JP2021190109A - オンライン契約システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】契約締結の相手方の確認者、署名者を添付の本人確認書類で確認し、オンライン契約の有効性を向上させるオンライン契約システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】オンライン契約システムにおいて、契約書データの受信側に、署名済の契約書データに本人確認書類を添付するよう要求する設定を行い、受領側に複数人で契約書の確認を行うために契約書データを転送するよう要求する設定を行う当事者端末2、各々の確認者が本人確認書類を添付して転送し、最終確認者の署名者が署名を行った本人確認書類を添付して送信元の当事者端末2に署名済契約書データを返信する当事者端末3b及び契約書データの署名者名と添付の本人確認書類を照合して一致する場合にオンライン契約を有効とするオンライン契約サーバ1を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、オンライン契約システムに係り、特に、契約の締結相手を確認し、オンラインにおける契約の有効性を向上させるオンライン契約システム及びそのプログラムに関する。
[従来の技術]
オンライン契約では、契約締結の当事者が顔を合わせることなく契約を行うことができるという利点がある一方、契約の相手方の本人が署名・捺印しているのかどうかを確認するのが困難である。
電子署名法に準拠したオンライン契約システムに両当事者が加入している場合は、署名等についてシステムで管理しているので、本人確認の問題は少ないが、契約の相手方が電子署名を行うことができない場合に、契約の相手方本人が署名したかどうかを確認する手立てがない。
近時、徐々に普及しているクラウド型のオンライン契約システムでは、本人性の認証がメールアドレスのみによって行われているため、本人確認の程度としては低く、後に争いになる可能性を一定程度残してしまうことになる。
[関連技術]
尚、関連する先行技術文献として、特開2005−100036号公報「オンライン方式保険契約情報処理方法及び装置」(特許文献1)がある。
特許文献1には、保険加入者の本人確認を電子的に行い、電子的署名が為された電子的契約書類の公証を公証機関の装置で電子的に行うことが記載されている。
特開2005−100036号公報
しかしながら、上記従来のオンライン契約システムでは、電子証明書を取得して双方が電子署名法にいう電子署名(公開鍵方式)を行う必要があるので、手続が煩雑であり、電子証明書を利用した本人認証を行わない場合には、相手方の本人性の確認はメールアドレスの認証のみとなり、本人確認が十分に為されないと、契約の有効性を担保できないという問題点があった。
尚、特許文献1には、署名済の契約書データに本人確認の書類データが添付されていないと署名済の契約書データを返信できない機能についての記載がない。
本発明は上記実状に鑑みて為されたもので、契約締結の相手方の確認者、署名者を添付の本人確認書類で確認し、オンライン契約の有効性を向上させるオンライン契約システム及びプログラムを提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、オンラインにより契約締結を行うオンライン契約サーバを有するオンライン契約システムであって、オンライン契約サーバが、一方当事者の端末から他方当事者の端末に送信した契約書データについて、電子署名済の契約書データを他方当事者の端末から一方当事者の端末に返信する際に、電子署名した本人の本人確認書類データが添付されていない場合には、返信できないよう制御することを特徴とする。
本発明は、上記オンライン契約システムにおいて、オンライン契約サーバが、一方当事者の端末から契約書データを送信する際に、他方当事者の端末から返信される電子署名済の契約書データに本人確認書類データの添付を要求する設定を可能としたことを特徴とする。
本発明は、上記オンライン契約システムにおいて、オンライン契約サーバが、一方当事者の端末から契約書データを送信する際に、他方当事者の端末が別の端末に契約書データを転送することを要求する設定を可能とし、当該設定が為されると、返信される署名済の契約書データが転送されたものでない場合には、返信できないよう制御することを特徴とする。
本発明は、上記オンライン契約システムにおいて、オンライン契約サーバが、契約書データの署名者の欄と添付される本人確認書類データとを照合し、電子署名した本人の同一性が認定された場合に、オンライン契約を有効とし、同一性が認定されない場合は、オンライン契約を有効としないことを特徴とする。
本発明は、上記オンライン契約システムにおいて、オンライン契約サーバが、本人確認書類データを予め記憶しており、電子署名済の契約書データを返信する際に、記憶された本人確認書類データを添付可能としたことを特徴とする。
本発明は、オンラインにより契約締結を行うオンライン契約サーバで動作する処理プログラムであって、オンライン契約サーバを、一方当事者の端末から他方当事者の端末に送信した契約書データについて、電子署名済の契約書データを他方当事者の端末から一方当事者の端末に返信する際に、電子署名した本人の本人確認書類データが添付されていない場合には、返信できないよう制御するよう機能させることを特徴とする。
本発明は、上記プログラムにおいて、オンライン契約サーバを、一方当事者の端末から契約書データを送信する際に、他方当事者の端末から返信される電子署名済の契約書データに本人確認書類データの添付を要求する設定を可能とするよう機能させることを特徴とする。
本発明は、上記プログラムにおいて、オンライン契約サーバを、一方当事者の端末から契約書データを送信する際に、他方当事者の端末が別の端末に契約書データを転送することを要求する設定を可能とし、当該設定が為されると、返信される署名済の契約書データが転送されたものでない場合には、返信できないよう制御するよう機能させることを特徴とする。
本発明は、上記プログラムにおいて、オンライン契約サーバを、契約書データの署名者の欄と添付される本人確認書類データとを照合し、電子署名した本人の同一性が認定された場合に、オンライン契約を有効とし、同一性が認定されない場合は、オンライン契約を有効としないよう機能させることを特徴とする。
本発明は、上記プログラムにおいて、オンライン契約サーバを、電子署名済の契約書データを返信する際に、予め記憶された本人確認書類データを添付可能とするよう機能させることを特徴とする。
本発明によれば、オンラインにより契約締結を行うオンライン契約サーバが、一方当事者の端末から他方当事者の端末に送信した契約書データについて、電子署名済の契約書データを他方当事者の端末から一方当事者の端末に返信する際に、電子署名した本人の本人確認書類データが添付されていない場合には、返信できないよう制御するオンライン契約システムとしているので、契約締結の相手方の確認者、署名者を添付の本人確認書類で確認でき、オンライン契約の有効性を向上させることができる効果がある。
本システムの概略を示す説明図である。 オンライン契約サーバ1が提供する送信画面の概略図である。 当事者端末3aでの処理フローを示す概略図である。 当事者端末3bでの処理フローを示す概略図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係るオンライン契約システム(本システム)は、契約書データの送信側が、当該契約書データの受信(受領)側に、署名済の契約書データに本人確認書類を添付するよう要求(本人確認書類添付要求)する設定を行い、受領側が複数人で契約書の確認を行うために契約書データを転送するよう要求(契約書データ転送要求)する設定を行うと、各々の確認者が本人認証書類を添付して回覧(転送)し、最終確認者が署名を行って本人確認書類を添付して送信元に署名済契約書データを返信し、契約書の署名者名と添付の本人確認書類を照合して一致する場合にオンライン契約を有効とするもので、契約締結の相手方の確認者、署名者を添付の本人確認書類で確認でき、オンライン契約の有効性を担保できるものである。
[本システム:図1]
本システムについて図1を参照しながら説明する。図1は、本システムの概略を示す説明図である。
本システムは、図1に示すように、オンライン契約サーバ1と、当事者端末2と、当事者端末3a,3bと、ネットワーク4とを備えている。
オンライン契約サーバ1、当事者端末2,3a,3bは、ネットワーク4に接続している。
ここで、当事者端末2は、オンライン契約サーバ1のクラウド型の電子署名(クラウドサイン)のサービスに入っているが、当事者端末3a,3bはそのサービスには入っていないものとする。
[本システムの各部]
次に、本システムの各部について具体的に説明する。
[オンライン契約サーバ1:図1]
オンライン契約サーバ1は、図1に示すように、制御部11と、記憶部12と、インタフェース部13とを備えるコンピュータ処理装置であり、記憶部12に記憶する処理プログラムを制御部11で実行して以下の特徴的な機能を実現するものである。
[本人確認書類管理機能]
オンライン契約サーバ1は、当事者端末2,3a,3bのデータの送受信を管理しており、後述する添付ファイルである本人確認書類を取得して記憶部12に記憶する。本人確認書類を取得して管理する機能を「本人確認書類管理機能」と呼ぶ。
[本人確認書類添付機能/ファイル添付機能]
オンライン契約サーバ1は、当事者端末2に契約書データの送信画面を提供し、その画面で本人確認書類の添付を相手方に要求する機能(本人確認書類添付機能)を設定可能としている。尚、本人確認書類添付機能は、「ファイル添付機能」と呼ぶことがある。
オンライン契約サーバ1は、本人確認書類添付機能が設定された場合、当事者端末3a,3bからの署名済契約書データに本人確認書類が添付されていないと当事者端末2に返信できないよう制御する。当該制御の具体的な内容については後述する。
[契約書データ転送機能/署名者転送機能]
また、オンライン契約サーバ1は、相手方に複数人の承認を要求するために契約書データの転送を要求する機能(契約書データ転送機能)を設定可能としている。尚、契約書データ転送機能は、「署名者転送機能」と呼ぶことがある。
オンライン契約サーバ1は、契約書データ転送機能が設定された場合、当事者端末3a,3bからの署名済契約書データが転送されたものでないと当事者端末2に返信できないよう制御する。
[オンライン契約の有効性判定機能]
更に、オンライン契約サーバ1は、相手方での本人確認書類を取得して、契約書データの署名者の欄、契約書データの返信者の氏名等を本人確認書類で確認し、オンライン契約の有効性を判定する。特に、署名者の氏名と本人確認書類での氏名とが同一であると認定できる程度の同一性があればオンライン契約を有効とし、同一性がない場合はオンライン契約を有効でないと判定する。特に、署名者の氏名と本人確認書類での氏名が異なる場合には、オンライン契約は有効に成立しないと判定する。この判定機能を「オンライン契約の有効性判定機能」と呼ぶ。
[当事者端末2:図2]
当事者端末2は、契約書データを送信する側の契約当事者のパーソナルコンピュータ等の端末であり、オンライン契約サーバ1にアクセスし、当該サーバ1が提供する画面で、本人確認書類の添付を相手方に要求する機能(ファイル添付機能)の設定を行う。
また、当事者端末2は、相手方に複数人の承認を行わせるために契約書データを転送させる機能(署名者転送機能)の設定も行うことができるものである。
以下、オンライン契約サーバ1が提供する送信画面について図2を参照しながら説明する。図2は、オンライン契約サーバ1が提供する送信画面の概略図である。
具体的には、図2に示すように、当事者端末2は、オンライン契約サーバ1が提供する契約書データの送信画面で、相手方の本人確認書類の添付を要求する機能(ファイル添付機能)をチェックボックスで設定する。
ファイル添付機能は、契約書データの受領者が添付ファイルを1つ以上署名済契約書データに付けないと、署名済契約書データを送信元(当事者端末2)に返信できない機能である。
受領者の受信画面では、例えば、「本人確認書類を添付してください」等のテキストが表示される。
また、当事者端末2は、図2に示すように、オンライン契約サーバ1が提供する契約書データの送信画面で、相手方での複数人の承認を要求する機能(署名者転送機能)をチェックボックスで設定する。
署名者転送機能は、契約書データを最初に受領した相手方は契約書に署名することができず、転送された契約書データについてのみ署名ができる機能である。転送されたものか否かは、本人確認書類が2以上あるかどうかで判定する。
署名者転送機能により、複数人での確認が為され、契約の有効性を確実にできるものとなる。
[当事者端末3a]
当事者端末3aは、契約書データを受信(受領)する側の契約当事者のパーソナルコンピュータ等の端末であり、複数人の承認のための転送が設定されていると、直接署名した契約書データを送信側に返信することはできず、社内の他の確認者(承認者)の端末(当事者端末3b)に自己の本人確認書類を添付して転送する。
転送された契約書データは、最終確認者によって署名されることになる。
具体的には、契約書データを受信する当事者端末3aは、契約書データを直接受信するのではなく、オンライン契約サーバ1から当事者端末2が契約書データを送信したことを知らせる通知(電子メール)を受信する。
そして、その電子メールに、オンライン契約サーバ1が管理する契約書データに関するリンク先が示されており、当事者端末3aが当該リンク先にアクセスすると、オンライン契約サーバ1が提供する受信画面が表示される。
受信画面は、図2に示した送信画面に似たイメージ画面となり、図2における「ファイル添付機能」、「署名者転送機能」の表示部分が、以下に示す各機能設定の有無が表示されることになる。
当事者端末3aでの処理を以下に説明する。
[当事者端末3aでの処理フロー:図3]
ここで、当事者端末3aでの処理フローについて図3を参照しながら説明する。図3は、当事者端末3aでの処理フローを示す概略図である。
当事者端末3aでは、図3に示すように、オンライン契約サーバ1から契約書データの受信の通知を受け、オンライン契約サーバ1の提供する受信画面で契約書データを受信する(S1)。
当事者端末3aは、当事者端末2での設定処理により、その後処理が異なる。
つまり、当事者端末2で署名者転送の要求が設定されているか否かをオンライン契約サーバ1が判定し、当事者端末3aに設定の有無を表示する(S2)。
当事者端末3aの表示画面で、署名者転送要求が設定されていると(設定)、当事者端末3aの操作者は契約書データを確認して転送先への契約書データの転送準備処理を行い(S3)、署名者転送要求が設定されていないと(未設定)、発信者(当事者端末2)への署名した契約書データの返信準備処理を行う(S4)。
ここで、判定処理S2で、署名者転送要求が設定されていると、処理S3で転送準備処理を完了させない限り、次の処理に進むことができず、処理S7の契約書データ送信処理を行うことはできない。つまり、転送準備処理を行わなければ、契約書データを送信できないよう制御されている。
もし、転送準備処理を完了させずに、表示画面で、契約書データの送信ボタンを選択すると、オンライン契約サーバ1は、転送準備処理が為されていないことを示すアラートを表示画面に表示する。
次に、当事者端末2でファイル添付の要求が設定されているか否かをオンライン契約サーバ1が判定し、当事者端末3aに設定の有無を表示する(S5)。
当事者端末3aの表示画面で、ファイル添付要求が設定されていると(設定)、当事者端末3aの操作者は本人確認書類(例えば、免許証のスキャンデータ)の添付処理を行い(S6)、契約書データの送信処理を行う(S7)。
ここで、判定処理S5で、ファイル添付要求が設定されていると、処理S6で本人確認書類の添付処理を完了させない限り、次の処理に進むことができず、処理S7の契約書データ送信処理を行うことはできない。つまり、本人確認書類の添付処理を行わなければ、契約書データを送信できないよう制御されている。
もし、本人確認書類の添付処理を完了させずに、表示画面で、契約書データの送信ボタンを選択すると、オンライン契約サーバ1は、本人確認書類の添付処理が為されていないことを示すアラートを表示画面に表示する。
また、処理S5において当事者端末3aの表示画面で、ファイル添付要求が設定されていないと(未設定)、処理S7に移行する。
そして、当事者端末3aでの処理を終了する。
[当事者端末3b]
当事者端末3bは、パーソナルコンピュータ等の端末であって、当事者端末3aから転送された契約書データに関する通知を受信し、承認を行うものが最終承認者(署名者)であれば、当該契約書データに電子署名(電子サイン)して、自己の本人確認書類を添付して当事者端末2に送信する。
当事者端末3a,3bでは、オンライン契約サーバ1からの通知により、オンライン契約サーバ1が提供する受信画面を表示し、当事者端末2から送信された契約書データを受信画面で受信する。
例えば、受信画面で「有効な本人確認書類が添付されていることをもって、本契約書の受領・署名が完了するものとします。そうでない場合は、本契約書は法的に有効に成立しないものとします。」などの注意の文言を受領者側に表示するようにしている。
[当事者端末3bでの処理フロー:図4]
ここで、当事者端末3bでの処理フローについて図4を参照しながら説明する。図4は、当事者端末3bでの処理フローを示す概略図である。
当事者端末3bでは、オンライン契約サーバ1から契約書データの受信の通知を受け、オンライン契約サーバ1の提供する受信画面で契約書データを受信する(S11)。
オンライン契約サーバ1は、当事者端末3bの操作者が最終署名者であるか否か選択させる画面を表示し(S12)、最終署名者として選択されなければ(途中確認者)、当事者端末3bの操作者は契約書データを確認して転送先への契約書データの転送準備処理を行い(S13)、最終署名者として選択されると(最終署名者)、発信者(当事者端末2)への署名した契約書データの返信準備処理を行う(S14)。
ここで、判定処理S12で、途中確認者である場合に、処理S13で転送準備処理を完了させない限り、次の処理に進むことができず、また、最終署名者である場合に、処理S14で返信準備処理を完了させない限り、次の処理に進むことができず、処理S17の契約書データ送信処理を行うことはできない。つまり、途中確認者としての転送準備処理又は最終署名者としての返信準備処理を行わなければ、契約書データを送信できないよう制御されている。
もし、転送準備処理又は返信準備処理を完了させずに、表示画面で、契約書データの送信ボタンを選択すると、オンライン契約サーバ1は、途中確認者としての転送準備処理又は最終署名者としての返信準備処理が為されていないことを示すアラートを表示画面に表示する。
次に、当事者端末2でファイル添付の要求が設定されているか否かをオンライン契約サーバ1が判定し、当事者端末3bに設定の有無を表示する(S15)。
当事者端末3bの表示画面で、ファイル添付要求が設定されていると(設定)、当事者端末3bの操作者は、当事者端末3aの本人確認書類に加えて自己の本人確認書類の添付処理を行い(S16)、契約書データの送信処理を行う(S17)。
ここで、判定処理S15で、ファイル添付要求が設定されていると、処理S16で本人確認書類の添付処理を完了させない限り、次の処理に進むことができず、処理S17の契約書データ送信処理を行うことはできない。つまり、本人確認書類の添付処理を行わなければ、契約書データを送信できないよう制御されている。
もし、本人確認書類の添付処理を完了させずに、表示画面で、契約書データの送信ボタンを選択すると、オンライン契約サーバ1は、本人確認書類の添付処理が為されていないことを示すアラートを表示画面に表示する。
また、処理S15において当事者端末3bの表示画面で、ファイル添付要求が設定されていないと(未設定)、処理S17に移行する。
そして、当事者端末3bでの処理を終了する。
[処理内容]
本システムにおける処理は、当事者端末2における設定処理、当事者端末3a,3bにおけるファイル添付機能への対応処理、署名者転送機能への対応処理、オンライン契約サーバ1でのオンライン契約の有効判定処理等である。
[当事者端末2における設定処理]
当事者端末2は、オンライン契約サーバ1にアクセスして、契約書データの送信に関する設定を行う。
設定としては、本人確認書類の添付(ファイル添付)要求と契約書データ転送(署名者転送)要求の2つの設定である。設定は、オンライン契約サーバ1から提供される契約書データ送信画面で、該当するチェックボックスにチェックを入れることで為される。ここでは、両設定が為されたものとする。
[当事者端末3a,3bにおけるファイル添付機能、署名者転送機能への対応処理]
当事者端末2からの契約書データは、オンライン契約サーバ1を介して当事者端末3aに送信され、当事者端末3aは、契約書データを受信すると確認を行い、転送設定であるので、当事者端末3aの操作者の本人確認書類を添付して契約書データを当事者端末3bに送信する。
当事者端末3bは、契約書データを受信し、確認して署名を行い、当事者端末3aの操作者の本人確認書類に加えて当事者端末3bの操作者の本人確認書類を添付して当事者端末2に送信する。
[オンライン契約サーバ1でのオンライン契約の有効判定処理]
オンライン契約サーバ1は、当事者端末3bからの署名済契約書データの署名者の欄と本人確認書類の氏名等を照合し、一致すれば、当該オンライン契約を有効と判定し、一致しなければ有効でないと判定する。
そのために、オンライン契約サーバ1は、契約書における署名欄のサインの画像を本人確認書類の情報(例えば、本人確認書類が免許証であれば、免許証番号、氏名の情報、本人確認書類が社員証であれば、社員番号、氏名等の情報等)と関連付けてAI(人工知能)で学習し、当該サインの適正を判定するようにしてもよい。
[その他]
本システムでは、契約締結の相手方に本人確認書類データを添付させるようにしたものであるが、当事者端末3a,3bがクラウドサインのサービスに入っている場合に、本人確認書類データをオンライン契約サーバ1がメールアドレスに対応して予め保管(記憶)しておき、当事者端末2からのファイル添付の要求に対して、オンライン契約サーバ1が当事者端末3a,3bの本人確認書類データを読み出して自動的に添付するようにしてもよい。また、当事者端末3a,3bが受信画面でオンライン契約サーバ1に保管してある本人確認書類データの添付を要求して、契約書データに添付させるようにしてもよい。これにより、当事者端末3a,3bの操作者の作業を軽減できるものとなる。
また、上述したように、当事者端末3a,3bが本システムのサービスに加入している場合は、メールアドレスが登録されているので、上記の本人確認書類データの保管をオンライン契約サーバ1で行うことが可能であるが、本サービスに加入していない当事者端末3a,3bもユーザ登録を行えば、本人確認書類データの保管が可能となる。
これは、本サービスに加入して頻繁に契約書データを送信する当事者端末2と、当該契約書データを受信するも、本サービスに加入していない当事者端末3a,3bとの間、特に当事者端末3a,3bにとって逐一ファイル添付の作業を行わなくて済むので、利便性が高い。
具体的には、オンライン契約サーバ1から提供される受信画面にユーザ登録の機能を設け、メールアドレス、氏名、会社名、部署、役職等を入力し、本人確認書類データを添付してアップロードすると、メールアドレスに対応付けて氏名等の必要事項、本人確認書類データが関連付けられて登録される。
本サービスに加入していない当事者端末3a,3bは、受信画面で準備される本人確認書類データの援用(オンライン契約サーバ1に本人確認書類データを要求し、契約書データにその本人確認書類データを添付させる機能)を利用できるものである。
更に、当事者端末2は、当事者端末3a,3bからの本人確認書類データを受信して自ら本人確認を行ってもよいが、オンライン契約サーバ1に本人確認を行わせ、適正な当事者であるか否かの判定結果を署名済契約書データと共に受信するようにしてもよい。
また、本システムにおける署名者転送要求及びその対応する処理は、ファイル添付要求及びその対応する処理とは、別個のものであって、相手方で複数人での確認を十分に為されているかどうか不確実であるという課題を解決し、複数人での契約書確認を確実なものにするために有効な技術である。
[実施の形態の効果]
本システムによれば、当事者端末2が、契約書データの受信側に、署名済の契約書データに本人確認書類を添付するよう要求する設定を行い、受領側に複数人で契約書の確認を行うために契約書データを転送するよう要求する設定を行うと、各々の確認者が本人確認書類を添付して転送し、最終確認者(署名者)が署名を行って当事者端末3bから本人確認書類を添付して送信元の当事者端末2に署名済契約書データを返信し、オンライン契約サーバ1が、契約書データの署名者名と添付の本人確認書類を照合して一致する場合にオンライン契約を有効とするもので、契約締結の相手方の確認者、署名者を添付の本人確認書類で確認でき、オンライン契約の有効性を担保できる効果がある。
本発明は、契約締結の相手方の確認者、署名者を添付の本人確認書類で確認し、オンライン契約の有効性を向上させるオンライン契約システム及びプログラムに好適である。
1…オンライン契約サーバ、 2…当事者端末、 3a…当事者端末、 3b…当事者端末、 4…ネットワーク、 11…制御部、 12…記憶部、 13…インタフェース部

Claims (10)

  1. オンラインにより契約締結を行うオンライン契約サーバを有するオンライン契約システムであって、
    前記オンライン契約サーバは、一方当事者の端末から他方当事者の端末に送信した契約書データについて、電子署名済の契約書データを前記他方当事者の端末から前記一方当事者の端末に返信する際に、前記電子署名した本人の本人確認書類データが添付されていない場合には、返信できないよう制御することを特徴とするオンライン契約システム。
  2. オンライン契約サーバは、一方当事者の端末から契約書データを送信する際に、他方当事者の端末から返信される電子署名済の契約書データに本人確認書類データの添付を要求する設定を可能としたことを特徴とする請求項1記載のオンライン契約システム。
  3. オンライン契約サーバは、一方当事者の端末から契約書データを送信する際に、他方当事者の端末が別の端末に契約書データを転送することを要求する設定を可能とし、当該設定が為されると、返信される署名済の契約書データが転送されたものでない場合には、返信できないよう制御することを特徴とする請求項1又は2記載のオンライン契約システム。
  4. オンライン契約サーバは、契約書データの署名者の欄と添付される本人確認書類データとを照合し、電子署名した本人の同一性が認定された場合に、オンライン契約を有効とし、同一性が認定されない場合は、オンライン契約を有効としないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のオンライン契約システム。
  5. オンライン契約サーバは、本人確認書類データを予め記憶しており、電子署名済の契約書データを返信する際に、前記記憶された本人確認書類データを添付可能としたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載のオンライン契約システム。
  6. オンラインにより契約締結を行うオンライン契約サーバで動作する処理プログラムであって、
    前記オンライン契約サーバを、
    一方当事者の端末から他方当事者の端末に送信した契約書データについて、電子署名済の契約書データを前記他方当事者の端末から前記一方当事者の端末に返信する際に、前記電子署名した本人の本人確認書類データが添付されていない場合には、返信できないよう制御するよう機能させることを特徴とするプログラム。
  7. オンライン契約サーバを、一方当事者の端末から契約書データを送信する際に、他方当事者の端末から返信される電子署名済の契約書データに本人確認書類データの添付を要求する設定を可能とするよう機能させることを特徴とする請求項6記載のプログラム。
  8. オンライン契約サーバを、一方当事者の端末から契約書データを送信する際に、他方当事者の端末が別の端末に契約書データを転送することを要求する設定を可能とし、当該設定が為されると、返信される署名済の契約書データが転送されたものでない場合には、返信できないよう制御するよう機能させることを特徴とする請求項6又は7記載のプログラム。
  9. オンライン契約サーバを、契約書データの署名者の欄と添付される本人確認書類データとを照合し、電子署名した本人の同一性が認定された場合に、オンライン契約を有効とし、同一性が認定されない場合は、オンライン契約を有効としないよう機能させることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか記載のプログラム。
  10. オンライン契約サーバを、電子署名済の契約書データを返信する際に、予め記憶された本人確認書類データを添付可能とするよう機能させることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか記載のプログラム。
JP2021077393A 2020-05-27 2021-04-30 オンライン契約システム及びプログラム Pending JP2021190109A (ja)

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JP7082249B1 (ja) 2022-01-31 2022-06-07 弁護士ドットコム株式会社 プログラム、方法、情報処理装置

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