JP2021176628A - 液体吐出容器 - Google Patents

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一文 大橋
Kazufumi Ohashi
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Abstract

【課題】携行しやすく、容易に液体を吐出できる液体吐出容器を提供する。【解決手段】中央孔1aを囲む環状形状を有し、中央孔1aに使用者の腕を挿入することにより装着される弾性変形可能な中空の本体1と、本体1内に設けられ、本体1を弾性変形させることにより容積が変化する収容部と、本体1の外面1bに設けられ、収容部と連通する吐出口3と、が備えられ、本体1を弾性変形させて収容部内の容積を減少させることにより、収容部内に収容された液状物が吐出口3から吐出される液体吐出容器100とする。【選択図】図1

Description

本発明は、液体吐出容器に関する。
新型コロナウイルス対策として、アルコール消毒液などの除菌液を用いて手を除菌することが推奨されている。一般に、除菌液は、液体吐出容器に収容されて使用されている。液体吐出容器としては、自立可能な柱状容器と、柱状容器の上部に設けられた液体の吐出ノズルとを有するものが広く用いられている。
特許文献1には、殺菌剤などの液体を分配するためのディスペンサが備えられ、手首の上に着用する腕輪が記載されている。また、特許文献2には、流体容器を内装する腕輪や足輪などの装飾用リング体が記載されている。
また、特許文献3には、霧吹きノズルが取り付けられたキャップが記載されている。
特表2009−508673号公報 特開平06−165707号公報 特開2016−129871号公報
しかしながら、従来の自立可能な柱状容器を有する液体吐出容器は、携行しにくいものであった。また、従来の腕に装着可能な液体吐出容器は、液体を吐出させるために、特定の位置に設けられた部材を指で押圧する必要があった。特定の位置に設けられた部材を指で押圧する動作は、容易に行うことができない場合がある。具体的には、装着している液体吐出容器の腕に対する位置は、腕を動かすことにより相対的に変化する。このため、指で押圧する位置の確認に手間がかかることがあった。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、携行しやすく、容易に液状物を吐出できる液体吐出容器を提供することを目的とする。
[1] 中央孔を囲む環状形状を有し、前記中央孔に使用者の腕を挿入することにより装着される弾性変形可能な中空の本体と、
前記本体内に設けられ、前記本体を弾性変形させることにより容積が変化する収容部と、
前記本体の外面に設けられ、前記収容部と連通する吐出口と、が備えられ、
前記本体を弾性変形させて前記収容部内の容積を減少させることにより、前記収容部内に収容された液状物が前記吐出口から吐出される液体吐出容器。
[2] 前記液状物が除菌液である[1]に記載の液体吐出容器。
[3] 前記本体が透明または半透明である[1]または[2]に記載の液体吐出容器。
[4] 前記本体の前記中心孔を囲む最小寸法が、140mm〜220mmである[1]〜[3]のいずれかに記載の液体吐出容器。
[5] 前記本体が、開閉可能な環状形状を有する[1]〜[4]のいずれかに記載の液体吐出容器。
[6] 使用者の腕に着脱自在に巻き付けられるベルトと、
前記ベルトと一体化され、内部に液状物が収容されるものであって、前記ベルトを前記腕に巻き付けることにより、前記腕の内側に接して装着される第1側面と指先側に配置される第2側面とを有する収容部と、
前記第2側面に設けられ、前記収容部内に収容された前記液状物が吐出される吐出口と、が備えられ、
前記吐出口が、前記第1側面に対して垂直方向に、0.9cm〜1.8cm離れた位置に設置されている液体吐出容器。
[7] 前記収容部は、前記第2側面を支持する内周壁と、
前記内周壁を嵌入自在に支持し、嵌入前の前記内周壁の一部を露出させ、嵌入された前記内周壁を覆う外周壁と、
嵌入前の前記内周壁の前記第1側面側の領域を覆い、前記外周壁と一体化された巻き込み防止壁とを有し、
前記第2側面が押圧されることに連動して、前記内周壁が前記外周壁に嵌入されるとともに、前記吐出口から前記液状物が吐出される[6]に記載の液体吐出容器。
[8] 前記吐出口の前記収容部の内面側には、前記第2側面に対して垂直方向に延びる流路が結合され、
前記収容部内で対向する内壁間における前記第2側面に対する垂直方向の距離が、前記第2側面の周縁部の位置よりも前記第2側面の中央部の位置が長い[6]または[7]に記載の液体吐出容器。
[9] 前記収容部は、前記第1側面に設けられた着脱手段によって、前記ベルトに着脱自在に取り付けられている[6]〜[8]のいずれかに記載の液体吐出容器。
本発明の液体吐出容器は、中央孔に使用者の腕を挿入することにより装着できるため、携行しやすい。また、本発明の液体吐出容器は、本体を弾性変形させて収容部内の容積を減少させることにより、収容部内に収容された液状物が吐出口から吐出される。このため、容易に液状物を吐出できる。
図1は、本発明の液体吐出容器の一例を説明するための概略平面図である。 図2は、図1に示す液体吐出容器の側面図である。 図3は、図1に示す液体吐出容器を図1に示すA−A’線に沿って切断した断面図である。 図4は、図1に示す液体吐出容器の斜視図である。 図5は、本発明の液体吐出容器の他の例を説明するための概略断面図である。 図6は、本発明の液体吐出容器の他の例を説明するための概略平面図である。 図7は、本発明の液体吐出容器の他の例を説明するための概略平面図である。 図8は、本発明の液体吐出容器の他の例を説明するための概略平面図である。 図9は、本発明の液体吐出容器の他の例を説明するための概略平面図である。 図10は、本発明の液体吐出容器の一例を説明するための概略斜視図である。 図11(a)は、図10に示す液体吐出容器の概略断面図である。図11(b)は、図10に示す液体吐出容器の概略断面図であって、内周壁が外周壁に嵌入された状態を説明するための概略断面図である。 図12(a)は、図10に示す液体吐出容器を図10における外側から見た側面図である。図12(b)は、図10に示す液体吐出容器を図10における外側から見た側面図であって、内周壁が外周壁に嵌入された状態を説明するための側面図である。図12(c)は、図10に示す液体吐出容器を図10における内側から見た側面図である。 図13は、本発明の液体吐出容器の他の例を説明するための側面図である。
以下、本発明の液体吐出容器について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合がある。このため、各構成要素の寸法比率などは、実際とは異なっている場合がある。
(第1実施形態)
[液体吐出容器]
図1は、本発明の液体吐出容器の一例を説明するための概略平面図である。図2は、図1に示す液体吐出容器の側面図である。図3は、図1に示す液体吐出容器を図1に示すA−A’線に沿って切断した断面図である。図4は、図1に示す液体吐出容器の斜視図である。
本実施形態の液体吐出容器100は、図1〜図4に示すように、本体1と、本体1内に設けられた収容部2と、本体1の外面1bに設けられ、収容部2と連通する吐出口3とを備える。本実施形態の液体吐出容器100は、本体1の中央孔1aに使用者の腕を挿入することにより装着される。
本体1は、図1〜図4に示すように、一方の面および他方の面に開口する貫通孔からなる中央孔1aを囲む環状形状を有している。本体1の平面形状は、図1に示すように略円形状とすることができる。本体1の平面形状は、中央孔1aを囲む環状形状であればよく、略楕円形状、略長円形状、略多角形状、略D型形状であってもよい。
本体1は、図1〜図4に示すように、1つの部材からなるものであってもよいし、複数の部材を結合することにより一体化されたものであってもよく、生産性および意匠性などに応じて適宜決定できる。
本体1は、図1に示すように、平面視での厚み寸法D1が、略一定である。厚み寸法D1は、収容部2の容積などに応じて適宜決定でき、3mm〜20mmとすることが好ましく、5mm〜10mmとすることがより好ましい。厚み寸法D1が、3mm以上であると、収容部2の容積を確保しやすく、好ましい。厚み寸法D1が、20mm以下であると、液体吐出容器100が、これを装着した使用者の動作の妨げとなりにくく、好ましい。
本体1の中心孔1aを囲む最小寸法(図1に示す例では、中心孔1aの円周の長さ)は、液体吐出容器100の用途および本体1の可撓性に応じて適宜決定でき、140mm〜220mmであることが好ましく、160mm〜190mmであることがより好ましい。中心孔1aを囲む最小寸法が、140mm以上であると、使用者が中央孔1aに腕を挿入しやすく、好ましい。中心孔1aを囲む最小寸法が、190mm以下であると、装着した液体吐出容器100が意図せずに使用者の腕からはずれにくく、好ましい。
中心孔1aを囲む最小寸法は、例えば、主に大人が使用する液体吐出容器100である場合、160mm〜190mmであることがより好ましい。中心孔1aを囲む最小寸法は、例えば、主に子供が使用する液体吐出容器100である場合、140mm〜180mmであることがより好ましい。
本体1の高さH(断面方向の厚み寸法)は、図2示すように略一定である。本体1の高さHは、収容部2の容積などに応じて適宜決定でき、10mm〜70mmとすることが好ましく、15mm〜40mmとすることがより好ましい。高さHが、10mm以上であると、収容部2の容積を確保しやすく、好ましい。高さHが、70mm以下であると、液体吐出容器100が、これを装着した使用者の動作および着衣の妨げとなりにくく、好ましい。
本体1の高さHは、略一定であってもよいし、部分的に異なっていてもよく、本体1の成型しやすさなどに応じて適宜決定でき、特に限定されない。
本体1は、弾性変形可能である。本体1は、可撓性を有する材料で形成されていることにより、弾性変形可能とされている。本体1の材料としては、可撓性を有する公知の材料を用いることができ、着色のしやすさ、感触、成型性などに応じて適宜決定できる。本体1の材料としては、例えば、シリコン、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などが挙げられ、シリコンからなるものであることが好ましい。
本体1は、透明または半透明であってもよい。本体1が透明または半透明である場合、本体1内の収容部2に収容されている液状物4(図3参照)の体積を、本体1の外部から確認することができ、好ましい。
本体1の外面1bのうち中心孔1a内で対向している外面1cには、エンボス加工などにより凹凸が形成されていてもよい。この場合、使用者の腕に装着した液体吐出容器100の位置が意図せずにずれることを防止できる。その結果、使用者の腕に対する液体吐出容器100の吐出口3の位置が、所定の位置に保持されやすく、好ましい。
本体1は、図3に示すように、断面視略D字型の中空である。図3に示すように、本体1の内部には、収容部2が設けられている。収容部2は、本体1を弾性変形させることにより容積が変化する。
本体1は、公知の方法により製造できる。本体1の製造方法は、本体1を形成している材料などに応じて適宜決定できる。
図3に示すように、収容部2内には、液状物4が収容されている。液状物4は、用途に応じて決定され、特に限定されるものではないが、液体吐出容器100から容易に液状物4を吐出できる効果が顕著となるため、1日に複数回使用されるものを用いることが好ましい。具体的には、液状物4として、例えば、液体芳香化粧品、日焼け止めローションなどの化粧料、アルコール消毒液などの除菌液、虫忌避剤、保湿剤などが挙げられ、特に、除菌液が好ましい。
本体1の外面1bには、収容部2と連通する吐出口3が設けられている。本実施形態では、図1、図3、図4に示すように、吐出口3は、本体1の外面1bのうち中心孔1aの開口縁部1dに設けられている。この場合、例えば、使用者が液体吐出容器100を、吐出口3が手のひら側の指先側に配置されるように装着することで、手のひらに向かって液状物4が吐出されるものとなる。したがって、液状物4を容易に手のひらに塗布することができ、好ましい。
吐出口3は、図1および図3に示すように、1つのみ設けられていてもよいし、複数個設けられていてもよく、液体吐出容器100の用途などに応じて適宜決定できる。
吐出口3から吐出される液状物4の液滴の大きさは、液体吐出容器100の用途などに応じて公知の方法によって調整でき、特に限定されない。
図3に示すように、吐出口3の収容部2側には、弾性変形可能な流路3aが結合されている。このため、例えば、吐出口3を上に向けて配置した状態で、液状物4を吐出させることにより、収容部2内に収容されている液状物4の量が少なくても、吐出口3から液状物4を吐出させることができる。
吐出口3は、本体1を弾性変形させることにより、収容部2内の容積が減少して収容部2内が所定の圧力以上に高まると、流路3aを介して収容部2内に収容された液状物4を吐出する。吐出口3には、収容部2内が所定の圧力未満であるときに、吐出口3からの液漏れを防止する公知の逆止弁が設けられていることが好ましい。
吐出口3としては、上記の機能を有する公知の構造および材料からなるものを用いることができ、公知の方法により製造できる。また、吐出口3は、吐出口3および本体1を形成している材料などに応じた適切な方法を用いて、本体1に設置できる。
本実施形態では、本体1の外面1bに、収容部2と連通する図示しない吸気孔が設けられている。吸気孔は、弾性変形した本体1の復元力によって、収容部2内に外気を吸引する。吸気孔としては、公知の構造および材料からなるものを用いることができる。吸気孔は、公知の方法により製造できる。吸気孔は、吸気孔および本体1を形成している材料などに応じた適切な方法を用いて、本体1に設置できる。
図3に示すように、本体1の外面1bのうち中心孔1a内で対向している外面1cには、収容部2と連通し、液状物4を注入するための注入口5が設けられている。この場合、使用者の腕に液体吐出容器100を装着した状態で、本体1の外面1bが押圧されると、注入口5が使用者の腕に押し付けられる。その結果、本体1の外面1bが押圧されることによって注入口5から液状物4が漏れることを防止でき、好ましい。
注入口5としては、公知の構造および材料からなるものを用いることができる。注入口5は、公知の方法により製造できる。注入口5は、注入口5よび本体1を形成している材料などに応じた適切な方法を用いて、本体1に設置できる。なお、吐出口3が、注入口5としても使用できる場合、注入口5は設けられていなくてもよい。
[液体吐出容器の使用方法]
次に、本実施形態の液体吐出容器100の使用方法について説明する。
まず、液体吐出容器100の注入口5を介して、液状物4を収容部2に注入する。そして、液体吐出容器100の本体1を弾性変形させて、本体1の中央孔1aに使用者の腕を挿入し、液体吐出容器100を使用者に装着する。本実施形態では、吐出口3が手のひら側の指先側に配置されるように、液体吐出容器100を装着する。
液体吐出容器100から液状物4を吐出させる場合、本体1を弾性変形させて収容部2内の容積を減少させる。本体1を弾性変形させる方法としては、例えば、液体吐出容器100を装着している腕を、液体吐出容器100を装着していない方の手のひらで掴むようにして、本体1の外面1bにおける任意の位置を押圧する方法が挙げられる。また、液体吐出容器100を装着している腕を、壁などに押し付けることにより、本体1の外面1bにおける任意の位置を押圧する方法を用いてもよい。
本実施形態では、腕に装着している液体吐出容器100の吐出口3を上に向けた状態で、本体1を弾性変形させることが好ましい。このことにより、収容部2内に収容されている液状物4の量が少なくても、吐出口3から液状物4を吐出させることができる。
本体1を弾性変形させて収容部2内の容積が減少すると、収容部2内の圧力が高まる。そして、収容部2内が所定の圧力以上に高まると、流路3aを介して収容部2内に収容された液状物4が、吐出口3から吐出される。本実施形態では、液状物4は、手のひらに向かって吐出される。吐出口3から吐出される吐出量は、本体1の変形量に応じて決定される。
その後、本体1の外面1bへの押圧が停止されると、吐出口3からの吐出が停止する。さらに、本体1の外面1bへの押圧が解除されると、弾性変形した本体1の復元力によって、図示しない吸気孔から収容部2内に外気が吸引される。このことにより、本実施形態の液体吐出容器100では、弾性変形した本体1の形状が、本体1の外面1bが押圧される前の形状に復元される。また、本体1を弾性変形させることにより減少した収容部2内の容積が弾性変形前の状態になるとともに、収容部2内の圧力が弾性変形前の状態とされる。
本実施形態の液体吐出容器100は、中央孔1aを囲む環状形状を有し、中央孔1aに使用者の腕を挿入することにより装着される弾性変形可能な中空の本体1を備えている。このため、本実施形態の液体吐出容器100は、容易に装着できるとともに、携行しやすい。
また、本実施形態の液体吐出容器100は、本体1内に設けられ、本体1を弾性変形させることにより容積が変化する収容部2と、本体1の外面1bに設けられ、収容部2と連通する吐出口3とを備え、本体1を弾性変形させて収容部2内の容積を減少させることにより、収容部2内に収容された液状物4が吐出口3から吐出されるものである。このため、本体1の外面1bにおける任意の位置を押圧することにより、容易に液状物4を吐出できる。したがって、液体を吐出させるために、特定の位置に設けられた部材を指で押圧する場合のように、指で押圧する位置を確認するための手間がかかることはない。また、本実施形態の液体吐出容器100では、液体吐出容器を装着していない方の腕を何かを持つために使用していても、例えば、液体吐出容器100を装着している腕を、壁などに押し付けることにより容易に液状物4を吐出できる。
しかも、本実施形態の液体吐出容器100は、中央孔1aを囲む環状形状を有する弾性変形可能な本体1を備えているため、装着している液体吐出容器100の腕に対する位置が、腕を動かしても相対的に変化しにくい。したがって、腕に装着している液体吐出容器100における吐出口3の位置が、所定の位置に保持されやすく、液状物4を所望の位置に吐出しやすい。
[他の例]
本発明の液体吐出容器は、上述した実施形態に限定されるものではない。
図5は、本発明の液体吐出容器の他の例を説明するための概略断面図である。図5において、図1〜図4に示す液体吐出装置100と同じ部材については、同じ符号を付し、説明を省略する。
本発明の液体吐出容器における本体の断面形状は、図1〜図4に示す略D字型に限定されるものではなく、図5に示す本体10のように、略円形であってもよいし、略楕円形状、略長円形状、略矩形状であってもよく、特に限定されない。
また、図3に示すように、吐出口3の収容部2側には、弾性変形可能な流路3aが結合されていてもよいが、図5に示す吐出口31のように、流路3aが結合されていなくてもよい。この場合、例えば、吐出口31を下に向けて配置した状態で、液状物4を吐出させることにより、収容部2内に収容されている液状物4の量が少なくても、吐出口31から液状物4を吐出させることができる。
図6は、本発明の液体吐出容器の他の例を説明するための概略平面図である。図6において、図1〜図4に示す液体吐出装置100と同じ部材については、同じ符号を付し、説明を省略する。
本発明の液体吐出容器における本体は、図1に示すように平面視での厚み寸法D1が、略一定に限定されるものではなく、部分的に異なっていてもよい。例えば、図6に示すように、平面視での本体11の厚み寸法は、薄い部分D2と厚い部分D3とを有していてもよい。
図6に示す本体11は、薄い部分D2および厚い部分D3がそれぞれ1つのみ形成されており、薄い部分D2から厚い部分D3に向かって徐々に平面視での厚み寸法が増加している。図6に示す本体11では、最も薄い部分D2と最も厚い部分D3との比(D2;D3)を、例えば1:2〜2:3とすることができる。
平面視での本体11の薄い部分D2は、図6に示すように、例えば、吐出口3の設けられている部分であってもよい。このような液体吐出容器は、吐出口3が手のひら側に配置されるように使用者に装着した場合に、液体吐出容器が使用者の動作の妨げとなりにくく、好ましい。
また、平面視での本体11の薄い部分D2のうち、吐出口3が設けられていない部分は、中空でなくてもよい。この場合、平面視での本体11の薄い部分D2を、より一層薄くしたり、可撓性を有さない材料からなる別部材で形成したりしてもよい。
また、図1に示すように、本体1の平面形状は略円形状であってもよいが、図6に示すように、本体11の平面形状は略D型形状であってもよい。この場合、使用者の腕に装着した液体吐出容器が意図せずにずれることを効果的に防止できる。その結果、使用者の腕に対する液体吐出容器の吐出口3の位置が、所定の位置に保持されやすく、好ましい。
図7は、本発明の液体吐出容器の他の例を説明するための概略平面図である。図7において、図1〜図4に示す液体吐出装置100と同じ部材については、同じ符号を付し、説明を省略する。
図7に示す液体吐出容器の本体12は、図6に示す液体吐出容器の本体11と同様に、平面視での厚み寸法が部分的に異なっている。図7に示す本体12は、図6に示す本体11とは異なり、平面視での厚み寸法が薄い部分D2と、厚い部分D3とをそれぞれ2つずつ有する。図7に示すように、本体12の2つの薄い部分D2は、平面視で互いに対向して配置されている。また、本体12の2つの厚い部分D3も、平面視で互いに対向して配置されている。図7に示す本体12では、薄い部分D2から厚い部分D3に向かって徐々に平面視での厚み寸法が増加している。
図7に示す液体吐出容器の本体12は、図6に示す液体吐出容器の本体11と異なり、中心孔1aの平面形状が略円形であり、外面1bの外周面の平面形状が略楕円形である。
図8は、本発明の液体吐出容器の他の例を説明するための概略平面図である。図8において、図1〜図4に示す液体吐出装置100と同じ部材については、同じ符号を付し、説明を省略する。
図8に示す液体吐出容器の本体13は、図6に示す液体吐出容器の本体11と同様に、平面視での厚み寸法が部分的に異なっている。図8に示す本体13は、図6に示す本体11とは異なり、平面視での厚み寸法が薄い部分D2と、厚い部分D3とをそれぞれ8つずつ有する。薄い部分D2の数および厚い部分D3の数は、8つに限定されるものではなく、3つ〜7つであってもよいし、9つ以上であってもよい。
図8に示す液体吐出容器の本体13は、中心孔1aの平面形状が略楕円形である。
図8に示す本体13は、中心孔1aに紐6を通して用いてもよい。紐6は、例えば、液体吐出容器を使用者の首に吊り下げて携行する場合に使用してもよいし、液体吐出容器をフックなどにかけて保管する場合に使用してもよい。紐6の長さ、材質、太さは、用途に応じて適宜決定でき、特に限定されない。
図9は、本発明の液体吐出容器の他の例を説明するための概略平面図である。図9において、図1〜図4に示す液体吐出装置100と同じ部材については、同じ符号を付し、説明を省略する。
図9に示す液体吐出容器200は、図1〜図4に示す液体吐出装置100とは異なり、本体14が開閉可能な環状形状を有する。このことにより、図9に示す液体吐出容器200では、着脱時および/または装着時に、平面視での中央孔14a内の面積および形状を使用者の要求に応じて変化させることができる。
図9に示す液体吐出容器200では、図1〜図4に示す液体吐出装置100とは異なり、本体14の中央孔14aを囲むように、支持部材7が設けられている。支持部材7は、本体14の形状を変形可能に保持するものである。支持部材7は、本体14の形状を変形可能に保持できる材料および構造からなるものであればよく、例えば、板状または線状の金属などからなる芯材と、芯材を被覆する被覆樹脂フィルムなどからなる被覆材とを有するものなどが挙げられる。支持部材7は、公知の方法により製造でき、公知の方法により本体14の所定の位置に固定されている。
図9は、本体14が開状態であるときの状態を示した平面図である。図9に示すように、本体14は、第1端部14bと第2端部14cとが離間している開状態とすることにより、中央孔1aを囲む平面視略C字状の形状とされる。本体14は、第1端部14bと第2端部14cとが接している閉状態とすることにより、中央孔14aを囲む平面視略O字状の形状とされる。本体14は、第1端部14bと第2端部14cとが高さ方向に重なった状態とすることにより、らせん状の形状として使用してもよい。
図9に示す液体吐出容器200では、本体14が中央孔14aを囲む開閉可能な環状形状を有する弾性変形可能な中空のものである。このため、必要に応じて本体14を開閉させて、中央孔14aに使用者の腕を挿入することにより装着できる。したがって、液体吐出容器200は、容易に装着できるとともに、携行しやすい。
また、図9に示す液体吐出容器200では、図1〜図4に示す液体吐出装置100と同様に、本体14を弾性変形させて収容部2内の容積を減少させることにより、収容部2内に収容された液状物4が吐出口3から吐出される。このため、本体14の外面1bにおける任意の位置を押圧することにより、容易に液状物4を吐出できる。
しかも、図9に示す液体吐出容器200では、本体14が中央孔14aを囲む開閉可能な環状形状を有する弾性変形可能なものであるため、平面視での中央孔14a内の面積および形状を使用者の要求に応じて容易に調整できる。
(第2実施形態)
[液体吐出容器]
図10は、本発明の液体吐出容器の一例を説明するための概略斜視図である。図11(a)は、図10に示す液体吐出容器の概略断面図である。図11(b)は、図10に示す液体吐出容器の概略断面図であって、内周壁が外周壁に嵌入された状態を説明するための概略断面図である。図12(a)は、図10に示す液体吐出容器を図10における外側から見た側面図である。図12(b)は、図10に示す液体吐出容器を図10における外側から見た側面図であって、内周壁が外周壁に嵌入された状態を説明するための側面図である。図12(c)は、図10に示す液体吐出容器を図10における内側から見た側面図である。
本実施形態の液体吐出容器800は、図10に示すように、ベルト81と、ベルト81と一体化された収容部82と、収容部82内に収容された液状物4が吐出される吐出口83とを備える。本実施形態の液体吐出容器800は、使用者の腕にベルト81を巻き付けることにより装着される。
液状物4は、用途に応じて決定され、特に限定されるものではないが、液体吐出容器800から容易に液状物4を吐出できる効果が顕著となるため、1日に複数回使用されるものを用いることが好ましい。具体的には、第1実施形態と同様に、液状物4として、例えば、液体芳香化粧品、日焼け止めローションなどの化粧料、アルコール消毒液などの除菌液、虫忌避剤、保湿剤などが挙げられ、特に、除菌液が好ましい。
ベルト81は、使用者の腕に着脱自在に巻き付けられるものである。ベルト81としては、樹脂、皮革、金属など腕時計のベルトに使用される公知の材料からなるものなどを用いることができ、伸縮性を有する材料を用いることが好ましい。ベルト81は、腕時計と一体化されているものであってもよい。
ベルト81は、使用者の腕に着脱自在に巻き付けるために、公知の着脱手段(不図示)を有する。着脱手段としては、例えば、面ファスナー、バックルなどの留め金などが挙げられる。ベルト81が伸縮性を有する材料で形成されている場合、ベルト81を伸縮させることにより、使用者の腕に着脱できるものであってもよい。
収容部82は、ベルト81を腕に巻き付けることにより装着される。収容部82は、内部に液状物4が収容されるものである。
収容部82は、透明または半透明であることが好ましい。収容部82が透明または半透明であると、収容部82に収容されている液状物4(図11(a)参照)の体積を、収容部82の外部から容易に確認することができ、好ましい。
収容部82の材料として使用される透明または半透明の材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリエステル、ポリカーボネートなどの樹脂などが挙げられる。これらの樹脂の中でも、収容部82の材料としては、耐衝撃性および透明性に優れるため、ポリカーボネートを用いることが好ましい。さらに、ポリカーボネートは自己消火性を有する樹脂であるため、アルコール消毒液などの発火しやすい液状物4を収容する収容部82の材料として好ましい。また、ポリカーボネートは耐熱性に優れるため、ポリカーボネートからなる収容部82は、例えば、炎天下で使用した場合にも変形することがなく、好ましい。
収容部82内の体積は、例えば、20mL〜40mLとすることができ、23mL〜32mLであることが好ましい。収容部82内の体積が、20mL以上であると、収容部82内に液状物4を収容する作業の回数が少なくて済むため、好ましい。収容部82内の体積が、40mL以下であると、収容部82が大きすぎて邪魔になることを防止できる。
収容部82の質量は、収容部82内に液状物4を収容しない状態で、15g〜45gであることが好ましく、22g〜28gであることがより好ましい。収容部82の質量が20g以上であると、収容部82内の体積を確保しやすくなるとともに、十分な強度を有する収容部82が得られやすくなる。また、収容部82の質量が30g以下であると、液体吐出容器800を長時間装着していても使用者の負担になりにくい。
収容部82は、図10、図11(a)および図11(b)に示すように、ベルト81を腕に巻き付けることにより、腕の内側に接して装着される第1側面82aと、指先側に配置される第2側面82bとを有する。収容部82は、第2側面82b側から見て、円弧状の形状を有している。このことにより、収容部82は、腕の内側に沿って装着される。
収容部82内の液状物4が収容される空間は、図12(a)に示すように、収容部82内で対向する内壁間における第1側面82aに対する垂直方向の距離が、略一定である。一方、収容部82内で対向する内壁間における第2側面82bに対する垂直方向の距離は、第2側面82bの周縁部の位置d2よりも第2側面82bの中央部の位置d3が長くなっている。
図10および図12(a)に示すように、第2側面82bは、平面形状を有する。第2側面82bの中央部には、凸状の吐出口83が設けられている。本実施形態の液体吐出容器800では、吐出口83が凸状であるため、吐出口83の位置を目視で確認することなく、液体吐出容器800を装着していない方の腕の2本の手指の間に吐出口83を挟んで、第2側面82bを押圧できる。この場合、第2側面82bを押圧する操作を迅速に行うことができるとともに、第2側面82bを押圧する操作を行う手指によって、吐出口83が塞がれることがなく、好ましい。
凸状の吐出口83の頂部は、第2側面82bに対して垂直方向に3mm〜8mm離れた位置に設置されていることが好ましく、4mm〜6mm離れた位置に設置されていることがより好ましい。凸状の吐出口83の頂部が、第2側面82bに対して垂直方向に3mm以上離れた位置に設置されていると、第2側面82bを押圧する操作を行う手指によって、吐出口83が塞がれることを、より一層効果的に防止できる。また、凸状の吐出口83の頂部が、第2側面82bに対して垂直方向に8mm以下離れた位置に設置されていると、使用者が手首を内側に曲げたときに、吐出口83が邪魔になりにくく、好ましい。
図10、図11(a)において符号d1で示されるように、吐出口83は、第1側面82aに対して垂直方向に、0.9cm〜1.8cm離れた位置に設置されている。吐出口83は、第1側面82aに対して垂直方向に、1.3cm〜1.6cm離れた位置に設置されていることが好ましい。吐出口83と第1側面82aとの距離d1が、0.9cm以上であると、使用者が手首を内側に曲げた状態で吐出口83から液状物4を吐出させても、吐出口83が使用者の手首近傍の筋肉によって塞がれることを防止できる。このため、使用者が手首を内側に曲げた状態で、吐出口83から液状物4を吐出させることにより、使用者の手のひらに液状物4を吐出できる。また、吐出口83と第1側面82aとの距離d1が、1.8cm以下であると、使用者が手首を自然な角度で内側に曲げた状態で吐出口83から液状物4を吐出させることにより、使用者の手のひらに液状物4を吐出できる。
収容部82は、図10、図11(a)および図12(a)に示すように、第2側面82bを支持する内周壁82cと、内周壁82cを嵌入自在に支持する外周壁82dと、嵌入前の内周壁82cの第1側面82a側の領域82eを覆う巻き込み防止壁82gと、外周壁82dに嵌入された内周壁82cを嵌入前の位置に移動させる内周壁移動機構(不図示)とを有する。
内周壁82cは、図10、図11(a)および図12(a)に示すように、筒状であり、内周壁82cの一方の端面が第2側面82bと結合されている。図11(a)に示すように、内周壁82cの第1側面82a側の端面は、第2側面82bの縁部82fに沿って結合されている。図10、図11(a)および図12(a)に示すように、内周壁82cの第1側面82a側を除く部分の端面は、第2側面82bの縁部82fよりも内側の位置に結合している。このことにより、第1側面82a側を除く部分の第2側面82bの縁部82fは、第2側面82bが押圧されることより外周壁82dに嵌入される内周壁82cのストッパーとして機能している。
内周壁82cは、外周壁82dに対して着脱可能なものであってもよい。この場合、外周壁82dから内周壁82cをとり外して、収容部82に液状物4を収容することができ、収容部82に液状物4を効率よく容易に収容できる。
外周壁82dは、図10、図11(a)、図12(a)、図12(c)に示すように、収容部82の外面を形成している。外周壁82dの第2側面82b側から見た形状は、内周壁82cの第2側面82b側から見た形状と略相似形状とされている。外周壁82dは、図10、図11(a)、図12(a)、図12(c)に示すように、嵌入前の内周壁82cの一部を露出させる。露出した嵌入前の内周壁82cにおける第2側面82bに対する垂直方向の寸法は、内周壁82cが外周壁82dに嵌入することによる移動寸法に対応する。外周壁82dは、図11(b)および図12(b)に示すように、外周壁82dに嵌入された内周壁82cの全体を覆う。
巻き込み防止壁82gは、図10、図11(a)、図12(a)、図12(c)に示すように、外周壁82dと一体化され、収容部82の外面を形成している。巻き込み防止壁82gの外面は、腕の内側に接して装着される第1側面82aの一部である。巻き込み防止壁82gは、内周壁82cの移動に伴って変位しない。
本実施形態の液体吐出容器800では、第2側面82bが押圧されることに連動して、内周壁82cが外周壁82dに嵌入されるとともに、吐出口83から液状物4が吐出される。このとき、本実施形態の液体吐出容器800では、嵌入前の内周壁82cの第1側面82a側の領域82eを覆う巻き込み防止壁82gが設けられているので、内周壁82cが外周壁82dに嵌入される際に腕の皮膚が巻き込まれることがない。このため、液体吐出容器800を腕に密着させて装着できる。
収容部82の有する内周壁移動機構としては、外周壁82dに嵌入された内周壁82cを、嵌入前の位置に移動させることができればよく、第2側面82bへの押圧が解除されることに連動して、外周壁82dに嵌入された内周壁82cを嵌入前の位置に復元するばね、従来のポンプ式液体吐出装置に使用されている移動機構など公知のものを用いることができる。
本実施形態の液体吐出容器800においては、図11(a)および図12(a)に示すように、吐出口83の収容部82の内面側には、第2側面82bに対して垂直方向に延びる流路83aが結合されている。流路83aの先端は、図11(b)および図12(b)に示すように、内周壁82cが外周壁82dに嵌入された状態で、収容部82の内面との間に僅かな隙間が形成される位置に設置されることが好ましい。
本実施形態の液体吐出容器800では、上述したように、収容部82内で対向する内壁間における第2側面82bに対する垂直方向の距離が、第2側面82bの周縁部の位置d2よりも第2側面82bの中央部の位置d3が長い。このため、吐出口83を上に向けて配置した状態では、収容部82内に収容されている液状物4の量が少なくても、流路83aの先端周辺に液状物4が残存する。したがって、収容部82内に収容されている液状物4の量が少なくても、吐出口83から液状物4を吐出させることができる。本実施形態の液体吐出容器800は、使用者の腕に装着して使用されるため、従来の柱状容器のように自立可能な形状を有している必要はない。よって、本実施形態の液体吐出容器800は、平面形状からなる底面を有していなくてもよい。
本実施形態の液体吐出容器800は、収容部82内に、吐出口83から液状物4を吐出させる吐出機構(不図示)を備えている。吐出機構としては、収容部82内に収容されている液状物4を、流路83aの先端から吸引し、吐出口83から吐出させることができるものであればよく、公知のポンプなどの機構を用いることができる。
本実施形態の液体吐出容器800では、図12(c)に示すように、収容部82の第1側面82aであって、第2側面82b側から見て円弧状の収容部82の両端部の位置に、それぞれ、ベルト通し孔85が設けられている。ベルト通し孔85は、第2側面82bに対する垂直方向に延在する長円状の形状を有する。本実施形態の液体吐出容器800では、ベルト81を2つのベルト通し孔85に通すことにより、ベルト81と収容部82とが一体化されている。ベルト通し孔85は、収容部82をベルト81に着脱自在に取り付ける着脱手段である。
図10に示す液体吐出容器800では、収容部82をベルト81に着脱自在に取り付ける着脱手段として、ベルト通し孔85を有する場合を例に挙げて説明したが、着脱手段はベルト通し孔85に限定されない。
また、図10に示す液体吐出容器800では、ベルト通し孔85が長円状の形状を有する場合を例に挙げて説明したが、ベルト通し孔85の形状は、ベルト81の形状などに応じて適宜決定でき、特に限定されない。
[液体吐出容器の使用方法]
次に、本実施形態の液体吐出容器800の使用方法について説明する。
まず、本実施形態の液体吐出容器800の収容部82に、液状物4を収容する。収容部82に、液状物4を収容する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、吐出口83を介して注入してもよい。また、収容部82の内周壁82cが、外周壁82dに対して着脱可能なものである場合、内周壁82cを取り外して、収容部82に液状物4を収容してもよい。
次に、ベルト81を使用者の腕、好ましくは手首に巻き付けることにより、液体吐出容器800を使用者の腕に装着する。このとき、収容部82の第1側面82aが腕の内側に接し、第2側面82bが指先側に配置されるように、液体吐出容器800を装着する。
次に、本実施形態では、腕、好ましくは手首に装着している液体吐出容器800の吐出口83を上に向けた状態で、液体吐出容器800を装着していない方の腕の2本の手指の間に吐出口83を挟んで、第2側面82bを押圧する。このとき、使用者の液体吐出容器800を装着している方の手首は、自然な角度で内側に曲げた状態となる。したがって、第2側面82bが押圧されると、それに連動して、吐出口83から使用者の手のひらに液状物4が吐出される。
その後、第2側面82bへの押圧が解除されることに連動して、外周壁82dに嵌入された内周壁82cは、嵌入前の位置に移動する。
本実施形態の液体吐出容器800は、ベルト81を使用者の腕に巻き付けることにより、使用者の腕に装着できる。このため、本実施形態の液体吐出容器100は、容易に装着できるとともに、携行しやすい。
しかも、本実施形態の液体吐出容器800は、収容部82の腕に対する位置が、腕を動かしても相対的に変化しにくい。したがって、腕に装着している液体吐出容器800における吐出口83の位置が、所定の位置に保持されやすく、液状物4を所望の位置に吐出しやすい。
本実施形態の液体吐出容器800は、収容部82の第1側面82aに対して垂直方向に、0.9cm〜1.8cm離れた位置に、吐出口83が設置されているので、使用者が手首を内側に曲げた状態で吐出口83から液状物4を吐出させても、吐出口83が使用者の手首近傍の筋肉によって塞がれることを防止できる。このため、使用者が手首を自然な角度で内側に曲げた状態で、吐出口83から液状物4を吐出させることにより、使用者の手のひらに液状物4を吐出できる。
図13は、本発明の液体吐出容器の他の例を説明するための側面図である。図13に示す液体吐出装置900が、図10に示す液体吐出装置800と異なるところは、図10に示す液体吐出装置800におけるベルト通し孔85がなく、着脱手段としてクリップ84が設けられているところである。図13に示す液体吐出装置900おいて、図10に示す液体吐出装置800と同じ部材については、同じ符号を付し、説明を省略する。
図13に示す液体吐出装置900では、収容部82をベルト81に着脱自在に取り付ける着脱手段として、収容部82の第1側面82aにクリップ84が設けられている。クリップ84としては、金属、樹脂材料などからなるものを用いることができ、柔軟性を有する材料で形成されたものであることが好ましい。クリップ84の形状は、ベルト81を挟むことができればよく、特に限定されない。クリップ84の数は、1つであってもよいし、2以上であってもよい。図13に示す液体吐出装置900では、クリップ84でベルト81を挟むことにより、ベルト81と収容部82とが一体化される。
上述した実施形態では、液体吐出装置の収容部82をベルト81に着脱自在に取り付ける着脱手段として、図10に示すベルト通し孔85を有する場合と、図13に示すクリップ84を有する場合を例に挙げて説明したが、本発明の液体吐出装置には、ベルト通し孔85とクリップ84の両方が備えられていてもよい。
1、10、11、12、13、14:本体、1a、14a:中央孔、1b、1c:外面、1d:開口縁部、2:収容部、3、31:吐出口、3a:流路、4:液状物、5:注入口、6:紐、7:支持部材、14b:第1端部、14c:第2端部、81:ベルト、82:収容部、82a:第1側面、82b:第2側面、82c:内周壁、82d:外周壁、82f:縁部、82g:巻き込み防止壁、83:吐出口、83a:流路、84:クリップ、85:ベルト通し孔、100、200、800、900:液体吐出容器。

Claims (9)

  1. 中央孔を囲む環状形状を有し、前記中央孔に使用者の腕を挿入することにより装着される弾性変形可能な中空の本体と、
    前記本体内に設けられ、前記本体を弾性変形させることにより容積が変化する収容部と、
    前記本体の外面に設けられ、前記収容部と連通する吐出口と、が備えられ、
    前記本体を弾性変形させて前記収容部内の容積を減少させることにより、前記収容部内に収容された液状物が前記吐出口から吐出される液体吐出容器。
  2. 前記液状物が除菌液である請求項1に記載の液体吐出容器。
  3. 前記本体が透明または半透明である請求項1または請求項2に記載の液体吐出容器。
  4. 前記本体の前記中心孔を囲む最小寸法が、140mm〜220mmである請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の液体吐出容器。
  5. 前記本体が、開閉可能な環状形状を有する請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の液体吐出容器。
  6. 使用者の腕に着脱自在に巻き付けられるベルトと、
    前記ベルトと一体化され、内部に液状物が収容されるものであって、前記ベルトを前記腕に巻き付けることにより、前記腕の内側に接して装着される第1側面と指先側に配置される第2側面とを有する収容部と、
    前記第2側面に設けられ、前記収容部内に収容された前記液状物が吐出される吐出口と、が備えられ、
    前記吐出口が、前記第1側面に対して垂直方向に、0.9cm〜1.8cm離れた位置に設置されている液体吐出容器。
  7. 前記収容部は、前記第2側面を支持する内周壁と、
    前記内周壁を嵌入自在に支持し、嵌入前の前記内周壁の一部を露出させ、嵌入された前記内周壁を覆う外周壁と、
    嵌入前の前記内周壁の前記第1側面側の領域を覆い、前記外周壁と一体化された巻き込み防止壁とを有し、
    前記第2側面が押圧されることに連動して、前記内周壁が前記外周壁に嵌入されるとともに、前記吐出口から前記液状物が吐出される請求項6に記載の液体吐出容器。
  8. 前記吐出口の前記収容部の内面側には、前記第2側面に対して垂直方向に延びる流路が結合され、
    前記収容部内で対向する内壁間における前記第2側面に対する垂直方向の距離が、前記第2側面の周縁部の位置よりも前記第2側面の中央部の位置が長い請求項6または請求項7に記載の液体吐出容器。
  9. 前記収容部は、前記第1側面に設けられた着脱手段によって、前記ベルトに着脱自在に取り付けられている請求項6〜請求項8のいずれか一項に記載の液体吐出容器。
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