JP2021136636A - 管理装置、管理方法及びプログラム - Google Patents

管理装置、管理方法及びプログラム Download PDF

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【課題】干渉度合いを低減させる。【解決手段】管理装置2は、無線局Wの通信に干渉する電波を発する基地局1の動作を管理する管理装置2であって、基地局1が電波を発するときに利用するリソースの利用状態を示すリソース状態情報を、一以上の基地局1から取得する取得部231と、取得部231が取得した一以上のリソース状態情報に基づいて、一以上の基地局1それぞれによって発せられた電波が無線局Wの通信に干渉する干渉度合いを示す干渉電力の総和である総干渉電力を算出する算出部232と、算出部232によって算出された総干渉電力に基づいて、一以上の基地局1のうち、少なくとも一部の基地局1にリソースの利用の制限を指示する基地局制御部234と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、基地局の動作を管理する管理装置、管理方法及びプログラムに関する。
近年、3GPP(Third Generation Partnership Project)において、第5世代移動体通信システム(以下、5G(5th Generation)という。)の無線アクセス技術の仕様化が進められており(非特許文献1)、通信事業者では、5Gの運用に向けた準備が進めている。
ところで、5Gに割り当てられる予定の5G用周波数帯においては、5Gとは異なる他システムに割り当てられた周波数帯の少なくとも一部と重複する場合がある。例えば、地球局と衛星をはじめとする宇宙局との間の通信では、5G用周波数帯を含む周波数帯が用いられているため、基地局が5G用周波数帯の電波を発すると、当該電波が上記通信に干渉することによって、上記通信の品質が低下し得る。そのため、通信事業者においては、各基地局によって発せられた電波が上記通信に干渉する干渉度合いを低減させることが求められている。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、干渉度合いを低減させることができる管理装置、管理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる管理装置は、所定の無線局の通信に干渉する電波を発する基地局の動作を管理する管理装置であって、前記基地局が電波を発するときに利用するリソースの利用状態を示すリソース状態情報を、一以上の前記基地局から取得する取得部と、前記取得部が取得した一以上の前記リソース状態情報に基づいて、前記一以上の基地局それぞれによって発せられた電波が前記所定の無線局の通信に干渉する干渉度合いを示す干渉電力の総和である総干渉電力を算出する算出部と、前記算出部によって算出された前記総干渉電力に基づいて、前記一以上の基地局のうち、少なくとも一部の前記基地局に前記リソースの利用の制限を指示する基地局制御部と、を有する。
前記管理装置は、前記算出部によって算出された前記総干渉電力が、所定の干渉閾値を上回るか否かを判定する判定部をさらに有してもよいし、前記基地局制御部は、前記判定部によって前記総干渉電力が前記所定の干渉閾値を上回ると判定された場合、前記基地局に前記リソースの利用の制限を指示してもよい。
前記所定の無線局は、宇宙局と通信する地球局であってもよいし、前記基地局が発する電波は、前記地球局の通信に干渉する周波数帯域の電波であってもよいし、前記基地局制御部は、前記基地局が発する電波を、前記管理装置を管理する通信事業者に割り当てられた前記周波数帯域のうちの一部の周波数帯域に制限させてもよい。
前記基地局制御部は、前記通信事業者に割り当てられた前記周波数帯域を複数の部分帯域に分割し、前記一以上の基地局それぞれに前記複数の部分帯域のうちのいずれかの前記部分帯域を割り当ててもよい。
前記基地局制御部は、前記基地局において、電波を発する期間と、電波を発しない期間とを切り替えるタイミングを指示してもよい。
前記取得部は、前記基地局が通信している通信端末の数を示す通信数情報をさらに取得してもよいし、前記基地局制御部は、前記通信数情報によって示される前記通信端末の数の少なさに基づいて、前記一以上の基地局の中から前記リソースの利用を制限させる前記基地局を決定し、決定した前記基地局に前記リソースの利用の制限を指示してもよい。
前記リソースの利用状態は、前記リソースの利用率であってもよいし、前記管理装置は、前記基地局ごとに、過去の当該基地局の前記リソースの利用率の統計値を示す統計情報を記憶する記憶部をさらに有してもよいし、前記基地局制御部は、前記記憶部に記憶されている前記統計情報が示す前記統計値の低さに基づいて、前記一以上の基地局の中から前記リソースの利用を制限させる前記基地局を決定し、決定した前記基地局に前記リソースの利用の制限を指示してもよい。
前記基地局制御部は、前記所定の無線局との距離の近さに基づいて、前記一以上の基地局の中から前記リソースの利用を制限させる前記基地局を決定し、決定した前記基地局に前記リソースの利用の制限を指示してもよい。
前記基地局制御部は、前記干渉電力の大きさに基づいて、前記一以上の基地局の中から前記リソースの利用を制限させる前記基地局を決定し、決定した前記基地局に前記リソースの利用の制限を指示してもよい。
本発明の第2の態様にかかる管理方法は、コンピュータが実行する、所定の無線局の通信に干渉する電波を発する基地局が電波を発するときに利用するリソースの利用状態を示すリソース状態情報を、一以上の前記基地局から取得するステップと、取得された一以上の前記リソース状態情報に基づいて、前記一以上の基地局それぞれによって発せられた電波が前記所定の無線局の通信に干渉する干渉度合いを示す干渉電力の総和である総干渉電力を算出するステップと、算出された前記総干渉電力が示す前記干渉度合いの高さに基づいて、前記一以上の基地局のうち、少なくとも一部の前記基地局に前記リソースの利用の制限を指示するステップと、を有する。
本発明の第3の態様にかかるプログラムは、コンピュータを、所定の無線局の通信に干渉する電波を発する基地局が電波を発するときに利用するリソースの利用状態を示すリソース状態情報を、一以上の前記基地局から取得する取得部、前記取得部が取得した一以上の前記リソース状態情報に基づいて、前記一以上の基地局それぞれによって発せられた電波が前記所定の無線局の通信に干渉する干渉度合いを示す干渉電力の総和である総干渉電力を算出する算出部、及び前記算出部によって算出された前記総干渉電力に基づいて、前記一以上の基地局のうち、少なくとも一部の前記基地局に前記リソースの利用の制限を指示する基地局制御部、として機能させる。
本発明によれば、干渉度合いを低減させることができるという効果を奏する。
通信システムの概要を説明するための図である。 管理装置の構成を示す図である。 基地局管理データベースの構成の一例を示す図である。 リソースの利用の制限を模式的に表した図である。 管理装置の処理の流れを示すフローチャートである。
[通信システムSの概要]
図1は、通信システムSの概要を説明するための図である。通信システムSは、無線局Wの通信に干渉する電波を発する基地局1の動作を管理するために用いられるシステムである。無線局Wは、基地局1が発する電波の周波数帯域の少なくとも一部が重複する周波数帯域の電波を用いて通信する無線設備であり、例えば、衛星をはじめとする宇宙局と通信する地球局である。通信システムSは、基地局1と、管理装置2とを有する。
基地局1は、当該基地局1及び管理装置2を管理する通信事業者が提供する通信サービスを利用する不図示の通信端末と通信することにより、当該通信端末と他の通信端末との通信を中継する役割を有する無線設備である。基地局1は、電波を発する際に、通信している通信端末の数及び通信量等に応じた量のリソースを利用する。リソースは、通信端末に割り当たられた送信単位であり、例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式の通信において、搬送波を時間軸方向(例えば3GPPにおけるOFDM symbol)と周波数軸方向(例えば3GPPにおけるOFDM sub−carrier)とに分割した送信単位(例えば3GPPにおけるRE(Resource Element))である。基地局1が発する電波は、無線局Wの通信に干渉する周波数帯域の電波であり、例えば、5G用の周波数帯域の電波である。
管理装置2は、基地局1の動作を管理する装置であり、例えばサーバである。管理装置2は、通信可能な範囲に無線局Wを含む一以上の基地局1に関する情報を記憶している。なお、管理装置2は、基地局1であってもよい。この場合、通信可能な範囲に無線局Wを含む一以上の基地局1のうちのいずれか1つの基地局1が、管理装置2として機能する。
図1に示す例においては、通信可能な範囲に無線局Wを含む基地局1が、基地局1a、1b、1cであるとして説明する。この場合において、まず、管理装置2は、記憶している基地局1に関する情報に基づいて、基地局1が電波を発するときに利用するリソースの利用状態を示すリソース状態情報を、基地局1a、1b、1cから取得する(図1の(1))。リソース状態情報は、例えば、リソースの利用率を示す情報である。
管理装置2は、取得した3つのリソース状態情報に基づいて、基地局1a、1b、1cに対応する総干渉電力を算出する(図1の(2))。総干渉電力は、一以上の基地局1それぞれによって発せられた電波が無線局Wの通信に干渉する干渉度合いを示す干渉電力の総和である。
そして、管理装置2は、算出した総干渉電力に基づいて、基地局1a、1b、1cのうち、少なくとも一部の基地局1にリソースの利用の制限を指示する(図1の(3))。例えば、管理装置2が基地局1aにリソースの利用の制限を指示すると、基地局1aは、指示された内容に従って電波を発信する。
このようにすることで、通信システムSは、リソースの利用を制限させた基地局1が発する電波の強度を弱めることができる。その結果、通信システムSは、無線局Wに対する干渉度合いを低減させることができる。
以下において、管理装置2の構成について説明する。
[管理装置2の構成]
図2は、管理装置2の構成を示す図である。管理装置2は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを有する。通信部21は、ネットワークに接続するためのインターフェイスであり、例えばLAN(Local Area Network)コントローラを含んで構成されている。
記憶部22は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスク等の記憶媒体を含む。記憶部22は、制御部23が実行するプログラムを記憶している。記憶部22は、通信可能な範囲に無線局Wを含む一以上の基地局1に関する情報を管理する基地局管理データベースを記憶している。
図3は、基地局管理データベースの構成の一例を示す図である。図3に示すように、基地局管理データベースは、基地局1に関する情報として、基地局識別情報と、距離情報と、統計情報とを関連付けて記憶している。基地局識別情報は、通信可能な範囲に無線局Wを含む基地局1を識別するための情報である。距離情報は、無線局Wから基地局1までの距離を示す情報である。統計情報は、過去の基地局1のリソースの利用率の統計値を示す情報である。
図2に戻り、制御部23は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部23は、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより、取得部231、算出部232、判定部233及び基地局制御部234として機能する。
取得部231は、通信部21を介して、基地局1が電波を発するときに利用するリソースの利用状態を示すリソース状態情報を、通信可能な範囲に無線局Wを含む一以上の基地局1から取得する。取得部231は、例えば、通信部21を介して、基地局管理データベースに記憶されている基地局識別情報が示す基地局1からリソース状態情報を取得する。取得部231は、例えば、所定の間隔(例えば毎時等)で、基地局1からリソース状態情報を取得する。
算出部232は、取得部231が取得した一以上のリソース状態情報に基づいて、一以上の基地局1それぞれによって発せられた電波が無線局Wの通信に干渉する干渉度合いを示す干渉電力の総和である総干渉電力を算出する。具体的には、算出部232は、取得部231が取得したリソース状態情報ごとに、当該リソース状態情報が示すリソースの利用状態に基づいて干渉電力を算出し、算出した一以上の干渉電力を総和することにより総干渉電力を算出する。
例えば、記憶部22には、基地局1のリソースの利用率の最小値から最大値までの範囲を複数の範囲に分割した分割範囲ごとに、当該分割範囲と、基地局1が当該分割範囲のリソースを利用して電波を発した場合に想定される干渉電力とを関連付けた情報が記憶されているとする。この場合において、まず、算出部232は、取得部231が取得したリソース状態情報ごとに、記憶部22において当該リソース状態情報が示すリソースの利用率を含む分割範囲に関連づけて記憶されている干渉電力を特定する。そして、算出部232は、特定した一以上の干渉電力を総和することにより総干渉電力を算出する。
なお、算出部232は、基地局1と通信している通信端末が電波を発する場合に想定される干渉電力をさらに加算した総干渉電力を算出してもよい。「通信端末が電波を発する場合に想定される干渉電力」は、予め定められた固定値であってもよいし、基地局1が当該通信端末に割り当てた送信単位に応じて変動する変動値であってもよい。
例えば、まず、取得部231は、基地局1から、当該基地局1と通信している通信端末に関する情報をさらに取得する。通信端末に関する情報は、例えば、基地局1が通信している通信端末の数、又は各通信端末に割り当てた送信単位等である。そして、算出部232は、取得部231が取得した通信端末に関する情報に基づいて、通信端末が電波を発する場合に想定される干渉電力を算出し、算出した干渉電力を総干渉電力に加算することにより、総干渉電力を算出する。
基地局制御部234は、通信部21を介して、算出部232によって算出された総干渉電力に基づいて、一以上の基地局1のうち、少なくとも一部の基地局1にリソースの利用の制限を指示する。具体的には、基地局制御部234は、通信部21を介して、リソースの利用の制限を指示するための指示内容を示す指示情報を基地局1に送信することにより、基地局1にリソースの利用の制限を指示する。その後、基地局1は、管理装置2から指示情報を取得すると、当該指示情報が示す指示内容に従って電波を発信する。
基地局制御部234は、例えば、リソースの上限値を決定し、決定したリソースの上限値を含む指示情報を基地局1に送信する。リソースの上限値は、予め定められた固定の値であってもよいし、可変の値であってもよい。その後、基地局1は、管理装置2から指示情報を取得すると、当該指示情報に含まれる上限値を超えない範囲でリソースを利用して電波を発信する。
基地局制御部234は、算出部232によって算出された総干渉電力が所定の干渉閾値を上回るか否かに応じて、基地局1にリソースの利用の制限を指示してもよい。所定の干渉閾値は、例えば、無線局Wに対応する許容干渉電力を基準に定められた閾値であり、少なくとも、許容干渉電力が示す数値より低い数値を示す閾値である。許容干渉電力は、例えば、無線局Wにおいて許容される総干渉電力として官公庁によって定められた干渉度合いの上限を示す値である。
具体的には、まず、判定部233は、算出部232によって算出された総干渉電力が、所定の干渉閾値を上回るか否かを判定する。そして、基地局制御部234は、判定部233によって総干渉電力が所定の干渉閾値を上回ると判定された場合に、基地局1にリソースの利用の制限を指示する。このようにすることで、管理装置2は、総干渉電力が許容干渉電力を上回ってしまうリスクを低減することができる。
基地局制御部234は、リソースの利用の制限として、基地局1が発する電波の周波数帯域を制限させてもよい。具体的には、基地局制御部234は、基地局1が発する電波を、通信事業者に割り当てられた事業者周波数帯域のうちの一部の周波数帯域に制限させる。事業者周波数帯域は、例えば、5G用の周波数帯域のうち、官公庁が通信事業者に割り当てた周波数帯域である。
より具体的には、基地局制御部234は、事業者周波数帯域を複数の部分帯域に分割し、一以上の基地局それぞれに複数の部分帯域のうちのいずれかの部分帯域を割り当てる。各部分帯域は、帯域幅が同一であってもよいし、帯域幅がそれぞれ異なってもよい。図4は、リソースの利用の制限を模式的に表した図である。図4(a)に示す例においては、事業者周波数帯域を3つの部分帯域に分割している。
例えば、3つの基地局1のリソースの利用を制限する場合において、基地局制御部234は、3つの基地局1にそれぞれ異なる部分帯域を割り当ててもよいし、3つの基地局1に同一の部分帯域を割り当ててもよい。このようにすることで、管理装置2は、周波数帯域を制限させた基地局1と通信端末との間における所定の単位時間当たりの通信量を減少させることができる。これにより、管理装置2は、周波数帯域を制限させた基地局1が発する電波の強度を低減させることができる。
基地局制御部234は、リソースの利用の制限として、基地局1が電波を発する期間を制限させてもよい。具体的には、基地局制御部234は、基地局1において、電波を発する発信期間と、電波を発しない非発信期間とを切り替える切替タイミングを指示する。より具体的には、基地局制御部234は、発信期間及び非発信期間のスケジュールを決定し、決定したスケジュールに基づいて基地局1に切替タイミングを指示する。
図4(b)に示す例において、基地局制御部234は、発信期間Tから非発信期間Uに切り替える第1切替タイミングと、非発信期間Uから発信期間Tに切り替える第2切替タイミングとを交互に指示する。発信期間T及び非発信期間Uは、それぞれ予め定められた固定の期間であってもよいし、可変の期間であってもよい。このようにすることで、管理装置2は、非発信期間における総干渉電力を低減させることができる。
基地局制御部234は、基地局1にリソースの利用の制限として、基地局1が発する電波の周波数帯域と、基地局1が電波を発する間隔とを同時に制限させてもよい。図4(c)に示すように、基地局制御部234は、基地局1ごとに、3つの部分帯域のうちのいずれかの部分帯域を割り当て、かつ、各切替タイミングを指示する。基地局制御部234は、基地局1にリソースの利用の制限として、使用中のTDD−UL−DL−Config(Time Division Duplex Uplink/Downlink configuration)において、基地局1が電波を発することが可能なフレーム番号を指示してもよい。
ところで、通信している通信端末の数が多い基地局1がリソースの利用を制限してしまうと、通信サービスを利用する多くの利用者に影響が出てしまう。そのため、管理装置2は、通信している通信端末の数が少ない基地局1にリソースの利用を制限させることが望ましい。そこで、基地局制御部234は、基地局1が通信している通信端末の数の少なさに応じて、基地局1にリソースの利用の制限を指示してもよい。この場合、取得部231は、基地局1が通信している通信端末の数を示す通信数情報を一以上の基地局1からさらに取得する。
この場合において、まず、基地局制御部234は、取得部231が取得した通信数情報によって示される通信端末の数の少なさに基づいて、一以上の基地局1の中からリソースの利用を制限させる基地局1を決定する。基地局制御部234は、例えば、一以上の基地局1のうち、通信している通信端末の数が相対的に少ない基地局1を優先して、リソースの利用を制限させる基地局1として決定する。基地局制御部234は、通信している通信端末の数が予め定められた端末数閾値を下回る基地局1を、リソースの利用を制限させる基地局1として決定してもよい。
そして、基地局制御部234は、決定した基地局1にリソースの利用の制限を指示する。基地局制御部234は、例えば、リソースの利用を制限させる基地局1に対して、当該基地局1が通信している通信端末の数に応じた指示内容でソースの利用の制限を指示する。
具体的には、基地局制御部234は、リソースの利用を制限させる基地局1が通信している通信端末の数が少ないほど、帯域幅が狭い部分帯域を割り当てる。基地局制御部234は、発信期間及び非発信期間を含む期間において非発信期間の割合を大きくした切替タイミングを指示したりしてもよい。このように、管理装置2は、基地局1が通信している通信端末の数の少なさに応じて基地局1にリソースの利用の制限を指示することにより、基地局1にリソースの利用を制限させることによって影響が生じる通信端末の数を少なくすることができる。
管理装置2は、日常的なリソースの利用率の低さに応じて、基地局1にリソースの利用の制限を指示してもよい。具体的には、まず、基地局制御部234は、基地局管理データベースに記憶されている統計情報が示すリソースの利用率の統計値の低さに基づいて、一以上の基地局1の中からリソースの利用を制限させる基地局1を決定する。
基地局制御部234は、一以上の基地局1のうち、統計情報によって示されるリソースの利用率の統計値が相対的に低い基地局1を優先してリソースの利用を制限させる基地局1として決定してもよいし、統計情報によって示されるリソースの利用率の統計値が予め定められた利用率閾値を下回る基地局1を、リソースの利用を制限させる基地局1として決定してもよい。
そして、基地局制御部234は、決定した基地局1にリソースの利用の制限を指示する。基地局制御部234は、例えば、リソースの利用を制限させる基地局1に対して、基地局管理データベースにおいて当該基地局1を示す基地局識別情報に関連付けて記憶されている統計情報が示すリソースの利用率の統計値の低さに応じた指示内容でソースの利用の制限を指示してもよい。このようにすることで、管理装置2は、基地局1にリソースの利用を制限させることによって影響が生じる通信端末の数を少なくすることができる。
干渉電力は、無線局Wが基地局1によって発せられた電波を受信したときの強度に応じて変動し得る。例えば、基地局1によって発せられた電波は、当該基地局1から無線局Wまでの距離が近いほど、遮蔽物等の影響によって減衰する割合が小さくなることが考えられる。そこで、管理装置2は、無線局Wとの近さに応じて、基地局1にリソースの利用の制限を指示してもよい。具体的には、まず、基地局制御部234は、基地局管理データベースに記憶されている距離情報が示す無線局Wとの距離の近さに基づいて、一以上の基地局1の中からリソースの利用を制限させる基地局1を決定する。基地局制御部234は、例えば、一以上の基地局1のうち、無線局Wとの距離が相対的に近い基地局1を優先して、リソースの利用を制限させる基地局1として決定する。
そして、基地局制御部234は、決定した基地局1にリソースの利用の制限を指示する。基地局制御部234は、例えば、リソースの利用を制限させる基地局1に対して、基地局管理データベースにおいて当該基地局1を示す基地局識別情報に関連付けて記憶されている距離情報が示す無線局Wとの距離の近さに応じた指示内容でソースの利用の制限を指示する。このようにすることで、管理装置2は、一以上の基地局1の中で無線局Wに対する干渉度合いが相対的に高い基地局1にリソースの利用を制限させることができる。
管理装置2は、算出した干渉電力の大きさに応じて、基地局1にリソースの利用の制限を指示してもよい。具体的には、まず、基地局制御部234は、算出部232が算出した干渉電力の大きさに基づいて、一以上の基地局1の中からリソースの利用を制限させる基地局1を決定する。基地局制御部234は、例えば、リソースの利用を制限させる基地局1を、一以上の基地局1のうち、算出部232によって算出された干渉電力が相対的に大きい基地局1を優先して決定する。
そして、基地局制御部234は、決定した基地局1にリソースの利用の制限を指示する。基地局制御部234は、例えば、リソースの利用を制限させる基地局1に対して、算出部232が算出した干渉電力の大きさに応じた指示内容でソースの利用の制限を指示する。このようにすることで、管理装置2は、総干渉電力を低減させる割合を高めることができる。
上記において、リソースが送信単位である例を説明したが、これに限らない。例えば、リソースは、空中線電力(送信出力)であってもよい。この場合、基地局制御部234は、基地局1にリソースの利用の制限として、当該基地局1に許容する送信電力を指示してもよい。このようにすることで、管理装置2は、総干渉電力を低減させることができる。
[管理装置2の処理]
図5は、管理装置2の処理の流れを示すフローチャートである。本フローチャートは、取得部231が、通信部21を介して、リソース状態情報を一以上の基地局1から取得したことを契機として開始する(S1)。
算出部232は、取得部231が取得した一以上のリソース状態情報に基づいて、総干渉電力を算出する(S2)。判定部233は、算出部232によって算出された総干渉電力が、所定の干渉閾値を上回るか否かを判定する(S3)。
判定部233は、総干渉電力が所定の干渉閾値を上回らないと判定した場合(S3においてNOの場合)、処理を終了させる。一方、基地局制御部234は、判定部233によって総干渉電力が所定の干渉閾値を上回ると判定された場合(S3においてYESの場合)、一以上の基地局1のうち、少なくとも一部の基地局1にリソースの利用の制限を指示する(S4)。
[本実施の形態における効果]
以上説明したとおり、通信システムSは、管理装置2が一以上の基地局1それぞれから取得したリソース状態情報に基づいて算出した総干渉電力に基づいて、一以上の基地局1のうち、少なくとも一部の基地局1にリソースの利用の制限を指示する。リソースの利用の制限を指示された基地局1は、指示内容に従って電波を発信する。このようにすることで、通信システムSは、リソースの利用を制限させた基地局1が発する電波の強度を弱めることができる。その結果、通信システムSは、無線局Wに対する干渉度合いを低減させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 基地局
2 管理装置
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
231 取得部
232 算出部
233 判定部
234 基地局制御部
S 通信システム
W 無線局

Claims (11)

  1. 所定の無線局の通信に干渉する電波を発する基地局の動作を管理する管理装置であって、
    前記基地局が電波を発するときに利用するリソースの利用状態を示すリソース状態情報を、一以上の前記基地局から取得する取得部と、
    前記取得部が取得した一以上の前記リソース状態情報に基づいて、前記一以上の基地局それぞれによって発せられた電波が前記所定の無線局の通信に干渉する干渉度合いを示す干渉電力の総和である総干渉電力を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された前記総干渉電力に基づいて、前記一以上の基地局のうち、少なくとも一部の前記基地局に前記リソースの利用の制限を指示する基地局制御部と、
    を有する管理装置。
  2. 前記算出部によって算出された前記総干渉電力が、所定の干渉閾値を上回るか否かを判定する判定部をさらに有し、
    前記基地局制御部は、前記判定部によって前記総干渉電力が前記所定の干渉閾値を上回ると判定された場合、前記基地局に前記リソースの利用の制限を指示する、
    請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記所定の無線局は、宇宙局と通信する地球局であり、
    前記基地局が発する電波は、前記地球局の通信に干渉する周波数帯域の電波であり、
    前記基地局制御部は、前記基地局が発する電波を、前記管理装置を管理する通信事業者に割り当てられた前記周波数帯域のうちの一部の周波数帯域に制限させる、
    請求項1又は2に記載の管理装置。
  4. 前記基地局制御部は、前記通信事業者に割り当てられた前記周波数帯域を複数の部分帯域に分割し、前記一以上の基地局それぞれに前記複数の部分帯域のうちのいずれかの前記部分帯域を割り当てる、
    請求項3に記載の管理装置。
  5. 前記基地局制御部は、前記基地局において、電波を発する期間と、電波を発しない期間とを切り替えるタイミングを指示する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の管理装置。
  6. 前記取得部は、前記基地局が通信している通信端末の数を示す通信数情報をさらに取得し、
    前記基地局制御部は、前記通信数情報によって示される前記通信端末の数の少なさに基づいて、前記一以上の基地局の中から前記リソースの利用を制限させる前記基地局を決定し、決定した前記基地局に前記リソースの利用の制限を指示する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の管理装置。
  7. 前記リソースの利用状態は、前記リソースの利用率であり、
    前記基地局ごとに、過去の当該基地局の前記リソースの利用率の統計値を示す統計情報を記憶する記憶部をさらに有し、
    前記基地局制御部は、前記記憶部に記憶されている前記統計情報が示す前記統計値の低さに基づいて、前記一以上の基地局の中から前記リソースの利用を制限させる前記基地局を決定し、決定した前記基地局に前記リソースの利用の制限を指示する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の管理装置。
  8. 前記基地局制御部は、前記所定の無線局との距離の近さに基づいて、前記一以上の基地局の中から前記リソースの利用を制限させる前記基地局を決定し、決定した前記基地局に前記リソースの利用の制限を指示する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の管理装置。
  9. 前記基地局制御部は、前記干渉電力の大きさに基づいて、前記一以上の基地局の中から前記リソースの利用を制限させる前記基地局を決定し、決定した前記基地局に前記リソースの利用の制限を指示する、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の管理装置。
  10. コンピュータが実行する、
    所定の無線局の通信に干渉する電波を発する基地局が電波を発するときに利用するリソースの利用状態を示すリソース状態情報を、一以上の前記基地局から取得するステップと、
    取得された一以上の前記リソース状態情報に基づいて、前記一以上の基地局それぞれによって発せられた電波が前記所定の無線局の通信に干渉する干渉度合いを示す干渉電力の総和である総干渉電力を算出するステップと、
    算出された前記総干渉電力が示す前記干渉度合いの高さに基づいて、前記一以上の基地局のうち、少なくとも一部の前記基地局に前記リソースの利用の制限を指示するステップと、
    を有する管理方法。
  11. コンピュータを、
    所定の無線局の通信に干渉する電波を発する基地局が電波を発するときに利用するリソースの利用状態を示すリソース状態情報を、一以上の前記基地局から取得する取得部、
    前記取得部が取得した一以上の前記リソース状態情報に基づいて、前記一以上の基地局それぞれによって発せられた電波が前記所定の無線局の通信に干渉する干渉度合いを示す干渉電力の総和である総干渉電力を算出する算出部、及び
    前記算出部によって算出された前記総干渉電力に基づいて、前記一以上の基地局のうち、少なくとも一部の前記基地局に前記リソースの利用の制限を指示する基地局制御部、
    として機能させるためのプログラム。
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