JP2021522421A - ナノスピニングされたヘンプベース材料 - Google Patents
ナノスピニングされたヘンプベース材料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021522421A JP2021522421A JP2020560174A JP2020560174A JP2021522421A JP 2021522421 A JP2021522421 A JP 2021522421A JP 2020560174 A JP2020560174 A JP 2020560174A JP 2020560174 A JP2020560174 A JP 2020560174A JP 2021522421 A JP2021522421 A JP 2021522421A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- hemp
- cbd
- acetate
- polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/045—Hydroxy compounds, e.g. alcohols; Salts thereof, e.g. alcoholates
- A61K31/05—Phenols
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/70—Web, sheet or filament bases ; Films; Fibres of the matrix type containing drug
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01F—CHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
- D01F1/00—General methods for the manufacture of artificial filaments or the like
- D01F1/02—Addition of substances to the spinning solution or to the melt
- D01F1/10—Other agents for modifying properties
- D01F1/103—Agents inhibiting growth of microorganisms
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N65/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing material from algae, lichens, bryophyta, multi-cellular fungi or plants, or extracts thereof
- A01N65/08—Magnoliopsida [dicotyledons]
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N65/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing material from algae, lichens, bryophyta, multi-cellular fungi or plants, or extracts thereof
- A01N65/08—Magnoliopsida [dicotyledons]
- A01N65/12—Asteraceae or Compositae [Aster or Sunflower family], e.g. daisy, pyrethrum, artichoke, lettuce, sunflower, wormwood or tarragon
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N65/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing material from algae, lichens, bryophyta, multi-cellular fungi or plants, or extracts thereof
- A01N65/08—Magnoliopsida [dicotyledons]
- A01N65/28—Myrtaceae [Myrtle family], e.g. teatree or clove
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N65/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing material from algae, lichens, bryophyta, multi-cellular fungi or plants, or extracts thereof
- A01N65/40—Liliopsida [monocotyledons]
- A01N65/44—Poaceae or Gramineae [Grass family], e.g. bamboo, lemon grass or citronella grass
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01D—MECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
- D01D5/00—Formation of filaments, threads, or the like
- D01D5/0007—Electro-spinning
- D01D5/0015—Electro-spinning characterised by the initial state of the material
- D01D5/003—Electro-spinning characterised by the initial state of the material the material being a polymer solution or dispersion
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Natural Medicines & Medicinal Plants (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Dentistry (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Zoology (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Plant Pathology (AREA)
- Mycology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Agronomy & Crop Science (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Botany (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
少なくとも10%のヘンプオイルと、ポリマーとを含む、抗細菌性複合材料であって、当該ヘンプオイルが少なくとも10mg/mlの濃度のCBDを含み、当該抗細菌性複合材料が、当該ヘンプオイル及び当該ポリマーが溶媒に溶解され、当該溶媒が、最大100kVで電圧が印加される紡糸口金を通じて押し出され、当該溶媒が当該紡糸口金を通じて圧搾され、コレクター上で当該抗細菌性複合材料を形成するプロセスによって形成される、抗細菌性複合材料。
【選択図】図3
【選択図】図3
Description
優先権の主張
本出願は、2018年4月27日出願の米国仮出願第62/663,716号の恩典を主張し、当該仮出願はその全体が参照により本明細書に援用される。
本出願は、2018年4月27日出願の米国仮出願第62/663,716号の恩典を主張し、当該仮出願はその全体が参照により本明細書に援用される。
本出願は概して、オイルとポリマーとから構成されたナノスピニング材料であって、ある特定の抗細菌特性及びその他の特性を有し、ファブリック材料における技術的特性をもたらすために利用することができる、ナノスピニング材料に関する。
ヘンプは、様々なCannabis sativa植物種のうち、北半球で典型的に見られる数種の植物種の1つである。成長が速い地上植物の1つであり、およそ10,000年前にスピニングして繊維になった最初の植物の1つである。ヘンプ作物は、1シーズンに1エーカー当たり3〜8トンの乾燥茎を産出する潜在能力を有する。ヘンプは生来的に雑草に対する回復力に富み、1年に2〜3回収穫することができる。ヘンプは殺虫剤や除草剤が不要であり、生育に要する水や肥料は、繊維用途で栽培される綿のような他の作物よりも少なくて済む。ヘンプはさらに、耕地を開墾したり休ませたりするのに利用することができ、またカーボンネガティブ植物として機能する。
平均的なヘンプ植物は6フィート〜16フィートの高さまで成長し、およそ70〜110日で成熟する。ヘンプ作物は、1エーカー当たり3〜8トンの乾燥茎を産出する可能性を有する。ヘンプは、他の農作物より優れた多くの利点を有する。すなわち、ヘンプ植物はそれ自体が雑草に対する回復力に富み、1シーズンに2〜3回収穫することができ、生育に殺虫剤や除草剤が不要である。ヘンプ植物の深い根系は、生育するのに必要な窒素(肥料)及び水が少なくて済むことを意味する。さらに、農家は、他の作物用に農地を開墾する代替手段としてヘンプ植物を使用することができる。
ヘンプは、多くの双子葉植物と同様に、師部と、師部の周囲の繊維とを含む。ヘンプにも違いはなく、繊維(靭皮繊維)及び木質部分の両方を含む。繊維は、機械的特性(例えば剥皮)または化学的特性によって木質部から分離することができ、繊維は、カーペット、糸、ロープ、網、マットなどのような織物を含めた任意の繊維材料に使用することができる。これに対し、木質部は比較的使用が困難であり、製紙、パーティクルボード、コンクリート混合物、及び建築用複合材などのプロセス、ならびに動物の敷料向けの使用にとどまっている。
ヘンプ植物の特性により、茎の木質部及び繊維部分の使用を通じて製紙、織物、衣類、生分解性プラスチック、塗料添加物、絶縁材料、バイオ燃料、加えて食品の原料を含めた多くの商品に精製することが可能である。ただし、ある特定のヘンプの変種は、ある特定のカンナビノイド化合物、テルペン化合物、及びその他の化合物の濃度で知られており、これらはさらなる使用のために単離され得る。
ヘンプ植物からの化合物で最も広く知られているのは、テトラヒドロカンナビノール(THC)である。残念ながら、THCの向精神特性は、この化合物の濃度が低いまたはゼロの多くの変種が存在するにもかかわらず、ヘンプ栽培の制限につながっている。しかし、他の変種は、カンナビジオール(CBD)オイルの生産に使用される花及び種子で知られている。多くのヘンプ系統は、THCのような植物化学組成物の濃度を高めるために選択的に育種されてきたが、CBDのような組成物の濃度が高い系統も存在する。それでも、米国ではTHCを含む材料の栽培に対する意義を理由に、ヘンプに対する制限は大きいものとなっている。
ヘンプシード自体は、生食したり、挽き割り粉にしたり、乾燥粉末にしたりすることができる。葉も、生で消費したり加熱して消費したりすることができる。これらの材料は液体にして、ベーキングに用いたり、ヘンプミルク、ヘンプジュース、及び茶を含めた飲料に用いることもできる。とりわけ、ヘンプオイルはしばしば種子から低温圧搾され、不飽和脂肪酸が多い。外皮を除いたヘンプシード100グラムは586カロリーであり、およそ5%の水分、5%の炭水化物、49%の総脂肪分、及び31%のタンパク質を含む。ヘンプシードは、ビタミンB、マンガン、リン、マグネシウム、亜鉛、鉄、及び食物繊維の豊富な供給源でもある。ただ残念なことに、ヘンプオイルは急速に酸化し短時間で酸敗するため、安定するように適切に制御し調合しなければならない。例えば、条件の制御、すなわち、暗状態及び酸素低減ならびに低温によって貯蔵寿命を増加させることはできるが、オリーブオイル及び他の植物油を含めた他の既知のオイルと比較すると、依然短期間ではある。これらのオイルは、典型的には最大強度で使用するか、またはキャリアで希釈して局所的に適用する。
ヘンプシードに由来するヘンプオイルは、抗細菌、抗ウイルス、抗真菌、抗酸化、抗炎症、及び心臓保護特性を備える。さらに、このオイルは皮膚再生剤として局所的に使用することができる。ボタニカルオイル及びエッセンシャルオイルファミリーのオイルを含めたさらなるオイルは、その他の特性を有することで知られており、その一部は、ヘンプオイルのように、抗細菌、抗ウイルス、抗真菌、抗酸化、抗炎症、及び心臓保護における有用な特性を有する。一方その他のオイルは、その植物的特徴やその他の好適な使用において有用である。
CBDオイルもヘンプ植物から産生され得るが、ヘンプ植物の葉、花、及び葉柄から抽出される。CBDオイルもヘンプオイルのように、ある特定の抗炎症特性を有する。
本明細書の実施形態は、オイルをある特定のポリマー材料と共に組み合わせて、注入されたポリマーがオイルの特性を取り込むことを可能にするプロセス及び方法について説明する。また、出願者はさらに、少なくとも1つのオイルとポリマーキャリアとを含む新規の材料及び物質組成物を生成した。これは、驚くべきことに、オイルとポリマーとの組合せから作製された織物にオイルの特性を付与する。
好ましい実施形態は、ヘンプベースオイルを含む新規の複合材料を製造する方法であって、ヘンプベースオイル及びポリマーをアセトン溶液に溶解することと、アセトン溶液を押出成形してナノスピニングフィラメントを形成することとを含む、方法を対象とする。さらなる好ましい実施形態において、ヘンプベースオイルはCBDに富む(CBDが10%超)抽出オイルであり、ポリマーはアセテートである。
好ましい実施形態において、1〜30%の少なくとも1つのオイルと、99%〜70%の少なくとも1つのポリマーとを含む繊維を製造する方法であって、オイル及びポリマーが組み合わされ、エレクトロスピニングによって押出成形されて、組み合わされたオイル及びポリマーを含む繊維またはフィルムを形成する、方法。
好ましい実施形態において、1〜30%の少なくとも1つのオイルと、99%〜70%の少なくとも1つのポリマーとを含む、エレクトロスピニングされたフィルムまたは繊維。好ましい実施形態において、少なくとも1つのオイルはカンナビス属植物植物に由来し、好ましくはCBDオイルである。さらなる好ましい実施形態において、少なくとも1つのオイルは少なくとも2つのオイルを含み、CBDオイルである第1のオイルと、オールスパイス、アンゼリカ、アニス、バジル、ベイリーフ、ベンゾイン、ベルガモット、カバノキ、ビターアーモンド、ブラックペッパー、ボルド、ブッコノキ、カユプテ、ショウブ、カモミール、カンフル、キャラウェイ、カルダモン、ニンジン種子、カッシア、イヌハッカ、シダーウッド、キク、シナモン、シトロネラ、クラリセージ、クローブ、コリアンダー、クミン、イトスギ、ダバナ、ディル、エレミ、ユーカリ、フェンネル、フランキンセンス、ガルバヌム、ゼラニウム、ショウガ、グレープフルーツ、ムギワラギク、ヘンプ、ヒソップ、ジャスミン、ジュニパー、ラバンジン、ラベンダー、レモン、レモングラス、ライム、マンダリン、マヌカ、マージョラム、メリッサ、ヨモギ、モウズイカ、マスタード、ミルラ、フトモモ、ネロリ、ニアウリ、ナツメグ、ツノマタゴケ、オレンジ、オレガノ、パルマローザ、パセリ、パチョリ、ペニーロイヤル、ペパーミント、プチグレン、ピメント、マツ、ラベンサラ、バラ、ローズマリー、ローズウッド、ヘンルーダ、セージ、ビャクダン、スペアミント、カンショウ、センジュギク、タンジェリン、ヨモギギク、タラゴン、ティーツリー、ツジャ、タイム、チュベローズ、バニラ、ベチベル、ウィンターグリーン、ニガヨモギ、ノコギリソウ、イラン、及びこれらの組合せからなる群より選択される第2のオイルとを含む。
好ましい実施形態において、ナノ複合材料を製造する方法であって、当該複合材料が、5〜30%のCBDオイル及び70%〜95%のポリマー(各パーセンテージは全組成における重量パーセントである)を含む、方法。好ましい実施形態において、ポリマーはアセテートである。好ましい実施形態において、CBDオイル及びアセテートはアセトン溶液に溶解する。好ましい実施形態において、アセトン溶液は50〜99%のアセトンである。
好ましい実施形態において、複合材料を製造する方法であって、ヘンプの花、葉、茎、及びこれらの組合せからのオイル部分を抽出することと、抽出オイルを非水性溶媒に溶解することと、第2の材料を当該非水性溶媒に溶解することと、当該抽出オイル及び第2の材料の両方を有する材料を押出成形してナノスピニング繊維にすることとを含む、方法。好ましくは、抽出オイルは、少なくとも5%のカンナビジオール(「CBD」)、より好ましくは少なくとも10%のCBD、最も好ましくは少なくとも15%のCBD、または20%のCBDを含む。さらなる好ましい実施形態において、オイルは低温圧搾されたヘンプシードオイルであり、当該オイルは、B−ミルセン、B−カリオフィレン、リナロール、a−ピネン、シトラール、d−リモネン、及びユーカリプトールを含むある特定のテルペンによってさらに濃縮される。このようなテルペンは、天然でも合成でも誘導することができ、ヘンプシードオイルの総重量の0〜10%で添加することができる。好ましい実施形態において、ヘンプオイルは、下記を含むテルペンの1%溶液によって濃縮される。
好ましい実施形態において、非水性溶媒はアセトンである。
好ましい実施形態において、オイル部分は、複合材料の総重量の0.1〜50%を構成する。好ましい実施形態において、オイル部分は、複合材料の総重量の5〜25%を構成する。好ましい実施形態において、オイル部分は、複合材料の総重量の5〜15%を構成する。
好ましい実施形態において、ナノスピニング繊維はさらに、第3の構成要素であって、グラム陰性細菌が第3の構成要素に接触したときに、このようなグラム陰性細菌の集団を低減するのに有効である、第3の構成要素を含む。
好ましい実施形態において、0.1〜25%のCBDオイルと、99.9〜75%のアセテートとを含む、ナノスピニング繊維。
さらなる好ましい実施形態において、1〜20%のCBDオイルと、1〜20%の第2のオイルと、60〜98%のポリマーとを含む、ナノスピニング繊維。
好ましい実施形態において、CBDオイル及びポリマーを含むナノスピニング繊維であって、当該繊維が、当該CBDオイルと、アセテートである当該ポリマーとをアセトン(acetate)に溶解し、CBD及びアセテートを含む当該アセトンを押出成形してナノスピニング繊維にすることにより、製造される、ナノスピニング繊維。好ましい実施形態において、グラム陰性細菌の処理に有効な材料をさらに含む、ナノスピニング繊維。
さらなる好ましい実施形態において、ヘンプオイル及びアセテートを含むナノスピニング繊維を製造する方法であって、当該ヘンプオイル及びアセテートをアセトン溶液に溶解することと、当該アセトン溶液を押出成形して当該ナノスピニング繊維を形成することとを含む、方法。
さらなる実施形態において、ヘンプオイルがカンナビジオール(「CBD」)オイルであり、少なくとも10mg/mlのCBDを含む、方法。
さらなる実施形態において、複合材料が10%のヘンプオイル及び90%のアセテート(各パーセンテージは全組成における重量パーセントである)を含む、方法。
さらなる実施形態において、アセトン溶液が50〜99%のアセトンである、方法。
さらなる実施形態において、ヘンプオイルが、少なくとも10mg/mlの濃度のCBDを有するCDB抽出物を含む、方法。
さらなる好ましい実施形態において、複合材料を製造する方法であって、ヘンプ植物からのオイル部分を抽出して抽出ヘンプオイルを形成することと、当該抽出ヘンプオイルを非水性溶媒に溶解することと、第2の材料を当該非水性溶媒に溶解することと、当該抽出ヘンプオイル及び第2の材料の両方を有する材料を押出成形してナノスピニング繊維にすることとを含む、方法。
さらなる実施形態において、抽出ヘンプオイルが、少なくとも10mg/mlのCBDとキャリアオイルとを含む、方法。
さらなる実施形態において、非水性溶媒がアセトンである、方法。
さらなる実施形態において、抽出ヘンプオイル部分が、複合材料の総重量の0.1〜50%を構成する、方法。
さらなる実施形態において、抽出ヘンプオイル部分が、複合材料の総重量の5〜25%を構成する、方法。
さらなる実施形態において、抽出ヘンプオイル部分が、複合材料の総重量の5〜15%を構成する、方法。
さらなる実施形態において、第3の構成要素であって、グラム陰性細菌が第3の構成要素に接触したときに、このようなグラム陰性細菌の集団を低減するのに有効である、第3の構成要素をさらに含む、方法。
さらなる実施形態において、抽出ヘンプオイルが、少なくとも20mg/mlのCBDを含む、方法。さらなる実施形態において、抽出ヘンプオイルが、少なくとも40mg/mlのCBDを含む、方法。さらなる実施形態において、抽出ヘンプオイルが、少なくとも50mg/mlのCBDを含む、方法。
さらなる好ましい実施形態において、0.1〜25%のヘンプオイルと、99.9〜75%のアセテートとを含む、ナノスピニング繊維。
さらなる実施形態において、ナノスピニング繊維は、ヘンプオイル及びアセテートをアセトンに溶解してアセトン溶液を形成し、当該アセトン溶液を押出成形してナノスピニング繊維にすることによって製造される。
さらなる実施形態において、グラム陰性細菌の処理に有効な材料を含む、ナノスピニング繊維。
さらなる実施形態において、約10%のヘンプオイルと、約90%のアセテートとを含む、ナノスピニング繊維。
さらなる実施形態において、オールスパイス、アンゼリカ、アニス、バジル、ベイリーフ、ベンゾイン、ベルガモット、カバノキ、ビターアーモンド、ブラックペッパー、ボルド、ブッコノキ、カユプテ、ショウブ、カモミール、カンフル、キャラウェイ、カルダモン、ニンジン種子、カッシア、イヌハッカ、シダーウッド、キク、シナモン、シトロネラ、ココナッツ、クラリセージ、クローブ、ココナッツ、コリアンダー、クミン、イトスギ、ダバナ、ディル、エレミ、ユーカリ、フェンネル、フランキンセンス、ガルバヌム、ゼラニウム、ショウガ、グレープフルーツ、ムギワラギク、ヘンプ、ヒソップ、ジャスミン、ジュニパー、ラバンジン、ラベンダー、レモン、レモングラス、ライム、マンダリン、マヌカ、マージョラム、MCT(中鎖トリグリセリド)オイル、メリッサ、ヨモギ、モウズイカ、マスタード、ミルラ、フトモモ、ネロリ、ニアウリ、ナツメグ、ツノマタゴケ、オレンジ、オレガノ、ヤシ、パルマローザ、パセリ、パチョリ、ペニーロイヤル、ペパーミント、プチグレン、ピメント、マツ、ラベンサラ、バラ、ローズマリー、ローズウッド、ヘンルーダ、セージ、ビャクダン、スペアミント、カンショウ、センジュギク、タンジェリン、ヨモギギク、タラゴン、ティーツリー、ツジャ、タイム、チュベローズ、バニラ、ベチベル、ウィンターグリーン、ニガヨモギ、ノコギリソウ、イラン、及びこれらの組合せからなる群より選択される、少なくとも1つのさらなるオイルをさらに含む、ナノスピニング繊維。
さらなる実施形態において、少なくとも1つのさらなるオイルが、複合物の総重量の少なくとも10%の重要パーセンテージでアセトン溶液に添加される、請求項20に記載のナノスピニング繊維。
さらなる好ましい実施形態において、少なくとも1つのオイル及び少なくとも1つのポリマーを含む節足動物忌避剤材料であって、当該少なくとも1つのオイルと少なくとも1つのポリマーとがエレクトロスピンされて複合物となり、当該複合物が別の材料に付着して当該節足動物忌避剤材料を形成する、節足動物忌避剤材料。
さらなる実施形態において、少なくとも1つのオイルがヘンプベースオイルである、忌避剤材料。
さらなる実施形態において、少なくとも1つのオイルが、少なくとも10mg/mlのCBDを含むヘンプベースオイルである、忌避剤材料。
さらなる実施形態において、キクオイル、ティーツリーオイル、レモングラスオイル、及びこれらの組合せからなる群より選択される少なくとも1つの第2のオイル(at last a second oil)をさらに含む、忌避剤材料。
さらなる実施形態において、少なくとも10%の少なくとも1つのオイルを含む、忌避剤材料。
さらなる好ましい実施形態において、少なくとも10%のヘンプオイルと、ポリマーとを含む、抗細菌性複合材料であって、当該ヘンプオイルが少なくとも10mg/mlの濃度のCBDを含み、当該抗細菌性複合材料が、当該ヘンプオイル及び当該ポリマーが溶媒に溶解され、当該溶媒が、最大100kVで電圧が印加される紡糸口金を通じて押し出され、当該溶媒が当該紡糸口金を通じて圧搾され、コレクター上で当該抗細菌性複合材料を形成するプロセスによって形成される、抗細菌性複合材料。
さらなる実施形態において、ポリマーが、生分解性ポリマー、非生分解性ポリマー、またはこれらの組合せより選択される、抗細菌性複合物。
さらなる実施形態において、オールスパイス、アンゼリカ、アニス、バジル、ベイリーフ、ベンゾイン、ベルガモット、カバノキ、ビターアーモンド、ブラックペッパー、ボルド、ブッコノキ、カユプテ、ショウブ、カモミール、カンフル、キャラウェイ、カルダモン、ニンジン種子、カッシア、イヌハッカ、シダーウッド、キク、シナモン、シトロネラ、ココナッツ、クラリセージ、クローブ、ココナッツ、コリアンダー、クミン、イトスギ、ダバナ、ディル、エレミ、ユーカリ、フェンネル、フランキンセンス、ガルバヌム、ゼラニウム、ショウガ、グレープフルーツ、ムギワラギク、ヘンプ、ヒソップ、ジャスミン、ジュニパー、ラバンジン、ラベンダー、レモン、レモングラス、ライム、マンダリン、マヌカ、マージョラム、MCT(中鎖トリグリセリド)オイル、メリッサ、ヨモギ、モウズイカ、マスタード、ミルラ、フトモモ、ネロリ、ニアウリ、ナツメグ、ツノマタゴケ、オレンジ、オレガノ、ヤシ、パルマローザ、パセリ、パチョリ、ペニーロイヤル、ペパーミント、プチグレン、ピメント、マツ、ラベンサラ、バラ、ローズマリー、ローズウッド、ヘンルーダ、セージ、ビャクダン、スペアミント、カンショウ、センジュギク、タンジェリン、ヨモギギク、タラゴン、ティーツリー、ツジャ、タイム、チュベローズ、バニラ、ベチベル、ウィンターグリーン、ニガヨモギ、ノコギリソウ、イラン、及びこれらの組合せからなる群より選択される、少なくとも1つの第2のオイルを含む、抗細菌性複合物。
さらなる実施形態において、当該ポリマーが、ポリ乳酸、ポリグリコシド、ポリグリコール酸、ポリラクチド、ポリヒドロキシ酪酸(polyhydroxobutyrate)、キトサン、ヒアルロン酸、及びヒドロゲル;ポリ(2−ヒドロキシエチル−メタクリレート)、ポリ(エチレングリコール)、キトサン、アセテート、ゴム、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリメチルメタクリレート、ポリテトラフルオロエチレン、熱可塑性ポリウレタン、ならびにフルオロカーボン及びある特定の炭化水素ポリマーに基づくもの(典型的に非生分解性である);ならびにこれらの組合せからなる群より選択される、抗細菌性複合物。
木材パルプの代用としてのヘンプ植物は、より成長が速く、樹木に適さない地域でも成長する。実際に、ヘンプ植物の主な利点は、多種多様な土壌及び温度で迅速に成長する能力にある。例えば、ヘンプは、不適な地域でも成長し、雑草の内部生長に対する回復力に富み、殺虫剤や除草剤を使用する必要がなく、繁茂に要する肥料や水は少量で済む。また、ヘンプは、ダイズやトウモロコシなどの高エネルギー/高栄養摂取作物の間での農地の開墾や休耕の支援に利用することもできる。究極的には、ヘンプはカーボンネガティブ植物として機能し、そのことが、ヘンプの使用を極めて魅力あるものにしている。当然ながら、ヘンプ植物の主な価値は、種子や、オイルを含む環境に優しい材料を生産すること、ならびにヘンプオイル向けに種子を処理できること、そしてCBDに富むオイル向けに花、葉柄、葉、及び茎を含めた環境に優しい材料を抽出できることにある。「ヘンプオイル」という用語は、カンナビス属植物から産生されたオイルのいずれか1つを意味し、これには種子から圧搾したオイル、他の植物材料から圧搾したオイル、または種子もしくは植物材料から抽出したオイルが含まれる。
種子からのオイルの処理は、オリーブまたは(特に)グレープシードからのオイルの処理と同様であり、当業者に知られている。また、オイルは、植物の地上部分、例えば、葉、花、種皮から圧搾してオイルにすることもできる。「CBDオイル」の生産は、カンナビス属植物の地上部分(花、外皮、及び葉を含む)からカンナビジオール「CBD」を抽出することによって行われ、抽出におけるこのようなプロセスはヘンプに固有のものではない。処理したヘンプシードオイルまたは抽出したCBDオイルのいずれかにさらなるテルペン及びその他の構成成分を添加してもよく、このような成分としては、例えば、B−ミルセン、B−カリオフィレン、リナロール、a−ピネン、シトラール、d−リモネン、及びユーカリプトールが挙げられる。
芳香特性やその他の居住、商業、及び工業目的で広く利用されているオイルが多数知られている。その他のオイルとしては、オールスパイス、アンゼリカ、アニス、バジル、ベイリーフ、ベンゾイン、ベルガモット、カバノキ、ビターアーモンド、ブラックペッパー、ボルド、ブッコノキ、カユプテ、ショウブ、カモミール、カンフル、キャラウェイ、カルダモン、ニンジン種子、カッシア、イヌハッカ、シダーウッド、キク、シナモン、シトロネラ、クラリセージ、クローブ、ココナッツ、コリアンダー、クミン、イトスギ、ダバナ、ディル、エレミ、ユーカリ、フェンネル、フランキンセンス、ガルバヌム、ゼラニウム、ショウガ、グレープフルーツ、ムギワラギク、ヘンプ、ヒソップ、ジャスミン、ジュニパー、ラバンジン、ラベンダー、レモン、レモングラス、ライム、マンダリン、マヌカ、マージョラム、MCT(中鎖トリグリセリド)オイル、メリッサ、ヨモギ、モウズイカ、マスタード、ミルラ、フトモモ、ネロリ、ニアウリ、ナツメグ、ツノマタゴケ、オレンジ、オレガノ、ヤシ、パルマローザ、パセリ、パチョリ、ペニーロイヤル、ペパーミント、プチグレン、ピメント、マツ、ラベンサラ、バラ、ローズマリー、ローズウッド、ヘンルーダ、セージ、ビャクダン、スペアミント、カンショウ、センジュギク、タンジェリン、ヨモギギク、タラゴン、ティーツリー、ツジャ、タイム、チュベローズ、バニラ、ベチベル、ウィンターグリーン、ニガヨモギ、ノコギリソウ、及びイランが挙げられる。
出願者は、材料の有効性(具体的には、繊維またはフィルムに付与される有効性、次いでその繊維またはフィルムを含む織物材料としての有効性)を判定するため、これらのオイルのいくつかを様々な濃度で、かつ異なるキャリアを用いて試験した。オイルを組み合わせて繊維にすることが可能かを判定し、繊維及びフィルムの形成に適したオイルの濃度及びオイルからの特性を繊維に付与するのに必要な濃度を決定するため、例えば、ペパーミントオイル、ユーカリオイル、ティーツリーオイル、ラベンダー及びキクなどの芳香性植物からのオイル、ならびにヘンプオイルを、このような異なる条件下で試験した。
選択したオイルの主要な特徴
ヘンプオイルは、カンナビス属植物に由来するオイルを含む広義の用語である。CBDオイルとは、カンナビス属植物からの抽出オイルを意味し、オイルの体積当たり少なくとも5%のカンナビジオール(CBD)を含む。ただし、好ましいCBDオイルは5%超、好ましくは10%超、15%超、または20%のCBDを含む。CBDは、ヘンプ植物からの環境に優しい材料から抽出され、植物のCBD含量を増加させるために様々な系統が利用されている。このオイルは、ヘンプ植物の種子から得られるヘンプシードオイルとは異なる。低温圧搾したヘンプシードオイルは、ヘンプの栄養豊富な内容物を保持しているため、しばしば「最高にバランスが取れた天然オイル」と呼ばれる。未精製の低温圧搾ヘンプシードオイルは、最小限の熱で処理される。このことは、オイルが漂白も脱臭もされていないことを意味する。本明細書の実施形態ではCBDオイルを利用することが好ましいが、ある特定の実施形態ではヘンプシードオイルを含めてもよい。
ヘンプオイルは、カンナビス属植物に由来するオイルを含む広義の用語である。CBDオイルとは、カンナビス属植物からの抽出オイルを意味し、オイルの体積当たり少なくとも5%のカンナビジオール(CBD)を含む。ただし、好ましいCBDオイルは5%超、好ましくは10%超、15%超、または20%のCBDを含む。CBDは、ヘンプ植物からの環境に優しい材料から抽出され、植物のCBD含量を増加させるために様々な系統が利用されている。このオイルは、ヘンプ植物の種子から得られるヘンプシードオイルとは異なる。低温圧搾したヘンプシードオイルは、ヘンプの栄養豊富な内容物を保持しているため、しばしば「最高にバランスが取れた天然オイル」と呼ばれる。未精製の低温圧搾ヘンプシードオイルは、最小限の熱で処理される。このことは、オイルが漂白も脱臭もされていないことを意味する。本明細書の実施形態ではCBDオイルを利用することが好ましいが、ある特定の実施形態ではヘンプシードオイルを含めてもよい。
CBDオイルは、フルスペクトラムオイルであり、ヘンプからCBDが抽出されたときに、抽出物が元のヘンプ植物に見いだされるものと同じカンナビノイド及び化合物を含むことを意味する。単離または合成カンナビノイドとは異なり、CBDオイルは、多くのカンナビノイドに加えて多くの必須のビタミン及びミネラル、脂肪酸、タンパク質、クロロフィル、繊維、フラボノイド、ならびにテルペンを含む。CBDオイルは、典型的には、抽出物にキャリアオイル(典型的にはヘンプシードオイル、MCTオイル、または別のキャリア)を加えたものであり、CBD含量はmg/mlまたはパーセンテージとして説明される。したがって、10mlボトル中の5%のCBDは1ml当たり50mg、または10mlボトル中合計500mgとなる。この1ml当たりの計算は、CBDがパーセンテージとして表現される場合は常に使用される。また、CBDオイルはしばしば様々なテルペンも含み、これらのテルペンがオイルに独特の風味、香りを与え、またオイルにある特定の特性も付与する。これらのカンナビノイドは、いわゆるアントラージュ効果において、テルペンなどのさらなる化合物と共に作用する。アントラージュ効果は、活性成分の吸収を高める。カンナビノイドは化学的に極性の化合物であるため、吸収が困難な場合がある。その他の天然成分が、カンナビノイドの吸収性及び生存能力を高める一助となり得る。ある特定のヘンプオイルは、フルスペクトラムオイルに近づけることを可能にするさらなるカンナビノイドまたはテルペンまたはブラボノイドを組み込む場合がある。
共に作用するカンナビノイド及び天然成分は、細菌の防御機構をより良好に克服することもできる。カンナビノイドは、細菌感染症の治療に有効である可能性が示されているが、細菌は経時的に防御機構を発達させる。カンナビス属に見いだされる他の非カンナビノイド成分も抗細菌特性を有し、他の経路を利用して細菌と戦う。
ペパーミントオイルは、鎮痛剤、麻酔剤、消毒剤、乳汁分泌抑制剤、消炎剤、鎮痙剤、収斂剤、駆風剤、頭痛薬、利胆剤、強心剤、うっ血除去剤、通経剤、去痰剤、解熱剤、肝臓薬、神経鎮静剤、興奮剤、健胃剤、発汗剤、血管収縮剤、及び駆虫剤として使用される。
健康上の利点:一般的には、鎮痛緩和の治療で使用され、無感覚の誘導、敗血症からの保護、乳汁の流れ及び分泌の低減、痙攣の弛緩、歯肉の強化、脱毛の抑制、ならびに皮膚のリフトアップの手段として使用される。また、筋肉を堅固にし、出血を止め、ガスを除去し、脳及び記憶力の健康によく、胆汁分泌を促進し、うっ血を除去し、呼吸を楽にする。さらに、ペパーミントエッセンシャルオイルは、発汗や少々の血管収縮を促しながら、月経障害を軽減し、痰及びカタルを排出し、熱を下げ、肝臓及び胃によい。
ラベンダーエッセンシャルオイルは、鎮静、睡眠誘導、鎮痛、殺菌、抗炎症、消毒、及び抗真菌の性質を有しうる。
健康上の利点:このオイルは、神経系の問題、不眠、疼痛緩和、尿流量、呼吸障害、スキンケア、毛髪ケア、血液循環、消化不良、及び免疫系の健康の治療に有益である。
ユーカリオイルは、抗炎症、鎮痙、うっ血除去、消臭、消毒、抗細菌、及び刺激を含めた複数の重要な性質を有する。
健康上の利点:呼吸の問題、創傷、筋肉痛、精神疲労、デンタルケア、スキンケア、糖尿病、発熱、及び腸内細菌の治療で特に有用である。
ティーツリーエッセンシャルオイルは、本質的には抗細菌剤、抗微生物剤、抗ウイルス剤、殺真菌剤、殺虫剤、消毒剤、鎮痛剤、瘢痕形成剤、去痰剤、興奮剤、及び発汗剤である。
健康上の利点:このオイルは、細菌、微生物、及びウイルスの感染を阻害するのにしばしば使用され、加えて、昆虫を駆除し、創傷を腐敗から保護し、栄養吸収を促進し、瘢痕及び跡(after mark)が治癒する速度を速める。最後に、咳及び風邪を治癒し、全身機能及び適切な分泌を刺激することができる。
シトラスオイル(レモン)。レモンエッセンシャルオイルは、消毒剤、収斂剤、アペリティフ、殺細菌剤、殺菌剤、解熱剤、止血剤、健康増進剤、及び強壮剤である。その他のシトラスファミリーオイルは、当業者に知られているように利用することができ、このようなオイルには、限定されるものではないが、特にベルガモット、グレープフルーツ、レモン、ライム、マンダリン、スイートオレンジ、ビターオレンジ、キンカンが含まれる。
健康上の利点:このオイルは創傷を腐敗から保護し、またウイルス及び細菌の成長を阻害し、歯肉を強化し、脱毛を抑制する。さらに、皮膚をリフトアップし、筋肉を堅固にし、出血を止め、感染と戦い、発熱を治癒する。
キク植物から抽出するキクエッセンシャルオイルは、完全に天然のオーガニック殺虫剤及び昆虫忌避剤として長年使用されており、化学物質パイレスラムを含む。キクオイル及び抽出物も、その抗細菌及び抗生特性によりハーブ薬で長年使用されている。キクの花のオイルは心地良い香りも有する。
ある特定のオイルの抗細菌特性について考慮するとき、それは単に抗細菌技術が細菌の成長に抵抗することを意味する。したがって、抗細菌性の繊維とは、細菌の成長に抵抗するために抗細菌剤が添加された繊維または織物であると考えられる。抗微生物剤とは、微生物を殺滅するか、またはその成長を阻害する薬剤である。そして抗微生物性繊維とは、抗微生物剤が繊維の表面または繊維内に適用された織物である。
織物または繊維のいずれにおいても、ある特定の構成成分を加えて繊維にさらなる構造もしくは特性を付与したり、またはオイルもしくはポリマーを安定化させたりすることは有利であり得る。さらに、スピニングまたは押出成形中に繊維にさらなる添加物を導入したり、またはさらなる添加物を色素もしくは顔料と組み合わせたりしてもよく、あるいはこのような添加物を仕上げのプロセスとして適用してもよい。
本明細書の実施形態は、1つ以上のオイルをポリマーと共に含む材料を形成して繊維をスピニングするためのプロセスを説明している。繊維は、オイル及び繊維の特性を有利に付与し、これにより、繊維の特徴が付与された1つ以上の多様な材料に加えることが可能な新たな材料がもたらされる。
そのため、出願者は、オイルをポリマーと共に利用して繊維をスピニングしている。エレクトロスピニングまたはナノスピニングはポリマー溶液によって機能する。ポリマー及びオイルを含む成分部を含む溶液を生成する。次に、ポリマー溶液をピペットまたはシリンジに入れ、溶液をピペットの先端まで、または外部ポンプによって金属ニードル(紡糸口金)まで押し出す。ポンプは、通常は機械的ピストンによって適用され、シリンジ内の溶液の流れを生成する。シリンジは、重力に対し垂直に向けることも水平に向けることもできる。スピニング溶液は良好な粘弾性特性を示す必要があり、これは溶液中の巨大分子間で形成しなければならない十分な量の絡み合いによってもたらされる。この局面は、エレクトロスピニングの最大の魅力の1つである。というのも、予期しない物理的特性は、絡み合った溶液の帯電ジェットに起因し得るからである。紡糸口金にペンダント液滴を形成する際、先端と、先端の前の数cm〜数十cmの距離に位置するコレクターとの間に電圧バイアス(最大100kV、多くの場合10〜30kV)が印加される。バイアスは高電圧発生器によって印加される。印加電圧は徐々に増加し、液滴は伸長し、それに従い頂点(Taylorコーン)を形成し、最終的に電気的力が表面張力を克服し、ジェットが産生される。ジェットの速度は数m/sの値に達することがあり、歪み速度は最大107s−1となる。溶媒はジェットから急速に蒸発し、最終的に固体ナノ繊維がコレクター上に堆積する。
ナノスピニング/エレクトロスピニングの主要な特徴
高い表面積:体積比
ナノ繊維のナノ寸法は、当然ながら高い表面積:体積比をもたらす。この特徴により、大きな表面積が望ましいセンサーや親和性膜などの用途では、ナノ繊維の魅力が途方もなく高いものとなる。
高い表面積:体積比
ナノ繊維のナノ寸法は、当然ながら高い表面積:体積比をもたらす。この特徴により、大きな表面積が望ましいセンサーや親和性膜などの用途では、ナノ繊維の魅力が途方もなく高いものとなる。
ナノファイバーの形成に使用されている多種多様なポリマー及び材料
エレクトロスピニングは、全ての主要な材料クラスからのナノ繊維を作製するのに直接的または間接的に使用されている。このプロセスは、圧倒的にポリマーナノ繊維の作製に使用されているものの、セラミック及び金属のナノ繊維も、その前駆材料のエレクトロスピニングを介し間接的に構築されている。
エレクトロスピニングは、全ての主要な材料クラスからのナノ繊維を作製するのに直接的または間接的に使用されている。このプロセスは、圧倒的にポリマーナノ繊維の作製に使用されているものの、セラミック及び金属のナノ繊維も、その前駆材料のエレクトロスピニングを介し間接的に構築されている。
繊維機能付与の容易性
ナノ繊維のエレクトロスピニングに使用できるポリマーは多数存在する。エレクトロスピニングナノ繊維の機能付与は、スピニングの前に単にポリマー溶液をブレンドするか、スピニング後に表面機能付与を行うか、またはコアシェルエレクトロスピニングセットアップを使用することにより達成することができる。ポリマーには、生分解性ポリマーも非生分解性ポリマーも含まれ得る。
ナノ繊維のエレクトロスピニングに使用できるポリマーは多数存在する。エレクトロスピニングナノ繊維の機能付与は、スピニングの前に単にポリマー溶液をブレンドするか、スピニング後に表面機能付与を行うか、またはコアシェルエレクトロスピニングセットアップを使用することにより達成することができる。ポリマーには、生分解性ポリマーも非生分解性ポリマーも含まれ得る。
生分解性ポリマーには、特定の用途において耐久性が十分であり、廃棄時には大気条件下で分解するポリマーが含まれる。生分解性ポリマーの非網羅的リストには、ポリ乳酸、ポリグリコシド、ポリグリコール酸、ポリラクチド、ポリヒドロキシ酪酸(polyhydroxobutyrate)、キトサン、ヒアルロン酸、及びヒドロゲルが含まれる。特に、ポリ(2−ヒドロキシエチル−メタクリレート)、ポリ(エチレングリコール)、キトサン、及びヒアルロン酸は、軟骨、靱帯、及び腱の修復に広く使用されている。
非生分解性ポリマーの非網羅的リストには、アセテート、ゴム、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリウレタン、ポリプロピレン、及びポリメチルメタクリレート、熱可塑性ポリウレタン、ならびにフルオロカーボン及びある特定の炭化水素ポリマーに基づくものが含まれ、これらは典型的に非生分解性である。アセテート及び熱可塑性ポリウレタンは、本明細書の実施形態で試験した主要な材料である。当業者は、その他の好適な非生分解性ポリマーも本明細書の実施形態に含まれることを認識するであろう。
ポリマーの組合せ:ある特定の場合において、ポリマーを組み合わせて各ポリマーの特性を材料に付与するのが好適な場合がある。これには、生分解性ポリマーと非生分解性ポリマーとの組合せが含まれ得る。
他の基質への繊維堆積の容易性
エレクトロスピニング繊維を堆積させるには、収集表面の静電荷を小さくする必要がある。エレクトロスピニング繊維は、通例的に金属、ガラス、マイクロ繊維マット、及び水などの表面に堆積させている。したがって、多くの材料が、材料の容易な堆積を可能にする収集表面として使用され得る。
エレクトロスピニング繊維を堆積させるには、収集表面の静電荷を小さくする必要がある。エレクトロスピニング繊維は、通例的に金属、ガラス、マイクロ繊維マット、及び水などの表面に堆積させている。したがって、多くの材料が、材料の容易な堆積を可能にする収集表面として使用され得る。
抗微生物及び抗細菌性ファブリックの主要な特徴
抗細菌性ファブリックは、微生物(細菌及び真菌のようなものを含む)の成長を阻害または破壊するように設計及び開発される。微生物は、ファブリック内に生息し制御されない速度で成長し得るため、抗細菌性ファブリックは、疾患の拡散を低減する一助となる。抗微生物剤が非常に有効なのはこのためであり、すなわち、ファブリック内の微生物の成長及び拡散を防止または低減するためである。これは、細菌及びその他の病原体への曝露が毎日、毎時間あり得るヘルスケア産業では、特に有用である。また、これは、アウトドアファブリックや機能的アスレチック衣料のようにカビ及び真菌が容易に成長し得る場合においても有用である。細菌及び真菌の成長に抵抗可能な材料については、ほぼ無限のセットの使用法を想像することができる。
抗細菌性ファブリックは、微生物(細菌及び真菌のようなものを含む)の成長を阻害または破壊するように設計及び開発される。微生物は、ファブリック内に生息し制御されない速度で成長し得るため、抗細菌性ファブリックは、疾患の拡散を低減する一助となる。抗微生物剤が非常に有効なのはこのためであり、すなわち、ファブリック内の微生物の成長及び拡散を防止または低減するためである。これは、細菌及びその他の病原体への曝露が毎日、毎時間あり得るヘルスケア産業では、特に有用である。また、これは、アウトドアファブリックや機能的アスレチック衣料のようにカビ及び真菌が容易に成長し得る場合においても有用である。細菌及び真菌の成長に抵抗可能な材料については、ほぼ無限のセットの使用法を想像することができる。
1つ以上のオイルのパーセンテージを有する繊維の生産プロセス
材料内において1〜50%の重量パーセントのオイルを、1つ以上のポリマーを伴った様々な試験で利用した。オイルは、最も好ましくは1〜30%の濃度、さらにより好ましくは5〜30%の濃度で使用される。これらの範囲において、出願者の試験からは、材料が驚くほど有効性を維持するだけではなく、生成された繊維が織物の使用に好適な特徴を保持し、さらにある特定の予期しない特性も備えることが示された。
材料内において1〜50%の重量パーセントのオイルを、1つ以上のポリマーを伴った様々な試験で利用した。オイルは、最も好ましくは1〜30%の濃度、さらにより好ましくは5〜30%の濃度で使用される。これらの範囲において、出願者の試験からは、材料が驚くほど有効性を維持するだけではなく、生成された繊維が織物の使用に好適な特徴を保持し、さらにある特定の予期しない特性も備えることが示された。
繊維及びフィルムをスピニングするためのオイル及び材料の調製
材料は、単一フィラメントの場合も、複数のフィラメントの場合も、いくつかのフィラメントを組み合わせて繊維を作成する場合も、フィルムとして形成される場合も、ナノスピニングによって生成される。各場合において、ポリマー(またはポリマーの混合物)の質量を測定し容器に加え、少なくとも1つのオイルの対応する部分を測定し容器に加えて、総質量のパーセントとして好適なオイルのパーセンテージを創出する。したがって、同じ量のポリマーにおいて、10%であれば、15%の場合よりは少ないオイルを含み、15%であれば、20%の場合よりは少ないオイルを含む。オイルをポリマーと共に混合し、次にこの組み合わせを好ましくは溶媒キャリアに溶解する。次に、この液体形成物は圧力下でまたは重力によりニードル(紡糸口金)まで押し出され、紡糸口金でペンダント液滴が形成される。電圧(典型的には1〜100kV)をニードルに印加し、ニードルの前にコレクターを配置する。電圧は徐々に増加し、液滴は伸長して頂点を形成し、最終的に電気的力が表面張力を克服し、ジェットが産生される。溶媒及び材料がコレクターに堆積し、溶媒は急速にジェットから蒸発し、コレクター上に固体の繊維が残る。繊維は、そのままのパーセンテージのオイル及びポリマーを含む。
材料は、単一フィラメントの場合も、複数のフィラメントの場合も、いくつかのフィラメントを組み合わせて繊維を作成する場合も、フィルムとして形成される場合も、ナノスピニングによって生成される。各場合において、ポリマー(またはポリマーの混合物)の質量を測定し容器に加え、少なくとも1つのオイルの対応する部分を測定し容器に加えて、総質量のパーセントとして好適なオイルのパーセンテージを創出する。したがって、同じ量のポリマーにおいて、10%であれば、15%の場合よりは少ないオイルを含み、15%であれば、20%の場合よりは少ないオイルを含む。オイルをポリマーと共に混合し、次にこの組み合わせを好ましくは溶媒キャリアに溶解する。次に、この液体形成物は圧力下でまたは重力によりニードル(紡糸口金)まで押し出され、紡糸口金でペンダント液滴が形成される。電圧(典型的には1〜100kV)をニードルに印加し、ニードルの前にコレクターを配置する。電圧は徐々に増加し、液滴は伸長して頂点を形成し、最終的に電気的力が表面張力を克服し、ジェットが産生される。溶媒及び材料がコレクターに堆積し、溶媒は急速にジェットから蒸発し、コレクター上に固体の繊維が残る。繊維は、そのままのパーセンテージのオイル及びポリマーを含む。
ナノスピニングCBDオイル:
材料の総重量の1〜50%のナノスピニングCBDオイルを試験した。具体的な試験は、1、5、10、15、20、30、及び50%のオイル濃度で、アセテート、ポリエステルベースTPU、及びポリエーテルベースTPUと共に行った。その他のTPUはポリカプロラクトン材料を含んでもよく、芳香族及び脂肪族TPUで供される。芳香族TPUは、典型的には、柔軟性、強度、及び靭性を要する場合に使用され、一方脂肪族TPUは、軽量かつ安定しており、光学的透明度をもたらすことができる。TPUとは熱可塑性ポリウレタンを意味し、ポリエステルベース及びポリエーテルベースの2つの主なクラスがあり、各クラス内で様々な分子量が存在する。TPUは、典型的には、ジイソシアネートと1つ以上のジオールとの間で重付加反応が生じたときに作成される。このポリマーは、加熱すると柔らかくかつ加工可能で、その上冷却すると硬くなり、構造的完全性を失うことなく何度も再加工及び再利用することができる。多くの様々な種類のTPUが、本明細書で説明されている様々な材料における多数のベンダーから容易に入手可能である。
材料の総重量の1〜50%のナノスピニングCBDオイルを試験した。具体的な試験は、1、5、10、15、20、30、及び50%のオイル濃度で、アセテート、ポリエステルベースTPU、及びポリエーテルベースTPUと共に行った。その他のTPUはポリカプロラクトン材料を含んでもよく、芳香族及び脂肪族TPUで供される。芳香族TPUは、典型的には、柔軟性、強度、及び靭性を要する場合に使用され、一方脂肪族TPUは、軽量かつ安定しており、光学的透明度をもたらすことができる。TPUとは熱可塑性ポリウレタンを意味し、ポリエステルベース及びポリエーテルベースの2つの主なクラスがあり、各クラス内で様々な分子量が存在する。TPUは、典型的には、ジイソシアネートと1つ以上のジオールとの間で重付加反応が生じたときに作成される。このポリマーは、加熱すると柔らかくかつ加工可能で、その上冷却すると硬くなり、構造的完全性を失うことなく何度も再加工及び再利用することができる。多くの様々な種類のTPUが、本明細書で説明されている様々な材料における多数のベンダーから容易に入手可能である。
出願者は特に、いくつかの異なるTPU材料を試験した。各材料は、その固有の構造から予想されるように異なる物理的特性を有するが、本明細書の試験に関しては、抗細菌特性に関しては、または試験したさらなる特性に関しては、いずれも同様に機能した。TPUは、しばしばShore A硬度及び密度によって測定される。出願者は、70A〜100AのShore A硬度と、約1.19g/cm3〜1.22g/cm3の密度とを有するTPUを使用した。したがって、最初の試験は、いくつかの異なるTPU及びアセテートを用いて完了し、残りの試験は、95AのShore A及び1.21g/cm3の密度を有するTPUを用いて実施した。
最初の試験では、10%のフルスペクトラムCBDオイル(20/mlのCBD)を90%のアセテートに添加し、アセトンの50%〜99%溶液に溶解した。図10はこのプロセスを詳述しており、ポリマー(11)(アセテート)をオイル(12)に添加し、これらを一緒にアセトンの溶媒(14)に添加している。材料をニードルを通じて押し出し(15)、電圧を印加(16)することによって材料のジェットが創出され、これをコレクター(17)上で収集し、次いでスピニングして適切な材料(18)にすることができる。ある特定の実施形態において、材料にさらなる特徴を付与するために、さらなる添加物(13)をオイル及び溶媒の混合物に添加してもよい。この同様の一般的プロセスによって異なる組合せのオイル及びポリマーを用いたさらなる材料を作成し、下記の試験を行った。
ナノスピニングヘンプの試験
抗微生物試験を使用して、材料がグラム陽性またはグラム陰性細菌の培養物に反応するかを試験した。エレクトロスピナーで異なる比のアセテート:CBDオイルを生成した。以下の比が含まれる:100:0(対照)、95:5、90:10、85:15(アセテート:CBDオイル)。さらなる研究では、より高いオイルの比及び組合せを、細菌の殺滅または細菌成長の防止の能力に関するさらなる詳細と共に使用した。抗細菌試験からは、材料がグラム陽性細胞(例えば、Staphylococcus細菌)を殺滅することが示された。
抗微生物試験を使用して、材料がグラム陽性またはグラム陰性細菌の培養物に反応するかを試験した。エレクトロスピナーで異なる比のアセテート:CBDオイルを生成した。以下の比が含まれる:100:0(対照)、95:5、90:10、85:15(アセテート:CBDオイル)。さらなる研究では、より高いオイルの比及び組合せを、細菌の殺滅または細菌成長の防止の能力に関するさらなる詳細と共に使用した。抗細菌試験からは、材料がグラム陽性細胞(例えば、Staphylococcus細菌)を殺滅することが示された。
そのため、好ましい方法は、CBDオイルをアセテートと組み合わせることと、ヘンプシードオイル及びアセテートをアセトン溶液に溶解することと、得られたアセトン溶液を押出成形してナノスピニング繊維またはフィルムを形成することとを含む。押出成形した繊維内またはフィルム内におけるオイルのパーセンテージは、アセトン溶液内に含まれたオイルの量に依存する。
好ましい実施形態において、ヘンプオイルはアセテートと組み合わされて、10%以上のCBDオイルと、組成物の少なくとも70%を構成するアセテートとを有する混合物を生成し、各パーセンテージは、全組成における重量パーセントである。必要に応じて、さらなる賦形剤及び増量剤を加えても、またはスピニング材料の残りの部分を形成するさらなるアセテートを加えてもよい。好ましくは、CBDオイル及びアセテートは、アセトンなどの非水性溶媒に溶解する。特定のかつストリンジェントな条件で主なアセテート材料を溶解できるその他の好適な溶媒(水性または非水性)を利用してもよい。
さらなる好ましい実施形態において、CBDオイルは、0.1%〜50%、好ましくは5〜25%の範囲、より好ましくは5〜20%でアセテートに添加する。
グラム陰性細菌に対し有効なさらなる抗細菌性構成成分を、0.1〜50%のパーセンテージでさらに添加してもよい。
上記のプロセスにより、10%のCBDオイル(20mg/mlのCBD)製品が生成された。出願者は、さらに、0%のCBD、1%のCBD、5%のCBD、15%のCBD、25%のCBD、及び50%のCBD(各々が20mg/mlのCBDを有する)を含む材料を製造した。0%のCBDは、繊維を比較するための対照として機能し、25%及び50%のCBDは、製造目的に適した繊維をもたらすオイルパーセンテージの外側限界のテストケースとして機能した。50%で繊維を作製することは可能であるものの、材料に所望される特性は低い濃度のオイルで見いだされ、50%のオイル濃度における繊維は、繊維の性能の外側限界とされた。
最初の試験は、少なくとも5%、10%、15%、及び20%のパーセンテージのCBDオイルが最も有利であり、1%のヘンプは、繊維に形成したところ抗微生物特性はわずかであり、名目上は対照よりも良好であるにとどまった。さらに、50%のCBDオイルは秀逸な抗微生物特性を有していたが、アセテート繊維の一部の物理的特徴及び安定性を失っていた。したがって、5、10、15、及び20%の範囲のCBDオイルが、繊維性能と、得られた繊維の抗微生物特性との両方において性能が優れていると思われた。
したがって、好ましい実施形態において、本明細書で説明されている優れた抗微生物特性を有する繊維を作製するには、5〜25%のCBDオイル、及び間の全ての組合せ、より好ましくは10〜20%のCBDオイルを使用するのが有利であると考えられる。
フルスペクトラムCBD(ヘンプ)オイルのMSSA及びMRSA試験
パート1。
Ananda Full Spectrum 600 CBDオイル(20mg/mlのCBD)の重量パーセンテージを変化させて織物を作成した。試料には、0wt%、5wt%、10wt%、20wt%、及び30wt%のオイル濃度が含まれた。ほとんどの試料は単層の試料であった。これは、エレクトロスピニング1ランから産生されたことを意味する。「2層」と記載される試料は、エレクトロスピニング2ラン後に産生された試料を表す。
パート1。
Ananda Full Spectrum 600 CBDオイル(20mg/mlのCBD)の重量パーセンテージを変化させて織物を作成した。試料には、0wt%、5wt%、10wt%、20wt%、及び30wt%のオイル濃度が含まれた。ほとんどの試料は単層の試料であった。これは、エレクトロスピニング1ランから産生されたことを意味する。「2層」と記載される試料は、エレクトロスピニング2ラン後に産生された試料を表す。
使用した細菌は、メチシリン感受性Staphylococcus aureus(MSSA)及びメチシリン耐性Staphylococcus aureus(MRSA)であり、以下の方法によって準備した。滅菌技法を用いて、トリプシンダイズ寒天(TSA)プレート上で成長させたMSSAまたはMRSAいずれかの細菌の単一コロニーを、穴付きスリップキャップ蓋を有する13×100mmホウケイ酸ガラス試験管中の3mLのトリプシンダイズブロス(TSB)に加えた。培養物を振とう(175rpm)しながら37℃で18〜19時間インキュベートし、600nmにおける最終O.D.を1.1〜1.3とした。18時間培養物を、13×100mmホウケイ酸ガラス管中の新鮮な3mLのTSBに入れて希釈し、600nmにおけるブランク補正O.D.を0.043〜0.045とした。この培養物を等体積のトリプシンダイズブロススラリー(TSBに3g/Lの寒天を追加)と合わせ、ボルテックスによって十分に混合した。200μlのTSBスラリー/細菌懸濁液を、各々200μlを含む小型epiチューブにピペットで移し、−80℃の冷凍庫で保存した。
(1)試料を調製するため、2.5cm直径のボトルキャップをファブリック(不織またはニット)のテンプレートとして使用し、メスでトレースして試験に適した試料を作成する。試料当たり2つの円形の切り抜きが必要である。1つの対照試料(0%のCBDオイルを含む)は、各試験ごとに調製しなければならない。
(2)エレクトロスピニングファブリックを試験する場合は、アルミニウム箔に対しステップ(1)を繰り返す(各試料につきアルミニウム箔2片が必要)。
(3)ニット試料については、アルミニウム箔から3×3インチ四方を切り取る。各試料につき1片が必要である。
(4)切り取ったら、試料及びアルミニウム箔を滅菌ペトリ皿に置く。蓋のないプレートを換気フードにUV光下で30分間置き、各々の切り抜いたファブリック及びアルミニウム箔の片面を光に曝露する。30分後、オートクレーブ処理済み鉗子を用いて試料及び箔を裏返しにし、UV光で30分間滅菌する。
(5)試料を滅菌している間に、細菌希釈物用にepiチューブを調製する。初期負荷希釈物に使用する10^1のepiチューブ以外の各チューブに900μLの滅菌水をピペットで移し、10^1のチューブには450μLをピペットで移す。下記に示すのは、実験1回当たりに必要なチューブである。全て2連で調製する。
a.初期負荷用に10^1、10^2、10^3、10^4、10^5
b.対照試験片用に10^4、10^5、10^6
c.各試料用に10^4、10^5
a.初期負荷用に10^1、10^2、10^3、10^4、10^5
b.対照試験片用に10^4、10^5、10^6
c.各試料用に10^4、10^5
(6)トリプシンダイズ寒天(TSA)を2連で標識する。
a.初期負荷用に10^3、10^4、10^5
b.対照試験片用に10^4、10^5、10^6
c.各試料用に10^3、10^4、10^5
a.初期負荷用に10^3、10^4、10^5
b.対照試験片用に10^4、10^5、10^6
c.各試料用に10^3、10^4、10^5
(7)試料を完全に滅菌する(UV光で45分)15分前に、冷凍庫から凍結細菌スラリーを取り出し、氷上で解凍する(または新たに調製する)。
(8)解凍したら、凍結スラリーを1200rpmで15〜20秒ボルテックスする。5回繰り返す。
(9)各試料の「サンドイッチ」の調製は以下のように行う。
a.エレクトロスピニングファブリックについては、各ファブリックの切り抜きを1片の箔の上に置く。10μLの細菌スラリーをピペットでファブリック片のうちの1つの表面に適用する。鉗子を用いて、細菌を含まないファブリック+箔を他方のファブリック+箔の対の上に移動させて、箔−ファブリック−細菌−ファブリック−箔の「サンドイッチ」を作成する。
b.ニットファブリックについては、ファブリックの切り抜きを正方形型のアルミニウム箔の中央に置く。15μLのスラリーを小型epiチューブ中の135μLの滅菌水に添加する。5秒間ボルテックスし、3回繰り返す。epiチューブからの100μLをピペットで取り出し、ファブリックの切り抜きに均等に分配する。他方の切り抜きを、バクテリアを含む切り抜きの上に置く。試料が箔の中央に重なった状態で、正方形の左右の1インチ領域を試料の上に折畳んで1×3インチの形状になるようにする。
a.エレクトロスピニングファブリックについては、各ファブリックの切り抜きを1片の箔の上に置く。10μLの細菌スラリーをピペットでファブリック片のうちの1つの表面に適用する。鉗子を用いて、細菌を含まないファブリック+箔を他方のファブリック+箔の対の上に移動させて、箔−ファブリック−細菌−ファブリック−箔の「サンドイッチ」を作成する。
b.ニットファブリックについては、ファブリックの切り抜きを正方形型のアルミニウム箔の中央に置く。15μLのスラリーを小型epiチューブ中の135μLの滅菌水に添加する。5秒間ボルテックスし、3回繰り返す。epiチューブからの100μLをピペットで取り出し、ファブリックの切り抜きに均等に分配する。他方の切り抜きを、バクテリアを含む切り抜きの上に置く。試料が箔の中央に重なった状態で、正方形の左右の1インチ領域を試料の上に折畳んで1×3インチの形状になるようにする。
(10)滅菌セルスプレッダーを用いて、箔+ファブリック系を平坦化し、ペトリ皿に蓋をする。静置する。
(11)各試料及び対照にステップ9及び10を繰り返す。完了したら、ペトリ皿を積み重ね、湿ったペーパータオルと共に1/2ガロンのビニール袋に入れる。袋を閉じ、試料を37℃のインキュベーターの中に4時間置く。試料をインキュベーターに入れた時間を記録する。
(12)450μLの滅菌水を含む10^1 epiチューブに50μLのスラリーをピペットで移すことにより、細菌スラリーを希釈する。
(13)1200rpmで3秒間ボルテックスし、3回繰り返す。100μLの希釈物をピペットで取り出し、900μLの滅菌水を含む次のepiチューブに入れる(10^2希釈物)。
(14)ステップ(13)を繰り返し、10^2希釈物から液体を取り出し、その液体を10^3希釈チューブに添加する。
(15)ステップ(13)を繰り返し、10^3溶液から液体を取り出し、その液体を10^4希釈チューブに添加する。
(16)ステップ(13)を繰り返し、10^4希釈物から液体を取り出し、10^5希釈チューブに添加する。
(17)初期負荷希釈物を2連用意するために、ステップ(12〜16)を繰り返す。
(18)初期負荷を播種するため、希釈物から100μLの液体を取り出し、標識したトリプシンダイズ寒天プレートの上に置く。
(19)初期負荷プレートを37℃のインキュベーターに入れ(寒天側を下にする)、時間を記録する。
パート2。
(1)大型の滅菌チューブに10mLの滅菌水を満たす各試料につき1つを試験する。
(1)大型の滅菌チューブに10mLの滅菌水を満たす各試料につき1つを試験する。
(2)ちょうど4時間後に試料をインキュベーターから取り出す。
(3)箔−ファブリック−ファブリック−箔の試料を、10mLの水を含む滅菌チューブに入れる。
(4)1200rpmで1分間ボルテックスする。
(5)全ての試料にステップ3及び4を繰り返す。
(6)ボルテックス後に滅菌チューブから100μLの液体を取り出し(10^3希釈物)、900μLの滅菌水を含む小型epiチューブに入れる(10^4希釈物)。
(7)ステップ6を繰り返し、10^4希釈物から液体を取り出し、その液体を10^5希釈チューブに入れる。
(8)各試料に必要とされる希釈物の数だけステップ6及び7を繰り返す(ヘンプ試料については10^3、10^4、10^5、添加なしのTPU対照については10^4、10^5、10^6)。各希釈を複製用に2回行う。
(9)希釈物から100μLの液体を取り出し、標識したトリプシンダイズ寒天プレートの上に置く。
(10)あらゆる希釈物及び2連について繰り返す。
(11)プレートをインキュベーターに19〜21時間入れる。
(12)19〜21時間後、各プレートを画像化して細菌を計数する。
このデータをグラフで表現したものがさらに図1で示されている。
MRSAにおけるさらなる試験を実施した。表2は、上記の材料によるMRSAの阻害を示している。
このデータをグラフで表現したものがさらに図3で示されている。
対照試料はデータに示されていないが、対照試料を目視検査したところ、細菌コロニーの劇的な負荷が明らかになった。しかし、図面の結果は、細菌コロニーの劇的な低減及び阻害を示すものである。
第1の試験は、実際には15%の濃度でMSSAに対し実施して、比較的高い濃度のオイルの場合において、材料がMSSA成長を阻害できることが確認された。このことが確認されたら、より低い濃度を試験して、最適な結果を得るための適切なレベル及び濃度を調べた。細菌負荷は最適な条件下では急速に成長し、そのためわずかな差、すなわち98%と99%との間で阻害の差が出現しても、長期的には大きな成長となるため、ここでは、わずかな阻害の変化であっても大きな差を生み出す可能性がある。MSSAについては、そのため、少なくとも10%のオイルを有するものが最適であることが示され、すなわち、5%の単層や5%の2層は、10%の単層や15%の単層よりも成長の阻害が顕著に劣っていた。したがって、MSSAを阻害するには、材料は少なくとも10%のオイルで最適化される。
MRSAは異なる細菌であり、集団がひとたび埋め込まれると対処が最も困難である細菌の1つと呼ばれることが多い。成長を阻害する能力を試験するために、再び、高い濃度のCBD材料を最初に試験した。30%のオイル材料を最初に試験し、顕著な阻害がもたらされたら、低い濃度のさらなる試験を行った。
ここでもまた、少なくとも10%の濃度が、5%のオイルのものと比較して相当程度の改善をもたらすことがデータから示されている。
ただし、全ての試験において、5%のCBDを有する材料であっても、対照と比較すると顕著に改善された結果を示している。
実験データは、複数の異なる寒天プレートを利用した。概してこれらのプレートについての記載はないが、このような研究からデータを定量化している。データの一部に関しては、本発明の実施形態で説明されている材料は、上記で詳述したようなMSSA及びMRSAの例を試験するために異なるオイルを用いて作成したものである。ただし、図2は、エレクトロスピニングし、これらの研究に従って試験した90%のアセテート及び10%のヘンプシードオイルを有する材料の5000倍、10000倍、及び1000倍のSEM像を示している。
上記の結果を確認するため、10%のCBDオイル及びアセテートの材料を用いてさらなる試験を実施した。図4A及び4Bは、TSA(トリプシンダイズ寒天)上のS.aureusの成長からの結果を詳細に説明している。ここでは、10μLのS.aureusを寒天プレートに適用した。各プレートを37℃で24時間インキュベートし、結果を画像化し、計算した。試料の視覚的同定により、箔、アセテート、及びヘンプオイルを有するプレートは24時間のインキュベート期間後に細菌がほぼゼロであることが明らかになり、対照環境と比較して劇的な細菌負荷の低減が示されている。
実際には、図4A及び4Bは、この初期負荷からの細菌負荷の低減を示すデータを具体的に定量化しており、箔及びアセテートの試料は劇的な細菌成長を示し、アセテート+CBDは、劇的な細菌負荷を示す対照と比較して、ほぼ完全な成長阻害を示している。
この試験を4時間試験で繰り返して結果を確認した。再び、10μLのS.aureusをTSA寒天プレート上で37℃で、ただし4時間だけインキュベートした。
図5A及び5Bは、37℃での4時間インキュベートにおけるS.Aureusの10μL適用に関する試験を定量化しており、初期負荷と比較して劇的な細菌負荷の低減を示している。一方、10%のCBD及びアセテートの材料に対し、残りの対照環境は相当程度の細菌成長を示している。
図6A及び6Bはこれらの結果を要約したものであり、図4A〜5Bからの試験の初期負荷に対する細菌負荷の対数変化を示している。24時間インキュベートでは、CBDオイル試料は−7.1logの細菌負荷低減を示しており、4時間インキュベート試料は−1.8logの低減を示している。箔試料及びアセテート試料はいずれも、4時間及び24時間試料の細菌負荷を増加させている。次に、図6Bは、箔のみに対する対数変化を比較しており、ヘンプオイル試料では細菌負荷の劇的な変化が観察される。したがって、データは、対照試料と比較したときにヘンプオイルの適用に基づいて顕著な差が見いだされることを裏付けるものである。
図7は、材料を試験するために細菌培養物を生成する場合における箔試料で試験する上記の手順を詳細に説明している。
図8は、ある特定の試料を希釈して、試験用に異なる濃度の細菌負荷を生成する場合における、より詳細なアプローチを詳細に説明している。
図9は、図4A〜6Bにおける実験タイムライン及び試験試料の処理についての簡潔な概要を示している。
他のポリマーに対しても、そしてさらなるオイルを用いてもプロセスが換算可能であることを裏付けるため、10%のCBD及びアセテートの材料に加えて、いくつかのさらなるオイル及びポリマーを試験した。これらの試験は、様々な濃度にわたって実施し、そして抗細菌活性について試験し、場合によっては生成した材料における、様々な昆虫及びクモ形動物を含めた節足動物を忌避する能力も試験した。これらの節足動物は、忌避剤材料が所望される不快節足動物の代表的実例とみなされるものである。
以下の材料を上記に示したように作成し、アセテートまたはTPUをオイルのパーセンテージと共に準備し、次にエレクトロスピニングして繊維にし、次に繊維を試験用の材料に生成した。
5%のペパーミントオイル、95%のアセテートまたは95%のTPU
5%のユーカリオイル及び95%のアセテートまたは95%のTPU
5%のラベンダーオイル及び95%のアセテートまたは95%のTPU
5%のティーツリーオイル及び95%のアセテートまたは95%のTPU
5%のキクオイル及び95%のアセテートまたは95%のTPU
30%のペパーミントオイル及び70%のアセテートまたは70%のTPU
30%のユーカリオイル及び70%のアセテートまたは70%のTPU
30%のラベンダーオイル及び70%のアセテートまたは70%のTPU
30%のティーツリーオイル及び70%のアセテートまたは70%のTPU
30%のキクオイル及び70%のアセテートまたは70%のTPU
10%のペパーミントオイル、20%のCBDオイル、及び70%のアセテートまたは70%のTPU
10%のユーカリオイル、20%のCBDオイル、及び70%のアセテートまたは70%のTPU
10%のラベンダーオイル、20%のCBDオイル、及び70%のアセテートまたは70%のTPU
10%のティーツリーオイル、20%のCBDオイル、及び70%のアセテートまたは70%のTPU
10%のキクオイル、20%のCBDオイル、及び70%のアセテートまたは70%のTPU
20%のペパーミントオイル、10%のCBDオイル、及び70%のアセテートまたは70%のTPU
20%のユーカリオイル、10%のCBDオイル、及び70%のアセテートまたは70%のTPU
20%のラベンダーオイル、10%のCBDオイル、及び70%のアセテートまたは70%のTPU
20%のティーツリーオイル、10%のCBDオイル、及び70%のアセテートまたは70%のTPU
20%のキクオイル、10%のCBDオイル、及び70%のアセテートまたは70%のTPU
10%のラベンダーオイル、10%のティーツリーオイル、10%のCBDオイル、及び70%のアセテートまたは70%のTPU
これらの組合せの各々においてMSSAを阻害する能力を試験し、結果は下記の表3に示されているが、各々がさらなる利点を有しており、これらは驚くべきことに繊維形成プロセスを通じて維持されていた。
表3に示されているような試験の結果は、オイルの組合せを含めたことによるMSSA殺滅の劇的な改善を示している。例えば、ほぼ一つ一つのオイルにおいて、少なくとも10%のCBDオイルを少なくとも10%のエッセンシャルオイルと混合した組合せは、最大100%の殺滅パーセンテージをもたらし、数回の試験にわたり繰り返しても同様であった。したがって、好ましい実施形態において、少なくとも10%の各オイルを含む材料は、MSSAの殺滅に極めて有効であった。ティーツリーは、30%のティーツリーオイル単独でも劇的な効果を示したが、他のオイルは、CBDなしでエッセンシャルオイルを使用した場合には同じ有効性を示さなかった。したがって、細菌に対する殺滅率を増加させるにはオイルを組み合わせることが有利である。
さらなるオイル特性
例えば、(上記で明らかになっているように)キクオイル試料について、昆虫を忌避する能力を試験した。開口部を含む24インチ×24インチのチャンバーを作成する。この開口部は、2本のアーム(付属物)を受け入れ、チャンバー内に昆虫を保持するためのものである。メスのネッタイシマカ(n=50)をチャンバーに加える。そして、一方のアームは対照として使用し、他のオイルを含まないアセテートバッキング材を有する綿の材料で覆い、第2のアームは、キクオイルアセテート材料またはキク及びCBDアセテート材料を有するアセテートバッキング材を有する綿材料を含む。各アームへの合計着地回数及び着地時間を5分間にわたって計算する。対照において、100回の着地及び17分の合計滞在時間(カが布の上にとどまった時間)が明らかになる。30%のキクオイルにおいて、25回の着地及び1分未満の総滞在時間が明らかになる。したがって、埋め込まれた材料に対する着地の低減と、滞在時間の劇的な低減とが共に認められた。このことは、キクオイルアセテート材料に対する強力な嫌悪を示すものである。
例えば、(上記で明らかになっているように)キクオイル試料について、昆虫を忌避する能力を試験した。開口部を含む24インチ×24インチのチャンバーを作成する。この開口部は、2本のアーム(付属物)を受け入れ、チャンバー内に昆虫を保持するためのものである。メスのネッタイシマカ(n=50)をチャンバーに加える。そして、一方のアームは対照として使用し、他のオイルを含まないアセテートバッキング材を有する綿の材料で覆い、第2のアームは、キクオイルアセテート材料またはキク及びCBDアセテート材料を有するアセテートバッキング材を有する綿材料を含む。各アームへの合計着地回数及び着地時間を5分間にわたって計算する。対照において、100回の着地及び17分の合計滞在時間(カが布の上にとどまった時間)が明らかになる。30%のキクオイルにおいて、25回の着地及び1分未満の総滞在時間が明らかになる。したがって、埋め込まれた材料に対する着地の低減と、滞在時間の劇的な低減とが共に認められた。このことは、キクオイルアセテート材料に対する強力な嫌悪を示すものである。
この研究について、キク及びCBDオイル(10%及び20%のCBD)を共に含む上記の組合せ材料を用いて再び試験した。結果は維持され、10%のCBD及び20%のCBDはそれぞれ20回未満の合計着地回数及び1分未満の滞在時間を伴い、したがって、キクのみを含む材料に対する改善が示された。
この試験を、dermacentor variabilis(アメリカイヌカクマダニ)を用いて繰り返し、付属物は容器の底部に接触させた。再び、総昆虫集団はN=50とし、合計接触回数及び滞在時間を計算する。ここでは、対照において、57回の接触回数及び15分の合計滞在時間が明らかになり、30%のキクオイルにおいて、合計10回の接触及び1分未満の合計滞在時間が明らかになる。ここでは、イヌカクマダニは、オイル材料を忌避し、キクオイル材料から積極的に離れているように思われた。実際に、視覚的には、ダニはオイル材料を避け、接触した場合は速やかに離れていた。一方、このようなことは対照には発生しなかった。
再び、組合せオイルを用いて試験を実施し、10%及び20%のCBDとキクとの組合せで同様の結果が維持され、接触は10回未満で滞在時間は1分未満であった。
最後に、アリの忌避剤としてラベンダーオイル、CBD、及びティーツリーオイルを含めた下記に示すような5つの異なる材料を用いたさらなる昆虫忌避剤試験を作成した。14インチ×11インチ、深さ3.5インチの寸法の小さなプラスチック容器。内壁はオリーブオイルでコーティングし、アリが容器の側面をよじ登るのを防止するために拭いて滑らかにした。2インチ四方の寸法のファブリック2片を容器に加える。一方は対照織物であり、他方は昆虫忌避剤織物である。
試験を30分間実行し、各織物との合計接触回数を計数する。一連の3つの異なるファブリックを試験し、各ファブリックに対しチャンバー内のアリ30匹を用いる。
アリの試験は、再び劇的な忌避剤特性を材料のうちの2つにおいて示し、その2つとはすなわち合計30%のオイルを含む材料であった。具体的には、エッセンシャルオイル及びCBDの両方を含む材料は、強力な忌避剤特性を示した。視覚的には、アリはオイル試料のいずれに対しても長時間滞在することはありそうになく、しかし対照試料上では常時見られた。アリは、オイル試料と接触した場合は、調べてから離れるか、または素早く歩いて材料を横断しており、対照試料とは異なる挙動であった。したがって、いくつかの試料は低い忌避剤特性を示したものの、昆虫の挙動は対照と比較すると変化した。
したがって、本発明の実施形態の材料は、強力な節足動物忌避剤特性を有する材料を定義する。「忌避する」または「忌避剤」という用語は、節足動物が、対照材料と比較してその材料を避けることを意味する。好ましい実施形態において、材料は、少なくとも10%の第1のオイルと、少なくとも10%の第2のオイルと、少なくとも1つのポリマーとを含み、ポリマーならびに第1及び第2のオイルは、溶媒に溶解され、エレクトロスピニングによってスピニングされて繊維となり、繊維は、昆虫及びクモ形動物を含めた節足動物を十分に忌避する。
ナノスピニングヘンプの用途
したがって、本明細書の実施形態によって定義される材料は、CBDオイル単独で、またはさらなるオイルとの組合せで利用したときに、劇的な細菌負荷の低減を示す。いくつかのオイルを組み合わせて試験したが、これらの組み合わせたオイルは、しばしば1つのオイル単独よりもいっそう大きな効果を示した。少なくとも5%のオイルを伴ったオイルは対照に対する顕著な改善を示すが、10%のオイルを伴ったものはさらなる性能の改善を示す。したがって、好ましい実施形態は、少なくとも10%の所与のオイルが結果の改善をもたらすことを示しているため、材料は、最小限では10%以上の濃度の少なくとも1つのオイルを用いて製造されることが好ましい。
したがって、本明細書の実施形態によって定義される材料は、CBDオイル単独で、またはさらなるオイルとの組合せで利用したときに、劇的な細菌負荷の低減を示す。いくつかのオイルを組み合わせて試験したが、これらの組み合わせたオイルは、しばしば1つのオイル単独よりもいっそう大きな効果を示した。少なくとも5%のオイルを伴ったオイルは対照に対する顕著な改善を示すが、10%のオイルを伴ったものはさらなる性能の改善を示す。したがって、好ましい実施形態は、少なくとも10%の所与のオイルが結果の改善をもたらすことを示しているため、材料は、最小限では10%以上の濃度の少なくとも1つのオイルを用いて製造されることが好ましい。
これは、ケアの改善のために既存空間で利用される新規かつ刺激的な材料をもたらし、このとき材料は、材料内のオイルの性質により、細菌集団の成長を低減し、または場合によっては細菌負荷を破壊することができる。
さらに、機能的スポーツファブリックが水分管理、アスリートの涼感及びドライ感の維持などの特性を有するスポーツ及び性能材料においては、抗微生物特性は悪臭及び細菌成長を防止すると考えられる。
圧迫包帯:接着剤に依存せずに圧迫する包帯圧迫スリーブ。これは、液体を吸収及び保持し、抗細菌性であり耐久性を有する。
アウトドアファブリック:日よけ、ボート用ファブリック、テント、カーテン、及びクッションはカビ及び細菌の蓄積を防止または低減する。
バス及びキッチンタオル:この繊維を使用することにより、キッチン、浴室、及びタオルの使用者の全体において細菌の成長及び拡散が防止され得る。
全ての実施形態において、CBDオイル製品は抗微生物保護をもたらす。したがって、抗微生物要素が好適であるか所望される繊維は、本発明の繊維を有利に利用して、皮膚の発疹もしくは不快感を引き起こし得る、または発がん性もしくは催奇形性などの他の危険を有するさらなる化学物質または材料、あるいはカーボンニュートラルでない方法で製造されるものを必要とすることなく、微生物集団の形成を防止するか、または低減することができる。実際に、本明細書で生成した繊維は、その特性及びその質素かつ持続可能な起源のいずれにおいても独特である。
したがって、好ましい実施形態は、オイル及びポリマーを含み、細菌形成を99%以上低減するのに十分な抗細菌特性を備える抗細菌性材料を作製するためのプロセスであって、CBDオイルを当該ポリマーと混合することであって、CBDオイルが、CBDオイル及びポリマーの混合物の総重量の約10〜30%を構成する、混合することと、混合物を溶媒に溶解することと、溶媒をエレクトロスピニング装置によって押出成形してフィラメントにすることとを含む、プロセスを対象とする。フィラメントは収集されフィルム状の材料を形成し、これが有利に材料に適用される。
好ましい実施形態において、当該プロセスは、オールスパイス、アンゼリカ、アニス、バジル、ベイリーフ、ベンゾイン、ベルガモット、カバノキ、ビターアーモンド、ブラックペッパー、ボルド、ブッコノキ、カユプテ、ショウブ、カモミール、カンフル、キャラウェイ、カルダモン、ニンジン種子、カッシア、イヌハッカ、シダーウッド、キク、シナモン、シトロネラ、クラリセージ、クローブ、コリアンダー、クミン、イトスギ、ダバナ、ディル、エレミ、ユーカリ、フェンネル、フランキンセンス、ガルバヌム、ゼラニウム、ショウガ、グレープフルーツ、ムギワラギク、ヘンプ、ヒソップ、ジャスミン、ジュニパー、ラバンジン、ラベンダー、レモン、レモングラス、ライム、マンダリン、マヌカ、マージョラム、メリッサ、ヨモギ、モウズイカ、マスタード、ミルラ、フトモモ、ネロリ、ニアウリ、ナツメグ、ツノマタゴケ、オレンジ、オレガノ、パルマローザ、パセリ、パチョリ、ペニーロイヤル、ペパーミント、プチグレン、ピメント、マツ、ラベンサラ、バラ、ローズマリー、ローズウッド、ヘンルーダ、セージ、ビャクダン、スペアミント、カンショウ、センジュギク、タンジェリン、ヨモギギク、タラゴン、ティーツリー、ツジャ、タイム、チュベローズ、バニラ、ベチベル、ウィンターグリーン、ニガヨモギ、ノコギリソウ、イランイラン、及びこれらの組合せからなる群より選択される、少なくとも10%の第1のオイルと、CBDオイル(少なくとも10mg/mlのCBD濃度を有する)である、少なくとも10%の第2のオイルと、ポリマーとの組合せを含み、当該少なくとも第1のオイル及び当該少なくとも第2のオイルの総重量は、組み合わされたポリマー及びオイルの材料の総重量の少なくとも20%であり、当該オイル及びポリマーは溶媒に溶解され、エレクトロスピニングによって押出成形される。
好ましい実施形態において、少なくとも10%のCBDオイル(少なくとも10mg/mlのCBD)と、ポリマーとを含む、抗細菌特性を有する材料であって、10%のCBDオイル及びポリマーがエレクトロスピニングされて材料を形成する、材料。さらなる好ましい実施形態において、当該材料は、オールスパイス、アンゼリカ、アニス、バジル、ベイリーフ、ベンゾイン、ベルガモット、カバノキ、ビターアーモンド、ブラックペッパー、ボルド、ブッコノキ、カユプテ、ショウブ、カモミール、カンフル、キャラウェイ、カルダモン、ニンジン種子、カッシア、イヌハッカ、シダーウッド、キク、シナモン、シトロネラ、クラリセージ、クローブ、コリアンダー、クミン、イトスギ、ダバナ、ディル、エレミ、ユーカリ、フェンネル、フランキンセンス、ガルバヌム、ゼラニウム、ショウガ、グレープフルーツ、ムギワラギク、ヘンプ、ヒソップ、ジャスミン、ジュニパー、ラバンジン、ラベンダー、レモン、レモングラス、ライム、マンダリン、マヌカ、マージョラム、メリッサ、ヨモギ、モウズイカ、マスタード、ミルラ、フトモモ、ネロリ、ニアウリ、ナツメグ、ツノマタゴケ、オレンジ、オレガノ、パルマローザ、パセリ、パチョリ、ペニーロイヤル、ペパーミント、プチグレン、ピメント、マツ、ラベンサラ、バラ、ローズマリー、ローズウッド、ヘンルーダ、セージ、ビャクダン、スペアミント、カンショウ、センジュギク、タンジェリン、ヨモギギク、タラゴン、ティーツリー、ツジャ、タイム、チュベローズ、バニラ、ベチベル、ウィンターグリーン、ニガヨモギ、ノコギリソウ、イランイラン、及びこれらの組合せからなる群より選択される、少なくとも1つの第2のオイルを含み、第2のオイルはさらに材料の合計の10%を構成し、10%のCBDと10%の当該第2のオイルとをポリマーと共に有する材料を形成する。さらなる好ましい実施形態において、材料全体の10〜20%を構成する、CBDオイルまたは第2のオイル。さらなる好ましい実施形態において、10%の少なくとも2つ以上のオイルを有する材料。
好ましい実施形態において、ポリマーと混合された少なくとも10%のCBDオイルを含む昆虫忌避剤材料であって、当該10%のCBDオイル(少なくとも10mg/mlのCBD)及び当該ポリマーが溶媒に溶解され、エレクトロスピニングされて当該昆虫忌避剤材料となる、昆虫忌避剤材料。好ましい実施形態において、昆虫忌避剤材料は、オールスパイス、アンゼリカ、アニス、バジル、ベイリーフ、ベンゾイン、ベルガモット、カバノキ、ビターアーモンド、ブラックペッパー、ボルド、ブッコノキ、カユプテ、ショウブ、カモミール、カンフル、キャラウェイ、カルダモン、ニンジン種子、カッシア、イヌハッカ、シダーウッド、キク、シナモン、シトロネラ、クラリセージ、クローブ、コリアンダー、クミン、イトスギ、ダバナ、ディル、エレミ、ユーカリ、フェンネル、フランキンセンス、ガルバヌム、ゼラニウム、ショウガ、グレープフルーツ、ムギワラギク、ヘンプ、ヒソップ、ジャスミン、ジュニパー、ラバンジン、ラベンダー、レモン、レモングラス、ライム、マンダリン、マヌカ、マージョラム、メリッサ、ヨモギ、モウズイカ、マスタード、ミルラ、フトモモ、ネロリ、ニアウリ、ナツメグ、ツノマタゴケ、オレンジ、オレガノ、パルマローザ、パセリ、パチョリ、ペニーロイヤル、ペパーミント、プチグレン、ピメント、マツ、ラベンサラ、バラ、ローズマリー、ローズウッド、ヘンルーダ、セージ、ビャクダン、スペアミント、カンショウ、センジュギク、タンジェリン、ヨモギギク、タラゴン、ティーツリー、ツジャ、タイム、チュベローズ、バニラ、ベチベル、ウィンターグリーン、ニガヨモギ、ノコギリソウ、イランイラン、及びこれらの組合せからなる群より選択される、少なくとも1つの第2のオイルを含む。さらなる実施形態において、少なくとも10%の2つ以上のオイルを含む、昆虫忌避剤材料。
好ましい実施形態において、昆虫忌避剤材料は、CBD、ヘンプ、シダーウッド、ユーカリ、ラベンダー、レモン、レモングラス、シトロネラ、ペパーミント、パルマローザ、ティーツリー、タイム、イランイラン、及びこれらの組合せからなる群より選択されるオイルを含む。
Claims (30)
- ヘンプオイル及びアセテートを含むナノスピニング繊維を製造する方法であって、前記ヘンプオイル及びアセテートをアセトン溶液に溶解することと、前記アセトン溶液を押出成形して前記ナノスピニング繊維を形成することとを含む、方法。
- 前記ヘンプオイルがカンナビジオール(「CBD」)オイルであり、少なくとも10mg/mlのCBDを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記複合材料が10%のヘンプオイル及び90%のアセテート(各パーセンテージは全組成における重量パーセントである)を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記アセトン溶液が50〜99%のアセトンである、請求項1に記載の方法。
- 前記ヘンプオイルが、少なくとも10mg/mlのCBD濃度を有するCBD抽出物を含む、請求項1に記載の方法。
- 複合材料を製造する方法であって、ヘンプ植物からのオイル部分を抽出して抽出ヘンプオイルを形成することと、前記抽出ヘンプオイルを非水性溶媒に溶解することと、第2の材料を前記非水性溶媒に溶解することと、前記抽出ヘンプオイル及び第2の材料の両方を有する材料を押出成形してナノスピニング繊維にすることとを含む、方法。
- 前記抽出ヘンプオイルが、少なくとも10mg/mlのCBDとキャリアオイルとを含む、請求項6に記載の方法。
- 前記非水性溶媒がアセトンである、請求項6に記載の方法。
- 前記抽出ヘンプオイル部分が、前記複合材料の総重量の0.1〜50%を構成する、請求項6に記載の方法。
- 前記抽出ヘンプオイル部分が、前記複合材料の総重量の5〜25%を構成する、請求項6に記載の方法。
- 前記抽出ヘンプオイル部分が、前記複合材料の総重量の5〜15%を構成する、請求項6に記載の方法。
- 第3の構成要素であって、グラム陰性細菌が前記第3の構成要素に接触したときに、このようなグラム陰性細菌の集団を低減するのに有効である、第3の構成要素をさらに含む、請求項6に記載の方法。
- 前記抽出ヘンプオイルが、少なくとも20mg/mlのCBDを含む、請求項6に記載の方法。
- 前記抽出ヘンプオイルが、少なくとも40mg/mlのCBDを含む、請求項11に記載の方法。
- 前記抽出ヘンプオイルが、少なくとも50mg/mlのCBDを含む、請求項11に記載の方法。
- 0.1〜25%のヘンプオイルと、99.9〜75%のアセテートとを含む、ナノスピニング繊維。
- 前記繊維が、前記ヘンプオイル及び前記アセテートをアセトンに溶解してアセトン溶液を形成し、前記アセトン溶液を押出成形してナノスピニング繊維にすることによって製造される、請求項16に記載のナノスピニング繊維。
- グラム陰性細菌の処理に有効な材料をさらに含む、請求項16に記載のナノスピニング繊維。
- 約10%のヘンプオイルと、約90%のアセテートとを含む、請求項16に記載のナノスピニング繊維。
- オールスパイス、アンゼリカ、アニス、バジル、ベイリーフ、ベンゾイン、ベルガモット、カバノキ、ビターアーモンド、ブラックペッパー、ボルド、ブッコノキ、カユプテ、ショウブ、カモミール、カンフル、キャラウェイ、カルダモン、ニンジン種子、カッシア、イヌハッカ、シダーウッド、キク、シナモン、シトロネラ、ココナッツ、クラリセージ、クローブ、ココナッツ、コリアンダー、クミン、イトスギ、ダバナ、ディル、エレミ、ユーカリ、フェンネル、フランキンセンス、ガルバヌム、ゼラニウム、ショウガ、グレープフルーツ、ムギワラギク、ヘンプ、ヒソップ、ジャスミン、ジュニパー、ラバンジン、ラベンダー、レモン、レモングラス、ライム、マンダリン、マヌカ、マージョラム、MCT(中鎖トリグリセリド)オイル、メリッサ、ヨモギ、モウズイカ、マスタード、ミルラ、フトモモ、ネロリ、ニアウリ、ナツメグ、ツノマタゴケ、オレンジ、オレガノ、ヤシ、パルマローザ、パセリ、パチョリ、ペニーロイヤル、ペパーミント、プチグレン、ピメント、マツ、ラベンサラ、バラ、ローズマリー、ローズウッド、ヘンルーダ、セージ、ビャクダン、スペアミント、カンショウ、センジュギク、タンジェリン、ヨモギギク、タラゴン、ティーツリー、ツジャ、タイム、チュベローズ、バニラ、ベチベル、ウィンターグリーン、ニガヨモギ、ノコギリソウ、イラン、及びこれらの組合せからなる群より選択される、少なくとも1つのさらなるオイルをさらに含む、請求項16に記載のナノスピニング繊維。
- 前記少なくとも1つのさらなるオイルが、前記複合物の総重量の少なくとも10%の重要パーセンテージで前記アセトン溶液に添加される、請求項20に記載のナノスピニング繊維。
- 少なくとも1つのオイル及び少なくとも1つのポリマーを含む節足動物忌避剤材料であって、前記少なくとも1つのオイルと少なくとも1つのポリマーとがエレクトロスピンされて複合物となり、前記複合物が別の材料に付着して前記節足動物忌避剤材料を形成する、節足動物忌避剤材料。
- 前記少なくとも1つのオイルがヘンプベースオイルである、請求項22に記載の忌避剤材料。
- 前記少なくとも1つのオイルが、少なくとも10mg/mlのCBDを含むヘンプベースオイルである、請求項22に記載の節足動物忌避剤材料。
- キクオイル、ティーツリーオイル、レモングラスオイル、及びこれらの組合せからなる群より選択される少なくとも1つの第2のオイル(at last a second oil)をさらに含む、請求項22に記載の節足動物忌避剤材料。
- 少なくとも10%の前記少なくとも1つのオイルを含む、請求項22に記載の節足動物忌避剤材料。
- 少なくとも10%のヘンプオイルと、ポリマーとを含む、抗細菌性複合材料であって、前記ヘンプオイルが少なくとも10mg/mlの濃度のCBDを含み、前記抗細菌性複合材料が、前記ヘンプオイル及び前記ポリマーが溶媒に溶解され、前記溶媒が、最大100kVで電圧が印加される紡糸口金を通じて押し出され、前記溶媒が前記紡糸口金を通じて圧搾され、コレクター上で前記抗細菌性複合材料を形成するプロセスによって形成される、抗細菌性複合材料。
- 前記ポリマーが、生分解性ポリマー、非生分解性ポリマー、またはこれらの組合せより選択される、請求項27に記載の抗細菌性複合材料。
- オールスパイス、アンゼリカ、アニス、バジル、ベイリーフ、ベンゾイン、ベルガモット、カバノキ、ビターアーモンド、ブラックペッパー、ボルド、ブッコノキ、カユプテ、ショウブ、カモミール、カンフル、キャラウェイ、カルダモン、ニンジン種子、カッシア、イヌハッカ、シダーウッド、キク、シナモン、シトロネラ、ココナッツ、クラリセージ、クローブ、ココナッツ、コリアンダー、クミン、イトスギ、ダバナ、ディル、エレミ、ユーカリ、フェンネル、フランキンセンス、ガルバヌム、ゼラニウム、ショウガ、グレープフルーツ、ムギワラギク、ヘンプ、ヒソップ、ジャスミン、ジュニパー、ラバンジン、ラベンダー、レモン、レモングラス、ライム、マンダリン、マヌカ、マージョラム、MCT(中鎖トリグリセリド)オイル、メリッサ、ヨモギ、モウズイカ、マスタード、ミルラ、フトモモ、ネロリ、ニアウリ、ナツメグ、ツノマタゴケ、オレンジ、オレガノ、ヤシ、パルマローザ、パセリ、パチョリ、ペニーロイヤル、ペパーミント、プチグレン、ピメント、マツ、ラベンサラ、バラ、ローズマリー、ローズウッド、ヘンルーダ、セージ、ビャクダン、スペアミント、カンショウ、センジュギク、タンジェリン、ヨモギギク、タラゴン、ティーツリー、ツジャ、タイム、チュベローズ、バニラ、ベチベル、ウィンターグリーン、ニガヨモギ、ノコギリソウ、イラン、及びこれらの組合せからなる群より選択される、少なくとも1つの第2のオイルを含む、請求項27に記載の抗細菌性複合材料。
- 前記ポリマーが、ポリ乳酸、ポリグリコシド、ポリグリコール酸、ポリラクチド、ポリヒドロキシ酪酸(polyhydroxobutyrate)、キトサン、ヒアルロン酸、及びヒドロゲル;ポリ(2−ヒドロキシエチル−メタクリレート)、ポリ(エチレングリコール)、キトサン、アセテート、ゴム、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリメチルメタクリレート、ポリテトラフルオロエチレン、熱可塑性ポリウレタン、ならびにフルオロカーボン及びある特定の炭化水素ポリマーに基づくもの(典型的に非生分解性である);ならびにこれらの組合せからなる群より選択される、請求項27に記載の抗細菌性複合材料。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201862663716P | 2018-04-27 | 2018-04-27 | |
US62/663,716 | 2018-04-27 | ||
PCT/US2019/029408 WO2019210210A1 (en) | 2018-04-27 | 2019-04-26 | Nanospun hemp-based materials |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021522421A true JP2021522421A (ja) | 2021-08-30 |
Family
ID=68290904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020560174A Pending JP2021522421A (ja) | 2018-04-27 | 2019-04-26 | ナノスピニングされたヘンプベース材料 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11173128B2 (ja) |
JP (1) | JP2021522421A (ja) |
KR (1) | KR20210006350A (ja) |
AU (1) | AU2019260748A1 (ja) |
CA (1) | CA3098010A1 (ja) |
MX (1) | MX2020011369A (ja) |
WO (1) | WO2019210210A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013106822A1 (en) | 2012-01-12 | 2013-07-18 | Johnson Jed K | Nanofiber scaffolds for biological structures |
US10898608B2 (en) | 2017-02-02 | 2021-01-26 | Nanofiber Solutions, Llc | Methods of improving bone-soft tissue healing using electrospun fibers |
WO2020123619A1 (en) | 2018-12-11 | 2020-06-18 | Nanofiber Solutions, Llc | Methods of treating chronic wounds using electrospun fibers |
GB201918846D0 (en) * | 2019-12-19 | 2020-02-05 | Gw Res Ltd | Oral cannabinoid formulations |
US20210259988A1 (en) * | 2020-02-21 | 2021-08-26 | Nanofiber Solutions, Llc | Electrospun structures having a pharmaceutical and methods of making and using the same |
US20210346338A1 (en) * | 2020-05-07 | 2021-11-11 | Trinidad Consulting, Llc | Cannabinoid pouches |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100910241B1 (ko) * | 2007-10-02 | 2009-07-31 | 주식회사 에이엠오 | 식물성 천연 추출물 또는 식물성 천연 정유를 함유하는나노섬유 및 이의 제조방법 |
WO2016004410A1 (en) * | 2014-07-02 | 2016-01-07 | Cannavest Corp. | Novel process for generating hemp oil with a high cannabidiol (cbd) content |
WO2016209802A1 (en) * | 2015-06-23 | 2016-12-29 | Axim Biotechnologies, Inc. | Anti-microbial compositions comprising cannabinoids |
WO2017136544A1 (en) * | 2016-02-05 | 2017-08-10 | Genviro Inc. | Insect control formulations |
-
2019
- 2019-04-26 MX MX2020011369A patent/MX2020011369A/es unknown
- 2019-04-26 WO PCT/US2019/029408 patent/WO2019210210A1/en active Application Filing
- 2019-04-26 US US16/395,797 patent/US11173128B2/en active Active
- 2019-04-26 KR KR1020207031606A patent/KR20210006350A/ko unknown
- 2019-04-26 JP JP2020560174A patent/JP2021522421A/ja active Pending
- 2019-04-26 CA CA3098010A patent/CA3098010A1/en active Pending
- 2019-04-26 AU AU2019260748A patent/AU2019260748A1/en active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20210006350A (ko) | 2021-01-18 |
MX2020011369A (es) | 2021-01-29 |
CA3098010A1 (en) | 2019-10-31 |
US11173128B2 (en) | 2021-11-16 |
AU2019260748A1 (en) | 2020-11-12 |
WO2019210210A1 (en) | 2019-10-31 |
US20190328678A1 (en) | 2019-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11173128B2 (en) | Nanospun hemp-based materials | |
KR100285781B1 (ko) | 항균및항진균작용이있는정유조성물 | |
CN106266685B (zh) | 一种复方精油及其制备方法 | |
US20070237837A1 (en) | Biocompatible tea tree oil compositions | |
KR20180060146A (ko) | 식물 추출물의 마이크로에멀젼 및 마이크로캡슐을 이용하는 친환경 식물병해방제용 조성물의 제조방법 | |
US9198435B2 (en) | Natural pesticide composition and method of producing | |
CN102805114A (zh) | 一种用于真菌的植物源天然杀菌剂及其制备方法 | |
CN103668945A (zh) | 纺织品专用防螨抗菌剂 | |
KR20190052979A (ko) | 4종의 식물추출물을 이용한 해충관리용 유기농업자재 조성물 | |
US20050084545A1 (en) | Non phytotoxic biocide composition containing tea tree oil and method of production the same | |
CN102715199A (zh) | 一种植物源杀菌剂及其制备方法 | |
JP2007131611A (ja) | 天然植物抽出物を利用した魚類寄生虫駆虫用組成物{Anthelminticcompositionforfishparasiteusingnaturalplantextracts} | |
Mouna et al. | Insecticidal effect of two aqueous extracts from the leaves of Salvia officinalis and Eucalyptus camaldulensis against Aphis fabae | |
Somaye et al. | Contact toxicity of ploy lactic acid nanofibers loaded with two essential oils against Plodia interpunctella Hub.(Lepidoptera: Pyralidae) | |
US20150072030A1 (en) | Biocompatible tea tree oil compositions | |
Bhouri et al. | Exploitation of essential oil extracted from Tunisian Laurus nobilis for the development of PET antibacterial sutures | |
KR101172510B1 (ko) | 천연 살충제 조성물 및 이를 이용한 살충방법 | |
KR101761471B1 (ko) | 해충기피 및 탈취효과가 우수한 식물성 오일 혼합물 | |
KR101608413B1 (ko) | 신규 수박과실썩음병 방제용 조성물 | |
Daraban et al. | Secondary Plant Metabolites: Sources of Principles for Use in Agriculture, Food Industry and for Human Health Safety | |
KR100999577B1 (ko) | 모기기피 조성물 및 그를 이용한 모기기피 직물 | |
CN109392956A (zh) | 植物驱蚊油 | |
CN104073379A (zh) | 一种竹醋液润肤生物香皂 | |
KR101781635B1 (ko) | 영릉향 추출물을 유효성분으로 함유하는 감귤 검은점무늬병 방제용 조성물, 마이크로캡슐 및 이를 이용한 감귤 검은점무늬병 방제 방법 | |
KR102639490B1 (ko) | 친환경 과수 살균제 조성물의 제조방법 |