JP2021181250A - Vehicular interior material - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えばドアトリムなどの車両用内装材に関する。 The present invention relates to vehicle interior materials such as door trims.
従来、車両用内装材の一種であるドアトリムとして、例えば特許文献1に示すものが知られている。こうしたドアトリムは、通常、合成樹脂によって構成されている。 Conventionally, as a door trim which is a kind of interior material for a vehicle, for example, the one shown in Patent Document 1 is known. These door trims are usually made of synthetic resin.
ところで、上述のようなドアトリムに対してプロジェクタによって画像を投影した場合、車外が暗い夜間には投影された画像の輝度を確保できるが、車外が明るい昼間には投影された画像の輝度を確保できない。このため、昼間などの車外が明るい時間帯にプロジェクタによってドアトリムに投影された画像を鮮明に見ることができないという問題がある。 By the way, when an image is projected onto a door trim as described above by a projector, the brightness of the projected image can be secured at night when the outside of the vehicle is dark, but the brightness of the projected image cannot be secured during the daytime when the outside of the vehicle is bright. .. Therefore, there is a problem that the image projected on the door trim by the projector cannot be clearly seen when the outside of the vehicle is bright such as in the daytime.
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされた。その目的は、車外が明るいときでも投影部に投影された画像を鮮明に見ることができる車両用内装材を提供することにある。 The present invention has focused on such problems existing in the prior art. An object of the present invention is to provide a vehicle interior material capable of clearly seeing an image projected on a projection unit even when the outside of the vehicle is bright.
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する車両用内装材は、プロジェクタによって画像が投影される投影部と、前記プロジェクタによって前記画像が投影されない一般部とを有した車両用内装材であって、前記投影部は、前記一般部よりも反射率が高くなっていることを要旨とする。
Hereinafter, means for solving the above problems and their actions and effects will be described.
The vehicle interior material that solves the above problems is a vehicle interior material having a projection unit on which an image is projected by the projector and a general portion on which the image is not projected by the projector, and the projection unit is the projection unit. The gist is that the reflectance is higher than that of the general part.
この構成によれば、投影部に投影された画像の輝度を十分に確保できるので、例えば昼間などの車外が明るいときでも投影部に投影された画像を鮮明に見ることができる。 According to this configuration, the brightness of the image projected on the projection unit can be sufficiently secured, so that the image projected on the projection unit can be clearly seen even when the outside of the vehicle is bright, for example, in the daytime.
以下、車両用内装材を車両のフロントドアに用いられるドアトリムに具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2に示すように、車両のフロントドア11は、ヒンジドアによって構成され、ドア本体12と、ドア本体12の上端部に一体形成された窓枠13と、窓枠13内を開閉可能な窓ガラス14とを備えている。フロントドア11は、前端部にヒンジ(図示略)を有しており、開閉される際に当該ヒンジにおいて鉛直方向に延びる軸線を回動中心として回動される。
Hereinafter, an embodiment in which the vehicle interior material is embodied in the door trim used for the front door of the vehicle will be described with reference to the drawings.
As shown in FIGS. 1 and 2, the
ドア本体12は、金属製のアウターパネル15と、アウターパネル15の内側に設けられた金属製のインナーパネル16と、インナーパネル16の内側に設けられた車両用内装材の一例としての合成樹脂製のドアトリム17とを備えている。アウターパネル15とインナーパネル16との間には、窓ガラス14を収容可能な収容空間18が形成されている。収容空間18には窓ガラス14を昇降させる昇降装置(図示略)が配置され、当該昇降装置の駆動による窓ガラス14の昇降動作によって窓枠13内(窓)が開閉される。
The
ドアトリム17の内面における中央部から後端部にかけての位置には、アームレスト部19が車幅方向の内側(車内側)に突出するように設けられている。アームレスト部19は、ほぼ水平方向に延びている。ドアトリム17の内面における上端部20は、ドアトリム17における前後方向の全体にわたって車幅方向の内側に張り出している。ドアトリム17の内面におけるアームレスト部19よりも略上側であって且つ上端部20よりも下側の領域は、表皮が巻かれたオーナメント部21とされている。
At a position on the inner surface of the
ドアトリム17の内面において、オーナメント部21は、上端部20よりも車幅方向の外側(車外側)に位置している。したがって、ドアトリム17の上端部20は、車外から窓ガラス14(窓)を通じて車内に差し込む光がオーナメント部21に当たることを抑制する抑制部として機能する。
On the inner surface of the
オーナメント部21は、ドアトリム17における前後方向の全体にわたって延びている。オーナメント部21は、下方に向かうほど車外側に位置するように傾斜している。ドアトリム17のオーナメント部21における前上部には、プロジェクタ22が配置されている。この場合、プロジェクタ22は、ドアトリム17を貫通する支持部材(図示略)を介してインナーパネル16に支持されている。
The
プロジェクタ22は、ほぼオーナメント部21におけるプロジェクタ22よりも後方側の領域に向かって画像を投影するように配置されている。オーナメント部21におけるプロジェクタ22によって画像が投影される領域は、投影部23とされている。ドアトリム17の内面における投影部23以外の領域は、一般部とされている。すなわち、一般部は、プロジェクタ22によって画像が投影されない領域である。一般部には、ドアトリム17の内面における、上端部20、アームレスト部19、及びアームレスト部19よりも下方の領域などが含まれる。
The
投影部23は、上記一般部よりも光の反射率が高くなっている。つまり、投影部23には、光の反射率を向上するための表面処理が施されている。投影部23の表面処理としては、投影部23を構成する表皮自体に、一般的に光の反射率が高いと言われているバナジウム薄膜を形成したり銀薄膜をスパッタリングにより塗布することによって形成したりすることが挙げられる。
The
プロジェクタ22は、ドアトリム17の内面における投影部23に対して斜めに画像を投影する、すなわち投影部23に対して斜めの方向から画像の投影光を照射することによって投影部23に画像を投影するが、斜めに投影することによる画像の歪みを補正する機能を有している。
The
つまり、プロジェクタ22は、そのレンズ24から投影部23に対して斜めの方向から画像の投影光を照射しても、レンズ24から投影部23に対して正面(垂直の方向)から画像の投影光を照射する場合と同等の画像を投影部23に投影することができるようになっている。
That is, even if the
また、プロジェクタ22は、スマートフォンやパーソナルコンピュータなどの外部の通信機器と通信することによって画像などのデータを内部のメモリに取り込むことができるように構成されている。さらに、プロジェクタ22は、例えば車室内におけるインストルメントパネル(図示略)などに設けられる操作部(図示略)や乗員が持つスマートフォンなどによって操作が可能になっている。
Further, the
次に、昼間などの車外が明るいときにドアトリム17の投影部23にプロジェクタ22によって画像を投影するときの作用について説明する。
さて、ドアトリム17の投影部23にプロジェクタ22によって画像を投影する場合には、まず、車室内のフロントシート(図示略)に着座した乗員がスマートフォンによってプロジェクタ22を操作する。この場合、乗員のスマートフォンには、予めプロジェクタ22を操作するためのアプリケーションソフトウエアがインストールされている。
Next, the operation of projecting an image on the
When the
すると、プロジェクタ22のレンズ24からドアトリム17の投影部23に対して斜め前方から画像の投影光が照射される。これにより、ドアトリム17の投影部23に画像が投影される。このとき、ドアトリム17の内面において投影部23は一般部よりもプロジェクタ22からの投影光の反射率が高くなっているので、車外が明るくても投影部23に投影された画像の輝度が十分に確保される。
Then, the projected light of the image is irradiated from the
加えて、投影部23では、車外から窓ガラス14(窓)を通じて車内に差し込む光がドアトリム17の上端部20によって遮られる。すなわち、車外からの光が投影部23に当たることをドアトリム17の上端部20によって抑制される。このため、車外が明るくても投影部23の暗さが十分に確保される。したがって、乗員は、車外が明るいときでもプロジェクタ22から投影部23に投影された画像を鮮明に見ることができる。
In addition, in the
プロジェクタ22が投影部23に投影する画像としては、静止画や動画(プロジェクションマッピングを含む)などが挙げられる。具体的には、車両に設けられたカメラによって撮影された車外風景の画像、エンターテイメントに関する画像、車両に設けられたリアカメラの映像に基づいて死角になりやすい後側方に他の車両が存在する場合に運転手に注意を促す画像、車両に設けられた各種のセンサからの信号に基づいて運転手の運転をアシストする画像、及び運転手を含む乗員に対して精神的な観点や医学的な観点で良い影響を与える画像などが挙げられる。
Examples of the image projected by the
以上詳述した実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)ドアトリム17において、プロジェクタ22によって画像が投影される投影部は、プロジェクタ22によって画像が投影されない一般部よりも光の反射率が高くなっている。この構成によれば、プロジェクタ22によって投影部23に投影された画像の輝度を十分に確保できるので、昼間などの車外が明るいときでも投影部23に投影された画像を鮮明に見ることができる。
According to the embodiment described in detail above, the following effects are exhibited.
(1) In the
(2)ドアトリム17において、投影部23には、光の反射率を向上するための表面処理が施されている。この構成によれば、投影部23のオーナメント部21としての質感を残しつつ、投影部23の光の反射率を向上することができる。因みに、例えば光の反射率の高いフィルムを投影部23に貼り付けることによって投影部23の光の反射率を向上した場合には、当該フィルムによって投影部23のオーナメント部21としての質感が失われてしまうおそれがある。
(2) In the
(3)ドアトリム17において、一般部は、車外からの光が投影部23に当たることを抑制する抑制部として機能する上端部20を備えている。この構成によれば、昼間などの車外が明るいときであっても上端部20によって車外からの光が投影部23に当たることを抑制できるので、投影部23の暗さを確保することができる。したがって、昼間などの車外が明るいときでも投影部23に投影された画像をより一層鮮明に見ることができる。
(3) In the
(変更例)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。また、上記各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
(Change example)
The above embodiment can be modified and implemented as follows. In addition, each of the above embodiments and the following modified examples can be implemented in combination with each other within a technically consistent range.
・ドアトリム17の上端部20は、必ずしも車外からの光が投影部23に当たることを抑制する抑制部として機能するように構成する必要はない。
・ドアトリム17の投影部23には、必ずしも光の反射率を向上するための表面処理が施されている必要はない。すなわち、例えば光の反射率の高いフィルムをドアトリム17の投影部23に貼り付けることによって投影部23の光の反射率を向上するようにしてもよい。
The
-The
・投影部23だけでなくオーナメント部21全体に光の反射率を向上するための表面処理を施してもよい。
・ドアトリム17の内面におけるアームレスト部19の下側に投影部23を配置するようにしてもよい。この場合、アームレスト部19が車外からの光が投影部23に当たることを抑制する抑制部として機能する。
-Not only the
The
・ドアトリム17の内面に対するプロジェクタ22の配置は、適宜変更してもよい。
・車両用内装材は、上記実施形態のフロントドア11のドアトリム17に限らず、リアドアのドアトリム、バックドアの内装材、車室内の天井の内装材、車室内の床面の内装材などであってもよい。
The arrangement of the
The vehicle interior material is not limited to the door trim 17 of the
11…フロントドア
12…ドア本体
13…窓枠
14…窓ガラス
15…アウターパネル
16…インナーパネル
17…車両用内装材の一例としてのドアトリム
18…収容空間
19…一般部を構成する抑制部の一例としてのアームレスト部
20…一般部を構成する抑制部の一例としての上端部
21…オーナメント部
22…プロジェクタ
23…投影部
24…レンズ
11 ...
Claims (3)
前記投影部は、前記一般部よりも反射率が高くなっていることを特徴とする車両用内装材。 A vehicle interior material having a projection portion on which an image is projected by a projector and a general portion on which the image is not projected by the projector.
The projection portion is a vehicle interior material characterized by having a higher reflectance than the general portion.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020086725A JP2021181250A (en) | 2020-05-18 | 2020-05-18 | Vehicular interior material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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ID=78605918
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JP2020086725A Pending JP2021181250A (en) | 2020-05-18 | 2020-05-18 | Vehicular interior material |
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Country | Link |
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2020
- 2020-05-18 JP JP2020086725A patent/JP2021181250A/en active Pending
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