JP2021502019A - マルチタイプツリーコーディング - Google Patents

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Abstract

ブロックが識別され得る。ブロックは、1つ以上(例えば、2つ)の兄弟ノード(例えば、兄弟ノードB0およびB1)にパーティション化され得る。ブロックについてのパーティション化方向およびパーティション化タイプが決定され得る。ブロックのパーティション化タイプがバイナリツリー(BT)の場合、兄弟ノードBOに対して1つ以上(たとえば、2つ)のパーティション化パラメータが決定され得る。兄弟ノードB1について、パーティション化パラメータ(例えば、第1のパーティション化パラメータ)が決定され得る。デコーダは、例えば、ブロックについてのパーティション化方向、ブロックについてのパーティション化タイプ、およびB1についての第1のパーティション化パラメータに基づいて、B1の第2のパーティション化パラメータのインジケーションを受信するかどうかを決定し得る。デコーダは、例えば、ブロックについてのパーティション化方向およびタイプ、ならびにB1についての第1のパーティション化パラメータに基づいて、第2のパーティション化パラメータを導出し得る。

Description

本出願は、マルチタイプツリーコーディングに関する。
関連出願の相互参照
本出願は、2017年11月1日に出願された米国特許仮出願第62/580,094号および2018年1月16日に出願された米国特許仮出願第62/617,696号の利益を主張し、これらの仮出願の内容は、参照によって本明細書に組み込まれる。
多様なデジタルビデオ圧縮技術は、効率的なデジタルビデオ通信、配信および消費を可能にする。標準化されたビデオ圧縮技術のいくつかの例は、H.261、MPEG−1、MPEG−2、H.263、MPEG−4 part2およびH.264/MPEG−4 part 10 AVCである。高度なビデオ圧縮技術、例えば高効率ビデオ符号化(HEVC:High Efficiency Video Coding)などは、H.264/AVCと比較して、同じビデオ品質において2倍の圧縮または半分のビットレートを提供し得る。
システム、方法、および手段が、マルチタイプツリー(MTT:Multi−Type Tree)符号化のために提供され得る。ブロックが識別され得る。ブロックは、クアッドツリーのルートノードであり得る。ブロックは、1つまたは複数の(例えば、2つの)兄弟ノード(例えば、兄弟ノードB0およびB1)へパーティション化され得る。ブロックについてのパーティション化方向およびパーティション化タイプが決定され得る。パーティション化方向は、例えば、水平または垂直とし得る。パーティション化タイプは、例えば、バイナリツリー(BT)またはトリプルツリー(TT)とし得る。ブロックについてのパーティション化タイプがバイナリツリー(BT)である場合、1つまたは複数の(例えば、2つの)パーティション化パラメータ(例えば、方向および/またはタイプ)が、例えばシグナリングを介して、兄弟ノードB0に対して決定され得る。(例えば、1つの)パーティション化パラメータ(例えば、第1のパーティション化パラメータ)が、例えばシグナリングを介して、兄弟ノードB1に対して決定され得る。例えば、パーティション化方向およびパーティション化タイプがB0に対して決定されてもよく、パーティション化方向またはタイプがB1に対して決定されてもよい。復号器は、例えば、ブロックについてのパーティション化方向、ブロックについてのパーティション化タイプ、およびB1に対する第1のパーティション化パラメータに基づいて、B1に対する第2のパーティション化パラメータのインジケーションを受け取るべきかどうかを決定し得る。例えば、復号器が、インジケーションを受け取らないことを決定した場合、復号器は、例えば、ブロックについてのパーティション化方向、ブロックについてのパーティション化タイプ、およびB1に対する第1のパーティション化パラメータに基づいて、第2のパーティション化パラメータを導出し得る。ブロックについてのパーティション化タイプがBTである場合、復号器は、B0に対するパーティション化パラメータに基づいて、第2のパラメータを導出し得る。例えば、復号器がインジケーションを受け取ることを決定した場合、復号器は、インジケーションに基づいて、第2のパーティション化パラメータを決定し得る。B1は、第1のパーティション化パラメータおよび第2のパーティション化パラメータに基づいて復号され得る。
一例において、兄弟ノードのパーティション化タイプのシグナリングはスキップされ得る。第1のパーティション化パラメータは、B1についてのパーティション化方向であってもよく(例えば、示してもよく)、第2のパーティション化パラメータは、B1についてのパーティション化タイプであってもよい。B0についてのパーティション化方向とB1についてのパーティション化方向とが異なる場合、復号器は、B1についてのパーティション化タイプを受け取ることを決定し得る(例えば、受け取り得る)。B0についてのパーティション化タイプがトリプルツリー(TT)であり、かつ、B0についてのパーティション化方向およびB1についてのパーティション化方向が、ブロックについてのパーティション化方向と同じである場合、復号器は、B1についてのパーティション化タイプを受け取ることを決定し得る。B0についてのパーティション化タイプがBTであり、かつ、B0についてのパーティション化方向とB1についてのパーティション化方向とが同じである場合、復号器は、B1についてのパーティション化タイプを受け取らないことを決定し得る。復号器は、B1についてのパーティション化タイプをTTとして導出し得る。B0についてのパーティション化タイプがTTであり、かつ、B0についてのパーティション化方向およびB1についてのパーティション化方向が、ブロックについてのパーティション化方向に直交する場合、復号器は、B1についてのパーティション化タイプを受け取らないことを決定してもよく、復号器は、B1についてのパーティション化タイプをBTとして導出してもよい。
一例において、兄弟ノードのパーティション化方向のシグナリングはスキップされ得る。第1のパーティション化パラメータは、B1についてのパーティション化タイプであってよく、第2のパーティション化パラメータは、B1についてのパーティション化方向であってもよい。復号器は、B0についてのパーティション化タイプとB1についてのパーティション化タイプとが異なる場合、B1についてのパーティション化方向を受け取ることを決定し得る。復号器は、B0についてのパーティション化タイプとB1についてのパーティション化タイプとが両方ともBTであり、かつ、B0についてのパーティション化方向とブロックについてのパーティション化方向とが同じでない場合、B1についてのパーティション化方向を受け取ることを決定し得る。復号器は、B0についてのパーティション化タイプとB1についてのパーティション化タイプとが両方ともTTであり、かつ、B0についてのパーティション化方向とブロックについてのパーティション化方向とが直交しない場合、B1についてのパーティション化方向を受け取ることを決定し得る。B0についてのパーティション化タイプとB1についてのパーティション化タイプとが両方ともBTであり、かつ、B0についてのパーティション化方向とブロックについてのパーティション化方向とが同じである場合、復号器は、B1についてのパーティション化方向を受け取らないことを決定し得る。復号器は、B0についてのパーティション化方向に直交するように、B1についてのパーティション化方向を導出し得る。復号器は、B0についてのパーティション化タイプとB1についてのパーティション化タイプとが両方ともTTであり、かつ、B0についてのパーティション化方向とブロックについてのパーティション化方向とが直交する場合、B1についてのパーティション化方向を受け取らないことを決定してもよく、復号器は、B0についてのパーティション化方向に直交するように、B1についてのパーティション化方向を導出してもよい。
ブロックについてのパーティション化タイプはTTであり得る。B1は、中央の兄弟ノードであり得る。第1のパーティション化パラメータは、B1についてのパーティション化方向であってもよく、第2のパーティション化パラメータは、B1についてのパーティション化タイプであってもよい。例えば、B1についてのパーティション化方向が、ブロックについてのパーティション化方向と同じでない場合、復号器は、B1についてのパーティション化タイプを受け取り得る。復号器は、例えば、B1についてのパーティション化方向が、ブロックについてのパーティション化方向と同じである場合、B1についてのパーティション化タイプをTTと決定し得る。
第1のパーティション化パラメータは、B1についてのパーティション化タイプであってもよく、第2のパーティション化パラメータは、B1についてのパーティション化方向であってもよい。例えば、B1についてのパーティション化タイプがTTである場合、復号器は、B1についてのパーティション化方向を受け取ってもよい。例えば、B1についてのパーティション化タイプがBTである場合、復号器は、ブロックについてのパーティション化方向に直交するように、B1についてのパーティション化方向を導出してもよい。
ビデオコンテンツは、MTTフォーマットにおいて符号化され得る。ブロックが識別され得る。ブロックは、クアッドツリーのルートノードであり得る。ブロックは、1つまたは複数の(例えば、2つの)兄弟ノード(例えば、兄弟ノードB0およびB1)へパーティション化されるバイナリツリー(BT)であり得る。ブロックについてのパーティション化方向およびパーティション化タイプが決定され得る。ブロックについてのパーティション化タイプがBTである場合、1つまたは複数の(例えば、2つの)パーティション化パラメータ(例えば、方向および/またはタイプ)が、兄弟ノードB0に対して決定され得る。(例えば、1つの)パーティション化パラメータ(例えば、第1のパーティション化パラメータ)が、兄弟ノードB1に対して決定され得る。例えば、パーティション化方向およびパーティション化タイプがB0に対して決定されてもよく、パーティション化方向またはタイプがB1に対して決定されてもよい。符号器は、例えば、ブロックについてのパーティション化方向、ブロックについてのパーティション化タイプ、およびB1についての第1のパーティション化パラメータに基づいて、ビットストリーム内にB1についての第2のパーティション化パラメータを含めるべきかどうかを決定し得る(例えば、含み得る)。符号器は、ビットストリーム内に、B0についてのパーティション化パラメータ、B1についての第1のパーティション化パラメータ、およびブロックについてのパーティション化方向のインジケーションを含み得る。
一例において、符号器は、兄弟ノードのパーティション化タイプのシグナリングをスキップし得る。ブロックについてのパーティション化タイプは、BTであり得る。第1のパーティション化パラメータは、B1についてのパーティション化方向であってもよく、第2のパーティション化パラメータは、B1についてのパーティション化タイプであってもよい。B0についてのパーティション化方向とB1についてのパーティション化方向とが異なる場合、符号器は、ビットストリーム内にB1についてのパーティション化タイプを含めることを決定し得る。B0についてのパーティション化タイプがトリプルツリー(TT)であり、かつ、B0についてのパーティション化方向およびB1についてのパーティション化方向が、ブロックについてのパーティション化方向と同じである場合、符号器は、ビットストリーム内にB1についてのパーティション化タイプを含めることを決定し得る。B0についてのパーティション化タイプがBTであり、かつ、B0についてのパーティション化方向とB1についてのパーティション化方向とが同じである場合、符号器は、ビットストリーム内にB1についてのパーティション化タイプを含めないことを決定してもよい。B0についてのパーティション化タイプがTTであり、かつ、B0についてのパーティション化方向およびB1についてのパーティション化方向が、ブロックについてのパーティション化方向と直交する場合、符号器は、ビットストリーム内にB1についてのパーティション化タイプを含めないことを決定し得る。
ブロックについてのパーティション化タイプは、TTであり得る。第1のパーティション化パラメータはB1についてのパーティション化方向であってもよく、第2のパーティション化パラメータはB1についてのパーティション化タイプであってもよい。例えば、B1についてのパーティション化方向が、ブロックについてのパーティション化方向と同じでない場合、符号器は、ビットストリーム内にB1についてのパーティション化タイプを含め得る。例えば、B1についてのパーティション化方向が、ブロックについてのパーティション化方向と同じである場合、符号器は、ビットストリーム内にB1についてのパーティション化タイプを含めないことを決定し得る。
現在のブロックについてのパーティション化タイプが受け取られ得る。ブロックについての第1のパーティション化方向および第2のパーティション化方向の利用可能性は、パーティション化タイプに基づいて決定され得る。復号器は、第1のパーティション化方向および第2のパーティション化方向の利用可能性に基づいて、現在のパーティション化方向を受け取ることを決定し得る。現在のパーティション化方向は、第1のパーティション化方向または第2のパーティション化方向のうちの1つまたは複数と同じであり得る。復号器は、現在のパーティション化方向に基づいて、ブロックを復号し得る。復号器は、第1のパーティション化方向または第2のパーティション化方向のうちの1つだけが利用可能である場合、現在のパーティション化方向を受け取らないことを決定してもよく、復号器は、現在のパーティション化方向を、利用可能なパーティション化方向に決定し得る。復号器は、第1のパーティション化方向および第2のパーティション化方向の両方が利用可能である場合、現在のパーティション化方向を受け取ることを決定し得る。第1のパーティション化方向は垂直方向であってもよく、第2のパーティション化方向は水平方向であってもよい。パーティション化タイプがBTであり、かつ、現在のブロックの幅が、最小許容BTノードサイズの少なくとも2倍である場合、垂直方向は、利用可能であると決定され得る。パーティション化タイプがTTであり、かつ、現在のブロックの幅が、最小許容BTサイズの少なくとも4倍である場合、垂直方向は、利用可能であると決定され得る。パーティション化タイプがBTであり、かつ、現在のブロックの高さが、最小許容BTノードサイズの少なくとも2倍である場合、水平方向は、利用可能であると決定され得る。パーティション化タイプがTTであり、かつ、現在のブロックの高さが、最小許容BTサイズの少なくとも4倍である場合、垂直方向は、利用可能であると決定され得る。
ブロックは、3つのサブブロック、すなわち、B0、B1およびB2へTTパーティション化され得る。B0、B1またはB2の1つまたは複数の境界が決定され得る。デブロッキングフィルタが、境界に対して適用され得る。
図における同様の参照符号は、同様の要素を示す。
ブロックベースのハイブリッドビデオ符号化システムの例を示す図である。 ブロックベースのビデオ復号器の例を示す図である。 クアッドツリープラスバイナリツリー(QTBT)ブロックパーティション化の例を示す図である。 QTBTシグナリング冗長除去の例を示す図である。 QTBTシグナリング冗長除去の例を示す図である。 QTBTにおけるブロック符号化の例を示す図である。 コーディング結果再使用の例を示す図である。 コーディング結果再使用の例を示す図である。 コーディング結果再使用の例を示す図である。 マルチタイプツリー(MTT)パーティション化タイプの例を示す図である。 マルチタイプツリー(MTT)パーティション化タイプの例を示す図である。 マルチタイプツリー(MTT)パーティション化タイプの例を示す図である。 マルチタイプツリー(MTT)パーティション化タイプの例を示す図である。 マルチタイプツリー(MTT)パーティション化タイプの例を示す図である。 MTTにおけるツリータイプシグナリングの例を示す図である。 MTTにおけるツリータイプシグナリングの例を示す図である。 ブロックについてのコンテキスト導出のために近隣ブロックを使用する例を示す図である。 MTTにおけるシグナリング冗長低減の例を示す図である。 MTTにおけるシグナリング冗長低減の例を示す図である。 MTTにおけるシグナリング冗長低減の例を示す図である。 MTTにおけるシグナリング冗長低減の例を示す図である。 MTTについての高速符号化の例を示す図である。 水平TTパーティション化についての尤度チェックの例を示す図である。 TTパーティション化テストについての最良の候補方向の例示的な決定を示す図である。 MTTパーティション化についてのコーディング結果再使用の例を示す図である。 MTTパーティション化についてのコーディング結果再使用の例を示す図である。 MTTパーティション化についてのコーディング結果再使用の例を示す図である。 MTTパーティション化についてのコーディング結果再使用の例を示す図である。 MTTパーティション化についてのコーディング結果再使用の例を示す図である。 CUサイズチェックのための近隣ブロックセットの例の図である。 1つまたは複数の開示されている実施形態が実装され得る例示的な通信システムを例示するシステム図である。 一実施形態に係る、図17Aに例示された通信システム内で使用され得る例示的な無線送信/受信ユニット(WTRU:wireless transmit/receive unit)を例示するシステム図である。 一実施形態に係る、図17Aに例示された通信システム内で使用され得る、例示的な無線アクセスネットワーク(RAN)および例示的なコアネットワーク(CN)を例示するシステム図である。 一実施形態に係る、図17Aに例示された通信システム内で使用され得る、さらなる例示的なRANおよびさらなる例示的なCNを例示するシステム図である。
例示的な実施形態の詳細な説明が、様々な図を参照して、ここで説明されるであろう。本説明は、考え得る実装例の詳細な例を提供するが、詳細は例示的であるように意図されており、本出願の範囲を全く限定しないことが、留意されるべきである。
ビデオコーディングシステムは、例えば、記憶および/または送信帯域幅を低減するために、デジタルビデオ信号を圧縮し得る。多様なタイプのビデオコーディングシステム、例えば、ブロックベースのシステム、ウェーブレットベースのシステムおよびオブジェクトベースのシステムなどがある。ブロックベースのビデオコーディングシステムは、国際的なビデオコーディング標準、例えば、(ムービングピクチャエキスパートグループ)MPEG−1/2/4 part 2、H.264/MPEG−4 part 10 アドバンストビデオコーディング(AVC)、VC−1および高効率ビデオ符号化(HEVC)などを含み得る。
HEVCは、例えば、従来世代のビデオコーディング(例えばH.264/MPEG AVC)と比較して、およそ50%のビットレート節約または均等な知覚品質を提供し得る。優れたコーディング効率は、HEVC上で(例えば、付加的なコーディングツールを用いて)達成され得る。VCEGおよびMPEG(例えば、ジョイントビデオエクスプロレーションチーム(JVET))は、HEVC上でのコーディング効率の実質的な向上を提供し得るコーディング技術をサポートし得る。
図1は、ブロックベースのハイブリッドビデオ符号化システムの例である。入力ビデオ信号2は、ブロックごとに処理され得る。拡張ブロックサイズ(例えばコーディングユニット(CU))は、例えば、高解像度(例えば1080p以上)のビデオ信号を効率的に圧縮するために、使用され得る。CUは、例えば、64×64ピクセルのサイズを有し得る。CUは、1つまたは複数の予測ユニット(PU)へパーティション化され得る。予測は、PUに対して別々に適用され得る。空間的予測60および/または時間的予測62が、例えば、(例えば各)入力ビデオブロック(例えばマクロブロック(MB)またはCU)に対して、実行されてもよい。
空間的予測(例えばイントラ予測)は、例えば、ビデオピクチャ/スライスにおける既にコーディング済みの近隣ブロックのサンプル(例えば参照サンプル)からのピクセルを使用することによって、現在のビデオブロックを予測し得る。空間的予測は、ビデオ信号において固有であり得る空間的冗長性を低減し得る。時間的予測(例えば、インター予測または動き補償された予測)は、例えば、既にコーディング済みのビデオピクチャからの再構築されたピクセルを使用することによって、現在のビデオブロックを予測し得る。時間的予測は、ビデオ信号において固有であり得る時間的冗長性を低減し得る。所与のビデオブロックについての時間的予測信号は、例えば、1つまたは複数の動きベクトル(MV:motion vectors)によって、シグナリングされてもよい。MVは、現在のブロックと参照ブロックとの間の動きの量および方向を示し得る。(例えば、各ビデオブロックについての)参照ピクチャインデックスは、例えば、複数の参照ピクチャがサポートされる場合に、送られ得る。参照ピクチャインデックスは、時間的予測信号が由来する(例えば、参照ピクチャ記憶装置64内の)参照ピクチャを識別するために使用され得る。
符号器におけるモード判定ブロック80は、(例えば、空間的予測および/または時間的予測の後に)、例えば、レート歪み最適化に基づいて、(例えば最良の)予測モードを選び得る。予測ブロックは、現在のビデオブロック16から減算されてもよい。予測残差は、(例えば、変換4を使用して)脱相関され、(例えば、量子化6を使用して)量子化され得る。量子化された残差係数は、例えば、再構築された残余を形成するために、逆量子化され10および/または逆変換され12得る。再構築された残余は、例えば、再構築されたビデオブロックを形成するために、予測ブロック26に足し戻され得る。インループフィルタリング66(例えば、非ブロック化フィルタおよび/または適応ループフィルタ)は、例えば、それが参照ピクチャ記憶装置64へ投入され将来のビデオブロックをコーディングするために使用される前に、再構築されたビデオブロックに対して適用され得る。エントロピーコーディングユニット8は、例えば、コーディングモード(例えば、インターまたはイントラ)、予測モード情報、動き情報および/または量子化された残差係数を圧縮し、パック化することによって、出力ビデオビットストリーム20を形成し得る。
図2は、ブロックベースのビデオ復号器の例である。ビデオビットストリーム202は、エントロピー復号ユニット208においてアンパック化され、エントロピー復号され得る。コーディングモードおよび予測情報は、例えば、予測ブロックを形成するために、空間的予測ユニット260(例えば、イントラコーディングされた場合)または時間的予測ユニット262(例えば、インターコーディングされた場合)へ送られ得る。残差変換係数は、例えば、残差ブロックを再構築するために、逆量子化ユニット210および逆変換ユニット212へ提供され得る。予測ブロックと残差ブロックとは、例えば、加算226において、足し合わされ得る。インループフィルタリングは、再構築されたブロックに対して、例えば、それが参照ピクチャ記憶装置264に記憶される前に、適用され得る。参照ピクチャ記憶装置264内の再構築されたビデオは、例えば、表示デバイスを駆動するために、および/または将来のビデオブロックを予測するために、送出され得る。
ピクチャは、例えば、クアッドツリー構造に基づいて、CUへ分割されてもよく、このことはCUを(例えば、領域の信号特性に基づいて)適当なサイズへ分割することを可能にし得る。CUは、イントラコーディングされたブロックとインターコーディングされたブロックとを区別するために使用され得る基本的なクアッドツリースプリット領域を表し得る。複数の重複しないPUが、CU内で定義され得る。(例えば各)PUは、個々の予測パラメータ(例えば、イントラ予測モード、動きベクトル、参照ピクチャインデックス等)を用いて領域を特定し得る。残余は、例えば、PUに対して予測プロセスを適用することによって、取得され得る。CUは、例えば、別のクアッドツリーに基づいて、1つまたは複数の変換ユニット(TU)へさらに分割されてもよい。(例えば各)TUは、例えば、TUサイズに等しい変換サイズを用いて残差コーディングを適用することによって、ブロックを特定してもよい。
ブロックパーティション化構造は、過去のビデオコーディング標準に対して著しいコーディング利得を提供し得る。イントラコーディングとインターコーディングとの間で切り替えるための最小粒度を提供し得るCUパーティション化は、正方形であってもよく、クアッドツリー構造に従ってもよい。PUパーティション化は、限定された数のタイプを有し得る。
クアッドツリープラスバイナリツリー(QTBT)ブロックパーティション化構造が使用されてもよい。QTBT構造における(例えば各)コーディングツリーユニット(CTU)は、クアッドツリーのルートノードであり得る。ブロックは、クアッドツリー手法でパーティション化され得る。(例えば1つの)ノードのクアッドツリースプリット化は、ノードが最小許容クアッドツリーサイズ(MinQTSize)に到達するまで、繰り返され得る。クアッドツリーノードは、例えば、ノードのクアッドツリーサイズが、許容されるバイナリツリーサイズの最大値(MaxBTSize)ほどの大きさである場合、水平方向または垂直方向において(例えばバイナリツリーによって)さらにパーティション化され得る。バイナリツリーの分割は、例えば、バイナリツリーノードが、許容されるバイナリツリーノードサイズの最小値(MinBTSize)または許容されるバイナリツリー深さの最大値に到達するまで、繰り返され得る。バイナリツリーノードは、(例えば、さらなるパーティション化なしに)予測および/または変換の基本単位として使用され得る。
QTBTパーティション化構造の例において、ブロックサイズは128x128であってもよく、MinQTSizeは16x16であってもよく、MaxBTSizeは64x64であってもよく、およびMinBTSizeは4であってもよい。クアッドツリーパーティション化は、クアッドツリーリーフノードを生成するためにブロックに対して適用され得る。クアッドツリーリーフノードサイズは、128x128から16x16におよび得る。128x128のクアッドツリーノードサイズは、最大バイナリツリーサイズ(例えばMaxBTSize)を越えてもよい。例えば、クアッドツリーノードサイズがMaxBTSize以下である場合、クアッドツリーノードは、バイナリツリーによってさらにパーティション化されてもよい。クアッドツリーノード(例えば、バイナリツリーのルートノード)は、0に等しいバイナリツリー深さを有し得る。例えば、バイナリツリー深さがMaxBTDepthに到達するまで、またはバイナリツリーノードがMinBTSizeに等しい幅もしくは高さを有するまで、バイナリツリーパーティション化が繰り返されてもよい。
図3は、QTBTブロックパーティション化の例を示す。実線は、クアッドツリー分割を表し得、点線は、バイナリツリー分割を表し得る。パーティション化方向インジケーション(例えばフラグ)は、例えば、バイナリツリーノードがさらに分割される場合、例えば、水平分割が使用され得るか、または垂直分割が使用され得るかを示すために、シグナリングされ得る。クアッドツリー分割は、ブロックを、等しいサイズを有する4つのサブブロックへパーティション化し得る。
(例えばQTBTにおける)ブロックは、例えば、QT、水平BTおよび垂直BTによって、パーティション化され得る。異なるパーティション化手続きが、同じパーティション化結果を生み出し得る。
図4A〜図4Bは、QTBTシグナリング冗長除去の例を示す。図4Aは、水平BTパーティション化を用いたQTBTシグナリング冗長除去の例を示す。図4Bは、垂直BTパーティション化を用いたQTBTシグナリング冗長除去の例を示す。
図4Aに示されるように、ブロックは、水平BTパーティション化によってサブブロックB0およびB1へパーティション化され得る。垂直BTパーティション化によるサブブロックB0およびB1のさらなるパーティション化は、ブロックがまず垂直BTパーティション化によってパーティション化され、続いて、各サブブロックが水平BTパーティション化によってパーティション化された結果と同じ最終的なパーティション化結果を生み出し得る。QTBTは、垂直BTパーティション化の後に水平BTパーティション化が続くことを可能にし、水平BTパーティション化の後に垂直BTパーティション化が続くことを不可能にする制約を有し得る。
図4Bに示されるように、制約は、(例えば、図4Bに示されるサブブロックB0およびB1を作成する)垂直BTパーティション化を伴う正方形ブロックに対して適用され得る。水平BTによるサブブロックB0およびB1のさらなるパーティション化は、QTパーティション化による結果と均等な結果を生み出し得る。例えば、左側のサブブロックB0が水平BTによってパーティション化される場合、水平BTは、右側のサブブロックB1に対して適用されなくてもよい。例えば、QTはQTBTにおける非正方形ブロックに対して適用されないので、この制約は正方形ブロックに対して適用可能とし得る。
図5は、QTBTにおけるブロック符号化の例を示す。符号器は、さらなるパーティション化なしに、レート歪み(RD)コストを(例えば、最初に)チェックし得る。コストは、所与のブロックについて、異なるコーディングモード(例えば、インターモードおよびイントラモード)を使用してチェックされ得る。BT深さが決定され得る。BT深さは、QTパーティション化ツリーの現在のノードからリーフノードまでの深さであり得る。現在のブロックのBT深さが、最大BT深さ(MaxBTDepth)より小さいかどうか、決定が行われ得る。決定に応じて、符号器は、例えば、現在のブロックに対して水平BTパーティション化を適用することによって、RDコストをチェックし得る。符号器は、例えば、現在のブロックに対して垂直BTパーティション化を適用することによって、RDコストをチェックしてもよい。現在のブロックのQT深さが、最大QT深さより小さいかどうか、決定が行われ得る。決定に応じて、符号器は、例えば、現在のブロックに対してQTパーティション化を適用することによって、RDコストをチェックし得る。最小RDコストを有するパーティション化は、現在のブロックに対する最良のパーティション化スキームとして扱われ得る。
QTBTフレームワークを用いる高速符号化が実行され得る。1つまたは複数のパーティション化スキームが、例えば、所与のブロックに対して、適用され得る。いくつかのサブブロックは、異なるパーティション化スキームを用いて繰り返し得る。例えば、(例えば、図6における例によって示されるような)3つのパーティション化スキームが、(例えば1つの)ブロックに対して適用されてもよい。
図6A〜図6Cは、QTBTにおける左上のサブブロックについてのコーディング結果再使用の例を示す。図6Aは、上部のサブブロックに対して水平BT、その後に垂直BTを適用する例を示す。図6Bは、左側のサブブロックに対して垂直BT、その後に水平BTを適用する例を示す。図6Cは、正方形ブロックにQTパーティション化を適用する例を示す。図6A〜図6Cに示される3つの例における左上のサブブロックB0は、同じであり得る。高速符号化は、例えば、初回における、B0についてのコーディング結果を記録し得る。記憶されたコーディング結果は、他のパーティション化スキームにおいてブロックB0に対して再使用され得る。このようにして、左上のブロックは、一度だけ符号化され得る。
QTBTは、1つまたは複数(例えば、1つまたは2つ)の方向における等しいパーティション化を可能にし得る。マルチタイプツリー(MTT)パーティション化は、より多くのパーティション化を可能にし得る。MTTは、例えば、(例えば、図7における例によって示されるような)5つのパーティション化タイプをサポートしてもよい。
図7A〜図7Eは、MTTパーティション化タイプの例を示す。図7Aは、クアッドツリー(QT)パーティション化の例を示す。図7Bは、垂直BTパーティション化の例を示す。図7Cは、水平BTパーティション化の例を示す。図7Dは、垂直トリプルツリー(TT)パーティション化の例を示す。図7Eは、水平TTパーティション化の例を示す。
TTパーティション化は、ブロックを3つの部分へ分割し得る。例えば、(例えば、図7Dに示されるような)垂直TTは、ブロックを垂直方向においてパーティション化してもよい。パーティション化されたサブブロックの幅はそれぞれ、例えば、ブロック幅の1/4、1/2および1/4に等しくなり得る。BTおよびTTは、予測ツリー(PT:prediction tree)として扱われ得る。PT深さは、QTパーティション化ツリーの現在のノードからリーフノードまでの深さとし得る。ブロックは、QTによって(例えば、最初に)パーティション化され得る。(例えば各)QTリーフノードは、例えば、水平BT、垂直BT、水平TTおよび/または垂直TTによって、パーティション化され得る。ブロック幅および高さは、2の累乗であり得る。TTパーティション化は、例えば、ブロックの1/4または1/2の幅および/または高さを有するサブブロックを作成し得、したがって、サブブロック幅および高さは、MTTにおいて2の累乗となり得る。ブロックは、中央においてパーティション化されなくてもよく、このことは柔軟性を提供し得る。
図8は、MTT実装におけるツリータイプシグナリングの例を示す。例えば、QTリーフノードが、BTまたはTTによってさらに分割される場合、1つまたは複数(例えば2つ)のフラグがシグナリングされ得る。パーティション化方向インジケーション(例えば方向フラグ)は、例えば、パーティション化が水平パーティション化であるか、または垂直パーティション化であるかを示し得る。パーティション化タイプインジケーション(例えばタイプフラグ)は、例えば、パーティション化がBTパーティション化であるか、またはTTパーティション化であるかを示し得る。
例示的な構文要素(例えばPTタイプ)が、MTTにおいて使用され得る。PTタイプは符号化され得る。
QTBTにおける最大BT深さについては限度があってもよい。BTとTTとの両方が、PTとして扱われてもよい。最大PT深さは、BTおよびTTに対して適用されてもよい。BT深さおよびTT深さは、別々に制御されてもよい。
同じパーティション化結果が、異なるツリーパーティション化スキームを用いて達成され得る。例えば、水平BTを使用して2つのサブブロックへパーティション化され、次いで、それらが垂直BTを使用して4つのサブブロックへパーティション化されるブロックは、ブロックを垂直BTを使用して2つのサブブロックへパーティション化し、次いで、それらが水平BTを使用してパーティション化される結果と同じ結果を達成し得る。パーティション化制約は、構文冗長を低減し、および/または符号化複雑度を低減すると考えられ得る。
QTBTにおける非ブロック化は、1つまたは複数のTT境界へ拡張される。
最大BT深さが、QTBTにおいて設定され得る。TTパーティション化タイプを足すことは、符号化複雑度を増加させ得る。高速符号化アルゴリズムは、性能に悪影響を与えずに、複雑度を制御するために使用され得る。
例示的なMTTシグナリングスキームが、本明細書において開示され得る。コンテキスト符号化は、近隣CUのパーティション化タイプ、例えば、パーティション化タイプ(BTまたはTT)に基づき得る。最大TT深さ制限が、TTパーティション化に適用されてもよい。シグナリング冗長は、MTTフレームワークにおいて低減され得る。QTBTにおける非ブロック化は、QT境界およびBT境界に対して適用され得る。MTTにおける非ブロック化は、TTパーティション化をサポートするように拡張され得る。高速TT符号化手続きが、MTTコーディングにおいて実行されてもよい。
ツリータイプシグナリングが、MTTにおいて提供され得る。(例えば、図8に示されるような)MTTの例において、方向は、分割を伴う(例えば各)QTリーフノードに対して(例えば、最初に)シグナリングされ得る。PTタイプ(例えばBTまたはTT)は、QTリーフノードに対して(例えば、2番目に)シグナリングされ得る。(例えば、図9に示されるような)他の例は、異なるシグナリング順序を有してもよい。
図9は、MTTにおけるツリータイプシグナリングの例を示す。(例えば、現在のブロックについての)PTタイプがシグナリングされ得る。PTタイプは(例えば、復号器によって)受信され得る。水平方向および垂直方向の利用可能性は、例えばPTタイプに基づいて、決定され(例えば、チェックされ)得る。CUサイズは、最小BTサイズ(例えば4)以上とし得る。例えば、パーティション化タイプがBTであり、かつ、現在のブロックの幅が2xMinBTSize以上である場合、垂直BTパーティション化が、現在のブロックに対して利用可能であり得る。例えば、現在のブロックの高さが2xMinBTSize以上である場合、水平BTパーティション化が、現在のブロックに利用可能であり得る。例えば、パーティション化タイプがTTであり、かつ、現在のブロックの幅が4xMinBTSize以上である場合、垂直TTパーティション化が、現在のブロック対して利用可能であり得る。例えば、現在のブロックの高さが4xMinBTSize以上である場合、水平TTパーティション化が、現在のブロックに利用可能であり得る。例えば、両方の方向が利用可能である場合(例えば、この場合のみ)、方向がシグナリングされてもよい。例えば、1つの方向(例えば、1つの方向のみ)が利用可能である場合、方向は、利用可能な方向として推測され(例えば、導出され)得る。ブロックは、推測された方向に基づいて復号され得る。
コンテキストベースのCABACコーディングは、PTタイプコーディングに対して使用され得る。コンテキストは、1つまたは複数のブロック、例えば、(例えば、図10に示されるような)近隣CUの左側および上側のブロックから導出され得る。
図10は、ブロックについてのコンテキスト導出のために近隣ブロックを使用する例を示す。現在のブロックについてのツリー深さ、すなわち、TDepthは、例えば、式(1)に従って計算され得る:
TDepth(B)=2*QTDepth(B)+PTDepth(B) (1)
ただし、QTDepth(B)は、ルートからのQTツリーの深さとし得、PTDepth(B)は、QTリーフノードからの現在のノードBの深さとし得る。
左側のブロックBLについての相対的なPT深さ、すなわち、RPTDepth(BL)は、例えば、式(2)に従って計算され得る:
RPTDepth(BL)=TreeDepth(B)−2*QTDepth(BL) (2)
上側のブロックBAについての相対的なPT深さ、すなわち、RPTDepth(BA)は、例えば、式(3)に従って計算され得る:
RPTDepth(BA)=TreeDepth(B)−2*QTDepth(BA) (3)
Lについてのコンテキストインデックス、すなわち、CI(BL)は、例えば、式(4)に従って導出され得る:
Figure 2021502019
ただし、PTType(RPTDepth(BL))は、PT深さRPTDepth(BL)におけるブロックBLのPTタイプとし得る。
上側の近隣ブロックBAについてのコンテキストインデックス、すなわち、CI(BA)は、例えば、式(5)に従って導出され得る:
Figure 2021502019
現在のブロックBのコンテキストは、PTタイプコーディング、すなわち、C(B)に対して使用されてもよく、C(B)は、例えば、式(6)に従って計算され得る:
C(B)=min(3,CI(BL)+CI(BA)) (6)
例えば、4つのコンテキストが存在し得る。コンテキスト(例えば、コンテキスト0)は、(例えば、ルートに関して)同じツリー深さにおける、左側および上側の(例えば、両方の)近隣ブロックがBTパーティション化タイプを有することを示し得る。コンテキスト(例えば、コンテキスト1)は、近隣ブロックが異なるパーティション化タイプを有することを示し得る。コンテキスト(例えば、コンテキスト2)は、(例えば両方の)近隣ブロックがTTパーティション化タイプを有することを示し得る。コンテキスト(例えば、コンテキスト3)は、(例えば全ての)他の場合を示し得る。1つまたは複数のコンテキスト(例えば、コンテキスト0およびコンテキスト2)が、左側および上側の近隣ブロックが同じパーティション化タイプを有することを示すための1つのコンテキストとして組み合わされてもよい。
最大ツリー深さ制限が、TTに対して提供され得る。最大BT深さ(MaxBTDepth)は、BTツリーの深さを制限するために使用され得る。輝度成分および彩度成分についてのパーティション化ツリーは、例えば、イントラスライスコーディングのために、分離され得る。輝度成分および彩度成分は、例えば、インタースライスコーディングのために、(例えば1つの)パーティション化ツリーを共有してもよい。イントラスライスにおける、輝度成分についてのMaxBTDepthおよび彩度成分についてのMaxBTDepth、ならびにインタースライスについてのMaxBTDepthは、例えば、シーケンスパラメータセット(SPS)において、シグナリングされ得る。MaxBTDepthは、MTTにおいてTTに対して適用され得る。最大TT深さMaxTTDepthは、例えば、以下の場合のうちの1つまたは複数(例えば各々)に対して、使用され得る:イントラスライスにおける輝度成分、イントラスライスおよびインタースライスにおける彩度成分。MaxTTDepthとMaxBTDepthとの間の差は、例えば、SPSにおいて、PPSにおいて、および/またはピクチャレベルにおいて(例えば、スライスヘッダにおいて)、シグナリングされ得る。一例において、符号器は、例えば、現在のピクチャと同じ時間層における過去のコーディング済みのピクチャの平均PT深さに基づいて、現在のピクチャについてのMaxTTDepthを適応的に設定してもよい。一例において、符号器は、下位の時間層におけるピクチャについてのMaxTTDepthを増加させてもよい(例えば、それらは、上位の時間層についての参照ピクチャであるため)。符号器は、上位の時間層におけるピクチャについてのMaxTTDepthを減少させてもよい。符号器は、例えば、インタースライスについてMaxTTDepthをMaxBTDepthと同じに維持しつつ、イントラスライスにおける輝度成分および彩度成分についてのMaxTTDepthを増加させてもよい。
一例において、MaxTTDepthは、QT深さに応じて設定されてもよい。符号器は、異なるQT深さを有するブロックに対して、異なるMaxTTDepthを設定し得る。
シグナリング冗長低減が、MTTにおいて提供され得る。ブロックの1つまたは複数(例えば2つ)の異なるパーティション化が、同じ結果を達成し得る。例えば、水平BT、その後に垂直TTによってパーティション化されたブロックは、垂直TT、その後に水平BTによってパーティション化されたブロックと同じ結果を達成し得る。符号器は、ブロックに対してパーティション化スキームを選択するように構成され得る。符号器は、同じ結果を有するパーティション化スキームの選択を不可能にしてもよい。例えば、ブロックBPは、1つまたは複数(例えば2つ)のサブブロックB0およびB1へ、(例えば、水平BTまたは垂直BTを使用して)パーティション化されてもよい。符号器は、ビットストリーム内に、BPについてのパーティション化方向、B0についての1つもしくは複数(例えば2つ)のパーティション化パラメータ、および/またはB1についての(例えば1つの)パーティション化パラメータを含み得る。復号器は、BPについてのパーティション化方向を受け取り得る。復号器は、B0についての1つまたは複数(例えば2つ)のパーティション化パラメータ(例えば、タイプおよび/または方向)、ならびにB1についての(例えば1つの)パーティション化パラメータ(例えば、タイプまたは方向)を受け取ってもよい。復号器は、例えば、B0についてのパーティション化パラメータおよびBPについてのパーティション化方向に基づいて、B1についての第2のパーティション化パラメータを導出し得る。例えば、第2のパーティション化パラメータについて1つのオプション(例えば、1つのオプションのみ)が許可される場合(例えば、パラメータが方向である場合には水平もしくは垂直、またはパラメータがタイプである場合にはBTもしくはTT)、復号器は、B1についての第2のパーティション化パラメータを導出し得る。例えば、第2のパーティション化パラメータについて2つ以上のオプションが許可される場合、符号器は、ビットストリーム内にB1についての第2のパーティション化パラメータを含め得る。例えば、第2のパーティション化パラメータについて2つ以上のオプションが許可される場合、復号器は、B1についての第2のパーティション化パラメータを受け取り得る。第2のパーティション化パラメータは、ブロックを復号するために使用され得る。1つまたは複数(例えば4つ)の場合が、(例えば、図11における例によって示されるように)MTTにおけるシグナリング冗長を低減すると考えられ得る。
図11A〜図11Dは、MTTにおける冗長低減をシグナリングする例を示す。図11Aおよび図11Bは、水平BT制約の例を示す。図11Cおよび図11Dは、垂直BT制約の例を示す。
図11Aは、シグナリング冗長が低減され得る場合の例を示す。ブロック(例えば、図11AにおけるブロックBP)は、水平BTによってパーティション化されてもよく、2つの結果として生じるサブブロック(例えば兄弟ノード)は、垂直TTによってさらにパーティション化されてもよい。2つのパーティション化の順序を交換すること(例えば、ブロックを垂直TTを用いてパーティション化し、次いで、3つのサブブロックを水平BTを用いてパーティション化する)は、同じパーティション化結果を生み出し得る。例えば、ブロックが水平BTによってパーティション化される場合、垂直TTパーティション化は、サブブロック(例えば、図11AにおけるB1)に対して適用されなくてもよく、他方のサブブロック(例えば、図11AにおけるB0)は、垂直TTによってさらにパーティション化される。サブブロック(例えば、B1)についてのパーティション化パラメータ(例えば、パーティション化タイプまたはパーティション化方向)を、符号器は、ビットストリーム内に含めてもよく、復号器は受け取ってもよい。例えば、1つまたは複数(例えば、2つ)のオプション(例えば、パーティション化方向については垂直および/または水平、ならびにパーティション化タイプについてはBTおよび/またはTT)が、パーティション化パラメータに対して許可される場合、パーティション化パラメータは、ビットストリーム内に含められ、受け取られ得る。復号器は、ブロックおよび別のサブブロック(例えば、B0)のパーティション化方向および/またはタイプに基づいて、パーティション化パラメータを導出し得る。例えば、1つ(例えば、1つのみ)のオプションが、パーティション化パラメータに対して許可される場合、復号器は、パーティション化パラメータを導出し得る。
例えば、ブロックCは、水平BTを使用して、2つのサブブロック、すなわち、C0およびC1へパーティション化されてもよい。C0は、垂直TTを使用して、さらにパーティション化されてもよい。符号器は、ビットストリーム内に、Cについてのパーティション化方向およびタイプ、ならびにC0についてのパーティション化方向およびタイプのインジケーションを含め得る。符号器は、ビットストリーム内に、C1が垂直にパーティション化されるというインジケーションを含めてもよい。復号器は、インジケーションを受け取り得る。復号器は、インジケーションに基づいて、C1についてのパーティション化タイプを導出し得る。例えば、復号器は、C1についてのパーティション化タイプをBTと導出し得る(例えば、C1に対してTTを適用することが許可されないため)。
図11Bは、シグナリング冗長が低減され得る場合の例を示す。ブロック(例えば、図11BにおけるブロックBP)は、水平BTによってパーティション化されてもよく、2つの結果として生じるサブブロックは、水平BTによってさらにパーティション化されてもよい。ブロックおよびサブブロックをこのようにパーティション化することは、ブロックを水平TTによってパーティション化し、結果として生じる中央ブロックを水平BTによってパーティション化することと、同じパーティション化結果を生み出し得る。例えば、ブロックが水平BTによってパーティション化され、他方のサブブロック(例えば、図11BにおけるB0)が水平BTによってさらにパーティション化される場合、水平BTパーティション化は、サブブロック(例えば、図11BにおけるB1)に対して適用されなくてもよい。サブブロック(例えば、B1)についてのパーティション化パラメータ(例えば、パーティション化タイプまたはパーティション化方向)を、符号器は、ビットストリーム内に含めてもよく、復号器は、受け取ってもよい。例えば、1つまたは複数(例えば、2つ)のオプション(例えば、パーティション化方向については垂直および/または水平、ならびにパーティション化タイプについてはBTおよび/またはTT)が、パーティション化パラメータに対して許可される場合、パーティション化パラメータは、ビットストリーム内に含められ、受け取られ得る。復号器は、ブロックおよび別のサブブロック(例えば、B0)のパーティション化方向および/またはタイプに基づいて、パーティション化パラメータを導出し得る。例えば、1つ(例えば、1つのみ)のオプションが、パーティション化パラメータに対して許可される場合、復号器は、パーティション化パラメータを導出し得る。
例えば、ブロックCは、水平TTを使用して、3つのサブブロック、すなわち、C0、C1、およびC2へパーティション化されてもよい。C1は、中央サブブロックであり得る。符号器は、ビットストリーム内に、Cについてのパーティション化方向およびタイプのインジケーションを含め得る。符号器は、ビットストリーム内に、C1が水平にパーティション化されるというインジケーションを含め得る。復号器は、インジケーションを受け取り得る。復号器は、インジケーションに基づいて、C1についてのパーティション化タイプを導出し得る。例えば、復号器は、C1についてのパーティション化タイプをTTと導出し得る(例えば、C1に対してBTを適用することが許可されないため)。
図11Cおよび11Dは、例えば、図11Aおよび図11Bにおける水平パーティション化を垂直パーティション化に変化させることによって、シグナリング冗長が低減され得る場合の例を示す。例えば、図11Cに示されるように、例えば、ブロック(例えば、図11C〜図11DにおけるブロックBP)が垂直BTによってパーティション化され、他方のサブブロック(例えば、図11C〜図11DにおけるB0)が水平TTによってさらにパーティション化される場合、水平TTは、サブブロック(例えば、図11C〜図11DにおけるB1)に対して適用されなくてもよい。例えば、図11Dに示されるように、例えば、ブロックが垂直BTによってパーティション化され、サブブロックB0が垂直BTによってさらにパーティション化される場合、垂直BTは、サブブロックB1に対して適用されなくてもよい。サブブロック(例えば、B1)についてのパーティション化パラメータ(例えば、パーティション化タイプまたはパーティション化方向)を、符号器は、ビットストリーム内に含めてもよく、復号器は、受け取ってもよい。例えば、1つまたは複数(例えば、2つ)のオプション(例えば、パーティション化方向については垂直および/または水平、ならびにパーティション化タイプについてはBTおよび/またはTT)が、パーティション化パラメータに対して許可される場合、パーティション化パラメータは、ビットストリーム内に含められ、受け取られ得る。復号器は、ブロックおよび別のサブブロック(例えば、B0)のパーティション化方向および/またはタイプに基づいて、パーティション化パラメータを導出し得る。例えば、1つ(例えば、1つのみ)のオプションが、パーティション化パラメータに対して許可される場合、復号器は、パーティション化パラメータを導出し得る。
非ブロック化は、MTTフレームワークにおいて提供され得る。非ブロック化は、1つまたは複数(例えば全て)のCU境界(例えば、QT境界および/またはBT境界)に対して適用され得る。CU境界は、1つまたは複数のTT境界を含み得る。非ブロック化は、(例えば全ての)TT境界に対して適用されるように拡張されてもよい。境界強度の導出および/または非ブロック化フィルタリングが実行されてもよい。ブロックは、TTパーティション化によって、1つまたは複数(例えば3つ)の兄弟ノードへパーティション化され得る。兄弟ノードについてのパーティション化タイプおよび/または方向は、本明細書において説明されるように受け取られ、および/または導出され得る。兄弟ノードの1つまたは複数の境界が決定され得る。非ブロック化フィルタが境界に対して適用されてもよい。
高速MTT符号化は、本明細書において説明されるように実行され得る。早期終了および最良のTT方向決定は、例えば、TT RDコストチェックの前に、実行され得る。図12は、MTTについての高速符号化の例を示す。点線のブロックは、TT RDチェックプロセスを示し得る。例えば、現在のPT深さが最大TT深さより小さく、かつ、現在のブロックサイズが最大BTサイズより小さい場合(例えば、この場合にのみ)、TTパーティション化が、符号化においてテストされ得る。
例えば、TTパーティション化RDコストチェックの前に、水平TTパーティション化と垂直TTパーティション化との尤度がチェックされ得る。方向におけるTTパーティション化の尤度が低いことは、その方向におけるTTパーティション化が現在のブロックに対する最良のパーティション化スキームではないことを示し得る。その方向におけるTTパーティション化のRDコストチェックは、スキップされ得る。図13は、水平TTパーティション化についての尤度チェックの例を示す。テストフラグ(例えば、Hor_TT_Testフラグ)は、符号器が水平TTパーティション化をテストするかどうかを示し得る。例えば、現在のPT深さが、予め定義された閾値FTT_TH(例えば1)より大きく、かつ、水平BTパーティション化が、最良のパーティション化スキームでない場合、水平TTパーティション化の尤度は低くなり得、フラグHor_TT_Testは、符号器が水平TTパーティション化チェックをスキップしてもよいことを示す値(例えば、0)に設定され得る。水平BTパーティション化のRDコストは、パーティション化なしのRDコストと比較され得る。例えば、水平BTパーティション化のRDコストが、パーティション化なしのRDコストより大きい(例えば、比率が、予め定義された閾値A_THより大きい)場合、水平TTは、テストされなくてもよく、フラグHor_TT_Testは、符号器が水平TTパーティション化チェックをスキップしてもよいことを示す値(例えば、0)に設定され得る。水平TTパーティション化の尤度は高くなり得、フラグHor_TT_Testは、例えば、残りの場合において、符号器が水平TTパーティション化チェックをテストしてもよいことを示す値(例えば、1)に設定されてもよい。垂直TTパーティション化についての尤度チェックは、同様の手法で実行され得る。
1つまたは複数の候補方向(例えば、最良の候補方向)は、例えば、BTパーティション化のRDコストに基づいて決定され得る。候補方向は、TTパーティション化についての尤度チェックの後に決定され得る。図14は、TTパーティション化チェックについての最良の候補方向の例示的な決定を示す。水平BTのRDコストは、垂直BTのRDコストと比較され得る。例えば、水平パーティション化および垂直TTパーティション化(例えば、これらの両方)がテストされる場合、垂直BTおよび/または水平BTのRDコストは、現在のブロックについてテストされ得る。例えば、2つのRDコストの比率が、予め定義された閾値D_THより小さい場合、両方の方向が、TTパーティション化チェックについての最良の候補方向と考えられ得る。より小さいBTパーティション化RDコストを有する方向が、TTパーティション化チェックについての最良の候補方向と考えられてもよい。例えば、TTパーティション化が、テストされる唯一のパーティション化である場合、TTパーティション化は、最良の候補方向として扱われ得る。符号器は、例えば、最良の方向決定に基づいて、TTパーティション化についての1つまたは複数(例えば2つ)の方向についてのテストをスキップし得る。
高速符号化は、例えば、図6における例によって示されるように、過去のコーディング結果を再使用することによって拡張され得る。図15A〜図15Eは、異なるMTTパーティション化についてのコーディング結果再使用の例を示す。図15は、サブブロック(例えば、左上のサブブロック)に対するコーディングが再使用され得る5つの例示的な場合を示す。図15Aは、ブロックが水平BTによってパーティション化され、その後に上側のサブブロックに対する水平BTパーティション化が続く例を示す。例えば、ブロックが水平TTによってパーティション化される場合、左上のブロックB0は同じになり得る。図15Bは、水平方向を垂直方向に変化させることによって、図15Aにおける例に類似した例を示す。図15Cは、ブロックが水平BTによってパーティション化され、その後に上側のサブブロックに対する垂直TTパーティション化が続く例を示す。例えば、ブロックが垂直TTによってパーティション化され、その後に左側のサブブロックに対する水平BTパーティション化が続く場合、左上のブロックB0は同じとなり得る。図15Dは、水平方向と垂直方向とを切り替えることによって、図15Cにおける例に類似した例を示す。図15Eは、ブロックが水平TTによってパーティション化され、その後に上側のサブブロックに対する垂直TTパーティション化が続く例を示す。例えば、ブロックが垂直TTによってパーティション化され、その後に左側のサブブロックに対する水平TTパーティション化が続く場合、左上のブロックB0は同じとなり得る。
一例において、早期終了は、最も上位の時間層におけるピクチャに対して適用され得る。ピクチャの時間層は、ピクチャが別のピクチャのコーディングのための参照として使用されるかどうかを示し得る。時間層におけるピクチャは、同じ時間層またはより上位の時間層における他のピクチャをコーディングするために使用され得る。例えば、より下位の時間層(例えば、時間層0)におけるピクチャは、より上位の時間層(例えば、時間層2)におけるピクチャをコーディングするために使用されてもよい。より上位の時間層におけるピクチャは、より下位の時間層におけるピクチャを参照し得る。より下位の時間層におけるピクチャは、より上位の時間層におけるピクチャより多く割り当てられたビットを有し得る。符号器は、例えば、(例えば、さらなるパーティション化なしに)コーディングモードを使用して、RD性能をテストし得る。例えば、最良のモードが非常に効率的なコーディングモード(例えば、スキップモード)であり、かつ、現在のPT深さが、その近隣CU(例えば、左側および/または上側等)の最大PT深さ以上である場合、符号器は、水平TTチェックおよび垂直TTチェックをスキップしてもよい。例えば、ブロックがスキップモードを選択し、ツリー深さが閾値を超えることを理由に、符号器は、水平TTチェックおよび垂直TTチェックをスキップしてもよい。早期終了は、例えば、(例えば、ピクチャがどの時間層に属するかにかかわらず)時間的距離の観点から、参照ピクチャリストにおいて近い参照ピクチャを有するピクチャに対して適用され得る。2つのピクチャ間の時間的距離は、それらのピクチャ順序カウントの絶対差によって測定され得る。
コンテンツ分析は、どのパーティション化をテストするべきかを決定するために(例えば、RDコストベースの高速符号化スキームに加えて、またはRDコストベースの高速符号化スキームの代替として)適用され得る。(例えばブロックBについての)一例において、1つまたは複数のテストは、例えば、BT(例えば、BTのみ)をテストするべきか、またはTT(例えば、TTのみ)をテストするべきかを決定するために実行されてもよい。例示的なテストは下記に提示される。
Bは、BTを使用して、2つの水平な部分または垂直な部分へパーティション化され得る。コンテンツ分析は、(例えば各)BT部分に対して実行され得る。一例において、平均値および/または分散が、(例えば各)BTについて計算されてもよい。これらは、A(BT0)、A(BT1)、V(BT0)およびV(BT1)として表され得る。
Bは、TTを使用して、3つの水平な部分または垂直な部分へパーティション化され得る。コンテンツ分析は、(例えば各)TT部分に対して実行され得る。一例において、平均値および/または分散が、(例えば各)BT部分について計算されてもよい。これらは、A(TT0)、A(TT1)、A(TT2)、V(TT0)、V(TT1)およびV(TT1)として表され得る。
1つまたは複数(例えば2つ)のBT統計値間の差が計算され得る。例えば、|A(BT0)−A(BT1)|および|V(BT0)−V(BT1)|が計算され得る。1つまたは複数(例えば3つ)のTT統計値間の差が計算されてもよい。例えば、max(|A(TT0)−A(TT1)|,|A(TT1)−A(TT2)|,|A(TT2)−A(TT0)|)、およびmax(|V(TT0)−V(TT1)|,|V(TT1)−V(TT2)|,|V(TT2)−V(TT0)|)が計算され得る。
BT/TT統計値は、例えば、平均値と分散との差の重み付けされた組み合わせを使用して統合されてもよく、例えば、Diff_Stats(BT)=|A(BT0)−A(BT1)|+w*|V(BT0)−V(BT1)|。Diff_Stats(TT)は、同様の手法で計算され得る。例えば、2つのBTの間のBT統計値における差が、3つのTTの間のTT統計値における差より大きい場合、BTパーティション化は、ブロックBについて(例えば、ブロックBについてのみ)テストされてもよい。例えば、3つのTTの間のTT統計値における差が、2つのBTの間のBT統計値における差より大きい場合、TTパーティション化は、ブロックBについて(例えば、ブロックBについてのみ)テストされてもよい。
平均値および分散は、コンテンツ分析の例として使用される。他のコンテンツ特性(例えば、パーティション化境界に沿った水平勾配/垂直勾配)が収集され、高速符号化決定において使用され得る。
高速MTT符号化は、コーディングユニットサイズに対する制限と共に実装され得る。
(例えば、図12に関する)説明において述べたように、符号器は、現在のコーディングブロックに対する異なるパーティション化(例えば、非パーティション化、水平BTパーティション化、垂直BTパーティション化、水平TTパーティション化、垂直TTパーティション化、QTパーティション化)についてのRDコストをチェックし得る。符号器は、最小のRDコストを有する最良のパーティション化を選択し得る。高速符号化は、本明細書において開示されるように(例えば、RDコストチェックなしに、いくつかの方向を推測することによって)実行され得る。
CUサイズを考慮することによる高速MTT符号化が実装されてもよい。現在のCUとその空間的に近隣するCUとの間に相関関係が存在し得る。CUサイズは、その近隣から徐々に変化し得る。局所的なCUサイズ情報は、MTT符号化を加速するために使用され得る。例えば、現在のコーディングブロックが符号化される前に、符号器は、近隣のコーディング済みのCUのサイズをチェックし、近隣から最小CUサイズおよび最大CUサイズを見出し得る。最小CUサイズ(CU_SIZEMIN)および最大CUサイズ(CU_SIZEMAX)は、式(7)および式(8)を使用して、現在のコーディングブロックについて決定され得る:
CU_SIZEMIN=max(SIZE_MIN,min(CUSize(Bi))/2T),Bi∈NBS (7)
CU_SIZEMAX=min(SIZE_MAX,max(CUSize(Bi))*2T),Bi∈NBS (8)
ただし、Biは、i番目の近隣ブロックとし得、現在のブロックの近隣ブロックセット(NBS:neighboring block set)に属し得、Tは、予め定義された閾値(例えば、1)とし得、SIZE_MINは、許可される最小CUサイズ(例えば、4x4)とし得、SIZE_MAXは、許可される最大CUサイズ(例えば、128x128)とし得る。NBSは、様々な手法で定義され得る。例えば、図16において、(a)(例えば、図16の左側)では、現在のブロックCのNBSは、左方向からの1つまたは複数(例えば全て)の近隣のブロック、および上方向からの1つまたは複数(例えば全て)の近隣ブロックとして定義されてもよい。一例において、図16において、(b)(例えば、図16の右側)では、NBSは、1つまたは複数(例えば4つ)の角部近隣ブロックとして定義されてもよい。一例において、現在のコーディングブロックのサイズがCU_SIZEMAXより大きい場合、非パーティション化のRDコストチェックはスキップされてもよく、現在のコーディングブロックは、BT、TTまたはQTによってさらにパーティション化されてもよい。現在のコーディングブロックのサイズがCU_SIZEMINより小さい場合、次いで、BT、TTまたはQTについてのRDコストチェックはスキップされ得る。一例において、限定されたCUサイズがチェックされてもよい。
閾値Tは、現在のブロックとその近隣との間のCUサイズの変化量を決定し得る。一例において、より小さなTは、より小さな(例えば、相対的)変化量、および、より低い符号化複雑度を有し得る。Tは、現在のコーディングブロックサイズに基づいて、異なって設定され得る。例えば、現在のコーディングブロックのサイズが大きい場合、次いで、(例えば、現在のコーディングブロックが、近隣CUのサイズに関して、より大きい変化量を有することを理由として)Tは、現在のコーディングブロックに対して、より大きな変化量を許可するようにより大きく(例えば、2に)設定されてもよい。別の例において、現在のコーディングブロックのサイズが小さい場合、次いで、(例えば、現在のコーディングブロックが、その親から異なるパーティション化を用いて既にテストされていることを理由として)Tは、現在のコーディングブロックに対して、より小さな変化量を許可するようにより小さく(例えば、1に)なり得る。別の例において、現在のコーディングブロックのサイズが、最小CUサイズに相当するほど小さい(例えば、2 x SIZE_MIN)場合、次いで、Tは、高速符号化について変化量を許可しないように0に設定され得る。異なるパーティション化モード(例えば、BT、TT、またはQTなど)の場合、Tは異なり得る。例えば、Tは、QTパーティション化に対しては、大きな変化量を許可するようにより大きく設定されてもよく、BTおよびTTに対しては、より小さく設定されてもよい。
NBSにおける近隣ブロックBiが利用可能でない(例えば、ピクチャ境界外にある、またはまだコーディング済みでない)場合、式(7)および式(8)は、1つまたは複数(例えば、2つの)手法で評価され得る。例えば、Biからの近隣ブロックは、NBSから排除されてもよい。NBSが空である(例えば、利用可能なコーディング済みの近隣CUが存在しない)場合、CU_SIZEMINは、SIZE_MINに設定されてもよく、CU_SIZEMAXは、SIZE_MAXに設定されてもよい。例えば、1つまたは複数(例えば全て)の利用不可能な近隣ブロックが数えられてもよい。利用不可能な近隣ブロックの割合が、予め定義された割合より大きい場合、CU_SIZEMINは、SIZE_MINに設定されてもよく、CU_SIZEMAXは、SIZE_MAXに設定されてもよい。
CUサイズは、式(9)を使用して、CUの深さによって計算され得る:
CU_Size=SIZE_MAX/2depth (9)
CUの深さは、(例えば、高速MTT符号化を実装するために)CUサイズについての測定値として使用され得る。
図17Aは、1つまたは複数の開示されている実施形態が実装され得る例示的な通信システム100を例示する図である。通信システム100は、コンテンツ、例えば、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャスト等などを複数の無線ユーザへ提供する多元接続システムであり得る。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースを共有することを通じて、そのようなコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。例えば、通信システム100は、1つまたは複数のチャネルアクセス法、例えば、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)、ゼロテールユニークワードDFT拡散OFDM(ZT UW DTS−s OFDM)、ユニークワードOFDM(UW−OFDM)、リソース、ブロックフィルタードOFDM、フィルタバンクマルチキャリア(FBMC)等などを採用してもよい。
図17Aに示されるように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、RAN104/113、CN106/115、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、および他のネットワーク112を含み得るが、開示されている実施形態は任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を想定することが認識されるであろう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境内で動作および/または通信するように構成された、任意のタイプのデバイスであり得る。例として、いずれも「局」および/または「STA」と称され得る、WTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信および/または受信するように構成され得、ユーザ機器(UE)、移動局、固定加入者ユニットまたは移動加入者ユニット、加入ベースのユニット、ページャ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、ホットスポットまたはMi−Fiデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、時計または他の着用可能物、頭部装着型ディスプレイ(HMD:head−mounted display)、車両、ドローン、医療デバイスおよび適用例(例えば遠隔手術)、産業デバイスおよび適用例(例えば、産業処理チェーンコンテキストおよび/または自動処理チェーンコンテキストにおいて動作する、ロボットおよび/または他のワイヤレスデバイス)、家電デバイス、商業無線ネットワークおよび/または産業無線ネットワーク上で動作するデバイス等を含んでもよい。WTRU102a、102b、102cおよび102dのいずれも、UEと互換的に称され得る。
通信システム100は、基地局114aおよび/または基地局114bも含み得る。基地局114a、114bの各々は、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェースして、1つまたは複数の通信ネットワーク、例えば、CN106/115、インターネット110、および/または他のネットワーク112へのアクセスを促進するように構成された、任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局114a、114bは、基地送受信局(BTS)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、gNB、NRノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、無線ルータ等であってもよい。基地局114a、114bは、単一の要素として各々図示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含んでもよいことが認識されるであろう。
基地局114aは、RAN104/113の一部であり得、RAN104/113は、他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)、例えば、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノード等なども含み得る。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示せず)と称され得る、1つまたは複数の搬送周波数上で、無線信号を送信および/または受信するように構成され得る。これらの周波数は、認可されたスペクトル、認可されていないスペクトル、または認可されたスペクトルと認可されていないスペクトルとの組み合わせ内にあり得る。セルは、相対的に固定され得る、または時間と共に変化し得る特定の地理的エリアに対する無線サービスのためのカバレッジを提供し得る。セルは、セルセクタへさらに分けられ得る。例えば、基地局114aに関連付けられたセルは、3つのセクタへ分けられてもよい。したがって、1つの実施形態において、基地局114aは、3つの送受信器、すなわち、セルのセクタごとに1つの送受信器を含んでもよい。一実施形態において、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を採用してもよく、セルのセクタごとに複数の送受信器を利用してもよい。例えば、所望の空間方向における信号を送信および/または受信するために、ビームフォーミングが使用されてもよい。
基地局114a、114bは、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数とエアインターフェース116上で通信し得、エアインターフェース116は、任意の適切な無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光線、等)であってもよい。エアインターフェース116は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
より詳細には、上記のように、通信システム100は、多元接続システムであってもよく、1つまたは複数のチャネルアクセススキーム、例えば、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA等などを採用してもよい。例えば、RAN104/113における基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、無線技術、例えば、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)地上無線アクセス(UTRA: Terrestrial Radio Access)を実装してもよく、UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA)を使用して、エアインターフェース115/116/117を確立し得る。WCDMAは、通信プロトコル、例えば、高速パケットアクセス(HSPA)および/または進化型HSPA(HSPA+)などを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンク(DL)パケットアクセス(HSDPA)および/または高速ULパケットアクセス(HSUPA)を含み得る。
一実施形態において、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、無線技術、例えば、進化型UMTS地上無線アクセス(E−UTRA)などを実装してもよく、E−UTRAは、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTEアドバンスト(LTE−A)および/またはLTEアドバンストプロ(LTE−A Pro)を使用して、エアインターフェース116を確立してもよい。
一実施形態において、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、無線技術、例えば、NR無線アクセスなどを実装してもよく、NR無線アクセスは、新無線(NR:New Radio)を使用して、エアインターフェース116を確立してもよい。
一実施形態において、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実装してもよい。例えば、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、例えば、デュアル接続性(DC:dual connectivity)原理を使用して、LTE無線アクセスとNR無線とを共に実装してもよい。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインターフェースは、複数のタイプの無線アクセス技術および/または複数のタイプの基地局(例えば、eNBおよびgNB)へ/から送られる送信によって特徴づけられ得る。
他の実施形態において、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、無線技術、例えば、IEEE802.11(すなわち、ワイヤレスフィデリティー(WiFi)、IEEE802.16(すなわち、マイクロ波アクセスのための世界的な相互運用(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV−DO、暫定標準2000(IS−2000)、暫定標準95(IS−95)、暫定標準856(IS−856)、グローバル移動体通信システム(GSM)、GSM進化型高速データレート(EDGE:Enhanced Data rates for GSM Evolution)、GSM EDGE(GERAN)などを実装してもよい。
図17Aにおける基地局114bは、例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームeノードB、またはアクセスポイントであってもよく、局所的なエリア、例えば、事業所、家庭、車両、キャンパス、産業施設、(例えば、ドローンによる使用のための)空中回廊)、車道等などにおける無線接続性を促進するために、任意の適切なRATを利用してもよい。1つの実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線技術、例えば、IEEE802.11などを実装して、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立してもよい。一実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、無線技術、例えばIEEE802.15などを実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立してもよい。また別の実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−A、LTE−A Pro、NR等)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立してもよい。図17Aに示されるように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって、基地局114bは、CN106/115を介してインターネット110にアクセスすることを必要とされなくてもよい。
RAN104/113は、CN106/115と通信し得、CN106/115は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数に提供するように構成された、任意のタイプのネットワークであり得る。データは、様々なサービス品質(QoS)要件、例えば、異なるスループット要件、レイテンシ要件、誤差許容要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件等を有し得る。CN106/115は、呼制御、課金サービス、モバイルロケーションベースサービス、プリペイド通話、インターネット接続性、ビデオ配信等を提供し、および/または高度なセキュリティ機能、例えばユーザ認証などを実行し得る。図17Aには図示されていないが、RAN104/113および/またはCN106/115は、RAN104/113と同じRATまたは異なるRATを採用する他のRANと直接的または間接的に通信し得ることが認識されるであろう。例えば、NR無線技術を利用していてもよい、RAN104/113に接続されることに加えて、CN106/115は、GSM、UMTS、CDMA 2000、WiMAX、E−UTRA、またはWiFi無線技術を採用する別のRAN(図示せず)とも通信してもよい。
CN106/115は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしての役割も果たし得る。PSTN108は、旧来の電話サービス(POTS:plain old telephone service)を提供する回路交換電話網を含んでもよい。インターネット110は、一般の通信プロトコル、例えば、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおける送信制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)および/またはインターネットプロトコル(IP)などを使用する、相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルなシステムを含み得る。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される、有線通信ネットワークおよび/または無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、1つまたは複数のRANに接続された別のCNを含んでもよく、1つまたは複数のRANは、RAN104/113と同じRATまたは異なるRATを採用してもよい。
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dのうちの一部または全部は、マルチモード能力を含み得る(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンク上で異なる無線ネットワークと通信するための複数の送受信器を含み得る)。例えば、図17Aに示されるWTRU102cは、セルラベースの無線技術を採用し得る基地局114a、およびIEEE802無線技術を採用し得る基地局114bと通信するように構成されてもよい。
図17Bは、例示的なWTRU102を例示するシステム図である。図17Bに示されるように、WTRU102は、プロセッサ118、送受信器120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および/または他の周辺装置138を特に含み得る。WTRU102は、実施形態と合致したままで、前述の要素の任意のサブ組み合わせを含み得ることが認識されるであろう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、状態機械等であってもよい。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/または、WTRU102が無線環境内で動作することを可能にする任意の他の機能性を実行し得る。プロセッサ118は、送受信器120に結合されてもよく、送受信器120は、送信/受信要素122に結合されてもよい。図17Bは、プロセッサ118と送受信器120とを別個の構成要素として図示しているが、プロセッサ118および送受信器120は、電子パッケージまたはチップにおいて共に一体化されてもよいことが認識されるであろう。
送信/受信要素122は、エアインターフェース116上で基地局(例えば基地局114a)へ信号を送信し、または基地局から信号を受信するように構成され得る。例えば、1つの実施形態において、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナであってもよい。一実施形態において、送信/受信要素122は、例えば、IR信号、UV信号、または可視光線信号を送信および/または受信するように構成されたエミッタ/検出器であってもよい。また別の実施形態において、送信/受信要素122は、RF信号と光信号との両方を送信および/または受信するように構成されてもよい。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信および/または受信するように構成され得ることが、認識されるであろう。
送信/受信要素122は、図17Bにおいて単一の要素として図示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含んでもよい。より詳細には、WTRU102は、MIMO技術を採用してもよい。したがって、1つの実施形態において、WTRU102は、エアインターフェース116上で無線信号を送信および受信するために、2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含んでもよい。
送受信器120は、送信/受信要素122によって送信されるべき信号を変調し、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成され得る。上記のように、WTRU102は、マルチモード能力を有し得る。したがって、送受信器120は、WTRU102が複数のRAT、例えば、NRおよびIEEE802.11などを介して通信することを可能にするために、複数の送受信器を含み得る。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニット、もしくは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合され得、これらからユーザ入力データを受け取り得る。プロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128へユーザデータを出力もし得る。また、プロセッサ118は、任意のタイプの適切なメモリ、例えば、非リムーバブルメモリ130および/またはリムーバブルメモリ132などからの情報にアクセスし、任意のタイプの適切なメモリ内にデータを記憶し得る。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含んでもよい。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカード等を含んでもよい。他の実施形態において、プロセッサ118は、WTRU102に物理的に位置しないメモリ、例えば、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上のメモリなどからの情報にアクセスし、WTRU102に物理的に位置しないメモリ内にデータを記憶し得る。
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取り、WTRU102における他の構成要素に電力を分配および/または制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力供給するための任意の適切なデバイスであり得る。例えば、電源134は、1つまたは複数の乾電池バッテリ(例えば、ニッケルーカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)等)、太陽電池、燃料電池等を含んでもよい。
プロセッサ118は、GPSチップセット136にも結合され得、GPSチップセット136は、WTRU102の現在の位置に関する位置情報(例えば、経度および緯度)を提供するように構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはこの情報の代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインターフェース116上で位置情報を受信し、および/または、2つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その位置を決定し得る。WTRU102は、実施形態と合致したままで、任意の適切な位置決定方法によって位置情報を獲得し得ることが認識されるであろう。
プロセッサ118は、他の周辺装置138にさらに結合され得、他の周辺装置138は、付加的な特徴、機能性および/または有線接続性もしくは無線接続性を提供する、1つまたは複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含み得る。例えば、周辺装置138は、加速度計、eコンパス、衛星送受信器、(写真および/またはビデオのための)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビ送受信器、ハンズフリーヘッドセット、ブルートゥース(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実および/または拡張現実(VR/AR)デバイス、アクティビティトラッカー等を含んでもよい。周辺装置138は、1つまたは複数のセンサを含んでもよく、センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、向きセンサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、生体認証センサ、および/または湿度センサのうちの1つまたは複数であってもよい。
WTRU102は、(例えば、(例えば、送信のための)ULと(例えば、受信のための)ダウンリンクとの両方についての特定のサブフレームに関連付けられた)信号の一部または全部の送信および受信が並行および/または同時であり得る全二重無線を含み得る。全二重無線は、ハードウェア(例えばチョーク)、またはプロセッサを介した(例えば、別個のプロセッサ(図示せず)もしくはプロセッサ118を介した)信号処理のいずれかを介して、自己干渉を低減し、および/または実質的に除去する干渉管理ユニットを含み得る。一実施形態において、WRTU102は、(例えば、(例えば、送信のための)ULと(例えば、受信のための)ダウンリンクとのいずれかについての特定のサブフレームに関連付けられた)信号の一部または全部の送信および受信のための半二重無線を含んでもよい。
図17Cは、一実施形態に係るRAN104およびCN106を例示するシステム図である。上記のように、RAN104は、エアインターフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するために、E−UTRA無線技術を採用し得る。RAN104は、CN106とも通信し得る。
RAN104は、eノードB160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、実施形態と合致したままで、任意の数のeノードBを含み得ることが認識されるであろう。eノードB160a、160b、160cは各々、エアインターフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数の送受信器を含み得る。1つの実施形態において、eノードB160a、160b、160cは、MIMO技術を実装してもよい。したがって、eノードB160aは、例えば、WTRU102aへ無線信号を送信し、および/またはWTRU102aから無線信号を受信するために、複数のアンテナを使用し得る。
eノードB160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられ得、無線リソース管理判定、ハンドオーバ判定、ULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリング等を取り扱うように構成され得る。図17Cに示されたように、eノードB160a、160b、160cは、X2インターフェース上で互いに通信し得る。
図17Cに示されるCN106は、モビリティ管理エンティティ(MME)162、サービングゲートウェイ(SGW)164、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(すなわちPGW)166を含み得る。前述の要素の各々は、CN106の一部として図示されているが、これらの要素のいずれも、CN運用者以外のエンティティによって所有および/または運用されてもよいことが認識されるであろう。
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104内のeノードB162a、162b、162cの各々に接続され得、制御ノードとしての役割を果たし得る。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ期間中に特定のサービングゲートウェイを選択すること等に関与し得る。MME162は、RAN104と、他の無線技術、例えばGSMおよび/またはWCDMAなどを採用する他のRAN(図示せず)との間の切り替えのための制御プレーン機能を提供し得る。
SGW164は、S1インターフェースを介して、RAN104内のeノードB160a、160b、160cの各々に接続され得る。SGW164は、一般に、WTRU102a、102b、102cへ/からユーザデータパケットをルーティングし、転送し得る。SGW164は、他の機能、例えば、eノードB間のハンドオーバ期間中にユーザプレーンをアンカリングすること、DLデータがWTRU102a、102b、102cにとって利用可能である場合にページングをトリガすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理し、記憶すること等などを実行し得る。
SGW164は、PGW166に接続され得、PGW166は、WTRU102a、102b、102cにパケット交換ネットワーク、例えばインターネット110などへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を促進し得る。
CN106は、他のネットワークとの通信を促進し得る。例えば、CN106は、WTRU102a、102b、102cに回路交換ネットワーク、例えばPSTN108などへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の陸線通信デバイスとの間の通信を促進し得る。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含んでもよく、またはIPゲートウェイと通信してもよい。また、CN106は、WTRU102a、102b、102cに他のネットワーク112へのアクセスを提供し得、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される、他の有線ネットワークおよび/または無線ネットワークを含み得る。
WTRUは、図17A〜図17Dにおいて無線端末として説明されているが、一定の代表的実施形態において、そのような端末は、通信ネットワークとの有線通信インターフェースを(例えば、一時的にまたは恒久的に)使用し得ることが想定される。
代表的実施形態において、他のネットワーク112はWLANであってもよい。
インフラストラクチャベーシックサービスセット(BSS)モードにおけるWLANは、BSSのためのアクセスポイント(AP)と、APに関連付けられた、1つまたは複数の局(STA)とを有し得る。APは、配電システム(DS:Distribution System)、またはBSSへの/からのトラフィックを搬送する別のタイプの有線/無線ネットワークへのアクセスを有し、または、これらへのインターフェースを有し得る。BSS外に由来するSTAへのトラフィックは、APを通じて到来し得、STAへ配信され得る。STAに由来する、BSS外の目的地へのトラフィックは、APへ送られて、それぞれの目的地へ配信され得る。例えば、ソースSTAが、APへトラフィックを送り得、APが、目的地STAへトラフィックを配信して得る場合、BSS内のSTA間のトラフィックは、APを通じて送られ得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックとして考慮され、および/または称され得る。ピアツーピアトラフィックは、ソースと、ダイレクトリンクセットアップ(DLS)を有する目的地STAとの間で(例えば、これらの間で直接)送られ得る。一定の代表的実施形態において、DLSは、802.11e DLSまたは802.11zトンネル化DLS(TDLS:tunneled DLS)を使用し得る。独立BSS(IBSS)モードを使用するWLANは、APを有しなくてもよく、IBSS内のSTA(例えば、全てのSTA)またはIBSSを使用するSTAは、互いに直接通信してもよい。IBSS通信モードは、本明細書において、通信の「アドホック」モードと称されることもある。
802.11acインフラストラクチャ動作モードまたは同様の動作モードを使用する場合、APは、固定チャネル、例えば1次チャネル上などでビーコンを送信し得る。1次チャネルは、固定幅(例えば、20MHzの広帯域幅)であっても、またはシグナリングを介して動的に設定される幅であってもよい。1次チャネルは、BSSの運用チャネルであってもよく、APとの接続を確立するためにSTAによって使用されてもよい。一定の代表的実施形態において、搬送波感知多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA:Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)は、例えば、802.11システムにおいて実装され得る。CSMA/CAの場合、APを含むSTA(例えば、あらゆるSTA)が、1次チャネルを感知し得る。1次チャネルが、特定のSTAによって、使用中であると感知され/検出され、および/または決定された場合、特定のSTAは後退し得る。1つのSTA(例えば、1つのみの局)は、所与のBSSにおいて任意の所与の時間に送信し得る。
高スループット(HT)STAは、例えば、40MHzの広帯域チャネルを形成するための、20MHzの1次チャネルと、隣接するまたは隣接しない20MHzのチャネルとの組み合わせを介して、40MHzの広帯域チャネルを通信のために使用し得る。
超高スループット(VHT)STAは、20MHz、40MHz、80MHz、および/または160MHzの広帯域チャネルをサポートし得る。40MHzのチャネル、および/または80MHzのチャネルは、連続する20MHzのチャネルを組み合わせることによって形成されてもよい。160MHzのチャネルは、8つの連続する20MHzのチャネルを組み合わせることによって、または2つの連続しない80MHzのチャネルを組み合わせることによって形成されてもよく、後者は、80+80構成と称され得る。80+80構成の場合、データは、チャネル符号化の後に、データを2つのストリームに分け得るセグメントパーサを通過させられ得る。逆高速フーリエ変換(IFFT)処理、および時間ドメイン処理は、各ストリームに対して別々に行われ得る。ストリームは、2つの80MHzのチャネル上へマッピングされ得、データは、送信元STAによって送信され得る。受信側STAの受信器において、80+80構成についての上述された動作は逆にされてもよく、組み合わされたデータは、メディアアクセス制御(MAC)へ送られ得る。
サブ1GHzの動作モードは、802.11afおよび802.11ahによってサポートされている。チャネル動作帯域幅、および搬送波は、802.11n、および802.11acにおいて使用されるものと比べて、802.11afおよび802.11ahにおいては低減される。802.11afは、テレビホワイトスペース(TVWS)スペクトルにおける5MHz、10MHzおよび20MHzの帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して、1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、および16MHzの帯域幅をサポートする。代表的実施形態によれば、802.11ahは、メータタイプ制御/マシンタイプ通信、例えば、マクロカバレッジエリア内のMTCデバイスなどをサポートし得る。MTCデバイスは、一定の能力、例えば、一定の帯域幅および/または限定された帯域幅のためのサポート(例えば、これらのためのサポートのみ)を含む、限定された能力を有し得る。MTCデバイスは、(例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するための)閾値を超えるバッテリ寿命を有するバッテリを含み得る。
複数のチャネル、およびチャネル帯域幅をサポートし得るWLANシステム、例えば、802.11n、802.11ac、802.11af、および802.11ahなどは、1次チャネルとして指定され得るチャネルを含む。1次チャネルは、BSS内の全てのSTAによってサポートされる最も一般的な動作帯域幅に等しい帯域幅を有し得る。1次チャネルの帯域幅は、BSS内で動作する全てのSTAのうちで、最小帯域幅の動作モードをサポートするSTAによって、設定および/または限定され得る。802.11ahの例において、たとえAP、およびBSS内の他のSTAが、2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、および/または他のチャネル帯域幅の動作モードをサポートする場合でも、1次チャネルは、1MHzモードをサポートする(例えば、1MHzモードのみをサポートする)STA(例えばMTCタイプデバイス)のための1MHz幅であり得る。搬送波感知および/またはネットワーク割り当てベクトル(NAV)設定は、1次チャネルの状態に依存し得る。例えば、(1MHzの動作モードのみをサポートする)STAがAPへ送信することに起因して、1次チャネルが使用中である場合、たとえ周波数帯域の大部分がアイドリング状態のままであり、利用可能であり得るとしても、利用可能な周波数帯域全体が使用中であると考えられ得る。
米国において、802.11ahによって使用され得る利用可能な周波数帯域は、902MHzから928MHzである。韓国において、利用可能な周波数帯域は、917.5MHzから923.5MHzである。日本において、利用可能な周波数帯域は、916.5MHzから927.5MHzである。802.11ahに対して利用可能な総帯域幅は、国コードに応じて、6MHzから26MHzである。
図17Dは、一実施形態に係るRAN113およびCN115を例示するシステム図である。上記のように、RAN113は、エアインターフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するために、NR無線技術を採用し得る。RAN113は、CN115とも通信し得る。
RAN113は、gNB180a、180b、180cを含み得るが、RAN113は、実施形態と合致したままで、任意の数のgNBを含み得ることが認識されるであろう。gNB180a、180b、180cは各々、エアインターフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するための、1つまたは複数の送受信器を含み得る。1つの実施形態において、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実装し得る。例えばgNB180a、108bは、gNB180a、180b、180cへ信号を送信し、および/またはgNB180a、180b、180cから信号を受信するために、ビームフォーミングを利用してもよい。したがって、gNB180aは、例えば、WTRU102aへ無線信号を送信し、および/またはWTRU102aから無線信号を受信するために、複数のアンテナを使用し得る。一実施形態において、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション技術を実装してもよい。例えば、gNB180aは、WTRU102a(図示せず)へ複数のコンポーネントキャリアを送信してもよい。これらのコンポーネントキャリアのサブセットは、認可されていないスペクトル上にあり得、一方で、残りのコンポーネントキャリアは、認可されたスペクトル上にあり得る。一実施形態において、gNB180a、180b、180cは、多地点協調(CoMP)技術を実装してもよい。例えば、WTRU102aは、gNB180aおよびgNB180b(および/またはgNB180c)から協調送信を受信してもよい。
WTRU102a、102b、102cは、スケーラブルなヌメロロジーと関連付けられた送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。例えば、OFDMシンボル間隔および/またはOFDM副搬送波間隔は、異なる送信、異なるセル、および/または無線送信スペクトルの異なる部分に対して変化し得る。WTRU102a、102b、102cは、(例えば、様々な数のOFDMシンボルを含む、および/または様々な長さの絶対時間持続する)様々な長さまたはスケーラブルな長さのサブフレームまたは送信時間間隔(TTI)を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成および/または非スタンドアロン構成においてWTRU102a、102b、102cと通信するように構成され得る。スタンドアロン構成において、WTRU102a、102b、102cは、他のRAN(例えば、eノードB160a、160b、160cなど)にもアクセスせずに、gNB180a、180b、180cと通信し得る。スタンドアロン構成において、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数をモビリティアンカーポイントとして利用してもよい。スタンドアロン構成において、WTRU102a、102b、102cは、認可されていない帯域内の信号を使用して、gNB180a、180b、180cと通信してもよい。非スタンドアロン構成において、WTRU102a、102b、102cは、別のRAN、例えば、eノードB160a、160b、160cなどとも通信および/または接続しながら、gNB180a、180b、180cと通信および/または接続し得る。例えば、WTRU102a、102b、102cは、1つまたは複数のgNB180a、180b、180cおよび1つまたは複数のeノードB160a、160b、160cと実質的に同時に通信するために、DC原理を実装してもよい。非スタンドアロン構成において、eノードB160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのためのモビリティアンカーとしての役割を果たしてもよく、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cにサービス提供するための付加的なカバレッジおよび/またはスループットを提供してもよい。
gNB180a、180b、180cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられてもよく、無線リソース管理判定、ハンドオーバ判定、ULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアル接続性、NRとE−UTRAとの間の相互作用、ユーザプレーン機能(UPF)184a、184bへのユーザプレーンデータのルーティング、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF:Access and Mobility Management Function)182a、182bへの制御プレーン情報のルーティング等を取り扱うように構成され得る。図17Dに示されるように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェース上で互いに通信し得る。
図17Dに示されるCN115は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(SMF)183a、183b、および、場合により、データネットワーク(DN)185a、185bを含み得る。前述の要素の各々は、CN115の一部として図示されているが、これらの要素のいずれも、CN運用者以外のエンティティによって所有および/または運用されてもよいことが認識されるであろう。
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介して、RAN113内のgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数に接続され得、制御ノードとしての役割を果たし得る。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ネットワークスライシングのためのサポート(例えば、異なる要件を有する異なるPDUセッションの取り扱い)、特定のSMF183a、183bを選択すること、登録エリアの管理、NASシグナリングの終了、モビリティ管理等に関与し得る。ネットワークスライシングは、WTRU102a、102b、102cに利用されているサービスのタイプに基づいて、WTRU102a、102b、102cに対するCNサポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用され得る。例えば、異なるネットワークスライスは、異なる使用例、例えば、超高信頼低遅延(URLLC:ultra−reliable low latency)アクセスに依拠したサービス、高度モバイルブロードバンド(eMBB:enhanced massive mobile broadband)アクセスに依拠したサービス、マシンタイプ通信(MTC)アクセスのためのサービス等などのために確立され得る。AMF162は、RAN113と、他の無線技術、例えばLTE、LTE−A、LTE−A Proなど、および/または非3GPPアクセス技術、例えばWiFiなどを採用する他のRAN(図示せず)との間の切り替えのための制御プレーン機能を提供し得る。
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介してCN115内のAMF182a、182bに接続され得る。SMF183a、183bは、N4インターフェースを介してCN115内のUPF184a、184bにも接続され得る。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択および制御し得、UPF184a、184bを通じてトラフィックのルーティングを構成し得る。SMF183a、183bは、他の機能、例えば、UE IPアドレスを管理し割り当てること、PDUセッションを管理すること、ポリシー施行およびQoSを制御すること、ダウンリンクデータ通知を提供すること等などを実行し得る。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、イーサネット(登録商標)ベース等であってもよい。
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介してRAN113内のgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数に接続され得、このことは、WTRU102a、102b、102cにパケット交換ネットワーク、例えばインターネット110などへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を促進し得る。UPF184、184bは、他の機能、例えば、パケットをルーティングおよび転送すること、ユーザプレーンポリシーを施行すること、マルチホームPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSを取り扱うこと、ダウンリンクパケットをバッファリングすること、モビリティアンカリングを提供すること等などを実行し得る。
CN115は、他のネットワークとの通信を促進し得る。例えば、CN115は、CN115とPSTN108との間のインターフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含んでもよく、またはIPゲートウェイと通信してもよい。また、CN115は、WTRU102a、102b、102cに他のネットワーク112へのアクセスを提供し得、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される、他の有線ネットワークおよび/または無線ネットワークを含み得る。1つの実施形態において、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェースと、UPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インターフェースとを介して、UPF184a、184bを通じてローカルデータネットワーク(DN)185a、185bに接続され得る。
図17A〜図17D、および図17A〜図17Dの対応する説明を考慮して、WTRU102a〜d、基地局114a〜b、eノードB160a〜c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a〜c、AMF182a〜b、UPF184a〜b、SMF183a〜b、DN185a〜b、および/または本明細書において説明される任意の他のデバイスのうちの1つまたは複数に関して、本明細書において説明される機能のうちの1つもしくは複数、または全部は、1つまたは複数のエミュレーションデバイス(図示せず)によって実行されてもよい。エミュレーションデバイスは、本明細書において説明される機能の1つもしくは複数、または全部をエミュレートするように構成された、1つまたは複数のデバイスであり得る。例えば、エミュレーションデバイスは、他のデバイスをテストするために、ならびに/またはネットワークおよび/もしくはWTRU機能をシミュレートするために、使用され得る。
エミュレーションデバイスは、実験室環境内および/または運用者ネットワーク環境内の他のデバイスの1つまたは複数のテストを実装するように設計され得る。例えば、1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内の他のデバイスをテストするために、有線通信ネットワークおよび/または無線通信ネットワークの一部として完全にまたは部分的に実装および/または展開されつつ、1つもしくは複数、または全部の機能を実行してもよい。1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、有線通信ネットワークおよび/または無線通信ネットワークの一部として一時的に実装/展開されつつ、1つもしくは複数、または全部の機能を実行してもよい。エミュレーションデバイスは、テストの目的のために別のデバイスに直接結合されてもよく、および/または、無線での(over-the-air)無線通信を使用してテストを実行してもよい。
1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、有線通信ネットワークおよび/または無線通信ネットワークの一部として実装/展開されずに、全てを含めて、1つもしくは複数の機能を実行してもよい。例えば、エミュレーションデバイスは、1つまたは複数の構成要素のテストを実装するために、テスト実験室ならびに/または未展開の(例えばテスト用)有線通信ネットワークおよび/もしくは無線通信ネットワークにおけるテストシナリオにおいて利用されてもよい。1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、テスト機器であってもよい。直接的なRF結合および/または無線通信を介した(例えば、1つもしくは複数のアンテナを含み得る)RF回路類が、データを送信および/または受信するためにエミュレーションデバイスによって使用されてもよい。
システム、方法、および手段が、マルチタイプツリー(MTT)コーディングのために開示されてきた。ツリータイプシグナリングがMTTのために提供され得る。コンテキスト符号化は、近隣コーディングユニット(CU)のパーティション化タイプ(例えば、バイナリツリー(BT)またはトリプルツリー(TT))に基づき得る。最大ツリー深さ制限は、例えば、TTパーティション化に対して適用され得る。シグナリング冗長は、MTTにおいて除去され得る。MTTにおける非ブロック化は、クアッドツリー(QT)境界、BT境界およびTT境界をサポートし得る。高速MTT符号化が実行される。
特徴および要素は、特定の組み合わせにおいて上述されているが、当業者は、各特徴または要素が単独でまたは他の特徴および要素との任意の組み合わせにおいて使用されることが可能であることを認識するであろう。また、本明細書において説明される方法は、コンピュータまたはプロセッサによる実行のためのコンピュータ読取可能な媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアにおいて実装されてもよい。コンピュータ読取可能な媒体の例は、(有線接続または無線接続により送信される)電気信号およびコンピュータ読取可能な記憶媒体を含む。コンピュータ読取可能な記憶媒体の例は、読出専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、磁気光学媒体、ならびに、CD−ROMディスクおよびデジタルバーサタイルディスク(DVD)などの光学媒体を含むが、これらに限定されない。ソフトウェアと関連するプロセッサは、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおける使用のための無線周波数送受信器を実装するために使用されてもよい。

Claims (20)

  1. マルチタイプツリー(MTT)フォーマットで符号化されたビデオコンテンツを復号する方法であって、
    少なくとも第1の兄弟ノード及び第2の兄弟ノードにパーティション化されるブロックを特定すること、
    前記第1の兄弟ノードについて第1のパーティション化パラメータ及び第2のパーティション化パラメータ、前記第2の兄弟ノードについての第3のパーティション化パラメータ、並びに前記ブロックについての親パーティション化タイプ及び親パーティション化方向を決定することと、
    前記第3のパーティション化パラメータ、前記親パーティション化タイプ、及び前記親パーティション化方向に基づいて、前記第2の兄弟ノードの第4のパーティション化パラメータのインジケーションを受信するかどうかを決定することと、
    前記第4のパーティション化パラメータが受信されると決定されないという条件で、前記第3のパーティション化パラメータ及び前記親パーティション化方向に基づいて前記第4のパーティション化パラメータを導き出ことと、
    前記第3のパーティション化パラメータ及び前記第4のパーティション化パラメータに基づいて、前記第2の兄弟ノードを復号することと、
    を含む、方法。
  2. 前記第4のパーティション化パラメータの前記インジケーションが受信されることを条件として、前記インジケーションに基づいて前記第4のパーティション化パラメータを決定することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記親パーティション化タイプがトリプルツリー(TT)であり、前記第2の兄弟ノードが中央の兄弟ノードであり、前記第3のパーティション化パラメータが前記中央の兄弟ノードについてのパーティション化方向を示し、及び、前記第4のパーティション化パラメータが前記中央の兄弟ノードについてのパーティション化タイプし、前記中央の兄弟ノードについての前記パーティション化方向が前記親パーティション化方向と同じであるという条件で、前記中央の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプはTTに導出される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記親パーティション化タイプがTTであり、前記第2の兄弟ノードが中央の兄弟ノードであり、前記第3のパーティション化パラメータが前記中央の兄弟ノードについてのパーティション化方向を示し、及び、前記第4のパーティション化パラメータが前記中央の兄弟についてのパーティション化タイプを示し、前記中央の兄弟ノードについての前記パーティション化方向が前記親パーティション化方向と同じでないという条件で、前記中央の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプが受信される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記親パーティション化タイプがTTであり、前記第2の兄弟ノードが中央の兄弟ノードであり、前記第3のパーティション化パラメータが前記中央の兄弟ノードについてのパーティション化タイプを示し、及び、前記第4のパーティション化パラメータが前記中央の兄弟ノードについてのパーティション化方向を示し、前記中央の兄弟ノードについてのパーティション化タイプがバイナリツリー(BT)であるという条件で、前記中央の兄弟ノードについての前記パーティション化方向は前記親パーティション化方向と直交するように決定される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記親パーティション化タイプがTTであり、前記第2の兄弟ノードが中央の兄弟ノードであり、前記第3のパーティション化パラメータが前記中央の兄弟ノードについてのパーティション化タイプを示し、前記第4のパーティション化パラメータが前記中央の兄弟ノードについてのパーティション化方向を示し、前記中央の兄弟ノードについてのパーティション化タイプがTTであるという条件で、前記中央の兄弟ノードについての前記パーティション化方向が受信される、請求項1に記載の方法。
  7. 前記親パーティション化タイプがBTであり、前記第1のパーティション化パラメータが前記第1の兄弟ノードのパーティション化方向を示し、前記第2のパーティション化パラメータが前記第1の兄弟ノードのパーティション化タイプを示し、前記第3のパーティション化パラメータが前記第2の兄弟ノードについてのパーティション化方向を示し、及び、前記第4のパーティション化パラメータが前記第2の兄弟ノードについてのパーティション化タイプを示し、前記第1の兄弟ノードについてのパーティション化方向と前記第2の兄弟ノードのパーティション化方向が異なるか、又は前記第1の兄弟ノードについてのパーティション化タイプがTTで、前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化方向及び前記第2の兄弟ノードについての前記パーティション化方向の双方が前記親パーティション化方向と同じであるかの条件で、前記第2の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプが受信される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記親パーティション化タイプがBTであり、前記第1のパーティション化パラメータが前記第1の兄弟ノードについてのパーティション化方向を示し、前記第2のパーティション化パラメータが前記第1の兄弟ノードについてのパーティション化タイプを示し、前記第3のパーティション化パラメータが前記第2の兄弟ノードについてのパーティション化方向を示し、及び、前記第4のパーティション化パラメータが前記第2の兄弟ノードについてのパーティション化タイプを示し、前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプがBTであり、前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化方向及び前記第2の兄弟ノードについての前記パーティション化方向が同じであるという条件で、前記第2の兄弟ノードのパーティション化タイプがTTになるように導出され、前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプがTTであり、前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化方向及び前記第2の兄弟ノードについての前記パーティション化方向の双方が前記親パーティション化方向に直交するという条件で、前記第2の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプがBTになるように導出される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記親パーティション化タイプがTTであるという条件で、前記第1の兄弟ノード、前記第2の兄弟ノード、または第3の兄弟ノードのうちの1つ以上の1つ以上の境界を決定することと、
    前記境界にデブロッキングフィルタを適用ことと
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  10. 前記親パーティション化タイプがBTであり、前記第1のパーティション化パラメータが前記第1の兄弟ノードについてのパーティション化タイプを示し、前記第2のパーティション化パラメータが前記第1の兄弟ノードについてのパーティション化方向を示し、前記第3のパーティション化パラメータが前記第2の兄弟ノードについてのパーティション化タイプを示し、及び、前記第4のパーティション化パラメータが前記第2の兄弟ノードについてのパーティション化方向を示し、前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプ及び第2の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプが異なるか、又は、前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプ及び前記第2の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプの双方がBTであり、前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化方向及び前記親パーティション化方向が同じでないか、又は、前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプ及び前記第2の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプの双方がTTであり、前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化方向が前記親パーティション化方向に対して直交でないかの条件で、前記第2の兄弟ノードの前記パーティション化方向が受信される、請求項1に記載の方法。
  11. 前記親パーティション化タイプがBTであり、前記第1のパーティション化パラメータが前記第1の兄弟ノードについてのパーティション化タイプを示し、前記第2のパーティション化パラメータが前記第1の兄弟ノードのパーティション化方向を示し、前記第3のパーティション化パラメータが前記第2の兄弟ノードについてのパーティション化を示し、及び、前記第4のパーティション化パラメータは前記第2の兄弟ノードについてのパーティション化方向を示し、前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプ及び前記第2の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプの双方がBTであり、前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化方向及び前記親パーティション化方向が同じであるという条件で、前記第2の兄弟ノードについての前記パーティション化方向が前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化方向と直交するように導出され、前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプ及び前記第2の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプの双方がTTであり、前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化方向が前記親パーティション化方向に直交するという条件で、前記第2の方向は前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化方向に直交するように導出される、請求項1に記載の方法。
  12. マルチタイプツリー(MTT)フォーマットでビデオコンテンツを符号化する方法であって、
    少なくとも第1の兄弟ノード及び第2の兄弟ノードにパーティション化されるブロックを特定することと、
    前記第1の兄弟ノードについて第1のパーティション化パラメータ及び第2のパーティション化パラメータ、前記第2の兄弟ノードについての第3のパーティション化パラメータ、並びに前記ブロックについての親パーティション化タイプ及び親パーティション化方向を決定することと、
    前記第3のパーティション化パラメータ、前記親パーティション化タイプ、及び前記親パーティション化方向に基づいて、ビットストリームに前記第2の兄弟ノードの第4のパーティション化パラメータのインジケーションを含めるかどうかを決定することと、
    前記ビットストリームに前記第1のパーティション化パラメータ、前記第2のパーティション化パラメータ、前記第3のパーティション化パラメータ、及び前記親パーティション化方向のインジケーションを含めることと
    を含む、方法。
  13. 前記親パーティション化タイプがTTであり、前記第3のパーティション化パラメータが前記第2の兄弟ノードについてのパーティション化方向を示し、及び、前記第4のパーティション化パラメータが前記第2の兄弟ノードについてのパーティション化タイプし、前記第2の兄弟ノードについての前記パーティション化方向が前記親パーティション化方向と同じであるという条件で、前記第2の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプは前記ビットストリームに含まれない、請求項12に記載の方法。
  14. 前記親パーティション化タイプがTTであり、前記第3のパーティション化パラメータが前記第2の兄弟ノードについてのパーティション化方向を示し、及び、前記第4のパーティション化パラメータが前記第2の兄弟ノードについてのパーティション化タイプを示し、前記第2の兄弟ノードについての前記パーティション化方向が前記親パーティション化方向と同じでないという条件で、前記第2の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプが前記ビットストリームに含められない、請求項12に記載の方法。
  15. 前記親パーティション化タイプがBTであり、前記第1のパーティション化パラメータが前記第1の兄弟ノードのパーティション化方向を示し、前記第2のパーティション化パラメータが前記第1の兄弟ノードのパーティション化タイプを示し、前記第3のパーティション化パラメータが前記第2の兄弟ノードについてのパーティション化方向を示し、及び、前記第4のパーティション化パラメータが前記第2の兄弟ノードについてのパーティション化タイプを示し、前記第1の兄弟ノードについてのパーティション化方向と前記第2の兄弟ノードのパーティション化方向が異なるか、又は前記第1の兄弟ノードについてのパーティション化タイプがTTで、前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化方向及び前記第2の兄弟ノードについての前記パーティション化方向の双方が前記親パーティション化方向と同じであるかの条件で、前記第2の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプが前記ビットストリームに含められる、請求項12に記載の方法。
  16. 前記親パーティション化タイプがBTであり、前記第1のパーティション化パラメータが前記第1の兄弟ノードについてのパーティション化方向を示し、前記第2のパーティション化パラメータが前記第1の兄弟ノードについてのパーティション化タイプを示し、前記第3のパーティション化パラメータが前記第2の兄弟ノードについてのパーティション化方向を示し、及び、前記第4のパーティション化パラメータが前記第2の兄弟ノードについてのパーティション化タイプを示し、前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプがBTであり、前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化方向及び前記第2の兄弟ノードについての前記パーティション化方向が同じであるか、前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプがTTであり、前記第1の兄弟ノードについての前記パーティション化方向及び前記第2の兄弟ノードについての前記パーティション化方向の双方が前記親パーティション化方向に直交するかの条件で、前記第2の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプが前記ビットストリームに含められない、請求項12に記載の方法。
  17. 少なくとも第1の兄弟ノード及び第2の兄弟ノードにパーティション化されるブロックを特定し、
    前記第1の兄弟ノードについて第1のパーティション化パラメータ及び第2のパーティション化パラメータ、前記第2の兄弟ノードについての第3のパーティション化パラメータ、並びに前記ブロックについての親パーティション化タイプ及び親パーティション化方向を決定し、
    前記第3のパーティション化パラメータ、前記親パーティション化タイプ、及び前記親パーティション化方向に基づいて、前記第2の兄弟ノードの第4のパーティション化パラメータのインジケーションを受信するかどうかを決定し、
    前記第4のパーティション化パラメータが受信されると決定されないという条件で、前記第3のパーティション化パラメータ及び前記親パーティション化方向に基づいて前記第4のパーティション化パラメータを導き出し、
    前記第3のパーティション化パラメータ及び前記第4のパーティション化パラメータに基づいて、前記第2の兄弟ノードを復号する
    ように構成されたプロセッサを備えた、無線送/受信ユニット(WTRU)。
  18. 前記第4のパーティション化パラメータの前記インジケーションが受信されることを条件として、前記プロセッサは、前記インジケーションに基づいて前記第4のパーティション化パラメータを決定するようにさらに構成される、請求項17に記載のWTRU。
  19. 前記親パーティション化タイプがTTであり、前記第2の兄弟ノードが中央の兄弟ノードであり、前記第3のパーティション化パラメータが前記中央の兄弟ノードについてのパーティション化方向を示し、及び、前記第4のパーティション化パラメータが前記中央の兄弟ノードについてのパーティション化タイプし、前記中央の兄弟ノードについての前記パーティション化方向が前記親パーティション化方向と同じであるという条件で、前記中央の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプはTTに導出される、請求項17に記載のWTRU。
  20. 前記親パーティション化タイプがTTであり、前記第2の兄弟ノードが中央の兄弟ノードであり、前記第3のパーティション化パラメータが前記中央の兄弟ノードについてのパーティション化方向を示し、及び、前記第4のパーティション化パラメータが前記中央の兄弟についてのパーティション化タイプを示し、前記中央の兄弟ノードについての前記パーティション化方向が前記親パーティション化方向と同じでないという条件で、前記中央の兄弟ノードについての前記パーティション化タイプが受信される、請求項17に記載のWTRU。
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