JP2021536407A - 一体化されたタンパーエビデント環部材を伴うキャップを備える閉鎖組立体 - Google Patents

一体化されたタンパーエビデント環部材を伴うキャップを備える閉鎖組立体 Download PDF

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Abstract

閉鎖組立体が、物品(10、10'、10"、410)と、一体化されたタンパーエビデント環部材(50、50'、50"、450)が設けられたキャップ(40、40'、40"、40'''、440)とを備える。物品は、フランジ部分の上面(21a)と保護周縁とが首部(14)の周りに環状凹部(30)を定めるように、環状フランジ部分を伴う周囲フランジ構造(20)と、周辺保護周縁部分(25)とをさらに備える。タンパーエビデント環部材は、1つまたは複数の破壊可能な橋梁部(70)を介して、キャップのスカート部(42)の下方縁に一体的に形成される。環部材は、上面(51a)と下面(51b)とを有する環状の環部材フランジ部分(51)を備える。複数のフック部材(53)は、環部材フランジ部分の下部に一体的に形成され、首部における環状フランジ部分には複数のフック部材通路(18)が設けられる。各々のフック部材通路は、一体化されたタンパーエビデント環部材を伴うキャップが軸方向固定運動を用いて首部に軸方向で装着されるときにフック部材を受け入れるように適合され、各々のフック部材のフック部分(55)は、物品の首部における環状フランジ部分の下面(21b)の下でスナップ留めする。環部材の環状フランジ部分の周辺は保護周縁部分の中に嵌まるように成形され、周縁部分は、外側からフランジ部分同士の間の境界面への横からのアクセスを妨害する。

Description

本発明は、閉鎖組立体と、閉鎖組立体が設けられた容器と、閉鎖組立体が設けられた充填容器を製作するための方法とに関する。
閉鎖組立体は、例えば、一体的に成形された首部を伴うプラスチック容器の首部、または、折り畳み可能な袋包装容器に嵌められた注出口の首部といった、首部からの回転移動を通じて使用者によって取り外され得るプラスチックキャップで知られている。
閉鎖組立体を製造するとき、タンパーエビデント構造がプラスチックキャップの一部としてしばしば一体的に成形される。このような閉鎖組立体の例は、国際公開第2014/007612号、国際公開2012/044166号、欧州特許第2380820号、および英国特許第2492586号に示されている。
国際公開第2017/135824号では、タンパーエビデント環がキャップのスカートの下方縁に設けられている閉鎖組立体が開示されている。この環は、1つまたは複数の破壊可能な橋梁部を介してスカート部に連結される環状基礎部分を備える。スナップ部分が環状基礎部分の外面および内面の一方または両方に位置付けられる実施形態が開示されている。例では、環状基礎部分の外面に位置付けられたスナップ部分が、注出口の首部と一体である構造の周囲壁に設けられた窓部にスナップ留めする。スナップ部分は、一度スナップ留めされるとタンパーエビデント環は物品に留まり、使用者がキャップを回転させるときに橋梁部が破壊するように、首部に対する基礎部分の軸方向の移動を妨げる。周囲壁の存在は、物品の首部と周囲壁との間の内部空間に導入されたタンパーエビデント環を遮蔽する遮蔽体を提供する。これは、キャップが取り外されたとき、タンパーエビデント環の望ましくない解放の危険性を低減する。タンパーエビデント環の周りの壁は、例えば、開放した閉鎖部の首部におけるニブリングによって環を解放するなど、外側からの作用によってタンパーエビデント環を緩ませることをより難しくすることができる。
国際公開第2014/007612号 国際公開第2012/044166号 欧州特許第2380820号 英国特許第2492586号 国際公開第2017/135824号
本発明は、向上した閉鎖組立体を提供することを目的とする、または、既知の閉鎖組立体の代替を提供することを目的とする。具体的には、本発明は、タンパーエビデント環と物品との間の連結の強度を維持またはさらに高める一方で、プラスチック材料の使用の低減を可能にすることを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、請求項1による閉鎖組立体を提供することで上記の目的のうちの1つまたは複数を達成する。
本明細書において、一体化されたタンパーエビデント環部材は、環状の環部材フランジ部分と、環部材フランジ部分の下部に一体的に形成される複数のフック部材とで具現化される。これらのフック部材は、環部材フランジ部分の周囲方向において分布される。各々のフック部材は、環部材フランジ部分と一体の上方端を有し、環部材フランジ部分から下向きに突出する脚部を備える。各々のフック部材は、脚部の下方自由端においてフック部分を備える。
前記物品の前記首部における前記環状フランジ部分には、環状フランジ部分を通じて上面と下面との間で各々延びる複数のフック部材通路が設けられる。各々のフック部材通路は、一体化されたタンパーエビデント環部材を伴うキャップが、例えばキャッピング装置によって、例えば物品が提供された容器の充填の後、首部の主軸に沿っての軸方向固定運動を用いて首部に軸方向で装着されるときにフック部材を受け入れるように適合される。本明細書では、各々のフック部材のフック部分は、物品の首部における環状フランジ部分の下面の下で例えばスナップ留めするなど係合する。
環部材の環状フランジ部分の周辺は、環状フランジ部分が、首部における一体化されたタンパーエビデント環部材とのキャップの軸方向の装着において、環状凹部に少なくとも一部で挿入され、好ましくは全体で挿入されるとき、保護周縁部分内に嵌まるように成形される。本明細書において、好ましくは開口がない周辺保護周縁は、物品のフランジ部分の上面と環部材のフランジ部分の下面との間の境界面へと、外部からの横からのアクセスを妨害するように適合される。
第1の態様の発明の設計を通じて、一方におけるタンパーエビデント環と他方における物品との間で、両方の構成要素について少しのプラスチック材料を使用して、強い連結が達成できる。
例えば、保護周縁は、環部材の引っ張りへの試みにおける環部材への引っ張り力が、下向きに突出するフック部材と、物品の首部におけるフランジ部分とによって少なくとも大部分が吸収されるため、WO2017135824において示された実施形態の周囲壁と比較して低い高さで設計できる。
保護周縁は、それが物品の首部におけるフランジ部分の安定性に加わるという追加的な効果を少なくともある程度まで有し、そのため環部材への引っ張り力に対する抵抗に寄与する。
述べられているように、保護周縁は好ましくは開口がなく、これは保護の効果を高め、構造および構成要素の相互連結を強化し、物品を射出成形する観点において有益である。
一実施形態では、保護周縁部分は、一体化されたタンパーエビデント環部材が設けられたキャップの固定位置において、フランジ部分の上面の外側環状ゾーンが保護周縁部分の上方へと突出しないような高さを有する。好ましくは、上面のこの外側環状ゾーンは周縁部分の上部より下に位置付けられる。これによって、環部材への横からのアクセスがなおもさらに妨害され、したがって、環部材を物品の首部から引っ張り外すことになる力を環部材に発揮しようとする実際の可能性を低下させる。
一実施形態では、フック部材通路は首部に直接的に隣接して位置付けられる。
一実施形態では、フック部材の脚部は内側脚面を各々有し、この内側脚面は環部材のフランジ部分の内面に隣接する。これは、フック部材を首部の外部の近くに隣接して効果的に位置付けさせ、これは、物品の首部に対してさらに外側でのフック部材の位置付けと比較して、少ないプラスチック材料を使用して環部材に保持強度を提供することになるとき、効果的であることが分かっている。
実用的な実施形態では、フック部分は首部から外向きに離れるように突出する。
代替の設計では、フック部分は、脚部から首部に対して周方向または接線方向に突出できる。
一実施形態では、フック部材が、2つの脚部、または、下方端において分岐した単一の脚部を有し、前記脚部の各々、または、各々の分岐した端は、対応するフック部分を有する。例えば、逆さまにされたV字形のフック部材は、2つの脚部または分岐した脚部と考えられる。そのため、脚部または分岐した下方端は、好ましくは、反対の接線方向に突出する関連するフック部分と、接線方向である、または、主軸に対してである配置で位置付けられる。
一実施形態では、例えばすべてのフック部材の脚部といった、少なくとも1つのフック部材の脚部は、例えば脚部の内側脚面と下方端面との接合部においてといった脚部の下方端において、内側斜面を有する。ここでは、首部は、主軸に沿っての前記軸方向固定運動を用いて、首部において、一体化されたタンパーエビデント環部材をキャップに軸方向で装着すると、対応する斜面とされたボスの斜面が脚部の内側斜面と接触し、それによって、フック部材のフック部分を、物品の首部における環状フランジ部分の下面の下で、例えばスナップ留めさせたままといった係合させたままにするのを助けるように、対応するフック部材通路の下方の場所において、ボスと一体的に形成される。この実施形態は、フック部分が首部から外向きに離れるように方向付けられるとき、最も実用的である。
一実施形態では、環部材の環状フランジ部分の外側周辺と保護周縁部分の内側周辺とは円でない形とされ、例えばそれによって、閉鎖部の初回の開放において、環部材がキャップと共に回転させられることに対してより大きな抵抗を提供する。
一実施形態では、例えば、先の段落で検討された特徴と好ましくは組み合わされて、保護周縁の外側は、相対する平行な側面の少なくとも1つの対を提供し、好ましくは、互いと直交する2つの対を提供し、例えば、保護周縁は、好ましくは丸められた角面を伴って、4つの側部とされる。この実施形態は、例えば、製作および/または充填のラインにおいて、例えばこのように具現された注出口が提供された袋包装などの物品の誘導の経路において、平行な側面の対を使用させることができる。このような平行な側面の2つの直交する対を有することで、例えば、一方での方向に沿う袋包装製造ラインにおいて、および、そのすぐ下流での他方の直交する方向における袋包装の充填ラインにおいてといった、2つの直交する方向において誘導を可能にする。保護周縁の内側、好ましくは、環部材のフランジ部分の周辺も、同じ設計を有し得ることは、理解されるものである。
一実施形態では、物品の首部におけるフランジ部分の上方面は、略平面状であり、好ましくは主軸に対して径方向であり、環部材フランジ部分の下面は、略平面状であり、好ましくは主軸に対して径方向である。それによって、これらのフランジ部分の間の境界面は、主軸に対して好ましくは径方向または垂直である平面にあり、別の言い方をすれば、この文脈においては水平である。
一実施形態では、フランジ部分のこれらの面は平坦で滑らかであり、他の実施形態では、これらの面は、例えば主軸の周りでの環部材におけるトルクに抗する(例えば、キャップの初回の開放において)、これらの面の軸方向の形態での係止する係合を提供するために、例えば隆条部および溝といった合致する起伏を有する。この実施形態は、これらの面に軸方向で合致する起伏を伴う場合、例えば、フランジ部分および保護周縁の円形の周辺と組み合わされてもよい。
例が図面に示されてもいるなおも他の実施形態では、物品の首部におけるフランジ部分の上方面は、直径方向で反対の下向きに湾曲した上方面ゾーンで鞍形とされ、環部材フランジ部分の下面は相補的な鞍形とされる。好ましくは、これらのフランジ部分は、それらの他方の鞍形とされた下面または上方面も有し、そのため、これらのフランジ部分は鞍形の形態とされる。本明細書において、好ましいとされるように、キャップは、4分の1回転だけ回して開放するキャップであり、環部材のフランジ部分の鞍形は、スカート部の相補的な形とされた下方縁と協働して、使用者がキャップを回すとキャップの持ち上げ効果を提供する。この持ち上げ効果は、首部とキャップのスカート部とにおける協働するスナップ留め保持形成部を解放するように好ましくは適用される。
好ましい一実施形態では、閉鎖組立体は、閉鎖組立体の使用において、スナップ留めの機能を提供するスナップ留め式キャップを備え、キャップのスカート部の内部側と物品の首部の外部側とは、スナップ留めの機能を提供するために、例えば第1のスナップ隆条部および第2のスナップ隆条部によって形成されるといった、協働するスナップ連結器形成部を有する。例えば、首部には、例えばキャップのスカート部の内側で周囲方向に連続するスナップ隆条部との組合せで、互いから周囲方向で離間される一連のスナップ隆条部分が、周囲フランジ構造から軸方向で離間されて設けられる。例えば、キャップは、初回の開放の後、その後にキャップを首部において適切に保持するスナップ特徴部で、首部において交換されてもよい。
例えば、首部は、少なくともスナップ隆条部と口部との間の領域で、好ましくは、周囲フランジ構造におけるスナップ隆条部との間でも、例えば主に円筒形などの滑らかな外部を有する。このような滑らかな設計は、例えば、閉鎖組立体が設けられた容器から製品を飲むために消費者の唇の間に配置されるように首部が設計される場合に有利である。
一実施形態では、一方におけるキャップのスカート部と他方における物品の周囲フランジ構造とは、スナップ留め機能を提供するために協働するスナップ連結器形成部を有する。例えば、一方における周辺保護周縁部分と他方におけるキャップのスカート部の外部側とは、協働するスナップ連結器形成部を有し、例えば、周縁部分は凹部または窓部を有し、スカート部には、キャップの閉位置において前記凹部または前記窓部へとスナップ留めされる外れ止めタブが設けられ、そのため、キャップが取り外されると、タブは窓部または凹部からスナップ留め解除または解放されることになる。実用的な実施形態では、周辺保護周縁には、窓部または凹部を有する少なくとも1つの上向きに突出する外れ止め壁部分が設けられ、スカート部の外部側には、キャップの閉位置において窓部または凹部へとスナップ留めされる外れ止めタブが設けられる。
一実施形態では、好ましくはスナップ留め式キャップを伴って、閉鎖組立体は、
- カム表面を定める少なくとも1つの第1のカム部分であって、カム表面は主軸に対して角度が付けられ、第1のカム部分は、スカート部の下方縁とタンパーエビデント環部材のフランジ部分との一方に一体的に形成される、少なくとも1つの第1のカム部分と、
- 第1のカム部分のカム表面と相互作用するように適合されるカム従動子表面を定める少なくとも1つの第2のカム部分であって、第2のカム部分は、スカート部の下方縁とタンパーエビデント環部材のフランジ部分との他方に一体的に形成される、少なくとも1つの第2のカム部分と
を備え、
主軸の周りでの物品に対するキャップの回転による閉鎖組立体の初回の開放において、第1のカム部分と第2のカム部分とは、実用的にはキャップを回すとすぐに、首部に対してキャップの軸方向の持ち上げをもたらし、そのため上向きの持ち上げをもたらすために相互作用し、例えば、そのため、協働するスナップ連結器形成部が前記持ち上げのため係合解除する。
実用的に好ましい一実施形態では、キャップは、4分の1回転だけ回して開放するスナップ留め式キャップであり、そのため、約4分の1回転にわたってキャップを回転させることは、キャップのスナップ留め保持を係合解除させ、破壊可能な橋梁部を壊すに十分な持ち上げをもたらす。第1のカム部分および第2のカム部分の設計に依存して、キャップは、両方向において、そのため時計回りおよび反時計回りにおいて、閉鎖部を開放するために首部の周りで回転可能とできる、または、設計は、キャップが例えば時計回りだけといった一方向だけにおいて回転可能となるようにできる。
実用的に好ましい一実施形態では、好ましくは1つだけの対である第1のカム部分の対が、環部材フランジ部分の上面において、直径方向で反対の場所で一体的に形成され、第2のカム部分の対が、スカート部の下方端において、直径方向において反対の場所で一体的に形成される。実用的な一実施形態では、第1のカム部分は保護周縁の高さの上方に一部で延び、そのため第1のカム部分の存在が良好に視認可能であり、使用者による閉鎖組立体の理解を高める。
一実施形態では、第1のカム部分は弧状の第1のカム表面を有し、第1のカム表面は、フランジ部分の上面より高く持ち上げられた中心と、弧状の第1のカム表面がフランジ部分の上面に隣接する第1の端および第2の端とを伴う。これによって、弧状の第1のカム表面は、第2のカム部分が、例えば弧状といった、対応して成形されたカム従動子表面を有する場合、首部の周りでの両方向において、そのため時計回り方向と反時計回り方向とにおいて、キャップの回転によって閉鎖部の開放を可能にする2つの反対に傾斜した傾斜部を提供する。この実施形態では、破壊可能な橋梁部が、上向きに弧状の第1のカム表面の前記第1の端および前記第2の端の各々に存在する。弧状の第1のカム表面は扁平になった中心を有する可能性があり、および/または、弧は一定の半径を有する必要がない。
実用的な一実施形態では、第2のカム部分は、例えば、中心が環部材のフランジ部分に対して持ち上げられている弧状の第1のカム表面のすぐ上方に位置付けられる下方端の上向きに弧状の部分といった、キャップのスカート部の下方端の、例えば弧状、湾曲、多角形といった相補的な部分によって少なくとも一部で形成され、破壊可能な橋梁部は前記配置を初期に維持する。
他の実施形態では、少なくとも1つの第1のカム部分は、例えば、キャップを反時計回り方向に回転させようとするとき、キャップのスカート部における例えば鉛直またはほとんど鉛直の停止面と協働するキャップのための停止面も第1のカム部分が定めつつ、キャップを時計回り方向に回転させるときだけ機能的であるカム表面を定める。
実用的な一実施形態では、例えば、先の段落の特徴との組合せで、キャップは、スカート部の下方端において一体的に形成され、第1のカム表面と協働するように適合される外向きに延びるタブを備え、好ましくは、キャップは直径方向で反対にある2つのタブを有する。そのため、キャップは、直径方向で反対にある場所において上向きに弧状の2つの部分と、加えて、外向きに延びるタブの対とを伴う下方スカート部縁を有してもよく、各々のタブは、上向きに弧状の部分同士の間における下方スカート部縁の部分に位置付けられる。
一実施形態では、キャップは、首部の主軸を通る仮想的な平面において概して延びる羽根状に成形された取っ手の対を有し、第1のカム部分の対のカム部分は、首部に対して直径方向で反対の場所に位置付けられ、前記仮想的な平面に対して各々が横に延びる。一実施形態では、キャップは、例えば水平に延びるタブといった、スカート部から外向きに延びる2つのタブを備え、前記2つのタブは、前記仮想的な平面に対して互いから反対に配置される。
一実施形態では、キャップにおける把持を高めるために、および/または、キャップの耐閉塞特性を高めるために、キャップは、首部の主軸を通る仮想的な鉛直平面においてスカート部から外向きに延びる直径方向で反対にある略平面状の2つの羽根部分を有する。
一実施形態では、第1の傾斜部分の対は、キャップの羽根部分を通る仮想的な鉛直平面に対して直径方向において反対の場所に位置付けられる。これは、射出成形の観点、および、キャップおよび一体化されたタンパーエビデント環部材の強度の観点において、効果的である。
一実施形態では、フック部材と、対応するフック部材通路との少なくとも1つの対が、首部に対して直径方向で反対の場所に、キャップの羽根部分を通る仮想的な鉛直平面において位置付けられる。そのため、効果的には、これらのフック部材は羽根部材の下にあり、実用的な一実施形態では、袋包装の上縁の上方にあり、その上縁は、一体化された環部材を伴うキャップが首部に固定されるときに羽根部分と並べられる。この場所は、首部からの環部材の取り外しに抗することになるとき、これらのフック部材を効果的にする。
一実施形態では、少なくとも1つのフック部材で、好ましくは2つのフック部材と、対応するフック部材通路とは、キャップの羽根部分を通る仮想的な鉛直平面に対して直径方向で反対の場所に位置付けられる。
実用的に好ましい一実施形態では、6つのフック部材および対応するフック部材通路がある。例えば、このような組立体の首部は、7ミリメートルから15ミリメートルの間の外径を有する。別の実施形態では、例えば、キャップの主軸を通る鉛直平面に対して反対の場所における2つのフック部材の2つのグループといった、4つのフック部材および対応するフック部材通路とがある。
一実施形態では、キャップは、内側周辺と外側周辺とを有する環状の上壁を有し、下向きに垂れるスカート部は外側周辺と一体であり、中空ピン部分が内側周辺から垂れ、中空ピン部分は、その長さに沿って延びる周囲面と、例えばその上部において開放している中空ピン部分といった閉鎖ピン下部とを有し、中空ピン部分の周囲面と物品とは、中空ピン部分が、閉位置のキャップにおいて製品通路を閉鎖するように、協働する封止面の少なくとも1つの対を有する。好ましくは、中空ピン部分は、環状の上壁から下向きに、少なくともタンパーエビデント環部材の高さまでで、好ましくはさらに下向きに延びる。
一実施形態では、キャップは、スカート部から外向きに延び、組立体の開放のために使用者によって係合されるように構成される、例えば羽根成形取っ手といった取っ手を少なくとも1つ有する。例えば、キャップには、反対に延びる羽根成形取っ手の対が設けられる。
一実施形態では、各々の取っ手は、パネル部分と、取っ手の上側の少なくとも一部分に沿ってパネル部分と一体である少なくとも1つの補強の上突起とを有する。この少なくとも1つの上突起は取っ手を補強し、例えば、パネル部分を比較的薄くさせることができ、それによってプラスチック材料を節約する。各々の上突起は、実質的にキャップの開放する方向またはその反対の方向において、パネル部分の面から離れるように、つまり、例えば鉛直またはほぼ鉛直に突出する。
一実施形態では、取っ手は、上側においてパネル部分から上向きに傾斜して延び、互いから分岐し、パネル部分と一緒に羽根成形取っ手のY字形の鉛直の断面を定める2つの分岐する上突起を有する。代替の実施形態では、各々の取っ手は、例えば、パネル部分と一緒に逆さまのL字形の断面を定める、1つの上突起を有し得る。代替で、なおも他の実施形態では、各々の取っ手は、パネル部分と取っ手のT字形の断面を定める2つの反対方向とされた上突起を有し得る。
一実施形態では、物品は、容器本体に固定される備品である、または、容器本体に固定される。例えば物品は注出口であり、注出口は、例えば、折り畳み可能な袋包装容器の反対の膜壁の間で固定されるように適合されるかもしくは固定される、または、ボール箱のパネルもしくは折り畳み可能な袋包装の壁の例といった容器のパネルに固定されるかもしくは固定された下方の周囲にあるフランジもしくは板部分を有する、封止ボート部分の例といった下方連結器部分を有する。
一実施形態では、物品は、折り畳み可能な袋包装容器の反対の膜壁の間で、例えば熱封止などによって固定されたかまたは固定される下方連結器部分を備える注出口であり、例えば、下方連結器部分は封止ボートである。
本発明は、例えば折り畳み可能な袋包装容器といった、本明細書に記載されているような閉鎖組立体が設けられた容器にも関する。
本発明は、容器に一単位として後で装着するために、本明細書に記載されているようなあらかじめ組み立てられた閉鎖組立体を製造するための方法にも関し、この方法は、
- プラスチック材料の物品を、例えば成形、射出成形するといった作るステップと、 - 一体化されたタンパーエビデント環部材が設けられるキャップを、例えば成形、射出成形するといった作るステップと、
- キャップおよび一体化されたタンパーエビデント環部材を、キャップが製品通路を封止するように、主軸に沿っての軸方向固定運動を用いて、物品の首部に固定するステップであって、フック部材はそれぞれのフック部材通路へ入って通り、フック部材のフック部分は、首部における環状フランジ部分の下面の下でスナップ留めし、環部材のフランジ部分は、環状凹部に少なくとも一部挿入される、ステップと
を含む。
本発明は、
- キャップおよび一体化されたタンパーエビデント環部材なしで、物品を有する容器を提供するステップと、
- 例えば物品における製品通路を介して、容器を充填するステップと、
- キャップおよび一体化されたタンパーエビデント環部材を、キャップが製品通路を封止するように、主軸に沿っての軸方向固定運動を用いて、物品の首部に固定するステップであって、フック部材はそれぞれのフック部材通路へ入って通り、フック部材のフック部分は、首部における環状フランジ部分の下面の下でスナップ留めし、環部材のフランジ部分は、環状凹部に少なくとも一部挿入される、ステップと
を含む、容器を製造および充填するための方法にも関する。
本発明は、容器を製造および充填するための方法にも関し、前記方法は、
- 本明細書で検討されている種類のキャップおよび一体化されたタンパーエビデント環部材を備えた物品を容器に装着するように適合される、例えば袋包装の上縁または継ぎ目における開口といった、開口などの物品装着位置を有する容器を提供するステップと、
- 例えば開口を介して、容器を充填するステップと、
- 一体化されたタンパーエビデント環部材を含む物品およびキャップの組立体を、一単位として、物品装着位置において容器に装着するステップと
を含む。
本発明の第2の態様は、物品を備え、一体化されたタンパーエビデント環部材が設けられたキャップを備える閉鎖組立体であって、
- 物品は、前記物品における製品通路の周りに管状の首部を形成し、前記首部は、主軸を有し、前記製品通路の上端において口部を形成し、
物品は、首部に一体的に形成され、首部の周りで延びる環状フランジ部分を備える周囲フランジ構造をさらに備え、フランジ部分は上面と下面と周辺とを有し、
- 一体化されたタンパーエビデント環部材が設けられたキャップは、主軸に沿っての軸方向固定運動を用いて、物品の前記首部に、固定されるように適合される、または、固定され、
キャップはスカート部を備え、前記スカート部は、内部側と、外部側と、上壁構造から離れた下方縁とを有し、キャップは、前記首部におけるキャップの閉位置において製品通路を封止するように適合され、キャップは、製品通路を開放するために、使用者によって物品の首部から手作業で取り外されるように適合され、
タンパーエビデント環部材は、キャップのスカート部の下方縁と一体的に形成され、1つまたは複数の破壊可能な橋梁部を介して前記下方縁に連結され、
タンパーエビデント環部材は、上面と、下面と、内面と、外面とを有する環状の環部材フランジ部分を備え、複数のフック部材が環部材フランジ部分の下部と一体的に形成され、フック部材は環部材フランジ部分の周囲方向において分布され、各々のフック部材は、環部材フランジ部分と一体の上方端を有し、環部材フランジ部分から下向きに突出する脚部を備え、各々のフック部材は、脚部の下方自由端においてフック部分を備え、
物品の首部における環状フランジ部分には、前記環状フランジ部分を通じて上面と下面との間で各々延びる複数のフック部材通路が設けられ、各々のフック部材通路は、一体化されたタンパーエビデント環部材を伴うキャップが主軸に沿っての前記軸方向固定運動を用いて首部に軸方向で装着されるときにフック部材を受け入れるように適合され、各々のフック部材のフック部分は、物品の首部における環状フランジ部分の下面の下で係合し、
閉鎖組立体は、使用者によるキャップの取り外しによる閉鎖組立体の初回の開放において、1つまたは複数の破壊可能な橋梁部が破壊し、環部材はフック部材を用いて保持されるように具現化される、閉鎖組立体に関する。
本発明の第1の態様を参照して説明したように、本発明の第2の態様による閉鎖組立体は、実施形態において、物品の環部材の強い連結を達成することができる。任意選択で、本発明の第1の態様の周縁部分が提供される。任意選択で、環部材の環状フランジ部分の周辺は、環状フランジ部分が、首部における一体化されたタンパーエビデント環部材とのキャップの前記軸方向の装着において、環状凹部に少なくとも一部で挿入されたとき、保護周縁部分内に嵌まるように成形される。好ましくは、周辺保護周縁部分は、物品のフランジ部分の上面と環部材のフランジ部分の下面との間の境界面へと、外部からの横からのアクセスを妨害するように適合される。
本発明の第2の態様の閉鎖組立体が、本発明の第1の態様を参照して本明細書において検討されている1つまたは複数の特徴によって高められ得ることは、理解されるものである。
本発明の第3の態様は、物品を備え、一体化されたタンパーエビデント環部材が設けられたプラスチックキャップを備える閉鎖組立体であって、
- 物品は、前記物品における製品通路の周りに管状の首部を形成し、前記首部は、主軸を有し、前記製品通路の上端において口部を形成し、
物品は、首部に一体的に形成されるフランジ部分を備えるフランジ構造をさらに備え、フランジ部分は上面と下面とを有し、
- 一体化されたタンパーエビデント環部材が設けられたプラスチックキャップは、主軸に沿っての軸方向固定運動を用いて、物品の前記首部に、固定されるように適合される、または、固定され、
キャップは下向きに垂れるスカート部を備え、前記スカート部は、内部側と、外部側と、上壁構造から離れた下方縁とを有し、キャップは、前記首部におけるキャップの閉位置において製品通路を封止するように適合され、キャップは、製品通路を開放するために、使用者によって物品の首部から手作業で取り外されるように適合され、
タンパーエビデント環部材は、キャップのスカート部と一体的に形成され、1つまたは複数の破壊可能な橋梁部を介して前記スカート部に連結され、
タンパーエビデント環部材は、下面と、内面と、外面とを有する環状の環部材部分を備え、複数のフック部材が環部材部分の下部と一体的に形成され、フック部材は環部材部分の周囲方向において分布され、各々のフック部材は、環部材部分と一体の上方端を有し、環部材部分から下向きに突出する脚部を備え、各々のフック部材は、脚部の下方自由端においてフック部分を備え、
物品の首部におけるフランジ構造には、前記フランジ部分を通じて上面と下面との間で各々延びる複数のフック部材通路が設けられ、各々のフック部材通路は、一体化されたタンパーエビデント環部材を伴うキャップが主軸に沿っての前記軸方向固定運動を用いて首部に軸方向で装着されるときにフック部材を受け入れるように適合され、各々のフック部材のフック部分は、物品の首部におけるフランジ部分の下面の下で例えばスナップ留めするなど係合し、
閉鎖組立体は、使用者によるキャップの取り外しによる閉鎖組立体の初回の開放において、1つまたは複数の破壊可能な橋梁部が破壊し、環部材はフック部材を用いて物品に保持されるように具現化される、閉鎖組立体に関する。
本発明の第1の態様を参照して説明したように、本発明の第3の態様による閉鎖組立体は、実施形態において、物品の環部材の強い連結を達成することができる。任意選択で、首部におけるフランジ構造は環状フランジ部分を備える。代替では、別々の2つのフランジ部分が、共通の平面において、首部に対して直径方向で反対の場所に提供される。
任意選択で、本発明の第1の態様の周縁部分が提供される。任意選択で、環部材は、例えば環状フランジ部分といったフランジ部分を有する。任意選択で、環部材の環状フランジ部分の周辺は、環状フランジ部分が、首部における一体化されたタンパーエビデント環部材とのキャップの前記軸方向の装着において、環状凹部に少なくとも一部で挿入されたとき、保護周縁部分内に嵌まるように成形される。
本発明の第3の態様の閉鎖組立体が、本発明の他の態様を参照して本明細書において検討または開示されている1つまたは複数の特徴によって高められ得るかまたは補足され得ることは、理解されるものである。
本発明の第4の態様は、物品を備え、一体化されたタンパーエビデント環部材が設けられたキャップを備える閉鎖組立体であって、
- 物品は、前記物品における製品通路の周りに管状の首部を形成し、前記首部は、主軸を有し、前記製品通路の上端において口部を形成し、
物品は、首部に一体的に形成され、上面と下面と周辺とを有する1つまたは複数のフランジ部分を備えるフランジ構造をさらに備え、
- 一体化されたタンパーエビデント環部材が設けられたキャップは、主軸に沿っての軸方向固定運動を用いて、物品の前記首部に、固定されるように適合される、または、固定され、
キャップはスカート部を備え、前記スカート部は、内部側と、外部側と、上壁構造から離れた下方縁とを有し、キャップは、前記首部におけるキャップの閉位置において製品通路を封止するように適合され、キャップは、製品通路を開放するために、使用者によって物品の首部から手作業で取り外されるように適合され、
タンパーエビデント環部材は、キャップのスカート部と一体的に形成され、1つまたは複数の破壊可能な橋梁部を介してスカート部に連結され、
タンパーエビデント環部材は複数のフック部材を備え、例えば、環部材は、上面と、下面と、内面と、外面とを有する環状の環部材フランジ部分を備え、前記複数のフック部材は環部材フランジ部分と一体的に形成され、フック部材は環部材フランジ部分の周囲方向において分布され、
物品の首部におけるフランジ構造には複数のフック部材通路が設けられ、各々のフック部材通路は、一体化されたタンパーエビデント環部材を伴うキャップが主軸に沿っての前記軸方向固定運動を用いて首部に軸方向で装着されるときにフック部材を受け入れるように適合され、各々のフック部材のフック部分はフランジ構造にスナップ留めし、
一方における物品と他方におけるキャップとは、初回の開放の後にキャップが首部において交換され得るように、キャップのスナップ留め機能を提供するために協働するスナップ連結器形成部を有し、
閉鎖組立体は、使用者によるキャップの取り外しによる閉鎖組立体の初回の開放において、1つまたは複数の破壊可能な橋梁部が破壊し、タンパーエビデント環部材はフック部材を用いて保持されるように具現化され、
取り外されたキャップは、キャップを物品へと解放可能に保持する協働するスナップ連結器形成部と、首部において後に交換可能である、閉鎖組立体に関する。
本発明の第4の態様による閉鎖組立体は、例えばロボット組立装置を使用して高速で、物品におけるキャップの効果的な軸方向の装着を達成することができ、一体化されたタンパーエビデント環部材とフランジ構造との間の強く信頼できる連結がフック部材を用いて得られ、同時に、再使用可能で信頼できるスナップ留め機能がキャップと物品との間に提供される。
一実施形態では、物品の管状の首部の外部側とスカート部の内部側とには、スナップ留めの機能を提供するために、例えば第1のスナップ隆条部および第2のスナップ隆条部によって形成されるといった、前記協働するスナップ連結器形成部が設けられる。
一実施形態では、例えば物品のフランジ構造といった物品には、物品の首部に対して直径方向で反対の場所において、例えば首部の周りで延びる周囲フランジの周辺に各々配置される、例えば2つの外れ止め壁部分といった2つの外れ止め部材が提供され、キャップには、直径方向で反対の場所において、例えば2つの外れ止めタブといった2つの合致する外れ止め部材が設けられ、物品における外れ止め部材とキャップにおける外れ止め部材とは、キャップと物品との間に解放可能なスナップ留め連結を提供するように構成される。例えば、キャップにおける外れ止めタブは、物品の外れ止め壁部分における対応する凹部または窓部において、受け入れられるように各々構成される、または、受け入れられ、例えばキャップの前記軸方向固定運動において、キャップを物品にスナップ留めさせることができる。
例えば、一方における物品の周囲フランジ構造の周辺の周りで延びる周辺の周縁部分と、キャップのスカート部の外部側とは、協働するスナップ連結器形成部を有し、例えば、周辺の周縁部分は凹部または窓部を有し、スカート部には、キャップの閉位置において前記凹部または前記窓部へとスナップ留めされる外れ止めタブが設けられ、そのため、キャップが取り外されると、タブは窓部または凹部からスナップ留め解除または解放されることになる。
実用的な一実施形態では、例えば周辺の周縁といった物品のフランジ構造には、窓部または凹部を有する少なくとも1つの上向きに突出する外れ止め壁部分が設けられ、スカート部の外部側には、キャップの閉位置において前記窓部または前記凹部へとスナップ留めされる外れ止めタブが設けられる。
例えば、一方におけるフランジ構造の周辺の周縁部分と、キャップのスカート部の外部側とは、協働するスナップ連結器形成部を有し、例えば、周縁部分は凹部または窓部を有し、スカート部には、キャップの閉位置において前記凹部または前記窓部へとスナップ留めされる外れ止めタブが設けられ、そのため、キャップが取り外されると、タブは窓部または凹部からスナップ留め解除または解放されることになる。
実用的な一実施形態では、フランジ構造の周縁には、窓部または凹部を有する少なくとも1つの上向きに突出する外れ止め壁部分が設けられ、スカート部の外部側には、キャップの閉位置において前記窓部または前記凹部へとスナップ留めされる外れ止めタブが設けられる。
本発明の第4の実施形態では、閉鎖組立体は、
- カム表面を定める少なくとも1つの第1のカム部分であって、カム表面は主軸に対して角度が付けられ、第1のカム部分は、スカート部の下方縁とタンパーエビデント環部材との一方に一体的に形成される、少なくとも1つの第1のカム部分と、
- 第1のカム部分のカム表面と相互作用するように適合されるカム従動子表面を定める少なくとも1つの第2のカム部分であって、第2のカム部分は、スカート部の下方縁とタンパーエビデント環部材との他方に一体的に形成される、少なくとも1つの第2のカム部分と
を備え、
主軸の周りでの物品に対するキャップの回転による閉鎖組立体の初回の開放において、第1のカム部分と第2のカム部分とは、実用的にはキャップを回すとすぐに、首部に対してキャップの軸方向の持ち上げをもたらし、そのため上向きの持ち上げをもたらすために相互作用し、例えば、そのため、協働するスナップ連結器形成部が前記持ち上げのため係合解除する。
本発明の第4の態様の実用的に好ましい一実施形態では、キャップは、4分の1回転だけ回すスナップ留め式キャップであり、そのため、約4分の1回転にわたってキャップを回転させることは、キャップのスナップ留め保持を係合解除させ、破壊可能な橋梁部を壊すに十分な持ち上げをもたらす。第1のカム部分および第2のカム部分の設計に依存して、キャップは、両方向において、そのため時計回りおよび反時計回りにおいて、閉鎖部を開放するために首部の周りで回転可能とできる、または、設計は、キャップが例えば時計回りだけといった一方向だけにおいて回転可能となるようにできる。
例えば、本発明の第4の態様のスナップ留めの機能を提供するスカート部の外部におけるタブは、第2のカム部分の一部としても供し、スカート部の下方端において一体的に形成され、前記2つの機能のタブは、使用者が開放のためにキャップを回転させるときにそれぞれの窓部または凹部から解放されると、第1のカム表面と協働するように適合される。
例えば、本発明の第4の態様では、キャップは直径方向で反対にある2つのタブを有し、例えば周辺の周縁といったフランジ構造には、2つの上向きに突出する外れ止め壁部分が設けられ、それら外れ止め壁部分の各々は窓部または凹部を有し、タブの前記対の各々は、キャップの閉位置において、対応する窓部または凹部へスナップ留めされる。
本発明の第4の態様の閉鎖組立体が、本発明の他の態様のうちの1つまたは複数を参照して本明細書において検討または開示されている1つまたは複数の特徴によって高められ得るかまたは補足され得ることは、理解されるものである。
本発明の第5の態様は、物品と4分の1回転で持ち上がるキャップとを備える閉鎖組立体に関し、前記キャップは、一体化されたタンパーエビデント環を備え、
- 物品は、前記物品における製品通路の周りに管状の首部を形成し、前記首部は、前記製品通路の上端において口部を形成し、
- 一体化されたタンパーエビデント環を備える4分の1回転で持ち上がるキャップは、プラスチック材料の1つの品物として例えば成形されるなどで作られ、物品とは異なり、物品の前記首部に固定されるかまたは固定されるように適合され、製品通路を開放するために使用者によって物品の首部から手作業で取り外されるように適合され、
キャップは閉位置と開位置とを有し、閉位置では、キャップは首部に位置決めされ、それによって製品通路を封止し、開位置では、キャップは首部から除去され、それによって製品通路を開放したままにし、
キャップは、上壁構造と、内部側、外部側、および、上壁構造から離れた下方縁を有する下向きに垂れるスカート部とを備え、
タンパーエビデント環はキャップのスカート部の下方縁に一体的に形成され、前記タンパーエビデント環は、1つまたは複数の破壊可能な橋梁部を介してスカート部へと連結される例えば環状基礎部分といった基礎部分を備え、
キャップは、閉鎖組立体の使用中にスナップ留めの機能を提供するスナップ留め式キャップであり、物品およびキャップには、スナップ留め機能を提供するために、協働するスナップ連結器形成部が提供され、
閉鎖組立体は、
- カム表面を定める少なくとも1つの第1のカム部分であって、カム表面は主軸に対して角度が付けられ、第1のカム部分は、タンパーエビデント環の基礎部分に一体的に形成される、少なくとも1つの第1のカム部分と、
- 第1のカム部分のカム表面と相互作用するように適合されるカム従動子表面を定める少なくとも1つの第2のカム部分であって、第2のカム部分は、スカート部の下方縁に一体的に形成される、少なくとも1つの第2のカム部分と
を備え、
主軸の周りで最大で4分の1回転にわたっての物品に対するキャップの回転による閉鎖組立体の初回の開放において、第1のカム部分と第2のカム部分とは、例えば協働するスナップ連結器形成部が係合解除するようになど、首部に対してキャップの軸方向の持ち上げをもたらすために相互作用し、
タンパーエビデント環の基礎部分は、1つまたは複数の一体的に形成されたフック部材を備え、
物品は1つまたは複数のフック部材通路を備え、各々のフック部材通路は、キャップが首部に固定されるときにフック部材を受け入れるように適合され、例えば、物品には、物品の首部に環状フランジ部分が設けられ、各々のフック部材のフック部分は、物品の首部における前記環状フランジ部分の下面の下で例えばスナップ留めするなど係合する。
本発明の第5の態様の配置では、1つまたは複数のフック部材が、物品に対して基礎部分をしっかりと保持し、キャップの除去の間、第1のカム部分に発揮される力を吸収することに寄与する。
一実施形態では、少なくとも1つのフック部材が、上向きに方向付けられた第1のカム部分の鉛直方向で下に配置され、例えば、1つのフック部材が、上向きに方向付けられた第1のカム部分の中心領域の下方に位置付けられ、例えば、2つのさらなるフック部材が、上向きに方向付けられた第1のカム部分の第1の端および第2の端の下方にそれぞれ位置付けられる。
本発明の第5の態様の閉鎖組立体が、例えば、本発明の第1の態様、第2の態様、第3の態様、および/または第4の態様に従って、本発明の任意の他の態様を参照して本明細書において検討した1つまたは複数の特徴を備えてもよいことは、理解されるものである。
態様のうちのいずれも、閉鎖組立体が提供された容器に関する。
態様のうちのいずれも、容器に一単位として後で装着するために、本明細書に記載されているようなあらかじめ組み立てられた閉鎖組立体を製造するための方法にも関し、この方法は、
- プラスチック材料などの物品を、例えば成形、射出成形するといった作るステップと、
- プラスチック材料などの一体化されたタンパーエビデント環部材が設けられるキャップを、例えば成形、射出成形するといった作るステップと、
- キャップおよび一体化されたタンパーエビデント環部材を、キャップが製品通路を封止するように、主軸に沿っての軸方向固定運動を用いて、物品の首部に固定するステップと
を含む。
態様のうちのいずれも、
- キャップおよび一体化されたタンパーエビデント環部材なしで、物品を有する容器を提供するステップと、
- 例えば物品における製品通路を介して、容器を充填するステップと、
- キャップおよび一体化されたタンパーエビデント環部材を、キャップが製品通路を封止するように、主軸に沿っての軸方向固定運動を用いて、物品の首部に固定するステップと
を含む、容器を製造および充填するための方法にも関する。
態様のうちのいずれも、容器を製造および充填するための方法にも関し、前記方法は、
- 本明細書で検討されている種類のキャップおよび一体化されたタンパーエビデント環部材を備えた物品を容器に装着するように適合される、例えば袋包装の上縁または継ぎ目における開口といった、開口などの物品装着位置を有する容器を提供するステップと、
- 例えば開口を介して、容器を充填するステップと、
- 一体化されたタンパーエビデント環部材を含む物品およびキャップの組立体を、一単位として、物品装着位置において容器に装着するステップと
を含む。
ここで、本発明およびその様々な態様が図面を参照して記載される。
本発明による閉鎖組立体の第1の例の組立状態における図である。 図1の閉鎖組立体の注出口を示す上方からの斜視図である。 図2の注出口の下方からの斜視図である。 図1の閉鎖組立体の一体化されたタンパーエビデント環部材を伴うキャップの図である。 図4の一体化されたタンパーエビデント環部材を伴うキャップの下方からの斜視図である。 図4の一体化されたタンパーエビデント環部材を伴うキャップの断面図である。 図1の閉鎖組立体の下方からの斜視図である。 図7の閉鎖組立体のより大きな縮尺での詳細図である。 図1の閉鎖組立体の断面図である。 図7の閉鎖組立体のより大きな縮尺の詳細での断面図である。 図1の閉鎖組立体の断面の斜視図である。 図1の一体化されたタンパーエビデント環部材を伴うキャップの注出口および下方領域の水平の断面の斜視図である。 本発明による閉鎖組立体の第2の例示の実施形態の組立状態における図である。 図13の閉鎖組立体の注出口を示す上方からの斜視図である。 図14の注出口の下方からの斜視図である。 図13の閉鎖組立体の一体化されたタンパーエビデント環部材を伴うキャップの図である。 図16の一体化されたタンパーエビデント環部材を伴うキャップの下方からの斜視図である。 図13の閉鎖組立体のより大きな縮尺での詳細図である。 図13の閉鎖組立体の断面図である。 本発明による閉鎖組立体の第3の例の組立状態における図である。 図20の閉鎖組立体の注出口を示す上方からの斜視図である。 図21の注出口の下方からの斜視図である。 図20の閉鎖組立体の一体化されたタンパーエビデント環部材を伴うキャップの図である。 図23の一体化されたタンパーエビデント環部材を伴うキャップの下方からの斜視図である。 図24の一体化されたタンパーエビデント環部材を伴うキャップの断面図である。 図24の一体化されたタンパーエビデント環部材を伴うキャップの別の断面図である。 図20の閉鎖組立体の断面図である。 図20の閉鎖組立体の別の断面図である。 本発明による閉鎖組立体の第4の例の組立状態における図である。 本発明による閉鎖組立体の第5の例の組立状態における図である。 図30の閉鎖組立体の一体化されたタンパーエビデント環部材を伴うキャップの図である。 図30の閉鎖組立体の注出口を示す上方からの斜視図である。 図32の注出口の下方からの斜視図である。 図32の注出口の上方からの図である。 本発明による閉鎖組立体の第6の例の組立状態における図である。
図1〜図12を参照すると、本発明による閉鎖組立体の第1の例がより詳細に記載される。
図1は、組立状態における閉鎖組立体1を示している。説明されているように、一実施形態では、このあらかじめ組み立てられた閉鎖組立体は、例えば折り畳み可能な袋包装容器といった容器に嵌められ得る。
閉鎖組立体1は、2つの構成要素から成り、つまり、一方において本明細書では注出口10として具現化されている物品10と、他方において一体化されたタンパーエビデント環部材50が設けられたキャップ40とから成る。
注出口10は、プラスチック材料から例えば射出成形などで作られ、注出口において製品通路15の周りに管状の首部14を形成している。首部は主軸16を有し、主軸16は、本明細書では鉛直であるとして検討されている。首部14は、製品通路15の上端に口部17を形成している。鉛直、および上、下、上方、下方などの用語は、構成要素同士の相対的な配向および場所、ならびに、閉鎖組立体における構成要素の詳細を特定するために使用されるだけであることは、理解されるものである。実際の使用では、注出口または他の物品は、例えば袋包装といった容器の上部に配置され得るが、例えば、横向きの首部、傾斜した首部、下向きの首部などの他の配置も本発明に含まれる。
注出口10は、首部14に例えば射出成形などで一体的に形成されている環状フランジ部分21を備え、首部14の周りで延びる周囲フランジ構造20をさらに備える。フランジ部分21は、上面21aと、下面21bと、ここでは円形の外側輪郭周辺である周辺21cとを有する。
フランジ構造20は、周辺21cにおいてフランジ部分21と一体であり、周辺21cにおいてフランジ部分21から上向きに延びる周辺保護周縁部分25をさらに備え、そのためフランジ部分21の上面21aと保護周縁部分25は首部14の周りに環状凹部30を定めている。
注出口10は、例えば折り畳み可能な袋包装容器などの容器本体に固定されるように構成される備品の一実施形態を表している。
注出口10は、折り畳み可能な袋包装容器の相対する膜壁同士の間で、例えば熱封止などによって固定されるように適合される、ここでは封止ボートとして具現化された下方連結器部分12を有する。首部14は、下方連結器部分12の上部から上向きに延びている。この例では、封止ボート部分12には、鉛直方向で離間された水平平面において水平の溶接リブ12a、12b、12cが設けられており、リブ13が、技術的に知られている袋包装容器の膜壁に溶接されるように供する。
他の実施形態では、下方連結器部分12は、例えばボール箱のパネルまたは折り畳み可能な袋包装の壁といった容器のパネルに固定されるように適合されるかまたは固定される下方周囲フランジまたは板部分で具現化され得る。
一体化されたタンパーエビデント環部材50が設けられたキャップ40は、プラスチック材料から例えば射出成形などで作られる。
環部材50を伴うキャップ40は、主軸16に沿っての軸方向固定運動を用いて、注出口10の首部14に固定されるように適合されている。
キャップ40は上壁構造41と下向きに垂れるスカート部42とを有する。
図示されているように、上壁構造41は、首部14へと突出するW字形シール配置を備え得る。ここでは、W字形シール配置は、中心の持ち上げられた上壁部分の周りに、下向きに突出する球状部と環状の上壁部分とを備える。上壁構造41が、例えば、略平面状の円板など、または、口部の十分に下方の位置にシールを提供するために首部の内側に嵌まる下向きに突出する中空ピン設計を伴うといった他の設計を有し得ることは、理解されるものである。
スカート部42は、内部側42aと、外部側42bと、上壁構造41から離れた下方縁42cとを有する。
タンパーエビデント環部材50は、キャップ40のスカート部の下方縁42cと一体的に形成され、1つまたは複数の破壊可能な橋梁部70を介してこの下方縁に連結されている。
キャップ40は、首部14におけるキャップの閉位置において製品通路15を封止するように適合される。
キャップ40は、製品通路15を開放するために、使用者によって首部14から手作業で取り外されるように適合されている。この例では、本発明の文脈において好ましいとされているように、キャップ40は、4分の1回転だけ回す方式で開放するスナップ留め式キャップであり、そのため、約4分の1回転にわたってキャップを回転させることは、キャップのスナップ留め保持を係合解除させるのに十分な持ち上げをもたらし、後で検討されているように、破壊可能な橋梁部70を壊す。
タンパーエビデント環部材50は、上面51aと、下面51bと、首部14へと向けられた内面52aと、外面52bとを有する環状の環部材フランジ部分51を備える。
複数のフック部材53が、環部材フランジ部分51の下部に一体的に形成されている。これらのフック部材53は、環部材フランジ部分51の周囲方向において分布されている。
各々のフック部材53は、環部材フランジ部分51と一体の上方端を有し、環部材フランジ部分から下向きに突出する弾性の脚部54を備える。各々のフック部材53は、脚部54の下方自由端においてフック部分55をさらに備える。描写されている実施形態では、実用的に好ましいとして、フック部分55は外向きに向けられている。好ましいとして、フランジ部分51はフック部分55よりさらに外側へ延びている。
注出口の首部14における環状フランジ部分21には、首部の周りで周囲方向において分布された複数のフック部材通路18が設けられており、通路18は、この環状フランジ部分21を通じて上面21aと下面21bとの間で各々延びている。
各々のフック部材通路18は、一体化されたタンパーエビデント環部材50を伴うキャップ40が主軸16に沿っての軸方向固定運動を用いて首部14に軸方向で装着または固定されるときにそれぞれのフック部材53を受け入れるように適合されている。本明細書では、各々のフック部材53のフック部分55は、注出口10の首部14における環状フランジ部分21の下面21bの下で例えばスナップ留めするなど係合する。
ここでは円でない形とされる輪郭の環部材50の環状フランジ部分51の周辺は、環状フランジ部分51が、首部14における一体化されたタンパーエビデント環部材50とのキャップ40の軸方向の装着において、環状凹部30に挿入されるとき、ここでは同じく円でない形とされる輪郭とされた保護周縁部分25内に嵌まるように成形されている。
環状フランジ部分51および周縁部分25の隣接する輪郭は、例えば正方形、六角形、楕円などの他の円でない設計のものであってもよいことは理解されるものである。合致する非円形の輪郭は、回転防止の係止効果の観点において存在してもよく、そのため環部材50は、首部の周りで回転することが防止される。同じ回転防止効果は、例えば、フック部材とその対応する通路とによって、および/または、隣接するフランジ部分51における下方面とフランジ部分51の上方面とにおける合致する起伏によってといった、他の手段によって提供されてもよい、または、代替で提供されてもよい。一実施形態では、環状フランジ部分51の隣接する輪郭と周縁部分25の輪郭とは円形であってもよい。
周辺保護周縁25は、注出口10のフランジ部分21の上面21aと環部材50のフランジ部分51の下面51bとの間の境界面へと、外部からの横からのアクセスを妨害するように構成されている。例えば子供用の食品または飲料の容器との組合せで使用されるとき、組立体に噛み付くことで、または、例えば、可能性としてキャップ40と共に注出口10から環部材50を除去しようとする例えば何気ないといった試みにおいて、例えばナイフなどのカトラリで、前記境界面へアクセスすることはできない。
閉鎖組立体1は、ここではキャップ40の4分の1回転で、使用者によるキャップ40の取り外しによる閉鎖組立体の初回の開放において、1つまたは複数の破壊可能な橋梁部70が破壊し、環部材50がフック部材53を用いて注出口10の凹部30に保持されるように具現化されている。
本明細書で示されているように、保護周縁部分25はそこに開口がない。これは、部分25を強化し、延いては周囲フランジ構造全体を強化し、さらには環部材50の横からのアクセスの可能性を低減する。
保護周縁部分25は、一体化されたタンパーエビデント環部材が設けられたキャップの固定位置において、フランジ部分51の上面51aの外側環状ゾーンが保護周縁部分25の上方へと突出しないような高さを有する。さらにより好ましくは、例えば図9〜図12において見られるように、上面のこの外側環状ゾーンは周縁部分25の上部より下に位置付けられる。これによって、フランジ部分51へのアクセスは困難である。
例えば図2、図3、図8、図9、および図10において示されているように、フック部材通路18は、首部14に直接的に隣接して位置付けられ得る。
好ましくは、通路18は周縁部分25から径方向内向きに離間されて位置付けられる。
フック部材53の脚部54は、首部14を向く内側脚面54aを各々有する。好ましいとされているように、例えば図5、図6、図9、図10を見ると、この内側脚面54aは、環部材50のフランジ部分51の内面52aに隣接する、または、内面52aと連続する。
本明細書において示されているように、すべてのフック部材53が、ここでは脚部54の内側脚面54aと下方端面54cとの接合部である脚部54の下方端において内側斜面54bを伴う脚部53を有することが好ましいとされる。
本明細書において示されているように、首部14は、主軸16に沿っての軸方向固定運動を用いて、首部14において、一体化されたタンパーエビデント環部材50をキャップ40に軸方向で装着すると、対応する斜面とされたボス19の斜面が脚部54の内側斜面54bと接触し、それによって、フック部材53のフック部分55を、注出口10の首部14における環状フランジ部分21の下面21bの下で、例えばスナップ留めさせたままといった係合させたままにするのを助けるように、対応するフック部材通路18の下方の場所において、ボス19と一体的に形成され得る。
図示されているように、一実施形態では、保護周縁部分25の外側または外側輪郭は、相対する平行な側面の少なくとも1つの対を提供する。ここでは、互いと直交している2つの対26、27が、ここでは保護周縁部分25が丸められた角面を伴って4つの側部とされるように提供されている。
一実施形態では、本明細書において示されているように、注出口10の首部14におけるフランジ部分21の上方面21aは、略平面状であり、主軸16に対して径方向であって垂直である。環部材フランジ部分51の下面51bは、本明細書では同じく略平面状であり、主軸16に対して径方向であって垂直である。
本明細書における閉鎖組立体1は、好ましいとされているように、例えばキャッピング装置による前記軸方向での固定する運動がキャップ40を首部14にスナップ留めさせるように、閉鎖組立体の使用において、スナップ留めの機能を提供するスナップ留め式キャップ40を備える。本明細書では、好ましいとされているように、キャップ40のスカート部42のスカート部42の内部側と物品の首部の外部側とは、協働するスナップ連結器形成部を有する。スナップ留めの機能を提供するために、第1のスナップ隆条部13が口部と周囲壁構造との間で首部14の外部側に設けられており、第2のスナップ隆条部43がスカート部の内部側に設けられている。好ましいとされ、図示されているように、周囲フランジ構造から軸方向で離間された第1のスナップ隆条部13は、互いから周囲方向において離間されている一連のスナップ隆条部分によって形成されている。キャップ40のスカート部の内側は、本明細書では、周囲方向に連続するスナップ隆条部を形成している。例えば、スナップ留め式キャップ40は、初回の開放の後、その後にキャップを首部において適切に保持するスナップ特徴部13、43で、首部14において交換されてもよい。
閉鎖部を開放するために4分の1回転にわたってキャップ40を回転させると考えられる使用者による閉鎖組立体の開放を容易にするために、閉鎖組立体は、
- カム表面62を定める少なくとも1つの第1のカム部分61であって、カム表面62は、環部材50を伴うキャップ40が首部14に固定されているときに見ると、主軸16に対して角度が付けられ、第1のカム部分61は、タンパーエビデント環部材50のフランジ部分51に一体的に形成される、少なくとも1つの第1のカム部分61と、
- 第1のカム部分61のカム表面62と相互作用するように適合されるカム従動子表面46を定める少なくとも1つの第2のカム部分45であって、第2のカム部分45は、スカート部42の下方縁に一体的に形成される、少なくとも1つの第2のカム部分46と
を備え、
主軸16の周りでの注出口10に対するキャップ40の回転による閉鎖組立体の初回の開放において、第1のカム部分61と第2のカム部分45とは、協働するスナップ連結器形成部13、43が係合解除するように、首部14に対してキャップ40の軸方向の持ち上げをもたらすために相互作用する。
図示されている実施形態では、第1のカム部分61の対が、環部材フランジ部分51の上面51aにおいて、首部14が通って延びる開口に対して直径方向で反対の場所で一体的に形成されている。第2のカム部分45の対が、キャップのスカート部42の下方端において、直径方向で反対の場所で一体的に形成されている。
各々の第1のカム部分61は弧状の第1のカム表面62を有し、第1のカム表面は、フランジ部分51の上方またはフランジ部分51より高く持ち上げられた中心と、弧状の第1のカム表面62がフランジ部分51の上面51aに隣接する第1の端62aおよび第2の端62bとを伴う。破壊可能な橋梁部70が上向きに弧状の第1のカム表面62の各々の端62a、62bに存在する。
好ましいとされているように、例えば図12において見られるように、環部材50の2つの第1のカム部分61の各々と関連付けられた破壊可能な橋梁部70の対における橋梁部70は、キャップが取り外されてから、最初の成形された位置に対して180°回転させられた位置で首部へ戻すように配置されるとき、橋梁部70の各々の残りのものが一列とならないように、対称的に配置されていない。橋梁部70は、橋梁部70の配置が対称的である場合でもそのようになる。この配置のため、不正をすることがより良好に視認可能であり得る。当然ながら、実施形態は、キャップのスカート部の下方縁と環部材50との間の破壊可能な橋梁部の他の配置および/または他の数で可能である。
図示されている実施形態では、各々の第2のカム部分45は、スカート部42の下方端において一体的に形成され、第1のカム表面62と協働するように適合される外向きに延びるタブ46を備える。好ましいとされるように、キャップは直径方向で反対にある2つのタブ46を有する。
キャップにおける把持を高めるために、および/または、キャップ40の耐閉塞特性を高めるために、キャップは、首部14の主軸を通る仮想的な鉛直平面においてスカート部42から外向きに延びる直径方向で反対にある略平面状の2つの羽根部分47を有する。
第1のカム部分61の単一の対が、キャップの羽根部分47を通るこの仮想的な鉛直平面に対して直径方向において反対の場所に位置付けられていることが見て取れる。これは、射出成形の観点、および、キャップおよび一体化されたタンパーエビデント環部材の強度の観点において、効果的である。
フック部材53と、対応するフック部材通路18との少なくとも1つの対が、首部14に対して直径方向で反対の場所に、キャップの羽根部分47を通る仮想的な鉛直平面において位置付けられていることが見て取れる。
少なくとも1つのフック部材で、ここでは好ましいとされているように、2つのフック部材53と、対応するフック部材通路18とは、キャップの羽根部分47を通る仮想的な鉛直平面に対して直径方向で反対の場所に位置付けられていることが見て取れる。
図13〜図19を参照すると、本発明による閉鎖組立体の第2の例示の実施形態100が記載される。ここで、構成要素、構成要素に対応する詳細、および第1の例示の実施形態に含まれる詳細は、アクセント符号の付けられた同じ符号で指示されている。
第1の例示の実施形態との主な違いは、フランジ部分21'、51の形である。図13〜図19の描写されている実施形態では、物品10'の首部14'のフランジ部分21'の上方面21a'が鞍形とされている。この上方面は、直径方向で反対の下向きに湾曲した上方面ゾーン21a1'を有する。環部材フランジ部分51'の下面51b'は相補的な鞍形とされている。見て取れるように、これらのフランジ部分21'、51'は、それらの他方の鞍形とされた下面または上方面も有し、そのため、これらのフランジ部分は鞍形の形態とされる。
見て取れるように、破壊可能な橋梁部は、鞍形のフランジ部分51'と、スカート部の対応する形とされた下方縁42c'との間に配置されている。
ここでのキャップ40'は、第1の例示の実施形態にあるように、キャップを4分の1回転にわたって回転させる使用者によって物品10'から解放される4分の1回転だけ回すスナップ留めキャップである。
スナップ留めキャップ40'は、協働するスナップ形成部13'、43'を用いて首部において保持される。
開放におけるキャップ40'の持ち上げ効果は、ここでは、フランジ部分51'の上方面の鞍形がスカート部42'の下方縁42c'の対応する鞍形と協働するという事実によって達成される。そのため、追加のカムおよびカム従動子の配置が必要とされない。
環部材50'は、フランジ部分51'の下部から下向きに突出する4つのフック部材53'をここでは有する。フランジ部分21'は4つのそれぞれの通路18'を有する。
周縁部分25'の外側輪郭は、この第2の例では、平行な面を欠いている。そのため、任意選択として、物品には、ここではフランジ部分と封止ボート12'との間で、フランジ部分21'の下方の首部14'の領域において平行な面28の対が設けられている。
図20〜図26を参照すると、本発明による閉鎖組立体の第3の例が検討されている。ここでは、第1および/または第2の例示の実施形態と併せて本明細書で検討されている項目に対応する項目には、二重引用符の追加されている同じ符号が提供されている。
図20は、物品10"を備え、一体化されたタンパーエビデント環部材50"が設けられたキャップ40"を備える閉鎖組立体200を示している。
例えば図21において見て取れるように、物品10"は製品通路の周りに管状の首部14"を形成しており、首部は主軸を有し、上端において口部を形成している。
物品は、首部14"に一体的に形成され、上面と下面と周辺とを有する、ここでは周囲のフランジ部分である1つまたは複数のフランジ部分を備えるフランジ構造20"をさらに備える。好ましいとされているように、周辺保護周縁25"が、その周辺においてフランジ部分と一体であり、周辺においてフランジ部分から上向きに延びている。
一体化されたタンパーエビデント環部材が設けられたキャップ40"は、主軸に沿っての軸方向固定運動を用いて、物品の前記首部に、固定されるように適合される、または、固定される。
これらの図では、内側周辺と外側周辺とを有する環状の上壁41"をキャップ40"が有することが示されている。下向きに垂れるスカート部42"は外側周辺と一体である。中空ピン部分48"が内側周辺から垂れる。中空ピン部分48"は、その長さおよび閉鎖ピン下部に沿って延びる周囲面を有する。中空ピン部分は、ここではその上部において開放している。
中空ピン部分48"の周囲面と物品10"とは、中空ピン部分48"が、閉位置のキャップにおいて製品通路15"を閉鎖するように、協働する封止面の少なくとも1つの対を有する。好ましいとされているように、上部封止は、例えば図27におけるAにおいて、部分48"と首部14"の内部との間において、首部14"の上領域に確立される。好ましいとされているように、下方の封止は、例えば図27におけるBにおいて、ピン部分48"の下方端領域との間において確立される。そのため、好ましくは、2つのシールが、ピン部分48"と物品10"との間で異なる高さに作り出される。
好ましくは、中空ピン部分48"が、環状の上壁から下向きに、少なくともタンパーエビデント環部材の高さまでで、好ましくはさらに下向きに、例えば物品を形成する注出口10"の上水平壁まで延びることが示されている。
スカート部42"は、内部側と、外部側と、上壁構造から離れた下方縁とを有する。
キャップ40"は、製品通路を開放するために、使用者によって物品の首部から手作業で取り外されるように適合されている。図示されているキャップ40"は4分の1回転のキャップである。
タンパーエビデント環部材50"は、キャップのスカート部42"と一体的に形成され、1つまたは複数の破壊可能な橋梁部70"を介してスカート部に連結されている。
タンパーエビデント環部材は、上面と、下面と、内面と、外面とを有する環状の環部材フランジ部分51"を備える。複数のフック部材53"は環部材フランジ部分と一体的に形成され、フック部材は環部材フランジ部分の周囲方向において分布される。
物品の首部におけるフランジ構造20"には複数のフック部材通路18"が設けられ、各々のフック部材通路は、一体化されたタンパーエビデント環部材50"を伴うキャップ40"が主軸に沿っての軸方向固定運動を用いて首部に軸方向で装着されるときにフック部材を受け入れるように適合されている。ここで、各々のフック部材のフック部分は、フランジ構造に、ここでは下においてスナップ留めする。
図は、一方におけるキャップ40"のスカート部42"と他方における物品10"のフランジ構造20"とは、キャップのスナップ留め機能を提供するために協働するスナップ連結器形成部を有する。
ここでは、閉鎖組立体200は、使用者によるキャップ40"の取り外しによる閉鎖組立体の初回の開放において、1つまたは複数の破壊可能な橋梁部70"が破壊し、タンパーエビデント環部材50"はフック部材53"を用いて保持されるように具現化されている。
取り外されたキャップ40"は、首部14"において、キャップ40"を物品に解放可能に外れ止めする一方におけるキャップのスカート部と他方における物品のフランジ構造とにおける協働するスナップ連結器形成部と、後で使用者によって交換可能である。
描写されている例において、一方におけるフランジ構造の周辺保護周縁部分25"と、キャップのスカート部42"の外部側とは、協働するスナップ連結器形成部を有する。より詳細には、この例では、フランジ構造の周辺保護周縁25"には、窓部27"または凹部を有する少なくとも1つの上向きに突出する外れ止め壁部分26"が設けられている。スカート部42"の外部側には、キャップ40"の閉位置において前記窓部27"または凹部へとスナップ留めされる外れ止めタブ46"が設けられている。タブ46"は、使用者がキャップ40"を取り外すときに窓部27"または凹部からスナップ留め解除または解放されることになる。
図示されているように、ここでは、保護周縁部分25"の外側または外側輪郭は、相対する平行な側面の少なくとも1つの対を提供する。好ましいとされているように、上向きに突出する2つの外れ止め壁部分26"は、組立体200が、例えば、物品10"および/または組立体200を案内および/または把持する観点においてといった、物品10"および/または組立体200の取り扱いの観点において有利となり得る比較的大きい平行な表面を有するように、周縁部分25"の平行な部品において直立させられる。
認識されるように、描写されている第3の例示の実施形態は、
- カム表面を定める少なくとも1つの第1のカム部分61"であって、カム表面は主軸に対して角度が付けられ、第1のカム部分は、スカート部の下方縁とタンパーエビデント環部材のフランジ部分51"との一方に一体的に形成される、少なくとも1つの第1のカム部分61"と、
- 第1のカム部分61"のカム表面と相互作用するように適合されるカム従動子表面を定める少なくとも1つの第2のカム部分44"であって、第2のカム部分は、スカート部42"の下方縁とタンパーエビデント環部材のフランジ部分との他方に一体的に形成される、少なくとも1つの第2のカム部分44"と
を備え、
主軸の周りでの物品に対するキャップ40"の回転による閉鎖組立体の初回の開放において、第1のカム部分61"と第2のカム部分44"とは、実用的にはキャップを回すとすぐに、首部に対してキャップの軸方向の持ち上げをもたらし、そのため上向きの持ち上げをもたらすために相互作用し、例えば、そのため、協働するスナップ連結器形成部が前記持ち上げのため係合解除し、橋梁部70"が破壊する。
第1のカム部分および第2のカム部分の設計に依存して、キャップは、両方向において、そのため時計回りおよび反時計回りにおいて、閉鎖部を開放するために首部の周りで回転可能とできる、または、設計は、キャップが例えば時計回りだけといった一方向だけにおいて回転可能となるようにできる。
実施形態では、スカート部の外部におけるタブ46"は、キャップ40"のためのスナップ留めの機能を提供し、第2のカム部分の一部としても供し、前記2つの機能のタブ46"は、使用者が開放のためにキャップ40"を回転させるときにそれぞれの窓部27"または凹部から解放されると、第1のカム表面と協働するように適合されている。
キャップ40"が直径方向で反対にある2つのタブ46を有することと、周辺保護周縁25"に、それぞれが、窓部27"または凹部を有している2つの上向きに突出する外れ止め壁部分26"が提供されていることとが示されている。タブ46"の前記対の各々は、キャップの閉位置において、対応する窓部27"または凹部へとスナップ留めされる。
図29において、閉鎖組立体300は閉鎖組立体200と概して同じである。違いは、キャップ40'''が、首部の主軸を通る仮想的な鉛直平面においてスカート部から外向きに延びる直径方向で反対にある2つの羽根部分47'''をここでは有することである。これは、キャップにおける把持を高めるために、および/または、キャップの耐閉塞特性を高めるために行われる。
図30〜図35を参照すると、本発明による閉鎖組立体の第5の例が検討されている。ここでは、第1および/または第2の例示の実施形態と併せて本明細書で検討されている項目に対応する項目には、400だけ増加させられた同じ符号が提供されており、そのため、図1における符号1はこれらの図30〜図35では符号401である。
図30は、物品410を備え、一体化されたタンパーエビデント環部材450が設けられたキャップ440を備える閉鎖組立体401を示している。
例えば図32において見て取れるように、物品410は製品通路の周りに管状の首部414を形成しており、首部は主軸を有し、上端において口部を形成している。
物品は、首部414に一体的に形成され、上面と下面と周辺とを有する、ここでは周囲のフランジ部分である1つまたは複数のフランジ部分を備えるフランジ構造420をさらに備える。
図示されているように、物品は、フランジ構造420を上フランジ構造として有し、前記上または第1のフランジ構造420の下方に下または第2のフランジ構造422をさらに有する。
好ましいとされているように、周辺保護周縁425が、その周辺において上フランジ部分420と一体であり、周辺において上フランジ部分420から上向きに延びている。
鉛直方向で離間された2つのフランジ構造420、422の間で、物品410は2つの平行で鉛直な面423を形成しており、それら面423は、フランジ構造420、422と一緒に、例えば注出口を平行な案内レールの間で滑らせるとき、注出口のための案内および取り扱いの機能を定める。
一体化されたタンパーエビデント環部材450が設けられたキャップ440は、主軸に沿っての軸方向固定運動を用いて、物品の前記首部に、固定されるように適合される、または、固定される。
これらの図では、キャップ440は、例えば図6に示されているように、首部414へと突出するW字形シール配置を伴う上壁441を有する。ここでは、W字形シール配置は、中心の持ち上げられた上壁部分の周りに、下向きに突出する球状部と環状の上壁部分とを備える。上部封止は、W字形シール配置と首部414の内部との間において、首部414の上領域に確立される。
スカート部442は、内部側と、外部側と、上壁構造から離れた下方縁とを有する。
キャップ440は、製品通路を開放するために、使用者によって物品の首部から手作業で取り外されるように適合されている。図示されているキャップ440は4分の1回転のキャップである。
タンパーエビデント環部材450は、キャップのスカート部442と一体的に形成され、1つまたは複数の破壊可能な橋梁部470を介してスカート部に連結されている。
タンパーエビデント環部材は、上面と、下面と、内面と、外面とを有する環状の環部材フランジ部分451を備える。複数のフック部材453は環部材フランジ部分と一体的に形成され、フック部材は環部材フランジ部分の周囲方向において分布される。
物品の首部におけるフランジ構造420には複数のフック部材通路418が設けられ、各々のフック部材通路は、一体化されたタンパーエビデント環部材450を伴うキャップ440が主軸に沿っての軸方向固定運動を用いて首部に軸方向で装着されるときにフック部材を受け入れるように適合されている。ここで、各々のフック部材のフック部分は、フランジ構造に、ここでは下においてスナップ留めする。
図は、一方におけるスカート部442と他方における物品410の首部414とは、キャップのスナップ留め機能を提供するために協働するスナップ連結器形成部を有することを示している。
ここでは、閉鎖組立体401は、使用者によるキャップ440の取り外しによる閉鎖組立体の初回の開放において、1つまたは複数の破壊可能な橋梁部470が破壊し、タンパーエビデント環部材450はフック部材453を用いて保持されるように具現化されている。
取り外されたキャップ440は、首部414において、キャップ440を物品に解放可能に外れ止めする一方におけるキャップのスカート部と他方における物品の首部とにおける協働するスナップ連結器形成部と、後で使用者によって交換可能である。
キャップ440は、首部414の主軸を通る仮想的な鉛直平面においてスカート部442から外向きに延びる直径方向で反対にある2つの羽根部分447を有することである。これは、キャップにおける把持を高めるために、および/または、キャップの耐閉塞特性を高めるために行われる。
認識されるように、描写されている第5の例示の実施形態は、
- カム表面を定める少なくとも1つの第1のカム部分461であって、カム表面は主軸に対して角度が付けられ、第1のカム部分は、スカート部の下方縁とタンパーエビデント環部材のフランジ部分451との一方に一体的に形成される、少なくとも1つの第1のカム部分461と、
- 第1のカム部分461のカム表面と相互作用するように適合されるカム従動子表面を定める少なくとも1つの第2のカム部分444であって、第2のカム部分は、スカート部442の下方縁とタンパーエビデント環部材のフランジ部分との他方に一体的に形成される、少なくとも1つの第2のカム部分444と
を備え、
主軸の周りでの物品に対するキャップ440の回転による閉鎖組立体の初回の開放において、第1のカム部分461と第2のカム部分444とは、実用的にはキャップを回すとすぐに、首部に対してキャップの軸方向の持ち上げをもたらし、そのため上向きの持ち上げをもたらすために相互作用し、例えば、そのため、協働するスナップ連結器形成部が前記持ち上げのため係合解除し、橋梁部470が破壊する。
第1のカム部分および第2のカム部分の設計に依存して、キャップは、両方向において、そのため時計回りおよび反時計回りにおいて、閉鎖部を開放するために首部の周りで回転可能とできる、または、設計は、キャップが例えば時計回りだけといった一方向だけにおいて回転可能となるようにできる。
図35において、閉鎖組立体401'は閉鎖組立体401と概して同じである。違いは、キャップ440'がW字形シール配置を有しておらず、例えば、スカート部442の内側における封止面との接触によって、例えば首部414の上部に近接して、首部414の外部において封止するだけであることである。羽根部447は、キャップの上壁441にわたって延びる鉛直なパネル部分447aによって結合されている。
1、100、200、401、401' 閉鎖組立体
10、10'、10"、410 物品、注出口
12、12'、12" 下方連結器部分、封止ボート部分
12a、12b、12c 溶接リブ
13 リブ、第1のスナップ隆条部、スナップ特徴部、協働するスナップ連結器形成部
14、14'、14"、414 首部
15、15" 製品通路
16 主軸
17 口部
18、18'、18" フック部材通路
19 ボス
20、20" 周囲フランジ構造
21、21'、51 環状フランジ部分
21a、21a'、51a 上面
21a1' 上方面ゾーン
21b、51b、51b' 下面
21c 周辺
25、25'、25" 保護周縁部分
26、27 平行な側面の対
26" 外れ止め壁部分
27" 窓部
28 面
30 凹部
40、40'、40"、40"、40'''、440 スナップ留め式キャップ
41、41"、441 上壁構造
42、42'、42"、442 下向きに垂れるスカート部
42a 内部側
42b 外部側
42c、42c' 下方縁
43 第2のスナップ隆条部、スナップ特徴部、協働するスナップ連結器形成部
44"、444 第2のカム部分
45 カム従動子表面
46 タブ
46" 外れ止めタブ
47、47'''、447 羽根部分
48" 中空ピン部分
50、50'、50"、450 タンパーエビデント環部材
51、51'、51"、451 環状の環部材フランジ部分
52a 内面
52b 外面
53、53'、53"、453 フック部材
54 脚部
54a 内側脚面
54b 内側斜面
54c 下方端面
55 フック部分
61、61"、461 第1のカム部分
62 第1のカム表面
62a 第1の端
62b 第2の端
70、70"、470 橋梁部
420 上または第1のフランジ構造
422 下または第2のフランジ構造
423 面
447a パネル部分

Claims (23)

  1. 物品(10、10'、10"; 410)を備え、一体化されたタンパーエビデント環部材(50、50'、50"、450)が設けられたキャップ(40、40'、40"、40'''; 440)を備える閉鎖組立体であって、
    前記物品(10)は、プラスチック材料から作られ、例えば成形され、前記物品における製品通路(15)の周りに管状の首部(14)を形成し、前記首部は、主軸(16)を有し、前記製品通路(15)の上端において口部(17)を形成し、
    前記物品(10)は、前記首部に一体的に形成され、且つ前記首部(14)の周りで延びる環状フランジ部分を備える周囲フランジ構造(20)をさらに備え、前記環状フランジ部分は上面(21a)と下面(21b)と周辺とを有し、前記周囲フランジ構造は、前記環状フランジ部分と一体であり、前記周辺において前記環状フランジ部分から上向きに延びる周辺保護周縁部分(25)をさらに備え、そのため前記環状フランジ部分(21)の前記上面と前記周辺保護周縁部分(25)とは前記首部(14)の周りに環状凹部(30)を定め、
    一体化されたタンパーエビデント環部材(50)が設けられた前記キャップ(40)は、プラスチック材料から作られ、例えば成形され、前記主軸(16)に沿っての軸方向固定運動を用いて、前記物品の前記首部(14)に、固定されるように適合され、または、固定され、
    前記キャップ(40)は上壁構造(41)と下向きに垂れるスカート部(42)とを備え、前記スカート部は、内部側(42a)と、外部側(42b)と、前記上壁構造から離れた下方縁(42c)とを有し、前記キャップは、前記首部における前記キャップの閉位置において前記製品通路(15)を封止するように適合され、前記キャップは、前記製品通路を開放するために、使用者によって前記物品の前記首部(14)から手作業で取り外されるように適合され、
    前記タンパーエビデント環部材(50)は、前記キャップ(40)の前記スカート部(42)の前記下方縁と一体的に形成され、1つまたは複数の破壊可能な橋梁部(70)を介して前記下方縁に連結され、
    前記タンパーエビデント環部材(50)は、上面(51a)と、下面(51b)と、内面(52a)と、外面(52b)とを有する環状の環部材フランジ部分(51)を備え、複数のフック部材(53)が前記環状の環部材フランジ部分(51)の下部と一体的に形成され、前記フック部材は前記環状の環部材フランジ部分(51)の周囲方向において分布され、各々のフック部材(53)は、前記環状の環部材フランジ部分(51)と一体の上方端を有し、前記環状の環部材フランジ部分から下向きに突出する脚部(54)を備え、各々のフック部材は、前記脚部の下方自由端においてフック部分(55)を備え、
    前記物品の前記首部(14)における前記環状フランジ部分(21)には、前記環状フランジ部分(21)を通じて前記上面(21a)と前記下面(21b)との間で各々延びる複数のフック部材通路(18)が設けられ、各々のフック部材通路(18)は、前記一体化されたタンパーエビデント環部材(50)を伴う前記キャップ(40)が前記主軸(16)に沿っての前記軸方向固定運動を用いて前記首部(14)に軸方向で装着されるときにフック部材(53)を受け入れるように適合され、各々のフック部材(53)の前記フック部分(55)は、前記物品の前記首部における前記環状フランジ部分(21)の前記下面(21b)の下で係合し、例えばスナップ留めし、
    前記タンパーエビデント環部材(50)の前記環状の環部材フランジ部分(51)の前記周辺は、前記環状の環部材フランジ部分(51)が、前記首部における前記一体化されたタンパーエビデント環部材(50)との前記キャップ(40)の前記軸方向の装着において、前記環状凹部(30)に少なくとも一部で挿入されるとき、前記周辺保護周縁部分(25)内に嵌まるように成形され、
    前記周辺保護周縁部分(25)は、前記物品(10)の前記環状フランジ部分(21)の前記上面(21a)と前記タンパーエビデント環部材(50)の前記環状の環部材フランジ部分(51)の前記下面(51b)との間の境界面へと、外部からの横からのアクセスを妨害するように適合され、
    前記閉鎖組立体は、使用者による前記キャップ(40)の取り外しによる前記閉鎖組立体の初回の開放において、前記1つまたは複数の破壊可能な橋梁部(70)が破壊し、前記タンパーエビデント環部材(50)は前記フック部材(53)を用いて前記物品の前記環状凹部(30)に保持されるように具現化される、閉鎖組立体。
  2. 前記周辺保護周縁部分(25)はそこに開口がない、請求項1に記載の閉鎖組立体。
  3. 前記周辺保護周縁部分(25)は、前記一体化されたタンパーエビデント環部材(50)が設けられた前記キャップの固定位置において、前記タンパーエビデント環部材(50)の前記環状の環部材フランジ部分(51)の前記上面の外側環状ゾーンが前記周辺保護周縁部分(25)の上方に突出しないような高さを有し、好ましくは、前記上面の前記外側環状ゾーンは前記周辺保護周縁部分(25)の上部より下に位置付けられる、請求項1または2に記載の閉鎖組立体。
  4. 前記フック部材通路(18)は前記首部(14)に直接的に隣接して位置付けられ、および/または、前記フック部材の前記脚部(54)は内側脚面(54a)を各々有し、前記内側脚面は前記タンパーエビデント環部材の前記環状の環部材フランジ部分(51)の前記内面(52a)に隣接する、請求項1から3のいずれか一項に記載の閉鎖組立体。
  5. 少なくとも1つのフック部材の前記脚部、例えばすべてのフック部材(53)の前記脚部は、前記脚部の下方端において、例えば前記脚部の内側脚面(54a)と下方端面(54c)との接合部において、内側斜面(54b)を有し、
    前記首部(14)は、前記主軸(16)に沿っての前記軸方向固定運動を用いて、前記首部において、前記一体化されたタンパーエビデント環部材(50)を前記キャップ(40)に軸方向で装着すると、対応する斜面とされたボス(19)の斜面が前記脚部の前記内側斜面(54b)と接触し、それによって、前記フック部材(53)の前記フック部分(55)を、前記物品の前記首部における前記環状フランジ部分の前記下面(21b)の下で係合させたままにするのを助けるように、例えばスナップ留めさせたままにするのを助けるように、対応する前記フック部材通路(18)の下方の場所において、前記対応する斜面とされたボス(19)と一体的に形成される、請求項1から4のいずれか一項に記載の閉鎖組立体。
  6. 前記タンパーエビデント環部材の前記環状の環部材フランジ部分(51)の周辺と前記周辺保護周縁部分(25)の周辺とは円でない形とされる、請求項1から5のいずれか一項に記載の閉鎖組立体。
  7. 前記周辺保護周縁部分(25)の外側は、相対する平行な側面の少なくとも1つの対を提供し、好ましくは、互いと直交する2つの対(26、27)を提供し、例えば、前記周辺保護周縁部分は、好ましくは丸められた角面を伴って、4つの側部とされる、請求項1から6のいずれか一項に記載の閉鎖組立体。
  8. 前記物品の前記首部における前記環状フランジ部分(21)の前記上方面(21a)は、略平面状であり、好ましくは前記主軸(16)に対して径方向であって垂直であり、
    前記環状の環部材フランジ部分(51)の前記下面(51b)は、略平面状であり、好ましくは前記主軸に対して径方向であって垂直である、請求項1から7のいずれか一項に記載の閉鎖組立体。
  9. 前記閉鎖組立体は、前記閉鎖組立体の使用において、スナップ留めの機能を提供するスナップ留め式キャップ(40)を備える、請求項1から8のいずれか一項に記載の閉鎖組立体。
  10. 前記物品の前記首部の前記外部側と前記キャップの前記スカート部の前記内部側とは、前記スナップ留めの機能を提供するために、例えば第1のスナップ隆条部および第2のスナップ隆条部によって形成される、協働するスナップ連結器形成部(13、43)を有する、請求項9に記載の閉鎖組立体。
  11. 一方における前記キャップの前記スカート部と前記物品の前記周囲フランジ構造とは、前記スナップ留め機能を提供するために協働するスナップ連結器形成部を有し、
    例えば、一方における前記周辺保護周縁部分と前記キャップの前記スカート部の前記外部側とは、協働するスナップ連結器形成部を有し、
    例えば、前記周辺保護周縁部分には、窓部または凹部を有する少なくとも1つの上向きに突出する外れ止め壁部分が設けられ、前記スカート部の前記外部側には、前記キャップの閉位置において前記窓部または前記凹部へとスナップ留めされる外れ止めタブが設けられる、請求項9または10に記載の閉鎖組立体。
  12. カム表面(62)を定める少なくとも1つの第1のカム部分(61)であって、前記カム表面(62)は前記主軸(16)に対して角度が付けられ、前記第1のカム部分(61)は、前記スカート部の前記下方縁と前記タンパーエビデント環部材(50)の前記環状の環部材フランジ部分(51)との一方に一体的に形成される、少なくとも1つの第1のカム部分(61)と、
    前記第1のカム部分(61)の前記カム表面(62)と相互作用するように適合されるカム従動子表面(45)を定める少なくとも1つの第2のカム部分(44)であって、前記第2のカム部分は、前記スカート部(42)の前記下方縁と前記タンパーエビデント環部材の前記環状の環部材フランジ部分との他方に一体的に形成される、少なくとも1つの第2のカム部分(44)と
    を備え、
    前記主軸(16)の周りでの前記物品(10)に対する前記キャップ(40)の回転による前記閉鎖組立体の初回の開放において、前記第1のカム部分と前記第2のカム部分とは、例えば前記協働するスナップ連結器形成部(13、43)が係合解除するように、前記首部(14)に対して前記キャップの軸方向の持ち上げをもたらすために相互作用する、請求項1から11のいずれか一項に記載の、好ましくは少なくとも請求項9に記載の閉鎖組立体。
  13. 第1のカム部分(61)の対が、前記環状の環部材フランジ部分の前記上面において、直径方向で反対の場所で一体的に形成され、
    第2のカム部分(44)の対が、前記スカート部(42)の前記下方端において、直径方向において反対の場所で一体的に形成される、請求項12に記載の閉鎖組立体。
  14. 前記第1のカム部分は弧状の第1のカム表面(62)を有し、前記第1のカム表面(62)は、前記フランジ部分の上方に持ち上げられた中心と、弧状の前記第1のカム表面が前記環状の環部材フランジ部分の前記上面(51a)に隣接する第1および第2の端(62a、62b)とを伴い、
    例えば、破壊可能な橋梁部(70)が、上向きに弧状の前記第1のカム表面(62)の各々の端(62a、62b)に存在する、請求項12または13に記載の閉鎖組立体。
  15. 前記第2のカム部分(44)は、前記スカート部の前記下方端において一体的に形成され、前記第1のカム表面(62)と協働するように適合される外向きに延びるタブ(46)を備え、
    好ましくは、前記キャップは直径方向で反対にある2つのタブ(46)を有し、
    例えば、前記周辺保護周縁部分には、窓部または凹部を有する少なくとも1つの上向きに突出する外れ止め壁部分が設けられ、前記タブは、前記キャップの閉位置において前記窓部または前記凹部へスナップ留めされる、請求項12から14のいずれか一項に記載の閉鎖組立体。
  16. 前記キャップにおける把持を高めるために、および/または、前記キャップの耐閉塞特性を高めるために、前記キャップは、前記首部の前記主軸(16)を通る仮想的な鉛直平面において前記スカート部から外向きに延びる直径方向で反対にある2つの羽根部分(47)を有する、請求項1から15のいずれか一項に記載の閉鎖組立体。
  17. 第1のカム部分(61)の前記対の前記カム部分は、前記キャップの前記羽根部分(47)を通る前記仮想的な鉛直平面に対して直径方向において反対の場所に位置付けられる、請求項13及び16に記載の閉鎖組立体。
  18. フック部材(53; 53'; 53")と、対応するフック部材通路(18; 18'、18")との少なくとも1つの対が、前記首部(14)に対して直径方向で反対の場所に、前記キャップの前記羽根部分(47)を通る前記仮想的な鉛直平面において位置付けられる、請求項16または17に記載の閉鎖組立体。
  19. 前記物品(10; 10'; 10")は、容器本体に固定されるかまたは固定された備品であり、
    例えば前記物品は注出口であり、前記注出口は、例えば、折り畳み可能な袋包装容器の反対の膜壁の間で固定されるように適合されるかもしくは固定される、または、ボール箱のパネルもしくは折り畳み可能な袋包装の壁の例といった容器のパネルに固定されるかもしくは固定された下方の周囲にあるフランジもしくは板部分を有する、下方連結器部分(12、12'、12")、例えば封止ボート部分を有する、請求項1から18のいずれか一項に記載の閉鎖組立体。
  20. 前記物品(10)は、折り畳み可能な袋包装容器の反対の膜壁の間で、例えば熱封止によって、固定されたかまたは固定される下方連結器部分を備える注出口であり、例えば、前記下方連結器部分は封止ボート(12)である、請求項1から19のいずれか一項に記載の閉鎖組立体。
  21. 例えば折り畳み可能な袋包装容器といった、請求項1から20のうちの1つまたは複数に記載の閉鎖組立体(1; 100; 200; 300; 401)が設けられる容器。
  22. 前記キャップおよび前記一体化されたタンパーエビデント環部材なしで、請求項1から20のいずれか1つに記載の前記物品(10)を有する容器を提供するステップと、
    例えば前記物品における前記製品通路(15)を介して、前記容器を充填するステップと、
    請求項1から20のいずれか1つに記載の前記キャップ(40)および前記一体化されたタンパーエビデント環部材(50)を、前記キャップが前記製品通路を封止するように、前記主軸(16)に沿っての軸方向固定運動を用いて、前記物品(10)の前記首部(14)に固定するステップであって、前記フック部材(53)はそれぞれの前記フック部材通路(18)へ入って通り、前記フック部材(53)の前記フック部分(55)は、前記首部における前記環状フランジ部分(21)の前記下面(21b)の下で係合し、例えばスナップ留めし、前記タンパーエビデント環部材の前記環状の環部材フランジ部分(51)は、前記環状凹部(30)に少なくとも一部挿入される、ステップと
    を含む、容器を製造および充填するための方法。
  23. 請求項1から20のいずれか1つに記載の前記キャップおよび前記一体化されたタンパーエビデント環部材を備えた前記物品を容器に装着するように適合される物品装着位置、例えば開口、例えば袋包装の上縁または継ぎ目における開口、を有する容器を提供するステップと、
    例えば前記開口を介して、前記容器を充填するステップと、
    請求項1から20のいずれか1つに記載の前記一体化されたタンパーエビデント環部材を含む前記物品および前記キャップの組立体を、一単位として、前記物品装着位置において前記容器に装着するステップと
    を含む、容器を製造および充填するための方法。
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