以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
図1に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150とを備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
遊技盤110は、前面に、遊技球により遊技を行うための遊技領域111と、下方から発射された遊技球が上昇して遊技領域111の上部位置へ向かう通路を形成するレール部材112と、遊技領域111の右側に遊技球を案内する案内部材113とを備えている。
本実施の形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、液晶ディスプレイ等による表示画面を備え、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、特別図柄抽選の抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に報知するための装飾図柄を表示したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による演出画像を表示したりする。
また、遊技盤110の前面に、各種の演出に用いられる3つの可動役物115および盤ランプ116を備えている。3つの可動役物115は、画像表示部114の上側において、それぞれ左右方向に並ぶように配置されている。なお、3つの可動役物115について、それぞれ個別に説明する場合には、左側に配置される可動役物115を「左可動役物115A」と称する。また、中央に配置される可動役物115を「中可動役物115B」と称する。また、右側に配置される可動役物115を「右可動役物115C」と称する。また、3つの可動役物115の各々を特に区別しない場合には、単に可動役物115と称する。可動役物115は、遊技盤110上で動作することにより各種の演出を行う。また、盤ランプ116は、発光することで各種の演出を行う。
遊技領域111には、遊技球が落下する方向に変化を与えるための図示しない遊技くぎおよび風車等が配設されている。また、遊技領域111には、入賞や抽選に関する種々の役物が所定の位置に配設されている。また、遊技領域111には、遊技領域111に打ち出された遊技球のうち入賞口に入賞しなかったものを遊技領域111の外に排出する排出口117が配設されている。なお、パチンコ遊技機100は、排出口117に流入する遊技球からなるアウト球を検出するアウト球検出スイッチ(SW)227(後述する図3参照)を備えている。
本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、遊技球が入賞すると特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する第1始動口121および第2始動口122と、遊技球が通過すると普通図柄抽選(開閉抽選)が始動する始動ゲート(以下、単にゲートと呼ぶ)124と、が遊技盤110に配設されている。なお、図1において、ゲート124は、遊技領域111の左右にそれぞれ設けられており、左側のゲート124は124Lと記載し、右側のゲート124は124Rと記載している。また、ここにいう第1始動口121および第2始動口122とは、予め定められた1の特別図柄表示器の作動契機となる入賞口をいう。具体的には、第1始動口121および第2始動口122には、入賞の際に遊技球の通過を検知するスイッチ(後述の第1始動口スイッチ211および第2始動口スイッチ212)が設けられている。そして、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞した際にこのスイッチが遊技球の通過を検知することが、特別図柄表示器を作動させる契機となる。
第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ(開閉部材)123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球が第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば0.15秒ないし1.8秒間)および規定回数(例えば1回ないし3回)だけ開く。
パチンコ遊技機100は、遊技状態として、大当たり抽選の当選確率に基づき、当選確率の低い低確率状態と、低確率状態よりも当選確率の高い高確率状態とを有している。ここで、高確率状態は、低確率状態よりも遊技者にとって有利な状態である。そして、所定の条件に基づいて低確率状態と高確率状態とのいずれかの状態に制御される。
また、パチンコ遊技機100は、遊技状態として、第2始動口122への入賞機会が少ない電サポ無状態と、電サポ無状態よりも第2始動口122への入賞機会が多い電サポ状態とを有している。そして、例えば、大当たりや特別図柄抽選の抽選回数を契機とするなど所定の条件において、電サポ無状態と、電サポ状態とのいずれかの状態に制御される。電サポ状態とは、例えば、普通図柄変動時間を短縮すること、電動チューリップ123の開時間を延長すること、普通図柄抽選の当たり当選確率を高確率にすること、のいずれか一つまたは複数の組合せによって制御される遊技状態である。
また、パチンコ遊技機100は、遊技状態として、特別図柄変動時間が長い時短無状態と、時短無状態よりも特別図柄変動時間が短い時短状態とを有している。ここで、時短状態は、時短無状態よりも遊技者にとって有利な状態である。
なお、本実施の形態においては、電サポ状態と時短状態とは同時に制御されるものとする。また、以下の説明においては、電サポ状態かつ時短状態のことを単に時短状態とし、電サポ無状態かつ時短無状態のことを単に時短無状態とする。
また、本実施の形態では、入賞や抽選に関するその他の役物として、特別図柄抽選の結果に応じて開放する特別電動役物としての大入賞口125と、遊技球が入賞しても抽選を行わない普通入賞口126と、が遊技盤110に配設されている。そして、大入賞口125には、大入賞口125を開閉する大入賞口扉125Dが設けられている。以下の説明において、大入賞口扉125Dの開閉状態や開閉動作のことを、便宜的に、大入賞口125の開閉状態や開閉動作として説明する場合がある。
本実施の形態では、遊技盤110の左下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。
ところで、図1に示すパチンコ遊技機100において、電動チューリップ123を備えた第2始動口および大入賞口125は、遊技領域111のうち右側の領域に配置されている。したがって、本実施の形態のパチンコ遊技機100では、第2始動口122や大入賞口125に入賞させようとする場合には、遊技領域111のうち右側の領域に遊技球を流下させるようにする。
また、遊技盤110の裏面には、特別図柄の当選の判定等を行う遊技制御基板、演出を統括的に制御する演出制御基板、画像および音による演出を制御する画像制御基板、各種のランプおよび可動役物115による演出を制御するランプ制御基板などの図示しない各種の基板等が取り付けられる。また、遊技盤110の裏面には、供給された24VのAC電源をDC電源に変換して各種の基板等に出力するスイッチング電源(不図示)が配設されている。
枠部材150は、遊技者がハンドル151に触れてレバー152を時計方向に回転させる操作を行うとその操作角度に応じた打球力にて遊技球を所定の時間間隔(例えば1分間に100個)で電動発射する発射装置(不図示)を備えている。また、枠部材150は、遊技者のレバー152による操作と連動したタイミングで発射装置に遊技球を1つずつ順に供給する供給装置(不図示)と、供給装置が発射装置に供給する遊技球を一時的に溜めておく皿153と、を備えている。この皿153には、例えば払い出しユニットによる払出球が払い出される。
なお、本実施の形態では、皿153を上下皿一体で構成しているが、上皿と下皿とを分離する構成例も考えられる。また、発射装置のハンドル151を所定条件下で発光させる構成例も考えられる。
また、枠部材150は、発射装置のハンドル151に遊技者が触れている状態であっても遊技球の発射を一時的に停止させるための停止ボタン154と、皿153に溜まっている遊技球を箱(不図示)に落下させて取り出すための取り出しボタン155と、を備えている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行う。枠ランプ157は、LED等の発光体で構成され、点灯・点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
図2は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100を説明する図であり、図2(a)は、遊技盤110の左下に配設された表示器130の一例を示す拡大図であり、図2(b)は、パチンコ遊技機100の部分平面図であり、(c)は遊技盤の左下に配設されたサブ情報表示器80の一例を示す拡大図である。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞に基づき、特別図柄を変動表示した後に停止表示させて抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞に基づき、特別図柄を変動表示した後に停止表示させて抽選結果を表示する。第1特別図柄表示器221および第2特別図柄表示器222は、表示態様の変化を1サイクル(=256ms)とするサイクル変動(サイクル表示)を複数回行い、特別図柄の変動時間が経過すると停止表示する。
普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過したことに基づき、普通図柄を変動表示した後に停止表示させて抽選結果を表示する。本実施の形態では、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222は、各々LEDを配列した表示装置で構成され、その点灯態様によって特別図柄抽選の抽選結果が表示される。同様に、普通図柄表示器223も、LEDを配列した表示装置で構成され、その点灯態様によって普通図柄抽選の抽選結果が表示される。
また、表示器130は、第1特別図柄表示器221での保留に対応して作動する第1特別図柄保留表示器218と、第2特別図柄表示器222での保留に対応して作動する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄表示器223での保留に対応して作動する普通図柄保留表示器220と、を備えている。本実施の形態では、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220は、各々LEDを配列した表示装置で構成され、その点灯態様によって保留数が表示される。
ここで、保留について説明する。特別図柄の変動表示動作中(入賞1回分の変動表示が行なわれている間)にさらに第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞した場合、特別図柄が変動中であるために、後の入賞に基づく特別図柄の変動表示動作を開始することができない。そのため、後の入賞は規定個数(例えば4個)を限度に記憶され、その入賞した遊技球に対する特別図柄を始動させるための権利が、先に入賞した遊技球に対する変動表示動作が終了するまで、保留される。
なお、普通図柄に関しても、特別図柄と同様の処理を行う。このような保留がなされていることおよびその保留の数(未変動数)が、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220に表示される。
さらに、表示器130は、パチンコ遊技機100の状態を表示する状態表示器224を備えている。本実施の形態では、状態表示器224は、3個のLEDを配列した表示装置で構成されている。3個のLEDのうち1つは、パチンコ遊技機100の状態が、特別図柄抽選の当選確率が高確率である高確率状態となっているか否かを点灯により報知するものである。また、他の1つは、パチンコ遊技機100の状態が、特別図柄変動時間が短い時短状態となっているか否かを点灯により報知するものである。さらに他の1つは、右打ちすることによって(遊技球の打球力を変更することによって)遊技者に有利な状態となっているか否かを点灯により報知するものである。
また、表示器130は、特別図柄抽選の抽選結果に応じて行われる大当たり遊技において大入賞口125が作動される際のラウンド数を表示するラウンド数表示器225を備えている。なお、大当たり遊技については後述する。ラウンド数表示器225は、LEDを配列した表示装置で構成され、その点灯態様によって大当たり遊技における大入賞口125の作動ラウンド数が表示される。
また、表示器130は状態確認表示器226を備えている。状態確認表示器226は、1個のLEDで構成され、後述する設定変更モード又は後述する設定確認モードに設定されていることを示すためのものであり、設定変更モード又は設定確認モードに移行するとLEDの点灯を開始し、設定変更モード又は設定確認モードが終了するとLEDを消灯する。このように、状態確認表示器226が遊技機の正面(表面)に設けられているので、設定変更モード又は設定確認モードに設定されているか否かを容易に確認することが可能となっている。なお、状態確認表示器226の設置位置はパチンコ遊技機100の正面(表面)であればよく、その他の場所に設置してもよい。
また、本実施形態では、設定変更モードと設定確認モードの何れに設定されていても同じ表示態様(点灯表示)で表示するようになっているが、何れのモードに設定されているのかを認識可能に表示してもよい。例えば、設定変更モードでは状態確認表示器226を点灯表示するようにし、設定確認モードでは状態確認表示器226を点滅表示するようにしてもよいし、その逆にしてもよい。
また、本実施形態では、設定変更モードや設定確認モードに設定されていることを示すために専用の表示器として状態確認表示器226を設けているが、他の表示器と兼用としてもよい。例えば、設定変更モードや設定確認モードにおいては、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、ラウンド数表示器225、状態表示器224などは消灯しているので、これら表示器の1つ又は複数のLEDを点灯させるようにしてもよい。
パチンコ遊技機100の枠部材150は、遊技者が演出に対する入力を行うための入力装置を備えている。図2(b)に示すように、本実施の形態では、入力装置の一例として、演出ボタン161と、演出ボタン161に隣接し、略十字に配列された複数のキーからなる演出キー162と、が枠部材150に配設されている。図示の例において、複数の画像の中から1つの画像を選択する操作を受け付ける演出を行う場合を考える。この場合、例えば、遊技者が十字に配列された4つのキーからなる演出キー162を操作することにより、画像表示部114に表示されている複数の画像のいずれかを指示し、演出ボタン161を操作することにより、指示した画像を選択するような演出を行うことができる。また、入力装置の形態としては、図示した演出ボタン161および演出キー162の他、レバーやハンドル等、演出の内容等に応じて様々な入力形態を採用することができる。
また、本実施形態のパチンコ遊技機100は、遊技領域111の内側に、サブ第1変動表示器81、サブ第2変動表示器82、サブ第1保留表示器83、サブ第2保留表示器84、サブ普図変動表示器85、サブ普図保留表示器86、サブ右打ち表示器87からなるサブ情報表示器80を備えている。
このサブ情報表示器80については、基本的にはLEDによって構成されており、ダイナミック点灯が行われるようになっている。なお、サブ情報表示器80には、状態確認表示器226のような設定変更モードや設定確認モードに設定されていることを示す表示器は設けられていない。
サブ第1変動表示器81は、第1特別図柄が変動表示中であるか否かを表示(報知)するためのものであり、サブ第2変動表示器82は、第2特別図柄が変動表示中であるか否かを表示(報知)するためのものであり、それぞれ1個のLEDによって構成されている。そして、対応する特別図柄の変動表示が開始されるとLEDが所定周期(1秒)で点滅(0.5秒点灯→0.5秒消灯)し、対応する特別図柄が停止表示されると点灯する。言い換えると、サブ第1変動表示器81およびサブ第2変動表示器82は、一回の点滅を1サイクル(=1秒)とするサイクル表示を繰り返し行い、対応する特別図柄が停止表示されると点灯する。
なお、サブ第1変動表示器81やサブ第2変動表示器82で特別図柄の大当たり判定の結果を報知するようにしてもよい。この場合には、大当たりの場合にはLEDが点灯し、ハズレの場合にはLEDが消灯するようにするとよい。
サブ第1保留表示器83は、後述する第1保留情報の個数(第1保留数)を表示するためのものであり、サブ第2保留表示器84は、後述する第2保留情報の個数(第2保留数)を表示するためのものであり、それぞれ2個のLEDによって構成されている。そして、保留数が「0」のときに左右のLEDが消灯し、保留数が「1」のときに左側のLEDが点灯すると共に右側のLEDが消灯し、保留数が「2」のときに左右のLEDが点灯し、保留数が「3」のときに左側のLEDが点滅すると共に右側のLEDが点灯し、保留数が「4」のときに左右のLEDが点滅する。
サブ普図変動表示器85は、当り抽選の結果を表示(報知)するためのものであり、1つのLEDによって構成されている。そして、普通図柄の変動表示が開始されるとLEDが所定の間隔で点滅(変動表示)する。そして、普通図柄が停止表示されると当り抽選の結果を示す態様(当たりの場合には点灯、ハズレの場合には消灯)が停止表示される。
なお、サブ普図変動表示器85において、普通図柄の変動表示中であるか否かのみが把握できるように、普通図柄の変動表示中に点滅し、停止表示されると点灯又は消灯するようにしてもよい。
サブ普図保留表示器86は、普図保留記憶の個数(普図保留数)を表示するためのものであり、2個のLEDによって構成されている。そして、普図保留数が「0」のときに左右のLEDが消灯し、普図保留数が「1」のときに左側のLEDが点灯すると共に右側のLEDが消灯し、普図保留数が「2」のときに左側のLEDが点滅すると共に右側のLEDが点灯し、普図保留数が「4」のときに左右のLEDが点滅する。
サブ右打ち表示器87は、遊技領域111の右側領域に向けて遊技球を発射すること(所謂右打ち)を促すためのものであり、1個のLEDによって構成されている。そして、大当たり状態(特別遊技)中及び時短遊技状態中にLEDが点灯し、それ以外の遊技状態でLEDが消灯する。
〔制御ユニットの構成〕
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、本実施の形態のパチンコ遊技機の制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。
図4は、本実施の形態の画像/音響制御部およびランプ制御部の説明図である。
図3に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、特別図柄の当選の判定等を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部330と、を備えている。
〔遊技制御部の構成・機能〕
遊技制御部200は、特別図柄の当選の判定等を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、パチンコ遊技機100の遊技状態を、高確率状態または低確率状態のいずれか、時短無状態または時短状態のいずれかで制御する。これにより、パチンコ遊技機100の遊技状態は、高確率状態および時短状態である高確率時短遊技状態、低確率状態および時短状態である低確率時短遊技状態、高確率状態および時短無状態である高確率時短無遊技状態、低確率状態および時短無状態である低確率時短無遊技状態のいずれかとなる。そして、遊技制御部200は、所定の条件に基づき、高確率状態と低確率状態とを切り替え、時短無状態と時短状態とを切り替える。また、遊技制御部200は、時短状態において、時短無状態よりも普通図柄抽選の当たり当選確率を高確率にする、普通図柄変動時間を短縮する、電動チューリップ123の開時間を延長する等の制御を行う。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞したことを契機として特別図柄抽選を行う。そして、特別図柄抽選の判定結果に応じて大当たり遊技等の特別遊技を行う。特別遊技において、遊技制御部200は、特別電動役物である大入賞口125が所定条件(例えば29.5秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで開状態を維持するラウンドを所定回数だけ繰り返すように制御する。そして、遊技制御部200は、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
また、遊技制御部200は、ゲート124を遊技球が通過したことを契機として普通図柄抽選を行う。そして、普通図柄抽選の判定結果に応じて電動チューリップの作動を制御する。
また、遊技制御部200は、特別図柄変動中に遊技球が第1始動口121または第2始動口122へ入賞したことにより発生する保留や、普通図柄変動中に遊技球がゲート124を通過したことにより発生する保留の設定を行う。
さらに、遊技制御部200は、特別図柄抽選および普通図柄抽選の判定結果、高確率状態と低確率状態の変更情報、時短無状態と時短状態の変更情報、保留の設定情報等の遊技制御に伴う情報を、後述するコマンドにより演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部330に対する指示を行う。例えば、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球をそれぞれ払い出すように、払出制御部330に指示命令(コマンド)を送る。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは払出制御部330に指示しない。
払出制御部330が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部330から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
遊技制御部200には、検知手段として、図3に示すように、第1始動口121への遊技球の入賞を検出する第1始動口検出部(第1始動口スイッチ(SW))211と、第2始動口122への遊技球の入賞を検出する第2始動口検出部(第2始動口スイッチ(SW))212と、電動チューリップ123を開閉する電動チューリップ開閉部213と、ゲート124への遊技球の通過を検出するゲート検出部(ゲートスイッチ(SW))214と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125の大入賞口扉125Dを閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口扉開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
また、遊技制御部200には、特別図柄の変動中に第1始動口121へ入賞した未変動分の保留個数を表示する第1特別図柄保留表示器218と、特別図柄の変動中に第2始動口122へ入賞した未変動分の保留個数を表示する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄の変動中にゲート124を通過した未変動分の保留個数を表示する普通図柄保留表示器220と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により行われる特別図柄の変動表示および特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により行われる特別図柄の変動表示および特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222と、普通図柄の変動表示および普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、パチンコ遊技機100の状態を表示する状態表示器224と、が接続されている。
そして、第1始動口スイッチ211、第2始動口スイッチ212、ゲートスイッチ214、大入賞口スイッチ215および普通入賞口スイッチ217にて検出された検出信号が、遊技制御部200に送られる。また、遊技制御部200からの制御信号が、電動チューリップ開閉部213、大入賞口扉開閉部216、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、普通図柄表示器223および状態表示器224に送られる。それにより、遊技制御部200は、上記した払い出し賞球数に関連する各種制御を行う。
また、遊技制御基板の表面側には、遊技制御部200のRAM203の記憶内容をクリア又は遊技の有利度合いの段階である(大当たりと判定される確率の)設定値を更新するための信号を入力するRAMクリアスイッチ228、設定キーを用いた操作によって後述する設定変更モードや設定確認モードに移行させるための信号を入力する設定キースイッチ229、遊技機の実性能を把握可能とする性能情報や設定値を表示するための情報表示器230、その他の電子部品等が実装されている。
情報表示器230は、左右方向に並べられた4つの7セグメント表示器(230a〜230d、後述の図41参照)で構成されている。そして、左から2つの7セグメント表示器230a及び230bによって性能情報の種類(データ種別)を示す識別情報を表示するための識別セグが構成され、右から2つの7セグメント表示器230c及び230dによって設定値や性能情報の数値を示す数値情報を表示するための数値セグが構成されている(図40参照)。なお、設定値を表示する場合にはスタティック点灯が行われ、性能情報を表示する場合にはダイナミック点灯が行われるようになっている。
さらに、遊技制御部200には、ホールに設置されたホストコンピュータ(不図示)に対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板350が接続されている。そして、遊技制御部200は、払出制御部330から取得した、払い出した賞球数に関する情報や遊技制御部200の状態等を示す情報を、盤用外部情報端子基板350を介してホストコンピュータに送信する。
〔払出制御部の構成・機能〕
払出制御部330は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU331と、CPU331にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM332と、CPU331の作業用メモリ等として用いられるRAM333と、を備えている。
そして、払出制御部330は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部330は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部334を制御する。ここでの払出駆動部334は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
また、払出制御部330には、払出駆動部334により遊技球の貯留部から実際に払い出された賞球の数を検出する払出球検出部335と、貯留部(不図示)での遊技球の貯留の有無を検出する球有り検出部336と、遊技者が遊技する際に使用する遊技球や払い出された賞球が保持される皿153が満タン状態に有るか否かを検出する満タン検出部337と、が接続されている。そして、払出制御部330は、払出球検出部335、球有り検出部336および満タン検出部337にて検出された検出信号を受け取り、これらの検出信号に応じた所定の処理を行う。
さらに、払出制御部330には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板340が接続されている。そして、払出制御部330は、例えば払出駆動部334に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部335にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板340を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
〔演出制御部の構成・機能〕
演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果および変動パターンに基づいて、演出内容を設定する。その際、演出ボタン161または演出キー162を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。この場合、例えば演出ボタン161等のコントローラ(不図示)から操作に応じた信号(操作信号)を受け付け、この操作信号により識別される操作内容を演出の設定に反映させる。
また、演出制御部300は、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、演出制御部300は、遊技制御部200より受信した高確率状態と低確率状態の変更情報、時短無状態と時短状態の変更情報に基づいて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
さらに、演出制御部300には、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、が接続されている。
〔画像/音響制御部の構成・機能〕
画像/音響制御部310は、図4に示すように、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、VDP(Video Display Processor)314と、CGROM315と、SNDROM316とを備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、CGROM315には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。また、SNDROM316には、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。
CPU311は、演出制御部300から送られた保留数コマンドもしくは変動演出開始コマンドに基づいて、アニメーションパターンの解析や、描画に関するコマンドをまとめたディスプレイリストの作成、およびディスプレイリストのVDP314への送信などを行う。
VDP314は、CPU311から受信したディスプレイリストに基づいて、CGROM315やSNDROM316にそれぞれ記憶された画像データや音響データを読み出す。さらには、VDP314は、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための描画処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。そして、VDP314は、描画処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、VDP314は、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
なお、本実施の形態では、VDP314が描画処理に併せて音声処理も行うよう構成しているが、これに限定されず、音声処理を専用で行うプロセッサを別途設けても構わない。
〔ランプ制御部の構成・機能〕
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157の発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
なお、本実施の形態では、遊技制御部200、演出制御部300、画像/音響制御部310、ランプ制御部320、および払出制御部330各々は、遊技盤110の後面に配設されたメイン基板としての遊技制御基板、サブ基板としての演出制御基板、画像制御基板、ランプ制御基板、および払出制御基板において個別に構成されている。
また、図4を参照して説明した構成例では、演出ボタン161および演出キー162は、演出制御部300に接続され、演出制御部300によって制御されるが、これに限定されない。演出ボタン161および演出キー162は、ランプ制御部320に接続され、このランプ制御部320によって制御されてもよい。
〔遊技制御部の機能構成〕
続いて、遊技制御部200の機能構成を説明する。
図5は、遊技制御部200の機能構成を示すブロック図である。図5に示すように、遊技制御部200は、各種抽選処理を実行する機能部として、乱数取得部231と、普通図柄判定部232と、特別図柄変動制御部233と、特別図柄判定部234と、普通図柄変動制御部236と、を備えている。
また、遊技制御部200は、特別図柄変動に伴う処理を実行する機能部として、変動パターン選択部235を備えている。
さらに、遊技制御部200は、各種役物の動作制御や賞球等に関するデータ処理を実行する機能部として、大入賞口動作制御部237と、電動チューリップ動作制御部238と、賞球処理部239と、出力制御部240と、乱数制御部241と、を備えている。
乱数取得部231は、特別図柄抽選に用いられる乱数値と、普通図柄抽選に用いられる乱数値とを取得する。特別図柄抽選に用いられる乱数値の場合、具体的には、第1始動口121や第2始動口122に遊技球が入賞したことを条件として、乱数の種類ごとに、所定の範囲の数値の中から1つの数値(乱数値)が選択(取得)される。取得された乱数値は、特別図柄判定部234による判定に用いられる。詳しくは後述するが、特別図柄抽選に用いられる乱数としては、大当たりか否かを示す大当たり乱数、大当たりの種類を示す図柄乱数、変動パターン乱数、リーチ乱数等が有る。
また、普通図柄抽選に用いられる乱数値の場合、具体的には、ゲート124を遊技球が通過したことを条件として、所定の範囲の数値の中から1つの数値(乱数値)が選択(取得)される。取得された乱数値は、普通図柄判定部232による判定に用いられる。なお、普通図柄抽選に用いられる乱数としては、当たりか否かを示す当たり乱数の他、当たりの種類を示す図柄乱数や変動パターン乱数等が設定される場合もある。
特別図柄変動制御部233は、特別図柄抽選が行われた場合に、抽選結果に応じて、第1特別図柄表示器221または第2特別図柄表示器222における特別図柄の変動を制御する。
特別図柄判定部234は、特別図柄の変動開始時に、後述する図20に示すような乱数テーブルを用いて、特別図柄抽選の抽選結果が「大当たりか否か」、「大当たりに当選した場合の大当たりの種類」、「大当たりに当選していない場合での小当たりかはずれか」を判定する。すなわち、乱数取得部231は、検知手段である第1始動口スイッチ211または第2始動口スイッチ212により遊技球の通過が検知されたことを契機として特別図柄に関する乱数値を取得し、特別図柄判定部234は、取得した乱数値に基づいて、遊技者にとって有利な特別遊技(大当たり遊技等)を行うか否かを判定する。なお、前述した特別図柄の抽選(大当たり抽選)は、乱数取得部231および特別図柄判定部234における処理のことをいう。
ここで、「大当たり」は、大当たり遊技の終了後に発生する遊技状態に応じて複数の種類に分けられる。具体的には、時短無状態か時短状態か、および高確率状態か低確率状態かの組み合わせによって大当たりの種類が決まる。すなわち、大当たり遊技の終了後に発生する遊技状態に基づく大当たりの種類としては、大当たり遊技の終了後に、高確率時短遊技状態となる大当たり(以下、高確率時短遊技状態の大当たり)、低確率時短遊技状態となる大当たり(以下、低確率時短遊技状態の大当たり)、高確率時短無遊技状態となる大当たり(以下、高確率時短無遊技状態の大当たり)、低確率時短無遊技状態となる大当たり(以下、低確率時短無遊技状態の大当たり)が有り得る。これらの大当たりは、各々個別の特別図柄に対応付けられており、特別図柄抽選において当選した特別図柄の種類に応じて大当たりの種類が確定する。
また、「大当たり」は、大当たり遊技の時間が長く多量の遊技球の払い出しが期待できる大当たりと、大当たり遊技の時間が短く遊技球の払出がほとんど期待できない大当たりとに分けられる場合がある。前者は「長当たり」と呼ばれ、後者は「短当たり」と呼ばれる。例えば、「長当たり」では、大入賞口125の開状態が所定条件(例えば29.5秒経過または10個の遊技球の入賞)を満たすまで維持されるラウンドが所定回数(例えば15回)繰り返される。また、「短当たり」では、一定時間(例えば0.9秒)だけ大入賞口125が開状態となるラウンドが所定回数(例えば2回)繰り返される。
また、大当たりに当選していない場合の「小当たり」は、一定時間(例えば0.9秒)だけ大入賞口125が開状態となる態様が所定回数(例えば2回)行われる小当たり遊技が行われる。なお、小当たり当選時には、小当たり遊技が終了した後においても小当たり当選前の遊技状態を継続する。すなわち、小当たり当選時の遊技状態が高確率時短遊技状態である場合には、小当たり遊技の終了後においても高確率時短遊技状態が継続され、遊技状態は移行しない。同様に、小当たりの当選時の遊技状態が低確率時短無遊技状態である場合には、小当たり遊技の終了後においても低確率時短無遊技状態が継続され、遊技状態は移行しない。
また、「小当たり」は、「はずれ」の一種であり、遊技者に有利となる上記の遊技状態の何れも設定されない。
変動パターン選択部235は、第1特別図柄表示器221や第2特別図柄表示器222にて表示する特別図柄の変動パターン(変動時間)を選択する。具体的には、変動パターン選択部235は、大当たり遊技を行うか否かの判定結果および特別図柄変動にともなう装飾図柄変動演出においてリーチ演出を行うことが可能な変動パターン(例えば13.5秒以上)とするか否かの判定結果等に基づいて、変動パターンを決定する。そして、変動パターン選択部235により選択された変動パターンに基づいて、特別図柄変動制御部233が特別図柄の変動を制御する。変動パターン選択部235および特別図柄変動制御部233の動作の詳細については後述する。
ここで、「リーチ」とは、後述する装飾図柄において遊技者に大当たりを期待させるための演出である。
普通図柄判定部232は、普通図柄の変動開始時に、後述する図20(d)に示すような乱数テーブルを用いて、普通図柄の抽選結果が「当たりか否か」を判定する。すなわち、普通図柄判定部232は、乱数取得部231により取得された普通図柄抽選用の乱数値に基づいて、電動チューリップ123を開閉作動させる補助遊技を行うか否かを判定する。また、普通図柄抽選において複数の種類の当たりが設定される場合は、普通図柄判定部232は、判定結果が当たりであった場合の「当たりの種類」を判定する。なお、普通図柄抽選は、乱数取得部231および普通図柄判定部232により行われる処理である。
普通図柄変動制御部236は、普通図柄抽選が行われた場合に、抽選結果に応じて、普通図柄表示器223による普通図柄の変動を制御する。
電動チューリップ動作制御部238は、普通図柄判定部232により普通図柄抽選において「当たり」と判定された場合に、電動チューリップ123を規定時間および規定回数だけ開放し、第2始動口122に遊技球が入賞容易となる状態を発生させる。また、「はずれ」と判定された場合には、電動チューリップ123のこのような開放状態を発生させない。電動チューリップ123の作動パターンについては後述するが、例えば0.15秒の開放時間で1回開く作動パターン、および1.80秒の開放時間で3回開放する作動パターンなどがある。
大入賞口動作制御部237は、特別図柄判定部234により特別図柄抽選において「大当たり」と判定された場合に、大当たり遊技として、当選した大当たりの種類に基づいて特定される作動パターンで大入賞口125の開放動作を制御する。また、大入賞口動作制御部237は、特別図柄判定部234により特別図柄抽選において「小当たり」と判定された場合に、小当たり遊技として、規定時間および規定回数だけ大入賞口125を開放する。
賞球処理部239は、入賞や抽選に関する種々の役物への入賞個数の管理および入賞に応じた賞球の払い出しの制御用コマンドをセットする。
出力制御部240は、遊技制御部200から演出制御部300および払出制御部330へ制御用コマンドの出力を制御する。
乱数制御部241は、乱数取得部231が所定のタイミングで取得する各種の乱数値を更新する。
〔遊技機の基本動作〕
次に、パチンコ遊技機100の基本動作を説明する。
パチンコ遊技機100の遊技制御部200は、電源が投入されると、起動時の基本処理として、各種装置の初期化や初期設定を行う。そして、基本処理を行った後、遊技制御部200は、遊技の進行に関する一連の処理である主制御処理を繰り返し実行する。また、電源を遮断する際には、遊技制御部200は、一連の電源遮断時処理を実行する。
図6は、遊技制御部200による基本処理の動作を示すフローチャートである。
遊技制御部200は、パチンコ遊技機100の電源が投入されると、まず、RAM203(図3参照)へのアクセスを許可する(ステップ(以下、ステップを「S」と記載する)601)。そして、遊技制御部200は、RAM203をクリアするためのRAMクリアスイッチがONとなっているか否かを判断する(S602)。
RAMクリアスイッチがOFFである場合(S602でNo)、次に、遊技制御部200は、電源遮断時の動作に関するバックアップフラグがONとなっているか否かを判断する(S603)。
バックアップフラグがONである場合(S603でYes)、次に、遊技制御部200は、電源遮断時に作成されたチェックサムが正常か否かを判断する(S604)。
チェックサムが正常である場合(S604でYes)、次に、遊技制御部200は、復帰処理を実行する(S605)。この復帰処理において、遊技制御部200は、電源が遮断された状態からの復帰に伴う、演出制御部300等のサブ制御手段の設定を行う。具体的には、遊技制御部200は、電源が遮断される際におけるパチンコ遊技機100の遊技状態(大当たり遊技中か否か、高確率状態と低確率状態のいずれか、時短状態と時短無状態のいずれか)を反映させるように、サブ制御手段を設定するためのコマンドを演出制御部300へ出力する。また、この復帰処理において、遊技制御部200は、バックアップフラグをOFFにする。
一方、RAMクリアスイッチがON(S602でYes)、バックアップフラグがOFF(S603でNo)、チェックサムが異常(S604でNo)のいずれかに該当する場合、次に遊技制御部200は、初期化処理として、RAM203の記憶内容をクリアし(S606)、RAM203の作業領域を設定する(S607)。そして、遊技制御部200は、サブ制御手段を設定(初期化)するためのコマンドを演出制御部300へ出力し、サブ基板(サブ制御手段)の設定を行う(S608)。サブ基板の設定には、各サブ基板に搭載されているRAM303、RAM313、RAM323をクリアすること等が含まれる。
復帰処理(S605参照)が終了した後、またはサブ基板の設定(S608参照)が終了した後、遊技制御部200は、遊技制御に用いられる各種のカウンタおよびタイマーを設定する(S609)。そして、遊技制御部200は、割り込み許可(S610)、割り込み禁止(S611)、図柄乱数制御処理(S612)、初期値乱数更新処理(S613)、電源遮断フラグがONとなっているか否かの判断(S614)をループ処理として繰り返し実行する。
ここで、割り込み許可(S610)および割り込み禁止(S611)は、このループ処理(S610〜S614)の実行中に割り込み処理の実行を可能とするために設けられている。本実施の形態では、この割り込み処理により、遊技制御における主制御処理が実行される。主制御処理の詳細については後述する。
図柄乱数制御処理(S612)において、遊技制御部200は、特別図柄抽選で用いられる変動パターン乱数の更新を行う。
初期値乱数更新処理(S613)において、遊技制御部200は、遊技制御において用いられる各種の乱数値の初期値を更新する。
電源遮断フラグの判断において、電源遮断フラグがOFFである場合(S614でNo)、パチンコ遊技機100の電源は遮断されず、遊技制御部200は、ループ処理(S610〜S614)と共に割り込みによる主制御処理を繰り返し実行する。一方、電源遮断フラグがONである場合(S614でYes)、遊技制御部200は、パチンコ遊技機100の電源を遮断するための処理(電源遮断時処理)を開始する。
図7は、遊技制御部200による電源遮断時処理の動作を示すフローチャートである。
電源遮断時処理において、遊技制御部200は、まず、各種の出力を行うための出力ポートの設定をクリアする(S701)。次に、遊技制御部200は、チェックサムを作成し、RAM203に格納する(S702)。次に、遊技制御部200は、バックアップフラグをONにし(S703)、RAM203へのアクセスを禁止して(S704)、無限ループに移行する。
〔遊技機の主制御処理〕
次に、パチンコ遊技機100の主制御処理を説明する。
遊技制御部200は、主制御処理において、パチンコ遊技機100における遊技を制御すると共に、サブ制御手段である演出制御部300に対して演出の制御を指示し、払出制御部330に対して賞球の払い出しの制御を指示する。
図8は、遊技制御部200の主制御処理を示すフローチャートである。
主制御処理は、遊技制御における一連の処理からなり、予め設定された一定時間(例えば4ミリ秒)ごとに繰り返し実行される。本実施の形態において、遊技制御部200は、予め設定された一定時間ごとに割り込みを発生させ、図6に示すループ処理の中で割り込みが許可(S610参照)されると、割り込み処理として主制御処理を実行する。図8に示すように、主制御処理では、乱数更新処理、スイッチ処理、図柄処理、電動役物処理、賞球処理、出力処理が順次実行される(S801〜S806)。
乱数更新処理(S801)では、遊技制御部200は、乱数制御部241の機能(サブルーチン)を呼び出し、遊技制御部200による遊技制御で用いられる各種の乱数の値を更新する。乱数の設定および乱数値の更新の詳細については後述する。
スイッチ処理(S802)としては、始動口スイッチ処理、ゲートスイッチ処理が行われる。
始動口スイッチ処理では、遊技制御部200は、乱数取得部231の機能(サブルーチン)を呼び出し、図3の第1始動口スイッチ211および第2始動口スイッチ212の状態を監視し、スイッチがONとなった場合に、特別図柄抽選のための処理を実行する。また、詳しくは後述するが、第1始動口スイッチ211および第2始動口スイッチ212において事前判定処理を行う場合は、特別図柄判定部234、変動パターン選択部235の各機能(サブルーチン)を呼び出し、事前判定のための処理を実行する。
ゲートスイッチ処理では、遊技制御部200は、乱数取得部231の機能(サブルーチン)を呼び出し、図3のゲートスイッチ214の状態を監視し、スイッチがONとなった場合に、普通図柄抽選のための処理を実行する。
これらのスイッチ処理の詳細な内容については後述する。
図柄処理(S803)としては、特別図柄処理、普通図柄処理が行われる。
特別図柄処理では、遊技制御部200は、特別図柄変動制御部233、特別図柄判定部234、変動パターン選択部235の各機能(サブルーチン)を呼び出し、特別図柄変動およびこの図柄変動に伴う処理を実行する。
普通図柄処理では、遊技制御部200は、普通図柄判定部232および普通図柄変動制御部236の機能(サブルーチン)を呼び出し、普通図柄変動およびこの図柄変動に伴う処理を実行する。
これらの図柄処理の詳細な内容については後述する。
電動役物処理(S804)としては、大入賞口処理および電動チューリップ処理が行われる。
大入賞口処理では、遊技制御部200は、大入賞口動作制御部237の機能(サブルーチン)を呼び出し、所定の条件に基づいて特別電動役物である大入賞口125の開放動作を制御する。
電動チューリップ処理では、遊技制御部200は、電動チューリップ動作制御部238の機能(サブルーチン)を呼び出し、所定の条件に基づいて普通電動役物である電動チューリップ123の開放動作を制御する。
これらの電動役物処理の詳細な内容については後述する。
賞球処理(S805)では、遊技制御部200は、賞球処理部239の機能(サブルーチン)を呼び出し、入賞個数の管理および入賞に応じた賞球の払い出しの制御用コマンドをセットする。
出力処理(S806)では、遊技制御部200は、出力制御部240の機能(サブルーチン)を呼び出し、演出制御用のコマンドを演出制御部300へ出力し、払い出し制御用のコマンドを払出制御部330へ出力する。演出制御用コマンドは、S802からS804までの各処理において生成され、RAM203に設けられた制御用コマンドの格納領域に格納(セット)される。払い出し制御用コマンドは、S805の処理において生成され、RAM203に設けられた制御用コマンドの格納領域に格納(セット)される。RAM203には、制御用コマンドの種類ごとに格納領域が設定されている。
出力制御部240は、RAM203の各制御用コマンドの格納領域を順に調べ、個々の格納領域に制御用コマンドが格納されていれば(すなわち、S802〜S805の処理で制御用コマンドが生成されていれば)、その制御用コマンドを読み出し、出力先(演出制御部300または払出制御部330)へ出力する。
本実施の形態では、図8に示したように、一連の主制御処理の最後に出力処理を行う。すなわち、第1の処理手段としての上記各機能によるS802〜S805の各処理において生成されたコマンドを、その各処理においてはRAM203の対応する格納領域に格納しておく。そして、これらの処理の後に、第2の処理手段としての出力制御部240が、RAM203の格納領域に蓄積された、各処理で生成されたコマンドをまとめて出力する。言い換えれば、本実施の形態では、主制御処理を1サイクル実行すると、その1サイクルの実行において生成されたコマンドが、その1サイクルの実行における最後のコマンド生成が行われた後に、出力される。
〔遊技機の基本動作の変形例〕
なお、図6乃至図8を参照して説明した動作例では、基本処理におけるループ処理の部分で割り込みを許可し、割り込み処理として一連の処理からなる主制御処理を実行した。しかしながら、主制御処理は、一定時間ごとに繰り返し実行されるように構成されていれば良く、具体的な実現手段(実行手順)は、図6乃至図8に示した例には限定されない。例えば、基本処理の一連の動作の中に主制御処理を組み入れておき、所定のタイミングで経過時間を計測し、一定時間(例えば4ミリ秒)ごとに主制御処理へ戻る構成としても良い。また、基本処理の一連の動作の中に主制御処理を組み入れる一方で、図6乃至図8を参照して説明した動作と同様に、一定時間ごとに割り込みを発生させ、割り込みが発生したならば基本処理中に組み入れられた主制御処理へ戻る構成としても良い。
また、基本処理で生成されたコマンドを出力する場合は、原則として、コマンドを生成する度に、RAM203のコマンド格納領域に格納し、第2の処理手段である出力制御部240の機能を呼び出して出力する。基本処理は、遊技の進行に関わる主制御処理とは異なり、電源投入時にのみ行われる初期動作等の特別な処理である。また、基本処理は、電源投入時のパチンコ遊技機100の状態等の条件に基づく分岐により処理手順が変動する場合があるため、出力処理に漏れが無いように、生成したコマンドを速やかに出力する処理である。なお、関連する複数の処理により連続的にコマンドが生成される場合等、具体的な処理の要請に応じて、複数のコマンドをRAM203のコマンド格納領域に格納し、まとめて出力する処理手順を採っても良い。
〔遊技制御部による乱数更新処理〕
特別図柄抽選等の遊技制御における各種の抽選に用いられる判定情報としての乱数値は、カウンタによって計数され、所定の初期値から始まって、図8に示す主制御処理の乱数更新処理(S801)が行われるたびに1ずつ加算される。そして、各抽選が行われた時点の値が始動口スイッチ処理(図9)およびゲートスイッチ処理(図10)で取得され、特別図柄処理(図11)や普通図柄処理(図16)で使用される。この乱数値のカウンタは無限ループカウンタであり、計数された乱数値が、設定されている乱数の最大値(例えば、後述する図20(a)に示した大当たり乱数では299)に達した後は、再び初期値に戻る。また、乱数更新処理は一定時間ごとに行われるため、各乱数の初期値が特定されてしまうと、更新間隔や初期値の情報に基づいて当選値が推定される恐れがある。そこで、主制御処理から図6に示す基本処理に戻った後、S613の初期値乱数更新処理において、各乱数の初期値をランダムに変更する。
〔遊技制御部による始動口スイッチ処理〕
図9は、図8のS802に示したスイッチ処理のうちの始動口スイッチ処理の内容を示すフローチャートである。
この始動口スイッチ処理は、第1始動口121における入賞に対する処理と、第2始動口122における入賞に対する処理とが順次行われる。図9を参照すると、遊技制御部200は、まず、第1始動口121に遊技球が入賞して第1始動口スイッチ211がONとなったか否かを判断する(S901)。第1始動口スイッチ211がONとなったならば、次に遊技制御部200は、第1始動口121の入賞における未変動分の保留数U1が上限値未満か否かを判断する(S902)。図9に示す例では、上限値を4個としている。保留数U1が上限値に達している場合は(S902でNo)、それ以上未変動分の入賞を保留することができないので、第1始動口121における入賞に対する処理を終了する。
一方、保留数U1が上限値未満である場合(S902でYes)、遊技制御部200の乱数取得部231は、今回の入賞による判定のための乱数値を取得し、RAM203に格納する(S903)。ここでは、第1始動口121の入賞なので、特別図柄抽選のための乱数値が取得される。このとき取得される乱数値は、S801の乱数更新処理で更新された値である。そして、この乱数値により、後の特別図柄処理において特別図柄抽選の結果が確定される。ここにいう乱数値としては、大当たり、小当たりまたははずれを決定する大当たり乱数値、大当たりの種類(大当たり遊技の終了後における時短状態か時短無状態、高確率状態と低確率状態、長当たり、短当たり)を決定する図柄乱数値(大当たり図柄乱数値)、図柄変動における変動パターンを特定するための変動パターン乱数値、はずれのときに後述のリーチ演出を実行可能な変動パターン(変動時間)にするか否かを決定するリーチ乱数値、等が含まれる。
次に、遊技制御部200は、事前判定処理を行う(S904)。事前判定処理とは、始動口における入賞により乱数の取得が既に行われているが後述する特別図柄処理によって乱数の判定が未だ行われていない入賞球(保留球)について、特別図柄処理によって乱数が判定されるよりも前にその乱数の判定を行う(事前判定)処理である。
そして、本実施の形態の演出制御部300は、事前判定処理によって判定された乱数の判定結果(事前判定結果)に基づいて、特別図柄処理によって乱数が判定され、その判定結果が報知されるよりも前に、その判定結果を示唆する予告演出を行うことができる。この予告演出は、例えば、始動口における入賞により乱数の取得が既に行われているが特別図柄処理によって乱数の判定が未だ行われていない入賞球(保留球)の発生に応じて、画像表示部114に表示される保留表示演出(後述)等を用いて行われる。この事前判定に基づく予告演出により、予告演出に係る事前判定に対応する保留球に関して、その後に特別図柄処理による乱数の判定が行われた際の判定結果が遊技者に示唆される。これによって、遊技者は、保留球に対して期待を抱きながら遊技を行うことができる。事前判定に基づく予告演出の詳細については後述する。
そして、遊技制御部200は、保留数U1の値を1加算する(S905)。
この後、遊技制御部200は、事前判定結果を演出制御部300に通知するために、S904の事前判定処理による事前判定情報を含む事前判定結果コマンドをRAM203にセットする(S906)。
さらに、遊技制御部200は、S905による保留数U1の増加を演出制御部300に通知するための保留数増加コマンドをRAM203にセットし(S907)、第1始動口121における入賞に対する処理を終了する。
次に、第2始動口122における入賞に対する処理が行われる。図9を参照すると、次に遊技制御部200は、第2始動口122に遊技球が入賞して第2始動口スイッチ212がONとなったか否かを判断する(S908)。第2始動口スイッチ212がONとなったならば、次に、遊技制御部200は、第2始動口122の入賞における未変動分の保留数U2が上限値未満か否かを判断する(S909)。図9に示す例では、上限値を4個としている。保留数U2が上限値に達している場合は(S909でNo)、それ以上未変動分の入賞を保留することができないので、第2始動口122における入賞に対する処理を終了する。
一方、保留数U2が上限値未満である場合(S909でYes)、遊技制御部200の乱数取得部231は、今回の入賞による抽選のための乱数値を取得し、RAM203に格納する(S910)。ここでは、第2始動口122の入賞なので、上記のS903と同様に、特別図柄抽選のための乱数値(大当たり乱数値、大当たり図柄乱数値、リーチ乱数値、変動パターン乱数値など)が取得される。このとき取得される乱数値は、S801の乱数更新処理で更新された値である。そして、この乱数値により後の特別図柄処理において特別図柄抽選の結果が確定される。
次に、遊技制御部200は、事前判定処理を行う(S911)。この事前判定処理の内容は、上記のS904と同様である。
そして、遊技制御部200は、保留数U2の値を1加算する(S912)。
この後、遊技制御部200は、事前判定結果を演出制御部300に通知するために、S911の事前判定処理による事前判定情報を含む事前判定結果コマンドをRAM203にセットする(S913)。
さらに、遊技制御部200は、S912による保留数U2の増加を演出制御部300に通知するための保留数増加コマンドをRAM203にセットし(S914)、第2始動口122における入賞に対する処理を終了する。
〔遊技制御部によるゲートスイッチ処理〕
図10は、ゲート124を遊技球が通過した場合のゲートスイッチ処理の内容を示すフローチャートである。
このゲートスイッチ処理において、遊技制御部200は、まず、ゲート124を遊技球が通過してゲートスイッチ214がONとなったか否かを判断する(S1001)。ゲートスイッチ214がONとなったならば、次に遊技制御部200は、未変動分の保留数Gが上限値未満か否かを判断する(S1002)。図10に示す例では、上限値を4個としている。保留数Gが上限値に達している場合は(S1002でNo)、それ以上未変動分の入賞を保留することができないので、ゲートスイッチ処理を終了する。
一方、保留数Gが上限値未満である場合(S1002でYes)、遊技制御部200の乱数取得部231は、今回の入賞による抽選のための乱数値を取得し、RAM203に格納する(S1003)。ここでは、ゲート124の入賞なので、普通図柄抽選のための乱数値(当たり乱数値など)が取得される。
次に、遊技制御部200は、保留数Gの値を1加算する(S1004)。
S1004で保留数Gの値が加算された後、遊技制御部200は、S1004による保留数Gの増加を演出制御部300に通知するための保留数G増加コマンドをRAM203にセットし(S1005)、ゲート124における入賞に対する処理を終了する。
〔遊技制御部による特別図柄処理〕
図11は、図8のS803に示した図柄処理のうちの特別図柄処理の内容を示すフローチャートである。
この特別図柄処理において、遊技制御部200の特別図柄変動制御部233は、まず、RAM203においてセットされるフラグの設定(以下、フラグ設定)において大当たり遊技フラグがONになっているか否かを調べる(S1101)。ここで、大当たり遊技フラグは、特別図柄抽選の結果が大当たりであることを識別するためにセットされるフラグである。
大当たり遊技フラグがONである場合、既にパチンコ遊技機100は大当たり中であるので、特別図柄変動を開始することなく特別図柄処理を終了する(S1101でYes)。一方、大当たり遊技フラグがOFFである場合(S1101でNo)、次に特別図柄変動制御部233は、パチンコ遊技機100の現在の状態が特別図柄変動中か否かを判断する(S1102)。特別図柄変動中でない場合(S1102でNo)、次に特別図柄変動制御部233は、特別図柄の未変動分の保留数U1、U2(図9参照)に関する処理を行う(S1103〜S1106)。本実施の形態では、第1始動口121の入賞に係る保留数U1と第2始動口122の入賞に係る保留数U2とを区別しているので、この処理も対応する始動口ごとに個別に行う。
具体的には、特別図柄変動制御部233は、まず第2始動口122の入賞に係る保留数U2が1以上か判断する(S1103)。保留数U2が1以上である場合(S1103でYes)、特別図柄変動制御部233は、保留数U2の値を1減算する(S1104)。一方、保留数U2=0である場合は(S1103でNo)、特別図柄変動制御部233は、次に第1始動口121の入賞に係る保留数U1が1以上か判断する(S1105)。保留数U1が1以上である場合(S1105でYes)、特別図柄変動制御部233は、保留数U1の値を1減算する(S1106)。一方、保留数U1=0である場合は(S1105でNo)、特別図柄の抽選を始動するための入賞が無いことを意味するため、特別図柄変動を開始せず、別ルーチンの客待ち設定処理を実行して処理を終了する(S1116)。
なお、本実施の形態では、第2始動口122の入賞に係る保留数U2に関する処理を優先させて行う。すなわち、保留数U2が1以上である場合は保留数U2に関する処理を行い、保留数U2=0である場合に保留数U1に関する処理を行う(S803〜S806参照)。これに対し、第1始動口121と第2始動口122のどちらの入賞かに関わらず、入賞した順に保留数U1、U2を減算していくような制御とすることも可能である。
S1104またはS1106で保留数U1または保留数U2を減算した後、特別図柄変動制御部233は、RAM203のフラグ設定においてセットされた客待ちフラグをOFFとする(S1107)。客待ちフラグは、パチンコ遊技機100が客待ち状態であることを識別するためのフラグであり、客待ち設定処理(S1116、後述する図15参照)においてセットされる。
次に、特別図柄変動制御部233は、別ルーチンによる大当たり判定処理および変動パターン選択処理を実行する(S1108、S1109)。詳しくは後述するが、この大当たり判定処理および変動パターン選択処理によって、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222に変動表示される特別図柄の変動用の設定情報(大当たり図柄、遊技状態、変動パターン等)が決定される。なお、これらの情報は演出制御部300に送られる変動開始コマンドに含まれる。
この後、特別図柄変動制御部233は、大当たり判定処理および変動パターン選択処理で決定された設定内容に基づき、図2に示す第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222により表示される特別図柄の変動を開始する(S1110)。そして、この設定内容を示す設定情報(大当たり図柄、遊技状態、変動パターン等)を含んだ変動開始コマンドを生成し、RAM203にセットする(S1111)。S1111でセットされた変動開始コマンドは、図8のS806に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
S1102で特別図柄変動中と判断された場合(S1102でYes)、またはS1111で変動開始コマンドがセットされた後、特別図柄変動制御部233は、変動時間を経過したか否かを判断する(S1112)。すなわち、S1110で特別図柄の変動を開始してからの経過時間がS1109の変動パターン選択処理で設定された変動時間に達したか否かが判断される。変動時間を経過していなければ(S1112でNo)、特別図柄変動が継続されるので、そのまま特別図柄処理が終了する。
一方、変動時間を経過した場合(S1112でYes)、特別図柄変動制御部233は、まず、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222における特別図柄の変動をS1108の大当たり判定処理で決定された図柄で停止する(S1113)。後述する装飾図柄を停止させるための変動停止コマンドをRAM203にセットする(S1114)。そして、別ルーチンの停止中処理を実行する(S1115)。停止中処理の内容については後述する。S1114でセットされた変動停止コマンドは、図8のS806に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
なお、第1始動口121への入賞を契機とする特別図柄の変動中において、第2始動口122への入賞が発生した場合には、第1始動口121への入賞を契機とする特別図柄の変動中に、第2始動口122への入賞を契機とする特別図柄の変動が行われてもよい。また、例えば、第2始動口122への入賞を契機とする特別図柄の変動中において、第1始動口121への入賞が発生した場合には、第2始動口122の入賞を契機とする特別図柄の変動中に、第1始動口121の入賞を契機とする特別図柄の変動が行われてもよい。
また、図11に示す例では、保留数U2または保留数U1の値を減算した後(S1104、S1106参照)、大当たり判定処理および変動パターン選択処理が実行されているが(S1108、S1109参照)、これに限定されない。
特別図柄処理では、大当たり判定処理および変動パターン選択処理が実行された後に、保留数U2または保留数U1の値が減算される処理が実行されてもよい。この場合、変動パターン選択処理において、減算される前の保留数U2または保留数U1の値に基づいて、変動パターンが選択される。
〔遊技制御部による大当たり判定処理〕
図12は、大当たり判定処理(図11のS1108)の内容を示すフローチャートである。
この大当たり判定処理において、遊技制御部200の特別図柄判定部234は、まず、今回の特別図柄抽選における大当たり乱数値の判定を行い(S1201)、大当たりまたは小当たりしたか否かを判断する(S1202、S1205)。大当たりまたは小当たりしたか否かは、図9のS903またはS910で取得した大当たり乱数の値が、大当たりの当選値として設定された値または小当たりの当選値として設定された値と一致したか否かを判断することによって決定される(図20(a)参照)。
S1201の乱数判定の結果が大当たりだった場合(S1202でYes)、次に特別図柄判定部234は、大当たり図柄乱数値の判定を行う(S1203)。この判定の結果に応じて、大当たりの種類(高確率時短遊技状態の大当たり、低確率時短無遊技状態の大当たりなど)が決定される。何れの大当たりとなるかは、図9のS903またはS910で取得した大当たり図柄乱数の値が、大当たりの種類ごとに予め設定された値のうちの何れと一致したかによって決定される(図20(b)参照)。
以上の判定の後、特別図柄判定部234は、大当たり図柄乱数の判定により決定された大当たりの種類を表す図柄(大当たり図柄)を設定情報としてRAM203にセットする(S1204)。
S1201の乱数判定の結果が小当たりだった場合(S1202でNo、S1205でYes)、次に特別図柄判定部234は、小当たりであることを表す図柄(以下、小当たり図柄)を設定情報としてRAM203にセットする(S1206)。
S1201の乱数判定の結果が大当たりでも小当たりでもない場合(S1202、S1205でNo)、次に特別図柄判定部234は、抽選にはずれたことを表す図柄(以下、はずれ図柄)を設定情報としてRAM203にセットする(S1207)。
〔遊技制御部による変動パターン選択処理〕
図13は、変動パターン選択処理(図11のS1109)の内容を示すフローチャートである。
この変動パターン選択処理において、遊技制御部200の変動パターン選択部235は、まず、パチンコ遊技機100の遊技状態(時短無状態か時短状態か、および高確率状態か低確率状態か)を参照する(S1301)。そして、大当たり判定処理(図12)のS1202の判断結果を用いて今回の特別図柄抽選で大当たりしたか否かを判断する(S1302)。そして、大当たりだった場合(S1302でYes)、変動パターン選択部235は、大当たり用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(S1303)。
一方、大当たりしなかった場合(S1302でNo)、次に変動パターン選択部235は、遊技者に大当たりを期待させるためのいわゆるリーチ演出を行うか否かを決定するための乱数値の判定を行う(S1304)。リーチ演出を行うか否かは、図9のS903またはS910で取得したリーチ乱数の値が予め設定された値と一致したか否かを判断することによって決定される(図20(c)参照)。
乱数値を用いた判定の結果、リーチ演出を行う場合(S1305でYes)、変動パターン選択部235は、リーチ用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(S1306)。また、リーチ演出を行わない場合(S1305でNo)、変動パターン選択部235は、はずれ用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(S1307)。
ここで、変動パターンテーブルとは、予め用意されている複数の変動パターン(変動時間3秒、7秒、13秒、15秒、30秒、60秒、90秒など)と変動パターン乱数の値とを対応付けたテーブルである。
次に、変動パターン選択部235は、図9のS903またはS910で取得した変動パターン乱数値およびS1303、S1306、S1307でセットされた変動パターンテーブルを用いて、変動パターン乱数値の判定を行う(S1308)。すなわち、変動パターン選択部235は、RAM203にセットされた変動パターンテーブルを参照し、変動パターン乱数の乱数値に応じた変動パターンを選択する。したがって、同じ乱数値が取得された場合でも、パチンコ遊技機100の遊技状態(時短状態か時短無し状態か、および高確率状態か低確率状態か)、特別図柄抽選の結果(大当たりしたか否か、大当たりしていない場合はリーチ演出を行うか否か)等の違いに応じて参照される変動パターンテーブルが異なるので、決定される変動パターンが異なる。
この後、変動パターン選択部235は、S1308で選択した変動パターンを設定情報としてRAM203にセットする(S1309)。S1309でセットされた変動パターンの設定情報は、図11のS1111でセットされる変動開始コマンドに含まれ、図8のS806に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。本実施の形態で選択される変動パターンおよびその設定の詳細については後述する。
〔遊技制御部による停止中処理〕
図14は、停止中処理(図11のS1115)の内容を示すフローチャートである。
この停止中処理において、遊技制御部200は、まず、RAM203のフラグ設定において時短状態であることを示すフラグ(以下、時短フラグ)がONになっているか否かを調べる(S1401)。時短フラグがONである場合(S1401でYes)、遊技制御部200は、時短状態での抽選回数(変動回数)Jの値を1減算し(S1402)、抽選回数Jが0になったか否かを調べる(S1403)。そして、抽選回数J=0であれば(S1403でYes)、時短フラグをOFFにする(S1404)。なお、時短フラグをONにする操作と、抽選回数Jの初期値の設定は、後述の大入賞口処理(図17)における遊技状態設定処理(図18)で行われる。
時短フラグがOFFであった場合(S1401でNo)またはS1404で時短フラグをOFFにした後、あるいはS1402で減算した後の抽選回数Jの値が0でない場合(S1403でNo)、次に遊技制御部200は、RAM203のフラグ設定において高確率状態であることを示すフラグ(以下、高確フラグ)がONになっているか否かを調べる(S1405)。なお、この高確フラグと先の時短フラグが共にONである場合は、高確率時短遊技状態であり、高確フラグがONであり時短フラグがOFFである場合は、高確率時短無遊技状態である。
高確フラグがONである場合(S1405でYes)、遊技制御部200は、高確率状態での抽選回数(変動回数)Xの値を1減算し(S1406)、抽選回数Xが0になったか否かを調べる(S1407)。そして、抽選回数X=0であれば(S1407でYes)、高確フラグをOFFにする(S1408)。なお、高確フラグをONにする操作と、抽選回数Xの初期値の設定は、後述の大入賞口処理(図17)における遊技状態設定処理(図18)で行われる。
高確フラグがOFFであった場合(S1405でNo)またはS1408で高確フラグをOFFにした後、あるいはS1406で減算した後の抽選回数Xの値が0でない場合(S1407でNo)、次に遊技制御部200は、今回の特別図柄抽選で大当たりしたか否かを判断する(S1409)。そして、大当たりだった場合(S1409でYes)、次に遊技制御部200は、大当たりの種類を判断する(S1410)。なお、ここでは大当たりの種類の判断の一例として、長当たりか否かが判断される。
ここで、大当たりか否かの判断は、大当たり判定処理(図12)の判定結果に基づいて判断することができる。例えば、後述する図20(b)の図表に示す図柄の何れかがセットされているならば、S1409でYesである。大当たり判定処理によりRAM203に、はずれ図柄または小当たり図柄がセットされているならば、S1409でNoである。
大当たりの種類が長当たりであった場合(S1410でYes)、遊技制御部200は、長当たり遊技フラグをONにする(S1411)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が、大当たりの種類が長当たりである大当たり遊技状態(長当たり遊技状態)となる。なお、ここでは長当たりにおいて、高確率状態か低確率状態かを区別していない。高確率状態となるか低確率状態となるかは、後述の大入賞口処理(図17)における遊技状態設定処理(図18)で該当するフラグをONにすることによって特定される。
大当たりの種類が長当たりでなかった場合(S1410でNo)、遊技制御部200は、短当たり遊技フラグをONにする(S1412)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が、大当たりの種類が短当たりである大当たり遊技状態(短当たり遊技状態)となる。長当たりの場合と同様、短当たりの場合も高確率状態か低確率状態かを区別していない。
S1411またはS1412で大当たり遊技フラグをONにした後、遊技制御部200は、抽選回数J、Xの値を初期化する(S1413)。また、遊技制御部200は、S1401において時短フラグがONであって、S1403において抽選回数Jが0でなかった場合に、時短フラグをOFFにする(S1414)。同様に、S1405において高確フラグがONであって、S1407において抽選回数Xが0でなかった場合に、高確フラグをOFFにする(S1414)。
S1413で抽選回数J、Xの値を初期化した後、遊技制御部200は、オープニング動作を開始する(S1417)。ここで、オープニング動作の内容は、S1411、S1412の何れで当たり遊技フラグがONとなったかに応じて異なる。言い替えると、特別図柄抽選の判定結果に応じたオープニング動作が設定される。
この後、遊技制御部200は、演出制御部300において大当たり遊技フラグに応じたオープニング動作における演出を行うためのオープニングコマンドをRAM203にセットして(S1418)、停止中処理を終了する。このオープニングコマンドは、図8のS806に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
これに対し、今回の特別図柄抽選の結果が大当たりでなかった場合(S1409でNo)、次に遊技制御部200は、今回の特別図柄抽選の結果が小当たりであったか否かを判断する(S1415)。小当たりでなかった場合は(S1415でNo)、停止中処理を終了する。
一方、小当たりであった場合(S1415でYes)、遊技制御部200は、小当たり遊技を開始する(S1416)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が小当たり遊技状態となる。なお、小当たり遊技では、前述したように、大入賞口125を所定回数開閉し、所定時間経過後に終了する。
〔遊技制御部による客待ち設定処理〕
図15は、客待ち設定処理(図11のS1116)の内容を示すフローチャートである。
この客待ち設定処理において、遊技制御部200は、まず、RAM203のフラグ設定において客待ちフラグがONになっているか否かを調べる(S1501)。ここで、客待ちフラグは、パチンコ遊技機100が客待ち状態であることを識別するためにセットされるフラグである。
客待ちフラグがONである場合、パチンコ遊技機100は客待ち状態であるので、そのまま処理を終了する(S1501でYes)。一方、客待ちフラグがOFFである場合、遊技制御部200は、客待ちコマンドを生成してRAM203にセットし(S1502)、客待ちフラグをONにする(S1503)。S1502でセットされた客待ちコマンドは、図8のS806に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。なお、客待ちフラグとは、特別図柄の変動が停止して、保留が無い状態でセットされるものである。
〔遊技制御部による普通図柄処理〕
図16は、図8のS803に示した図柄処理のうちの普通図柄処理の内容を示すフローチャートである。
この普通図柄処理において、遊技制御部200の普通図柄変動制御部236は、まず、RAM203のフラグ設定において補助遊技フラグがONになっているか否かを調べる(S1601)。ここで、補助遊技フラグは、普通図柄抽選で当選した場合にセットされるフラグである。補助遊技フラグが設定されている状態は、電動チューリップ123が後述の電動チューリップ処理(図19)にしたがって開放され、第2始動口122に入賞し易い状態である(補助遊技状態)。
補助遊技フラグがONである場合、既に補助遊技状態となっており、普通図柄が停止している状態なので、普通図柄変動を開始することなく普通図柄処理を終了する(S1601でYes)。一方、補助遊技フラグがOFFである場合(S1601でNo)、次に普通図柄変動制御部236は、パチンコ遊技機100の現在の状態が普通図柄変動中か否かを判断する(S1602)。普通図柄変動中でない場合(S1602でNo)、次に普通図柄変動制御部236は、普通図柄の未変動分の保留数G(図10参照)が1以上か判断する(S1603)。保留数G=0である場合は(S1603でNo)、普通図柄の抽選を始動するための入賞が無いことを意味するため、普通図柄変動を開始せずに処理を終了する。
これに対し、保留数Gが1以上である場合(S1603でYes)、普通図柄変動制御部236は、保留数Gの値を1減算する(S1604)。そして、普通図柄判定部232が、今回の普通図柄抽選における当たり乱数の判定を行って、普通図柄抽選に当選したか否かを判断する(S1605)。当選したか否かは、図10のS1003で取得した当たり乱数の値が、後述する図20(d)に示すテーブル等において当選値として設定された値と一致したか否かを判断することによって決定される。
次に、普通図柄変動制御部236は、普通図柄抽選の結果に応じて普通図柄の設定を行う(S1606)。すなわち、普通図柄抽選に当選した場合は、当選したことを表す図柄(以下、当たり図柄)を設定情報としてRAM203にセットする。一方、普通図柄抽選に当選しなかった場合は、抽選にはずれたことを表す図柄(以下、はずれ図柄)を設定情報としてRAM203にセットする。
次に、普通図柄変動制御部236は、普通図柄の変動時間の設定を行う(S1607)。この変動時間は、図14におけるS1404、S1414、後述の図18におけるS1804、S1807等の処理で設定される時短フラグに基づいて設定される。すなわち、S1607による設定の際に時短フラグがONである場合は、短時間(例えば1.5秒)に設定され、時短フラグがOFFである場合は、長時間(例えば4.0秒)に設定される。この設定の後、普通図柄変動制御部236は、S1607の設定内容に基づき、図2(a)および図3に示す普通図柄表示器223における普通図柄の変動を開始する(S1608)。なお、普通図柄の変動パターンを抽選により決定することもできる。この場合、例えば、遊技球がゲート124を通過した際に、乱数取得部231が普通図柄の変動パターン乱数値を取得し、S1607において、普通図柄変動制御部236が普通図柄の変動パターン乱数値を判定することにより、変動時間が設定される。
S1608で普通図柄の変動を開始した後、またはS1602で普通図柄変動中と判断された場合(S1602でYes)、普通図柄変動制御部236は、変動時間を経過したか否かを判断する(S1609)。すなわち、S1608で普通図柄の変動を開始してからの経過時間がS1607で設定された変動時間に達したか否かが判断される。変動時間を経過していなければ(S1609でNo)、普通図柄変動が継続されるので、そのまま普通図柄処理が終了する。
一方、変動時間が終了した場合(S1609でYes)、普通図柄変動制御部236は、普通図柄表示器223における普通図柄の変動を停止する(S1610)。そして、普通図柄変動制御部236は、S1605の判定結果が当選であったか否かを判断する(S1611)。当選であったならば(S1611でYes)、補助遊技フラグをONにする(S1612)。一方、抽選にはずれたならば(S1611でNo)、補助遊技フラグをONにすること無く普通図柄処理を終了する。
〔遊技制御部による大入賞口処理〕
図17は、図8のS804に示した電動役物処理のうちの大入賞口処理の内容を示すフローチャートである。
この大入賞口処理において、遊技制御部200の大入賞口動作制御部237は、まず、RAM203のフラグ設定において大当たり遊技フラグがONになっているか否かを調べる(S1701)。大当たり遊技フラグがOFFである場合、大入賞口125への入賞はないので、大入賞口処理を終了する(S1701でNo)。一方、大当たり遊技フラグがONである場合(S1701でYes)、次に大入賞口動作制御部237は、パチンコ遊技機100が停止中処理(図14)で開始された大当たり時の動作制御におけるオープニング動作の最中か否かを判断する(S1702)。
パチンコ遊技機100がオープニング中である場合(S1702でYes)、次に大入賞口動作制御部237は、予め設定されたオープニング動作が行われるべき時間(オープニング時間)を経過したか否かを判断する(S1703)。オープニング時間を経過していないならば、大入賞口125でのオープニング動作が継続されるので、大入賞口処理を終了する(S1703でNo)。一方、オープニング時間を経過したならば(S1703でYes)、次に大入賞口動作制御部237は、大入賞口125の作動設定を行い(S1704)、入賞個数Cを初期化(C=0)し(S1705)、大入賞口125の作動のラウンド数Rの値を現在の値から1加算して(S1706)、大入賞口125を作動開始(開放)する(S1707)。
S1704の作動設定では、大入賞口125の作動パターンと、その作動パターンで作動させるラウンド数(作動ラウンド数)とが設定される。大入賞口125が作動する場合の例としては、特別図柄抽選で、長当たりまたは短当たりの大当たりであった場合と、小当たりであった場合がある。作動パターンおよびラウンド数は、これらの当たりの種類に応じて様々に設定される。なお、大当たり遊技においては、大入賞口125の作動を複数回(複数ラウンド)連続して行うことが規定されている。一例としては、長当たりの場合、例えば、15ラウンド(15R)作動させ、1ラウンドでは29.5秒の開放を1回行う。短当たりの場合、例えば、2ラウンド(2R)作動させ、1ラウンドでは0.9秒の開放を1回行う。さらに説明をすると、0.9秒開放して1.0秒閉鎖した後、0.9秒開放する。一方、小当たりの場合、例えば、0.9秒開放して1.0秒閉鎖した後、0.9秒開放する。ここで、短当たりでの作動と小当たりでの作動を上記の例で比較すると、共に0.9秒の開放が2回行われることとなる。すなわち、遊技者から見える大入賞口125の動作は、短当たりの場合と小当たりの場合とで同じであり、遊技盤110上の大入賞口125の動作のみから短当たりと小当たりとを区別することはできない。
なお、小当たりの際には、大入賞口125の開放累積時間が1.8秒以内に設定されなければならないことが法令により定められている。一方で、大当たり(長当たりまたは短当たり)の際には、大入賞口125を複数回連続開放させなければならない。そこで、上記のように小当たりでの作動と短当たりでの作動を外見上区別し難くしようとする場合、小当たりでは、1作動での開放累積時間が1.8秒以内を満たす範囲で、大入賞口125が2回以上開放する作動形態が設定され、短当たりでは、小当たりの開放回数と同数のラウンド数が設定される。
次に、大入賞口動作制御部237は、S1704で設定された作動パターンにおける開放時間を経過したか否かを判断する(S1708)。大入賞口125での開放状態が開放時間を経過していない場合(S1708でNo)、次に大入賞口動作制御部237は、大入賞口125への入賞個数Cが規定の個数(例えば9個)以上か否かを判断する(S1709)。開放時間を経過しておらず、かつ入賞個数Cが規定個数未満である場合は、大入賞口125の作動状態(開放状態)が継続されるので、大入賞口処理を終了する(S1709でNo)。一方、開放時間を経過したか(S1708でYes)、または入賞個数Cが規定個数に達した場合(S1709でYes)、大入賞口動作制御部237は、大入賞口125を作動終了(閉口)する(S1710)。
次に、大入賞口動作制御部237は、大入賞口125の作動のラウンド数RがS1704で設定された最大値に達したか否かを判断する(S1711)。そして、最大値に達していないならば、残りの作動が行われるため、大入賞口処理を終了する(S1711でNo)。
大入賞口125の作動のラウンド数Rが最大値に達したならば(S1711でYes)、次に大入賞口動作制御部237は、エンディング動作を開始する(S1712)。ここで、エンディング動作の内容は、長当たり遊技、短当たり遊技の各遊技において設定されたエンディング動作のうち、大当たり遊技フラグの状態に対応するものとなる。
この後、大入賞口動作制御部237は、演出制御部300において大当たり遊技フラグに応じたエンディング動作における演出を行うためのエンディングコマンドをRAM203にセットする(S1713)。このエンディングコマンドは、図8のS806に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
次に、大入賞口動作制御部237は、大入賞口125の作動のラウンド数Rを0にリセットした後(S1714)、エンディング動作の開始からの経過時間が予め設定されたエンディング動作が行われるべき時間(エンディング時間)を経過したか否かを判断する(S1717)。エンディング時間を経過していないならば、エンディング動作が継続されるので、大入賞口処理を終了する(S1717でNo)。一方、エンディング時間を経過したならば(S1717でYes)、次に大入賞口動作制御部237は、遊技制御部200による遊技状態設定処理を経た後(S1718)、大当たり遊技フラグをOFFにして、大入賞口処理を終了する(S1719)。遊技状態設定処理の内容については後述する。
S1702で、パチンコ遊技機100がオープニング中ではないと判断した場合(S1702でNo)、次に大入賞口動作制御部237は、エンディング中か否かを判断する(S1715)。そして、エンディング中であるならば(S1715でYes)、上記S1717以降の動作を実行する。
一方、パチンコ遊技機100がエンディング中でもないならば(S1715でNo)、次に大入賞口動作制御部237は、大入賞口125が作動(開放)中か否かを判断する(S1716)。そして、作動中でないならば(S1716でNo)、上記S1705以降の動作を実行し、作動中であるならば(S1716でYes)、上記S1708以降の動作を実行する。
なお、前述した小当たり遊技で行われる演出は、短当たり遊技で行われる演出と同様であり、演出から短当たりと小当たりとを区別することはできない。
〔遊技状態設定処理〕
エンディング時間が経過した場合(S1717でYes)に実行される、遊技制御部200による遊技状態設定処理(S1718)の内容を図18に示す。
遊技状態設定処理が行われる場合、前提として、図17のS1701で大当たり遊技フラグがONとなっている。そこで、図18に示すように、遊技制御部200は、まず、その大当たりの種類を判断する(S1801、S1802、S1803、S1806)。これらの判断は、例えば大当たり判定処理(図12)でRAM203に設定情報としてセットされた図柄の種類に基づいて判断することができる。なお、これらの判断は大当たり判定処理(図12)のS1202、S1203、S1205と概ね同様であるので、S1202、S1203、S1205の判断結果を用いても良い。
小当たりである場合(S1801でYes)、遊技状態は変更しないので、遊技状態設定処理を終了する。
大当たりの種類が低確率時短遊技状態の大当たりである場合(S1801でNo、S1802、S1803でYes)、遊技制御部200は、時短フラグをONにする(S1804)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が低確率時短遊技状態となる。また、遊技制御部200は、抽選回数Jの初期値を設定し(S1805)、遊技状態設定処理を終了する。抽選回数Jの初期値は、図示の例では100回である。したがって、低確率時短遊技状態における抽選が100回行われたならば、低確率時短遊技状態が終了し、低確率時短無遊技状態となる。
一方、大当たりの種類が低確率時短無遊技状態の大当たりである場合(S1801でNo、1802でYes、S1803でNo)、遊技制御部200は、時短フラグ、高確フラグともONにせずに処理を終了する。したがって、この大当たりの後の遊技に対するRAM203の遊技状態の設定は、低確率時短無遊技状態となる。
大当たりの種類が高確率時短遊技状態の大当たりである場合(S1801、S1802でNo、S1806でYes)、遊技制御部200は、時短フラグをONにし(S1807)、抽選回数Jの初期値を設定する(S1808)。この場合の抽選回数Jの初期値は、図示の例では10000回である。また、遊技制御部200は、高確フラグをONにし(S1809)、抽選回数Xの初期値を設定する(S1810)。抽選回数Xの初期値は、図示の例では10000回である。これにより、RAM203の遊技状態の設定が高確率時短遊技状態となる。そして、この高確率時短遊技状態における抽選が10000回行われたならば、高確率時短遊技状態が終了し、低確率時短無遊技状態となる。
一方、大当たりの種類が高確率時短無遊技状態の大当たりである場合(S1801、S1802、S1806でNo)、遊技制御部200は、高確フラグのみをONにし(S1809)、抽選回数Xの初期値(10000回)を設定する(S1810)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が高確率時短無遊技状態となる。そして、この高確率時短無遊技状態における抽選が10000回行われたならば、高確率時短無遊技状態が終了し、低確率時短無遊技状態となる。
〔遊技制御部による電動チューリップ処理〕
図19は、図8のS804に示した電動役物処理のうちの電動チューリップ処理の内容を示すフローチャートである。
電動チューリップ処理において、遊技制御部200の電動チューリップ動作制御部238は、まず、RAM203のフラグ設定において補助遊技フラグがONになっているか否かを調べる(S1901)。補助遊技フラグがOFFである場合、電動チューリップ123は開放しないため、電動チューリップ処理を終了する(S1901でNo)。一方、補助遊技フラグがONである場合(S1901でYes)、次に電動チューリップ動作制御部238は、電動チューリップ123が作動中か否かを判断する(S1902)。
電動チューリップ123が作動中でない場合(S1902でNo)、電動チューリップ動作制御部238は、電動チューリップ123の作動パターンの設定を行い(S1903)、設定した作動パターンで電動チューリップ123を作動させる(S1904)。ここで、作動パターンは、図14におけるS1404、S1414、図18におけるS1804、S1807等の処理で設定される時短フラグに基づいて設定される。例えば、S1903による設定の際に時短フラグがOFFである場合は、0.15秒の開放時間で1回開放する作動パターンが設定され、時短フラグがONである場合は、1.80秒の開放時間で3回開放する作動パターンが設定される。このように、通常、時短フラグがONであるとき(時短状態のとき)は、電動チューリップ123が長時間、複数回開放され、第2始動口122に入賞し易くなる入賞サポート(電チューサポート)が行われる。なお、時短フラグがONの場合またはOFFの場合における電動チューリップ123の作動パターン(補助遊技の種類)を複数用意し、普通図柄処理(図16参照)で判定される当たりの種類に応じて、作動パターンを設定するように構成しても良い。
S1902で電動チューリップ123が作動中と判断された場合(S1902でYes)、またはS1904で電動チューリップ123を作動させた後、電動チューリップ動作制御部238は、設定されている作動パターンにおける開放時間が経過したか否かを判断する(S1905)。開放時間を経過していなければ、電動チューリップ123の作動状態(開放状態)が継続されるので、電動チューリップ処理を終了する(S1905でNo)。一方、開放時間を経過したならば(S1905でYes)、電動チューリップ動作制御部238は、補助遊技フラグをOFFとして、電動チューリップ処理を終了する(S1906)。
〔乱数による判定の手法〕
ここで、大当たり判定処理(図12)、変動パターン選択処理(図13)、普通図柄処理(図16)等で行われる、乱数による判定の手法について詳細に説明する。
図20は、本実施の形態において特別図柄抽選および普通図柄抽選で用いられる乱数(判定テーブル)の構成例を示す図である。
図20(a)には特別図柄抽選で用いられる大当たり乱数の構成例、図20(b)には特別図柄抽選で用いられる大当たり図柄乱数の構成例、図20(c)には低確率時短無遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞を契機として行われる特別図柄抽選で用いられるリーチ乱数の構成例、図20(d)には普通図柄抽選で用いられる当たり乱数の構成例が、それぞれ示されている。
図20(a)を参照すると、大当たり乱数の判定値として、大当たり判定時のパチンコ遊技機100の遊技状態が低確率状態の場合の大当たりと大当たり判定時の遊技状態が高確率状態の場合の大当たりの2種類と、小当たりとが設定されている。乱数(大当たり乱数)の値の範囲は、何れも0〜299の300個である。低確率状態の特別図柄抽選(大当たり抽選)の場合、当選値は1つだけが設定され、当選確率は1/300である。また高確率状態の特別図柄抽選の場合、当選値は10個設定され、当選確率は10/300(=1/30)である。すなわち図示の例では、高確率状態で始動口121、122に入賞し特別図柄抽選が行われると、低確率状態で特別図柄抽選が行われる場合に比べて、当選確率が10倍となる。また、小当たりの当選値は、低確率状態か高確率状態かに関わらず3個設定され、当選確率は3/300(=1/100)である。
ここで、低確率状態の特別図柄抽選を例に説明をすると、上記第1始動口121または第2始動口122への入賞を契機として取得した大当たり乱数値(S903、S910参照)が、図20(a)における低確率状態の大当たり抽選の当選値である「5」と一致するかが判定される。詳細な説明は省略するが、高確率状態の特別図柄抽選および小当たりの特別図柄抽選についても同様である。
図20(b)を参照すると、大当たり図柄には、低確率図柄A、低確率図柄B、高確率図柄A、高確率図柄B、潜確図柄の5種類が用意されている。ここで、低確率図柄Aおよび低確率図柄Bは、低確率状態の大当たりであることを表す図柄であり、このうち低確率図柄Aは長当たり(8ラウンド)かつ低確率時短遊技状態の大当たりであることを示す。低確率図柄Bは長当たり(4ラウンド)かつ低確率時短遊技状態の大当たりであることを示す。高確率図柄Aおよび高確率図柄Bは長当たり(15ラウンド)かつ高確率時短遊技状態の大当たりであることを示す。高確率図柄Cおよび高確率図柄Dは、長当たり(8ラウンド)かつ高確率時短遊技状態の大当たりであることを示す。高確率図柄Eは、短当たり(2ラウンド)かつ高確率時短無遊技状態の大当たりであることを示す。潜確図柄は、短当たり(2ラウンド)かつ高確率時短無遊技状態の大当たりであることを表す図柄である。したがって、高確率図柄Bと潜確図柄とは大当たり遊技後の遊技状態が同じであるが、潜確図柄は、高確率状態であることを遊技者に明確に報知しない潜伏演出を行う条件とするために高確率図柄Bとは分けて設けられている。乱数の値の範囲は0〜249の250個である。また、大当たり図柄乱数では、特別図柄抽選が行われる契機となる第1始動口121と第2始動口122の各々について当選値が設定される。
低確率図柄Aでは、第1始動口121および第2始動口122ともに、当選値として35個の値が割り当てられている。したがって、大当たりに当選した場合に低確率図柄Aでの当選となる確率は、35/250(=7/50)である。
低確率図柄Bでは、第1始動口121および第2始動口122ともに、当選値として15個の値が割り当てられている。したがって、大当たりに当選した場合に低確率図柄Bでの当選となる確率は、15/250(=3/50)である。
高確率図柄Aでは、第1始動口121に入賞した場合の当選値として20個の値が割り当てられている。したがって、第1始動口121に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に高確率図柄Aでの当選となる確率は、20/250(=2/25)である。
一方、第2始動口122に入賞した場合の当選値として150個の値が割り当てられている。したがって、第2始動口122に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に高確率図柄Aでの当選となる確率は、150/250(=15/25)である。
高確率図柄Bでは、第1始動口121に入賞した場合の当選値として5個の値が割り当てられている。したがって、第1始動口121に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に高確率図柄Bでの当選となる確率は、5/250(=1/50)である。
一方、第2始動口122に入賞した場合の当選値として25個の値が割り当てられている。したがって、第2始動口122に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に高確率図柄Bでの当選となる確率は、25/250(=1/10)である。
高確率図柄Cでは、第1始動口121に入賞した場合の当選値として25個の値が割り当てられている。したがって、第1始動口121に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に高確率図柄Cでの当選となる確率は、25/250(=1/10)である。
一方、第2始動口122に入賞した場合の当選値として10個の値が割り当てられている。したがって、第2始動口122に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に高確率図柄Bでの当選となる確率は、10/250(=1/25)である。
高確率図柄Dでは、第1始動口121に入賞した場合の当選値として25個の値が割り当てられている。したがって、第1始動口121に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に高確率図柄Dでの当選となる確率は、25/250(=1/10)である。
一方、第2始動口122に入賞した場合の当選値として10個の値が割り当てられている。したがって、第2始動口122に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に高確率図柄Dでの当選となる確率は、10/250(=1/25)である。
高確率図柄Eでは、第1始動口121に入賞した場合の当選値として25個の値が割り当てられている。したがって、第1始動口121に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に高確率図柄Eでの当選となる確率は、25/250(=1/10)である。
一方、第2始動口122に入賞した場合の当選値として5個の値が割り当てられている。したがって、第2始動口122に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に高確率図柄Eでの当選となる確率は、5/250(=1/50)である。
潜確図柄では、第1始動口121に入賞した場合の当選値として100個の値が割り当てられている。したがって、第1始動口121に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に潜確図柄での当選となる確率は、100/250(=2/5)である。
一方、第2始動口122には潜確図柄での当選値が割り当てられておらず、第2始動口122に入賞した場合に潜確図柄での当選となることはない。
ここで、低確率図柄Aを例に説明をすると、上記第1始動口121または第2始動口122への入賞を契機として取得した大当たり図柄乱数値(S903、S910参照)が、図20(b)における低確率図柄Aの当選値である「0〜34」と一致するかが判定される。詳細な説明は省略するが、低確率図柄Bなどの特別図柄抽選についても同様である。
以上のように、第1始動口121に入賞した場合と第2始動口122に入賞した場合における大当たりの種類の当選確率を相違させることにより、様々な遊技性を持たせることができる。また、遊技盤110における第1始動口121と第2始動口122の配置を工夫し、特定の状態(モード)では第1始動口121と第2始動口122の何れか一方を狙い易くなるように構成することによって、遊技者にさらに積極的な遊技への参加を促すことも可能である。
なお、第1始動口121に入賞した場合よりも、第2始動口122に入賞した場合の方が、大当たりに当選した場合における高確率時短遊技状態の大当たりの当選確率が高くなるようにしてもよい。
ここで、本実施形態のパチンコ遊技機100は、遊技の有利度合いの段階である設定値を設定可能になっている。パチンコ遊技機100では、設定値は、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」および「6」の例えば6段階のいずれかに設定可能である。
パチンコ遊技機100では、設定値が「1」に設定された場合には、当選確率が最も低くなっている。例えば、設定値が「1」であって低確率状態であるときには、当選確率は、1/300になっている。また、設定値が「1」であって高確率状態であるときには、当選確率は、10/300になっている。
また、パチンコ遊技機100では、設定値が「6」に設定された場合には、当選確率が最も高くなっている。例えば、設定値が「6」であって低確率遊技状態であるときには、当選確率は、1/285になっている。また、設定値が「6」であって高確率状態であるときには、当選確率は、10/285になっている。
このように、パチンコ遊技機100では、当選確率は、設定値「1」<「2」<「3」<「4」<「5」<「6」の順に高くなるように設定されている。
次に、リーチ乱数の判定について説明する。なお、リーチ乱数は、後述するように保留数に応じて設定されている。ここでは、例として、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が1個であるときの、リーチ乱数について説明をする。
図20(c)を参照すると、乱数の値の範囲は0〜249の250個であり、リーチ演出を実行可能な変動パターン(変動時間)とする(例えば、13.5秒以上)抽選結果(リーチ有)に22個の乱数値が割り当てられ、リーチ演出を実行可能な変動パターンとしない(例えば、13.5秒未満)抽選結果(リーチ無)に228個の乱数値が割り当てられている。すなわち図示の例では、特別図柄抽選で大当たりしなかった場合に、22/250(=11/125)の確率でリーチ演出が行われる。ここで、リーチ演出は、特別図柄変動時に画像表示部114において行われる演出である。以下、リーチ演出を実行可能な変動パターンとしない特別図柄変動時の演出をリーチ無し演出と呼び、これに対応してリーチ演出を実行可能な変動パターンとする特別図柄変動時の演出をリーチ有り演出と呼ぶ。
ここで、リーチ有を例に説明をすると、上記低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞を契機として取得したリーチ乱数値(S903、S910参照)が、図20(c)におけるリーチ有の当選値である「0〜21」と一致するかが判定される。詳細な説明は省略するが、リーチ無の特別図柄抽選についても同様である。また、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選で用いられるリーチ乱数と、第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選で用いられるリーチ乱数とでは、当選値の数が同じであってもよいし、異なってもよい。また、低確率時短無遊技状態における特別図柄抽選で用いられるリーチ乱数と、低確率時短遊技状態における特別図柄抽選で用いられるリーチ乱数と、高確率時短無遊技状態における特別図柄抽選で用いられるリーチ乱数と、高確率時短遊技状態における特別図柄抽選で用いられるリーチ乱数とでは、それぞれ、当選値の数が同じであってもよいし、異なってもよい。
多くの場合、特別図柄変動時には、第1特別図柄表示器221および第2特別図柄表示器222(以下、これらを区別しない場合は特別図柄表示器221、222と記載)の表示制御に連動させて、画像表示部114において装飾図柄を用いた演出が行われる。装飾図柄は、例えば、1〜9の数字が縦方向に連続して記された数列からなる図柄が三列表示されて構成される。そして、特別図柄表示器221、222における特別図柄の変動表示が開始されると、画像表示部114に表示された装飾図柄がスクロールを開始する。また、特別図柄の変動表示の開始(装飾図柄のスクロール開始)から所定時間経過後、特別図柄が停止表示されると、装飾図柄も確定停止する。一般に、特別図柄抽選の判定結果が大当たりである場合、装飾図柄の停止表示では、横または斜めにわたる一直線上に同一の数字が三つ揃って並ぶ。この特別図柄の変動表示に伴って行われる装飾図柄を用いた演出を変動演出と呼ぶ。
リーチ有り演出においては、変動演出として、装飾図柄に関して次のような動作が行われる。まず、縦(横)方向にスクロールする装飾図柄を確定停止するまでに、まず、いずれか2つの図柄(数列)が先に仮停止する。このとき、横(縦)または斜めにわたる一直線上に同一の数字が仮停止される。さらに説明をすると、装飾図柄が縦方向にスクロールしていれば、横方向の一列で同一の数字が仮停止される。
次に、最後の一列がスクロール速度を徐々に遅くして、一直線上に同一の数字が三つ揃うのではないかという期待感を遊技者に与える。そして、最後の一列が仮停止した後、3つの図柄が確定停止する。
ここで、リーチ有り演出では、3つの図柄を確定停止させる前に、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出が行われる場合がある。なお、SPリーチ演出は、一般にスーパーリーチやスペシャルリーチと呼ばれ、リーチよりも大当たりすることを期待させる演出であり、さまざまなキャラクタが登場したり、ストーリーが展開したりする動画像の演出である。また、SPSPリーチ演出は、一般にスーパースーパーリーチやスペシャルスペシャルリーチと呼ばれ、SPリーチ演出よりも大当たりすることを期待させる演出であり、さまざまなキャラクタが登場したり、ストーリーが展開したりする動画像の演出である。
また、後述する図21に示すように、本実施の形態では、変動時間がより長い(例えば90秒や60秒)場合に、SPリーチ演出やSPSPリーチ演出を実行するように設定している。
一方、リーチ無し演出においては、縦(横)方向にスクロールする装飾図柄が確定停止するまでに、リーチ有り演出のような遊技者に期待感を与える演出がなされることなく、横(縦)または斜めにわたる一直線上に同一の数字が揃わない状態で図柄が確定停止される。
このように、リーチ乱数は、大当たり乱数の判定の結果がハズレであった場合に、画像表示部114においてリーチ演出を実行可能な変動パターンとするリーチ有り演出を行うか、リーチ演出を実行可能な変動パターンとしないリーチ無し演出を行うかを決定する。また、リーチ乱数は、保留数に応じてリーチ有り演出の実行割合を変えるなどして、効率の良い遊技進行を可能にしつつ、遊技者に対して適度に期待感を与えるようにしている。
付言すると、大当たりに当選した場合には、リーチ有り演出が行われ、最終的に横(縦)または斜めにわたる一直線上に、同一の数字が揃った状態で装飾図柄が確定停止する態様とすることができる。これに対して、小当たりに当選した場合やハズレの場合のリーチ有り演出は、上記一直線上に、同一の数字が揃わない状態で装飾図柄が確定停止する。
次に、普通図柄抽選に用いられる当たり乱数の判定について説明する。
図20(d)を参照すると、乱数の値の範囲は0〜9の10個であり、時短フラグOFFのときの当選値として1個の値が割り当てられ、時短フラグONのときの当選値として9個の値が割り当てられている。したがって、時短無状態のときにゲート124を遊技球が通過して普通図柄抽選が行われると、1/10の確率で当選する。これに対し、時短状態のときにゲート124を遊技球が通過して普通図柄抽選が行われると、9/10の確率で当選する。
ここで、時短フラグOFFを例に説明をすると、上記ゲート124、第1始動口121または第2始動口122の遊技球の通過を契機として取得した当たり乱数値(S1003参照)が、図20(d)における時短フラグOFFの当選値である「0」と一致するかが判定される。詳細な説明は省略するが、時短フラグONの普通図柄抽選についても同様である。
また、特に図示していないが、普通図柄抽選で当たりと判定された場合に行われる補助遊技の内容(電動チューリップ123の開放パターン)が異なる複数の当たりを設定することができる。この場合、例えば、特別図柄抽選における大当たりの種類を特定する大当たり図柄乱数(図17(b)参照)と同様に、普通図柄抽選における当たりの種類を特定するための当たり図柄乱数が設定される。そして、遊技制御部200は、乱数取得部231により、ゲートスイッチ処理(図10参照)で当たり乱数の乱数値と共に、当たり図柄乱数の乱数値を取得し、普通図柄判定部232により、取得された乱数値に基づいて当たりの種類を特定する。
なお、図20の各乱数の構成例に示した乱数の範囲、当選値の割合、当選値の各値は例示に過ぎず、図示の値に限定されるものではない。
〔変動パターンの設定例〕
次に、図13に示した変動パターン選択処理において用いられる変動パターンとテーブルの設定例について説明する。
図21は、図13に示した変動パターン選択処理において用いられる変動パターンとテーブルの設定例を示す図である。なお、図21には、低確率時短無遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の変動が行われる場合の設定例を示している。
図21に示すように、特別図柄変動制御部233は、特別図柄抽選の判定結果が大当たりの場合(図13のS1302でYesの場合)、大当たり図柄および変動パターン乱数に基づいて変動パターンを決定する。具体的には、特別図柄変動制御部233は、乱数取得部231によって大当たり乱数値とともに取得された変動パターン乱数値(S903参照)が、大当たり図柄ごとに割り振られた変動パターン乱数値のいずれと一致するかに基づいて、変動パターンを決定する。例えば、大当たり図柄が「高確率図柄A」であり、変動パターン乱数が「51」である場合、図21における「高確率図柄A」に割り振られた変動パターン乱数範囲「50〜69」に一致するので、変動パターンとして「PB3」が選択される。なお、この「PB3」における特別図柄変動時間は、「90.18秒」である。
また、特別図柄変動制御部233は、特別図柄抽選の判定結果がはずれの場合(図13のS1302でNoの場合)、第1特別図柄抽選の保留数U1、リーチ乱数、および変動パターン乱数に基づいて変動パターンを決定する。具体的には、特別図柄変動制御部233は、第1特別図柄抽選の保留数U1が「1」である場合、乱数取得部231によって大当たり乱数値とともに取得されたリーチ乱数値(S903参照)が、図21における「はずれ」の保留数「1」に割り振られたリーチ乱数範囲「0〜21」に割り振られるのか、リーチ乱数範囲「22〜249」に割り振られるのかを判定する。そして、この取得されたリーチ乱数がリーチ乱数範囲「0〜21」に含まれる場合、乱数取得部231によって大当たり乱数値とともに取得された変動パターン乱数値(S903参照)が、リーチ乱数範囲「0〜21」に割り振られた変動パターン乱数値のいずれと一致するかに基づいて、変動パターンを決定する。例えば、変動パターン乱数が「51」である場合、変動パターン乱数範囲「50〜89」に一致するので、変動パターンとして「PR7」が選択される。
図22は、変動パターン選択処理において用いられる変動パターンとテーブルの設定例を示す図である。なお、図22には、高確率時短遊技状態において第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の変動が行われる場合の設定例を示している。
図22に示すテーブルでは、特別図柄抽選の判定結果、第2特別図柄抽選の保留数U2、リーチ乱数、および変動パターン乱数に応じた変動パターンが設けられている。
図22に示すテーブルでは、「保留数」が「1」である「リーチ無」として「時間」が「2.50」および「4.00」である変動パターンが設けられている。この「2.50」および「4.00」の「時間」は、図21に示すテーブルにおいて「保留数」が「1」である「リーチ無」として設けられている「変動パターン」の「時間」である「8.00」よりも短い。また、図22に示すテーブルでは、「保留数」が「2〜3」である「リーチ無」として「時間」が「2.00」および「4.00」である変動パターンが設けられている。この「2.00」および「4.00」の「時間」は、図21に示すテーブルにおいて「保留数」が「2〜3」である「リーチ無」として設けられている「変動パターン」の「時間」である「6.80」よりも短い。また、図22に示すテーブルでは、「保留数」が「4」である「リーチ無」として「時間」が「1.50」および「4.00」である変動パターンが設けられている。この「1.50」および「4.00」の「時間」は、図21に示すテーブルにおいて「保留数」が「4」である「リーチ無」として設けられている「変動パターン」の「時間」である「4.60」よりも短い。
図23は、変動パターン選択処理において用いられる変動パターンとテーブルの設定例を示す図である。なお、図23には、高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の変動が行われる場合の設定例を示している。
図23に示すテーブルでは、特別図柄抽選の判定結果、第1特別図柄抽選の保留数U1、および変動パターン乱数に応じた変動パターンが設けられている。なお、このテーブルでは、「判定結果」が「はずれ」である「変動パターン」に、リーチ乱数での当選値が割り当てられていない。そのため、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである場合、特別図柄変動においてリーチが行われない。
図23に示すテーブルでは、「保留数」が「1〜4」である「リーチ無」として「時間」が「5.00」である変動パターンが設けられている。この変動パターンの「時間」は、図22に示すテーブルにおいて「リーチ無」として設けられている「変動パターン」の何れの「時間」よりも長い。すなわち、高確率時短遊技状態における特別図柄抽選の抽選結果が「はずれ」であり且つ「リーチ無」である場合、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄変動の変動時間よりも、第2始動口122への入賞に基づく特別図柄変動の変動時間の方が短い。
遊技制御部200は、遊技球が第1始動口121および第2始動口122の何れに入賞したか、および、パチンコ遊技機100の遊技状態に基づいて、特別図柄の変動パターンの選択に用いるテーブルを決定する。そして、上記のように、遊技球が始動口121、122に入賞した際に取得した変動パターン乱数値(図9のS903、S910参照)、リーチ演出の有無や保留数等の条件等に基づいて、特別図柄の変動パターンを決定する。そして、決定された特別図柄の変動パターンの情報は、変動開始コマンドに含まれて、遊技制御部200から演出制御部300へ送られる。演出制御部300では、後述するように、特別図柄変動時の演出として、変動開始コマンドに含まれる変動パターンの情報に基づいて特定される変動時間に対応する(その変動時間で実行可能な)演出が選択されて実行される。
〔事前判定に基づく予告演出を行うための遊技制御部のRAMおよび演出制御部のRAMの構成〕
続いて、事前判定に基づく予告演出を実行するための、本実施の形態における遊技制御部200のRAM203および演出制御部300のRAM303の構成について説明する。
図24は、本実施の形態に係る遊技制御部200のRAM203(図3参照)の構成例を説明するブロック図である。図24(a)は、記憶領域204の構成を示すブロック図であり、図24(b)は、図24(a)に示す記憶部の各々の構成を示すブロック図である。
図24(a)に示すように、RAM203は、大当たり乱数抽選により取得した大当たり乱数を記憶する特別図柄保留記憶領域としての記憶領域204を備えている。この記憶領域204は、第1始動口121の保留数と第2始動口122の保留数の最大値に対応する8つの記憶部を有している(各保留数の上限値が4の場合)。具体的に説明すると、記憶領域204は、第1記憶部204a、第2記憶部204b、第3記憶部204c、第4記憶部204d、第5記憶部204e、第6記憶部204f、第7記憶部204g、第8記憶部204hを有している。
また、図24(b)に示すように、これらの記憶部204a〜204hの各々は、入賞した始動口(第1始動口121または第2始動口122)の別を表す情報が記憶される領域と、取得された大当たり乱数が記憶される領域と、図柄乱数が記憶される領域と、リーチ乱数が記憶される領域と、変動パターン乱数が記憶される領域と、を有する。すなわち、記憶部204a〜204hの各々には、大当たり乱数、図柄乱数、リーチ乱数および変動パターン乱数が記憶される。
ここで、各乱数は、第1記憶部204aから順に記憶していく。より具体的に説明すると、例えば、第1記憶部204a〜第8記憶部204hの何れにも乱数が記憶されていないときには、取得した乱数が第1記憶部204aに記憶されることになる。また、例えば、第1記憶部204a〜第4記憶部204dに乱数がすでに記憶されているときには、取得した乱数が第5記憶部204eに記憶されることになる。
図25は、本実施の形態に係る演出制御部300のRAM303(図3参照)の構成例を説明するブロック図である。図25(a)は、保留記憶領域305、306の構成を示すブロック図であり、図25(b)は、図25(a)に示す記憶部の各々の構成を示すブロック図である。
図25(a)に示すように、RAM303は、保留球が保留されている状況を記憶する保留状況記憶領域としての第1保留記憶領域305および第2保留記憶領域306を備えている。この第1保留記憶領域305および第2保留記憶領域306は、第1始動口121への入賞に対する保留および第2始動口122への入賞に対する保留にそれぞれ対応しており、各々4つの記憶部を有している。具体的には、第1保留記憶領域305は、第1記憶部305a、第2記憶部305b、第3記憶部305c、第4記憶部305dを有している。また、第2保留記憶領域306は、第1記憶部306a、第2記憶部306b、第3記憶部306c、第4記憶部306dを有している。
また、図25(b)に示すように、これらの記憶部305a〜305d、306a〜306dの各々は、保留フラグをON/OFFする保留フラグ記憶領域と、報知フラグをON/OFFする報知フラグ記憶領域と、を有している。保留フラグは、各記憶部305a〜305d、306a〜306dごとに保留球の有無を識別するためのフラグである。すなわち、例えば第1始動口121への入賞による保留数が3である場合、第1〜3記憶部305a、305b、305cの3つの保留フラグ記憶領域において、保留フラグがONとなる。報知フラグは、個々の保留球に関して事前判定結果に基づいて予告演出を行うか否かを設定するためのフラグである。本実施の形態のパチンコ遊技機100では、演出制御部300において、遊技状態や演出の状況に応じて事前判定結果に基づく予告演出を行うか否かを設定可能としている。そこで、予告演出を行う場合には報知フラグをONとし、予告演出を行わない場合には報知フラグをOFFとする。例えば上記3つの保留球のうち3番目の保留球に対して予告演出を行う場合は、第3記憶部305cの報知フラグ記憶領域において、報知フラグがONとなる。
また、特に図示しないが、図24(a)に示した構成とは別に、RAM203は、事前判定情報が記憶される領域(以下、事前判定情報格納領域)を有する。事前判定情報とは、上記の各乱数に基づく事前判定処理(図9のS904、S911参照)によって得られた情報である。事前判定情報の内容は、特別図柄処理(図11参照)における各種の判定結果として得られる情報と同様であり、具体的には、大当たりしたか否か(および小当たりしたか否か)、大当たりであった場合にはその大当たりの種類、変動パターン(変動時間)がリーチ演出を実行可能な長さであるか、変動パターンの内容といったことを示すための情報である。事前判定情報格納領域に格納された事前判定情報は、事前判定処理が行われた入賞球(保留球)に対応する保留に関する情報(以下、保留情報)と共に、あるいはこの保留情報とは別に独自のタイミングで、事前判定結果コマンドに含められて遊技制御部200から演出制御部300へ送られる。
〔事前判定処理〕
次に、事前判定処理(図9のS904、S911参照)について詳細に説明する。
本実施の形態における事前判定処理では、遊技制御部200では、図20乃至図23を参照しながら説明した乱数の構成例と同様の乱数テーブルを用いて以下のとおり事前判定を行う。
図26は、本実施の形態に係る事前判定処理(図9のS904、S911)の内容を示すフローチャートである。
図26に示すように、遊技制御部200は、まず、遊技状態が高確率状態か否かを判断し(S2401)、高確率状態であると判断すると(S2401でYes)、高確率状態用のテーブルを選択して、大当たり乱数および大当たり図柄乱数の事前判定を行う(S2402)。一方、S2401でNoと判断した場合には、低確率状態用のテーブルを選択して、大当たり乱数および大当たり図柄乱数の事前判定を行う(S2403)。また、図示を省略するが、第1始動口121への入賞に基づく事前判定処理である場合には、第1始動口121用のテーブルを選択して、大当たり乱数および大当たり図柄乱数の事前判定を行う。また、第2始動口122への入賞に基づく事前判定処理である場合には、第2始動口122用のテーブルを選択して、大当たり乱数および大当たり図柄乱数の事前判定を行う。
S2402またはS2403の大当たり乱数および大当たり図柄乱数の事前判定の後、遊技制御部200は、遊技状態が時短状態か否かを判断し(S2404)、時短状態であると判断すると(S2404でYes)、時短状態用のテーブルを選択して、リーチ乱数の事前判定を行う(S2405)。さらに、時短状態用のテーブルを選択して、変動パターン乱数の事前判定を行う(S2406)。
一方、S2404でNoと判断した場合には、時短無状態用のテーブルを選択して、リーチ乱数の事前判定を行う(S2407)。さらに、時短無状態用のテーブルを選択して、変動パターン乱数の事前判定を行う(S2408)。
なお、図示を省略するが、ステップ2405、ステップ2406、ステップ2407およびステップ2408においては、遊技状態が高確率状態か否かや、第1始動口121および第2始動口122の何れの入賞に基づく事前判定処理であるかに応じて、専用のテーブルが選択される。
この後、遊技制御部200は、上述のとおり得られた大当たり乱数の事前判定の結果、大当たり図柄乱数の事前判定の結果、リーチ乱数の事前判定の結果、および変動パターンの事前判定の結果を、事前判定情報として事前判定情報格納領域に記憶する(S2409)。さらに、演出制御部300に事前判定情報を送信するために、事前判定情報を含む事前判定結果コマンドをRAM203にセットする(S2410)。
ここで、上述の事前判定は、始動口121、122への遊技球の入賞に応じて取得された乱数値(図9のS903、S910参照)と、大当たり判定処理で用いられる判定テーブル(図20参照)と同様の構成の判定テーブルとを用いて行った。すなわち、使用する判定テーブルを選択した後の判定自体は、大当たり判定処理における判定(図12のS1201参照)と同様である。そこで、本実施の形態では、特別図柄処理(図11参照)で用いた大当たり判定処理のサブルーチン(図11のS1108および図12参照)を呼び出し、上記の事前判定における乱数の判定を行う。
このような構成としたことにより、本実施の形態では、事前判定処理における乱数の判定を行うために、大当たり判定処理とは別に乱数を判定する処理機能(サブルーチン)を用意する必要がない。そのため、制御命令の数を削減し、大当たり判定処理および事前判定処理に関するプログラムのサイズの増大を抑制することができる。また、上記のように、事前判定に用いる判定テーブルを大当たり判定で用いる判定テーブルと同様の構成とする場合には、大当たり判定で用いる判定テーブルを事前判定においても用いるようにしても良い。
また、ここでは特別図柄抽選に関する事前判定(大当たりか否か)についてのみ説明したが、本実施の形態では、特別図柄の変動表示および停止表示を行う際の変動パターンについても、先読み(事前判定)を行う。特別図柄抽選における変動パターンの選択は、始動口121、122への遊技球の入賞に応じて取得された変動パターン選択用の乱数値(図9のS903、S910参照)と変動パターンテーブル(図21乃至図23参照)とを用いて行われる(図11のS1109および図13参照)。したがって、変動パターンの先読みにおいても、入賞時に取得した変動パターン選択用の乱数値と、特別図柄処理の変動パターン選択処理で用いた変動パターンテーブルと同様の構成の先読みテーブルを用いて、選択される変動パターンを先読みすることができる。すなわち、パチンコ遊技機100の遊技状態ごとに異なる先読みテーブルを用いることができる。また、第1始動口121および第2始動口122の何れに入賞したかによって異なる先読みテーブルを用いることができる。
この場合、変動パターン選択処理で選択される変動パターンを先読みするために、特別図柄処理(図11参照)で用いた変動パターン選択処理のサブルーチン(図11のS1109および図13参照)を呼び出して用いることができる。また、変動パターン選択の先読みに用いる先読みテーブルに関しても、特別図柄処理の変動パターン選択処理で用いられる変動パターンテーブルを用いて良い。このように構成すれば、変動パターン選択の先読みに関する制御命令の数を削減し、プログラムのサイズの増大を抑制することができる。
なお、事前判定処理と特別図柄変動時の大当たり判定処理とを、同様の判定テーブル群を用い同じサブルーチンにて行った場合、各処理の実行時が異なるために、事前判定結果と特別図柄変動時の大当たり判定処理による判定結果とが異なる場合があり得る。すなわち、事前判定処理の実行後、特別図柄変動開始時までにパチンコ遊技機100の遊技状態(高確率状態か低確率状態か、時短状態か時短無状態か)が変化した場合である。この場合、判定テーブルは遊技状態に応じて異なる種類のものが用いられるため、事前判定処理の実行時と大当たり判定処理の実行時とでは、判定に用いられる具体的な判定テーブルが異なることになる。そのため、始動口121、122への入賞時に獲得した同一の乱数値を使用しても、事前判定結果と大当たり判定処理の判定結果と異なる場合がある。このような場合、演出制御部300において、事前判定処理の実行後、特別図柄変動の開始時までに遊技状態が変化する場合は、事前判定結果に基づく演出を不実行とする(禁則)制御等を行っても構わない。
なお、上記のように遊技制御部200から演出制御部300へ出力されるコマンドに従い、演出制御部300は、例えば画像表示部114、盤ランプ116、スピーカ156、枠ランプ157などを制御する。例えば、扉開放エラー開始を示すコマンドを演出制御部300が受信した際には、演出制御部300は、「係員を呼んで下さい。」とのメッセージや、異常状態を示す画像などを画像表示部114に表示させる。また、演出制御部300は、スピーカ156から、異常状態を示す警報などを出力させるとともに、楽曲や音声、効果音などを出力させることを制限する。また、演出制御部300は、異常状態を示す態様として、例えば赤色で盤ランプ116や枠ランプ157を点灯させる。
付言すると、ここでは、演出制御部300が画像表示部114、盤ランプ116、スピーカ156、枠ランプ157の全てを用いてエラーが発生したことを報知することを説明したが、これらのうちの一部を用いる態様であってもよい。また、エラーの内容に応じて、報知する態様を切り替えてもよい。例えば、扉開放エラーが発生した場合には、上述のように画像表示部114、盤ランプ116、スピーカ156、枠ランプ157の全てを用いてもよい。また、払い出しエラーが発生した場合には、画像表示部114およびスピーカ156によりエラーが発生したことを報知する。このことにより、遊技店(パチンコホール)の店員などが、遊技機で発生したエラーの緊急度を容易に判別することが可能となる。
〔演出制御部の動作〕
次に、演出制御部300の動作を説明する。
図27は、演出制御部300の動作を示すフローチャートである。
演出制御部300の動作は、図27(a)に示すメイン処理と、図27(b)に示す割り込み処理とからなる。図27(a)を参照すると、演出制御部300は、まず起動時に初期設定を行い(S2501)、CTC(Counter/Timer Circuit)の周期設定を行った後(S2502)、設定された周期にしたがって、演出制御において用いられる乱数を更新しながら(S2503)、割り込み処理を受け付ける。
割り込み処理は、S2502で設定された周期にしたがって定期的に行われる。図27(b)を参照すると、この割り込み処理において、演出制御部300は、遊技制御部200からのコマンドを受信してコマンド受信処理を行う(S2511)。このコマンド受信処理において、演出内容(演出パターン)が選択される。また、演出制御部300は、遊技者による演出ボタン161等の操作を受け付けるための演出ボタン処理を行う(S2512)。この後、演出制御部300は、選択した演出パターンの情報を含むコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送信するコマンド送信処理を行う(S2513)。これにより、画像表示部114への画像表示や音響出力、可動役物115の動作、盤ランプ116や枠ランプ157の発光等による演出が行われる。
〔演出制御部によるコマンド受信処理〕
図28は、コマンド受信処理(図27(b)のS2511)の内容を示すフローチャートである。
このコマンド受信処理において、演出制御部300は、まず、事前判定結果コマンドおよび保留数増加コマンドを受信したか否かを判断する(S2601)。なお、事前判定結果コマンドおよび保留数増加コマンドは、遊技制御部200において、図9に示した始動口スイッチ処理においてセットされ(S906、S907、S913、S914)、図8に示した出力処理(S806)で演出制御部300へ送信されたコマンドである。
そして、演出制御部300は、事前判定結果コマンドおよび保留数増加コマンドを受信したと判断した場合(S2601でYes)、RAM303に保持されている保留数の値を1加算する(S2602)。さらに、演出制御部300は、事前判定結果コマンドおよび保留数増加コマンドに基づいて、事前判定演出選択処理を行う(S2603)。なお、事前判定演出選択処理の内容については後に説明する。
受信したコマンドが事前判定結果コマンドおよび保留数増加コマンドでない場合(S2601でNo)、演出制御部300は、受信したコマンドが変動開始コマンドか否かを判断する(S2604)。この変動開始コマンドは、遊技制御部200において、図11に示した特別図柄処理においてセットされ(S1111)、図8に示した出力処理(S806)で演出制御部300へ送信されたコマンドである。
受信したコマンドが変動開始コマンドであった場合(S2604でYes)、演出制御部300は、演出選択処理を実行する(S2605)。また、変動開始コマンドを受信した際は、演出選択処理において用いられる演出制御用の乱数値が取得される。この乱数値は、図27(a)に示すメイン処理のS2503で定期的に更新される乱数値である。演出選択処理の詳細については後述する。
受信したコマンドが事前判定結果コマンド、保留数増加コマンドおよび変動開始コマンドでない場合(S2601およびS2604でNo)、演出制御部300は、受信したコマンドが変動停止コマンドか否かを判断する(S2606)。この変動停止コマンドは、遊技制御部200において、図11に示した特別図柄処理においてセットされ(S1114)、図8に示した出力処理(S806)で演出制御部300へ送信されたコマンドである。
受信したコマンドが変動停止コマンドであった場合(S2606でYes)、演出制御部300は、変動演出終了中処理を実行する(S2607)。なお、変動演出終了中処理においては、演出制御部300は、受信した変動停止コマンドを解析し、図柄変動の演出の終了を指示するための変動演出終了コマンドをRAM303にセットする。
受信したコマンドが事前判定結果コマンド、保留数増加コマンド、変動開始コマンドおよび変動停止コマンドでない場合(S2601、S2604およびS2606でNo)、演出制御部300は、受信したコマンドが大当たり遊技のオープニング動作を開始するためのオープニングコマンドか否かを判断する(S2608)。このオープニングコマンドは、図14に示した停止中処理においてセットされ(S1418)、図8に示した出力処理(S806)で演出制御部300へ送信されたコマンドである。
受信したコマンドがオープニングコマンドであった場合(S2608でYes)、演出制御部300は、大当たり演出選択処理を実行する(S2609)。大当たり演出選択処理の詳細については後述する。
受信したコマンドが事前判定結果コマンド、保留数増加コマンド、変動開始コマンド、変動停止コマンドおよびオープニングコマンドでない場合(S2601、S2604、S2606およびS2608でNo)、演出制御部300は、受信したコマンドが大当たり遊技のエンディング動作を開始するためのエンディングコマンドか否かを判断する(S2610)。このエンディングコマンドは、図17に示した大入賞口処理においてセットされ(S1713)、図8に示した出力処理(S806)で演出制御部300へ送信されたコマンドである。
受信したコマンドがエンディングコマンドであった場合(S2610でYes)、演出制御部300は、エンディング演出選択処理を実行する(S2611)。エンディング演出選択処理の詳細については後述する。
受信したコマンドが事前判定結果コマンド、保留数増加コマンド、変動開始コマンド、変動停止コマンド、オープニングコマンドおよびエンディングコマンドでない場合(S2601、S2604、S2606、S2608およびS2610でNo)、次に演出制御部300は、受信したコマンドが客待ち状態に移行するための客待ちコマンド受信処理を実行する(S2612)。客待ちコマンド受信処理の詳細については後述する。
図29は、図28の事前判定演出選択処理(S2603)および演出選択処理(S2605)の内容を示すフローチャートである。
事前判定演出選択処理において、演出制御部300は、まず、遊技制御部200から受信した事前判定結果コマンドを解析する(S2801)。さらに、演出制御部300は、遊技制御部200から受信した保留数増加コマンドを解析する(S2802)。そして、演出制御部300は、事前判定結果コマンドおよび保留数増加コマンドに基づいて、事前判定演出で用いられる演出パターン(事前判定演出パターン)を選択する(S2803)。
ここで、事前判定演出パターンとしては、特別図柄処理による乱数の判定結果に基づく変動の開始以前に、その特別図柄処理による乱数の判定結果を予告するような各種の演出パターンを設けることができる。例えば、保留表示演出や、連続予告演出等の演出を事前判定演出パターンとして設けることができる。本実施の形態では、保留球が発生した際、保留球数を表す表示を、表示器130の第1特別図柄保留表示器218および第2特別図柄保留表示器219に表示する(図2参照)と共に、画像表示部114に保留の発生や保留数を示唆する保留表示を行う(保留表示演出)。そこで、この保留表示演出において、保留表示の表示態様等に事前判定結果を反映させることにより、その保留球に関して、その後に特別図柄処理による乱数の判定が行われた際の判定結果を遊技者に示唆する事前判定演出とすることができる。
なお、ここでは保留表示演出を事前判定演出として用いる場合について説明したが、特別図柄処理による乱数の判定結果に基づく変動の開始以前に行われる各種の演出内容に反映させることで、多様な予告演出を行うことが可能になる。例えば、画像表示部114に表示される演出画像を用いた演出、盤ランプ116や枠ランプ157の発光による演出、可動役物の動作による演出、楽曲や効果音等の音響出力による演出等を事前判定演出パターンとして設定することができる。
また、事前判定演出は、事前判定が行われた入賞球(保留球)に対する図柄変動よりも先に行われる他の入賞球に対する図柄変動に伴って実行されてもよい。本実施の形態では、保留球は、一つの始動口(第1始動口121または第2始動口122)につき4個を上限としている(図9参照)。また、第2始動口122の保留球の消化を優先するものとする。この場合、例えば、第2始動口122のある保留球について事前判定を行ったならば、その保留球についての図柄変動が行われる前に、現在変動中の変動(当該変動と呼ぶ)を含め、最大で4個の入賞球についての図柄変動が行われることとなる。事前判定が行われた保留球に係る予告演出において、その保留球についての図柄変動が行われる前に複数回の図柄変動が行われる場合、その複数回の図柄変動にまたがる予告演出(連続予告演出)を行っても良い。
そして、演出制御部300は、加算後の保留数の値と、事前判定演出選択処理において選択された事前判定演出パターンの情報とが含まれる保留数コマンドをRAM303にセットする(S2804)。なお、保留数コマンドには、画像/音響制御部310のCPU311に対して選択された事前判定演出パターンを通知するために、当該パターンを示す情報が含まれる。CPU311は保留数コマンドを受信することで、選択された事前判定演出パターンに対応する画像や音響をVDP314に描画、出力処理させるためのディスプレイリスト等の作成を行う。VDP314は当該ディスプレイリスト等に基づいて、選択された事前判定演出パターンを表すための画像データや音響データをCGROM315やSNDROM316から読み出して、事前判定演出を画像表示部114やスピーカ156を用いて表現する。
演出選択処理において、演出制御部300は、まず、受信した変動開始コマンドを解析する(S2811)。また、RAM303に保持されている保留数の値を1減算する(S2812)。そして、演出制御部300は、変動開始コマンドの解析結果から得られる各種の設定情報(大当たりの種類、大当たり遊技後の遊技状態、変動パターン等の情報)などに基づき、画像表示部114に表示する画像による図柄変動の変動演出パターンを選択する(S2813)。なお、変動演出パターンが選択された後に、RAM303に保持されている保留数の値が1減算されてもよい。すなわち、RAM303に保持されている保留数の値が1減算される前の状態において、変動演出パターンが選択されてもよい。
最後に、演出制御部300は、選択した演出の実行開始を指示する変動演出開始コマンドをRAM303にセットする(S2814)。なお、変動演出開始コマンドには、CPU311に対して選択された変動演出パターンを通知するために、当該パターンを示す情報が含まれる。CPU311は変動演出開始コマンドを受信することで、選択された変動演出パターンに対応する画像や音響をVDP314に描画、出力処理させるためのディスプレイリスト等の作成を行う。VDP314は当該ディスプレイリスト等に基づいて、選択された変動演出パターンを表すための画像データや音響データをCGROM315やSNDROM316から読み出して、変動演出を画像表示部114やスピーカ156を用いて表現する。
詳述しないが、S2813における図柄変動の変動演出パターンの選択処理では、変動パターンに基づいて変動演出パターンが決定される。ここで決定された変動演出パターンに基づいて、装飾図柄の変動表示、背景演出および予告演出等が決定される。なお、装飾図柄の変動表示とは、第1特別図柄表示器221または第2特別図柄表示器222で行われる特別図柄の変動表示に伴い、画像表示部114にて行われる演出表示である。この装飾図柄の変動表示において、リーチ演出等が実行される。なお、本実施の形態とは異なり、変動パターンに対して複数の変動演出パターンが設定されている場合には、演出乱数(図27(a)のS2503において更新されている乱数の一つであり、変動開始コマンド受信時に演出乱数値を取得)を用いて、抽選により変動演出パターンを選択してもよい。
図30は、図28の大当たり演出選択処理(S2609)の内容を示すフローチャートである。
この大当たり演出選択処理において、演出制御部300は、まず受信したオープニングコマンド(大当たり図柄の種別についての情報を含む)を解析し(S3001)、演出のパターン(大当たり演出パターン)を選択する(S3002)。そして、演出制御部300は、選択した大当たり演出パターンによる演出に用いられる画像データや音響データをROM302から読み出し、これらのデータと共に、選択した演出を指示する大当たり演出開始コマンドをRAM303にセットして、大当たり演出選択処理を終了する(S3003)。これにより、大当たり中の演出が決定される。なお、大当たり演出パターンの選択(S3002)において、コマンド受信時に取得される乱数値に基づく判定を行っても良い。
図31は、図28のエンディング演出選択処理(S2611)の内容を示すフローチャートである。
このエンディング演出選択処理において、演出制御部300は、まず受信したエンディングコマンド(大当たり図柄の種別についての情報を含む)を解析し(S3101)、演出のパターン(エンディング演出パターン)を選択する(S3102)。そして、演出制御部300は、選択したエンディング演出パターンによる演出に用いられる画像データや音響データをROM302から読み出し、これらのデータと共に、選択した演出を指示するエンディング演出開始コマンドをRAM303にセットして、エンディング演出選択処理を終了する(S3103)。なお、エンディング演出パターンの選択(S3102)において、コマンド受信時に取得される乱数値に基づく判定を行っても良い。
図32は、図28の客待ちコマンド受信処理(S2612)の内容を示すフローチャートである。
演出制御部300は、客待ち状態に移行するための客待ちコマンドを受信したか否かを判断する(S3201)。客待ちコマンドを受信した場合(S3201でYes)、演出制御部300は、経過時間の計測を開始し(S3202)、RAM303において計測フラグをONにする(S3203)。一方、受信したコマンドが客待ちコマンドでなかった場合(S3201でNo)、演出制御部300は、RAM303に保持されている計測フラグがONになっているか否かを判断する(S3204)。計測フラグがOFFであれば(S3204でNo)、客待ちコマンド受信処理を終了する。
計測フラグがONである場合(S3204でYesまたはS3203でONにした後)、次に演出制御部300は、計測時間があらかじめ定められたタイムアップ時間(例えば、10秒)に達したか否かを判断する(S3205)。タイムアップしていない場合(S3205でNo)、客待ちコマンド受信処理を終了する。一方、タイムアップした場合(S3205でYes)、演出制御部300は、RAM303に保持されている計測フラグをOFFにし(S3206)、客待ち演出(デモ演出)を行うための客待ち演出コマンドをRAM303にセットして客待ちコマンド受信処理を終了する(S3207)。
以上のようにしてコマンド受信処理が完了すると、RAM303には、変動演出開始コマンド、変動演出終了コマンド、大当たり演出開始コマンド、エンディング演出開始コマンド、客待ち演出コマンドの何れかがセットされている。
図33は、演出ボタン処理(図27(b)のS2512)の内容を示すフローチャートである。
この演出ボタン処理において、演出制御部300は、まず遊技者による演出ボタン161等の操作手段が所定の受付期間(有効期間)中に操作されたか否かを判断する(S3301)。ここで、操作手段の操作とは、演出ボタン161が押下されてONとなること、演出キー162の中央キーや周囲キーが押下されてONとなることを含む。また、タッチパネル等、演出ボタン161および演出キー162以外の操作用デバイスがパチンコ遊技機100に設けられている場合は、そのデバイスの操作を検知したことを含む。演出制御部300は、これらのデバイスのコントローラから操作信号を受け付けて、操作が行われたことを検知する。
演出ボタン161等の操作手段が操作されたならば(S3301でYes)、演出制御部300は、操作手段の操作内容を示す情報を含む演出ボタンコマンドをRAM303にセットして演出ボタン処理を終了する(S3302)。
この後、演出制御部300は、図27(b)のコマンド送信処理(S2513)を行って、上記のコマンド受信処理および演出ボタン処理でRAM303にセットされたコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送信する。そして、画像/音響制御部310およびランプ制御部320が、受信したコマンドに基づき、画像表示部114への画像表示、音響出力、可動役物115の動作、盤ランプ116や枠ランプ157の発光等を制御して、設定された演出を実行する。
〔各遊技区間における情報表示器の表示情報〕
次に、図34を用いて、各遊技区間における情報表示器230の表示情報について説明する。図34の表示情報の表には、区間カウンタ値(遊技区間の種類)と、通常中アウト数と、データ選択カウンタ値と、情報表示器230の表示内容とが対応付けられている。
ここで、図34に示す第1遊技区間は、初回の電源投入で開始する。また、総アウト6万個という設定は、1分間に100発のパチンコ遊技機の1日の稼働分をおよそ担保できる程度の値となっている。通常中ベース値については、数値セグに必ず2桁で表示される。また、通常中アウト数が「0」の場合、および、通常中ベース値が100以上の場合には、数値セグに「99.」が表示される。
情報表示器230の識別セグに表示される識別情報としては、現在の遊技区間の通常ベース値であることを示す「bL.」、1回前の遊技区間の通常ベース値であることを示す「b1.」、2回前の遊技区間の通常ベース値であることを示す「b2.」、及び、3回前の遊技区間の通常ベース値であることを示す「b3.」がある。
情報表示器230の数値セグに表示される数値情報としては、算出された通常中ベース値がないことを示す「−−」、通常ベース値が「0」又は通常中アウト数が「0」であることを示す「00」、通常中アウト数が「1」以上であって通常ベース値が「1」〜「99」であることをそれぞれ示す「01」〜「99」、及び、通常ベース値が「100」以上であることを示す「99.」がある。なお、通常ベース値が「10」未満の場合には、数値情報の十の位が必ず「0」となって2桁で表示されるようになっている。
そして、数値セグに表示される数値情報については、遊技区間や通常中アウト数に拘らず表示態様が変化しない(点灯表示される)が、識別セグに表示される識別情報については、遊技区間や通常中アウト数等(算出された通常ベース値の有無や算出された通常ベース値の信憑性の有無)によって表示態様が変化する(点滅表示又は点灯表示される)ようになっている。
具体的には、第1〜第4遊技区間では、算出された通常ベース値がない遊技区間の識別情報を表示する場合には、識別情報が点滅表示されることになる。また、第2遊技区間以降の遊技区間では、現在の遊技区間の識別情報(「bL.」)を表示する場合には、算出された通常ベース値の信憑性が低い期間(通常中アウト数が0〜5999個)だと、識別情報が点滅表示されることになる。それ以外の場合には、識別情報が点灯表示される。
ここで、情報表示器230の表示について一例を示すと、区間カウンタ値が「1」であって、通常中アウト数が0〜5999個の範囲内であって、データ選択カウンタ値が「0」であって、ベース記憶領域の第1領域に記憶された通常ベース値が「35」の場合、情報表示器230の識別セグには、「bL.」が点滅表示され、数値セグには「35」が点灯表示されることになる。
このように、通常ベース値が「99」以下の場合には、数値セグに「00」〜「99」という7セグメント表示器のデシマルポイントDPを用いていない性能情報が表示される一方、通常ベース値が「100」以上の場合には、数値セグに「99.」という7セグメント表示器のデシマルポイントDPを用いた性能情報が表示されるため、異常な通常ベース値であること把握し易くなる。
また、通常ベース値が「10」未満の場合には、数値セグの十の位に必ず「0」が表示されて2桁(例えば「01」等)で表示されるため、数値セグとしての2つの7セグメント表示器を有効に使用して分かり易い表示とすることが可能となる。
また、現在の遊技区間の通常ベース値を表示する場合であって、現在の遊技区間の通常中アウト数が通常ベース値を算出するために十分な数量に達していない0〜5999個である場合には、識別セグに表示される識別情報「bL.」が点滅表示されるため、現在表示されている通常ベース値が信憑性の低い情報であることを把握し易くなる。
また、算出された通常ベース値がない場合には、数値セグに数値ではない「−−」が表示されるため、識別セグに表示される識別情報に対応する遊技区間では通常ベース値が算出されていないことが把握し易くなる。
なお、遊技球計数処理、性能情報算出処理、及び、性能表示データ設定処理を情報用プログラムとして実行するのではなく、何れか1つ又は2つを遊技用プログラムとして実行する(例えば、遊技球計数処理を各種スイッチ類からの信号入力の有無を監視している入力制御処理内で実行する)一方、残りを情報用プログラムとして実行するようにしてもよい。
また、情報表示器230に性能情報を表示するための表示データを出力する処理を、遊技用プログラムである出力制御処理において実行するのではなく、性能用プログラムで実行するようにしてもよい。
また、アウト球検出スイッチ227によって、普通入賞口126、第1始動口121、第2始動口122および大入賞口125に入賞した遊技球、及び、排出口117に流入した遊技球からなるアウト球を検出するのではなく、アウト球検出スイッチ227によってアウト口に流入した遊技球のみを検出するようにしてもよい。その場合には、アウト球検出スイッチ227、普通入賞口スイッチ217、第1始動口スイッチ211、第2始動口スイッチ212、大入賞口スイッチ215で遊技球を検出する毎にアウト数(総アウト数、通常中アウト数)を1ずつ加算するとよい。
(統括制御部のメイン処理)
図35を用いて、画像/音響制御部310のメイン処理を説明する。図35は、画像/音響制御部310のメイン処理を示すフローチャートである。このメイン処理は、電源基板(不図示)から電源電圧が供給されることで発生するシステムリセットがCPU311に入力されることで行われる。
まず、CPU311は、ステップT1において、全割込を禁止し、ステップT2において、初期設定処理を行う。具体的には、内蔵レジスタの設定などのCPUの初期設定、RAM313へのアクセス許可、RAM313の全RAM領域の初期化(0クリア)、タイマ割込を発生させるためのCTC(カウンタタイマサーキット)の起動等を行い、ステップT3において、全割込を許可する。
CPU311は、ステップT4において、調整モード切替処理を行う。具体的には、遊技店員が操作可能な切替スイッチ(不図示)からの入力信号を参照してスピーカ156から出力される演出音の音量(値)や画像表示部114のバックライトの光量(値)の調整、及び、音量や光量の調整に係る調整モード(音量調整の可否、光量調整の可否、音量値の初期値(0〜5の何れか)や光量値の初期値(0〜5の何れか)、音量値の調整範囲(0〜5又は1〜5)や光量値の調整範囲(0〜5又は1〜5))を切り替えるための処理を行う。
ここで、切替スイッチ(不図示)は、メイン基板としての遊技制御基板に設けられ、スピーカ156から出力される演出音の音量や表示装置(画像表示部114、サブ表示装置(画像表示部114とは別に演出に関する画像を表示する表示装置))や各種照明装置(枠ランプ157、盤ランプ116)の光量の調整に関わる調整モードを切り替える。
なお、切替スイッチ(不図示)による音量値や光量値の設定(調整)については、パチンコ遊技機100が電源ONの状態(画像/音響制御部310の起動後)であれば常時行うことが可能となっている。
CPU311は、ステップT5において、音量調整処理を行う。具体的には、遊技者が操作可能な演出キー162の操作を検出する検出スイッチからの検出信号(左ボタン検出信号、右ボタン検出信号)に基づいて、スピーカ156から出力される演出音の音量(値)を調整するための処理を行う。
CPU311は、ステップT6において、光量調整処理を行う。具体的には、遊技者が操作可能な演出キー162の操作を検出する検出スイッチからの検出信号(下ボタン検出信号、上ボタン検出信号)に基づいて、画像表示部114のバックライトの光量(値)を調整するための処理を行う。
なお、演出キー162による音量値や光量値の設定(調整)については、変動演出の開始時、変動演出の終了(装飾図柄41の停止)時においては規制(制限)されるようになっている。また、パチンコ遊技機100の電源がONしてから遊技の進行制御が開始されるまでの間(具体的には、設定変更モード中、RAMクリア準備モード中、設定確認モード中、各種駆動源の初期動作中等の遊技制御基板でタイマ割込が開始されるまでの間)、皿満杯エラーや払出異常よりも優先して報知を行うべき重要な(セキュリティレベルの高い)異常(電源投入、電源復旧、不正入賞、異常入賞、磁気エラー、電波エラー、扉開放エラー)の報知(報知音の出力)中においても規制(制限)されるようになっている。
また、異常の報知音の出力中にあっては、現在の音量値が最大の音量値よりも低い音量値となっている場合であっても、スピーカ156から出力されている各種演出音(BGM等)の音量をそれまでの音量よりも低下させ、異常の報知音の出力が終了する場合に、各種演出音の音量を低下前の音量に復帰させるようになっている。
CPU311は、ステップT7において、エコモード制御処理を行う。具体的には、画像表示部114のバックライトの光量を低下させて電力消費を抑えるエコモードの開始や終了を制御するための処理を行う。
CPU311は、ステップT8において、演出制御部300から送信される演出指示コマンド又は報知指示コマンドを受信したか否かを判定する。演出指示コマンド又は報知指示コマンドを受信していない場合には、ステップT11に処理を移し、演出指示コマンド又は報知指示コマンドを受信している場合には、ステップT9に処理を移す。
CPU311は、ステップT9において、アニメパターン設定処理を行う。具体的には、受信した演出指示コマンド又は報知指示コマンドに対応する種類のアニメグループからアニメパターンを決定してRAM313の所定の領域に設定(セット)する処理を行う。
CPU311は、ステップT10において、サウンドパターン設定処理を行う。具体的には、受信した演出指示コマンド又は報知指示コマンドに対応する種類のサウンドグループからサウンドパターンを決定してRAM313の所定の領域に設定(セット)する処理を行う。
CPU311は、ステップT11において、RAM313に画像表示部114の表示画像を更新するフレーム更新タイミングであることを示すフレーム切替フラグがセットされているか否かを判定する。フレーム切替フラグがある場合には、ステップT12に処理を移し、フレーム切替フラグがない場合には、ステップT4に処理を移す。
なお、フレーム切替フラグは、VDP314から1/30秒(1フレーム分の演出画像の描画・表示が完了する予定の時間)毎に送信されるVブランク信号を画像/音響制御部310が受信する毎に実行されるVブランク割込処理でセットされるようになっている。そのため、以下に説明するステップT12〜T15の処理は、Vブランク割込処理が実行される(フレーム更新タイミング)毎に実行されることになる。
CPU311は、ステップT12において、RAM313にセットされているフレーム切替フラグをクリアし、ステップT13において、シーン更新処理を行う。具体的には、上述したVブランク割込処理で更新されるシーン切替カウンタ、ウェイトフレームカウンタ及びフレームカウンタを参照し、上記ステップT9で決定されたアニメパターンに基づいてアニメシーンのアドレスを更新すると共に、上記ステップT10で決定されたサウンドパターンに基づいてサウンドシーンのアドレスを更新する処理を行う。
CPU311は、ステップT14において、描画制御処理を行う。具体的には、アニメシーンが属するアニメグループの優先順位(描画順序)に従って、更新したアドレスにあるアニメシーンの1フレームの表示情報(スプライトの識別番号、表示位置等)から描画制御コマンド群からなるディスプレイリストを生成し、このディスプレイリストをVDP314に出力すると共に、ディスプレイリストに基づく表示画像の描画を指示する処理を行う。
これにより、VDP314では、ディスプレイリストに基づく表示画像を描画用フレームバッファに描画すると共に、表示用フレームバッファに描画されている画像(演出画像、異常報知画像)を画像表示部114に表示する処理が行われることになる。つまり、フレーム更新タイミングが画像表示部114で行われる種々の演出(保留表示、変動演出、大当たり予告演出、先読み演出等の画像表示や音出力)の開始タイミングや終了タイミングになるようになっている。なお、演出制御部300やランプ制御部320に直接制御される演出(可動役物115の演出動作)については、フレーム更新タイミングと一致する場合もあれば、フレーム更新タイミングと一致しない場合もある。
CPU311は、ステップT15において、音声制御処理を行う。具体的には、更新したアドレスにあるサウンド情報から音声制御コマンドを生成し、この音声制御コマンドを画像/音響制御部310に出力する処理を行う。
これにより、画像/音響制御部310では、音声制御コマンドに基づく各種の演出音や報知音をスピーカ156から出力する処理が行われることになる。本処理を終了すると、ステップT4に処理を移す。
このように、変動演出の開始時、変動演出の終了(装飾図柄41の停止)時においては、遊技店員が操作可能な切替スイッチ(不図示)による音量調整や光量調整は可能だが、遊技者が操作可能な演出キー162による音量調整や光量調整は規制(制限)されるようになっている。そのため、変動演出の開始や変動演出の終了といった重要なポイントを遊技者が見逃しにくくなり、遊技の興趣が低下することを防止することが可能となる。
また、皿満杯エラーや払出異常よりも優先して報知を行うべき重要な(セキュリティレベルの高い)異常(電源投入、電源復旧、復帰不可能エラー、不正入賞、異常入賞、磁気エラー、電波エラー、扉開放エラー)の報知(報知音の出力)中においては、遊技店員が操作可能な切替スイッチ(不図示)による音量調整や光量調整は可能だが、遊技者が操作可能な演出キー162による音量調整や光量調整は規制(制限)されるようになっている。そのため、音量調整や光量調整を行おうとしている遊技者が異常の発生に気付かないといった不都合を回避しつつ、遊技店側の音量調整や光量調整に関する利便性を向上させることが可能となる。
また、異常の報知音の出力中にあっては、現在の音量値が最大の音量値よりも低い音量値となっている場合であっても、スピーカ156から出力されている各種演出音(BGM等)の音量をそれまでの音量よりも低下させ、異常の報知音の出力が終了する場合に、各種演出音の音量を低下前の音量に復帰させるようになっている。そのため、各種演出音によって異常の報知音に気付かないといった不都合を回避することができ、遊技機のセキュリティを担保することが可能となる。
なお、異常の報知(報知音の出力)中においては、遊技者が操作可能な演出キー162による音量値や光量値の設定(調整)を不能としてもよいし、音量値や光量値の調整範囲を例えば0〜2の間に制限するようにしてもよい。
(ランプ制御部の役物初期処理)
図36を用いて、ランプ制御部320の役物初期処理を説明する。図36は、ランプ制御部320の役物初期処理を示すフローチャートであり、本処理は、ランプ制御部320において所定周期(4ミリ秒)毎に実行されるタイマ割込処理内で実行される。
CPU321は、ステップR101において、遊技制御部200から電源ON時コマンド(電源投入指定コマンド、電源復旧指定コマンド)を受信したか否かを判定する。電源ON時コマンドを受信した場合には、ステップR102に処理を移し、電源ON時コマンドを受信していない場合には、ステップR103に処理を移す。
CPU321は、ステップR102において、役物初期処理の各処理において更新される初期処理番号に役物(可動役物115、サブ画像表示部(不図示)、演出ボタン161)の原点復帰処理を実行するための「1」をセットする。
CPU321は、ステップR103において、初期処理番号が「1」であるか否かを判定する。初期処理番号が「1」でない場合には、役物の原点復帰処理を実行しないものとしてステップR105に処理を移し、初期処理番号「1」である場合には、ステップR104において、原点復帰処理を行い、今回の役物初期処理を終了する。具体的には、位置検出センサからの入力信号に基づいて役物(可動役物115、サブ画像表示部(不図示)、演出ボタン161)の原点位置への復帰動作を実行したり、初期処理番号を「2」にセットしたりするなどの処理を行う。なお、原点復帰処理の詳細は後述する。
CPU321は、ステップR105において、初期処理番号が「2」であるか否かを判定する。初期処理番号が「2」でない場合には、役物の初期動作処理を実行しないものとして今回の役物初期処理を終了し、初期処理番号「2」である場合には、初期動作処理を行い、今回の役物初期処理を終了する。具体的には、役物が正常に作動するか否かを確認するための初期動作及び初期発光を行わせたり、初期処理番号を「0」にセットしたりするなどの処理を行う。なお、初期動作処理の詳細は後述する。
このように、図36に示した役物初期処理によれば、各種役物の原点位置への復帰動作を行うための原点復帰処理と、各種役物の初期動作及び初期発光を行うための初期動作処理とを同時に実行しないようになっている。そのため、各種役物の原点位置への復帰動作と、各種役物の初期動作及び初期発光とが混在することがなくなり、復帰動作と初期動作及び初期発光とを切り分けて確認することが可能となる。
また、図36に示した役物初期処理によれば、初期動作処理の前に原点復帰処理を実行するようになっている。そのため、各種役物が原点位置から初期動作することになり、各種役物の動作に異常があるか否かを把握し易くすることが可能となる。
(ランプ制御部の原点復帰処理)
図37を用いて、ランプ制御部320の原点復帰処理を説明する。図37は、ランプ制御部320における原点復帰処理を示すフローチャートである。
CPU321は、ステップR105−1において、盤役物(可動役物115、サブ画像表示部(不図示))の原点復帰状況の推移を示す盤役物処理番号が「0」であるか否かを判定する。盤役物処理番号が「0」でない場合には、ステップR105−3に処理を移し、盤役物処理番号が「0」の場合には、ステップR105−2において、原点復帰させる駆動対象を可動役物115(可動演出装置)に設定し、ステップR105−5に処理を移す。
CPU321は、ステップR105−3において、盤役物処理番号が「1」であるか否かを判定する。盤役物処理番号が「1」でない場合には、ステップR105−12に処理を移し、盤役物処理番号が「1」である場合には、ステップR105−4において、原点復帰させる駆動対象をサブ表示装置(不図示)に設定し、ステップR105−5に処理を移す。
CPU321は、ステップR105−5において、駆動対象の役物が原点位置(待機位置)にあるか否かを判定する。具体的には、各盤役物が原点位置にあることを検出する位置検出センサからの入力信号を判定する。駆動対象の盤役物が原点位置にない場合には、ステップR105−6に処理を移し、駆動対象の盤役物が原点位置にある場合には、ステップR105−11に処理を移す。
CPU321は、ステップR105−6において、駆動対象の盤役物が原点位置に戻るように、駆動対象の盤役物を移動させるための駆動モータを駆動させ、ステップR105−7において、盤役物が所定時間内に原点位置に復帰しない復帰異常の発生を判定するための盤役物異常判定タイマを+1更新する。
CPU321は、ステップR105−8において、更新後の盤役物異常判定タイマが上限値(例えば5秒)であるか否かを判定する。盤役物異常判定タイマが上限値である場合には、駆動対象の盤役物に復帰異常が発生したものとしてステップR105−9に処理を移し、盤役物異常判定タイマが上限値でない場合には、ステップR105−12に処理を移す。
CPU321は、ステップR105−9において、駆動対象の盤役物に復帰異常が発生したことを示す復帰異常情報(可動演出装置復帰異常情報、サブ表示装置復帰異常情報)をRAM323にセットし、ステップR105−10において、盤役物異常判定タイマをクリアする。
CPU321は、ステップR105−11において、盤役物処理番号を+1更新する。具体的には、盤役物処理番号が「0」であったならば、サブ画像表示部(不図示)を駆動対象とすべく盤役物処理番号を「1」に更新し、盤役物処理番号が「1」であったならば、盤役物(可動役物115、サブ画像表示部(不図示))を原点復帰させる処理を終了すべく盤役物処理番号を「2」に更新する。
CPU321は、ステップR105−12において、枠役物(演出ボタン161)の原点復帰状況の推移を示す枠役物処理番号が「0」であるか否かを判定する。枠役物処理番号が「0」である場合には、ステップR105−13に処理を移し、盤役物処理番号が「0」でない場合には、ステップR105−20に処理を移す。
CPU321は、ステップR105−13において、演出ボタン161が原点位置(待機位置)にあるか否かを判定する。具体的には、演出ボタン161が原点位置にあることを検出する位置検出センサからの入力信号を判定する。演出ボタン161が原点位置にない場合には、ステップR105−14に処理を移し、演出ボタン161が原点位置にある場合には、ステップR105−19に処理を移す。
CPU321は、ステップR105−14において、演出ボタン161が原点位置に戻るように、演出ボタン161を移動させるための演出ボタン駆動モータを駆動させ、ステップR105−15において、演出ボタン161が所定時間内に原点位置に復帰しない復帰異常の発生を判定するための枠役物異常判定タイマを+1更新する。
CPU321は、ステップR105−16において、更新後の枠役物異常判定タイマが上限値(例えば5秒)であるか否かを判定する。枠役物異常判定タイマが上限値である場合には、演出ボタン161に復帰異常が発生したものとしてステップR105−17に処理を移し、枠役物異常判定タイマが上限値でない場合には、今回の原点復帰処理を終了する。
CPU321は、ステップR105−17において、演出ボタン161に復帰異常が発生したことを示す復帰異常情報をRAM323にセットし、ステップR105−18において、枠役物異常判定タイマをクリアする。
CPU321は、ステップR105−19において、枠役物処理番号を+1更新する。具体的には、枠役物処理番号が「0」であったならば、枠役物(演出ボタン161)を原点復帰させる処理を終了すべく枠役物処理番号を「1」に更新する。
CPU321は、ステップR105−20において、盤役物処理番号、及び、枠役物処理番号が終了条件を満たすか否かを判定する。具体的には、盤役物処理番号が「2」であって枠役物処理番号が「1」であるか否かを判定する。終了条件を満たす場合には、ステップR105−21に処理を移し、終了条件を満たさない場合には、今回の原点復帰処理を終了する。
CPU321は、ステップR105−21において、盤役物処理番号、及び、枠役物処理番号をクリアし、ステップR105−22において、上述した初期処理番号に役物の初期動作処理を実行するための「2」をセットし、今回の原点復帰処理を終了する。
このように、図37に示した原点復帰処理によれば、電源ON時において演出位置(移動領域)が重複する可動役物115とサブ画像表示部(不図示)とが原点位置(待機位置)にない場合、両者を同時(同時期)に原点位置(待機位置)に復帰させずに所定の順序(可動役物115→サブ画像表示部(不図示)の順)で原点位置に復帰させるようになっている。そのため、各種の盤役物が原点位置に復帰したか否かを確認し易くすることが可能となる。また、可動役物115とサブ画像表示部(不図示)とが離間困難に接触しているような場合に、双方の役物が互いに負荷をかけあうことを抑制でき、双方の役物が同時に破損するような不都合を抑制することが可能となる。
また、図37に示した原点復帰処理によれば、盤役物(可動役物115、サブ画像表示部(不図示))の原点位置への復帰動作と、枠役物(演出ボタン161)の原点位置への復帰動作とを同時(同時期)に実行可能となっている。そのため、各種役物の復帰動作にかかる時間を短縮することができ、次に実行される各種役物の初期動作にスムーズに移行することが可能となる。
また、図37に示した原点復帰処理によれば、各役物の原点位置への復帰動作の時間に上限を設けている。そのため、いつまでも各種役物の復帰動作が終了しないといった不都合を抑制することが可能となる。そのため、変動演出中にも各種役物が復帰動作を行っていて演出動作が行われないといった事態を回避することができ、遊技の興趣が低下することを防止することが可能となる。
また、図37に示した原点復帰処理によれば、盤役物(可動役物115、サブ画像表示部(不図示))の原点位置への復帰動作と、枠役物(演出ボタン161)の原点位置への復帰動作の両方が終了した場合に、初期動作処理へ移行するための処理が行われるようになっている。そのため、各種役物の原点位置への復帰動作と、各種役物の初期動作とが同時に実行されることがなくなり、各種役物の復帰動作と初期動作とを切り分けて確認することが可能となる。
なお、可動役物115とサブ画像表示部(不図示)とが所定の順序(可動役物115→サブ画像表示部(不図示)の順)で原点位置に復帰するようになっているが、同時に原点位置に復帰する動作を開始するようにしてもよい。このようにすると、可動役物115およびサブ画像表示部(不図示)の復帰動作にかかる時間を短縮することができ、次に実行される各種役物の初期動作にスムーズに移行することが可能となる。
(ランプ制御部の初期動作処理)
図38を用いて、ランプ制御部320の初期動作処理を説明する。図38は、ランプ制御部320の初期動作処理を示すフローチャートである。
CPU321は、ステップR107−1において、盤役物の初期動作状況の推移を示す盤役物処理番号が「0」であるか否かを判定する。盤役物処理番号が「0」である場合には、ステップR107−2に処理を移し、盤役物処理番号が「0」でない場合には、ステップR107−7に処理を移す。
CPU321は、ステップR107−2において、RAM323に盤役物(可動役物115、サブ画像表示部(不図示))の復帰異常情報がセットされているか否かを判定する。復帰異常情報がセットされていない場合には、盤役物の初期動作及び初期発光を行うものとしてステップR107−4に処理を移し、復帰異常情報がセットされている場合には、ステップR107−3において、盤役物の初期動作を行わないものとして盤役物処理番号に「2」をセットし、ステップR107−7に処理を移す。
CPU321は、ステップR107−4において、盤役物の初期動作パターンを決定するための盤役物初期動作パターン決定テーブル(図39(a)参照)を選択する。なお、盤役物初期動作パターン決定テーブルの詳細は後述する。
CPU321は、ステップR107−5において、盤役物(可動役物115、サブ画像表示部(不図示))の初期動作パターンを決定し、RAM323にセットする。具体的には、図39(a)に示す盤役物初期動作パターン決定テーブルを参照し、電源ON時コマンドの種類、及び、復帰異常情報の有無に基づいて、複数の初期動作パターンの中から1つの初期動作パターンを決定する。
CPU321は、ステップR107−6において、盤役物処理番号を+1更新する。具体的には、盤役物処理番号が「0」であったならば、盤役物の初期動作を実行すべく盤役物処理番号を「1」に更新する。
CPU321は、ステップR107−7において、盤役物処理番号が「1」であるか否かを判定する。盤役物処理番号が「1」でない場合には、ステップR107−11に処理を移し、盤役物処理番号が「1」である場合には、ステップR107−8において、RAM323にセットされている盤役物の初期動作パターンに応じて盤役物の初期動作を実行させる。
CPU321は、ステップR107−9において、盤役物の初期動作が全工程終了したか否かを判定する。盤役物の初期動作が全工程終了していない場合には、ステップR107−11に処理を移し、盤役物の初期動作が全工程終了した場合には、ステップR107−10において、盤役物処理番号を+1更新する。具体的には、盤役物処理番号が「1」であったならば、盤役物の初期動作させる処理を終了すべく盤役物処理番号を「2」に更新する。
CPU321は、ステップR107−11において、枠役物(演出ボタン161)の初期動作状況の推移を示す枠役物処理番号が「0」であるか否かを判定する。枠役物処理番号が「0」である場合には、ステップR107−12に処理を移し、枠役物処理番号が「0」でない場合には、ステップR107−17に処理を移す。
CPU321は、ステップR107−12において、RAM323に演出ボタン161の復帰異常情報がセットされているか否かを判定する。復帰異常情報がセットされていない場合には、枠役物の初期動作を行うものとしてステップR107−14に処理を移し、復帰異常情報がセットされている場合には、ステップR107−13において、枠役物の初期動作を行わないものとして枠役物処理番号に「2」をセットし、ステップR107−17に処理を移す。
CPU321は、ステップR107−14において、枠役物の初期動作パターンを決定するための枠役物初期動作パターン決定テーブル(図39(b)参照)を選択する。なお、枠役物初期動作パターン決定テーブルの詳細は後述する。
CPU321は、ステップR107−15において、枠役物(演出ボタン161)の初期動作パターンを決定し、RAM323にセットする。具体的には、図39(b)に示す枠役物初期動作パターン決定テーブルを参照し、電源ON時コマンドの種類に基づいて、複数の初期動作パターンの中から1つの初期動作パターンを決定する。
CPU321は、ステップR107−16において、枠役物処理番号を+1更新する。具体的には、枠役物処理番号が「0」であったならば、枠役物の初期動作を実行すべく枠役物処理番号を「1」に更新する。
CPU321は、ステップR107−17において、枠役物処理番号が「1」であるか否かを判定する。枠役物処理番号が「1」でない場合には、ステップR107−21に処理を移し、枠役物処理番号が「1」である場合には、ステップR107−18において、RAM323にセットされている枠役物の初期動作パターンに応じて枠役物の初期動作を実行させる。
CPU321は、ステップR107−19において、枠役物の初期動作が全工程終了したか否かを判定する。枠役物の初期動作が全工程終了していない場合には、ステップR107−21に処理を移し、枠役物の初期動作が全工程終了した場合には、ステップR107−20において、枠役物処理番号を+1更新する。具体的には、枠役物処理番号が「1」であったならば、枠役物の初期動作させる処理を終了すべく枠役物処理番号を「2」に更新する。
CPU321は、ステップR107−21において、盤役物処理番号、及び、枠役物処理番号が終了条件を満たすか否かを判定する。具体的には、盤役物処理番号が「2」であって枠役物処理番号が「2」であるかを判定する。終了条件を満たす場合には、ステップR107−22に処理を移し、終了条件を満たさない場合には、今回の初期動作処理を終了する。
CPU321は、ステップR107−22において、盤役物処理番号、及び、枠役物処理番号をクリアし、ステップR107−23において、上述した初期処理番号をクリアし、今回の初期動作処理を終了する。
このように、図38に示した初期動作処理によれば、盤役物(可動役物115、サブ画像表示部(不図示))の初期動作と、枠役物(演出ボタン161)の初期動作とを同時(同時期)に実行可能となっている。そのため、各種役物の初期動作にかかる時間を短縮することができ、遊技中における各種役物の演出動作を阻害することを防止することが可能となる。
また、図38に示した初期動作処理によれば、盤役物を構成する可動役物115及びサブ画像表示部(不図示)に復帰異常がある場合には、可動役物115及びサブ画像表示部(不図示)の初期動作を実行しないようになっている。そのため、復帰異常が発生している盤役物を無理やり初期動作させることで盤役物が完全に故障したり、破損したりすることを防止することが可能となる。
また、図38に示した初期動作処理によれば、枠役物を構成する演出ボタン161に復帰異常がある場合には、演出ボタン161の初期動作を実行しないようになっている。そのため、復帰異常が発生している演出ボタン161を無理やり初期動作させることで演出ボタン161が完全に故障したり、破損したりするような不都合を防止することが可能となる。
また、図38に示した初期動作処理によれば、復帰異常が発生した盤役物の初期動作が実行されない場合でも、復帰異常が発生していない枠役物の初期動作は実行し、復帰異常が発生した枠役物の初期動作が実行されない場合でも、復帰異常が発生していない盤役物の初期動作は実行するようになっている。そのため、復帰異常が発生していない方の役物の動作に異常がないか否かを確認することが可能となる。
また、図38に示した初期動作処理によれば、盤役物(可動役物115、サブ画像表示部(不図示))の初期動作と、枠役物(演出ボタン161)の初期動作の両方が終了した場合に初期動作処理が終了するようになっている。そのため、盤役物、及び、枠役物の一方が初期動作を行っているのにも拘らず、他方が演出動作を行うといった初期動作なのか演出動作なのかが不明な状態が発生することがなくなる。
(盤役物初期動作パターン決定テーブル)
図39(a)は、盤役物(可動役物115、サブ画像表示部(不図示))の初期動作パターンを決定するための盤役物初期動作パターン決定テーブルを示す図である。
盤役物初期動作パターン決定テーブルには、電源ON時コマンドの種類、復帰異常情報の有無、選択される初期動作パターンが対応付けられており、参考として初期動作時の作動態様、及び、初期動作の工程数が記載されている。
初期動作パターンには、電源投入指定コマンドを受信している場合に決定されるパターン01〜03や、客待ち状態中であることを示す第1電源復旧指定コマンドを受信している場合に決定されるパターン04〜06や、特別図柄の変動表示中であることを示す第2電源復旧指定コマンド又は大当たり遊技中であることを示す第3電源復旧指定コマンドを受信している場合に決定されるパターン07〜09が設定されている。
「可動演出装置小下降」とは、可動役物115が待機位置から待機位置よりも僅かに下方の途中位置に移動(下降)する動作となっており、「可動演出装置大下降」とは、可動役物115が待機位置から途中位置よりも下方の演出位置まで移動(下降)する動作となっており、「可動演出装置原点復帰」とは、可動役物115が待機位置に復帰する動作となっている。
「サブ表示装置移動」とは、サブ画像表示部(不図示)が待機位置から演出位置まで上昇する動作となっており、「サブ表示装置原点復帰」とは、サブ画像表示部(不図示)が待機位置に復帰する動作となっている。
「可動演出装置LED」とは、可動役物115に設けられた複数のLEDのことであり、「サブ表示装置LED」とは、サブ画像表示部(不図示)の画面周囲に設けられた複数のLEDのことである。
なお、初期動作パターン02、初期動作パターン05、及び、初期動作パターン08において、可動演出装置LEDの点灯色が記載されていないが、この点は第1可動部材115aの復帰異常によって可動演出装置LEDが異常報知のために赤点滅となるからである。
また、初期動作パターン03、初期動作パターン06、及び、初期動作パターン09において、サブ表示装置LEDの点灯色が記載されていないが、この点はサブ画像表示部(不図示)の復帰異常によってサブ表示装置LEDが異常報知のために赤点滅となるからである。
図39(a)に示した盤役物初期動作パターン決定テーブルの第1の特徴としては、RAM203の初期化を伴う電源投入時と、RAM203の初期化を伴わない電源復旧時とで、盤役物(可動役物115、サブ画像表示部(不図示))の初期動作の動作態様(工程数、各工程の動作)が同一となっている点が挙げられる。そのため、電源投入であるか電源復旧であるかに拘らず、盤役物の動作に異常があるか否かを適切に確認することが可能となる。
なお、初期動作の動作態様が同一とは、少なくとも各工程における盤役物の動きのパターンが同じであればよく、各工程における動作時間が同一であってもよいし、各工程における動作時間が異なっていてもよい。
また、電源投入時と電源復旧時とで、可動役物115及びサブ画像表示部(不図示)の一方の初期動作の動作態様(工程数、各工程の動作)を異ならせてもよいし、可動役物115及びサブ画像表示部(不図示)の両方の初期動作の動作態様(工程数、各工程の動作)を異ならせてもよい。このようにすると、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかを簡単に把握することが可能となる。
また、電源投入時と電源復旧時とで、可動役物115及び/又はサブ画像表示部(不図示)の初期動作の動作態様(工程数、各工程の動作)を異ならせる場合に、電源投入時の初期動作にはない動作を電源復旧時の初期動作で実行させたり、電源復旧時の初期動作にはない動作を電源投入時の初期動作で実行させたりするようにしてもよい。このようにすると、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかをより簡単に把握可能となる。
図39(a)に示した盤役物初期動作パターン決定テーブルの第2の特徴としては、電源投入時と、客待ち状態に復旧する電源復旧時とで、盤役物(可動役物115、サブ画像表示部(不図示))の初期動作中における初期発光の発光態様が異なる点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかを把握することが可能となる。
図39(a)に示した盤役物初期動作パターン決定テーブルの第3の特徴としては、電源投入時と、客待ち状態に復旧する電源復旧時とで、可動演出装置LEDの初期発光の発光態様が同一である一方、サブ表示装置LEDの初期発光の発光態様が異なる点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかを把握することが可能となる。
なお、電源投入時と、客待ち状態に復旧する電源復旧時とで、可動演出装置LEDの初期発光の発光態様が同一である一方、サブ表示装置LEDの初期発光の発光態様が異なるようになっているが、それとは逆に、電源投入時と、客待ち状態に復旧する電源復旧時とで、可動演出装置LEDの初期発光の発光態様を異ならせる一方、サブ表示装置LEDの初期発光の発光態様を同一にしてもよい。
また、電源投入時と、客待ち状態に復旧する電源復旧時とで、可動演出装置LEDの初期発光の発光態様、及び、サブ表示装置LEDの初期発光の発光態様の両方を異ならせてもよい。このようにすると、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかを把握し易くすることが可能となる。
図39(a)に示した盤役物初期動作パターン決定テーブルの第4の特徴としては、電源投入時と、特別図柄の変動表示中、又は、大当たり遊技中に復旧する電源復旧時とで、盤役物(可動役物115、サブ画像表示部(不図示))の初期動作中における初期発光の発光態様が異なる点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかを把握することが可能となる。
図39(a)に示した盤役物初期動作パターン決定テーブルの第5の特徴としては、客待ち状態に復旧する電源復旧時と、特別図柄の変動表示中、又は、大当たり遊技中に復旧する電源復旧時とで、盤役物(可動役物115、サブ画像表示部(不図示))の初期動作中における初期発光の発光態様が異なる点が挙げられる。そのため、客待ち状態に復旧する電源復旧による初期動作であるのか、特別図柄の変動表示中、又は、大当たり遊技中に復旧する電源復旧による初期動作であるのかを把握することが可能となる。
なお、特別図柄の変動表示中、又は、大当たり遊技中に復旧する電源復旧時において、可動演出装置LED及びサブ表示装置LEDの両方が消灯するようになっているが、可動演出装置LED及びサブ表示装置LEDを客待ち状態に復旧する電源復旧時と同じ発光態様で点灯させるようにしてもよい。
図39(a)に示した盤役物初期動作パターン決定テーブルの第6の特徴としては、電源投入時であるか電源復旧時であるかに拘らず、可動役物115に復帰異常があってサブ画像表示部(不図示)に復帰異常がない場合には、可動役物115の初期動作を行わずにサブ画像表示部(不図示)の初期動作を行い、可動役物115に復帰異常がなくてサブ画像表示部(不図示)に復帰異常がある場合には、可動役物115の初期動作を行ってサブ画像表示部(不図示)の初期動作を行わないようになっている点が挙げられる。このようにすることで、復帰異常の有無に応じて好適な初期動作を行うことが可能となる。
(枠役物初期動作パターン決定テーブル)
図39(b)は、枠役物(演出ボタン161)の初期動作パターンを決定する場合に参照される枠役物初期動作パターン決定テーブルを示す図である。
枠役物初期動作パターン決定テーブルには、電源ON時コマンドの種類、選択される初期動作パターンが対応付けられており、参考として初期動作時の作動態様、及び、初期動作の工程数が記載されている。
「演出ボタン大上昇」とは、演出ボタン161が待機位置(初期位置)から演出位置(上方位置)まで上昇する動作となっており、「演出ボタン原点復帰」とは、演出ボタン161が待機位置に復帰する動作となっている。
図39(b)に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第1の特徴としては、RAM203の初期化を伴う電源投入時と、RAM203の初期化を伴わない電源復旧時とで、枠役物(演出ボタン161)の初期動作の動作態様(工程数、各工程の動作)が異なる点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかを簡単に把握することが可能となる。
図39(b)に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第2の特徴としては、電源投入時の演出ボタン161の初期動作には、電源復旧時の演出ボタン161の初期動作にはない動作を実行させるようになっている点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかをより簡単に把握することが可能となる。
なお、電源投入時と電源復旧時とで、演出ボタン161の初期動作の動作態様(工程数、各工程の動作)を同一にしてもよい。このようにすると、電源投入であるか電源復旧であるかに拘らず、枠役物の動作に異常があるか否かを適切に確認することが可能となる。
図39(b)に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第3の特徴としては、電源投入時と、客待ち状態に復旧する電源復旧時とで、枠役物(演出ボタン161)の初期動作中における初期発光の発光態様が異なる点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかを把握することが可能となる。
図39(b)に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第4の特徴としては、電源投入時と、特別図柄の変動表示中、又は、大当たり遊技中に復旧する電源復旧時とで、枠役物(演出ボタン161)の初期動作中における初期発光の発光態様が異なる点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかを把握することが可能となる。
なお、特別図柄の変動表示中、又は、大当たり遊技中に復旧する電源復旧時において、演出ボタンLEDが消灯するようになっているが、演出ボタンLEDを客待ち状態に復旧する電源復旧時と同じ発光態様で点灯させるようにしてもよい。
図39(b)に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第5の特徴としては、電源投入時の演出ボタン161の初期発光における発光色数と、電源復旧時の演出ボタン161の初期発光における発光色数が異なるようになっている点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかをより簡単に把握することが可能となる。
なお、電源投入時の演出ボタン161の初期発光における発光色数の方が、電源復旧時の演出ボタン161の初期発光における発光色数よりも多くなっているが、それとは逆にしてもよい。
図39(b)に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第6の特徴としては、電源投入時の演出ボタン161の初期発光における発光色には、電源復旧時の演出ボタン161の初期発光における発光色にはない発光色が含まれている点が挙げられる。そのため、電源投入による初期動作である(遊技の制御状態が初期化された)のか、電源復旧による初期動作である(遊技の制御状態が復旧した)のかをより簡単に把握することが可能となる。
なお、電源復旧時の演出ボタン161の初期発光における発光色に、電源投入時の演出ボタン161の初期発光における発光色にはない発光色を含ませるようにしてもよい。
図39(b)に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第7の特徴としては、電源投入時や電源復旧時において演出ボタン161が振動する時間が、変動演出の実行中に発生する有効期間において演出ボタン161が操作されることで実行される操作演出中に演出ボタン161が振動する時間とは異なる点が挙げられる。そのため、演出ボタン161の初期動作における振動であることを把握することが可能となる。
図39(b)に示した枠役物初期動作パターン決定テーブルの第8の特徴としては、原点位置にあるか否かの検出が行われないボタン振動モータの初期振動については、原点位置にあるか否かの検出が行われる演出ボタン161の初期動作に被せて実行するようになっている点が挙げられる。そのため、演出ボタン161の動作確認とボタン振動モータの動作確認を同時に行えることになり、動作確認にかかる時間を短縮することが可能となる。
(設定変更中に各種駆動源を初期動作させる場合の具体例)
図40を用いて、設定変更中に各種駆動源を初期動作させる場合の具体例について説明する。図40は、設定変更中に各種駆動源を初期動作させる場合のタイミングチャートと演出例を示す図である。
まず、T0のタイミングにおいて、パチンコ遊技機100の電源がOFFとなっている。このとき、所定領域(第2始動口122、大入賞口125)に遊技球が入球するか否か(入球難易度)を変化させる等の遊技の結果に影響を与える可動体(電動チューリップ123、大入賞口扉125D)を動作させるための各種駆動源(電動チューリップ開閉部213、大入賞口扉開閉部216)が停止した状態となっている。
また、ラウンド遊技中において大入賞口(大入賞口125)を所定態様で発光させることになる大入賞口LEDが消灯しており、表示器130(第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、普通図柄表示器223、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、ラウンド数表示器225、状態表示器224、状態確認表示器226)、画像表示部114、及び、情報表示器230が非表示(非作動、消灯、消去)の状態となっている。
T1のタイミングにおいて、パチンコ遊技機100の電源がONしたときに設定変更操作(設定キースイッチ229がON、RAMクリアスイッチ228がON)が行われると、遊技制御部200では設定変更モードが開始されて遊技の進行制御が開始される前の開始前状態となる。
このとき、状態確認表示器226に設定変更中であることを示す状態確認表示が表示されると共に、各種駆動源の初期動作として作動(駆動源=ON)が開始される。また、設定変更中であること及び各種駆動源の動作確認を促すための設定変更報知(設定変更中画面の表示、設定変更中音声「設定変更中です」と初期動作確認音声「ソレノイドの動作も確認して下さい」の交互出力)が開始される。また、情報表示器230のうちの右端の7セグメント表示器230dに現在の設定値(ここでは「6」)が表示される。
T2のタイミングにおいて、各種駆動源の作動時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の作動が停止(駆動源=OFF)し、以降はT3のタイミング〜T10のタイミングまで各種駆動源の作動と停止が繰り返される。
T10のタイミングにおいて、T9のタイミングから開始された各種駆動源の作動時間が経過していない状態で設定値確定操作(設定キースイッチ229がOFF)が行われると、設定変更モード及び設定変更報知が終了すると共に、即座に各種駆動源の作動が停止(駆動源=OFF)して各種駆動源の初期動作が終了し、情報表示器230の右端の7セグメント表示器230dでの設定値の表示も終了する。そして、遊技制御部200では開始前状態から遊技の進行制御が行われる遊技可能状態に移行する。
このとき、表示器130での各種表示(特別図柄の表示、普通図柄の表示、特図保留数の表示、普図保留数の表示等)が開始されると共に、上述した電源投入報知が開始される。また、演出制御部300によって制御される各種役物(可動役物115(115a、115b)、サブ画像表示部(不図示)、演出ボタン161)の復帰動作及び初期動作が開始されると共に、情報表示器230において全ての7セグメント表示器230a〜230dが全点灯して点灯確認が開始される。なお、各種役物の初期動作は情報表示器230の点灯確認の終了後に終了する。
T11のタイミングにおいて、情報表示器230の点灯確認が開始してから確認時間(ここでは5秒)が経過すると、7セグメント表示器230a〜230dの全点灯が終了して性能情報(ここでは現在の遊技区間の通常ベース値)の表示が開始される。その後は、表示切替時間(5秒)が経過する毎に、現在の遊技区間と過去の3つの遊技区間からなる4つの遊技区間の性能情報(通常ベース値)が順に表示されることになる。
(RAMクリア準備中に各種駆動源を初期動作させる場合の具体例)
図41を用いて、RAMクリア準備中に各種駆動源を初期動作させる場合の具体例について説明する。図41は、RAMクリア準備中に各種駆動源を初期動作させる場合のタイミングチャートと演出例を示す図である。
まず、T0のタイミングにおいて、パチンコ遊技機100の電源がOFFとなっている。このとき、所定領域(第2始動口122、大入賞口125)に遊技球が入球するか否か(入球難易度)を変化させる等の遊技の結果に影響を与える可動体(電動チューリップ123、大入賞口扉125D)を動作させるための各種駆動源(電動チューリップ開閉部213、大入賞口扉開閉部216)が停止した状態となっている。
また、ラウンド遊技中において大入賞口(大入賞口125)を所定態様で発光させることになる大入賞口LEDが消灯しており、表示器130(第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、普通図柄表示器223、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、ラウンド数表示器225、状態表示器224、状態確認表示器226)、画像表示部114、及び、情報表示器230が非表示(非作動、消灯、消去)の状態となっている。
T1のタイミングにおいて、パチンコ遊技機100の電源がONしたときにRAMクリア操作(RAMクリアスイッチ228がON)が行われると、遊技制御部200ではRAMクリア準備モードが開始されて遊技の進行制御が開始される前の開始前状態となる。
このとき、状態確認表示器226にRAMクリア準備中であることを示す状態確認表示が表示されると共に、各種駆動源の初期動作として作動(駆動源=ON)が開始される。また、RAMクリア準備中であること及び各種駆動源の動作確認を促すためのRAMクリア準備報知(クリア準備画面の表示、「再度RAMクリアを押してください」の報知音声と「ソレノイドの動作を確認して下さい」の初期動作確認音声の交互出力)が開始される。
T2のタイミングにおいて、各種駆動源の作動開始から作動時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の作動が停止(駆動源=OFF)し、以降はT3のタイミング〜T10のタイミングまで各種駆動源の作動と停止が繰り返される。
T10のタイミングにおいて、T9のタイミングから開始された各種駆動源の作動時間が経過していない状態でRAMクリア承認操作(RAMクリアスイッチ228がON)が行われると、RAMクリア準備モード及びRAMクリア準備報知が終了すると共に、即座に各種駆動源の作動が停止(駆動源=OFF)して各種駆動源の初期動作が終了し、遊技制御部200では開始前状態から遊技の進行制御が行われる遊技可能状態に移行する。
このとき、表示器130での各種表示(特別図柄の表示、普通図柄の表示、特図保留数の表示、普図保留数の表示等)が開始されると共に、上述した電源投入報知が開始される。また、演出制御部300によって制御される各種役物(可動役物115(115a、115b)、サブ画像表示部(不図示)、演出ボタン161)の復帰動作及び初期動作が開始されると共に、情報表示器230において全ての7セグメント表示器230a〜230dが全点灯して点灯確認が開始される。なお、可動役物115の初期動作は情報表示器230の点灯確認の終了後に終了する。
T11のタイミングにおいて、情報表示器230の点灯確認が開始してから確認時間(ここでは5秒)が経過すると、7セグメント表示器230a〜230dの全点灯が終了して性能情報(ここでは現在の遊技区間の通常ベース値)の表示が開始される。その後は、表示切替時間(5秒)が経過する毎に、現在の遊技区間と過去の3つの遊技区間からなる4つの遊技区間の性能情報(通常ベース値)が順に表示されることになる。
(設定確認中に各種駆動源を初期動作させる場合の具体例)
図42を用いて、設定確認中に各種駆動源を初期動作させる場合の具体例について説明する。図42は、設定確認中に各種駆動源を初期動作させる場合のタイミングチャートと演出例を示す図である。
まず、T0のタイミングにおいて、パチンコ遊技機100の電源がOFFとなっている。このとき、所定領域(第2始動口122、大入賞口125)に遊技球が入球するか否か(入球難易度)を変化させる等の遊技の結果に影響を与える可動体(電動チューリップ123、大入賞口扉125D)を動作させるための各種駆動源(電動チューリップ開閉部213、大入賞口扉開閉部216)が停止した状態となっている。
また、ラウンド遊技中において大入賞口(大入賞口125)を所定態様で発光させることになる大入賞口LEDが消灯しており、表示器130(第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、普通図柄表示器223、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、ラウンド数表示器225、状態表示器224、状態確認表示器226)、画像表示部114、及び、情報表示器230が非表示(非作動、消灯、消去)の状態となっている。
T1のタイミングにおいて、パチンコ遊技機100の電源がONしたときに設定確認操作(設定キースイッチ229がON)が行われると、遊技制御部200では設定確認モードが開始されて遊技の進行制御が開始される前の開始前状態となる。
このとき、状態確認表示器226に設定確認中であることを示す状態確認表示が表示されると共に、各種駆動源の初期動作として作動(駆動源=ON)が開始される。また、設定確認中であること及び各種駆動源の動作確認を促すための設定確認報知(設定確認中画面の表示、設定確認中音声「設定確認中です」と初期動作確認音声「ソレノイドの動作も確認して下さい」の交互出力)が開始される。また、情報表示器230のうちの右端の7セグメント表示器230dに現在の設定値(ここでは「6」)が表示される。
T2のタイミングにおいて、各種駆動源の作動開始から作動時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の作動が停止(駆動源=OFF)し、以降はT3のタイミング〜T10のタイミングまで各種駆動源の作動と停止が繰り返される。
T10のタイミングにおいて、T9のタイミングから開始された各種駆動源の作動時間が経過していない状態で確認終了操作(設定キースイッチ229がOFF)が行われると、設定確認モード及び設定確認報知が終了すると共に、即座に各種駆動源の作動が停止(駆動源=OFF)して各種駆動源の初期動作が終了し、情報表示器230の右端の7セグメント表示器230dでの設定値の表示も終了する。そして、遊技制御部200では開始前状態から遊技の進行制御が行われる遊技可能状態に移行する。
このとき、表示器130での各種表示(特別図柄の表示、普通図柄の表示、特図保留数の表示、普図保留数の表示等)が開始されると共に、上述した電源復旧報知が開始される。また、演出制御部300によって制御される各種役物(可動役物115、サブ画像表示部(不図示)、演出ボタン161)の復帰動作及び初期動作が開始されると共に、情報表示器230において全ての7セグメント表示器230a〜230dが全点灯して点灯確認が開始される。なお、可動役物115の初期動作は情報表示器230の点灯確認の終了後に終了する。
T11のタイミングにおいて、情報表示器230の点灯確認が開始してから確認時間(ここでは5秒)が経過すると、7セグメント表示器230a〜230dの全点灯が終了して性能情報(ここでは現在の遊技区間の通常ベース値)の表示が開始される。その後は、表示切替時間(5秒)が経過する毎に、現在の遊技区間と過去の3つの遊技区間からなる4つの遊技区間の性能情報(通常ベース値)が順に表示されることになる。
このように、本実施形態によれば、遊技の進行制御が開始される前の開始前状態において、遊技の結果に影響を与える可動体(電動チューリップ123、大入賞口扉125D)を動作させるための各種駆動源(電動チューリップ開閉部213、大入賞口扉開閉部216)を初期動作させるようになっているため、パチンコ遊技機100の工場出荷時や遊技店での入れ替え時において、遊技の進行制御を行う主制御手段によって制御される駆動源の動作確認を容易に行うことが可能となる。
また、本実施形態によれば、遊技の結果に影響を与える可動体を動作させるための各種駆動源を初期動作させているとき(開始前状態中)には、状態確認表示器226を除く表示器130(第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、普通図柄表示器223、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、ラウンド数表示器225、状態表示器224)を非表示(非作動)の状態としているため、余計な処理負担を遊技制御部200に与えないようにすることができると共に、各種駆動源の動作確認に集中させることが可能となる。
また、本実施形態によれば、遊技の結果に影響を与える可動体を動作させるための各種駆動源を初期動作させているときに、設定変更中であること及び各種駆動源の動作確認を促すための設定変更報知(RAMクリア準備中であること及び各種駆動源の動作確認を促すためのRAMクリア準備報知、設定確認中であること及び各種駆動源の動作確認を促すための設定確認報知)を行うようになっているため、各種駆動源の動作確認を行うタイミングであることをパチンコ遊技機100の動作確認を行う作業者(工員、遊技店員)に知らしめることができ、適切に動作確認を行わせることが可能となる。
また、本実施形態によれば、設定変更モード(RAMクリア準備モード、設定確認モード)において遊技の結果に影響を与える可動体を動作させるための各種駆動源を初期動作させるようになっているため、遊技の進行制御が開始される前の開始前状態において複数の状態を創設せずに済み、パチンコ遊技機100の開発コストの低減(開発期間の短縮等)を図ることが可能となる。
また、本実施形態によれば、設定値確定操作(RAMクリア承認操作、確認終了操作)があって開始前状態が終了するときには、各種駆動源の作動時間が経過する前であっても即座に各種駆動源の作動を終了させるようになっているため、各種駆動源の初期動作が遊技可能状態に行われることがなくなり、遊技の進行に応じた各種駆動源の作動と混同してしまうような不都合を回避することが可能となる。
また、本実施形態によれば、遊技の進行制御が行われる前の開始前状態において遊技の結果に影響を与える可動体を動作させるための各種駆動源の初期動作を行い、遊技の進行制御が行われる遊技可能状態において遊技の結果に影響を与えない可動役物115の初期動作を行うようになっているため、2種類の初期動作を順番に確認することができ、動作確認を適切に行うことが可能となる。
また、本実施形態によれば、大入賞口扉125Dを動作させるための各種駆動源を初期動作させているときは、大入賞口LEDを消灯したままとしているため、大入賞口LEDからの光によって大入賞口扉125Dの動作確認を行いにくくなるといった不都合を回避することができ、動作確認を適切に行うことが可能となる。
また、本実施形態によれば、大入賞口扉125Dを動作させるための各種駆動源を初期動作させているときは、大入賞口125が開放しているにも拘らず開放中信号を出力しないようになっているため、余計な処理負担を遊技制御部200に与えないようにすることができると共に、パチンコ遊技機100から出力される情報を収集するホールコンピュータ等の情報収集装置が遊技の進行に応じない情報を収集してしまう等の不都合を回避することが可能となる。
また、本実施形態によれば、遊技機の電源ONから遊技の進行制御が開始されるまでは、情報表示器230に遊技機の性能情報(通常ベース値)が表示されない(性能情報の表示が規制される)ようになっているため、余計な処理負担を遊技制御部200に与えないようにすることが可能となる。
また、本実施形態によれば、遊技の進行制御が開始された後に遊技機の性能情報(通常ベース値)が表示される(性能情報の表示が許容される)ようになっているため、遊技の進行制御が開始されているか否かの確認を行うことができると共に、性能情報が遊技に関するものであることを知らしめることが可能となる。
また、本実施形態によれば、設定変更モード中や設定確認モード中において、現在の設定値が表示されている7セグメント表示器230d以外の7セグメント表示器230a〜230cにも性能情報を表示しないことで、現在の設定値を適切に報知することができ、遊技店側の利便性を確保することが可能となる。
なお、本実施形態では、設定変更報知やRAMクリア準備報知や設定確認報知において、各種駆動源の初期動作の目視確認を促す「駆動源初期動作中」又は「ソレノイドの動作を確認して下さい」等の文字を表示しないようになっていたが、そのような文字を表示するようにしてもよい。
また、本実施形態では、遊技の進行制御が開始された後に情報表示器230の全ての7セグメント表示器230a〜230dを全点灯させて点灯確認を行うようになっているが、設定変更モードやRAMクリア準備モードや設定確認モードの後においては点灯確認を行わないようにしてもよい。
(各種駆動源を初期動作させる場合の変形例)
以下、各種駆動源を初期動作させる場合の変形例について図面を参照しながら具体的に説明する。なお、この変形例では、設定変更モードやRAMクリア準備モードや設定確認モードの終了後に駆動源処理動作処理を行う点で上記実施形態と相違する。
(設定変更後に各種駆動源を初期動作させる場合の具体例)
図43を用いて、変形例における設定変更後に各種駆動源を初期動作させる場合の具体例について説明する。図43は、変形例における設定変更後に各種駆動源を初期動作させる場合のタイミングチャートと演出例を示す図である。
まず、T0のタイミングにおいて、パチンコ遊技機100の電源がOFFとなっている。このとき、所定領域(第2始動口122、大入賞口125)に遊技球が入球するか否か(入球難易度)を変化させる等の遊技の結果に影響を与える可動体(電動チューリップ123、大入賞口扉125D)を動作させるための各種駆動源(電動チューリップ開閉部213、大入賞口扉開閉部216)が停止した状態となっている。
また、ラウンド遊技中において大入賞口(大入賞口125)を所定態様で発光させることになる大入賞口LEDが消灯しており、表示器130(第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、普通図柄表示器223、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、ラウンド数表示器225、状態表示器224、状態確認表示器226)、画像表示部114、及び、情報表示器230が非表示(非作動、消灯、消去)の状態となっている。
T1のタイミングにおいて、パチンコ遊技機100の電源がONしたときに設定変更操作(設定キースイッチ229がON、RAMクリアスイッチ228がON)が行われると、遊技制御部200では設定変更モードが開始されて遊技の進行制御が開始される前の開始前状態となる。このとき、状態確認表示器226に設定変更中であることを示す状態確認表示が表示され、上述した設定変更報知が開始される。また、情報表示器230のうちの右端の7セグメント表示器230dに現在の設定値(ここでは「6」)が表示される。
T2のタイミングにおいて、設定値確定操作(設定キースイッチ229がOFF)が行われると、設定変更モード及び設定変更報知が終了して各種駆動源の初期動作が開始され、情報表示器230の右端の7セグメント表示器230dに表示されていた設定値が消去されて非表示となる。このとき、状態確認表示器226での状態確認表示が終了し、各種駆動源の動作確認を促すための初期動作報知(初期動作中画面の表示、初期動作確認音声「ソレノイドの動作を確認して下さい」の出力)が開始される。
T3のタイミングにおいて、初期動作報知が開始されてから作動待機時間(ここでは7秒)が経過すると、各種駆動源の1回目の作動(駆動源=ON)が開始され、T4のタイミングにおいて、各種駆動源の作動時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の作動が停止(駆動源=OFF)する。
T5のタイミングにおいて、各種駆動源の作動が停止してから停止時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の2回目の作動が開始され、T6のタイミングにおいて、各種駆動源の作動時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の作動が停止(駆動源=OFF)する。
T7のタイミングにおいて、各種駆動源の作動が停止してから停止時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の3回目の作動が開始され、T8のタイミングにおいて、各種駆動源の作動時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の作動が停止(駆動源=OFF)する。
T9のタイミングにおいて、各種駆動源の作動が停止してから停止時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の初期動作及び初期動作報知が終了し、遊技制御部200では開始前状態から遊技の進行制御が行われる遊技可能状態に移行する。
このとき、表示器130での各種表示(特別図柄の表示、普通図柄の表示、特図保留数の表示、普図保留数の表示等)が開始されると共に、上述した電源投入報知が開始される。また、演出制御部300によって制御される各種役物(可動役物115、サブ画像表示部(不図示)、演出ボタン161)の復帰動作及び初期動作が開始されると共に、情報表示器230において全ての7セグメント表示器230a〜230dが全点灯して点灯確認が開始される。なお、各種役物の初期動作は情報表示器230の点灯確認の終了後に終了する。
T10のタイミングにおいて、情報表示器230の点灯確認が開始してから確認時間(ここでは5秒)が経過すると、7セグメント表示器230a〜230dの全点灯が終了して性能情報(ここでは現在の遊技区間の通常ベース値)の表示が開始される。その後は、表示切替時間(5秒)が経過する毎に、現在の遊技区間と過去の3つの遊技区間からなる4つの遊技区間の性能情報(通常ベース値)が順に表示されることになる。
(RAMクリア後に各種駆動源を初期動作させる場合の具体例)
図44を用いて、変形例におけるRAMクリア後に各種駆動源を初期動作させる場合の具体例について説明する。図44は、変形例におけるRAMクリア後に各種駆動源を初期動作させる場合のタイミングチャートと演出例を示す図である。
まず、T0のタイミングにおいて、パチンコ遊技機100の電源がOFFとなっている。このとき、所定領域(第2始動口122、大入賞口125)に遊技球が入球するか否か(入球難易度)を変化させる等の遊技の結果に影響を与える可動体(電動チューリップ123、大入賞口扉125D)を動作させるための各種駆動源(電動チューリップ開閉部213、大入賞口扉開閉部216)が停止した状態となっている。
また、ラウンド遊技中において大入賞口(大入賞口125)を所定態様で発光させることになる大入賞口LEDが消灯しており、表示器130(第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、普通図柄表示器223、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、ラウンド数表示器225、状態表示器224)、画像表示部114、及び、情報表示器230が非表示(非作動、消灯、消去)の状態となっている。
T1のタイミングにおいて、パチンコ遊技機100の電源がONしたときにRAMクリア操作(RAMクリアスイッチ228がON)が行われると、遊技制御部200ではRAMクリア準備モードが開始されて遊技の進行制御が開始される前の開始前状態となる。このとき、上述したRAMクリア準備報知が開始される。
T2のタイミングにおいて、RAMクリア承認操作(RAMクリアスイッチ228がON)が行われると、RAMクリア準備モードが終了して各種駆動源の初期動作が開始される。このとき、各種駆動源の動作確認を促すための初期動作報知(初期動作中画面の表示、「ソレノイドの動作を確認して下さい」の初期動作確認音声の出力)が開始される。
T3のタイミングにおいて、初期動作報知が開始されてから作動待機時間(ここでは7秒)が経過すると、各種駆動源の1回目の作動(駆動源=ON)が開始され、T4のタイミングにおいて、各種駆動源の作動時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の作動が停止(駆動源=OFF)する。
T5のタイミングにおいて、各種駆動源の作動が停止してから停止時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の2回目の作動が開始され、T6のタイミングにおいて、各種駆動源の作動時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の作動が停止(駆動源=OFF)する。
T7のタイミングにおいて、各種駆動源の作動が停止してから停止時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の3回目の作動が開始され、T8のタイミングにおいて、各種駆動源の作動時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の作動が停止(駆動源=OFF)する。
T9のタイミングにおいて、各種駆動源の作動が停止してから停止時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の初期動作及び初期動作報知が終了し、遊技制御部200では開始前状態から遊技の進行制御が行われる遊技可能状態に移行する。
このとき、表示器130での各種表示(特別図柄の表示、普通図柄の表示、特図保留数の表示、普図保留数の表示等)が開始されると共に、上述した電源投入報知が開始される。また、演出制御部300によって制御される各種役物(可動役物115、サブ画像表示部(不図示)、演出ボタン161)の復帰動作及び初期動作が開始されると共に、情報表示器230において全ての7セグメント表示器230a〜230dが全点灯して点灯確認が開始される。なお、各種役物の初期動作は情報表示器230の点灯確認の終了後に終了する。
T10のタイミングにおいて、情報表示器230の点灯確認が開始してから確認時間(ここでは5秒)が経過すると、7セグメント表示器230a〜230dの全点灯が終了して性能情報(ここでは現在の遊技区間の通常ベース値)の表示が開始される。その後は、表示切替時間(5秒)が経過する毎に、現在の遊技区間と過去の3つの遊技区間からなる4つの遊技区間の性能情報(通常ベース値)が順に表示されることになる。
(設定確認後に各種駆動源を初期動作させる場合の具体例)
図45を用いて、変形例における設定確認後に各種駆動源を初期動作させる場合の具体例について説明する。図45は、変形例における設定確認後に各種駆動源を初期動作させる場合のタイミングチャートと演出例を示す図である。
まず、T0のタイミングにおいて、パチンコ遊技機100の電源がOFFとなっている。このとき、所定領域(第2始動口122、大入賞口125)に遊技球が入球するか否か(入球難易度)を変化させる等の遊技の結果に影響を与える可動体(電動チューリップ123、大入賞口扉125D)を動作させるための各種駆動源(電動チューリップ開閉部213、大入賞口扉開閉部216)が停止した状態となっている。
また、ラウンド遊技中において大入賞口(大入賞口125)を所定態様で発光させることになる大入賞口LEDが消灯しており、表示器130(第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、普通図柄表示器223、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、ラウンド数表示器225、状態表示器224、状態確認表示器226)、画像表示部114、及び、情報表示器230が非表示(非作動、消灯、消去)の状態となっている。
T1のタイミングにおいて、パチンコ遊技機100の電源がONしたときに設定確認操作(設定キースイッチ229がON)が行われると、遊技制御部200では設定確認モードが開始されて遊技の進行制御が開始される前の開始前状態となる。このとき、状態確認表示器226に設定確認中であることを示す状態確認表示が表示され、上述した設定確認報知が開始される。また、情報表示器230のうちの右端の7セグメント表示器230dに現在の設定値(ここでは「6」)が表示される。
T2のタイミングにおいて、確認終了操作(設定キースイッチ229がOFF)が行われると、設定確認モード及び設定確認報知が終了して各種駆動源の初期動作が開始され、情報表示器230の右端の7セグメント表示器230dに表示されていた設定値が消去されて非表示となる。このとき、状態確認表示器226での状態確認表示が終了し、各種駆動源の動作確認を促すための初期動作報知(初期動作中画面の表示、初期動作確認音声「ソレノイドの動作を確認して下さい」の出力)が開始される。
T3のタイミングにおいて、初期動作報知が開始されてから作動待機時間(ここでは7秒)が経過すると、各種駆動源の1回目の作動(駆動源=ON)が開始され、T4のタイミングにおいて、各種駆動源の作動時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の作動が停止(駆動源=OFF)する。
T5のタイミングにおいて、各種駆動源の作動が停止してから停止時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の2回目の作動が開始され、T6のタイミングにおいて、各種駆動源の作動時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の作動が停止(駆動源=OFF)する。
T7のタイミングにおいて、各種駆動源の作動が停止してから停止時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の3回目の作動が開始され、T8のタイミングにおいて、各種駆動源の作動時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の作動が停止(駆動源=OFF)する。
T9のタイミングにおいて、各種駆動源の作動が停止してから停止時間(ここでは0.512秒)が経過すると、各種駆動源の初期動作及び初期動作報知が終了し、遊技制御部200では開始前状態から遊技の進行制御が行われる遊技可能状態に移行する。
このとき、表示器130での各種表示(特別図柄の表示、普通図柄の表示、特図保留数の表示、普図保留数の表示等)が開始されると共に、上述した電源投入報知が開始される。また、演出制御部300によって制御される各種役物(可動役物115、サブ画像表示部(不図示)、演出ボタン161)の復帰動作及び初期動作が開始されると共に、情報表示器230において全ての7セグメント表示器230a〜230dが全点灯して点灯確認が開始される。なお、各種役物の初期動作は情報表示器230の点灯確認の終了後に終了する。
T10のタイミングにおいて、情報表示器230の点灯確認が開始してから確認時間(ここでは5秒)が経過すると、7セグメント表示器230a〜230dの全点灯が終了して性能情報(ここでは現在の遊技区間の通常ベース値)の表示が開始される。その後は、表示切替時間(5秒)が経過する毎に、現在の遊技区間と過去の3つの遊技区間からなる4つの遊技区間の性能情報(通常ベース値)が順に表示されることになる。
このように、本変形例によれば、遊技の進行制御が開始される前の開始前状態において、遊技の結果に影響を与える可動体(電動チューリップ123、大入賞口扉125D)を動作させるための各種駆動源(電動チューリップ開閉部213、大入賞口扉開閉部216)を初期動作させるようになっているため、パチンコ遊技機100の工場出荷時や遊技店での入れ替え時において、遊技の進行制御を行う主制御手段によって制御される駆動源の動作確認を容易に行うことが可能となる。
また、本変形例によれば、遊技の結果に影響を与える可動体を動作させるための各種駆動源を初期動作させているとき(開始前状態中)には、状態確認表示器226を除く表示器130(第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、普通図柄表示器223、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、ラウンド数表示器225、状態表示器224)を非表示(非作動)の状態としているため、余計な処理負担を遊技制御部200に与えないようにすることができると共に、各種駆動源の動作確認に集中させることが可能となる。
また、本変形例によれば、遊技の結果に影響を与える可動体を動作させるための各種駆動源を初期動作させているときに、各種駆動源の動作確認を促すための初期動作報知を行うようになっているため、各種駆動源の動作確認を行うタイミングであることをパチンコ遊技機100の動作確認を行う作業者(工員、遊技店員)に知らしめることができ、適切に動作確認を行わせることが可能となる。
また、本変形例によれば、遊技の進行制御が開始される前の開始前状態であっても、設定変更モード(RAMクリア準備モード、設定確認モード)が終了した後に遊技の結果に影響を与える可動体を動作させるための各種駆動源を初期動作させるようになっているため、設定変更(RAMクリア、設定確認)を行いながら各種駆動源の動作確認を行うといった複雑なことせずに済み、動作確認を適切に行うことが可能となる。
また、本変形例によれば、設定変更モード(RAMクリア準備モード、設定確認モード)が終了した後に作動待機時間を経てから遊技の結果に影響を与える可動体を動作させるための各種駆動源の作動が開始されるようになっているため、設定変更(設定確認)が終了してから各種駆動源の動作確認を行うまでの時間的余裕を持たせることができ、動作確認を適切に行うことが可能となる。
また、本変形例によれば、遊技の結果に影響を与える可動体を動作させるための各種駆動源の初期動作が設定変更モードの終了後であるか、RAMクリア準備モードの終了後であるか、設定確認モードの終了後であるかに拘らず、同一の初期動作報知を行うようになっているため、初期動作報知の制御を簡便なものにすることができ、パチンコ遊技機100の開発コストの低減(開発期間の短縮等)を図ることが可能となる。
また、本変形例によれば、大入賞口扉125Dを動作させるための各種駆動源を初期動作させているときは、大入賞口LEDを消灯したままとしているため、大入賞口LEDからの光によって大入賞口扉125Dの動作確認を行いにくくなるといった不都合を回避することができ、動作確認を適切に行うことが可能となる。
また、本変形例によれば、遊技の進行制御が行われる前の開始前状態において遊技の結果に影響を与える可動体を動作させるための各種駆動源の初期動作を行い、遊技の進行制御が行われる遊技可能状態において遊技の結果に影響を与えない可動役物115の初期動作を行うようになっているため、2種類の初期動作を順番に確認することができ、動作確認を適切に行うことが可能となる。
また、本変形例によれば、大入賞口扉125Dを動作させるための各種駆動源を初期動作させているときは、大入賞口125が開放しているにも拘らず開放中信号を出力しないようになっているため、余計な処理負担を遊技制御部200に与えないようにすることができると共に、パチンコ遊技機100から出力される情報を収集するホールコンピュータ等の情報収集装置が遊技の進行に応じない情報を収集してしまう等の不都合を回避することが可能となる。
また、本変形例によれば、遊技機の電源ONから遊技の進行制御が開始されるまでは、情報表示器230に遊技機の性能情報(通常ベース値)が表示されない(性能情報の表示が規制される)ようになっているため、余計な処理負担を遊技制御部200に与えないようにすることが可能となる。
また、本変形例によれば、遊技の進行制御が開始された後に遊技機の性能情報(通常ベース値)が表示される(性能情報の表示が許容される)ようになっているため、遊技の進行制御が開始されているか否かの確認を行うことができると共に、性能情報が遊技に関するものであることを知らしめることが可能となる。
また、本変形例によれば、設定変更モード中やRAMクリア準備モード中や設定確認モード中において、現在の設定値が表示されている7セグメント表示器230d以外の7セグメント表示器230a〜230cにも性能情報を表示しないことで、現在の設定値を適切に報知することができ、遊技店側の利便性を確保することが可能となる。
また、本変形例によれば、各種駆動源の初期動作中において、情報表示器230に設定値や遊技機の性能情報を表示しないようになっているため、各種駆動源の初期動作の確認に対して遊技店の従業員の意識を集中させることができ、各種駆動源の故障を的確に判断することが可能となる。
〔変動演出パターンテーブル〕
図46乃至図50は、図29(b)の演出選択処理における変動演出パターン選択(S2813)において用いられる変動演出パターンとテーブルの設定例を示す図である。なお、図46は、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合に用いられる変動演出パターンテーブルを示す。また、図47は、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が小当たりまたははずれである場合に用いられる変動演出パターンテーブルを示す。また、図48は、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合に用いられる変動演出パターンテーブルを示す。また、図49は、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が小当たりまたははずれである場合に用いられる変動演出パターンテーブルを示す。また、図50は、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に用いられる変動演出パターンテーブルを示す。
図46に示す、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合に用いられる変動演出パターンテーブルには、複数の変動演出パターンが設定されている。上記の図21を用いて設定される変動パターン「PA1」〜「PA6」、「PB1」〜「PB14」、および「PC1〜PC2」に対して、変動演出パターン「EA1」〜「EA6」、「EB1」〜「EB14」、および「EC1〜EC2」が1対1で対応付けられている。
また、図47に示す、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が小当たりまたははずれである場合に用いられる変動演出パターンテーブルには、複数の変動演出パターンが設定されている。上記の図21を用いて設定される変動パターン「PD1〜PD2」および「PR1」〜「PR13」に対して、変動演出パターン「ES1〜ES2」および「ER1」〜「ER13」が1対1で対応付けられている。
また、図48に示す、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合に用いられる変動演出パターンテーブルには、複数の変動演出パターンが設定されている。上記の図22を用いて設定される変動パターン「PD1」〜「PD10」に対して、変動演出パターン「ED1」〜「ED10」が1対1で対応付けられている。
また、図49に示す、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が小当たりまたははずれである場合に用いられる変動演出パターンテーブルには、複数の変動演出パターンが設定されている。上記の図22を用いて設定される変動パターン「PF1〜PF2」、および「PG1」〜「PG8」に対して、変動演出パターン「EF1〜EF2」、および「EG1」〜「EG8」が1対1で対応付けられている。
また、図50に示す、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に用いられる変動演出パターンテーブルには、複数の変動演出パターンが設定されている。上記の図23を用いて設定される変動パターン「PH1」〜「PH8」、「PJ1」および「PK1」に対して、「EH1」〜「EH8」、「EJ1」および「EK1」が1対1で対応付けられている。
なお、変動演出パターンの数は、図46乃至図50に示した数に限定されない。
例えば、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合に用いられる変動演出パターンの数よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである場合に用いられる変動演出パターンの数の方が多くてもよい。また、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合に用いられる変動演出パターンの数よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである場合に用いられる変動演出パターンの数の方が多くてもよい。そして、この場合に、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合に用いられる変動演出パターンの数よりも、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである場合に用いられる変動演出パターンの数の方が少なくてもよい。
この場合、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合や、高確率時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞した場合は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである場合であっても、多様な演出により遊技の興趣を向上させることができる。一方、高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである場合、変動演出パターンの数が少ない分、遊技の興趣を向上させにくい。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
また、例えば、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合に用いられる変動演出パターンの数よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである場合に用いられる変動演出パターンの数の方が多くてもよい。また、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである場合に用いられる変動演出パターンの数よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合に用いられる変動演出パターンの数の方が多くてもよい。そして、この場合に、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合に用いられる変動演出パターンの数よりも、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである場合に用いられる変動演出パターンの数の方が少なくてもよい。
ここで、変動演出とは、装飾図柄を変動表示させてから停止表示することによって、特別図柄抽選の判定結果(つまり、大当たりしたか否か)を演出的に報知するための演出である。
また、図示の変動演出パターンにおいては、「疑似連続回数」、「ノーマル」、「SPリーチ」、「SPSPリーチ」、「最終表示色」、「ゾーン」、「リーチ煽り」、「エフェクト」、「役物」、「音」および「ボタン」が設定されている。なお、図示のテーブルの各欄における「-」は、該当する演出が実行されないことを示す。
ここで、「疑似連続回数」は、疑似連続演出(疑似連)の回数である。この疑似連続演出は、特別図柄の一変動分の変動表示において、複数回分の装飾図柄の変動表示が行われているかのように見せる演出である。疑似連続演出においては、演出制御部300は、リーチ状態とする前に、装飾図柄を変動させた後、装飾図柄を一旦仮停止させ、その後再び装飾図柄の変動表示を開始させる。言い替えると、疑似連続演出においては、装飾図柄の変動開始後、設定された疑似連続回数だけ装飾図柄の仮停止と再変動とを繰り返した後、確定停止させることで、特別図柄の一変動分の変動表示を終える。ここで、仮停止とは、一見して装飾図柄が停止しているように見えるものの、実際には図柄がわずかに揺れ動いている疑似的な停止状態である。言い替えると、装飾図柄の仮停止は、遊技制御上は変動が継続しているものとして扱われる状態である。また、装飾図柄の確定停止とは、特別図柄の一変動分の変動表示において、停止図柄として確定させる状態をいう。なお、疑似連続演出においては、演出制御部300は、リーチ状態とした後に、再び装飾図柄の変動表示を開始させてもよい。さらに、疑似連続演出においては、演出制御部300は、装飾図柄を変動させた後、装飾図柄を仮停止させることなく、再び装飾図柄の変動表示を開始させてもよい。
図示の例においては、「疑似連続回数」が「‐」、「1」、「2」、「3」すなわち0回から3回の間で設定される。また、疑似連続回数は、大当たりすることを期待させる程度である期待度(信頼度)と関連付けて設定されている。すなわち、疑似連続回数が多いほど、期待度が高くなるように設定されている。
「ノーマル」は、リーチ演出の種別を示す。図示の例においては、リーチ演出の種別として、「N1」、「N2」、「N3」のいずれかが実行される。
「SPリーチ」は、SPリーチ演出の種別を示す。図示の例においては、SPリーチ演出の種別として、「SP1」、「SP2」、「SP3」のいずれかが実行される。また、「SP1」、「SP2」、「SP3」の順で、数字が大きいほど、期待度が高くなるように設定されている。
「SPSPリーチ」とは、SPSPリーチ演出の種別を示す。図示の例においては、SPSPリーチ演出の種別として、「SPSP1」、「SPSP2」、「SPSP3」のいずれかが実行される。また、「SPSP1」、「SPSP2」、「SPSP3」の順で、数字が大きいほど、期待度が高くなるように設定されている。
「最終表示色」とは、変動画像(後述)の最終的な表示色を示す。本実施形態では、変動画像の表示色などを変化させることで、遊技者に対して大当たりの当選の期待度を報知または示唆するようにしている。図示の例においては、最終表示色として、「青色」、「緑色」、「赤色」、「虹色」の何れかが選択される。例えば、変動画像の表示色としては、白色、青色、緑色、赤色、虹色の順番において、遅い順番ほど期待度がより高くなるように設定されてもよい。また、虹色の変動画像が表示されている変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出であってもよい。すなわち、虹色の変動画像は、期待度が100%であってもよい。
「ゾーン」とは、ゾーン演出の種別を示す。ゾーン演出とは、例えば、特別図柄の変動において大当たりとなることを期待させる演出である。ゾーン演出は、事前判定処理による事前判定結果に基づき実行されてもよい。事前判定結果に基づいて行われるゾーン演出は、ゾーン演出が開始された特別図柄変動において大当たりになることを期待させる演出であってもよいし、ゾーン演出が開始された特別図柄変動の次の特別図柄変動において大当たりになることを期待させる演出であってもよい。図示の例においては、ゾーン演出の種別として、「ZO1」、「ZO2」、「ZO3」の何れかが実行される。また、「ZO1」、「ZO2」、「ZO3」の順で、数字が大きいほど、期待度が高くなるように設定されている。
「リーチ煽り」とは、リーチ煽り演出の種別を示す。リーチ煽り演出とは、リーチ演出が実行されるか否かを煽る演出である。図示の例においては、リーチ煽り演出の種別として、「RE1」、「RE2」、「RE3」の何れかが実行される。また、「RE1」、「RE2」、「RE3」の順で、数字が大きいほど、期待度が高くなるように設定されている。
「エフェクト」とは、エフェクト演出の種別を示す。エフェクト演出とは、画像表示部114にエフェクト画像を表示することにより、特別図柄の変動において大当たりとなることを期待させる演出である。エフェクト画像とは、複数色のうちの何れかの色の画像等、遊技者の視覚に対する演出画像の効果を高めるために用いられる画像である。例えば、エフェクト画像の色としては、青色、緑色、赤色、虹色の順番において、遅い順番ほど期待度がより高くなるように設定されてもよい。また、虹色のエフェクト画像が表示されている変動演出では、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出であってもよい。すなわち、虹色のエフェクト画像は、期待度が100%であってもよい。また、エフェクト画像は、例えば、光を模した画像であってもよい。また、エフェクト演出は、事前判定処理による事前判定結果に基づき実行されてもよい。事前判定結果に基づいて行われるエフェクト演出は、エフェクト演出が開始された特別図柄変動において大当たりになることを期待させる演出であってもよいし、エフェクト演出が開始された特別図柄変動の次の特別図柄変動において大当たりになることを期待させる演出であってもよい。図示の例においては、エフェクト演出の種別として、「EF1」、「EF2」、「EF3」の何れかが実行される。また、「EF1」、「EF2」、「EF3」の順で、数字が大きいほど、期待度が高くなるように設定されている。
「役物」とは、役物演出の種別を示す。役物演出とは、可動役物115が動作する演出である。役物演出は、事前判定処理による事前判定結果に基づき実行されてもよい。事前判定結果に基づいて行われる役物演出は、役物演出が開始された特別図柄変動において大当たりになることを期待させる演出であってもよいし、役物演出が開始された特別図柄変動の次の特別図柄変動において大当たりになることを期待させる演出であってもよい。図示の例においては、役物演出の種別として、「CH1」、「CH2」、「CH3」の何れかが実行される。また、「CH1」、「CH2」、「CH3」の順で、数字が大きいほど、期待度が高くなるように設定されている。
「音」とは、音演出の種別を示す。音演出とは、スピーカ156から音を出力する演出である。音演出は、事前判定処理による事前判定結果に基づき実行されてもよい。事前判定結果に基づいて行われる音演出は、音演出が開始された特別図柄変動において大当たりになることを期待させる演出であってもよいし、音演出が開始された特別図柄変動の次の特別図柄変動において大当たりになることを期待させる演出であってもよい。図示の例においては、音演出の種別として、「SO1」、「SO2」、「SO3」の何れかが実行される。また、「SO1」、「SO2」、「SO3」の順で、数字が大きいほど、期待度が高くなるように設定されている。
「ボタン」とは、ボタン操作演出の種別を示す。ボタン操作演出とは、遊技者に演出ボタン161の操作を促す演出である。ボタン操作演出は、事前判定処理による事前判定結果に基づき実行されてもよい。事前判定結果に基づいて行われるボタン操作演出は、ボタン操作演出が開始された特別図柄変動において大当たりになることを期待させる演出であってもよいし、ボタン操作演出が開始された特別図柄変動の次の特別図柄変動において大当たりになることを期待させる演出であってもよい。図示の例においては、ボタン操作演出の種別として、「BU1」、「BU2」、「BU3」の何れかが実行される。また、「BU1」、「BU2」、「BU3」の順で、数字が大きいほど、期待度が高くなるように設定されている。
さて、演出制御部300は、図46乃至図50に示すテーブルに基づいて、変動演出パターンを決定する。具体的には、演出制御部300は、図46乃至図50に示すテーブルに基づいて、変動パターン選択処理(図13参照)にて設定される変動パターンに対応した変動演出パターンを選択する。
例えば、図46において、「大当たり図柄」が「高確率図柄A」であり、かつ変動パターンが「PB1」である場合、変動演出パターンとして「EB1」が選択される。そして、この変動演出パターン「EB1」においては、「疑似連続回数」、「ゾーン」および「リーチ煽り」は「‐」が設定されている。すなわち、変動演出パターンとして「EB1」が選択された場合、疑似連続演出、ゾーン演出、およびリーチ煽り演出は実行されない。また、変動演出パターン「EB1」においては、「ノーマル」として「N1」が実行され、「SPリーチ」として「SP1」が実行され、「SPSPリーチ」として「SPSP1」が実行され、「最終表示色」が「赤」になり、「エフェクト」として「EF1」が実行され、「役物」として「CH1」が実行され、「音」として「SO1」が実行され、「ボタン」として「BU1」が実行される。
また、図50に示す、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に用いられる変動演出パターンテーブルでは、何れの変動演出パターンの「疑似連続回数」、「ノーマル」、「SPリーチ」、「SPSPリーチ」、「最終表示色」、「ゾーン」、「リーチ煽り」、「エフェクト」、「役物」、「音」および「ボタン」にも「−」が設定されている。すなわち、高確率時短遊技状態において第1始動口121に入賞した場合には、疑似連続演出、リーチ演出、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、変動画像の表示色の変化、ゾーン演出、リーチ煽り演出、エフェクト演出、役物演出、音演出、およびボタン操作演出が実行されない。
なお、図示を省略するが、本実施形態では、変動演出パターンテーブルと同様に、事前判定演出の選択に用いられる事前判定演出パターンテーブルが設けられている。より具体的には、変動演出パターンテーブルと同様に、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合に用いられる事前判定演出パターンテーブルと、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が小当たりまたははずれである場合に用いられる事前判定演出パターンテーブルと、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合に用いられる事前判定演出パターンテーブルと、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が小当たりまたははずれである場合に用いられる事前判定演出パターンテーブルと、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に用いられる事前判定演出パターンテーブルが設けられている。これらの事前判定演出パターンテーブルは、図29(a)の事前判定演出選択処理における事前判定演出パターン選択(S2803)において用いられる。そして、事前判定演出パターンテーブルから事前判定演出パターンが選択されると、選択された事前判定演出パターンに基づいて、事前判定演出が行われる。
〔演出画像〕
図51は、演出制御部300が画像表示部114などを用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、演出制御部300が画像表示部114に表示させる演出画像について説明する。
図51に示すように、演出制御部300が制御することにより、演出画像が画像表示部114に表示される。本実施形態においては、画像表示部114に表示される演出画像として、装飾図柄41、変動画像51、保留画像52、保留数表示55、小図柄56、ステージ画像61が含まれる。また、画像表示部114には、変化画像62、チャンス目画像63、ゾーン報知画像64、ゾーン識別画像65、ゾーンエフェクト画像66、SPリーチ画像67、SPSPリーチ画像68、ボタン操作画像69、疑似連画像70、疑似連エフェクト画像71、疑似連回数画像72、オープニング画像74、右打ち画像75、ラウンド中画像76、ラウンド数画像77、高確開始画像78、時短残回数画像79、リーチ煽りエフェクト画像94、右打ち促進画像90、大当たり示唆画像91、役物エフェクト画像92、第2始動演出画像93が表示されてもよい。
(装飾図柄41)
図51(1)に示すように、画像表示部114には3つの装飾図柄41が表示される。なお、装飾図柄41を構成する3つの図柄について、それぞれ個別に説明する場合は、左側に配置される図柄を「左装飾図柄41」、中央に配置される図柄を「中装飾図柄41」、右側に配置される図柄を「右装飾図柄41」と称することがある。また、左装飾図柄41および右装飾図柄41をまとめて説明する場合は、「左右の装飾図柄41」と称することがある。また、左装飾図柄41、中装飾図柄41、および右装飾図柄41をまとめて説明する場合には、「3つの装飾図柄41」と称することがある。さらに、数字が揃っている3つの装飾図柄41のことを、「ゾロ目の装飾図柄41」と称することがある。
本実施形態においては、装飾図柄41の表示態様として、数字などの文字に加えてキャラクタの画像などが表示された装飾性の高い表示態様(図51(1)参照)と、数字などの文字を主体として表示する装飾性の低い表示態様(図54(19)参照)とが存在する。ここで、装飾図柄41の表示態様は、遊技状態の変化あるいは演出の進行などに応じて切り替えられる。詳細は後述するが、例えば、装飾性の低い装飾図柄41は、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出、および高確率時短遊技状態などにおいて表示され、装飾性の高い装飾図柄41はこれら以外の場合などにおいて表示される。
なお、装飾性の低い装飾図柄41にも、数字などの文字の他に、簡易な絵やキャラクタ等の画像などが表示されてもよい。すなわち、図54(19)等に示した「装飾性の低い装飾図柄41」は、図51(1)等に示した「装飾性の高い装飾図柄41」よりも装飾性が低いものであればよい。
演出制御部300は、装飾図柄41の変動演出において、3つの装飾図柄41を例えば縦スクロール(下方向へのスクロール)にて変動表示させた後、先ず、左装飾図柄41(例えば数字の「2」)を仮停止させ、次に右装飾図柄41(例えば数字の「3」)を仮停止させ、次に中装飾図柄(例えば数字の「1」)を仮停止させる。このように全ての装飾図柄41が仮停止した状態を経て、最後に特別図柄の停止表示に応じて全ての装飾図柄41を確定停止させる。なお、図51(1)に示した、停止表示した装飾図柄41の組み合わせ「213」は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれの場合の組み合わせの一例である。
(変動画像51)
図51(2)に示すように、画像表示部114には、特別図柄変動制御部233(図5等参照)により特別図柄が変動表示中(装飾図柄41の変動表示中)となっていることを示す変動画像51が表示される。つまり、変動画像51は、特別図柄の変動表示中に、特別図柄の変動表示に係わる画像として表示される。そして、変動画像51は、特別図柄の変動表示が開始されると変動画像51が表示される領域(図示の例では、画像表示部114の表示領域における下側)に表示され、その特別図柄が停止表示されると表示が消える。図示の例においては、変動画像51は、球形を有する。また、変動画像51が表示される領域には、変動台座が表示されている。
(保留画像52)
図51(3)に示すように、画像表示部114には、RAM303(図3等参照)における今回の保留球に対応する記憶領域の情報に基づいて、保留画像52が表示される。つまり、保留画像52は、大当たり判定の権利が保留されていることを示す画像である。また、本実施形態では、画面における保留画像52の表示態様は、事前判定処理による事前判定結果に基づいて決定される。
保留画像52は、変動画像51よりも表示サイズが小さい。また、図示の例においては、保留画像52は、球形を有する。また、保留画像52が表示される領域には、保留台座が表示されている。変動画像51の変動台座と保留画像の保留台座とは、それぞれ異なる態様で表示される。
また、保留画像52は、事前判定処理による事前判定結果に基づいて、例えば表示色などの表示態様が変化し、大当たりの当選の期待度を報知または示唆する。さらに、事前判定処理による事前判定結果が大当たりの場合の方が、はずれの場合よりも、期待度が高い種別の色などが表示されるように設定されている。例えば、保留画像52の色としては、白、青、緑、赤、虹が設定される場合に、遅い順番ほど期待度がより高くなるように設定されてもよい。また、虹色の保留画像52の期待度は100%であってもよい。なお、以下では、白色である変動画像51の表示態様のこと、および白色である保留画像52の表示態様のことを、通常表示態様と称することがある。
ここで、上述のように、第1始動口121への入賞によって、最大で4つの保留が生じる。そのため、第1始動口121への入賞により、画像表示部114には、保留画像52が最大で4つ表示される。また、本実施形態では、第1始動口121への入賞により発生する複数の保留画像52は、変動画像51よりも左側の領域にて、変動画像51に近い位置から遠ざかる位置に向けて順に、すなわち右側から左側に向けて並べて表示される。
なお、詳細な説明は省略するが、第2始動口122への遊技球の入賞によっても、最大で4つの保留が生じる。そのため、第2始動口122への入賞により、画像表示部114には、保留画像52が最大で4つ表示される。本実施形態では、第2始動口122への入賞により発生する複数の保留画像52は、変動画像51よりも右側の領域にて、変動画像51に近い位置から遠ざかる位置に向けて順に、すなわち左側から右側に向けて並べて表示される。
また、本実施形態では、変動画像51および保留画像52は、基本的にそれぞれ同一または類似する形態によって構成される。ただし、変動画像51および保留画像52は、それぞれ異なる形態によって構成されてもよい。
また、以下の説明においては、最大で4つ表示される保留画像52について、変動画像51に近い順に、それぞれ「1番目の保留画像52」、「2番目の保留画像52」、「3番目の保留画像52」、「4番目の保留画像52」と称することがある。
(保留数表示55)
図51(1)に示すように、画像表示部114には、RAM303(図3等参照)における保留球に対応する記憶領域の情報に基づいて、保留数表示55が表示される。この保留数表示55は、保留数を示す画像である。ここで、上記の保留画像52は、第1始動口121および第2始動口122それぞれへの入賞についての保留数に応じて、画像表示部114に表示される数が変化する。保留数表示55において、左側には第1始動口121への入賞についての保留数が表示され、右側には第2始動口122への入賞についての保留数が表示される。
(小図柄56)
図51(1)に示すように、画像表示部114には、特別図柄変動制御部233(図5等参照)により第1始動口121または第2始動口122への入賞に基づいて特別図柄が変動表示中(装飾図柄41の変動表示中)であることを示す、小図柄56が表示される。この小図柄56は、演出制御部300に制御されて、特別図柄の変動表示に伴って変動表示し、特別図柄の停止表示に伴って停止表示する。
図示の例においては、小図柄56は、各々上記装飾図柄41と対応する3つの画像であり、画像表示部114の画像表示領域における右側に表示される。この小図柄56は、装飾図柄41よりもサイズが小さい画像として表示される。また、上記のように、装飾図柄41は装飾性の高い表示態様で表示される場合と装飾性の低い表示態様で表示される場合とがあるが、小図柄56は、文字を主体とする装飾性の低い表示態様でのみ表示される。ただし、文字に加えて絵やキャラクタ等の画像が表示される表示態様により小図柄56が表示されてもよい。
小図柄56は、第1始動口121または第2始動口122への入賞にともない特別図柄が変動表示中であることを示す態様で変動表示(例えば、縦スクロール)される。小図柄56においては、スクロール中に、数字画像が「1」から「9」まで1ずつ増加しながら表示された後に再び「1」から1ずつ増加する表示が繰り返し行われる。そして、特別図柄が停止表示されると小図柄56が停止表示される。図示の例においては、停止表示した小図柄56が示す数字は、装飾図柄41が示す数字と一致する。さらに説明をすると、図51(1)の例においては、小図柄56として、装飾図柄41の「213」に対応する数字が表示される。
(ステージ画像61)
図51(1)に示すように、画像表示部114には、装飾図柄41などの背景として、ステージ画像61が表示される。このステージ画像61は、例えばパチンコ遊技機100の題材となったコンテンツ(アイドルやアニメキャラクタ等)に関する画像(舞台等)などである。また、ステージ画像61は、動画像であってもよい。図示の例では、ステージ画像61として、宇宙をテーマにした動画像が表示されている。ステージ画像61は、例えば、一のステージにおける変動演出が予め定められた回数行われた場合に切り替わる。また、ステージ画像61は、例えば、特定の変動演出(例えばSPSPリーチ演出が行われる変動演出)が行われた場合に切り替わってもよい。さらに、ステージ画像61は、パチンコ遊技機100の遊技状態に応じて切り替わってもよい。
(変化画像62)
図52(7)に示すように、画像表示部114には、変化画像62が表示される。この変化画像62は、通常表示態様とは異なる表示態様である変動画像51や保留画像52に表示される画像である。変化画像62は、例えば、変化演出が実行されるときに表示される。変化演出とは、変動画像51や保留画像52の表示態様を変化させる演出である。より具体的には、変化演出とは、変動画像51や保留画像52の表示色や模様や形状等(以下、「表示色など」と呼ぶ)を変化させる演出である。変化演出は、事前判定処理による事前判定結果に基づいて実行されてもよい。なお、変化演出が行われることなく変化画像62が表示されてもよい。すなわち、変動画像51や保留画像52の表示開始時に、変化画像62が表示されてもよい。図示の例では、変化画像62として、青色の画像が3番目の保留画像52に表示されている。
また、変動画像51や保留画像52に重なって変化画像62が表示されてもよいし、変動画像51や保留画像52の代わりに変化画像62が表示されてもよい。変動画像51や保留画像52の代わりに変化画像62が表示される場合、この変化画像62は、変動画像51や保留画像52として捉えられる。
(チャンス目画像63)
図52(8)に示すように、画像表示部114には、チャンス目画像63が表示される。このチャンス目画像63は、チャンス目演出が実行されているときに表示される画像である。チャンス目演出とは、事前判定処理による事前判定結果に基づいて、チャンス目を表示させる演出である。チャンス目とは、所定の同色の図柄であって相異なる数字を含む図柄により組み合わせられた3つの装飾図柄41である。チャンス目演出は、例えば、チャンス目演出が開始された特別図柄変動の次以降の特別図柄変動において大当たりとなる可能性が高いことを報知または示唆する。また、複数回の変動演出において、チャンス目演出が複数回にわたって行われてもよい。
チャンス目画像63は、装飾図柄41に表示される。図示の例では、チャンス目画像63として、青色の画像が3つの装飾図柄41の各々の文字とキャラクタとに表示されている。なお、チャンス目画像63は、3つの装飾図柄41の各々の文字に表示される一方でキャラクタに表示されなくてもよい。また、チャンス目画像63は、3つの装飾図柄41の各々のキャラクタに表示される一方で文字に表示されなくてもよい。すなわち、チャンス目画像63は、3つの装飾図柄41の各々における少なくとも一部に表示されればよい。
(ゾーン報知画像64)
図52(12)に示すように、画像表示部114には、ゾーン報知画像64が表示される。このゾーン報知画像64は、ゾーン演出が実行されていることを報知する画像である。図示の例では、ゾーン報知画像64として「チャンスゾーン突入!」のテキストが示されている。
(ゾーン識別画像65)
図53(13)に示すように、画像表示部114には、ゾーン識別画像65が表示される。このゾーン識別画像65は、実行されているゾーン演出の種類を識別するための画像である。図示の例では、ゾーン識別画像65として、「チャンスゾーン」のテキストが示されている。
(ゾーンエフェクト画像66)
図53(14)に示すように、画像表示部114には、ゾーンエフェクト画像66が表示される。このゾーンエフェクト画像66は、ゾーン演出が実行される場合に表示されるエフェクト画像である。ゾーンエフェクト画像66は、事前判定処理による事前判定結果に基づいて表示される。図示の例では、ゾーンエフェクト画像66として、画像表示部114における周囲に青色の画像が表示されている。
(SPリーチ画像67)
図54(19)に示すように、画像表示部114には、SPリーチ画像67が表示される。このSPリーチ画像67は、SPリーチ演出が実行されていることを示す画像である。SPリーチ画像67は、例えば、パチンコ遊技機100の題材となったコンテンツに登場するキャラクタがミニゲームを行う動画像である。
(SPSPリーチ画像68)
図54(20)に示すように、画像表示部114には、SPSPリーチ画像68が表示される。このSPSPリーチ画像68は、SPSPリーチ演出が実行されていることを示す画像である。SPSPリーチ画像68は、例えば、パチンコ遊技機100の題材となったコンテンツに登場するキャラクタが闘う動画像である。
(ボタン操作画像69)
図54(21)に示すように、画像表示部114には、ボタン操作画像69が表示される。ボタン操作画像69は、ボタン操作演出が実行されているときに表示される画像である。このボタン操作画像69が表示されることにより、遊技者が演出ボタン161を操作するタイミングであることを認識できる。図示の例では、ボタン操作画像69として、演出ボタン161を模した画像が表示される。
(疑似連画像70)
図55(3)に示すように、画像表示部114には、疑似連画像70が表示される。この疑似連画像70は、疑似連続演出が実行されていることを示す画像である。図示の例では、疑似連画像70として、「NEXT」のテキストが示されている。
(疑似連エフェクト画像71)
図55(3)に示すように、画像表示部114には、疑似連エフェクト画像71が表示される。この疑似連エフェクト画像71は、疑似連続演出が実行されているときに表示されるエフェクト画像である。図示の例では、疑似連エフェクト画像71として、疑似連画像70の周囲に青色の画像が表示されている。
(疑似連回数画像72)
図55(4)に示すように、画像表示部114には、疑似連回数画像72が表示される。この疑似連回数画像72は、疑似連続回数を示す画像である。図示の例では、2回目の変動表示であることから、疑似連回数画像72には、「×2」のテキストが表示される。
(オープニング画像74)
図57(15)に示すように、画像表示部114には、オープニング画像74が表示される。このオープニング画像74は、大当たり遊技の開始を遊技者に報知するための画像である。図示の例では、オープニング画像74として、「BIG Bonus!Congratulations」というテキストが表示されている。このオープニング画像74は、大当たりの種類(例えば、総ラウンド数)、および大当たり遊技の終了後の遊技状態を示唆する内容となっている。
(右打ち画像75)
図57(15)に示すように、画像表示部114には、右打ち画像75が表示される。この右打ち画像75は、遊技球を遊技領域111における右側に向けて発射させることを遊技者に促すための画像である。図示の例では、右打ち画像75として、右側に向かう矢印のマーク、および「右打ち」のテキストが表示されている。右打ち画像75は、例えば、大当たり遊技の実行中や時短遊技状態において表示される。
(ラウンド中画像76)
図57(16)に示すように、画像表示部114には、ラウンド中画像76が表示される。このラウンド中画像76は、パチンコ遊技機100の題材となったコンテンツに登場するキャラクタの動画像である。ラウンド中画像76は、大当たり遊技におけるラウンド中に表示される。
(ラウンド数画像77)
図57(16)に示すように、画像表示部114には、ラウンド数画像77が表示される。このラウンド数画像77は、大当たり遊技において現在実行しているラウンドのラウンド数を遊技者に報知するための画像である。図示の例では、ラウンド数画像77として、「Round1」のテキストが表示されている。
(高確開始画像78)
図57(17)に示すように、画像表示部114には、高確開始画像78が表示される。この高確開始画像78は、高確率時短遊技状態の開始を報知する画像である。図示の例では、高確開始画像78として、「エキサイトモード突入!!」のテキストが表示されている。
(時短残回数画像79)
図57(18)に示すように、画像表示部114には、時短残回数画像79が表示される。この時短残回数画像79は、時短状態での特別図柄抽選の残り回数を示す画像である。図示の例では、時短残回数画像79として、時短状態での特別図柄抽選の残り回数が100回であることを示す「100回」のテキストが表示されている。
(リーチ煽りエフェクト画像94)
図60(13)に示すように、画像表示部114には、リーチ煽りエフェクト画像94が表示される。このリーチ煽りエフェクト画像94は、リーチ煽り演出が実行されているときに表示される画像である。リーチ煽り演出においては、左装飾図柄41が仮停止した後に、スクロールしている右装飾図柄41が減速し、左装飾図柄41と一致する図柄が停止するか否かを煽る演出が実行される。
リーチ煽りエフェクト画像94は、右装飾図柄41の周囲に表示される。図示の例では、リーチ煽りエフェクト画像94として、青色の画像が右装飾図柄41の周囲に表示されている。
(右打ち促進画像90)
図66(2)に示すように、画像表示部114には、右打ち促進画像90が表示される。この右打ち促進画像90は、遊技球を遊技領域111における右側に向けて発射することを遊技者に対して促すための画像である。図示の例では、右打ち促進画像90として、右側に向かう矢印のマーク、および「右打ち」というテキストが表示されている。また、右打ち促進画像90は、右打ち画像75よりも表示サイズが大きい。
(大当たり示唆画像91)
図71(3)に示すように、画像表示部114には、大当たり示唆画像91が表示される。この大当たり示唆画像91は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合に表示され、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりでない場合には表示されない。そのため、大当たり示唆画像91が表示されることにより、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりであることが遊技者に示唆される。この大当たり示唆画像91は、動画像であってもよい。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出において大当たり示唆画像91が表示される一方、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出や、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出においては、大当たり示唆画像91が表示されないようにしてもよい。すなわち、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出が行われる場合にのみ、大当たり示唆画像91が表示されてもよい。
(役物エフェクト画像92)
図75(12)に示すように、画像表示部114には、役物エフェクト画像92が表示される。この役物エフェクト画像92は、役物演出が実行されているときに表示されるエフェクト画像である。図示の例では、役物エフェクト画像92としての青色の画像が、画像表示部114において中可動役物115Bと重なる領域の周囲に表示されている。
(第2始動演出画像93)
図79(5)に示すように、画像表示部114には、第2始動演出画像93が表示される。この第2始動演出画像93は、第2始動口122への入賞に基づく変動演出において表示される。すなわち、第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、第2始動演出画像93は表示されない。
(変動演出例1)
次に、図51乃至図54を参照しながら、演出制御部300が画像表示部114などを用いて行う装飾図柄41の変動演出(変動演出例1)について具体的に説明する。変動演出例1は、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞したことに基づく装飾図柄41の変動演出例である。また、変動演出例1では、5回の変動演出が行われる。
なお、図51乃至図54に示した5回の変動演出は、図47における「変動演出パターン」として「ER1」、「ER3」、「ER2」、「ER2」、「ER6」の順に選択された場合に実行される変動演出である。
図51(1)に示すように、演出制御部300によって、1つ前の特別図柄が停止表示されることに伴い、画像表示部114において装飾性の高い装飾図柄41が確定停止されているものとする。また、このとき、画像表示部114には、装飾図柄41、保留数表示55、小図柄56、およびステージ画像61が表示されている。また、このとき、第1始動口121の保留数表示55は、第1始動口121への入賞についての保留数である「0」を示し、第2始動口122の保留数表示55は、第2始動口への入賞についての保留数である「0」を示す。
そして、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図51(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。本実施の形態では、左装飾図柄41、中装飾図柄41、右装飾図柄41、および小図柄56は、それぞれ、数字の「1」から「9」までを順に表示することで変動表示を行う。すなわち、本実施の形態では、左装飾図柄41、中装飾図柄41、右装飾図柄41、および小図柄56は、個別に数字が変化可能になっている。なお、左装飾図柄41、中装飾図柄41、右装飾図柄41、および小図柄56は、例えば英文字など、数字とは異なる文字を表示してもよい。また、第1始動口121に遊技球が入賞することに伴い、スピーカ156から、第1始動口121への入賞を報知する入賞音が出力される。
なお、図面において装飾図柄41および小図柄56が特に高速で変動表示(スクロール)して視認困難な状態になっていることを示す場合、判り易くするために、装飾図柄41および小図柄56をそれぞれ矢印(↓)によって表示する。また、図51(2)に示す例では、装飾図柄41は、左装飾図柄41、中装飾図柄41、および右装飾図柄41が左右方向に並べて配置され、変動表示される際に上下方向に移動(スクロール)するが、この態様に限定されない。例えば、装飾図柄41は、左装飾図柄41、中装飾図柄41、および右装飾図柄41が上下方向に並べて配置されるとともに、それぞれが左右方向に移動(スクロール)しても良い。
また、図面において装飾図柄41が矢印(↓)により表示される状態は、装飾図柄41が視認困難な状態に限定されない。例えば、図面において装飾図柄41が矢印(↓)により表示される状態は、装飾図柄41が非表示になっている状態であってもよい。すなわち、図面において装飾図柄41が矢印(↓)により表示される状態は、装飾図柄41が視認不能又は視認困難な状態であればよい。
また、図51(1)に示した状態のように、第1始動口121の入賞についての保留が発生しておらず且つ特別図柄が変動していない状態において、第1始動口121に遊技球が入賞すると、まず、第1始動口121への入賞についての保留が発生する。そして、この状態において、変動パターンテーブル(図21参照)から変動パターンが選択される。そのため、変動パターンが選択されるときの「保留数」は「1」である。そして、変動パターンが選択されると、第1始動口121の入賞についての保留数が減算される。また、図示を省略するが、第2始動口122の入賞についての保留が発生しておらず且つ特別図柄が変動していない状態において、第2始動口122に遊技球が入賞すると、まず、第2始動口122への入賞についての保留が発生する。そして、この状態において、変動パターンテーブルから変動パターンが選択される。そのため、変動パターンが選択されるときの「保留数」は「1」である。そして、変動パターンが選択されると、第2始動口122への入賞についての保留数が減算される。
また、図51(1)に示した状態のように、第1始動口121の入賞についての保留が発生しておらず且つ特別図柄が変動していない状態において、第1始動口121に遊技球が入賞すると、第1始動口121の保留数表示55に「1」が表示されるとともに、保留画像52が表示される。そして、その後、図51(2)に示すように、第1始動口121の保留数表示55に「0」が表示される。また、保留画像52が、変動画像51の表示位置に移動する。
また、第2始動口122の入賞についての保留が発生しておらず且つ特別図柄が変動していない状態において、第2始動口122に遊技球が入賞すると、第2始動口122の保留数表示55に「1」が表示されるとともに、保留画像52が表示される。そして、その後、第2始動口122の保留数表示55に「0」が表示される。また、保留画像52が、変動画像51の表示位置に移動する。
次に、第1始動口121に遊技球が4球入賞すると、図51(3)に示すように、4つの保留画像52が表示される。このとき、第1始動口121に遊技球が入賞するたびに、スピーカ156から、第1始動口121への入賞を報知する入賞音が出力される。また、第1始動口121の保留数表示55に「4」が表示される。
次に、図51(4)に示すように、左装飾図柄41は、低速でスクロールした後に、変動開始まで確定停止されていた位置で仮停止する。より具体的には、左装飾図柄41である数字の「4」が仮停止する。なお、図面において装飾図柄41が仮停止していることを表す場合、判り易くするために、装飾図柄41の周囲にダブルコーテーションマークと同様な表示を用いて表現する。
次に、図51(5)に示すように、右装飾図柄41は、低速でスクロールした後に、変動開始まで確定停止されていた位置で仮停止する。より具体的には、右装飾図柄41である数字の「1」が仮停止する。
次に、中装飾図柄41は、低速でスクロールした後に、変動開始まで確定停止されていた位置で仮停止する。より具体的には、中装飾図柄41である数字の「2」が仮停止する。そして、3つの装飾図柄41が仮停止した後、特別図柄の変動停止にともない、図51(6)に示すように、3つの装飾図柄41が確定停止する。この装飾図柄41の組み合わせ「421」は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれの場合の組み合わせの一例である。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「421」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。
次に、図52(7)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第1始動口121の保留数表示55が「4」から「3」に切り替わる。また、2番目、3番目、4番目の保留画像52は、変動画像51の表示位置に近づくように移動する。また、このとき、1番目の保留画像52は、変動画像51の表示位置に移動する。また、保留画像52の移動後に、変化演出が実行され、3番目の保留画像52に変化画像62が表示される。図示の例では、変化演出により、3番目の保留画像52に青色の変化画像62が表示されている。また、変化演出が実行されているとき、スピーカ156から、変化演出の効果音が出力される。
次に、図52(8)に示すように、3つの装飾図柄41である「125」が揃って表示され確定停止する。このとき、1回目のチャンス目演出が実行され、3つの装飾図柄41にチャンス目画像63が表示される。図示の例では、1回目のチャンス目演出により、3つの装飾図柄41に青色のチャンス目画像63が表示されている。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「125」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。
次に、図52(9)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第1始動口121の保留数表示55が「3」から「2」に切り替わる。
次に、図52(10)に示すように、3つの装飾図柄41である「853」が揃って表示され確定停止する。このとき、2回目のチャンス目演出が実行され、3つの装飾図柄41にチャンス目画像63が表示される。図示の例では、2回目のチャンス目演出により、3つの装飾図柄41に緑色のチャンス目画像63が表示されている。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「853」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。
次に、図52(11)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第1始動口121の保留数表示55が「2」から「1」に切り替わる。
次に、事前判定処理による事前判定結果に基づくゾーン演出として、図52(12)に示すように、ゾーン報知画像64が表示される。図示の例では、ゾーン報知画像64には、「チャンスゾーン突入!」のテキストが含まれる。このゾーン演出は、実行中である特別図柄の変動の次の変動において大当たりになることを期待させる演出である。また、このとき、事前判定処理による事前判定結果に基づき、役物演出が実行される。図示の例では、役物演出により、左可動役物115Aが移動して画像表示部114の一部を覆っている。
次に、図53(13)に示すように、3つの装飾図柄41である「553」が揃って表示され確定停止する。このとき、3回目のチャンス目演出が実行され、3つの装飾図柄41にチャンス目画像63が表示される。すなわち、3回にわたって行われるチャンス目演出のうちの最終回のチャンス目演出が実行される。図示の例では、3回目のチャンス目演出により、3つの装飾図柄41に赤色のチャンス目画像63が表示されている。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「553」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。また、このとき、ゾーン識別画像65が表示されている。
次に、図53(14)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第1始動口121の保留数表示55が「1」から「0」に切り替わる。また、このとき、事前判定処理による事前判定結果に基づくエフェクト演出として、ゾーンエフェクト画像66が表示される。図示の例では、エフェクト演出により、青色のゾーンエフェクト画像66が表示されている。また、このとき、事前判定処理による事前判定結果に基づいて音演出が実行され、スピーカ156から、「いっくよー」という音声が出力される。この「いっくよー」という音声を出力する音演出は、特別図柄の抽選結果が大当たりであることを遊技者に期待させる演出である。
次に、図53(15)に示すように、役物演出が実行される。図示の例では、役物演出により、中可動役物115Bが移動して画像表示部114の一部を覆っている。また、このとき、変化演出が実行され、変動画像51に変化画像62が表示される。図示の例では、変化演出により、変動画像51に緑色の変化画像62が表示されている。また、変化演出が実行されているとき、スピーカ156から、変化演出の効果音が出力される。
次に、図53(16)に示すように、左装飾図柄41である数字の「4」が仮停止する。
次に、図53(17)に示すように、リーチ煽り演出が実行される。図示の例では、右装飾図柄41である数字の「4」によるリーチ煽り演出が実行されている。
次に、図53(18)に示すように、リーチ演出が実行される。より具体的には、右装飾図柄41である数字の「4」が仮停止し、リーチ状態になる。
次に、図54(19)に示すように、SPリーチ演出が実行される。SPリーチ演出の実行中においては、ステージ画像61が非表示になり、SPリーチ画像67が表示される。また、SPリーチ演出が実行されている際に、左右の装飾図柄41は、表示サイズが小さくなるとともに、装飾性の低い表示態様により表示される。また、この左右の装飾図柄41は、画像表示部114における上側に表示される。図示の例においては、左装飾図柄41は、画像表示部114における左上隅に表示されており、右装飾図柄41は、画像表示部114における右上隅に表示されている。
なお、SPリーチ演出が行われているときの左右の装飾図柄41の表示位置は、図示の例に限定されない。SPリーチ演出が行われているときにおいて、左右の装飾図柄41は、SPリーチ演出の実行前の表示位置(図53(18)参照)と異なる位置であれば、画像表示部114における何れの位置に表示されてもよい。
次に、図54(20)に示すように、SPSPリーチ演出が実行される。SPSPリーチ演出の実行中には、SPSPリーチ画像68が表示される。
次に、図54(21)に示すように、ボタン操作演出が実行され、ボタン操作画像69が表示される。
そして、ボタン操作画像69が表示されているときに遊技者が演出ボタン161を操作すると、図54(22)に示すように、中装飾図柄41である数字の「5」が仮停止する。このとき、中装飾図柄41は、装飾性の低い表示態様で且つ左右の装飾図柄41よりも大きな表示サイズにより表示される。
次に、図54(23)に示すように、装飾性の高い3つの装飾図柄41が仮停止する。また、このとき、ステージ画像61が再び表示される。
そして、特別図柄の変動停止にともない、図54(24)に示すように、3つの装飾図柄41が確定停止する。この装飾図柄41の組み合わせ「454」は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれの場合の組み合わせの一例である。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「454」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。また、このとき、変動画像51が非表示になる。
なお、変動演出例1において、中可動役物115Bの役物演出(図53(15)参照)、変動画像51の変化演出(図53(15)参照)、リーチ煽り演出(図53(17)参照)、リーチ演出(図53(18)参照)、SPリーチ演出(図54(19)参照)、SPSPリーチ演出(図54(20)参照)、ボタン操作演出(図54(21)参照)は、演出選択処理(図29(b)参照)において選択された変動演出パターンである「ER6」(図47参照)において実行されることが含まれている演出である。一方で、保留画像52の変化演出(図52(7)参照)、3回のチャンス目演出(図52(8)、(10)および図53(13)参照)、左可動役物115Aの役物演出(図52(12)参照)、ゾーン演出(図52(12)参照)、音演出(図53(14)参照)、およびエフェクト演出(図53(14)参照)は、演出選択処理において選択された何れの変動演出パターンにも実行されることが含まれていない演出である。すなわち、事前判定結果に基づく上記の各演出は、事前判定演出選択処理(図29(a)参照)において用いられる事前判定演出パターンテーブル(不図示)に示されている。言い換えると、事前判定演出選択処理において選択された事前判定演出パターンに、上記の各演出が実行されることが含まれている。
(変動演出例2)
図55乃至図57は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図55乃至図57を参照しながら装飾図柄41の変動演出について他の具体例(変動演出例2)を説明する。変動演出例2は、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞したことに基づく装飾図柄41の変動演出例である。
なお、図55乃至図57は、図46における「変動演出パターン」として「EB4」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上記の変動演出例1と相違する点を主に説明し、変動演出例1と一致する点については説明を省略することがある。
まず、図55(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾図柄41が確定停止されている。また、このとき、ステージ画像61および保留画像52が表示されている。また、このとき、第1始動口121の保留数表示55に「1」が表示されている。
次に、図55(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第1始動口121の保留数表示55が「1」から「0」に切り替わる。また、このとき、事前判定処理による事前判定結果に基づいて音演出が実行され、スピーカ156から、「大当たり!?」という音声が出力される。この「大当たり!?」という音声を出力する音演出は、特別図柄の抽選結果が大当たりである変動演出において実行され、特別図柄の抽選結果が大当たりではない変動演出においては実行されない。すなわち、「大当たり!?」の音声を出力する音演出は、事前判定処理による事前判定結果に基づいて、特別図柄の抽選結果が大当たりであることを示唆する演出である。
次に、図55(3)に示すように、疑似連続演出が実行され、疑似連画像70が表示される。また、このとき、疑似連エフェクト画像71が表示される。図示の例では、疑似連画像70の周囲に青色の疑似連エフェクト画像71が表示されている。
次に、図55(4)に示すように、装飾図柄41の変動が再び開始される。また、このとき、疑似連回数画像72が表示される。図示の例では、2回目の変動表示であることから、疑似連回数画像72に「×2」のテキストが含まれる。
次に、図55(5)に示すように、ゾーン演出が実行され、ゾーン報知画像64が表示される。図示の例では、ゾーン報知画像64には、「激アツゾーン突入!」のテキストが含まれる。このゾーン演出は、実行中である特別図柄の変動において大当たりになることを期待させる演出である。
次に、図55(6)に示すように、左右の装飾図柄41である数字の「3」が仮停止し、リーチ演出が実行される。また、このとき、ゾーン識別画像65が表示されている。
次に、図56(7)に示すように、変動画像51の変化演出が実行され、変動画像51に変化画像62が表示される。図示の例では、変化演出により、変動画像51に赤色の変化画像62が表示されている。また、変化演出が実行されているとき、スピーカ156から、変化演出の効果音が出力される。
次に、図56(8)に示すように、SPリーチ演出が実行され、ステージ画像61が非表示になる。
次に、図56(9)に示すように、SPSPリーチ演出が実行される。
次に、図56(10)に示すように、ボタン操作演出が実行され、ボタン操作画像69が表示される。
そして、ボタン操作画像69が表示されているときに遊技者が演出ボタン161を操作すると、図56(11)に示すように、役物演出が実行される。図示の例では、役物演出により、中可動役物115Bが移動して画像表示部114の一部を覆っている。
次に、図56(12)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が仮停止する。図示の例では、装飾図柄41が「333」の組み合わせで表示されることにより、遊技者に対して特別図柄抽選の抽選結果が大当たりであることが報知される。また、このとき、装飾図柄41は、SPSPリーチ演出の実行中における表示態様(図56(9)参照)に比べて、表示サイズが大きくなっている。また、小図柄56は、変動表示されている状態を維持する。
図57(13)に示すように、3つの装飾図柄41が装飾性の高い表示態様により仮停止する。また、このとき、ステージ画像61が再び表示される。
そして、特別図柄の変動停止にともない、図57(14)に示すように、装飾図柄41が確定停止する。この装飾図柄41の数字の組み合わせ「333」は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりの場合の組み合わせの一例である。また、小図柄56として「333」が表示される。すなわち、装飾図柄41および小図柄56の表示が「333」の組み合わせで一致した状態となる。
次に、図57(15)に示すように、オープニング画像74が表示される。また、このとき、右打ち画像75が表示されている。
次に、大当たり遊技が開始されると、図57(16)に示すように、ラウンド中画像76と、ラウンド数画像77とが表示される。図示の例では、ラウンド数画像77に「Round1」のテキストが表示されている。
そして、大当たり遊技が終了すると、図57(17)に示すように、高確開始画像78が表示される。
次に、高確率時短遊技状態において、図57(18)に示すように、画像表示部114には、装飾性の低い装飾図柄41である「333」が確定停止されている。なお、このときに表示されている装飾図柄41は、大当たり遊技が実行される前、すなわち大当たりに当選した際に最終的に確定停止された数字の並びに対応している。そして、小図柄56も、装飾図柄41と同様に「333」の数字の並びによって確定停止されている。また、このとき、高確率時短遊技状態に応じたステージ画像61が表示されている。図示の例では、ステージ画像として、海をテーマにした動画像が表示されている。また、このとき、時短残回数画像79が表示されている。図示の例では、時短残回数画像79として、時短状態での特別図柄抽選の残り回数を示す「100回」のテキストが表示されている。
なお、変動演出例2において、疑似連続演出(図55(3)参照)、エフェクト演出(図55(3)参照)、ゾーン演出(図55(5)参照)、リーチ演出(図55(6)参照)、変動画像51の変化演出(図56(7)参照)、SPリーチ演出(図56(8)参照)、SPSPリーチ演出(図56(9)参照)、ボタン操作演出(図56(10)参照)、中可動役物115Bの役物演出(図56(11)参照)は、演出選択処理(図29(b)参照)において選択された変動演出パターンである「EB4」(図46参照)において実行されることが含まれている演出である。一方で、音演出(図55(2)参照)は、演出選択処理(図29(b)参照)において選択された変動演出パターン(図46参照)には実行されることが含まれていない演出である。すなわち、事前判定結果に基づくこの音演出は、事前判定演出選択処理において用いられる事前判定演出パターンテーブル(不図示)に示されている。言い換えると、事前判定演出選択処理において選択された事前判定演出パターンに、上記の音演出が実行されることが含まれている。
(変動演出例3)
図58乃至図61は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図58乃至図61を参照しながら装飾図柄41の変動演出について他の具体例(変動演出例3)を説明する。変動演出例3は、高確率時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞したことに基づく装飾図柄41の変動演出例である。また、変動演出例3では、5回の変動演出が行われる。
なお、図58乃至図61に示した5回の変動演出は、図49における「変動演出パターン」として「EG1」、「EG3」、「EG2」、「EG2」、「EG5」の順に選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
まず、図58(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾性の低い装飾図柄41が確定停止されている。また、このとき、ステージ画像61、右打ち画像75および時短残回数画像79が表示されている。図示の例では、時短残回数画像79として、「90回」のテキストが表示されている。
そして、第2始動口122に遊技球が入賞すると、図58(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、このとき、時短残回数画像79が「90回」から「89回」に切り替わる。また、このとき、変動画像51が表示される。なお、第2始動口122に遊技球が入賞した場合、第2始動口122に入賞したことを報知する入賞音は出力されない。
次に、第2始動口122に遊技球が4球入賞すると、図58(3)に示すように、4つの保留画像52が表示される。また、第2始動口122の保留数表示55に「4」が表示される。なお、第2始動口122への4回の入賞に際しては、何れも、入賞音は出力されない。
次に、図58(4)に示すように、3つの装飾図柄41である「421」が揃って表示され確定停止する。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「421」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。
次に、図58(5)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示55が「4」から「3」に切り替わる。また、時短残回数画像79が「89回」から「88回」に切り替わる。
次に、図58(6)に示すように、3つの装飾図柄41である「125」が揃って表示され確定停止する。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「125」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。
次に、図59(7)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示55が「3」から「2」に切り替わる。また、時短残回数画像79が「88回」から「87回」に切り替わる。
次に、図59(8)に示すように、3つの装飾図柄41である「853」が揃って表示され確定停止する。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「853」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。
次に、図59(9)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示55が「2」から「1」に切り替わる。また、時短残回数画像79が「87回」から「86回」に切り替わる。
次に、図59(10)に示すように、3つの装飾図柄41である「731」が揃って表示され確定停止する。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「731」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。
次に、図59(11)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示55が「1」から「0」に切り替わる。また、時短残回数画像79が「86回」から「85回」に切り替わる。また、このとき、事前判定処理による事前判定結果に基づき、役物演出が実行される。図示の例では、役物演出により、左可動役物115Aが移動して画像表示部114の一部を覆っている。また、このとき、事前判定処理による事前判定結果に基づいて音演出が実行され、スピーカ156から、「いっくよー」という音声が出力される。
次に、図59(12)に示すように、左装飾図柄41である数字の「4」が仮停止する。
次に、図60(13)に示すように、リーチ煽り演出が実行される。図示の例では、右装飾図柄41である数字の「4」によるリーチ煽り演出が実行されている。また、このとき、リーチ煽りエフェクト画像94が表示される。図示の例では、右装飾図柄41の周囲に、青色のリーチ煽りエフェクト画像94が表示されている。
次に、図60(14)に示すように、右装飾図柄41である数字の「4」が仮停止し、リーチ演出が実行される。また、このとき、役物演出が実行される。図示の例では、役物演出により、中可動役物115Bが移動して画像表示部114の一部を覆っている。
次に、図60(15)に示すように、SPリーチ演出が実行され、ステージ画像61が非表示になる。SPリーチ演出が実行されている際に、左右の装飾図柄41は、表示サイズが小さくなるとともに、画像表示部114における表示領域が変化する。図示の例では、左右の装飾図柄41は、画像表示部114における上側に表示されている。
次に、図60(16)に示すように、SPSPリーチ演出が実行される。
次に図60(17)に示すように、ボタン操作演出が実行され、ボタン操作画像69が表示される。
そして、ボタン操作画像69が表示されているときに遊技者が演出ボタン161を操作すると、図60(18)に示すように、中装飾図柄41である数字の「5」が仮停止する。このとき、中装飾図柄41は、左右の装飾図柄41よりも大きな表示サイズにより表示される。
次に、図61(19)に示すように、3つの装飾図柄41が、SPリーチ演出の実行前の表示サイズにより仮停止する。また、このとき、ステージ画像61が再び表示される。
そして、特別図柄の変動停止にともない、図61(20)に示すように、3つの装飾図柄41が確定停止する。この装飾図柄41の組み合わせ「454」は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれの場合の組み合わせの一例である。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「454」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。また、このとき、変動画像51が非表示になる。
なお、変動演出例3において、リーチ煽り演出(図60(13)参照)、エフェクト演出(図60(13)参照)、リーチ演出(図60(14)参照)、中可動役物115Bの役物演出(図60(14)参照)、SPリーチ演出(図60(15)参照)、SPSPリーチ演出(図60(16)参照)、ボタン操作演出(図60(17)参照)は、演出選択処理(図29(b)参照)において選択された変動演出パターンである「EG5」(図49参照)において実行されることが含まれている演出である。一方、左可動役物115Aの役物演出および音演出(図59(11)参照)は、演出選択処理において選択された何れの変動演出パターンにも実行されることが含まれていない演出である。すなわち、事前判定結果に基づく上記の役物演出および音演出は、事前判定演出選択処理(図29(a)参照)において用いられる事前判定演出パターンテーブル(不図示)に示されている。言い換えると、事前判定演出選択処理において選択された事前判定演出パターンに、上記の役物演出および音演出が実行されることが含まれている。
(変動演出例4)
図62乃至図65は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図62乃至図65を参照しながら装飾図柄41の変動演出について他の具体例(変動演出例4)を説明する。変動演出例4は、高確率時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞したことに基づく装飾図柄41の変動演出例である。また、変動演出例4では、4回の変動演出が行われる。
なお、図62乃至図65に示した4回の変動演出は、図48および図49における「変動演出パターン」として「EG3」、「EG2」、「EG2」、「ED7」の順に選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
まず、図62(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾性の低い装飾図柄41が確定停止されている。このとき、第2始動口122の保留数表示55には「4」が表示されており、4つの保留画像52が表示されている。また、このとき、ステージ画像61、右打ち画像75および時短残回数画像79が表示されている。図示の例では、時短残回数画像79として、「80回」のテキストが表示されている。
次に、図62(2)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。このとき、第2始動口122の保留数表示55が「4」から「3」に切り替わる。また、時短残回数画像79が「80回」から「79回」に切り替わる。また、このとき、保留画像52の変化演出が実行され、3番目の保留画像52に変化画像62が表示される。図示の例では、変化演出により、3番目の保留画像52に青色の変化画像62が表示されている。また、変化演出が実行されているとき、スピーカ156から、変化演出の効果音が出力される。
次に、図62(3)に示すように、3つの装飾図柄41である「125」が揃って表示され確定停止する。このとき、1回目のチャンス目演出が実行され、3つの装飾図柄41にチャンス目画像63が表示される。図示の例では、1回目のチャンス目演出により、3つの装飾図柄41に青色のチャンス目画像63が表示されている。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「125」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。
次に、図62(4)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示55が「3」から「2」に切り替わる。また、時短残回数画像79が「79回」から「78回」に切り替わる。
次に、図62(5)に示すように、3つの装飾図柄41である「853」が揃って表示され確定停止する。このとき、2回目のチャンス目演出が実行され、3つの装飾図柄41にチャンス目画像63が表示される。図示の例では、2回目のチャンス目演出により、3つの装飾図柄41に緑色のチャンス目画像63が表示されている。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「853」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。
次に、図62(6)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示55が「2」から「1」に切り替わる。また、時短残回数画像79が「78回」から「77回」に切り替わる。
次に、事前判定処理による事前判定結果に基づくゾーン演出として、図63(7)に示すように、ゾーン報知画像64が表示される。このゾーン演出は、実行中である特別図柄の変動の次の変動において大当たりになることを期待させる演出である。
次に、図63(8)に示すように、3つの装飾図柄41である「553」が揃って表示され確定停止する。このとき、3回目のチャンス目演出が実行され、3つの装飾図柄41にチャンス目画像63が表示される。すなわち、3回にわたって行われるチャンス目演出のうちの最終回のチャンス目演出が実行される。図示の例では、3回目のチャンス目演出により、3つの装飾図柄41に赤色のチャンス目画像63が表示されている。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「553」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。また、このとき、ゾーン識別画像65が表示されている。
次に、図63(9)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第2始動口122の保留数表示55が「1」から「0」に切り替わる。また、時短残回数画像79が「77回」から「76回」に切り替わる。また、このとき、ゾーン識別画像65が表示されている。また、このとき、事前判定処理による事前判定結果に基づくエフェクト演出として、ゾーンエフェクト画像66が表示される。図示の例では、エフェクト演出により、画像表示部114における周囲に青色のゾーンエフェクト画像66が表示されている。また、このとき、事前判定処理による事前判定結果に基づいて音演出として、「大当たり!?」の音声が出力される。「大当たり!?」の音声を出力する音演出は、事前判定処理による事前判定結果に基づいて、特別図柄の抽選結果が大当たりであることを示唆する演出である。
次に、図63(10)に示すように、変動画像51の変化演出が行われ、変動画像51に変化画像62が表示される。図示の例では、変化演出により、変動画像51に赤色の変化画像62が表示されている。また、変化演出が実行されているとき、スピーカ156から、変化演出の効果音が出力される。
次に、図63(11)に示すように、左装飾図柄41である数字の「3」が仮停止する。
次に、図63(12)に示すように、右装飾図柄41である数字の「3」が仮停止し、リーチ演出が実行される。
次に、図64(13)に示すように、SPリーチ演出が実行され、ステージ画像61が非表示になる。
次に、図64(14)に示すように、SPSPリーチ演出が実行される。
次に、図64(15)に示すように、ボタン操作演出が実行され、ボタン操作画像69が表示される。
そして、ボタン操作画像69が表示されているときに遊技者が演出ボタン161を操作すると、図64(16)に示すように、役物演出が実行される。図示の例では、役物演出により、中可動役物115Bが移動して画像表示部114の一部を覆っている。
次に、図64(17)に示すように、ゾロ目の装飾図柄41が仮停止する。図示の例では、装飾図柄41が「333」の組み合わせで表示されることにより、遊技者に対して特別図柄抽選の抽選結果が大当たりであることが報知される。また、小図柄56は、変動表示されている状態を維持する。また、このとき、ステージ画像61が再表示される。
そして、特別図柄の変動停止にともない、図64(18)に示すように、装飾性の低い3つの装飾図柄41が確定停止する。この装飾図柄41の数字の組み合わせ「333」は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりの場合の組み合わせの一例である。また、小図柄56として「333」が表示される。すなわち、装飾図柄41および小図柄56の表示が「333」の組み合わせで一致した状態となる。
なお、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりの場合には、ゾロ目の装飾図柄41が表示されているときであっても、ステージ画像61が非表示の状態を維持してもよい。すなわち、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出においては、SPリーチ演出が開始されてステージ画像61が非表示になった後、ステージ画像61が再表示されることなく変動演出が終了してもよい。
次に、図65(19)に示すように、オープニング画像74が表示される。また、このとき、右打ち画像75が表示されている。
次に、大当たり遊技が開始されると、図65(20)に示すように、ラウンド中画像76と、ラウンド数画像77とが表示される。図示の例では、ラウンド数画像77に「Round1」のテキストが表示されている。
そして、大当たり遊技が終了すると、図65(21)に示すように、高確開始画像78が表示される。
次に、高確率時短遊技状態において、図65(22)に示すように、画像表示部114には、装飾性の低い装飾図柄41である「333」が確定停止されている。そして、小図柄56も、装飾図柄41と同様に「333」の数字の並びによって確定停止されている。また、このとき、時短残回数画像79として「100回」のテキストが表示されている。
なお、変動演出例4において、変動画像51の変化演出(図63(10)参照)、リーチ演出(図63(12)参照)、SPリーチ演出(図64(13)参照)、SPSPリーチ演出(図64(14)参照)、ボタン操作演出(図64(15)参照)、中可動役物115Bの役物演出(図64(16)参照)は、演出選択処理(図29(b)参照)において選択された変動演出パターンである「ED7」(図48参照)において実行されることが含まれている演出である。一方で、保留画像52の変化演出(図62(2)参照)、チャンス目演出(図62(3)、(5)、図63(8)参照)、ゾーン演出(図64(7)参照)、エフェクト演出(図63(9)参照)、音演出(図63(9)参照)は、演出選択処理において選択された何れの変動演出パターンにも実行されることが含まれていない演出である。すなわち、事前判定結果に基づく上記の各演出は、事前判定演出選択処理(図29(a)参照)において用いられる事前判定演出パターンテーブル(不図示)に示されている。言い換えると、事前判定演出選択処理において選択された事前判定演出パターンに、上記の各演出が実行されることが含まれている。
(変動演出例5)
図66乃至図70は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図66乃至図70を参照しながら装飾図柄41の変動演出について他の具体例(変動演出例5)を説明する。変動演出例5は、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞したことに基づく装飾図柄41の変動演出例である。また、変動演出例5では、5回の変動演出が行われる。
なお、図66乃至図70に示した5回の変動演出は、図50における「変動演出パターン」として何れも「EK1」が選択された場合に実行される変動演出である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
まず、図66(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾性の低い装飾図柄41が確定停止されている。また、このとき、ステージ画像61、右打ち画像75および時短残回数画像79が表示されている。図示の例では、時短残回数画像79として、「90回」のテキストが表示されている。
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図66(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始に伴い装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、このとき、時短残回数画像79が「90回」から「89回」に切り替わる。一方で、変動画像51は表示されない。また、第1始動口121に遊技球が入賞したことを報知する入賞音は出力されない。また、このとき、右打ち促進画像90が表示される。また、このとき、遊技領域111の右側領域に向けて遊技球を発射することを促すための「右打ちしてください」という音声がスピーカ156から出力される。
次に、第1始動口121に遊技球が4球入賞すると、図66(3)に示すように、右打ち促進画像90が表示される。本実施形態では、第1始動口121に遊技球が入賞するたびに、右打ち促進画像90が表示される。また、第1始動口121に遊技球が入賞するたびに、スピーカ156から「右打ちしてください」という音声が出力される。一方で、変動画像51および保留画像52は表示されない。第1始動口121への4回の入賞に際しては、何れも、入賞音は出力されない。また、このとき、第1始動口121の保留数表示55に「4」が表示される。また、このとき、第1特別図柄保留表示器218は、第1始動口121への入賞についての保留数に対応する「4」表示になっている。また、このとき、サブ第1保留表示器83が「4」表示になっている。
次に、図66(4)に示すように、左装飾図柄41である数字の「4」が仮停止する。
次に、図66(5)に示すように、右装飾図柄41である数字の「2」が仮停止する。
次に、図66(6)に示すように、中装飾図柄41である数字の「1」が仮停止する。
次に、図67(7)に示すように、3つの装飾図柄41である「412」が確定停止する。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「412」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。
次に、図67(8)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、このとき、時短残回数画像79が「89回」から「88回」に切り替わる。また、このとき、第1始動口121の保留数表示55が「4」から「3」に切り替わる。また、このとき、第1特別図柄保留表示器218は、第1始動口121への入賞についての保留数に対応する「3」表示になる。また、このとき、サブ第1保留表示器83が「3」表示になる。
次に、図67(9)に示すように、左装飾図柄41である数字の「1」が仮停止する。
次に、図67(10)に示すように、右装飾図柄41である数字の「5」が仮停止する。
次に、図67(11)に示すように、中装飾図柄41である数字の「2」が仮停止する。
次に、図67(12)に示すように、3つの装飾図柄41である「125」が確定停止する。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「125」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。
次に、図68(13)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、このとき、時短残回数画像79が「88回」から「87回」に切り替わる。また、このとき、第1始動口121の保留数表示55が「3」から「2」に切り替わる。また、このとき、第1特別図柄保留表示器218は、第1始動口121への入賞についての保留数に対応する「2」表示になる。また、このとき、サブ第1保留表示器83が「2」表示になる。
次に、図68(14)に示すように、左装飾図柄41である数字の「8」が仮停止する。
次に、図68(15)に示すように、右装飾図柄41である数字の「3」が仮停止する。
次に、図68(16)に示すように、中装飾図柄41である数字の「5」が仮停止する。
次に、図68(17)に示すように、3つの装飾図柄41である「853」が確定停止する。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「853」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。
次に、図68(18)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、このとき、時短残回数画像79が「87回」から「86回」に切り替わる。また、このとき、第1始動口121の保留数表示55が「2」から「1」に切り替わる。また、このとき、第1特別図柄保留表示器218は、第1始動口121への入賞についての保留数に対応する「1」表示になる。また、このとき、サブ第1保留表示器83が「1」表示になる。
次に、図69(19)に示すように、左装飾図柄41である数字の「7」が仮停止する。
次に、図69(20)に示すように、右装飾図柄41である数字の「2」が仮停止する。
次に、図69(21)に示すように、中装飾図柄41である数字の「1」が仮停止する。
次に、図69(22)に示すように、3つの装飾図柄41である「712」が確定停止する。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「712」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。
次に、図69(23)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、このとき、時短残回数画像79が「86回」から「85回」に切り替わる。また、このとき、第1始動口121の保留数表示55が「1」から「0」に切り替わる。また、このとき、第1特別図柄保留表示器218は、第1始動口121への入賞についての保留数に対応する「0」表示になる。また、このとき、サブ第1保留表示器83が「0」表示になる。
次に、図69(24)に示すように、左装飾図柄41である数字の「1」が仮停止する。
次に、図70(25)に示すように、右装飾図柄41である数字の「6」が仮停止する。
次に、図70(26)に示すように、中装飾図柄41である数字の「3」が仮停止する。
次に、図70(27)に示すように、3つの装飾図柄41である「136」が確定停止する。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「136」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。
以上の通り、変動演出例5では、第1始動口121に遊技球が入賞すると、右打ち促進画像90が表示されるとともに、スピーカ156から「右打ちしてください」という音声が出力される。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態において遊技領域111における右側への遊技球の発射を促す第1報知を行うことが可能である。そして、第1報知が行われているときに第1始動口121に遊技球が入賞した場合に、第1報知に加えて、遊技領域111における右側への遊技球の発射を促す第2報知を行うことが可能である。ここで、第1報知は、例えば、右打ち画像75の表示である。また、第2報知は、例えば、右打ち促進画像90の表示や、「右打ちしてください」という音声のスピーカ156からの出力である。
高確率時短遊技状態においては、右打ち画像75が表示されるが、遊技者が、右打ち画像75に気付かずに、遊技領域111における左側に遊技球を発射する場合がある。この場合であっても、第1始動口121に遊技球が入賞した場合に、右打ち促進画像90の表示や「右打ちしてください」という音声の出力を行うことで、高確率時短遊技状態においては、第2始動口122に遊技球を入賞させることを遊技者に喚起することができる。
また、変動演出例3では、リーチ演出が実行されている(図60(14)参照)。ここで、高確率時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞した場合に用いられる変動パターンテーブル(図22参照)では、「判定結果」が「はずれ」である「変動パターン」に「リーチ有」が関連付けられている。言い換えると、高確率時短遊技状態において第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、リーチ演出が実行される可能性がある。一方、変動演出例5では、リーチ演出が実行されていない。ここで、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に用いられる変動パターンテーブル(図23参照)では、「判定結果」が「はずれ」である「変動パターン」に「リーチ有」が関連付けられていない。言い換えると、高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、リーチ演出が実行されない。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出が実行され易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても高確率でリーチ演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出において、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施形態では、変動演出例1において、リーチ演出が実行されている(図53(18)参照)。ここで、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に用いられる変動パターンテーブル(図21参照)では、「判定結果」が「はずれ」である「変動パターン」に「リーチ有」が関連付けられている。言い換えると、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、リーチ演出が実行される可能性がある。すなわち、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出が実行され易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても高確率で遊技者にリーチ演出を楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の抽選結果がはずれである変動演出では、リーチ演出が実行されない(0%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合であっても、リーチ演出が実行されてもよい。
また、変動演出例3では、リーチ煽り演出が実行されている(図60(13)参照)。ここで、高確率時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞した場合に用いられる変動演出パターンテーブル(図49参照)では、「判定結果」が「はずれ」である「変動演出パターン」に「リーチ煽り」が関連付けられている。言い換えると、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、リーチ煽り演出が実行される可能性がある。一方、変動演出例5では、リーチ煽り演出が実行されていない。ここで、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に用いられる変動演出パターンテーブル(図50参照)では、「判定結果」が「はずれ」である「変動演出パターン」に「リーチ煽り」が関連付けられていない。言い換えると、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、リーチ煽り演出が実行されない。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ煽り演出が実行され易い。
この場合、遊技者は、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであってもリーチ煽り演出が実行され易い分だけ、リーチ演出が実行されることを期待しやすくなる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出において、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施形態では、変動演出例1において、リーチ煽り演出が実行されている(図53(17)参照)。ここで、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に用いられる変動演出パターンテーブル(図47参照)では、「判定結果」が「はずれ」である「変動演出パターン」に「リーチ煽り」が関連付けられている。言い換えると、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、リーチ煽り演出が実行される可能性がある。すなわち、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ煽り演出が実行され易い。
この場合、遊技者は、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであってもリーチ煽り演出が実行され易い分だけ、リーチ演出が実行されることを期待しやすくなる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、リーチ煽り演出が実行されない(0%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合であっても、リーチ煽り演出が実行されてもよい。
また、変動演出例3に示すように、高確率時短遊技状態において第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、3つの装飾図柄41が揃って表示されている(図58(6)参照)。一方で、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、3つの装飾図柄は順に表示されている(図67(9)乃至(11)参照)。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41が視認不能又は視認困難な状態から視認容易な状態になる表示タイミングが揃う変動演出が実行され易い。ここで、装飾図柄41が視認不能な状態とは、装飾図柄41が非表示になっている状態である。また、装飾図柄41が視認困難な状態とは、装飾図柄41が高速で変動表示されている状態である。また、装飾図柄41が視認容易な状態とは、例えば、装飾図柄41が仮停止する状態である。また、装飾図柄41が仮停止することなく確定停止する場合においては、装飾図柄41が視認容易な状態とは、装飾図柄41が確定停止する状態である。
この場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態において第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、高確率で「3つの装飾図柄41の表示タイミングが揃った迫力のある変動演出」を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出において、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施形態では、変動演出例1に示すように、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、3つの装飾図柄41が揃って表示されている(図52(8)参照)。すなわち、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41の表示タイミングが揃う変動演出が実行され易い。
この場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、高確率で「3つの装飾図柄41の表示タイミングが揃った迫力のある変動演出」を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、3つの装飾図柄41の表示タイミングが揃う変動演出が実行されない(0%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出であっても、3つの装飾図柄41の表示タイミングが揃う変動演出が実行されてもよい。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41が視認不能又は視認困難な状態から視認容易な状態になる表示タイミングが異なる変動演出が実行され易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出においては、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出に比べて、保留数が「4」であることに基づく変動演出として装飾図柄41が順に表示される「スピード感に欠ける変動演出」が実行されにくい分だけ、変動演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出において、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、装飾図柄41が順に表示される変動演出が実行され易い。
この場合、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出に比べて、保留数が「4」であることに基づく変動演出として装飾図柄41が順に表示される「スピード感に欠ける変動演出」が実行されにくい分だけ、変動演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、装飾図柄41が順に表示される変動演出が必ず実行される(100%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出であっても、装飾図柄41が順に表示される変動演出が実行されなくてもよい。
また、変動演出例3では、ボタン操作演出が実行されている(図60(17)参照)。ここで、高確率時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞した場合に用いられる変動演出パターンテーブル(図49参照)では、「判定結果」が「はずれ」である「変動演出パターン」に「ボタン」が関連付けられている。言い換えると、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、ボタン操作演出が実行される可能性がある。一方、変動演出例5では、ボタン操作演出が実行されていない。ここで、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に用いられる変動演出パターンテーブル(図50参照)では、「判定結果」が「はずれ」である「変動演出パターン」に「ボタン」が関連付けられていない。言い換えると、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、ボタン操作演出が実行されない。
すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、ボタン操作演出が実行される変動演出が行われ易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても高確率でボタン操作演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出において、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施形態では、変動演出例1において、ボタン操作演出が実行されている(図54(21)参照)。ここで、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に用いられる変動演出パターンテーブル(図47参照)では、「判定結果」が「はずれ」である「変動演出パターン」に「ボタン」が関連付けられている。言い換えると、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、ボタン操作演出が実行される可能性がある。すなわち、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、ボタン操作演出が実行される変動演出が行われ易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても高確率でボタン操作演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、ボタン操作が実行されない(0%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出であっても、ボタン操作演出が実行される変動演出が行われてもよい。
また、変動演出例3に示すように、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、装飾図柄41の表示サイズを変化させる演出が行われている(図60(14)および(15)参照)。ここで、装飾図柄41の表示サイズを変化させる演出を、以下では、サイズ変化演出と称することがある。一方、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、サイズ変化演出が実行されない。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、サイズ変化演出が実行される変動演出が行われ易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても高確率でサイズ変化演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出において、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施形態では、変動演出例1に示すように、低確率時短無遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、サイズ変化演出が実行されている(図53(18)および図54(19)参照)。すなわち、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、サイズ変化演出が実行される変動演出が行われ易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても高確率でサイズ変化演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、サイズ変化演出が実行されない(0%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出であっても、サイズ変化演出が実行される変動演出が行われてもよい。
また、変動演出例3に示すように、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、仮停止された装飾図柄41の画像表示部114における表示位置が変化する演出が行われている(図60(14)および(15)参照)。ここで、仮停止された装飾図柄41の画像表示部114における表示位置が変化する演出を、以下では、位置変化演出と称することがある。一方、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、位置変化演出が実行されない。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、位置変化演出が実行される変動演出が行われ易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても高確率で位置変化演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出において、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施形態では、変動演出例1に示すように、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、位置変化演出が実行されている(図53(18)および図54(19)参照)。すなわち、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、位置変化演出が実行される変動演出が行われ易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても高確率で位置変化演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、位置変化演出が実行されない(0%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出であっても、位置変化演出が実行される変動演出が行われてもよい。
また、変動演出例3では、SPリーチ演出が実行されている(図60(15)参照)。ここで、高確率時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞した場合に用いられる変動演出パターンテーブル(図49参照)では、「判定結果」が「はずれ」である「変動演出パターン」に「SPリーチ」が関連付けられている。言い換えると、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、SPリーチ演出が実行される可能性がある。一方、変動演出例5では、SPリーチ演出が実行されていない。ここで、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に用いられる変動演出パターンテーブル(図50参照)では、「判定結果」が「はずれ」である「変動演出パターン」に「SPリーチ」が関連付けられていない。言い換えると、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、SPリーチ出が実行されない。
すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、SPリーチ演出が実行され易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても高確率でSPリーチ演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出において、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施形態では、変動演出例1において、SPリーチ演出が実行されている(図54(19)参照)。ここで、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に用いられる変動演出パターンテーブル(図47参照)では、「判定結果」が「はずれ」である「変動演出パターン」に「SPリーチ」が関連付けられている。言い換えると、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、SPリーチ演出が実行される可能性がある。すなわち、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、SPリーチ演出が実行され易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても高確率でSPリーチ演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、SPリーチ演出が実行されない(0%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出であっても、SPリーチ演出が実行される変動演出が行われてもよい。
なお、本実施形態では、サイズ変化演出および位置変化演出は、SPリーチ演出に伴って行われる演出である。言い換えると、「SPリーチ」が実行される「変動演出パターン」(図46乃至図50参照)が選択された場合、サイズ変化演出および位置変化演出が行われる。
ただし、サイズ変化演出および位置変化演出は、SPリーチ演出とは無関係に行われてもよい。すなわち、SPリーチ演出が行われない場合であっても、サイズ変化演出および位置変化演出が行われてもよい。また、SPリーチ演出が行われる場合であっても、サイズ変化演出および位置変化演出が行われなくてもよい。
また、変動演出例3では、役物演出が実行されている(図60(14)参照)。ここで、高確率時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞した場合に用いられる変動演出パターンテーブル(図49参照)では、「判定結果」が「はずれ」である「変動演出パターン」に「役物」が関連付けられている。言い換えると、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、役物演出が実行される可能性がある。一方で、変動演出例5では、役物演出が実行されていない。ここで、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に用いられる変動演出パターンテーブル(図50参照)では、「判定結果」が「はずれ」である「変動演出パターン」に「役物」が関連付けられていない。言い換えると、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、役物演出が実行されない。
すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、役物演出が実行される変動演出が行われ易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても高確率で役物演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出において、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施形態では、変動演出例1において、役物演出が実行されている(図53(15)参照)。ここで、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に用いられる変動演出パターンテーブル(図47参照)では、「判定結果」が「はずれ」である「変動演出パターン」に「役物」が関連付けられている。言い換えると、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、役物演出が実行される可能性がある。すなわち、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、役物演出が実行される変動演出が行われ易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても高確率で役物演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、役物演出が実行されない(0%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出であっても、役物演出が実行される変動演出が行われてもよい。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞しても、変動画像51や保留画像52が表示されない。一方、高確率時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞すると、変動画像51や保留画像52が表示される。
この場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合よりも、高確率時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞した場合の方が、遊技者は、変動画像51や保留画像52により遊技者を楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞した場合に、遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施形態では、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞すると、変動画像51や保留画像52が表示される。
この場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合の方が、遊技者は、変動画像51や保留画像52により遊技者を楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に、保留画像52が表示されない一方で、保留数表示55は更新される。
高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合において、保留画像52が表示されないのみならず、保留数表示55が更新されない場合、遊技者は、第1始動口121に遊技球が入賞したか否かを認識できなくなる。そこで、本実施形態では、保留数表示55を更新することで、遊技者が、保留画像52を通じて特別図柄抽選の抽選結果が大当たりであることを期待することはできないものの、第1始動口121に遊技球が入賞したことは認識できるようにしている。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に、時短残回数画像79は更新される。これにより、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選が行われる場合であっても、時短状態での特別図柄抽選の残り回数が減ることを遊技者に認識させることができる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において第2始動口122に入賞した場合には、保留画像52、保留数表示55、第2特別図柄保留表示器219、およびサブ第2保留表示器84により、保留に関する情報が報知される。一方で、高確率時短遊技状態において第1始動口121に入賞した場合には、第1特別図柄保留表示器218およびサブ第1保留表示器83により保留に関する情報が報知されるが、保留画像52および保留数表示55による保留に関する情報の報知が行われない。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121に入賞した場合よりも、第2始動口122に入賞した場合の方が、保留に関する情報として報知される種類が多い。
この場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合よりも、高確率時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞した場合の方が、保留に関する多様な情報により遊技者を楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合よりも、高確率時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞した場合の方が、保留に関する情報を通じて遊技の興趣を向上させることができる。
また、本実施形態では、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に入賞した場合に、保留画像52、保留数表示55、第1特別図柄保留表示器218およびサブ第1保留表示器83により保留に関する情報が報知される。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態において第1始動口121に入賞した場合よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に入賞した場合の方が、保留に関する情報として報知される種類が多い。
この場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合の方が、保留に関する多様な情報により遊技者を楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
(変動演出例6)
図71および図72は、演出制御部300が画像表示部114を用いて行う演出の一態様を示す図である。
次に、図71および図72を参照しながら装飾図柄41の変動演出について他の具体例(変動演出例6)を説明する。変動演出例6は、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞したことに基づく装飾図柄41の変動演出例である。
なお、図71および図72に示した変動演出は、図50における「変動演出パターン」として「EH4」が選択された場合における装飾図柄41の変動演出例である。また、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
まず、図71(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾性の低い装飾図柄41が確定停止されている。また、このとき、ステージ画像61、右打ち画像75および時短残回数画像79が表示されている。図示の例では、時短残回数画像79として、「80回」のテキストが表示されている。また、このとき、第1特別図柄表示器221において、特別図柄が停止表示されている。また、このとき、サブ第1変動表示器81での変動表示が停止している。
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図71(2)に示すように、第1特別図柄表示器221において特別図柄の変動が開始される。また、このとき、サブ第1変動表示器81での変動表示が開始される。また、特別図柄の変動表示が開始されると、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、このとき、時短残回数画像79が「80回」から「79回」に切り替わる。また、このとき、右打ち促進画像90が表示される。また、このとき、スピーカ156から、「右打ちしてください」という音声が出力される。一方で、変動画像51は表示されない。また、第1始動口121に遊技球が入賞したことを報知する入賞音は出力されない。
次に、図71(3)に示すように、大当たり示唆画像91が表示される。このとき、装飾図柄41および小図柄56は、変動している状態を維持している。また、このとき、第1特別図柄表示器221において特別図柄の変動が継続している。また、このとき、サブ第1変動表示器81での変動表示が継続している。
次に、図71(4)に示すように、大当たり示唆画像91が継続して表示されている。また、このとき、小図柄56として「135」が表示される。一方で、このとき、装飾図柄41は、仮停止および確定停止の何れもしていない。また、このとき、第1特別図柄表示器221において、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりであることを報知する態様により、特別図柄が停止表示される。また、このとき、サブ第1変動表示器81での変動表示が停止する。
なお、大当たり示唆画像91が動画像である場合、図71(4)に示す大当たり示唆画像91は、図71(3)に示す大当たり示唆画像91から表示内容が更新されていてもよい。
次に、図71(5)に示すように、オープニング画像74が表示される。
次に、大当たり遊技が開始されると、図71(6)に示すように、ラウンド中画像76およびラウンド数画像77が表示される。図示の例では、ラウンド数画像77に「Round1」のテキストが表示されている。
そして、大当たり遊技が終了すると、図72(7)に示すように、高確開始画像78が表示される。
次に、高確率時短遊技状態において、図72(8)に示すように、画像表示部114には、装飾性の低い装飾図柄41である「135」が確定停止されている。そして、小図柄56も、装飾図柄41と同様に「135」の数字の並びによって確定停止されている。なお、このときに表示されている小図柄56は、大当たり遊技が実行される前、すなわち大当たりに当選した際に最終的に停止表示された数字の並びに対応している。また、このとき、時短残回数画像79が表示されている。図示の例では、時短残回数画像79として「100回」のテキストが表示されている。
以上の通り、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出や、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出では表示されないオリジナル画像が表示される。オリジナル画像としては、例えば、右打ち促進画像90や大当たり示唆画像91等が挙げられる。
この場合、変動演出中にオリジナル画像を遊技者に見せることで、この変動演出が、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出であることを遊技者に認識させることができる。
また、変動演出例6に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出では、装飾図柄41が仮停止や確定停止をすることなく大当たり遊技が開始される。言い換えると、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出では、装飾図柄41による大当たりの報知が行われない。一方で、変動演出例4に示すように、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合の変動演出では、ゾロ目の装飾図柄41により大当たりを報知してから(図64(18)参照)、大当たり遊技が開始される。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、ゾロ目の装飾図柄41が表示される分、遊技者を興奮させることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出において、遊技の興趣を向上させることができる。
また、変動演出例6に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合の変動演出では、相異なる数字を含む小図柄56が停止表示されてから、大当たり遊技が開始される。一方で、変動演出例4に示すように、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合の変動演出では、数字が揃った小図柄56が停止表示されてから(図64(18)参照)、大当たり遊技が開始される。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、数字が揃った小図柄56が表示される分、遊技者を興奮させることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出において、遊技の興趣を向上させることができる。
また、変動演出例6に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合、大当たりである変動の次の変動の開始時に、相異なる図柄を含む装飾図柄41を表示する(図72(8)参照)。一方で、変動演出例4に示すように、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合、大当たりである変動の次の変動の開始時に、ゾロ目の装飾図柄41を表示する(図65(22)参照)。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、大当たりである変動の次の変動の開始時に、ゾロ目の装飾図柄41が表示される分、遊技者を興奮させることができる。そのため、確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出において、遊技の興趣を向上させることができる。
また、変動演出例6では、ボタン操作演出が実行されていない。ここで、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に用いられる変動演出パターンテーブル(図50参照)では、「判定結果」が「大当たり」である「変動演出パターン」に「ボタン」が関連付けられていない。言い換えると、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出では、ボタン操作演出が実行されない。一方、で、変動演出例4では、ボタン操作演出が実行されている(図64(15)参照)。ここで、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合に用いられる変動演出パターンテーブル(図48参照)では、「変動演出パターン」に「ボタン」が関連付けられている。言い換えると、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出では、ボタン操作演出が実行される可能性がある。
すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出が行われる場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、ボタン操作演出が実行される変動演出が行われ易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、特別図柄抽選の抽選結果が大当たり場合に高確率で演出ボタン161を操作する機会を遊技者に与えることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出において、遊技の興趣をさらに向上させることができる。
特に、本実施形態では、変動演出例2において、ボタン操作演出が実行されている(図56(10)参照)。ここで、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合に用いられる変動演出パターンテーブル(図46参照)では、「変動演出パターン」に「ボタン」が関連付けられている。言い換えると、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出では、ボタン操作演出が実行される可能性がある。すなわち、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、ボタン操作演出が実行される変動演出が行われ易い。
高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、特別図柄抽選の抽選結果が大当たり場合に高確率で演出ボタン161を操作する機会を遊技者に与えることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出では、ボタン操作演出が実行されない(0%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出であっても、ボタン操作演出が実行される変動演出が行われてもよい。
図73(A)は、変動演出例1における各変動演出の実行時間の説明図である。図73(B)は、変動演出例3における各変動演出の実行時間の説明図である。図73(C)は、変動演出例5における各変動演出の実行時間の説明図である。図73(D)は、変動演出例6における各変動演出の実行時間の説明図である。
図73(A)に示すように、低確率時短無遊技状態において、第1始動口121の保留数が「1」であるときに変動パターン「PR1」(図21参照)および変動演出パターン「ER1」(図47参照)が選択され、1回目の変動演出が開始される。この1回目の変動演出が開始されてから終了するまでの時間、すなわち変動演出の実行時間を、時間T1とする。この時間T1は、特別図柄の変動時間と同じ8.00秒(図21参照)である。また、1回目の変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出であり、図51(2)乃至図51(6)に対応している。
その後、第1始動口121の保留数が「4」であるときに変動パターン「PR3」および変動演出パターン「ER3」が選択され、2回目の変動演出が開始される。この2回目の変動演出が開始されてから終了するまでの時間、すなわち変動演出の実行時間を、時間T2とする。この時間T2は、特別図柄の変動時間と同じ4.60秒である。また、2回目の変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出であり、図52(7)および図52(8)に対応している。
その後、第1始動口121の保留数が「3」であるときに変動パターン「PR2」および変動演出パターン「ER2」が選択され、3回目の変動演出が開始される。この3回目の変動演出が開始されてから終了するまでの時間、すなわち変動演出の実行時間を、時間T3とする。この時間T3は、特別図柄の変動時間と同じ6.80秒である。また、3回目の変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出であり、図52(9)および図52(10)に対応している。
その後、第1始動口121の保留数が「2」であるときに変動パターン「PR2」および変動演出パターン「ER2」が選択され、4回目の変動演出が開始される。この4回目の変動演出が開始されてから終了するまでの時間、すなわち変動演出の実行時間を、時間T4とする。この時間T4は、特別図柄の変動時間と同じ6.80秒である。また、4回目の変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出であり、図52(11)、図52(12)および図53(13)に対応している。
その後、第1始動口121の保留数が「1」であるときに変動パターン「PR6」および変動演出パターン「ER6」が選択され、5回目の変動演出が開始される。この5回目の変動演出が開始されてから終了するまでの時間、すなわち変動演出の実行時間を、時間T5とする。この時間T5は、特別図柄の変動時間と同じ90.01秒である。また、5回目の変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行される変動演出であり、図53(14)乃至図53(18)および図54(19)乃至図54(24)に対応している。
また、図73(B)に示すように、高確率時短遊技状態において、第2始動口122の保留数が「1」であるときに変動パターン「PG1」(図22参照)および変動演出パターン「EG1」(図49参照)が選択され、1回目の変動演出が開始される。この1回目の変動演出が開始されてから終了するまでの時間、すなわち変動演出の実行時間を、時間T6とする。この時間T6は、特別図柄の変動時間と同じ2.50秒(図22参照)である。また、1回目の変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出であり、図58(2)乃至図58(4)に対応している。
その後、第2始動口122の保留数が「4」であるときに変動パターン「PG3」および変動演出パターン「EG3」が選択され、2回目の変動演出が開始される。この2回目の変動演出が開始されてから終了するまでの時間、すなわち変動演出の実行時間を、時間T7とする。この時間T7は、特別図柄の変動時間と同じ1.50秒である。また、2回目の変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出であり、図58(5)および図58(6)に対応している。
その後、第2始動口122の保留数が「3」であるときに変動パターン「PG2」および変動演出パターン「EG2」が選択され、3回目の変動演出が開始される。この3回目の変動演出が開始されてから終了するまでの時間、すなわち変動演出の実行時間を、時間T8とする。この時間T8は、特別図柄の変動時間と同じ2.00秒である。また、3回目の変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出であり、図59(7)および図59(8)に対応している。
その後、第2始動口122の保留数が「2」であるときに変動パターン「PG2」および変動演出パターン「EG2」が選択され、4回目の変動演出が開始される。この4回目の変動演出が開始されてから終了するまでの時間、すなわち変動演出の実行時間を、時間T9とする。この時間T9は、特別図柄の変動時間と同じ2.00秒である。また、4回目の変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出であり、図59(9)および図59(10)に対応している。
その後、第2始動口122の保留数が「1」であるときに変動パターン「PG5」および変動演出パターン「EG5」が選択され、5回目の変動演出が開始される。この5回目の変動演出が開始されてから終了するまでの時間、すなわち変動演出の実行時間を、時間T10とする。この時間T10は、特別図柄の変動時間と同じ60.02秒である。また、5回目の変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行される変動演出であり、図59(11)、図59(12)、図60(13)乃至図60(18)、図61(19)および図61(20)に対応している。
また、図73(C)に示すように、高確率時短遊技状態において、第1始動口121の保留数が「1」であるときに変動パターン「PK1」(図23参照)および変動演出パターン「EK1」(図50参照)が選択され、1回目の変動演出が開始される。この1回目の変動演出が開始されてから終了するまでの時間、すなわち変動演出の実行時間を、時間T11とする。この時間T11は、特別図柄の変動時間と同じ5.00秒(図23参照)である。また、1回目の変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出であり、図66(2)乃至図66(6)および図67(7)に対応している。
その後、第1始動口121の保留数が「4」であるときに変動パターン「PK1」および変動演出パターン「EK1」が選択され、2回目の変動演出が開始される。この2回目の変動演出が開始されてから終了するまでの時間、すなわち変動演出の実行時間を、時間T12とする。この時間T12は、特別図柄の変動時間と同じ5.00秒である。また、2回目の変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出であり、図67(8)乃至図67(12)に対応している。
その後、第2始動口122の保留数が「3」であるときに変動パターン「PK1」および変動演出パターン「EK1」が選択され、3回目の変動演出が開始される。この3回目の変動演出が開始されてから終了するまでの時間、すなわち変動演出の実行時間を、時間T13とする。この時間T13は、特別図柄の変動時間と同じ5.00秒である。また、3回目の変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出であり、図68(13)乃至図68(17)に対応している。
その後、第1始動口121の保留数が「2」であるときに変動パターン「PK1」および変動演出パターン「EK1」が選択され、4回目の変動演出が開始される。この4回目の変動演出が開始されてから終了するまでの時間、すなわち変動演出の実行時間を、時間T14とする。この時間T14は、特別図柄の変動時間と同じ5.00秒である。また、4回目の変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出であり、図68(18)、図69(19)乃至図69(22)に対応している。
その後、第1始動口121の保留数が「1」であるときに変動パターン「PK1」および変動演出パターン「EK1」が選択され、5回目の変動演出が開始される。この5回目の変動演出が開始されてから終了するまでの時間、すなわち変動演出の実行時間を、時間T15とする。この時間T15は、特別図柄の変動時間と同じ5.00秒である。また、5回目の変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出であり、図69(23)、図69(24)、図70(25)乃至図70(27)に対応している。
また、図73(D)に示すように、高確率時短遊技状態において、第1始動口121の保留数が「1」であるときに変動パターン「PH4」(図23参照)および変動演出パターン「EH4」(図50参照)が選択され、変動演出が開始される。この変動演出が開始されてから終了するまでの時間、すなわち変動演出の実行時間を、時間T16とする。この時間T16は、特別図柄の変動時間と同じ18.01秒(図23参照)である。また、この変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出であり、図71(2)乃至図71(4)に対応している。
なお、図73を用いた説明では、各変動演出の実行時間が、特別図柄の変動時間と同じであることを説明したが、これに限定されない。
変動演出の実行時間は、この変動演出に係る特別図柄の変動時間と略同じであればよく、一致しなくてもよい。
以上の通り、図73(C)に示すように、変動演出例5では、時間T11と時間T12とは同じ時間の長さである。ここで、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合において、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づき選択される「変動パターン」(図23参照)と、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づき選択される「変動パターン」とは、「時間」が同じ変動パターンである。言い換えると、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出の実行時間は、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の実行時間よりも長くならない。一方で、図73(B)に示すように、変動演出例3では、時間T7よりも、時間T6の方が長い。ここで、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合において、第2始動口122の保留数が「1」であることに基づき選択される「変動パターン」(図22参照)には、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づき選択される「変動パターン」よりも、長い「時間」が設定されたものが設けられている。言い換えると、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、第2始動口122の保留数が「1」であることに基づく変動演出の実行時間が、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出の実行時間よりも長くなる可能性がある。
すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出の方が、実行時間が長い変動演出が行われる割合は、第1割合であり、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第2始動口122の保留数が「1」であることに基づく変動演出の方が、実行時間が長い変動演出が行われる割合は、第2割合である。そして、第1割合よりも第2割合の方が大きい。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、保留数が少なくなることに応じて変動演出の実行時間が長くなり易い分だけ、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない場合であっても高確率で多様な演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出において、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない場合であっても遊技の興趣を向上させることができる。
また、図73(A)に示すように、変動演出例1では、時間T2よりも、時間T1の方が長い。ここで、低確率時短無遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合において、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づき選択される「変動パターン」(図21参照)には、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づき選択される「変動パターン」よりも、長い「時間」が設定されたものが設けられている。言い換えると、低確率時短無遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出の実行時間が、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の実行時間よりも長くなる可能性がある。
すなわち、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態において、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出の方が、実行時間が長い変動演出が行われる割合は、第1割合であり、低確率時短無遊技状態において、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出の方が、実行時間が長い変動演出が行われる割合は、第2割合である。そして、第1割合よりも第2割合の方が大きい。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、保留数が少なくなることに応じて変動演出の実行時間が長くなり易い分だけ、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない場合であっても高確率で多様な演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出において、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない場合であっても遊技の興趣を向上させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合において、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出の実行時間は、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の実行時間よりも長くならない(0%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合であっても、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出の実行時間が、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の実行時間よりも長くなることがあってもよい。
また、図73(B)に示す変動演出例3における時間T7と、図73(C)に示す変動演出例5における時間T12とを比較すると、時間T7よりも時間T12の方が長い。ここで、高確率時短遊技状態において第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、「変動パターン」(図22参照)として、「時間」が「1.50」秒および「4.00」秒であるものの何れかが選択される。一方、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、「変動パターン」(図23参照)として、「時間」が「5.00」秒であるものが選択される。
すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、実行時間が長い変動演出が行われ易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、保留数が多い場合には変動演出の実行時間が短くなりやすい分だけ、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない場合には高確率でスピード感のある演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出において、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない場合であっても遊技の興趣を向上させることができる。
特に、図73(A)に示す変動演出例1における時間T2と、図73(C)に示す変動演出例5における時間T12とを比較すると、時間T2よりも時間T12の方が長い。ここで、上述の通り、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、「変動パターン」(図23参照)として、「時間」が「5.00」秒であるものが選択される。また、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、「変動パターン」(図21参照)として、「時間」が「5.00」秒よりも短い「4.60」秒のものが選択される割合は、「90/100=0.9」である。
すなわち、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、実行時間が短い変動演出が行われ易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、保留数が多い場合には変動演出の実行時間が短くなりやすい分だけ、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない場合には高確率でスピード感のある演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出の実行時間よりも、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が必ず長くなる(100%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合であっても、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、実行時間が短い変動演出が行われてもよい。
また、図73(C)に示す変動演出例5では、1回目の変動演出と、2回目の変動演出とで、同じ変動パターンが選択されている。ここで、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づいて用いられる変動パターンテーブル(図23参照)では、「はずれ」且つ「リーチ無」に関連付けられた「変動パターン」として、保留数が「1」である「変動パターン」と、保留数が「4」である「変動パターン」とで同じ変動パターンである「PK1」のみが設けられている。一方、図73(B)に示す変動演出例3では、1回目の変動演出と、2回目の変動演出とで、異なる変動パターンが選択されている。ここで、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づいて用いられる変動パターンテーブル(図22参照)では、「はずれ」且つ「リーチ無」に関連付けられた「変動パターン」として、保留数が「1」である「変動パターン」には、保留数が「4」である「変動パターン」に関連付けていない「PG1」が設けられている。
すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出と、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出とで、同じ変動パターンが選択される割合は、第1割合であり、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出と、第2始動口122の保留数が「1」であることに基づく変動演出とで、同じ変動パターンが選択される割合は、第2割合である。そして、第2割合よりも第1割合の方が大きい。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、保留数に応じて多様な変動パターンの変動演出が行われ易い分だけ、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない場合であっても高確率で多様な演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出において、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない場合であっても遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施形態では、図73(A)に示す変動演出例1において、1回目の変動演出と、2回目の変動演出とで、異なる変動パターンが選択されている。ここで、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づいて用いられる変動パターンテーブル(図21参照)では、「はずれ」且つ「リーチ無」に関連付けられた「変動パターン」として、保留数が「1」である「変動パターン」には、保留数が「4」である「変動パターン」に関連付けていない「PR1」が設けられている。
すなわち、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態において、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出と、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出とで、同じ変動パターンが選択される割合は、第1割合であり、低確率時短無遊技状態において、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出と、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出とで、同じ変動パターンが選択される割合は、第2割合である。そして、第2割合よりも第1割合の方が大きい。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、保留数に応じて多様な変動パターンの変動演出が行われ易い分だけ、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない場合であっても高確率で多様な演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出と、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出とで、同じ変動パターンが必ず選択される(100%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合であっても、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出と、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出とで、異なる変動パターンが選択されてもよい。
また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づいて用いられる変動パターンテーブル(図23参照)では、保留数「1」および「はずれ」が関連付けられた「変動パターン」に、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づき選択可能な変動パターンのうちの、変動時間が最も短い変動パターンである「PK1」のみが設けられている。一方、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づいて用いられる変動パターンテーブル(図22参照)では、保留数「1」および「はずれ」が関連付けられた「変動パターン」に、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づき選択可能な変動パターンのうちの、変動時間が最も短い変動パターンとは異なる変動パターンである「PG1」等が設けられている。
すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づき、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づき選択可能な変動パターンのうちの変動時間が最も短い変動パターンが選択される割合は、第1割合である。また、高確率時短遊技状態において第2始動口122の保留数が「1」であることに基づき、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づき選択可能な変動パターンのうちの変動時間が最も短い変動パターンが選択される割合は、第2割合である。そして、第2割合よりも第1割合の方が大きい。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、保留数が少ない場合に変動時間が長い変動演出が行われ易い分だけ、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても高確率で多様な演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出において、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである場合であっても遊技の興趣を向上させることができる。
特に、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づいて用いられる変動パターンテーブル(図21参照)では、保留数「1」および「はずれ」が関連付けられた「変動パターン」に、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づき選択可能な変動パターンのうちの、変動時間が最も短い変動パターンとは異なる変動パターンである「PR1」等が設けられている。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づき、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づき選択可能な変動パターンのうちの変動時間が最も短い変動パターンが選択される割合は、第1割合である。また、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づき、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づき選択可能な変動パターンのうちの変動時間が最も短い変動パターンが選択される割合は、第2割合である。そして、第2割合よりも第1割合の方が大きい。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、保留数が少ない場合に変動時間が長い変動演出が行われ易い分だけ、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても高確率で多様な演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づき、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づき選択可能な変動パターンのうちの変動時間が最も短い変動パターンが必ず選択される(100%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づき、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合であっても、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づき選択可能な変動パターンのうちの変動時間が最も短い変動パターンとは異なる変動パターンが選択されてもよい。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、変動パターンが選択されるときの第1始動口121の保留数に関わらず、実行時間が同じである変動演出(特別図柄変動)が実行される。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、それぞれ変動時間が異なる変動演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121ではなく第2始動口122に入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口への入賞に基づいて選択可能な変動パターン(変動演出パターン)の数よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づいて選択可能な変動パターン(変動演出パターン)の数の方が多い。また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合に選択可能な変動パターン(変動演出パターン)の数よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合に選択可能な変動パターン(変動演出パターン)の数の方が多い。また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである場合に選択可能な変動パターン(変動演出パターン)の数よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである場合に選択可能な変動パターン(変動演出パターン)の数の方が多い。特に、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである場合に選択可能な変動パターン(変動演出パターン)の数は、一つである。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、多様な変動演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出において、遊技の興趣を向上させることができる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口への入賞に基づいて選択可能な変動パターン(変動演出パターン)の数よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づいて選択可能な変動パターン(変動演出パターン)の数の方が多い。また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合に選択可能な変動パターン(変動演出パターン)の数よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合に選択可能な変動パターン(変動演出パターン)の数の方が多い。また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである場合に選択可能な変動パターン(変動演出パターン)の数よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである場合に選択可能な変動パターン(変動演出パターン)の数の方が多い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、多様な変動演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりある場合に選択可能な変動パターン(変動演出パターン)には、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである場合に選択可能な変動パターン(変動演出パターン)における変動時間(変動演出の実行時間)よりも長い時間である変動パターン(変動演出パターン)のみが設けられている。一方、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりある場合に選択可能な変動パターン(変動演出パターン)には、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである場合に選択可能な変動パターン(変動演出パターン)における変動時間(変動演出の実行時間)よりも短い時間である変動パターン(変動演出パターン)も設けられている。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても長時間の変動演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出において、遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施形態では、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりある場合に選択可能な変動パターン(変動演出パターン)には、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである場合に選択可能な変動パターン(変動演出パターン)における変動時間(変動演出の実行時間)よりも短い時間である変動パターン(変動演出パターン)も設けられている。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであっても長時間の変動演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
(変動演出例5の変形例)
図74乃至図77は、変動演出例5の変形例を示す図である。
変動演出例5では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出について説明したが、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出は、上記の例に限定されない。
以下では、図74乃至図77を参照しながら、変動演出例5の変形例を説明する。この変形例は、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞したことに基づく装飾図柄41の変動演出例である。なお、以下の説明においては、上述した各変動演出例と相違する点を主に説明し、上記の各変動演出例と一致する点については説明を省略することがある。
まず、図74(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾性の低い装飾図柄41が確定停止されている。また、このとき、ステージ画像61、右打ち画像75および時短残回数画像79が表示されている。図示の例では、時短残回数画像79として、「90回」のテキストが表示されている。
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図74(2)に示すように、特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、このとき、時短残回数画像79が「90回」から「89回」に切り替わる。また、このとき、変動画像51が表示される。一方、第1始動口121に遊技球が入賞したことを報知する入賞音は出力されない。
第1始動口121に遊技球が入賞したことに伴い、右打ち促進画像90(図71(2)参照)が表示されてもよい。また、第1始動口121に遊技球が入賞したことに伴い、スピーカ156から、「右打ちしてください」という音声が出力されてもよい。
次に、第1始動口121に遊技球が4球入賞すると、図74(3)に示すように、4つの保留画像52が表示される。また、このとき、第1始動口121の保留数表示55に「4」が表示される。一方、何れの遊技球が第1始動口121に入賞したときにも、第1始動口121に遊技球が入賞したことを報知する入賞音は出力されない。
なお、第1始動口121に遊技球が入賞するたびに、右打ち促進画像90(図71(2)参照)が表示されてもよい。また、第1始動口121に遊技球が入賞するたびに、スピーカ156から、「右打ちしてください」という音声が出力されてもよい。
次に、図74(4)に示すように、3つの装飾図柄41である「412」が確定停止する。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「412」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。
次に、図74(5)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、このとき、時短残回数画像79が「89回」から「88回」に切り替わる。また、このとき、第1始動口121の保留数表示55が「4」から「3」に切り替わる。
次に、図74(6)に示すように、3つの装飾図柄41である「125」が確定停止する。このとき、1回目のチャンス目演出が実行され、3つの装飾図柄41にチャンス目画像63が表示される。図示の例では、1回目のチャンス目演出により、3つの装飾図柄41に青色のチャンス目画像63が表示されている。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「125」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。
次に、図75(7)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第1始動口121の保留数表示55が「3」から「2」に切り替わる。また、時短残回数画像79が「88回」から「87回」に切り替わる。
次に、図75(8)に示すように、3つの装飾図柄41である「853」が確定停止する。このとき、2回目のチャンス目演出が実行され、3つの装飾図柄41にチャンス目画像63が表示される。図示の例では、2回目のチャンス目演出により、3つの装飾図柄41に緑色のチャンス目画像63が表示されている。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「853」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。
次に、図75(9)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第1始動口121の保留数表示55が「2」から「1」に切り替わる。また、時短残回数画像79が「87回」から「86回」に切り替わる。
次に、図75(10)に示すように、3つの装飾図柄41である「553」が確定停止する。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「553」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。なお、この変動演出において、3回目のチャンス目演出は実行されない。言い換えると、この変動演出において、3回のうちの最終回のチャンス目演出が実行されない。
次に、図75(11)に示すように、次の特別図柄の変動表示開始にともない装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、第1始動口121の保留数表示55が「1」から「0」に切り替わる。また、時短残回数画像79が「86回」から「85回」に切り替わる。また、このとき、ゾーン演出が実行され、ゾーン報知画像64が表示される。図示の例では、実行中である特別図柄の変動において大当たりになることを期待させる「激アツゾーン突入!」のテキストが表示されている。
次に、図75(12)に示すように、役物演出が実行される。図示の例では、役物演出により、中可動役物115Bが移動して画像表示部114の一部を覆っている。また、このとき、役物エフェクト画像92が表示される。図示の例では、画像表示部114において中可動役物115Bに重なる領域の周囲に、青色の役物エフェクト画像92が表示されている。また、このとき、ゾーン識別画像65が表示されている。また、このとき、音演出が実行され、スピーカ156から、「熱い!?」の音声が出力される。この「熱い!?」の音声を出力する音演出は、実行中の変動演出において大当たりすることを期待させる演出である。
次に、図76(13)に示すように、左右の装飾図柄41である数字の「4」が仮停止し、リーチ演出が実行される。
次に、図76(14)に示すように、変化演出が実行され、変動画像51に変化画像62が表示される。図示の例では、変化演出により、変動画像51に青色の変化画像62が表示されている。なお、この変化演出が実行されているとき、変化演出の効果音は出力されない。
次に、図76(15)に示すように、SPリーチ演出が実行される。また、このとき、ステージ画像61が非表示になる。
次に、図76(16)に示すように、SPSPリーチ演出が実行される。
次に、図76(17)に示すように、ボタン操作演出が実行され、ボタン操作画像69が表示される。
そして、ボタン操作画像69が表示されているときに遊技者が演出ボタン161を操作すると、図76(18)に示すように、中装飾図柄41である数字の「5」が仮停止する。
次に、図77(19)に示すように、3つの装飾図柄41が仮停止する。また、ステージ画像61が再表示される。
そして、特別図柄の変動停止にともない、図77(20)に示すように、3つの装飾図柄41が確定停止する。この装飾図柄41の組み合わせ「454」は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれの場合の組み合わせの一例である。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「454」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。また、このとき、変動画像51が非表示になる。
以上の通り、変形例では、保留画像52の変化演出が実行されていない。一方、変動演出例4では、保留画像52の変化演出が実行されている(図62(2)参照)。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121に遊技球が入賞した場合よりも、第2始動口122に遊技球が入賞した場合の方が、保留画像52の変化演出が実行され易い。
この場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合よりも、高確率時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞した場合の方が、高確率で保留画像52の変化演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞した場合に、遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施形態では、変動演出例1において、保留画像52の変化演出が実行されている(図52(7)参照)。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合の方が、保留画像52の変化演出が実行され易い。
この場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合の方が、高確率で保留画像52の変化演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、保留画像52の変化演出が実行されない(0%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合であっても、保留画像52の変化演出が実行されてもよい。
また、変形例では、リーチ演出の開始後に変動画像51の変化演出が実行されている(図76(14)参照)一方で、リーチ演出の開始前には変動画像51の変化演出が実行されていない。一方、変動演出例4では、リーチ演出の開始前に変動画像51の変化演出が実行されている(図63(10)参照)。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始前における変動画像51の変化演出が実行され易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への遊技球の入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出が実行されていないときであっても高確率で変化演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への遊技球の入賞に基づく変動演出において、リーチ演出が実行されていないときであっても遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施形態では、変動演出例1において、リーチ演出の開始前に変動画像51の変化演出が実行されている(図53(15)参照)。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始前における変動画像51の変化演出が実行され易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出が実行されていないときであっても高確率で変化演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、リーチ演出の開始前に変動画像51の変化演出が実行されない(0%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出であっても、リーチ演出の開始前に変動画像51の変化演出が実行されてもよい。
また、変形例では、1回目のチャンス目演出(図74(6)参照)および2回目のチャンス目演出(図75(8)参照)が実行される一方で、3回目のチャンス目演出が実行されていない。一方、変動演出例4では、3回目のチャンス目演出が実行されている(図63(8)参照)。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、複数回のうちの所定回の同調演出が実行され易い。同調演出とは、予め定められた条件により複数の装飾図柄41の表示を同調させる演出である。同調演出としては、例えば、事前判定処理による事前判定結果に基づくチャンス目演出等が挙げられる。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への遊技球の入賞に基づく変動演出の方が、高確率で最終回のチャンス目演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への遊技球の入賞に基づく変動演出において、遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施形態では、変動演出例1において、3回目のチャンス目演出が実行されている(図53(13)参照)。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、複数回のうちの最終回のチャンス目演出が実行され易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出の方が、高確率で最終回のチャンス目演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、複数回のうちの最終回のチャンス目演出が実行されない(0%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出であっても、3回のうちの最終回のチャンス目演出が実行されてもよい。
また、変形例では、実行中の変動演出において大当たりすることを期待させるゾーン演出が実行される(図75(11)参照)一方で、実行中の変動演出の次の変動演出において大当たりすることを期待させるゾーン演出が実行されない。なお、実行中の変動演出において大当たりすることを期待させるゾーン演出を、以下では、第1期待演出と称することがある。また、実行中の変動演出の次の変動演出において大当たりすることを期待させるゾーン演出を、以下では、第2期待演出と称することがある。一方、変動演出例4では、第2期待演出が実行されている(図63(7)参照)。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、第2期待演出が実行され易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への遊技球の入賞に基づく変動演出の方が、大当たりすることを期待させる変動演出の前の変動演出であっても高確率でゾーン演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への遊技球の入賞に基づく変動演出において、大当たりすることを期待させる変動演出の前の変動演出であっても遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施形態では、変動演出例1において、第2期待演出が実行されている(図52(12)参照)。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第2期待演出が実行され易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出の方が、大当たりすることを期待させる変動演出の前の変動演出であっても高確率でゾーン演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、第2期待演出が実行されない(0%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出であっても、第2期待演出が実行されてもよい。
また、変形例では、中可動役物115Bを動作させる役物演出が実行される(図75(12)参照)一方で、事前判定処理による事前判定結果に基づき左可動役物115Aを動作させる役物演出は実行されていない。なお、中可動役物115Bを動作させる役物演出を、以下では、第1役物演出と称することがある。また、事前判定の結果に基づき左可動役物115Aを動作させる役物演出を、以下では、第2役物演出と称することがある。一方、変動演出例3では、第2役物演出が実行されている(図59(11)参照)。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、第2役物演出が実行され易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への遊技球の入賞に基づく変動演出の方が、高確率で事前判定結果に基づく役物演出を通じて遊技者を楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への遊技球の入賞に基づく変動演出において、事前判定結果に基づく演出により遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施形態では、変動演出例1において、第2役物演出が実行される(図52(12)参照)。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第2役物演出が実行され易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、高確率で事前判定結果に基づく役物演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121へ遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122へ遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、第2役物演出が実行されない(0%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出であっても、第2役物演出が実行されてもよい。
また、変形例では、役物エフェクト画像92を表示させるエフェクト演出が実行されている(図75(12)参照)一方で、事前判定処理による事前判定結果に基づきエフェクト画像を表示させるエフェクト演出は実行されていない。ここで、役物エフェクト画像92を表示させるエフェクト演出を、以下では、第1色演出と称することがある。また、事前判定の結果に基づきエフェクト画像を表示させるエフェクト演出を、以下では、第2色演出と称することがある。そして、変動演出例4では、事前判定結果に基づきゾーンエフェクト画像66を表示させる第2色演出が実行されている(図63(9)参照)。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、第2色演出が実行され易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への遊技球の入賞に基づく変動演出の方が、高確率で事前判定結果に基づくエフェクト演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への遊技球の入賞に基づく変動演出において、事前判定結果に基づく演出により遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施形態では、変動演出例1において、事前判定結果に基づきゾーンエフェクト画像66を表示させる第2色演出が実行されている(図53(14)参照)。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第2色演出が実行され易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、高確率で事前判定結果に基づくエフェクト演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、第2色演出が実行されない(0%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出であっても、第2色演出が実行されてもよい。
また、変形例では、スピーカ156から「熱い!?」の音声を出力する音演出が実行されている(図75(12)参照)。この音演出は、事前判定結果に基づくものではなく、変動パターン選択処理(図13参照)において選択された変動パターンに対応する変動演出パターンに基づくものである。この音演出を、以下では、第1音演出と称することがある。一方で、変形例では、事前判定結果に基づき特別図柄抽選の抽選結果が大当たりであることを示唆する音演出が実行されない。なお、事前判定の結果に基づき特別図柄抽選の抽選結果が大当たりであることを示唆する演出音を出力する音演出を、以下では、第2音演出と称することがある。そして、変動演出例4では、第2音演出が実行されている(図63(9)参照)。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、第2音演出が実行され易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第2始動口122への遊技球の入賞に基づく変動演出の方が、高確率で事前判定結果に基づく音演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態における第2始動口122への遊技球の入賞に基づく変動演出において、事前判定結果に基づく演出により遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施形態では、変動演出例2において、第2音演出が実行されている(図55(2)参照)。すなわち、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第2音演出が実行され易い。
この場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、高確率で事前判定結果に基づく音演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、第2音演出が実行されない(0%)ことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出であっても、第2音演出が実行されてもよい。
また、変形例では、第1始動口121に遊技球が入賞しても入賞音が出力されず(図74(3)参照)、また、変化演出が実行されても変化演出の効果音が出力されない(図76(14)参照)。一方、変動演出例1では、第1始動口121に遊技球が入賞すると入賞音が出力され(図51(3)参照)、また、変化演出が実行されると変化演出の効果音が出力される(図53(15)参照)。すなわち、本実施形態では、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合には入賞の演出音を出力し、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合には入賞の演出音を出力しない。ここで、「入賞の演出音」は、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に出力される「遊技領域111における右側への遊技球の発射を促す音声」とは異なる。さらに、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合には変化演出の演出音を出力可能であり、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合には変化演出の演出音を出力しない。
この場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合の方が、演出音を通じて遊技者を楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に、遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施形態では、変動演出例3において、高確率時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞しても入賞音は出力されない(図58(3)参照)。一方で、変動演出例4において、変化演出の演出音が出力されている(図63(10)参照)。
この場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合よりも、高確率時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞した場合の方が、演出音を遊技者に楽しませることができる。そのため、低確率時短無遊技状態においては第1始動口121に遊技球を入賞させるべきであり、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
(変形例2)
図78は、変動演出例5の他の変形例を示す図である。
次に、図78を参照しながら変動演出例5の他の変形例(変形例2)を説明する。この変形例は、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合における演出例である。なお、以下の説明においては、上述した各変動演出例および変形例と相違する点を主に説明し、上記の各変動演出例または変形例と一致する点については説明を省略することがある。
まず、図78(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾性の低い装飾図柄41が確定停止されている。また、このとき、保留数表示55、小図柄56、ステージ画像61および右打ち画像75が表示されている。また、このとき、第1特別図柄表示器221において、特別図柄が停止表示されている。また、このとき、第1特別図柄保留表示器218は、第1始動口121の保留数に対応する「0」表示になっている。また、このとき、サブ第1変動表示器81での変動表示が停止している。また、このとき、サブ第1保留表示器83が「0」表示になっている。
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図78(2)に示すように、第1特別図柄表示器221において特別図柄のサイクル変動が開始され、その後、サブ第1変動表示器81での変動表示が開始される。一方で、装飾図柄41は確定停止した状態を維持している。また、小図柄56においては、停止した状態を維持している。また、変動画像51は表示されない。また、第1始動口121に遊技球が入賞したことを報知する入賞音は出力されない。また、ステージ画像61においては、動画像の表示が維持されている。すなわち、画像表示部114においては、ステージ画像61の表示内容のみが変化する。
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図78(3)に示すように、第1特別図柄保留表示器218が「1」表示になり、その後、サブ第1保留表示器83が「1」表示になる。一方で、保留画像52は表示されない。また、第1始動口121の保留数は「0」のままである。また、第1始動口121に遊技球が入賞したことを報知する入賞音は出力されない。また、第1特別図柄表示器221において特別図柄のサイクル変動が継続され、サブ第1変動表示器81での変動表示が継続される。また、装飾図柄41は確定停止した状態を維持している。また、小図柄56においては、停止した状態を維持している。また、ステージ画像61においては、動画像の表示が維持されている。
次に、図78(4)に示すように、第1特別図柄表示器221において、特別図柄が停止表示され、その後、サブ第1変動表示器81での変動表示が停止する。また、装飾図柄41は確定停止した状態を維持している。また、小図柄56においては、停止した状態を維持している。また、ステージ画像61においては、動画像の表示が維持されている。
次に、第1始動口121の保留数が減算され、図78(5)に示すように、第1特別図柄表示器221において特別図柄のサイクル変動が開始されるとともに、第1特別図柄保留表示器218が「0」表示になる。その後、サブ第1変動表示器81での変動表示が開始されるとともに、サブ第1保留表示器83が「0」表示になる。一方で、装飾図柄41は確定停止した状態を維持している。また、小図柄56においては、停止した状態を維持している。また、ステージ画像61においては、動画像の表示が維持されている。
次に、図78(6)に示すように、第1特別図柄表示器221において、特別図柄が停止表示され、その後、サブ第1変動表示器81での変動表示が停止する。また、装飾図柄41は確定停止した状態を維持している。また、小図柄56においては、停止した状態を維持している。また、ステージ画像61においては、動画像の表示が維持されている。
以上の通り、変形例2では、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞しても、装飾図柄41および小図柄56の変動が行われない。
この場合、遊技者は、装飾図柄41および小図柄56による演出を楽しむことができない。そのため、遊技者は、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121に遊技球を入賞させるべきではなく、第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを認識することができる。
また、変形例2では、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留が生じても、保留画像52が表示されず、保留数表示55が更新されない。すなわち、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留が生じても、第1始動口121の保留が生じたことが画像表示部114において報知されない。
この場合、遊技者は、画像表示部114の表示内容を見ても第1始動口121の保留が生じていることを認識できない。そのため、遊技者は、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121に遊技球を入賞させるべきではなく、第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを認識することができる。
また、変形例2では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、装飾図柄41、小図柄56、および保留数表示55の表示内容が変化しない一方で、ステージ画像61の表示内容は変化する。
この場合、遊技者は、装飾図柄41、小図柄56、および保留数表示55の表示内容が変化しないことが、画像表示部114の不具合によるものではないことを認識することができる。
なお、変形例2では、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に、装飾図柄41および小図柄56の変動が行われず、保留数表示55が更新されないことを説明したが、これに限定されない。
例えば、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に、装飾図柄41および小図柄56の変動が行われない一方で、保留数表示55が更新されてもよい。また、この場合に、右打ち促進画像90(図66(2)参照)が表示されてもよい。
また、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に、装飾図柄41の変動が行われない一方で、小図柄56の変動が行われてもよい。また、この場合に、右打ち促進画像90が表示されてもよい。
また、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に、装飾図柄41および小図柄56の変動が行われず、保留数表示55が更新されない一方で、右打ち促進画像90が表示されてもよい。
また、変形例2では、時短残回数画像79が表示されない例を説明したが、これに限定されない。
変形例2において、時短残回数画像79が表示されてもよい。そして、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞すると、時短残回数画像79がの表示内容が更新(減算表示)されてもよい。
(変形例3)
図79および図80は、変動演出例5の他の変形例を示す図である。
次に、図79および80を参照しながら変動演出例5の他の変形例(変形例3)を説明する。この変形例は、高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく特別図柄の変動中に、第2始動口122に遊技球が入賞した場合における演出例である。なお、以下の説明においては、上述した各演出例と相違する点を主に説明し、上記の各演出例と一致する点については説明を省略することがある。
まず、図79(1)に示すように、1つ前の特別図柄の変動が終了することにともない、演出制御部300によって、画像表示部114において装飾性の低い装飾図柄41が確定停止されている。また、このとき、保留数表示55、小図柄56、ステージ画像61、右打ち画像75および時短残回数画像79が表示されている。図示の例では、時短残回数画像79として、「90回」のテキストが表示されている。また、このとき、第1特別図柄表示器221において、特別図柄が停止表示されている。また、このとき、第1特別図柄保留表示器218は、第1始動口121の保留数に対応する「0」表示になっている。また、このとき、サブ第1変動表示器81での変動表示が停止している。また、このとき、サブ第1保留表示器83が「0」表示になっている。また、このとき、第2特別図柄表示器222において、特別図柄が停止表示されている。また、このとき、第2特別図柄保留表示器219は、第2始動口122の保留数に対応する「0」表示になっている。また、このとき、サブ第2変動表示器82での変動表示が停止している。また、このとき、サブ第2保留表示器84が「0」表示になっている。
次に、第1始動口121に遊技球が入賞すると、図79(2)に示すように、第1特別図柄表示器221において特別図柄のサイクル変動が開始され、その後、サブ第1変動表示器81での変動表示が開始される。一方で、装飾図柄41は確定停止した状態を維持している。また、小図柄56においては、停止した状態を維持している。また、変動画像51は表示されない。また、時短残回数画像79が「90回」から「89回」に切り替わる。また、第1始動口121に遊技球が入賞したことを報知する入賞音は出力されない。また、ステージ画像61においては、動画像の表示が維持されている。
次に、第2始動口122に遊技球が入賞すると、図79(3)に示すように、第2特別図柄表示器222において特別図柄のサイクル変動が開始されてから、サブ第2変動表示器82での変動表示が開始される。さらに、その後、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、変動画像51が表示される。また、時短残回数画像79が「89回」から「88回」に切り替わる。一方で、第2始動口122に遊技球が入賞したことを報知する入賞音は出力されない。また、第1特別図柄表示器221において特別図柄のサイクル変動が継続され、サブ第1変動表示器81での変動表示が継続される。
次に、第2始動口122に遊技球が入賞すると、図79(4)に示すように、第2特別図柄保留表示器219が「1」表示になり、その後、サブ第2保留表示器84が「1」表示になる。また、保留画像52が表示される。また、第2始動口122の保留数表示55に「1」が表示される。一方で、第2始動口122に遊技球が入賞したことを報知する入賞音は出力されない。また、第1特別図柄表示器221において特別図柄のサイクル変動が継続され、サブ第1変動表示器81での変動表示が継続される。また、第2特別図柄表示器222において特別図柄のサイクル変動が継続され、サブ第2変動表示器82での変動表示が継続される。
次に、図79(5)に示すように、第2始動演出画像93が表示される。また、第1特別図柄表示器221において特別図柄のサイクル変動が継続され、サブ第1変動表示器81での変動表示が継続される。また、第2特別図柄表示器222において特別図柄のサイクル変動が継続され、サブ第2変動表示器82での変動表示が継続される。
次に、図79(6)に示すように、第2特別図柄表示器222において、特別図柄が停止表示され、その後、サブ第2変動表示器82での変動表示が停止する。また、3つの装飾図柄41である「412」が揃って表示され確定停止する。また、特別図柄の変動停止にともない、小図柄56も停止する。このとき、小図柄56の組み合わせ「412」は、装飾図柄41の組み合わせと一致する。また、第1特別図柄表示器221において特別図柄のサイクル変動が継続され、サブ第1変動表示器81での変動表示が継続される。
次に、第2始動口122の保留数が減算され、図80(7)に示すように、第2特別図柄表示器222において特別図柄のサイクル変動が開始されるとともに、第2特別図柄保留表示器219が「0」表示になる。その後、サブ第2変動表示器82での変動表示が開始されるとともに、サブ第2保留表示器84が「0」表示になる。その後、装飾図柄41および小図柄56の変動が開始される。また、時短残回数画像79が「88回」から「87回」に切り替わる。
その後、第1特別図柄表示器221において、特別図柄が停止表示され、その後、サブ第1変動表示器81での変動表示が停止する。このとき、装飾図柄41および小図柄56は、変動を継続している。また、第2特別図柄表示器222において特別図柄のサイクル変動が継続され、サブ第2変動表示器82での変動表示が継続される。
なお、この後、第1始動口121に遊技球が入賞する場合がある。すなわち、第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の変動中に第1始動口121に遊技球が入賞する場合がある。この場合、第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の変動が終了するまで、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の変動が行われないようにしてもよい。そして、第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の変動が終了すると、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の変動が開始されてもよい。
以上の通り、変形例3では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の変動中に第2始動口122に遊技球が入賞した場合、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の変動および第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の変動が同時に行われる。さらに、装飾図柄41、小図柄56、保留数表示55および変動画像51は、第2始動口122への入賞に対応して表示される。すなわち、第2始動口122への入賞に基づく変動演出が行われる。
この場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合よりも、高確率時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞した場合の方が、画像表示部114における演出を遊技者に楽しませることができる。そのため、高確率時短遊技状態においては第2始動口122に遊技球を入賞させるべきであることを遊技者に認識させることができる。
なお、変形例3では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の変動中に第2始動口122に遊技球が入賞した場合、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の変動および第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の変動が同時に行われるとともに、第2始動口122への入賞に基づく変動演出が行われることを説明したが、これに限定されない。
例えば、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の変動中に第2始動口122に遊技球が入賞した場合、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の変動および第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の変動が同時に行われる一方で、第2始動口122への入賞に対応する装飾図柄41および小図柄56の変動が行われない、すなわち第2始動口122への入賞に基づく変動演出が行われなくてもよい。また、例えば、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の変動中に第2始動口122に遊技球が入賞した場合、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の変動が終了するまで第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の変動が行われず、第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の変動が終了すると、第2始動口122への入賞に基づく特別図柄の変動が開始され、第2始動口122への入賞に基づく変動演出が開始されてもよい。
また、上述した演出例では、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞すると、右打ち促進画像90が表示されることを説明した。ここで、上述した各演出例において、右打ち促進画像90が表示されるときに、スピーカ156から、「右打ちしてください」という音声が出力されてもよい。また、上述した各演出例において、右打ち促進画像90が表示される代わりに、「右打ちしてください」という音声が出力されてもよい。右打ち促進画像90が表示される代わりに出力される音は、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞したことに対する警告音であってもよい。言い換えると、高確率時短遊技状態において第1始動口に遊技球が入賞した場合に出力される音は、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に出力される音とは異なる音であればよい。
また、高確率時短遊技状態において第1始動口に遊技球が入賞した場合に、右打ち促進画像90が表示されず、遊技領域111における右側への遊技球の発射を促す音声が出力されないようにしてもよい。
また、装飾図柄41が仮停止または確定停止する際に、装飾図柄41の停止音がスピーカ156から出力されてもよい。言い換えると、装飾図柄41が表示されることに伴う効果音がスピーカ156から出力されてもよい。ここで、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合、および高確率時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞した場合の何れにおいても、装飾図柄41が表示されることに伴う効果音が出力されてもよい。
また、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合、および高確率時短遊技状態において第2始動口122に遊技球が入賞した場合の何れにおいても、装飾図柄41が表示されることに伴う効果音が出力されてもよい。一方で、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合、装飾図柄41の表示の効果音が出力されないようにしてもよい。
また、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、チャンス目演出が実行される際に、チャンス目演出の効果音がスピーカ156から出力されてもよい。また、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出においても、チャンス目演出が実行される際に、チャンス目演出の効果音がスピーカ156から出力されてもよい。一方で、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、チャンス目演出の効果音がスピーカ156から出力されないようにしてもよい。
また、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、ゾーン演出が実行される際に、ゾーン演出の効果音がスピーカ156から出力されてもよい。また、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出においても、ゾーン演出が実行される際に、ゾーン演出の効果音がスピーカ156から出力されてもよい。一方で、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、ゾーン演出の効果音がスピーカ156から出力されないようにしてもよい。
また、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、役物演出が実行される際に、役物演出の効果音がスピーカ156から出力されてもよい。また、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出においても、役物演出が実行される際に、役物演出の効果音がスピーカ156から出力されてもよい。一方で、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、役物演出の効果音がスピーカ156から出力されないようにしてもよい。
また、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、エフェクト演出が実行される際に、エフェクト演出の効果音がスピーカ156から出力されてもよい。また、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出においても、エフェクト演出が実行される際に、エフェクト演出の効果音がスピーカ156から出力されてもよい。一方で、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、エフェクト演出の効果音がスピーカ156から出力されないようにしてもよい。
また、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、リーチ演出が実行される際に、リーチ演出の効果音がスピーカ156から出力されてもよい。また、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出においても、リーチ演出が実行される際に、リーチ演出の効果音がスピーカ156から出力されてもよい。一方で、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、リーチ演出の効果音がスピーカ156から出力されないようにしてもよい。
また、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、リーチ煽り演出が実行される際に、リーチ煽り演出の効果音がスピーカ156から出力されてもよい。また、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出においても、リーチ煽り演出が実行される際に、リーチ煽り演出の効果音がスピーカ156から出力されてもよい。一方で、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、リーチ煽り演出の効果音がスピーカ156から出力されないようにしてもよい。
また、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、ボタン操作演出が実行される際に、ボタン操作演出の効果音がスピーカ156から出力されてもよい。ボタン操作演出の効果音としては、例えば、ボタン操作画像69の表示の効果音が挙げられる。また、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出においても、ボタン操作演出が実行される際に、ボタン操作演出の効果音がスピーカ156から出力されてもよい。一方で、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、ボタン操作演出の効果音がスピーカ156から出力されないようにしてもよい。
また、本実施形態では、第1始動口121の保留数表示55および第2始動口122の保留数表示55が画像表示部114に表示されることを説明したが、これに限定されない。
例えば、画像表示部114には、一つの保留数表示55のみが表示されるようにしてもよい。この場合、低確率時短無遊技状態においては、保留数表示55には、第1始動口121に対応する保留数が表示される。また、高確率時短遊技状態においては、保留数表示55には、第2始動口122に対応する保留数が表示される。すなわち、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞しても、保留数表示55が更新されない。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、複数回のうちの最終回のチャンス目演出が実行され易いことを説明したが、これに限定されない。
例えば、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、複数回のうちの1回目のチャンス目演出が実行され易いようにしてもよい。すなわち、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、複数回のうちの所定回のチャンス目演出が実行され易いようにすればよい。また、この場合に、所定回は、何れの回であってもよい。
また、本実施形態では、同調演出としてチャンス目演出が実行されることを説明したが、これに限定されない。
例えば、同調演出として、上述したチャンス目演出の代わりに、事前判定処理の事前判定結果に基づき装飾図柄41の表示サイズを変化させるサイズ変化演出が複数回にわたって行われてもよい。そして、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、複数回のうちの所定回のサイズ変化演出が実行され易いようにしてもよい。
また、例えば、同調演出として、上述したチャンス目演出の代わりに、事前判定処理の事前判定結果に基づき仮停止された装飾図柄41の画像表示部114における表示位置が変化する位置変化演出が複数回にわたって行われてもよい。そして、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、複数回のうちの所定回の位置変化演出が実行され易いようにしてもよい。
また、変動演出において行われる演出は、上記の例に限定されない。
例えば、パチンコ遊技機100の遊技盤110に、第1始動口121の周辺を発光させる始動口ランプ(不図示)が設けられてもよい。そして、始動口ランプ、可動役物115、盤ランプ116、および枠ランプ157の発光色により期待度を示唆する期待度演出を実行してもよい。発光色としては、青、緑、赤、虹色が設定される場合に、遅い順番ほど期待度がより高くなるように設定されてもよい。また、発光色が虹色である変動演出は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出であってもよい。すなわち、発光色が虹色である変動演出は、期待度が100%であってもよい。また、事前判定処理の事前判定結果に基づき期待度演出が実行されてもよい。
そして、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、期待度演出が実行され易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始前における期待度演出が実行され易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始後における期待度演出が実行され易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、期待度演出において用いられる発光色の種類が多くてもよい。また、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、期待度演出において、始動口ランプ、可動役物115、盤ランプ116、および枠ランプ157のうちの用いられる発光手段の数が多くてもよい。また、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、発光色が虹色である期待度演出が実行され易いようにしてもよい。
また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、期待度演出が実行され易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始前における期待度演出が実行され易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始後における期待度演出が実行され易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、期待度演出において用いられる発光色の種類が多くてもよい。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、期待度演出において、始動口ランプ、可動役物115、盤ランプ116、および枠ランプ157のうちの用いられる発光手段の数が多くてもよい。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、発光色が虹色である期待度演出が実行され易いようにしてもよい。
また、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、期待度演出が実行され易い」こと、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始前における期待度演出が実行され易い」こと、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始後における期待度演出が実行され易い」こと、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、期待度演出において用いられる発光色の種類が多い」こと、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、期待度演出において、始動口ランプ、可動役物115、盤ランプ116、および枠ランプ157のうちの用いられる発光手段の数が多い」こと、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、発光色が虹色である期待度演出が実行され易いこと」、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、期待度演出が実行され易い」こと、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始前における期待度演出が実行され易い」こと、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始後における期待度演出が実行され易い」こと、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、期待度演出において用いられる発光色の種類が多い」こと、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、期待度演出において、始動口ランプ、可動役物115、盤ランプ116、および枠ランプ157のうちの用いられる発光手段の数が多い」こと、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、発光色が虹色である期待度演出が実行され易い」ことには、何れも、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、期待度演出が実行されない(0%)ことも含まれる。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出と、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出との、期待度演出について上述したそれぞれの関係は、事前判定処理の事前判定結果に基づく期待度演出についての関係であってもよい。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出と、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出との、期待度演出について上述したそれぞれの関係は、事前判定処理の事前判定結果に基づく期待度演出についての関係であってもよい。
また、期待度演出は、始動口ランプ、可動役物115、盤ランプ116、および枠ランプ157のうちの少なくとも一つが行う演出であってもよいし、何れもが行う演出であってもよい。
また、演出画像が表示される表示手段は、画像表示部114に限定されない。
例えば、画像表示部114よりも前側(遊技者側)に、演出画像が表示される表示手段であって画像表示部114よりも小さい表示手段が設けられてもよい。また、画像表示部114よりも前側(遊技者側)に、演出画像が表示される表示手段である導光板が設けられてもよい。また、画像表示部114よりも前側(遊技者側)に、3D画像が表示される3D画像表示手段が設けられてもよい。画像表示部114よりも小さい表示手段、導光板および3D画像表示手段を、以下では、サブ表示手段と称する。この場合に、期待度を示唆する期待度画像をサブ表示手段に表示するサブ演出を実行してもよい。
そして、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、サブ演出が実行され易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始前におけるサブ演出が実行され易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始後におけるサブ演出が実行され易いようにしてもよい。また、サブ演出として、期待度画像の種類が異なる複数種類のサブ演出があってもよい。そして、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、実行されるサブ演出の種類が多くてもよい。
また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、サブ演出が実行され易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始前におけるサブ演出が実行され易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始後におけるサブ演出が実行され易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、実行されるサブ演出の種類が多くてもよい。
また、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、サブ演出が実行され易い」こと、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始前におけるサブ演出が実行され易い」こと、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始後におけるサブ演出が実行され易い」こと、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、実行されるサブ演出の種類が多い」こと、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、サブ演出が実行され易い」こと、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始前におけるサブ演出が実行され易い」こと、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始後におけるサブ演出が実行され易い」こと、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、実行されるサブ演出の種類が多い」ことには、何れも、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、サブ演出が実行されない(0%)ことも含まれる。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出と、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出との、サブ演出について上述したそれぞれの関係は、事前判定処理の事前判定結果に基づくサブ演出についての関係であってもよい。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出と、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出との、サブ演出について上述したそれぞれの関係は、事前判定処理の事前判定結果に基づくサブ演出についての関係であってもよい。
また、複数回にわたって行われる演出は、上記の例に限定されない。
例えば、エフェクト演出が複数回にわたって行われてもよい。複数回のエフェクト演出の各々では、エフェクト画像における画像の色が異なってもよい。また、それぞれ種別が異なるゾーン演出が複数回にわたって行われてもよい。また、保留画像52や変動画像51の変化演出が複数回にわたって行われてもよい。また、疑似連続演出が複数回にわたって行われてもよい。また、期待度演出が複数回にわたって行われてもよい。また、サブ演出が複数回にわたって行われてもよい。また、役物演出が複数回にわたって行われてもよい。複数回の役物演出の各々では、3つの可動役物115のうちの動作する対象が異なってもよい。複数回にわたって行われる上記の演出を、複数回演出と称する。複数回演出は、一の変動演出において行われてもよいし、複数の変動演出にわたって行われてもよい。
そして、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、複数回演出が実行され易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、複数回演出における複数回のうちの所定回の演出が実行され易いようにしてもよい。また、この場合に、所定回は、何れの回であってもよい。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、複数回演出が実行され易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、複数回演出における複数回のうちの所定回の演出が実行され易いようにしてもよい。また、この場合に、所定回は、何れの回であってもよい。
また、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、複数回演出が実行され易い」こと、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、複数回演出における複数回のうちの所定回の演出が実行され易い」こと、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、複数回演出が実行され易い」こと、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、複数回演出における複数回のうちの所定回の演出が実行され易い」には、何れも、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、複数回演出が実行されない(0%)ことも含まれる。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出と、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出との、複数回演出の実行割合について上述したそれぞれの関係は、事前判定処理の事前判定結果に基づく複数回演出の実行割合についての関係であってもよい。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出と、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出との、複数回演出の実行割合について上述したそれぞれの関係は、事前判定処理の事前判定結果に基づく複数回演出の実行割合についての関係であってもよい。
また、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、エフェクト演出におけるエフェクト画像として用いられる色の種類が多くてもよい。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、エフェクト演出におけるエフェクト画像として用いられる色の種類が多くてもよい。
また、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、エフェクト演出におけるエフェクト画像として用いられる色の種類が多い」こと、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、エフェクト演出におけるエフェクト画像として用いられる色の種類が多い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出ではエフェクト演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞しても、入賞に伴う音が出力されないことを説明したが、これに限定されない。
高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合に、入賞に伴う音が出力されてもよい。そして、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞の方が、入賞に伴う音が出力され易いようにしてもよい。また、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞の方が、入賞に伴う音が出力され易い」ことには、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞しても、入賞に伴う音が出力されないことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、上述した各種演出の効果音が出力されないことを説明したが、これに限定されない。高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出であっても、上述した各種演出の効果音が出力されてもよい。そして、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、各種演出の効果音が出力され易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、各種演出の効果音が出力され易いようにしてもよい。
また、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、各種演出の効果音が出力され易い」こと、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、各種演出の効果音が出力され易い」ことには、何れも、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、各種演出の効果音が出力されない(0%)ことも含まれる。また、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、各種演出の効果音が出力され易い」こと、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、各種演出の効果音が出力され易い」ことには、何れも、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、各種演出が行われない(0%)ために各種演出の効果音が出力されないことをも含まれる。
また、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121に入賞した場合よりも、第2始動口122に入賞した場合の方が、より多くの色の種類の保留画像52が表示されるようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態において第1始動口121に入賞した場合よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に入賞した場合の方が、より多くの色の種類の保留画像52が表示されるようにしてもよい。
また、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121に入賞した場合よりも、第2始動口122に入賞した場合の方が、より多くの色の種類の保留画像52が表示される」こと、「高確率時短遊技状態において第1始動口121に入賞した場合よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に入賞した場合の方が、より多くの色の種類の保留画像52が表示される」ことには、何れも、高確率時短遊技状態において第1始動口121に入賞した場合には保留画像52が表示されないことも含まれる。
また、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121に入賞した場合よりも、第2始動口122に入賞した場合の方が、より多くの色の種類の変動画像51が表示されるようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態において第1始動口121に入賞した場合よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に入賞した場合の方が、より多くの色の種類の変動画像51が表示されるようにしてもよい。
また、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121に入賞した場合よりも、第2始動口122に入賞した場合の方が、より多くの色の種類の変動画像51が表示される」こと、「高確率時短遊技状態において第1始動口121に入賞した場合よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に入賞した場合の方が、より多くの色の種類の変動画像51が表示される」ことには、何れも、高確率時短遊技状態において第1始動口121に入賞した場合には変動画像51が表示されないことも含まれる。
また、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121に入賞した場合よりも、第2始動口122に入賞した場合の方が、それぞれ異なる可動役物115が動作する複数の役物演出が実行され易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態において第1始動口121に入賞した場合よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に入賞した場合の方が、それぞれ異なる可動役物115が動作する複数の役物演出が実行され易いようにしてもよい。
また、役物演出において、可動役物115の動作パターンが複数設けられてもよい。そして、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121に入賞した場合よりも、第2始動口122に入賞した場合の方が、役物演出における可動役物115の動作パターンが多くてもよい。また、高確率時短遊技状態において第1始動口121に入賞した場合よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に入賞した場合の方が、役物演出における可動役物115の動作パターンが多くてもよい。
また、変動演出において、特殊図柄が表示されてもよい。特殊図柄としては、例えば、疑似連画像70や、SP図柄等が挙げられる。SP図柄とは、表示されることによりSPリーチ演出が行われることを示唆する図柄である。そして、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、特殊図柄が表示される変動演出が実行され易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、表示される特殊図柄の種類が多くてもよい。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、特殊図柄が表示される変動演出が実行され易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121に入賞した場合の方が、表示される特殊図柄の種類が多くてもよい。
また、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、特殊図柄が表示される変動演出が実行され易い」こと、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、表示される特殊図柄の種類が多い」こと、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、特殊図柄が表示される変動演出が実行され易い」こと、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、表示される特殊図柄の種類が多い」ことには、何れも、高確率時短遊技状態における第1始動口への入賞に基づく変動演出では、特殊図柄が表示される変動演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121に入賞した場合よりも、第2始動口122に入賞した場合の方が、保留画像52が移動する演出が行われ易いようにしてもよい。保留画像52が移動する演出とは、例えば、2番目の保留画像52が1番目の保留画像52の表示位置に移動する演出である。また、保留画像52が移動する演出とは、例えば、1番目の保留画像52が変動画像51の表示位置に移動する演出である。また、高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、保留画像52が移動する演出が行われ易いようにしてもよい。
また、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121に入賞した場合よりも、第2始動口122に入賞した場合の方が、保留画像52が移動する演出が行われ易い」こと、「高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、保留画像52が移動する演出が行われ易い」ことには、何れも、高確率時短遊技状態において第1始動口121に入賞した場合には、保留画像52が移動する演出が行われないことも含まれる。また、高確率時短遊技状態において第1始動口121に入賞した場合には、保留画像52が移動する演出が行われないことには、高確率時短遊技状態において第1始動口121に入賞した場合には、保留画像52が表示されないために保留画像52が移動する演出が行われないことも含まれる。
また、装飾性の高い装飾図柄41(図51(1)参照)が表示されている場合において、装飾図柄41が動作する動作演出が行われてもよい。装飾図柄41が動作する演出とは、装飾図柄41におけるキャラクタが動作する等、装飾図柄41の表示領域が変化する演出である。また、変動演出が開始され装飾図柄41による高速の変動表示が開始する前に動作演出が行われてもよい。装飾図柄41が停止表示する直前に動作演出が行われてもよい。すなわち、装飾図柄41が停止表示する際に動作演出が行われてもよい。また、動作演出には、それぞれ動作が異なる複数種類の動作演出があってもよい。
そして、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、装飾図柄41による高速の変動表示が開始する前に動作演出する変動演出が行われ易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、装飾図柄41が停止表示する際に動作演出する変動演出が行われ易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、行われる動作演出の種類が多くてもよい。
また、高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、装飾図柄41による高速の変動表示が開始する前に動作演出する変動演出が行われ易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、装飾図柄41が停止表示する際に動作演出する変動演出が行われ易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、行われる動作演出の種類が多くてもよい。
また、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、装飾図柄41による高速の変動表示が開始する前に動作演出する変動演出が行われ易い」こと、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、装飾図柄41が停止表示する際に動作演出する変動演出が行われ易い」こと、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、行われる動作演出の種類が多い」こと、「高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、装飾図柄41による高速の変動表示が開始する前に動作演出する変動演出が行われ易い」こと、「高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、装飾図柄41が停止表示する際に動作演出する変動演出が行われ易い」こと、「高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、行われる動作演出の種類が多い」ことには、何れも、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では動作演出が行われない(0%)ことも含まれる。
また、変動演出が開始される際において、3つの装飾図柄41の高速の変動表示が開始されるタイミングが3つの装飾図柄41において揃う変動演出が行われてもよい。言い換えると、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが揃う変動演出が行われてもよい。
そして、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが揃う変動演出が行われ易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出よりも、第2始動口122の保留数が「1」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが揃う変動演出が行われ易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出と、第2始動口122の保留数が「1」であることに基づく変動演出とでは、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが揃う変動演出の実行割合が同じであってもよい。
また、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが揃う変動演出が行われ易いようにしてもよい。また、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが揃う変動演出が行われ易いようにしてもよい。また、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出と、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出とでは、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが揃う変動演出の実行割合が同じであってもよい。
また、「高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが揃う変動演出が行われ易い」こと、「高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出よりも、第2始動口122の保留数が「1」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが揃う変動演出が行われ易い」こと、「高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出と、第2始動口122の保留数が「1」であることに基づく変動演出とでは、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが揃う変動演出の実行割合が同じである」こと、「特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが揃う変動演出が行われ易い」こと、「特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが揃う変動演出が行われ易い」こと、「特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出と、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出とでは、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが揃う変動演出の実行割合が同じである」ことには、何れも、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが揃う変動演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、変動演出が開始される際において、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが3つの装飾図柄41においてそれぞれ異なる変動演出が行われてもよい。
そして、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが異なる変動演出が行われ易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第2始動口122の保留数が「1」であることに基づく変動演出よりも、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが異なる変動演出が行われ易いようにしてもよい。高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第2始動口122の保留数が「1」であることに基づく変動演出と、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出とでは、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが異なる変動演出の実行割合が同じであってもよい。
また、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが異なる変動演出が行われ易いようにしてもよい。また、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが異なる変動演出が行われ易いようにしてもよい。また、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出と、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出とでは、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが異なる変動演出の実行割合が同じであってもよい。
また、「高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが異なる変動演出が行われ易い」こと、「高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第2始動口122の保留数が「1」であることに基づく変動演出よりも、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが異なる変動演出が行われ易い」こと、「高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第2始動口122の保留数が「1」であることに基づく変動演出と、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出とでは、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが異なる変動演出の実行割合が同じ」こと、「特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが異なる変動演出が行われ易い」こと、「特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが異なる変動演出が行われ易い」こと、「特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出と、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出とでは、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが異なる変動演出の実行割合が同じ」ことには、何れも、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合に、第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、3つの装飾図柄41が視認容易な状態から視認不能又は視認困難な状態になる表示タイミングが異なる変動演出が必ず行われる(100%)ことも含まれる。
また、演出ボタン161が振動する振動演出が行われてもよい。振動演出は、演出ボタン161が操作された場合に行われてもよいし、演出ボタン161が操作されていないときに行われてもよい。また、振動演出には、振動の態様がそれぞれ異なる複数種類の振動演出があってもよい。
そして、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、振動演出が行われ易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、行われる振動演出の種類が多くてもよい。
また、高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、振動演出が行われ易いようにしてもよい。また、高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、行われる振動演出の種類が多くてもよい。
また、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、振動演出が行われ易い」こと、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、行われる振動演出の種類が多い」こと、「高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、振動演出が行われ易い」こと、「高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、行われる振動演出の種類が多い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、振動演出が行われない(0%)ことも含まれる。
また、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりであることを示唆する大当たり示唆演出が行われてもよい。大当たり示唆演出としては、例えば、リーチ演出の開始後、演出ボタン161の操作により役物演出が行われているとき(図56(11)参照)において、振動演出が行われ、盤ランプ116および枠ランプ157が虹色により発光し、画像表示部114に虹色の画像が表示される第1演出が挙げられる。また、大当たり示唆演出としては、例えば、第1演出とは異なるタイミングで行われる第2演出が挙げられる。第2演出としては、例えば、変動開始の際に「大当たり!?」の音声が出力される音演出(図55(2)参照)や、虹色の変動画像51が表示される演出など、実行されることによりパチンコ遊技機100の遊技状態が高確率時短遊技状態に移行することが示唆される演出が挙げられる。
そして、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出と、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出とでは、第1演出の実行割合が異なる。また、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出と、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出とでは、第2演出の実行割合が異なる。
また、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、第1演出および第2演出の何れも実行可能である一方で、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、第1演出および第2演出の少なくとも一方の実行を規制してもよい。規制される演出は、第1演出であってもよいし、第2演出であってもよいし、両方であってもよい。
また、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第1演出の実行割合が小さくてもよい。さらに、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第2演出の実行割合が小さくてもよい。
また、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出と、第2始動口122への入賞に基づく変動演出とで、第1演出の実行割合が異なってもよい。また、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出と、第2始動口122への入賞に基づく変動演出とで、第2演出の実行割合が異なってもよい。
また、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出では、第1演出および第2演出の何れも実行可能である一方で、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、第1演出および第2演出の少なくとも一方の実行を規制してもよい。規制される演出は、第1演出であってもよいし、第2演出であってもよいし、両方であってもよい。
また、高確率時短遊技状態においては、第2始動口122への入賞に基づく変動演出よりも、第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第1演出の実行割合が小さくてもよい。さらに、高確率時短遊技状態においては、第2始動口122への入賞に基づく変動演出よりも、第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第2演出の実行割合が小さくてもよい。
また、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出と、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出とでは、第1演出の実行割合が異なる」こと、「低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第1演出の実行割合が小さい」こと、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出と、第2始動口122への入賞に基づく変動演出とで、第1演出の実行割合が異なる」こと、「高確率時短遊技状態においては、第2始動口122への入賞に基づく変動演出よりも、第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第1演出の実行割合が小さい」ことには、何れも、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では第1演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出と、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出とでは、第2演出の実行割合が異なる」こと、「低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第2演出の実行割合が小さい」こと、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出と、第2始動口122への入賞に基づく変動演出とで、第2演出の実行割合が異なる」こと、「高確率時短遊技状態においては、第2始動口122への入賞に基づく変動演出よりも、第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第2演出の実行割合が小さい」ことには、何れも、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では第2演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出が実行され易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の抽選結果がはずれである変動演出ではリーチ演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出が実行され易いことを説明した。ここで、「特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄の抽選結果がはずれである変動演出ではリーチ演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ煽り演出が実行され易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ煽り演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出ではリーチ煽り演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ煽り演出が実行され易いことを説明した。ここで、「特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ煽り演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出ではリーチ煽り演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41の表示タイミングが揃う変動演出が実行され易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41の表示タイミングが揃う変動演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では3つの装飾図柄41の表示タイミングが揃う変動演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41の表示タイミングが揃う変動演出が実行され易いことを説明した。ここで、「特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、3つの装飾図柄41の表示タイミングが揃う変動演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では3つの装飾図柄41の表示タイミングが揃う変動演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、装飾図柄41が順に表示される変動演出が実行され易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、装飾図柄41が順に表示される変動演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では装飾図柄41が順に表示される変動演出が必ず実行される(100%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、装飾図柄41が順に表示される変動演出が実行され易いことを説明した。ここで、「特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、装飾図柄41が順に表示される変動演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では装飾図柄41が順に表示される変動演出が必ず実行される(100%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、ボタン操作演出が実行される変動演出が行われ易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、ボタン操作演出が実行される変動演出が行われ易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出ではボタン操作が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、ボタン操作演出が実行される変動演出が行われ易いことを説明した。ここで、「特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、ボタン操作演出が実行される変動演出が行われ易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出ではボタン操作が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、サイズ変化演出が実行される変動演出が行われ易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、サイズ変化演出が実行される変動演出が行われ易い」ことには、高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出ではサイズ変化演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、サイズ変化演出が実行される変動演出が行われ易いことを説明した。ここで、「特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が実行される場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、サイズ変化演出が実行される変動演出が行われ易い」ことには、高確率時短遊技状態において第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出ではサイズ変化演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、位置変化演出が実行される変動演出が行われ易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、位置変化演出が実行される変動演出が行われ易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では位置変化演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、位置変化演出が実行される変動演出が行われ易いことを説明した。ここで、「特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、位置変化演出が実行される変動演出が行われ易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では位置変化演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、位置変化演出は、上述した例に限定されない。
例えば、装飾性の低い装飾図柄41の表示位置が、図54(19)に示した位置から、さらに異なる表示位置に変化してもよい。この場合に、図54(19)に示した表示位置を、第1位置と称する。また、この第1位置からさらに変化した表示位置を、第2位置と称する。第2位置は、例えば、画像表示部114のうちの一側であって、上側とは異なる領域である。そして、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、装飾性の低い装飾図柄41を第1位置から第2位置に変化させる位置変化演出が実行される変動演出が行われ易いようにしてもよい。ここで、「特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、装飾性の低い装飾図柄41を第1位置から第2位置に変化させる位置変化演出が実行される変動演出が行われ易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では、装飾性の低い装飾図柄41を第1位置から第2位置に変化させる位置変化演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、SPリーチ演出が実行され易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、SPリーチ演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出ではSPリーチ演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、SPリーチ演出が実行され易いことを説明した。ここで、「特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、SPリーチ演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出ではSPリーチ演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、役物演出が実行される変動演出が行われ易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、役物演出が実行される変動演出が行われ易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では役物演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、役物演出が実行される変動演出が行われ易いことを説明した。ここで、「特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、役物演出が実行される変動演出が行われ易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出では役物演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出が行われる場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、ボタン操作演出が実行される変動演出が行われ易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出が行われる場合、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、ボタン操作演出が実行される変動演出が行われ易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出ではボタン操作演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、ボタン操作演出が実行される変動演出が行われ易いことを説明した。ここで、「特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、ボタン操作演出が実行される変動演出が行われ易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである変動演出ではボタン操作演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出の方が、実行時間が長い変動演出が行われる割合は、第1割合であり、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第2始動口122の保留数が「1」であることに基づく変動演出の方が、実行時間が長い変動演出が行われる割合は、第2割合であることを説明した。そして、この場合に、第1割合よりも第2割合の方が大きいことを説明した。ここで、「第1割合よりも第2割合の方が大きい」ことには、第1割合が0であることも含まれる。
また、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態において、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出の方が、実行時間が長い変動演出が行われる割合は、第1割合であり、低確率時短無遊技状態において、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出の方が、実行時間が長い変動演出が行われる割合は、第2割合であることを説明した。そして、この場合に、第1割合よりも第2割合の方が大きいことを説明した。ここで、「第1割合よりも第2割合の方が大きい」ことには、第1割合が0であることも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、実行時間が長い変動演出が行われ易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、実行時間が長い変動演出が行われ易い」ことには、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出の実行時間よりも、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の実行時間の方が必ず長くなる(100%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、実行時間が短い変動演出が行われ易いことを説明した。ここで、「特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の方が、実行時間が短い変動演出が行われ易い」ことには、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の実行時間よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出の実行時間の方が必ず短くなる(100%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出と、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出とで、同じ変動パターンが選択される割合は、第1割合であり、第2始動口122の保留数が「4」であることに基づく変動演出と、第2始動口122の保留数が「1」であることに基づく変動演出とで、同じ変動パターンが選択される割合は、第2割合であることを説明した。そして、この場合に、第2割合よりも第1割合の方が大きいことを説明した。ここで、「第2割合よりも第1割合の方が大きい」ことには、第2割合が0(0%)であって第1割合が1(100%)であることも含まれる。
また、本実施形態では、特別図柄抽選の抽選結果がはずれであり且つリーチ演出が実行されない変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態において、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出と、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出とで、同じ変動パターンが選択される割合は、第1割合であり、低確率時短無遊技状態において、第1始動口121の保留数が「4」であることに基づく変動演出と、第1始動口121の保留数が「1」であることに基づく変動演出とで、同じ変動パターンが選択される割合は、第2割合であることを説明した。そして、この場合に、第2割合よりも第1割合の方が大きいことを説明した。ここで、「第2割合よりも第1割合の方が大きい」ことには、第2割合が0(0%)であって第1割合が1(100%)であることも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づき、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づき選択可能な変動パターンのうちの変動時間が最も短い変動パターンが選択される割合は、第1割合であることを説明した。また、高確率時短遊技状態において第2始動口122の保留数が「1」であることに基づき、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づき選択可能な変動パターンのうちの変動時間が最も短い変動パターンが選択される割合は、第2割合であることを説明した。そして、第2割合よりも第1割合の方が大きいことを説明した。ここで、「第2割合よりも第1割合の方が大きい」ことには、第1割合が1(100%)であることも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づき、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づき選択可能な変動パターンのうちの変動時間が最も短い変動パターンが選択される割合は、第1割合であることを説明した。また、低確率時短無遊技状態において第1始動口121の保留数が「1」であることに基づき、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである変動演出が行われる場合、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づき選択可能な変動パターンのうちの変動時間が最も短い変動パターンが選択される割合は、第2割合であることを説明した。そして、第2割合よりも第1割合の方が大きいことを説明した。ここで、「第2割合よりも第1割合の方が大きい」ことには、第1割合が1(100%)であることも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、変化演出が実行され易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、変化演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、保留画像52の変化演出が実行されない(0%)ことも含まれる。また、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、変化演出が実行され易い」ことには、変動演出例5のように、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞しても保留画像52が表示されないために保留画像52の変化演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合の方が、保留画像52の変化演出が実行され易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合の方が、保留画像52の変化演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合には、保留画像52の変化演出が実行されない(0%)ことも含まれる。また、「高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合よりも、低確率時短無遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合の方が、保留画像52の変化演出が実行され易い」ことには、変動演出例5のように、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞しても保留画像52が表示されないために保留画像52の変化演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始前における変化演出が実行され易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始前における変化演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出ではリーチ演出の開始前に変動画像51の変化演出が実行されない(0%)ことも含まれる。また、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始前における変化演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では変動画像51の変化演出が実行されない(0%)ことも含まれる。さらに、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始前における変化演出が実行され易い」ことには、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出では変動画像51が表示されないために変動画像51の変化演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始前における変化演出が実行され易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始前における変化演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出ではリーチ演出の開始前に変動画像51の変化演出が実行されない(0%)ことも含まれる。また、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始前における変化演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では変動画像51の変化演出が実行されない(0%)ことも含まれる。さらに、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出の方が、リーチ演出の開始前における変化演出が実行され易い」ことには、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出では変動画像51が表示されないために変動画像51の変化演出が実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、複数回のうちの最終回のチャンス目演出が実行され易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、複数回のうちの最終回のチャンス目演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では複数回のうちの最終回のチャンス目演出が実行されない(0%)ことも含まれる。また、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、複数回のうちの最終回のチャンス目演出が実行され易い」ことには、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では何れのチャンス目演出も実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、複数回のうちの最終回のチャンス目演出が実行され易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、複数回のうちの最終回のチャンス目演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では複数回のうちの最終回のチャンス目演出が実行されない(0%)ことも含まれる。また、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、複数回のうちの最終回のチャンス目演出が実行され易い」ことには、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では何れのチャンス目演出も実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、第2期待演出が実行され易いことを説明した。ここで、「第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、第2期待演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では第2期待演出が実行されない(0%)ことも含まれる。また、「第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、第2期待演出が実行され易い」ことには、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では何れのゾーン演出も実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第2期待演出が実行され易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第2期待演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では第2期待演出が実行されない(0%)ことも含まれる。また、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第2期待演出が実行され易い」ことには、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では何れのゾーン演出も実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、第2役物演出が実行され易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、第2役物演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では第2役物演出が実行されない(0%)ことも含まれる。また、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、第2役物演出が実行され易い」ことには、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出では何れの役物演出も実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第2役物演出が実行され易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第2役物演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では第2役物演出が実行されない(0%)ことも含まれる。また、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第2役物演出が実行され易い」ことには、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出では何れの役物演出も実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、第2色演出が実行され易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、第2色演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では第2色演出が実行されない(0%)ことも含まれる。また、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、第2色演出が実行され易い」ことには、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出では何れのエフェクト演出も実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第2色演出が実行され易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第2色演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では第2色演出が実行されない(0%)ことも含まれる。また、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第2色演出が実行され易い」ことには、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への遊技球の入賞に基づく変動演出では何れのエフェクト演出も実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、第2音演出が実行され易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、第2音演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では第2音演出が実行されない(0%)ことも含まれる。また、「高確率時短遊技状態においては、第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、第2音演出が実行され易い」ことには、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、事前判定結果に基づく何れの音演出も実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第2音演出が実行され易いことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第2音演出が実行され易い」ことには、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では第2音演出が実行されない(0%)ことも含まれる。また、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、第2音演出が実行され易い」ことには、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出では、事前判定結果に基づく何れの音演出も実行されない(0%)ことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合には変化演出の演出音を出力しないことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合には変化演出の演出音を出力しない」ことには、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合には変化演出が行われないために変化演出の演出音を出力しないことも含まれる。また、「高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合には変化演出の演出音を出力しない」ことには、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態において第1始動口121に遊技球が入賞した場合には変動画像51や保留画像52が表示されないために変化演出が行われず、これにより変化演出の演出音を出力しないことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、チャンス目演出の効果音がスピーカ156から出力されないようにしてもよいことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、チャンス目演出の効果音がスピーカ156から出力されない」ことには、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、チャンス目演出が実行されないためにチャンス目演出の効果音が出力されないことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第2始動口122への入賞に基づく変動演出よりも、第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、上述した各演出の実行割合が低いことを説明した。各演出としては、例えば、変化演出、チャンス目演出、ゾーン演出、役物演出、エフェクト演出、音演出、ボタン操作演出、期待度演出、サブ演出、複数回演出、特殊図柄を表示する演出、保留画像52が移動する演出、動作演出、振動演出等が挙げられる。ここで、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出であっても、上述した各演出が実行されてもよいが、右打ち促進画像90が表示されているときや、「右打ちしてください」の音声が出力されているときには、上述した各演出が実行されないようにしてもよい。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出が行われる場合と、高確率時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出が行われる場合との、特定の演出の実行割合について説明した。特定の演出としては、例えば、変化演出、チャンス目演出、ゾーン演出、役物演出、エフェクト演出、音演出、ボタン操作演出、期待度演出、サブ演出、複数回演出、特殊図柄を表示する演出、保留画像52が移動する演出、動作演出、振動演出等が挙げあれる。ここで、上述した特定の演出の実行割合は、リーチ演出の開始前における特定の演出の実行割合であってもよい。また、上述した特定の演出の実行割合は、リーチ演出の開始後における特定の演出の実行割合であってもよい。また、上述した特定の演出の実行割合は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである場合の特定の演出の実行割合であってもよい。また、上述した特定の演出の実行割合は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合の特定の演出の実行割合であってもよい。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出が行われる場合と、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出が行われる場合との、特定の演出の実行割合について説明した。特定の演出としては、例えば、変化演出、チャンス目演出、ゾーン演出、役物演出、エフェクト演出、音演出、ボタン操作演出、期待度演出、サブ演出、複数回演出、特殊図柄を表示する演出、保留画像52が移動する演出、動作演出、振動演出等が挙げあれる。ここで、上述した特定の演出の実行割合は、リーチ演出の開始前における特定の演出の実行割合であってもよい。また、上述した特定の演出の実行割合は、リーチ演出の開始後における特定の演出の実行割合であってもよい。また、上述した特定の演出の実行割合は、特別図柄抽選の抽選結果がはずれである場合の特定の演出の実行割合であってもよい。また、上述した特定の演出の実行割合は、特別図柄抽選の抽選結果が大当たりである場合の特定の演出の実行割合であってもよい。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態においては、第2始動口122への入賞に基づく変動演出よりも、第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、一の特定の演出の実行割合が小さいことを説明した。特定の演出としては、例えば、変化演出、チャンス目演出、ゾーン演出、役物演出、エフェクト演出、音演出、ボタン操作演出、期待度演出、サブ演出、複数回演出、特殊図柄を表示する演出、保留画像52が移動する演出、動作演出、振動演出等が挙げあれる。ここで、高確率時短遊技状態においては、第2始動口122への入賞に基づく変動演出よりも、第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、行われる一の特定演出の種類が少ないようにしてもよい。
また、本実施形態では、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、一の特定の演出の実行割合が小さいことを説明した。特定の演出としては、例えば、変化演出、チャンス目演出、ゾーン演出、役物演出、エフェクト演出、音演出、ボタン操作演出、期待度演出、サブ演出、複数回演出、特殊図柄を表示する演出、保留画像52が移動する演出、動作演出、振動演出等が挙げあれる。ここで、低確率時短無遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出の方が、行われる一の特定演出の種類が少ないようにしてもよい。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、ゾーン演出の効果音がスピーカ156から出力されないようにしてもよいことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、ゾーン演出の効果音がスピーカ156から出力されない」ことには、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、ゾーン演出が実行されないためにゾーン演出の効果音が出力されないことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、役物演出の効果音がスピーカ156から出力されないようにしてもよいことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、役物演出の効果音がスピーカ156から出力されない」ことには、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、役物演出が実行されないために役物演出の効果音が出力されないことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、エフェクト演出の効果音がスピーカ156から出力されないようにしてもよいことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、エフェクト演出の効果音がスピーカ156から出力されない」ことには、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、エフェクト演出が実行されないためにエフェクト演出の効果音が出力されないことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、リーチ演出の効果音がスピーカ156から出力されないようにしてもよいことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、リーチ演出の効果音がスピーカ156から出力されない」ことには、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、リーチ演出が実行されないためにリーチ演出の効果音が出力されないことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、リーチ煽り演出の効果音がスピーカ156から出力されないようにしてもよいことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、リーチ煽り演出の効果音がスピーカ156から出力されない」ことには、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、リーチ煽り演出が実行されないためにリーチ煽り演出の効果音が出力されないことも含まれる。
また、本実施形態では、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、ボタン操作演出の効果音がスピーカ156から出力されないようにしてもよいことを説明した。ここで、「高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、ボタン操作演出の効果音がスピーカ156から出力されない」ことには、変動演出例5に示すように、高確率時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出においては、ボタン操作演出が実行されないためにボタン操作演出の効果音が出力されないことも含まれる。
また、本実施形態では、エフェクト演出においてエフェクト画像が表示されることを説明した。ここで、エフェクト画像には、変化画像62やチャンス目画像63等も含まれる。
また、本実施形態において、第1始動口121または第2始動口122の保留数が「1」である場合に行われた上記の各演出は、第1始動口121または第2始動口122の保留数が「2」である場合、「3」である場合、「4」である場合の何れかにおいて行われる演出であってもよい。また、第1始動口121または第2始動口122の保留数が「4」である場合に行われた上記の各演出は、第1始動口121または第2始動口122の保留数が「1」である場合、「2」である場合、「3」である場合の何れかにおいて行われる演出であってもよい。すなわち、第1始動口121または第2始動口122の保留数が特定数である場合に行われる演出であればよい。この場合に、特定数は、何れの保留数であってもよい。
また、変動演出例5、変動演出例6、変動演出例5の各変形例、および上記の補足事項では、パチンコ遊技機100の遊技状態が高確率時短遊技状態である場合の演出について説明したが、これに限定されない。変動演出例5、変動演出例6、変動演出例5の各変形例、および上記の補足事項にて説明した各演出は、例えば、パチンコ遊技機100の遊技状態が低確率時短遊技状態である場合の事象であってもよい。すなわち、変動演出例5、変動演出例6、変動演出例5の各変形例、および上記の補足事項にて説明した各演出は、パチンコ遊技機100の遊技状態が、低確率時短無遊技状態よりも遊技者にとって有利な状態である場合の演出であればよい。また、変動演出例5、変動演出例6、変動演出例5の各変形例、および上記の補足事項にて説明した各演出は、右打ち画像75が表示されている場合の演出としても捉えられる。また、変動演出例5、変動演出例6、変動演出例5の各変形例、および上記の補足事項にて説明した各演出は、変動開始時に装飾性の低い装飾図柄41が表示されている場合の演出としても捉えられる。
また、本実施形態では、大当たり判定において大当たりと判定された場合、大当たり遊技を行い、大当たり遊技を経由して遊技状態が変更される遊技機について説明した。他の実施形態では、大当たりと判定されなかった場合においても、低確率時短無遊技状態から時短遊技状態に移行させてもよい。例えば、低確率時短無遊技状態での特別図柄の変動回数(大当たり判定においてハズレと判定した連続回数)が、所定の上限回数(例えば、900回)に達した場合、その変動において大当たりと判定されなくても、所定回数(例えば50回。100回以上でもよい)の時短遊技状態に移行させてもよい。この場合、特別図柄が所定回数変動するまでに大当たりにならなければ時短遊技状態が終了し、低確率時短無遊技状態に戻る。あるいは、大当たり判定の結果がハズレであっても(すなわち、始動口への入賞時に取得された特別図柄抽選のための乱数値がハズレを示す値であっても)、入賞時に取得された特別図柄抽選のための乱数値(大当たり図柄乱数値)が所定の値である場合には、所定回数の時短遊技状態に移行させてもよい。この場合に、予め定められた3つの装飾図柄41を表示させてから、所定回数の時短遊技状態に移行させてもよい。予め定められた3つの装飾図柄41は、大当たりと判定された場合や大当たりと判定されず且つ低確率時短無遊技状態から時短遊技状態に移行しない場合には表示されない装飾図柄41であってもよい。言い換えると、予め定められた3つの装飾図柄41は、大当たりと判定されなかった場合において低確率時短無遊技状態から時短遊技状態に移行させる場合にのみ表示される装飾図柄41であってもよい。また、特別図柄の変動回数に基づいて時短遊技状態に移行させる場合において、上記所定の上限回数は、可変であってもよいし固定であってもよい。例えば、所定の上限回数が可変である場合、特別図柄の変動回数が第1の回数になった場合に時短遊技状態が付与されるときと、特別図柄の変動回数が第2の回数になった場合に時短遊技状態が付与されるときとがあってもよい。この場合、特別図柄の変動回数に応じて付与される時短回数を異ならせてもよく、変動回数が多いほど時短回数が多く設定されてもよい。また、大当たり図柄乱数値に基づいて時短遊技状態に移行させる場合では、取得された大当たり図柄乱数値によって付与される時短回数が異なってもよい。例えば、取得された大当たり図柄乱数値が第1の値の場合には第1の時短回数が付与され、取得された大当たり図柄乱数値が第2の値の場合には第2の時短回数が付与されてもよい。また、特別図柄の変動回数に基づいて時短遊技状態に移行させる場合と、大当たり図柄乱数値に基づいて時短遊技状態に移行させる場合とがあってもよい。この場合、特別図柄の変動回数に基づいて時短遊技状態に移行させる場合と、大当たり図柄乱数値に基づいて時短遊技状態に移行させる場合とで、付与する時短回数を異ならせてもよい。例えば、特別図柄の変動回数に基づいて時短遊技状態に移行させる場合には、50回の時短遊技状態に移行させ、大当たり図柄乱数値に基づいて時短遊技状態に移行させる場合には、それよりも少ない30回の時短遊技状態に移行させてもよい。逆に、特別図柄の変動回数に基づいて時短遊技状態に移行させる場合よりも、大当たり図柄乱数値に基づいて時短遊技状態に移行させる場合の方が時短回数を多くしてもよい。また、このように大当たりを経由せずに時短遊技状態に移行させた場合において、その移行された時短遊技状態中に、さらに大当たりを経由せずに時短遊技状態が付与される場合には、新たに付与される時短回数だけ、時短遊技状態が継続してもよい。例えば、大当たりを経由せずに50回の時短遊技状態が付与され、時短遊技状態において特別図柄が30回変動したときに、大当たりを経由せずに50回の時短遊技状態が付与された場合、50回の時短遊技状態に移行させてもよい。あるいはこの場合、時短回数が上乗せされてもよい。例えば、大当たりを経由せずに50回の時短遊技状態が付与され、時短遊技状態において特別図柄が30回変動したときに、大当たりを経由せずに50回の時短遊技状態が付与された場合、残りの20回に新たに付与される50回が追加されて、70回の時短遊技状態が付与されてもよい。また、このような大当たりを経由しない時短遊技状態中は、大当たりを経由しない時短遊技状態を付与させないようにしてもよい。また、大当たりを経由せずに、特別図柄の変動回数又は大当たり図柄乱数値に基づいて時短遊技状態に移行させる構成において、時短遊技状態への移行を示唆する時短示唆演出が行われてもよい。例えば、特別図柄の変動回数が上記所定の上限回数に近い場合は、時短示唆演出が実行され易く構成されてもよい。逆に、特別図柄の変動回数が上記所定の上限回数に近い場合は、時短示唆演出がされ難く構成されてもよい。また、大当たりと判定されなかった場合において低確率時短無遊技状態から移行される時短遊技状態は、低確率時短遊技状態であってもよい。
このように、大当たりと判定されなかった場合において低確率時短無遊技状態から移行された時短遊技状態は、低確率時短無遊技状態よりも遊技者にとって有利な状態として捉えられる。
そして、他の実施形態では、変動演出例3および変動演出例4は、大当たりと判定されなかった場合に低確率時短無遊技状態から移行した時短遊技状態において、第2始動口122に遊技球が入賞した場合の演出例であってもよい。すなわち、他の実施形態では、大当たりと判定された場合に低確率時短無遊技状態から移行した時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、大当たりと判定されなかった場合に低確率時短無遊技状態から移行した時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、遊技の興趣を向上させることができるようにしてもよい。
また、他の実施形態では、変動演出例5、変動演出例6、変動演出例5の各変形例は、大当たりと判定されなかった場合に低確率時短無遊技状態から移行した時短遊技状態において、第1始動口121に遊技球が入賞した場合の演出例であってもよい。すなわち、他の実施形態では、大当たりと判定されなかった場合に低確率時短無遊技状態から移行した時短遊技状態における第1始動口121への入賞に基づく変動演出よりも、大当たりと判定された場合に低確率時短無遊技状態から移行した時短遊技状態における第2始動口122への入賞に基づく変動演出の方が、遊技の興趣を向上させることができるようにしてもよい。
以上、パチンコ遊技機100の種々の演出について説明したが、説明した内容の全部または一部を他の演出に応用ないし組み合わせることは、特に言及がない場合であっても可能である。また、種々の変動演出例、変形例についても言及したが、かかる変動演出例、変形例の内容を他の演出等に応用することや組み合わせることは、本書に言及がない場合であっても可能である。また、種々の変動演出例、変形例同士を組み合わせることや、一部を入れ替えることは、本書に言及がない場合であっても可能である。
〔本発明の技術的特徴〕
◆本発明の上記の目的を達成する第1の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備えた遊技機であって、前記遊技制御手段は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記判定に関する情報を保留記憶として所定数記憶可能であり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記遊技制御手段に記憶されている前記保留記憶に対応する保留画像(例えば、保留画像52)を表示手段(例えば、画像表示部114)に表示可能であり、前記保留画像(例えば、保留画像52)の表示態様を変化させる変化演出(例えば、図62(2)の保留画像52の変化演出)を実行可能であり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)においては、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)に遊技球が入賞した場合(例えば、図74(3)の場合)よりも、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)に遊技球が入賞した場合(例えば、図62(1)の場合)の方が、前記変化演出(例えば、図62(2)の保留画像52の変化演出)が実行され易いことを特徴とする遊技機である。
◆上記の目的を達成する第2の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記判定の結果に応じて表示手段(例えば、画像表示部114)に複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)を変動させてから表示させる変動演出を実行可能であり、前記複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)のうちの一部の図柄(例えば、左右の装飾図柄41)を表示させ、残りの図柄の変動(例えば、中装飾図柄41)を継続するリーチ演出を実行可能であり、前記判定の結果に応じた図柄の変動中に、実行中の変動に係る前記判定に関する情報の内容を示唆する実行画像(例えば、変動画像51)を前記表示手段(例えば、画像表示部114)に表示可能であり、前記実行画像(例えば、変動画像51)の表示態様を変化させる変化演出(例えば、図63(10)の変動画像51の変化演出)を実行可能であり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)においては、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に基づく前記変動演出(例えば、図75(11)、図75(12)、図76(13)乃至図76(18)、図77(19)および図77(20)の変動演出)よりも、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に基づく前記変動演出(例えば、図63(9)乃至図63(12)および図64(13)乃至図64(18)の変動演出)の方が、前記リーチ演出(例えば、図63(12)のリーチ演出)の開始前における前記変化演出(例えば、図63(10)の変動画像51の変化演出)が実行され易いことを特徴とする遊技機である。
◆上記の目的を達成する第3の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記判定の結果に応じて表示手段(例えば、画像表示部114)に複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)を変動させてから表示させる変動演出を実行可能であり、予め定められた条件により前記複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)の表示を同調させる同調演出(例えば、図63(8)のチャンス目演出)を複数回にわたって実行可能であり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)においては、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に基づく前記変動演出(例えば、図75(9)および図75(10)の変動演出)よりも、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に基づく前記変動演出(例えば、図62(6)、図63(7)および図63(8)の変動演出)の方が、前記複数回のうちの所定回の前記同調演出(例えば、図63(8)の3回のうちの最終回のチャンス目演出)が実行され易いことを特徴とする遊技機である。
◆上記の目的を達成する第4の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記判定の結果に応じて表示手段(例えば、画像表示部114)に複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)を変動させてから表示させる変動演出を実行可能であり、前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)が行われることを期待させる期待演出(例えば、図63(7)のゾーン演出)を実行可能であり、前記期待演出には、実行中の前記変動演出に係る前記判定の結果が前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)の実行であることを期待させる第1期待演出(例えば、図75(11)のゾーン演出)と、実行中の前記変動演出の次の前記変動演出に係る前記判定の結果が前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)の実行であることを期待させる第2期待演出(例えば、図63(7)のゾーン演出)とがあり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)においては、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に基づく前記変動演出(例えば、図75(11)、図75(12)、図76(13)乃至図76(18)、図77(19)および図77(20)の変動演出)よりも、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に基づく前記変動演出(例えば、図62(6)、図63(7)および図63(8)の変動演出)の方が、前記第2期待演出(例えば、図63(7)のゾーン演出)が実行され易いことを特徴とする遊技機である。
◆上記の目的を達成する第5の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを事前判定することが可能であり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記判定の結果に応じて表示手段(例えば、画像表示部114)に複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)を変動させてから表示させる変動演出を実行可能であり、可動役物(例えば、可動役物115)を動作させる役物演出(例えば、図59(11)の役物演出)を実行可能であり、前記役物演出には、第1可動役物(例えば、中可動役物115B)を動作させる第1役物演出(例えば、図75(12)の役物演出)と、前記事前判定の結果に基づき第2可動役物(例えば、左可動役物115A)を動作させる第2役物演出(例えば、図59(11)の役物演出)とがあり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)においては、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に基づく前記変動演出(例えば、図75(11)、図75(12)、図76(13)乃至図76(18)、図77(19)および図77(20)の変動演出)よりも、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に基づく前記変動演出(例えば、図59(11)、図59(12)、図60(13)乃至図60(18)、図61(19)および図61(20)の変動演出)の方が、前記第2役物演出(例えば、図59(11)の役物演出)が実行され易いことを特徴とする遊技機である。
◆上記の目的を達成する第6の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを事前判定することが可能であり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記判定の結果に応じて表示手段(例えば、画像表示部114)に複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)を変動させてから表示させる変動演出を実行可能であり、複数色のうちの所定色の画像(例えば、図75(12)の役物エフェクト画像92)を前記表示手段(例えば、画像表示部114)に表示させる色演出(例えば、図75(12)のエフェクト演出)を実行可能であり、前記色演出には、所定色の画像(例えば、図75(12)の役物エフェクト画像92)を表示させる第1色演出(例えば、図75(12)のエフェクト演出)と、前記事前判定の結果に基づき所定色の画像(例えば、図63(9)の青色のゾーンエフェクト画像66)を表示させる第2色演出(例えば、図63(9)のエフェクト演出)とがあり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)においては、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に基づく前記変動演出(例えば、図75(11)、図75(12)、図76(13)乃至図76(18)、図77(19)および図77(20)の変動演出)よりも、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に基づく前記変動演出(例えば、図63(9)乃至図63(12)および図64(13)乃至図64(18)の変動演出)の方が、前記第2色演出(例えば、図63(9)のエフェクト演出)が実行され易いことを特徴とする遊技機である。
◆上記の目的を達成する第7の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを事前判定することが可能であり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記判定の結果に応じて表示手段(例えば、画像表示部114)に複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)を変動させてから表示させる変動演出を実行可能であり、演出音を出力する音演出を実行可能であり、前記音演出には、所定の第1演出音を出力する第1音演出(図75(12)の音演出)と、前記事前判定の結果に基づき前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)が行われることを示唆する第2演出音を出力する第2音演出(例えば、図63(9)の音演出)とがあり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)においては、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に基づく前記変動演出(例えば、図75(11)、図75(12)、図76(13)乃至図76(18)、図77(19)および図77(20)の変動演出)よりも、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に基づく前記変動演出(例えば、図63(9)乃至図63(12)および図64(13)乃至図64(18)の変動演出)の方が、前記第2音演出(例えば、図63(9)の音演出)が実行され易いことを特徴とする遊技機である。
◆上記の目的を達成する第8の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記判定に関する情報を保留記憶として所定数記憶可能であり、前記保留記憶には、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に係る第1保留記憶と、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に係る第2保留記憶とがあり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記判定の結果に応じて表示手段(例えば、画像表示部114)に複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)を変動させてから表示させる変動演出を実行可能であり、前記複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)のうちの一部の図柄(例えば、左右の装飾図柄41)を表示させ、残りの図柄(例えば、中装飾図柄41)の変動を継続するリーチ演出を実行可能であり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)において前記判定の結果として前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)が実行されず且つ前記リーチ演出が実行されない前記変動演出が行われる場合、前記第1保留記憶の数が第1特定数(例えば、4)であることに基づく前記変動演出(例えば、図73(C)の実行時間がT12である変動演出)よりも、前記第1保留記憶の数が前記第1特定数(例えば、4)よりも少ない第2特定数(例えば、1)であることに基づく前記変動演出(例えば、図73(C)の実行時間がT11である変動演出)の方が、実行時間が長い変動演出が行われる割合は、第1割合であり、前記第2保留記憶の数が前記第1特定数(例えば、4)であることに基づく前記変動演出(例えば、図73(B)の実行時間がT7である変動演出)よりも、前記第2保留記憶の数が前記第2特定数(例えば、1)であることに基づく前記変動演出(例えば、図73(B)の実行時間がT6である変動演出)の方が、実行時間が長い変動演出が行われる割合は、第2割合であり、前記第1割合よりも前記第2割合の方が大きいことを特徴とする遊技機である。
◆上記の目的を達成する第9の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記判定に関する情報を保留記憶として所定数記憶可能であり、前記保留記憶には、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に係る第1保留記憶と、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に係る第2保留記憶とがあり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記判定の結果に応じて表示手段(例えば、画像表示部114)に複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)を変動させてから表示させる変動演出を実行可能であり、前記複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)のうちの一部の図柄(例えば、左右の装飾図柄41)を表示させ、残りの図柄(例えば、中装飾図柄41)の変動を継続するリーチ演出を実行可能であり、前記判定の結果として前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)が実行されず且つ前記リーチ演出が実行されない前記変動演出が行われる場合、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)において、前記第1保留記憶の数が第1特定数(例えば、4)であることに基づく前記変動演出(例えば、図73(C)の実行時間がT12である変動演出)よりも、前記第1保留記憶の数が前記第1特定数(例えば、4)よりも少ない第2特定数(例えば、1)であることに基づく前記変動演出(例えば、図73(C)の実行時間がT11である変動演出)の方が、実行時間が長い変動演出が行われる割合は、第1割合であり、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)において、前記第1保留記憶の数が前記第1特定数(例えば、4)であることに基づく前記変動演出(例えば、図73(A)の実行時間がT2である変動演出)よりも、前記第1保留記憶の数が前記第2特定数(例えば、1)であることに基づく前記変動演出(例えば、実行時間がT1である変動演出)の方が、実行時間が長い変動演出が行われる割合は、第2割合であり、前記第1割合よりも前記第2割合の方が大きいことを特徴とする遊技機である。
◆上記の目的を達成する第10の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記判定に関する情報を保留記憶として所定数記憶可能であり、前記保留記憶には、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に係る第1保留記憶と、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に係る第2保留記憶とがあり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記判定の結果に応じて表示手段(例えば、画像表示部114)に複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)を変動させてから表示させる変動演出を実行可能であり、前記複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)のうちの一部の図柄(例えば、左右の装飾図柄41)を表示させ、残りの図柄(例えば、中装飾図柄41)の変動を継続するリーチ演出を実行可能であり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)において前記判定の結果として前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)が実行されず且つ前記リーチ演出が実行されない前記変動演出が行われる場合、前記第2保留記憶の数が特定数(例えば、4)であることに基づく前記変動演出(例えば、図73(B)の実行時間がT7である変動演出)よりも、前記第1保留記憶の数が前記特定数(例えば、4)であることに基づく前記変動演出(例えば、図73(C)の実行時間がT12である変動演出)の方が、実行時間が長い前記変動演出が行われ易いことを特徴とする遊技機である。
◆上記の目的を達成する第11の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記判定の結果に応じて図柄の変動を実行可能であり、前記図柄の変動時間を定める変動パターンを選択可能であり、前記判定に関する情報を保留記憶として所定数記憶可能であり、前記保留記憶には、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に係る第1保留記憶と、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に係る第2保留記憶とがあり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記遊技制御手段に選択された前記変動パターンに応じて表示手段(例えば、画像表示部114)に複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)を変動させてから表示させる変動演出を実行可能であり、前記複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)のうちの一部の図柄(例えば、左右の装飾図柄41)を表示させ、残りの図柄(例えば、中装飾図柄41)の変動を継続するリーチ演出を実行可能であり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)において前記判定の結果として前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)が実行されず且つ前記リーチ演出が実行されない前記変動演出が行われる場合、前記第1保留記憶の数が第1特定数(例えば、4)であることに基づく前記変動演出(例えば、図73(C)の実行時間がT12である変動演出)と、前記第1保留記憶の数が前記第1特定数(例えば、4)よりも少ない第2特定数(例えば、1)であることに基づく前記変動演出(例えば、図73(C)の実行時間がT11である変動演出)とで、同じ前記変動パターンが選択される割合は、第1割合であり、前記第2保留記憶の数が前記第1特定数(例えば、4)であることに基づく前記変動演出(例えば、図73(B)の実行時間がT7である変動演出)と、前記第2保留記憶の数が前記第2特定数であることに基づく前記変動演出(例えば、図73(B)の実行時間がT6である変動演出)とで、同じ前記変動パターンが選択される割合は、第2割合であり、前記第2割合よりも前記第1割合の方が大きいことを特徴とする遊技機である。
◆上記の目的を達成する第12の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記判定の結果に応じて図柄の変動を実行可能であり、前記図柄の変動時間を定める変動パターンを選択可能であり、前記判定に関する情報を保留記憶として所定数記憶可能であり、前記保留記憶には、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に係る第1保留記憶と、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に係る第2保留記憶とがあり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記遊技制御手段に選択された前記変動パターンに応じて表示手段(例えば、画像表示部114)に複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)を変動させてから表示させる変動演出を実行可能であり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)において前記第1保留記憶の数が特定数(例えば、1)であることに基づき、前記判定の結果として前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)が実行されない前記変動演出が行われる場合、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)における前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に基づき選択可能な前記変動パターンのうちの前記変動時間が最も短い前記変動パターン(例えば、図23の変動パターンのPK1)が選択される割合は、第1割合であり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)において前記第2保留記憶の数が前記特定数(例えば、1)であることに基づき、前記判定の結果として前記特別遊技が実行されない前記変動演出が行われる場合、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)における前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に基づき選択可能な前記変動パターンのうちの前記変動時間が最も短い前記変動パターン(図22の変動パターンのPG3)が選択される割合は、第2割合であり、前記第2割合よりも前記第1割合の方が大きいことを特徴とする遊技機である。
◆上記の目的を達成する第13の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技を行うか否かを判定可能であり、前記判定に関する情報を保留記憶として所定数記憶可能であり、前記保留記憶には、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に係る第1保留記憶と、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に係る第2保留記憶とがあり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記判定に基づく情報の内容を示唆する情報表示(例えば、変動画像51)を表示可能であり、前記情報表示(例えば、変動画像51)の表示態様を変化させる変化演出(例えば、図53(15)の変動画像51の変化演出)を実行可能であり、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)において前記第1始動口(例えば、第1始動口121)に遊技球が入賞した場合(例えば、図51(2)の場合)には前記入賞の演出音(例えば、図51(2)の音)を出力し、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)において前記第1始動口(例えば、第1始動口121)に遊技球が入賞した場合(例えば、図74(2)の場合)には前記入賞の演出音を出力せず、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)において前記第1始動口(例えば、第1始動口121)に遊技球が入賞した場合には前記変化演出(例えば、図53(15)の変動画像51の変化演出)の演出音(例えば、図53(15)の音)を出力可能であり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)において前記第1始動口(例えば、第1始動口121)に遊技球が入賞した場合には前記変化演出(例えば、図76(14)の変動画像51の変化演出)の演出音を出力しないことを特徴とする遊技機である。
◆上記の目的を達成する第14の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、第1遊技領域(例えば、図1の遊技領域111のうちの左側の領域)および前記第1遊技領域(例えば、図1の遊技領域111のうちの左側の領域)と異なる第2遊技領域(例えば、図1の遊技領域111のうちの右側の領域)を有する遊技領域(例えば、図1の遊技領域111)と、備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)において前記第2遊技領域(例えば、図1の遊技領域111のうちの右側の領域)への遊技球の発射を促す第1報知(例えば、図66(1)の右打ち画像75の表示)を行うことが可能であり、前記第1報知(例えば、図66(1)の右打ち画像75の表示)が行われているときに前記第1始動口(例えば、第1始動口121)に遊技球が入賞した場合に、前記第1報知(例えば、図66(1)の右打ち画像75の表示)に加えて、前記第2遊技領域(例えば、図1の遊技領域111のうちの右側の領域)への遊技球の発射を促す第2報知(例えば、図66(2)の右打ち促進画像90の表示)を行うことが可能であることを特徴とする遊技機である。
◆上記の目的を達成する第15の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記判定の結果に応じて表示手段(例えば、画像表示部114)に複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)を変動させてから表示させる変動演出を実行可能であり、前記複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)のうちの一部の図柄(例えば、左右の装飾図柄41)を表示させ、残りの図柄(例えば、中装飾図柄41)の変動を継続するリーチ演出を実行可能であり、前記リーチ演出が行われることを煽る煽り演出(図60(13)のリーチ煽り演出)を実行可能であり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)において前記判定の結果として前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)が実行されない前記変動演出が行われる場合、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に基づく前記変動演出(図50の判定結果がはずれである変動演出)よりも、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に基づく前記変動演出(図49の判定結果がはずれである変動演出)の方が、前記煽り演出(図60(13)のリーチ煽り演出)が実行され易いことを特徴とする遊技機である。
また、他の観点から捉えると、この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記判定の結果に応じて表示手段(例えば、画像表示部114)に複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)を変動させてから表示させる変動演出を実行可能であり、前記複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)のうちの一部の図柄(例えば、左右の装飾図柄41)を表示させ、残りの図柄(例えば、中装飾図柄41)の変動を継続するリーチ演出を実行可能であり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)において前記判定の結果として前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)が実行されない前記変動演出が行われる場合、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に基づく前記変動演出(図50の判定結果がはずれである変動演出)よりも、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に基づく前記変動演出(図49の判定結果がはずれである変動演出)の方が、前記リーチ演出が実行され易いことを特徴とする遊技機である。
◆上記の目的を達成する第16の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記判定に関する情報を保留記憶として所定数記憶可能であり、前記保留記憶には、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に係る第1保留記憶と、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に係る第2保留記憶とがあり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記判定の結果に応じて表示手段(例えば、画像表示部114)に複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)を変動させてから表示させる変動演出を実行可能であり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)において前記判定の結果として前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)が実行されない前記変動演出が行われる場合、前記第1保留記憶の数が特定数(例えば、4)であることに基づく前記変動演出(例えば、図67(8)乃至図67(12)の変動演出)よりも、前記第2保留記憶の数が前記特定数(例えば、4)であることに基づく前記変動演出(例えば、図58(5)および図58(6)の変動演出)の方が、前記複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)が視認不能又は視認困難な状態(例えば、図58(5)の状態)から視認容易な状態(例えば、図58(6)の状態)になる表示タイミングが揃う前記変動演出が実行され易いことを特徴とする遊技機である。
◆上記の目的を達成する第17の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記判定に関する情報を保留記憶として所定数記憶可能であり、前記保留記憶には、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に係る第1保留記憶と、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に係る第2保留記憶とがあり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記判定の結果に応じて表示手段(例えば、画像表示部114)に複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)を変動させてから表示させる変動演出を実行可能であり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)において前記判定の結果として前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)が実行されない前記変動演出が行われる場合、前記第2保留記憶の数が特定数(例えば、4)であることに基づく前記変動演出(例えば、図58(5)および図58(6)の変動演出)よりも、前記第1保留記憶の数が前記特定数(例えば、4)であることに基づく前記変動演出(例えば、図67(8)乃至図67(12)の変動演出)の方が、前記複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)が視認不能又は視認困難な状態(例えば、図67(8)の状態)から視認容易な状態(例えば、図67(11)の状態)になる表示タイミングが異なる前記変動演出が実行され易いことを特徴とする遊技機である。
◆上記の目的を達成する第18の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記判定の結果に応じて表示手段(例えば、画像表示部114)に複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)を変動させてから表示させる変動演出を実行可能であり、遊技者による操作手段(例えば、演出ボタン161)の操作を促す操作演出(例えば、図60(17)のボタン操作演出)を実行可能であり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)において前記判定の結果として前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)が実行されない前記変動演出が行われる場合、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に基づく前記変動演出(例えば、図50の判定結果がはずれである変動演出)よりも、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に基づく前記変動演出(例えば、図49の判定結果がはずれである変動演出)の方が、前記操作演出(例えば、図60(17)のボタン操作演出)が実行される前記変動演出が行われ易いことを特徴とする遊技機である。
◆上記の目的を達成する第19の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記判定の結果に応じて表示手段(例えば、画像表示部114)に複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)を変動させてから表示させる変動演出を実行可能であり、前記図柄の前記表示手段(例えば、画像表示部114)における表示サイズを変化(例えば、図60(14)の装飾図柄41の表示サイズから図60(15)の装飾図柄41の表示サイズへの変化)させる変化演出を実行可能であり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)において前記判定の結果として前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)が実行されない前記変動演出が行われる場合、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に基づく前記変動演出(図67(8)乃至図67(12)の変動演出)よりも、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に基づく前記変動演出(例えば、図59(11)、図59(12)、図60(13)乃至図60(18)、図61(19)および図61(20)の変動演出)の方が、前記変化演出が実行される前記変動演出が行われ易いことを特徴とする遊技機である。
◆上記の目的を達成する第20の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記判定の結果に応じて表示手段(例えば、画像表示部114)に複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)を変動させてから表示させる変動演出を実行可能であり、表示された前記図柄の前記表示手段(例えば、画像表示部114)における表示位置を変化(図60(14)の装飾図柄41の表示位置から図60(15)の装飾図柄41の表示位置への変化)させる変化演出を実行可能であり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)において前記判定の結果として前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)が実行されない前記変動演出が行われる場合、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に基づく前記変動演出(図67(8)乃至図67(12)の変動演出)よりも、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に基づく前記変動演出(例えば、図59(11)、図59(12)、図60(13)乃至図60(18)、図61(19)および図61(20)の変動演出)の方が、前記変化演出が実行される前記変動演出が行われ易いことを特徴とする遊技機である。
◆上記の目的を達成する第21の構成は、次のような遊技機として実現される。この遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)は、遊技の進行を制御する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、演出を制御する演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、備えた遊技機であって、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)と、前記第1モード(例えば、低確率時短無遊技状態)よりも遊技者にとって有利な第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)とに制御可能であり、第1始動口(例えば、第1始動口121)または第2始動口(例えば、第2始動口122)への遊技球の入賞に基づいて特別遊技(例えば、大当たり遊技)を行うか否かを判定可能であり、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記判定の結果に応じて表示手段(例えば、画像表示部114)に複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)を変動させてから表示させる変動演出を実行可能であり、前記複数の図柄(例えば、3つの装飾図柄41)のうちの一部の図柄(例えば、左右の装飾図柄41)を表示させ、残りの図柄(例えば、中装飾図柄41)の変動を継続するリーチ演出を実行可能であり、前記リーチ演出において、前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)が行われることを期待させる期待演出(例えば、図60(15)のSPリーチ演出)を実行可能であり、前記第2モード(例えば、高確率時短遊技状態)において前記判定の結果として前記特別遊技(例えば、大当たり遊技)が実行されない前記変動演出が行われる場合、前記第1始動口(例えば、第1始動口121)への前記入賞に基づく前記変動演出(図50の判定結果がはずれである変動演出)よりも、前記第2始動口(例えば、第2始動口122)への前記入賞に基づく前記変動演出(例えば、図49の判定結果がはずれである変動演出)の方が、前記期待演出(例えば、図60(15)のSPリーチ演出)が実行され易いことを特徴とする遊技機である。