JP2021189638A - 移行支援システム、移行支援方法、およびノード - Google Patents

移行支援システム、移行支援方法、およびノード Download PDF

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Abstract

【課題】BCプラットフォーム間での分散台帳等の円滑な移行を効率的なものとする。【解決手段】移行支援システム10において、ブロックチェーンプラットフォーム4500上に構築された第一の分散台帳システムのノードであって、各ブロックチェーンプラットフォームにおける分散台帳システムに参加可能な組織の情報を保持する記憶装置と、前記第一の前記分散台帳システムを、他のブロックチェーンプラットフォーム上に移行して第二の分散台帳システムを構築するに際し、前記記憶装置で保持する、前記ブロックチェーンプラットフォーム及び前記他のブロックチェーンプラットフォームの各分散台帳システムに参加可能な組織の情報に基づき、前記第一の分散台帳システムに参加している組織と、前記第二の分散台帳システムに参加している組織との対応関係を、前記第一の分散台帳システムにおける分散台帳2500に記録する演算装置を備えるノード2000を含む構成とする。【選択図】図1

Description

本発明は、移行支援システム、移行支援システム方法、およびノードに関するものである。
従来であれば、金融機関や政府などの信頼できる中央集権機関を経由し実施されてきた取引を、利用者間のP2P(Peer to Peer)による直接的な取引で代替する技術が登場した。すなわち、ブロックチェーン(以下、BCとも称する)を用いた分散台帳技術である。
この分散台帳技術に関しては、様々な派生技術が提案され、進化を続けている。現状の主な特徴としては、(1)分散台帳への参加者間の取引において、中央集権機関ではなく(任意ないしは特定の)参加者による合意形成や承認によって取引を確定させること、(2)複数のトランザクションをブロックとしてまとめ、数珠つなぎにブロックチェーンと呼ばれる分散台帳に記録し、連続するブロックにハッシュ計算を施すことにより、改ざんを実質不可能にすること、(3)参加者全員が同一の台帳データを共有することにより、参加者全員での取引の確認を可能とすることが挙げられる。
このようなBCを用いた分散台帳技術は、以上のような特徴から、信頼できるデータの管理/共有や、契約に基づく取引の執行/管理を行う仕組みとして好適である。よって分散台帳技術は、金融や製造業等、幅広い分野への応用が検討されている。
分散台帳を提供する基盤(以下、分散台帳基盤)を用いることで、中央集権機関による管理がなくとも複数の主体間で情報共有や取引を行うことができる(例えば、特定業界のコンソーシアムやサプライチェーンに関係する複数企業等)。
なお、特定の複数または一つの団体・人により許可されたコンピュータのみが取引の参加者となるブロックチェーンまたは分散台帳を「コンソーシアム型」と呼ぶ。
コンソーシアム型では、参加者を認証する管理主体が存在する。そのため、取引承認のスピードを早くすることができるメリットがある。こうしたメリットから、分散台帳技術を、特定業界のコンソーシアム内で利用する場合、一般的にコンソーシアム型の分散台帳基盤が用いられる。
また、一部の分散台帳基盤においては、複雑な取引条件や多様なアプリケーションにも適用可能とするために、分散台帳中で取引データだけでなく取引条件を記載したロジックも管理可能である。このロジックは、スマートコントラクト(以下、SCとも称する)と呼ばれる。
非特許文献1には、SCの実行機能を有する分散台帳基盤に関する技術について開示されている。これらの分散台帳基盤では、分散台帳基盤を構成するノード間で所定の合意水準で合意形成しながらトランザクション(以下、TXとも称する)を受け入れて、各ノードでTXを実行し、TXの結果を保持することにより、複数ノード上で情報(台帳)を共有する。また、TXに対して予め決めたロジックを実行するSC実行機能を備える。
コンソーシアム型BCを組織間横断業務に用いることで、ビジネスプロセスの効率化を図る試みもなされている。この場合、BCに参加する全事業者の取引履歴を格納した台帳を事業者間で共有することとなる。このことは、各事業者の機密保持の観点上必ずしも好
ましくない。そのため、所定の取引関係がある組織同士のみで分散台帳を共有するケースも想定される。
そこで、非特許文献1には、そうしたケースに対応すべく、分散台帳を論理分割する「Channel」と称する概念が示唆されている。この場合の分散台帳基盤は、全組織が参加するひとつの分散台帳基盤でありながらも、内部的には複数の分散台帳基盤に論理分割された構成となっている。
以下、この論理分割された分散台帳基盤に属するノードの集合を「サブグループ」と呼ぶ。上述のサブグループに属するノードは、当該サブグループ内のノードのみで分散台帳を共有する。また、当該ノードは、TX実行の際、サブシステム毎にインストールされたSCを実行し、各サブグループに紐付けられた分散台帳のデータを更新する。
一方、コンソーシアム型BCをPaaS(Platform as a Servic
e)の形態で提供するクラウドベンダが複数出現しつつある。このようなサービスは、ブ
ロックチェーン(BC)プラットフォームと呼称される。
BCプラットフォームを活用したアプリケーションもしくはサービスの運用開始後、他ベンダのBCプラットフォームに移行したいというニーズが生じうる。
理由としては、利用中のサービスが終了した、あるいはアプリケーションもしくはサービスが前提とするBC基盤のバージョンもしくは種類が、BCプラットフォーム側と合致しなくなった、等が考えられる。
しかし、一般的なBCプラットフォームにおいては、分散台帳の生データや、参加組織の認証やTXへの署名に用いる秘密鍵と公開鍵のペアといった情報を、プラットフォーム外に持ち出すことを許可しないケースが一般的である。
このような問題を解決する方法の一つとして、複数の台帳の終端ブロックと起点ブロックをリンクさせることで、仮想的な1つの台帳を構成する技術(特許文献1参照)が提案されている。
"Hyperledger Fabric", [online]、[2020年2月1日検索]、インターネット<URL:http://hyperledger-fabric.readthedocs.io/en/latest/>
米国特許公報10417188号
上述のごとき従来技術に基づいて、BCプラットフォーム間で分散台帳等の移行を行う場合、移行元のBCプラットフォーム上の分散台帳を削除してしまうと、過去のTX履歴を参照できなくなる問題がある。そうした問題を回避するためには、移行元、移行先両方のBCプラットフォームにおいて、分散台帳等のリソースを以後も継続的に維持する必要がある。故に、BCプラットフォームの運用にかかるコストの増大という課題が存在する。
また、移行元、移行先のBCプラットフォームの間では、参加組織の認証に用いる秘密鍵を引き継げない問題もある。その場合、一組織が、移行元、移行先のBCプラットフォ
ーム間で複数の組織定義情報を使い分ける必要がある。このことは、当該組織にかかる運用コストの増大を招くことになる。
そこで本発明の目的は、BCプラットフォーム間での分散台帳等の円滑な移行を効率的なものとする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の移行支援システムは、ブロックチェーンプラットフォーム上に構築された第一の分散台帳システムのノードであって、各ブロックチェーンプラットフォームにおける分散台帳システムに参加可能な組織の情報を保持する記憶装置と、前記第一の前記分散台帳システムを、他のブロックチェーンプラットフォーム上に移行して第二の分散台帳システムを構築するに際し、前記記憶装置で保持する、前記ブロックチェーンプラットフォーム及び前記他のブロックチェーンプラットフォームの各分散台帳システムに参加可能な組織の情報に基づき、前記第一の分散台帳システムに参加している組織と、前記第二の分散台帳システムに参加している組織との対応関係を、前記第一の分散台帳システムにおける分散台帳に記録する演算装置と、を備えるノード、を含むことを特徴とする。
また、本発明の移行支援方法は、ブロックチェーンプラットフォーム上に構築された第一の分散台帳システムのノードが、記憶装置において、各ブロックチェーンプラットフォームにおける分散台帳システムに参加可能な組織の情報を保持して、前記第一の前記分散台帳システムを、他のブロックチェーンプラットフォーム上に移行して第二の分散台帳システムを構築するに際し、前記記憶装置で保持する、前記ブロックチェーンプラットフォーム及び前記他のブロックチェーンプラットフォームの各分散台帳システムに参加可能な組織の情報に基づき、前記第一の分散台帳システムに参加している組織と、前記第二の分散台帳システムに参加している組織との対応関係を、前記第一の分散台帳システムにおける分散台帳に記録する、ことを特徴とする。
また、本発明のノードは、ブロックチェーンプラットフォーム上に構築された第一の分散台帳システムのノードであって、各ブロックチェーンプラットフォームにおける分散台帳システムに参加可能な組織の情報を保持する記憶装置と、前記第一の前記分散台帳システムを、他のブロックチェーンプラットフォーム上に移行して第二の分散台帳システムを構築するに際し、前記記憶装置で保持する、前記ブロックチェーンプラットフォーム及び前記他のブロックチェーンプラットフォームの各分散台帳システムに参加可能な組織の情報に基づき、前記第一の分散台帳システムに参加している組織と、前記第二の分散台帳システムに参加している組織との対応関係を、前記第一の分散台帳システムにおける分散台帳に記録する演算装置と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、BCプラットフォーム間での分散台帳等の円滑な移行を効率的なものとできる。
本実施形態の移行支援システムを構成する計算機システムの例を示す図である。 本実施形態における分散台帳ノードのハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態の分散台帳ノードの分散台帳が含むブロックチェーンの構成例を示す図である。 本実施形態における分散台帳が含むステート情報の構成例を示す図である。 本実施形態における分散台帳が含むステート情報の構成例を示す図である。 本実施形態の移行支援方法のフロー例を示す図である。 本実施形態の移行支援方法のフロー例を示す図である。 本実施形態の分散台帳ノードの分散台帳が含むブロックチェーンの構成例を示す図である。 本実施形態の移行支援方法のフロー例を示す図である。 本実施形態の分散台帳ノードの分散台帳が含むブロックチェーンの構成例を示す図である。 本実施形態の移行支援方法のフロー例を示す図である。 本実施形態の分散台帳ノードの分散台帳が含むブロックチェーンの構成例を示す図である。 本実施形態の移行支援方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における移行元および移行先の各ブロックチェーンプラットフォームでの分散台帳ノードの構成例を示す概念図である。
<<システム構成>>
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の移行支援システム10を構成する計算機システムの例を示す図である。図1に示す移行支援システム100は、BCプラットフォーム間での分散台帳等の円滑な移行を効率的なものとするコンピュータシステムである。
本実施形態の移行支援システム100は、複数のブロックチェーンプラットフォーム4500〜4520を包含する。より具体的には、分散台帳システムの移行に関与する、移行元および移行先の各ブロックチェーンプラットフォームを包含する。なお、以後の説明においては、ブロックチェーンプラットフォーム4500〜4520のうち、ブロックチェーンプラットフォーム4500を代表例として説明に用いることとする。
こうしたブロックチェーンプラットフォーム4500は、1台以上のクライアントノード1000、1台以上の分散台帳ノード2000、及び1台以上のトランザクション配信ノード3000によって構成される。
これらの機器は、物理的もしくは論理的な通信回線を通して内部ネットワーク2に接続される。また、ブロックチェーンプラットフォーム4500は、インターネット1を介して、他のブロックチェーンプラットフォーム、すなわちブロックチェーンプラットフォーム4510、4520と接続される。
本実施形態では、ブロックチェーンプラットフォーム4500において、分散台帳ノード2000が複数台存在する。また、ブロックチェーンプラットフォーム4500において、コンソーシアムを構成する複数の組織(例えば、複数の事業者/複数の組織/複数のベ
ンダ)によって、それぞれの分散台帳ノード2000が管理されることを想定する。
つまり、上述のブロックチェーンプラットフォーム4500は、特定の複数または一つの団体・人により許可されたコンピュータのみが取引の参加者となるコンソーシアム型の分散台帳システム4600を運用する基盤である。
同様に、クライアントノード1000もブロックチェーンプラットフォーム4500において複数台存在する。このクライアントノード1000は、上述の複数の組織がそれぞれ別に運用し利用するものである。
また、ブロックチェーンプラットフォーム4500において、トランザクション配信ノード3000も複数台存在してよい。複数のトランザクション配信ノード3000が同じ情報を共有しつつ並存することで、分散台帳ノード2000での障害発生時における冗長性を担保してもよい。
なお、クライアントノード1000、分散台帳ノード2000、及びトランザクション配信ノード3000の物理的な実体は、プロセッサ、メモリ、データバスからなる一般的な計算機である。こうした計算機のハードウェア構成については図2に基づき後述する。<<各装置の構成>>
上述のクライアントノード1000は、トランザクション発行部1100、及び業務アプリ1200を有している。
このうち業務アプリ1200は、ユーザより業務に関する情報の入力を受けるアプリケーションである。業務アプリ1200は、トランザクション発行部1100を介してTXを発行し、上述のユーザの入力内容を分散台帳ノード2000に対して送信する。
なお、TXには発行者情報が付与される。この発行者情報には、当該クライアントノード1000の運用組織と紐つける形で予め付与された組織IDとノードID、およびクライアントノード毎に発行された認証情報(秘密鍵)が含まれうる。
また、分散台帳ノード2000は、コンセンサス管理部2110、スマートコントラクト実行/管理部2120(以下、SC実行/管理部とも称する)、トランザクション管理部2130、サブグループ管理部2140、及び分散台帳2500を有する。
なお、分散台帳2500は、コンソーシアムにおけるサブグループ毎に定義される。また、サブグループに属するノード間で同じ分散台帳が共有される。
また、分散台帳ノード2000は、トランザクション管理部2130の機能により、TXを受け付ける。また、分散台帳ノード2000は、コンセンサス管理部2110の機能によって、他の分散台帳ノードとの間で当該TXを受け入れてよいかの合意形成を行う。
分散台帳ノード2000は、この合意形成がなされたら、SC実行/管理部2120の
機能を介して、SCのデプロイ、デプロイ済みのSCに対する実行を行う。分散台帳ノード2000は、このSCの実行により、TXの履歴とその実行結果を分散台帳2500に記録する。
また、分散台帳ノード2000のトランザクション管理部2130は、クライアントノード1000等の各ノードからの要求に対して、TXを受け付ける機能/インターフェイスや、TXの履歴情報を取得・閲覧する機能/インターフェイスを提供する。
本実施形態の分散台帳システム4600では、コンソーシアムに参加するメンバー、すなわち組織や分散台帳ノード2000の管理を各組織の分散台帳2500にて行う。
また、分散台帳ノード2000のサブグループ管理部2140が、組織やサブグループの新規登録や追加の各機能を提供する。
また、本実施形態の分散台帳システム4600では、秘密鍵と公開鍵のペアを用いて、参加組織の認証やTXへの署名、SC実行権限の制御等を行うことを想定する。
各分散台帳ノード2000の秘密鍵の情報は、当該分散台帳ノード2000のトランザ
クション管理部2130に格納・管理される。一方、公開鍵の情報は全ての分散台帳ノード2000の間で共有される。
分散台帳ノード2000のトランザクション管理部2130は、TXを受け付けた際に随時、TXの発行者が権限を持った正しい参加者かどうか確認する。なお、上述の公開鍵と秘密鍵の組を生成する手法や署名検証をする手法については、公知または周知の技術を適用すれば良いので、本実施形態では詳述しない。
また、分散台帳2500は、業務に関するスマートコントラクト2600と、SCによるTX結果を格納・管理する。TX結果のデータ構造としては、TXの履歴をブロックチェーン2700とし、TXの実行結果に基づくステート情報2800をテーブル形式で保持することを想定する。
一方、トランザクション配信ノード3000は、トランザクション配信部3100を有する。このトランザクション配信部3100は、各分散台帳ノード2000が受け付けたトランザクションを、上述のサブグループ内で順序付けして全ての分散台帳ノード2000にブロードキャストする機能を提供する。
<<ハードウェア構成>>
また、分散台帳ノード2000のハードウェア構成を図2に示す。分散台帳ノード2000は、記憶装置201、メモリ203、演算装置204、および通信装置205を備えている。
このうち記憶装置201は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される。
また、メモリ203は、RAMなど揮発性記憶素子で構成される。
また、演算装置204は、記憶装置201に保持されるプログラム202をメモリ203に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUである。
また、通信装置205は、上述のインターネット1を介した他のブロックチェーンプラットフォーム4510、4520の分散台帳ノードらとの通信処理や、内部ネットワーク2を介した他装置との通信処理、を担うネットワークインターフェイスカードである。他装置とは、クライアントノード1000、他の分散台帳ノード2000、及びトランザクション配信ノード3000が該当する。
なお、分散台帳ノード2000は、入力装置や出力装置を備えるとしてもよい。入力装置は、ユーザからのキー入力や音声入力を受け付ける、キーボードやマウス、マイクなどの適宜な装置である。また、出力装置は、演算装置204での処理データの表示を行うディスプレイ、スピーカー等の適宜な装置である。
また、記憶装置201内には、本実施形態の分散台帳ノード2000として必要な機能を実装する為のプログラム202に加えて、上述の分散台帳2500が少なくとも記憶されている。なお、プログラム202が実装する機能とは、コンセンサス管理部2110、SC実行/管理部2120、トランザクション管理部2130、及びサブグループ管理部2140である。
<<分散台帳の構成例>>
図3および図4において、分散台帳ノード2000の具備する分散台帳2500で格納するデータ構造例を示す。このうち図3では、分散台帳2500で管理するブロックチェ
ーン2700の例を示す。
ブロックチェーンを用いた分散台帳管理では、複数のTXをブロックとしてまとめて、各ブロックが前のブロックのハッシュ値を持つことでデータを数珠つなぎにして管理する。前段のブロックの値が1ビットでも変わると後続の全ブロックのハッシュ値が変わるため、改ざんを困難にすることができる。
なお、本実施形態では説明をシンプルにするために、1つのTXにつき、1ブロックとするが、本発明は、複数TXをまとめて1ブロックに格納した場合にも適用可能である。
こうしたブロックチェーン2700は、図3で示す例のように、ブロック2701〜2703の一連の連なりで構成される。各ブロック2701〜2703は、それぞれSCのデプロイ、実行、いずれかのTX情報を含む。
また各ブロックは前ブロックのハッシュ値2710を含み、後述のステート情報から生成したハッシュ値2720を含む。
上記のようなデータ構造により、サブグループの作成、およびSCのデプロイ、実行の履歴情報がBC2700の中でデータの連鎖として管理される。
ブロックチェーン2700のうち初期ブロック2701は、サブグループの初期情報を格納したブロックの一例である。本実施形態の初期ブロック2730には、分散台帳2500と紐付けられたサブグループのIDが定義されている。
さらに、初期ブロック2730は、当該サブグループに属するノードのIDと、各ノードの証明書の一覧を含む。また、初期ブロック2730は、トランザクションの配信を行うトランザクション配信ノード3000のIDを含む。
また、ブロック2702は、SCのデプロイTX2740を格納したブロックの一例である。本実施形態のデプロイTX2740は、コントラクトを一意に識別するコントラクトIDと、コントラクトのロジック(例えば実行可能なバイナリ)を含む。
また、ブロック2702は、コントラクトが持つ関数名やその引数を利用者が把握するためのコントラクト入力仕様を含む。
この例のデプロイTX2740では、「送金業務」というIDを持つSCの関数名として「送金」が定義されており、併せて関数のロジックが定義されている。さらに、デプロイTX2740は、このデプロイTX2740の発行元のIDと、データに改ざんが無いことを検証するために用いる電子署名を含む。また、デプロイTX2740は、TXの固有の識別子であるIDを含む。
また、ブロック2703は、SCの実行TX2750を格納したブロックの一例である。本実施形態の実行TX2750は、呼び出し対象となるコントラクトのコントラクトID、呼び出し対象となるコントラクトの関数名と入力する引数の情報を含む。
この実行TX2750の例では、「送金業務」というIDを持つSCの関数「送金」を呼び出している。このSCの引数は送金組織ID、受取組織ID、金額の3つであり、その値はそれぞれ"Org1"、"Org3"、"100"である。
さらに、実行TX2750は、本実行TX2750の発行元のIDと、データに改ざん
が無いことを検証するために用いる電子署名を含む。なお、実行TX2750は、発行元だけでなく、合意形成に関わったノードの情報も管理/保持してもよい。また、実行TX
2750は、分散台帳2500におけるTXの固有の識別子であるIDを含む。
続いて、図4Aおよび図4Bに、分散台帳2500で管理するステート情報2800の例を示す。ブロックチェーンをいた分散台帳管理では通常、最新のステート(例えば、仮
想通貨の場合にはアカウントの残高)を取得するため、ブロックチェーンを辿らなければ
ならない。
しかし、こうした運用を採用しても処理効率が低いため、ブロックチェーンとは別に、最新のステート情報をキャッシュしておく方法が存在する(非特許文献1等)。そこで本実施形態でも、最新のステート情報を保持することを想定する。本実施形態では、コントラクトが持つ関数毎にステートのデータ領域が用意されることとする。
ステート情報2800は、コントラクトの識別子であるID2801と、そのコントラクトの実体2802と、コントラクトに紐付けられたサブグループの識別子2803を保持する。これにより、SC実行/管理部2120は、コントラクトIDと関数名をキーに
して、コントラクトの実体を取得して実行することができる。
また、ステート情報2800は、SCの実行結果を保持するための内部テーブル2804を備える。この内部テーブル2804は、TXが実行される度に更新される。図で示すステート情報2800の内部テーブル2804は、「所有金額データ」というテーブルで構成されており、TXの引数で指定された情報で随時上書きされる。
<<移行支援方法のフロー>>
以下、本実施形態における移行支援方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する移行支援方法に対応する各種動作は、移行支援システム10が含むブロックチェーンプラットフォームで稼働する分散台帳ノード2000がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図5は、分散台帳ノード2000のサブグループ管理部2140による、サブグループ新規作成処理の例を示すフロー図である。その具体的な処理例を以下に示す。
ブロックチェーンプラットフォーム4500の利用者である複数の組織が、サブグループを新たに作成しようとする場合、サブグループを代表する組織の分散台帳ノード2000の管理者は、事前に他組織と合意のうえ、サブグループID、参加ノード、トランザクション配信ノード3000を決定し、クライアントノード1000を操作して分散台帳ノード2000のサブグループ管理部2140に入力することになる。
こうした前提において、分散台帳ノード2000のサブグループ管理部2140は、クライアントノード1000から入力された情報に基づき、初期ブロック2730を作成する(ステップs100)。
次に、サブグループ管理部2140は、s100で作成した初期ブロック2730を、他組織の分散台帳ノード2000のサブグループ管理部2140に配布する(ステップs101)。
一方、各組織の分散台帳ノード2000のサブグループ管理部2140は、上述の初期ブロック2730を起点としたブロックチェーン2700を含む分散台帳2500を作成する(ステップステップs102)。
続いて図6に、分散台帳ノード2000のTX実行処理、すなわち、SCのデプロイおよび実行の例を示す。
この場合、分散台帳ノード2000のトランザクション管理部2130が、クライアントノード1000等のTX発行元からTXを受け取る(ステップs200)。
また、トランザクション管理部2130は、s200で受け取ったTXにIDを付与した上で、コンセンサス管理部2110に渡す。
続いて、コンセンサス管理部2110は、他の分散台帳ノード2000との間で、受け取ったTXを実行してよいか、すなわちブロックとしてブロックチェーン2700に追加してよいかの合意形成処理を行う(ステップs201)。
上述の合意形成が完了した後、トランザクション管理部2130は、SC実行/管理部
22000を介して、上述のTXをトランザクション配信ノード3000に送信する(ステップs202)。
一方、トランザクション配信ノード3000は、各分散台帳ノード2000が送信したTXを順序付けし、同じ分散台帳システム4600を構成する全ての分散台帳ノード2000に配信する(ステップs203)。
分散台帳ノード2000は、トランザクション配信ノード3000からTXを受信し、これを分散台帳2500に登録する(ステップs204)。
その際、当該TXの内容がSCのデプロイに関するものである場合、分散台帳ノード2000は、コントラクトIDやコントラクト実体を、分散台帳2500のステート情報2800として登録する。また、分散台帳ノード2000は、ブロックチェーン2700の末尾にこのTXを含むブロックを追加する。
一方、当該TXの内容がSCに定義された関数の実行に関するものである場合、分散台帳ノード2000は、TX内で指定されたコントラクトIDを持つSCに対して、TX内で指定された呼び出し関数と入力引数を与えて実行する。
分散台帳ノード2000は、その実行結果に基づき、分散台帳2500の内容を更新する。すなわち、分散台帳ノード2000は、上述の実行結果に基づいて、本コントラクトに関するステート情報2800を更新し、ブロックチェーン2700の末尾のブロックとして実行TXを追加する。この際、同じ分散台帳2500を共有する他の分散台帳ノードにおいても、同様にブロックの追加が実行される。
また、TXの内容がSCの設定変更に関するものである場合、分散台帳ノード2000は、ステート情報2800に定義された本コントラクトに関する設定情報を更新するとともに、ブロックチェーン2700の末尾のブロックとして実行TXを追加する。
最後に、分散台帳ノード2000のトランザクション管理部2130は、デプロイTXの実行結果をTX発行元に返し(ステップs205)、処理を終了する。
なお、本実施形態では、ステップs202におけるブロードキャストの処理を、トランザクション配信ノード3000が実施しているが、これを分散台帳ノード2000が行ってもよい。
図7に、分散台帳2500で管理するブロックチェーン2700の例を示す。このうちブロック2704は、サブグループの構成変更情報を格納したブロックの一例である。
本実施形態の構成変更ブロック2760には、当該サブグループに属するノードのIDの一覧が定義されている。また、データに改ざんが無いことを検証するために用いる各参加ノードの電子署名が含まれる。
この電子署名は、分散台帳ノード2000が持つ秘密鍵を用いて生成され、そのペアとなる公開鍵によって検証をすることが可能である。また、トランザクションの配信を行うトランザクション配信ノード3000のIDを含む。なお、構成変更ブロック2760以外の部分の構成は、図3と同様である。
続いて図8に、本実施形態における分散台帳ノード2000のサブグループ管理部2140による、サブグループ構成変更処理の例を示す。具体的な処理を以下に示す。
ここで、サブグループを代表する組織の分散台帳ノード2000の管理者は、当該サブグループに参加する組織を追加する場合、クライアントノード1000を操作し、サブグループ管理部2140に対し、サブグループに追加するノードのIDを入力する。
こうした前提において、サブグループ管理部2140は、上述のクライアントノード1000からの入力を受けると、受けた情報を定義した構成変更ブロック2704を作成する(ステップs300)。
次に、サブグループ管理部2140は、サブグループに参加している他組織の分散台帳ノード200のサブグループ管理部2140から、構成変更ブロック2704に対する署名を受ける(ステップs301)。
続いて、サブグループ管理部2140は、上述の署名済みの構成変更ブロック2704を、同じサブグループ内の他の分散台帳ノード2000に配布する(ステップs302)。
また、各組織の分散台帳ノード2000におけるサブグループ管理部2140は、上述の構成変更ブロック2704をブロックチェーン2700に書き込み(ステップs303)、処理を終了する。
図9は、分散台帳2500で管理するブロックチェーン2700の例である。このうち終端ブロック2770は、サブグループの終端情報を格納したブロックの一例である。本実施形態の終端ブロック2770には、後継となるサブグループのIDが定義されている。
さらに、終端ブロック2770には、当該サブグループに属するノードのIDの一覧と、その後継となるノードのIDの一覧が定義されている。
また、終端ブロック2770は、データに改ざんが無いことを検証するために用いる各参加ノードの電子署名を含む。また、終端ブロック2770は、トランザクションの配信を行うトランザクション配信ノード3000のIDを含む。なお、終端ブロック2770以外の部分の構成は、図3と同様である。
この終端ブロック2770は、移行元のブロックチェーンプラットフォームでのサブグ
ループを構成する組織のノードIDと、当該組織が移行先のブロックチェーンでのサブグループで付与されたノードIDすなわち後継ノードIDとの対応関係を示す情報となる。
図10に、本実施形態における分散台帳ノード2000のサブグループ管理部2140による、サブグループ終了処理の例を示す。具体的な処理を以下に示す。
ここで、サブグループを代表する組織の分散台帳ノード2000の管理者は、サブグループを終了させる場合、クライアントノード1000を操作して、サブグループ管理部2140に対し、後継となるサブグループID、参加ノードおよびその後継となるノード、後継となるトランザクション配信ノード3000、の各情報を入力する。
一方、サブグループ管理部2140は、上述のクライアントノード1000からの入力を受けると、それらの情報を定義した終端ブロック2770を作成する(ステップs400)。
次に、サブグループ管理部2140は、サブグループに参加している他組織の分散台帳ノード2000のサブグループ管理部2140から、上述の終端ブロック2770に対する署名を受ける(ステップs401)。
また、サブグループ管理部2140は、上述のように署名を受けた終端ブロック2770を、同じサブグループ内の他の分散台帳ノード2000に配布する(ステップs402)。
各組織の分散台帳ノード2000におけるサブグループ管理部は、上述の終端ブロック2770をブロックチェーン2700の終端に書き込み(ステップs403)、処理を終了する。ブロックチェーン2700における、この終端ブロック2770の存在は、以後の分散台帳2500の更新がなされないことを意味する。
図11は、本実施形態の分散台帳2500で管理するブロックチェーン2700の例である。このうちブロック2706は、SCのデプロイTX2780を格納したブロックの一例である。
このデプロイTX2780の例では、「移行」というIDを持つSCの関数名として「ステート情報コピー」が定義されており、併せて関数のロジックが定義されている。さらに、デプロイTX2780は、このデプロイTX2780の発行元のIDと、データに改ざんが無いことを検証するために用いる電子署名を含む。また、デプロイTX2780は、TXの固有の識別子であるIDを含む。
また、ブロック2707は、SCの実行TX2790を格納したブロックの一例である。本実施形態の実行TX2790は、呼び出し対象となるコントラクトのコントラクトID、呼び出し対象となるコントラクトの関数名と入力する引数の情報を含む。
この実行TX2790の例では、「移行」というIDを持つSCの関数「ステート情報コピー」を呼び出している。また、この関数の引数は、移行元サブグループIDであり、その値は "Group1"である。
さらに、実行TX2790は、この実行TX2790の発行元のIDと、データに改ざんが無いことを検証するために用いる電子署名を含む。なお、実行TX2790は、発行元だけでなく、合意形成に関わったノードの情報も管理/保持してもよい。また、実行T
X2790は、TXの固有の識別子であるIDを含む。
なお、ブロック2706および2707以外の部分の構成は、図3と同様である。
図12に、本実施形態における分散台帳ノード2000のスマートコントラクト実行/
管理部2120が、“Group2”内の分散台帳ノード2000の間で共有された移行SCに基づいて実行する処理の例を示す。具体的な処理を以下に示す。
まず、分散台帳ノード2000のスマートコントラクト実行/管理部2120は、自ノ
ード上の分散台帳を参照し、ブロックチェーン上の初期ブロックに定義されたサブグループIDが、SC実行時に指定された移行元サブグループIDと合致するものを検索する(ステップs500)。
次に、スマートコントラクト実行/管理部2120は、当該ブロックチェーンの終端ブ
ロックを参照し、後継サブグループのIDを取得して、自サブグループのIDと合致しているか確認する(ステップs501)。
上述の確認の結果、合致していなければ(ステップs502:No)、スマートコントラクト実行/管理部2120は、処理を終了する。
一方、上述の確認の結果、合致していた場合(ステップs502:Yes)、スマートコントラクト実行/管理部2120は、当該分散台帳2500からステート情報2800
の内容を取得する(ステップs503)。
最後に、スマートコントラクト実行/管理部2120は、自サブグループ内の分散台帳
2500のステート情報2600に、ステップs503で取得した内容を書き込み(ステップs504)、処理を終了する。
図13は、本実施形態における移行元および移行先の各ブロックチェーンプラットフォーム4500、4510での分散台帳ノードの構成例を示す概念図である。また、こうした構成において、コンソーシアムに参加する事業者を、組織“Org1”〜“Org3”、組織“Org11”〜“Org13”として例示している。
移行元のブロックチェーンプラットフォーム4500に構築されたコンソーシアムは、組織“Org1”〜“Org3”から構成されている。これら組織のそれぞれは、1つの分散台帳ノード2000を運用している。例えば、組織“Org1”は、分散台帳ノード“Node1”を運用する。
一方、移行先のブロックチェーンプラットフォーム4510に構築されたコンソーシアムには、組織“Org11”〜“Org13”が存在する。なお、これらの実体は、移行元のブロックチェーンプラットフォーム4500における上述の組織“Org1”〜“Org3”にそれぞれ対応する。
つまり、移行元のブロックチェーンプラットフォーム4500の組織“Org11”は、移行先のブロックチェーンプラットフォーム4510では組織“Org1”となり、同様に、移行元のブロックチェーンプラットフォーム4500の組織“Org2”は、移行先のブロックチェーンプラットフォーム4510では組織“Org12”に、また、移行元のブロックチェーンプラットフォーム4500の組織“Org3”は、移行先のブロックチェーンプラットフォーム4510では、組織“Org3”になっている。
こうしたコンソーシアム内にはサブグループ“Group1”が存在する。サブグルー
プ“Group1”には、組織“Org1”の分散台帳ノード“Node1”と、組織“Org2”の分散台帳ノード“Node1”と、組織“Org3”の分散台帳ノード“Node1”が属している。
以下、移行元のブロックチェーンプラットフォーム4500を停止し、その分散台帳2500のデータを引き継いだうえで、移行先のブロックチェーンプラットフォーム4510上で業務を再開するまでの過程を説明する。
なお、移行手順の開始前の時点で組織“Org1”〜“Org3”の分散台帳ノード“Org1.Node1”〜“Org3.Node1”は、サブグループ“Group1”に属し、分散台帳2500のブロックチェーン2700およびステート情報2800は、それぞれ図3および図4Aの状態であるものとする。
まず、サブグループを代表する組織である“Org1”の管理者は、クライアントノード1000を操作し、“Org1.Node1”のサブグループ管理部2140に対し、サブグループ“Group1”に組織“Org11〜Org13”の分散台帳ノード“Org11.Node1”〜“Org13.Node1”を追加するよう指示する。
一方、サブグループ管理部2140は、上述の追加指示をクライアントノード1000から受けると、それらの情報を定義した構成変更ブロック2760を作成する。
次に、サブグループ管理部2140は、サブグループに参加している他組織、すなわち“Org2”〜“Org3”と“Org11”〜“Org13”の分散台帳ノード2000のサブグループ管理部2140から、上述の構成変更ブロック2760に対する署名を受ける。
続いて、サブグループ管理部2140は、上述の署名がなされた構成変更ブロック2760を、トランザクション配信ノード“OrgO1.Node1”を経由して、他の分散
台帳ノード2000に配布する。
一方、各組織の分散台帳ノード2000におけるサブグループ管理部2140は、構成変更ブロックを、ブロックチェーン2700の終端に書き込む。その場合のブロックチェーン2700は、図7で例示した状態となる。
他方、“Org1”の管理者は、クライアントノード1000を操作し、“Org11.Node1”のサブグループ管理部2140に対し、移行先となるサブグループ“Group2”を新たに作成するよう指示する。この際、参加ノードとして組織“Org11”〜“Org13”の分散台帳ノード“Org11.Node1”〜“Org13.Node1”を、トランザクション配信ノード3000として“Org2.Node1”を指定する。
これを受けた分散台帳ノード“Org11.Node1”のサブグループ管理部2140は、初期ブロック2730を作成し、これを組織“Org12”と“Org13”の各分散台帳ノード2000のサブグループ管理部2140に配布する。
各組織の分散台帳ノード2000におけるサブグループ管理部2140は、上述の初期ブロック2730を起点としたブロックチェーン2700を含む分散台帳2500を作成する。
次に組織“Org1”の管理者は、クライアントノード1000を操作し、分散台帳ノ
ード“Org1.Node1”のサブグループ管理部2140に対し、サブグループ“Group1”の分散台帳2500を終了するよう指示する。その際、後継となるサブグループIDとして“Group1”、参加ノード“Org1.Node1”〜“Org3.Node1”と、その後継となるノード“Org11.Node1”〜“Org13.Node1”、後継となるトランザクション配信ノード300として“OrgO2.Node1”を指定する。
一方、分散台帳ノード“Org1.Node1”のサブグループ管理部2140は、上述の指定を受けると、それらの情報を定義した終端ブロック2770を作成する。
次に、分散台帳ノード“Org1.Node1”のサブグループ管理部2140は、サブグループに参加している組織“Org2”と“Org3”の分散台帳ノード2000のサブグループ管理部2140から、上述の終端ブロック2770に対する署名を受ける。
次に、分散台帳ノード“Org1.Node1”のサブグループ管理部2140は、署名済みの終端ブロック2770を、トランザクション配信ノード“OrgO1.Node1”を経由して他の分散台帳ノード2000に配布する。
この配布を受けた分散台帳ノード“Org11.Node1”〜“Org13.Node1”のサブグループ管理部2140は、終端ブロック2770をブロックチェーン1700の終端に書き込み、移行分散台帳の更新を行わないようにする。
続いて、組織“Org11”の管理者は、クライアントノード1000を操作し、移行SCと業務SCを分散台帳ノード2000上にデプロイする。分散台帳ノード2000が備えるスマートコントラクト実行/管理部2120は、サブグループ“Group2”内
の分散台帳ノード間で共有された移行SCを実行する。
サブグループ“Group2”に属する分散台帳ノード“Org11.Node1”〜“Org13.Node1”のスマートコントラクト実行/管理部2120は、自分散台
帳ノード上の分散台帳2500を参照し、ブロックチェーン2700上の初期ブロック2730に定義されたサブグループIDが、SC実行時に指定された移行元サブグループID“Group1”と合致するものを検索する。
次に、スマートコントラクト実行/管理部2120は、当該ブロックチェーン2700
の終端ブロック2770を参照し、後継サブグループのIDを取得して、自サブグループのID“Group2”と合致しているか確認する。この確認の結果、合致していた場合、当該分散台帳2500からステート情報2800の内容を取得する。
最後に、スマートコントラクト実行/管理部2120は、自サブグループ内の分散台帳
2500のステート情報2800に、上述で取得した内容を書き込む。以上の結果、分散台帳2500のブロックチェーン2700およびステート情報2800はそれぞれ図11および図4Bの状態となる。
以上で示したとおり、本発明を用いることで、BCプラットフォームの移行を実現しようとした場合、最終的に移行元のBCプラットフォーム上の台帳を削除しても、過去のTX履歴が移行先のBCプラットフォームに引き継がれる。また、一組織に紐付けられた複数の組織定義情報の対応関係を、参加組織間で合意の上、改ざんされない形で共有することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、BCプラットフォーム間での分散台帳システムの移行を実現しようとした場合、最終的に移行元のBCプラットフォーム上の分散台帳を削除しても、過去のTX履歴が移行先のBCプラットフォームに引き継がれることから、運用にかかるコストが過大とならない。また、一組織に紐付けられた複数の組織定義情報の対応関係を、参加組織間で合意の上、改ざんされない形で共有することができる。
すなわち、BCプラットフォーム間での分散台帳等の円滑な移行を効率的なものとできる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の移行支援システムにおいて、前記第一または前記第二の分散台帳システムのいずれかのノードは、前記第一の分散台帳システムの分散台帳を、前記他のブロックチェーンプラットフォームにコピーするとともに、前記第二の分散台帳システムを構築し、前記第一の分散台帳システムの分散台帳に記録した前記対応関係に基づき、前記第一の分散台帳システムの分散台帳が持つブロックチェーンと、前記第二の分散台帳システムの分散台帳が持つブロックチェーンをリンクさせる処理をさらに実行するものである、としてもよい。
これによれば、BCプラットフォーム間での分散台帳の連続性が確立され、以後に必要となりうる監査業務等において、分散台帳の非改竄について検証可能となる。ひいては、BCプラットフォーム間での分散台帳等の円滑な移行をより効率的なものとできる。
また、本実施形態の移行支援システムにおいて、前記いずれかのノードは、前記第一の分散台帳システムの分散台帳に記録した前記対応関係に基づき、前記第一の分散台帳システムが持つステート情報の内容を、前記第二の分散台帳システムが持つステート情報にコピーする処理をさらに実行するものである、としてもよい。
これによれば、BCプラットフォーム間でのステート情報についても円滑な移行が可能となる。ひいては、BCプラットフォーム間での分散台帳等の円滑な移行を効率的なものとできる。
また、本実施形態の移行支援システムにおいて、前記いずれかのノードは、前記移行を行って前記第二の分散台帳システムを構築する際に実行する処理を、当該処理を規定したスマートコントラクトの実行により行うものである、としてもよい。
これによれば、予め参加者間で合意形成がなされた処理内容にて、上述の移行に伴う処理を効率的に実行できる。ひいては、BCプラットフォーム間での分散台帳等の円滑な移行を効率的なものとできる。
また、本実施形態の移行支援システムにおいて、前記ノードは、前記記憶装置において、前記第一の分散台帳システム上に構築された第一のサブグループと、前記第二の分散台帳システム上に構築された第二のサブグループとの対応関係を、前記第一のサブグループ内で共有するサブ台帳にて記録し、前記サブ台帳で記録している前記対応関係に基づき、前記第一のサブグループに参加している組織と、前記第二の分散台帳システム上に構築した第一のサブグループに参加している第二の組織との対応関係を、前記第一のサブグループ内で共有するサブ台帳に記録するものである、としてもよい。
これによれば、いわゆるBCプラットフォームでのチャネルを踏まえたサブ台帳の移行も可能となる。ひいては、BCプラットフォーム間での分散台帳等の円滑な移行を効率的
なものとできる。
また、本実施形態の移行支援システムにおいて、前記第一または前記第二の分散台帳システムのいずれかのノードは、前記第一の分散台帳システムの分散台帳を、前記他のブロックチェーンプラットフォーム上にコピーするとともに、前記第二の分散台帳システムを構築し、前記第一のサブグループ内で共有するサブ台帳に記録した前記対応関係に基づき、前記第一のサブグループ内で共有するサブ台帳が持つブロックチェーンと、前記第二のサブグループ内で共有するサブ台帳が持つブロックチェーンをリンクさせる、としてもよい。
これによれば、BCプラットフォーム間でのサブ台帳の連続性が確立され、以後に必要となりうる監査業務等において、サブ台帳の非改竄について検証可能となる。ひいては、BCプラットフォーム間での分散台帳等の円滑な移行を効率的なものとできる。
また、本実施形態の移行支援システムにおいて、前記いずれかのノードは、前記第一のサブグループ内で共有する前記サブ台帳に記録した前記対応関係に基づき、前記第一のサブグループ内で共有するサブ台帳が持つステート情報の内容を、前記第二のサブグループ内で共有するサブ台帳が持つステート情報にコピーする、としてもよい。
これによれば、BCプラットフォームでのチャネルを踏まえたステート情報の円滑な移行が可能となる。 ひいては、BCプラットフォーム間での分散台帳等の円滑な移行を効率的なものとできる。
また、本実施形態の移行支援システムにおいて、前記いずれかのノードは、前記第一及び前記第二のサブグループの間での分散台帳システムの移行を行って、前記第二の分散台帳システムを構築する際に実行する処理を、当該処理を規定したスマートコントラクトの実行により行うものである、としてもよい。
これによれば、予め参加者間で合意形成がなされた処理内容にて、上述の移行に伴う処理を効率的に実行できる。ひいては、BCプラットフォーム間での分散台帳等の円滑な移行を効率的なものとできる。
201 記憶装置
202 プログラム
203 メモリ
204 演算装置
207 通信装置
1 インターネット
2 内部ネットワーク
10 移行支援システム
1000 クライアントノード
1100 トランザクション発行部
1200 業務アプリ
2000 分散台帳ノード
2110 コンセンサス管理部
2120 スマートコントラクト実行/管理部
2130 トランザクション管理部
2140 サブグループ管理部
2500 分散台帳
2600 スマートコントラクト
2700 ブロックチェーン
2701〜2703 ブロック
2730 初期ブロック
2760 構成変更ブロック
2770 終端ブロック
2710 前ブロックのハッシュ値
2720 ステートハッシュ値
2800 ステート情報
3000 トランザクション配信ノード
3100 トランザクション配信部
4500 ブロックチェーンプラットフォーム
4600 分散台帳システム

Claims (10)

  1. ブロックチェーンプラットフォーム上に構築された第一の分散台帳システムのノードであって、各ブロックチェーンプラットフォームにおける分散台帳システムに参加可能な組織の情報を保持する記憶装置と、前記第一の前記分散台帳システムを、他のブロックチェーンプラットフォーム上に移行して第二の分散台帳システムを構築するに際し、前記記憶装置で保持する、前記ブロックチェーンプラットフォーム及び前記他のブロックチェーンプラットフォームの各分散台帳システムに参加可能な組織の情報に基づき、前記第一の分散台帳システムに参加している組織と、前記第二の分散台帳システムに参加している組織との対応関係を、前記第一の分散台帳システムにおける分散台帳に記録する演算装置と、を備えるノード、
    を含むことを特徴とする移行支援システム。
  2. 前記第一または前記第二の分散台帳システムのいずれかのノードは、
    前記第一の分散台帳システムの分散台帳を、前記他のブロックチェーンプラットフォームにコピーするとともに、前記第二の分散台帳システムを構築し、
    前記第一の分散台帳システムの分散台帳に記録した前記対応関係に基づき、前記第一の分散台帳システムの分散台帳が持つブロックチェーンと、前記第二の分散台帳システムの分散台帳が持つブロックチェーンをリンクさせる処理をさらに実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の移行支援システム。
  3. 前記いずれかのノードは、
    前記第一の分散台帳システムの分散台帳に記録した前記対応関係に基づき、前記第一の分散台帳システムが持つステート情報の内容を、前記第二の分散台帳システムが持つステート情報にコピーする処理をさらに実行するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の移行支援システム。
  4. 前記いずれかのノードは、
    前記移行を行って前記第二の分散台帳システムを構築する際に実行する処理を、当該処理を規定したスマートコントラクトの実行により行うものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の移行支援システム。
  5. 前記ノードは、
    前記記憶装置において、前記第一の分散台帳システム上に構築された第一のサブグループと、前記第二の分散台帳システム上に構築された第二のサブグループとの対応関係を、前記第一のサブグループ内で共有するサブ台帳にて記録し、
    前記サブ台帳で記録している前記対応関係に基づき、前記第一のサブグループに参加している組織と、前記第二の分散台帳システム上に構築した第一のサブグループに参加している第二の組織との対応関係を、前記第一のサブグループ内で共有するサブ台帳に記録するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の移行支援システム。
  6. 前記第一または前記第二の分散台帳システムのいずれかのノードは、
    前記第一の分散台帳システムの分散台帳を、前記他のブロックチェーンプラットフォーム上にコピーするとともに、前記第二の分散台帳システムを構築し、
    前記第一のサブグループ内で共有するサブ台帳に記録した前記対応関係に基づき、前記第一のサブグループ内で共有するサブ台帳が持つブロックチェーンと、前記第二のサブグループ内で共有するサブ台帳が持つブロックチェーンをリンクさせる、
    ことを特徴とする請求項5に記載の移行支援システム。
  7. 前記いずれかのノードは、
    前記第一のサブグループ内で共有する前記サブ台帳に記録した前記対応関係に基づき、前記第一のサブグループ内で共有するサブ台帳が持つステート情報の内容を、前記第二のサブグループ内で共有するサブ台帳が持つステート情報にコピーする、
    ことを特徴とする請求項6に記載の移行支援システム。
  8. 前記いずれかのノードは、
    前記第一及び前記第二のサブグループの間での分散台帳システムの移行を行って、前記第二の分散台帳システムを構築する際に実行する処理を、当該処理を規定したスマートコントラクトの実行により行うものである、
    ことを特徴とする請求項5に記載の移行支援システム。
  9. ブロックチェーンプラットフォーム上に構築された第一の分散台帳システムのノードが、
    記憶装置において、各ブロックチェーンプラットフォームにおける分散台帳システムに参加可能な組織の情報を保持して、
    前記第一の前記分散台帳システムを、他のブロックチェーンプラットフォーム上に移行して第二の分散台帳システムを構築するに際し、前記記憶装置で保持する、前記ブロックチェーンプラットフォーム及び前記他のブロックチェーンプラットフォームの各分散台帳システムに参加可能な組織の情報に基づき、前記第一の分散台帳システムに参加している組織と、前記第二の分散台帳システムに参加している組織との対応関係を、前記第一の分散台帳システムにおける分散台帳に記録する、
    ことを特徴とする移行支援方法。
  10. ブロックチェーンプラットフォーム上に構築された第一の分散台帳システムのノードであって、各ブロックチェーンプラットフォームにおける分散台帳システムに参加可能な組織の情報を保持する記憶装置と、前記第一の前記分散台帳システムを、他のブロックチェーンプラットフォーム上に移行して第二の分散台帳システムを構築するに際し、前記記憶装置で保持する、前記ブロックチェーンプラットフォーム及び前記他のブロックチェーンプラットフォームの各分散台帳システムに参加可能な組織の情報に基づき、前記第一の分散台帳システムに参加している組織と、前記第二の分散台帳システムに参加している組織との対応関係を、前記第一の分散台帳システムにおける分散台帳に記録する演算装置と、
    を含むことを特徴とするノード。
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