JP2021512889A - ソマトスタチンモジュレーターおよびその使用 - Google Patents

ソマトスタチンモジュレーターおよびその使用 Download PDF

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Abstract

本明細書には、ソマトスタチンモジュレーターである化合物、上記化合物を作る方法、上記化合物を含む医薬組成物と製剤、およびソマトスタチン活性の調節から利益を得ることになる疾病、疾患、または障害の処置において上記化合物を使用する方法が記載されている。
【選択図】なし

Description

関連出願
本出願は、2018年2月12日に出願された米国仮特許出願第62/629,377号;2018年5月17日に出願された米国仮特許出願第62/673,042号、および、2018年8月29日に出願された米国仮特許出願第62/724,421号の利益を主張するものであり、これらは各々、その全体が引用によって本明細書に組み込まれる。
連邦政府が支援する研究に関する陳述
本発明は、国立衛生研究所によって、SBIR 1R44DK115290−01で米国政府の支援を受けて作られた。政府は本発明において一定の権利を有している。
本明細書には、ソマトスタチンモジュレーターである化合物、上記化合物を作る方法、上記化合物を含む医薬組成物と製剤、およびソマトスタチン活性を調節することから利益を得ることになる疾病、疾患、または障害の処置において上記化合物を使用する方法が記載されている。
ソマトスタチンは、内分泌系を調節し、かつ、Gタンパク質共役ソマトスタチン受容体との相互作用および多くの第2のホルモンの放出の阻害を介して神経伝達と細胞増殖に影響を与える、ペプチドホルモンである。6つのソマトスタチン受容体タンパク質のサブタイプが同定されており(SSTR1、SSTR2a、SSTR2b、SSTR3、SSTR4、SSTR5)、5つの様々なソマトスタチン受容体遺伝子によってコードされる。特別のソマトスタチン受容体のサブタイプあるいはその組み合わせの調節は、ソマトスタチン活性の調節から利益を得ることになる疾病、疾患、あるいは障害の処置に魅力的である。
本明細書に記載される化合物は、ソマトスタチンモジュレーター化合物である。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される化合物は、ソマトスタチン受容体のサブタイプのタンパク質の1つ以上を調節する。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される化合物は、1つのソマトスタチン受容体のサブタイプを調節する。いくつかの実施形態において、本明細書で記載される化合物は、SST5受容体を調節する。デポー注射として製剤されたオクトレオチド、ランレオチド、およびパシレオチド(pasireotide)などのソマトスタチンペプチドアナログは、成長ホルモン(GH)を分泌する腺腫、膵臓神経内分泌腫瘍、およびカルチノイド腫瘍の処置のためにホルモンレベルを正規化するために慣例的に使用される。オクトレオチドは、個体が異常に高いレベルのインスリンを有する疾病であり、低血糖(低血糖症)の頻繁なエピソードを引き起こす、先天性高インスリン症(CHI、しばしば幼児期の先天性高インスリン症、あるいは幼児期の持続性の高インスリン血症性低血糖とよばれる)の処置として使用されることも報告されている。これらのペプチド薬物のデボー製剤は極めて高価であり、注入部位の反応を引き起こし得る痛みを伴う注射のために、医師の元に頻繁に通うことを強いられる。本明細書に記載される化合物は、ペプチドアナログとは構造上異なる分子である。本明細書に記載される化合物は、インスリン分泌を阻害し、グルコース放出を促し、にGH分泌も阻害するソマトスタチン受容体サブタイプ5(SSTR5)を選択的に活性化するソマトスタチンモジュレーターである。
一態様において、式(I)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、エナンチオマー、またはプロドラッグが本明細書に記載されており:
Figure 2021512889
式中、
とRは独立して、H、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換のC−Cシクロアルキル、あるいは1つのO原子を有する置換または非置換のC−Cヘテロシクロアルキルであり;
Lは存在しないか、−C(R)(R)−であり;
とRは独立して、H、あるいは置換または非置換のC−Cアルキルであり;
は、H、−OH、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cアルコキシ、あるいは置換または非置換のC−Cヘテロアルキルであり;
はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、−OR17、−N(R17、−CN、−CO17、−C(=O)N(R17、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換の単環式の炭素環、あるいは置換または非置換の単環式の複素環であり;
はHまたは−NRであり;
は、H、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、あるいは置換または非置換のC−Cシクロアルキルであり;
は、H、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、あるいは置換または非置換のC−Cシクロアルキルであり;
はNまたはC−Rであり;
は、H、F、Cl、Br、−CN、−N(R17、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cアルコキシ、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルコキシ、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、あるいは置換されたC−Cシクロアルキルであり;
はC−R10またはNであり;
はC−R11またはNであり;
10、各R11とR12はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cアルケニル、置換または非置換のC−Cアルキニル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換の単環式の炭素環、置換または非置換の単環式の複素環、−CN、−OR17、−CO17、−C(=O)N(R17、−N(R17、−NR17C(=O)R18、−NR17C(=O)OR18、−NR17C(=O)N(R17、−C(R17)=N−OR17、−SR17、−S(=O)R17、−SO17、あるいは−SON(R17であり;
13は、H、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、あるいは置換または非置換のC−Cシクロアルキルであり;
とXは独立してCR14またはNであり;
14はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換の単環式の炭素環、置換または非置換の単環式の複素環、−CN、−OR17、−CO17、−C(=O)N(R17、−N(R17、−NR17C(=O)R18、−NR17C(=O)OR18、−NR17C(=O)N(R17、−C(R17)=N−OR17、−SR17、−S(=O)R17、−SO17、あるいは−SON(R17であり;
はCR15またはNであり;
15とR16は独立して、H、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換の単環式の炭素環、置換または非置換の単環式の複素環、−CN、−OR17、−CO17、−C(=O)N(R17、−N(R17、−NR17C(=O)R18、−NR17C(=O)OR18、−NR17C(=O)N(R17、−C(R17)=N−OR17、−SR17、−S(=O)R17、−SO17、あるいは−SON(R17であり;
17はそれぞれ独立して、H、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換のC−Cシクロアルキル、置換または非置換の単環式のC−Cヘテロシクロアルキル、置換または非置換のフェニル、および置換または非置換の単環式のヘテロアリールから選択され;
あるいは、同じN原子上の2つのR17は、それらが結合するN原子と一体となって、置換または非置換のN含有複素環を形成し;
18はそれぞれ独立して、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換のC−Cシクロアルキル、置換または非置換の単環式のC−Cヘテロシクロアルキル、置換または非置換のフェニル、および置換または非置換の単環式のヘテロアリールから選択され;
mは0、1、または2であり;および、
nは0または1である。
様々な変形について上に記載される基の任意の組み合わせが、本明細書で考慮される。明細書全体にわたって、基とその置換基は、安定した部分と化合物を提供するために当業者によって選択される。
同様に、本明細書には、本明細書に記載される化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、または溶媒和物、および少なくとも1つの薬学的に許容可能な賦形剤を含む、医薬組成物が記載される。いくつかの実施形態において、医薬組成物は、静脈内投与、皮下投与、経口投与、吸入、経鼻投与、皮膚投与、または経眼投与による哺乳動物への投与のために製剤される。いくつかの実施形態において、医薬組成物は経口投与による哺乳動物への投与のために製剤化される。いくつかの実施形態において、医薬組成物は、錠剤、丸剤、カプセル、液体、懸濁液、ゲル、分散剤、溶液、エマルジョン、軟膏、またはローション剤の形態である。いくつかの実施形態において、医薬組成物は、錠剤、丸剤、またはカプセルの形態である。
同様に、本明細書には、ソマトスタチン受容体活性の調節から恩恵を受けることになる哺乳動物の疾患または疾病を処置する方法が記載され、上記方法は、小分子非ペプチジル化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、または溶媒和物を、それを必要としている哺乳動物に投与する工程を含む。いくつかの実施形態において、小分子非ペプチジル化合物は経口的に投与される。いくつかの実施形態において、小分子非ペプチジル化合物は、本明細書に記載されるような化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物である。いくつかの実施形態において、小分子非ペプチジル化合物は、本明細書に記載されるようなSSTR5モジュレーター、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物である。いくつかの実施形態において、疾患または疾病は、持続性または再発性の高インスリン血症、低血糖症、先端巨大症、神経内分泌腫瘍、インスリノーマ、クッシング病、眼の疾患または疾病、癌、疼痛、神経変性疾患または疾病、炎症性疾患または疾病、精神疾患または疾病、あるいはこれらの組み合わせである。
前述の態様のいずれかにおいて、さらなる実施形態では、式(I)の有効な量の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩は:(a)哺乳動物に全身に投与され、および/または、(b)哺乳動物に経口で投与され、および/または、(c)哺乳動物に静脈内投与され、および/または、(d)吸入によって投与され、および/または、(e)経鼻投与によって投与され、あるいは、および/または、(f)哺乳動物へ注入によって投与され、および/または、(g)哺乳動物に局所的に投与され、および/または、(h)点眼によって投与され、および/または、(i)哺乳動物に直腸で投与され、および/または、(j)哺乳動物に非全身的にあるいは局所的に投与される。
前述の態様のいずれかにおいて、有効な量の化合物の単回投与を含むさらなる実施形態は、化合物が哺乳動物へ一日に一度投与されるか、または化合物が1日のスパンにわたって哺乳動物に複数回投与されるさらなる実施形態を含んでいる。いくつかの実施形態において、化合物は連続的な投薬スケジュールで投与される。いくつかの実施形態において、化合物は、連続的な毎日の投薬スケジュールで投与される。
本明細書に開示された実施形態のいずれかにおいて、哺乳動物はヒトである。
いくつかの実施形態において、本明細書に提供される化合物はヒトに経口的に投与される。
パッケージング材料と、パッケージング材料内の式(I)、あるいはその薬学的に許容可能な塩と、化合物あるいは組成物、またはその薬学的に可能な塩、互変異性体、薬学的に許容可能なN−オキシド、薬学的に許容可能な代謝物、薬学的に許容可能なプロドラッグ、もしくは薬学的に許容可能な溶媒和物が、1つ以上のソマトスタチン受容体サブタイプのタンパク質を調節するために、あるいは、1つ以上のソマトスタチン受容体サブタイプのタンパク質の調節から利益を得ることになる疾患または疾病の1つ以上の症状の処置、予防、または改善のために使用されるということを示すラベルとを含む製品が提供される。
本明細書に記載される化合物、方法、および組成物の他の目標、特徴、および利点は、以下の詳細な記載から明らかとなる。しかしながら、本開示の趣旨と範囲内の様々な変化と修飾が詳細な記載から当業者に明らかとなるため、詳細な記載と特定の実施例は特定の実施形態を示しつつも、一例として与えられるものに過ぎないことが、理解されよう。
ソマトトロピン放出抑制因子(SRIF)としても知られているソマトスタチン(SST)は当初、ヒツジの視床下部から、14のアミノ酸ペプタイドとして単離された(Brazeau et al.,Science 179,77−79,1973)。14のアミノ酸ソマトスタチンと同様の生物学的活性を有するN末端伸長した28のアミノ酸ペプチドがその後、単離された(Pradayrol et,al.,FEBS Letters,109,55−58,1980;Esch et al.,Proc. Natl. Acad.Sci.USA,77,6827−6831,1980)。SSTは、他の神経ペプチド、神経伝達物質、ホルモン、サイトカイン、および成長因子に応答して複数の細胞型によって産生された調節ペプチドである。SSTはその標的細胞に影響を与えるために内分泌経路とパラクリン経路の両方によって作用する。これらの効果の多くは、他のホルモン、最も顕著には成長ホルモン(GH)の分泌の阻害に関連する。それらは、中枢神経系(CNS)と腸の多種多様な細胞型によって産生され、抗増殖性の他の多くのホルモンと同様に、成長ホルモン(GH)、インスリン、グルカゴンの分泌の調節を含む複数の機能を有する。
ソマトスタチンのこうした多面的な作用は、6つのソマトスタチン受容体タンパク質(SSTR1、SSTR2a、SSTR2b、SSTR3、SSTR4、SSTR5)によって媒介する。6つのソマトスタチン受容体タンパク質は、5つの様々なソマトスタチン受容体遺伝子によってコードされる(Reisine and Bell, Endocr Rev. 16, 427−442, 1995; Patel and Srikant, Trends Endocrinol Metab 8, 398−405, 1997)。すべての受容体はGPCRスーパーファミリーのAクラスのサブグループのメンバーである。
ソマトスタチン受容体サブタイプのいずれか1つ、またはその組み合わせを選択的に調節することは可能である。いくつかの実施形態において、他のソマトスタチン受容体サブタイプに対してソマトスタチン受容体サブタイプのいずれか1つを選択的に調節することは、様々な臨床応用で望まれない副作用を減少させる。
一態様では、本明細書に記載される化合物は、SSTR5のモジュレーターである。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される化合物は、他のソマトスタチン受容体に対してSSTR5の活性を選択的に調節する。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される化合物は、ソマトスタチンモジュレーターを用いる処置を必要とする哺乳動物への経口投与に対応可能である。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるソマトスタチン受容体モジュレーターは、広範囲な治療用途に有用性を備える。いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるソマトスタチン受容体モジュレーターは、限定されないが、先端巨大症、神経内分泌腫瘍、および高インスリン症などの様々な疾患あるいは疾病の処置で使用される。いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるソマトスタチン受容体モジュレーターは、哺乳動物の高インスリン症の処置で使用される。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるソマトスタチン受容体モジュレーターは、哺乳動物において様々なホルモンおよび栄養因子の分泌を阻害する。いくつかの実施形態において、化合物は、限定されないが、GH、IGF−1、およびインスリンなどの特定の内分泌腺の分泌を抑えるために使用される。特定の内分泌腺の分泌の抑制は、先端巨大症、高インスリン症、カルチノイド、VIP産生腫瘍、インスリノーマ、およびグルカゴノーマなどの内分泌腺の腫瘍などの病気の処置に役立つ。いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるソマトスタチン受容体モジュレーターは、膵臓、胃、および腸における外分泌腺の分泌を抑えるために、膵臓炎、瘻孔、出血性潰瘍、およびAIDSまたはコレラのような疾患に関連する下痢などの病気の処置に使用される。本明細書に記載される化合物の投与によって処置され得る、IGF−1などの栄養因子(複数の内分泌腺因子と同様に)のオートクリンまたはパラクリンの分泌に関与する病気としては、乳房、前立腺、および肺(小細胞および非小細胞の両方の類表皮)の癌に加え、肝細胞癌、神経芽細胞腫、インスリノーマ、結腸と膵臓の腺癌(管型)、軟骨肉腫、および黒色腫、網膜症、ならびに血管形成術後の人工血管と再狭窄に関連するアテローム動脈硬化症が挙げられる。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるソマトスタチン受容体モジュレーターは、神経原性炎症(例えば、P物質またはタキキニン)のメディエーターを抑制するために使用され、関節リウマチ;乾癬;日焼け、湿疹、あるいは他の源のかゆみに関連する局所的な炎症;炎症性腸疾患;過敏性腸症候群;喘息および他の呼吸器疾患を含むアレルギーの処置で使用され得る。他のいくつかの実施形態において、本明細書に記載されるソマトスタチン受容体モジュレーターは、中枢神経系において神経調節物質として機能し、アルツハイマー病、および痴呆、疼痛、ならびに頭痛の他の形態の処置に役立つ。いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるソマトスタチン受容体モジュレーターは、肝硬変と食道静脈瘤を含む内臓血流を含む障害において細胞保護作用を提供する。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるソマトスタチン受容体モジュレーターは、哺乳動物の高インスリン血症を処置するために使用される。高インスリン血症は、限定されないが、間に変動する低血糖症または低血糖、糖尿病あるいは高レベルと低レベルの間で変動する制御されない血糖、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)のリスクの増加、超低密度リポタンパク質(VLDL)(高トリグリセリド血症と呼ばれる)の産生の増加、心血管あるいは心臓病のリスクの増加、冠動脈疾患(高インスリンレベルは冠動脈を覆う内皮細胞を破損する)、高血圧症または高血圧、不活発な甲状腺、体重増加、および嗜眠などのいくつかの疾病を引き起こす。
高インスリン症は、ヒトまたは動物の血液中のインスリンの正常を超えるレベルを指す。正常なインスリン分泌および血中濃度は、血液中のグルコースのレベルと密接な関係にあり、所定のレベルのインスリンは、1つの血糖値にとって正常であり得るが、別の血糖値にとっては低くも高くもなり得る。高インスリン症は、いくつかのタイプの医学的な問題に関連し得、それは、2つの広範で、かつ大部分が重複しないカテゴリー:インスリンと高血糖値に対する感度の低下に対する傾向があるもの(高血糖症)と、過剰なインスリン分泌および低血糖値に対する傾向があるもの(低血糖症)におおよそ分類され得る。
高インスリン血症性低血糖(HH)は、幼児の持続性低血糖症の最も頻繁な原因の1つである。それは、膵臓のβ−細胞のインスリン分泌の増加によって引き起こされた異質な疾病である。HHは、無呼吸、発作、発達の遅れ、学習不全、癲癇、および死亡さえも引き起こすことがあり得る。HHのもっとも重篤な形態は遺伝性であり、先天性高インスリン症(CHI)と呼ばれる。多くの珍しい疾患と同様に、限定されないがジアゾキシドとオクトレオチドを含む使用に適合した薬物もあるが、CHIを抱える患者に特別に合った薬物は存在しない。
膵臓はソマトスタチン作用の主要な部位であり、それは、グルコースホメオスタシスを制御する2つの主要なホルモン:グルカゴンとインスリンの合成と分泌を阻害する。異なるソマトスタチン受容体のサブタイプはこれらの重要なプロセスを制御する:sst2受容体はグルカゴンを抑制し、一方で、sst2とsst5の両方がインスリンの抑制の責任を負う。
過剰な内因性のインスリンによる低血糖症は先天性でも後天性でもあり得、生まれたばかりの時期あるいはその数年後に明らかとなることもあり得る。低血糖症は重篤で生命を脅かすこともあれば、あるいは軽症でたまに不愉快になる程度のものもある。重篤であるが一時的な高インスリン血症性低血糖の極めて最も一般的なタイプは、インスリンを摂取する1型糖尿病の人で偶然に生じる。
内因性のインスリンによる低血糖症としては、限定されないが、先天性高インスリン症、一時的な新生児の高インスリン症、限局的な高インスリン症(KATPチャネル障害)、びまん性高インスリン症、高インスリン症の後天性の形態、インスリノーマ(インスリンを分泌する腫瘍)、成人の膵島細胞症、自己免疫性のインスリン症候群、非インスリノーマの膵臓由来の低血糖症、反応性低血糖、胃バイパス手術の副作用、あるいは胃のダンピング症候群が挙げられる。
薬物誘発性高インスリン症は、限定されないが、スルホニル尿素、アスピリン、ペンタミジン、キニーネ、ジソピラミド、百日咳菌ワクチンまたは感染、D−キロ−イノシトールおよびミオ−イノシトールなどの特定の薬物に対する暴露に起因する。
外因性(注入された)インスリンによる低血糖症としては、限定されないが、糖尿病の処置(つまり、糖尿病性低血糖症)のために自己注射されたインスリン、内密に自己注射されたインスリン(例えば、ミュンヒハウゼン症候群)、自殺未遂または自殺における自己注射されたインスリン、インスリン増強作用治療、およびうつ病処置のためのインスリン誘導性の昏睡が挙げられる。
化合物
その薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ、活性代謝物、および薬学的に許容可能な溶媒和物を含む式(I)の化合物は、ソマトスタチン受容体モジュレーターである。いくつかの実施形態において、その薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ、活性代謝物、および薬学的に許容可能な溶媒和物を含む式(I)の化合物は、SST5受容体モジュレーターである。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される化合物は、SST2受容体活性よりもSST5受容体活性の調節において、少なくとも10倍、少なくとも15倍、少なくとも20倍、少なくとも30倍、少なくとも40倍、少なくとも50倍、少なくとも100倍、少なくとも200倍、少なくとも300倍、少なくとも400倍、あるいは500倍を超えて選択的である。
一態様において、式(I)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、個々のエナンチオマー、またはプロドラッグが本明細書で提供され:
Figure 2021512889
式中、
とRは独立して、H、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換のC−Cシクロアルキル、あるいは1つのO原子を有する置換または非置換のC−Cヘテロシクロアルキルであり;
Lは存在しないか、−C(R)(R)−であり;
とRは独立して、H、あるいは置換または非置換のC−Cアルキルであり;
は、H、−OH、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cアルコキシ、あるいは置換または非置換のC−Cヘテロアルキルであり;
はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、−OR17、−N(R17、−CN、−CO17、−C(=O)N(R17、置換または非置換のC−Cアルキル、および、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換の単環式の炭素環、あるいは置換または非置換の単環式の複素環であり;
はHまたは−NRであり;
は、H、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、あるいは置換または非置換のC−Cシクロアルキルであり;
は、H、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、あるいは置換または非置換のC−Cシクロアルキルであり;
はNまたはC−Rであり;
は、H、F、Cl、Br、−CN、−N(R17、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cアルコキシ、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルコキシ、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、あるいは置換されたC−Cシクロアルキルであり;
はC−R10またはNであり;
はC−R11またはNであり;
10、各R11とR12はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cアルケニル、置換または非置換のC−Cアルキニル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換の単環式の炭素環、置換または非置換の単環式の複素環、−CN、−OR17、−CO17、−C(=O)N(R17、−N(R17、−NR17C(=O)R18、−NR17C(=O)OR18、−NR17C(=O)N(R17、−C(R17)=N−OR17、−SR17、−S(=O)R17、−SO17、あるいは−SON(R17であり;
13は、H、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、あるいは置換または非置換のC−Cシクロアルキルであり;
とXは独立してCR14またはNであり;
14はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換の単環式の炭素環、置換または非置換の単環式の複素環、−CN、−OR17、−CO17、−C(=O)N(R17、−N(R17、−NR17C(=O)R18、−NR17C(=O)OR18、−NR17C(=O)N(R17、−C(R17)=N−OR17、−SR17、−S(=O)R17、−SO17、あるいは−SON(R17であり;
はCR15またはNであり;
15とR16は独立して、H、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換の単環式の炭素環、置換または非置換の単環式の複素環、−CN、−OR17、−CO17、−C(=O)N(R17、−N(R17、−NR17C(=O)R18、−NR17C(=O)OR18、−NR17C(=O)N(R17、−C(R17)=N−OR17、−SR17、−S(=O)R17、−SO17、あるいは−SON(R17であり;
17はそれぞれ独立して、H、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換のC−Cシクロアルキル、置換または非置換の単環式のC−Cヘテロシクロアルキル、置換または非置換のフェニル、および置換または非置換の単環式のヘテロアリールから選択され;
あるいは、同じN原子上の2つのR17は、それらが結合するN原子と一体となって、置換または非置換のN含有複素環を形成し;
18はそれぞれ独立して、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換のC−Cシクロアルキル、置換または非置換の単環式のC−Cヘテロシクロアルキル、置換または非置換のフェニル、および置換または非置換の単環式のヘテロアリールから選択され;
mは0、1、または2であり;および、
nは0または1である。
実施形態のいずれかあるいはすべてについて、置換基は列挙された代替物の部分集合の中から選択される。例えば、いくつかの実施形態において、Lは存在しないか、または−C(R)(R)−である。他の実施形態では、Lは存在しない。いくつかの他の実施形態では、Lは存在しないか、または−CH−である。
いくつかの実施形態において、nが1であるとき、Lは存在せず;および、nが0または1であるとき、Lは−C(R)(R)−である。いくつかの実施形態において、nが1であるとき、Lは存在せず;および、nが0であるとき、Lは−C(R)(R)−である。いくつかの実施形態において、nが1であるとき、Lは存在しない。いくつかの実施形態において、nが0であるとき、Lは−C(R)(R)−である。
いくつかの実施形態において、RはHであり;Rは、H、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換のC−Cシクロアルキル、あるいは1つのO原子を有する置換または非置換のC−Cヘテロシクロアルキルであり;Lは存在しないか、−C(R)(R)−であり;RとRは独立して、H、−CH、あるいは−CHCHである。
いくつかの実施形態において、RはHであり;Rは、−CH、−CHCH、−CHCHF、−CHCHF、−CHCF、−CHCHOCH、−CHCHNH、−CHCHNHCH、−CHCHN(CH、−CHCHCH、−CH(CH、シクロプロピル、CHCHCHOCH、−CHCHCHCH、−CHCH(CH、−CH(CH)(CHCH)、−C(CH、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、あるいはテトラヒドロピラニルであり;Lは存在しないか、−C(R)(R)−であり;RとRは独立して、Hあるいは−CHである。
いくつかの実施形態において、RはHであり;RはHであり;Lは存在しない。
いくつかの実施形態において、RはHまたは−NRであり;Rは、H、C−Cアルキル、C−Cフルオロアルキル、C−Cヘテロアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり;Rは、H、C−Cアルキル、C−Cフルオロアルキル、C−Cヘテロアルキル、あるいはC−Cシクロアルキルである。
いくつかの実施形態において、RはHまたは−NRであり;Rは、H、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CH(CH、−CHCHCHCH、−CHCH(CH、−CH(CH)(CHCH)、−C(CH、−CHCHOH、−CHCHOCH、または−CHCNであり;Rは、H、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CH(CH、−CHCHCHCH、−CHCH(CH、−CH(CH)(CHCH)、−C(CH、−CHCHOH、−CHCHOCH、−CHCN、または−CHCFである。いくつかの実施形態において、RはHまたは−NRであり;RはH、−CH、または、−CHCHであり;RはH、−CH、または、−CHCHである。
いくつかの実施形態において、RはHである。
いくつかの実施形態において、RはHである。
いくつかの実施形態において、RはH、−OH、またはC−Cアルキルである。いくつかの実施形態において、RはH、−OH、−CH、または−CHCHである。
いくつかの実施形態において、化合物は、式(II)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを有する:
Figure 2021512889
いくつかの実施形態において、化合物は、式(IIa)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを有する:
Figure 2021512889
いくつかの実施形態において、Rはそれぞれ独立して、H、ハロゲン、−OR17、−N(R17、−CN、−CO17、−C(=O)N(R17、置換または非置換のC−Cアルキル、および、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換のフェニル、あるいは置換または非置換の単環式の5員または6員の複素環である。
いくつかの実施形態において、Rはそれぞれ独立して、H、F、Cl、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCF、−NH、−NHCH、−N(CH、−CN、−C(=O)OCH、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH、−CH、−CHCH、−CHOH、−CHOCH、−CHNH、−CHNHCH、−CHN(CH、−CHCN,−CHF、−CHF、−CF、または−CHCFである。
いくつかの実施形態において、Rはそれぞれ独立して、H、F、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCF、−NH、−NHCH、−N(CH、−CN、−C(=O)OCH、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH、−CH、−CHCH、−CHOH、−CHOCH、−CHCN、または−CFである。いくつかの実施形態において、Rはそれぞれ独立して、H、F、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCF、−CH、−CHCH、−CHOH、または−CHOCHである。いくつかの実施形態において、RはそれぞれHまたは−OHである。いくつかの実施形態において、RはそれぞれHである。
いくつかの実施形態において、化合物は、式(III)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを有する:
Figure 2021512889
いくつかの実施形態において、R13はHまたはC−Cアルキルであり;XはNまたはC−Rであり;Rは、H、F、Cl、Br、−CN、−N(R17、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cフルオロアルキル、あるいはC−Cフルオロアルコキシである。
いくつかの実施形態において、R13はH、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CH(CH、−CHCHCHCH、または−CHCH(CHである。
いくつかの実施形態において、RはH、F、Cl、Br、−CN、−CH、−OCH、−NH、−NHCH、−N(CH、−CHCH、−CHCHCH、−CH(CH、−CHCHCHCH、−CHCH(CH、−CH(CH)(CHCH)、または−C(CHである。いくつかの実施形態において、RはH、F、Cl、−CH、−CHCH、または−CHCHCHである。
いくつかの実施形態において、XはC−Rである。
いくつかの実施形態において、XはNである。
いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、
Figure 2021512889
である。
いくつかの実施形態において、XはC−R10であり;および、XはC−R11である。
いくつかの実施形態において、XはNであり;および、XはC−R11である。
いくつかの実施形態において、XはC−R10であり;および、XはNである。
いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、
Figure 2021512889
である。
いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、
Figure 2021512889
である。
いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、
Figure 2021512889
である。
いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、
Figure 2021512889
である。
いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、
Figure 2021512889
である。
いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、
Figure 2021512889
である。いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、
Figure 2021512889
である。いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、
Figure 2021512889
である。
いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、
Figure 2021512889
である。
いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、
Figure 2021512889
である。
いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、
Figure 2021512889
である。
いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、
Figure 2021512889
である。
いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、
Figure 2021512889
である。
いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、
Figure 2021512889
である。
いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、
Figure 2021512889
である。
いくつかの実施形態において、式(IV)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーである:
Figure 2021512889
いくつかの実施形態において、化合物は、式(IVa)または式(IVb)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを有する:
Figure 2021512889
いくつかの実施形態において、化合物は、式(IVa)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを有する:
Figure 2021512889
いくつかの実施形態において、化合物は、式(IVb)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを有する:
Figure 2021512889
いくつかの実施形態において、化合物は、式(IVc)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを有する:
Figure 2021512889
いくつかの実施形態において、化合物は、式(IVd)または式(IVe)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを有する:
Figure 2021512889
いくつかの実施形態において、化合物は、式(IVd)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを有する:
Figure 2021512889
いくつかの実施形態において、化合物は、式(IVe)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを有する:
Figure 2021512889
いくつかの実施形態において、化合物は、式(IVf)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを有する:
Figure 2021512889
いくつかの実施形態において、RはH、−OH、またはC−Cアルキルである。いくつかの実施形態において、RはHまたはC−Cアルキルである。いくつかの実施形態において、RはH、−CH、または−CHCHである。いくつかの実施形態において、RはHである。
いくつかの実施形態において、RはHまたは−NRであり;Rは、H、C−Cアルキル、C−Cフルオロアルキル、C−Cヘテロアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり;Rは、H、C−Cアルキル、C−Cフルオロアルキル、C−Cヘテロアルキル、あるいはC−Cシクロアルキルである。
いくつかの実施形態において、Rは、H、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CH(CH、−CHCHCHCH、−CHCH(CH、−CH(CH)(CHCH)、−C(CH、−CHCHOH、−CHCHOCH、または−CHCNであり;Rは、H、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CH(CH、−CHCHCHCH、−CHCH(CH、−CH(CH)(CHCH)、−C(CH、−CHCHOH、−CHCHOCH、−CHCN、または−CHCFである。
いくつかの実施形態において、RはHである。
いくつかの実施形態において、RはHであり;RはH、−OH、−CH、または−CHCHである。
いくつかの実施形態において、Rはそれぞれ独立して、H、ハロゲン、−OR17、−N(R17、−CN、−CO17、−C(=O)N(R17、置換または非置換のC−Cアルキル、および、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換のフェニル、あるいは置換または非置換の単環式の5員または6員の複素環である。
いくつかの実施形態において、Rはそれぞれ独立して、H、F、Cl、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCF、−NH、−NHCH、−N(CH、−CN、−C(=O)OCH、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH、−CH、−CHCH、−CHOH、−CHOCH、−CHNH、−CHNHCH、−CHN(CH、−CHCN、−CHF、−CHF、−CF、または−CHCFである。
いくつかの実施形態において、Rはそれぞれ独立して、H、F、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCF、−NH、−NHCH、−N(CH、−CN、−C(=O)OCH、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH、−CH、−CHCH、−CHOH、−CHOCH、−CHCN、または−CFである。
いくつかの実施形態において、化合物は、式(V)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを有する:
Figure 2021512889
いくつかの実施形態において、RとRは独立して、H、−CH、あるいは−CHCHであり;RはH、−OH、あるいはC−Cアルキルであり;RはHまたは−NRであり;Rは、H、C−Cアルキル、C−Cフルオロアルキル、C−Cヘテロアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり;Rは、H、C−Cアルキル、C−Cフルオロアルキル、C−Cヘテロアルキル、あるいはC−Cシクロアルキルである。
いくつかの実施形態において、Rは、H、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CH(CH、−CHCHCHCH、−CHCH(CH、−CH(CH)(CHCH)、−C(CH、−CHCHOH、−CHCHOCH、または−CHCNであり;Rは、H、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CH(CH、−CHCHCHCH、−CHCH(CH、−CH(CH)(CHCH)、−C(CH、−CHCHOH、−CHCHOCH、−CHCN、または−CHCFである。
いくつかの実施形態において、RはHである。
いくつかの実施形態において、RはHであり;RとRはHであり;RはH、−OH、または−CHである。
いくつかの実施形態において、R10、各R11とR12はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cアルケニル、置換または非置換のC−Cアルキニル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換のフェニル、置換または非置換のC−Cシクロアルキル、置換または非置換の単環式のC−Cヘテロシクロアルキル、置換または非置換の単環式のC−Cヘテロアリール、−CN、−OR17、−CO17、−C(=O)N(R17、−N(R17、−NR17C(=O)R18、−C(R17)=N−OR17、−SR17、−S(=O)R17、−SO17、あるいは−SON(R17である。
いくつかの実施形態において、1つを超えるR11が存在するとき、R11はそれぞれ、群の列挙されたリストから個々にかつ独立して選択される。
いくつかの実施形態において、R10とR12はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cアルケニル、置換または非置換のC−Cアルキニル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換の単環式のC−Cヘテロシクロアルキル、置換または非置換の単環式のC−Cヘテロアリール、−CN、−OR17、−CO17、−C(=O)N(R17、−N(R17、−NR17C(=O)R17、−C(R17)=N−OR17、−SR17、−S(=O)R17、−SO17、あるいは−SON(R17である。
いくつかの実施形態において、R11はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cアルケニル、置換または非置換のC−Cアルキニル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、−CN、−OH、−O−(置換または非置換のC−Cアルキル)、あるいは−O−(置換または非置換のC−Cフルオロアルキル)である。
いくつかの実施形態において、R11はH、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cアルケニル、置換または非置換のC−Cアルキニル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、−CN、−OH、−O−(置換または非置換のC−Cアルキル)、あるいは−O−(置換または非置換のC−Cフルオロアルキル)である。
いくつかの実施形態において、R10とR12はそれぞれ独立して、H、F、Cl、Br、−CH、−CHCH、−CHOH、−CHCHOH、−CHCN、−CHCOH、−CHCOCH、−CHCOCHCH、−CHC(=O)NH、−CHC(=O)NHCH、−CHC(=O)N(CH、−CHNH、−CHNHCH、−CHN(CH、−CHF、−CHF、−CF、−CH=CH、−C≡CH、−CN、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCF、シクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、オキセタニルオキシ、テトラヒドロフラニルオキシ、テトラヒドロピラニルオキシ、アゼチジニル、ピロリジニル、テトラゾリル、−CN、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCHCHOH、−OCHCN、−OCF、−COH、−COCH、−COCHCH、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH、−NH、−NHCH、−N(CH、−NHC(=O)CH、−NCHC(=O)CH、−CH=N−OH、−CH=N−OCH、−SOCH、−SONH、−SONHCH、または−SON(CHであり;R11は、H、F、Cl、Br、−CN、−CH、−CHCH、−CF、−CH=CH、−C≡CH、−CN、−OH、−OCH、−OCHCH、または−OCFである。
いくつかの実施形態において、R10とR12はそれぞれ独立して、H、F、Cl、−CH、−CF、−C≡CH、−CN、−OH、−OCH、−OCF、アゼチジニル、ピロリジニル、−CN、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCHCHOH、−OCHCN、−OCF、−COH、−COCH、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH、−NH、−NHCH、−N(CH、−NHC(=O)CH、−NCHC(=O)CH、−CH=N−OH、−CH=N−OCH、−SOCH、または−SONHであり;R11は、H、F、Cl、Br、−CN、−CH、−CF、−CN、−OH、−OCH、または−OCFである。
いくつかの実施形態において、R14はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、−CN、−OH、−O−(置換または非置換のC−Cアルキル)、あるいは−O−(置換または非置換のC−Cフルオロアルキル)であり;R15は、H、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、−CN、−OH、−O−(置換または非置換のC−Cアルキル)、あるいは−O−(置換または非置換のC−Cフルオロアルキル)であり;R16は、H、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換のフェニル、置換または非置換のC−Cシクロアルキル、置換または非置換の単環式のC−Cヘテロシクロアルキル、置換または非置換の単環式のC−Cヘテロアリール、−CN、−OR17、−CO17、−C(=O)N(R17、−N(R17、−NR17C(=O)R18、−NR17C(=O)OR18、−NR17C(=O)N(R17、−C(R17)=N−OR17、−SR17、−S(=O)R17、−SO17、あるいは−SON(R17である。
いくつかの実施形態において、R14はそれぞれ独立して、H、F、Cl、Br、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CH(CH、−CHCHCHCH、−CHCH(CH、−CH(CH)(CHCH)、−C(CH、−CHOH、−CHCN、−CHF、−CHF、−CF、−CN、−NH、−NHCH、−N(CH、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCHCN、または−OCFであり;R15は、H、F、Cl、Br、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CH(CH、−CHCHCHCH、−CHCH(CH、−CH(CH)(CHCH)、−C(CH、−CHOH、−CHCN、−CHF、−CHF、−CF、−CN、−NH、−NHCH、−N(CH、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCHCN、または−OCFであり;R16は、H、F、Cl、Br、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CH(CH、−CHCHCHCH、−CHCH(CH、−CH(CH)(CHCH)、−C(CH、−CHOH、−CHCN、−CHF、−CHF、−CF、−CN、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCHCN、−OCF、−COH、−COCH、−COCHCH、−CHCOH、−CHCOCH、−CHCOCHCH、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH、−CHC(=O)NH、−CHC(=O)NHCH、−CHC(=O)N(CH、−NH、−NHCH、−N(CH、−CHNH、−CHNHCH、−CHN(CHである。
いくつかの実施形態では、R14はそれぞれ独立して、H、F、Cl、Br、−CH、−CF、−CN、−OH、−OCH、または−OCFであり;R15は、H、F、Cl、Br、−CH、−CF、−CN、−OH、−OCH、または−OCFであり;R16は、H、F、Cl、Br、−CH、−CF、−CN、−OH、−OCH、−OCF、または−NHである。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される化合物は以下の構造を有する:
Figure 2021512889
式中、
は表1に記載される通りであり、
は表1に記載される通りであり、
は表1に記載される通りであり、および、
は表1に記載される通りである。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される化合物は以下の構造を有する:
Figure 2021512889
式中、
は表2に記載される通りであり、
は表2に記載される通りであり、および、
は表2に記載される通りである。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される化合物は以下の構造を有する:
Figure 2021512889
式中、
は、本明細書に記載されるような
Figure 2021512889
であり;
は、本明細書に記載されるような
Figure 2021512889
であり;
および、Rは、本明細書に記載されるような
Figure 2021512889
である。
いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、表1または表2に記載されるようなRである。
いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、表2に記載されるようなRである。いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、
Figure 2021512889
である。いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、
Figure 2021512889
である。
いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、表1または表2に記載されるようなRである。
いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、
Figure 2021512889
Figure 2021512889
である。
いくつかの実施形態において、
Figure 2021512889
は、
Figure 2021512889
である。
様々な変形のための上述の群の任意の組み合わせが、本明細書で企図される。明細書全体にわたって、基とその置換基は、安定した部分と化合物を提供するために当業者によって選択される。
本明細書に記載される例示的な化合物は、以下の表に記載される化合物を含む:
Figure 2021512889
Figure 2021512889
Figure 2021512889
Figure 2021512889
Figure 2021512889
Figure 2021512889
Figure 2021512889
Figure 2021512889
Figure 2021512889
Figure 2021512889
表1中の化合物は以下のように命名される:
1−1:1−{1−[3−(5−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−2:1−{1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−3:1−{1−[3−(4−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−4:1−{1−[3−(5−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−5:2−{4−[3−(アミノメチル)アゼチジン−1−イル]−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボニトリル;
1−6:1−{1−[3−(4,5−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−7:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−8:2−{4−[3−(アミノメチル)アゼチジン−1−イル]−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール−5−カルボニトリル;
1−9:1−{1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−10:1−{1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−(5−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−11:1−{1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−(4−メトキシ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−12:1−{1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−(5−メトキシ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−13:1−{1−[3−(5,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−14:1−{1−[3−(5−クロロ−6−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン ;
1−15:1−{1−[3−(6−フルオロ−4−メトキシ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−16:2−{4−[3−(アミノメチル)アゼチジン−1−イル]−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−3−イル}−4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−6−カルボニトリル;
1−17:2−{4−[3−(アミノメチル)アゼチジン−1−イル]−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−3−イル}−6−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−5−カルボニトリル;
1−18:1−{1−[3−(6−クロロ−4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−19:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3,5−ジメチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−20:1−{1−[3−(3−クロロ−5−メチルフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−21:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3,5−ジフルオロフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−22:1−{1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−{3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−23:1−{1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−{1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−24:1−{1−[3−(4−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−25:1−{1−[3−(7−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−26:3−(アミノメチル)−1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−オール;
1−27:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−フェニルピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−28:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−29:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−30:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(2−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−31:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(4−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−32:1−{1−[5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5’−メチル−[3,3’−ビピリジン]−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−33:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−[3−メチル−5−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−34:3−{4−[3−(アミノメチル)アゼチジン−1−イル]−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
1−35:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(1H−インドール−6−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−36:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(1H−インドール−7−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−37:1−{1−[3−(4,7−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−38:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−39:1−{1−[3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−40:1−(1−{3−[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル}アゼチジン−3−イル)メタンアミン;
1−41:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(ナフタレン−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−42:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エタン−1−アミン;
1−43:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−44:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(2−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−45:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(2−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−46:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−47:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−48:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−49:2−アミノ−2−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エタン−1−オール;
1−50:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]−3−メチルアゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−51:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}プロパン−1−アミン;
1−52:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(ナフタレン−1−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−53:1−{1−[3−(3−クロロフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−54:3−{4−[3−(アミノメチル)アゼチジン−1−イル]−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
1−55:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−56:1−{1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−(1H−イミダゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−57:1−{1−[3−(3−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン
1−58:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−59:1−{1−[3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−60:1−{1−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−61:1−{1−[3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エタン−1−アミン;
1−62:1−{1−[3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−3−フルオロアゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−63:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エタン−1−アミン;
1−64:3−{4−[3−(1−アミノエチル)アゼチジン−1−イル]−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
1−65:5−{4−[3−(1−アミノエチル)アゼチジン−1−イル]−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
1−66:1−{1−[3−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−67:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(2−フルオロ−3−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
1−68:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル]−3−メチルアゼチジン−3−イル}エタン−1−アミン;
1−69:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−4−イル]−3−メチルアゼチジン−3−イル}エタン−1−アミン;
1−70:3−{4−[3−(1−アミノエチル)−3−メチルアゼチジン−1−イル]−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
1−71:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エタン−1−アミン;
1−72:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(4−エトキシ−3−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エタン−1−アミン;
1−73:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−2−メトキシフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エタン−1−アミン;
1−74:1−{1−[3−(2−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エタン−1−アミン;
1−75:2−{4−[3−(1−アミノエチル)アゼチジン−1−イル]−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−6−フルオロフェノール;
1−76:1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(2−フルオロ−3−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エタン−1−アミン。
いくつかの実施形態において、表1に記載される化合物の薬学的に許容可能な塩が本明細書で提供される。
Figure 2021512889
Figure 2021512889
Figure 2021512889
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表2の化合物は以下のように命名される:
2−1:1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−2:(3R)−1−[3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−3:(3S)−1−[3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−4:1−[3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
2−5:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−クロロベンゾニトリル;
2−6:3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−5−フルオロベンゾニトリル;
2−7:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−8:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−9:(3S)−1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−{3−フルオロ−5−[(メトキシイミノ)メチル]フェニル}ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−10:1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
2−11:1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−メトキシフェニル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
2−12:(3S)−1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−{3−[(メトキシイミノ)メチル]フェニル}ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−13:3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
2−14:4’−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5’−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−N,N−ジメチル−[3,3’−ビピリジン]−6−アミン;
2−15:4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−アミン;
2−16:1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−[3−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル]ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
2−17:3−{3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]フェニル}−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
2−18:3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]ベンズアミド;
2−19:3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−N−メチルベンズアミド;
2−20:3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−5−フルオロベンズアミド;
2−21:1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−メタンスルホニルフェニル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
2−22:1−[3−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
2−23:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
2−24:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
2−25:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロフェノール;
2−26:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}チオフェン−2−カルボニトリル;
2−27:2−{3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−5−フルオロフェノキシ}アセトニトリル;
2−28:1−[3−(3−クロロフェニル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
2−29:1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(1H−インドール−6−イル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン
2−30:1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(1H−インドール−5−イル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
2−31:3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
2−32:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2,6−ジフルオロベンゾニトリル;
2−33:3−{4−[3−アミノ−4−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−34:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−35:4−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
2−36:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−ヒドロキシベンゾニトリル;
2−37:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
2−38:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,7−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−39:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−クロロベンゾニトリル;
2−40:2−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,7−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−6−フルオロベンゾニトリル;
2−41:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,5,6,7−テトラフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−42:4−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−43:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,7−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンズアミド;
2−44:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,7−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
2−45:3−{4−[トランス−3−アミノ−4−メトキシピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−46:3−{4−[シス−3−アミノ−4−メトキシピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−47:2−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−6−クロロベンゾニトリル;
2−48:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,7−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−(トリフルオロメチル)ベンゾニトリル;
2−49:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,7−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−メチルベンゾニトリル;
2−50:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
2−51:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
2−52:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,5−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
2−53:1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−[3−(1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
2−54:3−{4−[3−アミノ−3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−55:3−{4−[トランス−3−アミノ−4−フルオロピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−56:3−{4−[トランス−3−アミノ−4−フェニルピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−57:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−ブロモ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−58:(3S)−1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−メタンスルホニルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−59:(3S)−1−[3−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−60:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−[4−(トリフルオロメチル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル]ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
2−61:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,7−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンズアミド;
2−62:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−63:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−64:3−{4−[3−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンズアミド;
2−65:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンズアミド;
2−66:3−{4−[(2R,4S)−4−アミノ−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−67:4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−N−メチル−[3,4’−ビピリジン]−2’−アミン;
2−68:3−{4−[シス−3−アミノ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−69:トランス−4−アミノ−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−カルボキサミド;
2−70:3−{4−[シス−3−アミノ−4−フルオロピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−71:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンズアミド;
2−72:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンズアミド;
2−73:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−メトキシベンズアミド;
2−74:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−75:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−76:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−77:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−78:3−{4−[3−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−79:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(6−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−80:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−81:3−{4−[トランス−3−アミノ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−82:2−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボン酸;
2−83:2−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボキサミド;
2−84:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−エチニル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−85:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンズアミド;
2−86:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(5−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−87:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−88:3−{4−[(2S,4S)−4−アミノ−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−89:3−{4−[トランス−3−アミノ−4−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−90:2−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−3−イル}−N−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボキサミド;
2−91:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−[4−(ヒドロキシメチル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−92:(3S)−1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メタンスルホニルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−93:(3S)−1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−メタンスルホニルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−94:(3S)−1−[3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−(6−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−95:(3S)−1−[3−(5−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−96:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンズアミド;
2−97:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンズアミド;
2−98:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−クロロベンゾニトリル;
2−99:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,5−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−100:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−エチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−101:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−102:(3S)−1−[3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−(5−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−103:2−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール−5−カルボニトリル;
2−104:(3S)−1−[3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−(5−メトキシ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−105:4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボキサミド;
2−106:4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
2−107:4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボキサミド;
2−108:3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル]−5−フルオロベンゾニトリル;
2−109:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−110:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−111:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1−プロピル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−112:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−[1−(2−メトキシエチル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル]ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−113:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−[1−(シアノメチル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル]ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−114:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1,4−ジメチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−115:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1,7−ジメチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−116:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−117:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−118:3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−5−フルオロベンズアミド;
2−119:5−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル]−2−フルオロベンゾニトリル;
2−120:5−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−2−フルオロベンズアミド;
2−121:4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
2−122:3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
2−123:4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
2−124:5−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−2−フルオロベンズアミド;
2−125:5−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−2−フルオロベンズアミド;
2−126:5−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−2,3−ジフルオロ安息香酸;
2−127:5−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−2,3−ジフルオロベンズアミド;
2−128:4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
2−129:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−130:4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−6’−メチル−[3,4’−ビピリジン]−2’−アミン;
2−131:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
2−132:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1,4−ジメチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
2−133:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
2−134:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1,7−ジメチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
2−135:3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−136:3−{4−[(3R)−3−アミノ−3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−137:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−138:3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−2−フルオロベンズアミド;
2−139:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2,3−ジフルオロベンゾニトリル;
2−140:5−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル]−2,3−ジフルオロベンゾニトリル;
2−141:(3S)−1−{3−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル}ピロリジン−3−アミン;
2−142:5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1−エチル−4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
2−143:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1−エチル−4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−144:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1−エチル−4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−145:4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
2−146:(3S)−1−[3−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−147:2−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル]−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボニトリル;
2−148:4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−[4−(トリフルオロメチル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル]−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
2−149:5−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−{7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル]−2−フルオロベンゾニトリル;
2−150:4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
2−151:4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
2−152:4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(1,4−ジメチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
2−153:3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−154:5−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
2−155:3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−156:4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボキサミド;
2−157:4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
2−158:2−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボニトリル;
2−159:5−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−{4−メチル−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル]−2−フルオロベンゾニトリル;
2−160:4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−シアノ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
2−161:4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
2−162:4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
2−163:4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
2−164:4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(5−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
2−165:5−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−2,3−ジフルオロベンゾニトリル;
2−166:4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(6−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
2−167:5−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
2−168:5−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{6−フルオロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
2−169:3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンズアミド;
2−170:5−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{6−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
2−171:2−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール−7−カルボニトリル;
2−172:5−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メトキシ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
2−173:3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{5,7−ジメチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−174:5−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{5,7−ジメチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
2−175:4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−[7−(トリフルオロメチル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル]−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
2−176:2−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−7−カルボニトリル;
2−177:2−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール−7−カルボニトリル;
2−178:(3S)−1−[5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−2’−メチル−[3,4’−ビピリジン]−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
2−179:2−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノ−4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−7−カルボニトリル;
2−180:(3S)−1−[3−(3−クロロフェニル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
2−181:(3S)−1−[5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−2’−メチル−[3,4’−ビピリジン]−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−182:(3S)−1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−183:(3S)−1−[3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−184:(3S)−1−[3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−185:(3S)−1−{3−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル}ピロリジン−3−アミン;
2−186:(3S)−1−[5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−2’−(トリフルオロメチル)−[3,4’−ビピリジン]−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
2−187:(3S)−1−[5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−2’−メトキシ−[3,4’−ビピリジン]−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
2−188:(3S)−1−[3−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
2−189:(3S)−1−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
2−190:(3S)−1−[3−(3,4−ジフルオロフェニル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
2−191:(3S)−1−{3−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル}−3−メチルピロリジン−3−アミン;
2−192:(3S)−1−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
2−193:(3S)−1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−194:1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−195:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−196:(3S)−1−[3−(6−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−197:(3S)−1−[3−(7−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−198:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(6−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
2−199:(3R)−1−[3−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−200:3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
2−201:(3S)−1−[3−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
2−202:3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル。
1つの態様において、本明細書に記載される化合物は、薬学的に許容可能な塩の形態である。同様に、同じタイプの活性を有するこうした化合物の活性代謝物は、本開示の範囲内に含まれている。加えて、本明細書に記載される化合物は、非溶媒和形態だけでなく、水、エタノールなどの薬学的に許容可能な溶媒を含む溶媒和形態で存在することができる。本明細書に提示の化合物の溶媒和形態は、同様に本明細書で開示されるものとみなされる。
「薬学的に許容可能な」とは、本明細書で使用されるように、担体または希釈剤などの材料を指し、これは、化合物の生物学的活性あるいは特性を抑制せず、比較的無毒であり、つまり、この材料は望ましくない生物学的作用を引き起こすことなく、あるいはそれが含まれている組成物の成分のいずれにも有害なやり方で相互作用することなく、個体に投与される。
「薬学的に許容可能な塩」との用語は、適切なアニオンと組み合わせた治療上活性な薬剤のカチオンの形態、あるいは代替的な実施形態では、適切なカチオンと組み合わせた治療上活性な薬剤のアニオンの形態からなる、治療上活性な薬剤の形態を指す。Handbook of Pharmaceutical Salts:Properties,Selection and Use.International Union of Pure and Applied Chemistry,Wiley−VCH 2002.S.M.Berge,L.D.Bighley,D.C.Monkhouse,J.Pharm.Sci.1977,66,1−19.P.H.Stahl and C.G.Wermuth,editors,Handbook of Pharmaceutical Salts:Properties,Selection and Use,Weinheim/Zurich:Wiley−VCH/VHCA,2002。薬学的な塩は、典型的には非イオン種よりも溶けやすく、胃液および腸液中では急速に溶けやすく、ゆえに、固体剤形に有用である。さらに、それらの溶解度がしばしばpHに影響されるため、消化管の1つの部分または別の部分における選択溶解が可能であり、この能力は、遅延放出性および徐放性の挙動の一態様として操作することができる。さらに、塩成形分子が中性の形態と平衡状態にあり得るため、生体膜の通過を調節することができる。
いくつかの実施形態において、薬学的に許容可能な塩は、式(I)の化合物を酸と反応させることにより得られる。いくつかの実施形態において、式(I)の化合物(つまり、遊離塩基形態)は塩基性であり、有機酸または無機酸と反応させる。無機酸としては、限定されないが、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸、およびメタリン酸が挙げられる。有機酸は、限定されないが、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸;2,2−ジクロロ酢酸;2−ヒドロキシエタンスルホン酸;2−オキソグルタール酸;4−アセトアミド安息香酸;4−アミノサリチル酸;酢酸;アジピン酸;アスコルビン酸(L);アスパラギン酸(L);ベンゼンスルホン酸;安息香酸;樟脳酸(+);カンフル−10−スルホン酸(+);カプリン酸(デカン酸);カプロン酸(ヘキサン酸);カプリル酸(オクタン酸);炭酸;桂皮酸;クエン酸;シクラミン酸;ドデシル硫酸;エタン−1,2−ジスルホン酸;エタンスルホン酸;ギ酸;フマル酸;ガラクタル酸;ゲンチシン酸;グルコヘプトン酸(D);グルコン酸(D);グルクロン酸(D);グルタミン酸;グルタル酸;グリセロリン酸;グリコール酸;馬尿酸;イソ酪酸;乳酸(DL);ラクトビオン酸;ラウリン酸;マレイン酸;リンゴ酸(−L);マロン酸;マンデル酸(DL);メタンスルホン酸;ナフタレン−1,5−ジスルホン酸;ナフタレン−2−スルホン酸;ニコチン酸;オレイン酸;シュウ酸;パルミチン酸;パモ酸;リン酸;プロピオン酸;ピログルタミン酸(−L);サリチル酸;セバシン酸;ステアリン酸;コハク酸;硫酸;酒石酸(+L);チオシアン酸;トルエンスルホン酸(p);および、ウンデシレン酸を含む。
いくつかの実施形態において、式(I)の化合物は、塩化物、硫酸塩、臭化物塩、メシレート塩、マレイン酸塩、クエン酸塩、またはリン酸塩として調製される。
いくつかの実施形態において、薬学的に許容可能な塩は、式(I)の化合物を塩基と反応させることにより得られる。いくつかの実施形態において、式(I)の化合物は酸性であり、塩基と反応させる。こうした状況では、式(I)の化合物の酸性プロトンは、金属イオン、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、またはアルミニウムのイオンと取り替えられる。いくつかの場合、本明細書に記載される化合物は、限定されないが、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トロメタミン、メグルミン、N−メチルグルカミン、ジシクロヘキシルアミン、トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミンなどの有機塩基と協働する。他の場合では、本明細書に記載される化合物は、アルギニン、リジンなどのアミノ酸とともに塩を形成する。酸性プロトンを含む化合物とともに塩を形成するために使用される許容可能な無機塩基は、限定されないが、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウムなどを含む。いくつかの実施形態において、本明細書で提供される化合物は、ナトリウム塩、カルシウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、メグルミン塩、N−メチルグルカミン塩、またはアンモニウム塩として調製される。
薬学的に許容可能な塩に対する言及は、溶媒付加形態を含むことを理解されたい。いくつかの実施形態において、溶媒和物は溶媒の化学量論または非化学量論のいずれかを含み、水、エタノールなどのような薬学的に許容可能な溶媒を用いる結晶化のプロセスの間に形成される。水和物は溶媒が水である場合に形成され、アルコラートは溶媒がアルコールの際に形成される。本明細書に記載される化合物の溶媒和物は、本明細書に記載されるプロセスの間に都合よく調製されるか、または形成される。加えて、本明細書で提供される化合物は随意に、溶媒和形態と同様に非溶媒和形態で存在する。
本明細書で記載される方法および製剤は、式(I)の構造を有する化合物のN−オキシド(適切である場合)あるいは薬学的に許容可能な塩と、同様に、同じタイプの活性を有するこれらの化合物の活性代謝物の使用も含む。
いくつかの実施形態において、式(I)の化合物の有機ラジカル(例えば、アルキル基、芳香環)の部位は様々な代謝反応の影響を受けやすい。有機ラジカルへの適切な置換基の取り込みにより、この代謝経路は減らされ、最小限に抑えられ、または除去される。特定の実施形態では、代謝反応に対する芳香環の感受性を減らすか、または取り除くための適切な置換基は、一例として、ハロゲン、重水素、アルキル基、ハロアルキル基、またはジュウテロアルキル基である。
別の実施形態では、本明細書に記載される化合物は、同位体で(例えば、放射性同位体で)、あるいは、限定されないが、発色団あるいは蛍光性部分、生物発光標識、または化学発光標識の使用を含む他の手段によって、標識される。
本明細書に記載される化合物は、その1つ以上の原子が自然界で通常見られる原子質量または質量数とは異なる原子質量または質量数を有する原子と取り替えられるといいう事実を別にすれば、同位体標識された化合物を含み、これは本明細書で示される様々な公式と構造において詳述されたものと同一である。本化合物に組み込むことが出来る同位体の例としては、例えば、H、H、13C、14C、15N、18O、17O、35S、18F、36Cl、123I、124I、125I、131I、32P、および33Pなどの、水素、炭素、窒素、酸素、硫黄、フッ素、塩素、ヨウ素、リンなどの同位体が挙げられる。1つの態様では、本明細書に記載される同位体標識された化合物、例えば、Hおよび14Cなどの放射性同位体が組み込まれる化合物は、薬物および/または基質組織の分布アッセイに有用である。1つの態様では、重水素などの同位体での置換は、例えば、インビボでの半減期の延長または必要用量の減少などの、より大きな代謝安定性に起因する特定の治療上の利点をもたらす。
いくつかの実施形態において、式(I)の化合物は1つ以上の立体中心を有し、各々の立体中心はRまたはSの配置のいずれかで独立して存在する。いくつかの実施形態において、式(I)の化合物は、R構造中に存在する。いくつかの実施形態において、式(I)の化合物は、S構造中に存在する。本明細書で提示される化合物は、すべてのジアステレオマー形態、個々のエナンチオマー形態、アトロプ異性体形態、およびエピマー形態と、これらの適切な混合物を含む。本明細書で提供される化合物と方法は、すべてのシス(cis)、トランス(trans)、syn、anti、entgegen(E)、およびzusammen(Z)の異性体と、これらの適切な混合物を含む。
個々の立体異性体は、立体選択的な合成および/またはキラルクロマトグラフィーカラムによる立体異性体の分離、あるいは、非キラルまたはキラルクロマトグラフィーカラムによるジアステレオマーの分離、あるいは、適切な溶媒あるいは溶媒の混合物中での結晶化および再結晶化などの方法によって、望ましい場合に得られる。ある実施形態では、式(I)の化合物は、一対のジアステレオマー異性体化合物/塩を形成するために光学的に活性な分割剤に化合物のラセミ混合物を反応させ、ジアステレオマーを分離し、光学的に純粋な個々のエナンチオマーを回復させることにより、その個々の立体異性体として調製される。いくつかの実施形態において、個々のエナンチオマーの分解は、本明細書に記載される化合物の共有結合のジアステレオマー誘導体を用いて実行される。別の実施形態では、ジアステレオマーは溶解度の差に基づいて分離/分解技術によって分離される。他の実施形態では、立体異性体の分離は、クロマトグラフィーによって、またはジアステレオマー塩の形成と再結晶化による分離とによって、またはクロマトグラフィーによって、あるいはこれらの任意の組み合わせによって行われる。Jean Jacques,Andre Collet,Samuel H.Wilen,“Enantiomers,Racemates and Resolutions”,John Wiley and Sons,Inc.,1981.いくつかの実施形態において、立体異性体は立体選択的な合成によって得られる。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される化合物はプロドラッグとして調製される。「プロドラッグ」はインビボで親薬物に変換された薬剤を指す。状況によってはプロドラッグは親薬物よりも投与しやすいため、役に立つことがしばしばある。プロドラッグは、例えば、経口投与により生物学的に利用可能であるが、親薬物はそうではない。さらにまたは代替的に、プロドラッグは親薬物よりも医薬組成物中での溶解度が改善されている。いくつかの実施形態において、プロドラッグの設計は効果的な水溶解度を増大させる。プロドラッグの一例は、限定されないが、本明細書に記載される化合物であり、これはエステル(「プロドラッグ」)として投与されるが、その後、代謝的に加水分解されることで活性な実体をもたらす。プロドラッグのさらなる例は、酸性基に結合される短ペプチド(ポリアミノ酸)であり、このペプチドは代謝されることで活性な部分を暴露する。特定の実施形態において、インビボ投与後、プロドラッグは、化合物の生物学的、薬学的、または治療的に活性な形態に化学変換される。特定の実施形態において、プロドラッグは、化合物の生物学的、薬学的、または治療的に活性な形態へと1つ以上の工程またはプロセスによって酵素で代謝される。
本明細書に記載される化合物のプロドラッグとしては、限定されないが、エステル、エーテル、カーボネート、チオカーボネート、N−アシル誘導体、N−アシルオキシアルキル誘導体、N−アルキルオキシアシル誘導体、3級アミンの4級誘導体、N−マンニッヒ塩基、シッフ塩基、アミノ酸抱合体、リン酸エステル、およびスルホン酸エステルが挙げられる。例えば、Design of Prodrugs, Bundgaard,A.Ed.,Elseview,1985 and Method in Enzymology,Widder,K.et al.,Ed.;Academic,1985,vol.42,p.309−396;Bundgaard,H.”Design and Application of Prodrugs”in A Textbook of Drug Design and Development,Krosgaard−Larsen and H.Bundgaard,Ed.,1991,Chapter 5,p.113−191;および、Bundgaard,H.,Advanced Drug Delivery Review,1992,8,1−38(これらの文献はそれぞれ引用により本明細書に組み込まれる)を参照。いくつかの実施形態において、本明細書で開示される化合物のヒドロキシル基はプロドラッグを形成するために用いられ、ヒドロキシル基はアシルオキシアルキルエステル、アルコキシカルボニルオキシアルキルエステル、アルキルエステル、アリールエステル、リン酸エステル、糖エステル、エーテルなどには組み入れられる。いくつかの実施形態において、本明細書に開示される化合物中のヒドロキシル基はプロドラッグであり、ヒドロキシルはインビボで代謝されることでカルボン酸基が提供される。いくつかの実施形態において、カルボキシル基を用いてエステルまたはアミド(つまりプロドラッグ)を提供し、これはその後インビボで代謝されることでカルボン酸基が提供される。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される化合物は、アルキルエステルプロドラッグとして調製される。
本明細書に記載される化合物のプロドラッグ形態(プロドラッグは本明細書で説明されるような式(I)の化合物を生成するためにインビボで代謝される)は、請求項の範囲内に含まれる。場合によっては、本明細書に記載される化合物のいくつかは、別の誘導体または活性化合物のプロドラッグである。
いくつかの実施形態において、ヒドロキシル基、アミノ基、および/またはカルボン酸基のいずれか1つは、適切なやり方で官能化されて、プロドラッグ部分を提供する。いくつかの実施形態において、プロドラッグ部分は上記の通りである。
追加の実施形態またはさらなる実施形態では、本明細書に記載される化合物は、生物への投与時に代謝されることで代謝物が生成され、これを用いて望ましい治療効果を含む所望の効果を生み出す。
本明細書で開示される化合物の「代謝物」は、化合物が代謝される際に形成されるその化合物の誘導体である。「活性代謝物」との用語は、化合物が代謝されるときに形成される、化合物の生物学的に活性な誘導体を指す。「代謝される(metabolized)」との用語は、本明細書で使用されるように、有機体によって特定の物質が変化するプロセス(限定されないが、加水分解反応および酵素によって触媒される反応を含む)の全体を指す。したがって、酵素は、化合物への具体的な構造的変化をもたらし得る。例えば、シトクロムP450は、様々な酸化反応および還元反応を触媒する一方で、ウリジン二リン酸グルクロニルトランスフェラーゼは、芳香族アルコール、脂肪族アルコール、カルボン酸、アミン、および遊離スルフヒドリル基への活性化グルクロン酸分子の移動を触媒する。本明細書で開示される化合物の代謝物は随意に、宿主への化合物の投与および宿主からの組織サンプルの解析、または肝細胞を用いた化合物のインビトロでのインキュベーション、およびその結果生じる化合物の解析のいずれかによって特定される。
いくつかの例では、複素環は互変異性体に存在し得る。そのような状況では、前記化合物の構造が1つの互変異性体で例証または命名されるが、代替的な互変異性体で例証または命名され得ることが理解される。代替的な互変異性体は、例えば、以下に例証される構造など、本開示に明確に含まれている。例えば、ベンゾイミダゾールまたはイミダゾールは以下の互変異性体中に存在することができる:
Figure 2021512889
化合物の合成
本明細書に記載される式(I)の化合物は、本明細書に記載される方法と組み合わせて、標準的な合成技術を用いて、あるいは当該技術分野で知られている方法を用いて、合成される。
特段の定めのない限り、質量分析法、NMR、HPLCの従来の方法が採用される。
化合物は、例えば、March’s Advanced Organic Chemistry,6th Edition,John Wiley and Sons,Incに記載されるような標準的な有機化学技術を用いて調製される。溶媒、反応温度、反応時間の変化、および様々な化学試薬や他の反応条件などの本明細書に記載される合成形質転換の代替的な反応条件が用いられることもある。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される化合物は、スキームAに記載されるとおりに調製される。
Figure 2021512889
保護されたアミノアゼチジンによるIの求核置換は中間体IIを生成した。大気酸素下で、Naを用いて、あるいはNaを用いずに、湿ったDMFあるいはNMPあるいはDMSOあるいは他の溶媒中での加熱により、化合物IIを1,2−ジアミノベンゼンで処理することで、中間体IIIを得た。その後、鈴木−三浦反応などの有機金属のカップリング反応によって、化合物IIIを中間体IVに変換し、脱保護を経験させることで化合物Vが得られる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される化合物は、スキームBに記載されるとおりに調製される。
Figure 2021512889
中間体IIはまず、鈴木−宮浦反応などの有機金属のカップリング反応を経験することで、アルデヒドVIを生成し、大気酸素下で、Naを用いて、あるいはNaを用いずに、湿ったDMFあるいはNMPあるいはDMSOあるいは他の溶媒中での加熱により、ベンゾイミダゾール中間体IVを生成するために、その後、これを、対応する1,2−ジアミノベンゼンと反応させる。適切な脱保護方法を使用する保護基のその後の除去により、化合物Vが生成される。
いくつかの他の実施形態において、本明細書に記載される化合物は、スキームCに記載されるとおりに調製される。
Figure 2021512889
NaOHなどの塩基の存在下において、中間体IVをハロゲン化アルキルで処置することで、中間体VIIを得ることができ、これがさらに脱保護を経験することで、最終的な化合物VIIIが生成される。
いくつかの他の実施形態において、本明細書に記載される化合物は、スキームDに記載されるとおりに調製される。
Figure 2021512889
保護されたアミノピロリジンによるIの求核置換は中間体IXを生成した。大気酸素下で、Naを用いて、あるいはNaを用いずに、湿ったDMFあるいはNMPあるいはDMSOあるいは他の溶媒中での加熱により、化合物IXを1,2−ジアミノベンゼンで処理することで、中間体Xを得た。その後、鈴木−宮浦反応などの有機金属カップリング反応によって、化合物Xを中間体XIに変換した。適切な脱保護方法を使用する保護基の除去により、最終的な化合物XIIが生成された。
いくつかの他の実施形態において、本明細書に記載される化合物は、スキームEに記載されるとおりに調製される。
Figure 2021512889
中間体IXはまず、鈴木−宮浦反応などの有機金属のカップリング反応を経験することで、アルデヒドXIIIを生成し、大気酸素下で、Naを用いて、あるいはNaを用いずに、湿ったDMFあるいはNMPあるいはDMSOあるいは他の溶媒中での加熱により、ベンゾイミダゾール中間体XIを生成するために、これをその後、対応する1,2−ジアミノベンゼンと反応させた。適切な脱保護方法を使用する保護基のその後の除去により、化合物XIIが生成される。
いくつかの他の実施形態において、本明細書に記載される化合物は、スキームFに記載されるとおりに調製される。
Figure 2021512889
化合物Iは、大気酸素下で、Naを用いて、あるいはNaを用いずに、湿ったDMFあるいはNMPあるいはDMSOあるいは他の溶媒中での加熱により、1,2−ジアミノベンゼンと反応することで、中間体XIVを生成することができ、これは、保護された3−アミノピロリジンを用いる求核置換を経験することで、中間体Xを生成する。その後、鈴木−宮浦反応などの有機金属カップリング反応によって、化合物Xを中間体XIに変換した。適切な脱保護方法を使用する保護基の除去により、化合物XIIが生成された。
いくつかの他の実施形態において、本明細書に記載される化合物は、スキームGに記載されるとおりに調製される。
Figure 2021512889
NaOHなどの塩基の存在下において、中間体XIをハロゲン化アルキルで処置することで、中間体XVを得ることができ、これがさらに脱保護を経験することで、最終的な化合物XVIが生成される。
いくつかの他の実施形態において、本明細書に記載される化合物は、スキームHに記載されるとおりに調製される。
Figure 2021512889
保護されたアミノピロリジンによるIの求核置換は中間体IXを生成した。大気酸素下で、Naを用いて、あるいはNaを用いずに、湿ったDMFあるいはNMPあるいはDMSOあるいは他の溶媒中での加熱により、化合物IXを置換された1,2−ジアミノベンゼンで処理することで、中間体XVIIを得た。その後、鈴木−宮浦反応などの有機金属カップリング反応によって、化合物XVIIを中間体XVに変換した。適切な脱保護方法を使用する保護基の除去により、最終的な化合物XVIが生成された。
いくつかの他の実施形態において、本明細書に記載される化合物は、スキームIに記載されるとおりに調製される。
Figure 2021512889
保護されたアミノピロリジンを用いるXVIIIの求核置換が中間体XIXを生成し、これは、鈴木−宮浦反応などの有機金属のカップリング反応を経験することで、XXを生成する。化合物XXを、鈴木−宮浦反応などの別の有機金属のカップリング反応によって、中間体XXIに変換させることができる。適切な脱保護方法を使用する保護基の除去により、最終的な化合物XXIIが生成された。
いくつかの実施形態において、実施例に記載されるように、化合物は調製される。
特定の用語
特段の定めのない限り、本出願で使用される以下の用語の定義を下に示す。用語「含むこと(including)」に加えて、「含む(include)」、「含む(includes)」、および「含んだ(included)」などの他の形態の使用は、限定しない。本明細書に使用される段落の見出しは、組織化するためのものに過ぎず、記載される主題を制限するものと解釈されてはならない。
本明細書で使用されるように、C−Cは、C−C、C−C...C−Cを含む。ほんの一例として、「C−C」として指定された基は、その部分に1〜4の炭素原子があることを示し、すなわち、基は、1つの炭素原子、2つの炭素原子、3つの炭素原子、または4つの炭素原子を含有する。したがって、ほんの一例として、「C−Cアルキル」は、アルキル基に1〜4の炭素原子があることを示し、すなわち、アルキル基は、メチル、エチル、プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、およびt−ブチルから選択される。
「アルキル」基とは脂肪族炭化水素基を指す。アルキル基は分枝鎖または直鎖である。いくつかの実施形態において、「アルキル」基は、1〜10の炭素原子、すなわち、C−C10アルキルを有する。「1〜10」などの数の範囲は、本明細書で出てくるときは常に所定の範囲内の各々の整数を指す;例えば、「1〜10の炭素原子」とは、アルキル基が、1つの炭素原子、2つの炭素原子、3つの炭素原子などから最大で10の炭素原子までからなることを意味するが、本定義はさらに、数の範囲が指定されていない用語「アルキル」の出現も包含するものである。いくつかの実施形態において、アルキルはC−Cアルキルである。1つの態様では、アルキルは、メチル、エチル、プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、またはt−ブチルである。典型的なアルキル基としては、限定されないが、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、三級ブチル、ペンチル、ネオペンチル、またはヘキシルが挙げられる。
「アルキレン」基は二価アルキルラジカルを指す。上記の一価アルキル基のいずれかがアルキルからの第2の水素原子の除去によるアルキレンであってもよい。いくつかの実施形態において、アルキレンはC−Cアルキレンである。他の実施形態では、アルキレンはC−Cアルキレンである。典型的なアルキレン基としては、限定されないが、−CH−、−CHCH−、−CHCHCH−、−CHCHCHCH−などが挙げられる。いくつかの実施形態において、アルキレンは−CH−である。
「アルコキシ」基は(アルキル)O−基を指し、アルキルは本明細書で定義される通りである。
「アルキルアミン」との用語は、−N(アルキル)基を指し、xは0であり、yは2であるか、あるいはxは1であり、yは1であるか、あるいは、xは2であり、yは0である。
「ヒドロキシアルキル」は、1つの水素原子がヒドロキシルと取り替えられるアルキルを指す。いくつかの実施形態では、ヒドロキシアルキルはC−Cヒドロキシアルキルである。典型的なヒドロキシアルキル基としては、限定されないが、−CHOH、−CHCHOH、−CHCHCHOH、−CHCHCHCHOHなどが挙げられる。
「アミノアルキル」は、1つの水素原子がアミノと取り替えられるアルキルを指す。いくつかの実施形態では、アミノアルキルはC−Cアミノアルキルである。典型的なアミノアルキル基としては、限定されないが、−CHNH、−CHCHNH、−CHCHCHNH、−CHCHCHCHNHなどが挙げられる。
「アルケニル」との用語は、少なくとも1つの炭素炭素二重結合が存在するアルキル基の一種を指す。1つの実施形態では、アルケニル基は、式−C(R)=CR2を有し、Rはアルケニル基の残りの部分を指し、それは同じこともあれば、異なることもある。いくつかの実施形態において、RはHまたはアルキルである。いくつかの実施形態において、アルケニルは、エテニル(すなわち、ビニル)、プロペニル(すなわち、アリル)、ブテニル、ペンテニル、ペンタジエニルなどから選択される。アルケニル基の非限定的な例としては、−CH=CH、−C(CH)=CH、−CH=CHCH、−C(CH)=CHCH、および−CHCH=CHが挙げられる。
「アルキニル」との用語は、少なくとも1つの炭素炭素三重結合が存在するアルキル基の一種を指す。1つの実施形態において、アルケニル基は式−C≡CRを有し、Rはアルキニル基の残りの部分を指す。いくつかの実施形態において、RはHまたはアルキルである。いくつかの実施形態において、アルキニルは、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニルなどから選択される。アルキニル基の非限定的な例としては、−C≡CH、−C≡CCH、−C≡CCHCH、−CHC≡CHが挙げられる。
「ヘテロアルキル」との用語は、アルキルの1つ以上の骨格原子が炭素以外の原子、例えば、酸素、窒素(例えば、−NH−、−N(アルキル)−、硫黄、あるいはこれらの組み合わせ)から選択されるアルキル基を指す。ヘテロアルキルはヘテロアルキルの炭素原子で分子の残りに結合される。1つの態様では、ヘテロアルキルはC−Cヘテロアルキルである。
「芳香族」との用語は、4n+2π電子(nは整数である)を含む、非局在化されたπ−電子系を有する平面環を指す。用語「芳香族」は、炭素環式アリール(「アリール」、例えば、フェニル)と複素環式アリール(または「ヘテロアリール」または「ヘテロ芳香族」)基(例えば、ピリジン)の両方を含んでいる。この用語は単環式または縮合環の多環式(つまり、隣接する炭素原子対を共有する環)基を含んでいる。
「炭素環式」あるいは「炭素環」との用語は、環の骨格を形成する原子がすべて炭素原子である、環または環系を指す。したがって、該用語は、環骨格が炭素とは異なる少なくとも1つの原子を含有している「複素環式」または「複素環」と、炭素環式とを区別している。いくつかの実施形態において、二環式の炭素環の2つの環の少なくとも1つは、芳香族である。いくつかの実施形態において、二環式の炭素環の両方の環は、芳香族である。炭素環はアリールおよびシクロアルキルを含む。
本明細書で使用されるように、「アリール」との用語は、環を形成する原子の各々が炭素原子である、芳香族環を指す。1つの態様では、アリールは、フェニルまたはナフチルである。いくつかの実施形態において、アリールはフェニルである。いくつかの実施形態において、アリールは、フェニル、ナフチル、インダニル、インデニル、またはテトラヒドロナフチルである。いくつかの実施形態において、アリールはC−C10アリールである。構造によっては、アリール基はモノラジカルまたはジラジカル(つまり、アリーレン基)である。
「シクロアルキル」との用語は、単環式または多環式の脂肪族の非芳香族ラジカルを指し、環を形成する原子(つまり、骨格原子)の各々は炭素原子である。いくつかの実施形態において、シクロアルキルは、スピロ環状化合物または架橋化合物である。いくつかの実施形態において、シクロアルキルは、随意に芳香環で縮合され、付着点は、芳香環炭素原子ではない炭素にある。シクロアルキル基は、3〜10の環状原子を有する基を含む。いくつかの実施形態において、シクロアルキル基は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロヘプチル、シクロオクチル、スピロ[2.2]ペンチル、ノルボルニル、およびビシクロ(bicycle)[1.1.1]ペンチルから選択される。いくつかの実施形態において、シクロアルキルは、C−Cシクロアルキルである。
「ハロ」との用語、あるいは代替的に「ハロゲン」または「ハロゲン化物」は、フルオロ、クロロ、ブロモ、あるいはヨードを意味する。いくつかの実施形態において、ハロはフルオロ、クロロ、またはブロモである。
「フルオロアルキル」との用語は、1つ以上の水素原子がフッ素原子と取り替えられるアルキルを指す。1つの態様では、フルオロアルキルはC−Cフルオロアルキルである。
「複素環」あるいは「複素環式」との用語は、環に1〜4つのヘテロ原子を含む芳香族複素環(ヘテロアリールとしても知られている)およびヘテロシクロアルキル環を指し、ここで、環の各ヘテロ原子はO、S、およびNから選択され、ここで、環の各複素環基は、その環系中に3〜10の原子を有し、ただし、どの環も2つの隣接するOあるいはS原子を含んでいないものとする。非芳香族複素環基(ヘテロシクロアルキルとしても知られる)は、その環系に3〜10の原子を有する環を含み、芳香族複素環基は、その環系に5〜10の原子を有する環を複素環基含む。複素環式基はベンゾ縮合環系を含む。非芳香族複素環基の例は、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、オキサゾリジノニル、テトラヒドロピラニル、ジヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チオキサニル、ピペラジニル、アジリジニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ホモピペリジニル、オキセパニル、チエパニル、オキサゼピニル、ジアゼピニル、チアゼピニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、ピロリン−2−イル、ピロリン−3−イル、インドリニル、2H−ピラニル、4H−ピラニル、ジオキサニル、1,3−ジオキソラニル、ピラゾリニル、ジチアニル、ジチオラニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロチエニル、ジヒドロフラニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサニル、3−アザビシクロ[4.1.0]ヘプタニル、3H−インドリル、インドリン−2−オニル、イソインドリン−1−オニル、イソインドリン−1,3−ジオニル、3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オニル、3,4−ジヒドロキノリン−2(1H)−オニル、イソインドリン−1,3−ジチオニル、ベンゾ[d]オキサゾール−2(3H)−オニル、1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オニル、ベンゾ[d]チアゾール−2(3H)−オニル、およびキノリジニルである。芳香族複素環式基の例は、ピリジニル、イミダゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピラジニル、テトラゾリル、フリル、チエニル、イソキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、キノリニル、イソキノリニル、インドリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、シンノリニル、インダゾリル、インドリジニル、フタラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、イソインドリル、プテリジニル、プリニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フラザニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾチアゾリル、ベンズオキサゾリル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、およびフロピリジニルである。前述の基は、可能であれば、C結合される(またはC連結される)か、あるいはN結合される。例えば、ピロールに由来する基は、ピロール−1−イル(N結合された)またはピロール−3−イル(C結合された)を含む。さらに、イミダゾールに由来する基は、イミダゾール−1−イルまたはイミダゾール−3−イル(両方ともN結合された)、あるいは、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イル、またはイミダゾール−5−イル(すべてC結合された)を含む。複素環式基はベンゾ縮合環系を含む。非芳香族複素環は、ピロリジン−2−オンなどの、1つまたは2つのオキソ(=O)部分と随意に置換される。いくつかの実施形態において、二環式の複素環の2つの環の少なくとも1つは芳香族である。いくつかの実施形態において、二環式の複素環の両方の環は芳香族である。
「ヘテロアリール」あるいは代替的には「ヘテロ芳香族」との用語は、窒素、酸素、および硫黄から選択された1つ以上の環ヘテロ原子を含むアリール基を指す。ヘテロアリール基の例証的な例は、単環式ヘテロアリールおよび二環式ヘテロアリールを含む。単環式のヘテロアリールは、ピリジニル、イミダゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピラジニル、テトラゾリル、フリル、チエニル、イソキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、ピリダジニル、トリアジニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、およびフラザニルを含む。単環式のヘテロアリールは、インドリジン、インドール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、インダゾール、ベンゾイミダゾール、プリン、キノリジン、キノリン、イソキノリン、シノリン、フタラジン、キナゾリン、キノキサリン、1,8−ナフチリジン、およびプテリジンを含む。いくつかの実施形態において、ヘテロアリールは環に0−4のN原子を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロアリールは環に1−4のN原子を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロアリールは環に0−4のN原子、0−1のO原子、および0−1のS原子を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロアリールは環に1−4のN原子、0−1のO原子、および0−1のS原子を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロアリールはC1−C9ヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、単環式のヘテロアリールはC−Cヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、単環式のヘテロアリールは5員または6員のヘテロアリールである。いくつかの実施形態において、二環式のヘテロアリールはC6−C9ヘテロアリールである。
「ヘテロシクロアルキル」基は、窒素、酸素、および硫黄から選択された少なくとも1つのヘテロ原子を含むシクロアルキル基を指す。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキルはアリールまたはヘテロアリールで縮合される。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキルは、オキサゾリジノニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、ピペリジン−2−オニル、ピロリジン−2,5−ジチオニル、ピロリジン−2,5−ジオニル、ピロリジノニル、イミダゾリジニル、イミダゾリジン−2−オニル、またはチアゾリジン−2−オニルである。「ヘテロシクロアルキル」との用語は、限定されないが、単糖類、二糖類、およびオリゴ糖を含む、炭水化物のすべての環状形態も含む。1つの態様では、ヘテロシクロアルキルはC−C10ヘテロシクロアルキルである。別の態様では、ヘテロシクロアルキルはC−C10ヘテロシクロアルキルである。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキルは、環に0−2のN原子を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキルは、環に0−2のN原子、0−2のO原子、および0−1のS原子を含む。
「結合」あるいは「単結合」との用語は、結合によって結合された原子がより大きな下部構造の一部であると考えられるときの2つの原子間あるいは2つの部分間の化学結合を指す。1つの態様では、本明細書に記載される基が単結合であるときに、参照された基は存在せず、それによって、残りの特定された基の間での単結合の形成が可能になる。
「部分」との用語は、分子の特定のセグメントまたは官能基を指す。化学的部分は、分子に埋め込まれたまたは付加された化学物質と認識されることが多い。
「随意に置換された」または「置換された」との用語は、参照された基がハロゲン、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−OH、−COH、−COアルキル、−C(=O)NH、−C(=O)NH(アルキル)、−C(=O)N(アルキル)、−S(=O)NH、−S(=O)NH(アルキル)、−S(=O)N(アルキル)、アルキル、シクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロアルキル、アルコキシ、フルオロアルコキシ、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルスルホキシド、アリールスルホキシド、アルキルスルホン、およびアリールスルホンから個々にかつ独立して選択される1つ以上の追加の基で随意に置換されることを意味する。他のいくつかの実施形態では、随意の置換基は、ハロゲン、−CN、−NH、−NH(CH)、−N(CH、−OH、−COH、−CO(C−Cアルキル)、−C(=O)NH、−C(=O)NH(C−Cアルキル)、−C(=O)N(C−Cアルキル)、−S(=O)NH、−S(=O)NH(C−Cアルキル)、−S(=O)N(C−Cアルキル)、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cフルオロアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cフルオロアルコキシ、−SC−Cアルキル、−S(=O)C−Cアルキル、および−S(=O)−Cアルキルから独立して選択される。いくつかの実施形態において、随意の置換基は、ハロゲン、−CN、−NH、−OH、−NH(CH)、−N(CH、−CH、−CHCH、−CF、−OCH、および−OCFから独立して選択される。いくつかの実施形態において、置換された基は、前述の基の1つまたは2つで置換される。いくつかの実施形態において、脂肪族炭素原子(非環式または環式)上の随意の置換基は、オキソ(=O)を含む。
いくつかの実施形態において、それぞれの置換されたアルキル、置換されたフルオロアルキル、置換されたヘテロアルキル、および置換された炭素環、および置換された複素環は、ハロゲン、C−Cアルキル、単環式の炭素環、単環式の複素環、−CN、−OR16、−CO16、−C(=O)N(R16、−N(R16、−NR16C(=O)R17、−SR16、−S(=O)R17、−SO17、あるいは−SON(R16からなる群から独立して選択された1つ以上のR基で置換され;R16はそれぞれ、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cヘテロシクロアルキル、フェニル、ベンジル、5員のヘテロアリール、および6員のヘテロアリールから独立して選択され;または、2つのR16基は、それらが結合するN原子と一体となって、N含有複素環を形成し;R17はそれぞれ独立して、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cヘテロシクロアルキル、フェニル、ベンジル、5員のヘテロアリール、および6員のヘテロアリールから選択される。
本明細書で使用されるような、製剤、組成物、または成分に関する「許容可能な」との用語は、処置されている被験体の健康状態に対して持続的な有害効果がないことを意味する。
本明細書で使用されるような「調節する(modulate)」との用語は、ほんの一例として、標的の活性を増強する、標的の活性を阻害する、標的の活性を制限する、または標的の活性を拡大することを含んで、標的の活性を変更するように、直接または間接に標的と相互作用することを意味する。
本明細書で使用されるような「モジュレーター」との用語は、直接または間接に標的と相互作用する分子を指す。相互作用は、限定されないが、アゴニスト、部分アゴニスト、インバースアゴニスト、アンタゴニスト、分解剤(degrader)、またはそれらの組み合わせの相互作用を含む。いくつかの実施形態において、モジュレーターはアゴニストである。
本明細書で使用されるような「投与する(administer)」、「投与すること(administering)」、「投与(administration)」などの用語は、生物学的作用の望ましい部位への化合物または組成物の送達を可能にするために使用され得る方法を指す。これらの方法は、限定されないが、経口経路、十二指腸内経路、非経口注入(静脈内、皮下、腹腔内、筋肉内、血管内、または点滴を含む)、局所投与、および直腸投与を含む。当業者は、本明細書に記載される化合物および方法を用いて使用され得る投与技術に精通している。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される化合物および組成物は、経口で投与される。
「同時投与」などの用語は、本明細書で使用されるように、一人の患者に対する選択された治療薬の投与を包含することを意味しており、同じあるいは異なる投与経路によって、または同じあるいは異なる時間に、薬剤が投与される治療レジメンを含むことを意図している。
「有効な量」あるいは「治療上有効な量」という用語は、本明細書で使用されるように、処置されている疾患または疾病の症状の1つ以上をある程度まで軽減する、投与されている十分な量の薬剤あるいは化合物を指す。結果は、疾患の徴候、症状、または原因の減少および/または緩和、あるいは生体系の他の所望の変化を含む。例えば、治療用途のための「有効な量」は、疾患症状を臨床的に有意に減少させるために必要とされる、本明細書に開示されるような化合物を含む組成物の量である。個々のケースでの適切な「有効な」量は、用量漸増試験などの技術を使用して随意に決定される。
「増強する(enhance)」あるいは「増強すること(enhancing)」との用語は、本明細書で使用されるように、効能または持続時間のいずれかにおいて所望の効果を増加させるか延長することを意味する。したがって、治療薬の効果を増強することに関して、用語「増強する」は、効能または持続時間のいずれかにおいて、系に対する他の治療薬の効果を増大させるまたは延長する能力を指す。本明細書で使用されるような「増強有効量」は、望ましい系において別の治療薬の効果を増強するのに十分な量を指す。
本明細書で使用されるような「薬学的な組み合わせ(pharmaceutical combination)」との用語は、1つを超える有効成分の混合または併用に起因し、かつ、有効成分の固定されたおよび固定されていない組み合わせを含む生成物を意味する。用語「固定した組み合わせ」は、有効成分、例えば、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、および助剤が、単一の実体または用量の形態で同時に患者に両方とも投与されることを意味する。用語「非固定の組み合わせ」は、有効成分、例えば式(I)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、および助剤が、具体的な干渉する時間制限なしで、同時に、同時発生的にまたは連続して別々の実体として患者に投与され、ここで、そのような投与は、患者の身体に有効レベルの2つの化合物を提供する。後者の用語はカクテル療法、例えば、3以上の有効成分の投与にも当てはまる。
「製品」および「キット」との用語は、同義語として使用される。
「被験体」または「患者」との用語は、哺乳動物を包含する。哺乳動物の例は、限定されないが、以下の哺乳動物のクラスのメンバーを含む:ヒト、チンパンジーなどのヒト以外の霊長類、および他の類人猿ならびにサル類、ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ブタなどの家畜、ウサギ、イヌ、およびネコなどの飼育動物、ラット、マウスおよびモルモットなどの、げっ歯類を含む実験動物。1つの態様では、哺乳動物はヒトである。
「処置する」、「処置すること」、あるいは、「処置」との用語は、本明細書で使用されるように、疾患または疾病の少なくとも1つの症状を緩和するか、軽減するか、あるいは改善すること、追加の症状を防ぐこと、疾患または疾病を阻害すること、例えば、疾患または疾病の発現を抑えること、疾患または疾病を軽減すること、疾患または疾病の退行を引き起こすこと、疾患または疾病によって引き起こされた状態を軽減すること、あるいは疾患または疾病の症状を予防的におよび/または治療的に止めることを含む。
医薬組成物
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される化合物は、医薬組成物へ製剤化される。医薬組成物は、薬学的に使用される調製物への活性化合物の処理を促進する1つ以上の薬学的に許容可能な不活性成分を使用して、従来の方法で製剤化される。適切な製剤は、選択される投与の経路に依存する。本明細書に記載される医薬組成物の概要は、例えば、Remington:The Science and Practice of Pharmacy, Nineteenth Ed (Easton, Pa.:Mack Publishing Company, 1995); Hoover, John E., Remington’s Pharmaceutical Sciences, Mack Publishing Co., Easton, Pennsylvania 1975; Liberman, H.A. and Lachman, L., Eds., Pharmaceutical Dosage Forms, Marcel Decker, New York, N.Y., 1980;およびPharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems, Seventh Ed.(Lippincott Williams & Wilkins1999)で見られ、これらは、そのような開示のための引用によって本明細書に組み込まれる。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載される化合物は、単独で、あるいは、医薬組成物において、薬学的に許容可能な担体、賦形剤、または希釈剤と組み合わせて、投与される。本明細書に記載される化合物および組成物の投与は、作用部位への化合物の送達を可能にする方法によって達成され得る。これらの方法は、限定されないが、腸内経路(経口、胃または十二指腸の栄養管、肛門坐剤および直腸の浣腸を含む)、非経口経路(動脈内、心臓内、皮内、十二指腸内、髄内、筋肉内、骨内、腹腔内、鞘内、血管内、静脈内、硝子体内、硬膜外および皮下を含む、注射または注入)、吸入、経皮、経粘膜、舌下、頬側、および局所(上皮、真皮、浣腸、点眼、点耳、鼻腔内、膣を含む)の投与を介した送達を含むが、最も適切な経路は、例えば、レシピエントの疾病または障害に左右され得る。ほんの一例として、本明細書に記載される化合物は、例えば、手術中の局所注入、クリーム剤または軟膏剤などの局所適用、注射、カテーテル、または移植によって、処置を必要としている領域へと局所的に投与され得る。投与は病変組織または臓器の部位での直接注射によるものでもあり得る。
いくつかの実施形態において、経口投与に適した医薬組成物は、各々があらかじめ決められた量の有効成分を含む、カプセル、カシェ、あるいは錠剤などの分散単位として;粉末または顆粒として;水性液または非水性の液体中の溶液または懸濁液として;あるいは、水中油型エマルションまたは油液中の油中水型エマルションとして提示される。いくつかの実施形態において、有効成分は、ボーラス剤(bolus)、舐剤、あるいはペースト剤として提供される。
経口で使用することができる医薬組成物は、錠剤、ゼラチンで作られた押し込み型カプセル、同様に、ゼラチンとグリセロールまたはソルビトールなどの可塑剤とで作られた密封されたソフトカプセルを含む。錠剤は、随意に1つ以上の副成分とともに、圧縮または成形によって作られてもよい。圧縮錠剤は、随意に結合剤、不活性希釈剤、平滑剤、表面活性剤または分散剤と混合して、粉末または顆粒などの自由流動形態で有効成分を適切な機械で圧縮することによって調製され得る。湿製錠剤は、不活性な液体希釈剤で湿らせた粉末化合物の混合物を適切な機械で成形することによって作られ得る。いくつかの実施形態において、錠剤はコーティングされるかスコア化され、製剤化されることで、その中の有効成分の遅延放出または制御放出をもたらす。経口投与のためのすべての製剤はこうした投与に適した量でなければならない。押し出し型のカプセル剤は、ラクトースなどの充填剤、デンプンなどの結合剤、および/または滑石またはステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤、および随意に安定化剤と組み合わせて活性成分を含むことができる。ソフトカプセルにおいて、活性化合物は、脂肪油、流動パラフィン、または液体のポリエチレングリコールなどの、適切な液体中に溶解または懸濁され得る。いくつかの実施形態において、安定剤が加えられる。糖衣錠コアは適切なコーティングと共に提供される。この目的のために、濃縮した糖溶液が使用されてもよく、これは随意に、アラビアゴム、滑石、ポリビニルピロリドン、カーボポールゲル、ポリエチレングリコール、および/または二酸化チタン、ラッカー溶液、および適切な有機溶媒または溶媒混合液を含有し得る。染料または色素は、識別のために、または活性化合物の投与量の様々な組み合わせを特徴付けるために、錠剤またはドラゼーコーティングに加えられ得る。
いくつかの実施形態において、医薬組成物は、例えば、ボーラス注入または持続注入などの注入によって非経口投与のために製剤化される。注入のための製剤は、追加の保存剤とともに、単位剤形で、例えば、アンプルまたは複数回投与用容器で提供されてもよい。組成物は、油性または水性のビヒクル中で懸濁液、溶液、またはエマルジョンなどの形態をとってもよく、懸濁化剤、安定化剤、および/または分散剤などの調合剤を含有し得る。組成物は、単位投与用また複数回投与用の容器、例えば、密封したアンプルおよびバイアル中に提供されてもよく、粉末形態で保存されることもあれば、使用の直前に無菌の液体担体、例えば、生理食塩水または発熱性物質を含まない蒸留水の追加しか必要としない冷凍乾燥(凍結乾燥)状態で保存されることもある。即席の注射液および懸濁液は、上に記載された種類の無菌の粉末、顆粒、および錠剤から調製されてもよい。
非経口投与のための医薬組成物は、製剤を所望のレシピエントの血液と等張にする抗酸化剤、緩衝液、静菌薬、および溶質を含み得る、活性化合物の水性および非水性(油性)の無菌注入溶液;および、懸濁化剤および増粘剤を含み得る水性および非水性の無菌の懸濁液を含む。適切な親油性溶媒またはビヒクルは、ごま油などの脂肪油、オレイン酸エチルまたはトリグリセリドなどの合成の脂肪酸エステル、またはリポソームを含む。水性の注射懸濁液は、カルボキシルメチルセルロースナトリウム、ソルビトール、またはデキストランなどの、懸濁液の粘度を増加させる物質を含み得る。随意に、懸濁液は、高濃度の溶液の調製を可能にするために化合物の溶解度を増加させる適切な安定剤または薬剤も含んでもよい。
医薬組成物はデボー製剤としても製剤化され得る。そのような長時間作用型の製剤は、移植によって(例えば、皮下または筋肉内)または筋肉内注射によって投与されてもよい。したがって、例えば、化合物は、適切な高分子材料または疎水性材料(例えば、許容可能な油中のエマルジョンとして)またはイオン交換樹脂で、あるいは難溶性誘導体として、例えば、難溶性塩として製剤化されてもよい。
頬側投与または舌下投与については、組成物は、従来の方法で製剤化された錠剤、ロゼンジ、パステル剤、あるいはゲル剤の形態をとり得る。そのような組成物は、スクロースおよびアカシアまたはトラガントなどの香味をつけた(flavored)主成分中の有効成分を含み得る。
医薬組成物は局所的に、すなわち、非全身投与によって投与され得る。これは、化合物が血流に大量に入ることのないように、外部の表皮または頬腔への本発明の化合物の適用、および上記化合物の耳、目、および鼻への滴下を含む。対照的に、全身投与とは経口、静脈内、腹腔内、および筋肉内の投与を指す。
局所投与に適した医薬組成物は、ゲル剤、リニメント剤、ローション剤、クリーム剤、軟膏剤、あるいはペースト剤、および、目、耳、あるいは鼻への投与に適した液滴などの、皮膚を通って炎症部位へ浸透するのに適した液体あるいは半液体の製剤を含む。有効成分は、局所投与のために製剤の0.001%−10%w/w、例えば、1重量%−2重量%を含み得る。
吸入による投与のための医薬組成物は、注入器、噴霧器、加圧されたパック、あるいはエアロゾルスプレーを送達する他の便利な手段から便利よく送達される。加圧されたパックは、ジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、二酸化炭素、または他の適切な気体などの、適切な噴霧剤(propellant)を含み得る。加圧されたエアロゾルの場合、投与単位は、測定された量を送達するためのバルブを設けることによって決定され得る。代替的に、吸入または通気による投与のために、製剤は、乾燥粉組成物、例えば、化合物の粉末混合物、およびラクトースまたはデンプンなどの適切な粉末基剤の形態をとり得る。粉末組成物は、粉末が吸入器または注入器を用いて投与され得る単位剤形、例えば、カプセル剤、カートリッジ、ゼラチン、またはブリスターパックで提供され得る。
例えば、とりわけ上で言及された成分に加えて、本明細書に記載される化合物と組成物は、問題の製剤のタイプを考慮して当該技術分野で従来の他の薬剤を含むことがあり、例えば、経口投与に適した薬剤は香料を含むことがあることを理解されたい。
投薬方法と処置レジメン
1つの実施形態において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩は、ソマトスタチン活性の調節から恩恵を得ることになる哺乳動物における疾患または疾病の処置のための薬剤の調製に使用される。そのような処置を必要としている哺乳動物において本明細書に記載される疾患または疾病のいずれかを処置するための方法は、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、活性代謝物質、プロドラッグ、または薬学的に許容可能な溶媒和物を、治療上有効な量で、前記哺乳動物に投与する工程を含む。
特定の実施形態では、本明細書に記載される化合物を含有している医薬組成物は、予防的なおよび/または治療的な処置のために投与される。特定の治療用途では、組成物は、疾患または疾病の症状の少なくとも1つを治癒するか、または少なくとも部分的に阻止するのに十分な量で、疾患または疾病に既に苦しんでいる患者に投与される。この使用に有効な量は、疾患または疾病の重症度および経過、以前の治療、患者の健康状態、体重、および薬物に対する反応、ならびに処置する医師の判断に依存する。治療上有効な量は、限定されないが、用量漸増および/または投与量決定の臨床試験を含む方法によって随意に決定される。
予防的な用途において、本明細書に記載される化合物を含有している組成物は、特定の疾患、障害、または疾病にかかりやすいまたはそのリスクのある患者に投与される。このような量は、「予防上有効な量または投与量」であると定義される。この用途では、正確な量は患者の健康状態、体重などによっても変わる。患者に使用される際、この使用のための有効な量は、疾患、障害、または疾病の重症度および経過、以前の治療、患者の健康状態および薬物に対する反応、ならびに処置する医師の判断に依存する。一態様では、予防処置は、疾患または疾病の症状の再発を防ぐために、処置されている疾患の少なくとも1つの症状を以前に経験したおよび寛解期にある哺乳動物に、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩を投与する工程を含む。
患者の状態が改善しない特定の実施形態では、患者の疾患または疾病の症状を寛解するか、またはそうでなければ抑制または制限するために、医者の判断で、化合物の投与は、慢性的に、すなわち、患者の生涯を含む長期間にわたって投与される。
いったん患者の状態が改善すると、必要に応じて維持用量が投与される。続いて、具体的な実施形態では、投与の用量または頻度、あるいはその両方は、症状に応じて、改善された疾患、障害、または疾病が保持されるレベルまで減少される。しかしながら、特定の実施形態では、患者は、症状の再発で長期間にわたって断続的な処置を必要とする。
そのような量に相当する所定の薬剤の量は、特定の化合物、疾患の状態およびその重症度、治療を必要とする被験体または宿主の独自性(例えば、体重、性別)などの因子に依存して変わるが、それにもかかわらず、例えば、投与されている特定の薬剤、投与経路、処置されている疾病、および処置されている被験体または宿主を含むそのケースを取り巻く特別な状況に応じて決定される。
しかしながら、一般に、成人のヒトの処置に使用される投与量は典型的には、1日当たり0.01mg−2000mgの範囲である。1つの実施形態では、所望の投与量は、単回投与で、あるいは、同時にまたは適切な間隔で投与される分割量で、例えば、1日当たり2、3、4回またはそれ以上のサブ用量として、好適に提供される。
一実施形態では、本明細書に記載される式(I)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩に適切な毎日の投与量は、体重当たり約0.01〜約50mg/kgである。いくつかの実施形態において、剤形中の有効成分の毎日の投与量は、個々の処置レジメンに関する多くの変数に基づいて、本明細書に示される範囲より少なくなるかまたは高くなる。様々な実施形態では、毎日の投与量および単位用量は、限定されないが、使用される化合物の活性、処置される疾患または疾病、投与の様式、個々の被験体の必要条件、処置されている疾患または疾病の重症度、および医師の判断を含む、多くの変数に依存して変更される。
こうした治療レジメンの毒性と治療の有効性は、限定されないが、LD50とED50の決定を含む、細胞培養または実験動物における標準的な製薬手順によって決定される。毒性と治療効果との間の用量比が治療指数であり、これは、LD50とED50との間の比率として表される。特定の実施形態では、細胞培養アッセイと動物研究から得られたデータは、ヒトを含む哺乳動物で使用するための治療上有効な毎日の投与量範囲および/または治療上有効な単位用量の製剤で使用される。いくつかの実施形態において、本明細書に記載される化合物の毎日の投与量は、最小限の毒性のED50を含む血中濃度の範囲内にある。特定の実施形態では、毎日の投与量範囲および/または単位用量は、使用される剤形および利用される投与経路に依存して、この範囲内で変動する。
前述の態様のいずれかにおいて、さらなる実施形態では、式(I)の有効な量の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩は:(a)哺乳動物に全身に投与され、および/または、(b)哺乳動物に経口で投与され、および/または、(c)哺乳動物に静脈内投与され、および/または、(d)哺乳動物に注入によって投与される、および/または、(e)哺乳動物に局所的に投与される、および/または、(f)哺乳動物に非全身的または局所的に投与される、さらなる実施形態がある。
前述の態様のいずれかにおいて、(i)化合物が一日に一度投与される、または、(ii)化合物が1日にわたって哺乳動物に複数回投与される、さらなる実施形態を含む、有効な量の化合物の単回投与を含むさらなる実施形態がある。
前述の態様のいずれかにおいて、(i)化合物が継続的にあるいは断続的に単回投与でのように投与され;(ii)複数回投与の間隔が6時間ごとであり、(iii)化合物が8時間ごとに哺乳動物に投与される、(iv)化合物が12時間ごとに哺乳動物に投与される、(v)化合物が24時間ごとに哺乳動物に投与される、さらなる実施形態を含む、有効な量の化合物の複数回投与を含むさらなる実施形態がある。さらなるまたは代替的な実施形態において、方法は、休薬期間を含み、ここで、化合物の投与は一時的に中断されるか、または投与されている化合物の量は、一時的に減らされ、休薬期間の終わりに、化合物の投与が再開される。1つの実施形態において、休薬期間の長さは2日〜1年と様々である。
併用療法
特定の例では、1つ以上の他の治療薬と組み合わせて、式(I)の少なくとも1つの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩を投与することが適切である。
1つの実施形態において、本明細書に記載される化合物のうちの1つの治療有効性は、アジュバントの投与によって増強される(つまり、アジュバント単独では最小の治療効果を有するが、別の治療薬と組み合わせて、患者に対する全体的な治療効果が増強される)。あるいは、いくつかの実施形態において、患者が受ける効果は、本明細書に記載される化合物の1つを、同様に治療効果を有する別の薬剤(これは治療レジメンも含む)とともに投与することによって増加する。
1つの特定の実施形態において、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩は、第2の治療薬と同時投与され、ここで、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、および第2の治療薬は、処置されている疾患、障害、または疾病の様々な態様を調整し、それによって、一方の治療薬単独の投与よりも大きな全体的な効果を提供する。
どんな場合でも、処置されている疾患、障害、または疾病にかかわらず、患者が経験する全体的な効果は単に2つの治療剤の相加的なものであるか、あるいは患者は相乗的な効果を経験する。
本明細書に記載される併用療法のために、同時投与される化合物の用量は、利用される共薬のタイプ、利用される具体的な薬物、処置されている疾患または疾病などによって様々である。追加の実施形態では、1つ以上の他の治療剤と同時投与されたときに、本明細書に提供される化合物は、1つ以上の他の治療剤と同時に、または連続して投与される。
併用療法では、複数の治療薬(その1つは本明細書に記載される化合物の1つである)は、任意の順序で、あるいは同時でも投与される。投与が同時である場合、複数の治療薬は、ほんの一例として、単一の統一した形態で、または複数の形態で(例えば、単一の丸剤、または2つの別個の丸剤として)提供される。
併用療法とともに、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩は、疾患または疾病の発症の前、最中、または後に投与され、化合物を含有している組成物を投与するタイミングは様々である。したがって、1つの実施形態において、本明細書に記載される化合物は、疾患または疾病の発症を防ぐために予防薬として使用され、疾患または疾病にかかる傾向のある被験体に継続的に投与される。別の実施形態において、化合物および組成物は、症状の発症の間にまたはその後できるだけすぐに被験体に投与される。特定の実施形態において、本明細書に記載される化合物は、疾患または疾病の発症が検知されたまたは疑われた後に実用可能となってすぐに、および疾患の処置に必要な期間にわたって、投与される。いくつかの実施形態において、処置に必要な期間は様々であり、処置期間は各被験体の具体的なニーズに合わせて調節される。
上で使用されたように、および、本発明の記載全体にわたって、特段の定めのない限り、以下の略語は次の意味を有すると理解されるものとする:
略語:
Pd(PPh:テトラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム(0);
Pd(dppf)Cl:[1’,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]二塩化パラジウム(II);
Pd(PPhCl:ビス(トリフェニルフォスフィン)二塩化パラジウム(II);
PdAmphosまたはPd(Amphos)Cl:ビス(ジ−tert−ブチル(4−ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)ジクロロパラジウム(II);
Pd(DtBPF)Cl:[1,1’−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II);
P(t−Bu):トリ−tert−ブチルホスフィン;
HBF:テトラフルオロホウ酸;
DBU:1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン;
DIEA:N,N−ジイソプロピルエチルアミン;
Prep−HPLC:分取高速液体クロマトグラフィー;
LCMS:液体クロマトグラフィー−質量分析;
MS:質量分析法;
AcOH:酢酸;
TFA:トリフルオロ酢酸;
HCl:塩酸または塩酸塩;
MeCNあるいはCHCNまたはACN:アセトニトリル;
O:水;
DMSO:ジメチルスルホキシド;
DMF:ジメチルホルムアミド;
DCM:ジクロロメタン;
NBS:N−ブロモスクシンイミド;
Br:臭素;
NCS:N−クロロスクシンイミド;
rt:室温;
SST:ソマトスタチン;
SSTR:ソマトスタチン受容体;
TBAF:フッ化テトラブチルアンモニウム;
hrs:時間;
hまたはhr:時間;
min:分;
:窒素ガス;
mg:ミリグラム;
mL:ミリリットル;
eq.またはequiv:当量;
mmol:ミリモル;
ppts:沈殿物;
CO:炭酸カリウム;
NaHCO:炭酸水素ナトリウム
OSO:オスミウム酸
t−BuOH:tert−ブチルアルコール
EtOAc:酢酸エチル
NaSO:硫酸ナトリウム
以下の実施例は、例示目的のためのみに提供され、本明細書で提供される請求項の範囲を制限するものではない。
化合物の合成
実施例1.1−{1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン(化合物1−2)。
Figure 2021512889
工程1−1。tert−ブチルN−{[1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル]メチル}カルバメートの調製:100mLの丸底フラスコに、5−ブロモ−4−クロロピリジン−3−カルバルデヒド(1.0当量、9.1mmol、2.0g)、THF(25mL)、TEA(2.0当量、18.14mmol、1.8g)、およびtert−ブチルN−(アゼチジン−3−イルメチル)カルバメート(1.2当量、10.7mmol、2.0g)を入れた。結果として生じた溶液を窒素でパージし、夜通し70℃で撹拌した。反応混合物を濃縮して、酢酸エチル/石油エーテルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製することで、黄色の固形物として2.1g(63%)のtert−ブチルN−[[1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル]メチル]カルバメートを得た。LCMS (M+H)=370.1、372.1.
工程1−1。tert−ブチルN−([1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メチル)カルバメートの調製:250mLの丸底フラスコに、tert−ブチルN−[[1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル]メチル]カルバメート(1.0当量、5.4mmol、2g)、3−フルオロ−5−メチルフェニル)ボロン酸(1.2当量、6.5mmol、1.0g)、KPO(3.0当量)、22.1mmol、4.7g)、Pd(dba)CHCl(0.05当量、0.27mmol、280mg)、P(t−Bu)HBF(0.10当量、0.54mmol、157mg)、1,4−ジオキサン(20mL)と水(2.0mL)を入れた。結果として生じた溶液を窒素でパージし、1時間70℃で撹拌した。反応混合物をろ過し、ろ液を真空下で濃縮した。酢酸エチル/石油エーテルで溶出させながら、残留物をシリカゲルカラムに塗布して、黄色の固形物として2.1g(97%)のtert−ブチルN−([1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メチル)カルバメートを得た。LCMS(M+H)=400.2。
工程1−3。tert−ブチルN−([1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メチル)カルバメートの調製:8mLのバイアルに、3−フルオロベンゼン−1,2−ジアミン(3.0当量、0.24mmol、30mg)、tert−ブチルN−([1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メチル)カルバメート(1.0当量、0.08mmol、30mg)、Na(2.0当量、0.16mmol、29mg)、およびN,N−ジメチルホルムアミド(1.0mL)を入れた。結果として生じる溶液を100°Cで3時間撹拌し、室温に冷ました。反応混合物をろ過し、ろ液を20ml/分の流量で水(0.05%TFA)とアセトニトリル(6分で26%のアセトニトリル〜44%のアセトニトリルまで)の2つの移動相で溶出させて、XBridge Prep C18カラム(19x150mm)上の分取HPLCによって精製し、結果として、オフホワイト固形物として35mg(75%)のtert−ブチルN−([1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メチル)カルバメートを生成する。LCMS(M+H)=506.4。
工程1−4。[1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メタンアミンの調製:50mLの丸底フラスコに、tert−ブチルN−([1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メチル)カルバメート(1.0当量、0.06mmol、35mg)、ジクロロメタン(2.0mL)、およびトリフルオロ酢酸(1.0mL)を入れた。結果として生じる溶液を室温で2時間撹拌した。結果として生じる混合物を、真空下で濃縮して冷凍乾燥させることで、結果として、薄茶色の固形物として、20mg(68%)の[1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メタンアミントリフルオロ酢酸塩を得た。LCMS(M+H)=406.1。
様々な工程での試薬と基質の適切な置換によって、以下の化合物を実施例1と同様に調製し、それは、適切な試薬を用いる周知の化学によるベンゾイミダゾール側鎖上のさらなる官能基修飾を必要とすることもある。HClまたはギ酸などの様々な塩が得られることもある。
Figure 2021512889
実施例2.1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−フェニルピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン(化合物1−27)。
Figure 2021512889
工程2−1。tert−ブチルN−([1−[3−ブロモ−5−(5,7−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メチル)カルバメートの調製:40mLの丸底フラスコに、tert−ブチルN−[[1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル]メチル]カルバメート(1.0当量、1.1mmol、400mg、工程1−1、実施例1)、3,5−ジフルオロベンゼン−1,2−ジアミン(3.0当量、3.33mmol、480mg)、Na(2.0当量、2.16mmol、400mg)、およびNMP(5.0mL)を入れた。結果として生じる溶液を16時間100℃で撹拌した。反応混合物を50mLの水でクエンチし、3x20mLの酢酸エチルを用いて抽出した。有機層を組み合わせ、水(4×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。酢酸エチル/石油エーテルで溶出させながら、残留物をシリカゲルカラムに塗布して、薄茶色の固形物として400mg(75%)のtert−ブチルN−([1−[3−ブロモ−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メチル)カルバメートを得た。LCMS (M+H)=494.1、496.0.
工程2−2。tert−ブチルN−([1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−フェニルピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メチル)カルバメートの調製:8mLの密封管に、tert−ブチルN−([1−[3−ブロモ−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メチル)カルバメート(1.0当量、0.08mmol、40mg)、フェニルボロン酸(2.0当量、0.16mmol、20mg)、ジオキサン(2.0ml)、水(0.2mL)、KCO(3.0当量、34mg)、およびPd(dppf)Cl(0.1当量、0.01mmol、6mg)を入れた。結果として生じた溶液を油浴において100°Cで6時間撹拌した。結果として生じる混合物を真空下で濃縮した。粗製の残留物を、20ml/分の流量で水(0.05%TFA)とACNの2つの移動相で溶出させて、SunFire Prep C18 OBDカラム(19×150mm、5μm)上の分取HPLCによって精製し、結果として、淡黄色の固形物として35mg(88%)のtert−ブチルN−([1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−フェニルピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メチル)カルバメートを得た。LCMS (M+H)=492.2.
工程2−3。1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−フェニルピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミンの調製:50mLの丸底フラスコに、tert−ブチルN−[1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−フェニルピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メチル)カルバメート(1.0当量、0.07mmol、35mg)、ジクロロメタン(5.0mL)、およびトリフルオロ酢酸(1.0mL)を入れた。結果として生じた溶液を室温で1時間撹拌し、真空下で濃縮した。残留物を減圧下で乾燥させることで、薄茶色の固形物として、表題生成物の29.2mg(81%)のTFA塩を得た。LCMS (M+H)=392.2.
様々な工程での試薬と基質の適切な置換によって、以下の化合物を実施例2と同様に調製し、それは、適切な試薬を用いる周知の化学によるベンゾイミダゾール側鎖上のさらなる官能基修飾を必要とすることもある。HClまたはギ酸などの様々な塩が得られることもある。
Figure 2021512889
実施例3.1−{1−[3−(4−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン(化合物1−24)。
Figure 2021512889
工程3−1。tert−ブチルN−([1−[3−(7−フルオロ−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メチル)カルバメートの調製:8mLの密封管に、tert−ブチルN−([1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メチル)カルバメート(1.00当量、0.25mmol、126mg、「実施例1、工程1−3」)、N,N−ジメチルホルムアミド(2.0mL)、水酸化ナトリウム(3.00当量、0.72mmol、29mg)、およびヨードメタン(1.10当量、0.27mmol、38mg)を入れた。結果として生じた溶液を、油浴中で30分間50℃で撹拌した。反応混合物を室温に冷まし、以下の条件(分取HPLC−006)を用いて分取HPLCによって精製した:カラム、XBridge Prep C18 OBDカラム、19×150mm 5μm;移動相A:水(10mmol/LのNHHCO+0.1%のNH・HO);移動相B:ACN;勾配:6分でB 55.0%〜65.0%;検出器、UV220nm。これは、2つの化合物、無色の固形物として30mg(23%)のtert−ブチルN−([1−[3−(4−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メチル)カルバメートと、無色の固形物として32mg(25%)のtert−ブチルN−([1−[3−(7−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メチル)カルバメートを生成した。前者の材料は次の工程合成に使用され、後者の材料は実施例4の合成のために保存された。両方の異性体について、LCMS(M+H)=520.2.
工程3−2。1−{1−[3−(4−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミンの調製:50mLの丸底フラスコに、tert−ブチルN−([1−[3−(4−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メチル)カルバメート(1.0当量、0.06mmol、30mg)、ジクロロメタン(2.0mL)、およびトリフルオロ酢酸(1.0mL)を入れた。結果として生じた溶液を1時間室温で撹拌し、その後、濃縮して減圧下においてオーブン内で乾燥させることで、オフホワイト固形物として19.0mg(62%)の[1−[3−(4−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メタンアミンのTFA塩を得た。LCMS (M+H)=420.2.この化合物の構造はNOESY NMR分光法によって確認された。
実施例4.1−{1−[3−(7−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン(化合物1−25)。
Figure 2021512889
工程4−1。1−{1−[3−(7−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミンの調製:50mLの丸底フラスコに、tert−ブチルN−([1−[3−(7−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メチル)カルバメート(1.0当量、0.06mmol、32mg、「実施例3、工程3−1」)、ジクロロメタン(2.0mL)、およびトリフルオロ酢酸(1.0mL)を入れた。結果として生じた溶液を1時間室温で撹拌し、濃縮して減圧下において内で乾燥させることで、オフホワイト固形物として19.6mg(60%)の[1−[3−(7−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]メタンアミンのTFA塩を得た。LCMS (M+H)=420.2.この化合物の構造はNOESY NMR分光法によって確認された。
実施例5.3−(アミノメチル)−1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−オール(化合物1−28)
Figure 2021512889
工程5−1。tert−ブチル3−({[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}メチル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシレートの調製:tert−ブチル3−(アミノメチル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシレート(1.0当量、1.18mmol、252mg)のジクロロメタン(6.0mL)溶液に、0℃でN−(ベンジルオキシカルボニルオキシ)スクシンイミド(1.5当量、1.77mmol、452mg)を添加した。結果として生じた混合物を室温まで温め、20時間同じ温度で撹拌した。反応溶液を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、水、飽和したNHCl、飽和したNaHCO、およびブラインで洗浄した。有機層を無水のNaSOで乾燥し、ろ過し、濃縮した。酢酸エチル/ヘキサンで溶出させながら、得られた残留物をシリカゲルカラムに塗布して、無色の油として364mg(49%)のtert−ブチル3−({[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}メチル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシレートを得た。LCMS (M+H)=337.3.
工程5−2。ベンジルN−{[1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}カルバメートの調製:tert−ブチル3−({[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}メチル)−3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボキシレート(1.0当量、1.08mmol、364mg)のジオキサン(1.0mL)溶液に、ジオキサン(10当量、10.8mmol、2.7mL)中の添加された4.0MのHClを添加した。混合物を2時間室温で撹拌し、減圧下で濃縮した。残留物を高真空下で乾燥させ、それ以上精製することなく次の工程で使用した。この粗製物(1.0当量、1.08mmol)を、5−ブロモ−4−クロロピリジン−3−カルバルデヒド(1.0当量、1.08mmol、238mg)、無水THF(3.0mL)、およびDIPEA(3.0当量、3.24mmol、0.534mL)と組み合わせて、4時間70℃で撹拌した。その後、反応溶液を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、水とブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。メタノール/ジクロロメタンで溶出させながら、得られた残留物をシリカゲルカラムに塗布して、172mgの表題化合物を得た。LCMS (M+H)=420.2、422.1.
工程5−3。ベンジルN−({1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル}メチル)カルバメート調製:ベンジルN−{[1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル]メチル}カルバメート(1.0当量、0.41mmol、172mg)、および3−フルオロ−5−メチルフェニルボロン酸(3.0当量、1.23mmol、189mg)のTHF(4.0mL)溶液に、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム/トリ−tert−ブチルホスホニウムテトラフルオロボレート混合物(モル比:1/1.2の複合体(0.05当量、0.021mmol、27mg)、およびKPO・HO(3.0当量、1.23mmol、282mg)を添加した。Nを5分間反応溶液で泡立たせ、0.4mLの水を添加した。結果として生じた混合物を1.5時間室温で撹拌し、LCMS分析は不完全な転換を示した。3−フルオロ−5−メチルフェニルボロン酸(3.0当量、1.23mmol、189mg)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム/トリtertブチルホスホニウムテトラフルオロボレート混合物(モル比:1/1.2)複合体(0.05当量、0.021mmol、27mg)、およびKPO・HO(3.0当量、1.23mmol、282mg)を、N下で添加した。結果として生じた混合物を1時間室温で撹拌し、LCMS分析は、出発物質の完全な消費を示した。反応溶液を酢酸エチル(50mL)で希釈し、水とブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。酢酸エチル/ジクロロメタン(0〜50%)で溶出させるシリカゲルクロマドグラフィーによって、得られた残留物を精製することで、83mgの表題化合物を得た。MS (M+H)=450.1.
工程5−4。ベンジルN−({1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル}メチル)カルバメートの調製:ベンジルN−({1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル}メチル)カルバメート(1.0当量、0.034mmol、16mg)のDMF(1.0mL)溶液に、3,5−ジフルオロベンゼン−1,2−ジアミン(10当量、0.34mmol、48mg)と水(0.1mL)を添加した。結果として生じた混合物を48時間空気下で100℃で撹拌した。反応溶液を酢酸エチル(20mL)で希釈し、水とブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。得られた残留物を、MeOH/DCM(0〜5%)で溶出させるシリカゲルクロマドグラフィーによって精製することで、14mgの表題化合物を得た。MS (M+H)=574.1.
工程5−5。3−(アミノメチル)−1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−オールの調製:ベンジルN−({1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン−3−イル}メチル)カルバメート(1.0当量、0.024mmol、14mg)を、トリフルオロ酢酸(0.8mL)とチオアニソール(0.1mL)と組み合わせた。その結果として生じた混合物を40分間60°Cで加熱した。反応溶液を濃縮し、得られた残留物を、MeCN/水(0〜30%)で溶出させるRP C18カラムクロマトグラフィーによって精製した。純粋な画分を組み合わせ、飽和したNaHCOおよびNaClで中和し、ジクロロメタンで抽出し、およびMgSOで乾燥させた。有機層を濃縮して高真空下で乾燥させることで、2.0mgの所望の生成物を得た。MS (M+H)=440.5.
実施例6.2−アミノ−2−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エタノ−1−オール(化合物1−49)
Figure 2021512889
工程6−1。tert−ブチル3−(1−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−2−メトキシ−2−オキソエチル)アゼチジン−1−カルボキシレートの調製:「実施例5、工程5−1」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチル 3−(1−アミノ−2−メトキシ−2−オキソエチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1.0当量、4.09mmol、1.0g)と、N−(ベンジルオキシカルボニルオキシ)スクシンイミド(1.5当量、6.14mmol、1.53g)から、表題化合物(674mg)が透明な油として調製された。MS (M+H)=379.1.
工程6−2。2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−2−{1−[(tert−ブトキシ)カルボニル]アゼチジン−3−イル}酢酸の調製:tert−ブチル3−(1−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−2−メトキシ−2−オキソエチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1.0当量、1.4mmol、530mg)のTHF/水溶液(3.5mL/3.5mL)に、0℃でLiOH・HO(1.5当量、2.1mmol、90mg)を添加した。結果として生じた混合物を2時間同じ温度で撹拌し、LCMS分析は、出発物質の完全な消費を示した。反応溶液のpHは水性のHCl(1.0M)で4−5に調節され、結果として生じた混合物を酢酸エチルで抽出し、ブラインで洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮することで、白色泡として497mgの所望の生成物を得た。これを、それ以上精製することなく次の工程で使用した。MS (M+H)=365.3.
工程6−3。tert−ブチル3−(1−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−2−ヒドロキシエチル)アゼチジン−1−カルボキシレートの調製:2−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−2−{1−[(tert−ブトキシ)カルボニル]アゼチジン−3−イル}酢酸(1.0当量、1.37mmol、497mg)を、THF(4当量、5.46mmol、5.5mL)中の1.0MのBH・THF複合体と組み合わせ、結果として生じた混合物を夜通し、周囲温度で撹拌した。0℃において、10mLの水を反応溶液へ液滴で添加すて過剰なBH・THF複合体をクエンチし、結果として生じた混合物を酢酸エチルで希釈した。有機層は分離させ、ブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、ろ過し、濃縮することで、透明な油として256mgの所望の生成物を得た。得られた残留物をそれ以上精製することなく次の工程で使用した。MS(M+H)=351.4。
工程6−4。ベンジルN−{1−[1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル]−2−ヒドロキシエチル}カルバメートの調製:tert−ブチル3−(1−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−2−ヒドロキシエチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(256mg)のジオキサン(1.0mL)溶液に、ジオキサン(1.8mL)中の4.0MのHClを添加し、結果として生じた混合物を2時間周囲温度で撹拌した。反応混合物を濃縮して真空下で乾燥させることで、ベンジルN−[1−(アゼチジン−3−イル)−2−ヒドロキシエチル]カルバメートの216mgのHCl塩を得た。この材料を、5−ブロモ−4−クロロピリジン−3−カルバルデヒド(1.0当量、0.76mmol、167mg)、DIPEA(3.0当量、2.27mmol、0.40mL)、およびTHF(5.0mL)と組み合わせた。結果として生じた混合物を70°Cで夜通し加熱した。反応溶液を濃縮し、得られた残留物を、MeCN/水(0〜50%)で溶出させる逆相C18クロマトグラフィーによって精製した。純粋な画分を組み合わせ、飽和したNaHCOおよびNaClで中和し、ジクロロメタンで抽出し、およびMgSOで乾燥させた。有機層を濃縮して高真空下で乾燥させることで、47mgの所望の生成物を得た。MS (M+H)=434.2、436.3.
工程6−5。ベンジルN−(1−{1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}−2−ヒドロキシエチル)カルバメートの調製:ベンジルN−{1−[1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル]−2−ヒドロキシエチル}カルバメート(1.0当量、0.10mmol、47mg)のジオキサン溶液(1.5mL)に、Pd(Amphos)Cl(0.15当量、0.015mmol、11mg)、3−フルオロ−5−メチルフェニルボロン酸(3.0当量、0.30mmol、50mg)、およびKCO(3.0当量、0.30mmol、42mg)を添加した。Nを5分間反応溶液で泡立たせ、0.15mLの水を添加した。結果として生じた混合物を1.5時間100°Cで加熱し、LCMS分析は、出発物質が完全に消費されたことを示した。反応溶液をシリカゲルで濃縮し、得られた残留物を、酢酸エチル/ヘキサン(0〜100%)で溶出させながら、シリカゲルクロマドグラフィー上に塗布することで、23mgの所望の生成物を得た。MS (M+H)=464.3.
工程6−6。ベンジルN−(1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}−2−ヒドロキシエチル)カルバメートの調製:「実施例5、工程5−4」に記載される方法と同様の方法を使用して、ベンジルN−(1−{1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}−2−ヒドロキシエチル)カルバメート(1.0当量、0.049mmol、23mg)と、3,5−ジフルオロベンゼン−1,2−ジアミン(10当量、0.49mmol、70mg)から、表題化合物(9mg)が茶色の泡として調製された。MS (M+H)=588.2.
工程6−7。2−アミノ−2−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エタノ−1−オールの調製:「実施例5、工程5−5」に記載される方法と同様の方法を使用して、ベンジルN−(1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}−2−ヒドロキシエチル)カルバメート(9.0mg)から、表題化合物(2.0mg)が調製された。MS (M+H)=454.4.
実施例7.1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}プロパノ−1−アミン(化合物1−51)
Figure 2021512889
工程7−1。tert−ブチル3−[(1E)−[(2−メチルプロパン−2−スルホニル)イミノ]メチル]アゼチジン−1−カルボキシレートベンジル N−[1−(アゼチジン−3−イル)−2−ヒドロキシエチル]カルバメートの調製:tert−ブチル3−ホルミルアゼチジン−1−カルボキシレート(1.0当量、3.24mmol、600mg)のジクロロメタン(10mL)溶液に、2−メチル−2−プロパンスルフィンアミド(1.0当量、3.24mmol、393mg)とCuSO(2.2当量、7.13mmol、1.14g)を添加した。反応混合物を室温で夜通し撹拌した。結果として生じた懸濁液を、セライト・パッドを通してろ過し、ろ液を集め、濃縮し、真空下で乾燥させることで、無色の油として919mgの表題化合物を得た。この粗製材料を、それ以上精製することなく次の工程で使用した。MS (M+H)=289.4.
工程7−2。tert−ブチル3−[1−(2−メチルプロパン−2−スルホンアミド)プロピル]アゼチジン−1−カルボキシレートの調製:粗製のtert−ブチル3−[(1E)−[(2−メチルプロパン−2−スルホニル)イミノ]メチル]アゼチジン−1−カルボキシレートベンジル N−[1−(アゼチジン−3−イル)−2−ヒドロキシエチル]カルバメート(1.0当量、3.24mmol、919mg)のジクロロメタン(20mL)溶液に、大気のN下において0℃で0.9Mのエチル臭化マグネシウム溶液(1.2当量、4.25mmol、3.83mL)を添加した。結果として生じた混合物を0.5時間同じ温度で撹拌し、LCMS分析は、出発物質の完全な消費を示した。反応溶液を飽和したNHCl(3.0mL)でクエンチし、水(20mL)で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を組み合わせ、MgSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮することで、無色の油として0.975gのtert−ブチル3−[1−(2−メチルプロパン−2−スルホンアミド)プロピル]アゼチジン−1−カルボキシレートを得た。この粗製材料を、それ以上精製することなく次の工程で使用した。MS(M+H)=319.2。
工程7−3。tert−ブチル3−(1−アミノプロピル)アゼチジン−1−カルボキシレートの調製:tert−ブチル3−[1−(2−メチルプロパン−2−スルホンアミド)プロピル]アゼチジン−1−カルボキシレート(1.0当量、3.24mmol、0.975g)のメタノール(20mL)溶液に、ジオキサン(1.3当量、4.16mmol、1.04mL)中の4.0MのHClを0℃で、液滴で添加した。結果として生じた混合物を5時間、同じ温度で撹拌した。飽和したNaHCO溶液を添加して過剰な酸を中和し、結果として生じた混合物をジクロロメタン(3×50mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、MgSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮することで、無色の油として860mgの所望の生成物を得た。この粗製材料を、それ以上精製することなく次の工程で使用した。MS(M+H)=319.2。
工程7−4。tert−ブチル3−(1−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}プロピル)アゼチジン−1−カルボキシレートの調製:「実施例5、工程5−1」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチル 3−(1−アミノプロピル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1.0当量、860mg、3.2mmol)と、N−(ベンジルオキシカルボニルオキシ)スクシンイミド(1.5当量、4.8mmol、1.20g)から、表題化合物(458mg)が透明な油として調製された。MS(M+H)=349.5。
工程7−5。ベンジルN−[1−(アゼチジン−3−イル)プロピル]カルバメートの調製:「実施例5、工程5−2」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチル3−(1−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}プロピル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1.0当量、1.32mmol、458mg)から、表題化合物(320mg)がHCl塩として調製された。MS(M+H)=249.2。
工程7−6。ベンジルN−{1−[1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル]プロピル}カルバメートの調製:5−ブロモ−4−クロロピリジン−3−カルバルデヒド(1.0当量、1.0mmol、221mg)のジオキサン溶液(8.0mL)に、ベンジルN−[1−(アゼチジン−3−イル)プロピル]カルバメート(1.2当量、320mg、1.20mmol)とDIPEA(1.5mL)のHCl塩を添加した。結果として生じた混合物を1時間90℃で加熱し、LCMS分析は、出発物質の完全な消費を示した。反応溶液を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、水とブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。酢酸エチル/ジクロロメタン(0〜80%)で溶出させるシリカゲルクロマドグラフィーによって得られた残留物を精製することで、81mgの表題化合物を得た。MS (M+H)=432.3、434.3.
工程7−7。ベンジルN−(1−{1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}プロピル)カルバメートの調製:ベンジルN−{1−[1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル]プロピル]カルバメート(1.0当量、0.19mmol、81mg)のジオキサン溶液(2.0mL)に、Pd(dppf)Cl(0.20当量、0.038mmol、28mg)、3−フルオロ−5−メチルフェニルボロン酸(3.0当量、0.57mmol、96mg)、およびKCO(5.0当量、0.95mmol、130mg)を添加した。Nを5分間反応溶液で泡立たせ、0.20mLの水を添加した。結果として生じた混合物を1時間100°Cで加熱し、LCMS分析は、出発物質が完全に消費されたことを示した。反応溶液を濃縮し、得られた残留物を、酢酸エチル/ジクロロメタン(0〜100%)で溶出させるシリカゲルクロマドグラフィーによって精製することで、20mgの表題化合物を得た。MS (M+H)=462.4.
工程7−8。ベンジルN−(1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}プロピル)カルバメートの調製:「実施例5、工程5−4」に記載される方法と同様の方法を使用して、ベンジルN−(1−{1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}プロピル)カルバメート(1.0当量、0.043mmol、20mg)と、3,5−ジフルオロベンゼン−1,2−ジアミン(3.0当量、0.13mmol、20mg)から、表題化合物(30mg)が調製された。MS(M+H)=586.4。
工程7−9。1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}プロパノ−1−アミンの調製:ベンジルN−(1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}プロピル)カルバメート(1.0当量、0.052mmol、30mg)を、トリフルオロ酢酸(0.8mL)とチオアニソール(0.1mL)と組み合わせた。結果として生じた混合物を0.5時間60℃で加熱し、LCMS分析は、出発物質の完全な消費を示した。反応溶液を濃縮し、得られた残留物を、MeCN/水(0〜30%)で溶出させる逆相C18クロマトグラフィーによって精製した。純粋な画分を組み合わせ、飽和したNaHCOおよびNaClで中和し、酢酸エチルで抽出し、およびMgSOで乾燥させた。有機層をEtOEt(0.3mL)中の2.0MのHClと組み合わせ、濃縮し、高真空下で乾燥させることで、HCl塩として8.0mgの表題化合物を得た。MS(M+H)=452.3。
実施例8.3−{4−[3−(1−アミノエチル)アゼチジン−1−イル]−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル(化合物1−64)
Figure 2021512889
工程8−1。tert−ブチル3−[(1E)−[(2−メチルプロパン−2−スルホニル)イミノ]メチル]アゼチジン−1−カルボキシレートの調製:「実施例7、工程7−1」に記載されるように、tert−ブチル3−ホルミルアゼチジン−1−カルボキシレート(1.0当量、27mmol、5.0g)から、表題化合物(8.0g)が調製された。
工程8−2。tert−ブチル3−[1−(2−メチルプロパン−2−スルホンアミド)エチル]アゼチジン−1−カルボキシレートの調製:tert−ブチル3−[(1E)−[(2−メチルプロパン−2−スルホニル)イミノ]メチル]アゼチジン−1−カルボキシレート(1.0当量、27mmol、8.0g)のジクロロメタン(120mL)溶液に、20分にわたってさらなる漏斗によって、0℃で1.0Mのメチル臭化マグネシウム溶液(1.5当量、42mmol、42mL)が添加された。結果として生じた混合物を0.5時間同じ温度で撹拌し、LCMS分析は、出発物質の完全な消費を示した。反応溶液を飽和したNHCl(10mL)でクエンチし、水(100mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×100mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、MgSO上で乾燥させ、ろ過し、濃縮することで、無色の油として10.0gのtert−ブチル3−(1−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)アゼチジン−1−カルボキシレートを得た。この粗製材料を、それ以上精製することなく次の工程で使用した。MS(M+H)=305.4。
工程8−3。tert−ブチル3−(1−アミノエチル)アゼチジン−1−カルボキシレートの調製:「実施例7、工程7−3」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチル3−[1−(2−メチルプロパン−2−スルホンアミド)エチル]アゼチジン−1−カルボキシレート(1.0当量、27mmol、10.0g)から、表題化合物(8.0g)が調製された。この粗製材料を、それ以上精製することなく次の工程で使用した。MS(M+H)=201.4。
工程8−4。tert−ブチル3−(1−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)アゼチジン−1−カルボキシレートの調製:「実施例5、工程5−1」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチル 3−(1−アミノエチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1.0当量、27mmol、8.0g)と、N−(ベンジルオキシカルボニルオキシ)スクシンイミド(1.3当量、35mmol、8.75g)から、表題化合物(3.21g)が透明な油として調製された。MS(M+H)=335.4。
工程8−5。ベンジルN−[1−(アゼチジン−3−イル)エチル]カルバメートの調製:tert−ブチル3−(1−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}エチル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1.0当量、1.97mmol、661mg)のジクロロメタン(5.0mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(10当量、19.7mmol、1.50mL)を添加した。結果として生じた混合物を2時間室温で撹拌し、LCMS分析は、出発物質の完全な消費を示した。反応溶液をジクロロメタンで希釈し、飽和したNaHCOで中和した。有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮することで、茶色油として443mgの標題化合物を得た。MS(M+H)=235.1。
工程8−6。ベンジルN−{1−[1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)アゼチジン−3−イル]エチル}カルバメートの調製:ベンジルN−[1−(アゼチジン−3−イル)エチル]カルバメート(1.0当量、1.89mmol、443mg)のTHF溶液(8.0mL)に、5−ブロモ−4−クロロピリジン−3−カルバルデヒド(0.9当量、1.70mmol、376mg)とDIPEA(3.0当量、5.67mmol、0.94mL)を添加した。結果として生じた混合物を70°Cで夜通し加熱した。反応溶液を濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、水とブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。酢酸エチル/ジクロロメタン(0〜40%)で溶出させるシリカゲルクロマドグラフィーによって得られた残留物を精製することで、薄茶色の油として190mgの所望の生成物を得た。MS (M+H)=418.2、419.7.
工程8−7。ベンジルN−(1−{1−[3−ブロモ−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エチル)カルバメートの調製:「実施例5、工程5−4」に記載される方法と同様の方法を使用して、ベンジルN−{1−[1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル]エチル}カルバメート(1.0当量、0.45mmol、190mg)と、3,5−ジフルオロベンゼン−1,2−ジアミン(5.0当量、2.25mmol、328mg)から、表題化合物(177mg)が調製された。MS (M+H)=542.2、544.3.
工程8−8。ベンジルN−(1−{1−[3−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エチル)カルバメートの調製:ベンジルN−(1−{1−[3−ブロモ−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エチル)カルバメート(1.0当量、0.039mmol、21mg)のジオキサン溶液(1.0mL)に、Pd(Amphos)Cl(0.15当量、0.006mmol、4.3mg)、3−シアノ−5−フルオロフェニルボロン酸(3.0当量、0.12mmol、30mg)、およびKCO(4.0当量、0.16mmol、21mg)を添加した。Nを5分間、反応混合物で泡立たせ、0.1mLの水を添加した。Nはもう5分の反応混合物で泡立たせ、結果として生じた混合物を1.5時間、100℃で加熱した。反応溶液をジクロロメタンで希釈し、水とブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。酢酸エチル/ジクロロメタン(0〜50%)で溶出させるシリカゲルクロマドグラフィーによって得られた残留物を精製することで、15.3mgの表題化合物を得た。MS(M+H)=583.3。
工程8−9。3−{4−[3−(1−アミノエチル)アゼチジン−1−イル]−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリルの調製:「実施例5、工程5−5」に記載される方法と同様の方法を使用して、ベンジルN−(1−{1−[3−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エチル)カルバメート(15.3mg)から、表題化合物(3.6mg)が調製された。MS (M+H)=449.3.
様々な工程での試薬と基質の適切な置換によって、以下の化合物を実施例8と同様に調製し、それは、適切な試薬を用いる周知の化学によるベンゾイミダゾール側鎖上のさらなる官能基修飾を必要とすることもある。HClまたはギ酸などの様々な塩が得られることもある。
Figure 2021512889
実施例9.3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル(化合物2−34)
Figure 2021512889
工程9−1。tert−ブチルN−[(3S)−1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:5−ブロモ−4−クロロピリジン−3−カルバルデヒド(1.0当量、5.0mmol、1.10g)のジオキサン(20mL)溶液に、(S)−3−boc−アミノピロリジン(1.4当量、7.0mmol、1.30g)およびDIPEA(5.0mL)を添加した。結果として生じた混合物を1時間95℃で加熱し、LCMS分析は、出発物質の完全な消費を示した。反応溶液を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、水とブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。酢酸エチル/ヘキサン(0〜50%)で溶出させるシリカゲルクロマドグラフィーによって、得られた残留物を精製することで、1.1gの表題化合物を得た。MS (M+H)=370.2、372.0.
工程9−2。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−ブロモ−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.7mmol、260mg)のDMF(5.0mL)溶液に、2,3−ジアミノトルエン(2.0当量、1.40mmol、170mg)と水(0.5mL)を添加した。結果として生じた混合物を24時間空気で100℃で加熱し、その後、室温に冷まして、水(20mL)を添加した。結果として生じた懸濁液をろ過し、固形物を水(3×5mL)で洗浄することで、茶色の固形物として224mgのtert−ブチルN−[(3S)−1−[3−ブロモ−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。これを、それ以上精製することなく次の工程で使用した。MS (M+H)=472.2、474.3.
工程9−3。tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−ブロモ−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.24mmol、112mg)のジオキサン溶液(3.0mL)に、Pd(Amphos)Cl(0.1当量、0.024mmol、16mg)、3−シアノ−5−フルオロフェニルボロン酸(3.0当量、0.72mmol、120mg)、およびKCO(3.0当量、0.72mmol、100mg)を添加した。Nを5分間反応溶液で泡立たせ、0.3mLの水を添加した。結果として生じた混合物を0.5時間100℃で加熱し、LCMS分析は、出発物質の完全な消費を示した。反応溶液を濃縮し、得られた残留物を、酢酸エチル/ジクロロメタン(0〜100%)で溶出させるシリカゲルクロマドグラフィーによって精製することで、92mgの表題化合物を得た。MS (M+H)=513.4.
工程9−4。3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリルの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、92mg、0.18mmol)のジクロロメタン(1.0mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(0.6mL)を添加した。結果として生じた混合物を0.5時間周囲温度で撹拌し、LCMS分析は、出発物質の完全な消費を示した。反応溶液を濃縮し、得られた残留物を、0.05%のTFAを有するMeCN/水(0〜30%)で溶出させる逆相C18クロマトグラフィーによって精製した。純粋な画分を組み合わせ、飽和したNaHCOおよびNaClで中和し、酢酸エチルで抽出し、およびMgSOで乾燥させた。有機溶液を組み合わせ、エチルエーテル(0.3mL)中の2.0MのHClで処理し、濃縮し、高真空下で乾燥させることで、HCl塩として55mgの所望の生成物を得た。MS (M+H)=413.4.
様々な工程での試薬と基質の適切な置換によって、以下の化合物を実施例9と同様に調製し、それは、適切な試薬を用いる周知の化学によるベンゾイミダゾール上のさらなる官能基修飾を必要とすることもある。1,2−ジアミノベンゼンを用いるアルデヒドの環化反応は、大気酸素下でNaを用いて、またはNaを用いずに、湿ったDMF、NMP、DMSO、あるいは他の溶媒中での加熱によって実行可能である。HClまたはギ酸またはTFA円などの様々な塩が得られることもある。
Figure 2021512889
Figure 2021512889
実施例10:3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル(化合物2−63)
Figure 2021512889
工程10−1。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:「実施例9、工程9−3」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチルN−[(3S)−1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、1.88mmol、0.70g、「実施例9、工程9−1」に記載されるように調製された)と3−シアノ−5−フルオロフェニルボロン酸(2.1当量、4.0mmol、660mg)から、表題化合物(633mg)が調製された。MS (M+H)=411.4.
工程10−2。tert−ブチル N−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.10mmol、41mg)と3−フルオロ−6−メチル−2−ニトロアニリン(3.0当量、0.30mmol、53mg)のEtOH溶液(1.0mL)に、新鮮に調製された1.0MのNa溶液(10.0当量、1.0mmol、1.0mL)を添加した。結果として生じた混合物を60℃で夜通し加熱し、その後、室温に冷まし、ジクロロメタンで希釈した。その溶液を水とブラインで洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、ろ過し、濃縮した。酢酸エチル/ジクロロメタン(0〜60%)で溶出させるシリカゲルクロマドグラフィーによって、残りの残留物を精製することで、17mgの表題生成物を得た。MS (M+H)=531.3.
工程10−3。3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリルの調製:「実施例9、工程9−4」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(17mg)から、表題化合物(9.0mg)が調製された。MS(M+H)=431.5。
様々な工程での試薬と基質の適切な置換によって、以下の化合物を実施例10と同様に調製し、それは、適切な試薬を用いる周知の化学によるベンゾイミダゾール側鎖上のさらなる官能基修飾を必要とすることもある。HClまたはギ酸などの様々な塩が得られることもある。
Figure 2021512889
実施例11.4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル(化合物2−106)
Figure 2021512889
工程11−1。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−ブロモ−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:「実施例10、工程10−2」に記載される方法と同様の方法を使用して、「実施例9、工程9−1」に記載されるように調製されたtert−ブチルN−[(3S)−1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、1.34mmol、0.50g)と、3−フルオロ−6−メチル−2−ニトロアニリン(3.0当量、4.0mmol、680mg)から、表題化合物(319mg)が調製された。MS (M+H)=490.2、492.3.
工程11−2。tert−ブチルN−[(3S)−1−[2’−シアノ−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリミジン]−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:「実施例9、工程9−3」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−ブロモ−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.15mmol、75mg)と4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−カルボニトリル(3.0当量、0.45mmol、110mg)から、表題化合物(27mg)が調製された。MS (M+H)=514.5.
工程11−3。4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリルの調製:「実施例9、工程9−4」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチルN−[(3S)−1−[2’−シアノ−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリミジン]−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(8.3mg)から、表題化合物(3.6mg)が調製された。MS (M+H)=414.2.
様々な工程での試薬と基質の適切な置換によって、以下の化合物を実施例11と同様に調製し、それは、適切な試薬を用いる周知の化学によるベンゾイミダゾール側鎖上のさらなる官能基修飾を必要とすることもある。HClまたはギ酸などの様々な塩が得られることもある。
Figure 2021512889
実施例12.(3S)−1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−{3−フルオロ−5−[(メトキシイミノ)メチル]フェニル}ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン(化合物2−9)
Figure 2021512889
工程12−1。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−ブロモ−5−(7−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:「実施例9、工程9−2」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチルN−[(3S)−1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、1.65mmol、610mg)と2,3−ジアミノフルオロベンゼン(2.0当量、3.3mmol、424mg)から、表題化合物(649mg)が調製された。MS (M+H)=476.2、478.2.
工程12−2。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−ホルミルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:「実施例9、工程9−3」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−ブロモ−5−(7−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.20mmol、96mg)と3−フルオロ−5−ホルミルフェニルボロン酸(2.0当量、0.4mmol、86mg)から、表題化合物(41mg)が調製された。MS (M+H)=520.5.
工程12−3。(3S)−1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−{3−フルオロ−5−[(メトキシイミノ)メチル]フェニル}ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミンの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−ホルミルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、41mg、0.079mmol)のジクロロメタン溶液(1.0mL)に、ピリジン(8.0当量、0.63mmol、0.051mL)とO−メチルヒドロキシルアミン(4.0当量、0.32mmol、26mg)のHCl塩を添加した。結果として生じた混合物を0.5時間周囲温度で撹拌し、LCMS分析は、出発物質の完全な消費を示した。トリフルオロ酢酸(0.5mL)を液滴で0℃で反応溶液へ添加し、結果として生じた混合物を1時間周囲温度で撹拌した。水溶液をジクロロメタンで抽出し、NaSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。残りの残留物を、0.05%のTFA(0〜40%)を含有するMeCN/水で溶出させる逆相C18クロマトグラフィーによって精製した。純粋な画分を組み合わせ、飽和したNaHCOで中和させ、固体のNaClを添加し、ジクロロメタンで抽出し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、高真空下で乾燥させることで、24mgの(3S)−1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−{3−フルオロ−5−[(メトキシイミノ)メチル]フェニル}ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミンを得た。MS (M+1)=449.2.
様々な工程での試薬と基質の適切な置換によって、以下の化合物を実施例12と同様に調製し、それは、適切な試薬を用いる基地の合成方法を介してベンゾイミダゾール側鎖上のさらなる官能基修飾を必要とすることもある。HClまたはギ酸などの様々な塩が得られることもある。
Figure 2021512889
実施例13.3−{4−[3−アミノ−3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル(化合物2−54)
Figure 2021512889
工程13−1。2−(5−ブロモ−4−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾールの調製:5−ブロモ−4−クロロピリジン−3−カルバルデヒドの(1.0当量、1.0mmol、220mg)DMF(5.0mL)に、2,3−ジアミノフルオロベンゼン(1.5当量、1.5mmol、187mg)と水(0.5mL)を添加した。結果として生じた混合物を1日空気で100℃で加熱し、その後、室温に冷まして、水(20mL)を添加した。結果として生じた混合物を酢酸エチルで抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。EtOAc/ヘキサン(0〜50%)で溶出させるシリカゲルクロマドグラフィーによって、得られた残留物を精製することで、270mgの表題化合物を得た。MS (M+H)=328.2.
工程13−2。tert−ブチルN−{1−[3−ブロモ−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−3−イル}カルバメートの調製:2−(5−ブロモ−4−クロロピリジン−3−イル)−4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール(1.0当量、0.06mmol、20mg)のDMF溶液に、tert−ブチルN−[3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.2当量、0.07mmol、16mg)とトリエチルアミン(3.0当量、0.17mmol、17mg)を添加した。結果として生じた混合物を2時間80℃で加熱した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水とブラインで洗浄し、乾燥させ、濃縮した。EtOAc/ヘキサン(50%)で溶出させるシリカゲルクロマドグラフィーによって、得られた残留物を精製することで、30mgの表題化合物を得た。MS (M+H)=506.1、508.2.
工程13−3。tert−ブチルN−{1−[3−(3−シアノフェニル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−3−イル}カルバメートの調製:tert−ブチルN−{1−[3−ブロモ−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−3−イル}カルバメート(1.0当量、0.06mmol、30mg)のジオキサン(1.0mL)溶液に、3−シアノフェニルボロン酸(3.0当量、0.18mmol、26mg)、Pd(Amphos)Cl(0.10当量、0.01mmol、4.2mg)、KCO、および水(0.1mL)を添加した。結果として生じた混合物を1時間80℃で加熱した。反応混合物を濃縮し、以下の条件(分取HPLC−013)を用いて分取HPLCによって精製した:カラム、SunFire Prep C18 OBDカラム、19x150mm、5μm、10nm;移動相A:水(0.05%のTFA)および移動相B:ACN;勾配:B 20ml/分の流量において6分で16.0%〜36.0%。検出器、UV220nm。生成物を含有する結合した画分を濃縮することで、白色の固形物として15mgの所望の生成物(48%)を得た。MS (M+H)=514.2.
工程13−4。3−{4−[3−アミノ−3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリルの調製:tert−ブチルN−{1−[3−(3−シアノフェニル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−3−イル}カルバメート(1.0当量、0.03mmol、15mg)のジクロロメタン(2.0mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(1.0mL)を添加した。結果として生じた混合物を30分間室温で撹拌した。反応溶液を濃縮し、以下の条件(分取HPLC−013)を用いて分取HPLCによって精製した:カラム、SunFire Prep C18 OBDカラム、19x150mm、5μm、10nm;移動相A:水(0.05%のTFA)および移動相B:ACN(0.1%のTFA)、勾配:B 6分で4.0%〜32.0%;流量:20ml/分;検出器(UV 220nm)、これは、白色の固形物として9.4mg(61%)の表題化合物のTFA塩を生成した。MS (M+H)=429.2.
様々な工程での試薬と基質の適切な置換によって、以下の化合物を実施例13と同様に調製し、それは、適切な試薬を用いる周知の化学によるベンゾイミダゾール側鎖上のさらなる官能基修飾を必要とすることもある。HClまたはギ酸などの様々な塩が得られることもある。
Figure 2021512889
実施例14.3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル(化合物2−75)
Figure 2021512889
工程14−1。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:40mLの丸底フラスコに、N下でtert−ブチルN−[(3S)−1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.00当量、3.78mmol、1.4g、実施例9、工程9−1)、3−シアノフェニルボロン酸(2.00当量、7.49mmol、1.1g)、Pd(dba)・CHCl(0.10当量、0.38mmol、393mg)、P(t−Bu)・HBF(0.20当量、0.76mmol、226mg)、KPO(3.00当量、11.31mmol、2.4g)、トルエン(20mL)、および水(2mL)を添加した。結果として生じる溶液を80℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温に冷まし、真空下で濃縮した。得られた残留物を、クロロホルム/メタノールで溶出させるシリカゲルカラム上に塗布され、黄色の固形物として870mg(59%)のtert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。MS (M+H)=393.2.
工程14−2。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(4−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:8mLの丸底フラスコに、tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.00当量、0.38mmol、150mg)、3−クロロベンゼン−1,2−ジアミン(1.50当量、0.56mmol、80mg)、DMSO(3.0mL)、およびNa(2.00当量、0.76mmol、145mg)を置いた。結果として生じた溶液を16時間100℃で撹拌し、その後、室温に冷まし、10mLの水でクエンチし、その後、酢酸エチル(3×15mL)で抽出し、有機層を組み合わせて、15mLの水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。得られた残留物を、酢酸エチル/石油エーテルで溶出させるシリカゲルカラムに塗布して、淡黄色の固形物として150mg(76%)のtert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(4−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。MS (M+H)=516.0.
工程14−3。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(4−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:8mLの丸底フラスコに、tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(7−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.27mmol、140mg)、Cs2CO3(3.0当量、0.82mmol、266mg)、N,N−ジメチルホルムアミド(5.0mL)を置いた。この後に、0℃で染色しながらMeI(0.9当量、0.24mmol、35mg)を液滴で添加した。結果として生じた溶液を30分0℃で撹拌し、その後、10mLの水を加えることによってクエンチした。結果として生じた溶液を、酢酸エチル(3×15mL)で抽出し、有機層を組み合わせ、水(3×15mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。粗製生成物は、以下の疾病(水I)を用いる準備−HPLCによってさらに精製された:カラム、Xbridge分取C18 OBDカラム、5μm、19x150mm;移動相A:水(0.05%のTFA)および移動相B:CHCN;勾配:B 6分で30%CHCN〜38%;流量:20mL/分;検出器、UV220&254nm。この分離は2つの純粋な生成物を提供した:50mg(35%)のtert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(4−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートと、50mg(35%)のtert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(7−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート。前者の材料は次の工程に使用され、後者の材料は実施例15の合成のために保存された。両方の生成物について、(M+H)=529.1。
工程14−4。3−[4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]ベンゾニトリルの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(4−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.09mmol、50mg)、ジクロロメタン(5.0mL)、およびトリフルオロ酢酸(1.0mL)の混合物を1時間室温で撹拌し、その後、真空下で濃縮した。残りの残留物を水/ACNで希釈し、凍結乾燥させることで、オフホワイト固形物として35.1mg(68%)の3−[4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]ベンゾニトリルのTFA塩を得た。MS (M+H)=429.1.この化合物の構造は、1H NMRとNOESY−NMR分析によって確認された。
様々な工程での試薬と基質の適切な置換によって、以下の化合物を実施例14と同様に調製し、それは、適切な試薬を用いる周知の化学によるベンゾイミダゾール側鎖上のさらなる官能基修飾を必要とすることもある。HClまたはギ酸などの様々な塩が得られることもある。
Figure 2021512889
実施例15.3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル(化合物2−76)
Figure 2021512889
工程15−1。N−[(3S)−1−[3−(7−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:工程14−4、実施例14で概説された同様の手順を使用して、t−ブチルN−[(3S)−1−[3−(7−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(50mg、実施例14、工程14−3」)を、オフホワイト固形物として31.0 mgの3−[4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−クロロ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル]ベンゾニトリルのTFA塩(60%)に変換した。MS (M+H)=429.1.この化合物の構造は、1H NMRとNOESY−NMR分析によって確認された。
様々な工程での試薬と基質の適切な置換によって、以下の化合物を実施例15と同様に調製し、それは、適切な試薬を用いる周知の化学によるベンゾイミダゾール側鎖上のさらなる官能基修飾を必要とすることもある。HClまたはギ酸などの様々な塩が得られることもある。
Figure 2021512889
実施例16.3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−エチニル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル(化合物2−84)
Figure 2021512889
工程16−1。N−[(3S)−1−[3−(4−ブロモ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:実施例14、工程14−2と同様に、表題化合物(100mg、70%)は、tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.25mmol、100mg、「実施例14、工程14−1」)、3−ブロモベンゼン−1,2−ジアミン(1.5当量、0.38mmol、71mg)、Na(2.0当量、0.50mmol、209mg)、およびDMSO(3.0mL)から淡黄色の固形物として得られた。MS (M+1)=560.5、562.5.
工程16−2。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−[4−[2−(トリメチルシリル)エチニル]−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル]ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:8mLの円形の底に、N下でtert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(4−ブロモ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.11mmol、61mg)、トリメチル[2−(トリプロピルスタニル)エチニル]シラン(3.0当量、0.33mmol、114mg)、Pd(Amphos)Cl(0.1当量、0.011mmol、7.8mg)、およびトルエン(3.0mL)を置いた。結果として生じた反応溶液を90℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に冷まし、真空下で濃縮した。粗製材料を逆相分取HPLCによって精製することで、淡黄色の固形物として40mgの表題化合物(64%)を得た。MS (M+1)=577.3.
工程16−3。3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−エチニル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリルの調製:ジクロロメタン(5.0mL)/トリフルオロ酢酸(1.0mL)中のtert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−[4−[2−(トリメチルシリル)エチニル]−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル]ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.00当量、0.07mmol、40mg)の混合物を30分間室温で撹拌し、その後、真空下で濃縮した。残留物を、30分間室温でTBAF(3.0当量、0.21mmol、54mg)の存在下においてテトラヒドロフラン(5.0mL)中で撹拌し、その後、10mLの水でクエンチし、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。粗製生成物を逆相分取HPLCによって精製することで、オフホワイト固形物として4.8mg(13%)の3−[4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]5−(4−エチニル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]ベンゾニトリルのTFA塩を得た。MS (M+1)=405.2.
実施例17.3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−エチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル(化合物2−100)
Figure 2021512889
工程17−1。N−(2−エチルフェニル)アセトアミドの調製:100mLの3首の丸底フラスコに、2−エチルアニリン(1.0当量、42.1mmol、5.1g)、酢酸アセチル(1.8当量、75.8mmol、7.0mL)、およびAcOH(20mL)を置いた。結果として生じる溶液を、22時間室温で撹拌した。溶液を50mLの水でクエンチし、3×50mLの酢酸エチルで抽出した。有機層を組み合わせ、3×50mLで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテルで溶出させるシリカゲルカラム上に塗布することで、オフホワイト固形物として7.0gのN−(2−エチルフェニル)アセトアミドを得た。MS (M+1)=164.1.
工程17−2。N−(2−エチル−6−ニトロフェニル)アセトアミドの調製:50mLの3首の丸底フラスコに、N−(2−エチルフェニル)アセトアミド(1.00当量、18.38mmol、3.0g)とAcOH(3.0mL)を添加した。HNO3(4mL)を、撹拌しながら液滴で添加した。HNO3の添加の完了後、結果として生じた溶液を16時間室温で撹拌し、その後、50mLの水でクエンチし、炭酸水素ナトリウム水溶液を用いて溶液のpHを8.0に調節した。結果として生じた溶液を、3×50mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を組み合わせ、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテルで溶出させるシリカゲルカラム上に塗布することで、黄色の油として500mg(13%)のN−(2−エチル−6−ニトロフェニル)アセトアミドを得た。MS (M+H)=209.1.
工程17−3。2−エチル−6−ニトロアニリンの調製:50mLの丸底フラスコに、N−(2−エチル−6−ニトロフェニル)アセトアミド(1.0当量、2.40mmol、500mg)、エタノール(6.0mL)および濃縮塩化水素(8.0mL)を置いた。結果として生じた溶液を夜通し80℃で撹拌し、その後、50mLの水でクエンチし、結果として生じた溶液のpHを、炭酸水素ナトリウムで8.0に調節した。結果として生じた溶液を、3×50mLの酢酸エチルで抽出した。有機層を組み合わせ、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、濃縮することで、黄色の固形物として500mgの表題化合物を得た。MS (M+H)=167.1.
工程17−4。3−エチルベンゼン−1,2−ジアミンの調製:40mLの丸底フラスコに、2−エチル−6−ニトロアニリン(1.0当量、3.0mmol、500mg)、Fe(5.0当量、14.8mmol、838mg)、NHCl(5.00当量、14.8mmol、793mg)、水(3.0mL)、およびプロパノ−2−オール(15mL)を置いた。結果として生じた溶液を30分間80℃で撹拌し、室温に冷まし、真空下で濃縮した。得られた残留物を、酢酸エチル/石油エーテルで溶出させるシリカゲルカラム上に塗布することで、褐色油として350mg(85%)の表題化合物を得た。MS (M+H)=137.1.
工程17−5。tert−ブチルN−[(1S)−3−[3−(3−シアノフェニル)−5−(4−エチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]シクロペンチル]カルバメートの調製:「実施例14、工程14−2」に記載方法と同様の方法を使用して、3−エチルベンゼン−1,2−ジアミン(2.0当量、0.15mmol、21mg)とtert−ブチルN−[(1S)−3−[3−(3−シアノフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]シクロペンチル]カルバメート(1.0当量、0.08mmol、30mg)から、表題化合物(32mg)が調製された。MS (M+H)=509.3.
工程17−6。3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−エチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリルの調製:「工程13−4、実施例13」の方法と同様の方法を使用して、上記の工程のtert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−(4−エチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートから、表題化合物が調製されることで、オフホワイト固形物として29.2mg(89%)の3−[4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−エチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]ベンゾニトリルのTFA塩が得られた。MS (M+H)=409.2.
実施例18.3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−[7−(ヒドロキシメチル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル(化合物2−91)
Figure 2021512889
工程18−1。メチル2−[4−[(3S)−3−[[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ]ピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−3−イル]−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボキシレートの調製:「実施例14、工程14−2」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(工程14−1、実施例14、1.0当量、0.25mmol、100mg)とメチル2,3−ジアミノベンゾアート(1.5当量、0.39mmol、64mg)から、表題化合物(100mg)が調製された。MS (M+H)=538.6.
工程18−2。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−[4−(ヒドロキシメチル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル]ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:8mLの密封管に、メチル2−[4−[(3S)−3−[[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ]ピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−3−イル]−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボキシレート(1.0当量、0.06mmol、30mg)、NaBH(3.0当量、0.19mmol、7mg)、およびエタノール(2.0mL)を置いた。結果として生じた溶液を16時間80℃で撹拌し、その後、室温に冷ました。固形物をろ過して、ろ液を濃縮した。粗製物を、SunFire Prep C18 OBDカラム、19x150mm 5μm 10nm、および、水(A、0.05%のTFA)とCHCN(B)の2つの移動相を備える分取HPLCによって精製した。表題化合物を、20mL/分の流量で、6分でBの20%〜Bの40%の以下の勾配工程内で溶出した。純粋な表題化合物を含有する結合した画分を冷凍乾燥させることで、5mg(18%)の茶色の固形物を得た。MS (M+H)=511.3.
工程18−3。3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−[7−(ヒドロキシメチル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリルの調製:工程13−4、実施例13と同様の方法を使用して、tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−[4−(ヒドロキシメチル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル]ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(5mg)を、無色の油として、3−[4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−[4−(ヒドロキシメチル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル]ピリジン−3−イル]ベンゾニトリルの1.7mg(33%)のTFA塩に変換した。MS (M+H)=411.3.
実施例19.2−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボキサミド(化合物2−83)
Figure 2021512889
工程19−1。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(4−カルバモイル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:8mLの密封管に、メチル2−[4−[(3S)−3−[[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ]ピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−3−イル]−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボキシレート(1.0当量、0.02mmol、10mg、「実施例18、工程18−1」)とNH/MeOH(3.0mL)を置いた。結果として生じた溶液を16時間80℃で撹拌した。反応混合物を室温まで冷まし、固形物をろ過した。水(0.05%のTFA、A)とCHCN(B)の2つの移動相を備えるSunFire Prep C18 OBDカラム(19x150mm、5μm、10nm)を使用して、逆相分取HPLCによって粗製生成物を精製した。表題化合物を含有する画分を、7分で20%のB〜40%のBの勾配内で溶出させることで、オフホワイト固形物として6mg(51%)のtert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(4−カルバモイル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。MS (M+H)=524.3.
工程19−2。2−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボキサミドの調製:工程13−4、実施例13の同様の方法を使用して、tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(4−カルバモイル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(6mg)は、オフホワイト固形物として5.2mg(84%)の2−[4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−3−イル]−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボキサミドのTFA塩に変換された。MS (M+H)=424.4.
様々な工程での試薬と基質の適切な置換によって、以下の化合物を実施例19と同様に調製し、それは、適切な試薬を用いる周知の化学によるベンゾイミダゾール側鎖上のさらなる官能基修飾を必要とすることもある。HClまたはギ酸などの様々な塩が得られることもある。
Figure 2021512889
実施例20.4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボキサミド(化合物2−107)
Figure 2021512889
工程20−1。tert−ブチルN−[(3S)−1−[2’−カルバモイル−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリミジン]−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−[2’−シアノ−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリミジン]−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.035mmol、18mg、工程11−2、実施例11)のDMSOの溶液(0.5mL)に、30%のH(13当量、0.46mmol、0.065mL)とKCO(0.15当量、0.005mmol、1.0mg)を添加した。結果として生じた混合物を2時間室温で撹拌し、水で希釈し、ジクロロメタンで抽出し、MgSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮することで、20mgの粗製生成物を得た。これを、それ以上精製することなく次の工程で使用した。MS (M+H)=532.3.
工程20−2。4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボキサミドの調製:「実施例9、工程9−4」に記載される方法と同様の方法を使用して、粗製のtert−ブチルN−[(3S)−1−[2’−カルバモイル−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリミジン]−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、20mg、0.035mmol)から、表題化合物(2.0mg)がHCl塩として調製された。MS (M+H)=432.3.
様々な工程での試薬と基質の適切な置換によって、以下の化合物を実施例20と同様に調製し、それは、適切な試薬を用いる周知の化学によるベンゾイミダゾール側鎖上のさらなる官能基修飾を必要とすることもある。HClまたはギ酸などの様々な塩が得られることもある。特に、カルボン酸アミドへのシアノ基の転換は、化合物2−156の合成のために酢酸エチル中のHClを使用して行われた。
Figure 2021512889
実施例21.2−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボン酸(化合物2−82)
Figure 2021512889
工程21−1。2−[4−[(3S)−3−[[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ]ピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−3−イル]−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボン酸の調製:100mLの丸底フラスコに、メチル2−[4−[(3S)−3−[[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ]ピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−3−イル]−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボキシレート(1.0当量、0.07mmol、40mg、「実施例18、工程18−1」)、水酸化ナトリウム(5.0当量、0.35mmol、14mg)、メタノール(5.0mL)、および水(0.5mL)を置いた。結果として生じた溶液を16時間50℃で撹拌した。固形物をろ過した。粗製生成物を濃縮し、逆相分取HPLCによって精製することで、オフホワイト固形物として20mg(51%)の2−[4−[(3S)−3−[[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ]ピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−3−イル]−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボン酸を得た。MS (M+H)=525.1.
工程21−2。2−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボン酸の調製:8mLのバイアルに、2−[4−[(3S)−3−[[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ]ピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−3−イル]−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボン酸(1.0当量、0.02mmol、10mg)、ジクロロメタン(1.0mL)、およびトリフルオロ酢酸(0.2mL)を置いた。結果として生じた溶液を室温で2時間撹拌した。結果として生じた混合物を真空下で濃縮し、凍結乾燥することで、薄茶色の固形物として5.2mg(51%)の表題化合物のTFA塩を得た。MS (M+H)=425.2.
実施例22.3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]ベンズアミド(化合物2−18)
Figure 2021512889
工程22−1。tert−ブチルN−[1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:「実施例9、工程9−1」に記載される方法と同様の方法を使用して、5−ブロモ−4−クロロピリジン−3−カルバルデヒド(1.2当量、1.21mmol、267mg)と3−(boc−アミノ)−3−メチルピロリジン(1.0当量、1.21mmol、250mg)から、表題化合物(308mg)が調製された。MS (M+H)=384.2、386.1.
工程22−2。tert−ブチルN−{1−[3−ブロモ−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル}カルバメートの調製:「実施例9、工程9−2」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチルN−[1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.47mmol、182mg)と2,3−ジアミノフルオロベンゼン(2.0当量、0.94mmol、120mg)から、表題化合物(183mg)が調製された。MS (M+H)=490.2、492.0.
工程22−3。メチル3−[4−(3−{[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ}−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]ベンゾエートの調製:「実施例9、工程9−3」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチルN−{1−[3−ブロモ−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル}カルバメート(1.0当量、0.20mmol、100mg)と[3−(メトキシカルボニル)フェニル]ボロン酸(3.0当量、0.61mmol、109mg)から、表題化合物(60mg)が調製された。MS (M+H)=546.3.
工程22−4。tert−ブチルN−{1−[3−(3−カルバモイルフェニル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル}カルバメートの調製:メチル3−[4−(3−{[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ}−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]ベンゾエート(1.0当量、40mg、0.07mmol)を、NH/HO(2.5mL)と結合させ、結果として生じた混合物を2時間室温で撹拌し、その後、濃縮した。得られた残留物を逆相分取HPLCによって精製することで、黄色の固形物として10mgの表題化合物を得た。MS (M+H)=531.2.
工程22−5。3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]ベンズアミドの調製:「実施例14、工程14−4」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチルN−{1−[3−(3−カルバモイルフェニル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル}カルバメート(10mg)から、表題化合物(5.6mg)が調製された。MS (M+H)=431.2.
様々な工程での試薬と基質の適切な置換によって、以下の化合物を実施例22と同様に調製し、それは、適切な試薬を用いる周知の化学によるベンゾイミダゾール側鎖上のさらなる官能基修飾を必要とすることもある。HClまたはギ酸などの様々な塩が得られることもある。
Figure 2021512889
実施例23.トランス−4−アミノ−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−カルボキサミド(化合物2−69)
Figure 2021512889
工程23−1。メチルトランス−1−[3−ブロモ−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ}ピロリジン−3−カルボキシレートの調製:「実施例9、工程9−1」に記載される方法と同様の方法を使用して、2−(5−ブロモ−4−クロロピリジン−3−イル)−7−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール(1.0当量、0.15mmol、50mg、「実施例13、工程13−1」)とメチルトランス−4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ}ピロリジン−3−カルボキシレート(1.2当量、0.18mmol、45mg)から、表題化合物(60mg)が調製された。MS (M+H)=534.1、536.1.
工程23−2。メチルトランス−4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ}−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−カルボキシレートの調製:「実施例9、工程9−3」に記載される方法と同様の方法を使用して、メチルトランス−1−[3−ブロモ−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ}ピロリジン−3−カルボキシレート(1.0当量、0.11mmol、60mg)と(3−シアノフェニル)ボロン酸(2.0当量、0.22mmol、33mg)から、表題化合物(60mg)が調製された。MS (M+H)=546.3.
工程23−3。tert−ブチルN−[トランス−4−カルバモイル−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:8mLのバイアルに、メチルトランス−4−{[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ}−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−カルボキシレート(1.0当量、0.04mmol、20mg)とNH/HO(1.0mL)を添加した。混合物を夜通し40°Cで撹拌した。反応溶液を濃縮し、得られた残留物を逆相分取HPLCによって精製することで、淡黄色の固形物として6.0mgの表題化合物を得た。MS (M+H)=542.2.
工程23−4。トランス−4−アミノ−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−カルボキサミドの調製:「実施例14、工程14−4」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチルN−[トランス−4−カルバモイル−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(6.0mg)から、表題化合物(3.9mg)が調製された。MS (M+H)=442.1.
実施例24.5−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−2,3−ジフルオロベンズアミド(化合物2−127)
Figure 2021512889
工程24−1。tert−ブチルN−{1−[3−ブロモ−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル}カルバメートの調製:「実施例9、工程9−2」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチルN−[1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.64mmol、264mg、「実施例22、工程22−1」)と、2,3−ジアミノトルエン(2.5当量、1.6mmol、200mg)から、表題化合物(223mg)が調製された。MS (M+H)=486.3、488.4.
工程24−1。5−[4−(3−{[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ}−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−2,3−ジフルオロ安息香酸の調製:「実施例9、工程9−3」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチルN−{1−[3−ブロモ−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル}カルバメート(1.0当量、0.46mmol、223mg)および3−カルボキシ−4,5−ジフルオロフェニルボロン酸(3.0当量、1.38mmol、280mg)から、表題化合物(63mg)が調製された。MS (M+H)=564.5.
工程24−3。tert−ブチルN−{1−[3−(3−カルバモイル−4,5−ジフルオロフェニル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル}カルバメートの調製:5−[4−(3−{[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ}−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−2,3−ジフルオロ安息香酸(1.0当量、0.11mmol、63mg)のDMF(2.0mL)溶液に、DIPEA(5.0当量、0.55mmol、0.10mL)、HATU(1.4当量、0.16mmol、60mg)、およびNHCl(3.0当量、0.33mmol、18mg)を添加した。結果として生じた混合物を0.5時間70℃で加熱し、LCMS分析は、出発物質の完全な消費を示した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水とブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。得られた残留物を、MeOH/DCM(0−10%)で溶出させるシリカゲルクロマドグラフィーによって精製することで、透明な油として36mgの所望の生成物を得た。MS (M+H)=563.3.
工程24−4。5−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−2,3−ジフルオロベンズアミドの調製:「実施例9、工程9−4」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチルN−{1−[3−(3−カルバモイル−4,5−ジフルオロフェニル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル}カルバメート(1.0当量、0.064mmol、36mg)から、表題化合物(14mg)が調製された。MS (M+H)=463.2.
実施例25.3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル(化合物2−129)
Figure 2021512889
工程25−1。tert−ブチルN−[(3S)−1−(3−ブロモ−5−クロロピリジン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:3−ブロモ−4,5−ジクロロピリジン(1.0当量、1.0mmol、227mg)のDMSO(4.0mL)溶液に、tert−ブチルN−[(3S)−ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.5当量、1.50mmol、280mg)とDIPEA(1.50mL)を添加した。結果として生じた混合物を130℃で1時間加熱し、その後、室温に冷まし、酢酸エチルで希釈した。酢酸エチルをその後、水とブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮した。得られた残留物を、MeCN/水(0〜60%)で溶出させる逆相C18クロマトグラフィーによって精製した。純粋な画分を組み合わせ、飽和したNaHCOおよびNaClで中和し、酢酸エチルで抽出し、およびMgSOで乾燥させた。有機層を濃縮して高真空下で乾燥させることで、216mgの所望の生成物を得た。MS (M+H)=376.2、378.2.
工程25−2。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−クロロ−5−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−(3−ブロモ−5−クロロピリジン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.57mmol、216mg)のジオキサン(4.0mL)溶液に、大気のNの下でPd(dppf)Cl(0.1当量、0.057mmol、42mg)、(3−シアノ−5−フルオロフェニル)ボロン酸(2.0当量、1.14mmol、189mg)、KCO(2.5当量、1.43mmol、196mg)、および水(0.4mL)を添加した。結果として生じた混合物を0.5時間95℃で加熱し、濃縮し、酢酸エチル/ヘキサン(0−100%)で溶出させるシリカゲルクロマドグラフィーによって精製することで、126mgの所望の生成物を得た。MS (M+H)=417.3.
工程25−3。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−5−(4−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−3−クロロ−5−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.10mmol、42mg)のジオキサン(1.0mL)溶液に、大気のN下でPd(Amphos)Cl(0.1当量、0.01mmol、7.1mg)、4−メチルインドール−2−ボロン酸ピナコールエステル(2.0当量、0.20mmol、53mg)、KCO(3.0当量、0.30mmol、42mg)、および水(0.1mL)を添加した。結果として生じた混合物を95℃で1時間加熱し、室温に冷まし、その後、酢酸エチルで希釈した。酢酸エチルを、水とブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。得られた粗製の生成物を、それ以上精製することなく次の工程に使用した。MS (M+H)=512.4.
工程25−4。3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリルの調製:粗製のtert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−5−(4−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートのジクロロメタン(1.0mL)溶液に、TFA(0.3mL)を添加した。結果として生じた混合物を0.5時間室温で撹拌し、濃縮し、その後、MeCN/水(0〜40%)で溶出させる逆相C18クロマトグラフィーによって精製した。純粋な画分を組み合わせ、飽和したNaHCOとNaClで中和し、酢酸エチルで抽出し、MgSOで乾燥させ、ろ過した。有機物をEtOEt(2.0M、0.2mL)中のHClの添加後に濃縮し、高真空下で乾燥させることで、HCl塩として11mgの表題化合物を得た。MS (M+H)=412.3.
以下の化合物を、様々な工程で適切な置換試薬および基質を用いて、実施例25と同様に調製した。
Figure 2021512889
実施例26.5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1−エチル−4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル(化合物2−142)
Figure 2021512889
工程26−1。N−エチル−3−フルオロ−2−ニトロアニリンの調製:1,3−ジフルオロ−2−ニトロベンゼン(1.0当量、6.29mmol、1.0g)をエチルアミン溶液(THF中の2.0M、12mL)と組み合わせ、結果として生じた混合物を3時間室温で撹拌し、その後濃縮し、真空下で乾燥させることで、オレンジ色の固形物として1.0g(86%)の所望の生成物を得た。MS (M+H)=185.2.
工程26−2。N1−エチル−3−フルオロベンゼン−1,2−ジアミンの調製:40mLのバイアルに、N−エチル−3−フルオロ−2−ニトロアニリン(1.0当量、2.71mmol、500mg)、プロパノ−2−オール(1 mL)、Fe(5.0当量、13.57mmol、758.1mg)、NHCl(5.0当量、13.57mmol、726.1mg)、および水(1.0mL)を置いた。結果として生じた溶液を30分間80℃で撹拌した。反応混合物を室温まで冷まし、ろ過した。ろ液を濃縮し、酢酸エチル/石油エーテル(1:3)で溶出させるシリカゲルカラム上に塗布することで、灰色の油として240mg(57%)の表題化合物を得た。MS (M+H)=155.2.
工程26−3。tert−ブチル(S)−(1−(3−ブロモ−5−(1−エチル−4−フルオロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)ピリジン−4−イル)ピロリジン−3−イル)カルバメートの調製:tert−ブチル(S)−(1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)ピロリジン−3−イル)カルバメート(1.0当量、0.542mmol、200mg)のDMSO(10mL)溶液に、N1−エチル−3−フルオロベンゼン−1,2−ジアミン(2.0当量、1.08mmol、167mg)、およびNa(2.00当量、1.08mmol、205mg)を添加した。結果として生じた混合物を1時間100℃で撹拌し、水(10mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×10ml)で抽出した。有機層を組み合わせ、ブライン(3x10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。得られた残留物を、酢酸エチル/石油エーテルで溶出させるシリカゲルカラム上に塗布することで、黄色の固形物として160mg(55%)の表題化合物を得た。MS (M+H)=504.1、506.1.
工程26−4。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−5−(1−エチル−4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:8mLのバイアルに、大気のN下でtert−ブチルN−[(3S)−1−[3−ブロモ−5−(1−エチル−4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.08mmol、40mg)、(3−シアノ−4−フルオロフェニル)ボロン酸(1.5当量、0.12mmol、19.6mg)、Pd(dba)・CHCl(0.1当量、0.01mmol、8.2mg)、P(t−Bu)・HBF(0.2当量、0.02mmol、4.6mg)、KPO(3.0当量、0.24mmol、51mg)、トルエン(3.0mL)、およびHO(0.3mL)を置いた。結果として生じた溶液を2時間80℃で撹拌し、濃縮し、逆相分取HPLCによって精製することで、20mg(50%)の表題化合物を得た。MS (M+H)=545.6.
工程26−5。5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1−エチル−4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリルの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−5−(1−エチル−4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.04mmol、20mg)のジクロロメタン(1.0mL)溶液に、TFA(1.0mL)を添加した。結果として生じた混合物を1時間室温で撹拌し、濃縮し、凍結乾燥によって乾燥させることで、白色の固形物として8.1mg(39%)の5−[4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1−エチル−4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−2−フルオロベンゾニトリルのTFA塩を得た。MS (M+H)=445.2.
以下の化合物を、様々な工程で適切な置換試薬および基質を用いて、実施例26と同様に調製した。
Figure 2021512889
実施例27.5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル(化合物2−51)
Figure 2021512889
工程27−1。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、1.49mmol、550mg、「実施例9、工程9−1」)のジオキサン溶液(10mL)に、Pd(Amphos)Cl(0.15当量、0.22mmol、159mg)、3−シアノ−4−フルオロフェニルボロン酸(2.5当量、3.73mmol、625mg)、およびKCO(3.0当量、4.47mmol、621mg)を添加した。Nを5分間反応溶液で泡立たせ、1.0mLの水を添加した。結果として生じた混合物を1.5時間100℃で加熱し、酢酸エチル(50mL)で希釈し、その後、水(10mL)とブライン(5mL)で洗浄し、乾燥させ、濃縮した。得られた残留物を、MeOH/DCM(0〜5%)で溶出させるシリカゲルクロマドグラフィーによって精製することで、白色の固形物として500mgの所望の表題生成物を得た。MS (M+H)=411.4.
工程27−2。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(4−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−4−フルオロフェニル−ホルミルピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.30mmol、125mg)のDMF(2.0mL)溶液に、3−クロロベンゼン−1,2−ジアミン(3.0当量、1.20mmol、131mg)と水(0.5mL)を添加した。結果として生じた混合物を12時間空気下で100℃で加熱し、室温に冷まして、水(10mL)を添加した。結果として生じた懸濁液をろ過し、集めた固形物を水(3×2.0mL)で洗浄することで、茶色の固形物として126mgの表題化合物を得た。この材料を、それ以上精製することなく次の工程で使用した。MS (M+H)=533.2.
工程27−3。5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリルの調製:粗製のtert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(4−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、126mg、0.24mmol)のジクロロメタン(1.25mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(0.35mL)を添加した。結果として生じた混合物を1時間室温で撹拌し、得られた残留物を、0.05%のTFAを有するMeCN/水(0〜30%)で溶出させる逆相C18クロマトグラフィーによって精製した。純粋な画分を組み合わせ、飽和したNaHCOおよびNaClで中和し、酢酸エチルで抽出し、およびMgSOで乾燥させた。有機層をEtOEt(0.10mL)中の2.0MのHClで処理し、濃縮し、高真空下で乾燥させることで、HCl塩として24mgの表題化合物を得た。MS (M+H)=433.3.
様々な工程での試薬と基質の適切な置換によって、以下の化合物を実施例27と同様に調製し、それは、適切な試薬を用いる周知の化学によるベンゾイミダゾール上のさらなる官能基修飾を必要とすることもある。1,2−ジアミノベンゼンを用いるアルデヒドの環化反応は、大気酸素下でNaを用いて、またはNaを用いずに、湿ったDMF、NMP、DMSO、あるいは他の溶媒中での加熱によって実行可能である。HClまたはギ酸またはTFA円などの様々な塩が得られることもある。
Figure 2021512889
Figure 2021512889
実施例28.5−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−2,3−ジフルオロベンゾニトリル(化合物2−165)
Figure 2021512889
工程28−1。tert−ブチルN−[(3S)−1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:100mLの丸底フラスコに、5−ブロモ−4−クロロピリジン−3−カルバルデヒド(1.0当量、13.6mmol、3.0g)、tert−ブチルN−[(3S)−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、13.6mmol、2.7g)、TEA(2.5当量、34.0mmol、3.4g)、およびMeCN(30mL)を置いた。結果として生じた溶液を2時間80℃で撹拌し、室温に冷まし、濃縮した。得られた残留物を、酢酸エチル/石油エーテルで溶出させるシリカゲルカラム上に塗布することで、黄色の固形物として3.3g(63.1%)の表題化合物を得た。MS (M+H)=384.2、386.2.
工程28−2。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−4,5−ジフルオロフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.61mmol、235mg)のジオキサン(4.0mL)溶液に、Pd(DtBPF)Cl(0.06当量、0.037mmol、24mg)、2,3−ジフルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン2−イル)ベンゾニトリル(1.5当量、0.92mmol、243mg)、KCO(3.0当量、2.76mmol、253mg)、およびHO(0.4mL)を添加した。結果として生じた混合物を1時間80℃で撹拌し、その後、室温に冷ました。固形物をろ過して、ろ液を真空下で濃縮した。得られた残留物を、酢酸エチル/石油エーテルで溶出させるシリカゲルカラム上に塗布し、黄色固形物として170mg(62.83%)のtert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−4,5−ジフルオロフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。MS (M+H)=443.2.
工程28−3。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−4,5−ジフルオロフェニル)−5−[7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル]ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−4,5−ジフルオロフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.36mmol、160mg)のNMP(3.0mL)溶液に、4−メチルピリジン−2,3−ジアミン(4.0当量、1.45mmol、178mg)とNa(2.0当量、0.72mmol、138mg)を添加した。結果として生じる溶液を8時間100℃で撹拌した。反応混合物を室温に冷まし、逆相分取HPLCによって精製することで、赤色の固形物として90mg(45.6%)のtert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−4,5−ジフルオロフェニル)−5−[7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル]ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。MS (M+H)=546.2.
工程28−4。5−[4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−[7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル]ピリジン−3−イル]−2,3−ジフルオロベンゾニトリルの調製:DCM(3.0mL)に、N−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−4,5−ジフルオロフェニル)−5−[7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル]ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.09mmol、50mg)の溶液に、TFA(1.0mL)を添加した。結果として生じた溶液を1時間室温で撹拌し、濃縮し、20ml/分の流量において6分で水(0.05%のTFA)と5.0%〜最大35.0%のACNで溶出させるXBridge Prep C18 OBDカラム(5μm、19x150mm)を用いる分取HPLCによって精製することで、赤色の固形物として16mg(31.2%)の冷凍乾燥時の表題化合物のTFA塩を得た。MS (M+H)=446.2.
実施例29.4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル(化合物2−151)
Figure 2021512889
工程29−1。3−クロロ−N−メチル−2−ニトロアニリンの調製:1−クロロ−3−フルオロ−2−ニトロベンゼン(1.0当量、28.5mmol、5.0g)を、THF(2.0M、1.4当量、40mmol、20mL)中でN−メチルアミンと組み合わせた。結果として生じた混合物を6時間室温で撹拌した。真空下で反応溶液を濃縮することで、オレンジ色の固形物として5.0gの粗製物3−クロロ−N−メチル−2−ニトロアニリンを得た。MS (M+H)=176.5.
工程29−2。3−クロロ−N1−メチルベンゼン−1,2−ジアミンの調製:250mLの丸底フラスコに、粗製の3−クロロ−N−メチル−2−ニトロアニリン(1.0当量、26.8mmol、5.0g)、水(20mL)、プロパノ−2−オール(100mL)、Fe(5.0当量、134.0mmol、7.5g)、およびNHCl(5.0当量、134.0mmol、7.2g)を置いた。結果として生じた溶液を3時間80℃で撹拌し、ろ過し、ろ液を真空下で濃縮した。得られた残留物を、酢酸エチル/石油エーテルで溶出させるシリカゲルカラム上に塗布することで、オレンジ色の固形物として1.2g(28.6%)の3−クロロ−N1−メチルベンゼン−1,2−ジアミンを得た。MS (M+H)=157.0.
工程29−3。tert−ブチルN−[(3S)−1−[2−シアノ−5−ホルミル−[3,4−ビピリミジン]−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:40mLのフラスコに、窒素下で4−ブロモピリジン−2−カルボニトリル(1.0当量、1.56mmol、286mg)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(2.0当量、3.12mmol、793mg)、Pd(dppf)Cl(0.1当量、0.16mmol、114mg)、KOAc(3.0当量、4.68mmol、460mg)、およびジオキサン(10mL)を置いた。反応溶液を90℃で1時間攪拌し、室温に冷ました。この粗製溶液に、窒素下でtert−ブチルN−[(3S)−1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、1.56mmol、600mg、「工程28−1、実施例28」)、Pd(DtBPF)Cl(0.10当量、0.16mmol、102mg)、KCO(3.0当量、4.68mmol、647mg)、およびHO(1.0mL)を添加した。結果として生じた溶液を1時間80℃で撹拌し、室温に冷まし、水(20mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。得られた残留物を、酢酸エチル/石油エーテルで溶出させるシリカゲルカラム上に塗布することで、黄色の固形物として600mg(94.3%)の表題化合物を得た。MS (M+H)=408.2.
工程29−4。tert−ブチルN−[(3S)−1−[5−(4−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−2−シアノ−[3,4−ビピリミジン]−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:8mLのバイアルに、tert−ブチルN−[(3S)−1−[2−シアノ−5−ホルミル−[3,4−ビピリミジン]−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.15mmol、60mg)、3−クロロ−N1−メチルベンゼン−1,2−ジアミン(2.0当量、0.29mmol、46.1mg)、Na(2.0当量、0.29mmol、56.0mg)、およびDMSO(4.0mL)を置いた。結果として生じた溶液を3時間100℃で撹拌し、室温に冷ました。粗製物を酢酸エチルで抽出し、その後、濃縮し、20ml/分の流量において6分で水(0.05%のTFA)と2%〜25%のBの勾配で溶出させるXBridge Prep C18 OBDカラム(5μm、19x150mm)を用いる分取HPLCによって精製することで、淡黄色固形物として52mg(64.9%)の表題化合物を得た。MS (M+H)=545.1、547.1.
工程29−4。4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリルの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−[5−(4−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−2−シアノ−[3,4−ビピリミジン]−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.10mmol、52mg)のDCM(5.0mL)に、TFA(1.0mL)を添加した。結果として生じる溶液を1時間室温で撹拌した。結果として生じた混合物を真空下で濃縮し、凍結乾燥することで、白色の固形物として41.9mg(78.6%)の表題化合物のTFA塩を得た。MS (M+H)=444.1、446.1.
様々な工程での試薬と基質の適切な置換によって、以下の化合物を実施例29と同様に調製し、それは、適切な試薬を用いる周知の化学によるベンゾイミダゾール上のさらなる官能基修飾を必要とすることもある。1,2−ジアミノベンゼンを用いるアルデヒドの環化反応は、大気酸素下でNaを用いて、またはNaを用いずに、湿ったDMF、NMP、DMSO、あるいは他の溶媒中での加熱によって実行可能である。HClまたはギ酸またはTFA円などの様々な塩が得られることもある。
Figure 2021512889
実施例30.4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(6−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル(化合物2−166)
Figure 2021512889
工程30−1。N−[(3S)−1−[5−(4−ブロモ−6−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−2−シアノ−[3,4−ビピリミジン]−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−[2−シアノ−5−ホルミル−[3,4−ビピリミジン]−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.10mmol、40mg、「実施例29、工程29−3」)のDMSO(1.0mL)溶液に、3−ブロモ−5−フルオロベンゼン−1,2−ジアミン(1.0当量、0.10mmol、20.1mg)とNa(2.0当量、0.20mmol、37.3mg)を添加した。結果として生じた反応溶液を70℃で2時間撹拌した。反応溶液を水(5mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。得られた残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1:1)で溶出させるシリカゲルカラムに塗布して、黄色固形物として32mg(55.0%)のtert−ブチルN−[(3S)−1−[5−(4−ブロモ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−2−シアノ−[3,4−ピリジン]−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。MS (M+H)=592.1、 594.1.
工程30−2。tert−ブチルN−[(3S)−1−[2−シアノ−5−(5−フルオロ−7−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4−ビピリミジン]−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−[5−(4−ブロモ−6−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−2−シアノ−[3,4−ビピリミジン]−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.05mmol、32mg)のジオキサン(1.0mL)溶液に、大気窒素下でトリメチル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリボリナン(trioxatriborinane)(1.0当量、0.05mmol、6.8mg)、Pd(dppf)Cl(0.10当量、0.01mmol、4.0mg)、KCO(3.0当量、0.16mmol、22.4mg)、およびHO(0.1mL)を添加した。結果として生じた反応溶液を80℃で1時間撹拌した。反応溶液を水(5mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。得られた残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1:1)で溶出させるシリカゲルカラムに塗布して、黄色固形物として20mg(70.2%)のtert−ブチルN−[(3S)−1−[2−シアノ−5−(5−フルオロ−7−メチル−1H−1,3ベンゾジアゾール−2−イル)−−シアノ−[3,4−ピリジン]−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートを得た。MS (M+H)=528.2.
工程30−3。4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(6−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリルの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−[2−シアノ−5−(5−フルオロ−7−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4−ビピリミジン]−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.04mmol、20mg)のDCM(1.0mL)溶液に、TFA(0.1mL)を添加した。結果として生じた反応溶液を1時間周囲温度で撹拌した。結果として生じた混合物を真空下で濃縮した。得られた粗製生成物を、水(0.05%のTFA)とACNで溶出させるSunFire Prep C18 OBDカラム(19x150mm 5μm)を用いるPrep−HPLCによって精製することで、白色の固形物として7.0mgの4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(6−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4−ビピリジン]−2−カルボニトリルのTFA塩(34.1%)を得た。MS (M+H)=428.0.
実施例31.5−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル(化合物2−154)
Figure 2021512889
工程31−1。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:50mLの丸底フラスコに、窒素下でtert−ブチルN−[(3S)−1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、3.12mmol、1.2g、「工程28−1、実施例28」)、2−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾニトリル(1.0当量、3.12mmol、772mg)、Pd(dba)・CHCl(0.10当量、0.31mmol、323mg)、P(t−Bu)・HBF(0.20当量、0.62mmol、180mg)、KPO(3.0当量、9.37mmol、2.0g)、ジオキサン(10mL)、および水(1.0mL)を置いた。結果として生じた溶液を1時間70℃で撹拌し、室温に冷まし、水(20mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。得られた残留物を、酢酸エチル/石油エーテルで溶出させるシリカゲルカラム上に塗布することで、黄色の固形物として900mg(67.9%)の表題化合物を得た。MS(M+H)=425.3。
工程31−2。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:50mLの丸底フラスコに、tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、1.88mmol、800mg)、4−メチルピリジン−2,3−ジアミン(2.5当量、4.71mmol、580mg)、Na(3.0当量、5.65mmol、1075mg)、およびDMSO(10mL)を置いた。結果として生じた溶液を、6時間100℃で撹拌し、室温に冷まし、その後、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル溶液を濃縮した。残りの残留物を、水(0.05%のNHHCO)とACNで溶出させるC18逆相カラムを用いるFlash−Prep−HPLCによって精製することで、茶色の固形物として700mgの表題化合物(70.4%)を得た。MS (M+H)=528.2.
工程31−3。5−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリルの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.09mmol、50mg)とTFA(0.1mL)のDCM(1.0mL)溶液に。結果として生じた溶液を1時間室温で撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮した。残りの残留物を、20mL/分の流量で、水(0.05%のTFA)の移動相AとACNの移動相Bを有するSunFire Prep C18 OBDカラム(19x150mm、5μm)を使用するPre−HPLCによってクロマトグラフィーにかけた。生成物を、6分で13.0%のB〜40.0%のBの勾配内で溶出した。凍結乾燥後に、表題化合物(11.6mg、22.6%、TFA塩)を茶色の固形物として得た。MS(M+H)=428.2。
実施例32.4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル(化合物2−162)
Figure 2021512889
工程32−1。tert−ブチルN−[(3S)−1−[2’−シアノ−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリミジン]−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−[2−シアノ−5−ホルミル−[3,4−ビピリミジン]−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(60mg、0.15mmol、1.0当量、「工程29−3、実施例29」)のDMSO(1.0mL)溶液に、3−フルオロベンゼン−1,2−ジアミン(19mg、0.15mmol、1.0当量)とNa(56mg、0.30mmol、2.0当量)を添加した。結果として生じた溶液を2時間70℃で撹拌し、その後、水(5mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、真空下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/石油エーテルで溶出させるシリカゲルカラム上に塗布することで、黄色の固形物として45mg(60.0%)の表題化合物を得た。MS(M+H)=514.0。
工程32−2。4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリルの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−[2’−シアノ−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリミジン]−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートのDCM(1.0mL)溶液に、TFA(0.10mL)を添加した。反応混合物を1時間室温で撹拌し、真空内で濃縮した。得られた残留物を、20mL/分の流量で、水(0.05%のTFA)とACNで溶出させるSunFire Prep C18 OBDカラム(19x150mm、5μm)を使用するPre−HPLCによって精製した。生成物を含む画分を6分で15.0%のACN〜40.0%のACNの勾配内で溶出させ、組み合わせ、冷凍乾燥させることで、白色の固形物として表題化合物(20.9mg、TFA塩、45.2%)を得た。MS(M+H)=414.1。
実施例33.3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル(化合物2−155)
Figure 2021512889
工程33−1。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:100mLの丸底フラスコに、窒素下でtert−ブチルN−[(3S)−1−(3−ブロモ−5−ホルミルピリジン−4−イル)−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、2.86mmol、1.1g、「工程28−1、実施例28」)、3−シアノフェニルボロン酸(2.0当量、5.72mmol、841mg)、Pd(DtBPF)Cl(0.05当量、0.14mmol、93mg)、KCO(3.0当量、8.68mmol、1.2g)、ジオキサン(15mL)、および水(1.5mL)を置いた。結果として生じた溶液を80℃で1時間攪拌し、室温に冷ました。反応混合物をろ過し、ろ液を濃縮した。得られた残留物を、酢酸エチル/石油エーテルで溶出させるシリカゲルカラム上に塗布することで、黄色の固形物として1.0g(85.9%)の表題化合物を得た。MS(M+H)=407.2。
工程33−2。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:100mLの丸底フラスコに、tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、2.46mmol、1.0g)、4−メチルピリジン−2,3−ジアミン(4.0当量、9.74mmol、1.2g)、Na(2.0当量、4.92mmol、935mg)、およびNMP(15mL)を置いた。結果として生じた溶液を、7時間100℃で撹拌し、室温に冷まし、その後、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル溶液を濃縮した。残りの残留物を、10分で25.0%のACNから50.0%までの勾配の水(0.1%のNHHCO+0.05%のNHOH)とACNで溶出させるC18逆相カラムを用いるFlash−Prep−HPLCによって精製することで、赤色の固形物として600mgの表題化合物(47.9%)を得た。MS(M+H)=510.3。
工程33−3。3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}ベンゾニトリルの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.10mmol、50mg)のDCM(1.0mL)溶液に、TFA(0.2mL)を添加した。結果として生じた混合物を3時間室温で撹拌した。反応溶液を濃縮して、残りの残留物を、20ml/分の流量で水(A、0.05%のTFA)とACN(B)の移動相を用いるSunFire Prep C18 OBD(19x150mm、5μm)を使用するPrep−HPLCによって精製した。生成物を含有する画分を、6分で13.0%のACN〜40.0%のACNの勾配内で溶出させることで、冷凍乾燥後のオレンジ色の固形物として26.8mgの表題化合物のTFA塩(52.2%)を得た。MS(M+H)=410.2。
実施例34.2−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−7−カルボニトリル(化合物2−176)
Figure 2021512889
工程34−1。2−アミノ−3−ニトロピリジン−4−カルボニトリルの調製:50mLのフラスコに、4−クロロ−3−ニトロピリジン−2−アミン(1.0当量、2.88mmol、500mg)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(0.2当量、0.58mmol、320mg)、Zn(CN)(2.0当量、5.76mmol、680mg)、Pd(dba)・CHCl(0.10当量、0.29mmol、299mg)、およびDMF(10mL)を添加した。反応系を窒素でパージし、2時間120℃で加熱した。反応溶液を水(10mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮した。残りの残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1:3)で溶出させるシリカゲルクロマドグラフィーによって精製することで、オレンジ色の固形物として200mg(42.3%)の所望の生成物を得た。MS(M+H)=165.1。
工程34−2。2,3−ジアミノピリジン−4−カルボキサミドの調製:2−アミノ−3−ニトロピリジン−4−カルボニトリル(1.0当量、0.91mmol、150mg)のプロパノ−2−オール(5.0mL)溶液に、Fe(5.0当量、4.57mmol、255mg)、NHCl(5.0当量、4.57mmol、244mg)、および水(1.0mL)を添加した。結果として生じた混合物を1時間80℃で加熱した。反応混合物を濃縮して、酢酸エチル/石油エーテル(1:3)で溶出させるシリカゲルカラムに塗布することで、淡黄色固形物として100mg(81.6%)の2,3−ジアミノピリジン−4−カルボキサミドを得た。MS(M+H)=153.2。
工程34−3。tert−ブチルN−[(3S)−1−(3−{7−カルバモイル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}−5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル)−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:「実施例31、工程31−2」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.12mmol、50mg、「実施例31、工程31−1」)と2,3−ジアミノピリジン−4−カルボキサミド(2.0当量、0.24mmol、36mg)から、表題化合物(35mg、53.4%)が調製された。MS(M+H)=557.3。
工程34−4。tert−ブチルN−[(3S)−1−(3−{7−シアノ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}−5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル)−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−(3−{7−カルバモイル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}−5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル)−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.06mmol、35mg)のDCM溶液(1.0mL)に、TEA(4.5当量、0.28mmol、29mg)と無水トリフルオロ酢酸(2.0当量、0.12mmol、26mg)を添加した。結果として生じた混合物を1時間周囲温度で撹拌した。反応溶液を真空下で濃縮し、シリカゲルクロマドグラフィーによって精製することで、淡黄色の固形物として25mgの所望の生成物を得た。MS(M+H)=539.3。加えて、10mgの副産物N−[(3S)−1−(3−{7−シアノ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}−5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル)−3−メチルピロリジン−3−イル]−2,2,2−トリフルオロアセトアミドも淡黄色の固形物として得られた。MS(M+H)=535.2。
工程34−5。2−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−7−カルボニトリルの調製:「実施例31、工程31−2」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチルN−[(3S)−1−(3−{7−シアノ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}−5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル)−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.046mmol、25mg)から、表題化合物(7.6mg)がTFA塩として調製された。MS(M+H)=439.2。
実施例35.2−{4−[(3S)−3−ミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノ−4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−7−カルボニトリル(化合物2−179)
Figure 2021512889
工程35−1。2−{4−[(3S)−3−ミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノ−4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−7−カルボニトリルの調製:8mLのバイアルに、N−[(3S)−1−(3−{7−シアノ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}−5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル)−3−メチルピロリジン−3−イル]−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(1.0当量、0.018mmol、10mg、「実施例34、工程34−4からの副産物」)、NaOH(4.2当量、0.075mmol、3.0mg)、MeOH(3.0mL)、およびHO(0.3mL)を置いた。結果として生じた反応溶液を50℃で5時間撹拌した。粗製生成物を濃縮し、20mL/分の流量で水(A、0.05%のTFA)とACN(B)の移動相を有するXbridge Prep C18 OBDカラム(19×150mm、5μm)を使用するPrep−HPLCによって精製した。所望の生成物を含有する画分を、以下のような勾配を使用して溶出した:6分で0−35%のB、1分間95%で保持、1分で19%まで下げ、1分間19%で維持。これにより、オレンジ色の固形物として0.8mg(3.2%)の2−{4−[(3S)−3−ミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノ−4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−7−カルボニトリルを得た。(M+H)=451.3。
実施例36.3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンズアミド(化合物2−169)
Figure 2021512889
工程36−1。3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンズアミドの調製:50mLの丸底フラスコに、3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル(1.0当量、0.06mmol、30mg、「化合物2−202」)とHCl/EA(1.0M、10当量、0.6mL)を置いた。結果として生じた反応溶液を3時間室温で撹拌した。結果として生じた混合物を濃縮し、20mL/分の流量で水(A、0.05%のアンモニア)とACN(B)の移動相を有するXbridge Prep C18 OBDカラム(19×150mm、5μm)を使用するPrep−HPLCによって精製した。所望の生成物を含有する画分を、8分で15%〜35%のBの勾配で溶出した。純粋な画分を濃縮され、水(10ml)と組み合わせた。濃縮HCl(0.1ml)を添加し、結果として生じた混合物を真空下で凍結乾燥させた。これによって、赤色の固形物として13.2mg(43.3%)の3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンズアミドのHCl塩を得た。(M+H)=446.2。
実施例37.3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{5,7−ジメチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル(化合物2−169)
Figure 2021512889
工程37−1。5−ブロモ−4,6−ジメチルピリジン−2−アミンの調製:100mLの3首の丸底フラスコに、4,6−ジメチルピリジン−2−アミン(1.0当量、19.6mmol、2.4g)とDCM(20mL)を置いた。反応系を液体窒素浴内で−50℃に冷却し、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン(1.0当量、19.6mmol、5.6g)を添加した。結果として生じた溶液を30分間−50℃で撹拌し、30分で25℃まで徐々に温めた。反応混合物を、飽和したNaHCO(20mL)でクエンチし、ジクロロメタン(2×20mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、真空下で濃縮することで、オフホワイト固形物として3.2g(81.0%)の5−ブロモ−4,6−ジメチルピリジン−2−アミンを得た。(M+H)=200.8、202.8.
工程37−2。5−ブロモ−4,6−ジメチル−3−ニトロピリジン−2−アミンの調製:50mLの丸底フラスコにH2SO(2.0mL)を添加し、反応系を−10℃まで冷却した。同じ温度で、5−ブロモ−4,6−ジメチルピリジン−2−アミン(1.0当量、2.49mmol、0.50g)を5分かけて少量ずつ添加し、その後、10分かけて少量ずつKNO(1.4当量、3.48mmol、0.4g)を添加した。結果として生じた反応溶液を1時間室温で撹拌した。pH>7になるまで、反応混合物を水/氷(30mL)と飽和したNaHCO水溶液でクエンチした。沈殿した固体の生成物と結果として生じた懸濁液をろ過した。固形物を集め、減圧下のオーブンで乾燥させた。これにより、黄色の固形物として0.45g(73.5%)の5−ブロモ−4,6−ジメチル−3−ニトロピリジン−2−アミンを得た。(M+H)=245.9、247.9.
工程37−3。4,6−ジメチルピリジン−2,3−ジアミンの調製:50mLの丸底フラスコに、5−ブロモ−4,6−ジメチル−3−ニトロピリジン−2−アミン(1.0当量、2.64mmol、0.65g)、HCOONH4(4.8当量、12.7mmol、0.80g)、MeOH(10mL)、およびPd/C(10重量%、0.02当量、0.06mmol、65mg)を置いた。結果として生じた反応溶液を70℃で2時間撹拌した。反応混合物を冷却し、ろ過した。ろ液を真空下で濃縮することで、オフホワイト固形物として0.32g(88.3%)の4,6−ジメチルピリジン−2,3−ジアミンを得た。(M+H)=138.0。
工程37−4。tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−5−{5,7−ジメチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートの調製:「工程33−2、実施例33」に記載される方法と同様の方法を使用して、tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−ホルミルピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメート(1.0当量、0.28mmol、112mg)と4,6−ジメチルピリジン−2,3−ジアミン(1.2当量、0.33mmol、45mg)から、表題化合物がDMSO(2.0mL)中で調製された。粗製の反応溶液を、それ以上処理することなく次の工程に使用した。MS (M+H)=524.1.
工程37−5。3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{5,7−ジメチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}ベンゾニトリルの調製:tert−ブチルN−[(3S)−1−[3−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−5−{5,7−ジメチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−イル]カルバメートの粗製のDMSO溶液に、TFA(2.0mL)を添加した:結果として生じた反応混合物を35℃で2時間撹拌した。反応溶液をろ過し、ろ液を20ml/分の流量で水(A、0.05%のTFA)とACN(B)の移動相を有するSunFire Prep C18 OBDカラム(19x150mm、5μm)を使用するPrep−HPLCによって精製した。所望の生成物を含有する画分を、6分で30.0%〜60.0%の勾配で溶出した。これによって、オフホワイトの固形物として32mg(77.9%)の3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{5,7−ジメチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}ベンゾニトリルのTFA塩を得た。MS (M+H)=424.2.
様々な工程での試薬と基質の適切な置換によって、以下の化合物を実施例37と同様に調製し、それは、適切な試薬を用いる周知の化学によるベンゾイミダゾール上のさらなる官能基修飾を必要とすることもある。1,2−ジアミノベンゼンを用いるアルデヒドの環化反応は、大気酸素下でNaを用いて、またはNaを用いずに、湿ったDMF、NMP、DMSO、あるいは他の溶媒中での加熱によって実行可能である。HClまたはギ酸またはTFA円などの様々な塩が得られることもある。
Figure 2021512889
実施例A−1:非経口医薬組成物
注入(皮下、静脈内)による投与に適した非経口医薬組成物を調製するために、1−100mgの式(I)の化合物の水溶性塩、あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を、滅菌水中に溶解させ、その後、0.9%の滅菌食塩水10mLと混合する。適切な緩衝液を、随意の酸または塩基とともに随意に加えて、pHを調整した。混合物を、注射による投与に適した単位剤形に組み込む。
実施例A−2:経口溶液
経口送達用の医薬組成物を調製するために、十分な量の式(I)の化合物、あるいはその薬学的に許容な塩を、(随意の可溶化剤、随意の緩衝液、および味を隠す賦形剤と共に)水に加え、20mg/mLの溶液を得る。
実施例A−3:経口錠剤
20−50重量%の式(I)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、20−50重量%の微結晶性セルロース、1−10重量%の低置換ヒドロキシプロピルセルロース、および1−10重量%のステアリン酸マグネシウム、または他の適切な賦形剤を混合することによって、錠剤を調製する。錠剤は直接の圧縮によって調製される。圧縮錠剤の全重量を100−500mgで維持する。
実施例A−4:経口カプセル
経口送達用の医薬組成物を調製するために、10−500mgの式(I)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩を、デンプンまたは他の適切な粉末混合物と混合する。混合物を、経口投与に適した、ハードゼラチンカプセルなどの経口剤形に組み込む。
別の実施形態において、10−500mgの式(I)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩を、サイズ4のカプセル、またはサイズ1のカプセル(ヒプロメロースまたはハードゼラチン)に入れ、カプセルを閉じる。
実施例A−5:局所ゲル組成物
医薬用の局所ゲル組成物を調製するために、式(I)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩を、ヒドロキシプロピルセルロース、プロピレングリコール、イソプロピルミリステート、および精製アルコールUSPと混合する。結果として生じたゲル混合物を、その後、局所投与に適した、例えば、チューブなどの容器に組み込む。
実施例B−1:SSTRアッセイ膜調製
粗製の膜画分は、5つのヒトあるいはげっ歯類のソマトスタチン受容体サブタイプの1つを安定して発現するチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞から調製される。細胞を、以下の添加剤:10%のウシ胎児血清(Gibco)、100U/mLのペニシリン(Gibco)、100ug/mLのストレプトマイシン(Gibco)、10mMのHEPES(Gibco)、0.5mg/mLのG−418(Gibco)を有するDM−MEM成長培地(Gibco)中の標準的な組織培養皿の上で85−100%のコンフルエンスまで増殖させる。細胞膜を調製するために、10mMのHEPES(Gibco)を含有する1Xのダルベッコリン酸緩衝生理食塩水(Gibco)で細胞を一度洗浄し、その後、ナトリウムを含まない結合緩衝液(50mMのTris塩基、5mMのMgC1−6HO、およびpH7.8に調節された1mMのEGTA)で洗浄する。その後、細胞を擦り落として、プロテアーゼ阻害剤カクテル(100ug/mLのペプスタチンA(Sigma)、50ug/mLのロイペプチン(Sigma)、25ug/mLのアプロチニン(Sigma)、および10mg/mLのバシトラシン(USB Corporation))を含有する結合緩衝液に入れる。細胞を43,500xgで遠心分離機にかけ、均質化し、結果として生じた細胞膜を67,000xgで遠心分離によって集める。その後、ガラスのダウンス型ホモジナイザー(dounce homogenizer)を使用して、プロテアーゼ阻害剤カクテルを含有する結合緩衝液中で膜を再懸濁する。
機能アッセイ
一般的な概要:5つのSSTRサブタイプはすべて、アゴニストによって活性化されると細胞内のサイクリックAMP(cAMP)を減少させる、Gi共役Gタンパク質結合受容体(GPCR)である。したがって、細胞内cAMPレベルの測定は、本発明の化合物がSSTRサブタイプのアゴニストであるかどうかを評価するために使用することができる(John Kelly, Troy Stevens,W. Joseph Thompson, and Roland Seifert, Current Protocols in Pharmacology, 2005,2.2.1−2.2)。細胞内のcAMPアッセイの1つの例が以下に記載される。
SST2RのためのcAMPアッセイプロトコル:
アッセイの4日前に、10%のドナーウシ血清(Gemini Bio−Products #100−506);100U/mLのペニシリン;100μg/mLのストレプトマイシン;2mMのL−グルタミン(Gemini Bio−Products #400−110)、および0.2mg/mLのヒグロマイシンB(GoldBio #31282−04−9)を補充したHamのF12成長培地(ThermoFisher #10−080−CM)中の96ウェルの組織培養処置プレートの各ウェルに、ヒトソマトスタチン受容体サブタイプ2を安定して発現する5,000のチャイニーズハムスター卵巣細胞(CHO−K1、ATCC #CCL−61)を蒔く。細胞を、37°C、5%CO、および95%の湿度で培養する。アッセイの日に、培地を吸引し、50μLの1.6μMのNKH477(Sigma #N3290)とアッセイ緩衝液中の本発明の化合物の様々な希釈物で細胞を処理した[1xハンクスの平衡塩溶液(ThermoFisher #SH3058802)、0.5mMのHEPES pH 7.4、0.1%のウシ血清アルブミン、0.2mMの3−イソブチル−1−メチルキサンチン(IBMX、VWR #200002−790)]。細胞を37°Cで20分間インキュベートする(本発明の化合物の最終濃度は通常、0−10,000nMである)細胞を50μLの溶解バッファ(HRTF cAMPキット、Cisbio)で処理する。ライセートを384ウェルのプレートに移し、cAMP検出および可視化用の抗体を添加し、室温で1−24時間インキュベートする。Tecan M1000Proマルチプレートリーダを用いて、時間分解された蛍光シグナルが読み取られる。細胞内のcAMP濃度は標準曲線への回帰によって計算され、本発明の化合物の濃度対してプロット化され、化合物のEC50は標準的な方法を使用して計算される。すべてのデータ操作はGraphPadプリズムv6またはv7である。
SST3RのためのcAMPアッセイプロトコル:
アッセイの4日前に、10%のドナーウシ血清(Gemini Bio−Products #100−506);100U/mLのペニシリン;100μg/mLのストレプトマイシン;2mMのL−グルタミン(Gemini Bio−Products #400−110)、および0.25mg/mLのG418サルフェート(GoldBio #108321−42−2)を補充したHamのF12成長培地(ThermoFisher #10−080−CM)中の96ウェルの組織培養処置プレートの各ウェルに、ヒトソマトスタチン受容体サブタイプ3を安定して発現する2,000のチャイニーズハムスター卵巣細胞(CHO−K1、ATCC #CCL−61)を蒔く。細胞を37°C、5%CO、および95%の湿度で培養する。アッセイの日に、培地を吸引し、50μLの1.6μMのNKH477(Sigma #N3290)とアッセイ緩衝液中の本発明の化合物の様々な希釈物で細胞を処理した[1xハンクス平衡塩溶液(ThermoFisher #SH3058802)、0.5mMのHEPES pH 7.4、0.1%のウシ血清アルブミン、0.2mMの3−イソブチル−1−メチルキサンチン(IBMX、VWR #200002−790)]。細胞を37°Cで20分間インキュベートする(本発明の化合物の最終濃度は通常、0−10,000nMである)細胞を30分間、50μLの溶解緩衝液(HRTF cAMPキット、Cisbio)で処理し、その後、ライセートをアッセイ緩衝液で250μLに希釈する。ライセートを384ウェルのプレートに移し、cAMP検出および可視化用の抗体を添加し、室温で1−24時間インキュベートする。Tecan M1000Proマルチプレートリーダを用いて、時間分解された蛍光シグナルが読み取られる。細胞内のcAMP濃度は標準曲線への回帰によって計算され、本発明の化合物の濃度対してプロット化され、化合物のEC50は標準的な方法を使用して計算される。すべてのデータ操作はGraphPadプリズムv6またはv7である。
cAMPアッセイプロトコルhSST4R:
アッセイの4日前に、10%のドナーウシ血清(Gemini Bio−Products #100−506);100U/mLのペニシリン;100μg/mLのストレプトマイシン;2mMのL−グルタミン(Gemini Bio−Products #400−110)、および0.25mg/mLのG418サルフェート(GoldBio #108321−42−2)を補充したHamのF12成長培地(ThermoFisher #10−080−CM)中の96ウェルの組織培養処置プレートの各ウェルに、ヒトソマトスタチン受容体サブタイプ4を安定して発現する2,000のチャイニーズハムスター卵巣細胞(CHO−K1、ATCC #CCL−61)を蒔く。細胞を37°C、5%CO、および95%の湿度で培養する。アッセイの日に、培地を吸引し、50μLの1.6μMのNKH477(Sigma #N3290)とアッセイ緩衝液中の本発明の化合物の様々な希釈物で細胞を処理した[1xハンクス平衡塩溶液(ThermoFisher #SH3058802)、0.5mMのHEPES pH 7.4、0.1%のウシ血清アルブミン、0.2mMの3−イソブチル−1−メチルキサンチン(IBMX、VWR #200002−790)]。細胞を37°Cで20分間インキュベートする(本発明の化合物の最終濃度は通常、0−10,000nMである)細胞を30分間、50μLの溶解緩衝液(HRTF cAMPキット、Cisbio)で処理し、その後、ライセートをアッセイ緩衝液で250μLに希釈する。ライセートを384ウェルのプレートに移し、cAMP検出および可視化用の抗体を添加し、室温で1−24時間インキュベートする。Tecan M1000Proマルチプレートリーダを用いて、時間分解された蛍光シグナルが読み取られる。細胞内のcAMP濃度は標準曲線への回帰によって計算され、本発明の化合物の濃度対してプロット化され、化合物のEC50は標準的な方法を使用して計算される。すべてのデータ操作はGraphPadプリズムv6またはv7である。
SST5RのためのcAMPアッセイプロトコル:
アッセイの4日前に、10%のドナーウシ血清(Gemini Bio−Products #100−506);100U/mLのペニシリン;100μg/mLのストレプトマイシン;2mMのL−グルタミン(Gemini Bio−Products #400−110)、および0.25mg/mLのG418サルフェート(GoldBio #108321−42−2)を補充したHamのF12成長培地(ThermoFisher #10−080−CM)中の96ウェルの組織培養処置プレートの各ウェルに、ヒトソマトスタチン受容体サブタイプ5を安定して発現する2,000のチャイニーズハムスター卵巣細胞(CHO−K1、ATCC #CCL−61)を蒔く。細胞を37°C、5%CO、および95%の湿度で培養する。アッセイの日に、培地を吸引し、50μLの1.6μMのNKH477(Sigma #N3290)とアッセイ緩衝液中の本発明の化合物の様々な希釈物で細胞を処理した[1xハンクス平衡塩溶液(ThermoFisher #SH3058802)、0.5mMのHEPES pH7.4、0.1%のウシ血清アルブミン、0.2mMの3−イソブチル−1−メチルキサンチン(IBMX、VWR #200002−790)]。細胞を37°Cで20分間インキュベートする(本発明の化合物の最終濃度は通常、0−10,000nMである)細胞を30分間、50μLの溶解緩衝液(HRTF cAMPキット、Cisbio)で処理し、その後、ライセートをアッセイ緩衝液で250μLに希釈する。ライセートを384ウェルのプレートに移し、cAMP検出および可視化用の抗体を添加し、室温で1−24時間インキュベートする。Tecan M1000Proマルチプレートリーダを用いて、時間分解された蛍光シグナルが読み取られる。細胞内のcAMP濃度は標準曲線への回帰によって計算され、本発明の化合物の濃度対してプロット化され、化合物のEC50は標準的な方法を使用して計算される。すべてのデータ操作はGraphPadプリズムv6またはv7である。
化合物の例示的な生物学的活性は、ヒトSST受容体によってcAMP活性の阻害を評価することにより、以下の表で実証される。
表Aは、ヒトSST5受容体によってcAMP活性の阻害を評価することにより、化合物の例示的な生物学的活性を例証しており、ここで、aはEC50<10nMであることを意味し、bはEC50が10〜100nMの間であることを意味し、cはEC50が100〜1000nMの間であることを意味し、dはEC50>1000nMであることを意味する。
Figure 2021512889
Figure 2021512889
Figure 2021512889
Figure 2021512889
Figure 2021512889
Figure 2021512889
表Bは、ヒトSST5受容体およびヒトSST2受容体によってcAMP活性の阻害を評価することにより、SST2受容体を上回るSST5受容体に対する例示的な化合物の例示的な生物学的選択性を実証しており、ここで、aはEC50<10nMであることを意味し、bはEC50が10〜100nMの間であることを意味し、cはEC50が100〜1000nMの間であることを意味し、dはEC50>1000nMであることを意味する。+=10〜99;++=100〜499;+++=≧500.
Figure 2021512889
Figure 2021512889
Figure 2021512889
表Cは、ヒトSST5受容体およびヒトSST3受容体によってcAMP活性の阻害を評価することにより、SST3受容体を上回るSST5受容体に対する例示的な化合物の例示的な生物学的選択性を実証している。
Figure 2021512889
表Dは、ヒトSST5受容体およびヒトSST4受容体によってcAMP活性の阻害を評価することにより、SST4受容体を上回るSST5受容体に対する例示的な化合物の例示的な生物学的選択性を実証している。
Figure 2021512889
実施例B−2:肝臓ミクロソームの安定性アッセイプロトコル:
所望の化合物のインビトロの安定性は、0.5mg/mLのミクロソームのタンパク濃度において、プールされた男性と女性のヒト、プールされたオスのスプラーグドーリーラット、プールされたオスのカニクイザル、およびプールされたオスのビーグル犬の肝臓ミクロソームを使用して、様々な種について判定された。インキュベーションはカリウムリン酸塩緩衝液(50mM)で実行された。NADPH生成系は、すべての実験についてNADP+(1mM)、塩化マグネシウム(3mM)、EDTA(1mM)、グルコース−6−リン酸(5mM)、およびグルコース−6−リン酸デヒドロゲナーゼ(1単位/mL)から構成された。DMSO/アセトニトリル中の所望の化合物を加えて1μMの最終インキュベーション濃度を達成した(最終的なDMSO含有量は0.1%v/vであり、および最終アセトニトリル含有量は0.9%であった)。最終的なインキュベーション容量は400μLであった。インキュベーションは、振盪している水浴中で0、5、10、20、40、および60分間、37°Cで実施され、50μLのインキュベーション混合物を取り除き、内部標準を含有している100μLの氷冷のアセトニトリルを添加することにより、終了した。3500rpmおよび30分間の4°Cでの遠心分離による沈澱反応後、所望の化合物と内部標準は、多重反応モニタリング(MRM)LC−MS/MSの方法を使用して、結果として生じた上清中で分析された。MS条件は各分析物について最適化された。所望の化合物の消耗率が測定され、半減期、スケールされた固有クリアランス、および予測されたスケールされた全身クリアランス計算は、このデータを使用して行われた。
実施例B−3:シトクロムP450(CYP)2D6酵素時間依存性阻害(TDI)アッセイプロトコル:
シトクロムP450(CYP)2D6酵素媒介性のデキストロメトルファンO脱メチル化(デキストロルファン)の阻害は、0.1mg/mLのミクロソームのタンパク濃度においてプールされた男性と女性のヒト肝臓ミクロソームを使用して判定された。NADPH生成系混合物は、リン酸カリウム緩衝液pH7.4(50mM)、NADP+(1mM)、塩化マグネシウム(3mM)、EDTA(1mM)、グルコース−6−リン酸(5mM)、グルコース−6−リン酸デヒドロゲナーゼ(1単位/mL)、ヒト肝臓ミクロソーム(0.1mg/mL)、および水から構成された。6つの様々な濃度(0.1%v/vの最終的なDMSO含有量)に連続希釈されたDMSO中の所望の化合物が、NADPH生成系に添加された。CYP 2D6基質デキストロメトルファンは、5μMの最終的なインキュベーション濃度で添加された。最終的なインキュベーション容量は200μLであった。CYP 2D6の直接の時間依存性阻害剤として薬物候補を評価するために、インキュベーションは振盪している水浴中で10分間37°Cで実施された。別個の試験プレートでは、代謝産物の形成を可能にするために、薬物候補は、デキストロメトルファン基質のない状態でNADPH生成系混合物において振盪している水浴中で30分間37°Cであらかじめインキュベートされた。このプレートは水浴から取り除かれ、5分間氷上に置かれた。その後、デキストロメトルファン基質が添加され、30分間の事前のインキュベーション中に形成された任意の代謝産物がCYP 2D6酵素を阻害するかどうかを判定するために、プレートは、振盪している水浴中で10分間37°Cでインキュベートされた。すべてのインキュベーションは、50μLのインキュベーション混合物を取り除き、および、内部標準を含有する200μLの氷冷のアセトニトリルに添加することにより、終了した。3500rpmおよび30分間の4°Cでの遠心分離による沈澱反応後、結果として生じた上清は、内部標準とCYP 2D6酵素媒介性のデキストロメトルファンO脱メチル化代謝産物デキストロルファンを検出する多重反応モニタリング(MRM)LC−MS/MSの方法を使用して分析され、IC50値が決定された。
表Eは、例示的な化合物の代表的なヒト肝臓のミクロソームの安定性および時間依存性CYP2D6阻害(TDI)を例示する。
Figure 2021512889
実施例B−4:げっ歯類における高インスリン症の遺伝モデル
げっ歯類における高インスリン症の遺伝モデル、とりわけ、SUR1−/−マウスモデルにおいて本明細書に記載される選択的なソマトスタチンサブタイプ(sst5)アゴニストの効果を評価する代表的なアッセイが記載されている。SUR1−/−マウスは、高インスリン症の最も一般的かつ重篤な遺伝形態である、KATP先天性の高インスリン症(HI)の鍵となる病態生理学的な特徴を再生する。SUR1−/−マウスは、対照の野生型と比較して、絶食時、有意に低血糖性であり、かつ、グルコース負荷時に有意に高血糖性である。絶食後の血漿グルコースレベルに対する本明細書に記載されたソマトスタチンサブタイプ(sst5)アゴニストの経口投与の効果の評価が以下に記載される。
インビボ実験:
SUR1−/−マウスおよび野生型マウスは、1週間30mg/kg/日の投与量で本明細書に記載されるソマトスタチンサブタイプ(sst5)アゴニストを投与される。空腹時血漿グルコース、インスリン、およびベタヒドロキシブチレートの濃度は、ベースラインでの16時間の断食後および処置の1週間後に測定される。グルコースおよびインスリン耐性検査は処置期間中に実施される。
サンプルサイズ:SUR1−/−マウス中の平均空腹時血漿グルコースレベルは、59.4+/−5.0mg/dLである。1つの群当たり5匹のマウスでは、(α0.05を使用して)処置されたVS対照で処置されたSUR1−/−マウスにおける空腹時血漿グルコースレベルでの20%(上記レベルを正常な範囲に戻すことと同等)の差を検出するための90%を超えるパワー(power)がある。
処置群:(1)本明細書に記載される化合物;(2)選択的なソマトスタチン2アゴニスト;および、(3)プラセボ。
遺伝子型群:(1)SUR1−/−マウス;および、(2)野生型マウス
実験手順:
空腹時評価:空腹時血漿グルコースは16時間の絶食後に測定される。血漿グルコースとベタヒドロキシブチレートのレベルは、尾のニック(1つのニックだけしか必要としない)から得られた血液中で携帯型のグルコース計(Nova Stat Strip グルコース計)によってチェックされ、15マイクロリットルの血液がインスリンレベルを測定するために採取される。
腹腔内グルコース負荷試験:一晩断食させた後、マウスに、腹腔内用量のグルコース(2g/kg)を与える。血漿グルコースとインスリンの濃度はベースラインでおよび2時間30分毎に測定される。15マイクロリットルの血液/時点が得られ、インスリンレベルで測定される。
インスリン負荷試験:6時間の断食の後、マウスに、インスリン(1単位/kg)を腹腔内注入する。グルコース濃度はベースラインで、および30分間10分毎に測定されるか、あるいは、マウスが低血糖状態に達するまで測定され、その後、2時間30分おきに測定される。
インビトロ実験:
本明細書に記載されるソマトスタチンサブタイプ(sst5)アゴニストあるいは選択的なソマトスタチン2アゴニストのインスリン分泌に対する直接的な効果は、野生型およびSUR1−/−マウスからの単離された膵島で試験される。化合物の直接的な効果はさらに、膵切除術を経験するKATPHIを抱える患者から単離された膵島と、健康なヒト志願者から単離された膵島で試験される。
バッチインキュベーション:96ウェルプレートフォーマットにおいて各条件の4つの複製を備える各ウェルにつき5つの膵島が試験に使用される。4つの濃度の2つの化合物(本明細書に記載されるソマトスタチンサブタイプ(sst5)アゴニストおよびソマトスタチン2アゴニスト)の不在下または存在下において、4つの濃度のグルコース(0、5、10、および25mM)あるいはアミノ酸(0、2、4、および10mM)の混合物に、膵島を晒す。インスリン分泌に対する化合物と有効量の効果は、これらの実験の後に得られる。
細胞質カルシウム測定:細胞質カルシウム([Ca2+)動態は、カルシウムインジケータとしてFura−2を使用して評価され;野生型あるいはSUR1−/−マウスから単離された膵島は、グルコースとアミノ酸に晒される。[Ca2+動態に対する化合物の効果は直接評価される。
膵島灌流:バッチインキュベーションとカルシウム測定の後に、化合物の有効濃度が決定される。インスリン分泌動態に対する有効量のこれらの化合物の効果は、灌流された膵島で評価される。
ATPHIのヒトの膵島:化合物はKATPHIのヒトの膵島でも試験される。膵島は膵切除術を経験したKATPHIを抱える患者からの手術検体から単離される。KATPHIは、化合物の不在下または存在下でのアミノ酸とグルコース刺激に応答して灌流される。[Ca2+動態も試験される。
本明細書に記載される実施例および実施形態は例示目的のためにものに過ぎず、当業者に示される様々な変更または変化は、本出願の精神および範囲および添付の特許請求の範囲内に含まれることとする。

Claims (58)

  1. 式(I)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーであって:
    Figure 2021512889
    式中、
    とRは独立して、H、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換のC−Cシクロアルキル、あるいは1つのO原子を有する置換または非置換のC−Cヘテロシクロアルキルであり;
    Lは存在しないか、−C(R)(R)−であり;
    とRは独立して、H、あるいは置換または非置換のC−Cアルキルであり;
    は、H、−OH、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cアルコキシ、あるいは置換または非置換のC−Cヘテロアルキルであり;
    はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、−OR17、−N(R17、−CN、−CO17、−C(=O)N(R17、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換の単環式の炭素環、あるいは置換または非置換の単環式の複素環であり;
    はHまたは−NRであり;
    は、H、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、あるいは置換または非置換のC−Cシクロアルキルであり;
    は、H、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、あるいは置換または非置換のC−Cシクロアルキルであり;
    はNまたはC−Rであり;
    は、H、F、Cl、Br、−CN、−N(R17、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cアルコキシ、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルコキシ、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、あるいは置換されたC−Cシクロアルキルであり;
    はC−R10またはNであり;
    はC−R11またはNであり;
    10、各R11とR12はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cアルケニル、置換または非置換のC−Cアルキニル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換の単環式の炭素環、置換または非置換の単環式の複素環、−CN、−OR17、−CO17、−C(=O)N(R17、−N(R17、−NR17C(=O)R18、−NR17C(=O)OR18、−NR17C(=O)N(R17、−C(R17)=N−OR17、−SR17、−S(=O)R17、−SO17、あるいは−SON(R17であり;
    13は、H、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、あるいは置換または非置換のC−Cシクロアルキルであり;
    とXは独立してCR14またはNであり;
    14はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換の単環式の炭素環、置換または非置換の単環式の複素環、−CN、−OR17、−CO17、−C(=O)N(R17、−N(R17、−NR17C(=O)R18、−NR17C(=O)OR18、−NR17C(=O)N(R17、−C(R17)=N−OR17、−SR17、−S(=O)R17、−SO17、あるいは−SON(R17であり;
    はCR15またはNであり、
    15とR16は独立して、H、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換の単環式の炭素環、置換または非置換の単環式の複素環、−CN、−OR17、−CO17、−C(=O)N(R17、−N(R17、−NR17C(=O)R18、−NR17C(=O)OR18、−NR17C(=O)N(R17、−C(R17)=N−OR17、−SR17、−S(=O)R17、−SO17、あるいは−SON(R17であり;
    17はそれぞれ独立して、H、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換のC−Cシクロアルキル、置換または非置換の単環式のC−Cヘテロシクロアルキル、置換または非置換のフェニル、および置換または非置換の単環式のヘテロアリールから選択され;
    あるいは、同じN原子上の2つのR17は、それらが結合するN原子と一体となって、置換または非置換のN含有複素環を形成し;
    18はそれぞれ独立して、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換のC−Cシクロアルキル、置換または非置換の単環式のC−Cヘテロシクロアルキル、置換または非置換のフェニル、および置換または非置換の単環式のヘテロアリールから選択され;
    mは0、1、または2であり;および、
    nは0または1である、式(I)の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  2. はHであり;
    は、H、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換のC−Cシクロアルキル、あるいは1つのO原子を有する置換または非置換のC−Cヘテロシクロアルキルであり;
    Lは存在しないか、−C(R)(R)−であり;および、
    とRは独立して、H、−CH、あるいは−CHCHである、請求項1に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  3. はHであり;
    はH、−CH、または、−CHCHであり;
    Lは存在しないか、−C(R)(R)−であり;
    および、RとRは独立して、Hあるいは−CHである、請求項1または2に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  4. はHであり;
    はHであり;および、
    Lは存在しない、請求項1−3のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  5. はHまたは−NRであり;
    は、H、C−Cアルキル、C−Cフルオロアルキル、C−Cヘテロアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり;および、
    は、H、C−Cアルキル、C−Cフルオロアルキル、C−Cヘテロアルキル、あるいはC−Cシクロアルキルである、請求項1−4のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  6. はHである、請求項1−4のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  7. はH、−OH、あるいはC−Cアルキルである、請求項1−6のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  8. はH、−OH、−CH、または−CHCHである、請求項1−7のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  9. 化合物は、式(II)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを有する、請求項1−8のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
    Figure 2021512889
  10. はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、−OR17、−N(R17、−CN、−CO17、−C(=O)N(R17、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換のフェニル、あるいは置換または非置換の単環式の5員または6員の複素環である、請求項1−9のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  11. はそれぞれ独立して、H、F、Cl、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCF、−NH、−NHCH、−N(CH、−CN、−C(=O)OCH、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH、−CH、−CHCH、−CHOH、−CHOCH、−CHNH、−CHNHCH、−CHN(CH、−CHCN、−CHF、−CHF、−CF、または−CHCFである、請求項1−10のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  12. はそれぞれ独立して、H、F、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCF、−NH、−NHCH、−N(CH、−CN、−C(=O)OCH、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH、−CH、−CHCH、−CHOH、−CHOCH、−CHCN、または−CFである、請求項1−11のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  13. 化合物は、式(III)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを有する、請求項1−8のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
    Figure 2021512889
  14. 13はHまたはC−Cアルキルであり;
    はNまたはC−Rであり;
    は、H、F、Cl、Br、−CN、−N(R17、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cフルオロアルキル、あるいはC−Cフルオロアルコキシである、請求項1−13のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  15. 13はH、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CH(CH、−CHCHCHCH、または−CHCH(CHである、請求項1−14のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  16. はH、F、Cl、Br、−CN、−CH、−OCH、−NH、−NHCH、−N(CH、−CHCH、−CHCHCH、−CH(CH、−CHCHCHCH、−CHCH(CH、−CH(CH)(CHCH)、または−C(CHである、請求項1−15のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  17. はNである、請求項1−15のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  18. Figure 2021512889
    は、
    Figure 2021512889
    である、請求項1−15のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  19. はC−R10であり;および、
    はC−R11である、請求項1−18のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  20. はNであり、および、
    はC−R11である、請求項1−18のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  21. はC−R10であり、および、
    はNである、請求項1−18のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  22. Figure 2021512889
    は、
    Figure 2021512889
    である、請求項1−15のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  23. Figure 2021512889
    は、
    Figure 2021512889
    である、請求項1−22のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  24. Figure 2021512889
    は、
    Figure 2021512889
    である、請求項1−22のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  25. Figure 2021512889
    は、
    Figure 2021512889
    である、請求項1−22のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  26. 化合物は、式(IV)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを有する、請求項1に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
    Figure 2021512889
  27. 化合物は、式(IVa)または式(IVb)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを有する、請求項1に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
    Figure 2021512889
  28. 化合物は、式(IVc)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを有する、請求項1に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
    Figure 2021512889
  29. 化合物は、式(IVd)または式(IVe)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを有する、請求項1に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
    Figure 2021512889
  30. 化合物は、式(IVf)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを有する、請求項1に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
    Figure 2021512889
  31. はH、−OH、あるいはC−Cアルキルであり;
    はHまたは−NRであり;
    は、H、C−Cアルキル、C−Cフルオロアルキル、C−Cヘテロアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり;および、
    は、H、C−Cアルキル、C−Cフルオロアルキル、C−Cヘテロアルキル、あるいはC−Cシクロアルキルである、請求項26−30のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  32. はHであり;および、
    はH、−OH、−CH、または−CHCHである、請求項26−31のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  33. はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、−OR17、−N(R17、−CN、−CO17、−C(=O)N(R17、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換のフェニル、あるいは置換または非置換の単環式の5員または6員の複素環である、請求項26−32のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  34. はそれぞれ独立して、H、F、Cl、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCF、−NH、−NHCH、−N(CH、−CN、−C(=O)OCH、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH、−CH、−CHCH、−CHOH、−CHOCH、−CHNH、−CHNHCH、−CHN(CH、−CHCN、−CHF、−CHF、−CF、または−CHCFである、請求項26−33のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  35. はそれぞれ独立して、H、F、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCF、−NH、−NHCH、−N(CH、−CN、−C(=O)OCH、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH、−CH、−CHCH、−CHOH、−CHOCH、−CHCN、または−CFである、請求項26−34のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  36. 化合物は、式(V)の構造、あるいはその薬学的に許容可能な塩、薬学的に許容可能な溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを有する、請求項1に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
    Figure 2021512889
  37. とRは独立して、H、−CH、あるいは−CHCHであり;
    はH、−OH、あるいはC−Cアルキルであり;
    はHまたは−NRであり;
    は、H、C−Cアルキル、C−Cフルオロアルキル、C−Cヘテロアルキル、またはC−Cシクロアルキルであり;および、
    は、H、C−Cアルキル、C−Cフルオロアルキル、C−Cヘテロアルキル、あるいはC−Cシクロアルキルである、請求項36に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  38. はHであり;
    とRはHであり;および、
    はH、−OH、または−CHである、請求項36または37に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  39. 10、各R11とR12はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cアルケニル、置換または非置換のC−Cアルキニル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換のフェニル、置換または非置換のC−Cシクロアルキル、置換または非置換の単環式のC−Cヘテロシクロアルキル、置換または非置換の単環式のC−Cヘテロアリール、−CN、−OR17、−CO17、−C(=O)N(R17、−N(R17、−NR17C(=O)R18、−C(R17)=N−OR17、−SR17、−S(=O)R17、−SO17、あるいは−SON(R17である、請求項1−38のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  40. 10とR12はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cアルケニル、置換または非置換のC−Cアルキニル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換の単環式のC−Cヘテロシクロアルキル、置換または非置換の単環式のC−Cヘテロアリール、−CN、−OR17、−CO17、−C(=O)N(R17、−N(R17、−NR17C(=O)R18、−C(R17)=N−OR17、−SR17、−S(=O)R18、−SO18、あるいは−SON(R17であり;および、
    11はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cアルケニル、置換または非置換のC−Cアルキニル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、−CN、−OH、−O−(置換または非置換のC−Cアルキル)、あるいは−O−(置換または非置換のC−Cフルオロアルキル)である、請求項1−39のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  41. 10とR12はそれぞれ独立して、H、F、Cl、Br、−CH、−CHCH、−CHOH、−CHCHOH、−CHCN、−CHCOH、−CHCOCH、−CHCOCHCH、−CHC(=O)NH、−CHC(=O)NHCH、−CHC(=O)N(CH、−CHNH、−CHNHCH、−CHN(CH、−CHF、−CHF、−CF、−CH=CH、−C≡CH、−CN、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCF、シクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、オキセタニルオキシ、テトラヒドロフラニルオキシ、テトラヒドロピラニルオキシ、アゼチジニル、ピロリジニル、テトラゾリル、−CN、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCHCHOH、−OCHCN、−OCF、−COH、−COCH、−COCHCH、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH、−NH、−NHCH、−N(CH、−NHC(=O)CH、−NCHC(=O)CH、−CH=N−OH、−CH=N−OCH、−SOCH、−SONH、−SONHCH、または−SON(CHであり;および、
    11はそれぞれ独立して、H、F、Cl、Br、−CN、−CH、−CHCH、−CF、−CH=CH、−C≡CH、−CN、−OH、−OCH、−OCHCH、または−OCFである、請求項1−40のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  42. 10とR12はそれぞれ独立して、H、F、Cl、−CH、−CF、−C≡CH、−CN、−OH、−OCH、−OCF、アゼチジニル、ピロリジニル、−CN、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCHCHOH、−OCHCN、−OCF、−COH、−COCH、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH、−NH、−NHCH、−N(CH、−NHC(=O)CH、−NCHC(=O)CH、−CH=N−OH、−CH=N−OCH、−SOCH、または−SONHであり;および、
    11はそれぞれ独立して、H、F、Cl、Br、−CN、−CH、−CF、−CN、−OH、−OCH、または−OCFである、請求項1−41のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  43. 14はそれぞれ独立して、H、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、−CN、−OH、−O−(置換または非置換のC−Cアルキル)、あるいは−O−(置換または非置換のC−Cフルオロアルキル)であり;
    15は、H、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、−CN、−OH、−O−(置換または非置換のC−Cアルキル)、あるいは−O−(置換または非置換のC−Cフルオロアルキル)であり;および、
    16はH、ハロゲン、置換または非置換のC−Cアルキル、置換または非置換のC−Cフルオロアルキル、置換または非置換のC−Cヘテロアルキル、置換または非置換のフェニル、置換または非置換のC−Cシクロアルキル、置換または非置換の単環式のC−Cヘテロシクロアルキル、置換または非置換の単環式のC−Cヘテロアリール、−CN、−OR17、−CO17、−C(=O)N(R17、−N(R17、−NR17C(=O)R18、−NR17C(=O)OR18、−NR17C(=O)N(R17、−C(R17)=N−OR17、−SR17、−S(=O)R17、−SO17、あるいは−SON(R17である、請求項1−41のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  44. 14はそれぞれ独立して、H、F、Cl、Br、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CH(CH、−CHCHCHCH、−CHCH(CH、−CH(CH)(CHCH)、−C(CH、−CHOH、−CHCN、−CHF、−CHF、−CF、−CN、−NH、−NHCH、−N(CH、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCHCN、または−OCFであり;
    15は、H、F、Cl、Br、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CH(CH、−CHCHCHCH、−CHCH(CH、−CH(CH)(CHCH)、−C(CH、−CHOH、−CHCN、−CHF、−CHF、−CF、−CN、−NH、−NHCH、−N(CH、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCHCN、または−OCFであり;および、
    16は、H、F、Cl、Br、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CH(CH、−CHCHCHCH、−CHCH(CH、−CH(CH)(CHCH)、−C(CH、−CHOH、−CHCN、−CHF、−CHF、−CF、−CN、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCHCN、−OCF、−COH、−COCH、−COCHCH、−CHCOH、−CHCOCH、−CHCOCHCH、−C(=O)NH、−C(=O)NHCH、−C(=O)N(CH、−CHC(=O)NH、−CHC(=O)NHCH、−CHC(=O)N(CH、−NH、−NHCH、−N(CH、−CHNH、−CHNHCH、−CHN(CHである、請求項1−41のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  45. 14はそれぞれ独立して、H、F、Cl、Br、−CH、−CF、−CN、−OH、−OCH、または−OCFであり;
    15は、H、F、Cl、Br、−CH、−CF、−CN、−OH、−OCH、または−OCFであり;および、
    16は、H、F、Cl、Br、−CH、−CF、−CN、−OH、−OCH、−OCF、または−NHである、請求項1−44のいずれか1つに記載の化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー。
  46. 化合物は:
    1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    (3R)−1−[3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    (3S)−1−[3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    1−[3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−クロロベンゾニトリル;
    3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    (3S)−1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−{3−フルオロ−5−[(メトキシイミノ)メチル]フェニル}ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
    1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−メトキシフェニル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
    (3S)−1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−{3−[(メトキシイミノ)メチル]フェニル}ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    4’−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5’−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−N,N−ジメチル−[3,3’−ビピリジン]−6−アミン;
    4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−アミン;
    1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−[3−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル]ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
    3−{3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]フェニル}−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
    3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]ベンズアミド;
    3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−N−メチルベンズアミド;
    3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−5−フルオロベンズアミド;
    1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−メタンスルホニルフェニル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
    1−[3−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロフェノール;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}チオフェン−2−カルボニトリル;
    2−{3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−5−フルオロフェノキシ}アセトニトリル;
    1−[3−(3−クロロフェニル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
    1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(1H−インドール−6−イル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
    1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(1H−インドール−5−イル)ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
    3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2,6−ジフルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[3−アミノ−4−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    4−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−ヒドロキシベンゾニトリル;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,7−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−クロロベンゾニトリル;
    2−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,7−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−6−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,5,6,7−テトラフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    4−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,7−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンズアミド;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,7−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[トランス−3−アミノ−4−メトキシピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    3−{4−[シス−3−アミノ−4−メトキシピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    2−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−6−クロロベンゾニトリル;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,7−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−(トリフルオロメチル)ベンゾニトリル;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,7−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−メチルベンゾニトリル;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,5−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−[3−(1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
    3−{4−[3−アミノ−3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    3−{4−[トランス−3−アミノ−4−フルオロピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    3−{4−[トランス−3−アミノ−4−フェニルピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−ブロモ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    (3S)−1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−メタンスルホニルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    (3S)−1−[3−(2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−[4−(トリフルオロメチル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル]ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,7−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンズアミド;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[3−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンズアミド;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンズアミド;
    3−{4−[(2R,4S)−4−アミノ−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−N−メチル−[3,4’−ビピリジン]−2’−アミン;
    3−{4−[シス−3−アミノ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    トランス−4−アミノ−1−[3−(3−シアノフェニル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−カルボキサミド;
    3−{4−[シス−3−アミノ−4−フルオロピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンズアミド;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンズアミド;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−メトキシベンズアミド;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    3−{4−[3−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(6−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    3−{4−[トランス−3−アミノ−4−ヒドロキシピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    2−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボン酸;
    2−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボキサミド;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−エチニル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンズアミド;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(5−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(2S,4S)−4−アミノ−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[トランス−3−アミノ−4−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    2−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−3−イル}−N−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボキサミド;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−[4−(ヒドロキシメチル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル]ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    (3S)−1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メタンスルホニルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    (3S)−1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−メタンスルホニルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    (3S)−1−[3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−(6−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    (3S)−1−[3−(5−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンズアミド;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンズアミド;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−クロロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,5−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−エチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    (3S)−1−[3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−(5−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    2−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール−5−カルボニトリル;
    (3S)−1−[3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−(5−メトキシ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボキサミド;
    4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
    4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボキサミド;
    3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル]−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1−プロピル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−[1−(2−メトキシエチル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル]ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−[1−(シアノメチル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル]ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1,4−ジメチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1,7−ジメチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−5−フルオロベンズアミド;
    5−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル]−2−フルオロベンゾニトリル;
    5−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−2−フルオロベンズアミド;
    4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
    3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル]ベンゾニトリル;
    4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
    5−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−2−フルオロベンズアミド;
    5−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(7−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−2−フルオロベンズアミド;
    5−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−2,3−ジフルオロ安息香酸;
    5−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−2,3−ジフルオロベンズアミド;
    4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−6’−メチル−[3,4’−ビピリジン]−2’−アミン;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1,4−ジメチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1,7−ジメチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3R)−3−アミノ−3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(7−メチル−1H−インドール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    3−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル]−2−フルオロベンズアミド;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2,3−ジフルオロベンゾニトリル;
    5−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル]−2,3−ジフルオロベンゾニトリル;
    (3S)−1−{3−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル}ピロリジン−3−アミン;
    5−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1−エチル−4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1−エチル−4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(1−エチル−4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
    (3S)−1−[3−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    2−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル]−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボニトリル;
    4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−[4−(トリフルオロメチル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル]−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
    5−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−{7−メチル−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル]−2−フルオロベンゾニトリル;
    4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
    4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
    4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(1,4−ジメチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    5−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボキサミド;
    4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
    2−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボニトリル;
    5−[4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−{4−メチル−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル]−2−フルオロベンゾニトリル;
    4−(3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル)−5−(4−シアノ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
    4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
    4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
    4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(4−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
    4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(5−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
    5−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−2,3−ジフルオロベンゾニトリル;
    4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(6−フルオロ−4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
    5−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    5−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{6−フルオロ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンズアミド;
    5−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{6−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    2−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール−7−カルボニトリル;
    5−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メトキシ−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{5,7−ジメチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    5−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{5,7−ジメチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−[7−(トリフルオロメチル)−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル]−[3,4’−ビピリジン]−2’−カルボニトリル;
    2−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−7−カルボニトリル;
    2−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール−7−カルボニトリル;
    (3S)−1−[5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−2’−メチル−[3,4’−ビピリジン]−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
    2−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(3−シアノ−4−メトキシフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−7−カルボニトリル;
    (3S)−1−[3−(3−クロロフェニル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
    (3S)−1−[5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−2’−メチル−[3,4’−ビピリジン]−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    (3S)−1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    (3S)−1−[3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    (3S)−1−[3−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    (3S)−1−{3−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル}ピロリジン−3−アミン;
    (3S)−1−[5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−2’−(トリフルオロメチル)−[3,4’−ビピリジン]−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
    (3S)−1−[5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−2’−メトキシ−[3,4’−ビピリジン]−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
    (3S)−1−[3−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
    (3S)−1−[3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
    (3S)−1−[3−(3,4−ジフルオロフェニル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
    (3S)−1−{3−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル}−3−メチルピロリジン−3−アミン;
    (3S)−1−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル]−3−メチルピロリジン−3−アミン;
    (3S)−1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    (3S)−1−[3−(6−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    (3S)−1−[3−(7−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    3−{4−[(3S)−3−アミノピロリジン−1−イル]−5−(6−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    (3R)−1−[3−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    (3S)−1−[3−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]ピロリジン−3−アミン;
    3−{4−[(3S)−3−アミノ−3−メチルピロリジン−1−イル]−5−{7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    あるいはその薬学的に許容可能な塩または溶媒和物である、請求項1に記載の化合物。
  47. 化合物は:
    1−{1−[3−(5−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(5−クロロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    2−{4−[3−(アミノメチル)アゼチジン−1−イル]−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール−4−カルボニトリル;
    1−{1−[3−(4,5−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    2−{4−[3−(アミノメチル)アゼチジン−1−イル]−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−3−イル}−1H−1,3−ベンゾジアゾール−5−カルボニトリル;
    1−{1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−(4−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−(5−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−(4−メトキシ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−(5−メトキシ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(5,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(5−クロロ−6−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン ;
    1−{1−[3−(6−フルオロ−4−メトキシ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    2−{4−[3−(アミノメチル)アゼチジン−1−イル]−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−3−イル}−4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−6−カルボニトリル;
    2−{4−[3−(アミノメチル)アゼチジン−1−イル]−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−3−イル}−6−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−5−カルボニトリル;
    1−{1−[3−(6−クロロ−4−フルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3,5−ジメチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(3−クロロ−5−メチルフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3,5−ジフルオロフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−{3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−{1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル}ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(7−フルオロ−1−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    3−(アミノメチル)−1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−オール;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−フェニルピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(2−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(4−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5’−メチル−[3,3’−ビピリジン]−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−[3−メチル−5−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    3−{4−[3−(アミノメチル)アゼチジン−1−イル]−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(1H−インドール−6−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(1H−インドール−7−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,7−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−(1−{3−[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル}アゼチジン−3−イル)メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(ナフタレン−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エタン−1−アミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(2−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(2−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3,4,5−トリフルオロフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    2−アミノ−2−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エタン−1−オール;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]−3−メチルアゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}プロパン−1−アミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(ナフタレン−1−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(3−クロロフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    3−{4−[3−(アミノメチル)アゼチジン−1−イル]−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−(1H−イミダゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(3−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(3−クロロ−5−メトキシフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エタン−1−アミン;
    1−{1−[3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]−3−フルオロアゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エタン−1−アミン;
    3−{4−[3−(1−アミノエチル)アゼチジン−1−イル]−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−5−フルオロベンゾニトリル;
    5−{4−[3−(1−アミノエチル)アゼチジン−1−イル]−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−2−フルオロベンゾニトリル;
    1−{1−[3−(3−クロロ−2−メチルフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(2−フルオロ−3−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}メタンアミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル]−3−メチルアゼチジン−3−イル}エタン−1−アミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−4−イル]−3−メチルアゼチジン−3−イル}エタン−1−アミン;
    3−{4−[3−(1−アミノエチル)−3−メチルアゼチジン−1−イル]−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}ベンゾニトリル;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エタン−1−アミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(4−エトキシ−3−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エタン−1−アミン;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(3−フルオロ−2−メトキシフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エタン−1−アミン;
    1−{1−[3−(2−クロロ−3−フルオロフェニル)−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エタン−1−アミン;
    2−{4−[3−(1−アミノエチル)アゼチジン−1−イル]−5−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル}−6−フルオロフェノール;
    1−{1−[3−(4,6−ジフルオロ−1H−1,3−ベンゾジアゾール−2−イル)−5−(2−フルオロ−3−メチルフェニル)ピリジン−4−イル]アゼチジン−3−イル}エタン−1−アミン;
    あるいは、その薬学的に許容可能な塩または溶媒和物である、請求項1に記載の化合物。
  48. 請求項1−47のいずれか1つの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマー、および、少なくとも1つの薬学的に許容可能な賦形剤を含む、医薬組成物。
  49. 前記医薬組成物は、静脈内投与、皮下投与、経口投与、吸入、経鼻投与、経皮投与、または経眼投与による哺乳動物への投与のために製剤化される、請求項48に記載の医薬組成物。
  50. 前記医薬組成物は、錠剤、丸剤、カプセル、液体、懸濁液、ゲル、分散剤、溶液、エマルジョン、軟膏、またはローション剤の形態である、請求項48に記載の医薬組成物。
  51. ソマトスタチン受容体サブタイプ5(SSTR5)活性の調節から利益を得ることになる哺乳動物の疾患または疾病を処置する方法であって、請求項1−47のいずれか1つの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーを、必要としている前記哺乳動物に投与する工程を含む、方法。
  52. 前記疾患または疾病は高インスリン血症性低血糖である、請求項51に記載の方法。
  53. 前記疾患または疾病は、内因性のインスリンによる低血糖症、薬物誘発性高インスリン症、あるいは外因性(注入された)インスリンによる低血糖症である、請求項51に記載の方法。
  54. ソマトスタチン受容体サブタイプ5(SSTR5)活性の調節から利益を得ることになる哺乳動物の疾患または疾病を処置するための方法であって、小分子ソマトスタチン受容体サブタイプ5(SSTR5)アゴニストを、必要としている前記哺乳動物に投与する工程を含み、ここで、小分子SSTR5アゴニストは、ソマトスタチン受容体サブタイプ2(SSTR2)よりも、SSTR5の方を調節するか、SSTR5の方に結合することに少なくとも10倍選択的である、方法。
  55. 小分子SSTR5アゴニストは、SSTR2よりもSSTR5の方に少なくとも50倍選択的である、請求項54に記載の方法。
  56. 前記疾患または疾病は高インスリン血症性低血糖である、請求項54または55に記載の方法。
  57. 前記疾患または疾病は、内因性のインスリンによる低血糖症、薬物誘発性高インスリン症、あるいは外因性(注入された)インスリンによる低血糖症である、請求項54または55に記載の方法。
  58. 小分子SSTR5アゴニストは、哺乳動物に対する、請求項1−57のいずれか1つの化合物、あるいはその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、ジアステレオマー混合物、または個々のエナンチオマーである、請求項54−57のいずれか1つに記載の方法。
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