JP2021514772A - 追跡デバイスを用いたワークフローの制御 - Google Patents

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Abstract

コンピュータ支援の外科処置中にワークフローを制御および実行するための方法およびシステムには、視野を備えておりワークフローと通信している光学追跡システムを提供するステップと、第1の追跡デバイスを視野内に導入するステップと、第1の追跡デバイスに関連する第1の参照メンバーに基づいた追跡システムを用いて第1の追跡デバイスを同定するステップと、第1の追跡デバイスの同定に基づいてワークフローにおける第1のステップを決定するステップと、グラフィカル・ユーザ・インタフェース上でユーザに第1のステップを表示するステップとが含まれる。追跡システムの視野において追跡装置のいずれかの存在または非存在を同定し、追跡装置の同定に基づいてワークフローのステップを決定し、決定されたステップをグラフィカル・ユーザ・インタフェース上に表示するようにワークフローに命令するための、ソフトウェアで実行可能な指示を備えたプロセッサを備えた、光学追跡システム。

Description

関連出願
本出願は、その内容が本明細書中に参考として組み込まれている、2018年3月7日に出願の米国仮出願第62/639,672号の優先権を主張するものである。
本発明は、一般に、コンピュータ支援の手術の分野に関し、より詳細には、追跡デバイスを用いて外科ワークフローを制御するためのシステムおよび方法に関する。
外科ワークフローは、外科チームを導いて外科処置を終えさせるための複数のステップからなる。複数のステップのそれぞれは、そのステップの特定の動作を完了するための指示をユーザに提供する、または一部の例では単に情報をユーザに伝達する。指示または情報は、典型的には、手術室(OR)内のモニタ上に文字もしくは図形の形態で表示される、または一部の例では可聴形態もしくは触知形態で提供する。ワークフローには、ユーザが追加のタスクを行う、または外科ステップのうちの1つもしくは複数を繰り返すことを可能にする、複数のオプションまたは機能がさらに含まれ得る。たとえば、ロボット支援の全膝関節形成術(TKA)用のワークフローは以下のステップからなり得る。第1のスクリーンが「皮膚の切開ならびに大腿遠位および脛骨近位の露出を行って患者の準備をしてください」と表示する。ユーザの確認後、第2のスクリーンが「大腿骨および脛骨を登録してください」と表示する。登録が成功した後、第3のスクリーンが「ロボットアームを骨の上部に導いてください」と表示する。アームが配置された後、第4のスクリーンが「切断の準備はできましたか?」と表示し、確認された後、ロボットアームが大腿骨および脛骨を切断して、術前の外科計画に従ってインプラントを受ける。
コンピュータ支援の手術の成功を収めて完了するためには外科ワークフローが絶対的に必要であるが、ワークフローを制御する現在の方法は時間がかかり、厄介であり、険しい学習曲線を必要とする。たとえば、多くのワークフローは、ユーザがワークフローと対話して制御する(たとえば、ステップを確認する、オプションメニューまでナビゲーションする、登録点を収集する)ことを許可するために、コントローラまたはペンダントの使用を必要とする。安全対策として、コントローラはコンピュータ支援デバイスに配線で接続されているが、さらなる配線が作業スペースを取り散らかすという犠牲がある。次善策として、ディスプレイモニタにタッチスクリーンが含まれ得る。しかし、OR内でのモニタの位置次第では、タッチスクリーンモニタを用いてワークフローと対話して制御することは困難であり得る、または、少なくとも、専任の外科チームメンバーがモニタの近くにいることを必要とする。さらに、現在のコントローラには、一般に、ワークフローをナビゲーションするためのいくつかのボタンが含まれる。ボタンの数が増えるにつれて、ワークフローを制御する多角性が増加する。しかし、学習曲線も増加し、誤ったボタンをアクティブ化するまたは押す確率も増加する。
したがって、コンピュータ支援の外科処置を完了するために、ワークフローをより効率的かつ有効に制御するためのシステムおよび方法の必要性が存在する。
手術部位の視野を備えておりワークフローと通信している光学追跡システムを提供するステップと、第1の追跡デバイスを視野内に導入するステップと、第1の追跡デバイスに関連する第1の参照メンバーに基づいた追跡システムを用いて第1の追跡デバイスを同定するステップと、第1の追跡デバイスの同定に基づいてワークフローにおける第1のステップを決定するステップと、グラフィカル・ユーザ・インタフェース上でユーザに第1のステップを表示するステップとが含まれる、コンピュータ支援の外科処置中にワークフローを制御する方法を提供する。
また、追跡システムの視野において追跡ディジタイザ・プローブまたは追跡外科デバイスのどちらかの存在または非存在を同定し、追跡ディジタイザ・プローブまたは追跡外科デバイスのどちらかの同定に基づいてワークフローにおけるステップを決定し、決定されたステップをグラフィカル・ユーザ・インタフェース上に表示するようにワークフローに命令するための、ソフトウェアで実行可能な指示を備えたプロセッサを備えた、光学追跡システムが含まれる、コンピュータ支援の外科処置中にワークフローを制御する方法を実行するための、コンピュータ支援の外科システムも提供する。
本発明の特定の側面を示すことを意図するが、本発明の実施に対する制限として解釈されるべきでない、以下の図面に関して、本発明をさらに詳述する。
本発明の実施形態に従った外科ワークフローを示す図である。 本発明の実施形態に従った登録ワークフローを示す図である。 本発明の実施形態に従ったいくつかの手術モードのワークフローを示す図である。図3Aは第1の手術モードを示し、図3Bは第2の手術モードを示す。図3Cは第3の手術モードを示し、図3Dは第4の手術モードを示す。 本発明の実施形態に従った図1のワークフローを実装する外科システムを示す図である。 本発明の実施形態に従った追跡外科デバイスを示す図である。 本発明の実施形態に従った追跡ディジタイザ・プローブを示す図である。
本発明は、現在可能であるよりも優れた効率でコンピュータ支援の外科処置を行うためのワークフローを制御するためのシステムおよび方法として有用性を有する。以降、本発明を以下の実施形態を参照して説明する。これらの説明から明らかであるように、本発明は様々な形態で具現化することができ、本明細書中に記載の実施形態に限定されるものとして解釈されるべきでない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全となるように提供し、本発明の範囲を当業者に完全に伝達するであろう。たとえば、一実施形態に関して例示した特長を他の実施形態内に組み込むことができ、特定の実施形態に関して例示した特長を実施形態から削除し得る。さらに、本明細書中で示唆した実施形態への数々の変形および追加が、開示に鑑みて当業者に明らかであろうし、また、本発明から逸脱しない。したがって、以下の明細書は、本発明の一部の具体的な実施形態を例示することを意図し、そのすべての順列、組合せ、および変形を徹底的に特定するものではない。
さらに、本明細書中に記載のシステムおよび方法は全膝関節形成術を参照しているが、システムおよび方法は、例示的には腰、足首、肘、手首、頭蓋骨、および脊椎を含めた身体内の他の骨および関節、ならびに、部分置換手順および前述の骨または関節のうちの任意のものの初回の修復または置換の修正を含む、他のコンピュータ支援の外科処置に適用し得ることを理解されたい。
さらに、本明細書中に開示したコンピュータ支援の外科処置のワークフローを効率的かつ有効に制御するためのシステムおよび方法の実施形態は、コンピュータ支援の外科処置のワークフローの制御の分野を占有しないことを理解されたい。
別段に定義しない限りは、本明細書中で使用するすべての技術用語および科学用語は、本発明が属する分野の技術者に一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書中における本発明の説明で使用した用語は、具体的な実施形態を説明する目的のみのものであり、本発明を限定することを意図しない。
明白にまたは内容により別段に指摘しない限りは、以下の用語は、以下に示すように本明細書中で使用する。
本発明の説明および添付の特許請求の範囲において使用する、単数形「a」、「an」、および「the」には、内容により明らかにそうでないと示されない限りは、複数形も含まれることが意図される。
また、本明細書中で使用する「および/または」とは、関連する列挙した事項のうちの1つまたは複数の任意かつすべての可能な組合せ、およびその代替(「または」)で解釈した場合は組合せの欠如をいい、それが包含される。
本明細書中で使用する用語「術前骨データ」とは、実際の骨に変更を行う前に、手順を術前に計画するために使用する骨データをいう。術前骨データには、以下のうちの1つまたは複数が含まれ得る:骨の画像データ組(たとえば、コンピュータ断層撮影(CT)、磁気共鳴画像法(MRI)、超音波、X線、レーザースキャンなどによって獲得)、仮想の標準的骨モデル、物理的骨モデル、骨の画像データ組から作製した仮想の患者特異的骨モデル、手術中に骨上で直接収集したデータ組(一般的には無画像コンピュータ支援デバイスで使用)等。
本明細書中で使用する用語「登録」とは、位置および配向(POSE)の決定、ならびに/または、コンピュータ支援デバイス、骨、術前骨データ、外科計画データ(すなわち、インプラントモデル、切断ファイル、仮想の境界、仮想の平面、術前骨データに関連するもしくはそれに関して定義される切断パラメータ)、および存在する場合は骨に関連する任意の外部の目印(たとえば追跡アレイ)などの、2つ以上のオブジェクトもしくは座標システム間の座標変換をいう。当技術分野で知られている慣用の登録方法は、米国特許第6,033,415号、第8,010,177号、および第8,287,522号に記載されている。
本明細書中で使用する用語「リアルタイム」とは、計算開始から10秒以内に計算値が利用可能であるような、ミリ秒以内の入力データの処理をいう。
また、用語「光学通信」も本明細書中で使用され、これは、本出願の譲受人に譲受され、その全体で本明細書中に参考として組み込まれている米国特許出願第15/505,167号に記載のように、赤外線または可視光を介した無線データ転送をいう。
さらに、以下の説明では、コンピュータ支援の外科システムを参照してコンピュータ支援の外科処置を行い、ここでは、コンピュータ支援の外科システム200の例を、図4〜6を参照して以下に詳述する。コンピュータ支援の外科システム200には、一般に、外科ワークフローと通信している光学追跡システム206と、外科ワークフローのうちの1つまたは複数のステップを表示するためのグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)を備えたディスプレイモニタ212と、2つ以上の追跡可能デバイス(たとえば、追跡ディジタイザ・プローブ230および追跡外科デバイス204)とが含まれる。より詳細には、光学追跡システム206には、追跡システム206が追跡可能デバイスのうちの1つまたは複数をFOVにおいて追跡することを許可するための、手術部位の視野(FOV)を備えた2つ以上の光学カメラが含まれる。特定の実施形態では、光学カメラは、意図的であるにせよ、そうでないにせよ、手術部位のFOVを制限するように手術室(OR)内に位置する。たとえば、光学カメラは、手術部位の上方に位置する手術用ランプの内部に位置し得る。その場合、手術用ランプは手術の部位に直接向けられているため、手術部位のFOVは制限される(たとえば、1本または2本の骨のみのFOV)。これは、すべてでなくても多数の追跡可能デバイスを同時に追跡するために広いFOVを網羅するようにOR内に光学追跡システムが位置する、他の外科システムとは対照的である。
ここで図を参照すると、図1は、コンピュータ支援の整形外科手順を行うための、高レベルの外科ワークフロー100の流れ図を例示する。外科ワークフロー100には、メイン・メニュー101を表示する第1のステップと、1つまたは複数の骨を登録するための指示を備えた登録モード102である第2のステップと、1つまたは複数の動作を1つまたは複数の骨に対して行う指示を備えた手術モード104である第3のステップと、解剖学の測定値を獲得するための解剖学的測定モード106である第4のステップと、手術を仕上げるためのインプラントの選択/手術の仕上げモード108である第5のステップとを含めた、複数のステップが含まれる。それぞれのステップは、以下にさらに記載するようにサブステップをさらに含み得る。さらに、第1、第2、第3などの用語は必ず順番をいい、むしろ、ワークフロー100中の様々なステップを同定することを理解されたい。
外科ワークフロー100はメイン・メニュー101から始まる。メイン・メニュー101は、1)追跡ディジタイザ・プローブ230を追跡システムのFOV内に入れること、2)追跡外科デバイス204を追跡システムのFOV内に入れること、3)GUI上で「解剖学的測定」を選択すること、および4)GUI上で「インプラント/仕上げ」を選択することを含めた、いくつかの利用可能なオプションをユーザに提供する。1つまたは複数の手術前ステップ(較正、診断、および設定)が完了した後、メイン・メニュー101が最初にユーザに表示される。その後、ユーザが利用可能なオプションのうちの1つを実行し得る。また、メイン・メニュー101には、手順の前またはその間にユーザがFOVの境界を完全に把握するために、光学カメラから見えるとおりにFOVをGUI上で見るためのオプションも含まれ得る。さらに、ユーザが画像ビューで光学カメラから見えるとおりのFOVで画像を引き出すために、「FOV視点」オプションを手順中に常時GUI上に提供し得る。同様に、「FOV投影」オプションをメイン・メニュー101および/またはGUI上に常時含めてよく、これは、ユーザがシステムとインターフェイスし、方法を実施しながら光学カメラのFOVの境界を可視化できるように、アクティブ化されると有色光、たとえば赤色光を手術用ランプまたは光学カメラの領域から手順または手術の領域上に投影する。
ユーザが追跡ディジタイザ・プローブ230のみをFOV内に導入した場合は、登録モード102が表示される。より詳細には、ユーザが追跡ディジタイザ・プローブ230のみをFOV内に導入した場合、光学追跡システムが以下を行う:a)ディジタイザ・プローブ230に関連する参照メンバー(たとえば、ユニークな幾何学、ユニークな発光波長、またはユニークな発光シグナルを有する、取り付けられた追跡アレイ220cまたは基準マーカー330)に基づいて追跡ディジタイザ・プローブ230を同定すること、b)外科ワークフロー100中のどのステップが追跡ディジタイザ・プローブ230を利用するかを決定すること、およびc)登録モード102をユーザにGUI上で表示するようワークフローに命令すること。ユーザがその後、ディジタイザ・プローブ230をFOVから取り除いたまたは隠した場合は、ワークフロー100は警告を1つ出してメイン・メニュー101へと戻る。ユーザが登録モード102において登録手順を開始した場合(たとえば登録する骨を選択することによって)、FOVからディジタイザ・プローブ230を取り除くことはワークフロー100がメイン・メニュー101へと転ずることを引き起こさず、むしろ、登録モード102はユーザが少なくとも1本の骨の登録を完了するまでアクティブのまま保たれる。したがって、登録が開始された後にディジタイザ・プローブ230が追跡システム206のFOVから隠れた場合は、登録プロセスは早期かつ自動的に中止されない。登録モード102のさらなる詳細は、図2を参照して以下に提供する。
ユーザが追跡外科デバイス204のみをFOV内に導入した場合は、手術モード104が表示される。より詳細には、ユーザが追跡外科デバイス204のみをFOV内に導入した場合、光学追跡システム206が以下を行う:a)外科デバイス204に関連する参照メンバー(たとえば、ユニークな幾何学、ユニークな発光波長、またはユニークな発光シグナルを有する、取り付けられた追跡アレイまたは基準マーカー314)に基づいて追跡外科デバイス204を同定すること、b)外科ワークフロー100中のどのステップが外科デバイス204を利用するかを決定すること、およびc)手術モード104をユーザにGUI上で表示するようワークフローに命令すること。任意の時点で、ユーザが追跡外科デバイス204をFOVから取り除いたまたは隠した場合は、ワークフロー100はメイン・メニュー101へと戻る。手術モード104のさらなる詳細は、図3A〜3Dを参照して以下にさらに記載する。
特定の本発明の実施形態では、追跡ディジタイザ・プローブ230および追跡外科デバイス204がFOV内に同時にある場合は、エラーメッセージ110がGUI上に表示される。エラーメッセージ110は、ディジタイザ230または外科デバイス204のどちらかを視野から取り除くようユーザに指示する。したがって、追跡システム206は、ユーザの意図に基づいてどのステップをワークフロー100に表示するかを決定することができる。追跡ディジタイザ・プローブ230または外科デバイス204のどちらかをFOVから取り除いた後、ワークフロー100は正しいステップ(すなわち、登録モード102または手術モード104)を表示する。両方のデバイスがFOVから取り除かれた場合は、ワークフロー100はメイン・メニュー101を表示する。
ユーザがメイン・メニュー101からGUI上の解剖学的測定オプションを選択した場合は、解剖学的測定モード106にアクセスされる。解剖学的測定モード106は、ユーザが以下のオプションうちから選択することを許可する:a)屈曲−伸長の可動域、b)内反−外反の弛緩、およびc)肢のアラインメント。屈曲−伸長オプションは、患者が準備された後の任意の時点(たとえば、骨(複数可)が露出されているが、必ずしも登録はされていない)で利用可能であり、内反−外反の弛緩は、1本の骨が登録された後にのみ利用可能であり、肢のアラインメントは、両方の骨が登録された後にのみ利用可能である。解剖学的測定値は、骨の切断および骨上でのインプラントの位置を調節または確認するために、ユーザに手術中の測定値を提供する。より詳細には、屈曲−伸長の測定のオプションでは、ワークフロー100は肢の側面図をGUI上に表示する。第1の骨(たとえば大腿骨F)上に設置された第1の追跡アレイおよび第2の骨(たとえば脛骨T)上に設置された第2の追跡アレイの位置は屈曲の間中、追跡され、側面図は、両方の骨の現在の相対位置に一致するように更新される。どちらの骨も登録されていない場合、ワークフロー100は、アプリケーションがマーカーに対する骨の位置を推定するために十分な屈曲が行われた後にのみ、屈曲の範囲を表示する。両方の骨が登録されている場合、ワークフロー100は屈曲の範囲を即時に表示し、また、術前計画作成ワークステーションにて作成した術前計画に定義されている第1の骨および第2の骨の機械的軸を使用して、最大屈曲角度および最大伸長角度も表示する。また、ユーザは、測定された屈曲の範囲をリセットするオプションも有する。内反−外反の測定のオプションでは、ワークフロー100は肢の冠状断像をGUI上に表示する。第1の追跡アレイおよび第2の追跡アレイの位置は冠状平面内での動作の間中、同様に追跡され、両方の骨の現在の相対位置に一致するように冠状断像を更新する。1本の骨のみが登録されている場合、ワークフロー100は内反−外反の弛緩の範囲を表示する。両方の骨が登録されている場合、ワークフロー100は内反−外反の動作の範囲を表示し、また、術前の外科計画に定義されている第1の骨および第2の骨の機械的軸を使用して、最大の外反の弛緩および最大の内反の弛緩も表示する。ユーザは、測定された内反−外反の弛緩の範囲をリセットするオプションを同様に有する。肢のアラインメントの測定のオプションでは、ワークフロー100は肢の冠状断像をGUI上に表示する。術前の外科計画に定義されている第1の骨および第2の骨の機械的軸を使用して、第1の追跡アレイおよび第2の追跡アレイの位置を使用して現在の肢のアラインメントが表示される。
ユーザがメイン・メニュー101からGUI上の前記オプションを選択した場合は、インプラントの選択/手術の仕上げモード108にアクセスされる。手術の仕上げステップ108中、ワークフロー100は計画されたインプラントに関する情報を表示する。解剖学的測定モード106も手術の仕上げモードのステップ108からアクセス可能である。GUI上の「完了」ボタンを押すことでワークフロー100が進行して、追跡アレイを患者から取り除く指示が表示される。また、手術の仕上げモード108におけるオプションは、ユーザにメイン・メニュー101へと戻ることを許可することである。ユーザが手術を仕上げた後、手術は完了し、データはアーカイブされ、手術後の締め括りのための任意の他の指示がGUI上に表示される(たとえば、追跡アレイを取り除く、分解の指示、滅菌の指示)。
ここで図2を参照すると、登録モード102がより詳細に示されており、登録モード102は、ユーザが外科計画または外科計画データを1つまたは複数の骨に登録する案内をする。登録モード102には、ユーザに登録する骨を選択するよう指示する登録モード・メニュー112が含まれる。具体的な実施形態では、ユーザは大腿骨Fまたは脛骨Tのどちらかを選択する。追跡ディジタイザ・プローブ230には、選択を支援するための、追跡システム206と光学通信している2つ以上のボタン(334a、334b)が含まれていてよく、それぞれのボタン(334a、334b)はそれぞれ大腿骨Fおよび脛骨Tに対応する。ユーザが大腿骨Fまたは脛骨Tのどちらかを選択した後、ワークフロー100は大腿骨登録モジュール114または脛骨登録モジュール116のどちらかに向けられる。大腿骨登録モジュール114では、収集のための複数の登録点を備えた大腿遠位の画像がGUI上に表示される。同様に、脛骨登録モジュール116では、収集のための複数の登録点を備えた脛骨近位の画像がGUI上に表示される。その後、プローブ先端部336を骨上の指定された位置に配置し、ボタン(334a、334b)のうちの1つをクリックすることによって、ユーザが大腿骨Fまたは脛骨T上の表示されている点のそれぞれを収集する。本発明の一部の実施形態によれば、登録点の収集において正確性を確実にするために、追跡ディジタイザ・プローブ230には、ユーザが追跡ディジタイザ・プローブ230を収集のための複数の登録点のそれぞれに近づく方へ動かしている場合、またはユーザが登録点の登録に成功した場合のいずれかでアクティブ化される、光、スピーカ、または振動要素などのフィードバック機構が含まれ得る。必要な場合、ユーザは、ボタン(334a、334b)のうちの1つまたは複数を事前に決定された時間の間押し続けることによって、点を削除し得る。本発明の一部の実施形態にはプローブ先端部336のコンディション・モニタリングが含まれ、システムは、コンディションが事前に決定された閾値を下回った場合にGUI上でユーザに警報を出す。コンディションが事前に決定された閾値を下回ると決定された場合、ワークフローの制御システムはユーザに先端部をリコンディショニングするよう指示し、そのようなリコンディショニングの指示を提供する。登録が成功した後、追跡外科デバイス204がFOV内にある場合に、変換した外科計画データ(たとえば、骨に対する1つもしくは複数の標的平面の位置、外科デバイス204を制御するための作動データ、ならびに/または追跡システムからの骨(複数可)および外科デバイス204のPOSEデータ)を追跡外科デバイス204に光伝送する。所望する場合は、1本の骨の外科計画データを、第2の骨の外科計画データとは独立して伝送して、ユーザが1本の骨のみを登録および準備することを許可し得る。本発明の具体的な実施形態では、外科計画データを外科デバイス204に伝送した後、手術モード104中の1つまたは複数の外科ステップが自動的に選択される。たとえば、大腿骨Fのみが登録されている場合、システムは大腿の遠位切断を自動的に選択する。脛骨Tのみが登録されている場合、システムは脛骨の近位切断を自動的に選択し、大腿骨Fおよび脛骨Tの両方が登録されている場合、システムは大腿の遠位切断を自動的に選択する。
ここで図3A〜3Dを参照すると、骨の登録ステータスに応じてワークフロー100中の4つの潜在的な手術モード(104a、104b、104c、104d)が示されている。図3Aは、大腿骨も脛骨もどちらも登録されていない場合の第1の手術モード104a示す。ユーザは単に、外科デバイス204をFOVから取り除くまたは隠し、少なくとも1本の骨を登録するよう指示される。その後、外科デバイス204を隠すまたは取り除いた後にワークフロー100はメイン・メニュー101に戻る。図3Bは、大腿骨Fおよび脛骨Tがどちらも登録されている場合のワークフローを備えた第2の手術モード104bを示す。システムは、追跡外科デバイス204上に直接位置する選択入力機構322からの入力、またはGUI上で行われた選択のどちらかに基づいて、どの外科的動作を骨に行うかを決定する。特定の実施形態では、外科的動作は、本出願の譲受人に割り当てられており、本明細書中に参考として組み込まれている、現在は米国特許第15/778811号であるPCT国際出願US2016/062020号に記載のように、標的平面上にピンを挿入することを含む。その後、システムはどの平面が選択されているか122を決定し、どの平面が選択されているかに基づいて、システムは、必要なアクセサリー(たとえば、切断ガイド、骨ピン)のリストを含めた、その平面の外科的動作を完了するための指示を表示する。指示は、a)新しい平面が選択されるまで(「GUI上で新しい平面を選択する」、もしくは外科デバイス204上の選択入力機構322を用いて(すなわち「デバイス平面選択サイクル」)のどちらか)、b)異なる追跡可能デバイスがFOVに入るまで(エラーメッセージ)、またはc)ユーザがGUI上で別の利用可能なオプションを選択するまで、までGUI上に保たれる。具体的に2−DOFの関節式外科デバイス204では、利用可能な切断平面には、遠位切断124、大腿仕上げ126、近位切断128、および脛骨仕上げとも呼ばれる前側−後側(A−P)ライン130が含まれる。遠位切断124は、大腿遠位上に遠位切断平面を作成するための切断ガイドを受け入れるために、ピンを挿入する指示を提供する。大腿仕上げ126は、残りの大腿切断(たとえば、前側切断平面、後側切断平面、前側食付き切断平面、および後側食付き切断平面)を作成するための切断ガイドを受け入れるために、遠位切断平面上にピンを挿入する指示を提供する。近位切断128は、脛骨上に近位切断平面を作成するために、ピンを挿入する指示を提供する。また、A−Pライン130は、脛骨構成要素の内部−外部の回転に印をつけるための指示を提供する。図3Cは、大腿骨のみが登録されている場合の第3の手術モード104cを示し、したがって、第2の手術モード104bからの大腿骨ワークフローの指示のみが含まれる。図3Dは、脛骨のみが登録されている場合の第4の手術モード104dを示し、したがって、第2の手術モード104bからの脛骨ワークフローの指示のみが含まれる。本発明の一部の実施形態には、外科デバイス204、特に外科デバイス204のツール306のコンディション・モニタリングが含まれ、システムは、コンディションが事前に決定されたツール306の閾値を下回った場合に、GUI上でユーザに警報を出す。コンディションが事前に決定された閾値を下回ると決定された場合、ワークフローの制御システムはユーザにツールをリコンディショニングするよう指示し、そのようなリコンディショニングの指示を提供する。
コンピュータ支援の外科システム
前述のワークフロー100は、様々なコンピュータ支援の外科システムおよび外科処置を用いて実装可能である。コンピュータ支援の外科システムの例には、すべてその全体で本明細書中に参考として組み込まれている、米国特許第7,206,626号、第8,876,830号、および第8,961,536号、第9,566,122号、米国特許出願第2013/0060278号、ならびにPCT国際出願US2016/062020号に記載のように、追跡1−自由度手持ち型外科システム、追跡自律連続チェーン・マニプレータ・システム、追跡触覚連続チェーン・マニプレータ・システム、追跡パラレル・ロボット・システム、またはマスタ−スレーブ・ロボット・システムが含まれる。
ここで図4および図5を参照すると、2−自由度(2−DOF)の外科システム200の本発明の特定の実施形態が示されており、これは、本出願の譲受人に割り当てられているPCT国際出願US2016/062020号中により詳述されている。2−DOFの外科システム200には、一般に、計算機システム202、関節式外科デバイス204、および追跡システム206が含まれる。外科システム200は、対象の骨に対して定義されている標的ピン平面と合致するようユーザがピンを正確に配置することを、導くおよび支援することができる。標的平面は外科計画において定義されており、ピンは、様々な切断ガイドおよびアクセサリーのアセンブリが、外科医が大腿骨および脛骨上に切断を行って計画されたPOSEで人工装具インプラントを受け入れることを支援することを許可する。
ここで図5を参照すると、関節式外科デバイス204の構成要素がより詳細に示されている。外科デバイス204には手持ち部分302および作業部分304が含まれる。手持ち部分302には、ユーザが持って操作する人間工学的設計の外装が含まれる。作業部分304には、縦のツール軸を有するツール306が含まれる。ツール306は、チャック307でツールに付着しているモーター305によって駆動される。トリガ309がモーター305をアクティブ化し、他のユーザ入力を許可し得る。手持ち部分302および作業部分304は、作業部分304のピッチおよび並進を手持ち部分302に対して調節する、フロント・トランスミッション・アセンブリ308aおよびバック・トランスミッション・アセンブリ308bによって接続されている。それぞれのトランスミッション・アセンブリ(308a、308b)には、リニア・レール、リニア・ガイド、ボール・ナット、およびボールねじが含まれる。それぞれのリニア・レールの第1の末端は、作業部分304がトランスミッション・アセンブリ(308a、308b)に対して旋回することを可能にするヒンジ(310a、310b)を介して、作業部分304に付着している。ボール・ナットはリニア・レールの反対末端に付着しており、ボールねじと機械接続している。フロント・ボールねじはフロント・アクチュエータ312aによって駆動され、リア・ボールねじはリア・アクチュエータ312bによって駆動される。アクチュエータ(312a、312b)は、ボールねじを二方向に回転させるサーボモーターであり得る。アクチュエータ(312a、312b)はボールねじに動力を与え、これにより、ボール・ナット、したがってリニア・レールがボールねじの軸に沿って並進させることが引き起こされる。したがって、作業部分304の並進およびピッチを、その対応するボールねじ上でのそれぞれのボール・ナットの位置に応じて調節し得る。さらに、リニア・ガイド222はリニア・レールの動作を並進方向に束縛および導き得る。
関節式デバイス302には、追跡システム206が作業部分304のPOSEを追跡することを許可するために、作業部分304に強固に付着しているまたは組み込まれている3つ以上の基準マーカー(314a、314b、314c、314d)がさらに含まれる。基準マーカー(314a、314b、314c、314d)は、発光ダイオード(LED)などの能動マーカーまたは再帰反射球などの受動マーカーであり得る。3つ以上の基準マーカー(314a、314b、314c、314d)は、追跡システム206がFOV内の外科デバイス204を同定することを許可する、外科デバイス204に関連する参照メンバーとして働く。3つ以上の基準マーカー(314a、314b、314c、314d)は、マーカー(314a、314b、314c、314d)のユニークな幾何学、またはマーカー(314a、314b、314c、314d)のユニークな発光波長/周波数いずれかに基づいて、外科デバイス304をユニークに同定し得る。本発明の特定の実施形態では、外科デバイス304には、外科デバイス「ホスト」プロセッサ(たとえば以下に記載の電子モジュール320)と光学追跡システム206またはナビゲーション・コンピュータ208などの他のサブシステムとの間でデータおよび命令を中継するためのシリアル・インタフェースを提供するために、光学通信モデム316がさらに含まれる。光学通信モデム316は、専用の赤外線LED316を介してデータを送信し、光ダイオード318を介してデータを受信し得る。外科デバイス304には、アクチュエータ(312a、312b)を制御する取り外し可能なバッテリおよび電子モジュール320がさらに含まれ得る。電子モジュール320には、局所状態の制御を提供し、アクチュエータ制御の機能のほとんどを実装するためのマイクロコントローラが含まれる。マイクロコントローラは、光学通信モデム316を介して他のサブシステム(たとえば、光学追跡システム206、ナビゲーション・コンピュータ208、およびワークフロー100)と通信する。データ・トランザクションには、a)計算機システム202からの標的平面を外科デバイス204で受信させること、b)リアルタイム・マーカーPOSEを光学追跡システム206から受信すること、c)ステータス/確認応答パケットを外科デバイス204から追跡システム206またはナビゲーション・コンピュータ208へと送信すること(たとえば、バッテリの電位、標的平面の選択、障害状態)、およびd)外科デバイス204からのデータ・ログをアップロードすることが含まれる。
外科デバイス204には、平面選択入力機構322、複数のフィードバック選択LED(324a、324b、324c、324d)、および電源/ステータスLED326がさらに含まれる。平面選択入力機構322には、ユーザが上述の平面のうちの1つまたは複数(すなわち、遠位切断124、大腿仕上げ126、近位切断128、A−Pライン130)を選択することを許可するための、1つまたは複数のボタン、もしくはスライド・トグルが含まれ得る。フィードバック選択LED(324a、324b、324c、324d)は、ユーザにどの平面が選択されているかを示す。電源/ステータスLEDはステータス情報を中継する。たとえば、デバイスに電源が入っていない場合、LEDは消灯している。緑色の点滅は、電源は入っているが外科計画データがダウンロードされていないことを示し得る。緑色の常灯は使用できる状態であることを意味する。琥珀色の点滅はバッテリ電力低下を示し、赤色の常灯はハードウェアの障害を示す。
ここで図4に戻って参照して、本発明の一部の実施形態における計算機システム202には、プロセッサを含めたナビゲーション・コンピュータ208、プロセッサを含めた計画作成コンピュータ210、プロセッサを含めた追跡コンピュータ211、および周辺デバイスが含まれる。プロセッサは計算機システム202を操作して本発明のシステムおよび方法に関連する計算を行う。プロセッサの機能は、コンピュータ、遠隔サーバ、クラウドコンピュータ設備、またはその組合せの間で共有されていることを理解されたい。
本発明の具体的な実施形態では、ナビゲーション・コンピュータ208には、外科ワークフロー100の制御に関連する機能を行ってユーザに手引きを与えるため、術前計画作成の外科的データを解釈するため、および標的平面位置を外科デバイス204に通信するために、1つまたは複数のプロセッサ、コントローラ、およびRAM、ROM、または他の不揮発性もしくは揮発性メモリなどの任意の追加のデータ記憶媒体が含まれ得る。一部の実施形態では、ナビゲーション・コンピュータ208は、光学追跡システム206がFOV内の追跡可能デバイスを同定し得るように、およびナビゲーション・コンピュータ208が、追跡デバイスが何であるかに基づいてワークフロー100をそれ相応に制御できるように、光学追跡システム206と直接通信している。しかし、ナビゲーション・コンピュータ208および追跡コンピュータ211は示すように別々の実体であり得ることを理解されたい、または、その操作は外科システム200の構成に応じて1台もしくは2台のコンピュータ上でのみ実行され得ることが企図される。たとえば、追跡コンピュータ211は、ナビゲーション・コンピュータ208を必要とせずにワークフロー100を直接制御するための作動データを備え得る。または、ナビゲーション・コンピュータ208には、追跡コンピュータ211を必要とせずに光学カメラから検出されたデータを直接読み取るための作動データが含まれ得る。いずれにせよ、周辺デバイスはユーザが外科システム200とインターフェイスすることを可能にし、ディスプレイまたはモニタ212などの1つまたは複数のユーザ・インタフェースが含まれ得る。例示的にはキーボード214、マウス222、ペンダント224、ジョイスティック226、フットペダル228、またはモニタ212を含めた、様々なユーザ入力機構は、タッチスクリーン能力を有し得る。
計画作成コンピュータ210は、好ましくは、術前または術中のどちらかに手順の計画作成を行う専用のものである。たとえば、計画作成コンピュータ210は、医用画像データの受信および読み取り、画像データの分割、三次元(3D)仮想モデルの構築および操作、コンピュータ支援設計(CAD)ファイルの記憶および提供、骨に対するインプラントのPOSEの計画作成、システム200で使用するための外科計画データの作成、ならびにユーザが外科処置を計画作成することを支援するための他の様々な機能の提供が可能な、ハードウェア(たとえばプロセッサ、コントローラ、およびメモリ)、ソフトウェア、データ、およびユーティリティを含有し得る。また、計画作成コンピュータは、標的平面の定義専用のソフトウェアも含有する。最終外科計画データには、骨の画像データ組、骨登録データ、対象同定情報、骨に対するインプラントのPOSE、骨に対して定義された1つまたは複数の標的平面のPOSE、および任意の組織変更指示が含まれ得る。最終外科計画は、手術室(OR)内の有線もしくは無線の接続によってナビゲーション・コンピュータ208および/もしくは追跡コンピュータ211へと直ちに転送される、または、計画作成コンピュータ210がORの外に位置する場合は、非一時データ記憶媒体(たとえば、コンパクト・ディスク(CD)、ポータブルのユニバーサル・シリアルバス(USBドライブ))を介して転送される。その後、登録された外科計画データは、上述のように外科デバイス204へと光伝送される。
特定の実施形態では、追跡システム206は米国特許第6,061,644号に記載の光学追跡システムであり、これは強固なボディ(追跡アレイ)上に配置さている、または追跡デバイス内に直接組み込まれている、基準マーカーの位置を検出するための、2台以上の光学カメラを備えている(カメラは手術用ランプ218内部に位置しており、手術部位に向けられているため、示さず)。基準マーカーの例示的な例には、LEDもしくは電磁気放射線放出体などの能動トランスミッタ、再帰反射フィルムを備えたプラスチック球などの受動反射体、または、形状、ライン、もしくは他のキャラクタの明確なパターンもしくはシーケンスが含まれる。強固なボディ上に配置された基準マーカーの組は、本明細書中で追跡アレイ(220a、220b、220c)と呼ぶが、基準マーカーは追跡デバイス内に直接組み込まれていてもよい。それぞれの追跡デバイス上のそれぞれの基準マーカー・アレイ(220a、220b、220c)または基準マーカーの組は、追跡システム206が追跡オブジェクトのそれぞれ間を識別できるように、基準マーカーのユニークな幾何学/配置、またはマーカーがアクティブLEDである場合はユニークな伝送波長/周波数を有しており、したがって、それぞれの追跡デバイスに関連する参照メンバーとして働く。
本発明の具体的な実施形態では、追跡システム106は手術用ランプ218内に内蔵されており、したがって光学カメラのFOVが制限される。しかし、他の実施形態では、追跡システム206およびカメラは、ブーム、スタンド上に位置する、または手術室の壁もしくは天井にはめ込まれている。追跡システム・コンピュータ211には、ローカルまたはグローバルな座標フレームにおけるオブジェクト(たとえば、大腿骨Fおよび脛骨Tなどの骨、外科デバイス204)のPOSEを決定するための追跡ハードウェア、ソフトウェア、データ、およびユーティリティが含まれる。オブジェクトのPOSEは本明細書中ではPOSEデータと呼び、このPOSEデータは、有線または無線の接続によってナビゲーション・コンピュータ208および電子モジュール320へと直ちに通信される。
外科システム200には、1つまたは複数の骨を登録するための、上述の追跡ディジタイザ・プローブ230がさらに含まれる。ここで図6を参照すると、追跡ディジタイザ・プローブ230の詳細な図が示されている。追跡ディジタイザ・プローブ230には、3つ以上の基準マーカー(330a、330b、330c)、光学通信LED332、2つ以上の選択ボタン(334a、334b)、およびプローブ先端部336が含まれる。基準マーカー・アレイ(330a、330b、330c)は、追跡アレイ220c上に存在し得る、または、追跡システム206が追跡ディジタイザ・プローブ230を同定することを許可するためにユニークな様式でプローブ230内に直接組み込まれていてよい。光学通信LED332は、プローブ230が追跡システム206および/またはナビゲーション・コンピュータ208と通信することを可能にする。2つ以上の選択ボタン(334a、334b)は、ユーザが上述のように登録モード・メニュー112において大腿骨および脛骨から選択することを可能にする。また、ボタン(334a、334b)は、ユーザが登録手順中に点をクリックして収集することも可能にする。
他の実施形態
少なくとも1つの例示的な実施形態を前述の詳細な説明中に提示したが、膨大な数の変形が存在することを理解されたい。また、例示的な実施形態または複数の例示的な実施形態は例のみであり、いかなる様式でも記載した実施形態の範囲、適用性、または構成を限定することを意図しないことも理解されたい。そうではなく、前述の詳細な説明は、例示的な実施形態または複数の例示的な実施形態を実装するための便利な手引きを当業者に提供するであろう。添付の特許請求の範囲およびその法的な均等物の範囲から逸脱せずに、様々な変更を要素の機能および配置に行い得ることを理解されたい。
100 外科ワークフロー
101 メイン・メニュー
102 登録モード
104a〜d 手術モード
106 解剖学的測定モード
106 追跡システム
108 インプラントの選択/手術の仕上げモード
108 手術の仕上げステップ
110 エラーメッセージ
112 登録モード・メニュー
114 大腿骨登録モジュール
116 脛骨登録モジュール
122 どの平面が選択されているか
124 遠位切断
126 大腿仕上げ
128 近位切断
130 前側−後側(A−P)ライン
200 コンピュータ支援の外科システム
202 計算機システム
204 追跡外科デバイス
206 光学追跡システム
208 ナビゲーション・コンピュータ
210 計画作成コンピュータ
211 追跡コンピュータ
212 モニタ
212 ディスプレイモニタ
214 キーボード
218 手術用ランプ
220a〜c 追跡アレイ
222 マウス
222 リニア・ガイド
224 ペンダント
226 ジョイスティック
228 フットペダル
302 手持ち部分
302 関節式デバイス
304 作業部分
304 外科デバイス
305 モーター
306 ツール
307 チャック
308a フロント・トランスミッション・アセンブリ
308b バック・トランスミッション・アセンブリ
309 トリガ
310a〜b ヒンジ
312a フロント・アクチュエータ
312b リア・アクチュエータ
314a〜d 基準マーカー
316 光学通信モデム
316 赤外線LED
318 光ダイオード
320 電子モジュール
322 選択入力機構
324a〜d フィードバック選択LED
326 電源/ステータスLED
230 追跡ディジタイザ・プローブ
330 基準マーカー
330a〜c 基準マーカー
332 光学通信LED
334a ボタン
334b〜b ボタン
336 プローブ先端部
F 大腿骨
T 脛骨

Claims (21)

  1. ワークフローと通信している、手術部位の視野を備えた光学追跡システムを提供するステップと、
    第1の追跡デバイスを前記視野内に導入するステップと、
    前記第1の追跡デバイスに関連する第1の参照メンバーに基づいた前記光学追跡システムを用いて前記第1の追跡デバイスを同定するステップと、
    第1の追跡デバイスの同定に基づいてワークフローにおける第1のステップを決定するステップと、
    前記第1のステップをユーザにグラフィカル・ユーザ・インタフェース上で表示するステップと
    を含む、コンピュータ支援の外科処置中にワークフローを制御する方法。
  2. 前記第1の追跡デバイスが前記視野内に同時にあるままで第2の追跡デバイスを導入するステップと、
    前記第1の追跡デバイスまたは第2の追跡デバイスのうちの少なくとも1つを前記視野から取り除くよう、エラーメッセージを前記ユーザに前記グラフィカル・ユーザ・インタフェース上で表示するステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の追跡デバイスを前記視野から取り除くステップと、
    前記第2の追跡デバイスを前記視野内に導入するステップと、
    前記第2の追跡デバイスに関連する第2の参照メンバーに基づいて前記第2の追跡デバイスを同定するステップと、
    前記第2の追跡デバイスの同定に基づいてワークフローにおける第2のステップを決定するステップと、
    前記第2のステップをユーザにグラフィカル・ユーザ・インタフェース上で表示するステップと
    をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の追跡デバイスが前記視野内になく、かつ前記第2の追跡デバイスも前記視野内にない場合に、ワークフローのメイン・メニューをユーザに前記グラフィカル・ユーザ・インタフェース上で表示するステップ
    をさらに含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1のステップおよび前記第2のステップが逐次的または非逐次的のどちらかである、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1の追跡デバイスが追跡ディジタイザ・プローブであり、前記第2の追跡デバイスが追跡外科デバイスである、請求項4に記載の方法。
  7. ワークフロー中の前記ステップには、前記追跡ディジタイザ・プローブを用いて骨を登録する指示が含まれる、請求項6に記載の方法。
  8. 前記追跡ディジタイザ・プローブのみが前記視野内にある場合に、骨登録を開始するユーザ応答を要求するステップと、
    前記要求に応答するステップと、
    骨を登録するステップであって、前記登録が完了するまでは、前記視野から前記追跡ディジタイザ・プローブを取り除くことで、ワークフローが前記メイン・メニューを表示することを引き起こさないステップと
    をさらに含む、請求項6に記載の方法。
  9. ワークフロー中の前記第2のステップには、前記追跡外科デバイスを用いて骨に対して少なくとも1つの動作を行う指示が含まれる、請求項6に記載の方法。
  10. ワークフロー中の前記第2のステップが、第1の手術モード、第2の手術モード、第3の手術モード、および第4の手術モードを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 骨に対して行う前記少なくとも1つの動作が、少なくとも骨を切断することである、請求項9に記載の方法。
  12. どの骨も登録されていない場合に前記第1の手術モードを開始し、前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースを介して、前記追跡外科デバイスを前記視野から取り除くまたは隠すようユーザに指示するステップと、
    第1の骨および第2の骨が登録されている場合に前記第2の手術モードを開始し、第1の骨および第2の骨に対して少なくとも1つの動作を行うよう、前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースを介して指示を提供するステップと、
    第1の骨のみが登録されている場合に前記第3の手術モードを開始し、第1の骨のみに対して少なくとも1つの動作を行うよう、前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースを介して指示を提供するステップと、
    第2の骨のみが登録されている場合に前記第4の手術モードを開始し、第2の骨のみに対して少なくとも1つの動作を行うよう、前記グラフィカル・ユーザ・インタフェースを介して指示を提供するステップと
    をさらに含む、請求項10に記載の方法。
  13. 第1の骨が大腿骨であり、第2の骨が脛骨である、請求項12に記載の方法。
  14. 前記追跡外科デバイスが、外科計画に従ってピンを大腿骨および脛骨内に挿入するための2−自由度の関節式外科デバイスである、請求項6から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記追跡外科デバイスが、外科計画に従って大腿骨または脛骨から物質を能動的に取り除くための、少なくとも5−自由度の外科ロボットである、請求項6から13のいずれか一項に記載の方法。
  16. グラフィカル・ユーザ・インタフェース上に表示可能な複数のステップを備えた外科ワークフローと通信している、手術部位の視野を備えた光学追跡システムと、
    追跡ディジタイザ・プローブと、
    追跡外科デバイスと
    を含み、
    前記光学追跡システムには、前記プロセッサによって実行された場合に、前記プロセッサが:
    前記追跡システムの前記視野内において前記追跡ディジタイザ・プローブまたは追跡外科デバイスのどちらかの存在または非存在を同定することと、
    前記追跡ディジタイザ・プローブまたは追跡外科デバイスのどちらかの前記同定に基づいて、ワークフローにおけるステップを決定することと、
    前記決定されたステップを前記グラフィカル・ユーザ・インタフェース上に表示するようワークフローに命令することと
    を引き起こす、ソフトウェアで実行可能な指示を備えた、プロセッサが含まれる、
    コンピュータ支援の外科システム。
  17. 前記プロセッサによって実行された場合に、前記プロセッサが:
    前記追跡ディジタイザ・プローブおよび追跡外科デバイスの両方を前記視野で同時に同定することと、
    前記グラフィカル・ユーザ・インタフェース上に、前記追跡ディジタイザ・プローブまたは追跡外科デバイスのうちの少なくとも1つを前記視野から取り除くようユーザに指示するエラーメッセージを表示するようワークフローに命令することと
    を引き起こす、実行可能な指示をさらに含む、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記追跡外科デバイスが、1つまたは複数のピンを骨内に挿入するための2−自由度の関節式外科デバイスである、請求項17に記載のシステム。
  19. 外科計画内にある骨モデルに対して定義された複数の標的平面であって、前記2−自由度の関節式外科デバイスを用いて1つまたは複数のピンを骨内に挿入するための位置を指定している標的平面を備えた外科計画をさらに含む、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記関節式外科デバイスには、ユーザが前記複数の仮想平面間を切り替えることを許可するためのスイッチが含まれる、請求項19に記載のシステム。
  21. 骨内に挿入した1つまたは複数のピンへとアセンブルされる1つまたは複数の切断ガイドであって、外科鋸で骨上に平面切断を行うことを導くためのガイド・スロットを備えている切断ガイドをさらに含む、請求項20に記載のシステム。

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