JP2021143976A - 3次元形状決定システム及び3次元形状決定装置 - Google Patents

3次元形状決定システム及び3次元形状決定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに過度な負担をかけることなくユーザの3次元形状を正確に決定することのできる3次元形状決定システムを提供する。【解決手段】3次元形状決定システムは、ユーザの周囲を撮像可能な位置に配置され、前記ユーザまでの距離を示す距離画像を出力する少なくとも3台の距離画像センサと、前記ユーザの3次元形状を決定する3次元形状決定装置とを備え、前記3次元形状決定装置は、各前記距離画像センサが出力する前記距離画像に基づいて、前記ユーザの3次元形状を示す入力モデルを算出する算出部と、算出された前記入力モデルに基づいて、人体の3次元形状を示すあらかじめ定められた標準モデルを補正することにより、前記ユーザの3次元形状を決定する補正部とを備える。【選択図】図6

Description

本開示は、ユーザの3次元形状を決定する3次元形状決定システム及び3次元形状決定装置に関する。
従来、測定センサが埋め込まれた特殊なシャツやタイツをユーザが着用することにより、ユーザのサイズを測定するサイズ測定システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−141717号公報
しかしながら、従来のシステムによると、測定センサの伸長の程度に基づいてユーザのサイズを測定している。このため、測定センサの配置されていない箇所についてはユーザの3次元形状を決定することが困難である。また、サイズ測定のためにユーザは特殊なシャツやタイツに着替えなければならず面倒である。
本開示はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ユーザに過度な負担をかけることなくユーザの3次元形状を正確に決定することのできる3次元形状決定システム及び3次元形状決定装置を提供することを目的とする。
(1)本開示の一態様に係る3次元形状決定システムは、ユーザの周囲を撮像可能な位置に配置され、前記ユーザまでの距離を示す距離画像を出力する少なくとも3台の距離画像センサと、前記ユーザの3次元形状を決定する3次元形状決定装置とを備え、前記3次元形状決定装置は、各前記距離画像センサが出力する前記距離画像に基づいて、前記ユーザの3次元形状を示す入力モデルを算出する算出部と、算出された前記入力モデルに基づいて、人体の3次元形状を示すあらかじめ定められた標準モデルを補正することにより、前記ユーザの3次元形状を決定する補正部とを備える。
この構成によると、ユーザは所定の位置に立つだけで、3台の距離画像センサによりユーザの全周囲の距離画像が撮影され、入力モデルが算出される。このため、ユーザは、特殊なシャツやタイツ等を着用する必要がない。また、入力モデルに一致するようにあらかじめ定められた標準モデルを補正することでユーザの3次元形状を決定することができる。これにより、ユーザの3次元形状を正確に決定することができる。また、距離画像センサの死角となっている部分においてもユーザの3次元形状を決定することができる。
(2)好ましくは、前記3次元形状決定装置は、前記ユーザの体形を示す体形情報を取得する取得部と、取得された前記体形情報に基づいて、各々が人体の3次元形状を示すあらかじめ定められた複数の標準モデルの中から1の標準モデルを選択する選択部とをさらに備え、前記補正部は、前記入力モデルに基づいて、選択された前記標準モデルを補正することにより、前記ユーザの3次元形状を決定する。
この構成によると、ユーザの体重や身長などの体形に最も近い標準モデルを用いてユーザの3次元形状を決定することができる。このため、ユーザの3次元形状を正確に決定することができる。
(3)さらに好ましくは、前記算出部は、前記入力モデルに基づいて、前記ユーザの骨格情報を検出し、前記補正部は、前記ユーザの骨格情報及び前記入力モデルが示す3次元座標と、補正対象の前記標準モデルから得られる骨格情報及び当該標準モデルが示す3次元座標とに基づいて、身体の部位ごとに前記標準モデルを補正する。
この構成によると、ユーザの骨格情報を用いて、身体の部位ごとに標準モデルを補正している。このため、入力モデルと標準モデルの部位間の対応付けを正確に行った上で、標準モデルを補正することができる。これにより、標準モデルを入力モデルに正確に合わせこむことができ、ユーザの3次元形状を正確に決定することができる。
(4)また、前記補正部は、身体の部位ごとに、補正対象の前記標準モデルを構成する各3次元座標に対応する前記入力モデルの3次元座標を特定し、特定した前記3次元座標に基づいて、補正対象の前記標準モデルの対応する3次元座標を補正することにより、前記標準モデルを補正してもよい。
この構成によると、身体の部位ごとに、標準モデルを構成する3次元座標と入力モデルを構成する3次元座標とを対応させた上で、標準モデルの3次元座標を補正することができる。このため、標準モデルを入力モデルに近づけることができ、これにより、ユーザの3次元形状を正確に決定することができる。
(5)また、前記補正部は、身体の関節間を接続する骨格ごとに、補正対象の前記標準モデルの前記骨格の長さと前記入力モデルの前記骨格の長さとに基づいて当該標準モデルを変形し、前記入力モデルの前記骨格周辺の3次元座標に基づいて、変形後の前記標準モデルの前記骨格周辺の3次元座標を補正することにより、前記標準モデルを補正してもよい。
この構成によると、例えば、標準モデルの骨格の長さと入力モデルの骨格の長さとが一致するように標準モデルを変形した上で、標準モデルの3次元座標を補正することができる。これにより、ユーザの3次元形状を正確に決定することができる。
(6)本開示の他の態様に係る3次元形状決定装置は、ユーザまでの距離を示す距離画像を出力する少なくとも3台の距離画像センサが出力する前記距離画像に基づいて、前記ユーザの3次元形状を示す入力モデルを算出する算出部と、算出された前記入力モデルに基づいて、人体の3次元形状を示すあらかじめ定められた標準モデルを補正することにより、前記ユーザの3次元形状を決定する補正部とを備える。
この構成によると、上述の3次元形状決定システムと同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、本開示は、このような特徴的な処理部を備える3次元形状決定システム及び3次元形状決定装置として実現することができるだけでなく、3次元形状決定システム又は3次元形状決定装置における特徴的な処理をステップとする3次元形状決定方法として実現することができる。また、3次元形状決定装置に含まれる特徴的な処理部としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム、または3次元形状決定方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムとして実現することもできる。
本開示によると、ユーザに過度な負担をかけることなくユーザの3次元形状を正確に決定することができる。
本開示の実施形態に係る3次元形状決定システムの構成を示す図である。 距離画像の平滑化について説明するための図である。 3次元形状決定システムを構成する各装置の接続関係の一例を示す図である。 3台の距離画像センサのキャリブレーションについて説明するための図である。 3台の距離画像センサのキャリブレーションについて説明するための他の図である。 本開示の実施形態に係る3次元形状決定装置の機能的な構成を示すブロック図である。 標準モデルデータベースに記憶されている、ある標準モデルを示す図である。 3次元形状決定システムによる処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 骨格検出処理(図8のS5)の詳細を示すフローチャートである。 頭部を決定する処理を説明するための図である。 左右の脚部を決定する処理を説明するための図である。 左右の腕部を決定する処理を説明するための図である。 頭頂部を決定する処理を説明するための図である。 左右の肩関節を決定する処理を説明するための図である。 首関節を決定する処理を説明するための図である。 左右の肘関節を決定する処理を説明するための図である。 左右の手首関節を決定する処理を説明するための図である。 腰関節を決定する処理を説明するための図である。 左右の脚部の付け根関節を決定する処理を説明するための図である。 左右の膝関節を決定する処理を説明するための図である。 入力モデル及び骨格の一例を示す図である。 標準モデルの補正方法について説明するための図である。 標準モデルの補正方法について説明するための図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定するものではない。また、以下の実施形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意に付加可能な構成要素である。また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
〔1.3次元形状決定システムの構成〕
図1は、本開示の実施形態に係る3次元形状決定システムの構成を示す図である。
3次元形状決定システム1は、ステージ2と、3台の距離画像センサ3と、センサコントローラ4と、端末装置5と、3次元形状決定装置6と、ネットワークルータ7とを備える。
ステージ2は、3次元形状の測定対象のユーザ(以下、「対象ユーザ」という)が立つための舞台である。
各距離画像センサ3は、ToF(Time of Flight)方式のセンサであり、被写体(ここでは、ステージ2に立った対象ユーザ)の複数の箇所までの距離を測定する。具体的には、距離画像センサ3は、カメラの前面に規則的に配置された複数のLED(Light Emitting Diode)と、レンズとを含むカメラである。複数のLEDから一斉に照射された光は、被写体で反射され、反射された光(例えば、近赤外光)がレンズによって集光される。このとき、LEDが光を出射してからレンズに反射光が到達するまでの時間は、被写体の位置により異なる。つまり、被写体がカメラに近いほど反射光の到達時間は短くなり、被写体がカメラから遠いほど反射光の到達時間は長くなる。距離画像センサ3は、到達時間を画素毎に計測することにより、被写体までの距離を画素ごとに出力する。つまり、距離画像センサ3は、被写体までの距離を画素における輝度値で表した距離画像を出力する。
なお、各距離画像センサ3は、複数の距離画像を時間軸方向に平滑化し、平滑化された距離画像を出力してもよい。
図2は、距離画像の平滑化について説明するための図である。例えば、各距離画像センサ3は、t秒間の間に撮影したN枚の距離画像に対し、画素ごとに画素値(距離)の中央値を算出することにより、中央値から構成される距離画像を取得する。これにより、距離画像センサ3は、距離画像を平滑化する。ただし、このような距離画像の平滑化は、センサコントローラ4又は3次元形状決定装置6が実行してもよい。
3台の距離画像センサ3は、120度間隔でステージ2の周囲に配置される。これにより、被写体の周囲を死角なく撮影することができる。
なお、3次元形状決定システム1が備える距離画像センサ3の台数は3台に限定されるものではなく、3台以上であればよい。例えば、距離画像センサ3の台数が4台の場合には、4台目の距離画像センサ3は、下方から対象ユーザを撮影可能な位置に配置されてもよい。これにより、対象ユーザを死角なく撮像することができる。
センサコントローラ4は、3台の距離画像センサ3の動作を制御する。例えば、センサコントローラ4は、3台の距離画像センサ3が同時に被写体を撮影するための制御として、3台の距離画像センサ3に対して同時に撮影指示を送信する。各距離画像センサ3は、センサコントローラ4からの撮影指示に応答して同時刻に被写体までの距離を測定する。
端末装置5は、対象ユーザ又は他のユーザが、対象ユーザの体形情報を入力したり、距離画像撮影時に対象ユーザに対して静止等の所定の指示を音声又は画像により出力したりするのに用いられる。
ここで、体形情報は、身長及び体重を含む。なお、体形情報は、身長及び体重の代わりに、服のサイズ情報(例えば、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ)を含んでいてもよい。また、体形情報は、さらに、性別を含んでいてもよい。
3次元形状決定装置6は、端末装置5から対象ユーザの体形情報を取得し、取得した体形情報に基づいて、人体の3次元形状を示すあらかじめ定められた複数の標準モデルの中から1の標準モデルを選択する。また、3次元形状決定装置6は、3台の距離画像センサ3から距離画像を取得し、取得した距離画像に基づいて対象ユーザの3次元形状を示す入力モデルを算出する。3次元形状決定装置6は、入力モデルに基づいて、選択された標準モデルを補正することにより、対象ユーザの3次元形状を決定する。
ネットワークルータ7は、センサコントローラ4、端末装置5及び3次元形状決定装置6をネットワークに接続するためのルータである。
図3は、3次元形状決定システム1を構成する各装置の接続関係の一例を示す図である。3台の距離画像センサ3は、センサコントローラ4に接続される。センサコントローラ4は、ネットワークルータ7に有線で接続される。端末装置5及び3次元形状決定装置6は、ネットワークルータ7に無線で接続される。ネットワークルータ7は、ネットワーク8に接続される。これにより、センサコントローラ4、端末装置5及び3次元形状決定装置6は、ネットワークルータ7及びネットワーク8を介して相互に接続される。
〔2.距離画像センサのキャリブレーションについて〕
図4は、3台の距離画像センサ3(3A〜3C)のキャリブレーションについて説明するための図である。図4は、3台の距離画像センサ3を上方から見た模式図である。
例えば、距離画像センサ3A〜3Cの各々から立方体10Aの重心までの距離が地面から1mの場所で等距離になるように距離画像センサ3A〜3Cを配置する。立方体10Aは、面11A〜11D及びその他の面により構成されるものとする。また、距離画像センサ3A〜3Cの光軸が立方体10Aの重心の方向を向くとともに、距離画像センサ3Aが面11A及び11Dを撮影し、距離画像センサ3Bが面11A及び11Bを撮影し、距離画像センサ3Cが面11Cを撮影するように配置する。
これにより、3次元形状決定装置6は、距離画像センサ3A〜3Cが検出した隣接する面同士が90度をなすという情報に基づいて立方体10Aの重心位置を算出し、算出した重心位置を3次元空間の原点とする。また、3次元形状決定装置6は、距離画像センサ3A〜3Cが認識した面11A〜11Cから立方体10Aを構成した場合の面の位置ずれ及び角度ずれを補正パラメータとして記憶する。これにより、3次元形状決定装置6は、距離画像センサ3A〜3Cが計測した距離を、立方体10Aの重心位置を原点とする3次元空間上の座標に変換するとともに、当該座標を補正パラメータに基づいて補正することにより、被写体の正確な座標を算出することができる。
図5は、3台の距離画像センサ3(3A〜3C)のキャリブレーションについて説明するための他の図である。図5は、3台の距離画像センサ3を上方から見た模式図である。
例えば、距離画像センサ3A〜3Cの各々から三角柱10Bの重心までの距離が地面から1mの場所で等距離になるように距離画像センサ3A〜3Cを配置する。三角柱10Bは、面11D〜11E及びその他の面により構成されるものとする。また、距離画像センサ3A〜3Cの光軸が三角柱10Bの重心の方向を向くとともに、距離画像センサ3Aが面11Dを撮影し、距離画像センサ3Bが面11Eを撮影し、距離画像センサ3Cが面11Fを撮影するように配置する。
これにより、3次元形状決定装置6は、距離画像センサ3A〜3Cが検出した隣接する面同士が120度をなすという情報に基づいて三角柱10Bの重心位置を算出し、算出した重心位置を3次元空間の原点とする。また、3次元形状決定装置6は、距離画像センサ3A〜3Cが認識した面11D〜11Fから三角柱10Bを構成した場合の面の位置ずれ及び角度ずれを補正パラメータとして記憶する。これにより、3次元形状決定装置6は、距離画像センサ3A〜3Cが計測した距離を、三角柱10Bの重心位置を原点とする3次元空間上の座標に変換するとともに、当該座標を補正パラメータに基づいて補正することにより、被写体の正確な座標を算出することができる。
〔3.3次元形状決定装置の構成について〕
図6は、本開示の実施形態に係る3次元形状決定装置の機能的な構成を示すブロック図である。
3次元形状決定装置6は、通信部61と、算出部62と、補正部63と、取得部64と、選択部65と、標準モデルデータベース66とを備える。
通信部61は、ネットワークルータ7に接続し、他の機器と通信を行うための通信モジュールを含む。通信部61は、センサコントローラ4から、距離画像センサ3が出力する距離画像を受信する。
算出部62は、通信部61が受信した各距離画像センサ3が出力した距離画像に基づいて、対象ユーザの3次元形状を示す入力モデルを算出する。つまり、算出部62は、距離画像と上述した補正パラメータとに基づいて、距離画像の画素ごとに、画素値に対応する距離を3次元空間上の座標に変換することにより、入力モデルを算出する。
また、算出部62は、入力モデルに基づいて、対象ユーザの骨格を示す骨格情報を検出する。骨格情報の検出方法については後述する。
取得部64は、通信部61を介して端末装置5から、対象ユーザ又は他のユーザが端末装置5に入力した対象ユーザの体形情報を受信する。
標準モデルデータベース66は、あらかじめ定められた複数の体形区分ごとに、人体の3次元形状を示す複数の標準モデルを記憶するデータベースである。図7は、標準モデルデータベース66に記憶されている、ある標準モデルを示す図である。標準モデルは、人体の体表面を示す複数の3次元座標により構成される。体形区分は、例えば、身長の範囲及び体重の範囲の組み合わせから構成される。例えば、体形区分1は、身長170cm以上180cm未満及び体重65kg以上75kg未満を示す。体形区分2は、身長170cm以上180cm未満及び体重75kg以上85kg未満を示す。体形区分3は、身長160cm以上170cm以下及び体重65kg以上75kg未満を示す。このような、体形区分が複数設けられ、体形区分ごとの標準モデルが標準モデルデータベース66に記憶される。
選択部65は、取得部64が取得した体形情報に基づいて、標準モデルデータベース66に記憶されている複数の標準モデルの中から1つの標準モデルを選択する。例えば、対象情報が示す対象ユーザの身長及び体重が171cm及び80kgの場合には、上述の例によると体形区分2に該当する。このため、選択部65は、体形区分2に対応した標準モデルを標準モデルデータベース66から選択して、読み出す。
補正部63は、算出部62が算出した入力モデルに基づいて、選択部65が選択した標準モデルを補正することにより、対象ユーザの3次元形状を決定する。
つまり、補正部63は、対象ユーザの骨格情報及び入力モデルが示す3次元座標と、標準モデルから得られる骨格情報及び当該標準モデルが示す3次元座標とに基づいて、身体の部位ごとに標準モデルを補正する。ここで、身体の部位は、頭部、右腕、左腕、胴体、右脚、左脚の6つからなる。標準モデルの補正方法については後述する。
なお、3次元形状決定装置6は、CPU、RAM、ROM、HDD、通信インタフェース等を備えるコンピュータにより構成することができる。例えば、HDDに記憶されたコンピュータプログラムをRAMに展開し、CPUが実行することにより、各処理部62〜65は機能的に実現される。
〔4.3次元形状決定システムの処理フローについて〕
以下、3次元形状決定システム1による処理の流れを、具体例を示しながら説明する。
図8は、3次元形状決定システム1による処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
各距離画像センサ3は、センサコントローラ4からの指示のもと、同一のタイミングで対象ユーザの距離画像を複数枚撮影する(S1)。
各距離画像センサ3は、撮影した複数の距離画像に対して、上述した平滑化処理を実行する(S2)。
各距離画像センサ3は、平滑化処理が施された距離画像をセンサコントローラ4及びネットワークルータ7を介して3次元形状決定装置6に送信し、3次元形状決定装置6の通信部61は、各距離画像センサ3から送信された距離画像を受信する(S3)。
距離画像センサ3の算出部62は、3つの距離画像センサ3から受信した3枚の距離画像に基づいて入力モデルを算出する(S4)。つまり、算出部62は、各距離画像の画素ごとに画素値(距離)を3次元座標に変換し、3枚の距離画像から変換された3次元座標を統合することにより入力モデルを算出する(S4)。
補正部63は、算出した入力モデルから骨格を検出する(S5)。以下、骨格の検出方法について説明する。
補正部63は、入力モデルに基づいて、身体の部位ごとに骨格を検出する。骨格検出にあたり、補正部63は、まず、入力モデルを6つの部位(頭部、右腕、左腕、胴体、右脚、左脚)に分割し、部位ごとに関節を決定する。さらに、補正部63は、隣接する関節間を接続することにより、骨格を検出する。
図9は、骨格検出処理(図8のS5)の詳細を示すフローチャートである。ステップS101〜S107は、入力モデルを6つの部位に分割する処理を示す。ステップS109〜S123は、部位ごとに関節を決定する処理を示す。ステップS125は、骨格を検出する処理を示す。
図9を参照して、補正部63は、入力モデルから頭部を決定する(S101)。
図10は、頭部を決定する処理を説明するための図である。補正部63は、入力モデルを構成する点群(3次元座標群)のうち、両肩より上部にある点群を頭部として定める。つまり、補正部63は、図10に示すような入力モデルを正面から見た平面画像を作成し、点群の最高点(最も地面から遠い点)から下方に向けて所定間隔で点群をスライスするライン12を設定する。補正部63は、ライン12に含まれる点群の幅(点群の左端及び右端の距離)が所定の閾値を超えるライン12の内、最も上部にある(最も最高点に近い)ライン12Sを、肩のライン12Sとする。補正部63は、肩のライン12Sよりも上部にある点群を頭部31として決定する。
補正部63は、入力モデルから左右の脚部を決定する(S103)。
図11は、左右の脚部を決定する処理を説明するための図である。補正部63は、入力モデルを構成する点群の内、股の位置よりも下部にある左側の点群及び右側の点群を、それぞれ左脚部及び右脚部と定める。つまり、補正部63は、図11に示すような入力モデルを正面から見た平面画像において、最下部の左右足元の内側のエッジ13L及び13Rを上向きに輪郭追跡し、エッジが重なる部分を股14と決定する。なお、エッジ抽出処理は公知の技術を用いることができる。補正部63は、股14よりも下部かつ左側の点群を左脚部32Lと決定し、股14よりも下部且つ右側の点群を右脚部32Rと決定する。なお、ここでいう左側及び右側とは、対象ユーザの身体の左側及び右側という意味である。
補正部63は、入力モデルから左右の腕部を決定する(S105)。
図12は、左右の腕部及び胴体を決定する処理を説明するための図である。補正部63は、頭部31、左脚部32L及び右脚部32Rを除く入力モデルを構成する点群の内、左脇よりも外側の点群を左腕部とし、右脇よりも外側の点群を右脇部と定める。つまり、補正部63は、図12に示すような入力モデルを正面から見た平面画像において、左側胴体のエッジ15Lと左腕の内側のエッジ16Lとを上向きに輪郭追跡した場合の輪郭同士の交点を左脇33Lと決定する。補正部63は、左脇33Lを含む鉛直面17Lよりも左側の点群を左腕部34Lと決定する。同様に、補正部63は、右側胴体のエッジ15Rと右腕の内側のエッジ16Rとを上向きに輪郭追跡した場合の輪郭同士の交点を右脇33Rと決定する。補正部63は、右脇33Rを含む鉛直面17Rよりも右側の点群を右腕部34Rと決定する。
補正部63は、入力モデルを構成する点群の内、頭部31、左脚部32L、右脚部32R、及び右腕部34Rを除く点群を胴体35と決定する(S107)。
次に、関節の決定方法について説明する。補正部63は、入力モデルを構成する点群の内、最高点を頭頂部と決定する(S109)。図13は、頭頂部を決定する処理を説明するための図である。補正部63は、図13に示すような入力モデルを正面から見た平面画像において、最上部の点を頭頂部18と決定する。
補正部63は、左右の肩関節を決定する(S111)。図14は、左右の肩関節を決定する処理を説明するための図である。補正部63は、左右の腕部を決定する処理(ステップS105)で用いた鉛直面17Lに含まれる点群の中心位置を左肩関節19Lとし、鉛直面17Rに含まれる点群の中心位置を右肩関節19Rとする。なお、点群の中心位置は、点群の重心位置であってもよく、例えば、点群の座標を平均することにより求めることができる。
補正部63は、首関節を決定する(S113)。図15は、首関節を決定する処理を説明するための図である。補正部63は、鉛直面17Lに含まれる点群のうち最上部の点と、鉛直面17Rに含まれる点群のうち最上部の点とを結ぶ直線51の中点を首関節52と決定する。
補正部63は、左右の肘関節を決定する(S115)。図16は、左右の肘関節を決定する処理を説明するための図である。図16は、入力モデルの左腕部及び右腕部を正面から見た平面画像を示している。補正部63は、左腕部34Lの外側のエッジ20Lを下向きに輪郭追跡した場合の変曲点21Lと、左腕部34Lの内側のエッジ22Lを下向きに輪郭追跡した場合の変曲点23Lとを検出する。なお、エッジ上の変曲点は公知の技術を用いて検出することができる。補正部63は、変曲点21L及び変曲点23Lを含む平面に含まれる点群の中心位置を左肘関節24Lと決定する。
同様に、補正部63は、右腕部34Rの外側のエッジ20Rを下向きに輪郭追跡した場合の変曲点21Rと、右腕部34Rの内側のエッジ22Rを下向きに輪郭追跡した場合の変曲点23Rとを検出する。補正部63は、変曲点21R及び変曲点23Rを含む平面に含まれる点群の中心位置を右肘関節24Rと決定する。
補正部63は、左右の手首関節を決定する(S116)。図17は、左右の手首関節を決定する処理を説明するための図である。図17は、入力モデルの左腕部及び右腕部を正面から見た平面画像を示している。補正部63は、左腕部34Lの外側のエッジ20L上の変曲点21Lよりも下側の点と、左腕部34Lの内側のエッジ22L上の変曲点23Rよりも下側の点との距離が最小となる点81L及び点82Lを、エッジ20L及びエッジ22Lから検出する。補正部63は、点81L及び点82Lを含む平面に含まれる入力モデルの点群の中心位置を左手首関節83Lと決定する。
同様に、補正部63は、右腕部34Rの外側のエッジ20R上の変曲点21Rよりも下側の点と、右腕部34Rの内側のエッジ22R上の変曲点23Rよりも下側の点との距離が最小となる点81R及び点82Rを、エッジ20R及びエッジ22Rから検出する。補正部63は、点81R及び点82を含む平面に含まれる入力モデルの点群の中心位置を右手首関節83Rと決定する。
補正部63は、腰関節を決定する(S117)。図18は、腰関節を決定する処理を説明するための図である。図18は、入力モデルを左側面から見た平面画像を示している。補正部63は、対象ユーザの身体前面の点群のエッジ25Fを下向きに輪郭追跡した場合の変曲点26Fを検出する。また、補正部63は、対象ユーザの身体背面の点群のエッジ25Bを下向きに輪郭追跡した場合の変曲点26Bを検出する。補正部63は、変曲点26Fと変曲点26Bとの中点を腰関節27と決定する。
補正部63は、左右の脚部の付け根関節を決定する(S119)。図19は、左右の脚部の付け根関節を決定する処理を説明するための図である。図19は、入力モデルの下半身部分を正面から見た平面画像を示している。補正部63は、左脚部32Lの股14の高さにおける点群の中心位置を左脚部付け根関節28Lと決定し、右脚部32Rの股14の高さにおける点群の中心位置を右脚部付け根関節28Rと決定する。
補正部63は、左右の膝関節を決定する(S121)。図20は、左右の膝関節及び足首関節を決定する処理を説明するための図である。図20は、入力モデルを左側面から見た平面画像を示している。補正部63は、左脚部32Lの点群のエッジ41の変曲点42を左膝位置として検出する。補正部63は、変曲点42を含む水平な面43に含まれる点群の中心位置を左膝関節29Lと決定する。補正部63は、左膝関節29Lの決定処理と同様の手順により、右膝関節を決定する。
補正部63は、左右の足首関節を決定する(S123)。図20を参照して、補正部63は、左脚部32Lの点群のうち最も高さの低い点を決定し、決定した点を含む水平面を決定する。補正部63は、決定した水平面に含まれる点群の中心位置を左足首関節44Lと決定する。補正部63は、左足首関節44Lの決定処理と同様の手順により、右足首関節を決定する。
補正部63は、ステップS109〜S123の処理で決定した関節に基づいて、隣接する関節間を接続することにより、入力モデルの骨格を検出する(S125)。
図21は、入力モデル及び骨格の一例を示す図である。具体的には、補正部63は、頭頂部18と首関節52とを結ぶ直線を骨格55Aとして検出する。また、補正部63は、首関節52と左肩関節19Lと結ぶ直線を骨格55Bとして検出し、首関節52と右肩関節19Rとを結ぶ直線を骨格55Cとして検出する。さらに、補正部63は、左肩関節19Lと左肘関節24Lとを結ぶ直線を骨格55Dとして検出し、右肩関節19Rと右肘関節24Rとを結ぶ直線を骨格55Eとして検出する。また、補正部63は、左肘関節24Lと左手首関節83Lとを結ぶ直線を骨格55Mとして検出し、右肘関節24Rと右手首関節83Rとを結ぶ直線を骨格55Nとして検出する。
また、補正部63は、首関節52と腰関節27とを結ぶ直線を骨格55Fとして検出する。また、補正部63は、腰関節27と左脚部付け根関節28Lとを結ぶ直線を骨格55Gとして検出し、腰関節27と右脚部付け根関節28Rとを結ぶ直線を骨格55Hとして検出する。また、補正部63は、左脚部付け根関節28Lと左膝関節29Lとを結ぶ直線を骨格55Iとして検出し、右脚部付け根関節28Rと右膝関節とを結ぶ直線を骨格55Jとして検出する。また、補正部63は、左膝関節29Lと左足首関節44Lとを結ぶ直線を骨格55Kとして検出し、右膝関節と右足首関節とを結ぶ直線を骨格55Lとして検出する。
再度図8を参照して、対象ユーザ又は他のユーザは、端末装置5に対象ユーザの体形情報を入力する(S6)。
端末装置5は、入力された体形情報を3次元形状決定装置6に送信し、3次元形状決定装置6の通信部61は、端末装置5から送信された体形情報を受信する(S7)。
選択部65は、通信部61が受信した対象ユーザの体形情報に基づいて、標準モデルデータベース66に記憶されている標準モデルの中から、体形情報に対応する標準モデルを選択して、読み出す(S8)。
補正部63は、身体の部位ごとに、選択した標準モデルを構成する各3次元座標に対応する入力モデルの3次元座標を特定する。補正部63は、特定した入力モデルの3次元座標に基づいて、補正対象の標準モデルの対応する3次元座標を補正することにより、標準モデルを補正する(S9)。具体的には、補正部63は、ステップS5の処理で検出された骨格ごとに、補正対象の標準モデルの骨格の長さと入力モデルの骨格の長さとに基づいて当該標準モデルを変形し、入力モデルの骨格周辺の3次元座標に基づいて、変形後の標準モデルの骨格周辺の3次元座標を補正することにより、標準モデルを補正する。
以下、標準モデルの補正方法について詳細に説明する。なお、標準モデルについては、予め骨格が定義されているものとする。ただし、骨格が定義されていない場合には、ステップS5の処理と同様に標準モデルから骨格を検出してもよい。
図22及び図23は、標準モデルの補正方法について説明するための図である。ここでは、右腕部34Rの骨格55Eについて、標準モデルを補正する方法について説明する。ただし、他の骨格についても同様に標準モデルを補正する。
図22を参照して、補正部63は、入力モデルから骨格55Eを選択する。ここでは、骨格55Eの端点である右肩関節19R及び右肘関節24Rを、それぞれ関節A´及び関節B´とする。
図23の(A)は、標準モデルの骨格55Eと、骨格55E周辺の点Pnとを示している。標準モデルの骨格55Eの右肩関節及び右肘関節を、それぞれ関節A及び関節Bとする。なお、骨格ごとに、骨格周辺の点が予め定められているのが望ましい。
図23の(B)は、入力モデルの骨格55Eと、骨格55E周辺の点群P´とを示している。図23の(C)は、図23(B)の一部を拡大した図である。
関節A及び関節Bを結ぶ線分ABの長さをLABとし、関節A´及び関節B´を結ぶ線分A´B´の長さをLA´B´とする。
(1)補正部63は、線分ABの長さLABと線分A´B´の長さLA´B´が一致するように、標準モデルを変形する。つまり、線分A´B´が元の長さの(LAB/LA´B´)倍になるように標準モデルを拡大又は縮小する。
(2)補正部63は、標準モデルの点Pnから骨格55Eに対して引いた垂線の足Hを求める。
(3)補正部63は、線分AHの長さLAHと線分A´H´の長さLA´H´とが等しくなるような、線分A´B´上の点H´を求める。
(4)補正部63は、点Pnを含み、線分ABに直交する面70を求め、面70上で3次元空間のx成分が0となるベクトルSを求める。同様に、補正部63は、標準モデルのベクトルSに対応する入力モデルのベクトルS´を求める。つまり、補正部63は、点Pnに対応する入力モデル上の点を含み、且つ線分A´B´に直交する面71を求め、面71上で3次元空間のx成分が0となるベクトルS´を求める。なお、補正部63は、線分AB又は線分A´B´がx軸と平行な場合には、ベクトルS又はベクトルS´の代わりにy成分が0となるベクトルを求める。
(5)補正部63は、ベクトルSと線分HPnがなす角をθとし、ベクトルS´となす角がθとなるベクトルVを決定する。
(6)補正部63は、点H´を通りベクトルVと平行な直線Lまでの距離が最も短い点P´mを、入力モデルの中から選択する。ここで、点P´mの直線Lに対する垂線の足をP´´mとする。
(7)補正部63は、線分HPnの距離D1と線分H´P´´mの距離D2とが等しくなるように、点Pnを補正する。つまり、補正部63は、距離D1が元の距離の(D1/D2)倍となるように、点Pnの位置を補正する。
補正部63は、上記の(1)〜(7)の処理を、標準モデルの骨格55Eに関連付けられたすべての点について実行する。
〔5.実施形態の効果〕
以上説明したように、本開示の実施形態によると、ユーザはステージ2上の所定の位置に立つだけで、3台の距離画像センサ3によりユーザの全周囲の距離画像が撮影され、入力モデルが算出される。このため、ユーザは、特殊なシャツやタイツ等を着用する必要がない。また、入力モデルに一致するようにあらかじめ定められた標準モデルを補正することでユーザの3次元形状を決定することができる。これにより、ユーザの3次元形状を正確に決定することができる。また、標準モデルを用いることにより距離画像センサ3の死角となっている部分においてもユーザの3次元形状を決定することができる。
特に、ウェットスーツ、下着、アンダーウェアなどユーザの身体へのフィット感が求められる衣類を製作する際には、ユーザの正確な3次元形状が必要となる。本実施形態によると、このような衣類の製作に有用な3次元形状データを簡便な方法で取得することができる。
また、ユーザの体重や身長などの体形に最も近い標準モデルを用いてユーザの3次元形状を決定することができる。このため、ユーザの3次元形状を正確に決定することができる。
また、ユーザの骨格情報を用いて、身体の部位ごとに標準モデルを補正している。このため、入力モデルと標準モデルの部位間の対応付けを正確に行った上で、標準モデルを補正することができる。これにより、標準モデルを入力モデルに正確に合わせこむことができ、ユーザの3次元形状を正確に決定することができる。
〔6.付記〕
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 3次元形状決定システム
2 ステージ
3、3A〜3C 距離画像センサ
4 センサコントローラ
5 端末装置
6 3次元形状決定装置
7 ネットワークルータ
8 ネットワーク
61 通信部
62 算出部
63 補正部
64 取得部
65 選択部
66 標準モデルデータベース

Claims (6)

  1. ユーザの周囲を撮像可能な位置に配置され、前記ユーザまでの距離を示す距離画像を出力する少なくとも3台の距離画像センサと、
    前記ユーザの3次元形状を決定する3次元形状決定装置とを備え、
    前記3次元形状決定装置は、
    各前記距離画像センサが出力する前記距離画像に基づいて、前記ユーザの3次元形状を示す入力モデルを算出する算出部と、
    算出された前記入力モデルに基づいて、人体の3次元形状を示すあらかじめ定められた標準モデルを補正することにより、前記ユーザの3次元形状を決定する補正部とを備える、
    3次元形状決定システム。
  2. 前記3次元形状決定装置は、
    前記ユーザの体形を示す体形情報を取得する取得部と、
    取得された前記体形情報に基づいて、各々が人体の3次元形状を示すあらかじめ定められた複数の標準モデルの中から1の標準モデルを選択する選択部とをさらに備え、
    前記補正部は、前記入力モデルに基づいて、選択された前記標準モデルを補正することにより、前記ユーザの3次元形状を決定する、請求項1に記載の3次元形状決定システム。
  3. 前記算出部は、前記入力モデルに基づいて、前記ユーザの骨格情報を検出し、
    前記補正部は、前記ユーザの骨格情報及び前記入力モデルが示す3次元座標と、補正対象の前記標準モデルから得られる骨格情報及び当該標準モデルが示す3次元座標とに基づいて、身体の部位ごとに前記標準モデルを補正する、請求項2に記載の3次元形状決定システム。
  4. 前記補正部は、身体の部位ごとに、補正対象の前記標準モデルを構成する各3次元座標に対応する前記入力モデルの3次元座標を特定し、特定した前記3次元座標に基づいて、補正対象の前記標準モデルの対応する3次元座標を補正することにより、前記標準モデルを補正する、請求項3に記載の3次元形状決定システム。
  5. 前記補正部は、身体の関節間を接続する骨格ごとに、補正対象の前記標準モデルの前記骨格の長さと前記入力モデルの前記骨格の長さとに基づいて当該標準モデルを変形し、前記入力モデルの前記骨格周辺の3次元座標に基づいて、変形後の前記標準モデルの前記骨格周辺の3次元座標を補正することにより、前記標準モデルを補正する、請求項4に記載の3次元形状決定システム。
  6. ユーザまでの距離を示す距離画像を出力する少なくとも3台の距離画像センサが出力する前記距離画像に基づいて、前記ユーザの3次元形状を示す入力モデルを算出する算出部と、
    算出された前記入力モデルに基づいて、人体の3次元形状を示すあらかじめ定められた標準モデルを補正することにより、前記ユーザの3次元形状を決定する補正部とを備える、
    3次元形状決定装置。
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