JP2021189976A - 食品レシピ推奨システム、食品レシピ推奨方法、及びそのプログラム - Google Patents

食品レシピ推奨システム、食品レシピ推奨方法、及びそのプログラム Download PDF

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Masahiro Kumakawa
和俊 相田
Kazutoshi Aida
剛 ▲片▼山
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Abstract

【課題】食品と関連する関連物品に見合った食品を生成しやすくすること。【解決手段】食品レシピ推奨システム200は、受付部(第2受付部)12と、推定部14と、出力部15と、を備える。受付部13は、複数の物品から構成される食品D1と関連する関連物品E1の情報の入力を少なくとも受け付ける。推定部14は、受付部13にて受け付けた入力に基づいて、関連物品E1を消費する顧客C1に推奨する食品D1のレシピを推定する。出力部15は、推定部14にて推定したレシピを出力する。【選択図】図1

Description

本開示は、一般に食品レシピ推奨システム、食品レシピ推奨方法、及びそのプログラムに関する。より詳細には、本開示は、食品を生成するためのレシピを推奨する食品レシピ推奨システム、食品を生成するためのレシピを推奨する食品レシピ推奨方法、及び食品レシピ推奨方法を実行するプログラムに関する。
特許文献1には、自動レシピ作成装置が開示されている。この自動レシピ作成装置は、撮像手段と、人物認識手段と、レシピデータベースと、レシピ検索手段と、レシピ表示手段と、を備える。撮像手段は、人物画像を撮影する。人物認識手段は、人物画像の外見的特徴を認識する。レシピデータベースは、人物の外見的特徴ごとに適したレシピを記憶する。レシピ検索手段は、人物認識手段が認識した外見的特徴に適したレシピを前記レシピデータベースの中から検索する。レシピ表示手段は、レシピ検索手段により検索されたレシピ内容を表示する。
特開2010−061381号公報
本開示は、食品と関連する関連物品に見合った食品を生成しやすい食品レシピ推奨システム、食品レシピ推奨方法、及びそのプログラムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る食品レシピ推奨システムは、受付部と、推定部と、出力部と、を備える。前記受付部は、複数の物品から構成される食品と関連する関連物品の情報の入力を少なくとも受け付ける。前記推定部は、前記受付部にて受け付けた入力に基づいて、前記関連物品を消費する顧客に推奨する前記食品のレシピを推定する。前記出力部は、前記推定部にて推定した前記レシピを出力する。
本開示の一態様に係る食品レシピ推奨方法は、受付処理と、推定処理と、出力処理と、を有する。前記受付処理は、複数の物品から構成される食品と関連する関連物品の情報の入力を少なくとも受け付ける処理である。前記推定処理は、前記受付処理にて受け付けた入力に基づいて、前記関連物品を消費する顧客に推奨する前記食品のレシピを推定する処理である。前記出力処理は、前記推定処理にて推定した前記レシピを出力する処理である。
本開示の一態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、上記の食品レシピ推奨方法を実行させる。
本開示は、食品と関連する関連物品に見合った食品を生成しやすい、という利点がある。
図1は、本開示の一実施形態に係る食品生成支援システム、食品レシピ推奨システム、及び食品レシピ登録システムを含む全体構成を示すブロック図である。 図2は、同上の食品生成支援システム、食品レシピ推奨システム、及び食品レシピ登録システムで用いられる第1提供装置の概要図である。 図3は、同上の食品生成支援システム、食品レシピ推奨システム、及び食品レシピ登録システムで用いられる第2提供装置の概要図である。 図4は、同上の食品生成支援システムの動作の一例を示す概要図である。 図5は、同上の食品レシピ推奨システムの動作の一例を示す概要図である。 図6は、同上の食品レシピ登録システムの第1検知例を示す概要図である。 図7は、同上の食品レシピ登録システムの第2検知例を示す概要図である。 図8は、同上の食品レシピ登録システムの第3検知例を示す概要図である。 図9は、同上の食品レシピ登録システムの第2取得例を示す概要図である。 図10は、同上の食品レシピ登録システムの第3取得例を示す概要図である。 図11は、同上の食品レシピ登録システムの第4取得例で使用される回収装置の斜視図である。 図12は、同上の回収装置の断面図である。 図13は、同上の食品生成支援システム、食品レシピ推奨システム、及び食品レシピ登録システムの第1補充例を示す概要図である。 図14A及び図14Bは、それぞれ同上の食品生成支援システム、食品レシピ推奨システム、及び食品レシピ登録システムの第2補充例を示す概要図である。を示す概要図である。 図15は、同上の食品生成支援システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図16は、同上の食品レシピ推奨システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図17は、同上の食品レシピ登録システムの動作の一例を示すフローチャートである。
(1)概要
以下、本実施形態の食品生成支援システム100(図1参照)、食品レシピ推奨システム200(図1参照)、及び食品レシピ登録システム300(図1参照)の各々について図面を参照して説明する。ただし、下記の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一部に過ぎない。下記の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、下記の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
本実施形態では、食品生成支援システム100、食品レシピ推奨システム200、及び食品レシピ登録システム300は、いずれも同じ店舗B1で採用される。そして、本実施形態では、食品生成支援システム100は、店舗B1にて顧客C1に供される食品D1を作業者が生成する際に、作業者が食品D1のレシピに従って食品D1を生成する作業を支援するためのシステムである。
本開示でいう「レシピ」は、食品D1を生成するために必要な情報である。レシピは、少なくとも食品D1を構成する複数の物品D11の各々の名称及び量に関する情報が含まれていればよく、食品D1を構成するための複数の物品D11を組み合わせる手順は含まれていなくてもよい。
本実施形態では、複数の物品D11は、それぞれ不可逆性を有する混合物としての食品D1を構成する材料である。本実施形態では、食品D1は、料理に用いられる液状の合わせ調味料、すなわちタレである、と仮定する。この場合、複数の物品D11は、醤油、味噌、みりん等の調味料の他、ネギ、生姜等の薬味を含み得る。これら複数の物品D11は、一度タレ(食品D1)として混ぜ合わされると、互いに分離させて元に戻すことができない、つまり不可逆性を有している。複数の物品D11には、単体で使用可能な調味料が含まれていてもよい。
本開示でいう「作業者」は、店舗B1の顧客C1の他に、店舗B1の店員、又は店舗B1にて運用されるロボット等を含み得る。つまり、タレ(食品D1)を生成する者は、タレを消費する顧客C1に限らない。
また、食品レシピ推奨システム200は、店舗B1にて顧客C1に供される食品D1のレシピであって、顧客C1に応じて推奨し得るレシピを顧客C1に提示するためのシステムである。また、食品レシピ登録システム300は、店舗B1にて顧客C1による複数の物品D11の組み合わせを、食品D1のレシピとして新たに登録するためのシステムである。
以下では、特に断りの無い限り、食品生成支援システム100における「受付部11(後述する)」を「第1受付部11」、食品レシピ推奨システム200における「受付部13(後述する)」を「第2受付部13」という。
(1.1)食品生成支援システム
食品生成支援システム100は、図1に示すように、受付部(第1受付部)11と、制御部12と、を備えている。
第1受付部11は、複数の物品D11から構成される食品D1のレシピの入力を受け付ける。本開示でいう「レシピの入力」は、食品D1を構成する複数の物品D11の各々の名称の入力の他、複数の物品D11の各々の量の入力を含み得る。また、本開示でいう「レシピの入力」は、食品D1の名称と、複数の物品D11の組み合わせと、が食品生成支援システム100にて紐付けられている場合、食品D1の名称の入力を含み得る。さらに、本開示でいう「レシピの入力」は、レシピの名称と、複数の物品D11の組み合わせと、が食品生成支援システム100にて紐付けられている場合、レシピの名称の入力を含み得る。
制御部12は、ストック部2から第1受付部11にて受け付けたレシピに基づく対象物品D11を取り出すピックアップ作業の際に、対象物品D11の所在に関する所在情報の出力を制御する。
ストック部2は、複数の物品D11を含む物品群D10をストックする。本実施形態では、タレ(食品D1)の材料となり得る多種多様な調味料(物品D11)がストック部2にストックされている。つまり、これら多種多様な調味料が物品群D10に相当する。また、本実施形態では、ストック部2は、後述する第1提供装置2A(図2参照)及び第2提供装置2B(図3参照)の各々に設けられている。
本実施形態では、ピックアップ作業は、作業者がストック部2に赴くことにより実行される。例えば、作業者が顧客C1である場合、顧客C1は、ストック部2の設置されている場所(第1提供装置2A又は第2提供装置2B)まで赴く。そして、作業者は、ピックアップ作業、つまりストック部2にストックされている多種多様な調味料(物品群D10)から、第1受付部11にて受け付けたレシピに含まれる調味料(対象物品D11)を取り出す作業を行う。
ここで、作業者がレシピに含まれる調味料(対象物品D11)の置かれている場所を知らない場合、作業者は、ストック部2にストックされている多数の調味料(物品D11)から、レシピに含まれる調味料を探し出さなければならない。このため、作業者は、ピックアップ作業に手間と時間とをかけなければならず、結果としてタレを調合する(食品D1を生成する)ことにも手間と時間とをかけなければならず、煩わしさを覚える可能性がある。また、この場合、ピックアップ作業を行うために待機している次の作業者の待機時間が増大する可能性がある。
そこで、本実施形態では、制御部12は、ピックアップ作業の際に、レシピに含まれる調味料(対象物品D11)の所在に関する所在情報、つまりストック部2における調味料の置かれている場所を出力するように制御する。一例として、制御部12は、ピックアップ作業の際に、レシピに含まれる調味料の置かれている場所と対応する表示札22(図2及び図3参照)を点灯させることにより、作業者に対してレシピに含まれる調味料の位置を知らせる。
これにより、本実施形態では、作業者は、ピックアップ作業の際に、レシピに含まれる調味料(対象物品D11)の置かれている場所を容易に把握できるので、手間と時間とをかけずにレシピに含まれる調味料を取り出すことができる。したがって、本実施形態では、作業者がピックアップ作業に手間と時間とをかけずに済み、結果としてタレを調合する(食品D1を生成する)ことにも手間と時間とをかけずに済む。言い換えれば、本実施形態では、食品D1を生成しやすい、という利点がある。
(1.2)食品レシピ推奨システム
食品レシピ推奨システム200は、図1に示すように、受付部(第2受付部)13と、推定部14と、出力部15と、を備えている。
第2受付部13は、複数の物品D11から構成される食品D1と関連する関連物品E1の情報の入力を少なくとも受け付ける。本開示でいう「関連物品の情報の入力」は、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)にて顧客C1による関連物品E1の情報の入力を受け付けることの他、店舗B1にて顧客C1から関連物品E1の注文を受け付けることを含み得る。
本実施形態では、関連物品E1は、鍋料理等の主菜、及び/又は副菜を含む料理である。つまり、関連物品E1は、食事の際に顧客C1に供される料理である。また、本実施形態では、タレ(食品D1)は、料理(関連物品E1)と併せて食される。つまり、食品D1は、関連物品E1に付加される。このように、本実施形態では、食品D1は、基本的に単独で顧客C1に食されず、関連物品E1と併せて顧客C1に食される。
さらに、関連物品E1である料理は、食品D1であるタレと併せて食されるという点で、食品D1と関連している。このように、本実施形態では、食品D1と関連物品E1とが同時に食される、言い換えれば、食品D1が消費される時期と、関連物品E1が消費される時期と、が同じである。
推定部14は、第2受付部13にて受け付けた入力に基づいて、関連物品E1を消費する顧客C1に推奨する食品D1のレシピを推定する。つまり、推定部14は、第2受付部13にて受け付けた料理(関連物品E1)に関する情報に基づいて、料理に見合ったタレ(食品D1)を推定する。
出力部15は、推定部14にて推定したレシピを出力する。本実施形態では、出力部15は、推定部14にて推定したレシピに含まれる調味料(対象物品D11)の所在に関する所在情報、つまりストック部2における調味料の置かれている場所を出力することにより、推定したレシピを出力する。一例として、出力部15は、ピックアップ作業の際に、推定部14にて推定したレシピに含まれる調味料の置かれている場所と対応する表示札22(図2及び図3参照)を点灯させることにより、作業者に対してレシピに含まれる調味料の位置を知らせる。
このように、本実施形態では、第1受付部11にてレシピの入力を受け付けた場合は、食品生成支援システム100により、ストック部2における調味料(対象物品D11)の置かれている場所が出力される。また、本実施形態では、第2受付部13にて料理(関連物品E1)に関する情報の入力を受け付けた場合は、食品レシピ推奨システム200により、ストック部2における調味料(対象物品D11)の置かれている場所が出力される。
ここで、顧客C1が料理(関連物品E1)を食す際に、この料理が初見である場合、又はこの料理に馴染みが無い場合があり得る。このような場合に、ストック部2にストックされている多数の調味料(物品D11)から、複数の調味料を組み合わせて料理に見合ったタレ(食品D1)を生成することは困難である。
そこで、本実施形態では、推定部14により推定された料理(関連物品E1)に見合ったタレ(食品D1)のレシピを、出力部15により出力する。このため、本実施形態では、顧客C1は、上記のような場合であっても、推奨されたレシピに含まれる調味料(物品D11)を探し出すだけで、料理に見合ったタレを生成することが可能である。言い換えれば、本実施形態では、関連物品E1に見合った食品D1を生成しやすい、という利点がある。
(1.3)食品レシピ登録システム
食品レシピ登録システム300は、図1に示すように、取得部17と、登録部18と、を備えている。
取得部17は、複数の物品D11から構成される食品D1を生成する際に用いられる複数の物品D11の各々の使用量を取得する。本開示でいう「物品の使用量」は、タレ(食品D1)を生成する際に実際に使用した調味料(物品D11)の量の他、タレを生成する際に使用する予定の調味料の量を含み得る。取得部17による取得の態様は、例えば顧客C1が携帯端末A1(図1参照)を操作する等して、顧客C1が意図的に物品D11の使用量を入力することで取得する態様を含み得る。また、取得部17による取得の態様は、例えばピックアップ作業にて顧客C1が物品D11を取り出すことにより、顧客C1の意図に依らず物品D11の使用量を取得する態様を含み得る。携帯端末A1は、一例として、スマートフォン又はタブレット端末等を含み得る。
登録部18は、取得部17にて取得した複数の物品D11の各々の使用量に基づいて、食品D1のレシピを登録する。本実施形態では、登録部18は、取得部17にて取得した複数の調味料(物品D11)の名称及び使用量を、言い換えれば複数の調味料の組み合わせをタレ(食品D1)のレシピとして登録する。
上述のように、本実施形態では、顧客C1が使用した、又は顧客C1が使用する予定のタレ(食品D1)のレシピを登録部18にて登録することが可能である。このため、本実施形態では、食品D1のレシピを管理しやすい、という利点がある。また、本実施形態では、食品D1のレシピを管理することで、顧客C1の食品D1に対する嗜好の動向を把握しやすくなる、という利点がある。
(2)詳細
以下、本実施形態の食品生成支援システム100、食品レシピ推奨システム200、及び食品レシピ登録システム300について図1〜図14を参照して詳しく説明する。
(2.1)全体構成
まず、本実施形態の食品生成支援システム100、食品レシピ推奨システム200、及び食品レシピ登録システム300が採用される環境を含めた全体構成について説明する。本実施形態では、食品生成支援システム100、食品レシピ推奨システム200、及び食品レシピ登録システム300は、例えば食堂、レストラン、又は居酒屋等の料理(関連物品E1)を提供する店舗B1に採用される。
店舗B1には、複数の食卓B11と、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)と、が設置されている。複数の食卓B11は、ダイニングテーブル、及び/又はカウンターテーブルを含み得る。第1提供装置2A及び第2提供装置2Bは、いずれも料理(関連物品E1)と併せて食されるタレ(食品D1)を顧客C1に提供するための装置であって、複数の食卓B11とは別に設置されている。本実施形態では、店舗B1には、第1提供装置2A及び第2提供装置2Bのいずれか一方が設置されている。
各食卓B11には、それぞれ店舗端末B12が設置されている。店舗端末B12は、例えばタブレット端末であって、顧客C1による料理(関連物品E1)の注文を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)を備えている。また、店舗端末B12は、顧客C1によるタレ(食品D1)のレシピの入力を受け付けるGUIも備えている。
店舗端末B12は、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)と通信可能に構成されている。本開示でいう「通信可能」とは、有線通信又は無線通信の適宜の通信方式により、直接的、又はネットワーク若しくは中継器等を介して間接的に、信号を授受できることを意味する。店舗端末B12にて受け付けた料理の注文及びレシピは、いずれも店舗端末B12が備える通信インタフェースを介して、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)に送信される。通信インタフェースは、例えばインターネット又はLAN(Local Area Network)等のネットワークに接続可能であって、ネットワークを介してGUIにて受け付けた情報を第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)へ送信する機能を有している。なお、通信インタフェースの通信プロトコルは、例えばWi−Fi(登録商標)等の周知の様々な無線通信規格から選択され得る。
第1提供装置2Aは、図2に示すように、筐体3と、表示装置4と、撮像装置5と、を備えている。
筐体3は、箱型であって、ストック部2と、認証部31と、皿置き場32と、を有している。筐体3においてストック部2及び認証部31が設けられている前壁30は、筐体3が設置される床に対して傾斜している。具体的には、前壁30は、上方へ向かうにつれて手前側から奥側へと向かうように傾斜している。
ストック部2は、物品群D10に含まれる物品D11を個別に収容する複数の収容容器21を有している。本実施形態では、ストック部2が設けられる前壁30には、複数(例えば、数十個)の収容凹部20が格子状に配列されている。収容凹部20は、上面が開口した底部を有する筒状に形成されており、対応する収容容器21を収容可能な寸法で形成されている。収容容器21は、上面が開口した底部を有する筒状に形成されており、対応する調味料(物品D11)を複数収容可能な寸法で形成されている。
ストック部2まで赴いた作業者(ここでは、顧客C1)は、いずれかの収容容器21に手を差し入れ、収容容器21の内部にある調味料(物品D11)を掴み取ることにより、ストック部2から所望の調味料を取り出すことが可能である。収容容器21が空になった場合は、店員が空の収容容器21に調味料を投入するか、又は店員が空の収容容器21を調味料が補充された収容容器21と交換するかにより、収容容器21に調味料が補充される。
前壁30には、複数の表示札22が更に設けられている。表示札22は、例えばESL(Electronic Shelf Label:電子棚札)である。表示札22は、対応する収容容器21の近傍に設けられ、対応する収容容器21に収容される調味料(物品D11)の名称を主として表示する。また、表示札22は、制御部12により制御されることで、表示態様(例えば、文字列又は色等)が変化するように構成されている。
認証部31は、作業者(顧客C1)から作業者を識別するための識別情報を取得し、取得した識別情報に基づいて作業者を認証する機能を有している。作業者を認証する機能は、主として食品生成支援システム100にて用いられる。認証部31は、一例として、QRコード(登録商標)等の識別コードを読み取るリーダである。この場合、認証部31は、作業者が所持する携帯端末A1(図1参照)のディスプレイに表示された識別コードを読み取ることにより、作業者を認証する。また、認証部31は、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信にて携帯端末A1と通信することにより、作業者を認証してもよい。その他、認証部31は、作業者の顔又は指紋等の生体情報を取得することにより、作業者を認証してもよい。
本実施形態では、認証部31は、複数の食卓B11の各々に割り当てられた席札B13(図5参照)に記されたコードを読み取ることで、食卓B11を認証する機能も有している。食卓B11を認証する機能は、主として食品レシピ推奨システム200にて用いられる。そして、顧客C1が自身に割り当てられた食卓B11の席札B13を認証部31にかざすと、認証部31は、この席札B13のコードを読み取ることにより、食卓B11(つまり、食卓B11を利用する顧客C1)を認証する。
皿置き場32は、筐体3の下部(つまり、作業者(顧客C1)の足元)に設けられており、タレ(食品D1)を入れるための皿321が複数収容されている。ストック部2まで赴いた作業者(ここでは、顧客C1)は、タレを構成する複数の調味料(物品D11)を対応する複数の収容容器21から取り出し、かつ、皿置き場32から皿321を取り出して、自身に割り当てられた食卓B11に戻る。なお、皿321は、各食卓B11に用意されていてもよい。
表示装置4は、例えば液晶ディスプレイ、又は有機EL(electroluminescent)ディスプレイ等であって、顧客C1に提示する情報を表示する。一例として、表示装置4は、顧客C1が所望するタレ(食品D1)のレシピに含まれる調味料(物品D11)の所在情報及び名称を表示したり、顧客C1に推奨するレシピを表示したりする。
撮像装置5は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)イメージセンサ等の固体撮像素子を有している。本実施形態では、撮像装置5は、筐体3の上部に設置されており、少なくとも第1提供装置2Aに赴いた作業者(顧客C1)の顔を撮像する。
第2提供装置2Bは、図3に示すように、陳列台6と、撮像装置5と、を備えている。なお、以下では、第2提供装置2Bにおいて第1提供装置2Aと共通する構成については説明を適宜省略する。
陳列台6は、上面から見て矩形状のテーブルであって、ストック部2と、認証部31と、皿置き場32と、を有している。本実施形態では、ストック部2が設けられる天板60には、複数(例えば、数十個)の収容凹部20が格子状に配列されている。また、天板60には、複数の収容容器21とそれぞれ対応する複数の表示札22が更に設けられている。皿置き場32は、天板60に設けられている。撮像装置5は、例えば天板60の後端に設置されており、少なくとも第2提供装置2Bに赴いた作業者(顧客C1)の顔を撮像する。
ここで、第1提供装置2A及び第2提供装置2Bには、それぞれメインコンピュータ1が搭載されている。メインコンピュータ1は、ハードウェアとしての1以上のプロセッサ及びメモリを主構成とするコンピュータシステムである。このコンピュータシステムでは、メモリに記録されたプログラムを1以上のプロセッサで実行することによって、メインコンピュータ1の機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリにあらかじめ記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能な光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
メインコンピュータ1は、食品生成支援システム100、食品レシピ推奨システム200、及び食品レシピ登録システム300の実行主体である。つまり、本実施形態では、第1提供装置2Aは、食品生成支援システム100、食品レシピ推奨システム200、及び食品レシピ登録システム300の各々に相当すると言える。同様に、本実施形態では、第2提供装置2Bは、食品生成支援システム100、食品レシピ推奨システム200、及び食品レシピ登録システム300の各々に相当すると言える。
なお、第1提供装置2Aに搭載されるメインコンピュータ1と、第2提供装置2Bに搭載されるメインコンピュータ1とは、互いに独立しているが、基本的に同じ構成である。したがって、以下の説明では、単に「メインコンピュータ1」という場合、第1提供装置2A及び第2提供装置2Bのいずれのメインコンピュータ1にも当てはまる。
(2.2)食品生成支援システム
次に、本実施形態の食品生成支援システム100の構成について詳細に説明する。上述のように、本実施形態では、メインコンピュータ1が食品生成支援システム100を構成している。メインコンピュータ1は、図1に示すように、第1受付部11と、制御部12と、を有している。なお、メインコンピュータ1は、第1受付部11及び制御部12以外の構成を有しているが、食品生成支援システム100としては、メインコンピュータ1の有する構成を全て備えている必要はなく、少なくとも第1受付部11及び制御部12を有していればよい。
第1受付部11は、タレ(食品D1)のレシピの入力を受け付ける。第1受付部11は、後述する第1受付処理ST11(図15参照)の実行主体である。本実施形態では、第1受付部11は、顧客C1が携帯端末A1又は店舗端末B12にてレシピを入力した際に、携帯端末A1又は店舗端末B12から送信される信号を受信することにより、レシピの入力を受け付ける。つまり、第1受付部11は、顧客C1が携帯する携帯端末A1と、ストック部2が設置された店舗B1における店舗端末B12と、の少なくとも一方にて顧客C1が入力したレシピを受け付ける。
携帯端末A1の場合、顧客C1は、例えば店舗B1、又は自宅等の店舗B1以外の場所にて、携帯端末A1にインストールされている店舗B1専用のアプリケーションを起動する、又はブラウザにて店舗B1のホームページを閲覧する。そして、顧客C1は、アプリケーション又はブラウザにて、所望のレシピを入力する。これにより、携帯端末A1は、入力されたレシピに関する情報を含む信号(以下、「レシピ信号」ともいう)を、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)へ送信する。
また、店舗端末B12の場合、顧客C1は、例えば食卓B11にて店舗端末B12を操作することにより、所望のレシピを入力する。これにより、店舗端末B12は、レシピ信号を第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)へ送信する。
上記のいずれの場合においても、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)へ送信されるレシピ信号には、顧客C1を識別するための識別情報が含まれる。したがって、第1受付部11にて受け付けたレシピは、顧客C1の識別情報と紐付けられてメインコンピュータ1のメモリに一時的に記憶される。識別情報は、一例として、顧客C1がレシピを入力する際に併せて入力される。また、一例として、顧客C1が事前に店舗B1の会員に登録している場合、顧客C1がアプリケーション又はブラウザにてログインすることにより、登録されている識別情報が自動的に入力される。
本実施形態では、第1受付部11は、タレ(食品D1)に関連する料理(関連物品E1)が注文されている場合に、レシピを受け付ける。例えば、第1受付部11は、店舗端末B12から料理の注文を受け付けている場合、携帯端末A1又は店舗端末B12から送信されるレシピ信号を受信すると、レシピ信号に含まれるレシピに関する情報を受け付ける。一方、第1受付部11は、店舗端末B12から料理の注文を受け付けていない場合、携帯端末A1又は店舗端末B12から送信されるレシピ信号を受信しても、レシピ信号に含まれるレシピに関する情報を受け付けずに破棄する。
その他、携帯端末A1又は店舗端末B12は、料理(関連物品E1)の注文を受け付けるまでは、レシピが入力されても無効にしたり、レシピを入力する操作を禁止したりする態様であってもよい。この場合も、第1受付部11は、料理の注文を受け付けている場合にのみレシピを受け付けることになる。なお、第1受付部11は、料理の注文を受け付けているか否かに依らず、レシピを受け付ける態様であってもよい。
制御部12は、ピックアップ作業の際に、第1受付部11にて受け付けたレシピに含まれる調味料(対象物品D11)の所在情報の出力を制御する。制御部12は、後述する制御処理ST12(図15参照)の実行主体である。本実施形態では、制御部12は、認証部31にて顧客C1の認証が行われると、顧客C1の識別情報に紐付けられたレシピをメインコンピュータ1のメモリから読み出す。そして、制御部12は、読み出したレシピに含まれる複数の調味料の所在情報を出力するように第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)を制御する。
具体的には、図4に示すように、制御部12は、所在情報の出力対象である複数の調味料(対象物品D11)にそれぞれ対応する複数の表示札22の発光色を変化させることにより、複数の調味料の所在情報を出力させる。図4に示す例では、発光色が変化した表示札22には、ドットが表示されている。例えば、通常時において複数の表示札22の発光色が白色である場合、制御部12は、対応する複数の表示札22の発光色を白色から赤色へ変化させる。また、制御部12は、対応する複数の表示札22の各々において、取り出すべき調味料の量(数)を示す文字列又は記号等を表示させる。また、制御部12は、所在情報の出力対象である複数の調味料の名称及び量の一覧を表示装置4に表示させることにより、複数の調味料の所在情報及び取得する数量を出力させる。
作業者は、ピックアップ作業において、制御部12により出力された所在情報を参照する(ここでは、表示札22又は表示装置4を見る)ことで、顧客C1が所望するレシピに含まれる複数の調味料を探し出すことが可能である。
ここで、複数の顧客C1が第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)にて同時期にピックアップ作業を行う場合があり得る。このような場合、制御部12は、複数の顧客C1の各々が、他の顧客C1の調味料(対象物品D11)を誤って取り出さない態様で、所在情報を出力するように制御する。つまり、所在情報が同時期に複数出力される場合、制御部12は、複数の所在情報を複数の顧客C1の各々が区別可能な態様で所在情報を出力するように制御する。
例えば、制御部12は、複数の顧客C1が同時期にピックアップ作業を行う場合、顧客C1ごとに表示札22の表示色を異ならせる。一例として、2人の顧客C1(一方の顧客C1を「A」、他方の顧客C1を「B」と呼ぶ)が同時期にピックアップ作業を行う、と仮定する。この場合、制御部12は、「A」に対応する複数の表示札22の発光色が赤色、「B」に対応する複数の表示札22の発光色が青色となるように、これらの表示札22を制御する。この場合、制御部12は、「A」に発光色が赤色の表示札22を見ること、及び「B」に発光色が青色の表示札22を見ることを指示するメッセージを表示装置4に表示させる。
これにより、「A」は、発光色が赤色の表示札22を見ることで、「A」が所望するレシピに含まれる複数の調味料を探し出すことが可能である。また、「B」は、発光色が青色の表示札22を見ることで、「B」が所望するレシピに含まれる複数の調味料を探し出すことが可能である。
ここで、本実施形態では、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)は、「(2.4)食品レシピ登録システム」にて後述するように、ストック部2からの対象物品D11の取り出しを検知する検知部7(図6〜図8参照)を備えている。このため、本実施形態では、制御部12は、ピックアップ作業の際に、更に以下の制御を実行する。
すなわち、本実施形態では、制御部12は、調味料(対象物品D11)を取り出した量に応じて、所在情報の出力の態様を変化させる。例えば、制御部12は、対応する複数の表示札22の各々において、取り出すべき調味料の量(数)を示す文字列を表示させている場合、検知部7にて検知された作業者が取り出した調味料の量(数)が増えるにつれて、表示する調味料の量(数)を減らしていく。これにより、作業者は、取り出すべき複数の調味料の各々の残量(残数)を把握しながら、ピックアップ作業を行うことが可能である。
その他、制御部12は、対応する複数の表示札22の各々において、検知部7にて検知された作業者が取り出した調味料の量(数)が増えるにつれて、発光色を淡く変化させてもよい。つまり、制御部12は、対応する複数の表示札22の各々において、取り出した調味料の量(数)に応じて発光色の濃淡を変化させてもよい。
また、本実施形態では、制御部12は、所在情報のうち、検知部7にて検知された調味料(対象物品D11)についての所在に関する情報の出力を変化させる。具体的には、制御部12は、対応する複数の表示札22の各々において、取り出すべき調味料の量(数)が零になると、対応する表示札22の発光色(ここでは、赤色)を通常時の発光色(ここでは、白色)に戻す。これにより、作業者は、取り出すべき複数の調味料の各々について、全て取り出したか否かを把握しながらピックアップ作業を行うことが可能である。
(2.3)食品レシピ推奨システム
次に、本実施形態の食品レシピ推奨システム200の構成について詳細に説明する。上述のように、本実施形態では、メインコンピュータ1が食品レシピ推奨システム200を構成している。メインコンピュータ1は、図1に示すように、第2受付部13と、推定部14と、出力部15と、更新部16と、を有している。なお、メインコンピュータ1は、第2受付部13、推定部14、及び出力部15以外の構成を有しているが、食品レシピ推奨システム200としては、メインコンピュータ1の有する構成を全て備えている必要はなく、少なくとも第2受付部13、推定部14、及び出力部15を有していればよい。
第2受付部13は、料理(関連物品E1)の情報の入力を少なくとも受け付ける。第2受付部13は、後述する第2受付処理ST21(図16参照)の実行主体である。本実施形態では、第2受付部13は、顧客C1が店舗端末B12を操作して料理を注文した際に、店舗端末B12から送信される料理の情報を含む信号(以下、「注文信号」ともいう)を受信することにより、料理の情報の入力を受け付ける。
ここで、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)へ送信される注文信号には、料理を注文した者を特定するための特定情報が含まれる。特定情報は、例えば店舗端末B12が設置されている食卓B11に割り当てられた席番号である。したがって、第2受付部13にて受け付けた料理の情報は、特定情報と紐付けられてメインコンピュータ1のメモリに一時的に記憶される。なお、特定情報は、上述の顧客C1の識別情報であってもよい。
本実施形態では、第2受付部13は、料理(関連物品E1)の情報の他に、以下の情報の入力を更に受け付ける。すなわち、第2受付部13は、顧客C1に関する顧客情報の入力を受け付ける。顧客情報は、顧客C1の性別、年齢、及び顧客C1に関連する地域の少なくとも1つを含んでいる。ここでいう顧客C1に関連する地域は、例えば、顧客C1の生誕地、顧客C1が過去に居住していた地域、又は顧客C1が現在居住している地域等を含み得る。その他、顧客情報は、顧客C1の味の好みを含み得る。
本実施形態では、第2受付部13は、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)の認証部31にて顧客C1(又は食卓B11)を認証したタイミングで、顧客情報の入力を受け付ける。例えば、顧客C1が事前に店舗B1の会員に登録しており、この会員情報に顧客C1の識別情報と併せて顧客情報が登録されている場合、第2受付部13は、認証部31にて顧客C1を認証すると、この顧客C1の会員情報を参照することで顧客情報を受け付ける。
また、例えば、第2受付部13は、認証部31にて食卓B11を認証すると、撮像装置5に第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)に赴いた顧客C1を撮像させる。そして、第2受付部13は、撮像装置5により撮像された顧客C1の画像に対して適宜の解析処理を実行することにより、顧客C1の画像から顧客C1の特徴を推定し、推定した特徴を顧客情報として受け付ける。解析処理では、例えば顧客C1の性別、及び/又は年齢を、顧客C1の特徴として推定することが可能である。
ここで、例えば親子等、複数の顧客C1が第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)に赴く場合があり得る。このような場合、第2受付部13は、複数の顧客C1のうちのいずれか1人の顧客情報の入力を受け付ける。つまり、第2受付部13は、顧客C1が複数である場合に、複数の顧客C1のうち所定の条件に従って選択された顧客C1に関する顧客情報の入力を受け付ける。
一例として、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)の前に複数の顧客C1が存在する場合、第2受付部13は、「撮像装置5に最も近い位置にいる」という所定の条件に従って選択された顧客C1に関する顧客情報を受け付けてもよい。具体的には、第2受付部13は、撮像装置5により撮像された画像に対して適宜の解析処理を実行することにより、画像において最も中心に近い位置にいる顧客C1を特定する。そして、第2受付部13は、特定した顧客C1の画像から顧客C1の特徴を推定し、推定した特徴を顧客情報として受け付ける。
また、一例として、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)の前に複数の顧客C1が存在する場合、第2受付部13は、「顧客C1による操作入力を受け付ける」という所定の条件に従って選択された顧客C1に関する顧客情報を受け付けてもよい。具体的には、第2受付部13は、撮像装置5により撮像された画像に対して適宜の解析処理を実行することにより、複数の顧客C1を特定する。次に、第2受付部13は、「タレ(食品D1)を所望する人を選択してください」等のメッセージと共に、特定した複数の顧客C1を表示装置4に表示させる。複数の顧客C1のうちのいずれか1人の顧客C1は、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)の備える操作部を操作することで、いずれかの顧客C1を選択する。例えば表示装置4がタッチパネルディスプレイであれば、表示装置4が操作部となる。そして、第2受付部13は、選択された顧客C1の画像から顧客C1の特徴を推定し、推定した特徴を顧客情報として受け付ける。
また、本実施形態では、第2受付部13は、料理(関連物品E1)を提供する地域に関する提供地域情報の入力を受け付ける。ここでいう料理を提供する地域は、料理を提供する店舗B1のある地域であって、行政区分、地方、省、州、市町村、都道府県、又は国によって表される。一例として、店舗B1の管理者等が第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)の操作部を操作して提供地域情報を入力した場合に、第2受付部13は提供地域情報を受け付ける。
また、一例として、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)がGPS(Global Positioning System)等の測位システムを用いた測位機能を有している場合、第2受付部13は、測位機能により測位された第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)の位置情報を、提供地域情報として受け付ける。
推定部14は、第2受付部13にて受け付けた入力に基づいて、顧客C1に推奨するタレ(食品D1)のレシピを推定する。推定部14は、後述する推定処理ST22(図16参照)の実行主体である。推定部14は、第2受付部13にて受け付けた1以上の入力情報が入力されると、顧客C1に推奨するタレのレシピを出力情報として出力する。入力情報は、少なくとも料理(関連物品)に関する情報を含む。また、本実施形態では、入力情報は、顧客情報に含まれる1以上のパラメータ(性別、年齢、及び/又は顧客C1に関連する地域等)と、提供地域情報と、を含む。出力情報は、少なくとも複数の調味料(物品D11)の名称及び量を含む。
本実施形態では、推定部14は、機械学習により生成される分類器141を用いて、顧客C1に推奨するレシピを推定する。分類器141は、例えばSVM(Support Vector Machine)等の線形分類器の他、ニューラルネットワークを用いた分類器、又は多層ニューラルネットワークを用いた深層学習(ディープラーニング)により生成される分類器を含み得る。本実施形態では、分類器141は、学習済みのニューラルネットワークを用いた分類器である。学習済みのニューラルネットワークは、例えばCNN(Convolutional Neural Network:畳み込みニューラルネットワーク)、BNN(Bayesian Neural Network:ベイズニューラルネットワーク)、又はRNN(Recurrent Neural Network:再帰型ニューラルネットワーク)等を含み得る。分類器141は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)等の集積回路に、学習済みのニューラルネットワークを実装することで実現されている。
分類器141は、多数の訓練データを用いて機械学習することにより生成される。ここでいう「訓練データ」は、分類器141を教師あり学習により生成する場合には、分類器141に入力される入力情報と、入力情報に付与されたラベルと、を組み合わせたデータセットである。一方、「訓練データ」は、分類器141を教師なし学習により生成する場合には、分類器141に入力される入力情報である。つまり、分類器141は、少なくとも料理(関連物品E1)の情報を訓練データとして生成される。
ここで、本実施形態では、推定部14は、顧客情報を加味して、顧客C1に推奨するタレ(食品D1)のレシピを推定する。一例として、顧客情報に顧客C1が40代の男性である、という情報が含まれている、と仮定する。この場合、推定部14は、40代の男性の味の好みを考慮して、例えば辛めのタレのレシピを推奨する。このように、推定部14は、顧客情報を加味することにより、顧客C1ごとに味の好みの傾向を考慮したタレのレシピを推奨することが可能である。
また、本実施形態では、推定部14は、提供地域情報を加味して、顧客C1に推奨するタレ(食品D1)のレシピを推定する。一例として、提供地域情報に店舗B1の存在する地域が「〇〇」である、という情報が含まれている、と仮定する。この場合、推定部14は、「〇〇」という地域の独自の味の好みの傾向を考慮して、タレのレシピを推奨する。このように、推定部14は、提供地域情報を加味することにより、地域ごとに味の好みの傾向を考慮したタレのレシピを推奨することが可能である。
出力部15は、推定部14にて推定したレシピを出力する。出力部15は、後述する出力処理ST23(図16参照)の実行主体である。本実施形態では、出力部15は、推定したレシピに含まれる複数の調味料(物品D11)の所在情報を出力するように第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)を制御する。
具体的には、図5に示すように、出力部15は、所在情報の出力対象である複数の調味料(物品D11)にそれぞれ対応する複数の表示札22の発光色を変化させることにより、複数の調味料の所在情報を出力させる。図5に示す例では、発光色が変化した表示札22には、ドットが表示されている。例えば、通常時において複数の表示札22の発光色が白色である場合、出力部15は、対応する複数の表示札22の発光色を白色から緑色へ変化させる。また、出力部15は、対応する複数の表示札22の各々において、取り出すべき調味料の量(数)を示す文字列又は記号等を表示させる。また、出力部15は、所在情報の出力対象である複数の調味料の名称及び量の一覧を表示装置4に表示させることにより、複数の調味料の所在情報を出力させる。
顧客C1は、出力部15により出力された所在情報を参照する(ここでは、表示札22又は表示装置4を見る)ことで、推定部14により推奨されたレシピに含まれる複数の調味料(対象物品D11)の組み合わせを知ることが可能である。
更新部16は、顧客C1に推奨されたレシピに対するフィードバックに基づいて、分類器141を更新する。つまり、更新部16は、推定部14にて推定したレシピに対するフィードバックを用いて新たな訓練データを生成し、生成した新たな訓練データを用いて分類器141を再学習させる。本実施形態では、フィードバックは、顧客C1によるレシピの採否を含み得る。つまり、更新部16は、顧客C1に推奨したレシピと、顧客C1がレシピを採用したか否かの情報と、を組み合わせたデータを、新たな訓練データとして用いる。
例えば、推定部14にて推定したレシピに含まれる複数の調味料(物品D11)を顧客C1が取り出した、と仮定する。この場合、更新部16は、分類器141に入力された入力情報と、分類器141から出力された出力情報と、正解ラベルと、を組み合わせたデータを新たな訓練データとして用いる。また、例えば、推定部14にて推定したレシピに含まれる複数の調味料(物品D11)とは異なる調味料を顧客C1が取り出した、と仮定する。この場合、更新部16は、分類器141に入力された入力情報と、顧客C1が実際に取り出した複数の調味料と、正解ラベルと、を組み合わせたデータを新たな訓練データとして用いる。
(2.4)食品レシピ登録システム
次に、本実施形態の食品レシピ登録システム300の構成について詳細に説明する。上述のように、本実施形態では、メインコンピュータ1が食品レシピ登録システム300を構成している。メインコンピュータ1は、図1に示すように、取得部17と、登録部18と、を有している。なお、メインコンピュータ1は、取得部17及び登録部18以外の構成を有しているが、食品レシピ登録システム300としては、メインコンピュータ1の有する構成を全て備えている必要はなく、少なくとも取得部17及び登録部18を有していればよい。
取得部17は、タレ(食品D1)を生成する際に用いられる複数の調味料(物品D11)の各々の使用量を取得する。取得部17は、後述する取得処理ST31(図17参照)の実行主体である。
本実施形態では、調味料(物品D11)は、例えばポーションカップ又は袋等の容器D100に封入されている。つまり、複数の調味料(物品D11)は、それぞれ対応する複数の容器D100に収容されている。そして、容器D100に封入される調味料の量は、調味料ごとに規定されている。例えば、調味料として醤油が封入されている容器D100が複数存在する場合、これらの容器D100のいずれにおいても、醤油が規定量(例えば、5ml)封入される。つまり、複数の調味料(物品D11)の各々は、取得部17にて単位量ごとに取得可能な態様である。したがって、取得部17は、容器D100を特定することができれば、特定した容器D100の数を数えることで、対応する調味料の名称及び量を取得することが可能である。
以下、取得部17による複数の調味料(物品D11)の各々の使用量を取得する態様について列挙する。本実施形態では、取得部17は、主として以下の第1取得例に示す態様により複数の調味料の各々の使用量を取得する。なお、取得部17は、以下に示す第1取得例〜第4取得例のうちの少なくとも1つの態様を採用すればよい。
(2.4.1)第1取得例
第1取得例では、顧客C1がストック部2から調味料を取り出した際に、その調味料の取り出しを1以上の検知部7にて検知する。そして、取得部17は、1以上の検知部7の検知結果から調味料の使用量を取得する。つまり、取得部17は、複数の調味料(物品D11)を含む物品群D10をストックするストック部2からの複数の物品D11の取り出しの検知結果に基づいて、複数の物品D11の各々の使用量を取得する。
特に、本実施形態では、顧客C1がストック部2から調味料を取り出した際に、その調味料が取り出された収容容器21の位置を1以上の検知部7にて検知する。そして、取得部17は、1以上の検知部7の検知結果から、調味料の使用量を取得する。つまり、取得部17は、ストック部2における複数の収容容器21の各々の位置に基づいて、複数の調味料(物品D11)の各々の使用量を取得する。複数の収容容器21の各々は、対応する調味料を収容しており、かつ、ストック部2における規定された位置に配置されている。このため、調味料が取り出された収容容器21の位置を検知すれば、取り出された調味料を特定することが可能である。
以下、検知部7による調味料(物品D11)の取り出しを検知する態様について列挙する。検知部7は、以下に示す第1検知例〜第3検知例のうちの少なくとも1つの態様を採用すればよい。
(2.4.1.1)第1検知例
第1検知例では、検知部7は、図6に示すように、収容容器21に収容されている1以上の調味料(物品D11)を含めた収容容器21全体の重量を検知する重量センサ71である。図6に示す例では、重量センサ71は、収容容器21の鍔部211と、対応する収容凹部20の開口周縁との間に挟まれる形で、収容容器21ごとに設けられている。収容容器21の底部は、収容凹部20に収容された状態で収容凹部20の底部には接していない。このため、重量センサ71には、収容容器21全体の重量が加わる。
そして、顧客C1が収容容器21から調味料(物品D11)を取り出すと、重量センサ71で検知される重量は、取り出した調味料の分だけ減る。したがって、重量センサ71にて検知された調味料の取り出しの前後の差分の重量に基づいて、調味料の取り出しを検知することが可能である。例えば、ある収容容器21に設置された重量センサ71にて検知される重量が調味料3つ分に相当する重量だけ減った、と仮定する。この場合、取得部17は、重量センサ71の検知結果に基づいて、この収容容器21に対応する調味料の使用量が3つ分であるとして、調味料の使用量を取得する。
(2.4.1.2)第2検知例
第2検知例では、検知部7は、図7に示すように、透過型の光センサ(フォトインタラプタ)72である。光センサ72は、例えば発光ダイオード等の発光素子721と、例えばフォトトランジスタ等の受光素子722と、を有している。図7に示す例では、発光素子721と受光素子722とは、収容容器21における調味料(物品D11)の取り出し口である特定領域を挟んで対向するように、収容容器21ごとに設けられている。このため、受光素子722は、発光素子721から発せられて特定領域を通過する光を受ける。図7に示す点線は、発光素子721から発せられて受光素子722に向かう光を模擬的に表している。
そして、顧客C1が収容容器21から調味料(物品D11)を取り出すと、顧客C1の手及び調味料が特定領域を通過するため、発光素子721から発せられる光が遮られることにより、受光素子722での受光量が変化する。したがって、光センサ72にて検知される受光量の変化に基づいて、調味料の取り出しを検知することが可能である。例えば、ある収容容器21に設置された光センサ72にて検知される受光量が連続して2回変化した、と仮定する。受光量の変化は、顧客C1が収容容器21に手を差し入れる時と、顧客C1が収容容器21から調味料を持った手を引き抜く時と、で2回発生する。この場合、取得部17は、光センサ72の検知結果に基づいて、この収容容器21に対応する調味料の使用量が1つ分であるとして、調味料の使用量を取得する。なお、第2検知例においては、検知部7は、反射型の光センサであってもよい。
(2.4.1.3)第3検知例
第3検知例では、検知部7は、図8に示すように、例えば店舗B1の天井等、ストック部2を俯瞰する位置に設置されたカメラ73である。カメラ73は、例えばCCDイメージセンサ又はCMOSイメージセンサ等の固体撮像素子を有しており、ストック部2上での顧客C1の手の動き、又は調味料(物品D11)の動きを撮像し、撮像画像を取得部17に送信する。図8に示す点線は、カメラ73の撮像範囲を表している。
ここで、顧客C1が収容容器21から調味料(物品D11)を取り出すと、カメラ73では、顧客C1が調味料を取り出す際の手の動き、及び/又は調味料の動きを撮像することになる。したがって、カメラ73にて撮像された撮像画像を解析すれば、調味料の取り出しを検知することが可能である。例えば、顧客C1がある収容容器21から調味料を1つ取り出した、と仮定する。この場合、カメラ73は、この顧客C1の手の動き、及び/又は調味料の動きを撮像し、撮像画像を取得部17に送信する。そして、取得部17は、カメラ73から受信した撮像画像に対して適宜の解析処理を実行することにより撮像画像を解析し、解析結果に基づいて、この収容容器21に対応する調味料の使用量が1つ分であるとして、調味料の使用量を取得する。
(2.4.2)第2取得例
第2取得例では、取得部17は、顧客C1が所持する携帯端末A1から送信される画像に基づいて、複数の調味料(物品D11)の各々の使用量を取得する。具体的には、図9に示すように、顧客C1は、複数の調味料の組み合わせをタレ(食品D1)のレシピとして新たに登録したい場合、例えば食卓B11に取り出した複数の調味料を並べ、並べた複数の調味料を携帯端末A1で撮像する。そして、顧客C1は、携帯端末A1を操作することにより、撮像した画像A11を第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)へ送信する。
取得部17は、携帯端末A1から受信した画像A11に対して適宜の解析処理を実行することにより画像A11を解析し、解析結果に基づいて、画像A11に含まれている複数の調味料(物品D11)の各々の容器D100を特定する。ここで、上述のように、容器D100を特定することができれば、容器D100に封入されている調味料、及びその量を知ることが可能である。したがって、取得部17は、画像A11の解析結果に基づいて、画像A11に含まれている複数の調味料の名称及び量を取得することが可能である。
このように、取得部17は、複数の調味料(物品D11)の各々を撮像した画像に基づいて、複数の調味料の各々の使用量を取得する。したがって、レシピを登録するために、選択した複数の調味料を顧客C1が入力する作業を行わずに済むので、レシピの登録作業が容易になる、という利点がある。なお、顧客C1による登録作業は、携帯端末A1の代わりに店舗端末B12を用いて実行されてもよい。
(2.4.3)第3取得例
第3取得例では、取得部17は、顧客C1が所持する携帯端末A1から送信される情報に基づいて、複数の調味料(物品D11)の各々の使用量を取得する。具体的には、顧客C1は、複数の調味料の組み合わせをタレ(食品D1)のレシピとして新たに登録したい場合、携帯端末A1にインストールされている店舗B1専用のアプリケーションを起動する、又はブラウザにて店舗B1のホームページを閲覧する。そして、顧客C1は、図10に示すように、レシピ登録用の画像A12を携帯端末A1に表示させる。
画像A12には、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)のストック部2を模擬した仮想空間が表示される。図10に示す例では、第2提供装置2Bのストック部2を模擬した仮想空間が表示されている。なお、携帯端末A1の表示領域にストック部2の全体が収まらない場合、顧客C1は、例えば上下方向又は左右方向にフリックする操作を行うことで、表示領域に表示されるストック部2の範囲を変更することが可能である。
顧客C1は、例えば携帯端末A1の表示領域に触れることで、登録したい調味料(物品D11)が表示されている領域A120を選択する。図10における破線で囲まれた領域は、顧客C1により選択された調味料を表している。ここで、例えば登録したい調味料が表示されている領域A120を複数回選択することで、登録したい調味料の数を増やすことも可能である。一例として、醤油が表示されている領域A120を3回選択した場合、醤油が封入された容器D100を3つ選択したことになる。
そして、顧客C1は、登録したい調味料(物品D11)を全て選択し終えると、登録用のアイコンA121を選択する。これにより、レシピとして登録したい複数の調味料の各々の名称及び量を含む情報が、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)へ送信される。取得部17は、携帯端末A1から受信した情報に基づいて、複数の調味料の各々の名称及び量を取得することが可能である。この態様では、レシピを登録するために、顧客C1は視覚的に表示された調味料(物品D11)を選択するだけで済むので、レシピの登録作業が容易になる、という利点がある。なお、顧客C1による登録作業は、携帯端末A1の代わりに店舗端末B12を用いて実行されてもよい。
(2.4.4)第4取得例
第4取得例では、取得部17は、図11及び図12に示すような使用済みの容器D100を回収する回収装置8から送信される情報に基づいて、複数の調味料(物品D11)の各々の使用量を取得する。回収装置8の筐体80には、投入口81と、排出口82と、回収用凹部83と、ディスプレイ84と、が設けられている。
投入口81は、矩形状の開口であって、使用済みの容器D100が投入される。排出口82は、矩形状の開口であって、投入口81に投入された使用済みの容器D100を回収用凹部83へ排出する。回収用凹部83は、底部を有する角筒状であって、排出口82から排出された1以上の使用済みの容器D100を収容する。
本実施形態では、回収用凹部83には、回収用の袋831が開けた状態で収容されている。したがって、排出口82から排出された使用済みの容器D100は、袋831に収容されることになる。このため、店舗B1の店員は、袋831を回収することで、使用済みの容器D100を回収することが可能である。
ディスプレイ84は、例えば液晶ディスプレイであって、投入口81の近傍に設けられている。ディスプレイ84には、例えば「タレに使用した調味料の空容器を投入してください」等のメッセージが表示される。
筐体80の内部には、傾斜部85と、センサ86と、カメラ87と、が設けられている。傾斜部85は、投入口81に投入された使用済みの容器D100が排出口82へと滑り落ちるように傾斜している。センサ86は、例えば透過型の光センサであって、傾斜部85を滑り落ちる使用済みの容器D100の通過を検知する。なお、図12に示す例では、センサ86は、発光素子のみを図示しており、受光素子の図示は省略している。カメラ87は、センサ86にて使用済みの容器D100の通過が検知されることをトリガとして、傾斜部85の一部を撮像する。これにより、カメラ87は、傾斜部85を滑り落ちる使用済みの容器D100を撮像する。カメラ87で撮像された画像は、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)へと送信される。
取得部17は、回収装置8から受信した画像に対して適宜の解析処理を実行することにより画像を解析し、解析結果に基づいて、画像に含まれている調味料(物品D11)の容器D100を特定する。したがって、取得部17は、画像の解析結果に基づいて、画像に含まれている調味料の名称及び量を取得することが可能である。取得部17は、回収装置8から受信した複数の画像の各々に対して上記の解析処理を実行することで、複数の画像にそれぞれ含まれている複数の調味料の名称及び量を取得する。
このように、本実施形態では、取得部17は、複数の容器D100を回収する回収装置8での複数の容器D100の回収の検知結果に基づいて、複数種類の調味料(物品D11)の各々の使用量を取得する。ここで、回収装置8で回収された複数の使用済みの容器D100には、それぞれ顧客C1がタレ(食品D1)を生成するために用いた複数の調味料が収容されていたため、これら複数の調味料の組み合わせがタレのレシピに相当する。したがって、この態様では、回収装置8にて回収された複数の使用済みの容器D100を特定するだけでレシピを登録することが可能であるため、レシピの登録作業が容易になる、という利点がある。
登録部18は、取得部17にて取得した複数の調味料(物品D11)の各々の使用量に基づいて、タレ(食品D1)のレシピを登録する。登録部18は、後述する登録処理ST32(図17参照)の実行主体である。一例として、取得部17にて調味料の名称として醤油、酢、及びネギを取得し、かつ、それぞれの使用量として容器D100の個数換算で1つ、1つ、及び2つを取得した、と仮定する。この場合、登録部18は、これらの組み合わせをタレのレシピとして登録する。
登録部18にて登録するレシピは、会員であるか否かに依らず誰でもダウンロード可能な汎用のデータベースに登録されてもよいし、会員専用のデータベースに登録されてもよい。後者の場合、レシピは、登録者である顧客C1の会員情報に紐付けて登録されるのが好ましい。
ここで、食品レシピ推奨システム200により顧客C1にレシピを推奨した場合であっても、顧客C1がレシピに従わずに独自に調味料(物品D11)を取り出したり、推奨したレシピには無い調味料を追加で取り出したりする可能性がある。本実施形態の食品レシピ登録システム300では、このような場合でも顧客C1が取り出した調味料の使用量を取得することができるので、推奨したレシピ以外の新たなレシピを登録することが可能である。
ところで、顧客C1に提示するレシピの数を増やすためには、顧客C1に積極的にレシピを登録してもらうことが好ましい。そこで、本実施形態では、登録部18は、レシピの登録に関与した顧客C1に対して報酬を与える。例えば、登録部18は、顧客C1がレシピの登録作業を行った場合、デザートを無料で提供したり、次回以降の来店時に使用可能なポイント又はクーポン等を顧客C1に与えたりする。また、例えば、登録部18は、顧客C1がデータベースに存在しない新たなレシピを登録した場合、通常の登録時よりも高い報酬を顧客C1に与えてもよい。その他、登録部18は、店舗B1にて実際に使用されたレシピを集計したり、レシピの閲覧者による投票結果を集計したりしてランキングを作成し、顧客C1が登録したレシピがランキングの上位にランクインした場合、登録時とは異なる報酬を顧客C1に与えてもよい。
ここで、内容が互いに同等である複数のレシピが別々のレシピとして登録されると、不都合が生じ得る。以下、具体例を交えて説明する。例えば、タレ(食品D1)を構成する調味料(物品D11)が、ごま油及びネギである、と仮定する。そして、「A」が「ごま油:大さじ2杯、長ネギ:少々」、「B」が「ごま油:30ml、白ネギ:少々」、「C」が「ごま油:24g、白ネギ:1g」とそれぞれ登録し、これらのレシピが互いに異なるレシピとして登録された、と仮定する。つまり、「A」,「B」,「C」の3人が、調味料の材料及び使用量の単位の表現方法が互いに異なるが、同等の内容のレシピをそれぞれ登録した、と仮定する。
この場合、店舗B1にて実際に使用されたレシピを集計したり、レシピの閲覧者による投票結果を集計したりしてランキングを作成する際に、正確なランキングを作成しにくい、言い換えればレシピを正しく評価できない、といった問題が生じ得る。例えば、「A」,「B」,「C」の3人が同等の内容のレシピを登録しており、かつ、「A」による登録が最先であった、と仮定する。この場合、最先の登録者である「A」のレシピに全ての票が反映されなければならないところ、「B」のレシピ及び「C」のレシピにも票が分散することで、「A」のレシピに対する評価(つまり、投票数)が実際の評価よりも低くなる可能性がある。このように登録されたレシピが正しく評価されないと、登録者の承認欲求が満たされない可能性が生じ、結果としてレシピを登録しようとする意欲の減退を招く可能性がある。
そこで、本実施形態では、登録部18は、レシピの内容が互いに同等である複数のレシピが登録された場合、複数のレシピを同一のレシピとして登録する。登録部18は、複数のレシピを登録した上で、これらのレシピを1つのレシピとして取り扱ってもよいし、最先に登録されたレシピのみを残して他のレシピを削除してもよい。この態様では、登録されたレシピを正しく評価しやすくなる、という利点がある。
なお、本実施形態では、顧客C1は、規格化された材料及び量の調味料(物品D11)を封入した容器D100を選択することでレシピを登録することが可能であるため、同一のレシピが重複して登録されにくい。
(2.5)物品の補充
第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)においては、ストック部2のいずれか1以上の収容容器21に収容されている調味料(物品D11)が無くなった場合、店舗B1の店員が、空になった収容容器21を調味料の補充された収容容器21と交換することにより、調味料を補充する必要がある。ここで、ストック部2にストックされる調味料の種類及び調味料を収容した収容容器21の位置は、店舗B1ごとに異なっている。例えば、数十種類以上存在する調味料のうち、どの調味料を採用するかは、店舗B1の管理者(例えば、店長)の裁量に委ねられている。また、収容容器21をストック部2のどの位置に配置するかも店舗B1の管理者の裁量に委ねられている。
そして、調味料の補充の際に収容容器21(つまり、調味料(物品D11))の位置が入れ替わったり、規定位置とは異なる位置に誤って配置したりする可能性がある。この場合、顧客C1及び店舗B1の店員が調味料を取り出す際に、ストック部2のどの位置に調味料があるのかを把握しにくくなる、という問題がある。そこで、本実施形態では、以下の第1補充例及び第2補充例のいずれかを採用することにより、上記の問題の解消に努めている。なお、以下では、図13、図14A、及び図14Bに示すように、第2提供装置2Bでの第1補充例及び第2補充例を説明するが、第1提供装置2Aでも同様に適用可能である。
(2.5.1)第1補充例
第1補充例では、制御部12は、ストック部2における複数の収容容器21の規定位置を通知する通知情報の出力を制御することで、店舗B1の店員に対して調味料(物品D11)を補充すべき位置を知らせている。具体的には、図13に示すように、認証部31にて収容容器21の有する物品情報を読み取ると、制御部12は、読み取られた物品情報に対応する表示札22を点灯させる。物品情報は、収容容器21に収容される調味料(物品D11)に関する情報である。図13に示す例では、点灯した表示札22には、ドットが表示されている。
収容容器21に付された物品情報の読み取りは、一例として、RFID(Radio Frequency Identification)システムを構成するリーダとしての機能を有する認証部31と、収容容器21の底部に付された電子タグとの間で無線通信を行うことにより、実行される。電子タグは、例えば、パッシブ型のRF(Radio Frequency)タグであって、電子タグの付された収容容器21に収容される調味料(物品D11)に関する物品情報を記憶するメモリを有している。
この態様では、店舗B1の店員は、調味料(物品D11)を補充する際に、まず補充対象の収容容器21を認証部31に載せ置く。すると、この収容容器21に付された電子タグの有する物品情報が認証部31で読み取られる。そして、制御部12は、認証部31にて読み取られた物品情報に基づいて、この物品情報に対応する表示札22を点灯させる。その後、店員が点灯している表示札22に対応する収容凹部20に収容容器21を収容することで、調味料の補充が完了する。
上述のように、この態様では、調味料(物品D11)を補充すべき位置(つまり、収容容器21の規定位置)を店舗B1の店員に知らせることが可能である。このため、この態様では、店員が規定位置とは異なる位置に調味料を誤って配置する可能性を低減することができ、結果として顧客C1及び店員(つまり、作業者)が調味料(対象物品D11)を取り出す際に、ストック部2のどの位置に調味料があるのかを把握しやすくなる、という利点がある。
(2.5.2)第2補充例
第2補充例では、制御部12は、ストック部2における複数の収容容器21の各々の位置に基づいて、所在情報を出力するように制御することで、ストック部2における任意の位置への収容容器21の配置を許容している。具体的には、図14A及び図14Bに示すように、収容容器21をいずれかの収容凹部20に収容すると、収容凹部20の底部に設置されたリーダ24が、収容容器21の有する物品情報を読み取る。そして、制御部12は、読み取られた物品情報に基づいて、表示札22の表示態様を変化させる。
図14A及び図14Bに示す例では、物品情報を読み取る前においては、表示札22に表示されている調味料(物品D11)の名称が「〇〇〇〇」である。そして、物品情報の読み取り後においては、表示札22に表示される調味料の名称が、収容容器21に収容されている調味料の名称である「△△△△」に変化している。
収容容器21に付された物品情報の読み取りは、一例として、RFIDシステムを構成するリーダとしての機能を有するリーダ24と、収容容器21の底部に付された電子タグ23との間で無線通信を行うことにより、実行される。電子タグ23は、例えば、パッシブ型のRFタグであって、電子タグ23の付された収容容器21に収容される調味料(物品D11)に関する物品情報を記憶するメモリを有している。
この態様では、店舗B1の店員は、調味料(物品D11)を補充する際に、ストック部2における任意の収容凹部20に補充対象の収容容器21を収容する。すると、この収容容器21に付された電子タグ23の有する物品情報が、この収容凹部20に設置されたリーダ24で読み取られる。そして、制御部12は、リーダ24で読み取られた物品情報に基づいて、この収容凹部20に対応する表示札22の表示態様を変化させる。
上述のように、この態様では、収容容器21を配置した位置に基づいて、所在情報
(つまり、調味料(物品D11)の所在に関する情報)を出力する(つまり、表示札22の表示態様を変化させる)。このため、この態様では、店舗B1の店員が調味料をどの位置に配置したとしても、顧客C1及び店員が調味料を取り出す際に、ストック部2のどの位置に調味料があるのかを把握しやすくなる、という利点がある。また、この態様では、店員は、調味料の位置を意識せずに空いている収容凹部20に補充対象の収容容器21を配置すればよいので、調味料を補充する作業が容易になる、という利点がある。
(3)動作
(3.1)食品生成支援システム
以下、本実施形態の食品生成支援システム100の動作の一例について図15を参照して説明する。以下の説明では、顧客C1が携帯端末A1又は店舗端末B12にて事前にタレ(食品D1)のレシピを入力し、その後、顧客C1が第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)に赴いてピックアップ作業を行う、と仮定する。つまり、ここでは、第1受付部11にてレシピを入力する顧客C1は、ピックアップ作業を行う作業者と同一である。
まず、顧客C1が携帯端末A1又は店舗端末B12にて事前にレシピを入力する。すると、第1受付部11は、携帯端末A1又は店舗端末B12から送信されるレシピ信号を受信すると、レシピ信号に含まれるレシピを取得することで、レシピの入力を受け付ける(S11)。処理S11は、第1受付処理ST11に相当する。そして、第1受付部11にて受け付けたレシピは、レシピ信号に含まれる顧客C1の識別情報と紐付けられて、メインコンピュータ1のメモリに一時的に記憶される(S12)。
その後、事前にレシピを入力した顧客C1が、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)まで赴き、携帯端末A1を用いて認証部31にて認証を行う。認証部31にて顧客C1の識別情報が認証されると(S13:Yes)、制御部12は、顧客C1の識別情報に紐付けられたレシピをメインコンピュータ1のメモリから読み出す(S14)。そして、制御部12は、読み出したレシピに含まれる複数の調味料(対象物品D11)の各々の所在情報を出力するように第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)を制御する(S15)。処理S14,S15は、制御処理ST12に相当する。
(3.2)食品レシピ推奨システム
以下、本実施形態の食品レシピ推奨システム200の動作の一例について図16を参照して説明する。以下の説明では、顧客C1が店舗端末B12にて事前に料理(関連物品E1)を注文し、その後、顧客C1が第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)に赴いてピックアップ作業を行う、と仮定する。また、顧客C1は、携帯端末A1ではなく、食卓B11に割り当てられた席札B13を持って第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)に赴く、と仮定する。
まず、顧客C1が店舗端末B12にて事前に料理(関連物品E1)を注文する。すると、第2受付部13は、店舗端末B12から送信される注文信号を受信することにより、料理の情報の入力を受け付ける(S21)。処理S21は、第2受付処理ST21に相当する。そして、第2受付部13にて受け付けた料理の情報は、注文信号に含まれる特定情報と紐付けられてメインコンピュータ1のメモリに一時的に記憶される(S22)。
その後、料理(関連物品E1)を注文した顧客C1が、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)まで赴き、席札B13を用いて認証部31にて認証を行う。認証部31にて特定情報が認証されると(S23:Yes)、第2受付部13は、撮像装置5に第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)に赴いた顧客C1を撮像させる(S24)。そして、第2受付部13は、撮像装置5により撮像された顧客C1の画像に対して適宜の解析処理を実行することにより、顧客C1の画像から顧客C1の特徴を推定し、推定した特徴を顧客情報として受け付ける。
そして、推定部14は、第2受付部13にて受け付けた入力(ここでは、料理(関連物品E1)の情報、顧客情報、及び提供地域情報)に基づいて、顧客C1に推奨するタレ(食品D1)のレシピを推定する(S25)。処理S25は、推定処理ST22に相当する。その後、出力部15は、推定部14にて推定したレシピに含まれる複数の調味料(物品D11)の所在情報を出力するように第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)を制御する(S26)。処理S26は、出力処理ST23に相当する。
その後、更新部16は、推定部14にて推定したレシピに含まれる複数の調味料(物品D11)を顧客C1が取り出したか否か等のフィードバックに基づいて新たな訓練データを生成し、生成した新たな訓練データを用いて分類器141に再学習させる。これにより、更新部16は、分類器141を更新する(S27)。
(3.3)食品レシピ登録システム
以下、本実施形態の食品レシピ登録システム300の動作の一例について図17を参照して説明する。まず、取得部17は、上述の第1取得例〜第4取得例のうちのいずれかの取得例に示す態様により、複数の調味料(物品D11)の各々の使用量を取得する(S31)。処理S31は、取得処理ST31に相当する。
次に、登録部18は、取得部17にて取得した複数の調味料(物品D11)の各々の使用量に基づいて、タレ(食品D1)のレシピを登録する(S32)。処理S32は、登録処理ST32に相当する。そして、登録部18は、レシピの登録が携帯端末A1又は店舗端末B12を介した登録である場合(S33:Yes)、レシピの登録に関与した顧客C1に対して報酬を与える(S34)。携帯端末A1又は店舗端末B12を介した登録は、顧客C1の自らの意思による登録であって、第2取得例又は第3取得例に示す態様での登録に相当する。
(4)変形例
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、食品生成支援システム100と同様の機能は、食品生成支援方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。
本開示の一態様に係る食品生成支援方法は、受付処理(第1受付処理)ST11と、制御処理ST12と、を有する。受付処理ST11は、複数の物品D11から構成される食品D1のレシピの入力を受け付ける処理である。制御処理ST12は、ストック部2から受付処理ST11にて受け付けたレシピに基づく対象物品D11を取り出すピックアップ作業の際に、対象物品D11の所在に関する所在情報の出力を制御する処理である。ストック部2は、複数の物品D11を含む物品群D10をストックする。また、本開示の一態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、上記の食品生成支援方法を実行させる。
また、食品レシピ推奨システム200と同様の機能は、食品レシピ推奨方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。
本開示の一態様に係る食品レシピ推奨方法は、受付処理(第2受付処理)ST21と、推定処理ST22と、出力処理ST23と、を有する。受付処理ST21は、複数の物品D11から構成される食品D1と関連する関連物品E1の情報の入力を少なくとも受け付ける処理である。推定処理ST22は、受付処理ST21にて受け付けた入力に基づいて、関連物品E1を消費する顧客C1に推奨する食品D1のレシピを推定する処理である。出力処理ST23は、推定処理ST22にて推定したレシピを出力する処理である。また、本開示の一態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、上記の食品レシピ推奨方法を実行させる。
さらに、食品レシピ登録システム300と同様の機能は、食品レシピ登録方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。
本開示の一態様に係る食品レシピ登録方法は、取得処理ST31と、登録処理ST32と、を有する。取得処理ST31は、複数の物品D11から構成される食品D1を生成する際に用いられる複数の物品D11の各々の使用量を取得する処理である。登録処理ST32は、取得処理ST31にて取得した複数の物品D11の各々の使用量に基づいて、食品D1のレシピを登録する処理である。また、本開示の一態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、上記の食品レシピ登録方法を実行させる。
以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
本開示における食品生成支援システム100、食品レシピ推奨システム200、及び食品レシピ登録システム300では、例えば、メインコンピュータ1等に、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における食品生成支援システム100、食品レシピ推奨システム200、及び食品レシピ登録システム300としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、メインコンピュータ1における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることはメインコンピュータ1に必須の構成ではない。メインコンピュータ1の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、メインコンピュータ1の少なくとも一部の機能は、例えば、サーバ装置及びクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
上述の実施形態において、メインコンピュータ1は第1提供装置2A及び第2提供装置2Bの各々に搭載されているが、この態様に限られない。例えば、メインコンピュータ1は、第1提供装置2A及び第2提供装置2Bとは別の装置であってもよいし、店舗B1から離れた遠隔地にあるサーバ装置にて実現されてもよい。これらの態様の場合、メインコンピュータ1は、第1提供装置2A及び第2提供装置2Bの各々と通信可能に構成されていればよい。
上述の実施形態において、制御部12は、表示装置4を更に制御することにより複数の調味料(対象物品D11)の所在情報を出力させてもよい。例えば、制御部12は、表示装置4に取り出すべき調味料が存在する領域を指し示す矢印を表示させてもよい。また、例えば、制御部12は、ストック部2を模した平面図を表示装置4に表示させ、取り出すべき調味料が存在する領域を他の領域と区別し得る態様で発光させてもよい。具体的には、表示装置4に、複数(2行×2列)の領域に分割されたストック部2を模した平面図を表示させる、と仮定する。ここで、取り出すべき調味料がストック部2における左上側に存在する場合、制御部12は、上記平面図の左上の領域のみを発光させるように表示装置4を制御する。
この態様によれば、作業者C1は、表示装置4を見ることで、取り出すべき調味料(対象物品D11)の凡その位置を把握しやすくなり、取り出すべき調味料を探し出しやすくなる、という利点がある。この態様は、ストック部2にストックされる調味料(物品D11)の種類が多くなればなる程、又は、作業者C1が取り出すべき調味料の種類が少なくなればなる程、有効である。
上述の実施形態において、制御部12は、所在情報の出力対象である複数の調味料(対象物品D11)にそれぞれ対応する複数の収容容器21を上方へと突出させることにより、複数の調味料の所在情報を出力させてもよい。この態様は、例えば収容容器21と収容凹部20との間に設置されるアクチュエータを制御部12が制御することにより、実現可能である。この場合、作業者は、ピックアップ作業において、突出した複数の収容容器21を見ることで、顧客C1が所望するレシピに含まれる複数の調味料を探し出すことが可能である。
また、制御部12は、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)が内蔵するスピーカから、所在情報の出力対象である複数の調味料(対象物品D11)の場所を知らせる音声メッセージを出力することにより、複数の調味料の所在情報を出力させてもよい。この場合、作業者は、ピックアップ作業において、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)から出力される音声を聞くことにより、顧客C1が所望するレシピに含まれる複数の調味料を探し出すことが可能である。
その他、制御部12は、照明装置を制御して所在情報の出力対象である複数の調味料(対象物品D11)の場所を照らすことで、複数の調味料の所在情報を出力させてもよい。また、制御部12は、プロジェクタを制御して、プロジェクションマッピングにより所在情報の出力対象である複数の調味料の場所を示すことで、複数の調味料の所在情報を出力させてもよい。
上述の実施形態では、調味料(物品D11)は、容器D100に封入されることで単位量ごとに取り出すことが可能になっているが、この態様に限らない。例えば、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)において、調味料がディスペンサにより吐出されることで取り出される態様である場合、吐出量を一定にすることで調味料を単位量ごとに取り出すことが可能である。
上述の実施形態において、顧客C1は、携帯端末A1又は店舗端末B12を用いて事前にタレ(食品D1)のレシピを入力する代わりに、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)にレシピを入力してもよい。例えば、顧客C1は、所望のレシピを携帯端末A1に入力することで、携帯端末A1にレシピを一時的に記憶させる。そして、顧客C1は、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)に赴き、認証部31にて携帯端末A1を用いて認証を行う。これにより、第1受付部11は、認証部31での認証時において、携帯端末A1からレシピの入力を受け付けることが可能である。
上述の実施形態において、ピックアップ作業時に取り出す調味料(対象物品D11)は、顧客C1が事前に入力したタレ(食品D1)のレシピに含まれる調味料に限らず、他人が登録したレシピに含まれる調味料であってもよい。例えば、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)は、食品レシピ登録システム300により登録された多数のレシピを記憶している、と仮定する。この場合、顧客C1は、事前にレシピを入力せずに、第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)に赴いた時点で、これらのレシピから所望のレシピを選択してもよい。この場合、顧客C1による認証部31での認証作業は不要である。
上述の実施形態において、第2受付部13は、第1受付部11にて受け付けたレシピの入力も受け付けてもよい。つまり、第2受付部13は、顧客C1の所望する他レシピの入力を受け付けてもよい。この場合、出力部15は、推定部14にて推定されたレシピに含まれる複数の調味料(物品D11)の所在情報を出力するだけでなく、顧客C1が所望する他レシピに含まれる複数の調味料の所在情報を出力することも可能である。つまり、出力部15は、推定部14にて推定したレシピと、他レシピと、のいずれか1つを選択的に出力することが可能である。
上述の実施形態において、推定部14は、顧客C1の採用したレシピの履歴に基づいて、レシピを推定してもよい。ここでいうレシピの履歴は、過去に顧客C1が採用したレシピの履歴であってもよいし、顧客C1が店舗B1に滞在している期間中に顧客C1が採用したレシピの履歴であってもよい。後者の場合の一例として、顧客C1が店舗B1に滞在している期間中において既に2つ、同じ料理(関連物品E1)に対するタレ(食品D1)を生成している、と仮定する。この場合、推定部14は、この顧客C1が3つ目のタレを生成すべく第1提供装置2A(又は第2提供装置2B)に赴いた際に、1つ目のレシピ及び2つ目のレシピを加味して、レシピを推定する。
上述の実施形態の第1補充例及び第2補充例において、収容容器21の底部には、電子タグの代わりに識別コードが付されていてもよい。この場合、認証部31は、識別コードを読み取るように構成されていればよい。
上述の実施形態の第2補充例において、電子タグ23及びリーダ24の代わりに、例えば店舗B1の天井等、ストック部2を俯瞰する位置に設置されたカメラを用いてもよい。この態様では、制御部12は、店舗B1の店員により調味料(物品D11)を補充する作業が行われた際に、又は定期的に、ストック部2をカメラに撮像させる。次に、制御部12は、カメラで撮像した撮像画像に対して適宜の解析処理を実行することにより撮像画像を解析し、解析結果に基づいて、ストック部2における収容容器21の位置と、この収容容器21に収容される調味料と、を推定する。そして、制御部12は、推定結果に基づいて、表示札22の表示態様を変化させる。
上述の実施形態において、第1提供装置2Aは、例えば自動販売機のように、スイッチを押下することで対応する調味料(物品D11)が排出される態様であってもよい。
上述の実施形態において、店舗B1には、第1提供装置2A及び第2提供装置2Bの少なくとも一方が設置されていればよい。
上述の実施形態において、料理(関連物品E1)の注文は、店舗端末B12だけではなく、顧客C1が所持する携帯端末A1にて行うことが可能であってもよい。
上述の実施形態において、メインコンピュータ1は、少なくとも食品レシピ推奨システム200を実行可能な態様であればよく、食品生成支援システム100及び食品レシピ登録システム300を実行可能な態様でなくてもよい。
上述の実施形態において、少なくとも食品生成支援システム100については、対象が食品D1でなくてもよい。つまり、上述の実施形態において、食品生成支援システム100は、食品D1を構成物D1に置き換えた、作業支援システム100であってもよい。本開示でいう「構成物」は、タレの他に、サプリメントであってもよいし、調剤薬局で処方箋に従って調剤される薬であってもよい。その他、構成物D1は、化粧品、アロマオイル等の芳香剤、又は玩具用ブロック等を含み得る。
具体的には、作業支援システム100は、受付部(第1受付部)11と、制御部12と、を備えている。第1受付部11は、複数の物品D11から構成される構成物D1のレシピの入力を受け付ける。制御部12は、ストック部2から第1受付部11にて受け付けたレシピに基づく対象物品D11を取り出すピックアップ作業の際に、対象物品D11の所在に関する所在情報の出力を制御する。ストック部2は、複数の物品D11を含む物品群D10をストックする。
また、作業支援システム100と同様の機能は、作業支援方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。
本開示の一態様に係る作業支援方法は、受付処理(第1受付処理)ST11と、制御処理ST12と、を有する。受付処理ST11は、複数の物品D11から構成される構成物D1のレシピの入力を受け付ける処理である。制御処理ST12は、ストック部2から受付処理ST11にて受け付けたレシピに基づく対象物品D11を取り出すピックアップ作業の際に、対象物品D11の所在に関する所在情報の出力を制御する処理である。ストック部2は、複数の物品D11を含む物品群D10をストックする。また、本開示の一態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、上記の作業支援方法を実行させる。
(まとめ)
以上述べたように、第1の態様に係る食品レシピ推奨システム(200)は、受付部(第2受付部)(12)と、推定部(14)と、出力部(15)と、を備える。受付部(13)は、複数の物品(D11)から構成される食品(D1)と関連する関連物品(E1)の情報の入力を少なくとも受け付ける。推定部(14)は、受付部(13)にて受け付けた入力に基づいて、関連物品(E1)を消費する顧客(C1)に推奨する食品(D1)のレシピを推定する。出力部(15)は、推定部(14)にて推定したレシピを出力する。
この態様によれば、食品(D1)と関連する関連物品(E1)に見合った食品(D1)を生成しやすい、という利点がある。
第2の態様に係る食品レシピ推奨システム(200)では、第1の態様において、食品(D1)が消費される時期と、関連物品(E1)が消費される時期と、が同じである。
この態様によれば、関連物品(E1)に見合った食品(D1)を生成しやすい、という利点がある。
第3の態様に係る食品レシピ推奨システム(200)では、第2の態様において、複数の物品(D11)は、それぞれ不可逆性を有する混合物としての食品(D1)を構成する材料である。
この態様によれば、顧客(C1)が例えばタレ等の食品(D1)を生成しやすくなる、という利点がある。
第4の態様に係る食品レシピ推奨システム(200)では、第3の態様において、関連物品(E1)は、食事の際に顧客(C1)に供される料理である。
この態様によれば、関連物品(E1)である料理に見合った食品(D1)を生成しやすい、という利点がある。
第5の態様に係る食品レシピ推奨システム(200)では、第4の態様において、食品(D1)は、関連物品(E1)に付加される。
この態様によれば、関連物品(E1)である料理に見合った、例えばタレ等の食品(D1)を生成しやすい、という利点がある。
第6の態様に係る食品レシピ推奨システム(200)では、第1〜第5のいずれかの態様において、推定部(14)は、機械学習により生成される分類器(141)を用いて、顧客(C1)に推奨するレシピを推定する。分類器は、少なくとも関連物品(E1)の情報を訓練データとして生成される。
この態様によれば、機械学習された分類器(141)を用いることで、顧客(C1)が満足しやすいレシピを推定する精度が向上する、という利点がある。
第7の態様に係る食品レシピ推奨システム(200)は、第6の態様において、顧客(C1)に推奨されたレシピに対するフィードバックに基づいて、分類器(141)を更新させる更新部(16)を更に備える。
この態様によれば、分類器(141)を更新させることで、顧客(C1)が満足しやすいレシピを推定する精度が更に向上する、という利点がある。
第8の態様に係る食品レシピ推奨システム(200)では、第7の態様において、フィードバックは、顧客(C1)によるレシピの採否を含む。
この態様によれば、分類器(141)にフィードバックを反映させやすい、という利点がある。
第9の態様に係る食品レシピ推奨システム(200)では、第1〜第8のいずれかの態様において、受付部(13)は、顧客(C1)に関する顧客情報の入力を受け付ける。
この態様によれば、推定部(14)にて顧客情報を参照することができ、顧客(C1)が満足しやすいレシピを推奨しやすくなる、という利点がある。
第10の態様に係る食品レシピ推奨システム(200)では、第9の態様において、顧客情報は、顧客(C1)の性別、年齢、及び顧客(C1)に関連する地域の少なくとも1つを含む。
この態様によれば、顧客(C1)の嗜好に応じたレシピを推定しやすくなる、という利点がある。
第11の態様に係る食品レシピ推奨システム(200)では、第9又は第10の態様において、受付部(13)は、顧客(C1)が複数である場合に、複数の顧客(C1)のうち所定の条件に従って選択された顧客(C1)に関する顧客情報の入力を受け付ける。
この態様によれば、不要な顧客情報の入力を受け付けなくて済む、という利点がある。
第12の態様に係る食品レシピ推奨システム(200)では、第1〜第11のいずれかの態様において、受付部(13)は、関連物品(E1)を提供する地域に関する提供地域情報の入力を受け付ける。
この態様によれば、推定部(14)にて提供地域情報を参照することができ、地域の風土に見合ったレシピを推奨しやすくなる、という利点がある。
第13の態様に係る食品レシピ推奨システム(200)では、第1〜第12のいずれかの態様において、受付部(13)は、顧客(C1)の所望する他レシピの入力を受け付ける。出力部(15)は、推定部(14)にて推定したレシピと、他レシピと、のいずれか1つを選択的に出力する。
この態様によれば、顧客(C1)がレシピを選択する自由度が向上する、という利点がある。
第14の態様に係る食品レシピ推奨システム(200)では、第1〜第13のいずれかの態様において、推定部(14)は、顧客(C1)の採用したレシピの履歴に基づいて、レシピを推定する。
この態様によれば、履歴を参照することにより、顧客(C1)が満足しやすいレシピを推奨しやすくなる、という利点がある。
第15の態様に係る食品レシピ推奨方法は、受付処理(ST21)と、推定処理(ST22)と、出力処理(ST23)と、を有する。受付処理(ST21)は、複数の物品(D11)から構成される食品(D1)と関連する関連物品(E1)の情報の入力を少なくとも受け付ける処理である。推定処理(ST22)は、受付処理(ST21)にて受け付けた入力に基づいて、関連物品(E1)を消費する顧客(C1)に推奨する食品(D1)のレシピを推定する処理である。出力処理(ST23)は、推定処理(ST22)にて推定したレシピを出力する処理である。
この態様によれば、食品(D1)と関連する関連物品(E1)に見合った食品(D1)を生成しやすい、という利点がある。
第16の態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、第15の態様に係る食品レシピ推奨方法を実行させる。
この態様によれば、食品(D1)と関連する関連物品(E1)に見合った食品(D1)を生成しやすい、という利点がある。
第2〜第14の態様に係る構成については、食品レシピ推奨システム(200)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
200 食品レシピ推奨システム
13 受付部(第2受付部)
14 推定部
141 分類器
15 出力部
16 更新部
C1 顧客
D1 食品
D11 物品
E1 関連物品
ST21 受付処理(第2受付処理)
ST22 推定処理
ST23 出力処理

Claims (16)

  1. 複数の物品から構成される食品と関連する関連物品の情報の入力を少なくとも受け付ける受付部と、
    前記受付部にて受け付けた入力に基づいて、前記関連物品を消費する顧客に推奨する前記食品のレシピを推定する推定部と、
    前記推定部にて推定した前記レシピを出力する出力部と、を備える、
    食品レシピ推奨システム。
  2. 前記食品が消費される時期と、前記関連物品が消費される時期と、が同じである、
    請求項1記載の食品レシピ推奨システム。
  3. 前記複数の物品は、それぞれ不可逆性を有する混合物としての前記食品を構成する材料である、
    請求項2に記載の食品レシピ推奨システム。
  4. 前記関連物品は、食事の際に前記顧客に供される料理である、
    請求項3に記載の食品レシピ推奨システム。
  5. 前記食品は、前記関連物品に付加される、
    請求項4記載の食品レシピ推奨システム。
  6. 前記推定部は、機械学習により生成される分類器を用いて、前記顧客に推奨する前記レシピを推定し、
    前記分類器は、少なくとも前記関連物品の情報を訓練データとして生成される、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の食品レシピ推奨システム。
  7. 前記顧客に推奨された前記レシピに対するフィードバックに基づいて、前記分類器を更新させる更新部を更に備える、
    請求項6記載の食品レシピ推奨システム。
  8. 前記フィードバックは、前記顧客による前記レシピの採否を含む、
    請求項7記載の食品レシピ推奨システム。
  9. 前記受付部は、前記顧客に関する顧客情報の入力を受け付ける、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の食品レシピ推奨システム。
  10. 前記顧客情報は、前記顧客の性別、年齢、及び前記顧客に関連する地域の少なくとも1つを含む、
    請求項9記載の食品レシピ推奨システム。
  11. 前記受付部は、前記顧客が複数である場合に、前記複数の顧客のうち所定の条件に従って選択された顧客に関する前記顧客情報の入力を受け付ける、
    請求項9又は10に記載の食品レシピ推奨システム。
  12. 前記受付部は、前記関連物品を提供する地域に関する提供地域情報の入力を受け付ける、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の食品レシピ推奨システム。
  13. 前記受付部は、前記顧客の所望する他レシピの入力を受け付け、
    前記出力部は、前記推定部にて推定した前記レシピと、前記他レシピと、のいずれか1つを選択的に出力する、
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の食品レシピ推奨システム。
  14. 前記推定部は、前記顧客の採用した前記レシピの履歴に基づいて、前記レシピを推定する、
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の食品レシピ推奨システム。
  15. 複数の物品から構成される食品と関連する関連物品の情報の入力を少なくとも受け付ける受付処理と、
    前記受付処理にて受け付けた入力に基づいて、前記関連物品を消費する顧客に推奨する前記食品のレシピを推定する推定処理と、
    前記推定処理にて推定した前記レシピを出力する出力処理と、を有する、
    食品レシピ推奨方法。
  16. 1以上のプロセッサに、
    請求項15記載の食品レシピ推奨方法を実行させる、
    プログラム。
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