JP2021158749A - 降水振動発電機及び発電装置 - Google Patents

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【課題】再生可能エネルギーの分散化と低コスト化を実現する降水振動発電機及び発電装置を提供する。【解決手段】発電機1は、水平方向に設置された振動板13と、振動板13と軸が垂直に下設されたコイル16と、振動板13を吊持するコーン12と、コイル16の外周面と一定の距離を保ちコイル16の外側に周設された固定磁石15とから成り、振動板13は水平方向に設置され、コイル16は振動板13と軸が垂直に連結され、コーン12は振動板13を振動可能に吊持し、固定磁石15は自らの磁界内にコイル16を包含する位置に設置され、降水時に生じる振動板13の振動と連動するコイル16の軸方向への振動が磁界を変化させてコイル16に電気を発生させる。発電機1の複数体としての発電装置2又は3は、発電機1が同一又は異なる平面上に複数配置され、各々が電線により直列又は並列に連結されている。【選択図】図1

Description

本発明は、降水の打撃による振動を利用した発電機及び発電装置に関する。
身近な再生可能エネルギーを利用した発電としては、太陽光発電が一般的である。営業用としては、広大な敷地を使用したメガソーラーファームがあり、また、個人用としては屋根等に設置された太陽光パネルが知られている。
また、太陽光発電以外にも、音圧を利用した発電や、人の歩行や自動車の振動エネルギーを圧電素子で変換して発電する方法も提案されている。
特許文献1には、外界からの音圧等を検出して電気エネルギーに変換する振動発電素子が開示されている。また、特許文献2には、道路脇に設置され自動車の振動を圧電素子により電気に変換する振動発電装置が提案されている。
特開2011−199102号公報 特開2014−166049号公報
メガソーラーファームや太陽光パネルによる発電は、天候に左右され、晴天時と比較すると、雨天時や曇天時には発電効率が著しく低下する。また、営業用の太陽光発電に関しては、設置に好条件の土地は開発されつくされているうえ、政府からはFIT(固定価格買取制度)の終了が発表され、現在、再生可能エネルギーの分散化と低コスト化が課題となっている。
上記特許文献1及び2の発明は、いずれも圧電素子を利用する発電機であるが、振動圧力によって生じる電圧の変化はわずかなものであり、それらを集めても「発電機」として機能するのは極めて難しいと言わざるを得ない。
本発明は、上記課題の解決を目的とした降水振動発電機及び発電装置であって、スピーカー及びマイクロフォンの原理を利用して電力を生成する。
単体としての本発電機は、水平方向に設置された振動板と、前記振動板と軸が垂直に下設されたコイルと、前記振動板を吊持するコーンと、前記コイルの外周面と一定の距離を保ち前記コイルの外側に周設された固定磁石とから成ることを特徴とする。前記振動板は水平方向に設置され、前記コイルは前記振動板と軸垂直に連結され、前記コーンは前記振動板を振動可能に吊持し、前記固定磁石は自らの磁界内に前記コイルを包含する位置に設置され、降水時に生じる前記振動板の振動と連動する前記コイルの軸方向への振動が磁界を変化させ前記コイルに電気を発生させることを特徴とする。
前記発電機の複数体としての発電装置は、前記発電機が同一又は異なる平面上に複数配置され、各々が電線により直列又は並列に連結されていることを特徴とする。
本発明に係る発電機又は発電装置をソーラーファームや屋根に設置し、メガソーラーやパネルに付帯させることにより、太陽光発電が効率的に行えない雨天時にも電力を生成し安定して供給することが可能となる。また、雨天であれば、夜間でも発電が可能となる。
本発明に係る発電機又は発電装置を日本中の屋根や土地に設置することにより、夏季の豪雨や梅雨時等、我が国の気候的特徴を利用しての小水力発電を行うことが可能となる。
北日本や山間部の豪雪地帯の家屋に本発明に係る発電機又は発電装置を設置することにより、雪解け水を利用しての発電が可能となるほか、本発電機の振動板の振動と、生成された電力を利用して、屋根の除雪を効率的に行うことが可能となり、雪下ろし作業が原因の落下事故等の減少が実現する。
本発明に係る発電機又は発電装置の全国的普及により、バランスのとれた再生可能エネルギーミックスが実現し、現在、飽和状態にある再生可能エネルギー発電市場の活性化が期待できる。
本発明の発電機の縦断面図である。コイルは断面していない。 本発明の発電機の斜視図である。 本発明の発電機の平面図である。 本発明の発電装置の第1の実施形態であるユニットAの透視斜視図である。 本発明の発電装置の第1の実施形態の使用例を示す説明図である。 本発明の発電装置の第2の実施形態であるユニットBの平面図である。 本発明の発電装置の第2の実施形態の使用例を示す説明図である。 本発明の発電装置の第3の実施形態を示す平面図である。
以下に、本発明の発電機と発電装置について図を用いて説明する。発電装置については、後述するように、使用場所に応じて1乃至3の実施形態を示すが、発電装置を構成する発電機は、発電装置の実施形態には左右されず、同一である。
まず、本発明の発電機(以下、「本発電機」という。)の構成と機能について、図を用いて説明する。本発電機は、スピーカーやマイクロフォンの原理を応用したものであり、このため、部品の構成もこれらの機器と類似した構成になっている。
本発電機は、図1乃至3に示すように、振動板13、コイル16及び磁石15が主要部品となっている。振動板13はドーム形状を有し、小さな衝撃で振動を発起しやすい薄紙製の素材が使用され、素材には防水加工が施されている。振動板13の周辺は、同じ素材から成るコーン12と連続していて、振動板13とコーン12は一体物として逆円錐台を形成する。コーン12のエッジは円形のクッション11に柔軟に固定されていて、振動板13に生じた振動を即消しない構成になっている。
また、振動板13の下にはコイル16が連結され、コイル16は、振動板13の振動と連動して鉛直軸方向に振動する構成となっている。コーン12、振動板13及びコイル16は、クッション11から下垂する、すり鉢状のケース4に内蔵され、コイル16の外周面とケース4の内周面の間には、一対又は複対の磁石15が配設されている。磁石15はケース4の内周面に固設される一方で、コイル16の外周面とは一定の距離を有し、磁石15の磁界内にコイル16が包含される構成となっている。
次に、本発電機の機能について説明する。
本発電機は、前述したように、スピーカーやマイクロフォンの原理(フレミングの法則)を応用して発電を行う。すなわち、スピーカーは、コイルに交流電流を流し、固定磁石の磁場を変化させることによりコイルと振動板を振動させて音波を生み出し、マイクロフォンは、音波が振動板を振動させて地場に変化を生じさせることによりコイルに電流を発生させる構造になっているが、本発電機の機能は後者のマイクロフォンに近いものとなっている。
具体的には、雨天時に降水を振動板13で受けることにより、振動板13が振動し、同時に振動板13と連結するコイル16も鉛直軸方向に振動する。ここで、コイル16は1対の磁石15の磁界内に入っているところ、コイル16の振動により磁場に連続的な変化が生じ、コイル16に誘導電流が発生する。コイル16の電流はコイルと連続する2本の電線18によって採出される。
次に、本発電機1の集合体である発電装置の実施形態について図を用いて説明する。
(実施形態1)
本実施形態の発電装置では、図4に示すように、複数の発電機1を単列に配置し(発電ユニットA)、メガソーラーファーム等における太陽光発電の補助発電として利用する。
メガソーラーファームは広大な敷地にソーラーパネルを設置し、大規模な商用発電を目的とするが、発電量は天候に大きく左右され、降雨時には著しく発電効率が低下する。本実施例では、図5に示すように、パネルの標準サイズに合わせて作成したユニットA2を、パネル8の繋ぎ目81とパネル下端辺の下に繋ぎ目81等と平行に複数配置し、導水ガイド10により、降水時の雨水を集約して発電機1の振動板13上に落下させて発電する。生成された電流はパワーコンディショナー6によって交流に変換し、一部をバッテリー7に蓄電したうえ、パネル8によって発電された電力とともに送電線に送る。
本発電装置の設置により、雨さえ降れば夜間でも発電が可能となり、降雨時の発電効率の低下を減少させることができるほか、豪雨時や梅雨時には収益の増加も期待できるようになる。
(実施形態2)
本実施形態の発電装置では、図6に示すように、標準のソーラーパネルと同形・同サイズのケース内に複数の発電機1を縦横に配置する(発電ユニットB)。図7に示すように、ユニットB3は、一般家庭や施設の北側の屋根等の太陽光の照射角が期待できない場所に設置する。生成された電流はパネルによって発電された電力とともにバッテリー7に蓄電し、家電製品に使用するほか、余剰電力が生じたときには送電線経由で電力会社等に売却する。
本発電装置の設置により、前述の商用発電同様、昼夜を問わず雨天時の発電が可能となり、自家発電の分野でも、自給自足に近いエネルギー環境の実現が期待できる。
(実施形態3)
本実施形態の発電装置は、豪雪地域に設置することを想定しており、発電に加えて、屋根の除雪作業の軽減を狙ったものである。図8に示すように、実施形態2と同様、ユニットB3を屋根上に複数配置するが、本実施形態の発電ユニットB3はケース外側に電熱線ヒーター11が周設されている。この構成において、降雪したいときに、雨天時に蓄電しておいた電気を電熱線ヒーター11に流すと同時に、各ユニットを構成する発電機1の振動板11及びコーン12から低周波音を発信する。これによって生じる熱と振動により、屋根の雪を落としていく。実施時には、一度に大量の降雪が行われないよう、図8記載の番号順にユニットB3を作動させる。
本実施形態の実施により、豪雪地域での危険な雪下ろし作業がなくなり、超高齢化社会を迎えるわが国では必要な降雪技術となる。
1 発電機
11 エッジ(クッション)
12 コーン
13 振動板
14 フレーム
15 磁石
16 コイル
17 排水ホース
18 電線
19 排水孔
2 発電ユニットA
3 発電ユニットB
4 ケース
5 カプラー
6 パワーコンディショナー
7 バッテリー
8 太陽光パネル
81 パネルつなぎ目(溝)
9 パネル架台柱
10 導水ガイド
11 電熱線ヒーター

Claims (3)

  1. 水の落下力を利用した発電機であって、
    水平方向に設置された振動板と、
    前記振動板と軸が垂直に下設されたコイルと、
    前記振動板を吊持するコーンと、
    前記コイルの外周面と一定の距離を保ち前記コイルの外側に周設された固定磁石と、
    から成ることを特徴とする発電機。
  2. 前記振動板は水平方向に設置され、
    前記コイルは前記振動板と軸が垂直に連結され、
    前記コーンは前記振動板を振動可能に吊持し、
    前記固定磁石は自らの磁界内に前記コイルを包含する位置に設置され、
    降水時に生じる前記振動板の振動と連動する前記コイルの軸方向への振動が磁界を変化させ前記コイルに電気を発生させることを特徴とする請求項1記載の発電機。
  3. 前記発電機が同一又は異なる平面上に複数配置され、各々が電線により直列又は並列に連結されていることを特徴とする降水振動発電装置。
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