JP2021144484A - アラーム発生システム、及びアラーム発生方法 - Google Patents

アラーム発生システム、及びアラーム発生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】将来的に異常が発生する虞があることを通知できるアラーム発生システム及びアラーム発生方法を提供すること。【解決手段】アラーム発生システムは、センサから得られる測定値を取得する取得部と、取得部が取得した測定値を学習することによって学習モデルを生成する学習部と、学習部が生成した学習モデルを用いて、現時点よりも未来で得られるであろう測定値である予測測定値を求める予測部と、予測部で求められた予測測定値がアラーム発生条件を満たす場合に、アラームを発生するアラーム発生部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、アラーム発生システム、及びアラーム発生方法に関する。
ペーパーレスレコーダは、一般的に、各種センサの測定値を測定データとして記録するとともに、記録した測定データを表示する装置である。このようなペーパーレスレコーダは、タッチパネル式の液晶表示装置を備えており、ユーザーがタッチパネルに対して行った操作に応じて、液晶表示装置に表示される測定データの表示内容を変更可能に構成されているものが多い。
また、近年のペーパーレスレコーダは、測定値が所定の条件に合致したとき(例えば、測定値が予め設定された閾値を超えたとき)に、アラームを通知するアラーム機能を備えるものもある。アラームは、例えば、液晶表示装置に表示されたり、電子メールによって送信されたりすることで通知される。以下の特許文献1には、複数のアラーム発生条件の中で最も重要度のレベルが高いアラーム発生条件に関する情報を表示するペーパーレスレコーダが開示されている。
特開2010−71837号公報
ところで、ユーザーが、ペーパーレスレコーダに表示された波形又はペーパーレスレコーダから通知されたアラームによって異常を判断したのでは遅い場合がある。例えば、製品の製造プロセスにおいて、オペレータがペーパーレスレコーダに表示された波形の異常又はアラームを発見してから異常に対処したのでは、製造プロセスが正常状態から逸脱してしまって不良品が製造される状況になる可能性が考えられる。
このような状況になるのを防止するために、ペーパーレスレコーダがアラームを通知する条件を緩くすると、アラームの精度が悪くなる。例えば、製造プロセスに異常が発生していないにもかかわらず、アラームが通知されてしまう状況になると考えられる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、将来的に異常が発生する虞があることを通知できるアラーム発生システム及びアラーム発生方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様によるアラーム発生システムは、センサから得られる測定値を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記測定値を学習することによって学習モデルを生成する学習部と、前記学習部が生成した前記学習モデルを用いて、現時点よりも未来で得られるであろう測定値である予測測定値を求める予測部と、前記予測部で求められた前記予測測定値がアラーム発生条件を満たす場合に、アラームを発生するアラーム発生部と、を備える。
また、本発明の一態様によるアラーム発生システムは、前記予測部で求められた前記予測測定値が前記アラーム発生条件を満たす場合に、前記アラームが発生したことを通知するための情報を作成する作成部を備える。
また、本発明の一態様によるアラーム発生システムは、前記予測部で求められた前記予測測定値と、前記アラームが発生すると予測される時刻との少なくとも一方を表示する表示部を備える。
また、本発明の一態様によるアラーム発生システムは、前記予測部は、前記学習部が生成した前記学習モデルを用いて、前記アラームが発生する確率を示す情報をさらに求め、前記表示部は、前記予測部が求めた前記アラームが発生する確率を示す情報をさらに表示する。
また、本発明の一態様によるアラーム発生システムは、アラーム発生条件は、前記予測測定値が上限値を超えること、前記予測測定値が下限値未満となること、前記予測測定値の変化値が変化値上限値を超えること、前記予測測定値の変化値が変化値下限値未満となることの少なくとも一つである。
本発明の一態様によるアラーム発生方法は、センサから得られる測定値を取得するステップと、取得した前記測定値を学習することによって学習モデルを生成するステップと、生成した前記学習モデルを用いて、現時点よりも未来で得られるであろう前記測定値である予測測定値を求めるステップと、前記予測測定値がアラーム発生条件を満たす場合に、アラームを発生するステップと、をアラーム発生システムが実行する。
本発明によれば、将来的に異常が発生する虞があることを通知できる、という効果がある。
本発明の実施形態に係る記録計システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態によるアラーム発生システムの要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態におけるアラーム認識範囲を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る記録計システムの動作の一例を示すフロー図である。 本発明の実施形態における予測測定値の第1表示例を示す図である。 本発明の実施形態における予測測定値の第2表示例を示す図である。 本発明の実施形態における予測測定値の第3表示例を示す図である。 本発明の実施形態における予測測定値の第4表示例を示す図である。 本発明の実施形態におけるアラームの第1表示例を示す図である。 本発明の実施形態におけるアラームの第2表示例を示す図である。 本発明の実施形態におけるアラームの第3表示例を示す図である。 本発明の実施形態におけるアラームの第4表示例を示す図である。 本発明の実施形態におけるアラーム詳細情報の表示例を示す図である。 本発明の変形例に係る記録計システムの全体構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態によるアラーム発生システム、及びアラーム発生方法について説明する。なお、以下で説明する実施形態は、アラーム発生システムを記録計システムに適用した例である。ここで、記録計システムとは、各種センサの測定値を測定データとして記録するとともに、記録した測定データを表示するシステムである。
〔実施形態〕
〈記録計システム〉
図1は、本発明の実施形態に係る記録計システムの全体構成を示すブロック図である。図1に示す通り、記録計システム1は、ネットワークNWを介して通信可能に接続されたセンサ20−1〜20−n(nは、n>0を満たす整数)と、記録計Rと、端末装置30とを備える。さらに、記録計システム1は、記録計Rに直接接続されたセンサ20−n+1〜20−o(oは、o≧nを満たす整数)を備える。ネットワークNWは、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、プロバイダ装置、無線基地局などを含む。
センサ20−1〜20−oは、例えば、圧力センサ、pHセンサ、振動センサ、温度センサ、流量センサ、腐食センサ、歪センサ、ノイズセンサ、ガスセンサ、電圧センサ、電流センサ、レベルセンサ等である。センサ20−1〜20−nは、測定対象の測定値を取得し、取得した測定値を識別情報(センサID)とともに測定情報として記録計Rに送信する。センサ20−n+1〜20−oは、測定対象の測定値を取得し、取得した測定値を示す情報を、記録計Rに出力する。
記録計Rは、センサ20−1〜20−nからネットワークNWを介して送信されてくる測定情報を記録するとともに、記録した測定情報を表示する。また、記録計Rの背面には、モジュール(電圧、電流、PID、パルス、デジタルIO、アナログIO・・など)が接続できるようになっており、センサ20−n+1〜20−oを直接配線することによって、センサ20−n+1〜20−oが出力した測定値を示す情報を記録するとともに、記録した測定情報を表示する。記録計Rは、アラーム発生システム10を備える。アラーム発生システム10は、現時点よりも未来で得られるであろう測定値である予測測定値を求め、求めた予測測定値がアラーム発生条件を満たす場合に、アラームが発生したことをユーザーUに通知するための情報を作成する。また、アラーム発生システム10は、求めた予測測定値とアラームが発生すると予測される時刻との少なくとも一方を表示する。ここで、アラームが発生すると予測される時刻は、予測測定値に基づくものである。なお、アラーム発生システム10の詳細については後述する。
端末装置30は、アラーム発生システム10から通知される情報(例えば、電子メールにて送信される、アラームが発生したことを通知するための情報)を受信して、ユーザーUに知らせるための端末である。端末装置30は、例えば、携帯性を有するノート型又はタブレット型のコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、又はスマートフォン等である。なお、端末装置30は、据置型のものであっても良い。
〈アラーム発生システム〉
図2は、本発明の実施形態によるアラーム発生システムの要部構成を示すブロック図である。図2に示す通り、アラーム発生システム10は、取得部11と、学習部12と、予測部13と、アラーム発生部14と、作成部15と、記憶部16と、第1通信部17−1と、第2通信部17−2と、表示部18とを備える。
第1通信部17−1は、ネットワークNWに接続されたセンサ20−1〜20−nなどの外部装置と通信して、データの送受信を行う。第1通信部17−1は、例えば、ネットワークNWと有線接続される。なお、第1通信部17−1は、ネットワークNWと無線接続されても良い。第1通信部17−1は、センサ20−1〜20−nの各々が出力した測定情報を受信する。なお、測定情報には、センサ20−1〜20−nの各々の識別情報(センサID)と測定値を示す情報とが含まれる。
取得部11は、第1通信部17−1が受信した測定情報を取得する。取得部11は、測定情報を取得した日時情報を、アラーム発生システム10が備える時計(図示省略)から取得する。取得部11は、測定情報(センサIDと測定値を示す情報)と、取得した日時情報とを関連付けて、記憶部16の測定値情報16aに記憶する。また、取得部11は、センサ20−n+1〜20−oが出力した測定値を示す情報を取得する。取得部11は、測定値を示す情報を取得した日時情報を、アラーム発生システム10が備える時計(図示省略)から取得する。取得部11は、測定値を示す情報と、その測定値を示す情報を出力したセンサのセンサIDと、取得した日時情報とを関連付けて、記憶部16の測定値情報16aに記憶する。
学習部12は、記憶部16の測定値情報16aを用い、複数の測定値とその測定値が得られる日時情報との関係をセンサID毎に学習する。学習部12は、新たな測定情報及び日時情報が測定値情報16aに記憶される度に、上記の関係をセンサID毎に学習するようにしてもよいし、1分、1時間、1日などの所定の周期で、上記の関係をセンサID毎に学習するようにしてもよい。学習部12は、学習することによって得られた学習モデルを、センサIDに関連付けて、記憶部16の学習モデル16bに記憶する。
例えば、学習部12は、AI(Artificial Intelligence)技術によって、複数の測定値とその測定値が得られる日時情報との関係をセンサID毎に学習する。ここで、AI技術の一例は、機械学習、強化学習である。学習部12は、学習に使用するアルゴリズム、使用状況に基づいて、学習する周期を変化させてもよい。また、学習部12は、複数の測定値とその測定値が得られる日時情報との関係に基づいて、カルマンフィルタ、ARIMAモデルなどの時系列解析手法を使用してもよい。以下では、機械学習を行うことによって学習モデルを作成する場合を例に挙げて説明する。学習部12は、作成した学習モデルを記憶部16の学習モデル16bに記憶する。
予測部13は、学習モデル16bに記憶されている学習モデルを用いて、現時点よりも未来の時刻を示す時刻情報と、その時刻に得られるであろう測定値である予測測定値とを、センサID毎に予測する。例えば、予測部13は、1点先の予測測定値、2点先の予測測定値といったような結果を取得する。1点目と2点目がどのぐらい時間的に離れているかは学習データに依存する。学習データの1点の間隔が1秒であれば予測値の1点の間隔も1秒になり、学習データの1点の間隔が1分であれば予測値の1点の間隔も1分になる。予測部13は、予測測定値と時刻情報とを、センサIDに関連付けて、記憶部16の予測測定値情報16cに記憶する。
アラーム発生部14は、記憶部16の予測測定値情報16cに記憶されているセンサID毎の予測測定値と時刻情報とに基づいて、予測測定値に、アラーム発生条件を満たすものがあるか否かを判定する。具体的に、アラーム発生部14は、アラーム発生条件を満たすものがあるか否かを判定する時間範囲であるアラーム認識範囲においてアラーム発生条件を満たす予測測定値があるか否かを判定する。
アラーム認識範囲として、任意の時間範囲を設定可能である。例えば、現時点を基準とした時間範囲を設定することも、未来のある時点を基準とした時間範囲を設定することも可能である。アラーム発生条件は、例えば、予測測定値が上限値を超えること、予測測定値が下限値未満となること、予測測定値の変化値が変化値上限値を超えること、予測測定値の変化値が変化値下限値未満となることの少なくとも一つである。
図3は、本発明の実施形態におけるアラーム認識範囲を説明するための図である。図3において、実線は過去に得られた測定値(過去測定値)を示し、一点鎖線は現時点よりも未来で得られるであろう予測測定値を示す。図3に示す例では、アラーム認識範囲として、「現時点から30分間」と、「現時点から60分間」とが示されている。ここで、アラーム発生条件が、予測測定値が上限値を超えることが設定されているとする。
図3に示す例において、アラーム認識範囲が「現時点から30分間」に設定されている場合には、その時間範囲にアラーム上限値を超える予測測定値がないため、アラーム発生部14は、アラーム発生条件を満たすものはないと判定する。これに対し、アラーム認識範囲が「現時点から60分間」に設定されている場合には、その時間範囲にアラーム上限値を超える予測測定値があるため、アラーム発生部14は、アラーム発生条件を満たすものがあると判定する。
アラーム発生部14は、記憶部16の予測測定値情報16cに記憶されているセンサID毎の予測測定値について、アラーム認識範囲においてアラーム発生条件を満たすものがあるか否かをそれぞれ判定する。アラーム発生部14は、センサID毎の予測測定値のうち、アラーム認識範囲においてアラーム発生条件を満たすものが1つでもある場合にアラームを発生する。アラーム発生部14は、予測測定値とアラームが発生すると予測される時刻とを表示するための情報であるアラーム表示情報を表示部18に出力する。
また、アラーム発生部14は、記憶部16のセンサ設置情報16dから、センサIDに関連付けて記憶されているセンサが設置されている位置を示すセンサ設置位置情報を取得する。ここで、センサ設定位置情報は、予めユーザーによって設定される。センサ設置位置情報として、例えば、位置に該当する場所の名称を用いることができる。アラーム発生部14は、現時点の時刻からアラームが発生すると予測される時刻までの時間を示す発生時間を求める。アラーム発生部14は、アラームの詳細を表示するための情報であるアラーム詳細情報を表示部18に出力する。アラーム詳細情報には、センサ設置位置情報と、アラーム発生条件と、発生時間とが含まれる。
作成部15は、予測測定値がアラーム発生条件を満たすとアラーム発生部14で判定された場合に、アラームが発生したことを通知するための通知情報を作成する。作成部15は、作成した通知情報を、第2通信部17−2へ出力する。例えば、作成部15は、アラームが発生したことを通知するための情報を含む、予め設定される通知先(例えば、端末装置30)を宛先とする電子メールを作成する。作成部15は、作成した電子メールを、第2通信部17−2へ出力する。
記憶部16は、前述した測定値情報16aと、学習モデル16bと、予測測定値情報16cと、センサ設置情報16dとを記憶する。測定値情報16aと、学習モデル16bと、予測測定値情報16cと、センサ設置情報16dとがクラウド上やPC上に記憶されていてもよい。記憶部16は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などにより実現される。
第2通信部17−2は、ネットワークNWに接続された端末装置30などの外部装置と通信して、データの送受信を行う。具体的には、第2通信部17−2は、WiFi(登録商標)、LTEなどの無線通信技術で無線通信を行う無線デバイスによって構成される。第2通信部17−2は、作成部15が出力した通知情報を取得し、取得した通知情報を端末装置30へ送信する。通知情報には、アラームが発生したことを通知するための情報が含まれる。ここで、アラームが発生したことを通知するため情報には、例えば、発生したチャネルの情報、アラームレベル、アラーム種類、発生時刻などが含まれる。
表示部18は、例えば、タッチパネルが設けられた液晶表示装置を備えており、記憶部16の測定値情報16aから測定値と日時情報とを取得し、取得した測定値と日時情報との関係を表したトレンドチャートを表示したり、測定値と日時情報との関係に加え、記憶部16の予測測定値情報16cから予測測定値と時刻情報とを取得し、取得した予測測定値と時刻情報との関係を表したトレンドチャートを表示したりする。また、表示部18は、アラーム発生部14が出力した予測測定値とアラームが発生すると予測される時刻とを表示するための情報であるアラーム表示情報を取得し、取得したアラーム表示情報に基づいて、予測測定値とアラームが発生すると予測される時刻とのいずれか一方又は両方を表示する。ここでは、表示部18が、予測測定値とアラームが発生すると予測される時刻との両方を表示する場合について説明する。また、表示部18は、アラームの詳細を表示する。トレンドチャートの表示例、予測測定値とアラームとの表示例、アラームの詳細の表示例については、後述する。
上述した取得部11、学習部12、予測部13、アラーム発生部14、および作成部15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサが記憶部16に格納されたプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
〈記録計システムの動作〉
図4は、本発明の実施形態に係る記録計システムの動作の一例を示すフロー図である。なお、以下では、主に、記録計システム1に設けられたアラーム発生システム10の動作について説明する。図4に示すフローチャートは、例えば、一定の時間間隔で繰り返し行われる。
(ステップS11)
アラーム発生システム10において、第1通信部17−1は、センサ20−1〜20−nが送信した測定情報(センサIDと測定値とが含まれる情報)を受信する。取得部11は、第1通信部17−1が受信した測定情報を取得する。また、取得部11は、センサ20−n+1〜20−oが出力した測定値を示す情報を取得する。
(ステップS12)
アラーム発生システム10において、取得部11は、測定情報を取得した日時情報を、アラーム発生システム10が備える時計から取得する。取得部11は、測定情報(センサIDと測定値とが含まれる情報)と、取得した日時情報とを関連付けて、記憶部16の測定値情報16aに記憶する。取得部11は、測定値を示す情報を取得した日時情報を、アラーム発生システム10が備える時計から取得する。取得部11は、測定値を示す情報と、その測定値を示す情報を出力したセンサのセンサIDと、取得した日時情報とを関連付けて、記憶部16の測定値情報16aに記憶する。
(ステップS13)
アラーム発生システム10において、学習部12は、記憶部16の測定値情報16aを用い、複数の測定値とその測定値が得られる日時情報との関係をセンサID毎に学習する。
(ステップS14)
アラーム発生システム10において、学習部12は、学習することによって得られた学習モデルを、センサIDに関連付けて、記憶部16の学習モデル16bに記憶する。例えば、「学習モデル」には、予測値、傾き、ノイズパラメータが含まれる。
(ステップS15)
アラーム発生システム10において、予測部13は、学習モデル16bに記憶されている学習モデルを用いて、予測測定値と時刻情報とを、センサID毎に算出する。
(ステップS16)
アラーム発生システム10において、予測部13は、予測測定値と時刻情報とを、センサIDに関連付けて、記憶部16の予測測定値情報16cに記憶する。
(ステップS17)
アラーム発生システム10において、アラーム発生部14は、記憶部16の予測測定値情報16cに記憶されているセンサID毎の予測測定値と時刻情報とに基づいて、予測測定値に、アラーム発生条件を満たすものがあるか否かを判定する。予測測定値に、アラーム発生条件を満たすものが無い場合(ステップS17が「NO」の場合)には終了する。
(ステップS18)
アラーム発生システム10において、アラーム発生部14は、予測測定値に、アラーム発生条件を満たすものがある場合(ステップS17が「YES」の場合)に、アラームを発生する。
(ステップS19)
アラーム発生システム10において、作成部15は、通知情報を作成する。そして、作成部15は、作成した通知情報を、第2通信部17−2へ出力する。第2通信部17−2は、作成部15が出力した通知情報を取得し、取得した通知情報を端末装置30へ送信する。
端末装置30は、アラーム発生システム10が送信した通知情報を受信する。そして、端末装置30は、受信した通知情報を取得し、取得した通知情報に含まれるアラームが発生したことを通知するための情報を表示する。
〈予測測定値の表示例〉
図5は、本発明の実施形態における予測測定値の第1表示例を示す図である。図5において、横軸は時間であり、縦軸は測定値である。表示部18は、チャネルA001に過去測定値を表示し、チャネルA002に予測測定値を表示することによって、過去領域に、過去測定値および予測測定値を重ねて表示する。つまり、図5に示す例では、過去測定値と、予測測定値とを、異なるチャネル情報として表示する。表示部18は、チャネルA001とチャネルA002とを、互いに異なる色で、例えば、予測測定値は過去測定値よりも薄い色で表示する。表示部18は、A01と記された矢印で示される過去測定値の値が−0.790であり、A02と記された矢印で示される予測測定値の値が1.000であることを表示する。
図6は、本発明の実施形態における予測測定値の第2表示例を示す図である。図6において、横軸は時間であり、縦軸は測定値である。表示部18は、チャネルA001に過去測定値と予測測定値とを表示する。表示部18は、予測測定値を過去測定値に延長させて描画することによって、予測測定値を過去測定値に重ねずに表示する。図6に示す例では、予測測定値は、過去測定値よりも薄い色などの異なる色で描画されている。表示部18は、A01と記された矢印で示される過去測定値の値が−0.790であることを表示する。
図7は、本発明の実施形態における予測測定値の第3表示例を示す図である。図7において、横軸は時間であり、縦軸は測定値である。表示部18は、図6に示す例と同様に、チャネルA001に過去測定値と予測測定値とを表示し、予測測定値を過去測定値に延長させて描画する。但し、図7に示す例では、過去測定値は実線で、予測測定値は破線で描画されている。表示部18は、A01と記された矢印で示される過去測定値の値が−0.790であることを表示する。
図8は、本発明の実施形態における予測測定値の第4表示例を示す図である。図8において、横軸は時間であり、縦軸は測定値である。表示部18は、図6,図7に示す例と同様に、チャネルA001に過去測定値と予測測定値とを表示し、予測測定値を過去測定値に延長させて描画する。但し、図8に示す例では、過去測定値と予測測定値との間で、区切り線SLが引かれるとともに、背景の色が異なっている。ここで、区切り線SLは省略してもよい。表示部18は、A01と記された矢印で示される予測測定値の値が−0.790であることを表示する。
〈アラームの表示例〉
図9は、本発明の実施形態におけるアラームの第1表示例を示す図である。本例においおいて、表示部18は、アラームALMと、チャネルA001における現在値(最新の測定値)と、チャネルA002における現在値とを表示する。表示部18は、現在値を数値で表示(ディジタル表示)する。図9に示す例では、チャネルA001における現在値は上段URに表示され、チャネルA002における現在値は下段LRに表示される。
表示部18は、少なくとも1つのチャネルの現在値がアラーム発生条件を満たす場合に、アラームALMを点灯させるとともに、アラーム発生条件が満たされたチャネルの現在値を、現在値がアラーム発生条件を満たさない場合とは異なる色で表示する。例えば、表示部18は、少なくとも1つのチャネルの現在値がアラーム発生条件を満たす場合に、アラームALMを赤色に点灯させるとともに、アラーム発生条件が満たされたチャネルの現在値を赤色(現在値がアラーム発生条件を満たさない場合の色である黒色とは異なる色)で表示する。
また、表示部18は、アラーム発生条件が満たされたチャネルに、アラームの原因を示す情報を表示するアラーム表示部ALMDを表示する。図9に示す例では、チャネルA001における現在値が表示される上段URに、アラーム表示部ALMDが表示されている。アラーム表示部ALMDに表示された「L」は、アラームの原因が、現在値がアラーム下限値未満になったことを示すものであり、「H」は、アラームの原因が、現在値がアラーム上限値より大きくなったことを示すものである。アラームの原因が、現在値がアラーム下限値未満になったことである場合には、図9に示す通り、アラーム表示部ALMDに表示された「L」の背景が、例えば赤色で表示される。
さらに、表示部18は、未来測定値がアラーム発生条件を満たす場合にも、アラームALMを点灯させるとともに、アラーム発生条件が満たされたチャネルの現在値を、現在値がアラーム発生条件を満たさない場合とは異なる色で表示する。但し、未来測定値がアラーム発生条件を満たす場合には、現在値がアラーム発生条件を満たす場合の色(例えば、赤色)とは異なる色(例えば、黄色)で点灯及び表示する。
また、表示部18は、未来測定値がアラーム発生条件を満たす場合にも、アラーム発生条件が満たされたチャネルに、アラーム表示部ALMDを表示する。そして、表示部18は、アラームの原因に応じて、アラーム表示部ALMDに表示された「L」又は「H」の背景を、例えば黄色で表示する。
図10は、本発明の実施形態におけるアラームの第2表示例を示す図である。本例において、表示部18は、図9に示す例と同様に、アラームALMと、チャネルA001における現在値と、チャネルA002における現在値とを表示する。但し、表示部18は、現在値をバーグラフで表示する。図10に示す例では、チャネルA001における現在値は左側LSに表示され、チャネルA002における現在値は右側RSに表示される。
表示部18は、図9に示す例と同様に、少なくとも1つのチャネルの現在値がアラーム発生条件を満たす場合に、アラームALMを、例えば、赤色で点灯させるとともに、アラーム発生条件が満たされたチャネルの現在値を、例えば、赤色で表示する。また、表示部18は、図9に示す例と同様に、アラーム発生条件が満たされたチャネルに、アラームの原因を示す情報を表示するアラーム表示部ALMDを表示し、「L」又は「H」の背景を、例えば赤色で表示する。
さらに、表示部18は、図9に示す例と同様に、未来測定値がアラーム発生条件を満たす場合には、アラームALMを、例えば、黄色で点灯させるとともに、アラーム発生条件が満たされたチャネルの現在値を、例えば、黄色で表示する。また、表示部18は、図9に示す例と同様に、アラーム発生条件が満たされたチャネルに、アラームの原因を示す情報を表示するアラーム表示部ALMDを表示し、「L」又は「H」の背景を、例えば黄色で表示する。
図11は、本発明の実施形態におけるアラームの第3表示例を示す図である。本例において、表示部18は、アラームALMと、各チャネルの現在値を表示する。図11に示す例では、表示部18は、各チャネルの現在値を表の形式でオーバービュー表示する。図11に示す例では、縦6個、横5個の計30個のフィールドのいずれかに、各チャネルの現在値を表示する。図11に示す例では、R05とC03とが交差する位置のフィールドにチャネルA001の現在値が表示され、R05とC04とが交差する位置のフィールドにチャネルA002の現在値が表示されている。
表示部18は、図9,図10に示す例と同様に、少なくとも1つのチャネルの現在値がアラーム発生条件を満たす場合に、アラームALMを、例えば、赤色で点灯させるとともに、アラーム発生条件が満たされたチャネルの背景色を、例えば、赤色で表示する。また、表示部18は、図9,図10に示す例と同様に、少なくとも1つのチャネルの未来測定値がアラーム発生条件を満たす場合に、アラームALMを、例えば、黄色で点灯させるとともに、アラーム発生条件が満たされたチャネルの背景色を、例えば、黄色で表示する。オーバービュー表示とすることによって、各チャネルにおいて、現在値又は未来測定値がアラーム発生条件を満たすか否かを、ユーザーに一目で確認させることができる。
図12は、本発明の実施形態におけるアラームの第4表示例を示す図である。図12において、横軸は時間であり、縦軸は測定値である。表示部18は、アラームALMを表示するとともに、図5に示す例と同様に、チャネルA001に過去測定値をトレンドチャートの形式で表示し、チャネルA002に予測測定値をトレンドチャートの形式で表示する。表示部18は、チャネルA001とチャネルA002とを、互いに異なる色で表示する。
図12に示す例では、表示部18は、A01と記された矢印で示される予測測定値の値が0.523であり、A02と記された矢印で示される過去測定値の値が−0.825であることを表示する。表示部18は、A01と記された矢印で示される予測測定値の値がアラーム発生条件を満たすため、アラームALMを点灯させるとともに、予測測定値を、アラーム発生条件を満たす場合とは異なる色で表示する。例えば、表示部18は、予測測定値がアラーム発生条件を満たす場合に、アラームALMを黄色に点灯させるとともに、予測測定値を、予測測定値がアラーム発生条件を満たす場合の色である赤色とは異なる色、例えば黄色で表示する。
さらに、表示部18は、図9,図10に示す例と同様に、アラーム発生条件が満たされたチャネルに、アラームの原因を示す情報を表示するアラーム表示部ALMDを表示する。そして、表示部18は、現在値がアラーム発生条件を満たす場合に、アラーム表示部ALMDの「L」又は「H」の背景を、例えば赤色で表示し、未来測定値がアラーム発生条件を満たす場合に、アラーム表示部ALMDの「L」又は「H」の背景を、例えば黄色で表示する。
〈アラーム詳細情報の表示例〉
図13は、本発明の実施形態におけるアラーム詳細情報の表示例を示す図である。アラーム詳細情報は、アラームがオンであるかオフであるかを示す情報と、センサ設置位置を示す情報と、アラーム発生条件を示す情報と、発生時間を示す情報とを関連付けて表示する。
図13に示す例では、表示部18は、アラーム「ON」とセンサ設置位置「A工場−恒温槽00453」とアラーム発生条件「上限を超える」と発生時間「15分後」とを関連付けて表示する。表示部18は、アラーム「ON」とセンサ設置位置「C工場−恒温槽02450」とアラーム発生条件「変化率上限を超える」と発生時間「3分後」とを関連付けて表示する。表示部18は、アラーム「ON」とセンサ設置位置「A工場−恒温槽00245」とアラーム発生条件「上限を超える」と発生時間「10分後」とを関連付けて表示する。表示部18は、アラーム「ON」とセンサ設置位置「B工場−恒温槽11945」とアラーム発生条件「下限未満である」と発生時間「35分後」とを関連付けて表示する。
以上説明した通り、本実施形態によるアラーム発生システム10は、センサ20−1〜20−nから得られる測定値を取得する取得部11と、取得部11が取得した測定値を学習することによって学習モデルを生成する学習部12と、学習部12が生成した学習モデルを用いて、現時点よりも未来で得られるであろう測定値である予測測定値を求める予測部13と、予測部13で求められた予測測定値がアラーム発生条件を満たす場合に、アラームを発生するアラーム発生部14と、を備える。
このように構成することによって、アラーム発生システム10において、現時点よりも未来で得られるであろう測定値を求めることができる。また、このように構成することによって、アラーム発生システム10において、予測測定値がアラーム発生条件を満たす場合に、アラームを発生することができる。これによって、将来的に異常が発生する虞があることを通知できる。
また、本実施形態によるアラーム発生システム10によれば、予測部13で求められた予測測定値がアラーム発生条件を満たす場合に、アラームが発生したことを示す情報を作成する作成部15を備える。このように構成することによって、アラーム発生システム10は、アラームが発生したことを示すための電子メールなどの情報を作成できる。アラーム発生システム10は、作成したアラームを通知するための情報を送信することによって、遠隔地に位置するユーザーにアラームが発生したことを通知できるため、ユーザー危険が生じる虞があることを通知できる。
また、本実施形態によるアラーム発生システム10によれば、アラーム発生システム10は、予測部13で求められた予測測定値と、アラームが発生すると予測される時刻との少なくとも一方を表示する表示部を備える。このように構成することによって、アラーム発生システム10は、予測測定値と、アラームが発生すると予測される時刻との少なくとも一方を表示できるため、ユーザーに事前に危険が生じる虞があることを通知できる。また、このように構成することによって、アラーム発生システム10は、ユーザーにアラームが発生する時刻を通知できる。
また、本実施形態によるアラーム発生システム10によれば、予測部13は、学習部12が生成した学習モデルを用いて、アラームが発生する確率を示す情報をさらに求め、表示部18は、予測部13が求めたアラームが発生する確率を示す情報をさらに表示する。このように構成することによって、アラーム発生システム10は、アラームが発生する確率を表示できるため、ユーザーに事前に危険が生じる確率を通知できる。
また、本実施形態によるアラーム発生システム10によれば、アラーム発生条件は、予測測定値が上限値を超えること、予測測定値が下限値未満となること、予測測定値の変化値が変化値上限値を超えること、予測測定値の変化値が変化値下限値未満となることの少なくとも一つである。このように構成することによって、アラーム発生システム10は、予測測定値が上限値を超えること、予測測定値が下限値未満となること、予測測定値の変化値が変化値上限値を超えること、予測測定値の変化値が変化値下限値未満となることの少なくとも一つに基づいて、アラームを発生するか否かを判定できる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、前述した実施形態では、アラーム発生システム10が、一台の端末装置30へ、通知情報を送信する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、アラーム発生システム10は、複数の端末装置30へ、通知情報を送信してもよい。
また、前述した実施形態では、アラーム発生システム10が、センサ20−1〜20−nの各々が送信した測定情報を取得した日時情報を取得する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、センサ20−1〜20−nの各々が、検出対象を測定した日時情報を取得し、取得した日時情報を含む測定情報を、アラーム発生システム10へ送信してもよい。
また、前述した実施形態では、予測測定値の表示例として、過去測定値と予測測定値とを、異なるチャネル情報として表示する場合と、予測測定値を、過去測定値に延長させて描画する場合とについて説明したが、この例に限られない。例えば、表示部18は、予測測定値を、点滅させて表示するようにしてもよい。また、表示部18は、予測測定値を薄い色の描画しておき、徐々に濃い線が伸びていくように描画することによってアニメーション表示させてもよい。
また、前述した実施形態では、アラーム詳細情報を表示する場合に、センサ設置位置情報とアラーム発生条件と発生時間とを関連付けて表示する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、表示部18は、アラーム詳細情報を表示する場合に、センサ設置位置情報とアラーム発生条件と発生時間とに加え、アラームの発生確率を関連付けて表示してもよい。この場合、予測部13は、現時点よりも未来に得られるであろう一又は複数の測定値である予測測定値とその予測測定値が得られるであろう時刻を示す時刻情報とを、センサID毎に予測する際に、アラームの発生確率を予測する。予測部13は、表示部18に、予測測定値とその予測測定値の発生確率と時刻情報との関係を表示するための情報であるアラーム表示情報を作成し、作成したアラーム表示情報を出力する。
また、前述した実施形態では、作成部15が、アラームが発生したことを通知するための情報を含む、予め設定される通知先を宛先とする電子メールを作成する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、作成部15は、アラームが発生したことを通知するための情報に加え、発生時間を示す情報を含む、予め設定される通知先を宛先とする電子メールを作成してもよい。また、作成部15は、アラームが発生したことを通知するための情報と、発生時間を示す情報とに加え、アラームの発生確率を示す情報を含む、予め設定される通知先を宛先とする電子メールを作成してもよい。
また、前述した実施形態では、記録計システム1は、アラーム発生システム10と、センサ20−1〜20−nとを備える場合について説明したが、この例に限られない。例えば、アラーム発生システム10に含まれる表示部18を、アラーム発生システム10とは別の装置として構成してもよい。
また、アラーム発生システム10に含まれる表示部18を、アラーム発生システム10とは別の装置として構成した場合に、表示部18を含まないアラーム発生システム10をクラウド上に構成してもよい。この場合、表示部18を含まないアラーム発生システム10との間の通信を、ゲートウェイで行ってもよいし、センサ20−1〜20−nの各々が行ってもよい。また、この場合、表示部18の代わりに、パーソナルコンピュータ、スマートフォンなどの端末装置で構成してもよい。
また、前述した実施形態では、アラーム発生システム10が記録計Rに設けられている例について説明した。しかしながら、アラーム発生システム10の機能の一部を、記録計Rとは別の装置で実現しても良い。図14は、本発明の変形例に係る記録計システムの全体構成を示すブロック図である。図14に示す通り、本変形例に係る記録計システム1は、ネットワークNWに接続され、アラーム発生システム10の機能の一部を実現するサーバ装置40を備える。サーバ装置40は,記録計R(アラーム発生システム10)と通信可能に接続される。
サーバ装置40は、例えば、アラーム発生システム10の学習部12、及び学習モデル16bを記憶する記憶部(記憶部16の一部)の機能を実現するよう構成しても良い。このように構成した場合、サーバ装置40で実現される学習部12は、アラーム発生システム10から、複数の測定値情報を取得し、取得した複数の測定値情報に基づいて、複数の測定値とその測定値が得られる日時情報との関係を、センサID毎に学習する。
或いは、サーバ装置40は、例えば、アラーム発生システム10の学習部12及び学習モデル16bを記憶する記憶部の機能に加え、予測部13及び予測測定値情報16cを記憶する記憶部の機能を実現するよう構成しても良い。このように構成した場合、サーバ装置40で実現される予測部13は、学習モデル16bに記憶されている学習モデルを用いて、所定の期間の後に、つまり現時点よりも未来に得られるであろう一又は複数の測定値である予測測定値と、その予測測定値が得られるであろう時刻である発生時刻とを、センサID毎に予測する。そして、サーバ装置40は、予測した結果を、アラーム発生システム10へ送信する。
或いは、サーバ装置40は、アラーム発生システム10の学習部12、予測部13、並びに学習モデル16b及び予測測定値情報16cを記憶する記憶部の機能に加え、アラーム発生部14の機能を実現するよう構成しても良い。この構成の場合に、サーバ装置40は、アラーム発生条件を満たすものがあるか否かの判定結果を、アラーム発生システム10へ送信する。
また、表示部18は、図5〜8に例示するトレンドチャート(過去測定値及び予測測定値のトレンドチャート)を表示する場合に、以下のように表示してもよい。
・表示部18は、予測測定値の上限値と予測測定値の下限値のいずれか一方又は両方を示すラインを表示し、予測測定値が、予測測定値の上限値と予測測定値の下限値のいずれか一方を超えた場合に、表示しているラインの色を変更してもよい。
・表示部18は、アラーム発生条件を満たす予測測定値の表示の色を、アラーム発生条件を満たさない予測測定値の色と異なるようにしてもよいし、アラーム発生条件を満たす予測測定値の表示を点滅させてもよい。
・表示部18は、アラーム発生条件を満たす予測測定値の箇所に、アラームが発生したことを示す印(マーク)を表示してもよい。
・表示部18は、アラーム発生条件を満たす予測測定値の箇所の背景の色を、アラーム発生条件を満たさない予測測定値の箇所の背景の色と異なるようにしてもよい。
前述したアラーム発生システム10において、学習部12は、予測測定値がアラーム発生条件を満たすと判定された場合に、その予測測定値に対応する測定値が、アラーム発生条件を満たすか否かの判定結果に基づいて、学習モデルを更新してもよい。また、学習部12は、予測測定値がアラーム発生条件を満たすか否かの判定結果と、その予測測定値に対応する測定値がアラーム発生条件を満たすか否かの判定結果とに基づいて、学習モデルを更新してもよい。
また、上述したアラーム発生システム10の機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…記録計システム、10…アラーム発生システム、11…取得部、12…学習部、13…予測部、14…アラーム発生部、15…作成部、16…記憶部、16a…測定値情報、16b…学習モデル、16c…予測測定値情報、16d…センサ設置情報、17−1…第1通信部、17−2…第2通信部、18…表示部、20−1〜20−n…センサ

Claims (6)

  1. センサから得られる測定値を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記測定値を学習することによって学習モデルを生成する学習部と、
    前記学習部が生成した前記学習モデルを用いて、現時点よりも未来で得られるであろう測定値である予測測定値を求める予測部と、
    前記予測部で求められた前記予測測定値がアラーム発生条件を満たす場合に、アラームを発生するアラーム発生部と、
    を備えるアラーム発生システム。
  2. 前記予測部で求められた前記予測測定値が前記アラーム発生条件を満たす場合に、前記アラームが発生したことを通知するための情報を作成する作成部を備える、請求項1に記載のアラーム発生システム。
  3. 前記予測部で求められた前記予測測定値と、前記アラームが発生すると予測される時刻との少なくとも一方を表示する表示部
    を備える、請求項1又は請求項2に記載のアラーム発生システム。
  4. 前記予測部は、前記学習部が生成した前記学習モデルを用いて、前記アラームが発生する確率を示す情報をさらに求め、
    前記表示部は、前記予測部が求めた前記アラームが発生する確率を示す情報をさらに表示する、請求項3に記載のアラーム発生システム。
  5. アラーム発生条件は、前記予測測定値が上限値を超えること、前記予測測定値が下限値未満となること、前記予測測定値の変化値が変化値上限値を超えること、前記予測測定値の変化値が変化値下限値未満となることの少なくとも一つである、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のアラーム発生システム。
  6. センサから得られる測定値を取得するステップと、
    取得した前記測定値を学習することによって学習モデルを生成するステップと、
    生成した前記学習モデルを用いて、現時点よりも未来で得られるであろう測定値である予測測定値を求めるステップと、
    前記予測測定値がアラーム発生条件を満たす場合に、アラームを発生するステップと、
    をアラーム発生システムが実行するアラーム発生方法。
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