JP2021167856A - 保護眼鏡 - Google Patents

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Hiroshi Tominaga
充弘 新谷
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【課題】本発明は、着用者による発汗によりレンズに曇りが生じやすい状況においても、レンズに曇りが生じることを防止する保護眼鏡を提供することを目的とする。【解決手段】本発明は、それぞれレンズLを収容可能である第一リム1と第二リム2と、前記第一リム1と前記第二リム2を接続するブリッジ3を備え、前記第一リム1及び前記第二リム2の上部4に穿設された複数の上部通気孔41と、前記第一リム1及び前記第二リム2の下部5に穿設された複数の下部通気孔51と、前記上部通気孔41及び前記下部通気孔51の穿設方向に沿って、前記ブリッジ3に穿設されたブリッジ通気孔31を有する保護眼鏡である。【選択図】図1

Description

本発明は、野球、サッカー、バレーボール、テニス、スカッシュなどの球技、バイク競技を含むスポーツ競技等に使用される保護眼鏡に関するものである。
従来、野球、サッカー、バレーボール、テニス、スカッシュなどの球技、バイク競技を含む各種スポーツ競技において、ボールやその他異物から眼を保護するため、さらには視力を確保するために種々の保護眼鏡が知られており、その中でも、運動による発汗によるレンズの曇りを防止することができる保護眼鏡も知られている。
特開2018−54994号公報
しかしながら、特許文献1に記載の保護眼鏡においては、着用者、フレーム、レンズに囲まれた空間において、着用者の発汗によるレンズの曇りを防止するために、左右のフレームの上部及び下部に通気孔が1箇所ずつ穿設されているなどの構造を有するが、着用者が発汗してレンズに曇りが生じることがあり、その場合には競技に支障を来たすおそれや怪我をするおそれがあった。また、このような場合、予めレンズに曇り止めの製剤を塗布しておく、曇りにくいレンズにしておくなどの方法も考えらえるが、手間であったり費用が掛かるなどの問題があった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、着用者による発汗によりレンズに曇りが生じやすい状況においても、レンズに曇りが生じることを防止する保護眼鏡を提供することを目的とする。
〔1〕本発明は、それぞれレンズLを収容可能である第一リム1と第二リム2と、前記第一リム1と前記第二リム2を接続するブリッジ3を備え、前記第一リム1及び前記第二リム2の上部4に穿設された複数の上部通気孔41と、前記第一リム1及び前記第二リム2の下部5に穿設された複数の下部通気孔51と、前記上部通気孔41及び前記下部通気孔51の穿設方向に沿って、前記ブリッジ3に穿設されたブリッジ通気孔31を有することを特徴とする保護眼鏡である。
〔2〕そして、前記ブリッジ3の前部に穿設され、前記ブリッジ通気孔31と連通する前部通気孔6を備えることを特徴とする前記〔1〕に記載の保護眼鏡である。
〔3〕前記第一リム1の内側の第一リム空間S1と前記第二リム2の内側の第二リム空間S2を連通させるとともに、前記ブリッジ通気孔31と連通するリム連通孔7を有することを特徴とする前記〔1〕又は前記〔2〕に記載の保護眼鏡である。
〔4〕前部通気孔6と前記リム連通孔7が互いに連通していることを特徴とする前記〔2〕に従属する前記〔3〕に記載の保護眼鏡である。
〔5〕前記上部通気孔41及び前記下部通気孔51が、着用者に対して放射状に配設されている長孔であることを特徴とする前記〔1〕から前記〔3〕のいずれか1項に記載の保護眼鏡である。
本発明の保護眼鏡によれば、着用者による発汗によりレンズに曇りが生じやすい状況においても、レンズに曇りが生じることを防止することができる。
本発明の一実施形態に係る保護眼鏡を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る保護眼鏡を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る保護眼鏡を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る保護眼鏡を示す右側面図である。 本発明の一実施形態に係る保護眼鏡を示すA−A線断面図である。 本発明の一実施形態に係る保護眼鏡を示すB−B線断面図である。 本発明の一実施形態に係る保護眼鏡の使用状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る保護眼鏡を図面に基づいて詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するに好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に発明を限定する旨が明記されていない限り、この実施形態に限定されるものではない。また、説明中の「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、着用者の頭部を基準に決めている。すなわち、頭頂部側を「上」、顎側を「下」、顔面側を「前」、後頭部側を「後」、顔面の右側を「右」、顔面の左側を「左」と示す。
図1から図6に示すように、保護眼鏡Gは、二眼式の眼鏡であり、第一リム1と第二リム2、そして、それらを繋ぐブリッジ3などを備えている。また、図7に示すように、実際に使用されるときには、第一リム1と第二リム2にそれぞれレンズLが取り付けられるとともに、保護眼鏡Gの両端側にベルトBが取り付けられる。
第一リム1は、レンズLを固定する枠状の部材である。本実施形態において、第一リム1は、図2に示すように、正面視において、外形が長円状、楕円状又は卵形状などの凸状の閉曲線であり、内側に着用者の眼窩くらいの大きさの第一リム空間S1を有している。その第一リム空間S1に、内側にレンズLが収容される。
図1などに示すように、第一リム1の内側の周縁に、レンズLを嵌合して固定するためのレンズ溝11が、溝状に設けられている。
第一リム1の左端部に、保護眼鏡Gを着用者の頭部に当接するベルトBを固定するために、挿通孔12aを有する第一突出部12が突出して設けられている。図7に示すように、ベルトBの端部側が、2つの挿通孔12aに挿通されて折り返され、面ファスナーなどの固定手段によって固定される。本実施形態において、ベルトBは挿通孔12aに挿通されて保護眼鏡Gと固定されているが、他の実施形態において、保護眼鏡GとベルトBの端部に設けられたボタンなどの係止部材によって固定されていてもよい。また、本実施形態において、図7にて第一リム1の左端部にベルトBを取り付ける使用形態を示しているが、他の実施形態において、ベルトBに替えて、第一リム1の左端部に、丁番を介して回動可能に着用者の側頭部や耳に当接するテンプルを設けてもよい。
第二リム2は、第一リム1と同様に、レンズLを固定する枠状の部材である。本実施形態において、第二リム2は、図2に示すように、正面視において、外形が長円状、楕円状又は卵形状などの凸状の閉曲線であり、内側に着用者の眼窩くらいの大きさの第二リム空間S2を有している。その第二リム空間S2に、内側にレンズLが収容される。第二リム2は、ブリッジ3に対して第一リム1と対称な形状を有している。
図1などに示すように、第二リム2の内側の周縁に、レンズLを嵌合して固定するためのレンズ溝21が、溝状に設けられている。
第二リム2の右端部に、保護眼鏡Gを着用者の頭部に当接するベルトBを固定するために、挿通孔22aを有する第二突出部22が突出して設けられている。第一リム1と同様に、ベルトBの端部側が、2つの挿通孔22aに挿通されて折り返され、面ファスナーなどの固定手段によって固定される。本実施形態において、ベルトBは挿通孔22aに挿通されて保護眼鏡Gと固定されているが、他の実施形態において、保護眼鏡GとベルトBの端部に設けられたボタンなどの係止部材によって固定されていてもよい。また、本実施形態において、図7にて第二リム2の右端部にベルトBを取り付ける使用形態を示しているが、他の実施形態において、ベルトBに替えて、第二リム2の右端部に、丁番を介して回動可能に着用者の側頭部や耳に当接するテンプルを設けてもよい。
ブリッジ3は、第一リム1と第二リム2を接続する部材である。本実施形態において、ブリッジ3は、図2に示すように、正面視において、上端及び下端が湾曲した左右方向に細長い形状を有している。ブリッジ3は、第一リム1及び第二リム2と継ぎ目がなく一体に形成されている。
ブリッジ3には、後述する上部通気孔41及び下部通気孔51の穿設方向に沿って、保護眼鏡Gの上下に貫通するブリッジ通気孔31が穿設されている。本実施形態において、ブリッジ通気孔31は、図3に示すように、平面視において、三角形状の孔および着用者に対して放射状に配設されている角形状の長孔として、合計7個存在している。また、後述するように、ブリッジ通気孔31は、前部通気孔6と連通し、リム連通孔7とも連通している。このため、着用者による発汗によりレンズLに曇りが生じやすい状況においても、着用者の眼の周囲、すなわち、ブリッジ通気孔31、上部通気孔41、下部通気孔51、前部通気孔6を通じて、第一リム空間S1と第二リム空間S2において生じた発汗による蒸気が、保護眼鏡Gの外部に排出されるとともに、保護眼鏡Gの外部の空気が、それら空間(S1、S2)に吸入されるので、それら空間(S1、S2)が換気されることにより、レンズLの曇りを防止することができる。ブリッジ通気孔31は、本実施形態において、三角形状の孔及び角形状の長孔として合計7個設けられているが、他の実施形態において、他の多角形状又は閉曲面形状若しくはそれらの組み合わせ形状など種々の形状の貫通する孔として複数個設けられていてもよい。また、複数のブリッジ通気孔31は、本実施形態において、着用者に向かって内側に狭まるように放射状に配設されているが、他の実施形態において、それぞれ前後方向にまっすぐ沿って平行に配設されてもよいし、放射状形状とは逆に着用者に向かって左右の外側に広がるように配設されてもよい。
第一リム1、第二リム2、ブリッジ3は、上述したように継ぎ目なく一体的に形成されており、ウレタン、シリコーン、ゴム、エラストマー、ナイロンなどの他、三次元造形用の光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、及び粉末焼結用樹脂などの樹脂を単独で又はそれらを組み合わせて形成されることが好ましい。また、保護眼鏡Gは、後述する前部通気孔6、リム連通孔7なども設けているため、射出成型や切削加工など汎用の製造法では形成することが困難である。このため、本発明の保護眼鏡Gは、光造形法、熱溶解積層法、インクジェット法、粉末焼結積層法などの三次元造形手法により図面データから直接形成されることが好ましい。
第一リム1及び第二リム2の上部4には、上部通気孔41が、第一リム空間S1と保護眼鏡Gの外部、並びに第二リム空間S2と保護眼鏡Gの外部とそれぞれ貫通するように複数穿設されている。本実施形態において、上部通気孔41は、図6などに示すように、上下方向に穿設されている。また、上部通気孔41は、図3に示すように、平面視において、着用者に対して放射状に配設されている角形状の長孔であり、ブリッジ通気孔31から左右両端側に向かって左右それぞれ17個ずつ併設されている。上部通気孔41により、前述したように、着用者による発汗によりレンズLに曇りが生じやすい状況においても、着用者の眼の周囲において生じた発汗による蒸気が、保護眼鏡Gの外部に排出され、そして、保護眼鏡Gの外部の空気が、第一リム空間S1と第二リム空間S2に吸入されるので、それら空間(S1、S2)が換気されることにより、レンズLの曇りを防止することができる。上部通気孔41は、本実施形態において、角形状の長孔として17個設けられているが、他の実施形態において、他の多角形状又は閉曲面形状若しくはそれらの組み合わせ形状など種々の形状の貫通する孔として複数個設けられていてもよい。また、複数の上部通気孔41は、本実施形態において、着用者に向かって内側に狭まるように放射状に配設されているが、他の実施形態において、それぞれ前後方向にまっすぐ沿って平行に配設されてもよいし、放射状形状とは逆に着用者に向かって左右の外側に広がるように配設されてもよい。
第一リム1及び第二リム2の下部5には、上部通気孔41と同様に、下部通気孔51が、第一リム空間Sと保護眼鏡Gの外部、並びに第二リム空間Sと保護眼鏡Gの外部とそれぞれ貫通するように複数穿設されている。本実施形態において、下部通気孔51は、図6などに示すように、上下方向に穿設されている。また、下部通気孔51は、図3、図5に示すように、平面視において、着用者に対して放射状に配設されている角形状の長孔であり、ブリッジ通気孔31から左右両端側に向かって左右それぞれ17個ずつ併設されている。下部通気孔51により、前述したように、着用者による発汗によりレンズLに曇りが生じやすい状況においても、着用者の眼の周囲において生じた発汗による蒸気が、保護眼鏡Gの外部に排出され、そして、保護眼鏡Gの外部の空気が、第一リム空間S1と第二リム空間S2に吸入されるので、それら空間(S1、S2)が換気されることにより、レンズLの曇りを防止することができる。下部通気孔51は、本実施形態において、角形状の長孔として17個設けられているが、他の実施形態において、他の多角形状又は閉曲面形状若しくはそれらの組み合わせ形状など種々の形状の貫通する孔として複数個設けられていてもよい。また、複数の下部通気孔51は、本実施形態において、着用者に向かって内側に狭まるように放射状に配設されているが、他の実施形態において、それぞれ前後方向にまっすぐ沿って平行に配設されてもよいし、放射状形状とは逆に着用者に向かって外側に広がるように配設されてもよい。
また、ブリッジ通気孔31、上部通気孔41及び下部通気孔51が、複数設けられていることにより、球技などでボールが保護眼鏡Gの前部に衝突したとき、それら通気孔(31,41,51)の間に存在するブリッジ3、上部4及び下部5が弾性変形可能な樹脂などの材料であれば、変形することで、ボールの衝突による応力が緩和されて、着用者への衝撃が和らげられる。このように、保護眼鏡Gは、衝突によるクッション性を有している。
ブリッジ3の前部には、前部通気孔6が、ブリッジ通気孔31と連通するように穿設されている。本実施形態において、前部通気孔6は、図5などに示すように、前後方向に穿設されている。また、前部通気孔6は、図2に示すように、正面視において、左右方向に長く左右端で円弧状に湾曲した長孔であり、1個設けられている。また、図5に示すように、前部通気孔6は、ブリッジ通気孔31と連通しており、また、リム連通孔7を介して上部通気孔41及び下部通気孔51とも連通している。前部通気孔6により、前述したように、着用者による発汗によりレンズに曇りが生じやすい状況においても、着用者の眼の周囲において生じた発汗による蒸気が、保護眼鏡Gの外部に排出され、そして、保護眼鏡Gの外部の空気が、第一リム空間S1と第二リム空間S2に吸入されるので、それら空間(S1、S2)が換気されることにより、レンズLの曇りを防止することができる。本実施形態において、前部通気孔6は、両端が丸い長孔として設けられているが、他の実施形態において、他の多角形状又は閉曲面形状若しくはそれらの組み合わせ形状など種々の形状の連通する孔として1個又は複数個設けられていてもよい。
リム連通孔7は、第一リム1の内側の第一リム空間S1と第二リム2の内側の第二リム空間S2を連通させるとともに、ブリッジ通気孔31と連通する孔である。より具体的には、図5に示すように、リム連通孔7は、複数のブリッジ通気孔31の間に存在するブリッジ3を左右方向に穿設して複数形成されている。また、図4に示すように、リム連通孔7は、閉曲線による丸い長孔である。リム連通孔7により、第一リム空間S1と第二リム空間S2との間に空気の流れが生じるため、着用者の眼の周囲において生じた発汗による蒸気が、より円滑に保護眼鏡Gの外部に排出される。本実施形態において、リム連通孔7は、丸い長孔として設けられているが、他の実施形態において、多角形状又は他の閉曲面形状若しくはそれらの組み合わせ形状など種々の形状の貫通する孔として設けられていてもよい。
側面通気孔8は、第一リム1の左端部及び第二リム2の右端部の上下に穿設されており、複数の上部通気孔41のうち端部側及び複数の下部通気孔51のうち端部側と連通している。図1から図4に示すように、側面通気孔8は、閉曲線による丸い孔である。側面通気孔8により、上部通気孔41及び下部通気孔51を通じて、着用者の眼の周囲において生じた発汗による蒸気が、前方から円滑に保護眼鏡Gの外部に排出され、そして、保護眼鏡Gの外部の空気が、第一リム空間S1と第二リム空間S2に吸入されるので、それら空間(S1、S2)が換気される。本実施形態において、リム連通孔7は、丸い長孔として設けられているが、他の実施形態において、多角形状又は他の閉曲面形状若しくはそれらの組み合わせ形状など種々の形状の連通する孔として設けられていてもよい。
そして、本実施形態において、ブリッジ通気孔31、上部通気孔41、下部通気孔51、前部通気孔6、リム連通孔7、及び側面通気孔8を合計した空孔の総体積は、それらの孔(31、41、51、6、7、8)が設けられていない保護眼鏡の体積に対して、24〜28%であった。このため、保護眼鏡Gにおいて、それらの孔(31、41、51、6、7、8)による空隙率は、15〜35%であることが好ましく、20〜30%であることがより好ましい。保護眼鏡Gにおける空隙率がこの範囲であると、着用者による発汗によりレンズに曇りが生じやすい状況においても、レンズに曇りが生じることを防止することができる。
レンズLは、図7に示すように、着用者の顔面に対向配置される面状部材である。レンズLは、可撓性を有する無色又は有色の透明板材から形成されており、着用者は、レンズLを通して、対象物を視認可能である。レンズLは、透明性、耐熱性、耐衝撃性に優れたポリカーボネート、ナイロン、ウレタンなどの樹脂で形成されることが好ましい。
このような保護眼鏡Gを用いて、防曇性に関する実験を行った。具体的には、温度10℃、相対湿度30%RHの環境試験室内において、図7に示すベルトB及びレンズLを取り付けた保護眼鏡Gが、25℃に保温された人頭装置に装着され、そして、1分当たり1.0gの水滴がその人頭装置に滴下された。この試験は、特に曇りやすい冬場を想定して、着用者の発汗状態を模したものである。そして、試験開始から、5分、10分、15分、20分経過後のレンズLにおける曇り状態が、試験者の目視にて確認された。また、同様の試験が、特許文献1に開示された保護眼鏡を用いられて行われた。
上記試験の結果、本発明の保護眼鏡Gを用いた試験において、試験開始から、5分、10分、15分、20分経過後のすべてにおいて、レンズLに曇りは視認されなかった。そして、先行文献1に開示された保護眼鏡を用いた試験において、試験開始から5分経過後ではレンズのおおよそ50%の面積に曇りが生じ、10分経過後ではレンズのおおよそ65%の面積に曇りが生じ、15分経過後ではレンズのおおよそ65%の面積に曇りが生じ、20分経過後ではレンズのおおよそ65%の面積に曇りが生じた。
このように、本発明の保護眼鏡Gによれば、着用者による発汗によりレンズLに曇りが生じやすい状況においても、レンズLに曇りが生じることを完全に防止できることが分かった。このため、着用者は、着用し続けていても変わらない視認性を確保することができるため、競技に支障を来たさず、また、飛来するボールや異物による怪我を大幅に低減することができる。さらに、着用者は、予めレンズLに曇り止めの製剤を塗布する手間も省くことができる。
G・・・保護眼鏡
1・・・第一リム
11・・・レンズ溝
12・・・第一突出部
12a・・・挿通孔
2・・・第二リム
21・・・レンズ溝
22・・・第二突出部
22a・・・挿通孔
3・・・ブリッジ
31・・・ブリッジ通気孔
4・・・上部
41・・・上部通気孔
5・・・下部
51・・・下部通気孔
6・・・前部通気孔
7・・・リム連通孔
8・・・側部通気孔
S1・・・第一リム空間
S2・・・第二リム空間
L・・・レンズ
B・・・ベルト

Claims (5)

  1. それぞれレンズ(L)を収容可能である第一リム(1)と第二リム(2)と、
    前記第一リム(1)と前記第二リム(2)を接続するブリッジ(3)を備え、
    前記第一リム(1)及び前記第二リム(2)の上部(4)に穿設された複数の上部通気孔(41)と、
    前記第一リム(1)及び前記第二リム(2)の下部(5)に穿設された複数の下部通気孔(51)と、
    前記上部通気孔(41)及び前記下部通気孔(51)の穿設方向に沿って、前記ブリッジ(3)に穿設されたブリッジ通気孔(31)を有することを特徴とする保護眼鏡。
  2. 前記ブリッジ(3)の前部に穿設され、前記ブリッジ通気孔(31)と連通する前部通気孔(6)を備えることを特徴とする請求項1に記載の保護眼鏡。
  3. 前記第一リム(1)の内側の第一リム空間(S1)と前記第二リム(2)の内側の第二リム空間(S2)を連通させるとともに、前記ブリッジ通気孔(31)と連通するリム連通孔(7)を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の保護眼鏡。
  4. 前部通気孔(6)と前記リム連通孔(7)が互いに連通していることを特徴とする請求項2に従属する請求項3に記載の保護眼鏡。
  5. 前記上部通気孔(41)及び前記下部通気孔(51)が、着用者に対して放射状に配設されている長孔であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の保護眼鏡。
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