JP2021183959A - 表面粗さ分析システム、及びワークピースの表面粗さを分析する方法 - Google Patents

表面粗さ分析システム、及びワークピースの表面粗さを分析する方法 Download PDF

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Jeong-Beom Ihn
ゲイリー イー. ジョージソン,
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Abstract

【課題】表面粗さ分析システム、及びワークピースの表面粗さを分析する方法が提供する。
【解決手段】表面粗さ分析システムは、幾つかの波発生器、幾つかの波発生器、及び超音波分析システムを備えている。超音波分析システムは、ワークピースのための材料機械パラメータを受信し、幾つかの波発生器によって送信されるソース信号のための入射表面波信号パラメータを決定し、材料機械パラメータを用いて遮断波長を決定するように構成されており、遮断波長は、入射波長に対する表面波長の比率である。
【選択図】なし

Description

本開示は、概して、非破壊検査に関し、より具体的には、ワークピースの表面粗さを分析するシステム及び方法に関する。
表面粗さは、表面組織の成分である。表面粗さは、製造工程の生成物である。表面測定においては、「荒さ(roughness)」という用語が、典型的に、仕上げ面の高周波及び短周波パラメータに適用される。表面粗さとは表面の一連の凹凸であると説明することができる。
表面粗さを製造の特性及び制御と直接関連付けてもよい。ある物品は、表面粗さは見栄えのみに影響を与える。機械的構成要素については、粗さは、しばしば構成要素の性能の予測因子となる。粗さは、不整合の伝搬に関連付けられる。したがって、粗さは望ましくないことが多い。
現在の粗さ分析の方法には、目視検査又は接触式プローブが含まれる。目視検査は、様々な既知の粗さを有する例示的な試験片を、分析されるワークピースと比較することによって行われる。目視検査は精密さに限界がある。
接触式プローブは、分析される表面と接触する。接触式プローブは、ワークピースの表面にわたって移動するにつれてプローブの先端が垂直に移動する距離を数量化することによって粗さを測定する。接触式プローブは、速度に限界があり、接触式プローブが横断した表面の粗さのみを数量化する。
したがって、上記の問題点のうちの少なくとも幾つかと、起こり得る他の問題点とを考慮に入れた方法及び装置を有することが望ましいであろう。
本開示の実施形態は、表面粗さ分析システムを提供する。表面粗さ分析システムは、幾つかの波発生器、幾つかの波発生器、及び超音波分析システムを備えている。超音波分析システムは、ワークピースのための材料機械パラメータを受信し、幾つかの波発生器によって送信されるソース信号のための入射表面波信号パラメータを決定し、閾値の表面波を受信する幾つかの波センサが、粗さ閾値内の表面粗さを示すように、幾つかの波発生器からの幾つかの波センサの所定距離を決定するように構成されている。
本開示の別の実施形態は、ワークピースの表面粗さを分析する方法を提供する。ワークピースの材料機械パラメータが受信される。ワークピースの中へ送信されるソース信号のための信号パラメータは、材料機械パラメータを使用して決定される。閾値の表面波を受信する幾つかの波センサが、粗さ閾値内の表面粗さを示すように、幾つかの波発生器からの幾つかの波センサの所定距離が決定される。
本開示のさらに別の実施形態は、ワークピースの表面粗さを分析する方法を提供する。ワークピースの表面粗さを分析するために幾つかの波発生器によってワークピースの中へ送信されるソース信号のための信号パラメータが決定される。遮断波長は、ワークピースの材料機械パラメータを用いて決定される。遮断波長は、入射波長に対する表面波長の比率である。閾値の表面波を受信する幾つかの波センサが、粗さ閾値内の表面粗さを示すように、幾つかの波発生器からの幾つかの波センサの所定距離は遮断波長を用いて決定される。
本開示の別の実施形態は、表面粗さ分析システムを提供する。表面粗さ分析システムは、超音波分析システム、幾つかの波発生器、幾つかの波センサ、及び粗さ評価器を備えている。超音波分析システムは、ワークピースのための材料機械パラメータを受信し、幾つかの波発生器によって送信されるソース信号のための入射表面波信号パラメータを決定し、閾値の表面波を受信する幾つかの波センサが、粗さ閾値内の表面粗さを示すように、幾つかの波発生器からの幾つかの波センサの所定距離を決定するように構成されている。幾つかの波発生器は、信号パラメータを有するソース信号をワークピースの中へ送信するように構成されている。幾つかの波センサは、幾つかの波発生器から少なくとも所定距離で位置付けされる。粗さ評価器は、幾つかの波センサによって感知された表面波に基づいて、ワークピースの表面粗さが、粗さ閾値未満であるかを判定するように構成されている。
本開示の別の実施形態は、表面粗さ分析システムを提供する。表面粗さ分析システムは、幾つかの波発生器、幾つかの波センサ、及び粗さ評価器を備えている。幾つかの波発生器は、信号パラメータを有するソース信号をワークピースの中へと送信するように構成されており、ワークピースにおいて表面波を生成するために、信号パラメータが計算される。幾つかの波センサは、ワークピースから表面波を受信するように配向され、幾つかの波発生器から少なくとも所定距離で位置付けされるように構成されており、所定距離は、幾つかの波センサにおいて閾値の表面波を受信することが、粗さ閾値内の表面粗さを示すようである。粗さ評価器は、幾つかの波センサによって感知された表面波の存在又は不在に基づいて、ワークピースの表面粗さが、粗さ閾値未満であるかを判定するように構成されている。
特性及び機能は、本発明の種々の実施形態において単独で達成することができ、又は他の実施形態において組み合わせることができる。これらの実施形態のさらなる詳細は、後述の説明及び図面を参照して理解できるであろう。
例示的な実施形態の特性であると考えられる新規の特徴は、添付の特許請求の範囲に提示される。しかしながら、例示的な実施形態、好適な使用態様、並びにこれらのさらなる目的及び特徴は、添付図面を参照しながら、本開示の例示的な実施形態についての以下の詳細な説明を読むことにより、最もよく理解できるであろう。
例示的な一実施形態が実施され得る検査環境のブロック図を示す。 例示的な実施形態に係る、表面粗さを有するワークピースの斜視図である。 例示的な実施形態に係る、ワークピースの表面に関連付けられた表面粗さ分析システムの構成要素を伴ったワークピースの側面図である。 例示的な実施形態に係る、ワークピースの表面に関連付けられた表面粗さ分析システムの構成要素を伴ったワークピースの側面図である。 例示的な実施形態に係る、ワークピースの表面に関連付けられた表面粗さ分析システムの構成要素を伴ったワークピースの斜視図である。 例示的な実施形態に係る、ワークピースの表面に関連付けられた表面粗さ分析システムの構成要素を伴ったワークピースの斜視図である。 例示的な実施形態に係る、ワークピースの表面に関連付けられた表面粗さ分析システムの構成要素を伴ったワークピースの斜視図である。 例示的な実施形態に係る、ワークピースの表面に関連付けられた表面粗さ分析システムの構成要素を伴ったワークピースの斜視図である。 例示的な実施形態に係る、ワークピースの表面に関連付けられた表面粗さ分析システムのブロック図である。 例示的な実施形態に係る、ワークピースの表面粗さを分析する方法のフロー図を示す。 例示的な実施形態に係る、ワークピースの表面粗さを分析する方法のフロー図を示す。 例示的な実施形態に係る、航空機の製造及び保守方法をブロック図の形態で示す。 例示的な実施形態が実施され得る航空機をブロック図の形態で示す。
例示的な実施例では、1つ又は複数の異なる検討事項が認識且つ考慮されている。例示的な実施例では、粗さは、サブトラクティブ製造及び付加製造の両方において、機械的構成要素の予測因子であることが認識され、考慮されている。例示的な実施例では、表面の仕上がり面の不規則性は、亀裂と腐食の核形成部位を形成し得ることが認識され、考慮されている。例示的な実施例では、疲労が表面の現象であり、高い表面粗さが、亀裂の成長開始の可能性を拡大し得ることが認識され、考慮されている。
例示的な実施例では、粗さは、材料と環境との相互作用においても役割を果たし得ることが認識され、考慮されている。例えば、粗さは、腐食に影響を与える。
例示的な実施例では、表面粗さは、3次元プリントされた部品の製造において課題であり得ることが認識され、考慮されている。例示的な実施例では、多くの付加製造の方法が、材料の層状堆積によって部品の形状を形成することが認識され、考慮されている。表面粗さは、高疲労サイクルの構成要素において特に重要であり得る。
例示的な実施形態では、製造工程中の表面粗さの振り幅及び周期を特徴付けるために超音波表面導波(ultrasonic surface guided wave)が使用される。幾つかの変換器によって表面音波が生成され、粗面に沿って伝搬する。例示的な実施形態では、レイリー波(レイリー波)伝搬のための遮断閾値(cut-off threshold)があらかじめ規定され、表面粗さの種類を示す。この遮断は、空間的な表面のうねりと音響波との特定の比率に対して生じる。結果として生じる波の減衰と減退の検出が表面粗さを特徴付ける。
例示的な実施形態は、製造工程においてインラインで使用することができる。例示的な実施形態は、所望の製品品質を達成することを示された場合、付加製造における材料堆積速度の調節を合図することができる。例示的な実施形態は、再加工又は追加の表面加工が望ましいときを示す。
ここで図1を参照すると、例示的な実施形態が実施され得る検査環境のブロック図が示されている。検査環境100では、表面粗さ分析システム102は、ワークピース108の表面106の表面粗さ104を分析するために使用される。表面粗さ104は、ワークピース108に加えられたプロセス110に起因し得る。プロセス110には、任意の所望のタイプの製造、メンテナンス、洗浄、動作、又は他のプロセスが含まれ得る。プロセス110は、ワークピース108に材料を追加する又はワークピース108から材料を取り除くために使用され得る。
幾つかの例示的な実施例では、プロセス110は、表面処理112を含んでもよい。表面処理112は、ワークピース108の表面粗さ104に影響を及ぼす。表面処理112は、機械的114又は化学的116のうちの1つから選択される。幾つかの例示的な実施例では、機械的114な表面処理112は、研磨、サンディング、研削、サンドブラスチング、又は機械的114な表面処理112の任意の他の所望の形態から選択される。
幾つかの例示的な実施例では、プロセス110が、表面粗さ104に影響を及ぼす表面処理112を含む場合、表面106は、ワークピース108の基材118の一部である。 他の例示的な実施例では、プロセス110が、表面粗さ104に影響を及ぼす表面処理112を含む場合、表面106は、基材118を覆うコーティング120である。幾つかの例示的な実施例では、コーティング120は、基材118の上に直接塗布される。他の例示的な実施例では、コーティング120と基材118との間に中間層が存在する。
幾つかの例示的な実施例では、プロセス110は、表面コーティング塗布122を含む。表面コーティング塗布122は、ワークピース108に対して任意の所望の厚さ又は種類の材料を加えることを含む。幾つかの例示的な実施例では、表面コーティング塗布122は、塗装、ワックス処理、氷結防止層塗布、疎水性層塗布、熱保護層塗布、又は任意の他の表面コーティング塗布122のうちの1つを含む。
幾つかの例示的な実施例では、表面粗さ分析システム102は、ピッチキャッチ超音波粗さ分析システム(pitch-catch ultrasonic roughness analysis system)であってもよい。幾つかの例示的な実施例では、表面粗さ分析システム102は、幾つかの波発生器124、幾つかの波センサ126、及び超音波分析システム128を備えている。超音波分析システム128は、ワークピース108のための材料機械パラメータ130を受信し、幾つかの波発生器124によって送信されるソース信号134のための信号パラメータ132を決定し、閾値の表面波164を受信する幾つかの波センサ126が、粗さ閾値165内の表面粗さ104を示すように、幾つかの波発生器124からの幾つかの波センサ126の所定距離160を決定するように構成されている。幾つかの例示的な実施例では、超音波分析システム128は、材料機械パラメータ130を使用して、遮断波長(cut-off wavelength)136を決定するようにさらに構成されており、遮断波長136は、入射波長140に対する表面波長138の比率である。所定距離160は、遮断波長136に基づいて決定される。幾つかの例示的な実施例では、遮断波長136は、約0.5である。
レイリー波伝搬のための遮断閾値(があらかじめ規定され、表面粗さ104を示す。この遮断波長136は、表面波長138と入射波長140との特定の比率に対して生じる。幾つかの例示的な実施例では、この比率は、空間的な表面のうねりと音波長との比率であると説明される。結果として生じる波の減衰と減退の検出が表面粗さ104を特徴付ける。表面粗さ分析システム102は、製造工程においてインラインで使用することができる。付加製造においては、表面粗さ分析システム102は、所望の表面粗さを達成するための材料堆積速度の信号調節と共に使用され得る。
レイリー波は、ワークピース108の表面106などの固形媒体の表面にわたって伝搬し、表面粗さ104により徐々にエネルギーを喪失する。完全に円滑な表面に対しては、レイリー波は識別可能なエネルギー損失はないであろう。
表面波(例えば、表面波164)の減衰は、表面プロファイルパラメータに関連する。粗い表面の波面は、粗さパターンからの干渉により減退する。Rmax及びλsurfaceの粗さプロファイルと大きさにより、表面波の即時の減衰又は部分的減衰が生じ得る。Rmax/2の高さ距離が、レイリー波の長さより大きい場合、表面波は全く形成されず、波面は直ぐに反射する。Rmax<λsurfaceとなる1波長未満の範囲の周波数スペクトルでは、表面波が形成されて伝搬するが、粗い表面に沿った特定の距離でやがて減衰する。
遮断波長136は、入射波長140に対する表面波長138の比率、すなわち、レイリー波が形成されないλsurface/λwaveであると説明することができる。表面波は、遮断波長136を越えて任意の点で減衰する。表面波長138、又はλsurfaceの大きさが高いほど、波の減衰も大きくなる。比率が0.1であれば、完全な減衰があり、比率が1であれば、減衰はない。0.1<λsurface/λwave<1の範囲内では、レイリー波の部分的な減衰がある。種々の粗さプロファイルに対して遮断波長をカスタマイズすることができる。幾つかの例示的な実施例では、遮断閾値は、λsurface/λwave=0.5である場合のものである。
幾つかの波発生器124は、信号パラメータ132を使用して、幾つかのソース信号150を生成する。信号パラメータ132は、超音波分析システム128によって決定され、材料機械パラメータ130及び遮断波長136を考慮する。
幾つかの波発生器124は、任意の所望の数量の波発生器を含む。本明細書で使用される「幾つかの(a number of)」は、アイテムに関連して使用される場合、1つ又は複数のアイテムを意味する。例えば、「幾つかの波発生器124」は、1つ又は複数の波発生器を含む。
幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器124は、表面106との接触を介して、表面106に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器124は、結合流体を介して、表面106に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器124は、非接触型142である。
幾つかの波センサ126は、任意の所望の数量の波センサを含む。幾つかの波センサ126は、1つ又は複数の波センサを含む。
幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサ126は、表面106との接触を介して、表面106に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサ126は、結合流体を介して、表面106に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサ126は、非接触型144である。
表面波164などの表面波が、幾つかの波センサ126の前に完全に減衰するか、又は形成されなかった場合、幾つかの波センサ126は、表面波164を受信しない。幾つかの波センサ126は、幾つかの波センサ126によって感知された任意の表面波を示す電気信号の出力を生成する。信号閾値を上回る幾つかの波センサ126の出力は、表面波の検出を示す。信号とノイズを区別するために信号閾値が設定される。
表面波164が完全に減衰すると、幾つかの波センサ126は、表面波164を感知しなくなる。幾つかの波センサ126が表面波164を感知しないと、幾つかの波センサ126の出力が信号閾値未満となる。信号閾値未満の幾つかの波センサ126の出力は、表面粗さ104が粗さ閾値165外であることを示す。粗さ閾値165は、ワークピース108とその意図された使用について表面粗さ104の望ましくない所定のレベルである。例えば、粗さ閾値165は、最大の所望の粗さ高さ又は最大の所望の粗さ幅に基づいた最大レベルである。最大の所望の粗さ高さ又は最大の所望の粗さ幅は、ワークピース108の所望の使用、材料、及び部品の種類に基づく。
幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器124は、波発生器146を含む。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器124は、波発生器148を含む。幾つかの波発生器124は、複数のソース信号150をワークピース108の表面106の中へと送信するように構成されている。複数のソース信号150は、同時に又は連続的に表面106の中へと送信されてもよい。波発生器146は、ソース信号134をワークピース108の中へ送信する。波発生器146は、表面106のソース位置152においてソース信号134をワークピース108の中へ送信する。
幾つかの波センサ126は、表面106を通って移動する複数の表面波154を感知するように構成されている。幾つかの波センサ126は、ワークピース108から表面波を検出するために、幾つかの波発生器124から少なくとも所定距離で位置付けされ、所定距離160は、超音波分析システム128によって計算された遮断波長136に基づいて選択される。
幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサ126は、波発生器146からの波センサ156距離158のみを含む。幾つかの波発生器124が波発生器146のみを有し、幾つかの波センサ126が波センサ156のみを有する場合、距離158は、少なくとも所定距離160である。距離158は、ワークピース108の表面106上の第2の方向162で測定される。所定距離160は、超音波分析システム128によって計算された遮断波長136に基づいて選択される。所定距離160は、閾値の表面波を受信することが粗さ閾値165内の表面粗さを示すように選択される。
波センサ156と波発生器146との間の距離158が、少なくとも所定距離160である場合、波センサ156において表面波164を受信することは、表面粗さ104が粗さ閾値165内であることを示す。これらの例示的な実施例では、表面波164は、ソース位置152においてワークピース108へと送信されたソース信号134によって生成される。
波センサ156が表面波164を感知した場合、波発生器146と波センサ156との間の表面粗さ104は、粗さ閾値165内である。波センサ156が表面波164を感知しない場合、表面波164は、表面粗さ104に起因して減衰したか、又は表面粗さ104に起因して全く形成されていない。波センサ156が表面波164を感知しない場合、波発生器146と波センサ156との間の表面粗さ104は、粗さ閾値165外である。
幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサ126は、一連の波センサ166を含む。一連の波センサ166の各波センサは、ワークピース108の表面106の第2の方向162において、幾つかの波発生器124の波発生器146から種々の距離を有する。一連の波センサ166は、波センサ156及び波センサ168を含む。波センサ168は、波発生器146から距離170を有する。距離158と距離170は、異なる値である。
波センサ156などの単一の波センサを使用して、単一の位置の表面粗さ104が分析される。一連の波センサ166を組み合わせて使用することにより、波発生器146と一連の波センサ166との間の種々の位置を評価することができる。
幾つかの例示的な実施例では、距離158は、距離170より短い。幾つかの例示的な実施例では、波センサ156は、表面波164を感知し、波センサ168は、表面波164を感知しない。これらの例示的な実施例では、波センサ156と波発生器146との間の表面粗さ104は、粗さ閾値165内である。これらの例示的な実施例では、波センサ168と波センサ156との間の表面粗さ104は、粗さ閾値165外である。
幾つかの例示的な実施例では、波センサ156又は波センサ168のいずれも表面波164を感知しない。これらの例示的な実施例では、波センサ156と波発生器146との間の表面粗さ104は、粗さ閾値165外である。
幾つかの例示的な実施例では、波センサ156と波センサ168の両方が、表面波164を感知する。これらの例示的な実施例では、波発生器146と波センサ168との間の表面粗さ104は、粗さ閾値165内である。
幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器124は、第1の方向172において、ワークピース108の表面106にわたって離間された複数の波発生器、波発生器146及び波発生器148を備えている。第1の方向172は、第2の方向162に対して垂直である。これらの例示的な実施例では、幾つかの波発生器は、幾つかのソース信号150を幾つかのソース位置における表面106の中へ送信する。
幾つかの例示的な実施例では、波センサ156は、波発生器146から少なくとも所定距離160で位置付けされ、波センサ174は、波発生器148から少なくとも所定距離160で位置付けされる。波センサ156及び波センサ174からの出力を使用して、第1の方向172における局所的な表面粗さ104が分析される。波センサ156からの出力を使用して、波発生器146と波センサ156との間の表面粗さ104を分析する。波センサ174からの出力を使用して、波発生器148と波センサ174との間の表面粗さ104を分析する。
コントローラ176は、幾つかの波発生器124によって、信号パラメータ132を有する幾つかのソース信号150の生成を制御するように構成されている。コントローラ176は、ハードウェア又はソフトウェアのうちの少なくとも1つに実装されてもよい。コントローラ176は、特定の実装形態に応じて、コンピュータシステム内のプロセッサユニットであるか、又は専用回路であり得る。
幾つかの例示的な実施例では、コントローラ176は、電気制御信号を幾つかのパルサー178に送信するように構成されている。電気制御信号は、幾つかのパルサー178に対して、どのパルス化スキームを利用するべきかについて指示を与える。これらの電気制御信号に応答して、幾つかのパルサー178は、生成される超音波を表す電気信号を幾つかの波発生器124へと出力する。
表面粗さ分析システム102は、幾つかの波センサ126によって感知された表面波に基づいて、ワークピース108の表面粗さ104が、粗さ閾値165未満であるかを判定するように構成された粗さ評価器180を含む。粗さ評価器180は、幾つかの波センサ126の出力から、表面粗さ104が粗さ閾値165内であるかを判定する。幾つかの波センサ126のうちの波センサが、信号閾値以上の信号を出力した場合、波センサは、表面波164などの表面波を検出したことになる。粗さ評価器180が、幾つかの波センサ126から信号閾値未満の出力を受信した場合、粗さ評価器180は、表面粗さ104が粗さ閾値165外であると判定する。
幾つかの波センサ126は、衝突する超音波を電気信号へと変換する。幾つかの例示的な実施例では、これらの電気信号は、幾つかの受信器182に送信される。これらの例示的な実施例では、幾つかの受信器182は、幾つかの波センサ126からの取得された超音波検査データを表す電気信号を粗さ評価器180へ出力する。
幾つかの例示的な実施例では、表面粗さ分析システム102は、ワークピース108のための材料機械パラメータ130を受信し、幾つかの波発生器124によって送信されるソース信号134のための入射表面波信号パラメータ132を決定し、閾値の表面波164を受信する幾つかの波センサ126が、粗さ閾値165内の表面粗さ104を示すように、幾つかの波発生器124からの幾つかの波センサ126の所定距離160を決定するように構成された超音波分析システム128、信号パラメータ132を有するソース信号をワークピースの中へと送信するように構成された幾つかの波発生器124、幾つかの波発生器124から少なくとも所定距離160で位置付けされた幾つかの波センサ126、及び幾つかの波センサ126によって感知された表面波164に基づいて、ワークピース108の表面粗さ104が、粗さ閾値165未満であるかを判定するように構成された粗さ評価器180を備えている。
幾つかの例示的な実施例では、表面粗さ分析システム102は、信号パラメータ132を有するソース信号134をワークピース108の中へと送信するように構成された幾つかの波発生器124であって、ワークピース108において表面波164を生成するために、信号パラメータ132が計算される、幾つかの波発生器124、ワークピース108から表面波154を受信するように配向され、幾つかの波発生器124から少なくとも所定距離160で位置付けされた幾つかの波センサ126であって、所定距離160は、幾つかの波センサ126において閾値の表面波164を受信することが、粗さ閾値165内の表面粗さ104を示す、波センサ126、及び幾つかの波センサ126によって感知された表面波164の存在又は不在に基づいて、ワークピース108の表面粗さ104が、粗さ閾値165未満であるかを判定するように構成された粗さ評価器180
を備えている。
図1の表面粗さ分析システム102及び検査環境100の図は、例示的な実施形態が実装され得る態様に対して物理的又は構造的な制限を示唆することを意図していない。図示した構成要素に加えて又は代えて、他の構成要素を使用してもよい。一部の構成要素は、必要ではない場合がある。さらに、幾つかの機能的構成要素を示すためにブロックが示されている。例示的な実施形態で実施される場合、これらのブロックのうちの1つ以上を、結合、分割、又は異なるブロックへと結合且つ分割してもよい。
例えば、幾つかの波発生器124は、1つ又は2つの波発生器を有すると説明されているだけであるが、幾つかの波発生器124は、任意の所望の数量の波発生器を有してもよい。例えば、幾つかの波発生器124は、2つより多くの波発生器を有してもよい。
別の例として、一連の波センサ166は波発生器146に関連付けられるように説明されているが、幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器124は、1つより多くの波発生器を有しており、この波発生器は、それぞれの固有の一連の波センサに関連付けられている。さらに別の実施例として、一連の波センサ166が2つの波センサのみを有しているように示されているが、幾つかの例示的な実施例では、一連の波センサ166は、2つより多くの波センサを有している。
別の例として、コントローラ176が、超音波分析システム128とは別個の構成要素として示されているが、幾つかの図示されていない実施例では、超音波分析システム128及びコントローラ176は、同一のプロセッサユニット又はコンピュータシステムの一部である。さらに別の例として、コントローラ176が、粗さ評価器180とは別個の構成要素として示されているが、幾つかの図示されていない実施例では、粗さ評価器180及びコントローラ176は、同一のプロセッサユニット又はコンピュータシステムの一部である。
次に図2を参照すると、例示的な実施形態に従って、表面粗さを有するワークピースの斜視図が示されている。ワークピース200は、図1のワークピース108の物理的な実装形態である。図1の表面粗さ分析システム102は、ワークピース200の表面粗さ202を分析するために使用され得る。
ワークピース200は、表面粗さ202を有する表面204を有する。表面粗さ202は、粗さ高さ206及び粗さ幅208を有する。
表面粗さ202は、製造工程から生じた表面の不規則性から構成される。これらの不規則性が組み合わさって表面テクスチャー(surface texture)が形成される。これは図2に図示されている。粗さ幅208は、主なパターン粗さを構成する連続的なピーク又はリッジ間の公称表面に対して平行な距離である。粗さ高さ206は、しばしば不規則性の高さとして知られている。粗さ高さ206は、基準二等分線(reference mean-line)に対する不規則性の高さである。
粗さ向き(roughness lay)210は、生成された主な表面パターンの方向を表し、それを生成するのに使用された製造工程を反映する。うねり(waviness)は、粗さ幅遮断値範囲外の幅広く離間された不規則性のことを指しており、機械加工、振動、又は工具の振れの間に生じたワークピース又は工具の偏向の結果で生じたものであり得る。うねりの高さは、ミリメートル単位で測定された、表面プロファイルの山から谷への距離である。
これより図3を参照すると、例示的な実施形態に係る、ワークピースの表面に関連付けられた表面粗さ分析システムの構成要素を伴ったワークピースの側面図が示されている。表面粗さ分析システム300の構成要素は、ワークピース302に関連付けられる。表面粗さ分析システム300は、図1の表面粗さ分析システム102の物理的な実装形態である。ワークピース302は、図1のワークピース108の物理的な実装形態であり得る。幾つかの例示的な実施例では、図304は、ワークピース200の断面図である。
表面粗さ分析システム300の構成要素は、波発生器306及び波センサ308を含む。波発生器306は、ワークピース302の表面310に音響的に連結されている。波センサ308は、ワークピース302の表面310に音響的に連結され、ワークピース302から表面波を検出する。
幾つかの例示的な実施例では、波発生器306は、表面310との接触を介して、表面310に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、波発生器306は、結合流体を介して、表面310に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、波発生器306は、非接触型超音波発生器である。
波発生器306は、信号パラメータを有するソース信号をワークピース302の表面310の中へと送信する。信号パラメータは、超音波分析システムによって決定され、ワークピース302の材料機械パラメータを考慮に入れる。
幾つかの例示的な実施例では、波センサ308は、表面310との接触を介して、表面310に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、波センサ308は、結合流体を介して、表面310に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、波センサ308は、非接触型超音波センサである。
表面310は、表面粗さ312を有する。図示されているように、表面粗さ312は、ワークピース302の表面310に沿った表面波の伝搬を中断させる。表面粗さ312は、波の即時の減衰又は部分的減衰を生じさせ得る。
波センサ308は、第2の方向314において波発生器306から少なくとも所定距離に位置付けされる。所定距離は、超音波分析システムによって計算された遮断波長に基づいて選択される。閾値内の表面波を受信することが、許容可能な表面粗さを示すように、所定距離が選択される。所定距離は、表面粗さ312が粗さ閾値外にある場合に表面波が伝搬しない距離である。
波発生器306によってワークピース302の表面310へと送信された信号パラメータを有するソース信号は、レイリー波伝搬316を生成する。図304では、レイリー波伝搬316が示されている。レイリー波伝搬316は、波発生器306によって送信されたソース信号が表面310に進入するソース位置から発せられる。図304では、表面粗さ312に起因して、表面波は、レイリー波伝搬316から波センサ308へと伝搬しない。表面粗さ312は、望ましくない粗さ幅又は望ましくない粗さ高さのうちの少なくとも1つを有する。
表面波がレイリー波伝搬316から波センサ308へと伝搬しないので、十分な強度を有する信号が波センサ308によって受信されない。図304では、波センサ308は、信号を受信しない。
波センサ308からのデータ出力は、関連付けられた粗さ評価器(図示せず)へ方向付けられる。幾つかの例示的な実施例では、受信器(図示せず)は、波センサ308からの取得された超音波検査データを表す電気信号を粗さ評価器(図示せず)へ出力する。波センサ308が信号を受信しないとき、関連付けられた粗さ評価器は、表面310が、粗さ閾値外の表面粗さ312を有すると決定する。
これより図4を参照すると、例示的な実施形態に係る、ワークピースの表面に関連付けられた表面粗さ分析システムの構成要素を伴ったワークピースの側面図が示されている。表面粗さ分析システム400は、図1の表面粗さ分析システム102の物理的な実装形態である。ワークピース402は、図1のワークピース108の物理的な実装形態であり得る。幾つかの例示的な実施例では、図404は、ワークピース200の断面図である。
表面粗さ分析システム400の構成要素は、幾つかの波発生器406及び幾つかの波センサ408を含む。幾つかの波発生器406は、1つだけの波発生器、波発生器410を有する。波発生器410は、ワークピース402の表面412に音響的に連結されている。
幾つかの波センサ408は、一連の波センサ414を備えており、一連の波センサ414の各波センサは、ワークピース402の表面412の第2の方向416において、幾つかの波発生器406のうちの波発生器410から異なる距離を有する。幾つかの波センサ408は、波センサ418、波センサ420、及び波センサ422を含む。
幾つかの波センサ408は、ワークピース402の表面412に音響的に連結され、ワークピース402から表面波を検出する。表面412は、表面粗さ424を有する。図示されているように、表面粗さ424は、ワークピース402の表面412に沿った表面波の伝搬を中断させる。表面粗さ424は、波の即時の減衰又は部分的減衰を生じさせ得る。
幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器406は、表面412との接触を介して、表面412に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器406は、結合流体を介して、表面412に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器406は、幾つかの非接触型超音波発生器である。
幾つかの波発生器406は、信号パラメータを有するソース信号をワークピース402の表面412の中へと送信する。信号パラメータは、超音波分析システムによって決定され、ワークピース402の材料機械パラメータを考慮に入れる。
幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサ408のうちの少なくとも1つは、表面412との接触を介して、表面412に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサ408のうちの少なくとも1つは、結合流体を介して、表面412に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサ408のうちの少なくとも1つは、非接触型超音波センサである。
波発生器410は、ソース信号をソース位置426においてワークピース402に送信するために、ワークピース402に対して位置付けされる。幾つかの波センサ408が、ソース位置426から少なくとも2つの異なる位置で波を感知するよう配向されるように、幾つかの波センサ408はワークピース402に対して配向される。この例示的な実施例では、幾つかの波センサ408は、ソース位置426から3つ異なる距離で波を感知するように配向される。
幾つかの波センサ408の各々は、波発生器410から異なる距離で位置付けされている。波センサ418は、波発生器410から距離428だけ離れている。波センサ420は、波発生器410から距離430だけ離れている。波センサ422は、波発生器410から距離432だけ離れている。
この例示的な実施例では、ワークピース402の表面粗さ424が、粗さ閾値内にあるかを判定することは、幾つかの波センサ408の出力に基づいて、ワークピース402の複数の位置における表面粗さ424が、粗さ幅又は粗さ高さのうちの少なくとも1つのための粗さ閾値内にあるかを判定することを含む。
幾つかの波センサ408を位置付けすることにより、波発生器410からの種々の距離や、第2の方向416における表面412の種々の位置が分析される。例えば、波発生器410と波センサ418との間の位置434における表面粗さ424は、波センサ418からのデータを使用して分析される。波センサ418が、表面波を示す出力を生成した場合、位置434における表面粗さ424は、粗さ閾値内にある。例えば、信号閾値を上回る波センサ418の出力は、表面波の検出を示す。信号とノイズを区別するために信号閾値が設定される。表面波が波センサ418に伝搬した場合、表面粗さ424は粗さ閾値内にある。
別の実施例として、波センサ418と波センサ420との間の位置436における表面粗さ424は、波センサ420からのデータを使用して分析される。波センサ420が、表面波を示す出力を生成した場合、位置436における表面粗さ424は、粗さ閾値内にある。例えば、信号閾値を上回る波センサ420の出力は、表面波の検出を示す。表面波が波センサ420へと伝搬されたとき、表面波は位置434及び位置436へと伝搬している。表面波が波センサ420に伝搬した場合、位置434及び位置436における表面粗さ424は粗さ閾値内にある。
さらに別の実施例として、波センサ420と波センサ422との間の位置438における表面粗さ424は、波センサ422からのデータを使用して分析される。波センサ422が、表面波を示す出力を生成した場合、位置438における表面粗さ424は、粗さ閾値内にある。例えば、信号閾値を上回る波センサ422の出力は、表面波の検出を示す。表面波が波センサ422へと伝搬されたとき、表面波は、位置434、位置436、及び位置438を通して伝搬している。表面波が波センサ420に伝搬した場合、位置434、位置436、及び位置438における表面粗さ424は粗さ閾値内にある。表面波が波センサ420に達しない場合、波センサ420の前の表面粗さ424は、粗さ閾値外であり得る。
幾つかの波センサ408を組み合わせて使うことにより、位置434、位置436、及び位置438の各々における表面粗さ424を個々に分析することができる。幾つかの波センサ408を組み合わせて使うことにより、粗さ閾値外の局所的な表面粗さ424を検出することができる。例えば、表面波が波センサ420で検出されるが、表面波が波センサ422で検出されなかった場合、位置436における表面粗さ424は粗さ閾値内にあるが、位置438における表面粗さ424は粗さ閾値内にない。別の例として、例えば、表面波が波センサ418で検出されるが、表面波が波センサ420で検出されなかった場合、位置434における表面粗さ424は粗さ閾値内にあるが、位置436における表面粗さ424は粗さ閾値内にない。表面波が波センサ418で検出されなかった場合、位置434における表面粗さ424は粗さ閾値外にある。表面波が波センサ418で検出されなかった場合、位置436及び位置438における表面粗さ424は分析されない。
幾つかの波センサ408は、ワークピースから表面波を検出するために、幾つかの波発生器から少なくとも所定距離で位置付けされ、所定距離は、超音波分析システムによって計算された遮断波長に基づいて選択される。閾値の表面波を受信することが、許容可能な表面粗さを示すように、所定距離が選択される。
波発生器406によってワークピース402の表面412へと送信された信号パラメータを有するソース信号は、レイリー波伝搬440を生成する。図404では、レイリー波伝搬440が示されている。レイリー波伝搬440は、波発生器406によって送信されたソース信号が表面412に進入するソース位置から発せられる。図404では、表面粗さ424に起因して、表面波は、レイリー波伝搬440から波センサ418、波センサ420、又は波センサ422のいずれかへと伝搬しない。表面粗さ424は、望ましくない粗さ幅又は望ましくない粗さ高さのうちの少なくとも1つを有する。
幾つかの波センサ408からのデータ出力は、関連付けられた粗さ評価器(図示せず)へ方向付けられる。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの受信器(図示せず)は、幾つかの波センサ408からの取得された超音波検査データを表す電気信号を粗さ評価器(図示せず)へ出力する。幾つかの波センサ408のうちの波センサが信号を受信しない場合、関連付けられた粗さ評価器は、表面412が、粗さ閾値外の表面粗さ424を有すると決定する。
これより図5を参照すると、例示的な実施形態に係る、ワークピースの表面に関連付けられた表面粗さ分析システムの構成要素を伴ったワークピースの斜視図が示されている。表面粗さ分析システム500は、図1の表面粗さ分析システム102の物理的な実装形態である。幾つかの例示的な実施例では、ワークピース502は、図1のワークピース108の物理的な実装形態である。幾つかの例示的な実施例では、図504は、ワークピース200の斜視図である。幾つかの例示的な実施例では、図504は、図3の表面粗さ分析システム300及びワークピース302の斜視図である。
表面粗さ分析システム500の構成要素は、幾つかの波発生器506及び幾つかの波センサ508を含む。幾つかの波センサ506は、波センサ510、波センサ511、及び波発生器512を含む。波発生器510、波発生器511、及び波発生器512は、ワークピース502の表面514に音響的に連結されている。
幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器506は、表面514との接触を介して、表面514に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器506は、結合流体を介して、表面514に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器506は、幾つかの非接触型超音波発生器である。
幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサ508のうちの少なくとも1つは、表面514との接触を介して、表面514に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサ508のうちの少なくとも1つは、結合流体を介して、表面514に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサ508のうちの少なくとも1つは、非接触型超音波センサである。
幾つかの波センサ508の各波センサは、ワークピース502の表面514の第2の方向516において、幾つかの波発生器506のうちの1つから少なくとも所定の距離で位置付けされる。幾つかの波センサ508は、波センサ518、波センサ520、及び波センサ522を含む。
幾つかの波センサ508は、ワークピース502の表面514に音響的に連結され、ワークピース502から表面波を検出する。表面514は、表面粗さ524を有する。表面粗さ524は、ワークピース502の表面514に沿った表面波の伝搬を中断させる。表面粗さ524は、波の即時の減衰又は部分的減衰を生じさせ得る。
ワークピース502の表面粗さ524が、粗さ閾値内にあるかを判定することは、ワークピース502の複数の位置のそれぞれにおける表面粗さ524が、粗さ閾値内にあるかを判定することを含む。この判定は、幾つかの波センサ、波センサ518、波センサ520、及び波センサ522の出力に基づいている。
波センサ518、波センサ520、及び波センサ522を有することにより、幾つかの位置で表面粗さ524を分析することが可能になる。波センサ518、波センサ520、及び波センサ522は、第1の方向526で互いから分離される。図5では、幾つかの位置が第1の方向526にわたって広がる。
波センサ518は、ワークピース502の表面514の第2の方向516において波発生器510から少なくとも所定距離に位置付けされ、ワークピース502から表面波を検出する。所定距離は、超音波分析システムによって計算された遮断波長に基づいて選択される。閾値の表面波を受信することが、許容可能な表面粗さを示すように、所定距離が選択される。
波センサ520は、ワークピース502の表面514の第2の方向516において波発生器511から少なくとも所定距離に位置付けされ、ワークピース502から表面波を検出する。波センサ522は、ワークピース502の表面514の第2の方向516において波発生器512から少なくとも所定距離に位置付けされ、ワークピース502から表面波を検出する。
幾つかの波発生器506は、ワークピース502の第1の方向526において分離される。図504では、波発生器510、波発生器511、及び波発生器512は、第1の方向526にわたって等しく離間される。他の例示的な実施例では、幾つかの波発生器506は、異なる間隔を有する。
この例示的な実施例では、表面粗さ分析システム500は、幾つかの波発生器506と幾つかの波センサ508との間の表面514の表面粗さ524を分析する。図示されているように、幾つかの波発生器506及び幾つかの波センサ508は、実質的に第2の方向516におけるすべての表面514から分離されている。
これより図6を参照すると、例示的な実施形態に係る、ワークピースの表面に関連付けられた表面粗さ分析システムの構成要素を伴ったワークピースの斜視図が示されている。表面粗さ分析システム600は、図1の表面粗さ分析システム102の物理的な実装形態である。ワークピース602は、図1のワークピース108の物理的な実装形態であり得る。幾つかの例示的な実施例では、図604は、ワークピース200の斜視図である。
表面粗さ分析システム600の構成要素は、幾つかの波発生器606及び幾つかの波センサ608を含む。幾つかの波センサ606は、波発生器610、波発生器611、及び波発生器612を含む。波発生器610、波発生器611、及び波発生器612は、ワークピース602の表面614に音響的に連結されている。
幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器606は、表面614との接触を介して、表面614に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器606は、結合流体を介して、表面614に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器606は、幾つかの非接触型超音波発生器である。
幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサ608のうちの少なくとも1つは、表面614との接触を介して、表面614に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサ608のうちの少なくとも1つは、結合流体を介して、表面614に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサ608のうちの少なくとも1つは、非接触型超音波センサである。
幾つかの波センサ608の各波センサは、ワークピース602の表面614の第2の方向616において、幾つかの波発生器606のうちの1つから少なくとも所定の距離で位置付けされる。幾つかの波センサ608は、一連の波センサ618、一連の波センサ620、及び一連の波センサ622を含む。
幾つかの波センサ608は、ワークピース602の表面614に音響的に連結され、ワークピース602から表面波を検出する。表面614は、表面粗さ624を有する。表面粗さ624は、ワークピース602の表面614に沿った表面波の伝搬を中断させ得る。表面粗さ624は、波の即時の減衰又は部分的減衰を生じさせ得る。
一連の波センサ618、一連の波センサ620、及び一連の波センサ622は、波センサ625のネットワークを形成する。波センサ625のネットワークは、表面614にわたって広がり、表面614の表面粗さ624を分析する。波センサ625のネットワークを有することにより、複数の位置で表面粗さ624を分析することが可能になる。波センサ625のネットワークを有することにより、粗さ閾値外の局所的な表面粗さ624を特定することが可能になる。波センサ625のネットワークを有することにより、複数の位置で表面粗さ624を分析することが可能になる。図6では、波センサ625のネットワークが、第1の方向634及び第2の方向616において広がる。図6では、複数の位置が、第1の方向634及び第2の方向616にわたって広がる。
一連の波センサ618は、第2の方向616において波発生器610から複数の距離に位置付けされ、ワークピース602から表面波を検出する。一連の波センサ618は、波センサ626、波センサ628、波センサ630、及び波センサ632を含む。
一連の波センサ618を位置付けすることにより、波発生器610からの種々の距離や、第2の方向616における表面614の種々の位置が分析される。例えば、波発生器610と波センサ626との間の位置における表面粗さ624は、波センサ626からのデータを使用して分析される。波センサ626が、表面波を示す出力を生成した場合、波発生器610と波センサ626との間の位置における表面粗さ624は、粗さ閾値内にある。例えば、信号閾値を上回る波センサ626の出力は、表面波の検出を示す。信号とノイズを区別するために信号閾値が設定される。表面波が波センサ626に伝搬した場合、表面粗さ624は粗さ閾値内にある。
別の実施例として、波センサ626と波センサ628との間の位置における表面粗さ624は、波センサ628からのデータを使用して分析される。波センサ628が、表面波を示す出力を生成した場合、波発生器626と波センサ628との間の位置における表面粗さ624は、粗さ閾値内にある。例えば、信号閾値を上回る波センサ628の出力は、表面波の検出を示す。表面波が波センサ628に伝搬した場合、表面波は、波発生器610と波センサ626との間の表面614、次いで、波センサ626と波センサ628との間の表面614を通して伝搬している。表面波が波センサ628に伝搬した場合、波発生器610と波センサ628との間の表面粗さ624は粗さ閾値内にある。
さらに別の実施例として、波センサ628と波センサ630との間の位置における表面粗さ624は、波センサ630からのデータを使用して分析される。波センサ630が、表面波を示す出力を生成した場合、当該位置における表面粗さ624は、粗さ閾値内にある。例えば、信号閾値を上回る波センサ630の出力は、表面波の検出を示す。表面波が波センサ630へと伝搬した場合、表面波は、波センサ626と波発生器610との間の位置を通して、波センサ626と波センサ628との間の位置を通して、及び波センサ628と波センサ630との間の位置を通して、波発生器610から表面614を通して伝搬している。表面波が波センサ630に伝搬した場合、波発生器610と波センサ630との間の表面粗さ624は粗さ閾値内にある。表面波が波センサ630に達しない場合、波センサ630の前の表面粗さ624は、粗さ閾値外であり得る。
さらに別の実施例として、波センサ630と波センサ632との間の位置における表面粗さ624は、波センサ632からのデータを使用して分析される。波センサ632が、表面波を示す出力を生成した場合、当該位置における表面粗さ624は、粗さ閾値内にある。例えば、信号閾値を上回る波センサ632の出力は、表面波の検出を示す。表面波が波センサ632へと伝搬した場合、表面波は、波センサ626と波発生器610との間の位置を通して、波センサ626と波センサ628との間の位置を通して、波センサ628と波センサ630との間の位置を通して、及び波センサ630と波センサ632との間の位置を通して、波発生器610から表面614を通して伝搬している。表面波が波センサ632に伝搬した場合、波発生器610と波センサ632との間の表面粗さ624は粗さ閾値内にある。表面波が波センサ632に達しない場合、波センサ632の前の表面粗さ624は、粗さ閾値外であり得る。
幾つかの波センサ618を組み合わせて使うことにより、波センサ間の位置における表面粗さ624を検出することができる。一連の波センサ618を組み合わせて使うことにより、粗さ閾値外の局所的な表面粗さ624を検出することができる。
一連の波センサ618、一連の波センサ620、及び一連の波センサ622は、第1の方向634において離間される。一連の波センサ618は、第1の方向634において一連の波センサ620から離間されている。一連の波センサ620は、第1の方向634において一連の波センサ622から離間されている。
幾つかの波発生器606は、ワークピース602の第1の方向634において分離される。図604では、波発生器610、波発生器611、及び波発生器612は、第1の方向634にわたって等しく離間される。他の例示的な実施例では、幾つかの波発生器606は、異なる間隔を有する。波発生器610は、第1の方向634において波発生器611から離間されている。一連の波センサ620は、波発生器611から生成された表面波を感知するように位置付けされている。一連の波センサ620は、波発生器610と一連の波センサ620の各々との間の複数の位置で表面波を感知するように位置付けされている。
波発生器611から表面614にわたって伝搬する表面波は、波センサ636、波センサ638、波センサ640、次いで、波センサ642に遭遇する。幾つかの例示的な実施例として、波センサ636は、波発生器611から少なくとも所定の距離で位置付けされている。所定距離は、超音波分析システムによって計算された遮断波長に基づいて選択される。閾値の表面波を受信することが、許容可能な表面粗さを示すように、所定距離が選択される。
波センサ636で表面波を受信した場合、波発生器611と波センサ636との間の表面粗さ624は粗さ閾値内にある。一連の波センサ620のうちの後続の波センサで表面波を受信した場合、それぞれの後続の位置は粗さ閾値内にある。例えば、波センサ638が表面波を受信した場合、波センサ636と波センサ638との間の位置は、粗さ閾値内の表面粗さ624を有する。別の例として、波センサ640が表面波を受信した場合、波センサ638と波センサ640との間の位置は、粗さ閾値内の表面粗さ624を有する。さらに別の例として、波センサ642が表面波を受信した場合、波センサ640と波センサ642との間の位置は、粗さ閾値内の表面粗さ624を有する。
一連の波センサ620は、第1の方向634において一連の波センサ622から離間されている。一連の波センサ622は、波発生器612によって表面波614に生成された表面波を感知するように位置付けされている。一連の波センサ622の波センサは、第2の方向616に広がる。一連の波センサ622は、波センサ644、波センサ646、波センサ648、及び波センサ650を含む。
波センサ644で表面波を受信した場合、波発生器612と波センサ644との間の表面粗さ624は粗さ閾値内にある。一連の波センサ622のうちの後続の波センサで表面波を受信した場合、それぞれの後続の位置は粗さ閾値内にある。例えば、波センサ646が表面波を受信した場合、波センサ644と波センサ646との間の位置は、粗さ閾値内の表面粗さ624を有する。別の例として、波センサ648が表面波を受信した場合、波センサ646と波センサ648との間の位置は、粗さ閾値内の表面粗さ624を有する。さらに別の例として、波センサ650が表面波を受信した場合、波センサ648と波センサ650との間の位置は、粗さ閾値内の表面粗さ624を有する。
これより図7を参照すると、例示的な実施形態に係る、ワークピースの表面に関連付けられた表面粗さ分析システムの構成要素を伴ったワークピースの斜視図が示されている。表面粗さ分析システム700は、図1の表面粗さ分析システム102の物理的な実装形態である。ワークピース702は、図1のワークピース108の物理的な実装形態であり得る。幾つかの例示的な実施例では、図704は、ワークピース200の斜視図である。幾つかの例示的な実施例では、図704は、図4の表面粗さ分析システム400及びワークピース402の斜視図である。
表面粗さ分析システム700の構成要素は、幾つかの波発生器706及び幾つかの波センサ708を含む。幾つかの波発生器706は、1つだけの波発生器、波発生器710を有する。波発生器710は、ワークピース702の表面712に音響的に連結されている。
幾つかの波センサ708は、一連の波センサ714を備えており、一連の波センサ714の各波センサは、ワークピース402の表面712の第2の方向716において、幾つかの波発生器706のうちの波発生器710から異なる距離を有する。幾つかの波センサ708は、波センサ718、波センサ720、及び波センサ722を含む。幾つかの波センサ708の各波センサは、ワークピース702の表面712の第2の方向716において、幾つかの波発生器706のうちの1つから少なくとも所定の距離で位置付けされる。幾つかの波センサ708は、波センサ718、波センサ720、及び波センサ722を含む。
幾つかの波センサ708は、ワークピース702の表面712に音響的に連結され、ワークピース702から表面波を検出する。表面712は、表面粗さ724を有する。表面粗さ724は、ワークピース702の表面712に沿った表面波の伝搬を中断させ得る。表面粗さ724は、波の即時の減衰又は部分的減衰を生じさせ得る。
幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器706は、表面712との接触を介して、表面712に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器706は、結合流体を介して、表面712に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器706は、幾つかの非接触型超音波発生器である。
幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサ708のうちの少なくとも1つは、表面712との接触を介して、表面712に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサ708のうちの少なくとも1つは、結合流体を介して、表面712に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサ708のうちの少なくとも1つは、非接触型超音波センサである。
波センサ718は、ワークピース702の表面712の第2の方向716において波発生器710から少なくとも所定距離に位置付けされ、ワークピース702から表面波を検出する。所定距離は、超音波分析システムによって計算された遮断波長に基づいて選択される。閾値の表面波を受信することが、許容可能な表面粗さを示すように、所定距離が選択される。
波センサ720は、ワークピース702の表面712の第2の方向716において波発生器710から少なくとも所定距離に位置付けされ、ワークピース702から表面波を検出する。波センサ720は、波センサ718より波発生器710からさらに離れている。
波センサ722は、ワークピース702の表面712の第2の方向716において波発生器710から少なくとも所定距離に位置付けされ、ワークピース702から表面波を検出する。波センサ722は、波センサ718及び波センサ720の両方より波発生器710からさらに離れている。
幾つかの波センサ708を位置付けすることにより、波発生器710からの種々の距離や、第2の方向716における表面712の種々の位置が分析される。例えば、波発生器710と波センサ718との間の位置における表面粗さ724は、波センサ718からのデータを使用して分析される。波センサ718が、表面波を示す出力を生成した場合、波発生器710と波センサ718との間の位置における表面粗さ724は、粗さ閾値内にある。例えば、信号閾値を上回る波センサ718の出力は、表面波の検出を示す。信号とノイズを区別するために信号閾値が設定される。表面波が波センサ718に伝搬した場合、表面粗さ724は粗さ閾値内にある。
別の実施例として、波センサ718と波センサ720との間の位置における表面粗さ724は、波センサ720からのデータを使用して分析される。波センサ720が、表面波を示す出力を生成した場合、波発生器718と波センサ720との間の位置における表面粗さ724は、粗さ閾値内にある。例えば、信号閾値を上回る波センサ720の出力は、表面波の検出を示す。表面波が波センサ720へと伝搬されたとき、表面波は、波発生器710から波センサ720へと、表面712を通して伝搬している。表面波が波センサ720に伝搬した場合、波発生器710と波センサ720との間の表面粗さ724は粗さ閾値内にある。表面波が波センサ720に達しない場合、波センサ720の前の表面粗さ724は、粗さ閾値外であり得る。
さらに別の実施例として、波センサ720と波センサ722との間の位置における表面粗さ724は、波センサ722からのデータを使用して分析される。波センサ722が、表面波を示す出力を生成した場合、波発生器720と波センサ722との間の位置における表面粗さ724は、粗さ閾値内にある。例えば、信号閾値を上回る波センサ722の出力は、表面波の検出を示す。表面波が波センサ722へと伝搬されたとき、表面波は、波発生器710から波センサ722へと、表面712を通して伝搬している。表面波が波センサ722に伝搬した場合、波発生器710と波センサ722との間の位置において表面粗さ724は粗さ閾値内にある。表面波が波センサ722に達しない場合、波センサ722の前の表面粗さ724は、粗さ閾値外であり得る。
幾つかの波センサ708を組み合わせて使うことにより、それぞれの位置における表面粗さ724を個々に分析することができる。幾つかの波センサ708を組み合わせて使うことにより、粗さ閾値外の局所的な表面粗さ724を検出することができる。例えば、表面波が波センサ720で検出されるが、表面波が波センサ722で検出されなかった場合、波センサ720の前の位置における表面粗さ724は粗さ閾値内にあるが、波センサ720と波センサ722との間に位置における表面粗さ724は粗さ閾値内にない。別の例として、表面波が波センサ718で検出されるが、表面波が波センサ720で検出されなかった場合、波センサ718の前の位置における表面粗さ724は粗さ閾値内にあるが、波センサ718と波センサ720との間に位置における表面粗さ724は粗さ閾値内にない。波センサ718で表面波を検出しなかった場合、波発生器710と波センサ718との間の位置における表面粗さ724は粗さ閾値外にある。表面波が波センサ718で検出されなかった場合、波センサ718の後の位置における表面粗さ724は分析されない。
これより図8を参照すると、例示的な実施形態に係る、ワークピースの表面に関連付けられた表面粗さ分析システムの構成要素を伴ったワークピースの斜視図が示されている。表面粗さ分析システム800は、図1の表面粗さ分析システム102の物理的な実装形態である。ワークピース802は、図1のワークピース108の物理的な実装形態であり得る。幾つかの例示的な実施例では、図804は、ワークピース200の斜視図である。幾つかの例示的な実施例では、図804は、図3の表面粗さ分析システム300及びワークピース302の斜視図である。
表面粗さ分析システム800の構成要素は、幾つかの波発生器806及び幾つかの波センサ808を含む。幾つかの波発生器806は、1つだけの波発生器、波発生器810を有する。波発生器810は、ワークピース802の表面812に音響的に連結されている。
幾つかの波センサ808は、1つだけの波センサ、波センサ814を有する。波センサ814は、ワークピース802の表面812の第2の方向816において波発生器810から少なくとも所定距離に位置付けされる。所定距離は、超音波分析システムによって計算された遮断波長に基づいて選択される。閾値の表面波を受信することが、許容可能な表面粗さを示すように、所定距離が選択される。
幾つかの波センサ808は、ワークピース802の表面812に音響的に連結され、ワークピース802から表面波を検出する。表面812は、表面粗さ818を有する。表面粗さ818は、ワークピース802の表面812に沿った表面波の伝搬を中断させ得る。表面粗さ818は、波の即時の減衰又は部分的減衰を生じさせ得る。
幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器806は、表面812との接触を介して、表面812に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器806は、結合流体を介して、表面812に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器806は、幾つかの非接触型超音波発生器である。
幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサ808のうちの少なくとも1つは、表面812との接触を介して、表面812に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサ808のうちの少なくとも1つは、結合流体を介して、表面812に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサ808のうちの少なくとも1つは、非接触型超音波センサである。
図804では、波発生器810及び波センサ814は、表面812全体の表面粗さ818を分析するために使用される。図804では、波センサ814は、第2の方向816において表面812の半分を越える面積によって波発生器810から分離されている。
図3の表面粗さ分析システム300、図4の表面粗さ分析システム400、図5の表面粗さ分析システム500、図6の表面粗さ分析システム600、図7の表面粗さ分析システム700、及び図8の表面粗さ分析システム800の例示は、例示的な実施形態を実施可能な方式に対して物理的又は構造的な限定を示唆することを意図していない。図示した構成要素に加えて又は代えて、他の構成要素を使用してもよい。一部の構成要素は、必要ではない場合がある。例えば、表面粗さ分析システムのいずれかにおける幾つかの波発生器は、例示に過ぎない。幾つかの波発生器は、任意の所望の位置と任意の所望のパターンでワークピースに対して位置付けされて、少なくとも1つのソース信号をワークピースの中へ送信する、任意の所望の数量の波発生器を含む。別の例として、表面粗さ分析システムのいずれかにおける幾つかの波センサは、例示に過ぎない。幾つかの波発生器は、任意の所望の位置と任意の所望のパターンでワークピースに対して位置付けされて、ワークピースにおける表面波を感知する、任意の所望の数量の波センサを含む。
これより図9を参照すると、例示的な実施形態に係る、ワークピースの表面に関連付けられた表面粗さ分析システムのブロック図が示されている。表面粗さ分析システム900は、図1の表面粗さ分析システム102の図示表現である。表面粗さ分析システム900は、図2のワークピース200を分析するために使用され得る。ワークピース902は、図2のワークピース200と同一であってもよい。表面粗さ分析システム900は、波発生器904及び波センサ906を含む。幾つかの例示的な実施例では、波発生器904は、波発生器306の図示表現であり、波センサ906は、図3の波センサ308の図示表現である。幾つかの例示的な実施例では、波発生器904は、図4の波発生器410の図示表現であり、波センサ906は、図4の波センサ418、波センサ420、又は波センサ422の図示表現である。幾つかの例示的な実施例では、波発生器904は、図5の幾つかの波発生器506のうちの1つの図示表現であり、波センサ906は、図5の幾つかの波センサ508のうちの1つの図示表現である。幾つかの例示的な実施例では、波発生器904は、図6の幾つかの波発生器606のうちの1つの図示表現であり、波センサ906は、図6の幾つかの波センサ608のうちの1つの図示表現である。幾つかの例示的な実施例では、波発生器904は、図7の幾つかの波発生器706のうちの1つの図示表現であり、波センサ906は、図7の幾つかの波センサ708のうちの1つの図示表現である。幾つかの例示的な実施例では、波発生器904は、図8の幾つかの波発生器806のうちの1つの図示表現であり、波センサ906は、図8の幾つかの波センサ808のうちの1つの図示表現である。
波発生器904は、ワークピース902に音響的に連結されている。幾つかの例示的な実施例では、波発生器904は、ワークピース902との接触を介して、ワークピース902に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、波発生器904は、結合流体を介して、ワークピース902に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、波発生器904は、非接触型超音波発生器である。
波発生器904は、信号パラメータを有するソース信号を図3のワークピース302の表面310の中へと送信する。信号パラメータは、超音波分析システムによって決定され、ワークピース302の材料機械パラメータを考慮に入れる。
波発生器906は、ワークピース902に音響的に連結されている。幾つかの例示的な実施例では、波発生器906は、ワークピース902との接触を介して、ワークピース902に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、波センサ906は、結合流体を介して、ワークピース902に音響的に連結される。幾つかの例示的な実施例では、波センサ906は、非接触型超音波センサである。
図9では、超音波分析システム908は、ワークピース902のための材料機械パラメータ910を受信する。超音波分析システム908は、ワークピース902の中のレイリー波伝搬をシミュレートするための信号パラメータ912を決定する。超音波分析システム908は、信号パラメータ912をコントローラ914に送信する。
コントローラ914は、電気制御信号をパルサー916に送信するように構成されている。これらの電気制御信号に応答して、パルサー916は、生成される超音波を表す電気信号を波発生器904へと出力する。波発生器904は、1つ又は複数の超音波トランスデューサ素子を含み得る。波発生器904は、パルサー916からの電気信号を超音波へと伝達する。より具体的には、パルサー916に送信された電気信号は、パルサー916に、波特徴を有する超音波のバーストを発生させるように構成されている。この波特徴は、シミュレーションで使用される模擬超音波と同一であるか、又は類似している。幾つかの例示的な実施例では、波発生器904は、正弦波信号を使用して起動される。
波発生器904は、ワークピース902に音響的に連結されている。波発生器904が起動されて、ワークピース902の材料を通して伝搬する超音波が生成される。
波発生器906もワークピース902に音響的に連結されているが、異なる位置で連結されている。波発生器906は、1つ又は複数の超音波トランスデューサ素子を含み得る。レイリー波が波発生器904から波センサ906へと伝搬するにつれて移動する距離は、その距離が指定の距離と等しいか又は指定の距離を越えるように選択される。所定距離は、超音波分析システムによって計算された遮断波長に基づいて選択される。遮断波長は、入射波長に対する表面波長の比率である。
波センサ906は、入射する超音波を電気信号に変換する。この電気信号は、受信器918に送信される。受信器918は、波発生器904によって送信されたソース信号を表すコントローラ914からの電気信号を受信する。次いで、受信器918は、取得した超音波検査データを表す電気信号を粗さ評価器920へと出力する。
粗さ評価器920は、波センサ906からの取得された超音波検査データを分析し、ワークピース902の表面粗さが粗さ閾値内にあるかを決定するように構成されたコンピュータシステムである。粗さ評価器920は、波センサ906からのデータを信号閾値と比較するように構成されている。信号とノイズを区別するために信号閾値が設定される。幾つかの例示的な実施例では、粗さ評価器920は、表面粗さが粗さ閾値外にあることに応答して、フラグを生成するように構成されている。フラグは、アナログ信号、デジタルコード、レポート、通知、警告、又は注意のうちのいずれかであってもよい。フラグは、ディスプレイデバイスに表示され得る。代替的に、フラグは、聴覚的な警告の形態であってもよい。
これより図10A及び10Bを見ると、例示的な実施形態に係る、ワークピースの表面粗さを分析する方法のフロー図が示されている。方法1000は、図1の表面粗さ分析システム102を使用して実施することができる。方法1000は、図1のワークピース108の表面106の表面粗さ104を分析するために使用され得る。方法1000は、図2のワークピース200の表面204の表面粗さ202を分析するために使用され得る。方法1000は、図3のワークピース302の表面粗さ312を分析するために使用され得る。方法1000は、図4のワークピース402の表面粗さ424を分析するために使用され得る。方法1000は、図5のワークピース502の表面粗さ524を分析するために使用され得る。方法1000は、図6のワークピース602の表面粗さ624を分析するために使用され得る。方法1000は、図7のワークピース702の表面粗さ724を分析するために使用され得る。方法1000は、図8のワークピース802の表面粗さ818を分析するために使用され得る。方法1000は、表面粗さ分析システム900を使用して、図9のワークピース902の表面粗さを分析するために実施することができる。
方法1000は、ワークピースの材料機械パラメータを受信する(動作1002)。材料機械パラメータは、任意の所望の材料機械パラメータ(例えば、せん断係数、密度、弾性係数、又は任意の他の所望の材料機械パラメータ)を含む。方法1000は、材料機械パラメータを使用して、ワークピースの中へと送信されるソース信号のための信号パラメータを決定する(動作1004)。信号パラメータを決定するために、材料機械パラメータを使用して、効果的な波伝搬が決定される。ワークピースのための入射波周波数が決定される。入射波長は、入射波周波数の関数である。
方法1000は、閾値の表面波を受信する幾つかの波センサが、粗さ閾値内の表面粗さを示すように、幾つかの波発生器からの幾つかの波センサの所定距離を決定する(動作1005)。その後、方法1000は終了する。
幾つかの例示的な実施例では、方法1000は、材料機械パラメータを使用して、遮断波長を決定し、遮断波長は、入射波長に対する表面波長の比率であり、所定距離は、遮断波長に基づいて決定される(動作1007)。幾つかの例示的な実施例では、方法1000は、パルサー及び波発生器を使用して、信号パラメータを有するソース信号をワークピースの中へと送信する(動作1006)。方法1000は、幾つかの波センサの出力に基づいて、ワークピースの表面粗さが、粗さ幅又は粗さ高さのうちの少なくとも1つのための粗さ閾値内にあるかを判定する(動作1008)。
幾つかの例示的な実施例では、方法1000は、ソース信号をソース位置においてワークピースの中へと送信するために、波発生器をワークピースに対して配向する(動作1010)。ソース位置は、ワークピースの表面の任意の所望に位置にある。幾つかの例示的な実施例では、波発生器を配向させることは、波発生器を表面に音響的に連結することを含む。幾つかの例示的な実施例では、波発生器は、ワークピースの表面と接触している。幾つかの例示的な実施例では、波発生器は、非接触型超音波発生器である。
幾つかの例示的な実施例では、方法1000は、幾つかの波センサのうちの少なくとも1つの波センサをワークピースに対して配向し、ソース位置から所定距離の波を感知する(動作1012)。所定距離は、超音波分析システムによって計算された遮断波長に基づいて選択される。遮断波長は、入射波長に対する表面波長の比率である。種々の粗さプロファイルに対して遮断波長をカスタマイズすることができる。幾つかの例示的な実施例では、λsurface/λwave=0.5である場合、遮断閾値である。
幾つかの例示的な実施例では、方法1000は、幾つかの波センサが、ソース位置から少なくとも2つの異なる距離で波を感知するために配向されるように、幾つかの波センサをワークピースに対して配向する(動作1014)。幾つかの例示的な実施例では、一連の波センサは、波発生器から種々の距離にある。幾つかの波センサが少なくとも2つの異なる距離で波を感知するように配向されている場合、表面粗さが表面に位置し得る。例示的な一実施例では、一連の波センサ414を用いて、図4で動作1014が実行される。別の例示的な実施例では、一連の波センサ618、一連の波センサ620、又は一連の波センサ622のうちの少なくとも1つを使用して、図6で動作1014が実行される。さらに別の例示的な実施例では、一連の波センサ714を用いて、図7で動作1014が実行される。
幾つかの例示的な実施例では、ワークピースの表面粗さが、粗さ閾値内にあるかを判定することは、幾つかの波センサの出力に基づいて、ワークピースの複数の位置における表面粗さが、粗さ幅又は粗さ高さのうちの少なくとも1つのための粗さ閾値内にあるかを判定することを含む(動作1018)。幾つかの例示的な実施例では、ワークピースの複数の位置の表面粗さが、粗さ閾値内にあるか判定することが、ワークピースの第2の方向に広がっている複数の位置の表面粗さが、粗さ閾値内にあるかを判定することを含み、第2の方向が、少なくとも2つの異なる距離にわたって延在する(動作1020)。これらの例示的な実施例では、幾つかの位置の各々は、第2の方向に分離されている一連の波センサのそれぞれの波センサに関連付けられている。
幾つかの例示的な実施例では、方法1000は、複数のパルサー及び複数の波発生器を使用して、信号パラメータを有する複数のソース信号をワークピースの複数のソース位置においてワークピースの中へと送信し、ソース信号をワークピースの中へと送信することは、ワークピースの中へと送信される複数のソース信号のうちの1つである(動作1016)。幾つかの例示的な実施例では、動作1016は、図5において、波発生器510、波発生器511、及び波発生器512によって実行され、ワークピース502の中にソース信号を送信する。これらの例示的な実施例では、波発生器510、波発生器511、及び波発生器512は、第1の方向526に離間された複数のソース位置において複数のソース信号を送信する。幾つかの例示的な実施例では、動作1016は、図6において、波発生器610、波発生器611、及び波発生器612によって実行され、ワークピース602の中にソース信号を送信する。これらの例示的な実施例では、波発生器610、波発生器611、及び波発生器612は、第1の方向634に離間された複数のソース位置において複数のソース信号を送信する。幾つかの例示的な実施例では、ワークピースの表面粗さが、粗さ閾値内にあるかを判定することは、幾つかの波センサの出力に基づいて、ワークピースの複数の位置における表面粗さが、粗さ幅又は粗さ高さのうちの少なくとも1つのための粗さ閾値内にあるかを判定することを含む(動作1022)。
幾つかの例示的な実施例では、複数の位置が、ワークピースの第1の方向に広がり、複数のソース信号が、第1の方向においてワークピースにわたって広がる(動作1024)。幾つかの例示的な実施例では、複数の位置が、表面の第1の方向において表面にわたって広がっている。これらの幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器及び関連付けられた幾つかの波センサは、第1の方向において分離している。
幾つかの例示的な実施例では、複数の位置が、表面の第1の方向及び第2の方向において表面にわたって広がっている。これらの幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波発生器が、第1の方向にわたって広がり、幾つかの波センサが、第1の方向と第2の方向の両方にわたって広がり、波センサのネットワークを形成する。これらの例示的な実施例では、波センサのネットワークは、波センサのグリッドとも呼ばれる。
これより図11A及び11Bを見ると、例示的な実施形態に係る、ワークピースの表面粗さを分析する方法のフロー図が示されている。方法1000は、図1の表面粗さ分析システム102を使用して実施することができる。方法1100は、図1のワークピース108の表面106の表面粗さ104を分析するために使用され得る。方法1100は、図2のワークピース200の表面204の表面粗さ202を分析するために使用され得る。方法1100は、図3のワークピース302の表面粗さ312を分析するために使用され得る。方法1100は、図4のワークピース402の表面粗さ424を分析するために使用され得る。方法1100は、図5のワークピース502の表面粗さ524を分析するために使用され得る。方法1100は、図6のワークピース602の表面粗さ624を分析するために使用され得る。方法1100は、図7のワークピース702の表面粗さ724を分析するために使用され得る。方法1100は、図8のワークピース802の表面粗さ818を分析するために使用され得る。方法1100は、表面粗さ分析システム900を使用して、図9のワークピース902の表面粗さを分析するために実施することができる。
方法1100は、ワークピースの表面粗さを分析するために幾つかの波発生器によってワークピースの中へ送信されるソース信号のための信号パラメータを決定する(動作1101)。方法1100は、ワークピースの材料機械パラメータを用いて遮断波長を決定し、遮断波長は、入射波長に対する表面波長の比率である(動作1102)。方法1100は、遮断波長を使用して、閾値の表面波を受信する幾つかの波センサが、粗さ閾値内の表面粗さを示すように、幾つかの波発生器からの幾つかの波センサの所定距離を決定する(動作1103)。その後、方法1100は終了する。
幾つかの例示的な実施例では、方法1100は、遮断波長に基づいて、幾つかの波発生器のそれぞれの波発生器から少なくとも所定距離で波を感知するために、幾つかの波センサをワークピースに対して位置付けする(動作1104)。幾つかの例示的な実施例では、方法1100は、幾つかの波発生器を使用して、幾つかのソース位置で信号パラメータを有する幾つかのソース信号をワークピースの中へと送信する(動作1108)。幾つかの例示的な実施例では、方法1100は、センサ出力を生成するために、幾つかの波センサによって表面波を感知する(動作1110)。幾つかの例示的な実施例では、方法1100は、センサ出力に基づいて、ワークピースの表面粗さが、粗さ閾値内にあるかを判定する(動作1112)。
幾つかの波センサによって感知された表面波が、最小強度値を満たした場合、表面粗さは粗さ閾値内にある(動作1118)。表面波が最小強度値を満たした場合、応答するように幾つかの波センサによって生成された信号が信号閾値を満たす。
信号とノイズを区別するために信号閾値が設定される。
幾つかの例示的な実施例では、表面粗さが粗さ閾値内にあるかを判定することは、幾つかの波センサの出力に基づいて、ワークピースの複数の位置における表面粗さが、粗さ幅又は粗さ高さのうちの少なくとも1つのための粗さ閾値内にあるかを判定することを含む(動作1120)。
幾つかの例示的な実施例では、幾つかの波センサを位置付けすることは、幾つかの波センサが、幾つかの波発生器のうちの波発生器から少なくとも2つの異なる距離で波を感知するために配向されるように、幾つかの波センサをワークピースに対して位置付けすることを含む(動作1114)。これらの例示的な実施例では、幾つかの波センサは、波発生器から複数の距離で位置付けされた一連の波センサを含む。一連の波センサが存在する場合、複数の位置を表面粗さに関して分析することができる。幾つかの例示的な実施例では、ワークピースの複数の位置の表面粗さが、粗さ閾値内にあるか判定することは、ワークピースの第2の方向に広がっている複数の位置の表面粗さが、粗さ閾値内にあるかを判定することを含み、第2の方向は、少なくとも2つの異なる距離にわたって延在する(動作1122)。
幾つかの例示的な実施例では、方法1100は、複数のパルサー及び複数の波発生器を使用して、信号パラメータを有する複数のソース信号をワークピースの複数のソース位置においてワークピースの中へと送信し、ソース信号をワークピースの中へと送信することは、ワークピースの中へと送信される複数のソース信号のうちの1つである(動作1116)。幾つかの例示的な実施例では、ワークピースの表面粗さが、粗さ閾値内にあるかを判定することは、幾つかの波センサの出力に基づいて、ワークピースの複数の位置における表面粗さが、粗さ幅又は粗さ高さのうちの少なくとも1つのための粗さ閾値内にあるかを判定することを含む(動作1124)。幾つかの例示的な実施例では、複数の位置が、ワークピースの第1の方向に広がり、複数のソース信号が、第1の方向においてワークピースにわたって広がる(動作1126)。
本書において、「およそ(approximately)」、「約(about)」、及び「実質的に(substantially)」という用語は、依然として所望の機能を実施し得るか、又は所望の結果を実現し得る、規定された量に近い量を表す。例えば、「およそ」、「約」、及び「実質的に」という用語は、規定の量の、10%未満以内、5%未満以内、1%未満以内、0.1%未満以内、及び、0.01%未満以内の量を表し得る。
本明細書で使用される場合、列挙されたアイテムと共に使用される「〜のうちの少なくとも1つ」という表現は、列挙されたアイテムのうちの1つ又は複数の種々の組み合わせを使用してもよく、列挙された各アイテムのうちの1つだけが必要とされ得ることを意味する。例えば、限定するものではないが、「アイテムA、アイテムB、及びアイテムCのうちの少なくとも1つ」は、アイテムA、アイテムA及びアイテムB、又はアイテムBを含み得る。この例はまた、アイテムA、アイテムB、及びアイテムC、又はアイテムB及びアイテムCも含み得る。言うまでもなく、これらのアイテムのいずれかの組み合わせが存在してもよい。他の例では、「〜のうちの少なくとも1つ」は、例えば、限定するものではないが、「2個のアイテムA、1個のアイテムB、及び10個のアイテムC」、「4個のアイテムB及び7個のアイテムC」、又は他の適切な組み合わせであり得る。アイテムは、特定の対象物、物体、又はカテゴリであってもよい。換言すると、「〜のうちの少なくとも1つ」とは、アイテムの任意の組み合わせや、幾つかのアイテムを、列挙された中から使用できることを意味しているが、列挙されたアイテムのすべてが必要なわけではない。
図示した種々の実施形態におけるフロー図及びブロック図は、例示的な実施形態の装置及び方法の幾つか可能な実装形態の構造、機能、及び動作を示す。これに関し、フロー図又はブロック図における各ブロックは、モジュール、セグメント、機能、又は動作若しくはステップの一部分のうちの、少なくとも1つを表わし得る。
例示的な実施形態の幾つかの代替的な実装形態では、ブロックにて記載された1つ又は複数の機能は、図に記載された順序から外れて行われることがある。例えば、場合によっては、連続して示されている2つのブロックが、関連する機能に応じて、実質的に同時に実行されてもよく、又は逆順に実施されることもあり得る。さらに、フロー図又はブロック図に示されたブロックに加えて、他のブロックを追加してもよい。幾つかのブロックは、オプションであってもよい。例えば、動作1010から動作1024は、オプションであってもよい。別の例として、動作1114から動作1126は、オプションであってもよい。
本開示の例示的な実施形態は、図12に示す航空機の製造及び保守方法1200、及び図13に示す航空機1300に関連して説明され得る。まず図12を参照すると、航空機の製造及び保守方法が、例示的な実施形態に従って図示されている。製造前の段階では、航空機の製造及び保守方法1200は、図13の航空機1300の仕様及び設計1202、並びに材料の調達1204を含み得る。
製造段階では、構成要素及びサブアセンブリの製造1206、並びに航空機1300のシステムインテグレーション1208が行われる。その後、航空機1300は、認可及び納品1210を経て、運航1212に供される。顧客による運航1212の間、航空機1300は、定期的な整備及び保守1214(改造、再構成、改修、並びにその他の整備及び保守を含み得る)がスケジューリングされる。
航空機の製造及び保守方法1200の各プロセスは、システムインテグレータ、第三者、及び/又はオペレータによって実施又は実行され得る。これらの実施例では、オペレータは、顧客であってもよい。本明細書の目的のために、システムインテグレータは、限定されないが、任意の数の航空機製造業者、及び主要システムの下請業者を含み、第三者は、限定されないが、任意の数のベンダー、下請業者、及び供給業者を含み、オペレータは、航空会社、リース会社、軍事団体、サービス機関などを含み得る。
ここで図13を参照すると、例示的な実施形態が実装され得る航空機の図が示されている。この実施例では、航空機1300は、図12の航空機の製造及び保守方法1200によって製造され、複数のシステム1304及び内装1306を有する機体1302を含み得る。システム1304の例には、推進システム1308、電気システム1310、油圧システム1312、及び環境システム1314の1つ又は複数が含まれる。任意の数の他のシステムが含まれてもよい。
本明細書で具現化される装置及び方法は、航空機の製造及び保守方法1200の諸段階のうちの少なくとも1つの段階で用いられ得る。1つ又は複数の例示的な実施形態は、図12の構成要素及びサブアセンブリの製造1206、システムインテグレーション1208、運航1212、又は整備及び保守1214において使用され得る。方法1300は、図1の表面粗さ分析システム102を使用して分析される構造体を含み得る。構成要素及びサブアセンブリの製造1206の間に図1の表面粗さ分析システム102を使用して、構成要素及びサブアセンブリの製造1206の間に製造されたワークピースの表面粗さを分析することができる。一例として、方法1000又は方法1100を構成要素及びサブアセンブリの製造1206の間に使用して、構造体の表面粗さを分析することができる。幾つかの例示的な実施例では、図1の表面粗さ分析システム102を、図12の運航1212、又は整備及び保守1214の間に使用して、運航1212の間に生じた任意の表面粗さを分析することができる。幾つかの例示的な実施例では、図1の表面粗さ分析システム102を使用して検査される構造体は、航空機1300の構成要素である。
例示的な実施例は、製造用途の後に、粗さについて表面を検査する方法を提供する。表面音響波は、一連のトランスデューサによって生成され、表面に沿って伝搬する。表面粗さ分析システムは、レイリー波の伝搬のための所定の遮断閾値を決定する。これは、表面粗さの種類を示す。この遮断は、空間的な表面のうねりと音波長との特定の比率に対して生じる。結果として生じる波の減衰と減退の検出が表面粗さを特徴付ける。
例示的な実施例は、製造工程においてインラインで使用され得る。例示的な実施例をインラインで使用することにより、表面粗さ分析システムからの結果を用いて、製造設備又は工程を調節することができる。例えば、例示的な実施例をインラインで使用することにより、製造設備のメンテナンス又は洗浄の時間を特定することができる。例示的な実施例は、特に、付加製造技術で形成された、3Dプリントされた構成要素の品質測定において効果的なアプローチである。別の例として、例示的な実施例を使用することにより、付加製造工程の材料堆積率の調節を合図して、必要とされる製品品質を達成することができる。さらに別の実施例として、例示的な実施例を使用することにより、さらなる製造工程の前に、再加工又は洗浄のためにワークピースを特定することができる。
例示的な実施例は、製造工程の間の表面粗さパラメータを特徴付ける高周波数超音波レイリー波を使用した、新規のインライン超音波検査技法を示す。粗さ測定に使用される入射波励起の周波数は、機械特性構造に基づいて調節される。当該方法は、表面の粗さを特徴付けるために表面波エネルギーの損失及び減衰を用いる。幾つかの例示的な実施例では、表面粗さプロファイルを測定するために、波速度変化率のような他の波パラメータを使用してもよい。
レイリー波の伝達は、種々の材料特性を有する構造体の粗さ表面の品質測定のために使用することができる。表面波伝搬の減衰及び減退の率を用いて、粗さ強度に起因して波形が形成されない遮断比が判定される。幾つかの例示的な実施例では、λsurface/λwave=0.5である場合、遮断比(cut-off ratio)は閾値にある。種々の粗さプロファイルに対して遮断波長及び検査の効果的周波数をカスタマイズすることができる。
さらに、本開示は、以下の条項に係る実施形態を含む。
条項1
表面粗さ分析システム(102)であって、ワークピース(108)のための材料機械パラメータ(130)を受信し、幾つかの波発生器(124)によって送信されるソース信号(134)のための入射表面波信号パラメータ(132)を決定し、閾値の表面波(164)を受信する幾つかの波センサ(126)が、粗さ閾値(165)内の表面粗さ(104)を示すように、前記幾つかの波発生器(124)からの前記幾つかの波センサ(126)の所定距離(160)を決定するように構成された超音波分析システム(128)を備えている表面粗さ分析システム(102)。
条項2
前記超音波分析システム(128)が、前記材料機械パラメータ(130)を用いて遮断波長(136)を決定するようにさらに構成され、前記遮断波長(136)が、入射波長(140)に対する表面波長(138)の比率であり、前記所定距離(160)が、前記遮断波長(136)に基づいて決定される、条項1に記載の表面粗さ分析システム(102)。
条項3
前記遮断波長(136)が、約0.5である、条項2に記載の表面粗さ分析システム(102)。
条項4
前記信号パラメータ(132)を有するソース信号(134)をワークピース(108)の中へと送信するように構成された前記幾つかの波発生器(124)、及び
前記幾つかの波発生器(124)から少なくとも前記所定距離(160)で位置付けされた前記幾つかの波センサ(126)
をさらに備えている、条項1から3のいずれか一項に記載の表面粗さ分析システム。
条項5
前記幾つかの波センサ(126)が、一連の波センサ(166)を備え、前記一連の波センサ(166)の各波センサ(156、168)が、前記ワークピース(108)の表面(106)の第2の方向(162)において前記幾つかの波発生器(124)の波発生器(146)から異なる距離(158、170)を有する、条項4に記載の表面粗さ分析システム(102)。
条項6
前記幾つかの波発生器(124)が、第1の方向(172)において前記ワークピース(108)の表面(106)にわたって離間された複数の波発生器(146、148)を備えている、条項4に記載の表面粗さ分析システム(102)。
条項7
前記幾つかの波センサ(126)が、ワークピース(108)からの表面波(154)を検出するために前記幾つかの波発生器(124)から少なくとも所定距離(160)で位置付けされ、前記所定距離(160)が、前記超音波分析システム(128)によって計算された遮断波長(136)に基づいて選択される、条項4に記載の表面粗さ分析システム(102)。
条項8
前記幾つかの波センサ(126)によって感知された表面波(164)に基づいて、前記ワークピース(108)の前記表面粗さ(104)が、粗さ閾値(165)未満であるかを判定するように構成された粗さ評価器(180)をさらに備えている、条項4に記載の表面粗さ分析システム(102)。
条項9
ワークピース(108)の表面粗さを分析する方法(1000)であって、
前記ワークピース(108)の材料機械パラメータ(130)を受信すること(1002)と、
前記材料機械パラメータ(130)を使用して、ワークピース(108)の中へと送信されるソース信号(134)のための信号パラメータ(132)を決定すること(1004)と、
閾値の表面波(164)を受信する幾つかの波センサ(126)が、粗さ閾値(165)内の表面粗さ(104)を示すように、幾つかの波発生器(124)からの前記幾つかの波センサ(126)の所定距離(160)を決定すること(1005)
を含む方法。
条項10
前記材料機械パラメータ(130)を使用して、遮断波長(136)を決定すること(1007)をさらに含み、前記遮断波長(136)が、入射波長(140)に対する表面波長(138)の比率であり、前記所定距離(160)が、前記遮断波長(136)に基づいて決定される、条項9に記載の方法。
条項11
複数のパルサー(178)及び複数の波発生器(146、148)を使用して、前記信号パラメータ(132)を有する複数のソース信号(150)をワークピース(108)の複数のソース位置において前記ワークピース(108)の中へと送信することをさらに含み、
前記ソース信号(134)を前記ワークピース(108)の中へと送信することが、前記ワークピース(108)の中へと送信される前記複数のソース信号(150)のうちの1つであり、
前記ワークピース(108)の前記表面粗さ(104)が、粗さ閾値(165)内であるかを判定することが、前記幾つかの波センサ(126)の出力に基づいて、前記ワークピース(108)の複数の位置における前記表面粗さ(104)が、粗さ幅(208)又は粗さ高さ(206)のうちの少なくとも1つのための粗さ閾値(165)内にあるかを判定することを含む、条項10に記載の方法(1000)。
条項12
前記複数の位置が、前記ワークピース(108)の第1の方向(172)に広がり、前記複数のソース信号(150)が、前記第1の方向(172)において前記ワークピース(108)にわたって広がる、条項11に記載の方法(1000)。
条項13
パルサー(178)及び波発生器(146)を使用して、前記信号パラメータ(132)を有する前記ソース信号(134)を前記ワークピース(108)の中へと送信すること(1006)と、
前記幾つかの波センサ(126)の出力に基づいて、前記ワークピース(108)の前記表面粗さ(104、202)が、粗さ幅(208)又は粗さ高さ(206)のうちの少なくとも1つのための粗さ閾値(165)内にあるかを判定すること(1008)
をさらに含む、条項9から12のいずれか一項に記載の方法。
条項14
前記ソース信号(134)をソース位置(152)において前記ワークピース(108)へと送信するために、前記波発生器(146)を前記ワークピース(108)に対して配向すること(1010)と、
前記ソース位置(152)から所定距離(160)で波を感知するために、前記幾つかの波センサ(126)のうちの少なくとも1つの波センサを前記ワークピース(108)に対して配向する(1012)こと
をさらに含む、条項13に記載の方法(1000)。
条項15
前記幾つかの波センサ(126)が、前記ソース位置(152)から少なくとも2つの異なる距離で波を感知するために配向されるように、前記幾つかの波センサ(126)を前記ワークピース(108)に対して配向すること(1014)をさらに含む、請求項14に記載の方法(1000)。
条項16
前記ワークピース(108)の前記表面粗さ(104、202)が、粗さ閾値(165)内にあるかを判定することが、前記幾つかの波センサ(126)の出力に基づいて、前記ワークピース(108)の複数の位置における前記表面粗さ(104、202)が、粗さ幅(208)又は粗さ高さ(206)の少なくとも1つのための粗さ閾値(165)内にあるかを判定すること(1018)を含む、条項15に記載の方法(1000)。
条項17
前記ワークピース(108)の複数の位置(434、436、438)の前記表面粗さ(104、202)が、粗さ閾値(165)内にあるか判定することが、前記ワークピース(108)の第2の方向(162、416)に広がっている複数の位置(434、436、438)の表面粗さ(104、202)が、粗さ閾値(165)内にあるかを判定することを含み、前記第2の方向(162、416)が、少なくとも2つの異なる距離(428、430、432)にわたって延在する(1020)、条項16に記載の方法(1000)。
条項18
ワークピース(108)の表面粗さを分析する方法(1100)であって、
前記ワークピース(108)の前記表面粗さ(104)のための幾つかの波発生器(124)によって、ワークピース(108)の中へと送信されるソース信号(134)のための信号パラメータ(132)を決定すること(1101)と、
前記ワークピース(108)の材料機械パラメータ(130)を用いて遮断波長(136)を決定することであって、当該遮断波長(136)が、入射波長(140)に対する表面波長(138)の比率である、遮断波長(136)を決定すること(1102)と、
閾値の表面波(164)を受信する幾つかの波センサ(126)が、粗さ閾値(165)内の表面粗さ(104)を示すように、前記幾つかの波発生器(124)からの前記幾つかの波センサ(126)の所定距離(160)を決定すること(1103)
を含む方法(1100)。
条項19
前記遮断波長(136)に基づいて、前記幾つかの波発生器(124)のそれぞれの波発生器(146)から少なくとも所定距離(160)で波を感知するために、幾つかの波センサ(126)を前記ワークピース(108)に対して位置付けすること(1104)と、
前記幾つかの波発生器(124)を使用して、前記信号パラメータ(132)を有する幾つかのソース信号(134)を幾つかのソース位置(152)において前記ワークピース(108)の中に送信すること(1108)と、
センサ出力を生成するために、前記幾つかの波センサ(126)によって表面波を感知すること(1110)と、
前記センサ出力に基づいて、前記ワークピース(108)の前記表面粗さ(104)が、粗さ閾値(165)内にあるかを判定すること(1112)
をさらに含む、条項18に記載の方法(1100)。
条項20
前記幾つかの波センサ(126)によって感知された前記表面波が、最小強度値を満たした場合、前記表面粗さ(104)は粗さ閾値(165)内にある(1118)、条項18又は19に記載の方法(1100)。
条項21
前記表面粗さ(104)が、粗さ閾値(165)内にあるかを判定することが、前記幾つかの波センサ(126)の出力に基づいて、前記ワークピース(108)の複数の位置における前記表面粗さ(104)が、粗さ幅(208)又は粗さ高さ(206)の少なくとも1つのための粗さ閾値(165)内にあるかを判定すること(1120)を含む、条項18から20のいずれか一項に記載の方法(1100)。
条項22
前記幾つかの波センサ(126)を位置付けすることは、前記幾つかの波センサ(126)が、前記幾つかの波発生器(124)のうちの波発生器(146)から少なくとも2つの異なる距離で波を感知するために配向されるように、前記幾つかの波センサ(126)を前記ワークピース(108)に対して位置付けすること(1114)を含む、請求項18から21のいずれか一項に記載の方法(1100)。
条項23
前記ワークピース(108)の複数の位置の前記表面粗さ(104)が、粗さ閾値(165)内にあるか判定することが、前記ワークピース(108)の第2の方向(162)に広がっている複数の位置の表面粗さ(104)が、粗さ閾値(165)内にあるかを判定することを含み、前記第2の方向(162)が、少なくとも2つの異なる距離にわたって延在する(1122)、条項22に記載の方法(1100)。
条項24
複数のパルサー(178)及び複数の波発生器(146、148)を使用して、前記信号パラメータ(132)を有する複数のソース信号(150)を前記ワークピース(108)の複数のソース位置において前記ワークピース(108)の中へと送信すること(1116)をさらに含み、
前記ソース信号(134)を前記ワークピース(108)の中へと送信することが、前記ワークピース(108)の中へと送信される前記複数のソース信号(150)のうちの1つであり、
前記ワークピース(108)の前記表面粗さ(104)が、粗さ閾値(165)内であるかを判定することが、前記幾つかの波センサ(126)の出力に基づいて、前記ワークピース(108)の複数の位置における前記表面粗さ(104、202)が、粗さ幅(208)又は粗さ高さ(206)のうちの少なくとも1つのための粗さ閾値(165)内にあるかを判定すること(1124)を含む、条項18から23のいずれか一項に記載の方法(1100)。
条項25
前記複数の位置が、前記ワークピース(108)の第1の方向(172)に広がり、前記複数のソース信号(150)が、前記第1の方向(172)において前記ワークピース(108)にわたって広がる(1126)、条項24に記載の方法(1100)。
条項26
表面粗さ分析システム(102)であって、
ワークピース(108)のための材料機械パラメータ(130)を受信し、幾つかの波発生器(124)によって送信されるソース信号(134)のための入射表面波信号パラメータ(132)を決定し、閾値の表面波(164)を受信する幾つかの波センサ(126)が、粗さ閾値(165)内の表面粗さ(104)を示すように、前記幾つかの波発生器(124)からの前記幾つかの波センサ(126)の所定距離(160)を決定するように構成された超音波分析システム(128)、
前記信号パラメータ(132)を有するソース信号(134)をワークピース(108)の中へと送信するように構成された前記幾つかの波発生器(124)、
前記幾つかの波発生器(124)から少なくとも前記所定距離(160)で位置付けされた前記幾つかの波センサ(126)、及び
前記幾つかの波センサ(126)によって感知された表面波(164)に基づいて、前記ワークピース(108)の前記表面粗さ(104)が、粗さ閾値(165)未満であるかを判定するように構成された粗さ評価器(180)
を備えている表面粗さ分析システム(102)。
条項27
前記幾つかの波センサ(126)が、一連の波センサ(166)を備え、前記一連の波センサ(166)の各波センサ(156、168)が、前記ワークピース(108)の表面(106)の第2の方向(162)において前記幾つかの波発生器(124)の波発生器(146)から異なる距離(158、170)を有する、条項26に記載の表面粗さ分析システム(102)。
条項28
前記幾つかの波発生器(124)が、第1の方向(172)において前記ワークピース(108)の表面(106)にわたって離間された複数の波発生器(146、148)を備えている、条項26又は27に記載の表面粗さ分析システム(102)。
条項29
前記幾つかの波センサ(126)が、ワークピース(108)からの表面波(154)を検出するために前記幾つかの波発生器(124)から少なくとも所定距離(160)で位置付けされ、前記所定距離(160)が、前記超音波分析システム(128)によって計算された遮断波長(136)に基づいて選択される、条項26から28のいずれか一項に記載の表面粗さ分析システム(102)。
条項30
前記遮断波長(136)が、約0.5である、条項29に記載の表面粗さ分析システム(102)。
条項31
表面粗さ分析システム(102)であって、
信号パラメータ(132)を有するソース信号(134)をワークピース(108)の中へと送信するように構成された幾つかの波発生器(124)であって、前記ワークピース(108)において表面波を生成するために、前記信号パラメータ(132)が計算される、幾つかの波発生器(124)、
前記ワークピース(108)から表面波を受信するように配向され、前記幾つかの波発生器(124)から少なくとも所定距離(160)で位置付けされた幾つかの波センサ(126)であって、前記所定距離(160)は、当該幾つかの波センサ(126)において閾値の表面波(164)を受信することが、粗さ閾値(165)内の表面粗さ(104)を示す、波センサ(126)、及び
前記幾つかの波センサ(126)によって感知された表面波(164)の存在又は不在に基づいて、前記ワークピース(108)の前記表面粗さ(104)が、粗さ閾値(165)未満であるかを判定するように構成された粗さ評価器(180)
を備えている表面粗さ分析システム(102)。
種々の例示的な実施形態の説明は、例示及び説明を目的とするものであり、完全な説明であること、又はこれらの実施形態を開示された形態に限定することを意図していない。当業者には、多くの修正例及び変形例が自明となろう。さらに、種々の例示的な実施形態は、それ以外の例示的な実施形態と比較して、異なる特徴を提供し得る。選択された1つ又は複数の実施形態は、実施形態の原理、実際の用途を最もよく説明するため、及び他の当業者に対し、様々な実施形態の開示内容と、考慮される特定の用途に適した様々な修正との理解を促すために選択及び説明されている。

Claims (15)

  1. 表面粗さ分析システム(102)であって、
    ワークピース(108)のための材料機械パラメータ(130)を受信し、幾つかの波発生器(124)によって送信されるソース信号(134)のための入射表面波信号パラメータ(132)を決定し、閾値の表面波(164)を受信する幾つかの波センサ(126)が、粗さ閾値(165)内の表面粗さ(104)を示すように、前記幾つかの波発生器(124)からの前記幾つかの波センサ(126)の所定距離(160)を決定するように構成された超音波分析システム(128)
    を備えている表面粗さ分析システム(102)。
  2. 前記超音波分析システム(128)が、前記材料機械パラメータ(130)を用いて遮断波長(136)を決定するようにさらに構成され、前記遮断波長(136)が、入射波長(140)に対する表面波長(138)の比率であり、前記所定距離(160)が、前記遮断波長(136)に基づいて決定される、請求項1に記載の表面粗さ分析システム(102)。
  3. 前記遮断波長(136)が、約0.5である、請求項2に記載の表面粗さ分析システム(102)。
  4. 前記信号パラメータ(132)を有するソース信号(134)をワークピース(108)の中へと送信するように構成された前記幾つかの波発生器(124)、及び
    前記幾つかの波発生器(124)から少なくとも前記所定距離(160)で位置付けされた前記幾つかの波センサ(126)
    をさらに備えている、請求項1から3のいずれか一項に記載の表面粗さ分析システム。
  5. 前記幾つかの波センサ(126)が、一連の波センサ(166)を備え、前記一連の波センサ(166)の各波センサ(156、168)が、前記ワークピース(108)の表面(106)の第2の方向(162)において前記幾つかの波発生器(124)の波発生器(146)から異なる距離(158、170)を有し、又は任意選択的に、前記幾つかの波発生器(124)が、第1の方向(172)において前記ワークピース(108)の表面(106)にわたって離間された複数の波発生器(146、148)を備えている、請求項4に記載の表面粗さ分析システム(102)。
  6. 前記幾つかの波センサ(126)が、ワークピース(108)からの表面波(154)を検出するために前記幾つかの波発生器(124)から少なくとも所定距離(160)で位置付けされ、前記所定距離(160)が、前記超音波分析システム(128)によって計算された遮断波長(136)に基づいて選択される、請求項4に記載の表面粗さ分析システム(102)。
  7. 前記幾つかの波センサ(126)によって感知された表面波(164)に基づいて、前記ワークピース(108)の前記表面粗さ(104)が、粗さ閾値(165)未満であるかを判定するように構成された粗さ評価器(180)をさらに備えている、請求項4に記載の表面粗さ分析システム(102)。
  8. ワークピース(108)の表面粗さを分析する方法(1000)であって、
    前記ワークピース(108)の材料機械パラメータ(130)を受信すること(1002)と、
    前記材料機械パラメータ(130)を使用して、ワークピース(108)の中へと送信されるソース信号(134)のための信号パラメータ(132)を決定すること(1004)と、
    閾値の表面波(164)を受信する幾つかの波センサ(126)が、粗さ閾値(165)内の表面粗さ(104)を示すように、幾つかの波発生器(124)からの前記幾つかの波センサ(126)の所定距離(160)を決定すること(1005)
    を含む方法。
  9. 前記材料機械パラメータ(130)を使用して、遮断波長(136)を決定すること(1007)をさらに含み、前記遮断波長(136)が、入射波長(140)に対する表面波長(138)の比率であり、前記所定距離(160)が、前記遮断波長(136)に基づいて決定される、請求項8に記載の方法。
  10. 複数のパルサー(178)及び複数の波発生器(146、148)を使用して、前記信号パラメータ(132)を有する複数のソース信号(150)をワークピース(108)の複数のソース位置において前記ワークピース(108)の中へと送信することをさらに含み、
    前記ソース信号(134)を前記ワークピース(108)の中へと送信することは、前記ワークピース(108)の中へと送信される前記複数のソース信号(150)のうちの1つであり、
    前記ワークピース(108)の前記表面粗さ(104)が、粗さ閾値(165)内であるかを判定することが、前記幾つかの波センサ(126)の出力に基づいて、前記ワークピース(108)の複数の位置における前記表面粗さ(104)が、粗さ幅(208)又は粗さ高さ(206)のうちの少なくとも1つのための粗さ閾値(165)内にあるかを判定することを含む、請求項9に記載の方法(1000)。
  11. 前記複数の位置が、前記ワークピース(108)の第1の方向(172)に広がり、前記複数のソース信号(150)が、前記第1の方向(172)において前記ワークピース(108)にわたって広がる、請求項10に記載の方法(1000)。
  12. パルサー(178)及び波発生器(146)を使用して、前記信号パラメータ(132)を有する前記ソース信号(134)を前記ワークピース(108)の中へと送信すること(1006)と、
    前記幾つかの波センサ(126)の出力に基づいて、前記ワークピース(108)の前記表面粗さ(104、202)が、粗さ幅(208)又は粗さ高さ(206)のうちの少なくとも1つのための粗さ閾値(165)内にあるかを判定すること(1008)
    をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  13. 前記ソース信号(134)をソース位置(152)において前記ワークピース(108)へと送信するために、前記波発生器(146)を前記ワークピース(108)に対して配向すること(1010)と、
    前記ソース位置(152)から所定距離(160)で波を感知するために、前記幾つかの波センサ(126)のうちの少なくとも1つの波センサを前記ワークピース(108)に対して配向する(1012)こと、又は任意選択的に
    前記幾つかの波センサ(126)が、前記ソース位置(152)から少なくとも2つの異なる距離で波を感知するために配向されるように、前記幾つかの波センサ(126)を前記ワークピース(108)に対して配向すること(1014)と
    をさらに含む、請求項12に記載の方法(1000)。
  14. 前記ワークピース(108)の前記表面粗さ(104、202)が、粗さ閾値(165)内にあるかを判定することが、前記幾つかの波センサ(126)の出力に基づいて、前記ワークピース(108)の複数の位置における前記表面粗さ(104、202)が、粗さ幅(208)又は粗さ高さ(206)の少なくとも1つのための粗さ閾値(165)内にあるかを判定することを含む(1018)、請求項13に記載の方法(1000)。
  15. 前記ワークピース(108)の複数の位置(434、436、438)の前記表面粗さ(104、202)が、粗さ閾値(165)内にあるか判定することが、前記ワークピース(108)の第2の方向(162、416)に広がっている複数の位置(434、436、438)の表面粗さ(104、202)が、粗さ閾値(165)内にあるかを判定することを含み、前記第2の方向(162、416)が、少なくとも2つの異なる距離(428、430、432)にわたって延在する(1020)、請求項14に記載の方法(1000)。
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