JP2021506005A - 調整可能なベルトセキュリティデバイス - Google Patents

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Abstract

ハウジングに取り付けられたベルトを含む例示的なセキュリティデバイスが提供される。ベルトは、ベルトの調整端でハウジングの受容チャネルに挿入可能であり得る。レバーは、ハウジングに旋回可能に結合され得る。レバーは、ロックされたレバー位置とロック解除されたレバー位置との間でハウジングに対して旋回するように構成され得る。ハブは、レバーが旋回するときにハブが回転するようにハウジング内に配置され、そしてレバーに結合され得る。【選択図】図1

Description

例示的な実施形態は、概してセキュリティ技術に関し、より詳細には、小売損失防止に使用するためのセキュリティデバイスに関する。
製品セキュリティデバイスは、小売損失防止を含む多くの状況で一般的に使用されている。これに関して、小売盗難防止システムは、しばしば電子物品監視(EAS)システムと称され、小売店舗の出口に位置したアンテナを使用して、販売物品に取り付けられたセキュリティデバイスによって発せられたRF信号を検出する。製品セキュリティデバイスは、製品に取り付けまたはロックされることがあり、デバイスが売買取引中にPOSで取り外されない場合、セキュリティデバイスは、物品に取り付けられたデバイスが店舗を離れるときにEASシステムによって検出されることになる。小売店舗からのデバイスの取り外しは、試みられた盗難に関連している可能性が高いため、アラームがトリガーされ得る。
いくつかの例示的な実施形態によれば、セキュリティデバイスが提供される。セキュリティデバイスは、ベルト受容チャネルを有するハウジングと、ベルトの固定端でハウジングに取り付けられたベルトとを備えてもよい。ベルトは、ベルトの調整端で受容チャネルに挿入可能であり得る。ベルトはまた、物品の周りに巻かれるように構成され得る。セキュリティデバイスは、ハウジングに旋回可能に結合されたレバーをさらに備えてもよい。レバーは、ロックされたレバー位置とロック解除されたレバー位置との間でハウジングに対して旋回するように構成され得る。セキュリティデバイスは、レバーが旋回するとハブが回転するようにハウジング内に配置され、そしてレバーに結合されるハブをさらに備えてもよい。ハブは、ベルト係合面およびベルト非係合面を含み得る。ハブのベルト係合面は、ベルト受容チャネルへと延在し、そしてレバーがロックされたレバー位置に旋回され、およびベルトの調整端が受容チャネルに挿入されることに応じて、ベルトと動作可能に結合するように構成され得る。ハブのベルト非係合面は、レバーがロック解除されたレバー位置にあることに応じてハブがベルトに動作可能に結合しないように、受容チャネルに提示され得る。
別の例示的な実施形態は、セキュリティデバイスおよび磁気キーを含むシステムである。セキュリティデバイスは、ロッキングアセンブリと、ベルト受容チャネルを有するハウジングと、ベルトの固定端でハウジングに取り付けられたベルトとを備えてもよい。ベルトは、ベルトの調整端で受容チャネルに挿入可能であり得る。ベルトはまた、物品の周りに巻かれるように構成され得る。セキュリティデバイスは、ハウジングに旋回可能に結合されたレバーをさらに備えてもよい。レバーは、ロックされたレバー位置とロック解除されたレバー位置との間でハウジングに対して旋回するように構成され得る。セキュリティデバイスは、レバーが旋回するとハブが回転するようにハウジング内に配置され、そしてレバーに結合されるハブをさらに備えてもよい。ハブは、ベルト係合面およびベルト非係合面を含み得る。ハブのベルト係合面は、ベルト受容チャネルへと延在し、そしてレバーがロックされたレバー位置に旋回され、ベルトの調整端が受容チャネルに挿入されることに応じて、ベルトと動作可能に結合するように構成され得る。ハブのベルト非係合面は、レバーがロック解除されたレバー位置にあることに応じてハブがベルトに動作可能に結合しないように、受容チャネルに提示され得る。セキュリティデバイスのロッキングアセンブリは、レバーがロックされたレバー位置にあることに応じてレバーをハウジングにロックし、それによりレバーの旋回を防止ように構成され得る。ロッキングアセンブリはさらに、ロッキングアセンブリへの磁気キーの適用に応じてレバーの旋回を可能にするため、ハウジングからレバーをロック解除するように構成され得る。
別の例示的な実施形態は、セキュリティデバイスである。セキュリティデバイスは、ベルト受容チャネルを有するハウジングと、ベルトの固定端でハウジングに取り付けられたベルトとを備えてもよい。ベルトは、ベルトの調整端で受容チャネルに挿入可能であり得る。ベルトは、物品の周りに巻かれるように構成され得る。セキュリティデバイス100は、ハウジング内に配置されたハブをさらに含み得る。ハブは、ロックされたハブ位置とロック解除されたハブ位置との間で回転可能であり得る。さらにハブは、ベルト係合面およびベルト非係合面を含むことができる。ハブのベルト係合面は、ベルト受容チャネルへと延在し、そしてハブがロックされたハブ位置にあり、ベルトの調節端が受容チャネルに挿入されることに応じて、ベルトと動作可能に結合するように構成され得る。ハブがベルトの非係合位置にあることに応じてハブがベルトに動作可能に結合しないように、ハブのベルト非係合面は受容チャネルに提示され得る。
このようにいくつかの例示的な実施形態を一般的な用語で説明してきたが、ここで必ずしも縮尺通りに描かれていない添付図面を参照する。
図1は、例示的な実施形態による組み立てられたセキュリティデバイスの斜視図を示す。
図2は、例示的な実施形態によるベルトの斜視図を示す。
図3は、例示的な実施形態による、レバー、ハウジング、およびハブを備えるセキュリティデバイスの分解された本体を示す。
図4は、例示的な実施形態によるセキュリティデバイスのレバーを示す。
図5は、例示的実施形態による、ロッキングアセンブリの一部を有するセキュリティデバイスのレバーを分解図で示す。
図6は、例示的な実施形態によるセキュリティデバイスのハウジングの分解図を示す。
図7は、例示的な実施形態によるハウジングの組立図を示す。 図8は、例示的な実施形態によるハウジングの組立図を示す。
図9は、例示的な実施形態によるハブの分離図を示す。 図10は、例示的な実施形態によるハブの分離図を示す。
図11は、例示的な実施形態による、ロック解除された構成のセキュリティデバイスを示す。
図12は、例示的な実施形態による、ロックされた構成のセキュリティデバイスを示す。
図13は、例示的な実施形態による、キーが適用されたセキュリティデバイスを示す。
図14は、例示的な実施形態による、ロック解除された構成に戻るセキュリティデバイスを示す。
次に、いくつかの例示的な実施形態を、すべてではないがいくつかの例示的な実施形態が示されている添付の図面を参照して、以下でより十分に説明する。実際、本明細書で説明および図示された例は、本開示の範囲、適用性または構成に関して限定すると解釈されるべきではない。むしろこれらの例示的な実施形態は、本開示が適用され得る法的要件を満たすように提供される。同様の参照番号は、全体を通して同様の要素を指す。本明細書で使用されるように、動作可能な結合は、互いに動作可能に結合される構成要素の機能的相互接続を可能にする直接または間接接続のどちらの場合にも関連すると理解されるべきである。
様々な例示的な実施形態によれば、例示的な調整可能なセキュリティデバイスが提供される。セキュリティデバイスは、ベルトおよび本体を含み得る。ベルトは、物品の周りに巻かれて、セキュリティデバイスを物品に取り外し可能に取り付けるためにロックされ得る。物品は、例えば、小売店で購入する前の盗難から保護される小売製品であり得る。これに関して、ベルトは、異なる形状(例えば、スポーツ用品、電子機器、キャンドルなど、またはそれらのパッケージ)を有する様々な物品の周りにベルトが巻かれることができるように、柔軟で調整可能であり得る。セキュリティデバイスを物品に固定するために、ベルトをセキュリティデバイスの本体にロックさせ得る。さらにセキュリティデバイスは、例えば、小売店の入口または出口に位置されたセキュリティゲートに無線信号を提供し、タグからの信号に応じて、セキュリティゲートにアラームを発生させ、盗難の可能性を店員に警告するように動作する、例えば電子物品監視(EAS)タグの形態のセキュリティ要素を含み得る。
図1は、いくつかの例示的な実施形態による例示的なセキュリティデバイス100の斜視図を提供する。セキュリティデバイス100は、ベルト110および本体150から構成され得る。図2に示されるように、ベルト110は、例えば、プラスチックまたは金属で形成されてもよく、ベルト110は、材料の平坦なストリップの形態を取り得る。いくつかの例示的な実施形態によれば、ベルト110は透明であってもよく、またはベルト110の部分が透明であってもよい。いくつかの例示的な実施形態によれば、ベルト110は、図2に見られるように、ベルト110が静止時で、応力または歪みの無い状態で、略円形の形状をとるように、構造に静止曲率を組み込む方法で製造されてもよい。
ベルト110は、固定端111および調整端112を含み得る。固定端111は、本体150への固定端111の永続的な取り付けを容易にする機能を含み得る。これに関して、固定端111は、本体150の相補的な突起161(図6)と係合してベルト110の固定端111を本体150に永続的に固定する切り欠き120(例えば、半円形の切り欠き)を含み得る。
ベルト110の調整端112は、本体150の受容チャネル165(図6)へのベルト110の調整端112の挿入を容易にするために、先細った、尖った、または丸みを帯びた先端を含み得る。本明細書でさらに説明するように、ベルト110の調整端112は本体150にロックさせて、セキュリティデバイス100を物品に固定し得る。これに関して、いくつかの例示的な実施形態によれば、ベルト110の調整端112は、1つまたは複数の係合機構を含むベルト係合面113を含み得る。いくつかの例示的な実施形態によれば、ベルト係合面113は、本体150の機構と係合してベルト110の調整端112の本体150への締め付けおよび固定の両方を容易にするように構成される1つまたは複数の溝115(例えば、隆起部分または歯によって分離される)を含み得る。いくつかの例示的な実施形態によれば、ベルト110は、ベルト110の固定端111に隣接する位置でベルト110に取り付けられ得る受容スリーブ125も含み得る。これに関して、以下でさらに説明するように、ベルト110が本体150に受け入れられ、そして通過するときに、受容スリーブ125は、ベルト110の調整端112を覆い、アクセスを禁止するように構成され得る。
図3を参照すると、本体150の部分的に分解された図が示されている。これに関して、いくつかの例示的な実施形態によれば、本体150は、ハウジング155、レバー175、およびハブ180から構成されてもよい。図6−8に関して示されるように、ハウジングは、例えば、ハブ180およびセキュリティ要素160を含む、本体150の様々な構成要素を保持または収容することができる。本明細書でさらに説明されるように、レバー175は、ハブ180を介してハウジング155に旋回可能に結合され得、ハブ180は、ハウジング155内のハブキャビティ186内に維持され得る。
レバー175は、図4および5により詳細に示されている。これに関して、レバー175は長くなっていてもよく、レバー175のハブ係合端183および旋回軸158から離れて延在してもよい。レバー175はまた、レバー175が軸158の周りに旋回してロックされたレバー位置になるときにハウジング155の少なくとも一部を受け入れることができるレバーキャビティ177(例えば、三面キャビティ)を含むことができる。レバー175のハブ係合端183で、ハブ180はレバー175とインターフェースすることができる。レバー175は、例えば、ハブ180の端部、すなわちレバー係合部分191(図9)を受け入れるレバー175の内側に1つまたは2つのキャビティ176を含むことができる。これに関して、キャビティ176は、セキュリティデバイス100の組み立て中にレバー175に対するハブ180の向きが適切であることを確実にするために、キー表面184を介してキー止めされ得る。これに関して、キャビティ176は、例えば、正方形の1つの角がキー止めされることを除いて、正方形の形状であり得、その結果、ハブ180は、所望の向きでのみレバー175に結合され得る。
さらに、レバー175は、ロッキングアセンブリの一部を含み得る。ロッキングアセンブリは、レバー175をハウジング155にロックするように構成され得、それにより、レバー175がロックされたレバー位置にあり、キーがセキュリティデバイス100に適用されていないとき、レバー175の旋回を防止する。さらにロッキングアセンブリは、ハウジング155からレバー175をロック解除して、ロッキングアセンブリへのキーの適用に応じてレバー175の旋回を可能にするように構成され得る。さらに、レバー175とハブが一緒に動くので、ロッキングアセンブリは、レバー175がロックされたレバー位置にあることに応じて、ハブ180をロックされたハブ位置にロックするように構成され得る。
いくつかの例示的な実施形態によれば、ロッキングアセンブリは、レバー175をハウジング155にロックし、レバー175をハウジング155からロック解除するように動作する、レバー175およびハウジング155に結合される相補的な構成要素から構成されてもよい。いくつかの例示的な実施形態によれば、ロッキングアセンブリは、スラグ178と、スラグ178の先端をハウジング155のロッキングキャビティ169に向けて付勢してロッキングキャビティ169と係合し、ハウジング155との係合を介してレバー175をロックされたレバー位置にロックするばね179とを含み得る。示されるように、いくつかの例示的な実施形態によれば、スラグ178およびばね179は、レバー175のスラグキャビティ182内に配置されてもよい。これに関して、スラグ178およびばね179は、スラグキャビティ182内に配置され、スラグキャビティ182および内容物上の位置に溶接またはスナップ留めされ得るカバー181によってスラグキャビティ182内に固定され得る。
図6、7、および8は、ハウジング155のさらなる図を提供する。いくつかの例示的な実施形態によれば、ハウジング155は、複数の内部キャビティを有することができる。そのようなキャビティは、溶接されるか、または他の方法で互いに取り付けられ得る2つの側部構成要素によって形成され得る。図6に示す例示的な実施形態では、2つの側部構成要素は、シェル156およびカバープレート187から形成される。
シェル156は、セキュリティ要素160を収容するためのセキュリティ要素キャビティ159を含み得る。セキュリティ要素160は、いくつかの例示的な実施形態によれば、電子物品監視(EAS)タグなどのタグであってよい。これに関して、セキュリティ要素160は、損失防止および在庫追跡の目的で無線信号を送信する無線通信技術を組み込んでもよい。セキュリティ要素160は、無線周波数共振器、音響磁気共振器、またはRFIDタグであり得、8.2MHz、58kHz、または900MHzなどの無線周波数で動作し得る。これに関して、無線周波数共振器または音響磁気デバイスとして、セキュリティ要素160は、特定の周波数の電磁界の存在下で共振し、検出され得る共振信号を戻し得る。セキュリティ要素160からの戻り共振信号を検出することに応じて、例えば、物品の盗難の試みの兆候であり得る、物品からまずセキュリティデバイス100を取り外されることなく個人が小売店舗を出ようとしていることを示すためにリモートアラームがトリガーされ得る。
追加的または代替的に、セキュリティ要素160はRFIDタグを含み得る。これに関して、RFIDタグは、例えば、RFIDタグのメモリに記憶された固有コードで質問信号に応答するように構成されてもよく、ここでコードはRFIDタグを識別する。したがって、RFIDタグは、盗難抑止機能だけでなく、追跡ハードウェアが適切に装備された環境内でのセキュリティデバイス100の位置の在庫カウントまたは追跡も容易にすることができる。いくつかの例示的な実施形態によれば、セキュリティ要素160は、EASタグとRFIDタグの両方を含むことができる。
ハウジング155はまた、ベルト固定キャビティ189を含み得る。上述のように、突起161、またはベルト110の固定端111と係合するように構成された突出部は、ベルト固定キャビティ189内に配置されてもよい。図6に見られるように、いくつかの例示的な実施形態によれば、4つの突起はハウジング155内に配置されることができ、ここで2つの突起161はシェル156上に配置され、そして2つの突起161はカバープレート187上に配置される。組み立て中、ベルト110の固定端111は、切り欠き120が突起161と整列するように、ベルト固定キャビティ189に配置されてもよい。次に、カバープレート187は、カバープレート187上の突起161も追加の切り欠き120と整列するように、シェル156に永続的に適用されてもよい。したがって、ベルト固定キャビティ189における切り欠き120と突起161との間の係合により、ベルト110の固定端111は、ハウジング155に永続的に固定されるか、または取り付けられ得る。
さらに、ハウジング155は、ベルト110がハウジング155に挿入されたときにベルト110を受け入れるための受容チャネル165を含む。受容チャネル165は、受容チャネル165を通るベルト110のスライド移動を容易にするために、ベルト110の幅および高さと同じかまたはそれより大きい幅および高さを有し得る。さらに、いくつかの例示的な実施形態によれば、受容チャネル165は湾曲してもよく、例えば、ベルト110が静止しているとき、ベルト110の曲率半径と同じであり得る曲率半径を有し得る。いくつかの例示的な実施形態によれば、受容チャネル165は、受容チャネル165の一端にベルト入口開口部164を有し得、それを介して物品へのセキュリティデバイス100の設置中にベルト110が挿入され得る。受容チャネル165はまた、いくつかの例示的な実施形態によれば、ベルト入口開口部164の反対側の受容チャネル165の別の端部にベルト調整開口部166を含むことができる。より小さな物品へのセキュリティデバイス100の適用には、ベルトの調節端112が受容チャネル165の外に延在する点までベルト110を締め付けることを要する状況では、ベルト調整開口部166は、ベルト110の調整端112が受容チャネル165の外に延在することを可能にし得る。これに関して、ベルト110の調整端112が受容チャネル165のベルト調整開口部166を越えて延在するとき、ベルト110の調整端112は、その後、受容スリーブ125(図2)内に受け入れられてもよい。これに関して、ベルト110の調整端112は、受容チャネル165を通過して受容スリーブ125に入るように構成され得る。受容スリーブ125は、ベルト110に取り付けられ、ベルト110の固定端111に隣接して配置されてもよい。
ハウジング155はまた、ハブ180が配置され得るハブキャビティ186を含み得る。ハブキャビティ186の形状およびサイズは、ハブ180がハブキャビティ186内で回転することを可能にし得る。ハブ180は、受容チャネル165の長さに沿って回転するように構成され得る。ハウジング155は、ハブ180のレバー係合部191が側部ハブ開口部188から外に延在し、ハウジング155の側壁を越えて、レバー175のキャビティ186と係合することを可能にする、側部ハブ開口部188をハブキャビティ186に有することができる。側部ハブ開口部188は、ハブ180の内部部分198(図9)が側部ハブ開口部188よりも大きいために、ハブ180がハウジング155内に維持されるようなサイズにすることができる。ハブキャビティ186および受容チャネル165はまた、ハブキャビティ186と受容チャネル165との間にウィンドウ167(または開口部)を含み得、レバー175とハブ180の位置に応じて、ハブ180がウィンドウ167を介してベルト110を動作可能に結合または係合することを可能にする。
これに関して、図9および10に示されるようなハブ180の形状はまた、ハブキャビティ186内での回転を容易にするように設計され得る。ハブ180は、いくつかの例示的な実施形態によれば、単一の成形構成要素であってもよいが、様々な動作機能を実行する様々な機構から構成されてもよい。ハブ180の長さは、軸158に沿って延在することができる。これに関して、ハブ180は、内部部分198、回転リング194、およびレバー係合部分191から構成され得る。レバー係合部分191は、ハブ180の端部に配置することができ、上述のように、ハブ180がハウジング155内に配置されるとき、ハウジング155の側壁を越えて延在することができる。レバー係合部分191は、レバー175のキャビティ176と係合し、そして相補的であり得る。これに関して、レバー係合部分191は、キャビティ176内に嵌合する突出部であってもよい。レバー係合部分191は、レバー175およびハブ180が単一の相対的な向きでのみ組み立てられることができるように、相補的な方法でキー止めすることができる。これに関して、いくつかの例示的な実施形態によれば、レバー係合部分191は、正方形であり得、ここで正方形の1つの角がキー縁部192によってキー止めされている。ハブ180のレバー係合部分191を介して、レバー175は、ハブ180を介してハウジング155に旋回可能に結合され、ロックされたレバー位置とロック解除されたレバー位置との間でハウジング155に対して旋回することができる。したがって、レバー175は、レバー175が旋回するとハブ180が回転するようにハブ180に結合されてもよく、ここで共通軸158の周りをレバー175が旋回し、そしてハブ180が回転する。
ハブ180の回転リング194は、レバー係合部分191に内部的に隣接して配置されてもよい。回転リング194は、ハウジング155に対するハブ180の回転を容易にするために円形であってもよい。これに関して、回転リング194は、セキュリティデバイス100が組み立てられたとき、ハウジング155の側部ハブ開口部188のリム内に配置されてもよい。これに関して、回転リング194の半径は、回転ハブ194と側部ハブ開口部188のリムとの間の回転スライド係合を容易にするために、側部ハブ開口部188の半径よりわずかに小さくてもよい。
内部部分198は、回転リング194に内部的に隣接して配置されてもよい。いくつかの例示的な実施形態によれば、ハブ180の内部部分198は、ハブ180の長さの中央に配置されてもよい。内部部分198は、いくつかの例示的な実施形態によれば、ハウジング155ならびにハウジング155およびハブキャビティ186の内壁の完全に内部に配置されてもよい。内部部分198は、組み立てられたときにハブ198をハウジング155内に維持するように機能することができる回転リング194および側部ハブ開口部188よりも広くすることができる。
ハブ180の内部部分198は、ベルト係合面199およびベルト非係合面195を含み得る。いくつかの例示的な実施形態によれば、ベルト係合面199およびベルト非係合面195は、円筒形であってもよいハブ180の内部部分198の周囲を画定することができる。ベルト係合面199は、ハブ180の回転の中心でもある軸158に頂点を有するベルト係合面角度196によって規定される内部部分198の円周の一部に沿って配置されてもよい。同様に、ベルト非係合面195は、軸158に頂点を有するベルト非係合面角度197によって規定される内部部分198の円周の一部に沿って配置されてもよい。いくつかの例示的な実施形態によれば、ベルト係合面角度195は、ベルト非係合面角度197よりも小さくてもよい。いくつかの例示的な実施形態によれば、ベルト係合面199は、例えば歯193の形態の1つまたは複数のベルト係合部材を含むことができる。歯193間のピッチまたは半径方向距離は、ベルト110の調整端112上の溝115間のピッチまたは直線距離と実質的に同じまたは同じであり得る。図10で最もよく示されるように、いくつかの例示的な実施形態によれば、ベルト係合面199は、4つの歯193a、193b、193c、および193dを含み得る。さらにベルト非係合面195は、ベルト係合部材がないことがあり得る。いくつかの例示的な実施形態によれば、ベルト非係合面195は、少なくともベルト係合面199の係合部材の範囲に対して凹んだ滑らかな表面であってもよい。言い換えれば、ベルト係合面199の係合部材は、ハブ180の中心(すなわち、軸158)から離れて突出してもよく、そして係合部材は、ベルト非係合面195のいかなる機構よりもハブ180の中心からさらに離れて延在してもよい。
例示的なセキュリティデバイス100の構造の様々な例示的な実施形態を説明してきたが、セキュリティデバイス100のいくつかの動作が、ここで図11から14に関して説明される。図11から14に関して説明される動作は、ロック解除された構成からロックされた構成に移行し、そしてロック解除された構成に戻るセキュリティデバイス100を示す。図11から14は、内部機構を異なる構成で見ることができるように、セキュリティデバイス100の側面断面図を示す。
したがって図11は、セキュリティデバイス100が物品に固定される準備ができているロック解除された構成の例示的なセキュリティデバイス100を示す。見て分かるように、レバー175は、以前にロック解除されたレバー位置へと軸158の周りを旋回されている。ハブ180はレバー175と共に回転するので、レバー175が旋回すると、ハブ180はロックされていないハブ位置に移動する。ハブ180がロック解除されたハブ位置にあるとき、ハブ180はベルト110と係合していない。より具体的には、ハブ180がロック解除されたハブ位置にあるとき、ベルト非係合面195は受容チャネルウィンドウ167内にあり、したがって非係合面195がベルト110の調整端112と係合するようウィンドウ167を通って延在しないため、ハブ180はベルト110と係合しない。したがってベルト110の調整端112は、受容チャネル165からスライド可能に挿入または取り外されるのに自由である。
セキュリティデバイス100を物品に適用するために、ベルト110は物品の周りに巻かれることができ、そしてベルト110の調整端112は、受容チャネル165に挿入されて、手で締められることができる。この時点で、ユーザは、レバー175を矢印210に従って下方かつ反時計回りに、レバーのロックされた位置に向かって旋回させ始めることができる。レバー175が旋回すると、ハブ180も反時計回り方向に回転し、ベルト係合面199はウィンドウ167に向かって回転する。いくつかの例示的な実施形態によれば、ベルト係合面199の歯は、ベルト110の溝113と係合し始めてもよい。ハブ180のベルト係合面199は、ベルト受容チャネル165へと延在し、レバー175がロックされたレバー位置に旋回され、ベルト110の調整端112が受容チャネル165に挿入されることに応じて、ベルト110と動作可能に結合することができる。レバー175が下向きに反時計回りに回転し続けると、ラックアンドピニオン型動作が発生し、ここでハブ180と歯193の回転が溝113と係合すると、ベルト110が矢印211に従って受容チャネル165をさらに移動し、それによりベルト110を物品にさらに締め付けることになる。このように、レバー175がロック解除されたレバー位置からロックされたレバー位置に旋回すると、ハブ180のベルト係合面199がベルト110に動作可能に結合されない状態からベルト110に動作可能に結合される状態に移行し、さらに締め付け力をベルト110に加えるように、ハブ180は回転する。
ここで図12を参照すると、レバー175は、ロッキングアセンブリおよびセキュリティデバイス100がロックされた構成にあり、ハブ180がベルト110と係合しているレバーのロックされた位置に旋回されている。これに関して、レバー175がレバーのロックされた位置に移動すると、図12に示すように、スラグ178は、ばね179によってハウジング155のロッキングキャビティ169内に付勢されて、レバー175をハウジング155にロックし、ハブ180をハブのロックされた位置に維持することができる。ハブ180が所定の位置にロックされている状態では、ベルト110とハブ180のベルト係合面199との間の係合により、ベルト110は受容チャネル165から取り外すことができない。さらにレバー175がレバーのロックされた位置にある状態では、ハウジング155の一部はレバーキャビティ177に受け入れられることができる。
次に図13を参照すると、セキュリティデバイス100およびキー200を含むシステムが提供される。キー200をセキュリティデバイス100に適用して、セキュリティデバイス100をロック解除し、物品から取り外すことができる。キー200は、磁石201を含み得る。スラグ179は、磁場に引き寄せられる鉄系材料で形成できるため、スラグ178に隣接する位置にキー200および磁石201が存在することにより、スラグ179が、ばね179の付勢に抗してロッキングキャビティ169から移動することができる。スラグ179がロッキングキャビティ169から取り外されると、ロッキングアセンブリはロック解除された構成になり、レバー175はロック解除されたレバー位置に旋回されることが自由になる。
図14において、レバー175は、矢印212に従って上方への時計回り方向への移動を介して、ロック解除されたレバー位置に旋回して戻される。レバー175の時計回り方向の旋回はまた、ハブ180を時計回り方向に回転させる。ハブ180のベルト係合面199は依然としてベルト110と係合しているので、ハブ180の回転により、ベルトが受容チャネル165から出て、受容チャネル165のベルト入口開口部164に向かって移動する。ハブ180のベルト係合面199がもはやベルト110と係合しなくなり、ベルト非係合面195がウィンドウ167に提示されるまで、ベルト110はこのように動き続ける。ベルト非係合面195がウィンドウ167に提示されると、ハブ180はもはやベルト110と係合していない。このように、ハブ180はロック解除されたハブ位置にあり、ベルト110は受容チャネル165から完全にスライドして外れ、物品から取り外されることが自由になる。したがって、レバー175がロック解除されたレバー位置にあることに応じてハブ180がベルト110に動作可能に結合しないように、ハブ180のベルト非係合面195は受容チャネル165に提示されてもよい。
本明細書に記載の多くの修正および他の実施形態は、前述の説明および関連する図面に提示された教示の利点を有するものがこれらの例示的な実施形態が関係する当業者に思い浮かぶであろう。したがって、実施形態は、本明細書に開示される特定の実施形態に限定されるべきではなく、修正および他の実施形態が範囲内に含まれることが意図されていることを理解されたい。さらに、前述の説明および関連する図面は、要素および/または機能の特定の組み合わせに関連して例示的な実施形態を説明しているが、要素および/または機能の異なる組み合わせは、範囲から逸脱することなく、代替の実施形態によって提供されてもよいことが理解されるべきである。これに関して、例えば、上で明示的に説明されたものとは異なる要素および/または機能の組み合わせも考えられる。本明細書で利点、利益、または課題の解決策が説明される場合、そのような利点、利益、および/または解決策は、必ずしもすべての例示的な実施形態ではなく、いくつかの例示的な実施形態に適用できることを理解されたい。したがって、本明細書で説明する利点、利点、または解決策は、すべての実施形態にとって重要、必要、または不可欠であると考えるべきではない。本明細書では特定の用語が使用されているが、それらは一般的かつ説明的な意味でのみ使用されており、限定を目的としたものではない。

Claims (20)

  1. ベルト受容チャネルを有するハウジング;
    ベルトの固定端でハウジングに取り付けられたベルト、ここでベルトはベルトの調整端で受容チャネルに挿入可能であり、ここでベルトは物品の周りに巻かれるように構成されており;
    ハウジングに旋回可能に結合されたレバー、ここでレバーは、ロックされたレバー位置とロック解除されたレバー位置との間でハウジングに対して旋回するように構成されており:ならびに
    レバーが旋回するとハブが回転するようにハウジング内に配置されてレバーに結合されたハブ;を含み、
    ここでハブは、ベルト係合面およびベルト非係合面を含み、
    ここでハブのベルト係合面は、ベルト受容チャネルへと延在し、そしてレバーがロックされたレバー位置に旋回され、ベルトの調整端が受容チャネルに挿入されることに応じて、ベルトと動作可能に結合するように構成され、そしてここでハブのベルト非係合面は、レバーがロック解除されたレバー位置にあることに応じてハブがベルトに動作可能に結合しないように、受容チャネルに提示される、セキュリティデバイス。
  2. ベルト係合面は、ベルトの複数の溝の1つと係合するように構成された少なくとも1つの歯を含む、請求項1に記載のセキュリティデバイス。
  3. ベルト係合面およびベルト非係合面は、ハブの円筒部分の周囲を規定する、請求項1に記載のセキュリティデバイス。
  4. ベルト係合面は、ハブの回転中心に対するベルト係合面角度を規定し、ベルト非係合面は、ハブの回転中心に対するベルト非係合面角度を規定し、そして
    ここでベルト係合面角度は、ベルト非係合面角度よりも小さい、請求項3に記載のセキュリティデバイス。
  5. 受容チャネルは、ハブの係合面がベルトに動作可能に結合するのを介する受容チャネルウィンドウを含む、請求項1に記載のセキュリティデバイス。
  6. 共通軸の周りをハブが回転し、そしてレバーが旋回する、請求項1に記載のセキュリティデバイス。
  7. レバーがロック解除されたレバー位置からロックされたレバー位置に旋回すると、ハブのベルト係合面がベルトに動作可能に結合されない状態からベルトに動作可能に結合される状態に移行し、さらに締め付け力をベルトに加えるようにハブが回転する、請求項1に記載のセキュリティデバイス。
  8. さらにロッキングアセンブリを含み、そしてここでロッキングアセンブリは、レバーがロックされたレバー位置に旋回されることに応じてレバーをハウジングにロックし、それによりレバーの旋回を防止するように構成されている、請求項1に記載のセキュリティデバイス。
  9. ロッキングアセンブリは、ロッキングアセンブリへの磁気キーの適用に応じて、レバーをハウジングからロック解除してレバーの旋回を可能にするように構成されている、請求項8に記載のセキュリティデバイス。
  10. さらにロッキングアセンブリを含み、そしてここでロッキングアセンブリは、レバーがロックされたレバー位置に旋回されることに応じて、ハブをロックされたハブ位置にロックするように構成されている、請求項1に記載のセキュリティデバイス。
  11. ベルトの調整端は、受容チャネルを通過して受容スリーブに入るように構成され、ここで受容スリーブはベルトに取り付けられ、そしてベルトの固定端に隣接して配置されている、請求項1に記載のセキュリティデバイス。
  12. 電子物品監視タグがハウジングに配置されている、請求項1に記載のセキュリティデバイス。
  13. ベルトの少なくとも一部は透明である、請求項1に記載のセキュリティデバイス。
  14. レバーはレバーキャビティを含み、そしてここでハウジングの一部は、レバーがロックされたレバー位置にあるときにレバーキャビティに受け入れられている、請求項1に記載のセキュリティデバイス。
  15. 受容チャネルはハウジングを通過している、請求項1に記載のセキュリティデバイス。
  16. セキュリティデバイス;および
    磁気キー;を含むシステムであって、
    ここでセキュリティデバイスは、
    ベルト受容チャネルを有するハウジング;
    ベルトの固定端でハウジングに取り付けられたベルト、ここでベルトはベルトの調整端で受容チャネルに挿入可能であり、ここでベルトは物品の周りに巻かれるように構成されており;
    ハウジングに旋回可能に結合されたレバー、ここでレバーは、ロックされたレバー位置とロック解除されたレバー位置との間でハウジングに対して旋回するように構成されており:
    レバーが旋回するとハブが回転するようにハウジング内に配置されてレバーに結合されたハブ;ならびに
    ロッキングアセンブリ;を含み、
    ここでハブは、ベルト係合面およびベルト非係合面を含み、
    ここでハブのベルト係合面は、ベルト受容チャネルへと延在し、そしてレバーがロックされたレバー位置に旋回され、ベルトの調整端が受容チャネルに挿入されることに応じて、ベルトと動作可能に結合するように構成され、そしてここでハブのベルト非係合面は、レバーがロック解除されたレバー位置にあることに応じてハブがベルトに動作可能に結合しないように、受容チャネルに提示され、
    ここでロッキングアセンブリは、レバーがロックされたレバー位置にあることに応じてレバーをハウジングにロックし、それによりレバーの旋回を防止するように構成されており、
    ここでロッキングアセンブリは、ロッキングアセンブリへの磁気キーの適用に応じて、レバーをハウジングからロック解除してレバーの旋回を可能にするように構成されている、システム。
  17. ベルト受容チャネルを有するハウジング;
    ベルトの固定端でハウジングに取り付けられたベルト、ここでベルトはベルトの調整端で受容チャネルに挿入可能であり、ここでベルトは物品の周りに巻かれるように構成されており;ならびに
    ハウジング内に配置されたハブ、ここでハブはロックされたハブ位置とロック解除されたハブ位置の間で回転可能である;を含み、
    ここでハブは、ベルト係合面およびベルト非係合面を含み、
    ここでハブのベルト係合面は、ベルト受容チャネルへと延在し、そしてハブがロックされたハブ位置にあり、ベルトの調整端が受容チャネルに挿入されることに応じて、ベルトと動作可能に結合するように構成され、そしてここでハブのベルト非係合面は、ハブがロック解除されたハブ位置にあることに応じてハブがベルトに動作可能に結合しないように、受容チャネルに提示される、セキュリティデバイス。
  18. ベルト係合面は、ベルトの複数の溝の1つと係合するように構成された少なくとも1つの歯を含む、請求項17に記載のセキュリティデバイス。
  19. ベルト係合面およびベルト非係合面は、ハブの円筒部分の周囲を規定する、請求項17に記載のセキュリティデバイス。
  20. ベルト係合面は、ハブの回転中心に対するベルト係合面角度を規定し、ベルト非係合面は、ハブの回転中心に対するベルト非係合面角度を規定し、そして
    ここでベルト係合面角度は、ベルト非係合面角度よりも小さい、請求項19に記載のセキュリティデバイス。

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