JP2021535422A - シースルーニアアイ光モジュール及び眼科レンズの製造 - Google Patents

シースルーニアアイ光モジュール及び眼科レンズの製造 Download PDF

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Abstract

本発明は、ほとんどのケースにおいて、スタンドアロンユニットとして製造されているシースルーニアアイ光モジュールを対象とする。シースルーニアアイ光モジュールは、次いで、特定の実施形態において、その着用者がシースルーニアアイ光モジュールを通じて観察した際に自身が現実世界画像及び仮想画像を明瞭に観察しうるように、適切な屈折力を有するアイウェアレンズとの光学的通信及びアライメント状態において配置されている。その他の実施形態において、適切な屈折力が、シースルーニアアイ光モジュールの後部セクション内において提供されている。従って、シースルーニアアイ光モジュールと適切な屈折力の両方の組合せは、明瞭な拡張現実又は複合現実経験を着用者に提供している。配置は、アイウェアレンズのオープンノッチ、孔、溝、凹部、又はその他のセクション内における位置決めによるものであってよい。【選択図】図5a

Description

関連出願の相互参照
[0001] 本出願は、2018年8月10日付けで出願された米国特許出願第62/717,424号、2018年11月6日付けで出願された米国特許出願第62/756,528号、2018年11月6日付けで出願された米国特許出願第62/756,542号、及び2019年1月7日付けで出願された米国特許出願第62/788,993号の開示及び出願日の優先権及び利益に依拠するものである。本出願は、2018年8月20日付けで出願された米国特許出願第62/720,113号、2018年9月7日付けで出願された米国特許出願第62/728,251号、及び2018年9月17日付けで出願された米国特許出願第62/732,138号に関係している。これらのそれぞれの特許出願の開示内容は、引用により、そのすべてが本明細書に包含される。
[0002] 本発明は、ほとんどのケースにおいてスタンドアロンユニットとして製造されているシースルーニアアイ光モジュールを対象としている。シースルーニアアイ光モジュールは、特定の実施形態において、その着用者がシースルーニアアイ光モジュール通じて観察した際に自身が現実世界画像及び仮想画像を明瞭に観察しうるように、適切な屈折力を有するアイウェアレンズとの光学的通信状態及びアライメント状態において配置されている。その他の実施形態において、適切な屈折力は、シースルーニアアイ光モジュールの後部セクションにおいて提供されている。従って、シースルーニアアイ光モジュールと適切な屈折力の両方の組合せは、明瞭な拡張現実又は複合現実経験を着用者に提供している。配置は、アイウェアレンズのオープンノッチ、孔、溝、凹部、及び/又はセクション内における位置決めによるものであってよい。
[0003] 現在の拡張及び/又は複合現実システムは、ほとんどのケースにおいて、大きなフォームファクタを有しており、且つ、不格好であり、重たく、大量の電力を消費し、且つ、高価である。これらのシステムが広く普及するには、大規模な根本的な技術変化又は革新が必要とされている。これに加えて、このような任意の革新は、現時点の確立されているアイウェア及び眼科レンズの製造及び流通に対して容易に適合可能であることも重要である。本明細書において開示されている革新は、AR(augmented reality:拡張現実)及びMR(mixed reality:複合現実)産業のためのこのような根本的な飛躍的発展について教示している。
[0004] 本発明の実施形態において提供されているのは、その着用者が拡張現実又は複合現実を経験している間に現実世界画像及び仮想画像を明瞭に観察しうるように、シースルーニアアイ光モジュールを適切な屈折力のレンズ又はレンズシステムと光学的に組み合わせる様々な方法である。拡張現実又は複合現実システムは、諸態様において、シースルーニアアイ光モジュールとの光学的通信状態にある眼科レンズを提供しており、この場合に、シースルーニアアイ光モジュールは、シースルーニアアイディスプレイと、シースルーニアアイマイクロレンズアレイと、を有し、この場合に、シースルーニアアイ光モジュール及びシースルーニアアイ光モジュールの直接背後において配置されているアイウェアレンズセクションを通じて計測される屈折力は、シースルーニアアイ光モジュールを装着するための眼科レンズの任意の変更の前に眼科レンズを通じて計測されたかのような同一の屈折力の20%以内である。拡張現実又は複合現実システムは、シースルーニアアイ光モジュールとの光学的通信状態にある眼科レンズを有していてもよく、この場合に、シースルーニアアイ光モジュールは、シースルーニアアイディスプレイと、シースルーニアアイマイクロレンズアレイと、を有し、この場合に、シースルーニアアイ光モジュール及びシースルーニアアイ光モジュールの直接背後において配置されている眼科レンズセクションを通じて計測される全体的な屈折力は、眼科レンズの遠用部と同一の屈折力の10%以内である。拡張現実又は複合現実システムは、シースルーニアアイ光モジュールとの光学的通信状態にある眼科レンズを有していてもよく、この場合に、シースルーニアアイ光モジュールは、シースルーニアアイディスプレイと、マイクロレンズアレイと、を有し、この場合に、シースルーニアアイ光モジュールの後部側の一部分は、眼科レンズの一部分の前面に位置しており、この場合に、シースルーニアアイ光モジュールの後部側に最も近接した眼科レンズのフロア又は底部部分は、シースルーニアアイ光モジュールが位置決めされた又は置換した眼科レンズの前部表面ベースカーブの20%以内において湾曲又は成形されており、且つ、シースルーニアアイ光モジュールの後部側のサイズは、眼科レンズの後部側のエリアの表面積との比較において、表面積において、より小さい。
[0005] このようなシースルーニアアイディスプレイは、このようなディスプレイのピクセルを通じた、及び/又は、その間における、観察を許容する電子的なディスプレイであってよい。ピクセルを通じて観察する際には、ピクセルは、半透明又は透明のいずれかである。ピクセルの間において観察する際には、ピクセルは、不透明、半透明、又は透明のいずれかであってよい。例示を目的としたものに過ぎないが、OLED、マイクロLED又はマイクロiLED、フレキシブルマイクロiLED又はフレキシブルマイクロLED、TOLED(transparent organic light emitting diode)、PHOLED(Phosphorescent OLED)、FOLED(Flexible OLED)、WOLED(white OLED)、ELD(electroluminescent display)、TFEL(thin film electroluminescent)、TDEL(thick dielectric electroluminescent)、或いは、以上のうちの任意のものの組合せ、というピクセル光源又は光エミッタのうちの1つ又は複数をシースルーニアアイディスプレイと共に又はこれとして利用することができる。
[0006] 特定の実施形態において、シースルーニアアイディスプレイは、光が着用者の眼から最も離れた側において遮断されている、且つ、現実世界光線が着用者の1つ又は複数の眼を通過することを許容することになるピクセル及び/又はピクセルパッチの間のディスプレイの透明又は半透明セクションを有する、透明ピクセル及び/又は半透明ピクセルを有することができる。これらのケースにおいて、ピクセル又はピクセルパッチは、透明又は半透明でありうる一方で、現実世界からのほとんどの光は、着用者の眼から最も離れた、ピクセル又はピクセルパッチの前部側において、或いは、ピクセル又はピクセルパッチの前面において、配置された光ブロックに起因して、ピクセル又はピクセルパッチを通過することにならず、むしろ、ピクセル又はピクセルパッチの間を通過することになる。その他のケースにおいて、ピクセルは、不透明であってよい。このようなケースにおいて、現実世界画像は、不透明なピクセルの間を通過する光線により、観察されている。更にその他のケースにおいて、ピクセルは、光ブロックを伴うことなしに、透明又は半透明であってよい。これらのケースにおいては、現実世界画像は、ピクセルを通じて観察することができる。本明細書において開示されている実施形態において、シースルーニアアイディスプレイは、ディスプレイが、光ブロックを有する透明又は半透明ピクセル、光ブロックを有していない透明又は半透明ピクセル、或いは、不透明なピクセル、を有しているかどうかとは無関係に、その着用者が、シースルーニアアイディスプレイを通じて観察している際に現実世界画像を観察することを許容している。特定のケースにおいて、ピクセル又はピクセルパッチは、疎状態において配置されている。その他のケースにおいて、ピクセル又はピクセルパッチは、密状態において配置されている。シースルーニアアイディスプレイは、透明又は半透明であってよい。シースルーニアアイディスプレイは、パッシブマトリクス又はアクティブマトリクスから製造することができる。
[0007] 本明細書において使用されているマイクロレンズアレイは、静的マイクロレンズアレイであってもよく(この場合には、マイクロレンズアレイのマイクロレンズは、屈折力において固定されている)、或いは、電子的なスイッチングが可能なマイクロレンズアレイのものであってもよい(この場合には、マイクロレンズアレイのマイクロレンズは、2つの異なる屈折力の間においてスイッチング又はチューニング可能であり、且つ、そのうちの1つは、屈折力を有していなくてもよい)。以下は、このようなマイクロレンズアレイのマイクロレンズの例であるに過ぎない。マイクロレンズは、平−凸、両凸、非球面、無色、回折、屈折、フェーズラップフレネルレンズ、フレネルレンズ、ガボールスーパーレンズを形成するプラス及びマイナスレンズの組合せ、レンズとプリズムの組合せ、屈折率分布(GRIN:gradient index)レンズ、液晶レンズ、パターン化電極レンズ、ポリマー液晶レンズ、又は以上のものの任意の組合せ、のうちの1つ又は複数であってよい。ほとんどの、但し、すべてではない、ケースにおいて、MLA(micro-lens array)は、一面又は両面において反射防止被覆されている。1つ又は複数の小型レンズ又はレンズ効果という用語は、本明細書において使用されている際に、マイクロレンズ又はマイクロレンズアレイと一般的に関連していることを意味している。
[0008] 本明細書において教示されているシースルーニアアイ光モジュールは、所定の距離だけ離隔したマイクロレンズアレイとの光学的アライメント/光学的通信状態にあるシースルーニアアイディスプレイから構成されている。特定の実施形態において、シースルーニアアイ光モジュールは、アイウェアレンズと共に内蔵される前に製造されうるスタンドアロンシースルーニアアイ光モジュールであってよい。その他の実施形態において、シースルーニアアイ光モジュールは、アイウェアレンズと共に原位置において製造することができる。シースルーニアアイディスプレイとマイクロレンズアレイの空間的な分離は、材料又はガスによって充填することができる。好適な一実施形態において、空間的分離は、材料によって充填されている。シースルーニアアイ光モジュールは、封止することができる。封止は、密封方式で封止することができる。封止とは、封止が、シースルーニアアイ光モジュールの外側エリアのすべてを内蔵していることを意味している。又、シースルーニアアイディスプレイは、マイクロレンズアレイを通過した後に仮想画像を形成し、これにより、ユーザー又は着用者が仮想画像と現実画像の両方を観察し、これにより、拡張現実又は複合現実を知覚することを許容する、シースルーニアアイディスプレイからの光線を生成又は放出しつつ、ユーザーの眼によって知覚される現実画像を形成するべく、現実世界光線を通過させる/透過する能力を有する。レンズアレイは、マイクロレンズアレイ又はマイクロ光学アレイのものであってよい。ピクセルのパッチ及びピクセルのタイルという用語は、互いに同一の意味を有している。又、本明細書において使用されているシースルーニアアイ光モジュールは、シースルーニアアイ光コンバイナをも意味しうる、或いは、これであってよい。
[0009] わかりやすさを目的として、シースルーニアアイディスプレイの前部は、着用者/ユーザーの眼から最も離れた部分である。シースルーニアアイディスプレイの後部は、着用者/ユーザーの眼に最も近接した部分である。従って、例示を目的としたものに過ぎないが、シースルーニアアイディスプレイが、アイグラスレンズの前部側に埋め込まれた又は装着された場合には、アイグラスレンズのものと同様に(この場合にも、前部は、着用者の眼から最も離れており、且つ、後部は、着用者の眼に最も近接している)、シースルーニアアイディスプレイの前部は、着用者/ユーザーの眼から最も離れたアイグラスレンズの側となり、且つ、シースルーニアアイディスプレイの後部は、着用者/ユーザーの眼に最も近接することになろう。
[00010] わかりやすさを目的として、シースルーニアアイ光モジュールの前部表面は、着用者/ユーザーの眼から最も離れた部分である。シースルーニアアイ光モジュールの後部表面は、着用者/ユーザーの眼に最も近接した部分である。シースルーニアアイディスプレイ光モジュールが、アイグラスレンズの前部表面内に埋め込まれた際に、シースルーニアアイディスプレイ光モジュールの前部表面は、それが埋め込まれているアイグラスレンズの前部表面に準拠した状態となりうる。特定のその他の実施形態において、シースルーニアアイディスプレイ光モジュールの前部表面は、それが埋め込まれているアイグラスレンズの前部表面よりもわずかに隆起することが可能であり、且つ、特定のその他の実施形態において、シースルーニアアイディスプレイ光モジュールの前部表面は、アイグラスレンズの前部表面よりも、アイグラスレンズ内においてわずかに凹入した状態において配置することができる。更にその他の実施形態において、シースルーニアアイ光モジュールは、アイグラスレンズの前部表面に隣接して配置された状態において、その後部側を有することもできる。シースルーニアアイ光モジュールの前部側表面は、例示を目的としたものに過ぎないが、スクラッチ抵抗性被覆、UV被覆、反射防止被覆、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。シースルーニアアイ光モジュールの後部側表面は、一例として、青色光フィルタ、選択性高エネルギー青色光フィルタ、UVフィルタ、又はこれらの任意の組合せによって被覆することができる。
更には、その他の実施形態において、シースルーニアアイ光モジュールは、アイグラスレンズの前面において、且つ、その前部表面から所定の距離だけ離隔した状態において、全体的に配置することができる。最後に、特定のその他の実施形態において、シースルーニアアイ光モジュールは、シースルーニアアイ光モジュールの後部側の背後において配置された(眼科用の屈折力を有する)レンズを有することができる。ほとんどのケースにおいて、このような一実施形態において、このレンズは、シースルーニアアイ光モジュールの一部分となろう。この特定のケースにおいて、シースルーニアアイ光モジュールは、アイグラスレンズとの光学的通信状態となることを回避するような方式により、アイウェアフレーム又はアイウェアレンズに装着することができる。これは、シースルーニアアイ光モジュールから着用者の眼に到来する光線が、屈折力を有する眼科レンズを通じて、且つ、次いで、着用者の眼に、一度だけ進入することになることを意味している。
[00011] シースルーニアアイ光モジュールは、任意のサイズを有することができる。シースルーニアアイ光モジュールは、幅6mm×高さ6mm程度に小さい、或いは、アイウェアレンズほどに大きい、ものであってよい。ほとんどの、但し、すべてではない、ケースにおいて、シースルーニアアイ光モジュールは、アイウェアレンズの側の全体サイズ未満である上部又は下部表面積を有しており、即ち、これが、光学的通信及びアライメント状態にあるアイウェアレンズの側の表面積以下の表面積を有することを意味している。シースルーニアアイ光モジュールは、任意の形状を有することができる。特定のケースにおいて、これは、矩形である。その他のケースにおいて、これは、丸いものであってよい。その他のケースにおいて、これは、正方形であってよい。特定のケースにおいて、水平方向の計測値は、垂直方向の計測値超である。特定のケースにおいて、垂直方向の計測値は、水平方向の計測値超である。シースルーニアアイ光モジュールのサイズに応じて、眼トラッカを利用することができる。ほとんどのケースにおいて、眼トラッカは、1つの方向において12mm超であるシースルーニアアイ光モジュールと共に使用することができる。特定の実施形態において、シースルーニアアイディスプレイは、AR/MRシステムと関連するカメラに接続することができる。特定の実施形態において、シースルーニアアイディスプレイは、AR/MRシステムと関連する複数のカメラに接続することができる。シースルーニアアイ光モジュールは、(無線又は有線で)演算装置に接続することができる。このような演算装置は、例示を目的としたものに過ぎないが、セル電話機、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、デスクトップコンピュータ、サーバー、及び/又はセルタワーであってよい。シースルーニアアイ光モジュールは、(無線又は有線で)コンピュータ処理ユニットに接続することができる。シースルーニアアイ光モジュールは、(無線又は有線で)インターネットに接続することができる。
[00012] シースルーニアアイ光モジュールは、ほとんどの、但し、すべてではない、ケースにおいて、その着用者が通常の視線で前方をまっすぐに見ている際に着用者の眼の視準線がシースルーニアアイ光モジュールを通じて観察しないように、配置されている。ほとんどの、但し、すべてではない、ケースにおいて、シースルーニアアイ光モジュールは、着用者が、シースルーニアアイ光モジュールを着用しつつ、通常の視線で前方をまっすぐ見ている際に着用者の視準線の周囲に位置するように配置されている。従って、ほとんどの(但し、すべてではない)ケースにおいて、着用者がAR又はMRを観察することを所望した際には、着用者は、シースルーニアアイ光モジュールを通じて観察するように、自身の眼又は頭を運動させている。このような運動は、例示を目的としたものに過ぎないが、頭の傾斜又は頭の運動であってよい。特定の実施形態において、シースルーニアアイ光モジュールは、着用者の眼の前面において直接的に配置されている。これが発生した際に、着用者の視準線は、着用者が通常の視線によって前方のはるかかなたをまっすぐに見ている際に、シースルーニアアイ光モジュールを通じて観察している。
[00013] シースルーニアアイ光モジュールは、ほとんどの(但し、すべてではない)ケースにおいて、アライメント/光学的通信状態にあるアイウェアレンズのものよりも、前部表面積において、より小さい。シースルーニアアイ光モジュールは、ほとんどの(但し、すべてではない)ケースにおいて、自身がアライメント/光学通信状態にあるアイウェアレンズのものよりも、後部表面積において、より小さい。これは、シースルーニアアイ光モジュールがアイウェアレンズの前部表面に装着された際には、ほとんどの、但し、すべてではない、ケースにおいて、真である。これは、シースルーニアアイ光モジュールが、アイウェアに装着され、且つ、アイウェアレンズの前部表面の前面において配置された際に、真である。これは、シースルーニアアイ光モジュールがアイウェアレンズの前部表面内において埋め込まれた際に、真である。これは、シースルーニアアイ光モジュールがアイウェアレンズ内において内蔵された際に、真である。
[00014] わかりやすさを目的として、(本明細書において使用されている)本明細書において使用されているアイウェアは、着用者の眼の周りにおいて、及び/又は、その前面において、フィットする、任意のアイウェア又はヘッドウェアのものであってよい。例示を目的としたものに過ぎないが、これは、ゴーグル、フェースシールド、アスレチックメガネ、ドレスメガネ、スポーツメガネ、射撃メガネ、スペースゴーグル、溶接ゴーグル、水泳ゴーグル、産業用ゴーグル、安全メガネ、処方メガネ、通常のメガネ、スペクタクル、及び任意のその他のタイプのアイウェア又はメガネを含む。わかりやすさを目的として、本明細書において使用されている眼科レンズは、アイウェアレンズである。わかりやすさを目的として、アイウェアレンズは、スペクタクルレンズであってよい。わかりやすさを目的として、本明細書において使用されている眼科レンズは、アイグラスレンズであってよい。わかりやすさを目的として、アイグラスレンズは、アイウェアレンズであってよい。眼科レンズ、スペクタクルレンズ、アイグラスレンズ、アイウェアレンズ、又はその他のレンズは、屈折力を有することができる。眼科レンズ、スペクタクルレンズ、アイグラスレンズ、アイウェアレンズ、又はその他のレンズは、屈折力を有していなくてもよい。眼科レンズ、スペクタクルレンズ、アイグラスレンズ、アイウェアレンズ、又はその他のレンズは、屈折力を欠いていてもよい。本明細書において使用されているアイウェアレンズ、アイグラスレンズ、眼科レンズ、又はスペクタクルレンズは、いずれも、一般的に同一のものを意味するものと解釈されたい。眼科レンズ、スペクタクルレンズ、アイグラスレンズ、アイウェアレンズ、又はその他のレンズは、アイウェアコンポーネントを有するヘッドウェアを含む任意のスタイル又はタイプのアイウェアと共に使用することができる。眼科レンズの前部カーバチャは、当技術分野において通常既知である所与のレンズ屈折力用の適切な前部ベースカーブのものであってよい。わかりやすさを目的として、本明細書において使用されている光学通信という用語は、光線が通過することになるように光学的にアライメントされた状態のものである。
[00015] 本明細書において使用されている内蔵型(self-contained)という用語は、一般に、有効な屈折力の適用に伴って機能することになるスタンドアロンシステムであってよい光学装置又は光学システムのものであることを意味している。このような内蔵型のシステムは、別個に製造することが可能であり、且つ、次いで、アイウェアレンズ内において装着又は埋め込み可能であると共に適切な電源に接続されうるユニットとして販売することができる。本明細書において使用されている低屈折率材料は、例示を目的としたものに過ぎないが、低屈折率アクリル、エチルアクリレート、プロピルメチルアクリレート、又はこれらの任意の組合せであってよい。
図面の簡単な説明
[00016] 添付図面は、本発明のいくつかの実施形態の特定の態様を示すものであり、従って、本発明を限定又は定義するべく使用されてはならない。記述されている説明と共に、添付図面は、本発明の特定の原理を説明するべく機能している。
本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。 本明細書において開示されている、本発明の可能な一実施形態の描画の概略図である。
様々な実施形態の詳細な説明
[00052] 本明細書において教示されている、ほとんどの、但し、すべてではない、実施形態において、シースルーニアアイ光モジュールは、内蔵型である。本明細書において開示されているすべての実施形態において、シースルーニアアイディスプレイ光モジュールは、マイクロレンズアレイとの光学的アライメント/光学的通信状態にあるシースルーニアアイディスプレイを有することができる。マイクロレンズアレイは、静的マイクロレンズアレイのものであってもよく、或いは、その1つが平らでありうる、2つの屈折力の間においてその屈折力をスイッチング又はチューニングしうる、スイッチング可能なマイクロレンズアレイのものであってもよい。シースルーニアアイ光モジュールは、シースルーニアアイディスプレイ、スペーサ(例示を目的としたものに過ぎないが、空気、ガス、又は低屈折率材料でありうる材料のものであってよい)、任意選択の光シールドアレイ、マイクロレンズアレイ、任意選択の球面レンズ、任意選択の円柱レンズ、或いは、任意選択の球面−円柱レンズを有することができる。球面−円柱レンズ又は円柱レンズは、着用者の乱視の乱視軸を矯正するべく、設定することができる。シースルーニアアイ光モジュールの外側は、防水である、汗抵抗性を有する、且つ、防湿性を有する、密封方式で封止されたシースルーニアアイディスプレイ光モジュールを提供するべく、多層被覆によって被覆することができる。シースルーニアアイ光モジュールの前部側表面は、例示を目的としたものに過ぎないが、スクラッチ抵抗性被覆、UV被覆、反射防止被覆、又はこれらの任意の組合せによって被覆することができる。シースルーニアアイ光モジュールの後部側表面は、例示を目的として、青色光フィルタ、選択性高エネルギー青色光フィルタ、UVフィルタ、又はこれらの任意の組合せによって被覆することができる。アイウェアフレームは、1つ又は複数のシースルーニアアイ光モジュールを可能にする電子回路を有することができる。このような電子的な可能化は、(このようなマイクロレンズアレイが、電子的なスイッチング可能又はチューニング可能なマイクロレンズアレイである際には)電子的シースルーニアアイディスプレイ及びマイクロレンズアレイに電力供給するべく使用することができる。マイクロレンズアレイが静的なものである際には、電子的な可能化は、不要である。アイウェアフレームは、1つ又は複数のニアアイ光コンバイナを可能にする周辺電子回路に装着することができる。
[00053] 好適な一実施形態において(例えば、図1a、図1b、図1cを参照されたい)、装置又はシステムは、アイグラスフレーム用にエッジ処理されたアイウェアレンズのものであってよい。アイウェアレンズは、次いで、適切な場所においてノッチを付与することが可能であり、且つ、適切なサイズ及び形状のオープンノッチを有することができる。次いで、シースルーニアアイ光モジュールをオープンノッチ内において位置決めすることが可能であり、且つ、例示を目的としたものに過ぎないが、定位置において、接着接合される、或いは、圧力取付される、などのように、装着することができる。電気コネクタ(例示を目的としたものに過ぎないが、フレックスケーブルのもの)をシースルーニアアイ光モジュールから電力を含む可能化電子コンポーネントがアクセスされうるアイウェアフレームのものまで接続することができる。シースルーニアアイ光モジュールを定位置において位置決めする前に、シースルーニアアイ光モジュールの前部側表面は、例示を目的としたものに過ぎないが、スクラッチ抵抗性被覆、UV被覆、反射防止被覆、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。シースルーニアアイ光モジュールの後部側表面は、例示を目的として、青色光フィルタ、選択性高エネルギー青色光フィルタ、UVフィルタ、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。
[00054] オープンノッチが利用されている際には、シースルーニアアイディスプレイは、シースルーニアアイディスプレイのマイクロレンズアレイの後部において配置された光学レンズ又は光学系を利用する又は内蔵する必要がありうる。この光学レンズ又は光学系は、遠用現実世界画像が着用者の眼によって明瞭に観察されることを許容するべく、着用者の眼について適切な屈折力を(このような屈折力が必要とされる場合に)提供している。このような光学レンズ又は光学系は、シースルーニアアイ光モジュールの一部分として内蔵することも可能であり、或いは、シースルーニアアイ光モジュールの背後に(着用者の眼に最も近接した状態において)別個に配置することもできる。適切な屈折力は、例示を目的としたものに過ぎないが、すべての必要とされる屈折力(屈折力なし/平を含む)、球面屈折力(マイナス又はプラス)、円柱屈折力(マイナス又はプラス)、及び/又はプリズム屈折力を含みうる。屈折力は、適切な乱視軸における乱視屈折力ニーズについて矯正することができる。別の実施形態において、シースルーニアアイ光モジュールは、アイウェアフレームのアイリムに、或いは、アイウェアフレームのアイリムの一部分に、装着することができる。図1に示されているその他の実施形態と同様に、着用者の眼がシースルーニアアイ光モジュールを通じて遠用現実世界画像を明瞭に観察するための適切な屈折力(必要な場合)は、シースルーニアアイ光モジュールの背後において追加することも可能であり、或いは、シースルーニアアイ光モジュールの一部分としてマイクロレンズアレイの後部において内蔵することもできる。適切な屈折力は、例示を目的としたものに過ぎないが、すべての必要とされる屈折力(屈折力なし/平を含む)、球面屈折力(マイナス又はプラス)、円柱屈折力(マイナス又はプラス)、及び/又はプリズム屈折力を含みうる。屈折力は、適切な乱視軸における乱視屈折力ニーズについて矯正することができる。
[00055] シースルーニアアイ光モジュールは、着用者/ユーザーの瞳孔間距離(IPD:intra pupillary distance)との整合をもたらすべく、アイウェアリムの内部に沿って移動させることができる。図1に描かれている実施形態におけるように、エッジ処理されたレンズは、エッジ処理されたレンズの周囲の周りの適切な場所においてノッチを付与することができる。次いで、シースルーニアアイ光モジュールをオープンノッチ内において挿入することができる。シースルーニアアイ光モジュールは、例示を目的としたものに過ぎないが、接着又は圧力取付されるなどのように、アイウェアレンズに装着することができる。例示を目的としたものに過ぎないが、電気コネクタは、フレックスケーブルのものであってよい。フレックスケーブルは、シースルーニアアイ光モジュールから、電力に対するアクセスを含む可能化電子コンポーネントがアクセスされうるアイウェアフレームのものまで、接続することができる。特定の実施形態において、電気コネクタの端部は、アイウェアフレーム内において又はその上部において配置されたメス電気コネクタに接続するオスピンを有する。その他の実施形態において、電気コネクタの端部は、アイウェアフレーム内において又はその上部において配置されたオス電気コネクタに接続するメス接続を有する。
[00056] シースルーニアアイディスプレイは、シースルーニアアイ光モジュールの前部が、ノッチの側におけるアイウェアレンズの前部表面との関係において前方となるように、配置することができる。シースルーニアアイ光モジュールは、シースルーニアアイディスプレイの前部が、ノッチの側におけるアイウェアレンズの前部表面に準拠した状態となるように、配置することができる。シースルーニアアイ光モジュールは、シースルーニアアイ光モジュールの前部が、ノッチの側におけるアイウェアレンズの前部表面の下方となるように、配置することができる。
[00057] 別の実施形態において(例えば、図2a、図2b、及び図2cを参照されたい)、装置又はシステムは、エッジ処理されたアイウェアレンズを採用しており、且つ、シースルーニアアイ光モジュールを位置決めするべく、アイウェアレンズを貫通して孔を配置している。孔は、諸態様において、シースルーニアアイ光モジュールを収容するためのサイズを有する必要がある。孔は、諸態様において、着用者/ユーザーの1つ又は複数の眼の1つ又は複数の瞳孔の上部エッジにおいて又はその上方においてシースルーニアアイ光モジュールをアライメントするように配置する必要がある。特定のケースにおいて、孔は、更に、着用者の瞳孔間距離との関係においてシースルーニアアイ光モジュールを配置する必要がある。シースルーニアアイ光モジュールが水平方向において極めて幅広であるその他のケースにおいて、光コンバイナがシースルーニアアイディスプレイ光コンバイナのものであることが付与された場合には、着用者/ユーザーのIPDの特定の場所のものからの自由が存在している。シースルーニアアイ光モジュールは、孔内において挿入することが可能であり、且つ、定位置内に、接着接合することが可能であり、或いは、圧力取付することができる。定位置にシースルーニアアイ光モジュールを位置決めする前に、シースルーニアアイ光モジュールの前部側表面は、例示を目的としたものに過ぎないが、スクラッチ抵抗性被覆、UV被覆、反射防止被覆、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。シースルーニアアイ光モジュールの後部側表面は、例示を目的として、青色光フィルタ、選択性高エネルギー青色光フィルタ、UVフィルタ、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。
[00058] シースルーニアアイディスプレイは、シースルーニアアイ光モジュールの前部が、孔の側におけるアイウェアレンズの前部表面との関係において前方となるように、配置することができる。シースルーニアアイ光モジュールは、シースルーニアアイディスプレイの前部が、孔の側におけるアイウェアレンズの前部表面に準拠した状態となるように、配置することができる。シースルーニアアイ光モジュールは、シースルーニアアイ光モジュールの前部が、孔の側におけるアイウェアレンズの前部表面の下方となるように、配置することができる。
[00059] この種の実施形態において、シースルーニアアイ光モジュールは、例示を目的としたものに過ぎないが、接着又は圧力取付されるなどのように、アイウェアレンズに装着することができる。電気コネクタは、例示を目的としたものに過ぎないが、フレックスケーブルのものであってよい。フレックスケーブルは、シースルーニアアイ光モジュールから、電力に対するアクセスを含む可能化電子コンポーネントが収容されうるアイウェアフレームのものまで、接続することができる。又、着用者の眼がシースルーニアアイ光モジュールを通じて遠用現実世界画像を明瞭に観察するための適切な屈折力を(必要とされる場合に)シースルーニアアイ光モジュールの背後において追加することも可能であり、或いは、シースルーニアアイ光モジュールの一部分としてマイクロレンズアレイの後部において内蔵することもできる。適切な屈折力は、例示を目的としたものに過ぎないが、すべての必要とされる屈折力(屈折力なし/平を含む)、球面屈折力(マイナス又はプラス)、円柱屈折力(マイナス又はプラス)、及び/又はプリズム屈折力を含みうる。屈折力は、適切な乱視軸における乱視屈折力ニーズについて矯正することができる。シースルーニアアイ光モジュールの前部側表面は、例示を目的としたものに過ぎないが、スクラッチ抵抗性被覆、UV被覆、反射防止被覆、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。シースルーニアアイ光モジュールの後部側表面は、例示を目的として、青色光フィルタ、選択性高エネルギー青色光フィルタ、UVフィルタ、又はこれらの任意の組合せによって被覆することができる。定位置にシースルーニアアイ光モジュールを位置決めする前に、シースルーニアアイ光モジュールの前部側表面は、例示を目的としたものに過ぎないが、スクラッチ抵抗性被覆、UV被覆、反射防止被覆、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。シースルーニアアイ光モジュールの後部側表面は、例示を目的として、青色光フィルタ、選択性高エネルギー青色光フィルタ、UVフィルタ、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。
[00060] 更に別の実施形態において(例えば、図3a及び図3bを参照されたい)、底部及び側部を有する溝をアイウェアレンズ内において製造することができる。このような溝は、例示を目的としたものに過ぎないが、シングルポイントダイヤモンド旋盤により、製造することができる。このようなダイヤモンド旋盤は、研磨された溝の表面を有する、必要とされる溝カーバチャを製造することができる。溝は、アイウェアレンズの前部表面内の凹部であることが可能であり、これにより、溝は、4つの側部のうちの3つにおいて側部を有する。シースルーニアアイディスプレイ光モジュール及びその電気コネクタをこのような溝内において配置することができる。溝は、望ましい任意の地点に由来することが可能であり、且つ、エッジ処理された又は完成状態のアイウェアレンズの周囲の周りの360度にわたって配置することができる。
[00061] 溝のフロアにおけるレンズ表面カーバチャ及び溝の底部からレンズの後部までのレンズの厚さは、着用者の眼がシースルーニアアイ光モジュールを通じて現実世界画像を明瞭に観察するために必要とされる屈折力を提供することができる。特定の実施形態において、溝のフロアは、溝がその内部において配置される前のアイウェアレンズの前部ベース表面カーバチャの20%以内のカーバチャを有する。溝のフロアにおけるレンズ表面カーバチャ及び溝の底部からレンズの後部までのレンズの厚さは、着用者の眼がシースルーニアアイディスプレイを通じて明瞭に現実世界画像を観察するために必要とされる屈折力を提供することができる。特定の実施形態において、溝のフロアは、溝がその内部において配置される前のアイウェアレンズの前部表面のカーバチャの20%以内のカーバチャを有する。その他の実施形態において、溝のフロアは、アイウェアレンズの前部表面ベースカーバチャと等しいカーバチャを有する。適切な屈折力は、例示を目的としたものに過ぎないが、すべての必要とされる屈折力(屈折力なし/平を含む)、球面屈折力(マイナス又はプラス)、円柱屈折力(マイナス又はプラス)、及び/又はプリズム屈折力を含みうる。屈折力は、適切な乱視軸における乱視屈折力ニーズについて矯正することができる。シースルーニアアイ光モジュール及びシースルーニアアイ光モジュールの直接背後において配置されたアイウェアレンズを通じて計測される全体的な屈折力は、諸態様において、シースルーニアアイ光モジュールが埋め込まれる又は装着される前にアイウェアレンズを通じて計測されたかのような同一の屈折力の20%以内である。定位置におけるシースルーニアアイ光モジュールを伴わない、溝を通じてレンズの後部まで計測される全体的な屈折力は、諸態様において、シースルーニアアイ光モジュールが埋め込まれる又は装着される前にアイウェアレンズを通じて計測されたかのような同一の屈折力の20%以内である。シースルーニアアイ光モジュール及びシースルーニアアイ光モジュールの直接背後において配置されたアイウェアを通じて計測される全体的な屈折力は、諸態様において、シースルーニアアイ屈折力が埋め込まれる又は装着される前にアイウェアレンズを通じて計測されたかのような同一の屈折力の20%以内である。定位置におけるシースルーニアアイ光モジュールを伴わない、溝を通じてレンズの後部まで計測される全体的な屈折力は、諸態様において、シースルーニアアイ光モジュールが埋め込まれる又は装着される前にアイウェアレンズを通じて計測されたかのような同一の屈折力の20%以内である。シースルーニアアイ光モジュール及びシースルーニアアイ光モジュールの直接背後において配置されたアイウェアレンズを通じて計測される全体的な屈折力は、諸態様において、シースルーニアアイ光モジュールが埋め込まれる又は装着される前にアイウェアレンズを通じて計測されたかのような同一の屈折力の10%以内である。定位置におけるシースルーニアアイ光モジュールを伴わない、レンズの後部まで溝を通じて計測される全体的な屈折力は、諸態様において、シースルーニアアイ光モジュールが埋め込まれる又は装着される前にアイウェアレンズを通じて計測されたかのような同一の屈折力の10%以内である。
[00062] シースルーニアアイ光モジュールは、例示を目的としたものに過ぎないが、接着又は圧力取付されるなどのように、アイウェアレンズに装着することができる。接着剤は、低屈折率光学品質透明接着剤であってよい。このような装着は、例示を目的としたものに過ぎないが、溝の側部、溝の底部、及び/又はレンズの面、に対するものであってよい。図3に示された実施形態に示されているように、シースルーニアアイディスプレイは、シースルーニアアイ光モジュールの前部が、溝の両側部においてアイウェアレンズの前部表面との関係において前方となるように、配置することができる。図3によって描かれている実施形態に示されているように、シースルーニアアイ光モジュールは、シースルーニアアイディスプレイの前部が、溝の両側部においてアイウェアレンズの前部表面に準拠した状態となるように、配置することができる。シースルーニアアイ光モジュールが溝内において配置される際には、低屈折率材料をシースルーニアアイ光モジュールと溝のフロアの間において適用することができる。電気コネクタは、例示を目的としたものに過ぎないが、フレックスケーブルのものであってよい。フレックスケーブルは、シースルーニアアイ光モジュールから、電力を含む可能化電子コンポーネントがアクセスされうるアイウェアフレームのものまで、接続することができる。特定の実施形態において、電気コネクタの端部は、アイウェアフレーム内において又はその上部において配置されたメス電気コネクタに接続するオスピンを有する。その他の実施形態において、電気コネクタの端部は、アイウェアフレーム内において又はその上部において配置されたオス電気コネクタに接続するメス接続を有する。定位置内にシースルーニアアイ光モジュールを位置決めする前に、シースルーニアアイ光モジュールの前部側表面は、例示を目的としたものに過ぎないが、スクラッチ抵抗性被覆、UV被覆、反射防止被覆、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。シースルーニアアイ光モジュールの後部側表面は、例示を目的として、青色光フィルタ、選択性高エネルギー青色光フィルタ、UVフィルタ、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。
[00063] 別の実施形態において(例えば、図4a、図4b、図4c、図4d、及び図4eを参照されたい)、装置又はシステムは、2つのアイウェアリム及び1つのブリッジを有するアイウェアフレームの前部を有する、アイウェアフレームのものであり、これにより、アイウェアリムのそれぞれは、スペクタクルレンズを収容し、これにより、アイウェアリムのうちの1つは、上部セクション及び下部セクションを有し、且つ、これにより、上部セクションは、シースルーニアアイ光モジュールを収容し、且つ、下部セクションは、スペクタクルレンズを収容している。フレームの前部のアイウェアは、2つのリムを有し、且つ、2つのリムは、いずれも、上部セクション及び下部セクションを有する。上部セクションは、ユーザー/着用者の瞳孔間距離について調節可能であってよい。上部セクションは、例示を目的としたものに過ぎないが、アイウェアフレームに装着された支持ストラップ又は部材により、定位置において保持することができる。支持ストラップ又は部材は、例示を目的としたものに過ぎないが、透明プラスチック、半透明プラスチック、ナイロン、金属、及び/又は弾性材料から製造することができる。或いは、この代わりに、図4の実施形態によれば、上部及び下部セクションは、屈折率整合接着剤により、結合することができる。屈折率整合光学品質透明接着剤は、上部セクションの屈折率及び下部セクションの屈折率の屈折率の0.03単位以内であってよい。屈折率整合接着剤は、上部セクションの屈折率と下部セクションの屈折率のものの間の屈折率差の中間以内であってよい。
[00064] 上部セクションは、着用者の眼に、より近接したマイクロレンズアレイの背後において配置されたユーザー/着用者の距離スペクタクル処方を有するシースルーニアアイ光モジュールを有することができる。上部セクションは、着用者の眼が、シースルーニアアイ光モジュールを通じて遠用現実世界画像を明瞭に観察するための適切な屈折力を(必要とされる場合に)提供することができる。この屈折力は、シースルーニアアイ光モジュールの背後において追加することも可能であり、或いは、シースルーニアアイ光モジュールの一部分としてマイクロレンズアレイの後部において内蔵することもできる。適切な屈折力は、例示を目的としたものに過ぎないが、すべての必要とされる屈折力(屈折力なし/平を含む)、球面屈折力(マイナス又はプラス)、円柱屈折力(マイナス又はプラス)、及び/又はプリズム屈折力を含みうる。屈折力は、適切な乱視軸における乱視屈折力ニーズについて矯正することができる。定位置内にシースルーニアアイ光モジュールを位置決めする前に、シースルーニアアイ光モジュールの前部側表面は、例示を目的としたものに過ぎないが、スクラッチ抵抗性被覆、UV被覆、反射防止被覆、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。シースルーニアアイ光モジュールの後部側表面は、例示を目的としたて、青色光フィルタ、選択性高エネルギー青色光フィルタ、UVフィルタ、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。
[00065] 上部セクションは、上部アイウェアの前部のアイウェアリム上において配置されたトラックに磁気装着することができる。上部セクションは、上部アイウェアの前部のアイウェアリム上において配置されたトラックに圧力装着することができる。上部セクションは、上部アイウェアの前部のアイウェアリムに圧力装着することができる。上部セクションは、上部アイウェアの前部のアイウェアリムに接着装着することができる。上部セクションは、アイウェアフレーム内において配置された可能化電子コンポーネントに電気的に接続することも可能であり、或いは、電力に対するアクセスを含みうるアイウェアフレームに装着することもできる。
[00066] 下部セクションは、アイウェアレンズのセクションのものであってよい。下部セクションは、屈折力なしを含む、着用者の眼用の適切な屈折力のものであってよい。下部セクションは、例示を目的としたものに過ぎないが、累進屈折力領域、遠近両用領域、三焦点領域、遠用屈折率領域を含みうる。
[00067] 別の実施形態において(例えば、図5a及び図5bを参照されたい)、装置又はシステムは、前部カーブ、後部カーブ、及び厚さを有するアイウェアレンズのものであってよく、この場合に、アイウェアレンズは、シースルーニアアイ光モジュールを更に有し、この場合に、シースルーニアアイ光モジュールは、アイウェアレンズ内において埋め込まれており、且つ、この場合に、シースルーニアアイ光モジュールは、アイウェアレンズの前部表面のものに準拠した状態の前部表面を有する。アイウェアレンズは、アイウェアレンズの前部表面内において凹部又は空洞を有することが可能であり、この場合に、凹部は、シースルーニアアイ光モジュールを収容している。この且つ関係する実施形態において、シースルーニアアイ光モジュールは、着用者の眼によって観察される現実世界画像を屈折させる屈折力を有していなくてもよい。シースルーニアアイ光モジュールは、その後部表面カーバチャがその前部表面カーバチャに等しくなるように、シースルーニアアイ光モジュールのカーバチャを有することができる。凹部又は空洞は、シースルーニアアイ光モジュールの直接下方において配置されたアイウェアレンズの部分が、アイウェアレンズの遠用部分と同一の屈折力を提供することを許容する、この凹部又は空洞の下方に配置された、内側底部カーバチャ及びレンズ厚さを有することができる。アイウェアレンズの前部表面内の凹部又は空洞は、凹部又は空洞の全周の周りにおいて、側部により、取り囲まれていてもよい。シースルーニアアイ光モジュールを定位置内に位置決めする前に、シースルーニアアイ光モジュールの前部側表面は、例示を目的としたものに過ぎないが、スクラッチ抵抗性被覆、UV被覆、反射防止被覆、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。シースルーニアアイ光モジュールの後部側表面は、例示を目的として、青色光フィルタ、選択性高エネルギー青色光フィルタ、UVフィルタ、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。
[00068] シースルーニアアイ光モジュールが存在しない状態において、凹部又は空洞及びレンズの後部を通じて直接的に計測されるレンズ部分の屈折力は、着用者の眼が、シースルーニアアイ光モジュールが存在している際に、シースルーニアアイ光モジュールを通じて明瞭に遠用現実世界画像を観察するための適切な屈折力を(必要とされている場合に)有することができる。この適切な屈折力は、例示を目的としたものに過ぎないが、すべての必要とされる屈折力(屈折力なし/平を含む)、球面屈折力(マイナス又はプラス)、円柱屈折力(マイナス又はプラス)、及び/又はプリズム屈折力を含みうる。屈折力は、適切な乱視軸における乱視屈折力ニーズについて矯正することができる。
[00069] 凹部又は空洞は、凹部又は空洞によって置換されたアイウェアレンズの前部表面カーバチャのものの10%以内である、シースルーニアアイ光モジュールの後部カーバチャの反対側の、且つ、これに近接した、内側底部カーバチャを有することができる。この且つ関係する実施形態において、シースルーニアアイ光モジュール及びシースルーニアアイ光モジュールの直接背後において配置されたアイウェアレンズを通じて計測される全体的な屈折力は、諸態様において、アイウェアレンズの遠用部分と同一の屈折力の20%以内である。
[00070] この且つ関係する実施形態において、シースルーニアアイ光モジュール及びシースルーニアアイ光モジュールの直接背後において配置されたアイウェアレンズを通じて計測される全体的な屈折力は、諸態様において、シースルーニアアイ光モジュールが埋め込まれる又は装着される前にアイウェアレンズを通じて計測されたかのような同一の屈折力の20%以内である。シースルーニアアイ光モジュールが定位置に存在していない状態において、凹部又は空洞を通じてレンズの後部まで計測される全体的な屈折力は、諸態様において、シースルーニアアイ光モジュールが埋め込まれる又は装着される前にアイウェアレンズを通じて計測されたかのような同一の屈折力の20%以内である。
[00080] 特定の実施形態において、シースルーニアアイ光モジュールの前部表面カーバチャが、その後部表面カーバチャと等しくない際には、シースルーニアアイ光モジュールの後部に最も近接した凹部表面カーバチャ(凹部又は空洞のフロア)は、シースルーニアアイ光モジュール及び直接背後にあるアイウェアレンズを通じて計測される全体的な屈折力が、はるかかなたを観察した際に、着用者の眼用の望ましい屈折力となることを許容するように、変更することができる。特定の実施形態において、シースルーニアアイ光モジュールの前部表面カーバチャが、その後部表面カーバチャと等しくない際には、シースルーニアアイ光モジュールの後部に最も近接した凹部表面カーバチャは、シースルーニアアイ光モジュール及び直接背後にあるアイウェアレンズを通じて計測される全体的な屈折力が、着用者の眼が現実画像及び/又は仮想画像を明瞭に観察するための望ましい屈折力となることを許容するように、変更することができる。
[00081] 特定の実施形態において、シースルーニアアイ光モジュールの後部側に最も近接した眼科レンズ部分は、シースルーニアアイ光モジュールが位置決めされた、或いは、置換した、眼科レンズの前部表面ベースカーバチャの20%以内において湾曲又は成形されており、且つ、この場合に、シースルーニアアイ光モジュールの後部側のサイズは、眼科レンズの前部表面の表面積との比較において、表面積において、より小さい。特定の実施形態において、シースルーニアアイ光モジュールの後部側に最も近接した眼科レンズ部分は、シースルーニアアイ光モジュールが位置決めされた、或いは、置換した、眼科レンズの前部表面カーバチャの20%以内において湾曲又は成形されており、且つ、この場合に、シースルーニアアイ光モジュールの後部側のサイズは、眼科レンズの前部表面の表面積との比較において、表面積において、より小さい。
[00082] 凹部又は空洞の表面カーバチャの内側底部表面は、完成状態のカーバチャのものであってよい。内側底部凹部カーバチャは、研磨することができる。又、例示を目的としたものに過ぎないが、シングルポイントダイヤモンド旋盤により、凹部又は空洞の底部表面において完成状態の研磨済みの表面カーバチャを提供しつつ、このような凹部又は空洞を望ましいカーバチャ及び厚さに製造することができる。特定の実施形態において、シースルーニアアイ光モジュールは、シースルーニアアイ光モジュールの後部とアイウェアレンズの凹部又は空洞の内側底部との間において空隙が存在するような方式により、アイウェアレンズの前部表面内において埋め込むことができる。別の実施形態においては、空隙の代わりに、低屈折率材料を使用することができる。このような低屈折率材料は、例示を目的としたものに過ぎないが、低屈折率アクリル、エチルアクリレート、及び/又はプロピルメチルアクリレートのうちの1つであってよい。
[00083] 電気コネクタは、シースルーニアアイ光モジュールを電力のものを含む適切な可能化電子コンポーネントに接続することができる。電気コネクタは、例示を目的としたものに過ぎないが、フレックスケーブルのものであってよい。フレックスケーブルは、シースルーニアアイ光モジュールからアイウェアフレームのものまで接続することができる。特定の実施形態において、電気コネクタの端部は、アイウェアフレーム内において又はその上部において配置されたメス電気コネクタに接続するオスピンを有する。その他の実施形態において、電気コネクタの端部は、アイウェアフレーム内において又はその上部において配置されたオス電気コネクタに接続するメス接続を有する。
[00084] 更に別の実施形態において(例えば、図5を参照されたい)、凹部又は空洞の内側底部カーバチャは、その間において空隙又はスペーサ材料を有する、所定の距離だけ離隔した、シースルーニアアイディスプレイのピクセル又はピクセルパッチとアライメントされたそのマイクロレンズを有する、(スペクタクルレンズの屈折率のものとは異なる屈折率である)低屈折率材料から製造されたマイクロレンズアレイから構成することができる。このような一実施形態において、シースルーニアアイ光モジュールは、アイウェアレンズ内において組み立てられ、且つ、適切にアライメントされ、且つ、アイウェアレンズと統合された状態になっている。
[00085] シースルーニアアイ光モジュールがアイウェアレンズ内において埋め込まれている、上述の実施形態のそれぞれのものによれば、シースルーニアアイ光モジュールが埋め込まれているアイウェアレンズは、例示を目的としたものに過ぎないが、CR 39、ポリカードネート、Trivex、1.67高屈折率、及び/又は1.72高屈折率などの、任意の眼科グレードのレンズ材料から製造することができる。任意選択により、レンズの凹部表面及び後部表面である、シースルーニアアイ光モジュールの直接下方において配置されたアイウェアレンズ材料の厚さ内において、直径において2ミクロン〜1ミクロン未満の範囲を有する孔を追加することができる。これらの孔は、光コンバイナモジュールを凹部又は空洞内に押圧した際に、空気又はガスが離脱することを許容している。孔は、レーザー、機械的な穿孔、及び/又は化学的なエッチングにより、製造することができる。いくつかのケースにおいて、形成された前部表面凹部内においてシースルーニアアイディスプレイ光学材料を接着するべく、光学品質透明接着材料を利用することができる。このような接着材料は、シースルーニアアイ光モジュールの外側被覆の屈折率とアイウェアレンズの屈折率との間の中間又は中間近傍である屈折率を有しうる。このような接着材料は、シースルーニアアイ光モジュール及び/又はアイウェアレンズの外側被覆の屈折率の0.03単位以内である屈折率を有しうる。関係する実施形態において、シースルーニアアイ光モジュールの前部表面は、スペクタクルレンズの前部表面カーバチャに準拠した状態になっていてもよい。シースルーニアアイ光モジュールの前部表面は、スペクタクルレンズの前部表面カーバチャのわずかに上方において配置することができる。シースルーニアアイ光モジュールの前部表面は、スペクタクルレンズの前部カーバチャのわずかに下方において配置することができる。スペクタクルレンズの全体的な前部表面は、反射防止被覆を有することができる。特定の実施形態において、シースルーニアアイディスプレイ光モジュールの前部表面は、反射防止被覆を有する。定位置内にシースルーニアアイ光モジュールを位置決めする前に、シースルーニアアイ光モジュールの前部側表面は、例示を目的としたものに過ぎないが、スクラッチ抵抗性被覆、UV被覆、反射防止被覆、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。シースルーニアアイ光モジュールの後部側表面は、例示を目的として、青色光フィルタ、選択性高エネルギー青色光フィルタ、UVフィルタ、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。
[00086] 特定の実施形態において、凹部又は空洞は、シースルーニアアイ光モジュールの側部及び底部として機能しており、且つ、シースルーニアアイディスプレイは、その前部表面がアイウェアレンズの前部表面カーバチャに準拠した状態において、凹部又は空洞の上部内において着座している。その他の実施形態において、凹部又は空洞は、内蔵型のニアアイ光モジュールを収容している。シースルーニアアイディスプレイ光モジュールの前部表面は、アイウェアレンズの前部表面の下方に位置することができる。シースルーニアアイ光モジュールの前部表面は、シースルーニアアイ光モジュールが埋め込まれているアイウェアレンズの前部カーバチャのものに等しい、或いは、そのカーバチャの20%以内であってよい。シースルーニアアイ光モジュールの前部表面は、アイウェアレンズの前部表面に隣接していてもよい。
[00087] 図5の実施形態との関係において、シースルーニアアイ光モジュールは、シースルーニアアイ光モジュールの直接下方のアイウェアレンズセクション内において少なくとも部分的に収容することが可能であり、且つ、アイウェアレンズは、必要に応じて、着用者の遠用屈折力ニーズについて矯正するべく、適切な屈折力を提供している。諸態様において、例示を目的としたものに過ぎないが、電子フレックスケーブル又は曲がりやすい印刷回路などの、接続が、光コンバイナのエッジに装着しており、且つ、このようなフレックスケーブル又はフレックス回路は、例示を目的としたものに過ぎないが、レンズの表面上、レンズの表面内、或いは、レンズの表面の下方、において配置することができる。レンズの凹入した部分内において配置される場合には、例示を目的としたものに過ぎないが、シングルポイントダイヤモンド旋盤により、シースルーニアアイ光モジュールを収容する、レンズ表面内の空洞の凹部を製造する前に、製造する最中に、或いは、製造した後に、更なるステップとして、この追加的な凹部を製造することができる。諸態様において、フレックスケーブル又は印刷回路は、アイウェアレンズを収容するアイウェアを通じて提供される有効な電力に接続することができる。このような電力は、アイウェアフレーム内において配置された、或いは、アイウェアフレームに接続された、充電式電池又はその他の電源のものであってよい。
[00088] シースルーニアアイ光モジュールが眼科レンズ内において製造されている別の実施形態において(例えば、図6a、図6b、図6c、図6d、図6eを参照されたい)、薄い光学樹脂の層(諸態様において、0.5mm厚さ未満)をアイウェアレンズの前部凸状表面を形成する凹状モールド内において配置することができる。特定のケースにおいては、粘着性表面を形成するべく、全体的な凹状モールド表面ではなく、シースルーニアアイ光モジュールの前部表面のみが被覆されている。別個に、シースルーニアアイ光モジュールを低屈折率光学被覆によって被覆することができると共に、このような被覆を硬化することができる。被覆は、諸態様において、熱又は光のうちの1つ又は複数により、硬化させることができる。凹状モールド内において提供された光学樹脂は、諸態様において、まずは、これを粘着性にするべく、硬化されている。これに後続して、諸態様において、凹状モールド表面に最も近接したその前部が、適切な場所に位置し、且つ、(最終的に、アイウェアレンズの前部凸状表面を生成することになる)凹状モールドの表面に圧接状態において位置決めされた状態において、(低屈折率材料によって被覆された)シースルーニアアイ光モジュールを配置することができる。前部凹状モールド表面の粘着性の光学材料が付与された状態において、シースルーニアアイ光モジュールは、このような粘着性表面に圧接状態において押圧されたら、これに対して装着された状態となる。定位置にシースルーニアアイ光モジュールを位置決めする前に、シースルーニアアイ光モジュールの前部側表面は、例示を目的としたものに過ぎないが、スクラッチ抵抗性被覆、UV被覆、反射防止被覆、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。シースルーニアアイ光モジュールの後部側表面は、例示を目的として、青色光フィルタ、選択性高エネルギー青色光フィルタ、UVフィルタ、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。シースルーニアアイ光モジュールを前部凹状モールド表面に装着した後に、諸態様において、後部モールド及びガスケット又はテープが、前部モールドに組み付けられ、且つ、更なる光学樹脂が、モールド組立体内において、充填され、且つ、硬化される。硬化は、例示を目的としたものに過ぎないが、光硬化、熱硬化、或いは、光及び熱硬化のうちの1つ又は複数であってよい。シースルーニアアイ光モジュールは、従って、シースルーニアアイ光モジュールの着用者がシースルーニアアイ光モジュールを通じて観察した際に現実世界画像を明瞭に観察することを許容するべく、シースルーニアアイ光モジュールの後部の厚さ及びカーバチャがアイウェアレンズ用の適切な屈折力を提供するように、シースルーニアアイ光モジュールが眼科レンズと共に位置決めされるように、アイウェアレンズ内において固定及び収容されている。定位置内にシースルーニアアイ光モジュールを位置決めする前に、シースルーニアアイ光モジュールの前部側表面は、例示を目的としたものに過ぎないが、スクラッチ抵抗性被覆、UV被覆、反射防止被覆、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。シースルーニアアイ光モジュールの後部側表面は、例示を目的として、青色光フィルタ、選択性高エネルギー青色光フィルタ、UVフィルタ、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。
[00089] モールド組立体は、半完成状態のレンズブランクの前部表面のちょうど下方に配置されたシースルーニアアイ光モジュールを有する半完成状態のレンズブランクのものを構成しうる。モールド組立体は、半完成状態のレンズブランクの前部表面に準拠した状態において配置されたシースルーニアアイ光モジュールを有する半完成状態のブランクのものを構成しうる。モールド組立体は、完成状態のレンズブランクの前部表面のちょうど下方に配置されたシースルーニアアイ光モジュールを有する完成状態のレンズブランクのものを構成しうる。モールド組立体は、完成状態のレンズブランクの前部表面に準拠した状態において配置されたシースルーニアアイ光モジュールを有する完成状態のレンズブランクのものを構成しうる。
[00090] 特定の実施形態において、シースルーニアアイ光モジュールをモールド組立体内において位置決めする前に、電子コネクタ又はケーブルをシースルーニアアイ光モジュールに装着することが可能であり、例示を目的としたものに過ぎないが、フレックスケーブルをモールドの前部表面に圧接状態において位置決めすることができる。次いで、このようなフレックスケーブルを、シースルーニアアイディスプレイからアイウェアレンズの前部表面を形成する前部凹状モールド組立体の周辺エッジまで配置することができると共に引き回すことができる。特定の実施形態において、電気コネクタの端部は、アイウェアフレーム内において又はその上部において配置されたメス電気コネクタに接続するオスピンを有する。その他の実施形態において、電気コネクタの端部は、アイウェアフレーム内において又はその上部において配置されたオス電気コネクタに接続するメス接続を有する。
[00091] 別の実施形態において、シースルーニアアイ光モジュールは、眼科レンズ内において製造されており、且つ、光学樹脂の層(諸態様において、0.5mm厚さ未満)が、アイウェアレンズの前部凸状表面を形成する凹状モールド内において配置されている。別個に、シースルーニアアイ光モジュールが低屈折率光学被覆によって被覆されており、且つ、このような被覆が硬化されている。被覆は、熱又は光のうちの1つ又は複数又はこれらの両方により、硬化させることができる。凹状モールド内において提供された光学樹脂は、まず、これを粘着性にするべく硬化される。これに後続して、凹状モールド表面に最も近接したその前部が、適切な場所に位置し、且つ、(最終的に、アイウェアレンズの前部凸状表面を構成することになる)凹状モールドの表面に圧接状態において位置決めされた状態において、(低屈折率材料によって被覆された)シースルーニアアイ光モジュールが配置される。前部凹状モールド表面の粘着性の光学材料が付与された状態において、シースルーニアアイ光モジュールは、このような粘着性表面に圧接状態において押圧されたら、これに対して装着された状態になる。これに後続して、後部表面厚さ及び後部カーバチャ(或いは、その欠如)が、諸態様において、光学品質材料を使用することにより、3D印刷によって形成されている。定位置内にシースルーニアアイ光モジュールを位置決めする前に、シースルーニアアイ光モジュールの前部側表面は、例示を目的としたものに過ぎないが、スクラッチ抵抗性被覆、UV被覆、反射防止被覆、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。シースルーニアアイ光モジュールの後部側表面は、例示を目的として、青色光フィルタ、選択性高エネルギー青色光フィルタ、UVフィルタ、又はこれらの任意の組合せにより、被覆することができる。
[00092] モールド組立体は、半完成状態のレンズブランクの前部表面のちょうど下方において配置されたシースルーニアアイ光モジュールを有する半完成状態のレンズブランクのものを構成しうる。モールド組立体は、半完成状態のレンズブランクの前部表面に準拠した状態において配置されたシースルーニアアイ光モジュールを有する半完成状態のブランクのものを構成しうる。モールド組立体は、完成状態のレンズブランクの前部表面のちょうど下方において配置されたシースルーニアアイ光モジュールを有する完成状態のレンズブランクのものを構成しうる。モールド組立体は、完成状態のレンズブランクの前部表面に準拠した状態において配置されたシースルーニアアイ光モジュールを有する完成状態のレンズブランクのものを構成しうる。
[00093] 特定の実施形態において、モールド組立体内においてシースルーニアアイ光モジュールを位置決めする前に、電子コネクタ又はケーブルをシースルーニアアイ光モジュールに装着することが可能であり、例示を目的としたものに過ぎないが、フレックスケーブルをモールドの前部表面に圧接状態において位置決めすることができる。次いで、このようなフレックスケーブルをシースルーニアアイディスプレイからアイウェアレンズの前部表面を形成する前部凹状モールド組立体の周辺エッジまで配置することができると共に引き回すことができる。特定の実施形態において、電気コネクタの端部は、アイウェアフレーム内において又はその上部において配置されたメス電気コネクタに接続するオスピンを有する。その他の実施形態において、電気コネクタの端部は、アイウェアフレーム内において又はその上部において配置されたオス電気コネクタに接続するメス接続を有する。
[00094] 実施形態の例示用の製造ステップ
[00095] 1つ又は複数のシースルーニアアイディスプレイ光モジュール及び1つ又は複数のアイウェアレンズを収容するアイウェアを製造するステップ
[00096] 実施形態#1
a.望ましいアイウェアフレームの1つ又は複数のアイリムの形状に対して1つ又は複数のスペクタクルレンズをエッジ処理する。
b.アイウェア内において取り付けられたら、着用者の瞳孔間距離の適切なアライメント及び1つ又は複数の着用者の眼との関係におけるシースルーニアアイ光モジュールの位置決めに対応するノッチをエッジ処理された1つ又は複数のスペクタクルレンズ内に機械加工する。
c.エッジ処理された1つ又は複数のスペクタクルレンズのノッチ内において1つ又は複数のシースルーニアアイ光モジュールを挿入し、且つ、圧力取付及び/又は接着接合する。
d.1つ又は複数のシースルーニアアイ光モジュールを有するノッチを有するエッジ処理された1つ又は複数のスペクタクルレンズを適切なアイウェアリム内に挿入する。
e.(ステップc及びdは、逆にすることが可能であり、及び/又は、相互交換可能であり、且つ、1つ又は複数のシースルーニアアイ光モジュールへの電気接続は、製造プロセスにおける任意の時点において実現することができる)。
[00097] 1つ又は複数のシースルーニアアイ光モジュール及び1つ又は複数のアイウェアレンズを収容するアイウェアを製造するステップ
[00098] 実施形態#2
a.望ましいアイウェアフレームの1つ又は複数のアイリムの形状に対して1つ又は複数のスペクタクルレンズをエッジ処理する。
b.着用者の瞳孔間距離の適切なアライメント及び着用者の1つ又は複数の眼との関係における1つ又は複数のシースルーニアアイ光モジュールの位置決めに対応する孔を1つ又は複数のエッジ処理されたスペクタクルレンズ内に機械加工する。
c.1つ又は複数のシースルーニアアイ光モジュールを1つ又は複数のエッジ処理されたスペクタクルレンズの孔内において挿入し、且つ、圧力取付及び/又は接着接合する。
d.1つ又は複数のシースルーニアアイ光モジュールを有する孔を有する1つ又は複数のエッジ処理されたスペクタクルレンズを適切なアイウェアリム内に挿入する。
e.(ステップc及びdは、逆にすることが可能であり、及び/又は、相互交換可能であり、且つ、1つ又は複数のシースルーニアアイ光モジュールに対する電気接続は、製造プロセスにおける任意の時点において実現することができる)。
[00099] 1つ又は複数のシースルーニアアイディスプレイ光モジュール及び1つ又は複数のアイウェアレンズを収容するアイウェアを製造するステップ
[000100] 実施形態#3
a.望ましいアイウェアフレームの1つ又は複数のアイリムの形状に対して1つ又は複数のスペクタクルレンズをエッジ処理する。
b.アイウェア内において取り付けられたら、着用者の瞳孔間距離の適切なアライメント及び1つ又は複数の着用者の眼との関係におけるシースルーニアアイ光モジュールの位置決めに対応する溝を1つ又は複数のエッジ処理されたスペクタクルレンズ内に機械加工する。
c.1つ又は複数のシースルーニアアイ光モジュールを1つ又は複数のエッジ処理されたスペクタクルレンズの溝内において挿入し、且つ、圧力取付及び/又は接着接合する。
d.1つ又は複数のシースルーニアアイ光モジュールを有する溝を有する1つ又は複数のエッジ処理されたスペクタクルレンズを適切なアイウェアリム内に挿入する。
e.(ステップc及びdは、逆にすることが可能であり、及び/又は、相互交換可能であり、且つ、1つ又は複数のシースルーニアアイ光モジュールに対する電気接続は、製造プロセスにおける任意の時点において実現することができる)。
[000101] 1つ又は複数のシースルーニアアイ光モジュール及び1つ又は複数のアイウェアレンズを収容するアイウェアを製造するステップ
[000102] 実施形態#4
a.望ましいアイウェアフレームの前部の1つ又は複数のアイウェアリムの1つ又は複数の上部セクション内においてフィットするように、1つ又は複数のシースルーニアアイ光コンバイナの外側周辺エリアをエッジ処理又は成形する。
b.着用者用の適切な距離光学矯正及び瞳孔間距離を有する1つ又は複数の成形されたシースルーニアアイディスプレイ光モジュールを1つ又は複数のアイウェアフレームの前部リムの上部セクション内において取り付ける。
c.1つ又は複数のスペクタクルレンズをエッジ処理し、且つ、1つ又は複数のアイウェアフレームの前部リムの下部セクション内において取り付ける。
d.1つ又は複数の上部セクションの下部エッジを1つ又は複数の下部セクションの上部エッジに接合する、「或いは」、上部セクションを上部アイウェアリム内において取り付け、且つ、下部セクションを下部アイウェアリム内において取り付ける(これにより、その間において、任意選択のストラップ又はその他の接続が存在しうる)。
e.(1つ又は複数のシースルーニアアイ光モジュールに対する電気接続は、製造プロセスにおける任意の時点において実現することができる)。
[000103] 1つ又は複数のアイウェアレンズ内において1つ又は複数のシースルーニアアイ光モジュールを収容するアイウェアを製造するステップ
[000104] 実施形態#5
a.アイウェアフレームの形状についてアイウェアレンズをエッジ処理する。
b.着用者/ユーザーの瞳孔との関係においてアイウェアレンズの前部表面内において凹部又は空洞が形成されるべき場所を特定する。ほとんどの、但し、すべてはない、ケースにおいて、場所は、着用者/ユーザーの眼の瞳孔の上部エッジにおける、或いは、その上方における、ものとなろう。又、この/これらの場所は、着用者/ユーザーの瞳孔間距離に基づいて更にアライメントされることにもなろう。
c.例示を目的としたものに過ぎないが、シングルポイントダイヤモンド旋盤を使用することにより、凹部又は空洞を製造する。このような凹部又は空洞は、凹部又は空洞の底部内側表面の望ましい完成状態の/研磨されたカーバチャを有するアイウェアレンズの前部表面内において形成することができる。
d.諸態様において、0.25mmのレンズ厚さ以上である、凹部又は空洞の内側側部表面の底部とアイウェアレンズの後部表面カーバチャとの間の厚さを維持している。このような凹部又は空洞は、その時点において計測されるアイウェアレンズの遠用屈折力が、アイウェアレンズの周辺部の周囲遠用屈折力のものと同一の屈折力を有することを許容する底部内側表面カーバチャを有することを要する。換言すれば、シースルーニアアイ光モジュール及びシースルーニアアイ光モジュールの直接下方のアイウェアレンズの厚さを通じて計測される全体的な屈折力は、凹部又は空洞が製造される前にアイウェアレンズの同一の場所において計測される屈折力の10%以内であることを要する。好適なケースにおいては、このような屈折力は、凹部又は空洞が製造される前のアイウェアレンズの屈折力のものに等しくなろう。
e.任意選択により、空洞の底部内において、且つ、空洞の背後におけるレンズ厚さ又はその特定の厚さの後部表面を通じて、マイクロ孔を製造する。
f.シースルーニアアイ光モジュールの底部及び凹部又は空洞の内側表面の底部カーバチャの下方においてギャップ(例えば、空気、ガス、材料スペーサ、又は低屈折率接着剤)を維持しつつ、シースルーニアアイ光コンバイナを凹部又は空洞内において取り付ける。例示を目的としたものに過ぎないが、取付は、低屈折率接着剤に加えて、低屈折率接着剤又は圧力取付の使用により、実行することができる。光コンバイナの前部表面の配置をアイウェアレンズの前部表面のものに準拠した状態において維持する。
g.任意選択により、準拠したカーブを提供するべく、ニアアイディスプレイの前部表面及びアイウェアレンズの隣接する前部表面上において反射防止被覆及び/又はハードスクラッチ抵抗性被覆を提供する。
h.任意選択により、準拠したカーブを提供するべく、表面鋳造樹脂層をニアアイディスプレイの前部表面及びアイウェアレンズの隣接する前部表面上において提供する。
i.(1つ又は複数のニアアイ光モジュールに対する電気接続は、製造のプロセスにおける任意の時点において実現することができる)。
j.任意選択により、内部においてフィットするように、エッジレンズの周辺部分からシースルーニアアイ光モジュールまで、シースルーニアアイ光モジュールに対して電力を提供するためのフレックスケーブル用の電気コネクタ(例示を目的としたものに過ぎない)のための溝又は凹部をエッジ処理されたアイウェアレンズの前部表面内において製造する。
[000105] 1つ又は複数のシースルーニアアイ光モジュールを1つ又は複数のアイウェアレンズ内において収容するアイウェアを製造するステップ
[000106] 実施形態#6
a.低屈折率被覆を有するシースルーニアアイ光モジュールを被覆し、且つ、硬化させる。
b.アイウェアレンズの前部表面カーバチャを構成することになる適切なカーバチャの前部凹状カーブモールドを選択する。
c.光学品質樹脂の層(諸態様において、0.50mm未満)によって充填する(このような樹脂については、当技術分野において既知である)。
d.樹脂層を、粘着性を有する状態に硬化させる。
e.シースルーニアアイ光モジュールの前部を凹状モールドに隣接した状態において下方に適切に位置決め及び装着する。
f.(完成状態のレンズ又は半完成状態のレンズブランクの後部表面を形成する)ガスケット又はテープ及び後部モールドを適用する。
g.モールド組立体を望ましい光学品質樹脂によって充填し、且つ、硬化させる。
h.モールド組立体を離型する。
i.任意選択により、光学被覆を完成状態のレンズ又は半完成状態のレンズブランクの前部及び/又は後部表面上において追加する。
j.レンズブランクをエッジ処理及び/又は表面処理し、これにより、着用者の1つ又は複数の眼との関係において適切な場所においてシースルーニアアイディスプレイを配置する。
k.任意選択により、アイウェアの適切な接続に対するシースルーニアアイ光モジュールの電気接続を装着する。逆も又同じである。
[000107] 1つ又は複数のシースルーニアアイ光モジュールを1つ又は複数のアイウェアレンズ内において収容するアイウェアを製造するステップ
[000108] 実施形態#7
a.低屈折率被覆を有するシースルーニアアイ光モジュールを被覆し、且つ、硬化させる。
b.アイウェアレンズの前部表面カーバチャを構成することになる適切なカーバチャの前部凹状カーブモールドを選択する。
c.光学品質樹脂の層(諸態様において、0.50mm未満)によって充填する(このような樹脂は、当技術分野において既知である)。
d.樹脂層を、粘着性を有する状態に硬化させる。
e.シースルーニアアイ光モジュールの前部を凹状モールドに隣接した状態において下方に適切に位置決めし、且つ、装着する。
f.諸態様において、完成状態のレンズ又は半完成状態のレンズブランクの残りの部分をシースルーニアアイ光モジュールの周りおいて及び/又は上方において印刷するべく、3D印刷を利用する。
g.前部モールドを離型する。
h.任意選択により、光学被覆を完成状態のレンズ又は半完成状態のレンズブランクの前部及び/又は後部表面上において追加する。
i.レンズブランクをエッジ処理及び/又は表面処理し、これにより、着用者の1つ又は複数の眼との関係において適切な場所においてシースルーニアアイディスプレイを配置する。
j.任意選択により、アイウェアの適切な接続に対するシースルーニアアイ光モジュールの電気接続を装着する。逆も又同じである。
[000109] 様々な特徴を有する特定の実施形態を参照し、本発明について説明した。以上において提供されている開示に鑑み、当業者には、様々な変更及び変形が、本発明の範囲又は精神を逸脱することなしに、本発明の実施において実施されうることが明らかとなろう。当業者は、開示されている特徴が、所与の用途又は設計の要件及び仕様に基づいて、単独で、任意の組合せにおいて、使用されてもよく、或いは、省略されてもよいことを認識するであろう。実施形態が、特定の特徴を「有する(comprising)」という用語を参照している際には、実施形態は、その代わりに、特徴のうちの任意の1つ又は複数「から構成される(consist of)」又は「から基本的に構成される(consist essentially of)」ことが可能であることを理解されたい。本明細書において開示されている方法のうちの任意のものは、本明細書において開示されている組成の任意のもの又は任意のその他の組成と共に使用することができる。同様に、開示されている組成のうちの任意のものは、本明細書において開示されている方法のうちの任意のもの又は任意のその他の方法と共に使用することができる。当業者には、本明細書の検討及び本発明の実施から、本発明のその他の実施形態について明らかとなろう。
[000110] 具体的には、値の範囲が本明細書において提供されている場合には、その範囲の上限及び下限の間のそれぞれの値は、開示されている単位の10分の1までもが、具体的に開示されているという点に留意されたい。又、開示されている、或いは、開示されているその他のエンドポイントから導出されうる、範囲内の任意の更に小さな範囲も、それ自体が具体的に開示されている。同様に、開示された範囲の上限及び下限も、独立的に、範囲に包含されてもよく、或いは、これから排除されてもよい。単数形の「1つの(a)」、「1つの(an)」、及び「その(the)」は、文脈がそうではない旨を明瞭に示していない限り、複数の参照物を含んでいる。本明細書及び例は、その特性が例示を目的としているものと見なされ、且つ、本発明の本質を逸脱しない変形は、本発明の範囲に含まれるものと解釈されたい。更には、本開示において引用されている参照文献のすべては、それぞれ、そのすべてが、引用により、個々に、本明細書において包含され、且つ、従って、本発明の実施可能な程度の開示を補完する効率的な方法のみならず、当業者のレベルについて詳述する背景を提供することを意図したものである。

Claims (30)

  1. シースルーニアアイ光モジュールとの光学的通信状態にある眼科レンズを有する拡張現実又は複合現実システムであって、前記シースルーニアアイ光モジュールは、シースルーニアアイディスプレイ及びマイクロレンズアレイを有し、前記シースルーニアアイ光モジュールの後部側の一部分は、前記眼科レンズの一部分の前面に位置しており、前記シースルーニアアイ光モジュールの後部側に最も近接した前記眼科レンズのフロア又は底部部分は、前記シースルーニアアイ光モジュールが位置決めされた、或いは、置換した、前記眼科レンズの前記前部表面ベースカーブの20%以内において湾曲又は成形されており、且つ、前記シースルーニアアイ光モジュールの前記後部側のサイズは、前記眼科レンズの前記後部側の表面エリアの表面積との比較において、表面積において、より小さい、システム。
  2. 前記シースルーニアアイ光モジュールの一部分は、前記眼科レンズ内において埋め込まれている、請求項1に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  3. 前記シースルーニアアイ光モジュールの一部分は、前記眼科レンズの前部表面に装着されている、請求項1に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  4. 前記シースルーニアアイ光モジュールの一部分は、前記眼科レンズの前面において配置されている、請求項1に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  5. 前記眼科レンズは、屈折力を有する、請求項1に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  6. 前記眼科レンズは、屈折力を欠いている、請求項1に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  7. 前記眼科レンズは、前部ベースカーブを有する、請求項1に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  8. 前記シースルーニアアイ光モジュールは、前記眼科レンズの前部表面ベースカーブの10%以内において湾曲している、請求項1に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  9. シースルーニアアイ光モジュールとの光学的通信状態にある眼科レンズを有する拡張現実又は複合現実システムであって、前記シースルーニアアイ光モジュールは、シースルーニアアイディスプレイ及びシースルーニアアイマイクロレンズアレイを有し、前記シースルーニアアイ光モジュール及び前記シースルーニアアイ光モジュールの直接背後において配置された前記眼科レンズセクションを通じて計測される全体的な屈折力は、前記眼科レンズの遠用部分と同一の屈折力の10%以内である、システム。
  10. 前記シースルーニアアイ光モジュールのすべて又は一部分は、前記眼科レンズ内において埋め込まれている、請求項9に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  11. 前記シースルーニアアイ光モジュールのすべて又は一部分は、前記眼科レンズの前記前部表面に装着されている、請求項9に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  12. 前記シースルーニアアイ光モジュールのすべて又は一部分は、前記眼科レンズの前面において配置されている、請求項9に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  13. 前記眼科レンズは、屈折力を有する、請求項9に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  14. 前記眼科レンズは、屈折力を欠いている、請求項9に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  15. 前記眼科レンズは、前部ベースカーブを有する、請求項9に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  16. 前記シースルーニアアイ光モジュールは、前記眼科レンズの前部表面ベースカーブの10%以内において湾曲している、請求項9に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  17. シースルーニアアイ光モジュールとの光学通信状態にある眼科レンズを有する拡張現実又は複合現実システムであって、前記シースルーニアアイ光モジュールは、シースルーニアアイディスプレイ及びシースルーニアアイマイクロレンズアレイを有し、前記シースルーニアアイ光モジュール及び前記シースルーニアアイ光モジュールの直接背後において配置された前記アイウェアレンズセクションを通じて計測された屈折力は、前記シースルーニアアイ光モジュールを装着するための前記眼科レンズの任意の変更の前に前記眼科レンズを通じて計測されたかのような同一の屈折力の20%以内である、システム。
  18. 前記シースルーニアアイ光モジュールの一部分は、前記眼科レンズ内において埋め込まれている、請求項17に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  19. 前記シースルーニアアイ光モジュールの一部分は、前記眼科レンズの前部表面に装着されている、請求項17に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  20. 前記シースルーニアアイ光モジュールの一部分は、前記眼科レンズの前面において配置されている、請求項17に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  21. 前記眼科レンズは、屈折力を有する、請求項17に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  22. 前記眼科レンズは、屈折力を欠いている、請求項17に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  23. 前記眼科レンズは、前部ベースカーブを有する、請求項17に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  24. 前記シースルーニアアイ光モジュールは、前記眼科レンズの前部表面ベースカーブの10%以内において湾曲している、請求項17に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  25. 前記埋め込まれたシースルーニアアイ光モジュールの背後において配置された前記眼科レンズのエリアは、オープンノッチを有する、請求項17に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  26. 前記埋め込まれたシースルーニアアイ光モジュールの背後において配置された前記眼科レンズのエリアは、溝を有する、請求項17に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  27. 前記埋め込まれたシースルーニアアイ光モジュールの背後において配置された前記眼科レンズのエリアは、孔を有する、請求項17に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  28. 埋め込まれたシースルーニアアイ光モジュールの背後において配置された前記眼科レンズのエリアは、オープンノッチを有する、請求項1に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  29. 埋め込まれたシースルーニアアイ光モジュールの背後において配置された前記眼科レンズのエリアは、溝を有する、請求項1に記載の拡張現実又は複合現実システム。
  30. 埋め込まれたシースルーニアアイ光モジュールの背後において配置された前記眼科レンズのエリアは、孔を有する、請求項1に記載の拡張現実又は複合現実システム。
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