JP2021184592A - 聴覚装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】他の聴覚装置または電子装置との通信を提供する聴覚装置のより良い設計を提供する。【解決手段】聴覚装置10は、耳掛け型モジュール9と、耳掛け型モジュール9から延びるチューブ要素16と、を備える。耳掛け型モジュールは、受信したオーディオ信号を、ユーザの聴覚障害を補償するように修正された信号へ処理する信号プロセッサ12と、第1周波数において電磁波を放射および受信するアンテナ15と、導電性要素18と、デカップリング要素19と、チューブ要素16内に延在する第1セクション17と、を備える。デカップリング要素19は、第2周波数において第1セクション17と耳掛け型モジュール9との間の電気的接続を維持しつつ、第1周波数において第1セクション17と耳掛け型モジュール9とを電気的にデカップリングする。【選択図】図1a
Description
本開示は、聴覚装置および聴覚装置のための方法に関する。特に、無線通信を実行することができる聴覚装置、ひいては、通信用アンテナを備える聴覚装置に関する。
本開示はさらに、磁気誘導(magnetic induction)を利用して通信を実行するように、および/または無線周波数(radio frequencies)を使用して通信を実行するように構成される聴覚装置に関する。聴覚装置は、バイノーラル方式の聴覚装置システムに使用されてもよい。聴覚装置は、ユーザの聴力損失を補償するための聴覚装置であってもよい。動作中、聴覚装置は、ユーザの聴力損失の軽減などのために、ユーザの耳の中、または、耳に装着される。
聴覚装置は、非常に小型で繊細な装置であり、人間の外耳道内に嵌合する程または外耳の後ろに配置される程十分に小さいハウジング又はシェル内に収容された多くの電子部品及び金属部品を含む。多数の電子部品及び金属部品は、聴覚装置のハウジング又はシェルのサイズが小さいことと相まって、無線通信能力を有する聴覚装置に使用されるMIアンテナ及びRFアンテナ等のアンテナに対して大きな設計上の制約を課す。
また、特に聴覚装置のアンテナは、聴覚装置のサイズ及び使用者の頭部に近接することによって課される制限及び他の厳しい設計制約があるにも関わらず、満足できる性能を達成するように設計されなければならない。
聴覚装置をより小さく、よりコスト効率良く製造するための努力が継続的に行われているが、無線技術分野での発展によって、概して、聴覚装置の通信能力への期待がさらに高まることとなった。
さらに、バイノーラル方式の聴覚装置システムでは、バイノーラル方式の聴覚装置システム内の聴覚装置間の通信の質に対する要求が高まり続けており、同様に、聴覚装置と、スマートフォン、アクセサリ装置などの他の電子装置との間の通信に対する要求も高まっている。これらの要求は、低レイテンシ、高帯域幅、および低雑音に対する要求を含んでおり、聴覚装置における効果的なアンテナに対する要求が増加している。
したがって、他の聴覚装置または電子装置との通信を提供する聴覚装置のより良い設計が必要とされている。
本開示によれば、上記および他の目的のうちの1つまたは複数が、開示された聴覚装置によって得られる。
本明細書の1つの態様によれば、聴覚装置が提供される。聴覚装置は、耳掛け型(behind−the−ear)モジュールと、耳掛け型モジュールから延びるチューブ要素と、を備える。耳掛け型モジュールは、受信したオーディオ信号を、ユーザの聴覚損失を補償するために修正された信号へと処理するための信号プロセッサと、第1周波数における電磁波の放射および受信のために構成されるアンテナと、を備える。聴覚装置はさらに、少なくとも1つの導電性要素と、少なくとも1つのデカップリング要素と、を備える。少なくとも1つの導電性要素の第1セクションは、チューブ要素内へと延在する。少なくとも1つのデカップリング要素は、第2周波数において第1セクションと耳掛け型モジュールとの間の電気的接続を維持しつつ、第1周波数において第1セクションと耳掛け型モジュールとを電気的にデカップリングするように構成される。
聴覚装置は、通常、受信したオーディオ信号に基づいて1つまたは複数のマイクロフォン出力信号を生成するマイクロフォンのような第1トランスデューサを備える。1つまたは複数のマイクロフォン出力信号は、1つまたは複数のマイクロフォン出力信号を処理するための信号プロセッサに提供される。レシーバまたはスピーカは、例えば、信号プロセッサの出力をユーザの聴覚損失を補償するように修正された信号に変換するために、信号プロセッサの出力に接続されており、修正された信号をスピーカに提供する。
信号プロセッサは、処理要素、増幅器、コンプレッサ、および/またはノイズ低減システムなどの要素を備えてもよい。信号プロセッサ装置はさらに、出力信号を最適化するための調整フィルタのようなフィルタ機能を有してもよい。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのデカップリング要素は、信号プロセッサと導電性要素の第1セクションとの間に設けられる。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのデカップリング要素は、信号プロセッサとチューブ要素内に延在する導電性要素との間に位置する信号経路に設けられる。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのデカップリング要素は、無線通信ユニットとチューブ要素内に延在する任意の導電性要素との間など、無線通信ユニットと少なくとも1つの導電性要素の第1セクションとの間に設けられる。少なくとも1つのデカップリング要素は、無線通信ユニットとチューブ要素内に延在する任意の導電性要素との間など、無線通信ユニットとチューブ要素内に延在する少なくとも1つの導電性要素との間に位置する信号経路に設けられてもよい。
いくつかの実施形態では、デカップリング要素は、第1周波数または第1周波数近傍の周波数において、信号コンテンツを低減またはブロックするように構成される。その結果、アンテナとのあらゆるカップリングが排除される。
第2周波数において第1セクションと耳掛け型モジュールとの間の電気的接続を維持しつつ、第1周波数において第1セクションと耳掛け型モジュールとを電気的にデカップリングするように構成される少なくとも1つのデカップリング要素を提供することによって、導電性要素の第1セクションが、アンテナの役割を果たさないこと、および/または第1周波数においてアンテナの機能性を妨害しないことが保証されるという利点がある。耳掛け型モジュールの部品と聴覚装置の耳要素の電気部品とを相互接続する導電性要素の第1セクションのような、チューブ要素内に延在する導電性要素の第1セクションは、通常、長いワイヤである。このような長いワイヤは、第1周波数でデカップリングされなければ、例えば、電磁干渉によって、聴覚装置においてアンテナの長さを人工的に延長することによって、または聴覚装置のアンテナと導電性要素との間のカップリングによって、聴覚装置のアンテナのアンテナ機能と干渉し、アンテナ機能に不適切な影響を及ぼすことになる。特に、チューブ要素の長さは様々な頭部の構成に対して変化するので、ワイヤなどの導電性要素の長さは既知ではない。そのため、導電性要素の影響は既知ではなく、不特定の障害を生じさせてしまう。
デカップリング要素によって、チューブ要素内に延在する少なくとも1つの導電性要素は、第1周波数において、耳掛け型モジュールの部品からデカップリングされるように構成される。したがって、第1周波数において、導電性要素のいかなるアンテナ機能も抑制される。
聴覚装置は、アンテナを含む。アンテナは、第1周波数において電磁波の放射および受信のために構成されていれば、どんなアンテナであってもよい。アンテナは、無線通信ユニットと相互接続されてもよい。無線通信ユニットは、無線データ通信を含む無線通信のために構成されている。この点で、無線通信ユニットは、電磁場の放射および受信のためにアンテナと相互接続される。無線通信ユニットは、他の聴覚装置および/または他の外部電子装置との無線通信を提供するために、信号プロセッサをアンテナと相互接続するように構成されてもよい。聴覚装置は、1つまたは複数の外部装置と通信するように構成されてよく、またはいくつかの実施形態では、典型的にはバイノーラル方式の聴覚装置システムにおいて、別の耳に配置された別の聴覚装置などの別の聴覚装置と通信するように構成されてもよい。例えば、1つまたは複数の外部電子装置は、少なくとも1つのスマートフォンと、少なくとも1つのタブレットと、少なくとも1つの配偶者(spouse)マイクロフォン、リモコン、オーディオ検査装置などを含む少なくとも1つの聴覚アクセサリ装置と、を含む。
無線通信ユニットは、送信機、受信機、トランシーバなどの送受信機、および/または無線ユニットを備えてもよい。無線通信ユニットは、Bluetooth Low Energy、Bluetooth Smartなどを含むBluetooth(登録商標)、WLAN規格、製造業者固有のプロトコル、例えばオーダーメイド近接アンテナプロトコル、例えばプロプライエタリプロトコル、例えば低電力無線通信プロトコル、例えばCSRメッシュなど、を含む、当業者に知られている任意のプロトコルを使用して通信するように構成されてもよい。
アンテナは、磁気アンテナであってもよい。アンテナは、電気アンテナであってもよい。アンテナは、第1周波数で共振するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、アンテナは、第1周波数における共振アンテナである。アンテナの効率は、アンテナが共振する共振周波数において、最大または最大に近くなり得るので、共振周波数またはそれに近い周波数で、アンテナを動作させることは有益である。
アンテナは、無線周波数、例えば800MHzを超える、例えば1GHzを超える、例えば1.5GHzを超える、例えば約1.6GHzの、例えば約2.4GHzの、無線周波数で動作するように構成されてもよい。アンテナは、例えば、聴覚装置における通信に適した1つまたは複数のISM周波数帯域のような、1つまたは複数のISM周波数帯域などの無線周波数で動作するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、聴覚装置は、2.45±0.05GHzのISM帯域および/または1.6GHzのISM帯域を使用してもよい。
アンテナは、800MHz〜6GHzの範囲の周波数で動作するように構成されてもよい。アンテナは、これらの周波数で動作可能であれば、どんなアンテナであってもよい。アンテナは、任意の方法で実装されてよく、モノポールアンテナ、ダイポールアンテナなどであってもよい。アンテナは、オープンループアンテナのようなループアンテナであってもよい。アンテナは、電気アンテナなどの既知のアンテナであれば、どんなアンテナであってもよく、任意の既知の方法で電磁波を放射または受信するように構成される細長い導電材料であってもよいし、そのような細長い導電材料を含んでもよい。
聴覚装置は、少なくとも1つの導電性要素をさらに含み、少なくとも1つの導電性要素の第1セクションは、チューブ要素内に延在する。少なくとも1つの導電性要素は、電線、ケーブル、コード、リード線などのワイヤであってもよい。
いくつかの実施形態では、第2周波数は、第1周波数を除くすべての周波数を含む。いくつかの実施形態では、第2周波数は、第1周波数より高い周波数および/または低い周波数を含む。いくつかの実施形態では、第2周波数は、第1周波数近傍の周波数範囲外のすべての周波数を含む。第2周波数は、例えば第1周波数からプラスマイナス10%の周波数範囲外のすべての周波数、例えば第1周波数からプラスマイナス5%の周波数範囲外のすべての周波数、例えば第1周波数からプラスマイナス3%の周波数範囲外のすべての周波数、例えば第1周波数からプラスマイナス1%の周波数範囲外のすべての周波数、を含む。
第2周波数において少なくとも1つの導電性要素の第1セクションと耳掛け型モジュールとの間の電気的接続を維持しつつ、第1周波数において第1セクションと耳掛け型モジュールとを電気的にデカップリングするように構成される少なくとも1つのデカップリング要素を有することで、第1周波数または第1周波数近傍において、耳掛け型モジュールの電気部品と少なくとも1つの導電性要素との間のあらゆる電磁的なカップリングが低減される。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの導電性要素は、第1周波数においてデカップリングされるため、少なくとも1つの導電性要素は、第1周波数においてアンテナと干渉またはカップリングしない。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの導電性要素は、第1周波数においてデカップリングされるため、少なくとも1つの導電性要素はアンテナ機能を持たない。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの導電性要素は、第1周波数においてデカップリングされるため、少なくとも1つの導電性要素は、第1周波数でアンテナ機能を有さない。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの導電性要素は、第2セクションを有し、少なくとも1つのデカップリング要素は、第1セクションと第2セクションとの間に設けられ、少なくとも1つのデカップリング要素は、第2周波数において第1セクションと第2セクションとの間の電気的接続を維持しつつ、第1周波数において第1セクションと第2セクションとを電気的にデカップリングするように構成される。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのデカップリング要素は、第1セクションと第2セクションとの間に直列に設けられる。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの導電性要素の第2セクションは、少なくとも部分的に、耳掛け型モジュール内に延在する。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの導電性要素は、耳掛け型モジュールからチューブ要素内へと延びる導電性要素である。デカップリング要素は、耳掛け型モジュール内に延在する第2セクションとチューブ要素内に延在する第1セクションとの間に設けられてもよい。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのデカップリング要素は、第1周波数において高いインピーダンスを有する。1kΩを超えるインピーダンスであることが好ましい。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのデカップリング要素は、1kΩを超えるインピーダンス、例えば1.5kΩを超えるインピーダンス、例えば4kΩを超えるインピーダンス、例えば5kΩを超えるインピーダンス、を有する。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのデカップリング要素は、第1周波数において自己共振周波数を有するインダクタである。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのデカップリング要素は、第1周波数を中心とする範囲内又は帯域幅内に自己共振周波数を有するインダクタである。いくつかの実施形態では、インダクタの自己共振周波数は、第1周波数からプラスマイナス10%の範囲内、例えば第1周波数からプラスマイナス5%の範囲内、例えば第1周波数からプラスマイナス3%の範囲内にある。いくつかの実施形態では、デカップリング要素は、例えばインダクタを含む別体部品、例えばSMD型インダクタである。
インダクタをその共振周波数で使用すると、デカップリングが、インダクタの共振周波数近傍の狭い周波数範囲内で提供されるという点で、有益である。デカップリングが、第1周波数でのみ、または、第1周波数近傍の周波数範囲内でのみ、例えば第1周波数からプラスマイナス10%の範囲内でのみ、例えば第1周波数からプラスマイナス5%の範囲内でのみ、例えば第1周波数からプラスマイナス3%の範囲内でのみ、実行されることは有益である。そのような特定の範囲内の周波数の信号のみがデカップリングされるので、少なくとも1つの導電性要素において伝送されるあらゆる信号の障害が、最小限に抑えられる。
いくつかの実施形態では、聴覚装置は、1つまたは複数の導電性要素を含む。したがって、少なくとも1つの導電性要素は、1つ、2つ、3つ、4つなどの導電性要素を含んでもよい。導電性要素は、例えば、チューブ要素内に延在するワイヤなどである。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの導電性要素のそれぞれは、少なくとも1つのデカップリング要素と直列に接続される。このように、チューブ要素内に延在するワイヤなどの導電性要素の各々は、少なくとも1つのデカップリング要素を介して、耳掛け型モジュールの電気部品に接続される。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのデカップリング要素は、一次デカップリング要素および二次デカップリング要素を含み、一次デカップリング要素および二次デカップリング要素は、直列に接続される。一次デカップリング要素は、第1周波数で、少なくとも1つの導電性要素を耳掛け型モジュールからデカップリングするように構成されてもよい。一方、二次デカップリング要素は、第2周波数で電気的接続を維持しつつ、第1周波数とは異なる別の周波数で、少なくとも1つの導電性要素を耳掛け型モジュールからデカップリングするように構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのデカップリング要素は、耳掛け型モジュール内に設けられる。
いくつかの実施形態では、チューブ要素は、ユーザの耳に音信号を供給するように構成され、そのような音信号は、音響的にまたは電気的にユーザの耳に供給されてもよい。
いくつかの実施形態では、聴覚装置は、チューブ要素を耳掛け型モジュールに対して着脱可能に取り付けるように構成される電気機械インターフェースをさらに備える。このような着脱可能な取り付けは、雄/雌コネクタ部品を使用する、スナップまたはクリックアセンブリを使用するなど、当業者に周知の任意の方法で実行されてもよい。チューブ要素を耳掛け型モジュールから取り外すことができると、例えば、チューブ要素の摩耗や破れなどが生じたときに、チューブ要素を交換可能である。よって、例えば、所望のサイズのチューブ要素を得るためにチューブ要素をユーザに合わせることができたり、適切なフィットを得るためにチューブ要素を交換したり、限られた労力及び耳掛け型モジュールとの最小限のカップリングで、例えば洗浄または交換するためにチューブ要素を取り外せるという点で、有益である。
いくつかの実施形態では、電気機械インターフェースは、耳掛け型モジュールの一部を形成する第1部位と、チューブ要素の一部を形成する第2部位とを有する。デカップリング要素の少なくとも1つは、電気機械インターフェースの第2部位内に設けられてもよい。電気機械インターフェースの第2部位内に設けられたデカップリング要素は、ワイヤ/導電性要素と直列に接続されてもよい。デカップリング要素の少なくとも1つは、耳掛け型モジュールの一部を形成する第1部位内に、または第1部位に隣接して設けられてもよい。電気機械インターフェースの第1部位内にまたは第1部位に隣接して設けられたデカップリング要素は、ワイヤ/導電性要素と直列に接続されてもよい。
電気機械インターフェースの第1部位内または電気機械インターフェースの第2部位内などの電気機械インターフェース内に、少なくとも1つのデカップリング要素を設けることの利点は、デカップリング要素を、少なくとも1つの導電性要素の第1セクションの近くなど、導電性要素のチューブ要素内に延在する部位に近接または隣接するように、可能な限り近く設けられることである。これにより、耳掛け型モジュールとチューブ要素内に延在するワイヤとの間のデカップリングが向上し、例えば、デカップリングの効率が上がる。
電気機械インターフェースの第1部位および第2部位はそれぞれ、プラグおよびプラグを受け入れるためのソケットとして提供されてもよい。
いくつかの実施形態では、第2周波数における電気的相互接続は、電気機械インターフェースを介して提供される。
いくつかの実施形態では、聴覚装置は、無線通信ユニットを含む。無線通信ユニットは、第1周波数を中心とする第1帯域幅を有する電磁波の放射および受信のために構成されるアンテナと相互接続される。
いくつかの実施形態では、アンテナまたは追加のアンテナと相互接続される無線通信ユニットは、第3周波数を中心とする第2帯域幅を有する電磁波の放射および受信のためにさらに構成される。第1周波数および第3周波数は、例えば、補聴器での無線通信に適した周波数などの、無線通信に好適な周波数であってもよく、第1周波数および第3周波数は、約2.4GHz、約1.6GHz、約900MHzなどの周波数から選択されてもよい。
いくつかの実施形態では、第3周波数において、導電性要素の第1セクションは、耳掛け型モジュールからデカップリングされない。いくつかの実施形態では、第1セクションは、第3周波数におけるアンテナとして構成される。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのデカップリング要素は、第3周波数において第1セクションと耳掛け型モジュールとを電気的にデカップリングするようにさらに構成される。第3周波数は、第1周波数及び第2周波数とは異なる。いくつかの実施形態では、導電性要素の第1セクションに直列に設けられた第1一次デカップリング要素は、第1セクションを第1周波数でデカップリングするように構成される。第1二次デカップリング要素は、導電性要素の第1セクション及び第1一次デカップリング要素に対して直列に設けられ、第1セクションを第3周波数でデカップリングするように構成されてもよい。第1一次デカップリング要素は、第1周波数において自己共振周波数を有するインダクタであってもよい。第1二次デカップリング要素は、第3周波数において自己共振周波数を有するインダクタであってもよい。
いくつかの実施形態では、第1周波数は2.4GHzのISM帯内で選択され、第3周波数は1.6GHzのISM帯内で選択される。聴覚装置が、第1周波数および第3周波数などの2つの異なる周波数で、聴覚装置または電子装置と無線で通信することができることは、有利なことである。聴覚装置が、2.4GHzのISM帯および/または1.6GHzのISM帯を使用して、聴覚装置または電子装置と無線で通信することができることは、有利なことである。
いくつかの実施形態では、聴覚装置は、複数の導電性要素と、第1周波数および任意で第3周波数において、複数の導電性要素を耳掛け型モジュールから電気的にデカップリングするように構成される複数のデカップリング要素と、を備える。複数の導電性要素のそれぞれは、複数のデカップリング要素のうちの1つ又は複数と直列に接続される。
したがって、デカップリング要素のそれぞれは、1つ又は複数のデカップリング要素と直列に接続されてもよい。2つのデカップリング要素と接続される場合、デカップリング要素のうちの1つは、第1周波数においてデカップリングするように構成されてもよく、デカップリング要素のうちのもう1つは、第3周波数においてデカップリングするように構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、耳掛け型モジュールとチューブ要素との間において、複数の導電性要素のそれぞれ、すなわち全ての電気的接続は、第1周波数において、電気的にデカップリングされる。いくつかの実施形態では、耳掛け型モジュールとチューブ要素との間において、複数の導電性要素のそれぞれ、すなわち全ての電気的接続は、第1周波数および任意で第3周波数において、電気的にデカップリングされる。
いくつかの実施形態では、聴覚装置は、耳要素をさらに備える。耳要素は、例えば、チューブ要素を介して信号プロセッサから修正された信号を受信するためにユーザの耳内に配置され、修正された信号をユーザの耳に提供するように構成される。耳要素は、チューブ要素に取り付けられてもよい。耳要素は、耳掛け型モジュールの反対側で、チューブ要素に取り付けられてもよい。耳要素は、例えば、外耳道内に完全に収納される耳要素や、少なくとも部分的に外耳道内に収納される耳要素など、任意の耳要素であってよい。耳要素は、耳内レシーバ要素(RIE要素)などであってもよい。
いくつかの実施形態では、耳要素は、電気部品を有さない耳モールドを含む。耳要素は、耳プラグなどのように、チューブ要素を介して提供される音を確実にユーザの外耳道に到達させるように構成された耳モールドであってもよい。いくつかの実施形態では、チューブ要素は、サウンドチューブを通してユーザの耳に修正された信号を供給するように構成され、チューブ要素はサウンドチューブを含む。
いくつかの実施形態では、耳要素は、少なくとも1つのトランスデューサなどの少なくとも1つの耳内電気部品を備え、少なくとも1つの耳内電気部品は、耳掛け型モジュールの電気部品と電気的に接続されてもよい。耳掛け型モジュールの電気部品は、信号プロセッサ、バッテリ、アンテナ、無線通信ユニットなどのうちの任意の1つまたは複数を備えてもよい。少なくとも1つの耳内電気部品は、トランスデューサを含んでもよい。耳要素の電気部品は、1つ又は複数のトランスデューサを備えてもよい。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの導電性要素は、耳掛け型モジュールと耳要素との間に信号を供給するように構成される。信号は、オーディオ型信号を含んでもよい。例えば、オーディオ型信号は、トランスデューサから例えば信号プロセッサへ、またはその逆で供給される信号といったトランスデューサ型信号である。信号は、耳掛け型モジュールと耳要素との間の、設定などのデータを提供する信号や電力信号などの、データ信号および/または電力信号を含んでもよい。例えば、信号プロセッサからの修正された信号は、少なくとも1つの導電性要素を介してユーザの耳に提供されてもよい。チューブ要素は、例えば、少なくとも導電性要素の第1セクションのような、ワイヤ、ケーブル等の、導電性要素を備えてもよい。
いくつかの実施形態では、耳要素は、1つまたは複数のマイクロフォンを備えてもよく、1つまたは複数の導電性要素は、耳要素内に設けられた1つまたは複数のマイクロフォンを耳掛け型モジュール内の少なくとも信号プロセッサに接続する1つまたは複数のマイクロフォン信号線であってもよい。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数のマイクロフォンは、耳掛け型モジュール内のバッテリによって電力供給されてもよく、したがって、1つまたは複数の導電性要素は、耳要素内に設けられた1つまたは複数のマイクロフォンのための1つまたは複数の電力線であってもよい。
いくつかの実施形態では、耳要素は、レシーバを備えてもよい。耳要素は、ユーザの外耳道内に挿入されるように構成され、チューブ要素は、耳要素と耳掛け型モジュールとを相互接続し、修正された信号は、導電性要素を介してレシーバに提供されるように構成される。
いくつかの実施形態では、聴覚装置は、少なくとも1つの第1導電性要素と、少なくとも1つの第2導電性要素と、を含む。第1導電性要素は、第1デカップリング要素と接続され、第2導電性要素は、第2デカップリング要素と接続される。可聴周波数において、第1デカップリング要素は、第2デカップリング要素よりも低いインピーダンスを有する。例えば、第2デカップリング要素のインピーダンスは、第1デカップリング要素のインピーダンスよりも10%低くてもよい。これにより、部品のサイズを可能な限り小さく保ちつつ、オーディオ信号のインピーダンスを可能な限り低くすることができる。従って、例えば、可聴周波数においてより低いインピーダンスを有する第2デカップリング要素は、第1デカップリング要素よりも物理的に大きくなりやすいため、第2デカップリング要素は、オーディオ型信号に対してのみ使用され、例えば、デカップリング要素のインピーダンスの影響を受けにくい電力信号又はデータ信号に対しては使用されない。その結果、デカップリング要素のサイズを小さくすることができる。
いくつかの実施形態では、デカップリング要素は、例えば20Hzと20kHzとの間の可聴周波数などの第2周波数において、低いインピーダンス、例えば100Ωより低い、例えば50Ωより低い、例えば10Ωより低い、インピーダンスを有する。デカップリング要素のインピーダンスを低く保つことで、低電力信号である可聴周波数における信号が、信号経路上のデカップリング要素の存在によって著しく劣化することを防止することができる。
いくつかの実施形態では、導電性要素のうちの1つまたは複数は、導電性要素を遮蔽するシールド要素を含んでもよい。
本発明の一態様では、聴覚装置のためのチューブ要素が提供される。チューブ要素は、ユーザの耳内に挿入されるように構成された耳要素と、チューブ要素内に延在する導電性要素と、耳掛け型モジュールへの取り付けのために構成されたプラグ要素と、耳要素とプラグ要素とを相互接続するチューブセクションとを備える。プラグ要素は、デカップリング要素を備える。デカップリング要素は、導電性要素と直列に設けられ、プラグ要素が耳掛け型モジュールに取り付けられたときに、第1周波数において導電性要素を耳掛け型モジュールからデカップリングするように構成される。
いくつかの実施形態では、デカップリング要素は、第1周波数において自己共振周波数を有するインダクタである。
このような聴覚装置はサイズが小さいため、耳掛け型モジュールはユーザの外耳の後方にフィットすることが可能であることに留意されたい。耳掛け型ハウジングを耳内モジュールに結合するチューブ要素は、サイズが小さく、可能な限り知覚できないように構成されており、聴覚装置の全体的な印象を、ユーザにとって可能な限り知覚できないように小さいサイズで維持することを確実にすることに留意されたい。
いくつかの実施形態では、電気的相互接続のような導電性要素は、絶縁されてもよいが、一般的に、どんな電磁ノイズをも効率的に遮蔽するほど十分な絶縁である場合、そのような絶縁によって、電気的相互接続の直径を聴覚装置の使用において所望されるよりも大きくしてしまうことがある。
本発明は、上記および以下に記載される聴覚装置およびチューブ要素、ならびに対応する聴覚装置、バイノーラル聴覚装置、チューブ要素、システム、方法、装置、使用および/または製品手段を含む、異なる態様に関する。これらは、それぞれ、第1の記載された態様に関連して記載される利益および利点のうちの1つまたは複数をもたらす。さらに、これらは、それぞれ、第1の記載された態様に関連して記載される実施形態、および/または、添付の特許請求の範囲に開示される実施形態に対応する1つまたは複数の実施形態を有する。聴覚装置の第1態様に関連して説明される任意の実施形態は、必要な変更を加えることで、任意のさらなる態様に等しく適用される。
また、本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とし、限定することを意図しない。なお、明細書及び添付の特許請求の範囲において使用される「a」、「an」、及び「the」などの冠詞は、文脈が明示的に別段の指示をしない限り、要素の1つ又は複数が存在することを意味する。このため、例えば、「a unit」又は「the unit」への言及は、いくつかの装置等を含むことができる。さらに、「備える」、「含む」、「有する」及び類似する語は、他の要素又はステップを除外するものではない。
上記および他の特徴および利点は、添付の図面を参照した例示的な実施形態の以下の詳細な説明によって、当業者に容易に明らかになるであろう。
本発明は、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。詳細な説明および特定の実施例は、例示としてのみ、本発明の好ましい実施形態を開示する。当業者は、詳細な説明のガイダンスから、本発明の範囲内で変更および修正を行うことができることを理解する。したがって、本発明は、他の形態で実施されてもよく、本明細書に開示された実施形態に限定されるものと解釈されるべきではない。開示された実施形態は、本発明の範囲を当業者に完全に伝えるために提供される。
様々な実施形態が、図面を参照して以下に記載される。全体を通して、同様の参照番号は同様の要素を指す。したがって、同様の要素については、各図の説明に関して詳細には説明しない。また、図面は、実施形態の説明を容易にすることのみを意図していることにも留意されたい。図面は、特許請求の範囲に記載された発明の網羅的な説明としても、特許請求の範囲に記載された発明の範囲に対する限定としても意図されていない。さらに、図示された実施形態は、図示された態様または利点のすべてを有する必要はない。特定の実施形態に関連して説明される態様または利点は、必ずしもその実施形態に限定されず、そのように図示されていなくても、またはそのように明示的に説明されていなくても、任意の他の実施形態で実施することができる。
全体を通して、同じ参照番号は、同一または対応する部品に使用される。
図1aには、聴覚装置10の一実施形態のブロック図が示されている。聴覚装置10は、耳掛け型モジュール9と、耳掛け型モジュール9から延びるチューブ要素16と、を備える。耳掛け型モジュールは、受信したオーディオ信号を、ユーザの聴覚障害を補償するために修正された信号へと処理するための信号プロセッサ12と、第1周波数で電磁波を放射および受信するアンテナ15と、を備える。聴覚装置10は、少なくとも1つの導電性要素18をさらに含む。少なくとも1つの導電性要素の第1セクション17は、チューブ要素16内に延在する。聴覚装置は、少なくとも1つのデカップリング要素19をさらに備える。少なくとも1つのデカップリング要素19は、第2周波数において第1セクション17と耳掛け型モジュール9との間の電気的接続を維持しつつ、第1周波数において第1セクション17と耳掛け型モジュール9とを電気的にデカップリングする。したがって、少なくとも1つのデカップリング要素19は、第2周波数において第1セクション17と耳掛け型モジュール9の電気部品との間の電気的接続を維持しながら、第1周波数において第1セクション17と耳掛け型モジュール9の電気部品とを電気的にデカップリングすることができる。耳掛け型モジュール9の電気部品は、信号プロセッサ12、無線通信ユニット14、アンテナ15、マイクロフォン11、バッテリ8などを備えてもよい。
聴覚装置10は、受信したオーディオ信号に基づいて1つまたは複数のマイクロフォン出力信号を生成するために、第1トランスデューサ、すなわちマイクロフォン11を有する耳掛け型モジュール9を備える。1つまたは複数のマイクロフォン出力信号は、信号プロセッサ12に供給され、処理される。レシーバまたはスピーカ13は、信号プロセッサの出力をユーザの聴覚障害を補償するように修正された信号に変換するために、信号プロセッサ12の出力に接続され、修正された信号をスピーカ13に供給する。スピーカ出力は、サウンドチューブのようなチューブ要素16を介してユーザの耳に供給される。
聴覚装置の信号プロセッサ12は、増幅器、コンプレッサ、および/またはノイズ低減システムなどの要素を備えてもよい。聴覚装置は、さらに、出力信号を最適化するための調整フィルタのようなフィルタ機能を有してもよい。
聴覚装置10、より具体的には耳掛け型モジュール9は、アンテナ15と相互接続された無線通信ユニット14を更に備える。無線通信ユニット14およびアンテナ15は、電磁場の放射および受信を利用して無線データ通信を実行するように構成されてもよい。無線通信ユニットは、トランシーバ14として実装されてもよい。聴覚装置10は、バッテリ又は二次電池のような電源8を更に備える。接続に関する図示は省略したが、バッテリ8は、信号プロセッサ12、レシーバ、1つまたは複数のマイクロフォン11、無線通信ユニット14などのうちの任意の1つまたは複数に電力を供給してもよい。アンテナ15は、別の電子装置と通信するように構成され、いくつかの実施形態では、典型的にはバイノーラル聴覚装置システムにおいて、別の耳に位置する別の聴覚装置などの別の聴覚装置と通信するように構成される。
図1bには、聴覚装置10の実施形態の別のブロック図が示されている。図1aには、聴覚装置10の一実施形態のブロック図が示されている。聴覚装置10は、耳掛け型モジュール9と、耳掛け型モジュール9から延びるチューブ要素16と、を備える。耳掛け型モジュールは、受信したオーディオ信号を、ユーザの聴覚障害を補償するために修正された信号へと処理するための信号プロセッサ12と、第1周波数で電磁波を放射および受信するように構成されるアンテナ15と、を備える。聴覚装置10は、少なくとも1つの導電性要素18をさらに含み、少なくとも1つの導電性要素の第1セクション17は、チューブ要素16内に延在する。聴覚装置は、少なくとも1つのデカップリング要素19をさらに備える。少なくとも1つのデカップリング要素19は、第2周波数において第1セクション17と耳掛け型モジュール9との間の電気的接続を維持しつつ、第1周波数において第1セクション17と耳掛け型モジュール9とを電気的にデカップリングするように構成される。図1bにおいて、レシーバ13は耳要素20内に設けられ、少なくとも1つのデカップリング要素19は、第2周波数において導電性要素の第1セクション17と信号プロセッサ12などの耳掛け型モジュール9の電気部品との間の電気的接続を維持しつつ、第1周波数において信号プロセッサ12、及び/又は無線通信ユニット14などの耳掛け型モジュール9の電気部品と第1セクション17とを電気的にデカップリングするように構成されてもよい。
ユーザの耳内または耳に配置されるように構成された耳要素20内に、レシーバまたはスピーカ13が設けられる。耳要素20は、例えば、完全に外耳道内に配置されるか、もしくは、少なくとも部分的に外耳道内に配置される。レシーバ13は、信号プロセッサの出力をユーザの聴覚障害を補償するように修正された信号へ変換するために、信号プロセッサ12の出力に接続され、修正された信号をスピーカ13に供給する。スピーカの出力は、導電性要素18、チューブ要素16を介してユーザの耳に供給される。図から分かるように、聴覚装置は、耳要素20をさらに含み、耳要素20は、ユーザの外耳道内に挿入されるように構成されており、チューブ要素16は、耳要素20と耳掛け型モジュール9とを相互接続し、耳要素20は、少なくとも1つの耳内電気部品13を含む。これは、レシーバを含んでもよく、修正された信号は、少なくとも1つの導電性要素18を介してレシーバに供給されるように構成されてもよい。
図2aは、聴覚装置10を概略的に示す。少なくとも1つの導電性要素18は、第1セクション17と第2セクション21を含み、図示されるように、信号プロセッサ12からチューブ要素16内へと延在している。少なくとも1つの導電性要素は、耳掛け型モジュール内のどの電気部品から延びてもよく、信号プロセッサは、説明のために使用されることが想定される。図2aにおいて、少なくとも1つの導電性要素は、第2セクション21を有する。少なくとも1つのデカップリング要素19は、第1セクション17と第2セクション21との間に設けられる。少なくとも1つのデカップリング要素19は、第2周波数において第1セクション17と第2セクション21との間の電気的接続を維持しつつ、第1周波数において第1セクション17を第2セクション21から電気的にデカップリングするように構成されている。図2aから分かるように、デカップリング要素19は、耳掛け型モジュール9内に配置され、少なくとも1つの導電性要素の第2セクション21は、少なくとも部分的に、耳掛け型モジュール9内に延在する。好ましくは、少なくとも1つのデカップリング要素19は、チューブ要素16に隣接して、またはチューブ要素16に近接して設けられる。いくつかの例では、その結果、導電性要素のチューブ要素16内に延在する部位28の近くで、デカップリングを提供することができる。
図2bは、図2aの聴覚装置10に対応する聴覚装置10を概略的に示す。図2bから分かるように、デカップリング要素19は、チューブ要素16内に配置され、少なくとも1つの導電性要素の第2セクション21は、少なくとも部分的に耳掛け型モジュール9内に延在し、部分的にチューブ要素16内に延在する。
少なくとも1つのデカップリング要素は、第1周波数において高いインピーダンスを有し、好ましくは、1kΩを超える、例えば4kΩを超える、例えば5kΩを超えるようなインピーダンスを有する。少なくとも1つのデカップリング要素は、第1周波数において自己共振周波数を有するインダクタであってもよい。
図3は、少なくとも1つのデカップリング要素が、第3周波数において第1セクションと耳掛け型モジュールを電気的にデカップリングするようにさらに構成されている実施形態を示す。第3周波数は、第1周波数及び第2周波数と異なる。図3において、少なくとも1つのデカップリング要素は、一次デカップリング要素23と二次デカップリング要素24とを含む。一次デカップリング要素23および二次デカップリング要素24は、直列に接続されている。一次デカップリング要素は、第1周波数において少なくとも1つの導電性要素を耳掛け型モジュールからデカップリングするように構成されてもよく、一方、二次デカップリング要素は、第2周波数において電気的接続を維持しつつ、第3周波数などの第1周波数とは異なる別の周波数において、少なくとも1つの導電性要素を耳掛け型モジュールからデカップリングするように構成されてもよい。
一次デカップリング要素23は、上述したように、第1周波数近傍の周波数などの第1周波数において自己共振周波数を有してもよく、二次デカップリング要素24は、第3周波数などの第1周波数とは異なる他の周波数において自己共振周波数を有してもよい。これにより、他の任意の周波数、すなわち、第2周波数において電気的接続を維持しながら、第1周波数および第3周波数のどんな信号も、ブロックされるか、または少なくとも著しく減衰される。
図4a〜図4dは、チューブ要素16を耳掛け型モジュール9に着脱可能に取り付けるように構成される電気機械インターフェース25を更に含む聴覚装置10の実施形態を示す。
電気機械インターフェース25は、耳掛け型モジュール9の一部を形成する第1部位26と、チューブ要素16の一部を形成する第2部位27とを有する。第1部位26と第2部位27とは、任意の公知の方法で着脱可能に接続されるように構成され、電気接点を備える。そのため、第1部位26と第2部位27とが接続されると、各導電性要素18の第1セクション17と第2セクション21との間に電気的接続が提供される。第1部位26は、第2部位27を受け入れるためのソケットとして実装されてもよく、その場合、第2部位27は、プラグとして実装されてもよい。第1部位26は、耳掛け型モジュール9と一体で形成されてもよい。第2部位27は、チューブ要素16と一体で形成されてもよい。
図4aにおいて、少なくとも1つのデカップリング要素19は、電気機械インターフェース25の第2部位27内に設けられている。第1部位26と第2部位27とが接続されると、第1セクション17と第2セクション21との間に電気的接続が形成される一方、デカップリング要素19は、第1周波数において第1セクション17と第2セクション21とをデカップリングする。例えば、デカップリング要素19は、第1周波数において第1セクション17と信号プロセッサ12として図示される耳掛け型モジュール9の電気部品とをデカップリングするなど、第1セクション17と耳掛け型モジュール9とをデカップリングする。これにより、第1周波数において第1セクション17と耳掛け型モジュール9との間のカップリングが少なくとも低減される。
図4bにおいて、少なくとも1つのデカップリング要素19は、電気機械インターフェース25の第1部位26内に設けられている。
いくつかの例では、第1部位26または第2部位27などの電気機械インターフェースに少なくとも1つのデカップリング要素19を設けることによって、チューブ要素16内に延在する導電性要素28の一部の可能な限り近くでデカップリングを実行することができる。これにより、カップリングを効率的に低減することができる。
図4cでは、少なくとも1つのデカップリング要素19が、耳掛け型モジュール9内に設けられている。好ましくは、少なくとも1つのデカップリング要素が、第1部位26に隣接して、又は第1部位26に近接して設けられることで、導電性要素のチューブ要素16内に延在する部分に可能な限り近接してデカップリングを提供することができる。電気機械インターフェース25の第1部位26は、耳掛け型モジュール9の一部を形成し、第2部位27は、チューブ要素16の一部を形成する。図4cでは、第1部位26および第2部位27は、互いから取り外されているか、または接続されていない状態で図示されている。
図4dでは、第1セクション17’、17’’、17’’’、および第2セクション21’、21’’、21’’’を含む複数の導電性要素を有する聴覚装置が示されている。第2セクションは、耳掛け型モジュール9内の任意の電気部品と接続されてもよい。任意の電気部品には、電源8、信号プロセッサ12、無線通信ユニット14などが含まれるが、これらに限定されない。第1セクション17’、17’’、17’’’は、第2セクション21’、21’’、21’’’への接続を介して、例えば、限定されないが、レシーバや1つまたは複数のマイクロフォンなどのトランスデューサといった耳要素20内の電気部品に接続されてもよい。いくつかの実施形態では、導電性要素は、耳要素20内のどの部品とも接続しなくてもよいが、そのような導電性要素もまた、第1周波数において、および任意で第3周波数において、デカップリングされることが想定される。
図4dでは、電気機械インターフェース25の第1部位26と第2部位27とが接続された状態で示されている。図4dでは、第2セクション21’が、信号プロセッサ12から第1部位26を通過して第2部位27へ延びている。第2部位27では、第2セクション21’は、第1周波数において第1セクション17’をデカップリングするために、デカップリング要素19’に接続している。第1セクション17’は、デカップリング要素19’からチューブ要素16内へと延びる。別の第2セクション21’’は、電源8や無線通信ユニット14等、耳掛け型モジュール内の任意の位置から、電気機械インターフェース25を介して、第1部位26内に配置されているデカップリング要素19’’へ延びている。第1セクション17’’は、デカップリング要素19’’から、第2部位27を通過してチューブ要素16内へと延びる。これにより、デカップリング要素19’’は、第1セクション17’’を耳掛け型モジュール内に延在する第2セクション21’’からデカップリングする。さらに別の第2セクション21’’’は、信号プロセッサ12から、耳掛け型モジュール9内のデカップリング要素19’’’へ延びる。第1セクション17’’’は、デカップリング要素19’’’から第1部位26および第2部位27を通過して、チューブ要素16内へと延びる。したがって、デカップリング要素19’、19’’、19’’’は、第1セクション17’、17’’、17’’’および第2セクション21’、21’’、21’’’と直列に設けられている。
最良のデカップリングを得るために、デカップリング要素を用いて、チューブ要素16内に延在するそれぞれの導電性要素をデカップリングすべきであると考えられる。これにより、チューブ要素16内の少なくとも1つの導電性要素のそれぞれと耳掛け型モジュール9との間で、効率的なデカップリングを得ることができる。図に示すように、聴覚装置は、複数の導電性要素17’,17’’,17’’’,21’,21’’,21’’’と、第1周波数において複数の導電性要素を耳掛け型モジュールから電気的にデカップリングするように構成される複数のデカップリング要素19’,19’’,19’’’とを含んでもよい。図に示すように、複数の導電性要素のそれぞれは、複数のデカップリング要素のうちの1つまたは複数と直列に接続される。
一例では、信号プロセッサ12から延びる導電性要素17’、21’は、信号プロセッサを耳要素20内のレシーバ13に接続する。したがって、導電性要素は、オーディオ信号をプロセッサ12からレシーバ13へ伝送する。このようなオーディオ信号は、典型的には、可聴周波数における低パワー信号である。従って、レシーバ13によって受信されるオーディオ信号の最良の質を保証するために、デカップリング要素19’は、オーディオ信号の可聴周波数などの第2周波数において低いインピーダンスを有するデカップリング要素であってもよい。このデカップリング要素は、例えば、耳要素20内のマイクロフォンに電力を供給するデカップリング要素よりも低いインピーダンスを有してもよい。通常、インダクタの大きさ等のデカップリング要素の大きさは、インピーダンスが最小化されるべき場合により大きくなる。敏感なオーディオ信号に対して低いインピーダンスのデカップリング要素のみを使用することによって、高いインピーダンスを有するデカップリング要素、つまりより小さい物理的サイズを有するデカップリング要素を使用して他の信号を提供することができるので、聴覚装置のサイズを最小化することができる。
例えば、17’、21’などの少なくとも第1導電性要素と、17’’、21’’などの第2導電性要素は、19’などの第1デカップリング要素と、19’’などの第2デカップリング要素と接続されてよく、第1デカップリング要素19’は、可聴周波数において、第2デカップリング要素19’’よりも低いインピーダンスを有してよい。
図5は、聴覚装置用のチューブアセンブリ30を示す。チューブアセンブリ30は、ユーザの耳内に挿入されるように構成される耳要素20と、耳掛け型モジュール(図示せず)への取り付けのために構成されるプラグ要素27と、耳要素20とプラグ要素27とを相互接続するチューブ要素16と、チューブ要素内に延在する導電性要素17とを備える。プラグ要素27は、デカップリング要素19を備える。デカップリング要素19は、導電性要素17と直列に設けられ、プラグ要素27が耳掛け型モジュールに取り付けられたときに、第1周波数において、導電性要素17を耳掛け型モジュールからデカップリングするように構成されている。チューブ要素内に延在する多数の導電性要素17が存在し得ることが想定され、一般的には、各導電性要素に対してデカップリング要素が直列に取り付けられている。デカップリング要素は、第1周波数において自己共振周波数を有するインダクタであってもよい。
図6は、本開示の実施形態によるデカップリング要素のインピーダンスを示す。2.4GHzISM帯域は、中心周波数の2.4GHz付近の範囲に延びるライン33によって示されている。2つのインダクタのインピーダンスが、ライン31および32で示されている。どちらのインダクタも約2.4GHzで自己共振を有していることが示されおり、このようなインダクタは2.4GHzでのデカップリングに効率的である。他のインダクタを、例えば、第3周波数でデカップリングするために使用することができ、その場合、自己共振周波数は、第3周波数またはその付近で選択されることが想定される。
当業者は、本発明が上記の好ましい実施形態に限定されないことを理解する。当業者であれば、添付の特許請求の範囲内で修正および変形が可能であることをさらに理解する。加えて、本明細書された実施形態に対する変形は、図面、本明細書、および添付の特許請求の範囲の検討から、特許請求の範囲に記載された発明を実施する際に当業者によって理解され、達成されることができる。
Claims (16)
- 聴覚装置であって、
耳掛け型(behind−the−ear)モジュールと、
前記耳掛け型モジュールから延びるチューブ要素と、
を備え、
前記耳掛け型モジュールは、
受信したオーディオ信号を、ユーザの聴覚障害を補償するように修正された信号へ処理する信号プロセッサと、
第1周波数において電磁波の放射および受信を行うように構成されるアンテナと、を備え、
前記聴覚装置は、
前記チューブ要素内に延在する第1セクションを有する、少なくとも1つの導電性要素と、
第2周波数において前記第1セクションと前記耳掛け型モジュールとの間の電気的接続を維持しつつ、前記第1周波数において前記第1セクションと前記耳掛け型モジュールとを電気的にデカップリングするように構成される、少なくとも1つのデカップリング要素と、
をさらに備える、聴覚装置。 - 前記少なくとも1つの導電性要素は、第2セクションを有し、
前記少なくとも1つのデカップリング要素は、前記第1セクションと前記第2セクションとの間に設けられ、
前記少なくとも1つのデカップリング要素は、前記第2周波数において前記第1セクションと前記第2セクションとの間の電気的接続を維持しつつ、前記第1周波数において前記第1セクションを前記第2セクションから電気的にデカップリングするように構成される、請求項1に記載の聴覚装置。 - 前記少なくとも1つの導電性要素の前記第2セクションは、前記耳掛け型モジュール内で少なくとも部分的に延在している、請求項1または2に記載の聴覚装置。
- 前記少なくとも1つのデカップリング要素は、前記第1周波数において、高いインピーダンス、好ましくは1kΩを超えるインピーダンスを有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の聴覚装置。
- 前記少なくとも1つのデカップリング要素は、前記第1周波数において自己共振周波数を有するインダクタである、請求項1から4のいずれか一項に記載の聴覚装置。
- 前記少なくとも1つのデカップリング要素は、
一次デカップリング要素と、
二次デカップリング要素と、を備え、
前記一次デカップリング要素と前記二次デカップリング要素とは直列に接続されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の聴覚装置。 - 前記耳掛け型モジュールに対して前記チューブ要素を着脱可能に取り付けるように構成される電気機械インターフェースをさらに備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の聴覚装置。
- 前記電気機械インターフェースは、
前記耳掛け型モジュールの一部を形成する第1部位と、
前記チューブ要素の一部を形成する第2部位と、を有し、
前記少なくとも1つのデカップリング要素は、前記電気機械インターフェースの前記第2部位内に、または、前記耳掛け型モジュール内に設けられている、請求項7に記載の聴覚装置。 - 前記少なくとも1つのデカップリング要素は、前記第1周波数および前記第2周波数とは異なる第3周波数において、前記第1セクションと前記耳掛け型モジュールとを電気的にデカップリングするようにさらに構成される、請求項1から8のいずれか一項に記載の聴覚装置。
- 複数の導電性要素と、
前記第1周波数において前記複数の導電性要素を前記耳掛け型モジュールから電気的にデカップリングするように構成される複数のデカップリング要素と、を備え、
前記複数の導電性要素のそれぞれは、前記複数のデカップリング要素のうちの1つまたは複数と直列に接続される、請求項1から9のいずれか一項に記載の聴覚装置。 - 耳要素をさらに備え、
前記耳要素は、ユーザの外耳道内に挿入されるように構成され、
前記チューブ要素は、前記耳要素と前記耳掛け型モジュールとを相互接続し、
前記耳要素は、少なくとも1つの耳内電気部品を備える、請求項1から10のいずれか一項に記載の聴覚装置。 - 前記耳要素は、レシーバを含み、
前記修正された信号は、前記少なくとも1つの導電性要素を介して、前記レシーバに提供されるように構成される、請求項11に記載の聴覚装置。 - 前記デカップリング要素は、可聴周波数などの前記第2周波数において、低いインピーダンスを有する、請求項1から12のいずれか一項に記載の聴覚装置。
- 少なくとも1つの第1導電性要素と、
少なくとも1つの第2導電性要素と、を備え、
前記少なくとも1つの第1導電性要素は、第1デカップリング要素と接続され、
前記少なくとも1つの第2導電性要素は、第2デカップリング要素と接続され、
前記第1デカップリング要素は、可聴周波数において、前記第2デカップリング要素よりも低いインピーダンスを有する、請求項1から13のいずれか一項に記載の聴覚装置。 - 聴覚装置のためのチューブアセンブリであって、
前記チューブアセンブリは、
ユーザの耳内に挿入されるように構成される耳要素と、
耳掛け型モジュールへの取り付けのために構成されるプラグ要素と、
前記耳要素と前記プラグ要素とを相互接続するチューブ要素と、
前記チューブ要素内で延在する導電性要素と、を備え、
前記プラグ要素は、デカップリング要素を備え、
前記デカップリング要素は、
前記導電性要素と直列に設けられ、
前記プラグ要素が前記耳掛け型モジュールに取り付けられたときに、第1周波数において前記導電性要素を前記耳掛け型モジュールからデカップリングするように構成される、チューブアセンブリ。 - 前記デカップリング要素は、前記第1周波数において自己共振周波数を有するインダクタである、請求項15に記載のチューブ要素。
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EP20166530.4A EP3886462A1 (en) | 2020-03-28 | 2020-03-28 | A hearing device |
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