JP2022000729A - Icカード及び携帯可能電子装置 - Google Patents

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【課題】効果的に認証処理を行うICカード及び携帯可能電子装置を提供する。【解決手段】ICカード処理システム100において、ICカード2は、外部装置1とデータを送受信する通信部25と、生体情報を取得するセンサ27と、テンプレートを格納する第1の記憶部と、生体情報を格納する第2の記憶部と、プロセッサ21と、を備える。プロセッサは、取得した生体情報と第1の記憶部が格納するテンプレートとの照合に成功した場合、第2の記憶部に取得した生体情報を格納し、照合に失敗した場合に第1の記憶部からテンプレートを削除し、通信部を通じて、取得した生体情報と第1の記憶部が格納するテンプレートとの照合結果を示すレスポンスを外部装置に送信し、第1の記憶部がテンプレートを格納しない場合、通信部を通じて、取得した生体情報と第2の記憶部が格納する生体情報に基づくテンプレートとの照合結果を示すレスポンスを外部装置に送信する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、ICカード及び携帯可能電子装置に関する。
指紋などの生体情報を用いてユーザを認証するICカードが提供されている。そのようなICカードは、ユーザから取得した生体情報と予め格納されたテンプレートとを照合する。
ICカードには、照合に成功した場合に取得した生体情報を用いてテンプレートを更新するものがある。
従来、ICカードは、テンプレートの更新によって処理に時間が掛かるという問題がある。
特開2010−061528号広報
上記の課題を解決するため、効果的に認証処理を行うICカード及び携帯可能電子装置を提供する。
実施形態によれば、ICカードは、通信部と、センサと、第1の記憶部と、第2の記憶部と、プロセッサと、を備える。通信部は、外部装置とデータを送受信する。センサは、生体情報を取得する。第1の記憶部は、テンプレートを格納する。第2の記憶部は、生体情報を格納する。プロセッサは、センサが取得した生体情報と第1の記憶部が格納するテンプレートとの照合に成功した場合、第2の記憶部にセンサが取得した生体情報を格納し、センサが取得した生体情報と第1の記憶部が格納するテンプレートとの照合に失敗した場合に第1の記憶部からテンプレートを削除し、通信部を通じて、センサが取得した生体情報と第1の記憶部が格納するテンプレートとの照合結果を示すレスポンスを外部装置に送信し、第1の記憶部がテンプレートを格納しない場合、通信部を通じて、センサが取得した生体情報と第2の記憶部が格納する生体情報に基づくテンプレートとの照合結果を示すレスポンスを外部装置に送信する。
図1は、実施形態に係るICカード処理システムの構成例を示すブロック図である。 図2は、実施形態に係るICカードのNVMが格納するデータの例を示す図である。 図3は、実施形態に係るICカード処理システムの動作例を示すシーケンス図である。 図4は、実施形態に係るICカード処理システムの動作例を示すシーケンス図である。 図5は、実施形態に係るICカードの動作例を示すフローチャートである。 図6は、実施形態に係るICカードの動作例を示すフローチャートである。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
実施形態に係るICカード処理システムは、ユーザの生体情報を用いてユーザを認証する。ICカード処理システムでは、ICカードは、認証処理に用いるテンプレートを予め格納する。ICカードは、生体センサを通じて取得した生体情報とテンプレートとを照合してユーザを認証する。ここでは、生体情報は、指紋情報である。
図1は、実施形態に係るICカード処理システム100の構成例を示す。図1が示すように、ICカード処理システム100は、ICカード処理装置1及びICカード2(携帯可能電子装置)などを備える。ICカード処理装置1は、ICカード2と通信可能に接続する。なお、ICカード処理システム100は、図1が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、ICカード処理システム100から特定の構成が除外されたりしてもよい。
ICカード処理装置1(外部装置)は、ICカード処理システム100全体を制御する。ICカード処理装置1は、接触又は非接触でICカード2に接続する。ICカード処理装置1は、ICカード2に対して電力を供給することでICカード2を活性化させる。また、ICカード処理装置1は、ICカード2に種々のコマンドを送信することで、ICカード2に種々の動作を実行させる。
ここでは、ICカード処理装置1は、ICカード2に、テンプレートを登録させる登録コマンドを送信する。また、ICカード処理装置1は、ICカード2に、ユーザを認証させる認証コマンドを送信する。
ICカード処理装置1は、リーダライタ11などを備える。
リーダライタ11は、ICカード2とデータを送受信するためのインターフェース装置である。リーダライタ11は、ICカード2の通信方式に応じたインターフェースにより構成される。たとえば、ICカード2が接触型のICカードである場合、リーダライタ11は、ICカード2のコンタクト部と物理的かつ電気的に接続するための接触部などにより構成される。
また、ICカード2が非接触型のICカードである場合、リーダライタ11は、ICカード2との無線通信を行うためのアンテナ及び通信制御部などにより構成される。リーダライタ11は、ICカード2に対する電源供給、クロック供給、リセット制御及びデータの送受信などを行う。
このような機能によってリーダライタ11は、ICカード処理装置1による制御に基づいてICカード2に対する電源供給、ICカード2の活性化(起動)、クロック供給、リセット制御、種々のコマンドの送信及び送信したコマンドに対する応答(レスポンス)の受信などを行なう。
ICカード2は、ICカード処理装置1からのコマンドに従って動作する。ICカード2は、コマンドに対するレスポンスをICカード処理装置1に送信する。
ICカード2は、プラスチックなどで形成されたカード状の本体Sを有する。ICカード2は、本体S内にモジュールM及び指紋センサ27などを内蔵する。モジュールMは、ICチップC及び通信部25などが接続された状態で一体的に形成され、ICカード2の本体S内に埋設される。
図1が示すように、ICカード2は、モジュールM及び指紋センサ27などを備える。モジュールMは、ICチップC及び通信部25などを備える。ICチップCは、プロセッサ21、ROM22、RAM23及びNVM24などを備える。プロセッサ21は、データバスなどを介してROM22、RAM23、NVM24及び通信部25に接続する。通信部25は、データバスなどを介して指紋センサ27に接続する。
なお、ICカード2は、図1が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、ICカード2から特定の構成が除外されたりしてもよい。
プロセッサ21は、ICカード2全体の制御を司る制御部として機能する。プロセッサ21は、ROM22又はNVM24に記憶される制御プログラム及び制御データに基づいて種々の処理を行う。たとえば、プロセッサ21は、ROM22に記憶されているプログラムを実行することにより、ICカード2の動作制御又はICカード2の運用形態に応じた種々の処理を行う。
たとえば、プロセッサ21は、プログラムを実行することにより、ICカード2内の各部の制御及び情報処理を実現するプロセッサであればよい。
なお、プロセッサ21がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであっても良い。この場合、プロセッサ21は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
ROM22は、予め制御用のプログラム及び制御データなどを記憶する不揮発性のメモリである。ROM22は、製造段階で制御プログラム及び制御データなどを記憶した状態でICカード2に組み込まれる。即ち、ROM22に記憶される制御プログラム及び制御データは、予めICカード2の仕様などに応じて組み込まれる。
RAM23は、揮発性のメモリである。RAM23は、プロセッサ21の処理中のデータなどを一時的に格納する。たとえば、RAM23は、計算用バッファ、受信用バッファ及び送信用バッファとして機能する。計算用バッファは、プロセッサ21が実行する種々の演算処理の結果などを一時的に保持する。受信用バッファは、通信部25を介してリーダライタ11から受信するコマンドデータなどを保持する。送信用バッファは、通信部25を介してリーダライタ11へ送信するメッセージ(レスポンス)などを保持する。
NVM24(第1の記憶部、第2の記憶部)は、フラッシュROMなどのデータの書き込み及び書換えが可能な不揮発性のメモリにより構成される。NVM24は、ICカード2の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション及び種々のデータを格納する。例えば、NVM24では、プログラムファイル及びデータファイルなどが作成される。作成された各ファイルは、制御プログラム及び種々のデータなどが書き込まれる。
通信部25は、リーダライタ11とデータを送受信するためのインターフェースである。即ち、通信部25は、リーダライタ11を通じてICカード処理装置1とデータを送受信するためのインターフェースである。
ICカード2が接触型のICカードとして実現される場合、通信部25は、リーダライタ11と物理的かつ電気的に接触して信号の送受信を行うための通信制御部とコンタクト部とにより構成される。たとえば、ICカード2は、コンタクト部を介してリーダライタ11からの動作電源及び動作クロックの供給を受けて活性化される。
ICカード2が非接触型のICカードとしての実現される場合、通信部25は、リーダライタ11との無線通信を行うための変復調回路などの通信制御部とアンテナとにより構成される。たとえば、ICカード2は、アンテナ及び変復調回路などを介してリーダライタ11からの電波を受信する。ICカード2は、その電波から図示しない電源部により動作電源及び動作クロックを生成して活性化する。
指紋センサ27は、ユーザの指から指紋情報を取得する。指紋情報は、ユーザの指紋を示す情報である。たとえば、指紋情報は、指紋画像又は指紋画像の特徴量などを示す。
たとえば、指紋センサ27は、CCDセンサなどを備える。また、指紋センサ27は、電気容量の変化を検出するセンサなどを備えるものであってもよい。指紋センサ27は、指紋情報をプロセッサ21に送信する。
次に、ICカード2のNVM24が格納するデータについて説明する。
図2は、ICカード2のNVM24が格納するデータを示す。図2が示すように、NVM24は、テンプレート領域31及びスタック領域32を備える。
テンプレート領域31は、ユーザの指紋情報と照合するテンプレートを格納する。テンプレートは、所定の個数の指紋情報から生成されるデータである。
たとえば、テンプレートは、所定の個数の指紋情報から構成される。また、テンプレートは、所定の個数の指紋情報を合成した特徴量などを示すものであってもよい。テンプレートの構成は、特定の構成に限定されるものではない。
ここでは、テンプレートは、10個の指紋情報から生成されるデータである。
スタック領域32は、認証のために取得した指紋情報を格納する。ここでは、スタック領域32は、領域#1乃至#11から構成される。領域#1乃至#11は、それぞれ1つの指紋情報を格納する。
次に、ICカード2のモジュールMが実現する機能について説明する。モジュールMが実現する機能は、プロセッサ21がROM22又はNVM24などに格納されるプログラムを実行することで実現される。
まず、プロセッサ21は、テンプレートをNVM24に格納する機能を有する。
プロセッサ21は、通信部25を通じて登録コマンドをICカード処理装置1から受信する。登録コマンドを受信すると、プロセッサ21は、指紋センサ27に10個の指紋情報を取得させる。ここで、ユーザは、指紋センサ27に指を10回接触させる。
指紋センサ27は、ユーザの指から10個の指紋情報を取得する。10個の指紋情報を取得すると、指紋センサ27は、取得した10個の指紋情報をプロセッサ21に送信する。なお、指紋センサ27は、指紋情報を取得するごとにプロセッサ21に送信してもよい。
プロセッサ21は、指紋センサ27から10個の指紋情報を取得する。10個の指紋情報を取得すると、プロセッサ21は、所定のアルゴリズムに従って10個の指紋情報からテンプレートを生成する。たとえば、プロセッサ21は、10個の指紋情報から指紋の特徴量などを抽出してテンプレートを生成する。
テンプレートを生成すると、プロセッサ21は、生成したテンプレートをNVM24に格納する。テンプレートを格納すると、プロセッサ21は、通信部25を通じてテンプレートの登録を完了したことを示すレスポンスをICカード処理装置1に送信する。
また、プロセッサ21は、テンプレート領域31がテンプレートを格納する場合、テンプレートを用いてユーザを認証する機能を有する。
プロセッサ21は、通信部25を通じて認証コマンドをICカード処理装置1から受信する。認証コマンドを受信すると、プロセッサ21は、指紋センサ27に指紋情報を取得させる。ここで、ユーザは、指紋センサ27に指を接触させる。
指紋センサ27は、ユーザの指から指紋情報を取得する。指紋情報を取得すると、指紋センサ27は、取得した指紋情報をプロセッサ21に送信する。
プロセッサ21は、指紋センサ27から指紋情報を取得する。指紋情報を取得すると、プロセッサ21は、取得した指紋情報をスタック領域32の領域#11に格納する。取得した指紋情報を領域#11に格納すると、プロセッサ21は、テンプレート領域31が格納するテンプレートと取得した指紋情報とを照合する。たとえば、プロセッサ21は、取得した指紋情報とテンプレートとの類似度を算出する。プロセッサ21は、類似度が所定の閾値以上である場合、照合に成功したと判定する。また、プロセッサ21は、類似度が所定の閾値未満である場合、照合に失敗したと判定する。
照合に成功すると、プロセッサ21は、通信部25を通じて認証に成功したことを示すレスポンスをICカード処理装置1へ送信する。他方、照合に失敗すると、プロセッサ21は、通信部25を通じて認証に失敗したことを示すレスポンスをICカード処理装置1へ送信する。
また、プロセッサ21は、照合に成功した場合、取得した指紋情報をスタック領域32に格納する機能を有する。
照合に成功した場合、プロセッサ21は、スタック領域32の領域#1乃至#10の何れかに取得した指紋情報を格納する。即ち、プロセッサ21は、領域#11に格納される指紋情報を領域#1乃至#10の何れかに格納する。
ここでは、プロセッサ21は、指紋情報を取得した順に領域#1乃至#10に格納する。領域#10が指紋情報を格納している場合、プロセッサ21は、指紋情報を領域#1に格納する。即ち、プロセッサ21は、最も古い指紋情報に上書きする。
また、プロセッサ21は、照合に失敗した場合、テンプレート領域31からテンプレートを削除する機能を有する。
プロセッサ21は、照合に失敗すると、照合に失敗した回数をカウントするカウンタeをカウントアップする。プロセッサ21は、カウンタeの値が所定の閾値(ここでは、4)を超えると、テンプレート領域31からテンプレートを削除する。なお、プロセッサ21は、通信部25を通じて、テンプレートが削除されたことを示すレスポンスをICカード処理装置1に送信してもよい。
また、プロセッサ21は、テンプレート領域31からテンプレートを削除した場合、スタック領域32が格納する指紋情報を用いてユーザを認証する機能を有する。
プロセッサ21は、通信部25を通じて認証コマンドをICカード処理装置1から受信する。認証コマンドを受信すると、プロセッサ21は、指紋センサ27に指紋情報を取得させる。ここで、ユーザは、指紋センサ27に指を回接触させる。
指紋センサ27は、ユーザの指から指紋情報を取得する。指紋情報を取得すると、指紋センサ27は、取得した指紋情報をプロセッサ21に送信する。
プロセッサ21は、指紋センサ27から指紋情報を取得する。指紋情報を取得すると、プロセッサ21は、取得した指紋情報をスタック領域32の領域#11に格納する。取得した指紋情報を領域#11に格納すると、プロセッサ21は、スタック領域32に指紋情報が10個格納されているかを判定する。即ち、プロセッサ21は、領域#1乃至領域#10のそれぞれに指紋情報が格納されているかを判定する。
スタック領域32に指紋情報が10個格納されていると判定すると、プロセッサ21は、領域#1乃至#10に格納されている指紋情報に基づいてテンプレートを生成する。テンプレートを生成すると、プロセッサ21は、生成したテンプレートと領域#11が格納する指紋情報とを照合する。
照合に成功すると、プロセッサ21は、生成したテンプレートをテンプレート領域31に格納する。テンプレートを格納すると、プロセッサ21は、通信部25を通じて認証に成功したことを示すレスポンスをICカード処理装置1へ送信する。
照合に失敗すると、プロセッサ21は、領域#1乃至#11が格納する指紋情報を削除する。指紋情報を削除すると、プロセッサ21は、通信部25を通じて認証に失敗したことを示すレスポンスをICカード処理装置1へ送信する。なお、レスポンスは、スタック領域32の指紋情報が削除されたことを示すものであってもよい。
また、スタック領域32に指紋情報が10個格納されていないと判定すると、プロセッサ21は、通信部25を通じて認証に失敗したことを示すレスポンスをICカード処理装置1へ送信する。なお、レスポンスは、テンプレートが削除されたことを示すものであってもよい。
次に、ICカード処理システム100の動作例について説明する。
まず、ICカード処理システム100がテンプレートを登録する動作例について説明する。
図3は、ICカード処理システム100がテンプレートを登録する動作例について説明するためのシーケンス図である。ここでは、ICカード2は、ICカード処理装置1と通信可能な状態にあるものとする。
まず、ICカード処理装置1は、リーダライタ11を通じて登録コマンドをICカード2に送信する(S11)。
ICカード2のプロセッサ21は、通信部25を通じて登録コマンドを受信する。登録コマンドを受信すると、プロセッサ21は、指紋センサ27に10個の指紋情報を取得させる(S12)。
指紋センサ27は、10個の指紋情報を取得する(S13)。10個の指紋情報を取得すると、指紋センサ27は、取得した10個の指紋情報をICカード処理装置1に送信する(S14)。
ICカード2のプロセッサ21は、指紋センサ27から10個の指紋情報を受信する。10個の指紋情報を受信すると、プロセッサ21は、10個の指紋情報に基づいてテンプレートを生成する(S15)。テンプレートを生成すると、プロセッサ21は、生成したテンプレートをテンプレート領域31に格納する(S16)。
テンプレートを格納すると、プロセッサ21は、通信部25を通じてテンプレートの登録が完了したことを示すレスポンスをICカード処理装置1に送信する(S17)。
ICカード処理装置1は、リーダライタ11を通じて当該レスポンスを受信する。ICカード処理装置1が当該レスポンスを受信すると、ICカード処理システム100は、動作を終了する。
次に、ICカード処理システム100がユーザを認証する動作例について説明する。
図4は、ICカード処理システム100がユーザを認証する動作例について説明するためのシーケンス図である。ここでは、ICカード2は、ICカード処理装置1と通信可能な状態にあるものとする。
まず、ICカード処理装置1は、リーダライタ11を通じて認証コマンドをICカード2に送信する(S21)。
ICカード2のプロセッサ21は、通信部25を通じて認証コマンドを受信する。認証コマンドを受信すると、プロセッサ21は、指紋センサ27に指紋情報を取得させる(S22)。
指紋センサ27は、指紋情報を取得する(S23)。指紋情報を取得すると、指紋センサ27は、取得した指紋情報をICカード処理装置1に送信する(S24)。
ICカード2のプロセッサ21は、指紋センサ27から指紋情報を受信する。指紋情報を受信すると、プロセッサ21は、取得した指紋情報とテンプレート領域31が格納するテンプレートとを照合する(S25)。指紋情報とテンプレートとを照合すると、プロセッサ21は、通信部25を通じて照合結果(認証結果)などを示すレスポンスをICカード処理装置1に送信する(S26)。
ICカード処理装置1は、リーダライタ11を通じて当該レスポンスを受信する。ICカード処理装置1が当該レスポンスを受信すると、ICカード処理システム100は、動作を終了する。
次に、ICカード2がユーザを認証する動作例について説明する。
図5及び図6は、ICカード2がユーザを認証する動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、ICカード2のプロセッサ21は、スタック領域32の各領域を示すnと認証に失敗した回数をカウントするカウンタeとをリセットする(S31)。ここでは、プロセッサ21は、nに1を代入し、カウンタeに0を代入する。
nとカウンタeとをリセットすると、プロセッサ21は、通信部25を通じて認証コマンドをICカード処理装置1から受信する(S32)。認証コマンドを受信すると、プロセッサ21は、テンプレート領域31にテンプレートが格納されているかを判定する(S33)。
テンプレート領域31にテンプレートが格納されていると判定すると(S33、YES)、プロセッサ21は、指紋センサ27を用いてユーザの指から指紋情報を取得する(S34)。
指紋情報を取得すると、プロセッサ21は、取得した指紋情報とテンプレートとの照合する(S35)。照合に成功すると(S35、YES)、プロセッサ21は、スタック領域32の領域#nに取得した指紋情報を格納する(S36)。
領域#nに指紋情報を格納すると、プロセッサ21は、nをインクリメントする(S37)。nをインクリメントすると、プロセッサ21は、n>10であるかを判定する(S38)。
n>10であると判定すると(S38、YES)、プロセッサ21は、nをリセットする(S39)。即ち、プロセッサ21は、nに1を代入する。
nをリセットする場合(S39)、又は、n>10でないと判定した場合(S38、NO)、プロセッサ21は、カウンタeをリセットする(S40)。即ち、プロセッサ21は、カウンタeに0を代入する。
カウンタeをリセットすると、プロセッサ21は、通信部25を通じて認証に成功したことを示すレスポンスをICカード処理装置1に送信する(S41)。レスポンスをICカード処理装置1に送信すると、プロセッサ21は、S32に戻る。
照合に失敗すると(S35、NO)、プロセッサ21は、カウンタeをインクリメントする(S42)。カウンタeをインクリメントすると、プロセッサ21は、カウンタe>4であるかを判定する(S43)。
カウンタe>4であると判定すると(S43、YES)、プロセッサ21は、テンプレート領域31が格納するテンプレートを削除する(S44)。
カウンタe>4でないと判定した場合(S43、NO)、又は、テンプレートを削除した場合(S44)、プロセッサ21は、通信部25を通じて認証に失敗したことを示すレスポンスをICカード処理装置1に送信する(S45)。レスポンスをICカード処理装置1に送信すると、プロセッサ21は、S32に戻る。
テンプレート領域31にテンプレートが格納されていないと判定すると(S33、NO)、プロセッサ21は、スタック領域32の各領域#1乃至#10に指紋情報が格納されているかを判定する(S46)。
各領域#1乃至#10に指紋情報が格納されていると判定すると(S46、YES)、プロセッサ21は、各領域#1乃至#10に格納されている指紋情報に基づいてテンプレートを生成する(S47)。
テンプレートを生成すると、プロセッサ21は、取得した指紋情報とテンプレートとの照合する(S48)。照合に成功すると(S48、YES)、プロセッサ21は、生成したテンプレートをテンプレート領域31に格納する(S49)。
テンプレートを格納すると、プロセッサ21は、カウンタeをリセットする(S50)。即ち、プロセッサ21は、カウンタeに0を代入する。
カウンタeをリセットすると、プロセッサ21は、通信部25を通じて認証に成功したことを示すレスポンスをICカード処理装置1に送信する(S51)。レスポンスをICカード処理装置1に送信すると、プロセッサ21は、S32に戻る。
照合に失敗すると(S48、NO)、プロセッサ21は、スタック領域32の領域#1乃至#10から指紋情報を削除する(S52)。ここで、プロセッサ21は、領域#11から指紋情報を削除してもよい。
領域#1乃至#10から指紋情報を削除すると、プロセッサ21は、nをリセットする(S53)。即ち、プロセッサ21は、nに1を代入する。
各領域#1乃至#10に指紋情報が格納されていないと判定した場合(S46、NO)、又は、nをリセットした場合(S53)、プロセッサ21は、通信部25を通じて認証に失敗したことを示すレスポンスをICカード処理装置1に送信する(S54)。レスポンスをICカード処理装置1に送信すると、プロセッサ21は、S32に戻る。
なお、プロセッサ21は、各領域#1乃至#10の指紋情報からテンプレートを生成する際、又は、各領域#1乃至#10の指紋情報から生成したテンプレートをテンプレート領域31に格納する際に、PIN認証など他の認証処理を行ってもよい。
また、プロセッサ21は、各領域#1乃至#10の指紋情報から生成したテンプレートによる照合に所定の回数失敗した場合に、各領域#1乃至#10の指紋情報を削除してもよい。
また、プロセッサ21は、スタック領域32に10個以上の指紋情報を格納してもよい。プロセッサ21は、テンプレートを生成するために用いられる個数以上の指紋情報をスタック領域32に格納すればよい。テンプレートが1つの指紋情報から生成される場合、プロセッサ21は、1つの指紋情報をスタック領域32に格納してもよい。
また、プロセッサ21は、指紋情報の代わりに他の生体情報を用いてもよい。たとえば、プロセッサ21は、生体情報として、声紋、虹彩、静脈又は顔画像などを用いてもよい。生体情報の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
また、プロセッサ21は、S54で、他の認証処理によるICカード2のリセット又は指紋情報の再登録が必要であることを示すレスポンスを送信してもよい。
また、ICカード2は、指紋情報とテンプレートとの照合処理を行うMPUを備えてもよい。この場合、ICカード2のプロセッサ21は、MPUに照合処理を行わせる。また、プロセッサ21は、MPUにテンプレートを格納してもよい。
上記のように構成されたICカードは、テンプレートとの照合に成功した指紋情報をスタック領域に格納する。ICカードは、所定の回数照合に失敗するとテンプレートを削除する。ICカードは、テンプレートが削除された状態で認証を行う場合、スタック領域が格納する指紋情報からテンプレートを生成する。ICカードは、生成したテンプレートを用いて指紋情報の照合を行う。その結果、ICカードは、効果的に認証処理を行うことができる。
また、ICカードは、照合に成功した場合、生成したテンプレートを格納する。その結果、ICカードは、既存のテンプレートの照合に所定の回数失敗した場合に、テンプレートを更新することができる。よって、ICカードは、認証処理の時間を抑制しつつ適宜テンプレートを更新することができる。
また、ICカードは、テンプレートの更新回数を抑制することでテンプレート領域の書き込み回数を抑制することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ICカード処理装置、2…ICカード、11…リーダライタ、21…プロセッサ、22…ROM、23…RAM、24…NVM、25…通信部、27…指紋センサ、31…テンプレート領域、32…スタック領域、100…ICカード処理システム、C…ICチップ、M…モジュール、S…本体。

Claims (9)

  1. 外部装置とデータを送受信する通信部と、
    生体情報を取得するセンサと、
    テンプレートを格納する第1の記憶部と、
    前記生体情報を格納する第2の記憶部と、
    前記センサが取得した前記生体情報と前記第1の記憶部が格納する前記テンプレートとの照合に成功した場合、前記第2の記憶部に前記センサが取得した前記生体情報を格納し、
    前記センサが取得した前記生体情報と前記第1の記憶部が格納する前記テンプレートとの照合に失敗した場合に前記第1の記憶部から前記テンプレートを削除し、
    前記通信部を通じて、前記センサが取得した前記生体情報と前記第1の記憶部が格納する前記テンプレートとの照合結果を示すレスポンスを前記外部装置に送信し、
    前記第1の記憶部が前記テンプレートを格納しない場合、前記通信部を通じて、前記センサが取得した前記生体情報と前記第2の記憶部が格納する生体情報に基づくテンプレートとの照合結果を示すレスポンスを前記外部装置に送信する、
    プロセッサと、
    を備えるICカード。
  2. 前記プロセッサは、前記センサが取得した前記生体情報と前記テンプレートとの照合に所定の回数失敗した場合に前記第1の記憶部から前記テンプレートを削除する、
    請求項1に記載のICカード。
  3. 前記プロセッサは、前記センサが取得した前記生体情報と前記第2の記憶部が格納する生体情報に基づく前記テンプレートとの照合に成功した場合、前記第2の記憶部が格納する生体情報に基づく前記テンプレートを前記第1の記憶部に格納する、
    請求項1又は2に記載のICカード。
  4. 前記プロセッサは、前記センサが取得した前記生体情報と前記第2の記憶部が格納する生体情報に基づく前記テンプレートとの照合に失敗した場合に前記第2の記憶部から前記生体情報を削除する、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載のICカード。
  5. 前記第2の記憶部は、所定の個数の生体情報を格納し、
    前記プロセッサは、前記第2の記憶部が前記所定の個数の生体情報を格納している場合、前記第2の記憶部から最も古い生体情報を削除して前記センサから取得した前記生体情報を前記第2の記憶部に格納する、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載のICカード。
  6. 前記プロセッサは、前記第2の記憶部が所定の個数以上の前記生体情報を格納しない場合、前記通信部を通じて、照合に失敗したことを示すレスポンスを前記外部装置に送信する、
    請求項1乃至5の何れか1項に記載のICカード。
  7. 前記生体情報は、指紋情報である、
    請求項1乃至6の何れか1項に記載のICカード。
  8. 外部装置とデータを送受信する通信部と、生体情報を取得するセンサと、テンプレートを格納する第1の記憶部と、前記生体情報を格納する第2の記憶部と、前記センサが取得した前記生体情報と前記第1の記憶部が格納する前記テンプレートとの照合に成功した場合、前記第2の記憶部に前記センサが取得した前記生体情報を格納し、前記センサが取得した前記生体情報と前記第1の記憶部が格納する前記テンプレートとの照合に失敗した場合に前記第1の記憶部から前記テンプレートを削除し、前記通信部を通じて、前記センサが取得した前記生体情報と前記第1の記憶部が格納する前記テンプレートとの照合結果を示すレスポンスを前記外部装置に送信し、前記第1の記憶部が前記テンプレートを格納しない場合、前記通信部を通じて、前記センサが取得した前記生体情報と前記第2の記憶部が格納する生体情報に基づくテンプレートとの照合結果を示すレスポンスを前記外部装置に送信する、プロセッサと、を備えるモジュールと、
    前記モジュールを内蔵した本体と、
    を備えるICカード。
  9. 外部装置とデータを送受信する通信部と、
    生体情報を取得するセンサと、
    テンプレートを格納する第1の記憶部と、
    前記生体情報を格納する第2の記憶部と、
    前記センサが取得した前記生体情報と前記第1の記憶部が格納する前記テンプレートとの照合に成功した場合、前記第2の記憶部に前記センサが取得した前記生体情報を格納し、
    前記センサが取得した前記生体情報と前記第1の記憶部が格納する前記テンプレートとの照合に失敗した場合に前記第1の記憶部から前記テンプレートを削除し、
    前記通信部を通じて、前記センサが取得した前記生体情報と前記第1の記憶部が格納する前記テンプレートとの照合結果を示すレスポンスを前記外部装置に送信し、
    前記第1の記憶部が前記テンプレートを格納しない場合、前記通信部を通じて、前記センサが取得した前記生体情報と前記第2の記憶部が格納する生体情報に基づくテンプレートとの照合結果を示すレスポンスを前記外部装置に送信する、
    プロセッサと、
    を備える携帯可能電子装置。
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