JP2021156780A - Device and method for handling fluid - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、流体取扱装置および流体取扱方法に関する。 The present invention relates to a fluid handling device and a fluid handling method.
近年、タンパク質や核酸などの微量な物質の分析を高精度かつ高速に行うために、流体取扱装置が使用されている。流体取扱装置は、分析に必要な試薬および試料の量が少なくてよいという利点を有しており、遺伝子検査などの臨床検査や食物検査、環境検査などの様々な用途での使用が期待されている(例えば、特許文献1参照)。 In recent years, fluid handling devices have been used in order to analyze minute substances such as proteins and nucleic acids with high accuracy and high speed. The fluid handling device has the advantage that the amount of reagents and samples required for analysis can be small, and is expected to be used in various applications such as clinical tests such as genetic tests, food tests, and environmental tests. (See, for example, Patent Document 1).
遺伝子検査では、ポリメラーゼ連鎖反応(以下、「PCR」とも称する)等が行われることがある。PCRでは、2本鎖DNAを1本鎖DNAに変性させる。その後、1本鎖DNAの特定の部位にのみ結合するプライマを用いて、1本鎖DNAの特定の領域に対応する2本鎖を生成する。そして、これらを繰り返すことで、特定の2本鎖DNAのみを増幅させる。このようなPCRでは、2本鎖DNAを1本鎖DNAに変性する際等に、DNAやプライマを含む溶液を加熱する必要がある。 In the genetic test, a polymerase chain reaction (hereinafter, also referred to as “PCR”) or the like may be performed. In PCR, double-stranded DNA is denatured into single-stranded DNA. Then, a primer that binds only to a specific site of the single-stranded DNA is used to generate a double strand corresponding to a specific region of the single-stranded DNA. Then, by repeating these, only a specific double-stranded DNA is amplified. In such PCR, it is necessary to heat a solution containing DNA or prima when denaturing double-stranded DNA into single-stranded DNA.
ここで、例えば特許文献1に記載されているような、チャンバーと、これに接続された流路を有するマイクロ流路デバイスでは、PCRを行う際に、チャンバー内に収容した溶液が膨張し、逆流することなどがある。このような逆流が生じると、本来流体を流動させるべきでない流路に流体が流れ込んだり、流路を汚染したりするおそれがある。また、流体取扱装置が複数のチャンバーを有する場合には、複数のチャンバー間で、コンタミネーションなどが生じることも考えられる。 Here, in a microchannel device having a chamber and a channel connected to the chamber, for example, as described in Patent Document 1, the solution contained in the chamber expands and flows back when PCR is performed. There are things to do. When such a backflow occurs, the fluid may flow into the flow path where the fluid should not flow, or the flow path may be contaminated. Further, when the fluid handling device has a plurality of chambers, contamination or the like may occur between the plurality of chambers.
本発明の目的は、チャンバー間のコンタミネーションを抑制できる流体取扱装置、およびこれを用いた流体取扱方法を提供することである。 An object of the present invention is to provide a fluid handling device capable of suppressing contamination between chambers, and a fluid handling method using the same.
本発明の流体取扱装置は、複数のチャンバーと、第1流路を介して前記複数のチャンバーにそれぞれ接続された台形柱形状の複数のバッファーと、隣接した2つの前記バッファーに接続された第2流路と、を有し、前記第1流路は、前記バッファーを平面視したときの台形の上底に対応した面に接続されており、前記第2流路は、前記バッファーを平面視したときの台形の脚に対応した面の下底に対応した面側の端部に接続されており、前記バッファーを平面視したときに、前記下底の長さは、前記脚の長さより長い。 The fluid handling device of the present invention has a plurality of chambers, a plurality of trapezoidal column-shaped buffers connected to the plurality of chambers via a first flow path, and a second buffer connected to the two adjacent buffers. The first flow path is connected to a surface corresponding to the upper bottom of the trapezoid when the buffer is viewed in a plan view, and the second flow path is a plan view of the buffer. It is connected to the end of the surface side corresponding to the lower bottom of the surface corresponding to the trapezoidal leg, and the length of the lower base is longer than the length of the leg when the buffer is viewed in a plan view.
本発明の流体取扱方法は、本発明の流体取扱装置を用いた流体取扱方法であって、前記チャンバーに前記第2流路、前記バッファーおよび前記第1流路を介して流体を導入する工程と、前記第2流路および前記バッファーから前記流体を排出する工程と、前記チャンバーの内部で前記流体を加熱する工程と、を有する。 The fluid handling method of the present invention is a fluid handling method using the fluid handling device of the present invention, and is a step of introducing a fluid into the chamber through the second flow path, the buffer and the first flow path. It has a step of discharging the fluid from the second flow path and the buffer, and a step of heating the fluid inside the chamber.
本発明によれば、チャンバー間のコンタミネーションを抑制できる。 According to the present invention, contamination between chambers can be suppressed.
以下、本発明の一実施の形態に係る流体取扱装置および流体取扱方法について、添付した図面を参照して詳細に説明する。 Hereinafter, the fluid handling apparatus and the fluid handling method according to the embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the attached drawings.
(流体取扱装置の構成)
図1A〜Cは、本発明の一実施の形態に係る流体取扱装置100の構成を示す図である。図1Aは、流体取扱装置100の平面図であり、図1Bは、図1Aに示されるA−A線の断面図であり、図1Cは、図1Aに示されるB−B線の断面図である。図2は、基板110の底面図である。
(Configuration of fluid handling device)
1A to 1C are diagrams showing the configuration of a
流体取扱装置100は、基板110と、フィルム120とを有している。基板110の一方の面には、フィルム120が接合されている。フィルム120および基板110で囲まれた領域は、流体などを流すための流路などとなる。流体取扱装置100は、流体導入部131と、導入流路132と、複数のバッファー133と、複数の第1流路134と、複数のチャンバー135と、複数の第1排出流路136と、複数の第1流体排出部137と、複数の第2流路138と、第2排出流路139と、第2流体排出部140とを有する。
The
流体取扱装置100に導入する流体は、流動性を有していれば特に制限されず、気体でもよいが、液体や、固体を溶媒に分散または溶解させた溶液などが好ましい。流体の例には、細胞、タンパク質、または核酸などを含む液体が含まれる。
The fluid to be introduced into the
基板110は、略矩形の板である。基板110の厚さは、特に限定されないが、例えば1〜10mmである。基板110の材料は、特に限定されず、公知の樹脂およびガラスから適宜選択されうる。基板110を構成する樹脂は、PCR時の加熱や冷却に耐えることができ、かつ熱膨張や熱収縮の少ない樹脂が好ましい。このような樹脂の例には、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル;ポリカーボネート;ポリメタクリル酸メチルなどのアクリル樹脂;ポリ塩化ビニル;ポリエチレン、ポリプロピレン、およびシクロオレフィン樹脂などのポリオレフィン;ポリエーテル;ポリスチレン;シリコーン樹脂;ならびに各種エラストマーなどの樹脂材料が含まれる。なお、基板110は、例えば射出成形などにより成形できる。
The
図2に示されるように、基板110には、複数の溝と、複数の貫通孔とが形成されている。基板110は、第1貫通孔151と、導入流路溝152と、バッファー用凹部153と、第1流路溝154と、チャンバー用凹部155と、第1排出流路溝156と、第2貫通孔157と、第2流路溝158と、第2排出流路溝159と、第3貫通孔160とを有する。導入流路溝152と、バッファー用凹部153と、第1流路溝154と、チャンバー用凹部155と、第1排出流路溝156と、第2流路溝158と、第2排出流路溝159とが開口した面には、フィルム120が接合されている。基板110にフィルム120が接合されることにより、第1貫通孔151は流体導入部131となり、導入流路溝152は導入流路132となり、バッファー用凹部153はバッファー133となり、第1流路溝154は第1流路134となり、チャンバー用凹部155はチャンバー135となり、第1排出流路溝156は第1排出流路136となり、第2貫通孔157は第1流体排出部137となり、第2流路溝158は第2流路138となり、第2排出流路溝159は第2排出流路139となり、第3貫通孔160は第2流体排出部140となる。
As shown in FIG. 2, the
フィルム120は、略矩形の樹脂製のフィルムである。フィルム120の材料の例には、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエーテル、ポリエチレンおよび、シクロオレフィンポリマー、シクロオレフィンコポリマーなどが含まれる。フィルム120は、例えば熱圧着やレーザ溶着、接着剤などにより基板110に接合される。フィルム120の厚みは、例えば30μm以上300μm以下である。また、フィルム120の材料も、特に限定されない。フィルム120の材料は、公知の樹脂から適宜選択されうる。
The
フィルム120は、導入流路溝152と、バッファー用凹部153と、第1流路溝154と、チャンバー用凹部155と、第1排出流路溝156と、第2流路溝158と、第2排出流路溝159との開口部を閉塞するとともに、第1貫通孔151と、第2貫通孔157と、第3貫通孔160とにおける一方の開口部を閉塞する。
The
流体導入部131は、導入流路132の上流端に接続されており、かつ外部に開放された有底の凹部である。流体導入部131は、基板110に形成されている第1貫通孔151と、第1貫通孔151の一方の開口部を閉塞しているフィルム120とから構成されている。流体導入部131の形状および大きさは、特に限定されず、必要に応じて適宜設計されうる。本実施の形態では、流体導入部131の形状は、略円柱形状である。また、流体導入部131は、例えばチューブやシリンジなどを接続するための構造を有していてもよい。本実施の形態では、流体取扱装置100は、1つの流体導入部131を有している。
The
導入流路132は、流体導入部131および1つのバッファー133を繋ぐ流路である。導入流路132の上流端には流体導入部131が接続されており、導入流路132の下流端には1つのバッファー133が接続されている。導入流路132は、基板110に形成されている導入流路溝152と、導入流路溝152を閉塞しているフィルム120とから構成されている。導入流路132の構造は、流体導入部131の内部の液体を適切にバッファー133に流すことができれば特に制限されない。導入流路132の断面の形状は、特に制限されず、半円状や矩形状、円形状など、いずれの形状でもよい。導入流路132の断面の大きさも、特に制限されない。「流路の断面」とは、流路の流れ方向に直交する向きの断面を意味する。
The
図3A、Bは、バッファー133の平面図である。図3A、Bの一点鎖線は、第2開口部142からの同心円を示している。
3A and 3B are plan views of the
バッファー133は、チャンバー135の内部の流体同士が混ざり合わないようにするための緩衝領域として機能する。バッファー133は、基板110に形成されたバッファー用凹部153と、バッファー用凹部153を閉塞しているフィルム120とから構成されている。バッファー133は、第1流路134が接続された第1開口部141と、第2開口部142と、第3開口部143とを有する。バッファー133は、その配置により、第2開口部142と、第3開口部143とに接続される流路が異なる。流体導入部131側に配置されたバッファー133では、第2開口部142には導入流路132が接続されており、第3開口部143には第2流路138が接続されている。第2流体排出部140側に配置されたバッファー133では、第2開口部142には第2流路138が接続されており、第3開口部143には第2排出流路139が接続されている。上記以外の位置に配置されたバッファー133では、第2開口部142および第3開口部143には第2流路138が接続されている。バッファー133の大きさは、当該バッファー133が接続されたチャンバー135に隣接するチャンバー135の内部の液体が突沸したときに、隣接したチャンバー135内の液体が、当該バッファー133が接続されたチャンバー135の内部に流入しなければ特に限定されない。バッファー133の数は、チャンバー133の数と同じ数である。本実施の形態では、バッファー133の数は、3つである。
The
3つのバッファー133の大きさは、それぞれ同じでもよいし、異なっていてもよい。本実施の形態では、3つのバッファー133の形状は、同じ形状である。図3A、Bに示されるように、バッファー133の形状は、台形柱形状である。ここで、「台形柱形状」とは、厳密な形状であってもよいし、角部にR形状を有していてもよい。図3Aに示されるように、バッファー133は、直方体形状が好ましい。バッファー133を平面視したときに、下底の長さL1は、脚の長さL2より長い。なお、バッファー133が直方体形状の場合でも、角部にR形状を有していてもよい。図3A、Bに示されるように、導入流路132または第2流路138から流れてきた流体は、バッファー133を徐々に埋めるように、バッファー133の内部に充填される。具体的には、バッファー133は、第2開口部142から流入した流体が第3開口部143に到達するまでに気泡が残存しないように構成されている。これにより、バッファー133内の液体を排出するときに、バッファー133の内部から確実に液体を排出できる。バッファー133を側面視したときの高さは、導入流路132、第2流路138および第2排出流路139の高さと同じであることが好ましい。
The sizes of the three
第1流路134は、バッファー133およびチャンバー135を接続する流路である。第1流路134の上流端にはバッファー133が接続されており、第1流路134の下流端にはチャンバー135が接続されている。第1流路134は、バッファー133を平面視したときの台形の上底に対応した面に接続されている。第1流路134は、第1流路溝154と、第1流路溝154を閉塞しているフィルム120とから構成されている。第1流路134の構造は、バッファー133の内部の液体を適切にチャンバー135に流すことができれば特に制限されない。第1流路134の断面の形状は、特に制限されず、半円状や矩形状、円形状など、いずれの形状でもよい。第1流路134の断面の大きさは、流体が流れる大きさであって、かつ可能な限り小さいことが好ましい。
The
チャンバー135は、バッファー133側から導入された流体を貯留したり、当該領域で流体を加熱したり、必要に応じて観察したりするための領域である。チャンバー135は、基板110に形成されているチャンバー用凹部155と、チャンバー用凹部155を閉塞しているフィルム120とから構成されている。チャンバー135の大きさ(容量)は、使用する流体の容量に応じて適宜選択される。チャンバー135は、第1流路134に接続されているともに、第1排出流路136に接続されている。
The
第1排出流路136は、チャンバー135および第1流体排出部137を接続する流路である。第1排出流路136の上流端にはチャンバー135が接続されており、第1排出流路136の下流端には第1流体排出部137が接続されている。第1排出流路136は、第1排出流路溝156と、第1排出流路溝156を閉塞しているフィルム120とから構成されている。第1排出流路136の構造は、チャンバー135の内部の液体を適切に第1流体排出部137に流すことができれば特に制限されない。第1排出流路136の断面の形状は、特に制限されず、半円状や矩形状、円形状など、いずれの形状でもよい。第1排出流路136の断面の大きさも、特に制限されない。
The first
第1流体排出部137は、第1排出流路136の下流端に接続されており、かつ外部に開放された有底の凹部である。第1流体排出部137は、基板110に形成されている第2貫通孔157と、第2貫通孔157の一方の開口部を閉塞しているフィルム120とから構成されている。第1流体排出部137の形状および大きさは、特に限定されず、必要に応じて適宜設計されうる。本実施の形態では第1流体排出部137の形状は、略円柱形状である。また、第1流体排出部137は、例えばチューブやシリンジなどを接続するための構造を有していてもよい。
The first
第2流路138は、隣接する2つのバッファー133を繋ぐ流路である。第2流路138の一方の端部(上流端)にはバッファー133が接続されており、第2流路138の他方の端部(下流端)には隣接するバッファー133が接続されている。第2流路138は、バッファー133を平面視したときの台形の脚に対応した面の下底に対応した面側の端部に接続されている。第2流路138は、基板110に形成されている第2流路溝158と、第2流路溝158を閉塞しているフィルム120とから構成されている。第2流路138の構造は、バッファー133の内部の液体を適切に隣接する他のバッファー133に流すことができれば特に制限されない。第2流路138の断面の形状は、特に制限されず、半円状や矩形状、円形状など、いずれの形状でもよい。第2流路138の断面の大きさは、流体が流れる大きさであって、かつ可能な限り小さいことが好ましい。
The
第2排出流路139は、バッファー133および第2流体排出部140を接続する流路である。第2排出流路139の上流端にはバッファー133が接続されており、第2排出流路139の下流端には第2流体排出部140が接続されている。第2排出流路139は、第2排出流路溝159と、第2排出流路溝159を閉塞しているフィルム120とから構成されている。第2排出流路139の構造は、バッファー133の内部の液体を適切に第2流体排出部140に流すことができれば特に制限されない。第2排出流路139の断面の形状は、特に制限されず、半円状や矩形状、円形状など、いずれの形状でもよい。第2排出流路139の断面の大きさも、特に制限されない。
The second
第2流体排出部140は、第2排出流路139の下流端に接続されており、かつ外部に開放された有底の凹部である。第2流体排出部140は、基板110に形成されている第3貫通孔160と、第3貫通孔160の一方の開口部を閉塞しているフィルム120とから構成されている。第2流体排出部140の形状および大きさは、特に限定されず、必要に応じて適宜設計されうる。本実施の形態では第2流体排出部140の形状は、略円柱形状である。また、第2流体排出部140は、例えばチューブやシリンジなどを接続するための構造を有していてもよい。
The second
(流体取扱方法)
次に、上述の流体取扱装置100を用いた流体取扱方法について説明する。図4A、Bおよび図5A、Bは、流体取扱装置100を用いた流体取扱方法を説明するための図である。
(Fluid handling method)
Next, a fluid handling method using the above-mentioned
流体取扱装置100を用いた流体取扱方法は、チャンバー135に第2流路138、バッファー133および第1流路134を介して流体を導入する工程と、第2流路138およびバッファー133から流体を排出する工程と、チャンバー135の内部で流体を加熱する工程と、加熱後の流体をチャンバー135から排出する工程と、を有する。以下に、各工程について詳細に説明する。
The fluid handling method using the
まず、チャンバー135に第2流路138、バッファー133および第1流路134を介して流体を導入する。チャンバー135によっては、第2流路138を介さずに、導入流路132、バッファー133および第1流路134を介して流体を導入することもある。ここでは、チャンバー135Aと、チャンバー135Bに流体を導入するものとする。具体的には、図4Aに示されるように、流体導入部131に流体を導入した状態で、第1流体排出部137Aを開放し、第1流体排出部137Bと、第1流体排出部137Cと、第2流体排出部140を閉塞する。流体導入部131からチャンバー135への流体の移動方法は、特に限定されない。流体導入部131の内部を加圧状態にしてもよいし、第1流体排出部137Aの内部を負圧状態にしてもよい。これにより、流体導入部131の内部の液体は、導入流路132、バッファー133Aおよび第1流路134Aを経てチャンバー135Aに導入される。
First, the fluid is introduced into the
次いで、流体導入部131の流体をチャンバーBに導入する。具体的には、図4Bに示されるように、第1流体排出部137Bを開放し、第1流体排出部137Aと、第1流体排出部137Cと、第2流体排出部140を閉塞する。流体導入部131からチャンバー135Bへの流体の移動方法は、特に限定されない。流体導入部131の内部を加圧状態にしてもよいし、第1流体排出部137Bの内部を負圧状態にしてもよい。これにより、流体導入部131の内部の液体は、導入流路132、バッファー133A、第2流路138、バッファー133Bおよび第1流路134Bを経てチャンバー135Bに導入される。
Next, the fluid of the
次いで、第2流路138およびバッファー133から流体を排出する。具体的には、図5Aに示されるように、第1流体排出部137A、第1流体排出部137Bおよび第1流体排出部137Cを閉塞し、第2流体排出部140を開放して、導入流路132、バッファー133A、第2流路138およびバッファー133Bから流体を第2流体排出部140に移動させる。流体の移動方法は、特に限定されない。流体導入部131の内部を加圧状態にしてもよいし、第2流体排出部140の内部を負圧状態にしてもよい。これにより、導入流路132、バッファー133A、第2流路138およびバッファー133Bの内部の流体は、第2流路138、バッファー133Cおよび第2排出流路139を経て第2流体排出部140に流れ込む。
The fluid is then drained from the
次いで、チャンバー135Aおよびチャンバー135Bでは、流体を加熱したり、必要に応じて観察したりする。このとき、バッファー133Aおよびバッファー133Bが所定の形状であり、かつバッファー133Aおよびバッファー133Bの内部に流体が存在しないため、例えばチャンバー135Aの内部の液体が突沸しても、チャンバー135Aの内部の液体がチャンバー135Bの内部に流れ込むことがない。同様に、チャンバー135Bの内部の液体が突沸しても、チャンバー135Bの内部の液体がチャンバー135Aの内部に流れ込むことがない。
The fluids are then heated in
次いで、加熱後の流体をチャンバー135Aおよびチャンバー135Bから排出する。具体的には、図5Bに示されるように、第1流体排出部137Aを開放し、第1流体排出部137B、第1流体排出部137Cおよび第2流体排出部140を閉塞した状態で、流体導入部131から空気を導入する。空気の導入方法は、特に限定されない。流体導入部131の内部を加圧状態にしてもよいし、第1流体排出部137Aの内部を負圧状態にしてもよい。これにより、チャンバー135Aの内部の流体は、第1排出流路136Aを経て第1流体排出部137Aに流れ込む。なお、流体を加熱したり、必要に応じて観察したりした後、チャンバー135A、135Bから排出せずに、蛍光検出などのみを行ってもよい。
The heated fluid is then discharged from
チャンバー135Bから流体を排出するためには、第1流体排出部137Bを開放し、第1流体排出部137A、第1流体排出部137Cおよび第2流体排出部140を閉塞した状態で行うこと以外は、チャンバー135Aからの流体の排出と同様である。これにより、チャンバー135Bの流体は、第1排出流路136Bを介して排出される。
In order to discharge the fluid from the
なお、チャンバー135Cに流体を導入する場合には、第1流体排出部137Cのみを開放して流体を導入すればよい。これにより、流体導入部131の流体は、導入流路132、バッファー133A、第2流路138、バッファー133B、第2流路138、バッファー133Cおよび第1流路134Cを経てチャンバー135Cに導入される。また、チャンバー135Cの流体は、第1排出流路136Cを介して排出される。
When introducing the fluid into the
(効果)
以上のように本発明によれば、所定の形状のバッファー133を有しているため、チャンバー間のコンタミネーションを抑制できる。
(effect)
As described above, according to the present invention, since the
本発明の流体取扱装置、および流体取扱方法は、例えば、臨床検査や食物検査、環境検査等に適用可能である。 The fluid handling device and the fluid handling method of the present invention can be applied to, for example, clinical tests, food tests, environmental tests, and the like.
100 流体取扱装置
110 基板
120 フィルム
131 流体導入部
132 導入流路
133、133A、133B、133C バッファー
134、134A、134B、134C 第1流路
135、135A、135B、135C チャンバー
136、136A、136B、136C 第1排出流路
137、137A、137B、137C 第1流体排出部
138 第2流路
139 第2排出流路
140 第2流体排出部
141 第1開口部
142 第2開口部
143 第3開口部
151 第1貫通孔
152 導入流路溝
153 バッファー用凹部
154 第1流路溝
155 チャンバー用凹部
156 第1排出流路溝
157 第2貫通孔
158 第2流路溝
159 第2排出流路溝
160 第3貫通孔
100
Claims (3)
第1流路を介して前記複数のチャンバーにそれぞれ接続された台形柱形状の複数のバッファーと、
隣接した2つの前記バッファーに接続された第2流路と、
を有し、
前記第1流路は、前記バッファーを平面視したときの台形の上底に対応した面に接続されており、
前記第2流路は、前記バッファーを平面視したときの台形の脚に対応した面の下底に対応した面側の端部に接続されており、
前記バッファーを平面視したときに、前記下底の長さは、前記脚の長さより長い、
流体取扱装置。 With multiple chambers
A plurality of trapezoidal column-shaped buffers connected to the plurality of chambers via the first flow path, and
A second flow path connected to two adjacent buffers,
Have,
The first flow path is connected to a surface corresponding to the upper bottom of the trapezoid when the buffer is viewed in a plan view.
The second flow path is connected to a surface-side end corresponding to the lower bottom of the surface corresponding to the trapezoidal leg when the buffer is viewed in a plan view.
When the buffer is viewed in a plan view, the length of the lower base is longer than the length of the legs.
Fluid handling device.
前記チャンバーに前記第2流路、前記バッファーおよび前記第1流路を介して流体を導入する工程と、
前記第2流路および前記バッファーから前記流体を排出する工程と、
前記チャンバーの内部で前記流体を加熱する工程と、
を有する、
流体取扱方法。 A fluid handling method using the fluid handling device according to claim 1 or 2.
A step of introducing a fluid into the chamber via the second flow path, the buffer, and the first flow path, and
The step of discharging the fluid from the second flow path and the buffer, and
The step of heating the fluid inside the chamber and
Have,
Fluid handling method.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020058543A JP2021156780A (en) | 2020-03-27 | 2020-03-27 | Device and method for handling fluid |
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