JP2021514693A - 縫合糸配置装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

縫合装置は、針、縫合糸、細長い本体、アクチュエータ、及び湾曲した針ホルダを具える。針は、尖った第一端、第二端、湾曲した遠位部、及び直線又は湾曲した遠位部よりもより大きな曲率半径を有する直線的な近位部を有する。縫合糸は針と接続される。アクチュエータは、細長い本体に対して針を移動させることが可能な機構を具える。湾曲した針ホルダは、細長い本体の末端部から離れるように延びる又は細長い本体の末端部の一部として設けられる。湾曲した針ホルダは、針を保持するための湾曲した針通路を画定する内面、及び針が湾曲した針ホルダから出る際に通る遠位開口部を具える。針が格納位置にある場合に、針は内面と摩擦係合する。

Description

本開示は、全体として、外科手術及び縫合糸の配置(placement)に関するものであり、より詳しくは、組織の縫合修復装置及び方法に関する。
縫合糸を通すために針を使用する外科的縫合技術は、組織修復の1つのアプローチである。組織を通る針を配置するために使用される装置に針を保持することは、課題となり得る。
上記に鑑み、本発明の縫合装置は、針、縫合糸、細長い本体、アクチュエータ、及び湾曲した針ホルダを具える。針は、尖った第一端、第二端、湾曲した遠位部、及び直線又は湾曲した遠位部よりもより大きな曲率半径を有する直線的な近位部を有する。縫合糸は針と接続される。細長い本体は、基端部と末端部を具える。アクチュエータは、細長い本体に対して針を移動させることが可能な機構を具える。湾曲した針ホルダは、末端部から離れるように延びる又は細長い本体の末端部の一部として設けられる。湾曲した針ホルダは、針を保持するための湾曲した針通路を画定する内面、及び針が格納位置から解放状態に向かって移動するときに針が湾曲した針ホルダから出る際に通る遠位開口部を具える。針は、針が格納位置にある場合に、内面と摩擦係合する。
図1は、縫合装置の斜視図。 図2は、図1の縫合装置の先端の側面図。 図3は、図1の縫合装置の先端の断面図。 図4は、図1の縫合装置の針の側面図。 図5は、針と縫合糸が取外された図1の縫合装置の先端の断面図。
図1には、組織の裂傷を縫合するのに有用であり、多くの異なるタイプの外科手術において使用され得る縫合装置10の例が示されている。縫合装置10は、全体として、アクチュエータボタン12、細長い本体14、及び針ホルダ16を具える。縫合装置10は、筒状リトラクタ又は他の小さな外科用ポータルによって行われる低侵襲外科手術において特に有用であり、図2に示される針20及び縫合糸22を正確に配置し、縫合される対象組織に針20を通し易くする。
図3を参照して、図示された実施形態において針20は、尖った第一端30と第一端30の反対側にある第二端32を有する。図4を参照して、針20は、湾曲した遠位部34と直線的な近位部36を具える。湾曲した遠位部34の長さは、針20の全長の半分以上である。図示された実施形態では、湾曲した遠位部34は、針20の全長の約60%に亘って第一端30から第二端32に向かって延び、直線的な近位部36は、針20の全長の約40%に亘って第二端32から第一端30に向かって延びる。以下により詳しく説明するとおり、針20が針ホルダ16と摩擦係合するのであれば、直線的な近位部36は、針20の全長の40%以下が第二端32から第一端30に向かって延びてもよい。図4を引き続き参照して、直線的な近位部36は、直線的な近位部36の中心軸が線をたどる直線のように示されている。直線的な近位部36は、正確にまっすぐである必要はないが、その代わりに、湾曲した遠位部34よりも大きい、又は非常に大きい曲率半径を有し得る。
図1に戻って参照して、アクチュエータボタン12は、米国特許出願番号15/654878により詳細に記載されているアクチュエータの構成要素であり、簡潔のため、本明細書では詳細に説明しない。図2を参照して、アクチュエータボタン12の操作により、針20は、針ホルダ16に対して前進方向38に移動する。針20は、図3に示されている格納位置から針20が針ホルダ16から解放された解放状態に移動する。針20が解放状態にある場合、外科医は、例えば鉗子で針20を把持し、針20及び縫合糸22を引っ張ることができる。
縫合糸22は針20と接続され、針20の第二端32から延びる。縫合糸22は、既知の縫合糸製造業者から取得してもよい。縫合糸22は針20の第二端32にかしめられてもよい。針20の第二端32に縫合糸22をかしめると、予め曲げられた針が真っ直ぐになり、直線的な近位部36をもたらす。縫合糸22はまた、他の従来の方法で針20と接続されてもよい。
アクチュエータボタン12を具えるアクチュエータは、第一動作位置と第二動作位置の間で動作可能である。アクチュエータの第一動作位置から第二動作位置への移動は、針ホルダ16に対して針20を前進方向38に移動させ、したがって、針20が針ホルダから解放される解放状態に針20を移動させる。図示された実施形態において、及び図3を参照して、アクチュエータは、図示された実施形態では、ニチノールから作ることができるワイヤ40からなる可撓性部分を具える。ワイヤ40は、遠位端42を具え、アクチュエータが第一動作位置から第二動作位置へ移動する場合に、針ホルダ16内で屈曲するように構成されている。
図1に戻って参照して、細長い本体14はハンドル50と接続される。図示された実施形態では、細長い本体14は、カニューレ形で、ワイヤ40を受入れ、内腔(lumen)であってもよいトラック44を画定する。細長い本体14は、図示された実施形態ではバヨネット形状であるが、長手方向軸に沿って真っ直ぐな別の形状であってもよい。細長い本体14は、中間部74によって接続された基端部70及び末端部72を具える。基端部70は、ハンドル50と接続される。図示された実施形態では、針ホルダ16は、細長い本体14に受入れられて細長い本体14と接続され、末端部72から離れるように延びる。代替として、針ホルダ16は、細長い本体14の末端部72の一部として設けられてもよい。細長い本体14は、剛性の金属材料から作られるが、必要に応じて、細長い本体14の少なくとも一部は、可鍛性又は可撓性の材料から作られてもよい。図示された実施形態では、細長い本体14の外径は、基端部70と末端部72との間で一定である。外径は、3.5mm以下であってよく、これにより、非常に細い装置となり、外科手術中の外科医の視界が広がる。中間部74は、基端部70と末端部72の間に配置される。基端部70は、基端部長手方向軸76に沿って延びる。末端部72は、末端部長手方向軸78に沿って延び、この軸は、基端部長手方向軸76から前方向にオフセットされている。図示された実施形態では、末端部長手方向軸78は、基端部長手方向軸76から約25mmオフセットされている。基端部70は、近位屈曲82を介して中間部74に移行し、中間部74は、遠位屈曲84を介して末端部72に移行する。図示された実施形態では、近位屈曲82及び遠位屈曲84はともに内側に135度の角度を有している。
針ホルダ16は、末端部72から延びる又は細長い本体14の末端部72の一部として設けられる。図3を参照して、針ホルダ16は中空の管状部材である。図示された実施形態では、末端部長手方向軸78と位置合わせされた針ホルダ16の一部は、細長い本体14の内側に受入れられる。しかしながら、針ホルダ16は、細長い本体の一部として形成されてもよく、例えば、細長い本体14及び針ホルダ16の両方が、1つの管状のストック材料から作れてもよい。図示された実施形態に示された針ホルダ16は、縫合装置10がその遠位端でJフック構造を有することができるように、一定の針通路半径90(図5)に全体として従う湾曲した針ホルダである。図示された実施形態では、針ホルダ16は、細長い本体14から取外し可能であるようには意図されていない。しかしながら、代替構成において、針ホルダ16は、摩擦嵌合又はバヨネット接続などの機械的な接続を介して細長い本体14と選択的に接続されてもよい。
針ホルダ16は、針通路半径90に従う針通路88を画定し、トラック44と連通する。針通路88は、針ホルダ16の最遠位先端94に隣接する遠位開口部92で終端する。針通路88は、針ホルダ16が末端部長手方向軸78から離れて曲線を描き始める位置と最遠位先端94との間の約140度以下の円弧長さに従う。遠位開口部92は、末端部長手方向軸78から前方向にオフセットされている。図3に示された実施形態では、縫合糸22の少なくとも一部が、針20が針通路88に受入れられ、かつ格納位置にあるときに、針20と針ホルダ16の内面96との間を、針20の第二端32から遠位開口部92に向かって、針通路88に沿って延びる。最遠位先端94は、末端部長手方向軸78から直交する方向に7mm以下の距離だけ末端部長手方向軸78からオフセットされている。低侵襲脊椎手術中に使用される一般的な管状リトラクタは、14mmから22mmの直径を有する。最遠位先端94を末端部長手方向軸78から7mm以下オフセットさせて配置することにより、外科医は、管状リトラクタの中心軸に沿って細長い本体14を配置し、管状リトラクタの側面に接触することなく、中心軸の周りで縫合装置を回転させることができる。
図2を参照するとより明確に分かるように、針ホルダ16は、最遠位先端94に隣接する遠位開口部92に遠位切欠き98を具える。遠位切欠き98は、細長い本体14に向かって基端方向に延びる。遠位切欠き98を設けることにより、針20の第二端32は、針ホルダ16から解放される前に、針ホルダ16の最遠位先端94を通過せずに済む。遠位開口部92のこのような構成はまた、針20の第二端32を遠位開口部92内に挿入し、針ホルダ16に対して針20を前進方向38とは反対の方向に移動させることによって生じる針20及び縫合糸22の針通路88内への装填を容易にする。遠位開口部92の構成はまた、針20の第一端30が対象組織を通過する際に縫合糸22を通過する可能性を減少させる。遠位切欠き98は、針ホルダ16の側面に示されているが、遠位切欠き98は、他の場所に配置されてもよい。遠位切欠き98を設けることにより、遠位開口部92は非円形である。最遠位先端94はまた、丸みを帯びていてもよく、これにより、外科医は、縫合される対象組織をその内側でつかむ又は「引っ掛ける」ことができ、対象組織を針20の(尖った)第一端30で捕らえてなくとも、最遠位先端94で対象組織にくぼみを作ることができる。
針ホルダ16はまた、周縁部104によって画定され遠位開口部92から間隔をおいて配置された近位孔102を具える。側面図では、近位孔102は、末端部長手方向軸78に沿って細長い。図示された実施形態では、近位孔102は、針通路半径90の中心に最も近い針ホルダ16の側面を通って配置され、その場所において、近位孔102は、針ホルダ16の内側の側面を通って延びる。近位孔102の下端106は、針20が格納位置にあるときに針20の第二端32が存在する位置の近くに配置される。近位孔102の上端108は、ワイヤ40の遠位端42から上方に(すなわち、ハンドル50に向かって)配置される。
針ホルダ16に対する針20の意図しない動きを抑制するために、針通路88内に針20を保持するための針保持器を設けてもよい。そのような針保持器の一例が、図2に透明で示されている可撓性シース114である。可撓性シース114は、針ホルダ16を取囲み、近位孔102の下端106に隣接する下端116で終端する。可撓性シース114は、近位孔102内に延び、針20が格納位置で針通路88に受入れられる場合に、針20の第二端32を針ホルダ16の内面96に対して保持する。可撓性シース114の全体が弾力性のある材料から作られていてもよいし、可撓性シース114の近位孔102を通って針通路88内に延びる部分が弾力性のある材料から作られていてもよい。
可撓性シース114は、近位孔102の周縁104と一致してもよく、ワイヤ40の遠位端42及び針20の第二端32を、針ホルダ16の内面96の外側、すなわち、針通路半径90の中心から最も遠く離れた内面96の側面に向かって押してもよい。可撓性シース114は、トラック44及び針通路88の断面積、すなわち、内径を効果的に減少させ、ワイヤ40の遠位端42を針20に向かって移動させる場合に、ワイヤ40の遠位端42を針20の第二端32に向かって案内するように作用する。アクチュエータが第一動作位置から第二動作位置に移動する場合、図示された実施形態のワイヤ40は、可撓性シース114の保持力に打ち克って針20の第二端32を押圧し、針20を前進方向38に移動させる。
針20が格納位置にあるとき、針20は針ホルダ16の内面96に接し、針ホルダ16に対する針20の意図しない動きを抑制する。針20は、針20の長さ、すなわち、円弧の長さに沿って少なくとも3つの異なる位置、例えば、第一位置124、第二位置126、及び第三位置128で内面96に接しており、これらは図3に示されている。第一位置124は、針20の第二端32に隣接して配置される。第二位置126は、針20の第二端32から第一端30に向かってオフセットされて配置される。第3の位置168は、針20の第一端30から第二端32に向かってオフセットされて配置される。第一位置124及び第三位置128は、針20の外側表面、すなわち、針通路半径90の中心から最も遠く離れた針20の表面に配置される(図5)。第二位置126は、針通路半径90の中心に対して針20の内側表面に沿っている。第一位置124及び第二位置126は、針20の直線的な近位部36(図4)に沿って配置され、第三位置128は、針20の湾曲した遠位部34に沿って配置される。
針通路半径90と同様の湾曲した針半径130(図4)を有し得る湾曲した遠位部34(図4)、及び直線的な近位部36を針20に設けることにより、針20を針ホルダ16内に押込むことができる。3つの接触位置124、126、128は、針20がワイヤ40によって押されるまで、針20を格納位置に保持して安定させる。例えば、湾曲した遠位部34は、3.4mmの湾曲した針半径130、及び4.0mmの針通路半径90を有してもよく、その結果、湾曲した針半径130は針通路半径90の約85%となる。また、直線的な近位部36は、針20が針ホルダ16の内面96と摩擦係合するように、針20の全長の少なくとも約40%であってもよいし、そうでなくてもよい。しかしながら、十分に長く第二端32から延びている。また、針20は、針通路88の内径の少なくとも40%の最大外径を有してもよく、これにより、針20を針通路88内に容易に保持することができる。また、針20は、針通路88の内径の90%を超えない外径を有してもよく、これにより、針通路88は、針20と縫合糸22の両方を収容することができる。
種々の上記で開示された特徴及び機能並びに他の特徴及び機能、又はそれらの代替や変形は、多くの他の異なるシステムやアプリケーションと望ましく組み合わされてもよい。また、当業者によって、各種の現在思いがけない又は予期しない変形例、修正、変種若しくは改善がなされ得るであろうが、それらは、以下の請求項に含まれることが意図されている。

Claims (20)

  1. 尖った第一端、第二端、湾曲した遠位部、及び直線又は前記湾曲した遠位部よりもより大きな曲率半径を有する直線的な近位部を有する針と、
    該針と接続された縫合糸と、
    基端部と末端部を具える細長い本体と、
    該細長い本体に対して前記針を移動させることが可能な機構を具えるアクチュエータと、
    前記細長い本体の前記末端部から離れるように延びる又は前記細長い本体の前記末端部の一部として設けられた湾曲した針ホルダとを具え、該湾曲した針ホルダが前記針を保持するための湾曲した針通路を画定する内面、及び前記針が格納位置から解放状態に向かって移動するときに前記針が前記湾曲した針ホルダから出る際に通る遠位開口部を具え、
    前記針が前記格納位置にある場合に、前記針が前記湾曲した針ホルダの前記内面と摩擦係合する、
    縫合装置。
  2. 前記針の前記直線的な近位部の長さが前記針の全長の半分より短い、請求項1の縫合装置。
  3. 前記針の前記直線的な近位部の長さが前記針の全長の少なくとも20%である、請求項2の縫合装置。
  4. 前記針の前記直線的な近位部の長さが前記針の全長の少なくとも40%である、請求項2の縫合装置。
  5. 前記針が前記格納位置にある場合に、前記針が前記針に沿った少なくとも3つの異なる位置で前記湾曲した針ホルダの前記内面に接する、請求項1の縫合装置。
  6. 前記針が該針に沿った第一位置、第二位置、及び第三位置で前記湾曲した針ホルダの前記内面に接し、前記第一位置が前記針の前記第二端に隣接して配置され、前記第二位置が前記針の前記第二端から前記針の前記第一端に向かってオフセットされて配置され、前記第三位置が前記針の前記第一端から前記針の前記第二端に向かってオフセットされて配置されている、請求項5の縫合装置。
  7. 前記第一位置及び前記第三位置が前記針の外側表面に配置され、前記第二位置が前記針の内側表面に沿っており、前記針の前記外側表面と前記内側表面が前記湾曲した針通路の曲率半径の中心に対して配置されている、請求項6の縫合装置。
  8. 前記針が前記格納位置にある場合に、前記針の前記第一端が前記湾曲した針ホルダの最遠位先端において前記湾曲した針ホルダの前記内面からオフセットされている、請求項1の縫合装置。
  9. 前記湾曲した針通路が前記湾曲した針ホルダが前記縫合装置の長手方向軸から離れて曲線を描き始める位置と前記湾曲した針ホルダの最遠位先端との間の140度以下の円弧長さに従う、請求項1の縫合装置。
  10. 前記湾曲した針ホルダが前記遠位開口部において前記細長い本体に向かって基端方向に延びる遠位切欠きを具える、請求項1の縫合装置。
  11. 前記針が前記格納位置で前記湾曲した針通路に受入れられている場合に、前記縫合糸の少なくとも一部が前記針と前記湾曲した針ホルダの前記内面との間を、前記針の前記第二端から前記遠位開口部に向かって、前記湾曲した針通路に沿って延びる、請求項1の縫合装置。
  12. 前記湾曲した針ホルダが前記湾曲した針通路内に延びる近位孔を具え、該近位孔が前記遠位開口部から間隔を置いて配置されている、請求項1の縫合装置。
  13. 前記針が前記格納位置にある場合に、前記湾曲した針ホルダと前記針を係合させ、前記遠位開口部に向かって前記針が移動しないように構成された針保持器を具え、該針保持器の一部が前記近位孔を通って前記湾曲した針通路に延びる、請求項12の縫合装置。
  14. 前記近位孔を通って前記湾曲した針通路に延びる前記針保持器の前記一部が弾性材料から作られている、請求項13の縫合装置。
  15. 前記針保持器の全体が前記弾性材料から作られている、請求項14の縫合装置。
  16. 前記針保持器が、前記湾曲した針ホルダを囲み、前記近位孔内に延びる下端で終端する可撓性シースである、請求項15の縫合装置。
  17. 前記針保持器が、前記湾曲した針ホルダを囲み、前記近位孔の周縁と一致し、前記近位孔内に延びる可撓性シースである、請求項13の縫合装置。
  18. 前記アクチュエータが第一動作位置から第二動作位置に向かって移動すると、前記針は前記格納位置から前記解放状態に向かって移動し、前記アクチュエータがワイヤを具え、前記アクチュエータが前記第一動作位置にある場合に、前記湾曲した針通路内に延びる前記近位孔に前記ワイヤの遠位端が存在する、請求項17の縫合装置。
  19. 前記可撓性シースが、前記ワイヤと前記針の前記第二端を、前記湾曲した針ホルダの前記内面に対して同じ方向に押圧する、請求項18の縫合装置。
  20. 前記可撓性シースが、前記ワイヤと前記針の前記第二端を、前記湾曲した針通路の曲率半径の中心から最も遠く離れた前記湾曲した針ホルダの前記内面の側面に向かって押圧する、請求項18の縫合装置。
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