落決定演出内容には、付帯演出実行時期T61において実行する当落決定演出の演出内容が規定されている。
例えば、S3312の処理により、当落決定演出パターンAR03による当落決定演出を実行すると決定された場合、上述した演出例6(図13F参照)に示した当落決定演出が実行される。また、当落決定演出パターンAR01による当落決定演出を実行すると決定された場合、上述した演出例7(図13G参照)に示した当落決定演出が実行される。
次に、図27(b)は、変動演出パターン情報がEP41、EP42、EP141、または、EP142である場合において、当落決定演出パターンを決定するときに用いられる当落決定演出決定用テーブル2である。
この当落決定演出決定用テーブル2では、各変動演出パターン情報(EP41、EP42、EP141、EP142)に対して、当落決定演出パターンAR11~AR13と、各当落決定演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各当落決定演出パターンに対して、当落決定演出内容が規定されている。そして、当落決定演出内容には、付帯演出実行時期T84において実行する当落決定演出の演出内容が規定されている。
例えば、S3312の処理により、当落決定演出パターンAR12による当落決定演出を実行すると決定された場合、上述した演出例4(図13D参照)に示した当落決定演出が実行される。また、当落決定演出パターンAR13による当落決定演出を実行すると決定された場合、上述した演出例5(図13E参照)に示した当落決定演出が実行される。
次に、図27(c)は、変動演出パターン情報がEP51、EP52、EP151、または、EP152である場合において、当落決定演出パターンを決定するときに用いられる当落決定演出決定用テーブル3である。
この当落決定演出決定用テーブル3では、各変動演出パターン情報(EP51、EP52、EP151、EP152)に対して、当落決定演出パターンAR21~AR23と、各当落決定演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各当落決定演出パターンに対して、当落決定演出内容が規定されている。そして、当落決定演出内容には、付帯演出実行時期T106において実行する当落決定演出の演出内容が規定されている。
例えば、S3312の処理により、当落決定演出パターンAR23による当落決定演出を実行すると決定された場合、上述した演出例3(図13C参照)に示した当落決定演出が実行される。
次に、図27(d)は、変動演出パターン情報がEP61、EP62、EP161、EP162、または、EP163である場合において、当落決定演出パターンを決定するときに用いられる当落決定演出決定用テーブル4である。
この当落決定演出決定用テーブル4では、各変動演出パターン情報(EP61、EP62、EP161、EP162)に対して、当落決定演出パターンAR31~AR33と、各当落決定演出パターンの決定割合が対応付けられている。また、各当落決定演出パターンに対して、当落決定演出内容が規定されている。そして、当落決定演出内容には、付帯演出実行時期T130において実行する当落決定演出の演出内容が規定されている。
例えば、S3312の処理により、当落決定演出パターンAR31による当落決定演出を実行すると決定された場合、上述した演出例1(図13A参照)、演出例8(図13H参照)、および、演出例9(図13I参照)に示した当落決定演出が実行される。また、当落決定演出パターンAR32による当落決定演出を実行すると決定された場合、上述した演出例2(図13B参照)に示した当落決定演出が実行される。
これらの当落決定演出決定用テーブルの特徴は、SP2リーチ演出を実行せずにSP1リーチ演出を実行して大当たりとなる変動演出パターン(EP131、EP132、EP141、EP142)のほうが、SP2リーチ演出を実行して大当たりとなる変動演出パターン(EP151、EP152、EP161、EP162、EP163)よりも、第2当落演出を実行する当落決定演出パターンの決定割合が高くなっていることである。
また、これらの当落決定演出決定用テーブルの特徴は、SP2リーチ演出を実行せずにSP1リーチ演出を実行して大当たりとなる変動演出パターン(EP131、EP132、EP141、EP142)のほうが、SP2リーチ演出を実行して大当たりとなる変動演出パターン(EP151、EP152、EP161、EP162、EP163)よりも、第3当落演出を実行する当落決定演出パターンの決定割合が高くなっていることである。
また、これらの当落決定演出決定用テーブルの特徴は、SP2リーチ演出を実行して大当たりとなる変動演出パターン(EP151、EP152、EP161、EP162、EP163)のほうが、SP2リーチ演出を実行せずにSP1リーチ演出を実行して大当たりとなる変動演出パターン(EP131、EP132、EP141、EP142)よりも第1当落演出を実行する当落決定演出パターンの決定割合が高くなっていることである。
S3303において時短状態であると判定した場合、S3307において第1ランクアップ演出を実行中または実行予定があると判定した場合、S3309において変動パターン情報はP120未満であると判定した場合、または、S3313の処理に続いて、その他変動中演出決定処理を実行する(S3312)。その他変動中演出決定処理は、変動アイコン演出、疑似連発展演出、第2ランクアップ演出、タイトル演出、カットイン演出、および、当落決定演出以外の他の各変動中演出についての実行可否、他の各変動中演出の変動中演出パターンを決定する。なお、この処理により決定された他の各変動中演出パターンは、他の各変動中演出データとしてセットされる。
続いて、変動演出データ記憶処理を実行する(S3313)。この変動演出データ記憶処理では、決定した変動演出パターンと各変動中演出を実行するための変動中演出パターン(各変動中演出の演出データ)を、変動演出パターン情報としてRAM121bに記憶させる。この処理が終了すると変動演出開始処理を終了する。
以上のように、変動演出開始処理により変動演出パターンと各変動中演出パターンが決定され、この決定された変動演出パターンと各変動中演出パターンに基づく変動演出が実行されることにより、パチンコ遊技機1の演出効果が向上する。
[本実施形態に開示された他の発明]
本実施形態には、本発明以外にも以下に示す他の発明が開示されている。ここで、他の発明を付記する。なお、ここに付記する他の発明の各々は、本発明と組み合わせることも可能である。
(発明A)
始動条件が成立し、開始条件が成立したことに基づき変動表示を実行可能であり、前記変動表示の表示結果が特別結果となった場合、特別遊技状態に制御可能な遊技機であって、1回の前記変動表示において、1または複数回の疑似変動演出を実行可能な演出実行手段(演出制御基板120)を備え、前記演出実行手段は、次回の疑似変動演出を実行する前に疑似連発展演出を実行可能であり、前記疑似連発展演出には、前記次回の疑似変動演出を実行することを示唆する疑似連発展示唆演出を実行した後、前記次回の疑似変動演出を実行することを報知する第1の疑似連発展演出(第1疑似連発展演出、第2疑似連発展演出)と、前記疑似連発展示唆演出を実行せずに前記次回の疑似変動演出を実行することを報知する第2の疑似連発展演出(第3疑似連発展演出)と、があることにより、従来の遊技機(特開2018-191729号公報に記載の遊技機)における疑似連演出を改善することによって演出効果を向上させる遊技機の発明A。
上記疑似連発展示唆演出には、遊技者が操作可能な演出操作部の操作を伴う演出を実行し、上記次回の疑似変動演出を実行することを示唆する第1の疑似連発展示唆演出(第2疑似連発展示唆演出)と、遊技者が操作可能な演出操作部の操作を伴う演出を実行せずに、上記次回の疑似変動演出を実行することを示唆する第2の疑似連発展示唆演出(第1疑似連発展示唆演出)と、がある遊技機の発明A1。
上記次回の疑似変動演出を実行しない場合には、第2の疑似連発展演出の実行を制限するようにしてもよい遊技機の発明A2。
(発明B)
始動条件が成立し、開始条件が成立したことに基づき変動表示を実行可能であり、上記変動表示の表示結果が特別結果となった場合、特別遊技状態に制御可能な遊技機であって、1回の上記変動表示において、1または複数回の疑似変動演出を実行可能な演出実行手段(演出制御基板120)を備え、上記演出実行手段は、次回の疑似変動演出を実行する前に疑似連発展演出を実行可能であり、上記疑似連発展演出には、リーチ状態となり最終停止図柄が仮停止する前に、上記次回の疑似変動演出を実行することを報知する第1の疑似連発展演出(第1疑似連発展演出)と、上記リーチ状態となり上記最終停止図柄が仮停止した後に、上記次回の疑似変動演出を実行することを報知する第2の疑似連発展演出(第3疑似連発展演出)と、があり、上記第1の疑似連発展演出と上記第2の疑似連発展演出とでは、上記特別結果となる割合が異なる(疑似連発展演出決定用テーブル3、5)ことにより、従来の遊技機(特開2018-191729号公報に記載の遊技機)における疑似連演出を改善することによって演出効果を向上させる遊技機の発明B。
上記疑似連発展演出を複数回実行する場合、複数回の前記疑似連発展演出のうち何れかの上記疑似連発展演出において上記第2の疑似連発展演出が実行されたときと、複数回の上記疑似連発展演出のうち何れの上記疑似連発展演出においても上記第2の疑似連発展演出が実行されないときとでは、上記特別結果となる割合が異なる(疑似連発展演出決定用テーブル4、6)遊技機の発明B1。
上記第1の疑似連発展演出(第1疑似連発展演出)は、上記次回の疑似変動演出を実行することを報知する前に、当該次回の疑似変動演出を実行することを示唆する疑似連発展示唆演出を実行し、上記第2の疑似連発展演出(第3疑似連発展演出)は、上記次回の疑似変動演出を実行することを報知する前に、上記擬似連発展示唆演出の実行を制限する遊技機の発明B2。
(発明C)
始動条件が成立し、開始条件が成立したことに基づき変動表示を実行可能であり、上記変動表示の表示結果が特別結果となった場合、特別遊技状態に制御可能な遊技機であって、上記変動表示の実行中に段階(ランク)を上昇させる段階演出(ランクアップ演出)を実行可能な演出実行手段(演出制御基板120)を備え、上記演出実行手段は、上記段階演出を実行することよって、実行中の上記変動表示が上記特別結果となることを示唆する場合(第2ランクアップ演出決定用テーブル1~3)と、実行中の上記変動表示よりも後に実行される変動表示が上記特別結果となることを示唆する場合(第1ランクアップ演出決定用テーブル1~3)とがあることにより、従来の遊技機(特開2016-137025号公報に記載の遊技機)におけるレベルアップ演出を改善することによって演出効果を向上させる遊技機の発明C。
上記演出実行手段は、上記段階演出を実行することによって、実行中の上記変動表示が上記特別結果となることを示唆する場合、上記段階を特定段階(ランク5)、または、当該特定段階よりも下位段階(ランク2~4)に上昇させる遊技機の発明C1。
上記演出実行手段は、上記段階演出を実行することによって、実行中の上記変動表示よりも後に実行される変動表示が上記特別結果となることを示唆する場合、上記段階を上記下位段階(ランク2~4)に上昇させ、上記特定段階(ランク5)に上昇させることを制限する遊技機の発明C2。
上記演出実行手段は、実行中の上記変動表示よりも後に実行される変動表示が上記特別結果となることを示唆する場合、上記示唆の対象である変動表示(対象変動演出)が実行される前における事前変動表示(例えば、2変動前の変動演出、1変動前の変動演出)において、上記段階を上記下位段階である所定の段階(例えば、ランク2)に上昇させ、上記示唆の対象である変動表示において、上記所定の段階(例えば、ランク3)から上記特定段階(ランク5)に上昇させることが可能である遊技機の発明C3。
(発明D)
始動条件が成立し、開始条件が成立したことに基づき変動表示を実行可能であり、上記変動表示の表示結果が特別結果となった場合、特別遊技状態に制御可能な遊技機であって、上記変動表示の実行中に段階(ランク)を上昇させる段階演出(ランクアップ演出)を実行可能な演出実行手段(演出制御基板120)を備え、上記演出実行手段は、上記変動表示が、上記特別結果となるときに実行される割合が高い第1の変動表示(P130、P131、P170、または、P171の変動パターン情報による変動表示)である場合、上記段階演出において上記段階を特定段階(ランク5)に上昇させることを可能とし(第2ランクアップ演出決定用テーブル12~19)、上記変動表示が、上記特別結果となるときに実行される割合が上記第1の変動表示よりも低い第2の変動表示(P130、P131、P170、P171以外の変動パターン情報による変動表示)である場合、上記段階演出により上記段階を上記特定段階に上昇させることを制限する(第2ランクアップ演出決定用テーブル1~11)ことにより、従来の遊技機(特開2016-137025号公報に記載の遊技機)におけるレベルアップ演出を改善することによって演出効果を向上させる遊技機の発明D。
上記演出実行手段は、第1のリーチ演出(SP1リーチ演出)と、当該第1のリーチ演出よりも上記特別結果となる期待度が高いことを示唆する第2のリーチ演出(SP2リーチ演出)を実行可能であり、上記第1の変動表示において、上記第2のリーチ演出(SP2リーチ演出)を実行可能であり、上記段階演出において上記段階を上記特定段階に上昇させる場合、上記第2のリーチ演出(SP2リーチ演出)を実行する前に上記特定段階(ランク5)に上昇させる遊技機の発明D1。
上記演出実行手段は、上記第2の変動表示において、上記第1のリーチ演出(SP1リーチ演出)を実行可能であり、上記段階演出において上記段階を上記特定段階に上昇させることを制限する(第2ランクアップ演出決定用テーブル4~11)遊技機の発明D2。
上記演出実行手段は、上記第1の変動表示において上記第1のリーチ演出(SP1リーチ演出)を実行した後、上記第2のリーチ演出(SP2リーチ演出)を実行可能であり、 上記第1のリーチ演出の実行中に、上記段階を上記特定段階(ランク5)に上昇させることにより上記第2のリーチ演出の実行を示唆することが可能である遊技機の発明D3。
[変形例2]
ここで、本実施形態の変形例2について説明する。
本実施形態に示した各付帯演出(先読み演出、変動中演出)を実行する付帯演出実行時期は一例であって、各付帯演出の実行時期は本実施形態に限定されない。
本実施形態の保留アイコン第2演出や保留アイコン第3演出では、新たに始動入賞した特図1保留が表示された次回の変動演出から保留アイコン第2演出や保留アイコン第3演出を実行するようにしていた。しかしながら、これに限らず、新たに始動入賞した先読み対象である特図1保留が表示されたときの変動演出から保留アイコン第2演出や保留アイコン第3演出を実行するようにしてもよい。
また、本実施形態の保留アイコン第2演出や保留アイコン第3演出では、先読み対象保留よりも先の保留、または、先読み対象保留よりも先の保留の表示態様を特殊態様で表示する場合、「青」以上の特殊態様では表示しないようにしていた。しかしながら、これに限らず、例えば、対象保留に対応する先読みパターン情報が大当たり変動演出を実行予定であることを示すものである場合、先読み対象保留よりも先の保留、または、先読み対象保留よりも先の保留の表示態様を「青」以上の特殊態様(例えば、「虹」)で表示するようにしてもよい。
また、本実施形態の第2疑似連発展演出における第2疑似連発展示唆演出では、操作促進画像の種類を1種類としていた。しかしながら、これに限らず、操作促進画像の種類を複数種類とし、各操作促進画像によって次回の疑似変動演出への発展期待度を異ならせるようにしてもよい。
また、本実施形態では、第1疑似連発展示唆演出の後、第1疑似連発展失敗演出が実行される場合があるようにしていた。しかしながら、これに限らず、第1疑似連発展示唆演出の後は、必ず第1疑似連発展確定演出が実行されるようにしてもよい。
また、本実施形態では、第2疑似連発展示唆演出の後、第2疑似連発展失敗演出が実行される場合があるようにしていた。しかしながら、これに限らず、第2疑似連発展示唆演出の後は、必ず第2疑似連発展確定演出が実行されるようにしてもよい。
また、本実施形態では、複数回の疑似連発展演出を実行する場合において、第3疑似連発展演出は1回のみ実行するように制限していた。しかしながら、これに限らず、複数回の疑似連発展演出を実行する場合において、第3疑似連発展演出を複数回実行するようにしてもよい。また、このようにした場合、第3疑似連発展演出を複数回実行したときは、大当たり期待度が最も高くなるようにすることによって、パチンコ遊技機1の演出効果が向上する。
また、本実施形態では、第1疑似連発展演出と第3疑似連発展演出では、第3疑似連発展演出が実行された場合のほうが、第1疑似連発展演出が実行された場合よりも大当たり期待度が高くなるようにしていた。しかしながら、これに限らず、第1疑似連発展演出が実行された場合のほうが、第3疑似連発展演出が実行された場合よりも大当たり期待度が高くなるようにしてもよい。また、複数回の疑似連発展演出を実行する場合、複数回の疑似連発展演出において第3疑似連発展演出が実行されない場合のほうが、複数回の疑似連発展演出において第3疑似連発展演出が実行された場合よりも大当たり期待度が高くなるようにしてもよい。
また、本実施形態では、ランク2~5の何れかにランクが上昇するときに実行されるランクアップ示唆演出の演出態様を共通態様としていた。しかしながら、これに限らず、ランク2に上昇することを示唆するときにはランク2アップ示唆演出、ランク3に上昇することを示唆するときにはランク3アップ示唆演出、ランク4に上昇することを示唆するときにはランク4アップ示唆演出、および、ランク5に上昇することを示唆するときにはランク5アップ示唆演出を実行するようにしてもよい。また、ランク5に上昇することを示唆するときのみランク5アップ示唆演出を実行し、それ以外のランクに上昇することを示唆する場合、ランクアップ示唆演出の演出態様を共通態様とするようにしてもよい。
また、本実施形態における第1ランクアップ演出は、先の保留記憶に基づき表示されている特1保1アイコンの表示態様が「青」以上の表示態様である場合、実行を制限するようにしてもよい。
また、本実施形態におけるランクアップ演出では、最大ランク(特定段階)をランク5としていた。しかしながら、最大ランクはランク5に限られない(例えば、ランク10でもよい)。また、最大ランクを複数(例えば、ランク5~7)設けるようにしてもよい。そして、この様にした場合、ランク5<ランク6<ランク7の順に大当たり期待度が高くなるようにすることが好ましい。
また、本実施形態では、第1~第3当落演出の実行時期を同時期としていた。しかしながら、これに限らず、第1~第3当落演出のうち何れか1つ、または、全ての当落演出の実行時期を異なる時期とするようにしてもよい。このようにすることにより、実行時期によって、どの当落演出が実行されるかを遊技者が予測可能となるため、パチンコ遊技機1の演出効果が向上する。
また、本実施形態では、第1~第3当落演出において第1演出操作部31aの操作を促す操作促進演出を実行し、遊技者に第1演出操作部31aを操作させるようにしていた。しかしながら、これに限らず、第1~第3当落演出において第2演出操作部31bの操作を促す操作促進演出を実行し、遊技者に第2演出操作部31bを操作させるようにしてもよい。また、第3当落演出のみ第2演出操作部31bの操作を促す操作促進演出を実行し、遊技者に第2演出操作部31bを操作させるようにしてもよい。このようにすることにより、当落演出のバリエーションが増えるため、パチンコ遊技機1の演出効果が向上する。