JP2021527271A - アテンショントークンデジタル資産報酬 - Google Patents

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Abstract

アテンションアプリケーションは、デジタル資産ウォレット含む。アテンションアプリケーションは、発行者によって作成されたメディアコンテンツや広告主によって送信された広告などに、ユーザが向けたアテンションを推定できる。アテンションアプリケーションは、ユーザが向けたアテンションに基づいて発行者にデジタル資産アテンショントークンの金額を支払うか、ユーザが支払いを行う広告主に十分なアテンションを向けた場合にはデジタル資産の支払いを受け取ることができる。アテンションアプリケーションのユーザは、メディアプラットフォーム上のサードパーティのコンテンツ作成アカウントを含むコンテンツプロデューサに、アテンショントークンをチップすることができる。

Description

本出願は、ウェブブラウザなどのアテンションアプリケーションにおけるデジタル資産報酬の支払いに関する。
この出願は、米国仮特許出願第62/683,000号、第62/683,001号、及び第62/683,012号の優先権を主張するPCT出願である。これらの仮特許出願は、それぞれのタイトルが「アテンションアプリケーションのアテンションメトリックス」、「アテンションアプリケーションのユーザ分類プライバシー」、「アテンショントークンデジタル資産報酬」であり、いずれも2018年6月10日に提出されたものであり、参照により本明細書に取り込まれる。
アテンションアプリケーション(attention application)は、ユーザにメディアコンテンツを提示する。メディアコンテンツは、テキスト、ウェブサイト、オーディオ、ビデオなどを含み得、アテンションアプリケーションは、スマートフォン、タブレット、ゲームシステム、デスクトップコンピュータなどのコンピュータハードウェア上で実行され得る。ユーザがアテンションアプリケーションでメディアコンテンツを消費する場合、特にブラウザでワールドワイドウェブを閲覧する場合、メディアコンテンツ発行者以外の者がユーザを監視する。例えば、トラッカー(tracker)は、ウェブ上でユーザを追跡し、ユーザが閲覧又は検索しているメディアコンテンツとは関係のないユーザの閲覧履歴やパターンの側面を収集する場合がある。メディアコンテンツの発行者は、広告のパフォーマンスを向上させるために、トラッカーからユーザ分類プロファイルの購入を決める場合がある。この仕組みは、システムの収益の大部分をトラッカーと広告業者に導き、コンテンツの発行者及びユーザから遠ざける。ユーザのプライバシーは、トラッカーやフィンガープリントなどの他の手法によって侵害され、また、侵入的(場合によっては不正)な広告がユーザの体験を損なう。
したがって、メディアコンテンツの対価としてコンテンツプロデューサに、及び広告閲覧の対価としてアテンションアプリケーションのユーザに支払うためのアテンションアプリケーションデジタル資産報酬が必要である。
図1は、アテンションアプリケーション、メディアコンテンツクリエータ、及びシステムの他の参加者の間のアテンショントークン報酬支払いの図である。 図2は、自動デジタル資産アテンショントークン報酬の図である。 図3は、デジタル資産アテンショントークン報酬サイクルの図である。 図4は、メディアプラットフォーム上のサードパーティのコンテンツ制作プラットフォームアカウントに対するデジタル資産アテンショントークン報酬の図である。 図5は、サードパーティのコンテンツ投稿に対するデジタル資産アテンショントークン報酬ボタンを備えたマイクロブロガーフィードの図である。 図6は、サードパーティのコンテンツが投稿されているメディアプラットフォーム上のデジタル資産アテンショントークンチップの画面の図である。 図7は、コメント及びアテンショントークン報酬ボタンが関連付けられたサードパーティコンテンツの投稿を伴うストリーミングビデオプラットフォームの図である。 図8は、サードパーティのコンテンツ投稿及びそれに関連するアテンショントークン報酬ボタンを備えたオンラインフォーラムの図である。 図9は、アテンションアプリケーション上のアテンショントークン報酬ダッシュボードの図である。 図10は、ユーザ成長プール(User Growth Pool、UGP)からアテンショントークンを受け取るアテンションアプリケーションの図である。 図11は、アテンショントークン報酬システムのブロック図である。 図12は、アテンショントークンの報酬を生成するためのワークフローである。 図13は、アテンショントークン報酬の方法のフローチャートである。 図14は、アテンションエコノミーの参加者間でアテンショントークン報酬を処理する方法のフローチャートである。 図15は、本明細書の開示を実施するのに有用であり得るデバイスのシステム図である。
当業者は、図中の要素が単純さと明りょうさのために図示されており、必ずしも一定の縮尺で描かれていないことを理解するであろう。例えば、図中のいくつかの要素の寸法は、本発明の実施形態の理解を助けるために、他の要素と比較して誇張され得る。
装置及び方法の構成要素は、適切な場合、図面中の従来の記号によって表されており、本明細書の説明による利益を受ける当業者に容易に明らかになるように、詳細でかつ開示を曖昧にしないように、本発明の実施形態を理解することに関連する特定の詳細のみを示す。
アテンションアプリケーション、特にウェブブラウザのユーザは、メディアコンテンツを消費するときに個人情報を漏らす傾向がある。特に、Webブラウジングは、ユーザの分類と興味プロファイルを集めて広告主やメディア発行者に販売するトラッカーからの精査に、ユーザをさらす。ユーザは、トラッカーとは無関係であるとユーザが信じているメディア発行サイトであっても、トラッカーがWeb全体でそれらをフォローしていることに気付かないことがよくある。センシティブな情報に関連してユーザにとって非公開にする必要がある特定の情報は、クエリログ、閲覧履歴、共有アクティビティ、購入履歴など、匿名の見知らぬ人に公開される。ユーザが検索エンジンを使用せずにWebサイトに直接リクエストした場合でも、DNSクエリにより、ユーザの許可なしに、Webサイトにアクセスしたことが公開されることがある。最もユビキタスなトラッカーでさえユーザのすべてのアクティビティを確認できないため、ユーザの体験として、ターゲティング広告のためだけでなく、ターゲティングが不十分な広告の配信に不快に感じることがある。ニュースサイトなどの一部のウェブサイトは、通常、ページの読み込み時間を遅くし、ユーザの帯域幅を占める数十のトラッカーをホストする。これは、モバイルネットワークでは特に高額になる可能性がある。
本開示において、「デジタル資産」という用語は、特にブロックチェーン上で、希少で譲渡可能な資産を含むことを意味する。一部のブロックチェーン(Ethereumネットワークなど)では、通常「トークン」と呼ばれるデジタル資産の供給を生成及び管理するために使用できる契約の実行を可能にする。他のブロックチェーンは、デジタル資産の供給を決定するための他のシステムを持ち得る(例えば、逓減コイン排出スケジュール)。デジタル資産の「譲渡」(transfer)という用語は、暗号で署名されたトランザクションをブロックチェーンのネットワークに配信して、共有台帳を更新し、支払人が管理するアドレスからデジタル資産の支払いを受取人が管理するアドレスに転送することを意味する。本明細書における「譲渡」とは、デジタル資産を使用又は譲渡するために必要な秘密暗号鍵を管理する当事者が、トランザクションの共有台帳を必ずしも確認することなく、デジタル資産の所有権を支払人から受取人に譲渡したことを意味する場合もある。用語「デジタルアテンショントークン(attention token)」と「アテンショントークン(attention token)」は本明細書において相互に置換可能に使用される。
アテンショントークン(attention token)は、アテンションアプリケーションのユーザ(人間)のアテンションに関連する値を有すると見なされる、一種のデジタル資産である。インセンティブのシステムは、参加者(例えば、広告主、発行者、及び消費者)がアテンショントークンを取得し、アテンショントークンを介して報酬の支払いを行うことを奨励することができる。一実施形態では、アテンショントークン生成イベントは、様々な受信者の間で配分することができるアテンショントークンの供給を生成する。トークンの受信者の1人は、将来のユーザに代わってアテンショントークンを保持し、新しいユーザのオンボードプロセスの一部としてアテンショントークン付与を配布するユーザ成長プール(UGP)であり得る。
図1は、アテンションアプリケーション102、オンボードメディアコンテンツクリエータ110、及びシステム100の他の参加者の間のアテンショントークン報酬支払いの図である。アテンショントークン生成イベント106は、システム100で使用するためのアテンショントークンの供給を新生することができる。システム100がアテンショントークンに金銭的価値を割り当てる場合、新しいアテンショントークンの希少性のレベルが望ましい場合がある。したがって、アテンショントークン生成イベント106は、限られた供給のアテンショントークンのみを生成することができる。限られた供給は、1回限りの生成イベント、スケジュールに従って新しいアテンショントークンが生成される継続的なイベント、及び/又はアテンショントークンがオンデマンドで新生される場合がある。専門のトークン生成参加者(図1には示されていない)は、アテンショントークンの供給を制御することができる。他の実施形態では、システム100の別の参加者(アテンションコンシェルジュ112など)は、アテンショントークン供給を制御することができる。いくつかの実施形態では、UGP108は、システム100の将来の参加者への最初のトークン作成イベントの後に支払われるべきいくつかのトークンを受け取る。
アテンションアプリケーション102は、アテンショントークンを保持するためのデジタル資産ウォレットを含む。デジタル資産ウォレットがアテンショントークンを保持できる方法は複数ある。一実施形態では、デジタル資産ウォレットは、復元シードの生成を含むプロセスで初期化される。復元シードの1つのタイプは、アテンショントークン及び/又はアテンショントークンと呼応するために必要なベースデジタル資産を含む任意の数のデジタル資産(例えば、Ethereumネットワーク上のスマートコントラクトと呼応することによってアテンショントークンを使用できる場合、イーサデジタル資産(ether digital asset))のために、支払いアドレス(公開鍵又はそこから派生した値)と支出鍵(秘密鍵)を決定論的に生成できる単語のセットから選択された単語のリストである(例えば、ビットコインの場合、BIP39復元シード)。
デジタル資産ウォレットが支払いアドレス又は支払いアドレスのセットを有する場合、これらのアドレスを使用して、ウォレットを一意に識別することができる。ブロックチェーンには、通常、ウォレットアドレスの生成に十分なエントロピーが利用可能であると仮定すると、2人のユーザが同じ支払いアドレスを生成することのない十分な大きさのアドレススペースが含まれる。復元シードを使用して、複数のブロックチェーン上に支払いアドレスのセットを生成できる。アドレス衝突の可能性は低いか存在しないので、いずれかの支払いアドレスを使用して、システム100の他の参加者へのアテンションアプリケーションを一意に識別することができる。この方法での識別は、ユーザ104が個人を潜在的に識別する情報(例えば、法律上の名前、ユーザ名、電話番号、電子メールアドレス等)(ユーザ104の本当のアイデンティティを明らかにするか、又はユーザ104を追跡するために使用される可能性がある)の提供と、システム100内のユーザによるアクションを他のアクティビティにリンクすること(例えば、ユーザ104のウェブ閲覧履歴を購入履歴に接続する)が求められないため、プライバシー上の利点を有する。したがって、ユーザ104は、ある意味でシステム100に匿名で参加する。潜在的に識別可能な情報を入力する必要性を回避することで、特に金融取引が関係している場合、ほとんどのユーザが通常利用できないような、Webブラウジング時の一定レベルのプライバシーとセキュリティを提供できる。
ユーザ104がアテンションアプリケーション102でメディアコンテンツを消費するとき、アテンションアプリケーションは、アテンションアプリケーション102で消費された特定のメディアコンテンツに対してユーザ104によって向けられたアテンションの兆候を収集することができる。アテンションの兆候は、自動的に収集され(例えば、ユーザが特定のWebサイトで費やした合計時間の何パーセントを測定して特定の自動寄付の比例量を獲得する)、及び/又はユーザからの信号を介して収集される(例えば、アテンショントークン報酬のチップボタンをクリックすると、1回限りのチップ報酬及び/又は繰り返しのチップ報酬が得られる)。
収集されたユーザのアテンションの兆候に基づいて、デジタル資産ウォレットは、オンボードコンテンツクリエータ110にアテンショントークンで報酬の支払いを行うことができる。本開示における「オンボード」(Onboarded)とは、アテンショントークンを受け入れる意思又は同意を示したコンテンツクリエータを指す。オンボードコンテンツクリエータのリストは、サードパーティ(例えば、アテンションコンシェルジュ112)によって維持され、アテンションの兆候を獲得したユーザ104によって訪問されたウェブサイトのリストと比較するためにアテンションアプリケーション102に送信され得る。報酬支払いが自動支払いかチップ支払いかにかかわらず、デジタル資産ウォレットは、オンボードコンテンツクリエータ110へのアテンショントークンの譲渡を実行する。デジタル資産ウォレットが、支出機能(例えば、共有台帳に資金を持っている公開鍵に対応する秘密鍵を使用してブロックチェーントランザクションに署名する機能)を備えた従来の資産ウォレットである場合、オンボードコンテンツクリエータ110が支払いアドレスを公開していることを前提に、デジタル資産ウォレットは、ブロックチェーンネットワークを介してオンボードコンテンツクリエータ110への資金の譲渡を開始することができる。
他の実施形態では、アテンションアプリケーション102上のデジタル資産ウォレットは、秘密鍵自体を用いて報酬支払いトランザクションに署名しない。代わりに、アテンショントークンは、支払いプロセッサ114などのサードパーティにより、ユーザ104に代わって保持される。アテンションアプリケーション102は、秘密支出鍵が実際にアテンションアプリケーション102によって保持されず、支払いプロセッサ114によって保持されているユーザ104に、支払いアドレスを表示することができる。デジタル資産資金がこれらの支払いアドレスに送られると、支払いプロセッサ114は、残高をアテンションアプリケーション102にクレジットする。その後、アテンションアプリケーション102がオンボードコンテンツクリエータ110にアテンショントークンの支払いを行うことを望むとき、アテンションアプリケーション102は、資金移動を要求する支払いプロセッサ114への秘密鍵を用いてメッセージに単に署名することができる。次に、支払いプロセッサ114は、内部的にそれ自体のプライベート台帳で、オンボードコンテンツクリエータ110に関連付けられたアカウントに資金を移動することができ、その後、コンテンツクリエータ110は必要に応じて、支払いプロセッサ114が直接資金を引き出すことができる。
アテンションコンシェルジュ112は、アテンションアプリケーション102と通信することによって、システム100において機能を実行する。アテンションアプリケーション102との1つのタイプの通信は、オンボードコンテンツクリエータ110のリストを送信することであり、これにより、アテンションアプリケーションが、ユーザ104がアテンションを向けたメディアコンテンツがアテンショントークン報酬支払いを受ける資格があるかどうかを知る。アテンションコンシェルジュ112は、システム100についてプロモーションをし、オンボードしようとする非オンボードコンテンツクリエータ116からの信号を受信及び認証することができる。
アテンションコンシェルジュ112とアテンションアプリケーション102との間の別のタイプの相互作用は、ユーザ104がアテンションを向けたウェブサイト及び/又はメディアコンテンツクリエータのリストを受信することである。非オンボード(例えば、アテンショントークンを受け入れる意思を示していない)コンテンツクリエータの場合、コンシェルジュ112は、非オンボードコンテンツクリエータ116をシステム100に加入及び参加するように招待することができる。アテンションコンシェルジュ112は、いくつかのアテンションアプリケーションからのアテンションの兆候を集約することができ、したがって、非オンボードコンテンツクリエータがシステム100に参加することを決定した場合に、潜在的に利用可能なアテンショントークンの量の推定値を非オンボードコンテンツクリエータに提供し得る。
アテンションコンシェルジュ112とアテンションアプリケーション102との間の別のタイプの相互作用は、UGPから資金の解放の管理である。一実施形態において、アテンションコンシェルジュ112は、アテンショントークンを新生及び/又は書き込むことができる1つ又は複数のアドレスへの署名鍵(例えば、Ethereumスマートコントラクトのホワイトリストに登録されたアドレス)を保持する。他の実施形態では、アテンショントークンの供給は他の方法で管理される(例えば、所定の発行スケジュール)。アテンションコンシェルジュ112は、選択した基準に基づいてUGP資金を支払うことができる。アテンションアプリケーションは、ユーザ104に関する他の識別情報ではなく、デジタル資産ウォレットアドレスによって一意に識別されるので、アテンションコンシェルジュ112は、通常の金融又は資産取引の場合のようにユーザ104のプライバシーを損なうことなく、UGP資金を支払うことができる。
オンボードコンテンツクリエータ110への報酬支払いのようなUGP資金の支払いは、直接的(例えば、確認されたブロックチェーントランザクション)及び/又は支払いプロセッサ114を介した間接的であり得る。支払いプロセッサ114にデポジットされ、アテンションアプリケーション102のデジタル資産ウォレットにクレジットされるUGP資金の場合、これらの資金は、支払いプロセッサでの内部転送によってオンボードコンテンツクリエータ110に譲渡され得、したがって、ブロックチェーンネットワークの停滞、取引手数料、及びオンチェーンでの取引の他のコストに関する潜在的な問題を回避できる。UGP資金の支払いは、人類である証拠を提供するために、アテンションアプリケーション102のユーザ104に対し不定型とすることができる(例えば、アテンショントークンを受け取る非人間の試みを検出するように設計されたチャレンジを完了する)。
アテンションコンシェルジュ112が、アテンションアプリケーションから非オンボードコンテンツクリエータ116のリストを受信する場合、アテンションコンシェルジュ112は、非オンボードコンテンツクリエータに、システム100にオンボードし、アテンショントークンを「要求」するための招待メッセージを送信することができる。招待メッセージは、非オンボードコンテンツクリエータ116によって要求され得るアテンショントークンの価値の、アテンションコンシェルジュ112による推定値を含み得る。他方、訪問されたコンテンツクリエータのリストをアテンションコンシェルジュ112に明らかにすることは、ユーザ104の全体的なプライバシーに有害である。ユーザ104は、システム100の内外を問わず、どのメディアコンテンツクリエータがアテンションアプリケーション102でアテンションを向けられたかに関する情報をいかなる者にも明らかにしたくない場合がある。したがって、アテンションコンシェルジュ112から非オンボードコンテンツクリエータへの招待メッセージが作成されない場合がある。
定期的(例えば、毎月)に、アテンションアプリケーションは、それぞれの広告主/発行者によって捕捉されたトータルのアテンションの割合に従って、アテンションアプリケーションのウォレットから発行者及び広告主へのデジタル資産の譲渡を実行する。いくつかの実施形態では、アテンションアプリケーションのユーザは、向けられたアテンションに従ってコンテンツプロデューサ間で分配される固定の定期的(例えば、毎月)譲渡量を決定する。定期的なデジタル資産の譲渡の対象になるトリガーとしての、最小限のアテンションが必要な場合がある。
図2は、自動アテンショントークンデジタル資産報酬のダイヤグラム200である。図2に示される例では、アテンションアプリケーション202は、アテンショントークンを保持するデジタル資産ウォレットを含む。アテンションアプリケーション202は、メディアコンテンツをユーザ204に表示したときのアテンションの兆候を測定して、アテンション比率210を測定する。図2に示される実施形態では、アテンショントークン報酬の支払いは、アテンション比率210に従って、オンボードコンテンツプロデューサ206に自動的に行われる(「自動寄付」(autocontribute))。実施形態では、オンボードコンテンツプロデューサ206への自動寄付として報酬の支払いは、定期的に(例えば、毎月)行われる。
システム200でなされた寄付は、いくつかの方法で、アテンションアプリケーション202のユーザのプライバシーを尊重する。発行者は、発行者への訪問と寄付とを関連付けることができない。アテンションアプリケーションは、個々の訪問が特定のWebサイトの訪問に結び付けられないように、集約ベースでのみ寄付と発行者の訪問を整合させることができる。
典型的なウェブブラウジングワークロードの下では、アテンションアプリケーション202は、オンボードコンテンツプロデューサ206へのアテンショントークン報酬支払いの自動寄付の間の期間中に、ユーザ204に、長いリストのウェブサイト及びドメインを表示する可能性が高い。したがって、ユーザ204からアテンションを向けられたマネーコンテンツクリエータには、トークンの「ダスト」レベルに相当するものが割り当てられることがある。最小の自動寄付アテンショントークン報酬支払いの閾値が設定されている場合、最も人気のある少数のサイトが寄付を支配する可能性がある。これは、新しい、特に小規模なニッチなコンテンツプロデューサのオンボードにとって問題である。したがって、厳密に比例に従う寄付(例えば、サイトAが特定の寄付に対してサイトBの2倍の発行者ビューを持っている場合、サイトAはサイトBの2倍の寄付を受け取る)以外の寄付システムが望ましい場合がある。
寄付を決定する1つの方法は、「統計的投票」を使用することである。統計的投票は、アテンションアプリケーション202が寄付し、それを特有の閲覧IDに関連付けることを含む。閲覧IDは、閲覧レジストラで資格情報を作成するために使用され、閲覧IDに投票を許可する1つ又は複数の投票レジストラのIDが与えられる。各投票には、単一の発行者IDが含まれる。
分数投票と同様に、クライアントは、各サイトの発行者閲覧の相対的な重みを計算する。次に、使用が許可されている投票レジストラごとに、アテンションアプリケーション202は、予測不可能であるが重み付けされたアルゴリズムを使用して発行者のアイデンティティを選択する。例えば、サイトAが特定の投稿に対してサイトBの2倍の発行者閲覧を持っている場合、必ずしも2倍の寄付を獲得するとは限らない。
統計的投票を実行するために、レジストラはその公開鍵を返し、アテンションアプリケーション202が資格情報要求を構築することを可能にする。次に、レジストラは中間結果を返し、クライアントがそのIDを表す文字列の資格情報を、1人又は複数の投票サベーヤーのIDとともに作成できるようにする。公開鍵の返却と中間結果の返却は、30日ごとなどの定期的なサイクルで行うことができる。
次に、サベーヤーは、中間結果を返し、アテンションアプリケーション202が、これも匿名である認証証明を構築できるようにする。次に、アテンションアプリケーション202は、閲覧IDに関する情報を提供することなく、レポートが許可されたユーザからのものであることを証明する許可トークンを生成する。成功すると、サベーヤーは、関連する貢献サベーヤーに発行者への投票を追加する。米国特許出願第16/435,808(出願日:2019年6月10日、タイトル:「アテンションアプリケーションのためのアテンションメトリック」、その内容は参照により本明細書の取り込まれる)に開示されるタイプの匿名の証明は、一例として使用され得る。
図3は、デジタル資産アテンショントークン報酬サイクル300の図である。アテンションアプリケーション302のユーザは、アテンションアプリケーション302のデジタル資産ウォレットに格納するためのアテンショントークン306を取得する。ユーザは、アテンションアプリケーション302によって測定されるように、ユーザ304のアテンションを獲得したコンテンツを生成した対価として、オンボードコンテンツプロデューサ308にアテンショントークン306に報酬を与える。アテンショントークンが価値があるとみなされ、コンテンツプロデューサ308がそれらを直接使用することを望まない場合、アテンショントークンは広告主310に販売され得、したがって、オンボードコンテンツプロデューサ308にアテンションの収益をもたらす。
実施形態において、広告のカタログに許可される唯一のタイプの広告は、「プライバシー保護広告」である。プライバシー保護広告には、アテンションアプリケーションのユーザのプライバシーを保護する機能があり、コンテンツの読み込み時間が短縮されるため、パフォーマンスも向上することがよくある。プライバシー保護広告は、個人を特定できる情報(例えば、ユーザの本名、住所、電子メール、支払い及び/又は購入履歴、ブラウザクエリログ、ブラウザ履歴、連絡先リスト、表示された広告、ユーザが分類された広告マーケットセグメント、以前に使用された暗号通貨ウォレットアドレス、クレジットカード番号、EU一般データ保護規則(EU General Data Protection Regulation)で保護されている情報など。)へのアクセスを防止する。
広告主310は、コンテンツプロデューサに広告を配置することによって、(例えば、ローカルマッチングのためにアテンションアプリケーション302に送信される広告のカタログを介して)アテンショントークン306を使うことがあり得る。実施形態において、アテンショントークン306は、ユーザ304のアテンションに対する報酬として、コンテンツプロデューサ312とユーザ304との間で配分される。
図4は、メディアプラットフォーム上のサードパーティのコンテンツ制作プラットフォームアカウントに対するデジタル資産アテンショントークン報酬のダイヤグラム400である。メディアプラットフォームは、例えば、マイクロブロガープラットフォーム402を含み得、そこでは、サードパーティはアカウントを作成し、他のユーザが購読できる投稿の形でコンテンツを提供する。サードパーティは、プラットフォーム上のアカウントを使用してコンテンツを投稿することを除いて、プラットフォーム自体から独立している。アテンションアプリケーションが、コンテンツを投稿するサードパーティアカウントとマイクロブログプラットフォーム402自体とを区別しない場合、アテンショントークンの報酬は、コンテンツの元のクリエータであるサードパーティアカウントの所有者に支払われない可能性がある。したがって、アテンションアプリケーション402は、サードパーティアカウントを個々のコンテンツ発行者として、したがってアテンショントークンの受信者として扱うことができる。
システム400の実施形態は、サードパーティにアテンションが向けられたとして、ホームページ又はサードパーティコンテンツ生成プラットフォームアカウントのフィードでの滞留時間をクレジットすることを含む。他の実施形態には、ユーザ404とサードパーティコンテンツとの間の相互作用(例えば、投稿を高く評価する、投稿を共有する、投稿にコメントするなど)に応じた報酬の支払いが含まれる。報酬は、ユーザが特定のサードパーティのコンテンツ作成アカウントと相互作用する可能性や、サードパーティのアカウントがユーザ404のお気に入りであることの指標(例えば、ユーザがプラットフォーム上のサードパーティアカウントによって作成されたコンテンツに対して高い割合で相互作用すること)など、他の要因にも左右される可能性がある。いくつかの実施形態では、チップボタンを使用して、サードパーティのコンテンツ制作プラットフォームに1回限り又は繰り返しのチップをクレジットできる。
ストリーミングプラットフォーム408は、サードパーティのコンテンツ制作プラットフォームの別の例である。その他の例としては、ソーシャルメディアネットワークサイト、音楽及びオーディオコンテンツサイト、ビデオサイト、オンラインフォーラム、ブログ、新聞、雑誌サイトのコメントセクションなどがある。マイクロブロガープラットフォーム402と同様に、デジタル資産報酬は、ストリーミングプラットフォームではなく、サードパーティのアカウント所有者自身に流れる。これは、プラットフォーム408自体ではなく、サードパーティによって作成されたコンテンツにアテンションが向けられたからである。
図5は、サードパーティのコンテンツ投稿に対するデジタル資産アテンショントークン報酬ボタンを備えたマイクロブロガーフィードのダイヤグラム500である。様々なサードパーティコンテンツ投稿504(例えば、マイクロブログ投稿)はそれぞれ、アテンションアプリケーション502に表示されるいくつかのアクションボタン(例えば、返信、リブログ、高評価、及びチップ506)に関連付けられている。サードパーティのコンテンツは、フィード500の領域504に限定されている。領域504の中には、チップボタン506がある。チップボタン506をクリックすると、アテンションアプリケーション502のデジタル資産ウォレットが、マイクロブログプラットフォームの運営者ではなく、コンテンツ504を投稿したアカウントにデジタル資産トークンを報酬として与える。
コンテンツ領域504内の他のボタンもまた、デジタル資産報酬の支払いをトリガーすることができる。例えば、アテンションアプリケーション502のユーザは、すべてのブログ及び/又は高評価ボタンについて、エリア504でコンテンツを作成したアカウントへのデジタル資産報酬の支払い額の環境設定を選択することができる。いくつかの実施形態では、チップボタンは、報酬の支払いを共有するコンテンツクリエータのリストにサードパーティのコンテンツクリエータを追加することにより、サードパーティのコンテンツクリエータに報酬を与える(例えば、「統計的投票」スキーム、チップあたりの固定金額などに従って、報酬期間中にアテンションアプリケーション502のユーザによって行われたすべてのチップと比較したチップの比率に応じて配分された定期的な報酬支払い)。サードパーティのユーザアカウント名をクリックして、サードパーティのアカウントによるコンテンツの投稿のみで構成されるフィードをリクエストすることも、サードパーティのコンテンツクリエータへの報酬の配分でクレジットされるアクションであり得る。
図6は、サードパーティのコンテンツが提供されているメディアプラットフォーム上のデジタル資産アテンショントークンチップの画面600の図である。ウィンドウ604は、アテンションアプリケーション602のユーザの選択に基づいて、一回限りのチップ又は繰り返しのチップであり得る、サードパーティコンテンツクリエータへのチップ量の選択の例である。
図7は、コメント708及びそれに関連するアテンショントークン報酬ボタン704を有するサードパーティコンテンツの投稿を伴うストリーミングビデオプラットフォームのダイヤグラム700である。ストリーミングビデオプラットフォームは、図7のエリア706のコンテンツなどの、サードパーティのアカウント所有者によって追加されたコンテンツからなる。チップボタン704を含むコンテンツ領域706に関連付けられたボタンが存在する。アテンションアプリケーション702のユーザがチップボタン704をクリックすると、デジタル資産報酬チップがサードパーティのコンテンツクリエータに割り当てられる。実施形態では、デジタル資産の報酬のチップは、1回限りのチップ、繰り返しのチップ、定期的な報酬の寄付を共有するコンテンツクリエータのリストへのサードパーティのコンテンツクリエータの追加(例えば、「統計的投票」などに応じて比例的に)であり得る。
図700はまた、エリア706でコンテンツを作成したサードパーティ以外のサードパーティからのコンテンツ投稿のためのエリア708を含む。通常、エリア708は、ストリーミングプラットフォームの多くの参加者がコメントを投稿できるコメントセクションを提示する。領域706に関連付けられたチップボタン704と同じように機能するチップボタン704を含む、コメントと相互作用するためのボタンもある。
図8は、サードパーティのコンテンツ投稿806及びそれに関連付けられたアテンショントークン報酬ボタン804を備えたオンラインフォーラム800の図である。オンラインフォーラムプラットフォームは、図8のエリア806のコンテンツなど、サードパーティのアカウント所有者によって追加されたコンテンツで構成される。チップボタン804を含むコンテンツ領域806に関連するボタンが存在する。アテンションアプリケーション802のユーザによるチップボタン804をクリックすると、デジタル資産報酬チップがサードパーティのコンテンツクリエータに配分される。実施形態では、デジタル資産の報酬のチップは、1回限りのチップ、繰り返しのチップ、定期的な報酬の寄付を共有するコンテンツクリエータのリストへのサードパーティのコンテンツクリエータの追加(例えば、「統計的投票」スキームなどに応じて比例的に)であり得る。チップボタン804は、エリア806のコンテンツに対するコメントの形で、他のサードパーティコンテンツにも利用可能である。
図9は、アテンションアプリケーション上のアテンショントークン報酬ダッシュボード900の図である。ダッシュボードは、アテンションアプリケーション902上で広告を閲覧することによって(例えば、プライバシー保護広告を閲覧することによって)アテンションアプリケーション902のユーザによって獲得された報酬を表示する広告セクション904を含む。
自動寄付セクション906は、アテンションの割合に従って配分された47のオンボードコンテンツプロデューサへの85のアテンショントークンの定期的な毎月の寄付を表示する。アテンションの割合は比例として表示することができる(例えば、オンボードコンテンツプロデューサに対するユーザのトータルのアテンションの12%は、毎月の自動寄付報酬の支払いの12%を獲得する)。アテンションアプリケーションのユーザが報酬支払い寄付期間中にどこにアテンションを向けたかがわかっている場合、アテンションの割合は、小規模なコンテンツプロデューサを支持するために比例に基づかない方法、及び報酬の支払いをアテンションアプリケーションのユーザに結び付くプライバシー侵害の可能性を減らす方法で計算することもできる。チップセクション908は、期間中に行われたチップの総数、及びチップが1回限りであったか又は定期的であったかを表示する。
図10は、ユーザ成長プール(UGP)からアテンショントークンを受信するアテンションアプリケーション1002のダイヤグラム1000である。UGPメッセージ1004は、そのアテンションアプリケーション1002がUGP資金を受け取る資格があることをユーザに通知する(例えば、アテンションアプリケーション1002のデジタル資産ウォレットアドレスの登録に基づいて)。アテンションアプリケーション1002は、アテンションアプリケーション1002のユーザがプログラムで要求に応答しているかどうか、又はユーザが本物の人間であるかどうかをテストするためのヒューマンチャレンジを含む。
図1000の別の側面は、非オンボードコンテンツプロデューサ1008に関する通知である。ユーザのアテンションの少なくとも一部は、アテンショントークンを受け入れる意思を示していないコンテンツプロデューサに向けられる可能性がある。そのような非オンボードコンテンツクリエータに割り当てられた報酬は、他のオンボードコンテンツプロデューサへの報酬支払い分配のためにデジタル資産担保ウォレットに戻されるまで、一定期間(例えば、90日間)アテンションアプリケーション1002に保持され得る。通知1010は、アテンションアプリケーション1002のユーザのチップ履歴を表示する。
図11は、アテンショントークン報酬システム1100のブロック図である。システム1100は、本明細書で説明される機能を実行するためのいくつかのコンポーネントを備えたアテンションアプリケーション1102を含む。アテンションアプリケーション1102の1つのコンポーネントは、アテンション測定コンポーネント1104である。アテンション測定は、アテンションアプリケーション1102に表示されたメディアコンテンツにユーザが向けたアテンションを測定すること、及びそれに対してデジタル資産報酬支払いを配分するためのアテンションメトリックを含む。デジタル資産の報酬の支払いは、オンボードされたコンテンツプロデューサにユーザが向けた、トータルのアテンションの割合に応じて行うことができ、1回限りのチップ、繰り返しのチップ、及びそれらの任意の組み合わせであり得る。
アテンションアプリケーション1102の別のコンポーネントは、アテンショントークンコレクタ1106である。収集されたアテンショントークンは、外部ソースからデジタル資産ウォレットにトークンを受け取り得る。1つの潜在的な外部ソースは、オンラインデジタル資産交換などから、ユーザによって取得され、アテンションアプリケーション1102に送信されるアテンショントークンである。アテンショントークンコレクタ1106の別の潜在的なアテンショントークンのソースは、UGPからの支払いである。アテンショントークンコレクタ1106のさらに別の潜在的なアテンショントークンのソースは、広告に関連する報酬を伴う当該広告を見ることに対する報酬の支払いである。
アテンションアプリケーション1102の別のコンポーネントは、アテンショントークンディスペンサ1108である。アテンショントークンディスペンサ1108は、自動支払い、チップ、及び/又はそれらの任意の組み合わせを介して、デジタル資産ウォレット1110からコンテンツクリエータにアテンショントークンを配布することができる。アテンショントークンディスペンサは、広告キャンペーンの成功及びアテンションアプリケーション1102にクレジットされたアテンションのステータスを監視するアテンションマネージャなどの別の者によって、デジタル資産報酬の支払いを行うために「トリガー」され得る。デジタル資産ウォレット1110を使用して、アテンションアプリケーション1102に特有の支払いアドレス(例えば、ブロックチェーン支払いアドレス)を生成し、アテンションアプリケーション1102から発信されるアテンションを証明するメッセージに署名し、デジタル資産をアテンションアプリケーション1102から移動するトランザクションに署名する(例えば、デジタル資産が送信者アドレスから受信者アドレスに送信するために、ブロックチェーンのネットワークにトランザクションを配信する)ことができる。
図12は、オンボードコンテンツクリエータにアテンショントークン報酬を与えるためのワークフロー1200である。開始ブロック1202の後、アテンションアプリケーションは、1つ又は複数のメディアコンテンツクリエータのリストへの支払いのために、デジタル資産ウォレットからのアテンショントークンを指定する。実施形態において、1つ又は複数のメディアコンテンツクリエータのリストは、1つ又は複数のメディアコンテンツクリエータに由来するメディアコンテンツに対してアテンションアプリケーションのユーザが向けたアテンションに基づくものである。
ブロック1206で、ワークフロー1200は、リスト上の各メディアコンテンツクリエータが認証されるかどうかを決定する(本明細書では、オンボードしているとも呼ばれる)。検証される方法の1つは、アテンションアプリケーションのユーザがアテンションを向けたコンテンツと引き換えにアテンショントークンを受け入れる意思を示すことである。リスト上のメディアコンテンツクリエータが認証されると、アテンションアプリケーションはアテンショントークンを認証済みの発行者に1208で譲渡し、リストにコンテンツクリエータが他にいない場合、ワークフローはステップ1204に戻る。リスト上の次のメディアコンテンツクリエータが1206で認証されない場合、ワークフロー1200はブロック1210に進む。ブロック1210は、再試行閾値に到達したかどうかを決定する。コンテンツクリエータにアテンショントークン報酬を支払うための再試行閾値の例は、コンテンツクリエータへのトークンの最初の割り当てから90日である。1210で再試行閾値に達していない場合、ワークフロー1200は、ブロック1212で一定期間(例えば、再試行閾値よりも短い期間)待機し、ブロック1206に戻る。このようにして、非オンボードコンテンツクリエータに割り当てられたトークンは、オンボードコンテンツクリエータにリサイクルされ、より多くのコンテンツクリエータがオンボードするように奨励し、アテンショントークンがサードパーティ又はアテンションアプリケーション1202外のエンティティにリダイレクトされることを回避する。
図13は、アテンショントークン報酬の方法1300のフローチャートである。受信動作1302は、アテンショントークンのウォレットを含むアテンションアプリケーションにおいて、発行者からメディアコンテンツを受信する。表示動作1304は、アテンションアプリケーションによって、アテンションアプリケーションのユーザにメディアコンテンツを表示する。収集動作1306は、アテンションアプリケーションによって、アテンションセッション中にメディアコンテンツに対するユーザのアテンションの兆候を収集する。アテンションセッションは、アテンションメトリックが収集され、デジタル資産報酬の支払いがアテンションアプリケーションによって行われる定期的な時間枠(例えば、30日ごと)であり得る。実行動作1308は、少なくとも部分的にはユーザのアテンションの兆候に基づいて、デジタル資産ウォレットから発行者へのデジタル資産報酬の譲渡を実行する。
図14は、アテンションエコノミーの参加者間でアテンショントークン報酬を処理する方法1400のフローチャートである。受信動作1402は、アテンショントークン用のデジタル資産ウォレットを備えるアテンションアプリケーションから、複数のメディアコンテンツ発行者によって作成された当該アテンションアプリケーション上のメディアコンテンツへの、ユーザのアテンションを表すアテンションの兆候を受け取る。受信動作1404は、各メディアコンテンツクリエータがアテンショントークンを受け入れる意思の条件(例えば、「検証済み」又は「オンボード」発行者になる意思)を満たしているかどうかの指標を受け取る。追加動作1406は、メディアコンテンツ発行者がアテンショントークンを受け入れる意思の条件を満たす場合、認証済み発行者のリストに当該メディアコンテンツ発行者を追加する。
受信動作1408は、認証済み発行者のリストに対するアテンションアプリケーションからの要求を受信する。受信動作1408は、個人を特定できる情報又はユーザ情報がアテンションアプリケーションに関連付けられるリスクを制限するために、アテンションアプリケーションからの秘匿化したクライアントリクエストに応答し得る。例えば、動作1408によって受信されたリクエストのポーリング時間は、アテンションアプリケーションの地理的位置を秘匿するために変更することができる。他の手法には、サードパーティを介してリクエストをルーティングすること及び/又は、HTTPヘッダーフィールドやIPアドレスなどのリクエストメタデータをログに記録しないことが含まれる。送信動作1410は、リクエストに応答して、認証済み発行者のリストをアテンションアプリケーションに送信する。
図15は、本明細書の開示を実施するのに有用であり得るデバイス1500のシステム図である。図15は、説明された技術を実施するのに有用であり得る例示的なシステム(処理システム1500としてラベル付けされている)を示す。処理システム1500は、スマートデバイス、接続されたデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、ラップトップ、モバイルデバイス、デスクトップ、タブレット、又はサーバ/クラウドデバイスなどのクライアントデバイスであり得る。処理システム1500は、1つ又は複数のプロセッサ1502、及びメモリ1504を含む。メモリ1504は、一般に、揮発性メモリ(例えば、RAM)と不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ)の両方を含む。オペレーティングシステム1510は、メモリ1504に存在し、プロセッサ1502によって実行される。
デジタル資産ウォレット1544及びアテンションアプリケーション1546などの1つ又は複数のアプリケーションプログラム1512モジュール又はセグメントは、メモリ1504及び/又はストレージ1520に搭載され、プロセッサ1502によって実行される。いくつかの実施形態では、デジタル資産ウォレット1544は、読み取り専用メモリ(ROM)1514、又はライトワンスリードメニー(WORM)メモリに格納される。外因性イベントデータソースなどのデータは、メモリ1504又はストレージ1520に格納され得、デジタル資産ウォレット1544及びブロックチェーンマネージャ1546などによって使用されるためにプロセッサ1502によって検索可能であり得る。ストレージ1520は、処理システム1500に対してローカルであり得るか、又はリモートであり、処理システム1500に通信可能に接続され得、そして別のサーバを含み得る。ストレージ1520は、クライアントデバイス(図示せず)によってリクエスト可能なリソースを格納することができる。ストレージ1520は、チップ又はトラステッド実行環境(TEE)によって実装され得る1つ又は複数のトラステッドプラットフォームモジュール(TPM)によって管理される1つ又は複数のプラットフォーム構成レジスタ(PCR)などのセキュアストレージを含み得る。
処理システム1500は、1つ又は複数のバッテリ又は他の電源によって電力が供給され、処理システム1500の他の構成要素に電力を供給する電源1516を含む。電源1516はまた、内蔵バッテリを無効にするか又は再充電する外部電源や、他の電源に接続することができる。
処理システム1500は、1つ又は複数の他のサーバ及び/又はクライアントデバイス(例えば、モバイルデバイス、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ)へのネットワーク接続(例えば、携帯電話ネットワーク、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)など)を提供するために1つ又は複数のアンテナ1532に接続され得る1つ又は複数の通信トランシーバ1530を含み得る。処理システム1500は、通信デバイスの一種であるネットワークアダプタ1536をさらに含み得る。処理システム1500は、ワイドエリアネットワーク(WAN)又はローカルエリアネットワーク(LAN)を介して接続を確立するために、ネットワークアダプタ1536及び他の任意のタイプの通信デバイスを使用することができる。示されるネットワーク接続は例示的なものであり、処理システム1500と他のデバイスとの間に通信リンクを確立するための他の通信デバイス及び手段を使用できることを理解されたい。
処理システム1500は、ユーザがコマンド及び情報を入力することができるように、1つ又は複数の入力デバイス1534を含むことができる(例えば、キーボード又はマウス)。入力デバイス1534は、マルチモーダル入力、音声入力、手書き入力、モーション検出、顔認識、物理的指紋などの他のタイプの入力をさらに含み得る。これら及び他の入力デバイスは、シリアルポートインターフェース、パラレルポート、ユニバーサルシリアルバス(USB)などのような1つ又は複数のインターフェース1538によってサーバに接続することができる。処理システム1500は、タッチスクリーンディスプレイなどのディスプレイ1522をさらに含み得る。
処理システム1500は、仮想及び/又はクラウドコンピューティング環境を含む、様々な有形のプロセッサ可読ストレージ媒体及び無形のプロセッサ可読通信信号を含み得る。有形のプロセッサ可読ストレージは、処理システム1500によってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体によって具体化されることができ、揮発性と不揮発性ストレージ媒体、及びリムーバブルと非リムーバブルストレージ媒体のいずれも含む。有形のプロセッサ可読ストレージ媒体は、無形通信信号を含まず、プロセッサ可読指令、データ構造、プログラムモジュール又は他のデータなどの情報を記憶するための任意の方法又は技術で実装された、揮発性と不揮発性、及びリムーバブルと非リムーバブルストレージ媒体を含む。有形のプロセッサ可読ストレージ媒体には、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ若しくは他のメモリ技術、CDROM、デジタル多用途ディスク(DVD)若しくは他の光学ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ若しくは他の磁気ストレージデバイス、又は所望の情報を格納するために使用することができ、処理システム1600によってアクセスすることができる任意の他の有形の媒体が含まれるが、これらに限定されない。有形のプロセッサ可読ストレージ媒体とは対照的に、無形のプロセッサ可読通信信号は、コンピュータ可読指令、データ構造、プログラムモジュール、又は搬送波やその他の信号伝送メカニズムなどの変調されたデータ信号に存在する他のデータを具体化することができる。「変調されたデータ信号」という用語は、信号内の情報を符号化するような方法でその特性の1つ又は複数が設定又は変更された信号を意味する。限定的ではない例として、無形通信信号には、有線ネットワーク又は直接有線接続などの有線媒体と、音響、RF、赤外線、及び他の無線媒体などの無線媒体を通過する信号が含まれる。
本明細書に開示される一実施形態は、アテンショントークン報酬の方法を含み、当該方法は、アテンショントークンのデジタル資産ウォレットを含むアテンションアプリケーションで、発行者からメディアコンテンツを受け取ること、前記アテンションアプリケーションによって、前記アテンションアプリケーションのユーザに前記メディアコンテンツを表示すること、前記アテンションアプリケーションによって、アテンションセッション中に前記メディアコンテンツへのユーザのアテンションの兆候を収集すること、及び少なくとも部分的にユーザのアテンションの前記兆候に基づいて、前記デジタル資産ウォレットから前記発行者へのデジタル資産報酬の譲渡を実行することを含む。
上記いずれかの実施形態の一実施形態において、さらに、前記デジタル資産報酬の譲渡は、発行者への一連の支払いを含み、前記一連の支払いにおける各支払いの量は、前記アテンションアプリケーションのユーザが各発行者に対して向けたアテンションの割合に基づいてもよい。
上記いずれかの実施形態の一実施形態において、さらに、前記デジタル資産ウォレットからの前記デジタル資産報酬の譲渡は、発行者への1回限りのチップ支払いを含んでもよい。
上記いずれかの実施形態の一実施形態において、さらに、前記デジタル資産ウォレットからの前記デジタル資産報酬の譲渡は、繰り返しのチップであってもよい。
上記いずれかの実施形態の一実施形態において、さらに、前記発行者が、ユーザ・コンテンツメディアプラットフォーム上のサードパーティアカウントであってもよい。
上記いずれかの実施形態の一実施形態において、さらに、前記メディアコンテンツへのユーザのアテンションの前記兆候が、前記アテンションアプリケーションのユーザによる前記発行者とのソーシャルメディアの相互作用であってもよい。
上記いずれかの実施形態の一実施形態において、さらに、前記メディアコンテンツへのユーザのアテンションの前記兆候が、ソーシャルメディアプラットフォーム上の投稿上に統合されたチップボタンのクリックであってもよい。
上記いずれかの実施形態の一実施形態において、さらに、前記デジタル資産報酬の量は、前記アテンションアプリケーションのユーザによる前記発行者とのソーシャルメディアの相互作用のタイプに依存してもよい。
上記いずれかの実施形態の一実施形態において、さらに、前記メディアコンテンツへのユーザのアテンションの前記兆候が、前記メディアコンテンツ上の滞留時間であってもよい。
上記いずれかの実施形態の一実施形態において、さらに、前記メディアコンテンツは、ハイパーリンクを伴うトースト通知を含み、ユーザのアテンションの前記兆候は、前記トースト通知をクリックすることであってもよい。
本明細書に開示される一実施形態は、デジタル資産報酬システムを含み、当該システムは、アテンショントークンのデジタル資産ウォレットを含むアテンションアプリケーションであって、メディアコンテンツをユーザに表示するためのアテンションアプリケーションと、前記デジタル資産ウォレットからメディアコンテンツクリエータにアテンショントークンを配布するアテンショントークンディスペンサと、デジタル資産報酬に関連付けられたメディアコンテンツにユーザが向けたアテンションに少なくとも部分的に基づいて、前記デジタル資産ウォレットにアテンショントークンを受け取るためのアテンショントークンコレクタを含む。
上記いずれかの実施形態の一実施形態において、さらに、前記デジタル資産報酬に関連付けられたメディアコンテンツは広告であってもよい。
上記いずれかの実施形態の一実施形態において、さらに、前記アテンショントークンディスペンサは、前記ユーザが向けたトータルのアテンションの割合に従って、前記メディアコンテンツクリエータにトークンを自動的に配布してもよい。
上記いずれかの実施形態の一実施形態において、さらに、前記タイムアウト期間が経過しても前記メディアコンテンツクリエータへの配信が成功しなかった場合に、前記アテンショントークンディスペンサは、アテンショントークンを前記デジタル資産ウォレットに戻してもよい。
上記いずれかの実施形態の一実施形態において、さらに、アテンションマネージャが、前記アテンショントークンディスペンサをトリガーして、前記メディアコンテンツクリエータにアテンショントークンを配布してもよい。
本明細書に開示される一実施形態は、デジタル資産アテンショントークンを使用してアテンションエコノミーを管理する方法を含み、当該方法は、アテンショントークン用のデジタル資産ウォレットを備えるアテンションアプリケーションから、メディアコンテンツ発行者によって作成された当該アテンションアプリケーション上のメディアコンテンツへの、ユーザのアテンションを表すアテンションの兆候を受け取ること、各メディアコンテンツクリエータがアテンショントークンを受け入れる意思の条件を満たすかどうかの指標を受け取ること、前記メディアコンテンツ発行者がアテンショントークンを受け入れる意思の条件を満たす場合、認証済み発行者のリストに当該メディアコンテンツ発行者を追加すること、前記認証済みの発行者のリストについて、アテンションアプリケーションからリクエストを受信すること、及び前記リクエストに応じて、前記認証済みの発行者のリストを前記アテンションアプリケーションに送信することを含む。
上記いずれかの実施形態の一実施形態において、さらに、アテンショントークンの条件を受け入れる意思が満たされない場合、利用可能なアテンショントークンを示す通知を前記複数のメディアコンテンツ発行者に定期的に送信することを含んでもよい。
上記いずれかの実施形態の一実施形態において、さらに、タイムアウト期間が経過すると、前記定期的に送信する動作が終了し、前記利用可能なアテンショントークンが前記アテンションアプリケーションの前記デジタル資産ウォレットに戻されてもよい。
上記いずれかの実施形態の一実施形態において、さらに、ユーザ成長プール(UGP)から、アテンションアプリケーション上の1つ又は複数のデジタル資産ウォレットへのアテンショントークンの支払いをトリガーすることを含んでもよい。
上記いずれかの実施形態の一実施形態において、さらに、前記アテンションアプリケーションが前記アテンショントークンの少なくとも一部に関して報酬条件を満たさない場合、前記1つ又は複数のデジタル資産ウォレットから前記UGPへの、前記アテンショントークンの少なくとも一部の戻しをトリガーすることを含んでもよい。
前述の明細書では、特定の実施形態が説明されてきた。しかしながら、当業者は、以下の特許請求の範囲に記載されるように、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変更を行うことができることを理解する。したがって、明細書及び図は、限定的な意味ではなく例示的な意味で見なされるべきであり、そのようなすべての修正は、本開示の範囲内に含まれることが意図されている。
利益、利点、問題の解決策、並びに利益、利点、又は解決策を発生させたり、より顕著にする可能性のある要素は、いずれか又はすべての請求項の重要な、必須の、又は本質的な機能又は要素として解釈されるべきではない。本発明は、本出願の係属中になされた補正及び発行されたそれらの請求項のすべての同等物を含む、添付の請求項によってのみ定義される。
さらに、本文書では、第1及び第2、上部及び下部などの関係用語は、実際のそのような関係又は順序を必ずしも要求又は暗示することなく、ある実体又は行為を別の実体又は行為から区別するためにのみ使用され得る。「含む」、「有する」、「備える」など、又はそれらの他の変形の用語は、非排他的な包含を内包することを意図している。要素の列挙を含むプロセス、方法、物品、又は装置は、それらの要素のみ含むのではなく、明示的に列挙されていない、又はそのようなプロセス、方法、物品、若しくは装置に固有の他の要素を含み得る。「…を含む」、「…を有する」、「…を備える」が続く要素は、さらなる制約なしに、当該要素を含む、又は有する、又は備えるプロセス、方法、物品、又は装置に追加の同一要素が存在することを排除しない。「a」及び「an」という用語は、本明細書で特に明記しない限り、1つ又は複数として定義される。「実質的に」、「本質的に」、「ほぼ」、「約」又はそれらの他の形式の用語は、当業者によって理解されるほどに近いと定義され、非限定的な一実施形態では、これらの用語は、10%以内、別の実施形態では5%以内、別の実施形態では1%以内、別の実施形態では0.5%以内であると定義される。本明細書で使用される「接続された」という用語は、必ずしも直接ではなく、必ずしも機械的である必要はないが、連結されていると定義される。特定の方法で「構成」されたデバイス又は構造は、少なくともその方法で構成されるが、列挙されていない方法で構成される場合もある。
いくつかの実施形態は、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ、カスタマイズされたプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などの1つ又は複数の汎用又は特殊プロセッサ(又は「処理デバイス」)と、特定の非プロセッサ回路と組み合わせて、本明細書に記載の方法及び/又は装置の機能の一部、ほとんど、又はすべてを実装するために当該1つ又は複数のプロセッサを制御する固有の格納プログラム命令(ソフトウェア及びファームウェアの両方を含む)から構成され得ることが理解されよう。あるいは、一部又はすべての機能は、プログラム命令が格納されていないステートマシンによって、又は、各機能又は特定の機能のいくつかの組み合わせがカスタムロジックとして実装された、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)に実装できる。もちろん、これらの2つのアプローチを組み合わせて使用することもできる。
さらに、一実施形態は、本明細書に記載及び特許請求される方法を実行するようにコンピュータ(例えば、プロセッサを含む)をプログラミングするためにコンピュータ可読コードが格納されたコンピュータ可読ストレージ媒体として実施することができる。このようなコンピュータ可読ストレージの例には、ハードディスク、CD−ROM、光記憶装置、磁気記憶装置、ROM(読み取り専用メモリ)、PROM(プログラム可能読み取り専用メモリ)、EPROM(消去可能でプログラム可能な読み取り専用メモリ)、EEPROM(電気的に消去可能でプログラム可能な読み取り専用メモリ)、及びフラッシュメモリが含まれるが、これらに限定されない。さらに、当業者は、おそらく多大な努力と、例えば利用可能な時間、現在の技術、及び経済的考慮によって動機付けられた多くの設計の選択にもかかわらず、ここに開示された概念と原則によって導かれれば、最小限の実験でそのようなソフトウェア命令及びプログラムならびにICを容易に生成することができることが期待される。
開示の要約は、読者が技術的開示の性質を迅速に確認できるようにするために提供されている。請求項の範囲又は意味を解釈又は制限するために使用されないことを理解した上で提出されている。さらに、前述の詳細な説明では、開示を合理化する目的で、様々な特徴が様々な実施形態で一緒にグループ化されている。この開示方法は、特許請求された実施形態が各請求項に明示的に記載されているよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映していると解釈されるべきではない。むしろ、以下の特許請求の範囲が反映するように、本発明の実質内容は、単一の開示された実施形態のすべての特徴よりも少ない特徴にある。したがって、以下の請求項は、詳細な説明に組み込まれ、各請求項は、個別に特許請求された実質内容として独立している。

Claims (20)

  1. アテンショントークン報酬の方法であって、
    アテンショントークンのデジタル資産ウォレットを含むアテンションアプリケーションで、発行者からメディアコンテンツを受け取ること、
    前記アテンションアプリケーションによって、前記アテンションアプリケーションのユーザに前記メディアコンテンツを表示すること、
    前記アテンションアプリケーションによって、アテンションセッション中に前記メディアコンテンツへのユーザのアテンションの兆候を収集すること、及び
    少なくとも部分的にユーザのアテンションの前記兆候に基づいて、前記デジタル資産ウォレットから前記発行者へのデジタル資産報酬の譲渡を実行すること
    を含む方法。
  2. 前記デジタル資産報酬の譲渡は、発行者への一連の支払いを含み、前記一連の支払いにおける各支払いの量は、前記アテンションアプリケーションのユーザが各発行者に対して向けたアテンションの割合に基づく、請求項1に記載の方法。
  3. 前記デジタル資産ウォレットからの前記デジタル資産報酬の譲渡は、発行者への1回限りのチップ支払いを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記デジタル資産ウォレットからの前記デジタル資産報酬の譲渡は、繰り返しのチップである、請求項2に記載の方法。
  5. 前記発行者が、ユーザ・コンテンツメディアプラットフォーム上のサードパーティアカウントである、請求項1に記載の方法。
  6. 前記メディアコンテンツへのユーザのアテンションの前記兆候が、前記アテンションアプリケーションのユーザによる前記発行者とのソーシャルメディアの相互作用である、請求項1に記載の方法。
  7. 前記メディアコンテンツへのユーザのアテンションの前記兆候が、ソーシャルメディアプラットフォーム上の投稿上に統合されたチップボタンのクリックである、請求項6に記載の方法。
  8. 前記デジタル資産報酬の量は、前記アテンションアプリケーションのユーザによる前記発行者とのソーシャルメディアの相互作用のタイプに依存する、請求項6に記載の方法。
  9. 前記メディアコンテンツへのユーザのアテンションの前記兆候が、前記メディアコンテンツ上の滞留時間である、請求項5に記載の方法。
  10. 前記メディアコンテンツは、ハイパーリンクを伴うトースト通知を含み、ユーザのアテンションの前記兆候は、前記トースト通知をクリックすることである、請求項1に記載の方法。
  11. デジタル資産報酬システムであって、
    アテンショントークンのデジタル資産ウォレットを含むアテンションアプリケーションであって、メディアコンテンツをユーザに表示するためのアテンションアプリケーションと、
    前記デジタル資産ウォレットからメディアコンテンツクリエータにアテンショントークンを配布するアテンショントークンディスペンサと、
    デジタル資産報酬に関連付けられたメディアコンテンツに前記ユーザが向けたアテンションに少なくとも部分的に基づいて、前記デジタル資産ウォレットにアテンショントークンを受け取るためのアテンショントークンコレクタ
    を含むシステム。
  12. 前記デジタル資産報酬に関連付けられたメディアコンテンツは広告である、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記アテンショントークンディスペンサは、前記ユーザが向けたトータルのアテンションの割合に従って、前記メディアコンテンツクリエータにトークンを自動的に配布する、請求項11に記載のシステム。
  14. タイムアウト期間が経過しても前記メディアコンテンツクリエータへの配信が成功しなかった場合に、前記アテンショントークンディスペンサは、アテンショントークンを前記デジタル資産ウォレットに戻す、請求項11に記載のシステム。
  15. アテンションマネージャが、前記アテンショントークンディスペンサをトリガーして、前記メディアコンテンツクリエータにアテンショントークンを配布する、請求項11に記載のシステム。
  16. デジタル資産アテンショントークンを使用してアテンションエコノミーを管理する方法であって、
    アテンショントークン用のデジタル資産ウォレットを備えるアテンションアプリケーションから、メディアコンテンツ発行者によって作成された当該アテンションアプリケーション上のメディアコンテンツへの、ユーザのアテンションを表すアテンションの兆候を受け取ること、
    各メディアコンテンツクリエータがアテンショントークンを受け入れる意思の条件を満たすかどうかの指標を受け取ること、
    メディアコンテンツ発行者がアテンショントークンを受け入れる意思の条件を満たす場合、認証済み発行者のリストに当該メディアコンテンツ発行者を追加すること、
    前記認証済みの発行者のリストについて、アテンションアプリケーションからリクエストを受信すること、及び
    前記リクエストに応じて、前記認証済みの発行者のリストを前記アテンションアプリケーションに送信すること
    を含む、方法。
  17. さらに、前記アテンショントークンの条件を受け入れる意思が満たされない場合、利用可能なアテンショントークンを示す通知を前記複数のメディアコンテンツ発行者に定期的に送信することを含む、請求項16に記載の方法。
  18. タイムアウト期間が経過すると、前記定期的に送信する動作が終了し、前記利用可能なアテンショントークンが前記アテンションアプリケーションの前記デジタル資産ウォレットに戻される、請求項17に記載の方法。
  19. さらに、ユーザ成長プール(UGP)から、アテンションアプリケーション上の1つ又は複数のデジタル資産ウォレットへのアテンショントークンの支払いをトリガーすることを含む、請求項16に記載の方法。
  20. さらに、前記アテンションアプリケーションが前記アテンショントークンの少なくとも一部に関して報酬条件を満たさない場合、前記1つ又は複数のデジタル資産ウォレットから前記UGPへの、前記アテンショントークンの少なくとも一部の戻しをトリガーすることを含む、請求項19に記載の方法。
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