JP2021158654A - 高優先順位受信機が存在する場合のＷｉ−Ｆｉ管理 - Google Patents

Abstract

【課題】高優先順位受信機が存在する場合のＷｉ−Ｆｉネットワークの管理方法を提供する。【解決手段】高優先順位受信機が識別されたとき、高優先順位受信機と干渉する可能性のあるＷｉ−Ｆｉネットワークの一部が識別され、このような干渉の可能性を低減するための処置が行われる。いくつかのワイヤレス送信機は、干渉の可能性を低減するために、代替チャネルへと切り換えることができる。【効果】複数のワイヤレス送信機にわたって、高優先順位受信機に関する情報を共有することにより、各ワイヤレス送信機で高優先順位受信機を別々に検出する方法と比較したとき、高優先順位受信機の存在下で、より効率的な動作を提供する。【選択図】図７

Description

[0001]本開示は、一般に、Ｗｉ−Ｆｉ通信に関する。より詳細には、本開示は、気象レーダなど、高い優先順位の受信機（ＨＰＲ）が近傍内で検出されたときのＷｉ−Ｆｉ送信機の条件付き動作を対象とする。

[0002]ＩＥＥＥ８０２．１１規格は２２ＭＨｚの帯域幅を指定し、またチャネルは、５ＭＨｚの増分ステップにある。２０ＭＨｚのチャネル帯域幅に対する公称数字がしばしば示される。２０／２２ＭＨｚ帯域幅、および５ＭＨｚのチャネル分離は、隣接チャネルが重複すること、および隣接チャネルにおける信号が互いに干渉することを意味する。

[0003]５ＧＨｚのＷｉ−Ｆｉ帯域幅は、無認可の産業科学医療用（ＩＳＭ）チャネル、ならびに受け入れられたＩＳＭ無認可帯域の外側にある数多くのチャネルを含み、その結果、様々な制限が、これらの周波数における動作に対して加えられる。ＩＳＭ無認可帯域の外側にあるチャネルを用いる場合の主な問題は、ＷｉＦｉ機器が、気象レーダおよび軍事用途（軍用レーダおよび／または通信など）の動作と干渉する可能性があることである。干渉を阻止するために、これらの周波数で動作するＷｉ−Ｆｉ機器は、これらのチャネルにおいて、動的周波数選択（ＤＦＳ）機能を実装しなくてはならない。ＤＦＳは、ＩＥＥＥ８０２．１１ｈワイヤレスローカルエリアネットワーク規格によりサポートされる。ＤＦＳはまた、レーダを回避するための５４７０〜５７２５ＭＨｚの無認可全国情報インフラストラクチャ（Ｕ−ＮＩＩ）帯域で規定される。

[0004]ＤＦＳは、ワイヤレスＬＡＮ（ＷＬＡＮ）がレーダおよび他のシステムと共存できるようにするスペクトル共有機構である。ＤＦＳシステムは、たとえば、レーダシステムなどからの信号を特定の帯域でリッスンする。ＤＦＳシステムが信号を検出した場合、ＤＦＳシステムは、自動的に異なる周波数チャネルを選択し、その異なる周波数を調べて、何らかの他の機器がそこで動作しているかどうかを確認する。ＤＦＳシステムは、次いで、いずれのレーダシステムとも干渉しない５ＧＨｚ周波数チャネルを選択し、使用する。

[0005]ＤＦＳルールは、気象および軍用レーダによって使用される周波数帯域である５．２５０と５．７２５ＧＨｚの間の周波数帯域に適用されるに過ぎない。ＤＦＳベースのシステムは、現在のシステムが、同じ周波数チャネル上で動作し、したがって、その周波数上に受信機が存在することを知らせる送信機を含む場合に限って有効であることに留意されたい。

[0006]少なくとも１つの実施形態に従って実施される例示的なシステム１００を示す図。 [0007]例示的なアクセスポイント（ＡＰ）のブロック図。 [0008]例示的なネットワーク管理システムのブロック図。 [0009]例示的なネットワークグラフ。 [00010]ＨＰＲ５５１を含むワイヤレスネットワークに対する例示的なネットワークグラフ５００。 [00011]開示される実施形態の１つまたは複数のものにおいて実施される例示的なメッセージ部分を示す図。 [00012]ワイヤレスデバイスにより維持される例示的なブラックリストを示す概略図。 [00013]１つまたは複数の高優先順位受信機との干渉を阻止するために、複数のワイヤレスデバイスの送信を管理する例示的なプロセスの流れ図。 [00014]高優先順位受信機との干渉を回避するための例示的なプロセスの流れ図。

[00015]ＤＦＳは、高優先順位機器の受信機が、Ｗｉ−Ｆｉ機器からの干渉により影響されないことを保証するが、Ｗｉ−Ｆｉネットワークユーザの必要性には対処していない。特に、ＡＰは、８０２．１１ｈ ＤＦＳに準拠するために、ＨＰＲにより使用されているチャネルから、第２のチャネルに切り換える。いくつかの状況では、この第２のチャネルもまた、ＨＰＲにより使用されている可能性がある。何らかの時間遅延の後、ＨＰＲが、第２のチャネルで検出され、ＡＰは、第２のチャネルから第３のチャネルへと切り換えることになる。このプロセスは、いくつかの状況では、さらなるチャネルに対しても繰り返される可能性がある。チャネル切換えのこの期間の間、ＡＰの性能は、何らかのレベルの影響を受け、いくつかの状況において、ユーザ間に影響を与えるおそれがある。この性能低下を回避するために、ＨＰＲを検出する各ＡＰは、利用可能なチャネルを識別する前に、より少ないチャネル切換えを実施すべきである。どのチャネルが使用できるか、およびどのチャネルが、高優先順位受信機によって利用されているかを、ＡＰが、前もって識別できることが理想である。

[00016]この開示は、１つまたは複数の高い優先順位デバイスが存在する中で、Ｗｉ−Ｆｉネットワークのユーザに対して、高いサービスレベル体験（ＳＬＥ）を維持するための方法を述べる。これらの高い優先順位デバイスは、いくつかの実施形態では、５ＧＨｚ周波数帯域で動作する。これらの高い優先順位デバイスを検出するＷｉ−Ｆｉデバイスは、高い優先順位デバイスと干渉するおそれのある動作を回避することが必要である。干渉動作を止めることは、その動作を、高い優先順位デバイスが動作していない異なる周波数チャネルに切り換えることを含むことができる。

[00017]ＤＦＳ規則に準拠するために、第１のＡＰが、第１の通信チャネル上の高い優先順位受信機と干渉する可能性のあることを検出したとき、第１のＡＰは、それ自体の動作を、第１の通信チャネルから、異なる第２の通信チャネルへと切り換える必要がある。第１のＡＰは、次いで、第１の通信チャネルを、第１のＡＰが動作するのを禁じられたチャネルを記録する「ブラックリスト」に加える。高い優先順位の受信機と干渉しているかもしれないことを検出しない他のＡＰは、第１のチャネルを通信用に利用し続けることができる。いくつかの状況では、第１のＡＰは、高い優先順位の受信機が、単一のチャネルを利用しているだけではなく、５ＧＨｚ周波数帯域全体など、周波数帯域全体で動作していると決定する。この場合、単に同じ周波数帯域内でチャネルを切り換えることは、高い優先順位の受信機との干渉を低減しないことになる。したがって、この状況では、第１のＡＰは、周波数帯域（たとえば、５ＧＨｚ）の使用から離れて移行し、それに代えて、完全に異なる周波数帯域（たとえば、２．４ＧＨｚ周波数帯域など）を利用する。

[00018]開示される実施形態のいくつかは、ネットワーク接続グラフを構成する。グラフは、Ｗｉ−Ｆｉネットワークに含まれる各ＡＰにより測定された信号強度情報に基づいて構成される。Ｗｉ−Ｆｉネットワークに含まれるＡＰは、測定された信号強度情報をネットワーク管理システムに送る。ネットワーク管理システムはまた、信号強度情報を報告する各ＡＰの地理的な位置に関する情報を有する。

[00019]位置情報および信号強度情報に基づいて、ネットワーク管理システムは、Ｗｉ−Ｆｉネットワークに対するネットワークグラフを決定することができる。ネットワークグラフにおけるノードは、いくつかの実施形態では、Ｗｉ−Ｆｉネットワーク内で動作するデバイス（たとえば、ワイヤレス送信機など）に対応する。グラフにおけるエッジは、エッジにより接続されるデバイス間の信号強度を表す。いくつかの実施形態では、グラフデータ構造のエッジは、それぞれの信号強度情報、および／または減衰情報でタグ付けされる。いくつかの実施形態では、減衰が閾値を超えた場合、またはその他の形で一定の基準を満たす場合、エッジは、ネットワークグラフに含まれない。

[00020]開示される実施形態のいくつかにおいて、Ｗｉ−Ｆｉネットワークに含まれるＡＰが、高優先順位受信機を検出したとき、ＡＰは、ネットワーク管理システムに通知を送る。ネットワーク管理システムは、次いで、上記で論じられたネットワークグラフを利用して、高優先順位受信機と干渉する危険のある他のネットワークデバイスを識別する。これらの識別された他のネットワークデバイスは、次いで、それらの動作を、高優先順位受信機との干渉を回避するのに適するように修正すべく命令される。

[00021]いくつかの実施形態では、高優先順位受信機の通知を受信するネットワーク管理システムは、ＨＰＲ動作が検出されているチャネルおよび／または周波数を回避するように、Ｗｉ−Ｆｉネットワーク上のすべての他のネットワークデバイスに命令する。これは、いくつかの実施形態では、ＨＰＲがどこで動作しているかを記述するチャネル情報を、ＮＭＳにより維持されるブラックリストに追加することによって達成される。ＮＭＳブラックリストは、Ｗｉ−Ｆｉネットワークで動作している１つまたは複数のＡＰがブラックリストに載せるべきＷｉ−Ｆｉチャネルを決定するために使用される。ＨＰＲチャネル情報をグローバルなバックリストに追加することによって、ＨＰＲとの干渉を阻止するための予防的ステップが行われる。こうすることはまた、ワイヤレスネットワーク内の他のネットワークデバイスが、ＨＰＲを単独で発見するように残された場合に必要になり得るさらなるチャネル切換えを回避する。

[00022]いくつかの他の実施形態は、ＨＰＲの検出に基づいて、ネットワークデバイスのサブセットの動作を修正するように決定する。これらの実施形態のいくつかでは、１つまたは複数のＡＰの動作である。どのＡＰの動作が修正されるかは、基準に基づく。たとえば、１つの基準は、第１のＡＰと、ＨＰＲを検出した第２のＡＰの間で交換される信号の減衰を考慮することである。これらの信号の減衰が比較的大きい場合（たとえば、所定の閾値を超えるなど）、少なくともいくつかの実施形態では、第１のＡＰの動作を修正する必要はなく、それは、ＡＰは、ＨＰＲの動作への干渉を阻止しないように十分に遠くＨＰＲから離れていると考えられるためである。これらの実施形態では、２つのＡＰ間で交換される信号のアテンションが所定の閾値より低い場合、（これらの実施形態では）第２のＡＰによりＨＰＲが検出されたチャネル上の送信を回避するように、第１のＡＰの動作は修正される。いくつかの実施形態は、上記で論じられたＮＭＳブラックリストに加えて、デバイス特有のＡＰブラックリストを維持する。ネットワークデバイスのサブセットの修正された動作を達成するために、ＨＰＲの動作に関するチャネル情報は、サブセットに含まれる各デバイスに対して、デバイス特有のブラックリストに加えられる。

[00023]いくつかの実施形態は、以下の式１により、ＡＰにおけるＨＰＲ送信信号強度を推定する、すなわち、
推定ＳＳ_HPRj＝ＳＳ_HPRi−減衰_i→j 式１
式中、
ＳＳ_HPRi ＨＰＲに関連付けられた送信機から発信された、第１のＡＰ_iにより検出された信号強度値
推定されるＳＳ_HPRj 第２のＡＰ_jが、ＨＰＲに関連付けられた送信機から発信された送信に基づいて検出できる推定される信号強度値
減衰_i→j ＡＰ_iからＡＰ_jへの経路を介するＷｉ−Ｆｉ信号の減衰
[00024]いくつかの実施形態では、ネットワーク管理システムは、ＨＰＲの送信機からの前記ＡＰにおける推定される信号強度が、所定の閾値を超えるかどうかに基づいて、どのＡＰにＨＰＲを通知すべきかを決定する。

推定されるＲＳＳＩ_HPRj＞閾値 式２
式中、
推定されるＳＳ_HPRj − ＨＰＲに関連付けられた送信機から発信された送信に基づいて、第２のＡＰ_jが受けることになる推定される信号強度値
閾値 − 所定の閾値
[00025]いくつかの実施形態では、ネットワーク管理システムは、ＨＰＲの動作に関して、第１のＡＰの所定の近傍内にある１組のＡＰに通知する。たとえば、ＡＰのこの組は、いくつかの実施形態では、ＨＰＲに関連する送信が検出されたいずれのチャネルにおける動作も回避するように通知される。いくつかの状況では、１組のＡＰに含まれるＡＰの数は、基準に基づいて低減される。たとえば、いくつかの実施形態では、ＨＰＲの閾値距離内にあるＡＰが、第１のＡＰのネットワークグラフ上の所定の距離内にも存在しない場合、１組のＡＰに含まれない。これらの実施形態は、ＨＰＲが、ネットワーク管理システムによってすでに知られているとき、ＨＰＲにより使用されているチャネルに切り換えるＡＰの数を低減する。

[00026]いくつかの実施形態は、どのデバイスに、その近傍でＨＰＲが動作していることについて通知すべきかを決定するとき、ネットワークデバイスの物理的な位置（たとえば、座標などの地理的な位置）を利用する。いくつかの実施形態は、ＨＰＲの位置推定を取得するために、三角測量を利用する。いくつかの実施形態では、三角測量は、２つ以上のネットワークデバイスから受信された信号強度測定に基づく。ＨＰＲの位置推定が決定された後、これらの実施形態は、ＨＰＲの閾値距離内のネットワークデバイスに通知を行う。

[00027]たとえば、Ｗｉ−ＦｉネットワークのＡＰが実質的に直線上に位置する場合など、いくつかの特有のネットワークトポロジが、通知すべきネットワークデバイスをどのように選択するかについて影響を与える。たとえば、ネットワークデバイスが、実質的に直線に沿って位置するとき、少なくとも２つのＡＰがＨＰＲを検出した後に、どのＡＰに通知されるかが決定される。

[00028]図１は、少なくとも１つの実施形態に従って実施される例示的なシステム１００を示す。システム１００は、複数のＡＰ（ＡＰ１ １４２、・・・、ＡＰＸ １４４、ＡＰ１’ １５０、・・・、ＡＰＸ’ １５２）を含む。様々な実施形態では、ＡＰは、ネットワークアクセスを提供できるワイヤレスＡＰ、ルータ、スイッチ、または任意の他のデバイスである。システム１００はまた、ネットワーク管理システム（ＮＭＳ）１３６（たとえば、ＮＭＳブラックリスト管理システム（サーバ））を含む。ＮＭＳ１３６は、接続１３７を介してネットワーク１３４に結合される。図１で示されるネットワークデバイスは、ネットワーク１３４（たとえば、インターネットおよび／または企業イントラネット）など、デジタルネットワークを介して互いに通信する。ネットワーク１３４は、数多くのルータ１８５および数多くのスイッチ１８０からなる。ネットワーク通信リンク１４３および１４５は、ＡＰ（ＡＰ１ １４２、ＡＰＸ １４４、ＡＰ１’ １５０、ＡＰＸ’ １５２）をネットワーク１３４にそれぞれ結合する。システム１００は、複数のユーザ機器デバイス（ＵＥ１ １３８、・・・、ＵＥＺ １４０、ＵＥ１’ １４６、・・・、ＵＥＺ’ １４８）をさらに含み、ここにおいて、ユーザ機器は、人などのユーザにより、またはＩｏＴデバイスなどの自動化デバイスにより使用される通信デバイスにネットワークアクセスを提供する任意の有線、ワイヤレス、または光学的な機器である。ＵＥ（１３８、１４０、１４６、１４８）のいくつかは、システム１００を通して移動できるワイヤレスデバイスである。

[00029]例示的なシステム１００では、ＡＰは、異なる顧客サイトに位置する。顧客構内サイト１ １０２は、ＡＰ（ＡＰ１ １４２、・・・、ＡＰＸ １４４）を含む。顧客構内サイト２ １０４は、ＡＰ（ＡＰ１’ １５０、・・・、ＡＰＸ’ １５２）を含む。図１で示されるように、ＵＥ（ＵＥ１ １３８、・・・、ＵＥＺ １４０）は、現在、顧客構内サイト１ １０２に位置しており、ＵＥ（ＵＥ１’ １４６、・・・、ＵＥＺ’ １４８）は、現在、顧客構内サイト２ １０４に位置する。いくつかの実施形態では、サーバ、ルータ、スイッチ、ＡＰ、ＵＥ、ＮＭＳ、およびネットワークに接続された他のサーバのそれぞれは、システムログまたはエラーログを任意選択で含む。これらのデバイスのそれぞれは、正常な動作状況を含むデバイスの状況を記録し、エラー状態をエラーログに記録する。

[00030]たとえば、気象レーダに関連付けられた例示的なＨＰＲ１７５が、サイト２ １０４の近傍に示されている。ＡＰ１’ １５０、ＡＰＸ’ １５２などのサイト１０４におけるＡＰ、ならびにＡＰ１ １４２、ＡＰＸ １４４などのサイト１０２のＡＰのいくつかまたはすべてのものは、気象レーダ１７５の範囲に含まれる。信号１６２ａおよび１６２ｂを生成する気象レーダ１７５が示されている。

[00031]本明細書で述べられた方法は、システムに関連付けられたＡＰが、たとえば、気象レーダ１７５などのＨＰＲにより使用される周波数チャネルに切り換えて、その近傍にＨＰＲの存在を検出し、次いで、新しい周波数チャネルに再度切り換える回数を最小化する。

[00032]図２は、開示される実施形態の１つまたは複数のものによる例示的なＡＰ２００（たとえば、ＡＰ１ １４２、・・・、ＡＰＸ １４４、ＡＰ１’ １５０、・・・、ＡＰＸ’ １５２のいずれかのＡＰ）のブロック図である。様々な実施形態は、ＡＰ２００および図２に関して以下で論じられる構成要素の１つまたは複数のものを含む。ＡＰ２００は、有線インターフェース２３０、ワイヤレスインターフェース２３６、２４２、ハードウェアプロセッサ２０６（たとえば、ＣＰＵまたはハードウェア処理回路）、メモリ２１２、および構成要素のアセンブリ２０８、たとえば、ハードウェア構成要素のアセンブリ、たとえば、回路のアセンブリを含み、バス２０９により共に結合され、それを介して、様々な要素は、データおよび情報を交換することができる。有線インターフェース２３０は、受信機２３２と送信機２３４とを含む。有線インターフェース２３０は、ＡＰ２００をネットワーク（たとえば、図１のネットワーク１３４）に結合する。第１のワイヤレスインターフェース２３６、たとえば、ワイヤレスＷｉ−Ｆｉインターフェース、たとえば、８０２．１１インターフェースは、たとえば、ワイヤレス端末などの通信デバイスからワイヤレス信号を、ＡＰがそれを介して受信できる受信アンテナ２３９に結合された受信機２３８と、たとえば、ワイヤレス端末などの通信デバイスにワイヤレス信号を、ＡＰがそれを介して送信できる送信アンテナ２４１に結合される送信機２４０とを含む。たとえば、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）インターフェースなどの第２のワイヤレスインターフェース２４２は、たとえば、ワイヤレス端末などの通信デバイスから、ＡＰがそれを介してワイヤレス信号を受信できる受信アンテナ２４５に結合された受信機２４４を含み、送信機２４６は、送信アンテナ２４７に結合される。送信アンテナ２７を介して、ＡＰは、たとえば、ワイヤレス端末などの通信デバイスにワイヤレス信号を送信する。

[00033]メモリ２１２は、ルーチン２１４、およびデータ／情報２１６を含む。ルーチン２１４は、たとえば、ソフトウェア構成要素のアセンブリなどの構成要素のアセンブリ２１８と、アプリケーションプログラミングインターフェース（ＡＰＩ）２２０とを含む。データ／情報２１６は、構成情報２２２と、システムログまたはエラーログにメッセージとして取り込まれたエラーイベントおよび通常のイベントを含むデバイス状態ログ２２４と、気象レーダ、軍用通信などの高い優先順位デバイスが、前に発見され、使用されるべきではない５ＧＨｚチャネルのすべてを識別するブラックリスト２２６とを含む。

[00034]図３は、例示的なネットワーク管理システムのブロック図である。ＮＭＳ１３６は、図１に関して上記でも論じられているが、いくつかの実施形態では、たとえば、自動化されたネットワーク再構成サーバなどのネットワーク管理サーバである、ネットワーク管理ノードである。いくつかの実施形態では、図３のネットワーク管理システム１３６は、図１のネットワーク管理システム（ＮＭＳ）１３６である。いくつかの実施形態では、ネットワーク管理システム１３６は、図１で示されたＡＰまたはデバイスのいずれかなど、ＡＰまたは他のネットワークデバイスと一体化される。

[00035]ネットワーク管理システムの様々な実施形態は、図３に関して以下で論じられる構成要素の１つまたは複数のものを含む。例示的なネットワーク管理システム１３６は、通信インターフェース３３０と、プロセッサ３０６と、たとえば、ディスプレイ、プリンタなどの出力デバイス３０８と、たとえば、キーボード、キーパッド、タッチスクリーン、マウスなどの入力デバイス３１０と、メモリ３１２と、たとえば、ハードウェア構成要素のアセンブリ、たとえば、回路のアセンブリなどの構成要素のアセンブリ３４０とを含み、それらは、データおよび情報を様々な要素が交換できるバス３０９により共に結合される。通信インターフェース３３０は、いくつかの実施形態では、イーサネット（登録商標）インターフェースを含む。通信インターフェース３３０は、ネットワーク管理システム１３６をネットワークおよび／またはインターネットに結合する。通信インターフェース３３０は、ネットワーク監視装置が、ＡＡＡサーバ、ＤＨＣＰサーバ、ウェブサーバ（簡略化するために図１では示されていない）、ルータ、スイッチなどの様々なデバイスから、たとえば、サービス関連情報、たとえば、システムログまたはエラーログに記録されたメッセージなどのメッセージを含むデータおよび情報を受信できる受信機３３２と、ネットワーク管理システム１３６が、たとえば、構成情報および命令、たとえば、再起動し、動作パラメータを変更し、別のＳＷバージョンをダウンロードおよびインストールするためなど、ＡＰ、ルータ、スイッチ、またはネットワークに接続される任意の他のサーバへの命令を含むデータおよび情報を送ることのできる送信機３３４と含む。

[00036]メモリ３１２は、ルーチン３１４およびデータ／情報３１７を含む。ルーチン３１４は、構成要素３１８のアセンブリ（たとえば、ソフトウェア構成要素のアセンブリ）と、アプリケーションプログラミングインターフェース３２０（ＡＰＩ）とを含む。データ／情報３１７は、構成情報３２２と、受信ＡＰのＩＤ３２５、送信ＡＰのＩＤ３２６、および送信ＡＰから受信ＡＰにより受信されたＲＳＳＩ３２７を含む、動作ＡＰのうちのそれぞれからのＲＳＳＩを特に含む記録されたＲＳＳＩログ３２４とを含む。。メモリ３１２はまた、ネットワークトポロジを示すＷｉ−Ｆｉネットワークグラフ３１９も含む。いくつかの実施形態では、ネットワークグラフは、ＡＰの物理的な展開位置のマップ、および／またはＡＰ対の間の無線経路にわたって受ける減衰を含む。たとえば、表は、ＡＰ ＩＤ１がＡＰ ＩＤ２からＲＳＳＩ １で信号を受信し、ＡＰ ＩＤ３からＲＳＳＩ ２で信号を受信し、・・・、またＡＰ ＩＤ２がＡＰ ＩＤｊからＲＳＳＩ ｘで信号を受信したことを示す。概して、欄３２５は受信ＡＰのリストを提供し、欄３２６は送信ＡＰのリストを提供し、また欄３２７は対応するＲＳＳＩのリストを提供する。この表および他の表は、説明のためだけに提供され、他のより効率的なデータ構造を使用することもできる。

[00037]メモリ３１２はまた、測定されたＲＳＳＩの表３５０も含む（表のデータエントリが１つだけ示されている）。各データエントリは、ＨＰＲに関連付けられた送信機からの信号を検出したワイヤレスデバイスのＩＤ３５１と、たとえば、図１の気象レーダ１７５など、ＨＰＲに関連付けられた送信機からの検出された信号のＲＳＳＩ値３５３と、信号が検出されたチャネル３５２とを含む。

[00038]メモリ３１２はまた、推定ＲＳＳＩの表３５５も含む（表のデータエントリが１つだけ示されている）。各データエントリは、システムが、たとえば、図１の気象レーダ１７５などのＨＰＲに関連付けられた送信機からの推定ＲＳＳＩ信号を計算したＡＰのＩＤ３５６と、推定ＲＳＳＩが計算されたチャネル３５７と、推定ＲＳＳＩ３５８とを含む。

[00039]上記で説明したように、推定ＲＳＳＩは、いくつかの実施形態では、式１を用いて、また、さらに特定のチャネルを介する送信を受信したＡＰと前記ＡＰの間の推定される減衰に基づいて計算される。いくつかの実施形態では、ＨＰＲの推定方向および／または推定位置３６５が、ＡＰ展開の物理的なマップを用いて計算される。推定方向および／または推定位置３６５を決定するときにも利用される、ＨＰＲに関連付けられた送信機から発信されたＡＰにより受信されたＲＳＳＩ値は。

[00040]いくつかの実施形態では、推定ＲＳＳＩ３５８は、所定の閾値に対して比較され、システムが、ＲＳＳＩが所定の閾値を越えると決定した場合、ＡＰ３６１のブラックリスト３６０は、そのＡＰのブラックリスト化されたチャネルのリストに、そのチャネル３６２を追加することによって増強される。ネットワーク管理システムは、特定のＡＰ３６１に、そのＡＰに関連付けられたブラックリストに対するどんな修正も通知する。

[00041]いくつかの実施形態では、ブラックリスト３６０は、各ＡＰに関連付けられたブラックリストの表を含む（簡単化のため、図には１つのエントリだけが提供されている）。ブラックリスト３６０の各エントリは、ＡＰのＩＤ３６１と、そのＡＰのブラックリストに追加されるべきチャネル３６２とを含む。

[00042]図４は、図１に関して上記で論じられたシステム１００に含まれるネットワークの例示的なネットワークグラフ４００を示す。示されたネットワークは、それぞれ、４０５、４１０、４１５、４２０、４２５、４３０、および４３５とラベル付けされたノード（たとえば、ＡＰ）｛Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ、Ｆ、およびＧ｝を有する。ノードは、それぞれ、Ｗｉ−Ｆｉチャネル｛３６、４４、４８、３８、４０、５２、および６０｝を使用する。ＨＰＲ４５０は、チャネル５２で動作する。信号４６２ａ〜４６２ｃを生成するＨＰＲ４５０が示される。

[00043]ＨＰＲ４５０はチャネル５２上で動作するので、チャネル５２上でやはり動作するＡＰ４３０だけがＨＰＲ４５０を検出している。一実施形態によれば、ＡＰ４３０が、チャネル５２上にＨＰＲが存在することをネットワーク管理システム（たとえば、ＮＭＳ１３６）に通知すると直ちに、ネットワーク管理システムは、ネットワークにおけるＡＰのすべてに、チャネル５２上にＨＰＲが存在することを通知する。前記通知に応じて、いくつかの実施形態では、通知を受信する各ＡＰは、そのそれぞれのブラックリストにチャネル５２を追加する。

[00044]他の実施形態では、ネットワーク管理システムは、ＡＰ４３０のピアネイバーであると決定されたデバイスにＨＰＲ４５０を通知する。いくつかの実施形態では、ピアネイバーは、信号がＡＰ４３０から見えるワイヤレスデバイス（および／またはＡＰ４３０からの信号に対して可視性を有するワイヤレスデバイス）である。図４の例では、ＡＰ４３０のピアデバイスは、ＡＰ４０５、４１０、４２５、および４３５を含む。ＡＰ４１５および４２０は、ネットワークグラフ４００が、ＡＰ４１５または４２０のいずれかとＡＰ４３０を接続する直接接続（エッジ）を含まないと仮定すると、ピアネイバーではない。ＨＰＲ４５０を検出するＡＰのピアデバイスにだけ通知する実施形態では、ピアデバイスだけが、チャネル５２（たとえば、ＨＰＲにより利用される１組のチャネル）を含めるようにそのブラックリストを更新する。ＡＰ４１５または４２０がチャネル５２を使用することを試みた場合、それらは、ＨＰＲがそのチャネルで動作していることを検出することができる。ＡＰ４２０がＨＰＲ４５０を検出した場合、ＡＰ４２０は、ネットワーク管理システムに通知することになり、ネットワーク管理システムは、ＡＰ４２０のピアデバイスのブラックリストにチャネル５２を伝達し、それをＡＰ４２０にも転送することができる。いくつかの実施形態は、この実施形態を、ピアデバイスだけではなく、ピアデバイスのピアデバイスも含む広い通知に拡張する。いくつかの実施形態は、この実施形態を、ピアデバイスのピアデバイスのピアデバイスへとさらに拡張することができる。

[00045]いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス間の減衰が決定される。減衰は、ＨＰＲ４５０により生成された信号の信号強度を推定するために使用される。（たとえば、式１により）。

[00046]いくつかの実施形態では、これらのワイヤレスデバイスで受信された、ＨＰＲ４５０で生成された信号の信号強度とともに、ワイヤレスデバイスの物理的な（たとえば、地理的な）位置が、ＨＰＲ４５０の地理的な位置または場所を推定するために使用される（たとえば、三角測量による）。ＨＰＲ４５０の推定位置に基づいて、開示される実施形態のいくつかは、次いで、ワイヤレスデバイスにおけるＨＰＲ４５０信号の信号強度を推定する。基準を満たす（たとえば、閾値を超える）信号強度を有するこれらのデバイスは、次いで、その各ブラックリスト上にＨＰＲ４５０の動作チャネルおよび／または周波数を含めるように通知される（したがって、これらの動作チャネルにおけるこれらのデバイスの動作を禁止する）。

[00047]いくつかの実施形態は、ワイヤレスデバイスの物理的な位置と、これらのワイヤレスデバイスにおけるＨＰＲ４５０の信号強度に基づいて、ＨＰＲ４５０の位置を推定するように決定する。いくつかの実施形態では、信号強度をＨＰＲとそれぞれのＡＰの間の距離に関連付けることによって三角測量が使用される。ＨＰＲ４５０の推定位置が、次いで、他のワイヤレスデバイスにおけるＨＰＲ４５０信号の信号強度を推定するために使用される。これらの信号強度は、第２の基準（たとえば、第２の所定の閾値）に対して評価される。推定された信号強度が、第２の基準を満たす（たとえば、第２の所定の閾値よりも大きい）場合、ＨＰＲ４５０の動作チャネルが、ワイヤレスデバイスのブラックリストに追加され、したがって、これらの動作チャネルにおけるワイヤレスデバイスによる動作が禁止される。

[00048]図５は、ＨＰＲ５５１を含むワイヤレスネットワークに対する例示的なネットワークグラフ５００である。示されたネットワークは、ノード（たとえば、ＡＰ）５０６、５１１、５１６、５２１、および５２６をそれぞれ含む。ノードは、Ｗｉ−Ｆｉチャネル｛３６、４４、４８、３８、および４０｝をそれぞれ使用する。ＨＰＲ５５１はチャネル４０で動作する。信号５６２ａ〜ｂを生成するＨＰＲ５５１が示されている。

[00049]図５により示される実施形態では、ノードは、実質的に直線に方向付けられている。ノード５２６は、最初は、ＨＰＲ５５１と同じチャネル（たとえば、チャネル５２）で動作する。したがって、ノード５２６は、いくつかの実施形態では、ＨＰＲの送信を検出する。それに応じて、ノード５２６は、代替的なチャネル（たとえば、チャネル６０）に切り換える。ノード５２６は、チャネル５２上でＨＰＲ５５１送信を検出したことを示す通知メッセージ（図示せず）をネットワーク管理システム（たとえば、ＮＭＳ１３６）に提供する。

[00050]上記で論じられたように、ネットワーク管理システムは、どのワイヤレスデバイスが、ＨＰＲ５５１のチャネルおよび／または周波数を、それらのブラックリストに含めるべきか（たとえば、これらのチャネルの使用を禁止する）を決定する上で、様々な技法を使用することができる。たとえば、ピアデバイスに通知する実施形態では、ネットワーク管理システムは、ノード５２１に通知するが、それは、ノード５２６の第１のレベルのピアであるからである。ノード５１６にはチャネル５２上の送信を禁止するようには通知されないので、ノード５１６は、ＨＰＲ５５１による送信を後に検出して、第２の通知をネットワーク管理システムに提供することができる。

[00051]代替的に、ノード５１６は、いくつかの実施形態では、チャネル４８で動作する。ＨＰＲ５５１は、チャネル５２とチャネル４８の両方で動作する。したがって、チャネル４８で動作している間に、ノード５１６は、ＨＰＲ送信を検出し、ネットワーク管理システムに通知する。この例示的な実施形態では、ノード５１６は、チャネル４８から離れて別のチャネルへの移行を開始する。チャネル４８は、ノード５１６によって維持されるブラックリストに含まれる。今後ＡＰ５１６は、別のチャネルに切り換える必要があり、チャネル４０を選択する。この例では、切り換えた後直ちに、ノード５１６は、チャネル４０でＨＰＲの動作を検出する。ＡＰ Ｃは、別の動作チャネルへと切り換え、そのブラックリストでそのチャネルにマーク付けを行い、ネットワーク管理に通知する。

[00052]ノードが、図５で示されるように実質的に直線上にあるとき、ノードからＨＰＲ５５１への方向および距離は、ノードの各々におけるＨＰＲ５５１の推定される信号強度値に基づいて決定され得る。ノード５０６および／またはノード５１１におけるＨＰＲ５５１の推定される信号強度が、基準を満たす（たとえば、所定の閾値よりも小さい）場合、ＨＰＲ５５１の動作周波数帯域は、（少なくともいくつかの実施形態では）ノード５０６および／またはノード５１１のブラックリストに追加されない。

[00053]図６は、開示される実施形態の１つまたは複数のものにおいて実施される例示的なメッセージ部分を示す。図６は、第１のメッセージ部分６００第２のメッセージ部分６１０と、第３のメッセージ部分６２０とを示す。第１のメッセージ部分６００は、いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス（たとえば、ＡＰ）により、ネットワーク管理システム（たとえば、ＮＭＳ１３６）に送信される通知メッセージに含まれる。メッセージ部分６００は、ワイヤレスデバイス識別子フィールド６０２と、ブラックリストバージョンフィールド６０４と、高優先順位受信機チャネルフィールド６０６と、信号強度フィールド６０７と、検出時間フィールド６０８とを含む。ワイヤレスデバイス識別子フィールド６０２は、通知メッセージを送るデバイスを識別する。フィールド６０２で識別されるデバイスは、いくつかの実施形態では、高優先順位受信機を検出したデバイスである。いくつかの実施形態では、フィールド６０２は、識別されたワイヤレスデバイスの局アドレスを記憶する。ブラックリストバージョンフィールド６０４は、メッセージを送るワイヤレスデバイスによって記憶されたブラックリストバージョンを示す。ブラックリストバージョンフィールド６０４は、いくつかの実施形態では、メッセージ部分６００を送るワイヤレスデバイスに、ＮＭＳにより提供されるブラックリストデータのバージョンを識別する。この情報は、いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイスのブラックリスト情報を更新すべきかどうかを決定するために、ＮＭＳにより使用される。高優先順位受信機チャネルフィールド６０６は、高優先順位受信機がそこで送信していることが検出されたチャネルを識別する。フィールド６０６は、少なくともいくつかの態様では、１つまたは複数のチャネルの特定の周波数範囲（たとえば、チャネル）を識別する。信号強度フィールド６０７は、ＨＰＲに関連付けられ、フィールド６０６により識別されたチャネルで検出された送信機から受信された信号強度を示す。いくつかの実施形態では、信号強度フィールド６０７は、受信信号強度指示（ＲＳＳＩ）値による信号強度を表す。検出時間フィールド６０８は、検出が行われた時間を示す。例示的なメッセージ部分６００の１つまたは複数のフィールドは、ワイヤレスデバイスによりネットワーク管理システム（たとえば、ＮＭＳ１３６）に送られる通知メッセージに含まれる。いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイスは、ＨＰＲに関係付けられた送信機を検出すると、メッセージ部分６００のうちの１つまたは複数のフィールドを送るように構成される。

[00054]メッセージ部分６１０は、ワイヤレスデバイス識別子６１２と、ブラックリストバージョンフィールド６１４と、高優先順位受信機チャネル識別フィールド６１６と、信号強度フィールド６１７と、検出時間フィールド６１８と、検出デバイス識別子フィールド６１９とを含む。ワイヤレスデバイス識別子フィールド６１２は、メッセージ部分６１０を送っているワイヤレスデバイスを識別する。ブラックリストバージョンフィールド６１４は、メッセージ部分６１０で提供されるブラックリスト情報に関連付けるためのバージョン番号を示す。いくつかの実施形態では、ブラックリストバージョンフィールド６１４は、ワイヤレスデバイスが、ＮＭＳからの最新のブラックリスト情報を有することを保証するために使用される。たとえば、ワイヤレスデバイスは、いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイスにより維持されるブラックリストのバージョンを識別するブラックリストバージョン情報をＮＭＳに提供する。ＮＭＳは、次いで、新しいブラックリストを用いてワイヤレスデバイスを更新すべきかどうかを決定することができる。高優先順位受信機チャネル識別フィールド６１６は、ＨＰＲが動作していることが検出されたチャネルを識別する。信号強度フィールド６１７は、ＨＰＲに関連付けられた、またフィールド６１６で示される１つまたは複数のチャネルで検出された送信機から受信された信号の強度を識別する。いくつかの実施形態では、信号強度フィールド６１７は、受信信号強度指示（ＲＳＳＩ）値による信号強度を表す。検出時間フィールド６１８は、識別されたチャネル（たとえば、フィールド６１６により）上でＨＰＲの動作がいつ検出されたかを示す。いくつかの実施形態では、アクセスポイントおよび／またはＮＭＳは、現在時間の前に、所定の経過時間を超えてチャネル上でＨＰＲの動作検出が行われた場合、ブラックリストからチャネルを削除することができる。検出デバイス識別子フィールド６１９は、フィールド６１６により識別されたチャネル上でＨＰＲの動作を最初に検出したデバイスを識別する。いくつかの実施形態では、メッセージ部分６１０は、ネットワーク管理システム（たとえば、ＮＭＳ１３６）によって１つまたは複数のワイヤレスデバイスに送信されるメッセージに含まれる。メッセージ部分６１０は、受信するワイヤレスデバイスに、識別されたＨＰＲが存在すること、および通知を受信するデバイスは、フィールド６１６により識別されたチャネルにおける動作を回避すべきであること（いくつかの実施形態では、少なくとも有効期限時間フィールド６１８により示される時間まで）を通知するように働く。

[00055]メッセージ部分６２０は、ワイヤレスデバイス（たとえば、図１に関して上記で論じられたＡＰ１４２、１４４、１５０、または１５２のいずれか）から、ネットワーク管理システム（たとえば、ＮＭＳ１３６）に信号強度測定情報を提供するように働く。メッセージ部分６２０は、報告ワイヤレスデバイス識別子フィールド６２２と、強度測定の数フィールド６２４とを含む。報告ワイヤレスデバイス識別子フィールド６２２は、メッセージ部分６２０を生成するデバイスを識別する。フィールド６２２はまた、いくつかの実施形態では、メッセージ部分６２０により報告される信号強度の測定を実施するデバイスを識別する。強度測定の数フィールド６２４は、メッセージ部分６２０により搬送される信号強度測定の数を示す。信号強度測定は、図６で示されたフィールドの対により搬送される。これらの対は、強度測定の数フィールド６２４により示されるいくつかの回数だけメッセージ部分６２０で繰り返され得る。ワイヤレスデバイス識別子フィールド６２６₁・・６２６_nの各々は、信号が生成され、フィールド６２２により識別されたデバイスにより測定されたデバイスを識別する。信号強度測定フィールド６２８₁・・・６２８_nの各々は、それぞれのチャネル上の信号の信号強度測定を識別する。いくつかの実施形態では、信号強度フィールド６２８_1・・nは、受信信号強度指示（ＲＳＳＩ）を識別する。いくつかの実施形態では、メッセージ部分６２０に含まれるフィールドの１つまたは複数のものは、他のワイヤレスデバイスにより送信されて特定のワイヤレスデバイスにより受信された信号の強度を報告するために、特定のワイヤレスデバイスによりネットワーク管理システム（たとえば、ＮＭＳ１３６）に送信される。

[00056]図７は、開示される実施形態の少なくともいくつかにおけるワイヤレスデバイスにより維持される例示的なブラックリストを示す概観図である。図７は、２つのワイヤレスデバイス７０２ａ〜ｂと、ネットワーク管理システム１３６とを示す。ワイヤレスデバイス７０２ａ〜ｂの各々は、ＡＰブラックリスト７０６とＡＰブラックリスト７０８とをそれぞれ維持する。バージョン識別７０５および７０７は、それぞれ、ＡＰブラックリスト７０６およびＡＰブラックリスト７０８の各々に対して維持される。ＡＰブラックリスト７０６およびＡＰブラックリスト７０８の各々は、データ記憶装置７０４ａおよび７０４ｂにそれぞれ記憶される。いくつかの実施形態では、ネットワーク管理システム１３６はまた、データ記憶装置７０４ｃにＮＭＳブラックリスト７１０を記憶する。ＡＰブラックリスト７０６およびＡＰブラックリスト７０８の各々は、いくつかの実施形態では、少なくともチャネル情報（たとえば、チャネル情報７０６ａ、チャネル情報７０８ａ）と、検出時間情報（たとえば、検出時間情報７０６ｂ、および検出時間情報７０８ｂ）とを含む。ＡＰブラックリスト７０６およびＡＰブラックリスト７０８の各々はまた、ＡＰブラックリスト（たとえば、７０６ｃおよび７０８ｃ）により識別されたチャネル上で動作するＨＰＲを検出したデバイスを識別する情報を記憶する。

[00057]ＮＭＳブラックリスト７１０は、ブラックリストバージョン情報７１２と、ＮＭＳ１３６により管理される各ＡＰに対してブラックリストをカスタマイズできるようにする情報とを記憶する。したがって、示された実施形態では、ＮＭＳブラックリスト７１０は、チャネル情報７１０ａと、７１０ａにより示されたチャネル上で動作するＨＰＲの検出時間情報７１０ｂと、前記チャネルで動作するＨＰＲを検出するデバイス７１０ｃと、前記デバイスにおける前記信号の信号強度（たとえば、ＲＳＳＩ）７１０ｄと、ＡＰリスト７１０ｅとを含む。ＡＰリスト７１０ｅは、チャネル情報７１０ａにより示された１つまたは複数のチャネル上で動作しないように命令されたゼロまたはそれを超えるアクセスポイントを識別する。検出時間情報７１０ｂは、いくつかの実施形態では、特定のチャネル上での動作の禁止を除外するために使用される。たとえば、所定の閾値時間期間を超える間に、ＨＰＲがチャネル上で検出されない場合、ＡＰは、現時点において、そのチャネル上での動作を試みることが許容されると通知され得る。ＮＭＳブラックリスト７１０におけるデータが更新された場合、ＮＭＳは、ブラックリストバージョン情報７１２を増分する。ブラックリストバージョン情報７１２は、ＡＰ７０２ａ〜ｂに送信されたメッセージにおいて提供され、ＮＭＳおよびＡＰにわたるブラックリスト情報を同期させる能力を提供する。

[00058]いくつかの実施形態では、ネットワーク管理システム１３６は、それぞれＡＰブラックリスト７０６および／またはＡＰブラックリスト７０８から、ＨＰＲにより使用されるチャネルを追加または除去するために、ワイヤレスデバイス７０２ａ〜ｂの１つまたは複数のものにメッセージを送る。たとえば、上記で論じられたように、いくつかの実施形態では、ネットワーク管理システム１３６は、メッセージ部分６１０の１つまたは複数のフィールドを、ワイヤレスデバイス７０２ａ〜ｂの１つまたは複数のものに送信して、ワイヤレスデバイスのＡＰブラックリスト（たとえば、７０６および／または７０８）に対して、ＨＰＲの動作チャネル（たとえば、フィールド６１６による）を追加または除去する。ＮＭＳブラックリスト７１０は、ネットワーク管理システム１３６により収集および／または決定されているＨＰＲ情報を記憶する。いくつかの実施形態では、ネットワーク管理システム１３６は、ネットワーク管理システム１３６による管理下で、ＮＭＳブラックリスト７１０から導出された情報をワイヤレスデバイスに送信するように構成される。

[00059]図８は、１つまたは複数の高優先順位受信機との干渉を阻止するために、複数のワイヤレスデバイスの送信を管理する例示的なプロセスの流れ図である。いくつかの実施形態では、図８に関して以下で論じられる機能の１つまたは複数のものは、ハードウェア処理回路（たとえば、２０６、３０６）により実施される。いくつかの態様では、メモリ（たとえば、２１２、３１２）に記憶された命令（たとえば、２１４、３１４）は、図８に関して、以下で論じられる機能の１つまたは複数のものを実施するためのハードウェア処理回路を構成する。いくつかの実施形態では、プロセス８００は、図１に関して上記で論じられたネットワーク管理システム１３６により実施される。以下の論議では、プロセス８００を実行するデバイスは、「実行デバイス」と呼ばれる。

[00060]開始動作８０５の後、プロセス８００は、動作８１０へと進み、信号強度測定が、ワイヤレスデバイスから受信される。上記で論じられたように、いくつかの実施形態では、図１に関して上記で論じられたＡＰ１４２、１４４、１５０、もしくは１５２のいずれか、または図７に関して上記で論じられたワイヤレスデバイス７０２ａおよびワイヤレスデバイス７０２ｂなど、ワイヤレスネットワーク上のワイヤレスデバイスは、信号強度測定をネットワーク管理システム（たとえば、ＮＭＳ１３６）に報告する。いくつかの実施形態では、動作８１０で、ワイヤレスデバイスは、閾値を超える信号強度測定だけが提供されて受信されるように、信号強度測定をフィルタする。いくつかの実施形態では、動作８１０は、図６に関して上記で論じられた、メッセージ部分６２０の１つまたは複数のものを受信することを含む。メッセージ部分６２０は、ワイヤレスデバイスによる信号強度情報を、実行デバイス（たとえば、ＮＭＳ１３６などのネットワーク管理システム）に搬送する。

[00061]動作８１５では、信号強度測定に基づいて、ネットワークグラフが構成される。上記で論じられたように、いくつかの実施形態では、信号強度測定を提供するデバイスを、グラフにおけるノードとして表すようにネットワークグラフが構成され、信号強度測定は、グラフにおけるエッジとして表される。したがって、第１のワイヤレスデバイスが、第２のワイヤレスデバイスからの信号を測定した場合、グラフにおけるエッジは、第１のワイヤレスデバイスを表すノードを、第２のワイヤレスデバイスを表す第２のノードに接続することになる。信号強度は、エッジに関連付けられて記憶されることになる。以下で論じられるように、いくつかの実施形態は、高優先順位受信機によりどのワイヤレスデバイスが影響を受けるかを決定するために、ネットワークグラフを使用する。いくつかの実施形態は、ネットワークグラフを生成せずに、他のタイプのデータ構造、および／または処理方法を用いて、どのワイヤレスデバイスが高優先順位受信機により影響を受けるかに関して決定を行うことができる。

[00062]決定動作８２０は、高優先順位受信機が検出されたかどうかを決定する。たとえば、いくつかの実施形態では、決定動作８２０は、図６に関して上記で論じられたメッセージ部分６００と同様のメッセージが受信されたかどうかを決定する。メッセージは、通知デバイスから受信される。メッセージ部分６００は、高優先順位受信機と関連付けられた送信機の検出の通知として機能する例示的なメッセージを提供する。通知は、図１に関して上記で論じられたＡＰ１４２、１４４、１５０、もしくは１５２のいずれか、および／または図７に関して上記で論じられたワイヤレスデバイス７０２ａもしくはワイヤレスデバイス７０２ｂのいずれかなど、ワイヤレスネットワークに含まれるワイヤレスデバイスから受信され得る。通知は、高優先順位受信機デバイスの動作が検出された１組のチャネルを識別する。１組のチャネルは、１つまたは複数のチャネルを示すことができる。通知が何も受信されない場合、プロセス８００は、動作８１０に戻る。そうではなくて、通知が受信された場合、プロセス８００は、動作８３０へと進み、高優先順位受信機について、どのワイヤレスデバイスに通知されるべきかを決定する。

[00063]動作８３０は、様々な実施形態では、様々な方法を利用して１組のワイヤレスデバイスを識別する。いくつかの実施形態では、動作８３０は、実行デバイスによって管理されるすべてのワイヤレスデバイスを識別する。いくつかの実施形態では、動作８３０は、実行デバイスにより管理されるすべてのアクセスポイントを識別する。たとえば、図７に関して、ネットワーク管理サーバは、ワイヤレスデバイス７０２ａおよびワイヤレスデバイス７０２ｂの各々を識別する。図１に関して、ネットワーク管理システム１３６は、ＡＰ１４２、１４４、１５０、または１５２の各々を識別する。

[00064]いくつかの他の実施形態では、動作８３０は、通知がそこから受信された検出デバイス（上記で論じられた通知デバイス）のピアデバイスを識別する。対象とするデバイスのピアデバイスは、少なくともいくつかの実施形態では、ネットワークグラフの単一のエッジにより、対象とするデバイスに直接接続されたデバイスである。いくつかの実施形態では、ピアデバイスは、所定数のエッジ（様々な実施形態では、１、２、３、４、５、またはそれを超えるエッジとすることができる）を介して、対象とするデバイスに接続される。その場合、これらのピアデバイスは、１組のワイヤレスデバイスに含まれる。図４に関して上記で論じられたように、ＡＰ４２５、４３５、４１０、および４０５は、ＡＰ４３０のピアデバイスであり、それは、これらのＡＰは、ＡＰ４３０によって生成された信号を受信する、および／またはＡＰ４３０は、ＡＰ４２５、４３５、４１０、および４０５からの信号を受信する（および／またはこれらの信号は、デバイスをピアデバイスであると認可する閾値を超えている）からである。たとえば、ＡＰ４１５は、図４のネットワークグラフ４００を介してＡＰ４３０と接続されていないので、ＡＰ４１５は、ＡＰ４３０のピアデバイスではないことに留意されたい。同様に、ＡＰ４２０は、図４のネットワークグラフ４００を介して、ＡＰ４０５、ＡＰ４１０、またはＡＰ４３０と接続されていないので、ＡＰ４２０は、これらのＡＰのピアデバイスではない。動作８３０のいくつかの実施形態は、第１、第２、第３、または第４のレベルにおけるピアデバイスを識別する。（たとえば、ピアデバイスのピアデバイスは、第２のレベルのピアデバイスになるなど）。

[00065]別の実施形態では、動作８３０は、所定の閾値を超えるＨＰＲ信号の推定信号強度を用いて、１組のワイヤレスデバイスを識別する。いくつかの実施形態では、この推定は、まずＨＰＲの推定される地理的な位置を決定し、次いで、ワイヤレスデバイス（たとえば、動作８１０で信号強度測定情報を提供する複数のワイヤレスデバイス）の位置におけるその信号強度を推定することによって行われる。ＨＰＲの地理的な位置は、いくつかの態様では、複数のワイヤレスデバイスにわたってＨＰＲにより受信された信号を三角測量することによって決定される（たとえば、ＨＰＲ７３０により生成されたワイヤレスデバイス７０２ａおよびワイヤレスデバイス７０２ｂにより受信された信号（たとえば、信号７６２ａおよび７６２ｂ）がＨＰＲ７３０の位置を推定するのに使用される）。

[00066]ＨＰＲの推定される地理的な位置に基づき、またいくつかの実施形態では、動作８１５で生成されたネットワークグラフに基づき、複数のワイヤレスデバイスに含まれるワイヤレスデバイスにおけるＨＰＲ信号の信号強度値の推定が決定される。特定のデバイスにおける推定信号強度が、閾値を超える場合、またはその他の形で基準を満たす場合、その特定のデバイスは、複数のワイヤレスデバイスのサブセットに含まれる。サブセットに含まれるワイヤレスデバイスは、次いで、動作８３０によるワイヤレスデバイスの識別された組に含まれる。

[00067]いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイスは、ＨＰＲもしくはＨＰＲの推定位置を検出したデバイスと、それぞれのデバイスの各々との間で決定された地理的な距離に基づいてサブセットに含まれる。これらの実施形態では、検出したデバイスおよび／またはＨＰＲ推定位置から、所定の閾値に満たない距離を有するワイヤレスデバイスが識別され、識別されたワイヤレスデバイスは、動作８３０の１組のワイヤレスデバイスに含まれる。

[00068]いくつかの実施形態では、ネットワークグラフが、通知すべきデバイスを識別するために利用される。いくつかの実施形態では、たとえば、基準を満たす信号減衰を有するデバイス間の通信経路を識別するために、ネットワークグラフが利用される。たとえば、いくつかの実施形態では、基準は、検出するデバイスと特定の候補デバイスとの間の減衰が、所定の閾値より小さいかどうかを評価する。これらの実施形態では、基準を満たす候補デバイスは、次いで、通知される。したがって、ワイヤレスデバイスは、検出デバイスとのそのそれぞれの減衰に基づいてサブセットに含まれる。基準を満たすアテンションを有するデバイスのこの識別されたサブセットは、次いで、１組のワイヤレスデバイスに追加される。

[00069]動作８４５では、動作８３０で識別された１組のワイヤレスデバイスに命令が送られる。命令は、概して、検出されたＨＰＲが使用していることが検出されたどのチャネルにおける動作も回避するように、サブセットのワイヤレスデバイスに指示する。いくつかの実施形態では、実行デバイスは、動作８３０における１組のワイヤレスデバイスに含まれるワイヤレスデバイスの各々に対して、メッセージ部分６１０の１つまたは複数のフィールドを送信する。いくつかの実施形態では、動作８４５は、識別されたＨＰＲに関するチャネル情報を、ＮＭＳブラックリスト（たとえば、７１０）に追加する。いくつかの実施形態では、ＮＭＳブラックリストは、他のワイヤレスデバイスのＡＰブラックリス（たとえば、７０６および／または７０８）を初期化するために使用される。たとえば、新しいワイヤレスデバイスがネットワークに追加された場合、または既存のデバイスが再度初期化される場合、ネットワーク管理システム（たとえば、ＮＭＳ１３６）は、新しい、またはリセットされるデバイスのローカルなブラックリストを初期化するために、ＮＭＳブラックリストを利用する。

[00070]図９は、高優先順位受信機との干渉を回避するための例示的なプロセスの流れ図である。いくつかの実施形態では、図９に関して以下で論じられるプロセス９００は、図１のＡＰ１４２、１４４、１５０、もしくは１５２、または図７に関して上記で論じられたワイヤレスデバイス７０２ａおよび／もしくはワイヤレスデバイス７０２ｂのいずれかなど、ワイヤレスデバイスにより実施される。いくつかの実施形態では、メモリ（たとえば、２１２）に記憶された命令（たとえば、ルーチン２１４）は、図９およびプロセス９００に関して以下で論じられる機能の１つまたは複数のものを実施するように、ハードウェア処理回路（たとえば、２０６）を構成する。以下の論議において、プロセス９００を実施するデバイスは、いくつかの場合、「実行デバイス」と呼ばれる。

[00071]いくつかの実施形態では、図９に関して以下で論じられる機能の１つまたは複数のものは、ハードウェア処理回路（たとえば、２０６、３０６）により実施される。いくつかの態様では、メモリ（たとえば、２１２、３１２）に記憶された命令（たとえば、２１４、３１４）は、図９に関して以下で論じられる機能の１つまたは複数のものを実施するように、ハードウェア処理回路を構成する。いくつかの実施形態では、プロセス９００は、図１に関して上記で論じられたネットワーク管理システム１３６により実施される。プロセス９００を実行または実施するデバイスは、以下で「実行デバイス」と呼ばれる。

[00072]プロセス９００は、開始動作９０５で開始し、次いで、動作９１０へと進む。動作９１０において、実行デバイスにより、受信された信号の信号強度測定が行われる。いくつかの実施形態では、信号強度測定は、受信信号強度指示（ＲＳＳＩ）として表される。信号は、近隣のＡＰまたは高優先順位受信機など、他のワイヤレスデバイスにより生成される。

[00073]動作９１５では、信号強度測定が、ネットワーク管理システム（たとえば、ＮＭＳ１３６）に送信される。たとえば、図６に関して上記で論じられたように、いくつかの実施形態は、ワイヤレスデバイスからネットワーク管理システムに信号強度測定を伝達するためのメッセージ部分６２０を生成する。

[00074]動作９２０では、実行デバイスは、現在のチャネルで動作する。現在のチャネルで動作することは、現在のチャネル上の他のデバイス（たとえば、実行デバイスに関連付けられたワイヤレス端末）と通信することを含む。決定動作９２５は、高優先順位受信機に関連付けられた送信機が検出されたかどうかを決定する。高順位受信機が何も検出されていない場合、プロセス９００は、決定動作９５０へと進む。決定動作９５０は、通知が受信されたかどうかを決定する。通知は、条件付きでブラックリストに載せられるチャネルを、実行デバイスに通知するように機能する。このチャネルは、通知されたチャネルと呼ばれる。いくつかの実施形態では、通知は、メッセージ部分６１０を含む。いくつかの実施形態では、通知は、ネットワーク管理システム（たとえば、ＮＭＳ１３６）から受信される。通知が受信されない場合、プロセス９００は、動作９１０に戻る。通知が受信された場合、プロセス９００は、決定動作９５０から決定動作９５５へと進み、実行デバイスが、受信された通知に含まれた通知されたチャネル上で現在動作しているかどうかを決定する。実行デバイスが、通知されたチャネル上で現在動作している場合、いくつかの実施形態は、通知されたチャネル上で、ＡＰがＨＰＲの動作を検出していないので、通知されたチャネルにおける動作の継続は許容できると決定する。このような実装形態は、ＮＭＳによる可能性のある干渉の決定よりも、可能性のある干渉のローカルな決定（たとえば、実行デバイスによる）を優先することのやり方で動作する。実行デバイスが、通知されたチャネルで動作していない場合、プロセス９００は、決定動作９５５から動作９５６に進み、通知されたチャネルをブラックリストに追加する。動作９５６が完了した後、処理は動作９１０に戻る。実行デバイスが、通知されたチャネルで動作している場合、通知は、実質的に無視され、処理は、決定動作９５５から動作９１０に進む。

[00075]決定動作９２５に戻り、高優先順位受信機が識別された場合、プロセス９００は、決定動作９２５から動作９２８へと進み、検出されたＨＰＲをネットワーク管理システムに通知する。いくつかの実施形態では、プロセス９００は、ＨＰＲのパラメータを示すメッセージ部分６００を生成する。メッセージ部分６００は、次いで、ネットワーク管理システム（たとえば、ＮＭＳ１３６）に送信される。プロセス９００は、次いで、現在のチャネルをブラックリストに含める動作９３０に進む。現在のチャネルをブラックリストに追加することによって、現在のチャネル上の動作は禁止される。プロセス９００は、次いで、動作９３５に進み、実行デバイスの動作を異なるチャネルに切り換える。処理は、次いで、任意選択で、動作９１０に戻る。

[00076]図９およびプロセス９００のいくつかの実施形態では、ＡＰは、それが動作し得るチャネルに関して制約された状態になり得る。たとえば、いくつかの環境では、ＨＰＲが動作していると決定されている第１の組のチャネルで動作しないようにブラックリスト化され得る。この第１の組のチャネルにおけるＨＰＲ動作は、ＡＰそれ自体により検出される。ＡＰは、第２の組のチャネルで動作しないようにさらにブラックリスト化され得る。この第２の組のチャネルにおけるＨＰＲ動作は、他のアクセスポイントなど、他のワイヤレスデバイスにより検出される。ＡＰには、少なくともいくつかの実施形態では、ＮＭＳを介して、この第２の組のブラックリスト化されたチャネルが通知される。したがって、ＡＰの動作環境は制約される。いくつかの場合、これらの制約は、ＡＰによる適度なレベルの実施を禁止することができる。たとえば、いくつかの動作環境では、ブラックリストにない利用可能なチャネルのいずれも、公称動作を可能にするための十分な品質を有しない。したがって、公称動作を維持するのに十分利用可能なチャネルが存在しない。

[00077]このような環境である公称動作を維持するようにするために、ＡＰは、いくつかの実施形態では、ブラックリストで識別されたチャネル上での動作を試みるように構成される。いくつかの実施形態では、まず、ＮＭＳによりワイヤレスデバイスに伝達されたいずれかのブラックリストにあるチャネル上で、通信が試みられる。これらのチャネルに対して、ＨＰＲは、通信を試みているＡＰではなく、別のＡＰによって検出される可能性が最も高い。したがって、どのＡＰが、どのチャネルからブラックリスト化されるべきかを決定するブラックリスト化アルゴリズムにおける非効率性に起因して、ＡＰが、ブラックリスト化されたチャネルにおける動作に成功する可能性が高い。ＮＭＳで識別されたチャネルのいずれも使用され得ない（たとえば、通信を試みた後、動作を禁止するＨＰＲ通信が検出されるなど）場合、ＡＰのいくつかは、次いで、ＡＰそれ自体によって前にブラックリスト化されたチャネル上で通信を試みるように構成される。

[00078]ソフトウェア、ハードウェア、および／またはソフトウェアとハードウェアの組合せを用いて、様々な実施形態の技法が実施され得る。様々な実施形態は、装置、たとえば、管理エンティティ、たとえば、ネットワーク監視ノード、ルータ、ゲートウェイ、スイッチ、ＡＰ、ＤＨＣＰサーバ、ＤＮＳサーバ、ＡＡＡサーバ、モバイルワイヤレス端末などのワイヤレスノードなどユーザ機器デバイス、基地局、通信ネットワーク、および通信システムを対象とする。様々な実施形態はまた、方法、たとえば、ネットワーク管理ノード、ＡＰ、ワイヤレス端末（ＵＥ）、基地局、制御ノード、ＤＨＣＰノード、ＤＮＳサーバ、ＡＡＡノード、モビリティ管理エンティティ（ＭＭＥ）、ネットワーク、および／または通信システムなど、１つまたは複数の通信デバイスを制御および／または動作させる方法を対象とする。様々な実施形態はまた、方法の１つまたは複数のステップを実施するように機械を制御するための機械可読命令を含む、たとえば、ＲＯＭ、ＲＡＭ、ＣＤ、ハードディスクなどの、たとえば、非一時的なコンピュータ可読媒体などの非一時的な機械可読媒体を対象とする。

[00079]開示されるプロセスにおけるステップの特定の順序または階層は、開示された実施形態の１つまたは複数のもので使用され得る手法の例であることを理解されたい。設計のプリファレンスに基づいて、プロセスにおけるステップの特定の順序または階層は、本開示の範囲に含まれたままで、再構成され得ることを理解されたい。添付の方法請求項は、例としての順序における様々なステップの要素を提示するが、提示された特定の順序または階層に限定されることを意味していない。

[00080]様々な実施形態では、本明細書で述べられたデバイスおよびノードは、たとえば、信号生成、送信、処理、解析、および／または受信ステップなど、１つまたは複数の方法に対応するステップを実施するために、１つまたは複数のモジュールを用いて実施される。したがって、いくつかの実施形態では、様々な特徴が、モジュールを用いて実施される。このようなモジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアの組合せを用いて実施され得る。いくつかの実施形態では、各モジュールは、述べられる各モジュールに対応する機能を実施するための別個の回路を含むデバイスまたはシステムとともに、個々の回路として実施される。前述の方法または方法ステップの多くは、たとえば、１つまたは複数のノードにおいて、前述の方法のすべてまたは一部を実施するために、たとえば、さらなるハードウェアを有する、または有しない汎用コンピュータなどの機械を制御するためのメモリデバイス、たとえば、ＲＡＭ、フロッピー（登録商標）ディスクなどの機械可読媒体に含まれるソフトウェアのような、機械実行可能命令を使用して実施され得る。したがって、特に、様々な実施形態は、機械、たとえば、プロセッサおよび関連するハードウェアに、前述の方法のステップのうちの１つまたは複数のものを実施させるための機械実行可能命令を含む機械可読媒体、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体を対象とする。いくつかの実施形態は、開示された実施形態の動作のうちの１つ、複数、またはすべてを実施するように構成されたプロセッサを含むデバイスを対象とする。

[00081]いくつかの実施形態では、たとえば、ルータ、スイッチ、ネットワーク接続されたサーバ、ネットワーク管理ノード、ワイヤレス端末（ＵＥ）、および／またはアクセスノードなどの通信デバイスなど、１つまたは複数のデバイスの１つまたは複数のプロセッサ、たとえば、ＣＰＵは、デバイスにより実施されるように述べられた方法のステップを実施するように構成される。プロセッサの構成は、プロセッサの構成を制御するために、たとえば、ソフトウェアモジュールなどの１つまたは複数のモジュールを用いることによって、ならびに／または記載されたステップを実施し、および／またはプロセッサ構成を制御するために、たとえば、ハードウェアモジュールなど、プロセッサにハードウェアを含めることによって達成され得る。したがって、すべてではないがいくつかの実施形態は、プロセッサが含まれるデバイスにより実施される様々な述べられた方法のステップの各々に対応するモジュールを含むプロセッサを備える、たとえば、ユーザ機器などの通信デバイスを対象とする。すべてではないがいくつかの実施形態では、通信デバイスは、プロセッサが含まれるデバイスにより実施される様々な述べられた方法のステップの各々に対応するモジュールを含む。モジュールは、たとえば回路としてなど、単にハードウェアで実施され得るが、あるいは、ソフトウェアおよび／もしくはハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアの組合せを使用して実施され得る。

[00082]いくつかの実施形態は、コンピュータ、または複数のコンピュータに、たとえば、上記で述べられた１つまたは複数のステップなど、様々な機能、ステップ、行為、および／動作を実施させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品を対象とする。実施形態に応じて、コンピュータプログラム製品は、実施すべきステップごとに異なるコードを含むことができ、含むことが多い。したがって、コンピュータプログラム製品は、たとえば、ネットワーク管理ノード、ＡＰ、基地局、ワイヤレス端末、またはノードなど、通信デバイスを動作させるための方法などの方法の個々のステップごとにコードを含むことができ、含むことが多い。コードは、ＲＡＭ（ランダムアクセスメモリ）、ＲＯＭ（読出し専用メモリ）、または他のタイプの記憶デバイスなどのコンピュータ可読媒体上に記憶された、たとえば、コンピュータなどの機械実行可能命令の形態とすることができる。コンピュータプログラム製品が対象とされるのに加えて、いくつかの実施形態は、上記で述べられた１つまたは複数の方法の様々な機能、ステップ、行為、および／動作の１つまたは複数のものを実施するように構成されたプロセッサを対象とする。したがって、いくつかの実施形態は、本明細書で述べられた方法のステップのいくつかまたはすべてを実施するように構成された、たとえば、ＣＰＵなどのプロセッサを対象とする。プロセッサは、たとえば、本出願で述べられた通信デバイス、または他のデバイスで使用するためのものとすることができる。

[00083]有線、光学式、セルラ方式、Ｗｉ−Ｆｉ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、およびＢＬＥを含む通信システムのコンテキストで述べられているが、様々な実施形態の方法および装置の少なくともいくつかは、ＩＰおよび非ＩＰベースの、ＯＦＤＭおよび非ＯＦＤＭの、ならびに／または非セルラ方式のシステムを含む広範囲な通信システムに適用可能である。

[00084]上記で述べられた様々な実施形態の方法および装置に対する数多くのさらなる変形形態は、前述の記述を考慮すれば、当業者には明らかであろう。このような変形形態は本範囲に含まれるものと見なされるべきである。本方法および装置は、ＩＰベースおよび非ＩＰ、有線および無線のこのようなＣＤＭＡ、直交周波数分割多重（ＯＦＤＭ）、Ｗｉ−Ｆｉ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、ＢＬＥ、光学式、および／または様々な他のタイプの通信技法で使用され得る、また様々な実施形態では使用されるが、その通信技法は、本方法を実施するために、受信機／送信機回路、ならびに論理および／またはルーチンを含む、ネットワーク接続された、または関連付けられたデバイスもしくは他のデバイス間で、通信リンクを提供するために使用され得る。

[00085]例１は、方法であり、方法は、ワイヤレスネットワークの複数のワイヤレスデバイスにより生成された信号の信号強度測定を受信することと、複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスから、高優先順位受信機（ＨＰＲ）の検出の通知を受信することと、通知はＨＰＲが検出されたチャネルを示す、信号強度測定および通知に基づいて、１組のワイヤレスデバイスを決定することと、チャネルにおける動作を回避する命令を１組のワイヤレスデバイスに送信することとを備える。

[00086]例２では、例１の主題は、信号強度測定に基づいてネットワークグラフを生成することを任意選択で含み、ここにおいて、１組のワイヤレスデバイスを決定することは、ネットワークグラフに基づく。

[00087]例３では、例１〜２のいずれか１つまたは複数のものの主題は、１組のワイヤレスデバイスを決定することは、複数のワイヤレスデバイスの各々とワイヤレスデバイスとの間の減衰を決定することと、それぞれの減衰に基づいて、複数のワイヤレスデバイスの各々を、１組のワイヤレスデバイスに条件付きで含めることとを備えることを任意選択で含む。

[00088]例４では、例１〜３のいずれか１つまたは複数のものの主題は、１組のワイヤレスデバイスを決定することは、ワイヤレスネットワークに含まれるすべてのワイヤレスデバイスを１組のワイヤレスデバイスに含めることを備えることを任意選択で含む。

[00089]例５では、例１〜４のいずれか１つまたは複数のものの主題は、１組のワイヤレスデバイスを決定することは、ＨＰＲの地理的な位置を推定することと、地理的な位置の所定の近傍内のワイヤレスデバイスを識別することと、識別されたワイヤレスデバイスを１組のワイヤレスデバイスに含めることとを備えることを任意選択で含む。

[00090]例６では、例５の主題は、高優先順位受信機の地理的な位置を推定することは、ＨＰＲにより生成された信号の複数の信号強度測定に基づき、信号強度測定は、複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスによることを任意選択で含む。

[00091]例７では、例１〜６のいずれか１つまたは複数のものの主題は、１組のワイヤレスデバイスを決定することは、信号強度測定に基づき、複数のワイヤレスデバイスの各ワイヤレスデバイスにおけるＨＰＲの信号強度を推定することと、基準を満たすＨＰＲの推定される信号強度を有する複数のワイヤレスデバイスのサブセットを識別することと、ワイヤレスデバイスの識別されたサブセットを１組のワイヤレスデバイスに追加することとを備えることを任意選択で含む。

[00092]例８では、例１〜７のいずれか１つまたは複数のものの主題は、アクセスポイントの初期化を検出することと、検出に応じて、アクセスポイントにブラックリスト情報を送信することとを任意選択で含む。

[00093]例９は方法であり、方法は、アクセスポイントにより、第１のチャネル上で高優先順位受信機の動作を検出することと、アクセスポイントにより、検出を示すメッセージをネットワーク管理システムに送信することと、アクセスポイントにより第１のチャネルが検出されたことをブラックリストで示すように、第１のチャネルをブラックリストにアクセスポイントにより追加することと、検出に基づいて、アクセスポイントにより、通信を第２のチャネルに切り換えることとを備える。

[00094]例１０では、例９の主題は、第２のチャネルを介して通信することと、第２のチャネル上の通信は回避されるべきであることを示す第１のメッセージを、ネットワーク管理システムからアクセスポイントにより受信することと、第２のチャネルを介する通信に基づいて、第２のチャネルをブラックリストに追加するのを禁止することとを任意選択で含む。

[00095]例１１では、例１０の主題は、ネットワーク管理システムから、通信を回避すべきさらなるチャネルを示す第２のメッセージをアクセスポイントにより受信することと、第２のメッセージが受信されたとき、アクセスポイントが異なるチャネルで動作していることに応じて、さらなるチャネルをブラックリストに追加することと、ブラックリストにおいて、さらなるチャネルは、アクセスポイントにより検出されなかったことを示すことと、ブラックリスト上にあるさらなるチャネルに基づき、さらなるチャネルにおける動作を禁止することとを任意選択で含む。

[00096]例１２では、例１１の主題は、利用可能なチャネルがないことを検出することと、検出することに応じて、アクセスポイントにより検出された第２のチャネルで通信を試みる前に、アクセスポイントにより検出されなかったブラックリスト上のチャネルで通信を試みることとを任意選択で含む。

[00097]例１３では、例９〜１２のいずれか１つまたは複数のものの主題は、高優先順位受信機の動作が検出されてから、所定の経過時間が経過したことを決定することと、その決定に応じて、ブラックリストから第１のチャネルを除去することとを任意選択で含む。

[00098]例１４はシステムであり、システムは、ハードウェア処理回路と、実行されたとき、ワイヤレスネットワークの複数のワイヤレスデバイスにより生成された信号の信号強度測定を受信すること、複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスから、高優先順位受信機（ＨＰＲ）の検出の通知を受信すること、通知はＨＰＲが検出されたチャネルを示す、信号強度測定および通知に基づいて、１組のワイヤレスデバイスを決定すること、およびチャネルにおける動作を回避する命令を、１組のワイヤレスデバイスに送信することを備える動作を実施するように、ハードウェア処理回路を構成する命令を記憶する１つまたは複数のハードウェアメモリとを備える。

[00099]例１５では、例１４の主題は、任意選択で動作を含み、動作は、信号強度測定に基づいてネットワークグラフを生成することをさらに備え、ここにおいて、１組のワイヤレスデバイスを決定することは、ネットワークグラフに基づく。

[000100]例１６では、例１４〜１５のいずれか１つまたは複数のものの主題は、１組のワイヤレスデバイスを決定することは、複数のワイヤレスデバイスの各々とワイヤレスデバイスとの間の減衰を決定することと、それぞれの減衰に基づいて、複数のワイヤレスデバイスの各々を、１組のワイヤレスデバイスに条件付きで含めることとを備えることを任意選択で含む。

[000101]例１７では、例１４〜１６のいずれか１つまたは複数のものの主題は、１組のワイヤレスデバイスを決定することは、ワイヤレスネットワークに含まれるすべてのワイヤレスデバイスを１組のワイヤレスデバイスに含めることを備えることを任意選択で含む。

[000102]例１８では、例１４〜１７のいずれか１つまたは複数のものの主題は、１組のワイヤレスデバイスを決定することは、ＨＰＲの地理的な位置を推定することと、地理的な位置の所定の近傍内のワイヤレスデバイスを識別することと、識別されたワイヤレスデバイスを１組のワイヤレスデバイスに含めることとを備えることを任意選択で含む。

[000103]例１９では、例５〜１８のいずれか１つまたは複数のものの主題は、高優先順位受信機の地理的な位置を推定することは、ＨＰＲにより生成された信号の複数の信号強度測定に基づき、信号強度測定は、複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスによることを任意選択で含む。

[000104]例２０では、例１４〜１９のいずれか１つまたは複数のものの主題は、１組のワイヤレスデバイスを決定することは、信号強度測定に基づき、複数のワイヤレスデバイスの各ワイヤレスデバイスにおけるＨＰＲの信号強度を推定することと、基準を満たすＨＰＲの推定される信号強度を有する複数のワイヤレスデバイスのサブセットを識別することと、ワイヤレスデバイスの識別されたサブセットを１組のワイヤレスデバイスに追加することとを備えることを任意選択で含む。

[000105]例２１では、例１４〜２０のいずれか１つまたは複数のものの主題は、動作を任意選択で含み、動作は、アクセスポイントの初期化を検出することと、検出に応じて、ブラックリスト情報をアクセスポイントに送信することとをさらに備える。

[000106]例２２はシステムであり、システムは、ハードウェア処理回路と、実行されたとき、アクセスポイントにより、第１のチャネル上で高優先順位受信機の動作を検出すること、アクセスポイントにより、検出を示すメッセージをネットワーク管理システムに送信すること、アクセスポイントにより第１のチャネルが検出されたことをブラックリストで示す、第１のチャネルをアクセスポイントによりブラックリストに追加すること、および検出に基づいて、アクセスポイントにより、通信を第２のチャネルに切り換えることを備える動作を実施するようにハードウェア処理回路を構成する命令を記憶する１つまたは複数のハードウェアメモリとを備える。

[000107]例２３では、例２２の主題は、第２のチャネルを介して通信することと、第２のチャネル上の通信は回避されるべきであることを示す第１のメッセージを、ネットワーク管理システムからアクセスポイントにより受信することと、第２のチャネルを介する通信に基づいて、第２のチャネルをブラックリストに追加するのを禁止することとをさらに備える動作を任意選択で含む。

[000108]例２４では、例２３の主題は、ネットワーク管理システムから、通信を回避すべきさらなるチャネルを示す第２のメッセージをアクセスポイントにより受信することと、第２のメッセージが受信されたとき、アクセスポイントが異なるチャネルで動作していることに応じて、さらなるチャネルをブラックリストに追加することと、ブラックリストにおいて、さらなるチャネルは、アクセスポイントにより検出されなかったことを示すことと、ブラックリスト上にあるさらなるチャネルに基づき、さらなるチャネル上での動作を禁止することとをさらに備える動作を任意選択で含む。

[000109]例２５では、例２４の主題は、利用可能なチャネルがないことを検出することと、検出することに応じて、アクセスポイントにより検出された第２のチャネル上で通信を試みる前に、アクセスポイントにより検出されなかったブラックリスト上のチャネルで通信を試みることとをさらに備える動作を任意選択で含む。

[000110]例２６では、例２２〜２５のいずれか１つまたは複数のものの主題は、高優先順位受信機の動作が検出されてから、所定の経過時間が経過したと決定することと、その決定に応じて、ブラックリストから第１のチャネルを除去することとをさらに備える動作を任意選択で含む。

[000111]例２７は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、実行されたとき、ワイヤレスネットワークの複数のワイヤレスデバイスにより生成された信号の信号強度測定を受信することと、複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスから、高優先順位受信機（ＨＰＲ）の検出の通知を受信することと、通知はＨＰＲが検出されたチャネルを示す、信号強度測定および通知に基づいて、１組のワイヤレスデバイスを決定することと、チャネルにおける動作を回避する命令を１組のワイヤレスデバイスに送信することとを備える動作を実施するようにハードウェア処理回路を構成する命令を備える。

[000112]例２８では、例２７の主題は、任意選択で動作を含み、動作は、信号強度測定に基づいて、ネットワークグラフを生成することをさらに備え、ここにおいて、１組のワイヤレスデバイスを決定することは、ネットワークグラフに基づく。

[000113]例２９では、例２７〜２８のいずれか１つまたは複数のものの主題は、１組のワイヤレスデバイスを決定することは、複数のワイヤレスデバイスの各々とワイヤレスデバイスとの間の減衰を決定することと、それぞれの減衰に基づいて、複数のワイヤレスデバイスの各々を１組のワイヤレスデバイスに条件付きで含めることとを備えることを任意選択で含む。

[000114]例３０では、例２７〜２９のいずれか１つまたは複数のものの主題は、１組のワイヤレスデバイスを決定することは、ワイヤレスネットワークに含まれるすべてのワイヤレスデバイスを１組のワイヤレスデバイスに含めることを備えることを任意選択で含む。

[000115]例３１では、例２７〜３０のいずれか１つまたは複数のものの主題は、１組のワイヤレスデバイスを決定することは、ＨＰＲの地理的な位置を推定することと、地理的な位置の所定の近傍内のワイヤレスデバイスを識別することと、識別されたワイヤレスデバイスを１組のワイヤレスデバイスに含めることとを備えることを任意選択で含む。

[000116]例３２では、例３１の主題は、高優先順位受信機の地理的な位置を推定することは、ＨＰＲにより生成された信号の複数の信号強度測定に基づき、信号強度測定は、複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスによることを任意選択で含む。

[000117]例３３では、例２７〜３２のいずれか１つまたは複数のものの主題は、１組のワイヤレスデバイスを決定することは、信号強度測定に基づき、複数のワイヤレスデバイスの中の各ワイヤレスデバイスにおけるＨＰＲの信号強度を推定することと、基準を満たすＨＰＲの推定信号強度を有する複数のワイヤレスデバイスのサブセットを識別することと、ワイヤレスデバイスの識別されたサブセットを１組のワイヤレスデバイスに追加することとを備えることを任意選択で含む。

[000118]例３４では、例２７〜３３のいずれか１つまたは複数のものの主題は、アクセスポイントの初期化を検出することと、検出に応じて、アクセスポイントにブラックリスト情報を送信することとをさらに備える動作を任意選択で含む。

[000119]例３５は、実行されたとき、アクセスポイントにより、第１のチャネル上で高優先順位受信機の動作を検出することと、アクセスポイントにより、検出を示すメッセージをネットワーク管理システムに送信することと、アクセスポイントにより第１のチャネルが検出されたことをブラックリストで示すように、第１のチャネルをブラックリストにアクセスポイントにより追加することと、検出に基づいて、アクセスポイントにより、通信を第２のチャネルに切り換えることとを備える動作を実施するようにハードウェア処理回路を構成する命令を備える非一時的なコンピュータ可読記憶媒体である。

[000120]例３６では、例３５の主題は、第２のチャネルを介して通信することと、第２のチャネル上の通信は回避されるべきであることを示す第１のメッセージを、ネットワーク管理システムからアクセスポイントにより受信することと、第２のチャネルを介する通信に基づいて、第２のチャネルをブラックリストに追加するのを禁止することとをさらに備える動作を任意選択で含む。

[000121]例３７では、例３５〜３６のいずれか１つまたは複数のものの主題は、ネットワーク管理システムから、通信を回避すべきさらなるチャネルを示す第２のメッセージをアクセスポイントにより受信することと、第２のメッセージが受信されたとき、アクセスポイントが異なるチャネルで動作していることに応じて、さらなるチャネルをブラックリストに追加することと、ブラックリストにおいて、さらなるチャネルは、アクセスポイントにより検出されなかったことを示すことと、ブラックリスト上にあるさらなるチャネルに基づき、さらなるチャネルにおける動作を禁止することとをさらに備える動作を任意選択で含む。

[000122]例３８では、例３５〜３７のいずれか１つまたは複数のものの主題は、利用可能なチャネルがないことを検出することと、検出することに応じて、アクセスポイントにより検出された第２のチャネルで通信を試みる前に、アクセスポイントにより検出されなかったブラックリスト上のチャネルで通信を試みることとをさらに備える動作を任意選択で含む。

[000123]例３９では、例３５〜３８のいずれか１つまたは複数のものの主題は、高優先順位受信機の動作が検出されてから、所定の経過時間が経過したことを決定することと、その決定に応じて、ブラックリストから第１のチャネルを除去することとをさらに備える動作を任意選択で含む。

[000124]例４０では、アクセスポイントは、ワイヤレスインターフェースと、ハードウェア処理回路と、実行されたとき、動作を実施するようにハードウェア処理回路を構成する命令を記憶する１つまたは複数のハードウェアメモリとを含む。動作は、ワイヤレスインターフェースを介して信号を受信することと、受信された信号に基づき、第１のチャネル上で高優先順位受信機の動作を検出することと、検出を示すメッセージをネットワーク管理システムに送信することと、第１のチャネルをブラックリストに追加することと、ブラックリストにおいて、第１のチャネルがアクセスポイントにより検出されたことを示すことと、検出に基づいて、通信を第２のチャネルに切り換えることとを含む。

[000125]例４１では、例４０の主題は、第２のチャネルを介して通信することと、ネットワーク管理システムから、ワイヤレスインターフェースを介して、第２のチャネル上の通信は回避されるべきであることを示す第１のメッセージを受信することと、第２のチャネルを介する通信に基づき、第２のチャネルをブラックリストに追加することを禁止することとを含むさらなる動作を任意選択で含む。

[000126]例４２では、例４０〜４１の主題は、ネットワーク管理システムから、ワイヤレスインターフェースを介して、通信を回避すべきさらなるチャネルを示す第２のメッセージを受信することと、第２のメッセージが受信されたとき、アクセスポイントが異なるチャネルで動作していることに応じて、さらなるチャネルをブラックリストに追加することと、ブラックリストにおいて、さらなるチャネルは、アクセスポイントにより検出されていなかったことを示すことと、さらなるチャネルがブラックリスト上にあることに基づいて、さらなるチャネルにおける動作を禁止することとを含むさらなる動作を任意選択で含む。

[000127]例４３では、例４０〜４２の主題は、利用可能なチャネルがないことを検出することと、検出したことに応じて、アクセスポイントにより検出された第２のチャネル上で通信することを試みる前に、アクセスポイントにより検出されなかったブラックリスト上のチャネルで通信を試みることとを任意選択で含む。

[000128]例４４では、例４０〜４３の主題は、高優先順位受信機の動作が検出されてから、所定の経過時間が経過したことを決定することと、決定に応じて、ブラックリストから第１のチャネルを除去することとを任意選択で含む。

Claims (20)

1. 方法であって、
   ワイヤレスネットワークの複数のワイヤレスデバイスにより生成された信号の信号強度測定を受信することと、
   前記複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスから、高優先順位受信機（ＨＰＲ）の検出の通知を受信することと、前記通知は、前記ＨＰＲが検出されたチャネルを示す、
   前記信号強度測定および前記通知に基づいて、１組のワイヤレスデバイスを決定することと、
   前記チャネルにおける動作を回避する命令を前記１組のワイヤレスデバイスに送信することと
   を備える方法。
2. 前記信号強度測定に基づいてネットワークグラフを生成することをさらに備え、ここにおいて、前記１組のワイヤレスデバイスを前記決定することは、前記ネットワークグラフに基づく、請求項１に記載の方法。
3. 前記１組のワイヤレスデバイスを前記決定することは、複数のワイヤレスデバイスの各々と前記ワイヤレスデバイスとの間の減衰を決定することと、前記それぞれの減衰に基づいて、前記複数のワイヤレスデバイスの各々を、前記１組のワイヤレスデバイスに条件付きで含めることとを備える、請求項１に記載の方法。
4. 前記１組のワイヤレスデバイスを決定することは、前記ＨＰＲの地理的な位置を推定することと、前記地理的な位置の所定の近傍内のワイヤレスデバイスを識別することと、前記識別されたワイヤレスデバイスを前記１組のワイヤレスデバイスに含めることとを備える、請求項１に記載の方法。
5. 前記高優先順位受信機の地理的な位置を推定することは、前記ＨＰＲにより生成された信号の複数の信号強度測定に基づき、前記信号強度測定は、前記複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスによる、請求項４に記載の方法。
6. 前記１組のワイヤレスデバイスを決定することは、前記信号強度測定に基づき、前記複数のワイヤレスデバイスの各ワイヤレスデバイスにおける前記ＨＰＲの信号強度を推定することと、基準を満たす前記ＨＰＲの推定される信号強度を有する前記複数のワイヤレスデバイスのサブセットを識別することと、ワイヤレスデバイスの前記識別されたサブセットを前記１組のワイヤレスデバイスに追加することとを備える、請求項１に記載の方法。
7. 利用可能なチャネルがないことを検出することと、
   前記検出することに応じて、アクセスポイントにより検出された第２のチャネルで通信を試みる前に、前記アクセスポイントにより検出されなかったブラックリスト上のチャネルで通信を試みることとをさらに備える、請求項６に記載の方法。
8. 前記動作は、
   前記高優先順位受信機の動作が検出されてから、所定の経過時間が経過したことを決定することと、
   前記決定したことに応じて、前記ブラックリストから第１のチャネルを除去することと
   をさらに備える、請求項１に記載の方法。
9. システムであって、
   ハードウェア処理回路と、
   実行されたとき、動作、すなわち
   ワイヤレスネットワークの複数のワイヤレスデバイスにより生成された信号の信号強度測定を受信すること、
   前記複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスから、高優先順位受信機（ＨＰＲ）の検出の通知を受信すること、前記通知は、前記ＨＰＲが検出されたチャネルを示す、
   前記信号強度測定および前記通知に基づいて、１組のワイヤレスデバイスを決定すること、および
   前記チャネルにおける動作を回避する命令を前記１組のワイヤレスデバイスに送信すること
   を実施するように、前記ハードウェア処理回路を構成する命令を記憶する１つまたは複数のハードウェアメモリと
   を備えるシステム。
10. 前記動作前記動作は、前記信号強度測定に基づいてネットワークグラフを生成することをさらに備え、ここにおいて、前記１組のワイヤレスデバイスを前記決定することは、前記ネットワークグラフに基づく、請求項９に記載のシステム。
11. 前記１組のワイヤレスデバイスを前記決定することは、複数のワイヤレスデバイスの各々と前記ワイヤレスデバイスとの間の減衰を決定することと、前記それぞれの減衰に基づいて、前記複数のワイヤレスデバイスの各々を、前記１組のワイヤレスデバイスに条件付きで含めることとを備える、請求項９に記載のシステム。
12. 前記１組のワイヤレスデバイスを決定することは、前記ＨＰＲの地理的な位置を推定することと、前記地理的な位置の所定の近傍内のワイヤレスデバイスを識別することと、前記識別されたワイヤレスデバイスを前記１組のワイヤレスデバイスに含めることとを備える、請求項９に記載のシステム。
13. 前記高優先順位受信機の地理的な位置を推定することは、前記ＨＰＲにより生成された信号の複数の信号強度測定に基づき、前記信号強度測定は、前記複数のワイヤレスデバイスのうちのワイヤレスデバイスによる、請求項１２に記載のシステム。
14. 前記１組のワイヤレスデバイスを決定することは、前記信号強度測定に基づき、前記複数のワイヤレスデバイスの各ワイヤレスデバイスにおける前記ＨＰＲの信号強度を推定することと、基準を満たす前記ＨＰＲの推定される信号強度を有する前記複数のワイヤレスデバイスのサブセットを識別することと、ワイヤレスデバイスの前記識別されたサブセットを前記１組のワイヤレスデバイスに追加することとを備える、請求項９に記載のシステム。
15. 前記動作は、
    アクセスポイントの初期化を検出することと、
    前記検出することに応じて、ブラックリスト情報を前記アクセスポイントに送信することと
    をさらに備える、請求項９に記載のシステム。
16. アクセスポイントであって、
    ワイヤレスインターフェースと、
    ハードウェア処理回路と、
    実行されたとき、
    前記ワイヤレスインターフェースを介して信号を受信することと、
    前記受信された信号に基づき、第１のチャネルで高優先順位受信機の動作を検出することと、
    前記検出を示すメッセージをネットワーク管理システムに送信することと、
    第１のチャネルをブラックリストに追加することと、
    前記ブラックリストにおいて、前記第１のチャネルが前記アクセスポイントにより検出されたことを示すことと、
    前記検出に基づいて、通信を第２のチャネルに切り換えることと
    を備える動作を実施するように、ハードウェア処理回路を構成する命令を記憶する１つまたは複数のハードウェアメモリと
    を備えるアクセスポイント。
17. 前記動作は、
    前記第２のチャネルを介して通信することと、
    前記ネットワーク管理システムから、前記ワイヤレスインターフェースを介して、前記第２のチャネル上の通信が回避されるべきであることを示す第１のメッセージを受信することと、
    前記第２のチャネルを介する前記通信に基づき、前記第２のチャネルを前記ブラックリストに追加することを禁止することと
    をさらに備える、請求項１６に記載のアクセスポイント。
18. 前記動作は、
    前記ネットワーク管理システムから、前記ワイヤレスインターフェースを介して、通信を回避すべきさらなるチャネルを示す第２のメッセージを受信することと、
    前記第２のメッセージが受信されたとき、前記アクセスポイントが異なるチャネルで動作していることに応じて、前記さらなるチャネルを前記ブラックリストに追加することと、
    前記ブラックリストにおいて、前記さらなるチャネルが前記アクセスポイントにより検出されていなかったことを示すことと、
    前記さらなるチャネルが前記ブラックリスト上にあることに基づいて、前記さらなるチャネルにおける動作を禁止することと
    をさらに備える。請求項１６に記載のアクセスポイント。
19. 前記動作は、
    利用可能なチャネルがないことを検出することと、
    前記検出することに応じて、前記アクセスポイントにより検出された第２のチャネルで通信を試みる前に、前記アクセスポイントにより検出されなかった前記ブラックリスト上のチャネルで通信を試みることと
    をさらに備える、請求項１６に記載のアクセスポイント。
20. 前記動作は、
    前記高優先順位受信機の動作が検出されてから、所定の経過時間が経過したことを決定することと、
    前記決定したことに応じて、前記ブラックリストから前記第１のチャネルを除去することと
    をさらに備える、請求項１６に記載のアクセスポイント。

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