JP2022011419A - 空気調和装置 - Google Patents

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俊和 宝積
Toshikazu Takarazumi
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Tadashi Ohata
和幸 戸上
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Abstract

【課題】より確実に冷凍サイクルの高圧の増加を抑制できる空気調和装置を提供する。【解決手段】室外機2に収められた圧縮機11と複数の室外熱交換器と、複数の室内機3のそれぞれに収められた室内熱交換器30と、室外機2と複数の室内機3とを接続する高圧ガス管、液管、及び、低圧ガス管とが環状に接続されることで形成され、冷媒が循環する冷凍サイクルを備え、全冷房運転、全暖房運転、及び、冷暖同時運転を可能とした空気調和装置において、冷凍サイクルの圧力値を検出する圧力検出部と、室外機2が暖房運転を行っているときに、圧力検出部が所定値以上の圧力値を検出すると、複数の室外熱交換器の少なくとも1つを蒸発器として機能させ、他の室外熱交換器の少なくとも1つを凝縮器として機能させる制御部とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和装置に関する。
従来、1台の室外機に複数の室内機が接続されることで冷凍サイクルが形成されている空気調和装置において、複数の室内機の内の一部で冷房運転をさせ、他の室内機で暖房運転をさせる、所謂冷暖同時運転を実施可能としたものがある(例えば、特許文献1参照)。このような空気調和装置では、複数の室外熱交換器を備え、室外機が暖房運転を行っているときに、冷凍サイクルにおいて高圧となった場合、少なくとも1つの室外熱交換器に冷媒を溜めることで、冷凍サイクルの高圧の増加を抑制するものが知られている。
特開平6-94325号公報
しかしながら、より高馬力である等、より多くの冷媒が冷凍サイクル内を流れる空気調和装置では、冷凍サイクルにおいて高圧となった場合、室外熱交換器に冷媒を溜めることでは、十分に圧力が下がらない虞があった。
本発明は、より確実に冷凍サイクルの高圧の増加を抑制できる空気調和装置を提供する。
本発明は、室外機に収められた圧縮機と複数の室外熱交換器と、複数の室内機のそれぞれに収められた室内熱交換器と、前記室外機と複数の前記室内機とを接続する高圧ガス管、液管、及び、低圧ガス管とが環状に接続されることで形成され、冷媒が循環する冷凍サイクルを備え、全冷房運転、全暖房運転、及び、冷暖同時運転を可能とした空気調和装置において、前記冷凍サイクルの圧力値を検出する圧力検出部と、前記室外機が暖房運転を行っているときに、前記圧力検出部が所定値以上の圧力値を検出すると、複数の前記室外熱交換器の少なくとも1つを蒸発器として機能させ、他の室外熱交換器の少なくとも1つを凝縮器として機能させる制御部とを備えていることを特徴とする。
これによれば、室外熱交換器の少なくとも1つに流れ込んだ冷媒が当該室外熱交換器で放熱され凝縮される。このため、空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧の増加を抑制できる。
本発明によれば、より確実に冷凍サイクルの高圧の増加を抑制できる。
本発明の実施形態に係る空気調和装置の冷媒回路の概略構成を示す図 空気調和装置の各部を模式的に示すブロック図 空気調和装置の動作を示すフローチャート 変形例に係る空気調和装置の動作を示すフローチャート
第1の発明は、室外機に収められた圧縮機と複数の室外熱交換器と、複数の室内機のそれぞれに収められた室内熱交換器と、前記室外機と複数の前記室内機とを接続する高圧ガス管、液管、及び、低圧ガス管とが環状に接続されることで形成され、冷媒が循環する冷凍サイクルを備え、全冷房運転、全暖房運転、及び、冷暖同時運転を可能とした空気調和装置において、前記冷凍サイクルの圧力値を検出する圧力検出部と、前記室外機が暖房運転を行っているときに、前記圧力検出部が所定値以上の圧力値を検出すると、複数の前記室外熱交換器の少なくとも1つを蒸発器として機能させ、他の室外熱交換器の少なくとも1つを凝縮器として機能させる制御部とを備えている。
これによれば、室外熱交換器の少なくとも1つに流れ込んだ冷媒が当該室外熱交換器で放熱され凝縮される。このため、空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧の増加を抑制できる。
第2の発明は、前記制御部は、前記室外機が暖房運転を行っているときに、複数の前記室外熱交換器の少なくとも1つを凝縮器として機能させた後に、複数の前記室内機が暖房運転を実施している、または前記室外機が暖房運転を実施していない、と判定されたときに、複数の前記室外熱交換器の少なくとも1つを凝縮器として機能させることを停止させる。
これによれば、制御装部は、空気調和装置の冷凍サイクルにおいて、放熱性能が不足し、容易に高圧が増加する状態でないことを確認した後に、高圧抑制動作を停止する。このため、高圧の増加を抑制する動作を解除することで、空気調和装置の冷凍サイクルにおいて、高圧抑制動作の解除後に早期に高圧が増加することを抑制できる。
第3の発明は、前記制御部は、前記室外機が暖房運転を行っているときに、複数の前記室外熱交換器の少なくとも1つを凝縮器として機能させた後に、前記圧力検出部が検出する圧力値が第2の所定値以下となったときに、前記室外熱交換器を凝縮器として機能させることを停止させる。
これによれば、空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧の増加が抑制されたときに、高圧の増加を抑制する動作を停止させることができる。このため、制御部は、空気調和装置を速やかに通常運転に復帰させることができる。
第4の発明は、複数の前記室外熱交換器に送風するファンを備え、前記制御部は、複数の前記室外熱交換器の少なくとも1つを凝縮器として機能させているときに、前記ファンの回転数を低下させる。
これによれば、室外熱交換器に流れ込んだ冷媒が液相比率が高い、所謂液リッチ状態の冷媒となることを抑制できる。このため、液相冷媒が圧縮機に流れ込むことを抑制できる。
第5の発明は、前記制御部は、前記室外機が暖房運転を行っているときに、前記圧力検出部が所定値以上の圧力値を検出すると、複数の前記室外熱交換器の少なくとも1つに冷媒を溜め、前記圧力検出部が再度所定値以上の圧力値を検出すると、複数の前記室外熱交換器の少なくとも1つを凝縮器として機能させる。
これによれば、制御部は、空気調和装置の各部に、冷媒溜め込む動作と、高圧を抑制する動作との2つの動作を順に実施させる。このため、空気調和装置の空調性能を低下させることを抑制しつつ、より確実に空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧の増加を抑制できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る空気調和装置1の冷媒回路の概略構成を示す図である。
空気調和装置1は、室外機2と、複数の室内機3とを備え、室内機3毎に冷房運転あるいは暖房運転のいずれかを選択的に実施可能な、所謂3wayシステムを有する。
空気調和装置1は、図1に示すように、室外機2と、複数の室内機3と、室外機2と室内機3との間に設けられる電磁弁キット4と、空気調和装置1の各部を制御する制御装置50(図2)とを備えている。
本実施形態の空気調和装置1では、2つの室内機3a、3bと、2つの第1電磁弁キット4a、及び第2電磁弁キット4bとが設けられている。
これらの室外機2と第1電磁弁キット4a、及び第2電磁弁キット4bと室内機3a、3bとが冷媒配管5により接続されることで環状の冷凍サイクルが形成される。この冷凍サイクルには、冷媒と、圧縮機11の保護や電磁弁のシール性を確保するための冷凍機油とが流される。
空気調和装置1は、室内機3a、3bを同時に冷房運転、もしくは暖房運転可能とし、または、これらの冷房運転と暖房運転とを混在して実施する冷暖同時運転を可能とする。冷媒配管5は、高圧ガス管である冷媒ガス吐出管6と、低圧ガス管である冷媒ガス吸込管7と、冷媒液管8とを備えている。
冷媒ガス吐出管6は、吐出管サービスバルブ64に接続され、冷媒ガス吸込管7は、低圧管サービスバルブ65に接続され、冷媒液管8は、液管サービスバルブ66に接続されている。
室外機2は、圧縮機11と、第1室外熱交換器14aと、第2室外熱交換器14bと、第1室外膨張弁15a、第2室外膨張弁15b等を備えている。
圧縮機11は、動力源であるエンジン70(図2)によって駆動する。圧縮機11の吸込口には、吸込管21が接続されている。この吸込管21は、アキュムレータ16を介して低圧管サービスバルブ65に接続される。また、吸込管21の吸込口の近傍には、吸込口における冷媒の吸込圧力を検出する低圧センサ51と、吸込口における温度を検出する入口温度センサ52とが設けられている。
圧縮機11の吐出口には、吐出管22が接続されている。吐出管22の吐出口の近傍には、吐出口における冷媒の吐出圧力を検出する高圧センサ53と、吐出口における温度を検出する入口温度センサ54と、圧力スイッチである高圧スイッチ55とが設けられている。高圧スイッチ55は、吐出口における冷媒の冷媒圧力が所定値に達すると作動し、制御装置50に所定の信号を送信する。この信号を受信した制御装置50は、圧縮機11の運転を停止させ、圧縮機11を高圧から保護する。
吐出管22には、高圧センサ53、入口温度センサ54、及び高圧スイッチ55よりも下流側において、オイルセパレータ12が設けられている。
さらに、オイルセパレータ12の出口側において、吐出管22は、第1吐出分岐管22aと第2吐出分岐管22bとに分岐される。
第1吐出分岐管22aは、吐出管サービスバルブ64に接続されている。第2吐出分岐管22bには、第1吐出弁61aが設けられている。
また、オイルセパレータ12の出口側には、吸込管21のアキュムレータ16の入口側に位置する箇所に接続するバイパス管20が接続されている。バイパス管20には、バイパス弁69が設けられている。
第1室外熱交換器14aと、第2室外熱交換器14bとは、空冷式の熱交換器であり、これらの第1室外熱交換器14aと、複数の第2室外熱交換器14bとの近傍には、室外ファン17が設けられている。また、第1室外熱交換器14aと、第2室外熱交換器14bとには、それぞれの冷媒温度を検出する熱交液温度センサ56、57が設けられている。
なお、本実施形態では、第2室外熱交換器14bは、第1室外熱交換器14aよりも大容量の熱交換器となっている。
第1室外熱交換器14aの一端には、接続管23aが接続され、当該接続管23aには、第1室外熱交換器14aに供給される冷媒流量を調整する第1室外膨張弁15aが設けられている。
第2室外熱交換器14bの一端には、接続管23bが接続されている。この接続管23bには、第2室外熱交換器14bに供給される冷媒量を調節するための第2室外膨張弁15bが設けられている。
接続管23a、23bは、いずれも接続液管24の一端に接続されている。接続液管24の他端は、液管サービスバルブ66に接続されている。この接続液管24には、ドライコア19が設けられている。さらに、接続液管24には、アキュムレータ16の入口側で吸込管21と連結するバイパス管26が設けられている。このバイパス管26には、サブエバポレータ67と、排熱回収弁68とが設けられている。
第1室外熱交換器14aの他端には、接続管25aが接続され、当該接続管25aには、接続管25a開閉させる第1吸込弁62aが設けられている。接続管25aには、第1室外熱交換器14aと第1吸込弁62aとの間に、第2吐出分岐管22bの他端が接続されている。
第2室外熱交換器14bの他端には、接続管25bが接続され、当該接続管25bには、接続管25bを開閉させる第2吸込弁62bが設けられている。この接続管23bには、第2室外熱交換器14b、cと第2吸込弁62bとの間に、連結管27の一端が連結されている。連結管27の他端は、オイルセパレータ12の出口側に位置する吐出管22に連結されている。この吐出管22には、当該吐出管22を開閉させる第2吐出弁61bが設けられている。
接続管25a、25bは、合流部63で合流して接続管28に接続され、当該接続管28は、アキュムレータ16の入口側に位置する吸込管21に接続される。
オイルセパレータ12には、このオイルセパレータ12に溜められた冷凍機油量が所定量以上の場合に、余剰の冷凍機油を吸込管21に戻すためのオイル戻し管29が設けられている。
なお、本実施形態では、空気調和装置1が通常の運転を行っているときには、第2室外膨張弁15bと、第2吐出弁61bと、第2吸込弁62bとは、閉塞されている。すなわち、空気調和装置1が通常の運転を行っているときには、第2室外熱交換器14bには、冷媒が流れ込まないように制御されている。
室内機3a、3bは、室内熱交換器30と室内膨張弁31とを備えている。室内熱交換器30は、一端に設けられた液分岐管38を介して、冷媒液管8に接続されている。液分岐管38には、室内熱交換器30に供給される冷媒流量を調整する室内膨張弁31が設けられている。室内熱交換器30の他端には、ガス分岐管36が接続され、このガス分岐管36は、第1電磁弁キット4a、4bに接続されている。
本実施形態では、室内機3aは、第1電磁弁キット4aに接続され、それぞれが有するガス分岐管36が第1電磁弁キット4aに接続されている。
室内機3bでは、ガス分岐管36は、第2電磁弁キット4bに接続されている。すなわち、室内機3bは、第2電磁弁キット4bに接続されている。
また、本実施形態では、室内機3aと、室内機3bとは、互いに異なる室内空間に設けられている。
室内熱交換器30の近傍には、室内熱交換器30に送風すると共に、室内熱交換器30を通過して熱交換された空調後の空気を風として室内機3a、3bが設けられた室内空間に送風する室内ファン33が設けられている。
室内機3a、3bには、室内熱交換器30を通過する前の空気の温度を検出する吸込み温度センサ34と、室内熱交換器30を通過して熱交換され、室内空間に送風される風の温度を検出する吹き出し温度センサ35とが設けられている。
また、室内熱交換器30には、当該室内熱交換器30の出入口の温度を検出する温度センサ37が設けられている。
なお、図1においては、室内機3aにのみ吸込み温度センサ34、吹き出し温度センサ35、温度センサ37を示し、室内機3bでは、これらを省略している。
電磁弁キット4は、複数の電磁弁が収められ、各電磁弁を開閉させることで、各室内機3の運転を切り替える冷暖切り替え装置である。
第1電磁弁キット4a、及び第2電磁弁キット4bには、上述の通り、ガス分岐管36が接続され、このガス分岐管36は、第1電磁弁キット4a、及び第2電磁弁キット4bの内部において、高圧ガス分岐管41と低圧ガス分岐管42とに分岐する。
高圧ガス分岐管41は、高圧ガス管電磁弁43を介して冷媒ガス吐出管6に接続され、低圧ガス分岐管42は、低圧ガス管電磁弁44を介して冷媒ガス吸込管7に接続される。
低圧ガス分岐管42には、低圧ガス管電磁弁44をバイパスするバイパス管45が並列接続されており、このバイパス管45には、キャピラリチューブと、当該バイパス管45を開閉させるバランス弁46が設けられている。
さらに、低圧ガス分岐管42には、低圧ガス管電磁弁44とバイパス管45とをバイパスする蒸発圧力調整管47が設けられている。この蒸発圧力調整管47は、空気調和装置1が各室内機3から圧縮機11に冷凍機油を回収する冷凍機油回収動作を実施するときに、冷凍機油が流される流路として機能する。
蒸発圧力調整管47には、当該蒸発圧力調整管47を開閉させる蒸発圧力調整弁48が設けられている。
次に、本実施形態における制御構成について説明する。
図2は、空気調和装置1の制御構成を示すブロック図である。
上述の通り、空気調和装置1は、制御装置50を備えている。本実施形態の制御装置50は、図2に示すように、室外機2に設けられている。制御装置50は、CPUやMPUなどのプロセッサと、ROMやRAMなどのメモリデバイスとを有したコンピュータを備え、空気調和装置1の各部を制御する制御部として機能する。なお、制御装置50は、複数のプロセッサ、又は、半導体チップにより実現してもよい。
制御装置50は、有線または無線で空気調和装置1の各部と信号の送受信を行う通信機能を備えている。これによって、制御装置50は、空気調和装置1の各部から送信された信号を受信し、また、空気調和装置1の各部に信号を送信することで、当該空気調和装置1の冷凍サイクルを形成する各部の運転を制御する。
具体的には、制御装置50は、エンジン70や、室外ファン17の回転制御、第1室外膨張弁15a、第2室外膨張弁15bの開閉制御等の室外機2の運転制御、室内膨張弁31の開閉制御や室内ファン33の回転制御等の各室内機3a、3bの運転制御、第1電磁弁キット4a、第2電磁弁キット4bが備える各電磁弁の開閉制御等を行う。
制御装置50は、各室内機3が設けられた室内空間の温度として、各室内機3が備える吸込み温度センサ34の検出値を取得する。
また、制御装置50は、空気調和装置1の運転に関する各種の情報を記憶する記憶部59を備えている。
室内機3a、3bは、いずれも通信部39を備えている。また、第1電磁弁キット4a、及び第2電磁弁キット4bは、いずれも通信部49を備えている。
各通信部39、49は、例えば、電波や電磁波等の放射を行うコイルやアンテナと、これらの制御を行うプロセッサ等から成り、制御装置50や互いに各種の情報の送受信を行う。
空気調和装置1は、操作端末80を備えている。操作端末80は、例えばリモコンや操作パネルのような、無線または有線で各通信部39、49や制御装置50情報の送受信が可能な装置である。ユーザや設置作業者は、この操作端末80を用いて、空気調和装置1の冷房運転や暖房運転等の実施や停止といった、空気調和装置1の運転の操作を行うことができる。本実施形態では、空気調和装置1は、2つの操作端末80a、80bを備えている。操作端末80aは、室内機3aの操作部として機能し、操作端末80bは、室内機3bの操作部として機能する。
空気調和装置1では、冷凍サイクルにおいて、放熱性能が低下する等によって、室内機3の容量に対して冷媒が過剰に循環することで高圧が増加した場合に、冷媒溜め込み動作を実施する。
具体的には、空気調和装置1において、室外機2が暖房運転を行っているときに、高圧センサ53が第1所定値以上となった場合、制御装置50は、空気調和装置1の冷凍サイクルにおいて、高圧が増加したと判定し、冷媒溜め込み運転動作を行う。本実施形態では、第1所定値は、3.75メガパスカル(MPa)となっている。
この冷媒溜め込み動作では、制御装置50は、まず、エンジン70を停止させる。次いで、制御装置50は、第2室外膨張弁15bを開放する。この後、制御装置50は、エンジン70を再度駆動させる。
これによって、第2室外熱交換器14bに冷媒が流れ込む。このため、空気調和装置1の冷凍サイクルにおいて、流れる冷媒量を疑似的に削減することが可能となる。
このように、冷媒溜め込み動作では、第2室外熱交換器14bに冷媒を溜め込むことで空気調和装置1の冷凍サイクルにおける高圧の増加の抑制を実現する。
空気調和装置1の冷凍サイクルに封入された冷媒量によっては、上述した冷媒溜め込み動作によって高圧の増加を抑制できたとしても、再度高圧が増加する虞がある。
そこで、本実施形態では、制御装置50は、空気調和装置1の冷凍サイクルにおいて、第2室外熱交換器14bを蒸発器として機能するように制御することで、高圧増加を抑制させる高圧抑制動作を行う。
この高圧抑制動作では、制御装置50は、まず、エンジン70を停止させる。次いで、制御装置50は、第2室外膨張弁15bと、第2吐出弁61bとを開放する。この後、制御装置50は、エンジン70を再度駆動させる。
これによって、連結管27を介して、圧縮機11の吐出口側から冷媒が第2室外熱交換器14bに流れ込む。第2室外熱交換器14bにおいて、冷媒は、放熱して凝縮する。これによって、空気調和装置1の冷凍サイクルにおける高圧の増加を抑制できる。
第2室外熱交換器14bで凝縮した冷媒は、蒸発器として機能している第1室外熱交換器14aに流れ込む。
なお、この高圧抑制動作下においては、運転している室内機3が少ない等、室外機2に必要とされる出力が少ないと想定されるため、制御装置50は、エンジン70の回転数を所定値以下となるように抑制する。これによって、エンジン70の燃料の消費を抑制することが可能である。またこのとき、制御装置50は、各室内機3の吹き出し温度を取得し、当該温度に応じてエンジン70の回転数を制御してもよい。
また、この高圧抑制動作では、制御装置50は、室外ファン17の回転数が低下するように制御する。具体的には、制御装置50は、高圧センサ53が検出する圧力値を取得し、当該圧力値に応じて室外ファン17の回転数を制御する。
この高圧抑制動作において、制御装置50は、冷媒溜め込み動作における室外ファン17の回転数以下の回転数となるように当該室外ファン17を制御する。
これによって、第2室外熱交換器14bに流れ込んだ冷媒が液相比率が高い、所謂液リッチ状態の冷媒となることを抑制でき、液相冷媒が圧縮機11に流れ込むことを抑制できる。
この高圧抑制動作を解除するときには、制御装置50は、複数の室内機3が暖房運転を実施している、又は室外機2が暖房運転を実施していないか否かを判定する。制御装置50は、複数の室内機3が暖房運転を実施している、すなわち空気調和装置1で十分な放熱性能が確保されている、又は室外機2が暖房運転を実施していない、といういずれか一方の条件が満たされていたときに、高圧抑制動作を停止する。
すなわち、制御装置50は、空気調和装置1の冷凍サイクルにおいて、放熱性能が不足し、容易に高圧が増加する状態でないことを確認した後に、高圧抑制動作を停止する。
この判定では、制御装置50は、例えば、各室内機3を起動させている操作端末80が2台以上あるか否か、すなわち各室内ファン33が所定値以上の回転数で回転しているか否か、高圧ガス管電磁弁43が全開か否か等を判定することで、室内機3が運転しているか否かを判定する。
また例えば、制御装置50は、室外機2が冷房運転を実施しているか否かを判定する。
このように、制御装置50が複数の室内機3が暖房運転を実施している、又は室外機2が暖房運転を実施していないか否かを判定したうえで、高圧抑制動作を解除することで、空気調和装置1の冷凍サイクルにおいて、解除後に早期に高圧が増加することが抑制される。
これによって、空気調和装置1の運転が頻繁に切り替わる、所謂ハンチングの発生を抑制することができ、当該空気調和装置1の空調性能の低下を抑制できる。
次に、空気調和装置1の運転動作を説明する。
室内機3a、3bを同時に冷房運転する場合、室外機2では、第1吐出弁61aが開放されると共に、第1吸込弁62aが閉塞される。第1電磁弁キット4a、第2電磁弁キット4bでは、高圧ガス管電磁弁43が閉塞され、低圧ガス管電磁弁44、バランス弁46、及び蒸発圧力調整弁48が開放される。
この場合、圧縮機11の吐出冷媒がオイルセパレータ12を介して第1室外熱交換器14aに供給され、ここで放熱・凝縮して液冷媒となり、冷媒液管8に供給される。
室内機3a、3bにおいては、冷媒液管8を介して液冷媒が室内膨張弁31を介して室内熱交換器30に供給され、ここで吸熱・蒸発し、低温低圧のガス冷媒となり、低圧ガス管電磁弁44、及びバランス弁46を介して冷媒ガス吸込管7に供給される。この冷媒ガス吸込管7に供給されたガス冷媒は、室外機2の吸込管21を介して圧縮機11で再び圧縮される。これによって、全ての室内機3a、3bで同時に冷房運転が可能になる。
一方、室内機3a、3bを同時に暖房運転する場合、室外機2では、第1吐出弁61aが閉塞されると共に、第1吸込弁62aが開放される。各第1電磁弁キット4a、第2電磁弁キット4bでは、高圧ガス管電磁弁43が開放され、低圧ガス管電磁弁44、バランス弁46、及び蒸発圧力調整弁48が閉塞される。
この場合、圧縮機11が吐出した高温高圧のガス冷媒が、オイルセパレータ12を介して冷媒ガス吐出管6に供給される。
室内機3a、3bにおいては、冷媒ガス吐出管6を介してガス冷媒が室内熱交換器30に供給され、ここで、放熱・凝縮して液冷媒となった後、室内膨張弁31を介して冷媒液管8に供給される。この冷媒液管8に供給された液冷媒は、室外機2の接続液管24を介して第1室外熱交換器14aに供給され、ここで、吸熱・蒸発して低温低圧のガス冷媒となり、吸込管21を介して圧縮機11で再び圧縮される。これによって、全ての室内機3a、3bで同時に暖房運転が可能になる。
また、暖房運転と冷房運転の混在運転を行う場合、例えば、室内機3aを暖房運転し、室内機3bを冷房運転する場合、室外機2が上記同時暖房運転の場合と同様に制御される一方、第1電磁弁キット4aにおいては、高圧ガス管電磁弁43が閉塞され、低圧ガス管電磁弁44、バランス弁46、及び蒸発圧力調整弁48が開放される。
第2電磁弁キット4bにおいては、高圧ガス管電磁弁43が開放され、低圧ガス管電磁弁44、及びバランス弁46が閉塞される。この場合、室外機2から高温高圧のガス冷媒が冷媒ガス吐出管6に供給され、室内機3aにおいては、冷媒ガス吐出管6を介してガス冷媒が室内熱交換器30に供給され、ここで放熱・凝縮して液冷媒となった後、室内膨張弁31を介して冷媒液管8に供給される。この冷媒液管8に供給された液冷媒の一部は室外機2へ戻り、第1室外熱交換器14aで吸熱・蒸発し、低温低圧のガス冷媒となる。
一方、冷媒液管8に供給された液冷媒の残りは、室内機3bの室内熱交換器30に供給され、ここで吸熱・蒸発し、低温低圧のガス冷媒となった後、低圧ガス管電磁弁44、及びバランス弁46を介して冷媒ガス吸込管7に供給される。そして、この冷媒ガス吸込管7に供給された冷媒は、第1室外熱交換器14aを経た上記ガス冷媒と共に、吸込管21を介して圧縮機11で再び圧縮される。これによって、室内機3a、3bで暖房運転と冷房運転の混在運転を行うことが可能になる。
また、空気調和装置1は、自動運転の実施が可能に構成されている。
自動運転では、制御装置50は、室内機3a、3bに設けられた吸込み温度センサ34の検出値を室内機3a、3bのそれぞれが設けられた室内空間の温度として取得する。そして、制御装置50は、取得した当該検出値に基いて、各操作端末80から入力された設定温度となるように、各室内機3a、3bの運転を暖房運転や冷房運転、運転停止のいずれかに切り替える。
次いで、空気調和装置1の高圧抑制動作を、フローチャートを参照しながら説明する。
図3は、空気調和装置1の動作を示すフローチャートである。
空気調和装置1の運転中において、制御装置50は、所定の頻度で高圧センサ53が検出した圧力値を取得する。そして、制御装置50は、当該圧力値が第1所定圧力値以上となったか否か判定する(ステップSA1)。
当該圧力値が第1所定圧力値以上となったと判定された場合(ステップSA1:YES)、制御装置50は、冷媒溜め込み動作を実施する(ステップSA2)。
所定の時間が経過した後、制御装置50は、高圧センサ53から圧力値を取得し、当該圧力値が第1所定値未満となっていないか否かを判定する(ステップSA3)。
当該圧力値が第1所定値未満となっていると判定された場合(ステップSA3:NO)、制御装置50は、冷媒溜め込み動作を終了し、空気調和装置1を通常運転に復帰させる。
これに対して、当該圧力値が第1所定値未満となっていないと判定された場合(ステップSA3:YES)、制御装置50は、高圧抑制動作を実施する。
まず、制御装置50は、エンジン70を停止させる(ステップSA4)。次いで、制御装置50は、第2吐出弁61bを開放する(ステップSA5)。
この後、制御装置50は、エンジン70の運転を再開させる(ステップSA6)。また、制御装置50は、室外ファン17の回転数を低下させる。
所定の時間の経過後、制御装置50は、室内機3a、3bがいずれも暖房運転を実施しているか否か、又は室外機2が暖房運転を実施していないか否かを判定する(ステップSA8)。
室内機3a、3bがいずれも暖房運転を実施している、又は室外機2が暖房運転を実施していないと判定された場合(ステップSA8:YES)、制御装置50は、高圧抑制動作の実施を停止する。
これに対して、暖房運転を実施している室内機3が1台以下であり、且つ室外機2が暖房運転を実施していると判定された場合(ステップSA8:NO)、制御装置50は、高圧抑制動作を継続する。
すなわち、本実施形態では、室内機3a、3bの内、少なくとも一方が冷房運転、又は運転停止している、且つ室外機2が暖房運転を実施していると判定された場合、制御装置50は、高圧抑制動作を継続する。
以上説明したように、本実施形態によれば、空気調和装置1は、室外機2に収められた圧縮機11と室外熱交換器14と、複数の室内機3のそれぞれに収められた室内熱交換器30と、室外機2と複数の室内機3とを接続する冷媒ガス吸込管7、冷媒液管8、及び、冷媒ガス吐出管6とが環状に接続されることで形成され、冷媒が循環する冷凍サイクルを備え、全冷房運転、全暖房運転、及び、冷暖同時運転を可能としている。また、この空気調和装置1は、冷凍サイクルの圧力値を検出する高圧センサ53と、制御装置50とを備えている。そして、制御装置50は、室外機2が暖房運転を行っているときに、高圧センサ53が所定値以上の圧力値を検出すると、蒸発器として機能させている第1室外熱交換器14aに加えて、第2室外熱交換器14bを凝縮器として機能させる構成とした。
これによれば、第2室外熱交換器14bに流れ込んだ冷媒が第2室外熱交換器14bで放熱され凝縮される。これによって、空気調和装置1の冷凍サイクルにおける高圧の増加を抑制できる。
また、本実施形態によれば、制御装置50は、室外機2が暖房運転を行っているときに、第2室外熱交換器14bを凝縮器として機能させた後に、室内機3a、3bがいずれも暖房運転を実施している、または室外機2が暖房運転を実施していない、と判定されたときに、第2室外熱交換器14bを凝縮器として機能させることを停止させる構成とした。
これによれば、制御装置50は、空気調和装置1の冷凍サイクルにおいて、放熱性能が不足し、容易に高圧が増加する状態でないことを確認した後に、高圧抑制動作を停止する。このため、高圧抑制動作を解除することで、空気調和装置1の冷凍サイクルにおいて、高圧抑制動作の解除後に早期に高圧が増加することを抑制できる。
また、本実施形態によれば、空気調和装置1は、第1室外熱交換器14a、第2室外熱交換器14bに送風する室外ファン17を備えている。そして、制御装置50は、第2室外熱交換器14bを凝縮器として機能させているときに、室外ファン17の回転数を低下させる構成とした。
これによれば、第2室外熱交換器14bに流れ込んだ冷媒が液相比率が高い、所謂液リッチ状態の冷媒となることを抑制できる。このため、液相冷媒が圧縮機11に流れ込むことを抑制できる。
また、本実施形態によれば、制御装置50は、室外機2が暖房運転を行っているときに、高圧センサ53が所定値以上の圧力値を検出すると、第2室外熱交換器14bに冷媒を溜める。この後、高圧センサ53が再度所定値以上の圧力値を検出すると、第2室外熱交換器14bを凝縮器として機能させる構成とした。
これによれば、制御装置50は、空気調和装置1の各部に、冷媒溜め込み動作と、高圧抑制動作との2つの動作を順に実施させる。このため、空気調和装置1の空調性能を低下させることを抑制しつつ、より確実に空気調和装置1の冷凍サイクルにおける高圧の増加を抑制できる。
次いで、本実施形態の変形例について説明する。
図4は、変形例に係る空気調和装置1の動作を示すフローチャートである。図4において、図3に示すフローチャートと同じステップについては同一のステップ番号を付し、その詳細な説明を省略する。
本変形例では、制御装置50は、高圧抑制動作を実施した後、所定の時間の経過後、高圧センサ53が検知した圧力値を取得し、当該圧力値が第2所定値以下になったか否かを判定する(ステップSB1)。
この第2所定値は、ステップSA1で用いられた第1所定値よりも低い値となっている。本変形例では、第2所定値は、第1所定値よりも1メガパスカル(MPa)低い値である。
高圧センサ53が検知した圧力値が第2所定値以下ではないと判定された場合(ステップSB1:NO)、制御装置50は、高圧抑制動作を継続する。
一方、高圧センサ53が検知する圧力値が第2所定値以下であると判定された場合(ステップSB1:YES)、制御装置50は、高圧抑制動作の実施を停止する。
以上説明した通り、本変形例では、制御装置50は、室外機2が暖房運転を行っているときに、第2室外熱交換器14bを凝縮器として機能させた後に、高圧センサ53が検出する圧力値が第2の所定値以下となったときに、第2室外熱交換器14bを凝縮器として機能させることを停止させる構成とした。
これによれば、空気調和装置1の冷凍サイクルにおける高圧の増加が抑制されたときに、高圧抑制動作を停止させることができる。このため、制御装置50は、空気調和装置1を速やかに通常運転に復帰させることができる。
上述した実施形態は、本発明の一態様を例示したものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、高圧抑制動作において、制御装置50は、室内機3a、3bの運転が停止していないか、又は室外機2が暖房運転を実施していないか否かを判定する前に、高圧センサ53が検知した圧力値を取得し、当該圧力値が第2所定値以下になったか否かを判定してもよい。
また例えば、上述した実施形態では、第1室外熱交換器14a、第2室外熱交換器14bの2つを備えているとしたが、これに限らず、3つ以上の室外熱交換器を備えていてもよい。この場合、他の室外熱交換器は、第1室外熱交換器14a、第2室外熱交換器14bのいずれかと並列となるように、冷凍サイクルに設けられる。
また例えば、上述した実施形態では、空気調和装置1は、2つの室内機3a、3bと、2つの第1電磁弁キット4a、及び第2電磁弁キット4bを備えているとしたが、これに限らず、空気調和装置1は、3つ以上の室内機3や電磁弁キット4を備えていてもよい。
また、図2に示した各部は一例であって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサがプログラムを実行することで各部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上述した実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、制御装置50、室外機2、及び、室内機3の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
また、例えば、図3-図4に示す動作のステップ単位は、制御装置50の各部の動作の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、1つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は、本発明の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
以上のように、本発明に係る空気調和装置は、室外機が暖房運転を行っているときに、冷凍サイクルが高圧となった場合に、適切に圧力を下げることができる空気調和装置として、好適に利用可能である。
1 空気調和装置
2 室外機
3、3a、3b 室内機
6 冷媒ガス吐出管(高圧ガス管)
7 冷媒ガス吸込管(低圧ガス管)
8 冷媒液管(液管)
10 室内機
11 圧縮機
14 室外熱交換器
14a 第1室外熱交換器(室外熱交換器)
14b 第2室外熱交換器(室外熱交換器)
30 室内熱交換器
50 制御装置(制御部)
53 高圧センサ(圧力検出部)

Claims (5)

  1. 室外機に収められた圧縮機と複数の室外熱交換器と、複数の室内機のそれぞれに収められた室内熱交換器と、前記室外機と複数の前記室内機とを接続する高圧ガス管、液管、及び、低圧ガス管とが環状に接続されることで形成され、冷媒が循環する冷凍サイクルを備え、全冷房運転、全暖房運転、及び、冷暖同時運転を可能とした空気調和装置において、
    前記冷凍サイクルの圧力値を検出する圧力検出部と、
    前記室外機が暖房運転を行っているときに、前記圧力検出部が所定値以上の圧力値を検出すると、複数の前記室外熱交換器の少なくとも1つを蒸発器として機能させ、他の室外熱交換器の少なくとも1つを凝縮器として機能させる制御部とを備えている
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記制御部は、前記室外機が暖房運転を行っているときに、複数の前記室外熱交換器の少なくとも1つを凝縮器として機能させた後に、複数の前記室内機が暖房運転を実施している、または前記室外機が暖房運転を実施していない、と判定されたときに、複数の前記室外熱交換器の少なくとも1つを凝縮器として機能させることを停止させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記制御部は、前記室外機が暖房運転を行っているときに、複数の前記室外熱交換器の少なくとも1つを凝縮器として機能させた後に、前記圧力検出部が検出する圧力値が第2の所定値以下となったときに、前記室外熱交換器を凝縮器として機能させることを停止させる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 複数の前記室外熱交換器に送風するファンを備え、
    前記制御部は、複数の前記室外熱交換器の少なくとも1つを凝縮器として機能させているときに、前記ファンの回転数を低下させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  5. 前記制御部は、前記室外機が暖房運転を行っているときに、前記圧力検出部が所定値以上の圧力値を検出すると、複数の前記室外熱交換器の少なくとも1つに冷媒を溜め、前記圧力検出部が再度所定値以上の圧力値を検出すると、複数の前記室外熱交換器の少なくとも1つを凝縮器として機能させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の空気調和装置。
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