JP2021520791A - 加熱制御要素を備えるラッパーを有するエアロゾル発生物品 - Google Patents

加熱制御要素を備えるラッパーを有するエアロゾル発生物品 Download PDF

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Abstract

発熱体(320)を有するエアロゾル発生装置(310)で使用する加熱式エアロゾル発生物品(10)(110)(210)であって、加熱式エアロゾル発生物品(10)(110)(210)は、エアロゾル発生基体のロッド(20)と、エアロゾル発生基体のロッド(20)を少なくとも部分的に囲むラッパー(60)(160)(260)とを備え、ラッパー(60)(160)(260)は、少なくとも一つの表面上に加熱制御要素(62)(162)(262)を備える。加熱制御要素(62)(162)(262)は、熱収縮性材料の一つ以上の円周帯(66)(166)(266)を備え、熱収縮性材料をその収縮温度よりも高い温度に加熱すると、熱収縮性材料の一つ以上の円周帯のそれぞれの内径は、加熱前のそれぞれの円周帯の内径と比較して少なくとも20パーセント減少する。結果として、加熱制御要素(62)(162)(262)の下にあるエアロゾル発生基体(20)の部分は、エアロゾル発生物品(10)(110)(210)の引き出し抵抗(RTD)が増大するように変形される。収縮温度は約180℃〜約300℃である。【選択図】図2

Description

本発明は、加熱制御要素を備えるラッパーを組み込んだ加熱式エアロゾル発生物品と、こうした加熱式エアロゾル発生物品を備えるエアロゾル発生システムとに関する。
たばこ含有基体などのエアロゾル発生基体が燃焼されるのではなく加熱されるエアロゾル発生物品は、当業界で周知である。典型的に、こうした加熱式喫煙物品においてエアロゾルは、熱源からの熱を、物理的に分離されたエアロゾル発生基体または材料に伝達することによって発生され、このエアロゾル発生基体または材料は熱源に接触して、または熱源の中に、または熱源の周囲に、または熱源の下流に位置していてもよい。エアロゾル発生物品の使用中、揮発性化合物は、熱源からの熱伝達によってエアロゾル発生基体から放出され、エアロゾル発生物品を通して引き出された空気中に同伴される。放出された化合物は冷えるにつれて凝縮してエアロゾルを形成する。
多くの先行技術の文書で、加熱式エアロゾル発生物品を消費または喫煙するためのエアロゾル発生装置が開示されている。こうした装置は、例えばエアロゾル発生装置の一つ以上の電気発熱体から加熱式エアロゾル発生物品のエアロゾル発生基体への熱伝達によってエアロゾルが発生される、電気加熱式のエアロゾル発生装置を含む。こうした電気加熱式のエアロゾル発生装置の一つの利点は、副流煙を著しく減少させることである。
こうしたエアロゾル発生装置では、発熱体は典型的に、エアロゾル発生物品から最適なエアロゾル放出プロファイルを提供するために、製造者によって選択された、定義された温度範囲内でエアロゾル発生基体を加熱するように構成される。従って、エアロゾル発生物品およびエアロゾル発生装置は、相互に併用するために特に適合される。
しかしながら、エアロゾル発生物品が互換性のない(不互換の)エアロゾル発生装置で不注意または意図的に使用される場合、最適なエアロゾル放出プロファイルが消費者に提供される可能性は非常に低い。互換性のない装置内の発熱体の構造は典型的に、互換性のある装置の構造とは異なり、かつ従ってエアロゾル発生基体の加熱の形態が異なる可能性が高い。さらに、ヒーターは、同一の温度範囲内で同一のやり方で動作されない場合があり、そのためエアロゾル発生基体は互換性のある装置と同一の温度プロファイル下で加熱されない。結果として、基体から放出されるエアロゾルの特性は、製造者によって意図される通りではないことになる。従って、互換性のない装置でエアロゾル発生物品を使用する結果として、消費者の体験は悪影響を受ける可能性が高い。
意図されるより高い温度までエアロゾル発生基体を加熱する装置でエアロゾル発生物品が使用され、これによって基体の少なくとも一部が過熱状態になる時に、特定の問題が生じる場合がある。これは、例えば内部発熱体によって加熱されるように適合されているエアロゾル発生物品がその代わりに、エアロゾル発生物品を外部で加熱するエアロゾル発生装置で使用される時に生じる場合がある。使用中に基体を外側から加熱するこうした装置は典型的に、ずっと高い動作温度を必要とし、従って少なくとも基体の外側部は、内部発熱体を使用して提供されることになるよりもずっと高い温度に加熱される可能性が高い。
互換性のないエアロゾル発生装置での、特に、意図されるより高い温度までエアロゾル発生基体を加熱する互換性のない装置でのエアロゾル発生物品の使用を防止するエアロゾル発生物品の新規な配設を提供することが望ましいことになる。互換性のある装置の通常の加熱条件下でのエアロゾル発生物品の使用に悪影響を及ぼさないエアロゾル発生物品のこうした新規な配設を提供することがさらに望ましいことになる。エアロゾル発生物品の構造、またはエアロゾル発生物品の製造に使用される方法および装置に著しく影響を及ぼすことなく、エアロゾル発生物品のこうした新規な配設を容易に提供できることが、特に望ましいことになる。
本発明の第一の態様によると、発熱体を有するエアロゾル発生装置で使用する加熱式エアロゾル発生物品が提供されていて、加熱式エアロゾル発生物品は、エアロゾル発生基体のロッドと、エアロゾル発生基体のロッドを少なくとも部分的に囲むラッパーとを備え、ラッパーは、ラッパーの少なくとも一つの表面上に加熱制御要素を備える。加熱制御要素は、熱収縮性材料の一つ以上の円周帯を備え、熱収縮性材料をその収縮温度よりも高い温度に加熱すると、熱収縮性材料の一つ以上の円周帯のそれぞれの内径は、加熱前のそれぞれの円周帯の内径と比較して少なくとも20パーセント減少する。結果として、加熱制御要素の下にあるエアロゾル発生基体の部分は、エアロゾル発生物品の引き出し抵抗(RTD)が増大するように変形される。
本発明の第二の態様によると、上記で画定される通り、本発明の第一の態様によるエアロゾル発生物品と、エアロゾル発生物品を受容するように適合されたエアロゾル発生装置とを備えるエアロゾル発生システムが提供されている。エアロゾル発生装置は、使用中にエアロゾル発生材料のロッドを加熱するように構成されたヒーター要素を備え、ヒーター要素は使用中に最高動作温度未満で動作するように制御される。エアロゾル発生物品の加熱制御要素は、最高動作温度未満で動作しているヒーター要素とともにエアロゾル発生システムを使用中に熱収縮性材料の収縮温度を超えないように適合されている。
本明細書で使用される「加熱式エアロゾル発生物品」という用語は、エアロゾルを形成することができる揮発性化合物を放出するために、燃焼ではなく加熱されることが意図されるエアロゾル発生基体を含むエアロゾルの生成のためのエアロゾル発生物品を指す。こうした物品は、一般的に「非燃焼・加熱式」製品と称される。
本明細書で使用される「エアロゾル発生基体」という用語は、エアロゾルを形成することができる揮発性化合物を加熱時に放出する能力を有する基体を指す。本明細書に記載のエアロゾル発生物品のエアロゾル発生基体から発生したエアロゾルは、可視または不可視であってもよく、またベイパー(蒸気)(例えば、室温では通常、液体または固体である物質の、気体状態にある物質の微粒子)ならびに気体および凝縮されたベイパーの液滴を含んでもよい。
本明細書で使用される「熱収縮性材料の帯」という用語は、「収縮温度」より高い温度に加熱された時に、半径方向に収縮する材料の環状のリングまたは管を指す。本発明のラッパーの熱収縮性材料の円周帯の形成において使用する適切な熱収縮管は当業者に周知であり、適切な材料の例は以下に提供されている。
本明細書で使用される「引き出し抵抗(RTD)」という用語は、22℃および101キロパスカル(760トル)で毎秒17.5ミリリットルの速度で試験対象の物体の全長にわたり空気を強制的に通過させるために必要な圧力を指す。引き出し抵抗は水柱ミリメートル(mmWGまたはmm H2O)という単位で表され、ISO 6565:2011に従い測定される。
本明細書で使用される「ロッド」という用語は、実質的に多角形の断面、および好ましくは円形、長円形または楕円形の概して円筒状の要素を指す。
本明細書で使用される「長軸方向」という用語は、エアロゾル発生物品の上流端と下流端の間に延びる、エアロゾル発生物品の主要な長軸方向軸に対応する方向を指す。使用中、空気はエアロゾル発生物品を通して長軸方向に引き出される。「横断方向」という用語は、長軸方向軸に対して直角を成す方向を指す。
本明細書で使用される「上流」および「下流」という用語は、使用中にエアロゾル発生物品を通してエアロゾルが搬送される方向に対する、エアロゾル発生物品の要素(または要素の部分)の相対的な位置を説明する。
本発明によるエアロゾル発生物品は、エアロゾル発生基体を加熱するための内部発熱体を有する電気加熱式のエアロゾル発生装置を備えるエアロゾル発生システムでの使用に適している。例えば、本発明によるエアロゾル発生物品は、エアロゾル発生基体のロッドの中に挿入されるように適合されている内部ヒーターブレードを有する電気加熱式のエアロゾル発生装置を備えるエアロゾル発生システムにおいて特定の用途がある。このタイプのエアロゾル発生物品は、先行技術、例えば欧州特許第EP−A−0 822 670号に記載されている。
本明細書で使用される「エアロゾル発生装置」という用語は、エアロゾルを発生するためにエアロゾル発生物品のエアロゾル発生基体と相互作用する発熱体を備える装置を指す。
上述の通り、本発明によるエアロゾル発生物品は、エアロゾル発生基体を囲むラッパーの少なくとも一つの表面上に加熱制御要素を組み込み、加熱制御要素は、熱収縮性材料の一つ以上の円周帯を備える。加熱制御要素は、望ましい動作温度範囲を過度に上回ってエアロゾル発生物品を加熱する互換性のない装置でのエアロゾル発生物品の使用を防止するための安全かつ効果的な手段を提供する。従って、加熱制御要素は、エアロゾル発生物品の過熱を防止するための手段を提供する。
エアロゾル発生基体の外側を囲むラッパー上の加熱制御要素の位置付けは、上述の通り、エアロゾル発生基体を外部から加熱する周辺ヒーターを有する互換性のない装置の使用によるエアロゾル発生物品の過熱に特に応答するものとなる。
加熱制御要素は、熱収縮性材料の収縮温度に対応する、定義された閾値温度より上では、熱収縮性材料の一つ以上の帯の内半径が著しく減少して、加熱制御要素を「起動する」ように適合されている。熱収縮性材料の一つ以上の帯の半径方向の収縮は、下にあるエアロゾル発生基体を圧縮させる。下にあるエアロゾル発生基体のこの圧縮および変形は、消費者がエアロゾル発生物品を通して空気を引き出すことを困難または不可能にし、それによってエアロゾル発生物品の引き出し抵抗(RTD)を増大させる。このようにして、消費者は、エアロゾル発生物品を互換性のないエアロゾル発生装置で使用しようと試みていること、およびエアロゾル発生物品の喫煙を継続できないことについて警告される。
下記に、より詳細に考察する通り、加熱制御要素の帯を形成する熱収縮性材料は、エアロゾル発生物品が過熱された時に、すなわち意図される動作温度範囲を超えて加熱された時にのみ達する、または超える適切な収縮温度を有するものが選択される。言い換えれば、熱収縮性材料の一つ以上の帯は、過度の動作温度でのみ収縮する。従って、加熱制御要素が起動される閾値温度は、エアロゾル発生基体が、製造者によって決定される通りの望ましい最高温度を上回って加熱された時に、加熱制御要素を組み込んだラッパーの表面にて達する温度に対応する。
有利なことに、本発明によるエアロゾル発生物品が、互換性のあるエアロゾル発生装置の中で正常に加熱される時に、加熱制御要素の存在は、消費者体験に対して感知できるほどの影響を及ぼさない。特に、加熱制御要素は、エアロゾル発生物品のRTDに対して、または使用中に下にあるエアロゾル発生基体から発生されたエアロゾルの組成および特性に対して影響を及ぼさないはずである。
熱収縮性材料の一つ以上の帯を備える加熱制御要素は、物品のその他の構成要素の配設に影響を及ぼすことなく、エアロゾル発生物品のエアロゾル発生基体を囲むラッパーの中に都合よく組み込むことができる。さらに、加熱制御要素は、エアロゾル発生基体の周りにラッパーを適用する前に、ラッパーに都合よく組み込むことができる。従って、加熱制御要素の包含は、エアロゾル発生物品の製造に著しく影響しないはずである。従って、本発明によるエアロゾル発生物品は有利なことに、既存の高速の方法および装置を使用して作製することができる。
上記で定義された通り、熱収縮性材料の一つ以上の帯の収縮は、エアロゾル発生基体の加熱前の帯の元の内径と比較して少なくとも約20パーセントの各帯の内径の減少をもたらす。これは、エアロゾル発生物品のRTDが加熱制御要素の起動による著しい影響を受けるように、エアロゾル発生基体の十分な変形が起こることを確実にするためである。熱収縮性材料の収縮温度よりも高い温度に加熱した時の、熱収縮性材料の一つ以上の円周帯のそれぞれの内径の減少は、加熱前のそれぞれの円周帯の内径と比較して少なくとも約30パーセントであることが好ましい。
別の方法として、または追加的に、熱収縮性材料の収縮温度よりも高い温度に加熱した時の、熱収縮性材料の一つ以上の円周帯のそれぞれの内径の減少は、加熱前のそれぞれの円周帯の内径と比較して約50パーセント以下であることが好ましい。
これらの半径方向の収縮の値は、帯がエアロゾル発生基体上の適所にある時の帯の収縮に対応する。帯によって達成される収縮の程度は、下にあるエアロゾル発生基体の特性に依存する場合があり、エアロゾル発生基体は収縮に、ある程度抵抗する。例えば、「収縮比」の観点から定義されうる、エアロゾル発生基体から分離している帯によって達成される収縮の程度は典型的に、より高くなる。
熱収縮性材料の一つ以上の円周帯の半径方向の収縮は、上述の通り、下にあるエアロゾル発生基体の圧縮によるエアロゾル発生物品のRTDを増大させる効果を有する。RTDの増大は、エアロゾル発生物品の意図しない使用を消費者に警告するために、消費者によって検出可能なほど十分に大きいべきである。例えば、RTDの増大は、正常な動作条件下であれば、RTDに応じて少なくとも30mmH2Oまたは少なくとも50mm H2Oでありうる。
RTDは、消費者がエアロゾル発生物品を通して空気を引き出し続けることを非常に困難にし、好ましくは実質的に不可能にするレベルまで増大させることが好ましい。従って、RTDは約130mm H2O超まで増大することが好ましく、約140mm H2O超まで増大することがより好ましく、約150mm H2O超まで増大することが最も好ましい。
RTDは最大で約300mmH2Oまで増大しうる。別の方法として、RTDは最大で約250mm H2Oまで増大しうる。別の方法として、RTDは最大で約200mm H2Oまで増大しうる。別の方法として、RTDは最大で約180mm H2Oまで増大しうる。こうしたRDFの上限は、消費者がエアロゾル発生物品を通して空気を引き出すことを非常に困難にするというという意味で、こうしたRTDの上限は、エアロゾル発生物品を実質的に使用不可能にするのに十分である。
加熱制御要素の起動前のエアロゾル発生物品のRTDは、約80mm H2O〜約90mm H2O mmであることが好ましい。
加熱制御要素を形成する熱収縮性材料の一つ以上の円周帯は、ラッパーの内表面上、またはラッパーの外表面上、またはラッパーの内表面と外表面の両方の上に提供されうる。特定の実施形態において、熱収縮性材料の帯の消費者に対する可視性を最小化するために、ラッパーの内表面上に加熱制御要素を提供することが好ましい場合がある。
円周帯のそれぞれは、ラッパーの適切な表面に塗布された熱収縮性材料の層によって提供されることが好ましい。例えば、熱収縮性材料は、ラッパーの製造中にラミネーションによってラッパーの表面上に組み込まれうる。熱収縮性材料の層は、ラッパーがエアロゾル発生基体の周りに円周方向に巻かれた時に、エアロゾル発生基体を囲む帯またはリングを形成することになる。帯のそれぞれは、下にあるエアロゾル発生基体上の帯の収縮の圧縮効果が最大化されるように、エアロゾル発生基体の周りの方向のすべてに円周方向に延びて環状の帯またはリングを形成することが好ましい。
それぞれの円周方向帯を形成する熱収縮性材料の層は、約0.5ミリメートル未満の半径方向厚さを有することが好ましく、約0.3ミリメートル未満であることがより好ましく、約0.2ミリメートル未満であることがより好ましい。熱収縮性材料の比較的薄い層の選択は、加熱制御要素の温度感受性を有利に最適化しうる。さらに、エアロゾル発生物品の全体的な寸法に対する加熱制御要素の組み込みの影響を最小化することができる。
別の方法として、または追加的に、それぞれの円周方向帯を形成する熱収縮性材料の層は、少なくとも約0.05ミリメートルの半径方向厚さを有する。これは、エアロゾル発生物品のRTDの望ましい増大を達成するために、熱収縮性材料の帯によって十分な圧縮力が提供されうることを確実にする。
熱収縮性材料の一つ以上の円周帯を含む加熱制御要素は、エアロゾル発生基体のロッドの長さの少なくとも約50パーセントに沿って延びることが好ましく、長さの少なくとも約75パーセントに沿って延びることがより好ましい。一部の実施形態において、加熱制御要素は、エアロゾル発生基体の長さの100パーセントに沿って延びる。これは、加熱制御要素の最上流部分と加熱制御要素の最下流部分の間の長軸方向の距離の測定値に基づいていて、帯間に提供された任意の空間を含む。
別の方法として、または追加的に、熱収縮性材料の一つ以上の円周帯を含む加熱制御要素は、エアロゾル発生基体のロッドの外部表面の少なくとも約60パーセントの上にあることが好ましく、少なくとも約75パーセントであることがより好ましく、少なくとも約90パーセントであることが最も好ましい。これは、加熱制御要素の最上流部分と加熱制御要素の最下流部分の間の加熱制御要素によって覆われた面積全体の測定値に基づいていて、帯間に提供された任意の空間を含む。
エアロゾル発生基体のロッドに沿って、またその周囲にある加熱制御要素の十分な被覆を提供することによって、加熱制御要素が起動された時に、熱収縮性材料の収縮に伴いエアロゾル発生基体の十分な変形が達成され、RTDの望ましい増大をもたらすことができる。
加熱制御要素の中の熱収縮性材料の一つ以上の円周帯の配設は、例えば選択された熱収縮性材料の特性に応じて変化しうる。一部の好ましい実施形態において、加熱制御要素は熱収縮性材料の単一の帯を備える。単一の帯は、エアロゾル発生基体のロッドの一部分のみに沿って長軸方向に延びてもよく、または単一の帯は、エアロゾル発生基体のロッド全体に実質的に沿って延びてもよい。
単一の帯が提供される場合、帯の幅は少なくとも約2ミリメートルであることが好ましく、少なくとも約3ミリメートルであることがより好ましい。帯の「幅」は、エアロゾル発生物品の長軸方向の帯の寸法に対応する。上述の通り、一定の好ましい実施形態において、熱収縮性材料の単一の帯は、帯の幅がエアロゾル発生基体のロッドの長さに対応するように、実質的にその全長に沿ってエアロゾル発生基体のロッドを囲む。
代替的な好ましい実施形態において、加熱制御要素は、エアロゾル発生基体のロッドの長さに沿って長軸方向に間隙を介した熱収縮性材料の複数の円周帯を備える。複数の帯のこの配設は有利なことに、加熱制御要素によって、ただしロッドの同じ割合を覆う単一の帯で必要とされるよりも少ない材料を使用することによって覆われるエアロゾル発生基体のロッドのより大きな割合の上に全体的に、加熱制御要素全体が延びることを可能にしうる。
加熱制御要素は、エアロゾル発生基体のロッドの長さの少なくとも一部分に沿って間隙を介した熱収縮性材料の円周帯を約2つ〜約8つを含むことが好ましく、約2つ〜約5つの円周帯を含むことがより好ましい。
熱収縮性材料の複数の円周帯が提供される場合、帯は相互に実質的に同一の幅および厚さを有してもよく、または帯は幅および厚さのうち少なくとも一つが異なってもよい。
熱収縮性材料の複数の円周帯が提供される場合、それぞれの帯の幅および帯間の間隔は、エアロゾル発生基体のロッドに沿って望ましい被覆の程度を提供するために、加熱制御要素中の帯の総数に応じて適合されうる。各帯の幅は、少なくとも1ミリメートルであることが好ましく、少なくとも2ミリメートルであることがより好ましい。
上述の通り、熱収縮性材料の複数の円周帯を有する加熱制御要素を含む実施形態については、帯のすべては同一の熱収縮性材料で形成されてもよい。別の方法として、加熱制御要素は、第一の収縮温度を有する第一の熱収縮性材料の一つ以上の円周帯と、第一の収縮温度よりも高い第二の収縮温度を有する第二の熱収縮性材料の一つ以上の円周帯とを備えてもよい。例えば、加熱制御要素は、第一の熱収縮性材料の単一の帯と、第二の熱収縮性材料の単一の帯とを備えてもよく、帯は空間ありまたはなしで相互に隣接して提供される。別の方法として、加熱制御要素は、第一および第二の熱収縮性材料の複数の交互帯を備えてもよい。
第二の熱収縮性材料の第二の収縮温度は、第一の熱収縮性材料の第一の収縮温度よりも少なくとも30℃高いことが好ましい。
二つ以上の異なる熱収縮性材料の組み合わせの使用は有利なことに、同じエアロゾル発生物品に対して広範囲の収縮温度を提供することを可能にし、その結果、加熱制御要素は過熱条件のより広い範囲で起動されることができる可能性がある。そのため、加熱制御要素は、異なるヒーター位置および加熱プロファイルを相互に有しうる、異なる互換性のない様々な装置でのエアロゾル発生物品の使用に応答して起動するように適合されることができる。
本発明の任意の実施形態について、帯の長軸方向の被覆がその幅に実質的に対応するように、円周帯のそれぞれは、エアロゾル発生物品の長軸方向軸に対して実質的に直角をなして提供されてもよい。別の方法として、円周帯のそれぞれは、帯の長軸方向の被覆がその幅よりも大きいように、エアロゾル発生物品の長軸方向軸に対してエアロゾル発生基体のロッドの周りに斜めに延びてもよい。こうした配設で、帯はエアロゾル発生基体のロッドに沿って長軸方向に、かつその周りを円周方向に延びる。これは、必要な材料の量を必ずしも増やす必要なく、エアロゾル発生基体のロッドの上にある加熱制御要素の全体的な被覆を改善しうる。
適切な熱収縮性材料が加熱制御要素に対して選択されるべきであり、熱収縮性材料は、エアロゾル発生物品が正常な動作温度範囲内で加熱された時に、加熱制御要素が起動するリスクが無いが、エアロゾル発生物品がこの範囲より上の温度に加熱された時に、熱収縮性要素ができるだけ迅速に収縮することを確実にする適切な融点を有する。適切な熱収縮性材料は周知であり、当業者は、加熱制御要素が起動されることが意図される温度に応じて、適切な収縮温度を有する材料を容易に選択することができるであろう。
エアロゾル発生物品は、エアロゾル発生物品のロッドに挿入されていてエアロゾル発生物品を内部から加熱するヒーターブレードを備える装置で使用されることが意図されている。エアロゾル発生基体内の温度は、ヒーターブレードからの半径方向距離の増大とともに減少し、典型的に、加熱制御要素が位置付けられるエアロゾル発生基体のロッドの表面で最も低くなる。熱電対を使用することで、エアロゾル発生物品が正常な動作温度内に加熱された時に、ラッパーで達する温度を測定することが可能であり、その結果、加熱制御要素が起動する閾値温度をこれより上に設定することができる。
加熱制御要素の一つ以上の円周帯を形成する熱収縮性材料の収縮温度は、少なくとも約180℃であることが好ましく、少なくとも約200℃であることがより好ましく、少なくとも約220℃であることが最も好ましい。収縮温度のこの範囲は、通常の動作条件下でのエアロゾル発生基体のロッドの加熱中に、加熱制御要素が起動されないことを確実にする。
加熱制御要素の一つ以上の円周帯を形成する熱収縮性材料の収縮温度は、約300℃以下であることが好ましく、280℃以下であることがより好ましい。これは、望ましい最高温度を上回るエアロゾル発生基体の加熱に対する、加熱制御要素の感受性が十分に高いことを確実にする。
熱収縮性材料は高分子材料であることが好ましく、熱可塑性ポリマー材料であることが最も好ましい。適切な高分子材料は当業者に周知であるが、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレンセルロース(LLDPE)、ポリオレフィン、強化ポリエチレン樹脂(EPE)およびその組み合わせを含む。
熱収縮性材料は実質的に透明であることが好ましい。
熱収縮性材料は、エアロゾル発生基体が内部閾値温度よりも高い温度に内部から加熱された時に、またはエアロゾル発生基体が外部閾値温度よりも高い温度に外部から加熱された時に、熱収縮性材料の収縮温度に達するかまたはそれを超えるように構成されていることが好ましく、ここで前記内部閾値温度は少なくとも約350℃であり、前記外部閾値温度は約200℃未満である。これは、エアロゾル発生装置中のエアロゾル発生基体の意図された内部加熱中に、熱収縮性材料が起動されないことを可能にするが、外部から加熱された時に熱収縮性材料が起動されることを可能にする。これは、加熱式エアロゾル発生物品が互換性のないエアロゾル発生装置で使用された時に熱収縮性材料が起動されるが、物品が互換性のあるエアロゾル発生装置で使用された時に熱収縮性材料が起動されないことを確実にする。前記熱収縮性材料は、加熱制御要素を形成する熱収縮性材料のいずれかに対応する。
「内部閾値温度」は、エアロゾル発生基体が内部から加熱された時に、熱収縮性材料がその対応する収縮温度に達するかまたはそれを超える、エアロゾル発生基体内の温度を指す。
「外部閾値温度」は、エアロゾル発生基体が外部から加熱された時に、熱収縮性材料がその対応する収縮温度に達するかまたはそれを超える、エアロゾル発生基体の外表面での温度を指す。
内部閾値温度は少なくとも約300℃でありうる。別の方法として、内部閾値温度は少なくとも約400℃であってもよい。別の方法として、内部閾値温度は少なくとも約450℃であってもよい。
外部閾値温度は約150℃未満でありうる。別の方法として、外部閾値温度は約250℃未満であってもよい。別の方法として、外部閾値温度は約300℃未満であってもよい。別の方法として、外部閾値温度は約350℃未満であってもよい。別の方法として、外部閾値温度は約400℃未満であってもよい。別の方法として、外部閾値温度は約450℃未満であってもよい。
本発明によるエアロゾル発生物品は、紙巻たばこ用紙などのラッパー内に組み立てられた複数の要素(エアロゾル発生基体のロッドおよび加熱制御要素を含む)を備えてもよい。
エアロゾル発生基体のロッドは、エアロゾル形成材料で形成され、これは均質化したたばこ材料であることが特に好ましい。
本明細書で使用される「均質化したたばこ材料」という用語は、たばこ材料の粒子の凝集によって形成された任意のたばこ材料を包含する。均質化したたばこ材料のシートまたはウェブは、たばこ葉ラミナおよびたばこ葉茎のうちの一方または両方を粉砕することによって、または別の方法で粉末化することによって得られた粒子状のたばこを凝集することによって形成される。さらに、均質化したたばこ材料は、たばこの処理、取り扱い、および発送の間に形成された少量のたばこダスト、たばこ微粉、およびその他の粒子状たばこ副産物のうちの一つ以上を含んでもよい。均質化したたばこ材料のシートは、キャスティング、押出成形、製紙プロセス、または当業界で周知の他の任意の適切なプロセスによって生産されてもよい。
好ましい実施形態において、ロッドは、集められてプラグを形成し、外側ラッパーによって囲まれた均質化したたばこ材料の一つ以上のシートを含む。本発明に関して本明細書で使用される「シート」という用語は、その厚さよりもかなり大きい幅および長さを有する薄層状の要素を説明する。本発明に関して本明細書で使用される「集合体」という用語は、渦巻き状にされ、折り畳まれ、またはその他の方法でエアロゾル発生物品の長軸方向軸に対して実質的に横断方向に圧縮された、または収縮したシートを説明する。
有利なことに、エアロゾル発生基体は、均質化したたばこ材料のきめのあるシートの集合体を含む。本発明に関して本明細書で使用される「きめのあるシート」という用語は、捲縮された、エンボス加工された、デボス加工された、穿孔された、またはその他の方法で変形されたシートを説明する。
均質化したたばこ材料のきめのあるシートの使用は有利なことに、エアロゾル発生基体を形成するために均質化したたばこ材料シートの集合を容易にする場合がある。
エアロゾル発生基体は、間隔を介した複数のへこみ、突出部、穿孔またはこれらの任意の組み合わせを備える均質化したたばこ材料のきめのあるシートの集合体を含んでもよい。
ある特定の好ましい実施形態において、エアロゾル発生基体は、均質化したたばこ材料の捲縮したシートの集合体を含む。本発明に関して本明細書で使用される「捲縮したシート」という用語は、複数の実質的に平行な隆起または波型を有するシートを説明する。有利なことに、エアロゾル発生物品が組み立てられた時に、実質的に平行な隆起または波型は、エアロゾル発生物品の長軸方向軸に沿って、またはそれと平行に延びる。これは、エアロゾル発生基体を形成するために、均質化したたばこ材料の捲縮したシートの集合を容易にする。
しかし、当然のことながら、本発明によるエアロゾル発生物品のエアロゾル発生基体に含めるための均質化したたばこ材料の捲縮したシートは別の方法として、または追加的に、エアロゾル発生物品が組み立てられた時に、エアロゾル発生物品の長軸方向軸に対して鋭角または鈍角で配置されている複数の実質的に平行な隆起または波型を有する。
本発明で使用する均質化したたばこ材料のシートは、乾燥重量基準で少なくとも約40重量パーセントのたばこ含有量を有してもよく、乾燥重量基準で少なくとも約50重量パーセントのたばこ含有量を有することがより好ましく、乾燥重量基準で少なくとも約70重量パーセントのたばこ含有量を有することがより好ましく、乾燥重量基準で少なくとも約90重量パーセントのたばこ含有量を有することが最も好ましい。
均質化したたばこ材料のシートは、エアロゾル形成体を含むことが好ましい。均質化したたばこ材料のシートは、単一のエアロゾル形成体を含んでもよい。別の方法として、均質化したたばこ材料のシートは、二つ以上のエアロゾル形成体の組み合わせを含んでもよい。
適切なエアロゾル形成体が当業界で周知であり、適切なエアロゾル形成体としては、一価アルコール(メントールなど)、多価アルコール(トリエチレングリコール、1,3−ブタンジオール、およびグリセリンなど)、多価アルコールのエステル(グリセロールモノアセテート、グリセロールジアセテート、またはグリセロールトリアセテートなど)、およびモノカルボン酸、ジカルボン酸、またはポリカルボン酸の脂肪族エステル(ドデカン二酸ジメチル、テトラデカン二酸ジメチル、エリスリトール、1,3−ブチレングリコール、テトラエチレングリコール、クエン酸トリエチル、プロピレンカーボネート、ラウリン酸エチル、トリアセチン、メソ−エリスリトール、ジアセチン混合物、スベリン酸ジエチル、クエン酸トリエチル、安息香酸ベンジル、フェニル酢酸ベンジル、バニリン酸エチル、トリブチリン、酢酸ラウリル、ラウリン酸、ミリスチン酸、およびプロピレングリコールなど)が挙げられるが、これらに限定されない。
均質化したたばこ材料のシートは、乾燥重量基準で5パーセントを超えるエアロゾル形成体含有量を有することが好ましい。
均質化したたばこ材料シートは、乾燥重量基準でおよそ5パーセント〜およそ30パーセントのエアロゾル形成体含有量を有してもよい。
一つの好ましい実施形態において、均質化したたばこ材料シートは、乾燥重量基準でおよそ20パーセントのエアロゾル形成体含有量を有する。
本発明で使用する均質化したたばこ材料のシートは、粒子状たばこの凝集を補助するために、たばこ内因性結合剤である一つ以上の内因性結合剤、たばこ外来性結合剤である一つ以上の外因性結合剤、またはそれらの組み合わせを含んでもよい。別の方法として、または追加的に、エアロゾル発生基体で使用する均質化したたばこ材料シートは、たばこ繊維および非たばこ繊維、エアロゾル形成剤、湿潤剤、可塑剤、風味剤、充填剤、水性および非水性の溶媒、およびこれらの組み合わせを含むがこれらに限定されないその他の添加剤を含んでもよい。
本発明で使用する均質化したたばこ材料のシートに含める適切な外因性結合剤は当業界で周知であり、例えばグアーガム、キサンタンガム、アラビアガム、ローカストビーンガムなどのゴム、例えばヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロースなどのセルロース結合剤、例えばデンプン、有機酸(アルギン酸など)、有機酸の共役塩基塩(アルギン酸ナトリウムなど)、寒天、ペクチンなどの多糖類、およびこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
エアロゾル発生基体で使用する均質化したたばこ材料のシートに含むための適切な非たばこ繊維は当業界で周知であり、セルロース繊維、針葉樹繊維、広葉樹繊維、ジュート繊維およびこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。エアロゾル発生基体で使用する均質化したたばこ材料シートに含める前に、非たばこ繊維は、当業界で周知の適切なプロセスによって処理されてもよく、プロセスには機械式パルプ化、精製、化学的パルプ化、漂白、硫酸塩パルプ化、およびこれらの組み合わせなどが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明で使用する均質化したたばこのシートは、約70mm〜約250mmの幅、例えば約120mm〜約160mmの幅を有することが好ましい。均質化したたばこ材料のシートの厚さは、約50マイクロメートル〜300マイクロメートルであることが好ましく、約150マイクロメートル〜約250マイクロメートルであることがより好ましい。
本発明のエアロゾル発生物品で使用する均質化したたばこのシートは、当業界で周知の方法(例えば国際特許出願第WO−A−2012/164009 A2号で開示された方法)によって作製されてもよい。
一つの好ましい実施形態において、エアロゾル発生物品で使用する均質化したたばこ材料のシートはキャスティングプロセスによって、粒子状たばこ、グアーガム、セルロース繊維およびグリセリンを含むスラリーから形成される。
上述の通り、均質化したたばこ材料シートの集合体の使用の代替として、エアロゾル発生基体は均質化したたばこ材料シートの複数の細片または断片で形成されてもよい。例えば、エアロゾル発生基体は、長軸方向に整列され、一緒にまとめられ、かつ巻かれてエアロゾル発生基体のロッドを形成する均質化したたばこ材料の複数の断片で形成されてもよい。
均質化したたばこ材料の断片は、約10ミリメートル〜約20ミリメートルの長さを有することが好ましく、約12ミリメートル〜約18ミリメートルの長さを有することがより好ましく、約14ミリメートル〜約16ミリメートルの長さを有することがより好ましく、約15ミリメートルの長さを有することがより好ましい。別の方法として、または追加的に、均質化したたばこ材料の断片は、約0.4ミリメートル〜約0.8ミリメートルの幅を有することが好ましい。
断片が形成される均質化したたばこ材料シートの密度は、約500〜約1500ミリグラム/立方センチメートルであることが好ましく、約800〜約1200ミリグラム/立方センチメートルであることがより好ましく、約900〜約1100ミリグラム/立方センチメートルであることがより好ましく、約900〜約970ミリグラム/立方センチメートルであることが最も好ましい。
エアロゾル発生基体内の均質化したたばこ材料の断片のかさ密度は、約0.4グラム/立方センチメートル〜約0.8グラム/立方センチメートルであることが好ましく、約0.5グラム/立方センチメートル〜約0.7グラム/立方センチメートルであることが好ましく、約0.65グラム/立方センチメートル〜約0.67グラム/立方センチメートルであることが最も好ましい。
上述の通り、均質化したたばこ材料は、スラリーのキャスティングによって形成されてもよい。別の方法として、均質化したたばこ材料は、例えば押出成形方法などの別の適切な方法によって形成されてもよい。
上述の通り、エアロゾル発生基体は、ラッパーによって囲まれた均質化したたばこ材料のロッドを備えることが好ましく、ラッパーは均質化したたばこ材料の周りに、それと接触して提供され、かつ加熱制御要素を組み込む。ラッパーは、均質化したたばこ材料の周りに巻かれて、エアロゾル発生基体を形成する能力を有する任意の適切なシート材料から形成されてもよい。ラッパーは、多孔性であってもよく、非多孔性であってもよい。ラッパーは紙ラッパーであることが好ましいが、別の方法として、ラッパーは紙以外であってもよい。
エアロゾル発生基体のロッドは、エアロゾル発生物品の外径にほぼ等しい外径を有することが好ましい。
エアロゾル発生基体のロッドは、少なくとも5ミリメートルの外径を有することが好ましい。エアロゾル発生基体のロッドは、約5ミリメートル〜およそ12ミリメートル、例えば約5ミリメートル〜約10ミリメートル、または約6ミリメートル〜約8ミリメートルの外径を有してもよい。好ましい実施形態において、エアロゾル発生基体のロッドは7.2ミリメートル±10パーセントの外径を有する。
エアロゾル発生基体のロッドは、約7ミリメートル〜約15mmの長さを有してもよい。一実施形態において、エアロゾル発生基体のロッドは、約10ミリメートルの長さを有してもよい。好ましい実施形態において、エアロゾル発生基体のロッドは、約12ミリメートルの長さを有する。
エアロゾル発生基体のロッドは、ロッドの長さに沿って実質的に均一な断面を有することが好ましい。エアロゾル発生基体のロッドは、実質的に円形断面を有することが特に好ましい。
本発明によるエアロゾル発生物品は、エアロゾル発生基体のロッドおよび加熱制御構成要素に加えて一つ以上の要素を備えることが好ましい。例えば、本発明によるエアロゾル発生物品は、マウスピース、エアロゾル冷却要素、支持要素(中空のアセテート管など)のうちの少なくとも一つをさらに備えてもよい。例えば、一つの好ましい実施形態において、エアロゾル発生物品は直線状の連続的な配設で、上述の通りのエアロゾル発生基体のロッドと、エアロゾル形成基体のすぐ下流に位置する支持要素と、支持要素の下流に位置するエアロゾル冷却要素と、ロッド、支持要素およびエアロゾル冷却要素を囲む外側ラッパーとを備える。
本発明によるエアロゾル発生システムは、喫煙中にエアロゾル発生物品の上流端を受容するように適合されているエアロゾル発生装置と組み合わせた、上記に詳細に説明された通りのエアロゾル発生物品を備える。エアロゾル発生装置は、使用中にエアロゾルを発生するためにエアロゾル発生基体を加熱するように構成された発熱体を備える。エアロゾル発生物品がエアロゾル発生装置の中に挿入されている時に、発熱体はエアロゾル発生基体を貫通するように適合されていることが好ましい。例えば、発熱体はヒーターブレードの形態であることが好ましい。
発熱体は使用中に、最高動作温度より低い、定義された動作温度範囲で動作するように制御される。エアロゾル発生物品の加熱制御要素は、発熱体が最高動作温度未満で動作している、エアロゾル発生装置中のエアロゾル発生物品の正常な使用中に、加熱制御要素の一つ以上の円周帯を形成する熱収縮性材料の収縮温度に達しないように適合されている。これは、エアロゾル発生物品およびエアロゾル発生装置が一緒に使用される時に、加熱制御要素が正常な使用中に起動されないことを確実にする。
エアロゾル発生装置は、ハウジングと、発熱体に接続された電力供給源と、電源から発熱体への電力の供給を制御するように構成された制御要素とを追加的に備えることが好ましい。
本発明のエアロゾル発生システムで使用する適切なエアロゾル発生装置は、国際特許公開公報第2013/098405号に記載されている。
ここで、図を参照しながら本発明をさらに説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態によるエアロゾル発生物品の概略斜視図を示し、エアロゾル発生基体のラッパーは取り除かれている。 図2は、加熱制御要素の起動後の、図1のエアロゾル発生物品の概略斜視図を示す。 図3は、本発明の第二の実施形態によるエアロゾル発生物品の概略斜視図を示し、エアロゾル発生基体のラッパーは取り除かれている。 図4は、加熱制御要素の起動後の、図3のエアロゾル発生物品の概略斜視図を示す。 図5は、本発明の第三の実施形態によるエアロゾル発生物品の概略斜視図を示し、エアロゾル発生基体のラッパーは取り除かれている。 図6は、加熱制御要素の起動後の、図5のエアロゾル発生物品の概略斜視図を示す。 図7は、エアロゾル発生装置と、本発明によるエアロゾル発生物品とを備えるエアロゾル発生システムの概略断面図である。 図8は、図7の電気加熱式のエアロゾル発生装置の概略断面図である。
図1に示すエアロゾル発生物品10は、同軸に整列して配設された四つの要素、すなわちエアロゾル発生基体20、支持要素30、エアロゾル冷却要素40、およびマウスピース50を含む。エアロゾル発生基体20は、下記に、より詳細に説明するラッパー60によって囲まれている。その他の要素の各々は対応するプラグラップ(図示せず)によって囲まれている。これらの四つの要素は連続的に配設され、また外側ラッパー(図示せず)によって囲まれて、エアロゾル発生物品10を形成する。エアロゾル発生10は、ユーザーが使用中にユーザーの口の中に挿入する近位端または口側端70と、口側端70に対してエアロゾル発生物品10の反対側の端に位置する遠位端80とを有する。
使用時に、空気は、ユーザーによってエアロゾル発生物品を通して遠位端80から口側端70に吸い込まれる。エアロゾル発生物品の遠位端80はまた、エアロゾル発生物品10の上流端として記述されてもよく、エアロゾル発生物品10の口側端70はまた、エアロゾル発生物品10の下流端として記述されてもよい。口側端70と遠位端80の間に位置するエアロゾル発生物品10の要素を、口側端70の上流にあると記述することができ、または別の方法として、遠位端80の下流にあると記述することができる。
エアロゾル発生基体20は、エアロゾル発生物品10の最遠の遠位端または上流端に位置する。図1に図示した実施形態において、エアロゾル発生基体20は、捲縮した均質化したたばこ材料シートの集合体を備える。均質化したたばこ材料の捲縮したシートはエアロゾル形成体としてグリセリンを含む。
エアロゾル発生基体20は、内表面上に加熱制御要素62を備えるラッパー60によって囲まれている。加熱制御要素62は、およそ200℃の収縮温度を有する熱収縮性材料の単一層64を備え、これはラッパー60の内表面全体を覆い、従ってエアロゾル発生基体20の全長に沿って延びる。ラッパーがエアロゾル発生基体20を囲んでいる、組み立てられたエアロゾル発生物品10において、熱収縮性材料の層64は、エアロゾル発生基体20全体を囲む帯66を形成する。
加熱制御要素62の起動前に、熱収縮性材料の帯66は、下にあるエアロゾル発生基体20の外半径に実質的に対応する内半径を有する。従って、加熱制御要素62がRTDに及ぼす影響は、ごくわずかであり、加熱制御要素62はエアロゾル発生物品10の正常な使用に影響を与えない。
エアロゾル発生物品10の過熱によって、ラッパー60の内表面で200℃の収縮温度を超える場合、加熱制御要素62が起動し、帯の内半径が20パーセントを超えて減少するように、熱収縮性材料の帯66が半径方向に収縮する。図2に示す通り、帯66のこの半径方向の収縮は、エアロゾル発生基体20の圧縮および変形を引き起こし、これはRTDを130mm H2O超のレベルに増大させる。従って、消費者がエアロゾル発生物品を通して空気を引き出すことは困難になり、エアロゾル発生物品のさらなる使用は、もはや可能ではなくなる。
支持要素30は、エアロゾル発生基体30のすぐ下流に位置し、またエアロゾル発生基体20に隣接する、中空のセルロースアセテートチューブの形態である。支持要素30は、エアロゾル発生装置の発熱体によって貫通されることができるように、エアロゾル発生物品10の最遠の遠位端80にエアロゾル発生基体20を位置させる。下記にさらに記述する通り、支持要素30は、エアロゾル発生装置の発熱体がエアロゾル発生基体20の中に挿入されている時に、エアロゾル発生基体20がエアロゾル冷却要素40に向かってエアロゾル発生物品10内で下流に押し込まれるのを防止するために定位置にある。支持要素30はまた、エアロゾル発生物品10のエアロゾル冷却要素40をエアロゾル発生基体20から離隔するためのスペーサーとしての役目を果たす。
エアロゾル冷却要素40は支持要素30のすぐ下流に位置し、支持要素30に隣接する。使用時に、エアロゾル発生基体20から放出される揮発性物質は、エアロゾル発生物品10の口側端70に向かって、エアロゾル冷却要素40に沿って通る。揮発性物質は、エアロゾル冷却要素40内で冷却されて、ユーザーが吸入するエアロゾルを形成してもよい。図1に図示した実施形態において、エアロゾル冷却要素は、ラッパー60によって囲まれたポリ乳酸の捲縮したシートの集合体を備える。ポリ乳酸の捲縮したシートの集合体は、エアロゾル冷却要素40の長さに沿って延びる複数の長軸方向チャネルを画定する。
マウスピース50はエアロゾル冷却要素40のすぐ下流に位置し、かつエアロゾル冷却要素40に当接する。図1に図示した実施形態において、マウスピース50は低濾過効率の従来のセルロースアセテートトウフィルターを備える。
図3は、本発明の第二の実施形態によるエアロゾル発生物品110を示す。エアロゾル発生基体20を囲むラッパー160が、上述の構造と異なる構造を有する加熱制御要素162を備えることを除いて、エアロゾル発生物品110は、図1に示し、かつ上述したエアロゾル発生物品10と類似した構造を有する。エアロゾル発生物品110のその他のすべての構成要素は、図1に示すエアロゾル発生物品10に関して上述した通りであり、同一の参照符号が適用されている。
図3に示すエアロゾル発生物品110の加熱制御要素162は、ラッパー160の内表面上に熱収縮性材料の複数の斜めの細片164を備える。斜めの細片164は相互に実質的に平行であり、ラッパー160に沿って長軸方向に相互に間隙を介している。加熱制御要素162は実質的にラッパー160の内表面全体を覆い、従ってエアロゾル発生基体20の全長に沿って延びる。第一の実施形態の通り、細片は、およそ200℃の収縮温度を有する熱収縮性材料で形成されている。ラッパー160がエアロゾル発生基体20を囲んでいる、組み立てられたエアロゾル発生物品110において、熱収縮性材料の細片164のそれぞれは、エアロゾル発生基体20を囲む斜めの帯166を形成する。
図4は、加熱制御要素162の起動後のエアロゾル発生物品110と、結果として得られる、斜めの帯166の収縮とを示す。起動は、第一の実施形態に関して上述した方法と同じ方法で起こり、エアロゾル発生物品110のRTDへの、対応する効果を伴う。
図5は、本発明の第三の実施形態によるエアロゾル発生物品210を示す。エアロゾル発生基体20を囲むラッパー260が、上述の構造と異なる構造を有する加熱制御要素262を備えることを除いて、エアロゾル発生物品210は、図1に示し、かつ上述したエアロゾル発生物品10と類似した構造を有する。エアロゾル発生物品210のその他のすべての構成要素は、図1に示すエアロゾル発生物品10に関して上述した通りであり、同一の参照符号が適用されている。
図5に示すエアロゾル発生物品210の加熱制御要素262は、第一の熱収縮性材料の第一の細片264と、第二の熱収縮性材料の第二の細片265とを備える。第一の細片264および第二の細片265は、ラッパー260の内表面上に相互に隣接して提供されていて、間に小さい空間がある。第一の細片264および第二の細片265は、相互に実質的に同じ幅を有し、また組み合わせて、細片264と細片265の間の空間を除く、実質的にラッパー260の内表面全体を覆う。第一の熱収縮性材料は、第二の熱収縮性材料と異なる収縮温度を有する。
ラッパー260がエアロゾル発生基体20を囲んでいる、組み立てられたエアロゾル発生物品210において、熱収縮性材料の第一の細片264および第二の細片265は、エアロゾル発生基体20を囲む熱収縮性材料の第一の帯266および第二の帯267をそれぞれ形成する。
図6は、加熱制御要素262が起動され、加熱制御要素262が第一の収縮温度および第二の収縮温度の両方を上回る温度に加熱された後のエアロゾル発生物品210を示す。この段階において、熱収縮性材料の第一の帯266と第二の帯267の両方は、半径方向に収縮していて、下にあるエアロゾル発生基体20の変形を起こしている。起動は、第一の実施形態に関して上述した方法と類似した方法で起こり、エアロゾル発生物品210のRTDへの、対応する効果を伴う。
図7は、エアロゾル発生装置310と、上述の、かつ図1に示す第一の実施形態によるエアロゾル発生物品10とを備えるエアロゾル発生システム300の一部分を図示する。当然のことながら、エアロゾル発生装置310は、上述の、かつ図に示すその他の実施形態のいずれかなど、本発明による代替的なエアロゾル発生物品と組み合わせて使用することができる。
エアロゾル発生装置310は発熱体320を備える。図8に示す通り、発熱体320は、エアロゾル発生装置310のエアロゾル発生物品受容チャンバー内に据え付けられる。使用時に、ユーザーは、エアロゾル発生物品10をエアロゾル発生装置310のエアロゾル発生物品受容チャンバーの中に挿入し、これによって、図8に示す通り、発熱体320はエアロゾル発生物品10のエアロゾル発生基体20の中に直接挿入される。図8に示す実施形態において、エアロゾル発生装置310の発熱体320は、ヒーターブレードである。
エアロゾル発生装置310は、発熱体320を作動させることを可能にする電源および電子機器(図3に示す)を備える。こうした作動は手動操作されてもよく、またはエアロゾル発生装置310のエアロゾル発生物品受容チャンバーの中に挿入されたエアロゾル発生物品10のユーザーの吸い込みに反応して自動的に生じてもよい。空気がエアロゾル発生物品10に流れることを可能にするように、複数の開口部がエアロゾル発生装置の中に提供され、気流の方向は、図8で矢印によって図示されている。
支持要素30は、エアロゾル発生基体20の中へのエアロゾル発生装置310の発熱体320の挿入中に、エアロゾル発生物品10が経験する貫通力に抵抗するように作用する。これによって、支持要素30は、エアロゾル発生基体20の中へのエアロゾル発生装置310の発熱体320の挿入中に、エアロゾル発生物品10内のエアロゾル発生基体20の下流への移動に抵抗する。
内部発熱体320がエアロゾル発生物品10のエアロゾル発生基体20の中に挿入され、発熱体320が作動されると、エアロゾル発生物品10のエアロゾル発生基体20は、エアロゾル発生装置310の発熱体320によって、およそ摂氏350度の温度に加熱される。この温度にて揮発性化合物が、エアロゾル発生物品10のエアロゾル発生基体20から放出される。ユーザーがエアロゾル発生物品10の口側端70で吸い込むにつれ、エアロゾル発生基体20から発生された揮発性化合物は、エアロゾル発生物品10を介して下流に引き出されて凝縮し、エアロゾル発生物品10のマウスピース50を通ってユーザーの口の中に引き出されるエアロゾルを形成する。
エアロゾルがエアロゾル冷却要素40を下流へと通過するにつれ、エアロゾルの温度は、エアロゾルからエアロゾル冷却要素40への熱エネルギーの伝達に起因して低減する。エアロゾルがエアロゾル冷却要素40に入る時に、その温度はおよそ摂氏60度である。エアロゾル冷却要素40内での冷却に起因して、エアロゾルがエアロゾル冷却要素を出る時のエアロゾルの温度は、およそ摂氏40度である。
図8において、エアロゾル発生装置310の構成要素は、簡略化された方法で示されている。特に、エアロゾル発生装置310の構成要素は、図8において実寸に比例して描かれていない。図8の簡略化のために、実施形態の理解に関連しない構成要素は省略されている。
図8に示す通り、エアロゾル発生装置310はハウジング330を備える。発熱体320は、ハウジング330内のエアロゾル発生物品受容チャンバー内に据え付けられる。エアロゾル発生物品10(図9において破線によって示されている)は、発熱体320がエアロゾル発生物品10のエアロゾル発生基体20の中に直接挿入されるように、エアロゾル発生装置310のハウジング330内のエアロゾル発生物品受容チャンバーの中に挿入される。
ハウジング330内には、電気エネルギー供給源340、例えば再充電可能なリチウムイオン電池がある。コントローラ350は、発熱体320、電気エネルギー供給源340、およびユーザーインタフェース360(例えばボタンまたはディスプレイ)に接続される。コントローラ350は、温度を調節するために発熱体320に供給される電力を制御する。
図7および図8に示す互換性のあるエアロゾル発生装置310での、本発明によるエアロゾル発生物品のこの正常な使用中に、エアロゾル発生物品のエアロゾル発生基体20のラッパー60内の加熱制御要素62は影響を受けない。
本発明によるエアロゾル発生物品が互換性のない装置で使用され、好ましい最高動作温度を上回って過熱された場合、加熱制御要素は、加熱制御要素の帯(複数可)を形成する熱収縮性材料の収縮温度に達すると起動する。別個の実施形態に関して上述した通り、加熱制御要素の起動に伴い、熱収縮性材料の帯は、半径方向に少なくとも20パーセント収縮し、エアロゾル発生基体の著しい圧縮を生じさせる。エアロゾル発生物品のRTDは、消費者がエアロゾル発生物品を通して空気を引き出すことができなくなるレベルまで増大する。従って、加熱制御要素の起動後、エアロゾル発生物品は、もはや使用できない。

Claims (14)

  1. 発熱体を有するエアロゾル発生装置で使用する加熱式エアロゾル発生物品であって、
    エアロゾル発生基体のロッドと、
    前記エアロゾル発生基体のロッドを少なくとも部分的に囲むラッパーとを備え、前記ラッパーが前記ラッパーの少なくとも一つの表面上に加熱制御要素を備え、前記加熱制御要素が熱収縮性材料の一つ以上の円周帯を備え、前記熱収縮性材料をその収縮温度より高い温度に加熱すると、前記熱収縮性材料の前記一つ以上の円周帯のそれぞれの内径が、過熱前の前記それぞれの円周帯の内径と比較して少なくとも20パーセント減少し、それによって前記加熱制御要素の下にある前記エアロゾル発生基体の部分が、前記エアロゾル発生物品の引き出し抵抗(RTD)が減少するように変形し、前記収縮温度が約180℃〜約300℃である、加熱式エアロゾル発生物品。
  2. 熱収縮性材料の前記一つ以上の円周帯をその収縮温度より高い温度に加熱すると、前記エアロゾル発生物品の引き出し抵抗(RTD)が130mm H2O超に増大する、請求項1に記載の加熱式エアロゾル発生物品。
  3. 前記熱収縮性材料の収縮温度よりも高い温度に加熱した時に伴う、熱収縮性材料の前記一つ以上の円周帯のそれぞれの内径の前記減少が、加熱前の前記それぞれの円周帯の内径と比較して少なくとも約30パーセントである、請求項1または2に記載の加熱式エアロゾル発生物品。
  4. 前記一つ以上の円周帯のそれぞれが、前記ラッパーの内表面上に熱収縮性材料の層を備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の加熱式エアロゾル発生物品。
  5. 熱収縮性材料の各層が0.5ミリメートル未満の半径方向厚さを有する、請求項4に記載の加熱式エアロゾル発生物品。
  6. 前記加熱制御要素が、前記エアロゾル発生基体のロッドの長さの少なくとも75パーセントに沿って延びる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の加熱式エアロゾル発生物品。
  7. 前記加熱制御要素が、前記エアロゾル発生基体のロッドの外部表面積の少なくとも90パーセントの上にある、請求項1〜6のいずれか一項に記載の加熱式エアロゾル発生物品。
  8. 前記加熱制御要素が、前記エアロゾル発生基体のロッドの長さに沿って間隙を介した複数の円周帯を備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載の加熱式エアロゾル発生物品。
  9. 前記加熱制御要素が、第一の収縮温度を有する第一の熱収縮性材料の一つ以上の円周帯と、前記第一の収縮温度よりも高い第二の収縮温度を有する第二の熱収縮性材料の一つ以上の円周帯とを備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載の加熱式エアロゾル発生物品。
  10. 前記第二の収縮温度が、前記第一の収縮温度よりも少なくとも30℃高い、請求項9に記載の加熱式エアロゾル発生物品。
  11. 前記一つ以上の円周帯が、前記エアロゾル発生物品の長軸方向軸に対して前記エアロゾル発生基体のロッドの周りに斜めに延びる、請求項1〜10のいずれか一項に記載の加熱式エアロゾル発生物品。
  12. 熱収縮可能材料の前記一つ以上の円周帯が、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレンセルロース(LLDPE)、ポリオレフィン、強化ポリエチレン樹脂(EPE)およびその組み合わせから選択される材料から形成される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の加熱式エアロゾル発生物品。
  13. 前記エアロゾル発生基体が内部閾値温度よりも高い温度に内部から加熱された時に、または前記エアロゾル発生基体が外部閾値温度よりも高い温度に外部から加熱された時に、前記熱収縮性材料が前記熱収縮性材料の前記収縮温度に達するかまたはそれを超えるように構成されていて、前記内部閾値温度が少なくとも約350℃であり、前記外部閾値温度が約200℃未満である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の加熱式エアロゾル発生物品。
  14. エアロゾル発生システムであって、
    請求項1〜13のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品と、
    前記エアロゾル発生物品を受容するように適合されたエアロゾル発生装置であって、前記エアロゾル発生装置が、使用中に前記エアロゾル発生材料のロッドを加熱するように構成されたヒーター要素を備え、前記ヒーター要素が使用中に最高動作温度未満で動作するように制御される、エアロゾル発生装置と、を備え、
    前記エアロゾル発生物品の前記加熱制御要素が、前記最高動作温度未満で動作している前記ヒーター要素とともに前記エアロゾル発生システムを使用中に前記熱収縮性材料の収縮温度を超えないように適合されている、エアロゾル発生システム。
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