JP2021136605A - ゲートウェイ装置及び通信制御プログラム - Google Patents

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【課題】 時刻同期の電波を受信できないゲートウェイ装置を経由して子機に下り信号によるデータ送信を行う。【解決手段】 本発明は、子機と無線信号を送受信可能な第1の通信部と、通信制御装置と通信可能な第2の通信部と、通信制御装置に対してGPS時刻情報の取得を要求する要求部と、子機へビーコン信号を送信するビーコン信号送信部と、ビーコン信号の送信タイミングを算出する算出部とを有し、算出部は取得したGPS時刻情報を用いてn回目のビーコン信号を送信する第1の送信タイミングを算出し、ビーコン信号送信部は、第1の送信タイミングに従ってビーコン信号を送信し、要求部はn回目のビーコン信号送信の所定時間経過後に、再度GPS時刻情報の取得を要求し、算出部は再度取得したGPS時刻情報を用いてn+1回目のビーコン信号を送信する第2の送信タイミングを算出する。【選択図】 図1

Description

本発明は、ゲートウェイ装置及び通信制御プログラムに関し、例えば、無線通信を行う子機がゲートウェイ装置(以下、単に「GW」とも呼ぶ)と通信制御装置(例えば、ネットワークサーバ等)を介して上位装置と通信するシステムに適用し得る。
従来、低消費電力で広いエリアをカバーする無線通信方式として、LoRa(LoRaWAN)が存在する(非特許文献1)。
従来の非特許文献1に示すLoRaを適用した通信システムでは、無線通信を行う子機(以下、「EndDevice」とも呼ぶ)が、GW(基地局)及びネットワークサーバを介して上位装置(例えば、アプリケーションサーバ)と無線通信可能な構成となっている。この際の、EndDeviceは、特定のGWと接続しているという意識はない。
ここで、LoRa(非特許文献1)を適用した通信システムにおけるアップリンクのデータ通信(上りデータの通信)について説明する。EndDeviceが送信した上りデータは、電波が届いている複数のGWが受信し、GWがネットワークサーバに送信する。ネットワークサーバでは、複数のGWから同一上りデータを受信するが、EndDeviceからの電波強度が一番強く受信したGWからの上りデータを有効にし、アプリケーションサーバに転送を行う。その時、ネットワークサーバは、その他のGWから受信した上りデータは破棄する。
次に、LoRa(非特許文献1)を適用した通信システムにおけるダウンリンクのデータ通信(下りデータの通信)について説明する。非特許文献1に示すLoRaプロトコルでは、EndDeviceの省電力化を目的とした、ClassBと呼ばれる間欠ダウンリンクの仕組みが規格化されている。以下では、このダウンリンク通信の仕組みを「LoRa ClassB通信」とも呼ぶ。
具体的には、LoRa ClassB通信では、アプリケーションサーバからの下りデータが発生した場合、ネットワークサーバは、直前に宛先EndDeviceからの電波強度を一番強く受信していたGWを経由してデータ送信を行う。そして、GWは、Beaconと呼ばれる同期信号を128秒間隔で送信を行う。LoRaプロトコルでは、このBeaconとBeaconの間が、30m秒毎の、4096Slotに分割されている。そして、EndDeviceは、一定のアルゴリズムにより、4096Slot中の自分に割り当てられたSlotの計算を行い、そのSlotのタイミングで無線を受信モードとする(以下では、このSlotを「PingSlot」と呼ぶ。)。EndDeviceは、自身に割り当てられたPingSlot以外は無線をオフ状態とするため、省電力化が可能となる。GWは、ネットワークサーバから下りデータを受信した場合は、一旦キャッシングを行い、宛先EndDeviceのPingSlotをめがけて送信する。
特開平11−154920号公報
「LoRaWAN(TM) Specification v1.1」、LoRa Alliance(TM)、INTERNET、[2020年1月30日検索],<https://lora-alliance.org/resource-hub/lorawanr-specification-v11>
従来のLoRa ClassB通信では、上述の通りEndDeviceとGWが下りデータのタイミングを計るために、Beacon信号(ビーコン信号)を用いている。Beacon信号を送信するタイミングは、GPS時刻に同期しており、1980年1月1日0時0分0秒を起点に、128秒周期でGWからBeacon信号が送信されている。
以上のように、GWがBeacon信号を送信するためには、GPS信号の受信が必須となっており、GPS信号を受信できない、屋内や地下街などでは、LoRa ClassB通信を使用できないという問題がある。
例えば、特許文献1では、GPS時刻情報を受信できない場合には、基地局が備えるリアルタイムクロック(GPS時刻情報を用いて予め補正)を用いて時刻同期する技術が開示されている。しかしながら、特許文献1に記載の技術は、LoRa ClassB通信を考慮したものでは無く、上述の問題を解決するものでは無かった。
以上のような問題に鑑みて、時刻同期のための電波(例えば、GPS電波)を受信できないゲートウェイ装置(GW)を経由して子機(EndDevice)に下り信号によるデータ送信(下りデータの送信)を行うことができるゲートウェイ装置及び通信制御プログラムが望まれている。
第1の本発明は、子機と通信制御装置との通信を中継するゲートウェイ装置であって、(1)前記子機と無線信号を送受信可能な第1の通信部と、(2)前記通信制御装置と通信可能な第2の通信部と、(3)前記通信制御装置に対してGPS時刻情報の取得を要求する要求部と、(4)前記第1の通信部を介して前記子機へビーコン信号を送信するビーコン信号送信部と、(5)ビーコン信号の送信タイミングを算出する算出部とを有し、(6)前記算出部は、前記通信制御装置から取得した前記GPS時刻情報を用いてn回目のビーコン信号を送信する第1の送信タイミングを算出し、前記ビーコン信号送信部は、前記第1の送信タイミングに従ってビーコン信号を送信し、(7)前記要求部は、n回目のビーコン信号送信の所定時間経過後に、前記通信制御装置に対し再度前記GPS時刻情報の取得を要求し、前記算出部は、前記通信制御装置から再度取得した前記GPS時刻情報を用いてn+1回目のビーコン信号を送信する第2の送信タイミングを算出することを特徴とする。
第2の本発明の通信制御プログラムは、子機と通信制御装置との通信を中継するゲートウェイ装置に搭載されるコンピュータを、(1)前記子機と無線信号を送受信可能な第1の通信部と、(2)前記通信制御装置と通信可能な第2の通信部と、(3)前記通信制御装置に対してGPS時刻情報の取得を要求する要求部と、(4)前記第1の通信部を介して前記子機へビーコン信号を送信するビーコン信号送信部と、(5)ビーコン信号の送信タイミングを算出する算出部として機能させ、(6)前記算出部は、前記通信制御装置から取得した前記GPS時刻情報を用いてn回目のビーコン信号を送信する第1の送信タイミングを算出し、前記ビーコン信号送信部は、前記第1の送信タイミングに従ってビーコン信号を送信し、(7)前記要求部は、n回目のビーコン信号送信の所定時間経過後に、前記通信制御装置に対し再度前記GPS時刻情報の取得を要求し、前記算出部は、前記通信制御装置から再度取得した前記GPS時刻情報を用いてn+1回目のビーコン信号を送信する第2の送信タイミングを算出することを特徴とする。
本発明によれば、時刻同期のための電波を受信できないゲートウェイ装置を経由して子機に下り信号によるデータ送信を行うことができる。
実施形態に係るGW(ゲートウェイ装置)の機能的構成について示したブロック図である。 実施形態に係る通信システムの全体構成の例について示したブロック図である。 実施形態に係る通信システムの全体的な動作について示したシーケンス図である。 実施形態に係る通信システムで用いるDeviceTimeAnsのフォーマットを示す説明図である。 実施形態に係るGWが起動する際の動作について示したフローチャートである。
(A)主たる実施形態
以下、本発明によるゲートウェイ装置及び通信制御プログラムの一実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(A−1)実施形態の構成
(A−1−1)全体構成
図2は、この実施形態の通信システム1の全体構成を示すブロック図である。
図2に示す通信システム1には、アプリケーションサーバ10、通信制御装置としてのネットワークサーバ20、ゲートウェイ装置としてのGW30、及び子機としてのEndDevice40が配置されている。
通信システム1に設置する各装置の数は限定されないものである。説明を簡易とするために、この実施形態の通信システム1では、図2に示すように1つのネットワークサーバ20、3つのGW30(30−1〜30−3)、1つのEndDevice40が配置されているものとして説明する。
なお、この実施形態では、原則として、通信システム1は、本願出願時点においてLoRaAlliance(TM)が定める標準仕様(LoRaWAN(TM)Specificationのv1.1等)に従った構成となっている。すなわち、本明細書において、通信システム1を構成する各装置は、以下に特に説明のない処理(動作)については、LoRaAlliance(TM)が定める仕様に基づく処理(動作)を行うものとして説明する。なお、以下では、「LoRaの標準プロトコル」という場合は、本願出願時点において、LoRaAlliance(TM)が定める仕様を指すものとする。
また、以下では、EndDevice40とGW30との間の無線通信の区間を「LoRa無線区間」と呼ぶものとする。そして、以下では、ネットワークサーバ20で、各EndDevice40を識別するためのID(例えば、LoRa無線区間におけるアドレス)と、各GW30を識別するためのID(例えば、有線LAN送受信部33に設定されたIPアドレス)が管理されるものとして説明する。
また、以下では、ネットワークサーバ20は、GPS電波を受信可能である(即ち、GPS時刻に同期した処理を行うことが可能である)ことを前提として説明する。
(A−1−2)GW30の詳細な構成
次に、通信システム1を構成するGW30(30−1〜30−3)の機能的構成について図1を用いて説明する。この実施形態では、各GW30は、全て図1のブロック図により示すことができる構成であるものとする。
図1に示す通り、GW30は、無線送信部31、無線受信部32、有線LAN送受信部33、GPS受信部34、内蔵時計部35、Beacon送信部36、制御部37、及びLoRa無線アンテナ38を有している。
制御部37は、GW30全体を制御する機能を担っている。制御部37は、例えば、EndDevice40とネットワークサーバ20との間のデータ転送に関する処理等を行う。
GW30では、LoRa無線アンテナ38、無線送信部31及び無線受信部32により、LoRa無線区間に接続するための無線通信インタフェース(第1の通信部)が構成されている。すなわち、GW30は、LoRa無線アンテナ38、無線送信部31及び無線受信部32を用いて、EndDevice40と無線通信を行う。
LoRa無線アンテナ38は、LoRa無線区間(EndDevice40)との電波送受信を行うためのアンテナである。無線送信部31は、LoRa無線アンテナ38を用いて無線信号を送信する機能を担っている。無線送信部31は、例えば、制御部37から指示されたデータを、LoRa変調方式に従って無線変調を行い、無線送信する。無線受信部32は、LoRa無線アンテナ38を用いて無線信号を受信する機能を担っている。無線受信部32は、例えば、受信した電波を、LoRa変調方式に従って復調を行い、データとして制御部37に渡す。
有線LAN送受信部33は、GW30における有線通信(第2の通信部)の機能を担っている。有線LAN送受信部33は、例えば、制御部37から指示されたデータを、有線LAN側(ネットワークサーバ20側)に送信したり、有線LAN(ネットワークサーバ20)からデータを受信し制御部37に渡す処理を行う。
GPS受信部34は、GPS電波受信アンテナ341を用いてGPS電波(GPSの衛星からの電波;時刻同期電波)を受信して、GPS電波に含まれるデータ(GPS時刻を含むデータ;時刻同期信号)を取得する機能を担っている。GPS受信部34は、GPS電波から取得したデータを制御部37に供給する。
内蔵時計部35は、当該GW30の内部で時間を計時する機能(内部時計手段)を担っている。内蔵時計部35は、内部的なクロック信号(例えば、制御部37を構成する図示しないプロセッサのクロック信号)に基づき、時刻を計時(例えば、時刻を計時するカウンタを加算)することで、内部的に時刻を計時する機能を担っている。
制御部37は、GPS受信部34が受信するGPS電波に含まれるGPS時刻に基づいて、内蔵時計部35で計時する時刻を補正する処理を行う。これにより、各GW30では、他のGW30との各種タイミングの同期(例えば、Beacon信号を送信するタイミングの同期)を実現することができる。この実施形態では、GW30はGPS電波を受信することで他のGW30と同期するためのタイミングを取得する手段を実現しているが、LoRaの仕様上必要な精度のタイミングが得られれば、具体的な手段はGPSに限定されないものである。
Beacon送信部36は、所定の間隔(例えば、128秒)毎にBeacon信号(LoRaの標準プロトコルに従ったBeacon信号)を生成して送信する処理を行う機能を担っている。Beacon送信部36が生成したBeacon信号は、制御部37を介して無線送信部31から送出(LoRa無線区間に送出)される。
GW30では、ソフトウェアにより実現可能な構成要素(例えば、内蔵時計部35、Beacon送信部36、及び制御部37を含む要素)については、例えば、図示しないコンピュータ(例えば、プロセッサ、メモリ、ハードディスク(フラッシュメモリ)等により構成されるコンピュータ)にプログラム(実施形態に係る制御プログラムを含む)をインストールすることにより実現するようにしてもよい。
次に、GW30によるBeacon信号送信タイミングについて説明する。
この実施形態のGW30の制御部37は、GPS受信部34でGPS電波を受信できるか否かに応じて、ダウンリンクの通信方式(Beacon信号送信タイミングの決定方式)を変更するものとする。以下では、このダウンリンクの通信方式(Beacon信号送信タイミングの決定方式)を、単に「動作モード」と呼ぶものとする。この実施形態では、GW30の制御部37は、GPS受信部34でGPS電波を受信できる場合、LoRaの標準プロトコルに基づいたClassBのBeacon信号送信タイミングを用いた動作モード(以下、「通常ClassBモード」)で動作し、GPS受信部34でGPS電波を受信できない場合、ネットワークサーバ20により取得したGPS時刻に基づきBeacon信号送信タイミングを決定する動作モード(以下、「独自ClassBモード」と呼ぶ)で動作する。これ以上の各モードの詳細は動作の項で述べる。
(A−2)実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する通信システム1の動作を説明する。
(A−2−1)EndDevice40の動作
まず、通信システム1におけるEndDevice40の動作(主に、Beacon信号受信動作)について図3のシーケンス図を用いて説明する。
EndDevice40は、LoRaの標準プロトコルに規定されている手順に則り、起動後はGW30を介してネットワークサーバ20と接続処理を行う(S101)。続いて、EndDevice40は、次のBeacon信号の受信タイミングを知るために、DeviceTimeReqの信号を送信(無線信号によりLoRa無線区間に送信)し(S102)、ネットワークサーバ20からDeviceTimeAnsを受信する(S103)。図4は、DeviceTimeAnsのフォーマットを示す説明図である。
EndDevice40は、DeviceTimAns中のGPS時刻(1980年1月1日0時0分0秒からの経過秒数)から、次のBeacon信号が送られてくるタイミングを計算し、省電カのため、そのタイミングまで無線部(無線受信部32等)をオフとし(S104)、Beacon信号が送られてくるタイミングを見計らって無線部を受信モードとして、Beacon信号を受信する(S105)。
これ以降の動作(PingSlotを用いた下りデータの受信)については、GW30の特徴動作と直接関係がないので説明を省略する。
(A−2−2)GW30の特徴動作
次に、GW30の特徴動作(GW30が起動する際の動作)について図5のフローチャートを用いて説明する。
GW30の制御部37は、起動(再起動)すると、初期化処理(例えば、各種パラメータやキャッシュの初期化等)を行う(S201)。
次に、制御部37は、GPS電波の受信を試みるようにGPS受信部34を制御し、(S202)、GPS電波が受信可能であった場合は、後述するステップS203から動作し、GPS電波が受信不可であった場合には後述するステップS205から動作する。
上述のステップS202でGPS電波が受信できた場合、制御部37は、通常ClassBモードで起動する(S203)。
通常ClassBモードで起動すると、制御部37は、通常ClassBモードにおけるBeacon信号の送信タイミング(GPS時計に同期したタイミング)で、Beacon送信の処理(Beacon送信部36にBeacon送信させる制御)を開始する(S204)。これ以降、制御部37は、GPS開始時刻(1980年1月6日)から128秒毎のタイミングでBeacon信号を送信する。
一方、上述のステップS202でGPS電波が受信できなかった場合、制御部37は、独自ClassBモードで起動する(S205)。
独自ClassBモードで起動すると、制御部37はネットワークサーバ20に対してGPS時刻の取得要求を送信し、ネットワークサーバ20からGPS時刻を取得する(S206)。本実施形態では、制御部37はGPS時刻の取得要求としてDeviceTimeReqをネットワークサーバ20へ送信し、サーバ20から応答されたDeviceTimeAnsよりGPS時刻の取得を行う。
制御部37は、DeviceTimAns中のGPS時刻(1980年1月1日0時0分0秒からの経過秒数)から、次のBeacon信号が送られてくるタイミング(即ち、GW30がBeacon信号を送信するタイミング)を計算する(S207)。
制御部37は、次のBeacon信号を送信するタイミングまでのタイマをセットして(S208)、セットしたタイマが経過したら(S209)、そのタイミングでBeacon信号をEndDevice40に送信する(S210)。
そして、制御部37は、次のBeacon信号を送信するタイミングを考慮したタイマ(例えば、128秒より所定時間前の時間)をセットして(S211)、セットしたタイマが経過したら(S212)、上述のS206から再度処理を行う。
以下、上述のステップS211、S212の捕捉説明を行う。
GW30が独自ClassBモードにてBeacon信号を送信する場合、GW30自身のクロック(内蔵時計部35)にてBeacon送信タイミングを計ることになる。そのため仮に上述のステップS211、S212、再度のS206の処理を実行しなければ、GW30自身のクロック誤差のために、徐々にBeacon送信タイミングがずれてしまう。
そのために、本実施形態の制御部37では、Beacon信号を送信する前には、再度ネットワークサーバ20にDeviceTimeReqを送信し、受信したDeviceTimeAnsから次のBeacon送信タイミングを再計算し、Beacon信号を送信する。これにより、上記Beacon送信タイミングのずれの問題を解消できる。
(A−3)実施形態の効果
この実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
通信システム1では、GPS電波を受信できないGW30(例えば、屋内に設置されたGW30)については、当該GW30を独自ClassBモードで動作させている。具体的には、通信システム1では、独自ClassBモードで動作するGW30(GPS電波を受信できないGW30)については、ネットワークサーバ20から取得したGPS時刻に同期し、Beacon信号を送信することで、精度よくBeacon信号を送信することが可能となる。
言い換えると、通信システム1では、GPS電波を受信できないGW30が存在する場合でも、LoRaの標準プロトコルに基づくLoRa ClassB通信方式にのみ対応するEndDevice40(子機)への下りデータの送信を行うことができる。
(B)他の実施形態
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
上記実施形態の通信システムでは、LoRaを適用した例について説明したが、LoRaと同様のBeacon信号を用いた間欠ダウンリンクを必要とする構成であれば、その他の種類のプロトコルに置き換えるようにしてもよい。
1…通信システム、10…アプリケーションサーバ、20…ネットワークサーバ、31…無線送信部、32…無線受信部、33…有線LAN送受信部、34…GPS受信部、35…内蔵時計部、36…送信部、37…制御部、38…LoRa無線アンテナ、341…GPS電波受信アンテナ。

Claims (3)

  1. 子機と通信制御装置との通信を中継するゲートウェイ装置であって、
    前記子機と無線信号を送受信可能な第1の通信部と、
    前記通信制御装置と通信可能な第2の通信部と、
    前記通信制御装置に対してGPS時刻情報の取得を要求する要求部と、
    前記第1の通信部を介して前記子機へビーコン信号を送信するビーコン信号送信部と、
    ビーコン信号の送信タイミングを算出する算出部とを有し、
    前記算出部は、前記通信制御装置から取得した前記GPS時刻情報を用いてn回目のビーコン信号を送信する第1の送信タイミングを算出し、前記ビーコン信号送信部は、前記第1の送信タイミングに従ってビーコン信号を送信し、
    前記要求部は、n回目のビーコン信号送信の所定時間経過後に、前記通信制御装置に対し再度前記GPS時刻情報の取得を要求し、前記算出部は、前記通信制御装置から再度取得した前記GPS時刻情報を用いてn+1回目のビーコン信号を送信する第2の送信タイミングを算出する
    ことを特徴とするゲートウェイ装置。
  2. 補足したGPS電波からGPS時刻情報を取得するGPS受信部を有し、
    前記要求部は、前記GPS受信部がGPS時刻情報を取得できなかったならば、前記通信制御装置に対してGPS時刻情報の取得を要求することを特徴とする請求項1に記載のゲートウェイ装置。
  3. 子機と通信制御装置との通信を中継するゲートウェイ装置に搭載されるコンピュータを、
    前記子機と無線信号を送受信可能な第1の通信部と、
    前記通信制御装置と通信可能な第2の通信部と、
    前記通信制御装置に対してGPS時刻情報の取得を要求する要求部と、
    前記第1の通信部を介して前記子機へビーコン信号を送信するビーコン信号送信部と、
    ビーコン信号の送信タイミングを算出する算出部として機能させ、
    前記算出部は、前記通信制御装置から取得した前記GPS時刻情報を用いてn回目のビーコン信号を送信する第1の送信タイミングを算出し、前記ビーコン信号送信部は、前記第1の送信タイミングに従ってビーコン信号を送信し、
    前記要求部は、n回目のビーコン信号送信の所定時間経過後に、前記通信制御装置に対し再度前記GPS時刻情報の取得を要求し、前記算出部は、前記通信制御装置から再度取得した前記GPS時刻情報を用いてn+1回目のビーコン信号を送信する第2の送信タイミングを算出する
    ことを特徴とする通信制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7034345B1 (ja) * 2021-01-07 2022-03-11 西日本電信電話株式会社 ゲートウェイ、同期システム、同期方法、および同期プログラム

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