JP2021140919A - コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のコネクタの各々に同軸ケーブルを安定的に接続できるコネクタ装置を提供する。【解決手段】コネクタ装置100は、設置面4aと、複数の同軸コネクタ1と、金属板2とを備える。複数の同軸コネクタ1は、設置面4a上に設置される。複数の同軸コネクタ1の各々には、同軸ケーブル10が着脱可能である。金属板2には、複数の孔3が形成される。複数の孔3は、それぞれ、複数の同軸コネクタ1と対応する。複数の孔3の各々には、対応する同軸コネクタ1が挿通される。同軸ケーブル10は、外側導体21のフランジ部22が金属板2における孔3の周辺部に接触した状態で、同軸コネクタ1に接続される。【選択図】図3

Description

本発明は、コネクタ装置に関する。
特許文献1には、絶縁ハウジングの平面上に配列方向に等間隔で凹設された案内溝へ極細同軸ケーブルを配置し、配列方向と前後方向に整列させた複数の極細同軸ケーブルの外部導体を、絶縁ハウジングに固定するグランドバーと案内溝との間で、半田プレートと共に挟持し、半田プレートを溶融させてグランドバーへ半田付けする技術が開示されている。
特開2008−98034号公報
特許文献1に記載の技術によると、複数の極細同軸ケーブルの側面がグランドバーにより挟み込まれる。これにより、複数の極細同軸ケーブルに対しては、挟込力(グランドバーにより挟み込まれることで生じるグランドバーからの圧力)が、横方向(コネクタに極細同軸ケーブルを差し込む方向に対して垂直な方向)に生じる。
これに対し、差込力(極細同軸ケーブルをコネクタに差し込むための圧力)は、縦方向(コネクタに極細同軸ケーブルを差し込む方向)に生じる。従って、複数の極細同軸ケーブルの各々において、差込力にバラツキがある場合、挟込力は、差込力のバラツキの解消には寄与しない。その結果、グランドバーを用いて複数の極細同軸ケーブルがコネクタに接続されても、複数の極細同軸ケーブル間でコネクタに対する差込力にバラツキのある状態が保持されることで、複数の極細同軸ケーブルとコネクタとの接続が不安定になる可能性があった。
本発明は、複数のコネクタの各々に同軸ケーブルを安定的に接続できるコネクタ装置を提供することを目的としている。
本発明の第1の局面によれば、コネクタ装置は、設置面と、複数のコネクタと、導電部材とを備える。複数のコネクタは、前記設置面上に設置される。導電部材は、導電性を有する。前記複数のコネクタの各々には、同軸ケーブルが着脱可能である。前記導電部材には、内径が前記コネクタの外径よりも大きく、かつ前記同軸ケーブルの外筒の端部の外径よりも小さい、複数の孔が形成される。前記複数の孔は、それぞれ、前記複数のコネクタと対応する。前記複数の孔の各々には、前記対応するコネクタが挿通される。前記同軸ケーブルは、前記同軸ケーブルの外筒の端部が前記導電部材における前記孔の周辺部に接触した状態で、前記コネクタに接続される。
本発明によれば、複数のコネクタの各々に同軸ケーブルを安定的に接続できる。
本発明の第1実施形態に係るコネクタ装置の斜視図である。 第1実施形態のコネクタ装置の分解図である。 第1実施形態のコネクタ装置に同軸ケーブルが接続された状態を示す一部断面図である。 第2実施形態のコネクタ装置の分解図である。 第2実施形態のコネクタ装置に同軸ケーブルが接続された状態を示す一部断面図である。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[第1実施形態]
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係るコネクタ装置100について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るコネクタ装置100の斜視図である。
コネクタ装置100は、複数の同軸コネクタ1を備える。複数の同軸コネクタ1の各々には同軸ケーブル10(図2参照)が接続される。コネクタ装置100は、同軸コネクタ1及び同軸ケーブル10を通じて信号を送受信する。第1実施形態では、同軸ケーブル10にはアンテナ(不図示)が接続される。そして、コネクタ装置100は、アンテナから信号を送受信することで、外部装置と無線通信を行う。例えば、コネクタ装置100は、外部装置であるRFタグと無線通信を行い、RFタグのデータを読み書きする。なお、コネクタ装置100の用途は、無線通信の用途に限定されない。コネクタ装置100は、同軸コネクタ1及び同軸ケーブル10を介して高周波信号を送受信してもよい。
次に、図1〜図3を参照して、コネクタ装置100の構成について詳細に説明する。図2は、第1実施形態のコネクタ装置100の分解図である。図3は、第1実施形態のコネクタ装置100に同軸ケーブル10が接続された状態を示す一部断面図である。
図1〜図3に示すように、コネクタ装置100は、金属板2と、筐体4と、介在部材5と、座金6と、ナット7とをさらに備える。
筐体4は、中空の部材である。筐体4の内部には、基板Xが設けられる。基板Xには、RFタグとの無線通信を行うための集積回路等の各種電子部品が設置される。筐体4は、筐体4の外面を構成する設置面4aと、設置面4aを貫通する複数の孔4bとを有する。
複数の同軸コネクタ1は、それぞれ、複数の同軸ケーブル10と対応する。複数の同軸コネクタ1の各々は、対応する同軸ケーブル10に電気的に接続される。
複数の同軸コネクタ1は、筐体4の設置面4a上に設置される。複数の同軸コネクタ1は、それぞれ、筐体4に設けられる複数の孔4bと対応する。複数の同軸コネクタ1の各々は、対応する孔4bに挿通されることで、筐体4の設置面4aから筐体4の外部に突出する。
図1〜図3に示すように、第1実施形態の同軸コネクタ1は、BNCコネクタである。同軸コネクタ1は、外側導体部1aと、挿入部1bと、ねじ部1cと、ロックピン1dと、リード端子1eとを含む。外側導体部1aは、筒状の部材であり、筐体4の外側に配置される。外側導体部1aの内部には、第1接続端子1fが設けられる。第1接続端子1fは、リード端子1eと電気的に接続されている。リード端子1eは、基板Xと電気的に接続されている。挿入部1bは、筐体4の孔4bに挿入される。ねじ部1cは、外側導体部1aと挿入部1bとの間に位置する。ロックピン1dは、外側導体部1aの外面に設けられる突起である。第1実施形態では、ロックピン1dは、一対設けられる。一対のロックピン1dは、外側導体部1aの周方向に沿って互いに180°の間隔を空けて配置される。
図2及び図3は、Z軸方向を示す。Z軸方向は、筐体4の設置面4aに対して略垂直な方向である。第1実施形態では、同軸コネクタ1のねじ部1c及び外側導体部1aが、設置面4aからZ軸方向の一方側(筐体4の外部)へ突出している。
同軸コネクタ1は、本発明のコネクタの一例である。
金属板2は、導電性を有する金属製の部材である。金属板2は、略平板状の形状を有する。金属板2は、例えば、ステンレス、アルミ、又は銅により形成される。金属板2には、金属板2を貫通する複数の孔3が形成される。複数の孔3は、それぞれ、複数の同軸コネクタ1と対応する。複数の孔3の各々には、対応する同軸コネクタ1が挿通される。
金属板2は、本発明の導電部材の一例である。
介在部材5は、筐体4の設置面4a上に配置される。介在部材5は、弾性部材51と、外面部材52とを含む。弾性部材51は、弾性変形する部材であり、例えば、スポンジにより形成される。外面部材52は、弾性部材51の外側に設けられる。第1実施形態では、外面部材52は、弾性部材51の外面に沿って弾性部材51に巻き付けられるシート状の部材である。外面部材52は、導電性を有する。外面部材52は、例えば、金属により形成される。
介在部材5は、複数設けられる。複数の介在部材5は、長手の形状を有し、並列に配置される。複数の介在部材5の各々は、複数の同軸コネクタ1のうちの互いに隣り合う同軸コネクタ1の間に配置される。
次に、図2及び図3を参照して、同軸ケーブル10について説明する。
図2及び図3に示すように、同軸ケーブル10の端部には、同軸プラグコネクタ20が設けられる。同軸プラグコネクタ20は、同軸ケーブル10を同軸コネクタ1に取り付けるためのプラグである。
同軸プラグコネクタ20は、導電性を有する金属により形成される。同軸プラグコネクタ20は、外側導体21と、フランジ部22とを含む。外側導体21は、本発明の同軸ケーブルの外筒の一例である。
外側導体21は、Z軸方向の両端が開口する略筒状の部材である。外側導体21の内部には、第2接続端子11が設けられる。第2接続端子11は、同軸ケーブル10の端部に設けられる。第2接続端子11は、同軸コネクタ1の第1接続端子1fと電気的に接続可能である。例えば、第1接続端子1f及び第2接続端子11のうちの一方がオス端子であり、他方がメス端子である。第1接続端子1fと第2接続端子11とが電気的に接続されることで、コネクタ装置100が同軸ケーブル10を通じて信号を送受信可能な状態になる。
外側導体21には、外側導体21を貫通する案内溝21aが形成される。案内溝21aは、外側導体21の外周に沿って略らせん状に形成される。案内溝21aは、Z軸方向の他方側の端部である第1端部21bと、Z軸方向の一方側の端部である第2端部21cとを含む。案内溝21aは、一対設けられる。一対の案内溝21aは、外側導体21の周方向に沿って互いに180°の間隔を空けて配置される。
フランジ部22は、略環状の部材である。フランジ部22は、外側導体21のZ軸方向の他方側の開口端部に設けられ、外側導体21の開口端部を外側導体21の径方向の外側へ膨出させた形状を有する。フランジ部22の外径は外側導体21の外径よりも大きい。
フランジ部22は、本発明の同軸ケーブルの外筒の端部の一例である。
金属板2の孔3の内径は、同軸コネクタ1の外径(詳細には、同軸コネクタ1の外側導体部1aの外径)よりも大きい。その結果、金属板2の孔3には、同軸コネクタ1の外側導体部1aを挿通できる。また、金属板2の孔3の内径は、フランジ部22の外径よりも小さい。その結果、金属板2における孔3の周辺部にフランジ部22を接触させることができる。また、同軸コネクタ1の外側導体部1aの外径は、同軸プラグコネクタ20の外側導体21及びフランジ部22の各々の内径よりも小さい。その結果、同軸コネクタ1の外側導体部1aを、フランジ部22を介して外側導体21の内部に挿入できる。
ナット7及び座金6は、同軸コネクタ1を設置面4aに固定するための固定部材である。固定部材は、導電性を有する。固定部材には、同軸コネクタ1を設置面4aに固定した状態で、設置面4aに接触する。なお、固定部材には、座金6が含まれていなくてもよい。すなわち、同軸コネクタ1が、座金6無しで、ナット7により設置面4aに固定されてもよい。
次に、同軸コネクタ1に同軸ケーブル10が接続される手順について説明する。
図1〜図3に示すように、まず、座金6の孔6a及びナット7の孔7aに同軸コネクタ1の外側導体部1a及びねじ部1cが挿通されて、ナット7がねじ部1cに締め付けられる。その結果、同軸コネクタ1が筐体4の設置面4aに固定される。
次に、金属板2の孔3に同軸コネクタ1の外側導体部1aが挿通される。その結果、外側導体部1aの一部(ロックピン1dが設けられる部分)が、金属板2の孔3からZ軸方向の一方側に突出する。
次に、外側導体部1aの一部(金属板2の孔3からZ軸方向の一方側に突出している部分)が、同軸プラグコネクタ20のフランジ部22を介して外側導体21の内部に挿入される。そして、ロックピン1dが案内溝21aの第1端部21bに挿通された後、同軸プラグコネクタ20が軸回りに回転されつつ、Z軸方向の他方側へ移動される。その結果、ロックピン1dが案内溝21aを摺動して、案内溝21aの第2端部21cまで移動する。
ロックピン1dが案内溝21aの第2端部21cまで移動することで、同軸コネクタ1に同軸ケーブル10が接続された状態となる。このとき、同軸ケーブル10の外側導体21が、ロックピン(螺子固定部)1dにより締め付けられることによって(ロックピン1dが案内溝21aの第2端部21cに位置する状態が保持されることによって)、同軸コネクタ1に固定される。また、このとき、ロックピン1dによる締め付けによってフランジ部22が金属板2における孔3の周辺部を押圧する。
ロックピン1dは、本発明の螺子固定部の一例である。
次に、図1〜図3を参照して、同軸コネクタ1に同軸ケーブル10が接続された状態(以下では、接続状態と記載する)について詳細に説明する。
接続状態において、同軸コネクタ1の第1接続端子1fと同軸ケーブル10の第2接続端子11とが電気的に接続される。
接続状態において、複数の同軸プラグコネクタ20の各々のフランジ部22が、金属板2における孔3の周辺部に接触することで、複数の同軸プラグコネクタ20の外側導体21が金属板2を介して互いに電気的に接続される。
接続状態において、介在部材5が金属板2と設置面4aとで挟まれる。接続状態において、介在部材5の弾性部材51は、金属板2及び設置面4aから受ける圧力により弾性変形する。この場合、弾性部材51の復元力が生じるので、弾性部材51の復元力により、弾性部材51の外側に設けられた外面部材52を金属板2と設置面4aとに効果的に接触させることができる。
接続状態において、外面部材52は、金属板2から設置面4aに亘って存在している。その結果、外面部材52を介して金属板2と設置面4aとが電気的に接続される。
接続状態において、フランジ部22が金属板2における孔3の周辺部を押圧することで、フランジ部22が金属板2の孔3の周辺部に接触している状態が保持される。接続状態において、フランジ部22が金属板2における孔3の周辺部を押圧する力に対する抗力として、フランジ部22に対して弾性部材51の弾性に起因した反発力(復元力)が金属板2を介して及ぼされる。これにより、フランジ部22を金属板2における孔3の周辺部に効果的に接触させることができる。
以上、図1〜図3を参照して説明したように、複数の同軸ケーブル10の各々は、フランジ部22が金属板2の孔3の周辺部に接触した状態で、対応する同軸コネクタ1に接続される。これにより、複数のフランジ部22の各々が金属板2に対してZ軸方向(同軸コネクタ1に同軸ケーブル10を差し込む方向)に接触して、金属板2からZ軸方向の圧力を受ける。これによると、複数の同軸ケーブル10間での差込力(同軸ケーブル10を同軸コネクタ1に差し込むための圧力)のバラツキが金属板2により調整される。その結果、複数の同軸コネクタ1の各々に同軸ケーブル10を安定的に接続でき、通信品質を向上させることができる。
また、複数のフランジ部22が金属板2の孔3の周辺部に接触した状態となる。これにより、複数の外側導体21、フランジ部22、金属板2、介在部材5の外面部材52、及び設置面4aの順番に連なった状態(接触した状態)となる。これにより、複数の外側導体21は、フランジ部22、金属板2、及び介在部材5の外面部材52を介して設置面4aと電気的に接続される。その結果、シャーシグランド(筐体4の電位レベル)とシグナルグランド(信号処理が行われるときに基準となる電位レベル)とを一致させることができるので、通信品質を向上させることができる。
また、介在部材5には弾性部材51が含まれる。従って、弾性部材51の復元力により、複数の外側導体21と設置面4aとの、フランジ部22、金属板2及び外面部材52を介した電気的な接続を効果的に行える。
また、コネクタ装置100の設置環境(ノイズ環境)によっては、シャーシグランドとシグナルグランドとを一致させたくない場合がある。この場合、金属板2を用いることなく、複数の同軸ケーブル10の各々を対応する同軸コネクタ1に接続すればよい。従って、作業者は、複数の同軸ケーブル10の各々を対応する同軸コネクタ1に接続する際、金属板2を用いるか否かを選択するだけで、シャーシグランドとシグナルグランドとを一致させるか否かを容易に切り替えることができる。
[第2実施形態]
図4及び図5を参照して、本発明の第2実施形態に係るコネクタ装置100について説明する。図4は、第2実施形態のコネクタ装置100の分解図である。図5は、第2実施形態のコネクタ装置100に同軸ケーブル10が接続された状態を示す一部断面図である。
第2実施形態では、設置面4a上に介在部材5(図2及び図3参照)が設置されない点で第1実施形態と異なる。以下では、主に、第1実施形態と異なる点を説明する。
コネクタ装置100は、導電部材8と、複数の介在部材30とをさらに備える。
導電部材8は、第1実施形態の金属板2の代わりに設けられる。導電部材8は、弾性変形する点で第1実施形態の金属板2とは異なるが、金属板2と同様に、複数の同軸コネクタ1を挿通させるための複数の孔9を有する。複数の孔9は、それぞれ、複数の同軸コネクタ1(図1参照)と対応する。複数の孔9の各々には、対応する同軸コネクタ1が挿通される。
導電部材8の孔9の内径は、同軸コネクタ1の外径よりも大きい。その結果、導電部材8の孔9には、同軸コネクタ1の外側導体部1aを挿通できる。また、導電部材8の孔9の内径は、フランジ部22の外径よりも小さい。その結果、導電部材8における孔9の周辺部にフランジ部22を接触させることができる。
導電部材8は、弾性部材81と、外面部材82とを含む。弾性部材81は、弾性変形する部材であり、例えば、スポンジにより形成される。外面部材82は、弾性部材81の外側に設けられる。第2実施形態では、外面部材82は、弾性部材81の外面に沿って弾性部材81に巻き付けられるシート状の部材である。外面部材82は、導電性を有する。外面部材82は、例えば、金属により形成される。
弾性部材81、及び外面部材82には、孔9が貫通する。
介在部材30は、第1実施形態の介在部材5の代わりに設けられる。介在部材30は、第1実施形態の介在部材5と同様に、導電部材8と設置面4aとを電気的に接続するために設けられる。
介在部材30は、導電性を有し、例えば、金属により形成される。介在部材30は、例えば、座金、又は、ナットである。介在部材30は、環状の部材であり、介在部材30を貫通する孔30aを有する。介在部材30は、複数の同軸コネクタ1(図1参照)のそれぞれに対して装着される。介在部材30の孔30aに同軸コネクタ1の外側導体部1aが挿通されることで、介在部材30が同軸コネクタ1に装着される。
介在部材30の外径は、導電部材8の孔9の内径よりも大きい。その結果、導電部材8における孔9の周辺部に介在部材30を接触させることができる。
次に、同軸プラグコネクタ20に同軸ケーブル10が接続される手順について説明する。
図4及び図5に示すように、まず、ナット7及び座金6により同軸コネクタ1を筐体4の設置面4aに固定される。次に、外側導体部1aに介在部材30が挿通される。
次に、導電部材8の孔9に同軸コネクタ1の外側導体部1aが挿通される。その結果、導電部材8における孔9の周辺部に介在部材30が接触する。
次に、同軸コネクタ1のロックピン1dが、同軸プラグコネクタ20の案内溝21aに係合されて案内溝21aの第2端部21cまで移動される。その結果、ロックピン1dが、案内溝21aに係合して、同軸コネクタ1に同軸ケーブル10が接続された状態となる。このとき、フランジ部22が導電部材8における孔9の周辺部を押圧する。
次に、図4及び図5を参照して、同軸コネクタ1に同軸ケーブル10が接続された状態(接続状態)について詳細に説明する。
接続状態において、複数の同軸プラグコネクタ20の各々のフランジ部22が、導電部材8における外面部材82の孔9の周辺部に接触することで、複数の同軸プラグコネクタ20が外面部材82を介して互いに電気的に接続される。
接続状態について、導電性を有する介在部材30とナット7と座金6とが、導電部材8と設置面4aとで挟まれる。
接続状態において、導電部材8の外面部材82は、フランジ部22から介在部材30に亘って存在している。その結果、外面部材82、介在部材30、ナット7、及び座金6を介して、フランジ部22と設置面4aとが電気的に接続される。
接続状態において、フランジ部22が導電部材8における孔9の周辺部を押圧する力に対する抗力として、フランジ部22に対して弾性部材81の弾性に起因した反発力(復元力)が外面部材82を介して及ぼされる。これにより、フランジ部22を外面部材82に効果的に接触させることができる。
接続状態において、介在部材30に対して弾性部材81の弾性に起因した反発力(復元力)が外面部材82を介して及ぼされる。これにより、介在部材30を外面部材82に効果的に接触させることができる。
以上、図4及び図5を参照して説明したように、複数の同軸ケーブル10の各々は、フランジ部22が導電部材8の外面部材82の孔9の周辺部に接触した状態で、対応する同軸コネクタ1に接続される。これにより、複数のフランジ部22の各々が導電部材8に対してZ軸方向に接触して、導電部材8からZ軸方向の圧力を受ける。これによると、複数の同軸ケーブル10間での差込力のバラツキが金属板2により調整される。その結果、複数の同軸コネクタ1の各々に同軸ケーブル10を安定的に接続でき、通信品質を向上させることができる。
また、複数のフランジ部22が導電部材8の外面部材82の孔9の周辺部に接触した状態となる。これにより、複数の外側導体21、フランジ部22、外面部材82、介在部材30、固定部材(第2実施形態では、ナット7及び座金6)、及び設置面4aの順番に連なった状態(接触した状態)となる。これにより、複数の外側導体21は、フランジ部22、外面部材82、介在部材30、及び固定部材を介して設置面4aと電気的に接続される。その結果、シャーシグランドとシグナルグランドとを一致させることができるので、通信品質を向上させることができる。
また、導電部材8には弾性部材81が含まれる。従って、弾性部材81の復元力により、複数の外側導体21と設置面4aとの、フランジ部22、外面部材82、介在部材30、及び固定部材を介した電気的な接続を効果的に行える。
また、コネクタ装置100の設置環境(ノイズ環境)によっては、シャーシグランドとシグナルグランドとを一致させたくない場合がある。この場合、導電部材8を用いることなく、複数の同軸ケーブル10の各々を対応する同軸コネクタ1に接続すればよい。従って、作業者は、複数の同軸ケーブル10の各々を対応する同軸コネクタ1に接続する際、導電部材8を用いるか否かを選択するだけで、シャーシグランドとシグナルグランドとを一致させるか否かを容易に切り替えることができる。
以上、図面(図1〜図5)を参照しながら本発明の実施形態について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、(1)〜(2))。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の個数等は、図面作成の都合から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図3に示す第1実施形態のコネクタ装置100において、第2実施形態の介在部材30(図4及び図5参照)がさらに設けられてもよい。その結果、複数の外側導体21と設置面4aとをより効果的に電気的に接続できる。
(2)図5に示す第2実施形態のコネクタ装置100において、第1実施形態の介在部材5(図2及び図3参照)がさらに設けられてもよい。その結果、複数の外側導体21と設置面4aとをより効果的に電気的に接続できる。
本発明は、コネクタ装置の分野に利用可能である。
1 同軸コネクタ
2 金属板
3 孔
4a 設置面
10 同軸ケーブル
21 外側導体
22 フランジ部
100 コネクタ装置

Claims (11)

  1. 設置面と、
    前記設置面上に設置された複数のコネクタと、
    導電性を有する導電部材と
    を備え、
    前記複数のコネクタの各々には、同軸ケーブルが着脱可能であり、
    前記導電部材には、内径が前記コネクタの外径よりも大きく、かつ前記同軸ケーブルの外筒の端部の外径よりも小さい、複数の孔が形成され、
    前記複数の孔は、それぞれ、前記複数のコネクタと対応し、
    前記複数の孔の各々には、前記対応するコネクタが挿通され、
    前記同軸ケーブルは、前記同軸ケーブルの外筒の端部が前記導電部材における前記孔の周辺部に接触した状態で、前記コネクタに接続される、コネクタ装置。
  2. 複数の前記同軸ケーブルの外筒は、前記導電部材を介して互いに電気的に接続される、請求項1に記載のコネクタ装置。
  3. 前記複数のコネクタは、前記設置面上に配列して設置され、
    前記導電部材は、平板状の形状である、請求項1又は請求項2に記載のコネクタ装置。
  4. 前記複数のコネクタの各々は、前記同軸ケーブルが接続される状態において前記同軸ケーブルの外筒を締め付けて固定する螺子固定部を備え、
    前記同軸ケーブルが前記コネクタに接続される状態において、前記螺子固定部による締め付けによって、前記同軸ケーブルの外筒の端部が前記導電部材の孔の周辺部を押圧する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ装置。
  5. 前記設置面上に配置される介在部材をさらに備え、
    前記介在部材は、前記同軸ケーブルが前記コネクタに接続される状態において、前記設置面と前記導電部材とで挟まれる、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ装置。
  6. 前記介在部材は、導電性を有しており、
    前記導電部材は、前記介在部材を介して前記設置面に対して電気的に接続される、請求項5に記載のコネクタ装置。
  7. 前記介在部材及び前記導電部材のうち少なくとも一方は、弾性を有しており、
    前記介在部材は、前記同軸ケーブルが前記コネクタに接続される状態において、前記同軸ケーブルの外筒の端部が前記導電部材における前記孔の周辺部を押圧する力に対する抗力として、前記同軸ケーブルの外筒の端部に対して前記弾性に起因した反発力を及ぼす、請求項5又は請求項6に記載のコネクタ装置。
  8. 前記弾性を有する、前記介在部材及び前記導電部材のうち少なくとも一方は、
    弾性変形する弾性部材と、
    前記弾性部材の外側に設けられ、導電性を有する外面部材と
    を含む、請求項7に記載のコネクタ装置。
  9. 前記介在部材は、前記複数のコネクタのそれぞれに対して装着される、請求項5から請求項8のいずれか1項に記載のコネクタ装置。
  10. 前記介在部材は、環状の形状であり、コネクタが挿通されることにより、前記複数のコネクタの各々に対して装着される、請求項9に記載のコネクタ装置。
  11. 前記介在部材は、前記複数のコネクタのうちの互いに隣り合う2つのコネクタの間に配置される、請求項5から請求項8のいずれか1項に記載のコネクタ装置。
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