JP2021135558A - ナンバープレート読取装置、ナンバープレート読取方法、および、ナンバープレート読取プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】フロントガラスにおける反射光の影響を受けることなく、車両内部の情報を取得することができるナンバープレート読取装置を実現することを目的とする。【解決手段】ナンバープレート読取装置100は、撮像領域を走行する車両の前面を撮像する偏光カメラ960を備える。また、ナンバープレート読取装置100は、偏光カメラ960により撮像された偏光カメラ画像10を取得する偏光カメラ画像取得部110を備える。さらに、ナンバープレート読取装置100は、偏光カメラ画像10から車両のナンバープレートの情報であるナンバー情報31と、車両の内部の情報である車内情報32とを抽出する画像処理部120とを備える。【選択図】図1
Description
本開示は、車両のナンバープレートおよび車内情報を読み取るナンバープレート読取装置、ナンバープレート読取方法、および、ナンバープレート読取プログラムに関する。
従来のナンバープレート読取装置では、一般的なカメラを使用している。一般的なカメラでは、フロントガラスにおける光の反射により車両の内部が写りにくく、運転手および助手席の状況を確認することができなかった。よって、従来のナンバープレート読取装置では、運転手あるいは同乗者の顔情報、性別、服装、および年代といった情報による、指名手配犯の有無、シートベルト着用の有無、および、ながら運転実施の有無といった判別が難しくなっていた。
特許文献1には、異なる露出量で撮像した2つの撮像画像をもちいて、少なくともいずれかの撮像画像から運転者の顔画像を抽出する技術が開示されている。
特許文献1の技術では、光量の不足により車内が暗い場合でも運転者の顔画像を抽出することができる。しかし、フロントガラスにおける反射光がある場合には、露出量を変更しても車内の情報を抽出し難いという課題がある。
本開示では、フロントガラスにおける反射光の影響を受けることなく、車両内部の情報を取得することができるナンバープレート読取装置を実現することを目的とする。
本開示に係るナンバープレート読取装置は、
撮像領域を走行する車両の前面を撮像する偏光カメラと、
前記偏光カメラにより撮像された偏光カメラ画像を取得する偏光カメラ画像取得部と、
前記偏光カメラ画像から前記車両のナンバープレートの情報であるナンバー情報と、前記車両の内部の情報である車内情報とを抽出する画像処理部とを備えた。
撮像領域を走行する車両の前面を撮像する偏光カメラと、
前記偏光カメラにより撮像された偏光カメラ画像を取得する偏光カメラ画像取得部と、
前記偏光カメラ画像から前記車両のナンバープレートの情報であるナンバー情報と、前記車両の内部の情報である車内情報とを抽出する画像処理部とを備えた。
本開示に係るナンバープレート読取装置では、偏光カメラで車両の前面を撮像するので、フロントガラスにおける反射光の影響を受けることなく、車両内部の情報を取得することができる。
以下、本実施の形態について、図を用いて説明する。各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。また、以下の図では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、実施の形態の説明において、上、下、左、右、前、後、表、裏といった向きあるいは位置が示されている場合がある。これらの表記は、説明の便宜上の記載であり、装置、器具、あるいは部品等の配置、方向および向きを限定するものではない。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1を用いて、本実施の形態に係るナンバープレート読取装置100の構成例について説明する。
ナンバープレート読取装置100は、撮像領域を通過する車両を撮像し、撮像した車両の画像を処理する装置である。例えば、ナンバープレート読取装置100は、車両のナンバープレートの情報であるナンバー情報31と、車両の内部の情報である車内情報32とを記憶する。
***構成の説明***
図1を用いて、本実施の形態に係るナンバープレート読取装置100の構成例について説明する。
ナンバープレート読取装置100は、撮像領域を通過する車両を撮像し、撮像した車両の画像を処理する装置である。例えば、ナンバープレート読取装置100は、車両のナンバープレートの情報であるナンバー情報31と、車両の内部の情報である車内情報32とを記憶する。
ナンバープレート読取装置100は、コンピュータである。ナンバープレート読取装置100は、プロセッサ910を備えるとともに、メモリ921、補助記憶装置922、入力インタフェース930、出力インタフェース940、通信装置950、および偏光カメラ960といった他のハードウェアを備える。プロセッサ910は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
ナンバープレート読取装置100は、機能要素として、偏光カメラ画像取得部110と画像処理部120と記憶部130とを備える。記憶部130には、ナンバー情報31と車内情報32とを含む車両画像情報30が記憶される。画像処理部120は、ナンバー抽出部21と車内情報抽出部22を備える。
偏光カメラ画像取得部110と画像処理部120の機能は、ソフトウェアにより実現される。記憶部130は、メモリ921に備えられる。なお、記憶部130は、補助記憶装置922に備えられていてもよいし、メモリ921と補助記憶装置922に分散して備えられていてもよい。
プロセッサ910は、ナンバープレート読取プログラムを実行する装置である。ナンバープレート読取プログラムは、偏光カメラ画像取得部110と画像処理部120の機能を実現するプログラムである。
プロセッサ910は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ910の具体例は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
プロセッサ910は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ910の具体例は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
メモリ921は、データを一時的に記憶する記憶装置である。メモリ921の具体例は、SRAM(Static Random Access Memory)、あるいはDRAM(Dynamic Random Access Memory)である。
補助記憶装置922は、データを保管する記憶装置である。補助記憶装置922の具体例は、HDDである。また、補助記憶装置922は、SD(登録商標)メモリカード、CF、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVDといった可搬の記憶媒体であってもよい。なお、HDDは、Hard Disk Driveの略語である。SD(登録商標)は、Secure Digitalの略語である。CFは、CompactFlash(登録商標)の略語である。DVDは、Digital Versatile Diskの略語である。
補助記憶装置922は、データを保管する記憶装置である。補助記憶装置922の具体例は、HDDである。また、補助記憶装置922は、SD(登録商標)メモリカード、CF、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVDといった可搬の記憶媒体であってもよい。なお、HDDは、Hard Disk Driveの略語である。SD(登録商標)は、Secure Digitalの略語である。CFは、CompactFlash(登録商標)の略語である。DVDは、Digital Versatile Diskの略語である。
入力インタフェース930は、マウス、キーボード、あるいはタッチパネルといった入力装置と接続されるポートである。入力インタフェース930は、具体的には、USB(Universal Serial Bus)端子である。なお、入力インタフェース930は、LAN(Local Area Network)と接続されるポートであってもよい。
出力インタフェース940は、ディスプレイといった出力機器のケーブルが接続されるポートである。出力インタフェース940は、具体的には、USB端子またはHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)端子である。ディスプレイは、具体的には、LCD(Liquid Crystal Display)である。出力インタフェース940は、表示器インタフェースともいう。
通信装置950は、レシーバとトランスミッタを有する。通信装置950は、LAN、インターネット、あるいは電話回線といった通信網に接続している。通信装置950は、具体的には、通信チップまたはNIC(Network Interface Card)である。
ナンバープレート読取プログラムは、ナンバープレート読取装置100において実行される。ナンバープレート読取プログラムは、プロセッサ910に読み込まれ、プロセッサ910によって実行される。メモリ921には、ナンバープレート読取プログラムだけでなく、OS(Operating System)も記憶されている。プロセッサ910は、OSを実行しながら、ナンバープレート読取プログラムを実行する。ナンバープレート読取プログラムおよびOSは、補助記憶装置922に記憶されていてもよい。補助記憶装置922に記憶されているナンバープレート読取プログラムおよびOSは、メモリ921にロードされ、プロセッサ910によって実行される。なお、ナンバープレート読取プログラムの一部または全部がOSに組み込まれていてもよい。
ナンバープレート読取装置100は、プロセッサ910を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、ナンバープレート読取プログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ910と同じように、ナンバープレート読取プログラムを実行する装置である。
ナンバープレート読取プログラムにより利用、処理または出力されるデータ、情報、信号値および変数値は、メモリ921、補助記憶装置922、または、プロセッサ910内のレジスタあるいはキャッシュメモリに記憶される。
偏光カメラ画像取得部110と画像処理部120の各部の「部」を「処理」、「手順」あるいは「工程」に読み替えてもよい。ナンバープレート読取プログラムは、偏光カメラ画像取得処理と画像処理を、コンピュータに実行させる。偏光カメラ画像取得処理と画像処理の「処理」を「プログラム」、「プログラムプロダクト」、「プログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体」、または「プログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体」に読み替えてもよい。また、ナンバープレート読取方法は、ナンバープレート読取装置100がナンバープレート読取プログラムを実行することにより行われる方法である。
ナンバープレート読取プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に格納されて提供されてもよい。また、ナンバープレート読取プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
***動作の説明***
次に、本実施の形態に係るナンバープレート読取装置100の動作について説明する。ナンバープレート読取装置100の動作手順は、ナンバープレート読取方法に相当する。また、ナンバープレート読取装置100の動作を実現するプログラムは、ナンバープレート読取プログラムに相当する。
次に、本実施の形態に係るナンバープレート読取装置100の動作について説明する。ナンバープレート読取装置100の動作手順は、ナンバープレート読取方法に相当する。また、ナンバープレート読取装置100の動作を実現するプログラムは、ナンバープレート読取プログラムに相当する。
図2は、本実施の形態に係るナンバープレート読取装置100の動作を示すフロー図である。
図3は、本実施の形態の比較例に係るナンバープレート読取装置によるナンバープレート読取処理を表す模式図である。
図4は、本実施の形態に係るナンバープレート読取装置100によるナンバープレート読取処理を表す模式図である。
図3は、本実施の形態の比較例に係るナンバープレート読取装置によるナンバープレート読取処理を表す模式図である。
図4は、本実施の形態に係るナンバープレート読取装置100によるナンバープレート読取処理を表す模式図である。
ステップS101において、偏光カメラ960は、撮像領域50を走行する車両200の前面を撮像する。具体的には、偏光カメラ960は、撮像領域50を走行する車両200の前方から、車両200の前面を撮像する。車両200の前面には、フロントガラス201とナンバープレート203の領域が含まれる。
ステップS102において、偏光カメラ画像取得部110は、偏光カメラ960により撮像された偏光カメラ画像10を取得する。偏光カメラ画像取得部110は、偏光カメラ画像10を画像処理部120に出力する。
偏光カメラ960は、異なる複数方向の偏光画像を撮影し、偏光カメラ画像10として出力するカメラである。
図3の比較例に示すように、一般的なカメラの場合、フロントガラス201に光が反射していると、反射光202により車両200内の情報が取得できないことが多い。
一方、図4に示すように、複数方向の偏光画像を取得できる偏光カメラ960を使用することで、フロントガラス201の反射光を除去することができ、車両200の車内204の情報が取得可能となる。
図3の比較例に示すように、一般的なカメラの場合、フロントガラス201に光が反射していると、反射光202により車両200内の情報が取得できないことが多い。
一方、図4に示すように、複数方向の偏光画像を取得できる偏光カメラ960を使用することで、フロントガラス201の反射光を除去することができ、車両200の車内204の情報が取得可能となる。
ステップS103およびステップS104において、画像処理部120は、偏光カメラ画像10から車両200のナンバープレート203の情報であるナンバー情報31と、車両200の内部の情報である車内情報32とを抽出する。具体的には、以下の通りである。
ステップS103において、画像処理部120のナンバー抽出部21は、偏光カメラ画像10からナンバー情報31を抽出して記憶部130に記憶する。
ステップS104において、画像処理部120の車内情報抽出部22は、偏光カメラ画像10から車内情報32を抽出し、車内情報32をナンバー情報31に対応付けて車両画像情報30として記憶部130に記憶する。
ステップS103において、画像処理部120のナンバー抽出部21は、偏光カメラ画像10からナンバー情報31を抽出して記憶部130に記憶する。
ステップS104において、画像処理部120の車内情報抽出部22は、偏光カメラ画像10から車内情報32を抽出し、車内情報32をナンバー情報31に対応付けて車両画像情報30として記憶部130に記憶する。
具体的には、車内情報抽出部22は、車両200に乗車している乗車人205について、顔情報、性別、服装、および年代の少なくともいずれかを、車内情報32として抽出する。また、車内情報抽出部22は、車両200に乗車している乗車人205について、シートベルト着用の有無を含む情報を、車内情報32として抽出する。車内情報抽出部22は、車両200に乗車している乗車人205について、ながら運転実施の有無を含む情報を、車内情報32として抽出する。
図4では、乗車人205として運転者を例に記載しているが、助手席に座っている同乗者も乗車人205として車内情報32を抽出してもよい。これにより、同乗者についても、顔情報、性別、服装、および年代、および、シートベルト着用の有無を判定できる。
図4では、乗車人205として運転者を例に記載しているが、助手席に座っている同乗者も乗車人205として車内情報32を抽出してもよい。これにより、同乗者についても、顔情報、性別、服装、および年代、および、シートベルト着用の有無を判定できる。
図5は、本実施の形態に係る車両画像情報30の一例を示す図である。
図5に示すように、車両画像情報30には、ナンバー情報31と車内情報32とが対応付けられている。車内情報32は、例えば、顔情報、性別、服装、年代、シートベルト着用の有無、および、ながら運転実施の有無といった情報である。車内情報32のうち、情報が抽出できなかった場合には、情報が抽出できなかったことを示すハイフン等を設定する。車両画像情報30には、ナンバー情報31と車内情報32とが画像の状態で設定されていてもよい。あるいは、図5に示すように、車両画像情報30には、画像処理部120による解析結果が設定されていてもよい。また、1つのナンバー情報31に対して、運転者と同乗者の複数人についての情報が設定されていてもよい。
図5に示すように、車両画像情報30には、ナンバー情報31と車内情報32とが対応付けられている。車内情報32は、例えば、顔情報、性別、服装、年代、シートベルト着用の有無、および、ながら運転実施の有無といった情報である。車内情報32のうち、情報が抽出できなかった場合には、情報が抽出できなかったことを示すハイフン等を設定する。車両画像情報30には、ナンバー情報31と車内情報32とが画像の状態で設定されていてもよい。あるいは、図5に示すように、車両画像情報30には、画像処理部120による解析結果が設定されていてもよい。また、1つのナンバー情報31に対して、運転者と同乗者の複数人についての情報が設定されていてもよい。
ステップS105において、ナンバープレート読取装置100は、撮像領域50に次の車両を検知すると、処理をステップS101に戻す。
***他の構成***
本実施の形態では、偏光カメラ画像取得部110と画像処理部120の機能がソフトウェアで実現される。変形例として、偏光カメラ画像取得部110と画像処理部120の機能がハードウェアで実現されてもよい。
具体的には、ナンバープレート読取装置100は、プロセッサ910に替えて電子回路909を備える。
本実施の形態では、偏光カメラ画像取得部110と画像処理部120の機能がソフトウェアで実現される。変形例として、偏光カメラ画像取得部110と画像処理部120の機能がハードウェアで実現されてもよい。
具体的には、ナンバープレート読取装置100は、プロセッサ910に替えて電子回路909を備える。
図6は、本実施の形態の変形例に係るナンバープレート読取装置100の構成を示す図である。
電子回路909は、偏光カメラ画像取得部110と画像処理部120の機能を実現する専用の電子回路である。電子回路909は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、または、FPGAである。GAは、Gate Arrayの略語である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略語である。FPGAは、Field−Programmable Gate Arrayの略語である。
電子回路909は、偏光カメラ画像取得部110と画像処理部120の機能を実現する専用の電子回路である。電子回路909は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、または、FPGAである。GAは、Gate Arrayの略語である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略語である。FPGAは、Field−Programmable Gate Arrayの略語である。
偏光カメラ画像取得部110と画像処理部120の機能は、1つの電子回路で実現されてもよいし、複数の電子回路に分散して実現されてもよい。
別の変形例として、偏光カメラ画像取得部110と画像処理部120の一部の機能が電子回路で実現され、残りの機能がソフトウェアで実現されてもよい。また、偏光カメラ画像取得部110と画像処理部120の一部またはすべての機能がファームウェアで実現されてもよい。
プロセッサと電子回路の各々は、プロセッシングサーキットリとも呼ばれる。つまり、偏光カメラ画像取得部110と画像処理部120の機能は、プロセッシングサーキットリにより実現される。
***本実施の形態の効果の説明**
以上のように、本実施の形態に係るナンバープレート読取装置100では、複数方向の偏光画像を取得できる偏光カメラを使用しているので、フロントガラスの反射光による影響を除去でき、車両内部の情報を取得することが可能となる。よって、ナンバープレート読取装置では、運転手あるいは同乗者の顔情報、性別、服装、および年代といった情報による、指名手配犯の有無、シートベルト着用の有無、および、ながら運転実施の有無といった判別が可能となる。例えば、運転者および同乗者について、指名手配犯の判定等も可能である。
以上のように、本実施の形態に係るナンバープレート読取装置100では、複数方向の偏光画像を取得できる偏光カメラを使用しているので、フロントガラスの反射光による影響を除去でき、車両内部の情報を取得することが可能となる。よって、ナンバープレート読取装置では、運転手あるいは同乗者の顔情報、性別、服装、および年代といった情報による、指名手配犯の有無、シートベルト着用の有無、および、ながら運転実施の有無といった判別が可能となる。例えば、運転者および同乗者について、指名手配犯の判定等も可能である。
以上の実施の形態1では、ナンバープレート読取装置の各部を独立した機能ブロックとして説明した。しかし、ナンバープレート読取装置の構成は、上述した実施の形態のような構成でなくてもよい。ナンバープレート読取装置の機能ブロックは、上述した実施の形態で説明した機能を実現することができれば、どのような構成でもよい。また、ナンバープレート読取装置は、1つの装置でなく、複数の装置から構成されたシステムでもよい。
また、実施の形態1のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、これら実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
すなわち、実施の形態1では、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
また、実施の形態1のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、これら実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
すなわち、実施の形態1では、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
なお、上述した実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本開示の範囲、本開示の適用物の範囲、および本開示の用途の範囲を制限することを意図するものではない。上述した実施の形態は、必要に応じて種々の変更が可能である。
10 偏光カメラ画像、21 ナンバー抽出部、22 車内情報抽出部、30 車両画像情報、31 ナンバー情報、32 車内情報、50 撮像領域、100 ナンバープレート読取装置、110 偏光カメラ画像取得部、120 画像処理部、130 記憶部、200 車両、201 フロントガラス、202 反射光、203 ナンバープレート、204 車内、205 乗車人、909 電子回路、910 プロセッサ、921 メモリ、922 補助記憶装置、930 入力インタフェース、940 出力インタフェース、950 通信装置、960 偏光カメラ。
Claims (7)
- 撮像領域を走行する車両の前面を撮像する偏光カメラと、
前記偏光カメラにより撮像された偏光カメラ画像を取得する偏光カメラ画像取得部と、
前記偏光カメラ画像から前記車両のナンバープレートの情報であるナンバー情報と、前記車両の内部の情報である車内情報とを抽出する画像処理部と
を備えたナンバープレート読取装置。 - 前記画像処理部は、
前記偏光カメラ画像から前記ナンバー情報を抽出して記憶部に記憶するナンバー抽出部と、
前記偏光カメラ画像から前記車内情報を抽出し、前記車内情報を前記ナンバー情報に対応付けて記憶部に記憶する車内情報抽出部と
を備えた請求項1に記載のナンバープレート読取装置。 - 前記車内情報抽出部は、
前記車両に乗車している乗車人について、顔情報、性別、服装、および年代の少なくともいずれかを、前記車内情報として抽出する請求項2に記載のナンバープレート読取装置。 - 前記車内情報抽出部は、
前記車両に乗車している乗車人について、シートベルト着用の有無を含む情報を、前記車内情報として抽出する請求項2から請求項3のいずれか1項に記載のナンバープレート読取装置。 - 前記車内情報抽出部は、
前記車両に乗車している乗車人について、ながら運転実施の有無を含む情報を、前記車内情報として抽出する請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のナンバープレート読取装置。 - 偏光カメラが、撮像領域を走行する車両の前面を撮像し、
偏光カメラ画像取得部が、前記偏光カメラにより撮像された偏光カメラ画像を取得し、
画像処理部が、前記偏光カメラ画像から前記車両のナンバープレートの情報であるナンバー情報と、前記車両の内部の情報である車内情報とを抽出するナンバープレート読取方法。 - 撮像領域を走行する車両の前面を撮像する偏光カメラにより撮像された偏光カメラ画像を取得する偏光カメラ画像取得処理と、
前記偏光カメラ画像から前記車両のナンバープレートの情報であるナンバー情報と、前記車両の内部の情報である車内情報とを抽出する画像処理と
をコンピュータに実行させるナンバープレート読取プログラム。
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