JP2021133088A - Electric lifting chair - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電動昇降椅子に関する。 The present invention relates to an electric lift chair.
足腰の弱い老人(高齢者)や足が不自由な人が、立ち上がったり座ったりし易いように、座部及び背部が電動にて昇降する昇降椅子が知られている(特許文献1,2参照)。
There are known elevating chairs in which the seat and back are electrically raised and lowered so that elderly people with weak legs and people with disabilities can easily stand up and sit down (see
しかしながら、従来の特許文献1,2に記載の電動昇降椅子は、容易に分解できない構造であって、嵩張った組立状態のままにて、レンタル開始時には、利用者宅まで運搬し、レンタル終了時には、利用者宅から運搬して保管せねばならなかった。特にレンタル会社や介護ショップにて働く女性従業員では、一人で運搬することが困難であって、二人がかりで運搬していた。
なお、特許文献2の電動昇降椅子は、折畳み自在な構造であって、折畳めば少し嵩張らずに保管できる。しかしながら、折畳み状態での全体重量が大きいままであって、一人で運搬することが困難である。
However, the conventional electric lift chairs described in
The electric lift chair of
そこで、本発明は、床面に設置されるベース枠体と;固定ガイド枠体と昇降枠体と昇降駆動用電動シリンダとを有する本体部と;座部と背部とを折畳み自在として有するシート部とを;作業工具不使用の手動連結機構を介して、分解組立自在に構成されている。
また、上記手動連結機構は、上記ベース枠体と上記本体部とを分解組立自在に連結する第1手動連結機構と、上記本体部と上記シート部とを分解組立自在に連結する第2手動連結機構と、を備えている。
Therefore, the present invention relates to a base frame body installed on the floor surface; a main body portion having a fixed guide frame body, an elevating frame body, and an electric cylinder for elevating drive; a seat portion having a seat portion and a back portion foldable. And; It is configured to be disassembled and assembled freely via a manual connection mechanism that does not use work tools.
Further, the manual connection mechanism includes a first manual connection mechanism for disassembling and assembling the base frame and the main body, and a second manual connection for disassembling and assembling the main body and the seat. It has a mechanism.
また、上記第1手動連結機構は;上記本体部の固定ガイド枠体の下端面を受持するベース枠体の後方下傾状の傾斜面と、該傾斜面に設けられた位置決め用孔部と;上記下端面から突設されて上記孔部に差込まれる係止用小凸部とを、有する下部位置決め機構と;上記固定ガイド枠体を上方後傾状姿勢に保つように、該固定ガイド枠体の中間高さ位置を支持する水平状パイプ部を上記ベース枠体に設け、該固定ガイド枠体と上記パイプ部とを連結するロックピン及びボルト付きノブを有する中間高さ着脱連結機構とを:具備している。
また、上記第2手動連結機構は;上記本体部の昇降枠体から前方へ突出状に付設されたカーソルの上方開口状凹部と、該凹部に対して横架される上記シート部の水平状パイプとを、備え、さらに、上記カーソルのネジ孔に螺着されるボルト付きノブとを、備えている。
また、上記本体部は、昇降枠体の昇降ストロークの2倍の昇降ストロークをもって上記カーソルを昇降させる倍速変換手段を、内有している。
Further, the first manual connecting mechanism; the rear downward tilting inclined surface of the base frame body that receives the lower end surface of the fixed guide frame body of the main body portion, and the positioning hole portion provided in the inclined surface. A lower positioning mechanism having a locking small convex portion that protrudes from the lower end surface and is inserted into the hole portion; the fixed guide frame body is maintained in an upward backward tilted posture. An intermediate height attachment / detachment connection mechanism having a horizontal pipe portion that supports the intermediate height position of the frame body is provided on the base frame body, and has a lock pin and a knob with a bolt for connecting the fixed guide frame body and the pipe portion. : Equipped.
Further, the second manual connection mechanism is: an upper opening-shaped recess of the cursor provided so as to project forward from the elevating frame body of the main body, and a horizontal pipe of the seat portion laid horizontally on the recess. And, further, a knob with a bolt screwed into the screw hole of the cursor.
Further, the main body portion includes a double speed conversion means for raising and lowering the cursor with an elevating stroke twice the elevating stroke of the elevating frame body.
本発明によれば、スパナ,レンチ,ペンチ,ドライバー等の作業工具を使用せず、人の手によって、迅速かつ容易に、分解して保管することができ、逆に、簡単かつ迅速に組立てて、使用に供することができる。
女性従業員にあっては、一般的に15kg以下でなければ、持運びが困難と言われているが、本発明では、15kg未満にパーツを分けることができ、福祉用具レンタル業界における女性従業員の活躍を応援するものである。
According to the present invention, it can be quickly and easily disassembled and stored by human hands without using work tools such as spanners, wrenches, pliers, and screwdrivers, and conversely, it can be easily and quickly assembled. , Can be used.
It is generally said that female employees are difficult to carry unless they weigh 15 kg or less, but in the present invention, parts can be divided into parts weighing less than 15 kg, and female employees in the welfare equipment rental industry. It supports the success of.
以下、図示の実施の形態に基づき本発明を詳説する。
図1〜図4に於て、1は、床面に設置されるベース枠体であって、2は、ベース枠体1の後方部位から起立状に付設(組付け)される固定ガイド枠体である。
3は、固定ガイド枠体2に沿って昇降可能に組付けられた昇降枠体である。後述の電動シリンダ25によって、昇降枠体3は昇降駆動される。そして、10は、固定ガイド枠体2と昇降枠体3と電動シリンダ25とを(一体状に)組立てられた本体部である。
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on the illustrated embodiments.
In FIGS. 1 to 4, 1 is a base frame body installed on the floor surface, and 2 is a fixed guide frame body vertically attached (assembled) from a rear portion of the
さらに、この昇降枠体3に沿って昇降可能として、カーソル4が組付けられている。
5は、上記カーソル4に着脱自在に取付けられるシート部であり、相互に折畳み・展開自在な座部6と背部7を有する(図4参照)。
Further, the
そして、図1〜図14に示したように、床面に設置されるベース枠体1と、固定ガイド枠体2と昇降枠体3と昇降駆動用電動シリンダ25とを有する本体部10と、座部6と背部7とを折畳み自在として有するシート部5とを、作業工具不使用の手動連結機構Y0 を介して、分解組立自在に構成している。
しかも、手動連結機構Y0 は、ベース枠体1と本体部10とを分解組立自在に連結する第1手動連結機構Y1 と、本体部10とシート部5とを分解組立自在に連結する第2手動連結機構Y2 と、を備えている。
Then, as shown in FIGS. 1 to 14, the
Moreover, the manual connection mechanism Y 0 connects the first manual connection mechanism Y 1 that freely disassembles and assembles the
第1手動連結機構Y1 は、下部位置決め機構Ya と中間高さ着脱連結機構Yb をもって、構成される。
まず、下部位置決め機構Ya から具体的に説明する。
ベース枠体1は、前後方向の水平部11と、上方かつ僅かに前方に傾斜状に延びる起立部13から成る左右一対の折曲パイプ材14,14を有し、さらに、起立部13,13の上端を左右橋絡する水平状パイプ部15を有する。さらに、左右の水平部11,11を連結一体化する横桁16を有する。また、弯曲部12には、移動用車輪17が付設されている。
The first manual connection mechanism Y 1 is composed of a lower positioning mechanism Ya and an intermediate height attachment / detachment connection mechanism Yb.
First, the lower positioning mechanism Ya will be specifically described.
The
この横桁16は、板材をプレス等にて折曲げた横断面形状であって、後方下傾状の傾斜面16Bと、この傾斜面16Bに設けられた位置決め用孔部16A,16Aを、有する(図4,図9,図11を参照)。固定ガイド枠体2の下端面2Aから突設されたボルト頭部等の係止用小凸部2B,2Bが、この孔部16A,16Aに巻込まれて、位置決めされる。
The
また、固定ガイド枠体2の下端面2Aは、固定ガイド枠体2の長手方向線に直交する平面であり、図1〜図3及び図7〜図9等に示すように、上方後傾状に固定ガイド枠体2を組立てた場合に、その下端面2Aを、傾斜面16Bによって、受持する。
このように、下部位置決め機構Ya は、(上述したように、)本体部10の固定ガイド枠体2の下端面2Aを受持するベース枠体1の後方下傾状の傾斜面16Bと、この傾斜面16Bに設けられた位置決め用孔部16Aと、上記下端面2Aから突設された係止用小凸部2Bとから、構成されている。
Further, the
As described above, the lower positioning mechanism Ya has the rearwardly downwardly inclined
次に、中間高さ着脱連結機構Yb について説明する。ベース枠体1の水平状パイプ部15は、固定ガイド枠体2を上方後傾姿勢に保つように、固定ガイド枠体2の中間高さ位置を(背面から)支持する。このような固定ガイド枠体2(の背面)と、ベース枠体1の水平状パイプ部15とが当接した状態で、連結するロックピン22及びボルト付きノブ19を、中間高さ着脱連結機構Yb が、備えている。
Next, the intermediate height attachment / detachment connection mechanism Yb will be described. The
図7,図8,図11,図12に示すように、固定ガイド枠体2の縦部材に、孔付き箱型取付具21,21を取着し、この取付具21,21の孔に上方から挿入される門型操作部材20と、(図示省略したが)上記取付具21に内蔵されたコイルスプリングと、を備えたロック手段が設けられており、上記門型操作部材20の左右の垂下部の下端をもって、前記ロックピン22としている実施例を示す。
そして、ベース枠体1の水平状パイプ部15に設けたロック用孔部15A,15Aに、前記ロックピン22,22が同時に挿入抜出自在として、挿入することができ、この挿入によって、迅速かつ確実に、固定ガイド枠体2を、ベース枠体1に取着できる。
As shown in FIGS. 7, 8, 11, and 12, the box-shaped
Then, the lock pins 22 and 22 can be inserted into the locking
なお、本発明に於て、ロックピン22としては、独立した左右一本ずつの短杆体として、各々をコイルスプリング(あるいは自重等にて)ロック用孔部15Aに、挿入離脱自在としても自由である(図示省略)。
このようにして、ロックピン22,22にて、迅速かつ容易に、固定ガイド枠体2をベース枠体1に固定した後、直ちに、ボルト付きノブ19,19を、固定ガイド枠体2の背面のネジ孔に、螺着すれば、固定ガイド枠体2をベース枠体1に固定できる。
In the present invention, the
In this way, after fixing the fixed
この固定ガイド枠体2は、予め、昇降枠体3と電動シリンダとその他の駆動機構等が組付けられて(ユニットとしての)本体部10が形成されている。従って、このユニット状本体部10を、第1手動連結機構Y1 によって、ベース枠体1に対して、迅速かつ容易に、しかも、強固に、取着できると、言うこともできる。
しかも、作業工具を使用せずに、組立て(取付け)及び分解が、迅速かつ容易に行い得る。
In the fixed
Moreover, assembly (mounting) and disassembly can be performed quickly and easily without using a work tool.
次に、シート部5のカーソル4への取付け構造───第2手動連結機構Y2 ───について説明する前に、まず、カーソル4の形状・構造・取付け構成から説明する。
カーソル4は、鋼板をプレス加工した平面視チャンネル形状であって、左右一対の突出側片部4A,4Aと、後方壁を成す平板部4Bとを、有する。また、カーソル4は、昇降枠体3に対して(相対的に)上下方向に移動自在であって、左右の突出側片部4A,4Aの各々に、2個の転動ローラ4C,4Cを有する。この転動ローラ4C,4Cは、昇降枠体3の左右端の縦桁3A,3Aに転動しつつ、カーソル4を案内する。
Next, before explaining the attachment structure of the
The
昇降枠体3は、前面壁板3Bを有し、その左右側縁に沿って、幅の狭いスリット3C,3Cが形成されている。上記カーソル4の側片部4A,4Aは、このスリット3Cを、内部から前方へ貫通状として、突出している。
The elevating
上記前面壁板3Bは(正面から見て)矩形状であると共に、昇降枠体3の略上半分を占める。そして、固定ガイド枠体2は、その略下半分を占める前面壁板2Dが設けられ、この前面壁板2Dは、固定ガイド枠体2の左右縦桁2E,2Eに沿った(幅の狭い)スリット2C,2Cが貫設され、このスリット2C,2Cと、(前述の)スリット3C,3Cとは、スリット幅寸法は同じであり、かつ、左右間隔も同一として、昇降するカーソル4の突出側片部4A,4Aは、上方のスリット3C,3Cから下方のスリット2C,2Cへスムーズに移動自在とする。逆に、下方から上方へもスムーズに移動する。
The
カーソル4の前記突出側片部4A,4Aは、シート部5を受持するための(側面視)上方開口状凹部4Eを有する。また、シート部5は、背面側に横方向のアーム支持パイプ5Aを有する。このパイプ5Aを凹部4Eに、上方から嵌込み、次に、シート部5に設けた左右取付片5B,5Bに付設のボルト付けノブ5Cを手で握って回転し、カーソル4のネジ孔に螺着すれば、迅速かつ容易に、シート部5をカーソル4に取付けできる。
即ち、上記第2手動連結機構Y2 は、上記本体部10の昇降枠体3から前方へ突出状に付設されたカーソル4の上方開口状凹部4E,4Eと、該凹部4E,4Eに対して横架される上記シート部5の水平状パイプ5Aとを、備え、さらに、上記カーソル4のネジ孔に螺着されるボルト付きノブ5Cとを、備えている構成である。
The protruding
That is, the second manual connecting mechanism Y 2 is provided with respect to the upper opening-shaped
次に、図5〜図10に於て、25は直線往復動用の電動アクチュエータであり、本発明では、電動シリンダ25と呼ぶ場合もある。この電動シリンダ25は、電気モータと減速機と、この電気モータの回転数が減速機にて減速して回転駆動される回動ナット部材と、スクリューシャフト等から、構成された構造である。
このような電動シリンダ25によって、昇降枠体3を固定ガイド枠体2に沿って昇降させるのであるが、本発明にあっては、昇降枠体3の昇降ストロークの2倍の昇降ストロークをもってカーソル4とシート部5を昇降させる倍速変換手段Wを、具備している。
Next, in FIGS. 5 to 10, 25 is an electric actuator for linear reciprocating movement, and in the present invention, it may be referred to as an
The elevating
図10の簡略構成図、及び、図5,図6の背面図、図7,図8,図9の側面図に於て、30は動滑車であって、ベルト用プーリを例示し、この動滑車30は昇降枠体3の上方部位に付設される。
具体的には、昇降枠体3の左右の縦桁3A,3Aの最上端が握り杆3Dにて連結されているが、この握り杆3Dの僅かに下方位置に於て、左右縦桁3A,3Aを連結する上桁3Eが形成され、この上桁3Eに一対の動滑車30,30が配設される。
In the simplified configuration diagram of FIG. 10, the rear view of FIGS. The
Specifically, the uppermost ends of the left and right
電動昇降椅子の正面前方(又は後方)から見て、電動シリンダ25は、左右方向の中央位置に、配設され、上記倍速変換手段Wは、電動シリンダ25を間に、左右対称に一対をもって、配設されている。
従って、前記動滑車30,30も、(一対をもって)左右対称位置に配設される(図5,図6,図10参照)。
The
Therefore, the moving
31は、動滑車30に対して、下方から倒立U字状に懸架された長尺可撓部材であって、図例では帯状のベルトの場合を示す。この長尺可撓部材31は、その一端31Aが固定ガイド枠体2の水平状下桁2Fに取着されている。図10では、その取着された位置を×印をもって示し、また、図5,図6,図9では、取付ピン8をもって取着した場合を示す。
また、長尺可撓部材31の他端31Bは、カーソル4に取着されている。図10では、カーソル4への長尺可撓部材31の他端31Bの取着位置を×印をもって示し、図5,図6では、ベルト張力調整金具9を介在させて、カーソル4に取着している場合を示す。
Further, the
背面(又は正面前方)から見ると、図5,図6,図10に示すように、左右中央線L0 に沿って電動シリンダ25を配設している。つまり、電動シリンダ25は、左右中央位置に配設される。そして、一対の倍速変換手段W,Wは、電動シリンダ25を間に、───左右中央線L0 に関して───左右対称に、配設されている構成である。
なお、長尺可撓部材31は、ベルトの場合を図示したが、これをワイヤ(線材)としたり、チェーン等とするも自由である。
When viewed from the back (or front of the front), as shown in FIGS. 5, 6 and 10, the
Although the case of a belt is shown as the long
図10に示すように、電動シリンダ25が所定速度Vをもって伸長すれば、昇降枠体3は同じ速度Vをもって上昇作動する。この際、動滑車30も同じ速度Vにて上方移動する。
このとき、長尺可撓部材31の前記他端31Bが取着されたカーソル4と、シート部5は、2倍の速度2Vをもって、上方移動する。
言い換えれば、昇降枠体3の昇降ストロークの2倍の昇降ストロークをもって、カーソル4とシート部5が、昇降する。
As shown in FIG. 10, when the
At this time, the
In other words, the
図15(B)及び図5,図7に示したように、シート部5及びカーソル4が最下降位置にあって、座部6が床面に接した状態と、図15(A)及び図6,図8に示したように、シート部5及びカーソル4が最上昇位置にあって、座部6から足腰の弱い人(使用者)Mが立ち上がるのを補助している状態とを、対比すれば、以下のことが明らかとなる。
As shown in FIGS. 15 (B), 5 and 7, the
即ち、(i)カーソル4(とシート部5)の昇降差(ストローク)は、昇降枠体3の昇降差(ストローク)の2倍となる。(ii)逆に言えば、昇降枠体3の昇降差(ストローク)は、(予め決まっている)必要なシート部5の昇降差(ストローク)の半分で済む。(iii)故に、先行技術文献としての特許文献2に記載の従来の電動昇降椅子に比較すれば、昇降枠体3及び固定ガイド枠体2の上下高さ寸法は、十分に減少できる。(iv)電動シリンダ25の必要ストロークが半分で済み、その長さ寸法を減少することができる。(v)従って、図15(B)に示した状態に於ける昇降枠体3及び固定ガイド枠体2の各上端の位置が十分に低くなる。(vi)これによって、高齢者入居施設内に於て通常の座椅子と並んで使用されても、目立たず、気兼ねなく使われる。(vii)しかも、図15(A)に示すように、足腰の弱い人Mが立ち上がる際の座部6の高さ位置は、従来通りの高さであって、立ち上がり補助の機能を十分に発揮する。
That is, (i) the elevating difference (stroke) of the cursor 4 (and the seat portion 5) is twice the elevating difference (stroke) of the elevating
また、図10に示す簡略構成説明図と、図5〜図9に於て、電動シリンダ25を作動させていない状態───非駆動状態下───で、シート部5を持ち上げる方向に不意の外力が作用する場合がある。例えば、シート部5を人の手で握って、電動昇降椅子を持ち運びするような場合があり、シート部5が取着されているカーソル4にも持ち上げる方向(上方向)の外力が作用する。
そのような不意の力が作用した際に、シート部5とカーソル4が上方へ移動して長尺可撓部材31が緩む。このような長尺可撓部材31の緩みが発生すれば、動滑車30から長尺可撓部材31が離脱したり、長尺可撓部材31が他の物に絡まる等の問題を生じ、シート部5とカーソル4の昇降ができなくなる虞れがある。
Further, in the simplified configuration explanatory view shown in FIG. 10 and in FIGS. 5 to 9, in the state where the
When such an unexpected force is applied, the
そこで、上述の長尺可撓部材31が緩むことを防ぐために、カウンター手段Kを付設する。
簡略化して示した図10に於て、このカウンター手段Kの概略構成を、まず説明すれば、昇降枠体3の下方部位に(カウンター用)動滑車40を付設し、この動滑車40を上方からU字状に懸架したワイヤー,ベルト,チェーン等のカウンター用可撓長尺体41を設ける。
この可撓長尺体41の一端41Aが固定ガイド枠体2に取着され、他端41Bが、カーソル4に(コイルスプリング41Cを介して)取着される。
Therefore, in order to prevent the above-mentioned long
In FIG. 10 shown in a simplified manner, first, the schematic configuration of the counter means K will be described by attaching a moving pulley 40 (for the counter) to the lower portion of the elevating
One
従って、カウンター手段Kにあっては、昇降枠体3の昇降ストロークの2倍の昇降ストロークをもってカーソル4が昇降可能として、(前述した)倍速変換手段Wに、追従できる。なお、コイルスプリング41Cは、倍速変換手段Wとカウンター手段Kとが、各々の構成部品の寸法誤差や作動誤差等によって、前記各ストロークの差及び各速度差を、吸収するために、付加されたものである。
このように、可撓長尺体41の他端41Bを間接的にカーソル4に取着しているが、所望により、直接的に取着しても良い場合もある(図示省略)。
Therefore, the counter means K can move the
In this way, the
図10に於て、カウンター手段Kの基本的な概略説明をしたが、図9、及び、図7と図8、図5と図6に於て、さらに具体的構造を追加説明する。
動滑車40は、取付具3Fにて昇降枠体3の下方部位に取着される。可撓長尺体41の一端41Aは、固定ガイド枠体2を構成するカバー板2Gに取着され(図9参照)、他端41Bは、連結片41Dを介してコイルスプリング41Cに連結されている。コの字状の取付片4Fは、平板部4Bに固着されており、このコの字状の取付片4F内を、コイルスプリング41Cが弾発的に短縮変形可能として、常時、可撓長尺体41の他端41Bを引き上げている。このようにして、可撓長尺体41自身の撓み(緩み)を防止する。
Although the basic outline of the counter means K has been described with reference to FIG. 10, a specific structure will be additionally described with reference to FIGS. 9 and 7, FIGS. 7 and 8, and FIGS. 5 and 6.
The moving
上述の実施形態によれば、床面に設置されるベース枠体1と;該ベース枠体1から起立状に付設された固定ガイド枠体2と;該固定ガイド枠体2に沿って昇降可能に組付けられた昇降枠体3と;該昇降枠体3に沿って昇降可能に組付けられたカーソル4と;該カーソル4に取付けられるシート部5と;上記固定ガイド枠体2に沿って上記昇降枠体3を昇降させる電動シリンダ25と;上記昇降枠体3の上方部位に付設の動滑車30と、該動滑車30に下方から倒立U字状に懸架されて一端31Aが上記固定ガイド枠体2に取着されると共に他端31Bが上記カーソル4に取着された長尺可撓部材31とを、有し、上記昇降枠体3の昇降ストロークの2倍の昇降ストロークをもって上記カーソル4とシート部5を昇降させる倍速変換手段Wと;を具備する構成であるので、従来の電動昇降椅子に比較して、昇降枠体3及び固定ガイド枠体2の上下高さ寸法(背の高さ寸法)を、十分に減少でき、図15(B)に示した状態で、昇降枠体3と固定ガイド枠体2の各上端の位置が十分に低くできる。従って、高齢者入居施設内に於て、通常の座椅子と並んで使用されても、目立たず、気兼ねなく快適に使用できる。また、足腰の弱い人Mが立ち上がる際の座部6の高さは、従来通りの高さであって(図15(A)参照)、立ち上がり補助の機能は十分に発揮できる。
According to the above-described embodiment, the
本発明は、以上詳述したように、床面に設置されるベース枠体1と;固定ガイド枠体2と昇降枠体3と昇降駆動用電動シリンダ25とを有する本体部10と;座部6と背部7とを折畳み自在として有するシート部5とを;作業工具不使用の手動連結機構Y0 を介して、分解組立自在に構成したので、図4に例示したように3ピースに分解できて、女性等の力が弱い人でも、持運び、保管、取出し等の作業を楽に行い得る。例えば、高齢者施設内での女性従業員の活躍を応援することができる。しかも、スパナ,レンチ,ペンチ,ドライバー等の作業工具を使用せず、人の手によって、分解したり、組立てることが、容易かつ迅速に行い得る。従って、分解保管及び取出し組立の各作業を、迅速に能率的に行うことが可能となる。
As described in detail above, the present invention includes a
また、上記手動連結機構Y0 は、上記ベース枠体1と上記本体部10とを分解組立自在に連結する第1手動連結機構Y1 と、上記本体部10と上記シート部5とを分解組立自在に連結する第2手動連結機構Y2 と、を備えているので、電動昇降椅子の組立て作業において、ベース枠体1と本体部10とシート部5とを、順々に効率良く、組立ててゆくことが、可能となった。逆に、分解する作業においては、シート部5を取外し、次に、本体部10をベース枠体1から取外し分解すれば良く、順々に効率良く作業を行い得る。
Further, the manual connection mechanism Y 0 disassembles and assembles the first manual connection mechanism Y 1 that freely disassembles and assembles the
また、上記第1手動連結機構Y1 は;上記本体部10の固定ガイド枠体2の下端面2Aを受持するベース枠体1の後方下傾状の傾斜面16Bと、該傾斜面16Bに設けられた位置決め用孔部16Aと;上記下端面2Aから突設されて上記孔部16Aに差込まれる係止用小凸部2Bとを、有する下部位置決め機構Ya と;上記固定ガイド枠体2を上方後傾状姿勢に保つように、該固定ガイド枠体2の中間高さ位置を支持する水平状パイプ部15を上記ベース枠体1に設け、該固定ガイド枠体2と上記パイプ部15とを連結するロックピン22及びボルト付きノブ19を有する中間高さ着脱連結機構Yb とを;具備しているので、下部位置決め機構Ya によって、固定ガイド枠体2の下端を、ベース枠体1に対して、正確な位置決めを容易かつ迅速に行うことが可能であり、しかも、上方後傾状姿勢を安定して維持する補助の役目を果たす。さらに、上記下部位置決め機構Ya によって、固定ガイド枠体2の下部位置を安定維持しつつ、中間高さ着脱連結機構Yb によって、上方後傾状姿勢を固定保持しつつ強固に連結できる。
しかも、中間高さ着脱連結機構Yb のロックピン22を、パイプ部15に簡単に係止させることができて、その後、ボルト付きノブ19を回転させれば良いので、熟練を要さずに作業を容易に行い得る。
Further, the first manual connecting mechanism Y 1 is formed on a rearwardly downwardly inclined
Moreover, the
また、上記第2手動連結機構Y2 は、上記本体部10の昇降枠体3から前方へ突出状に付設されたカーソル4の上方開口状凹部4E,4Eと、該凹部4E,4Eに対して横架される上記シート部5の水平状パイプ5Aとを、備え、さらに、上記カーソル4のネジ孔に螺着されるボルト付きノブ5Cとを、備えているので、シート部5は、水平状パイプ5Aを凹部4E,4Eに対して、上方から嵌込状として容易かつ迅速に横架させ得る。そのような安定した横架状態で、ボルト付きノブ5Cを回転させれば、一層迅速に取着作業を行い得る。
Further, the second manual connecting mechanism Y 2 is provided with respect to the upper opening-shaped
また、上記本体部10は、昇降枠体3の昇降ストロークの2倍の昇降ストロークをもって上記カーソル4を昇降させる倍速変換手段Wを、内有しているので、本体部10の上下高さ寸法を十分小さくでき、利用者の家庭に於て、家族の座椅子と並んで使用されても、目立たず、利用者が気兼ねなく快適に使用でき、しかも、このような倍速変換手段Wを、本体部10が備えているにかかわらず、長尺可撓部材31や動滑車30が露出せず、上記第1手動連結機構Y1 及び第2手動連結機構Y2 によって、本体部10を、組立てる作業も、分解する作業も、安全,容易かつ迅速に、行うことが可能である。
Further, since the
1 ベース枠体
2 固定ガイド枠体
2A 下端面
2B 係止用小凸部
3 昇降枠体
4 カーソル
4E 凹部
5 シート部
5A パイプ
5C ボルト付きノブ
6 座部
7 背部
10 本体部
15 水平状パイプ部
16A 孔部
16B 傾斜面
19 ボルト付きノブ
22 ロックピン
25 電動シリンダ
W 倍速変換手段
Y0 手動連結機構
Y1 第1手動連結機構
Y2 第2手動連結機構
Ya 下部位置決め機構
Yb 中間高さ着脱連結機構
1
10 Main body
15 Horizontal pipe part
16A hole
16B slope
19 Bolted knob
22 Lock pin
25 Electric Cylinder W Double Speed Conversion Means Y 0 Manual Connection Mechanism Y 1 First Manual Connection Mechanism Y 2 Second Manual Connection Mechanism Ya Lower Positioning Mechanism Yb Intermediate Height Detachable Connection Mechanism
本発明は、電動昇降椅子に関する。 The present invention relates to an electric lift chair.
足腰の弱い老人(高齢者)や足が不自由な人が、立ち上がったり座ったりし易いように、座部及び背部が電動にて昇降する昇降椅子が知られている(特許文献1,2参照)。
There are known elevating chairs in which the seat and back are electrically raised and lowered so that elderly people with weak legs and people with disabilities can easily stand up and sit down (see
しかしながら、従来の特許文献1,2に記載の電動昇降椅子は、容易に分解できない構造であって、嵩張った組立状態のままにて、レンタル開始時には、利用者宅まで運搬し、レンタル終了時には、利用者宅から運搬して保管せねばならなかった。特にレンタル会社や介護ショップにて働く女性従業員では、一人で運搬することが困難であって、二人がかりで運搬していた。
なお、特許文献2の電動昇降椅子は、折畳み自在な構造であって、折畳めば少し嵩張らずに保管できる。しかしながら、折畳み状態での全体重量が大きいままであって、一人で運搬することが困難である。
However, the conventional electric lift chairs described in
The electric lift chair of
そこで、本発明は、床面に設置されるベース枠体と;固定ガイド枠体と昇降枠体と昇降駆動用電動シリンダとを有する本体部と;座部と背部とを折畳み自在として有するシート部とを;作業工具不使用の手動連結機構を介して、分解組立自在に構成し;上記手動連結機構は、上記ベース枠体と上記本体部とを分解組立自在に連結する第1手動連結機構と、上記本体部と上記シート部とを分解組立自在に連結する第2手動連結機構と、を備え;上記第1手動連結機構は;上記本体部の固定ガイド枠体の下端面を受持するベース枠体の後方下傾状の傾斜面と、該傾斜面に設けられた位置決め用孔部と;上記下端面から突設されて上記孔部に差込まれる係止用小凸部とを、有する下部位置決め機構と;上記固定ガイド枠体を上方後傾状姿勢に保つように、該固定ガイド枠体の中間高さ位置を支持する水平状パイプ部を上記ベース枠体に設け、該固定ガイド枠体と上記パイプ部とを連結するロックピン及びボルト付きノブを有する中間高さ着脱連結機構とを;具備している。 Therefore, the present invention relates to a base frame body installed on the floor surface; a main body portion having a fixed guide frame body, an elevating frame body, and an electric cylinder for elevating drive; a seat portion having a seat portion and a back portion foldable. And; are configured to be disassembled and assembled freely via a manual connecting mechanism that does not use work tools; the manual connecting mechanism is a first manual connecting mechanism that connects the base frame and the main body so as to be disassembled and assembled. The first manual connecting mechanism is provided with a second manual connecting mechanism for freely disassembling and assembling the main body and the seat ; the first manual connecting mechanism is a base that receives the lower end surface of the fixed guide frame of the main body. It has a rearwardly downwardly inclined inclined surface of the frame body, a positioning hole portion provided in the inclined surface; and a locking small convex portion that protrudes from the lower end surface and is inserted into the hole portion. The lower positioning mechanism; an intermediate height detachable connecting mechanism having a knobbed locking pin and a bolt for connecting the body and the pipe portion; are provided.
また、床面に設置されるベース枠体と;固定ガイド枠体と昇降枠体と昇降駆動用電動シリンダとを有する本体部と;座部と背部とを折畳み自在として有するシート部とを;作業工具不使用の手動連結機構を介して、分解組立自在に構成し;上記手動連結機構は、上記ベース枠体と上記本体部とを分解組立自在に連結する第1手動連結機構と、上記本体部と上記シート部とを分解組立自在に連結する第2手動連結機構と、を備え;上記第2手動連結機構は;上記本体部の昇降枠体から前方へ突出状に付設されたカーソルの上方開口状凹部と、該凹部に対して横架される上記シート部の水平状パイプとを、備え、さらに、上記カーソルのネジ孔に螺着されるボルト付きノブとを、備えている。
また、上記本体部は、昇降枠体の昇降ストロークの2倍の昇降ストロークをもって上記カーソルを昇降させる倍速変換手段を、内有している。
Further, the work includes a base frame body installed on the floor surface; a main body portion having a fixed guide frame body, an elevating frame body, and an electric cylinder for elevating drive; and a seat portion having a seat portion and a back portion foldable; It is freely disassembled and assembled via a tool-free manual connecting mechanism; the manual connecting mechanism includes a first manual connecting mechanism for disassembling and assembling the base frame and the main body, and the main body. A second manual connecting mechanism for freely disassembling and assembling the seat portion and the seat portion; the second manual connecting mechanism; It is provided with a shaped recess and a horizontal pipe of the seat portion that is laid horizontally on the recess, and further includes a knob with a bolt that is screwed into the screw hole of the cursor.
Further, the main body portion includes a double speed conversion means for raising and lowering the cursor with an elevating stroke twice the elevating stroke of the elevating frame body.
本発明によれば、スパナ,レンチ,ペンチ,ドライバー等の作業工具を使用せず、人の手によって、迅速かつ容易に、分解して保管することができ、逆に、簡単かつ迅速に組立てて、使用に供することができる。
女性従業員にあっては、一般的に15kg以下でなければ、持運びが困難と言われているが、本発明では、15kg未満にパーツを分けることができ、福祉用具レンタル業界における女性従業員の活躍を応援するものである。
According to the present invention, it can be quickly and easily disassembled and stored by human hands without using work tools such as spanners, wrenches, pliers, and screwdrivers, and conversely, it can be easily and quickly assembled. , Can be used.
It is generally said that female employees are difficult to carry unless they weigh 15 kg or less, but in the present invention, parts can be divided into parts weighing less than 15 kg, and female employees in the welfare equipment rental industry. It supports the success of.
以下、図示の実施の形態に基づき本発明を詳説する。
図1〜図4に於て、1は、床面に設置されるベース枠体であって、2は、ベース枠体1の後方部位から起立状に付設(組付け)される固定ガイド枠体である。
3は、固定ガイド枠体2に沿って昇降可能に組付けられた昇降枠体である。後述の電動シリンダ25によって、昇降枠体3は昇降駆動される。そして、10は、固定ガイド枠体2と昇降枠体3と電動シリンダ25とを(一体状に)組立てられた本体部である。
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on the illustrated embodiments.
In FIGS. 1 to 4, 1 is a base frame body installed on the floor surface, and 2 is a fixed guide frame body vertically attached (assembled) from a rear portion of the
さらに、この昇降枠体3に沿って昇降可能として、カーソル4が組付けられている。
5は、上記カーソル4に着脱自在に取付けられるシート部であり、相互に折畳み・展開自在な座部6と背部7を有する(図4参照)。
Further, the
そして、図1〜図14に示したように、床面に設置されるベース枠体1と、固定ガイド枠体2と昇降枠体3と昇降駆動用電動シリンダ25とを有する本体部10と、座部6と背部7とを折畳み自在として有するシート部5とを、作業工具不使用の手動連結機構Y0 を介して、分解組立自在に構成している。
しかも、手動連結機構Y0 は、ベース枠体1と本体部10とを分解組立自在に連結する第1手動連結機構Y1 と、本体部10とシート部5とを分解組立自在に連結する第2手動連結機構Y2 と、を備えている。
Then, as shown in FIGS. 1 to 14, the
Moreover, the manual connection mechanism Y 0 connects the first manual connection mechanism Y 1 that freely disassembles and assembles the
第1手動連結機構Y1 は、下部位置決め機構Ya と中間高さ着脱連結機構Yb をもって、構成される。
まず、下部位置決め機構Ya から具体的に説明する。
ベース枠体1は、前後方向の水平部11と、上方かつ僅かに前方に傾斜状に延びる起立部13から成る左右一対の折曲パイプ材14,14を有し、さらに、起立部13,13の上端を左右橋絡する水平状パイプ部15を有する。さらに、左右の水平部11,11を連結一体化する横桁16を有する。また、弯曲部12には、移動用車輪17が付設されている。
The first manual connection mechanism Y 1 is composed of a lower positioning mechanism Ya and an intermediate height attachment / detachment connection mechanism Yb.
First, the lower positioning mechanism Ya will be specifically described.
The
この横桁16は、板材をプレス等にて折曲げた横断面形状であって、後方下傾状の傾斜面16Bと、この傾斜面16Bに設けられた位置決め用孔部16A,16Aを、有する(図4,図9,図11を参照)。固定ガイド枠体2の下端面2Aから突設されたボルト頭部等の係止用小凸部2B,2Bが、この孔部16A,16Aに巻込まれて、位置決めされる。
The
また、固定ガイド枠体2の下端面2Aは、固定ガイド枠体2の長手方向線に直交する平面であり、図1〜図3及び図7〜図9等に示すように、上方後傾状に固定ガイド枠体2を組立てた場合に、その下端面2Aを、傾斜面16Bによって、受持する。
このように、下部位置決め機構Ya は、(上述したように、)本体部10の固定ガイド枠体2の下端面2Aを受持するベース枠体1の後方下傾状の傾斜面16Bと、この傾斜面16Bに設けられた位置決め用孔部16Aと、上記下端面2Aから突設された係止用小凸部2Bとから、構成されている。
Further, the
As described above, the lower positioning mechanism Ya has the rearwardly downwardly inclined
次に、中間高さ着脱連結機構Yb について説明する。ベース枠体1の水平状パイプ部15は、固定ガイド枠体2を上方後傾姿勢に保つように、固定ガイド枠体2の中間高さ位置を(背面から)支持する。このような固定ガイド枠体2(の背面)と、ベース枠体1の水平状パイプ部15とが当接した状態で、連結するロックピン22及びボルト付きノブ19を、中間高さ着脱連結機構Yb が、備えている。
Next, the intermediate height attachment / detachment connection mechanism Yb will be described. The
図7,図8,図11,図12に示すように、固定ガイド枠体2の縦部材に、孔付き箱型取付具21,21を取着し、この取付具21,21の孔に上方から挿入される門型操作部材20と、(図示省略したが)上記取付具21に内蔵されたコイルスプリングと、を備えたロック手段が設けられており、上記門型操作部材20の左右の垂下部の下端をもって、前記ロックピン22としている実施例を示す。
そして、ベース枠体1の水平状パイプ部15に設けたロック用孔部15A,15Aに、前記ロックピン22,22が同時に挿入抜出自在として、挿入することができ、この挿入によって、迅速かつ確実に、固定ガイド枠体2を、ベース枠体1に取着できる。
As shown in FIGS. 7, 8, 11, and 12, the box-shaped
Then, the lock pins 22 and 22 can be inserted into the locking
なお、本発明に於て、ロックピン22としては、独立した左右一本ずつの短杆体として、各々をコイルスプリング(あるいは自重等にて)ロック用孔部15Aに、挿入離脱自在としても自由である(図示省略)。
このようにして、ロックピン22,22にて、迅速かつ容易に、固定ガイド枠体2をベース枠体1に固定した後、直ちに、ボルト付きノブ19,19を、固定ガイド枠体2の背面のネジ孔に、螺着すれば、固定ガイド枠体2をベース枠体1に固定できる。
In the present invention, the
In this way, after fixing the fixed
この固定ガイド枠体2は、予め、昇降枠体3と電動シリンダとその他の駆動機構等が組付けられて(ユニットとしての)本体部10が形成されている。従って、このユニット状本体部10を、第1手動連結機構Y1 によって、ベース枠体1に対して、迅速かつ容易に、しかも、強固に、取着できると、言うこともできる。
しかも、作業工具を使用せずに、組立て(取付け)及び分解が、迅速かつ容易に行い得る。
In the fixed
Moreover, assembly (mounting) and disassembly can be performed quickly and easily without using a work tool.
次に、シート部5のカーソル4への取付け構造───第2手動連結機構Y2 ───について説明する前に、まず、カーソル4の形状・構造・取付け構成から説明する。
カーソル4は、鋼板をプレス加工した平面視チャンネル形状であって、左右一対の突出側片部4A,4Aと、後方壁を成す平板部4Bとを、有する。また、カーソル4は、昇降枠体3に対して(相対的に)上下方向に移動自在であって、左右の突出側片部4A,4Aの各々に、2個の転動ローラ4C,4Cを有する。この転動ローラ4C,4Cは、昇降枠体3の左右端の縦桁3A,3Aに転動しつつ、カーソル4を案内する。
Next, before explaining the attachment structure of the
The
昇降枠体3は、前面壁板3Bを有し、その左右側縁に沿って、幅の狭いスリット3C,3Cが形成されている。上記カーソル4の側片部4A,4Aは、このスリット3Cを、内部から前方へ貫通状として、突出している。
The elevating
上記前面壁板3Bは(正面から見て)矩形状であると共に、昇降枠体3の略上半分を占める。そして、固定ガイド枠体2は、その略下半分を占める前面壁板2Dが設けられ、この前面壁板2Dは、固定ガイド枠体2の左右縦桁2E,2Eに沿った(幅の狭い)スリット2C,2Cが貫設され、このスリット2C,2Cと、(前述の)スリット3C,3Cとは、スリット幅寸法は同じであり、かつ、左右間隔も同一として、昇降するカーソル4の突出側片部4A,4Aは、上方のスリット3C,3Cから下方のスリット2C,2Cへスムーズに移動自在とする。逆に、下方から上方へもスムーズに移動する。
The
カーソル4の前記突出側片部4A,4Aは、シート部5を受持するための(側面視)上方開口状凹部4Eを有する。また、シート部5は、背面側に横方向のアーム支持パイプ5Aを有する。このパイプ5Aを凹部4Eに、上方から嵌込み、次に、シート部5に設けた左右取付片5B,5Bに付設のボルト付けノブ5Cを手で握って回転し、カーソル4のネジ孔に螺着すれば、迅速かつ容易に、シート部5をカーソル4に取付けできる。
即ち、上記第2手動連結機構Y2 は、上記本体部10の昇降枠体3から前方へ突出状に付設されたカーソル4の上方開口状凹部4E,4Eと、該凹部4E,4Eに対して横架される上記シート部5の水平状パイプ5Aとを、備え、さらに、上記カーソル4のネジ孔に螺着されるボルト付きノブ5Cとを、備えている構成である。
The protruding
That is, the second manual connecting mechanism Y 2 is provided with respect to the upper opening-shaped
次に、図5〜図10に於て、25は直線往復動用の電動アクチュエータであり、本発明では、電動シリンダ25と呼ぶ場合もある。この電動シリンダ25は、電気モータと減速機と、この電気モータの回転数が減速機にて減速して回転駆動される回動ナット部材と、スクリューシャフト等から、構成された構造である。
このような電動シリンダ25によって、昇降枠体3を固定ガイド枠体2に沿って昇降させるのであるが、本発明にあっては、昇降枠体3の昇降ストロークの2倍の昇降ストロークをもってカーソル4とシート部5を昇降させる倍速変換手段Wを、具備している。
Next, in FIGS. 5 to 10, 25 is an electric actuator for linear reciprocating movement, and in the present invention, it may be referred to as an
The elevating
図10の簡略構成図、及び、図5,図6の背面図、図7,図8,図9の側面図に於て、30は動滑車であって、ベルト用プーリを例示し、この動滑車30は昇降枠体3の上方部位に付設される。
具体的には、昇降枠体3の左右の縦桁3A,3Aの最上端が握り杆3Dにて連結されているが、この握り杆3Dの僅かに下方位置に於て、左右縦桁3A,3Aを連結する上桁3Eが形成され、この上桁3Eに一対の動滑車30,30が配設される。
In the simplified configuration diagram of FIG. 10, the rear view of FIGS. The
Specifically, the uppermost ends of the left and right
電動昇降椅子の正面前方(又は後方)から見て、電動シリンダ25は、左右方向の中央位置に、配設され、上記倍速変換手段Wは、電動シリンダ25を間に、左右対称に一対をもって、配設されている。
従って、前記動滑車30,30も、(一対をもって)左右対称位置に配設される(図5,図6,図10参照)。
The
Therefore, the moving
31は、動滑車30に対して、下方から倒立U字状に懸架された長尺可撓部材であって、図例では帯状のベルトの場合を示す。この長尺可撓部材31は、その一端31Aが固定ガイド枠体2の水平状下桁2Fに取着されている。図10では、その取着された位置を×印をもって示し、また、図5,図6,図9では、取付ピン8をもって取着した場合を示す。
また、長尺可撓部材31の他端31Bは、カーソル4に取着されている。図10では、カーソル4への長尺可撓部材31の他端31Bの取着位置を×印をもって示し、図5,図6では、ベルト張力調整金具9を介在させて、カーソル4に取着している場合を示す。
Further, the
背面(又は正面前方)から見ると、図5,図6,図10に示すように、左右中央線L0 に沿って電動シリンダ25を配設している。つまり、電動シリンダ25は、左右中央位置に配設される。そして、一対の倍速変換手段W,Wは、電動シリンダ25を間に、───左右中央線L0 に関して───左右対称に、配設されている構成である。
なお、長尺可撓部材31は、ベルトの場合を図示したが、これをワイヤ(線材)としたり、チェーン等とするも自由である。
When viewed from the back (or front of the front), as shown in FIGS. 5, 6 and 10, the
Although the case of a belt is shown as the long
図10に示すように、電動シリンダ25が所定速度Vをもって伸長すれば、昇降枠体3は同じ速度Vをもって上昇作動する。この際、動滑車30も同じ速度Vにて上方移動する。
このとき、長尺可撓部材31の前記他端31Bが取着されたカーソル4と、シート部5は、2倍の速度2Vをもって、上方移動する。
言い換えれば、昇降枠体3の昇降ストロークの2倍の昇降ストロークをもって、カーソル4とシート部5が、昇降する。
As shown in FIG. 10, when the
At this time, the
In other words, the
図15(B)及び図5,図7に示したように、シート部5及びカーソル4が最下降位置にあって、座部6が床面に接した状態と、図15(A)及び図6,図8に示したように、シート部5及びカーソル4が最上昇位置にあって、座部6から足腰の弱い人(使用者)Mが立ち上がるのを補助している状態とを、対比すれば、以下のことが明らかとなる。
As shown in FIGS. 15 (B), 5 and 7, the
即ち、 (i) カーソル4(とシート部5)の昇降差(ストローク)は、昇降枠体3の昇降差(ストローク)の2倍となる。 (ii) 逆に言えば、昇降枠体3の昇降差(ストローク)は、(予め決まっている)必要なシート部5の昇降差(ストローク)の半分で済む。(iii) 故に、先行技術文献としての特許文献2に記載の従来の電動昇降椅子に比較すれば、昇降枠体3及び固定ガイド枠体2の上下高さ寸法は、十分に減少できる。 (iv) 電動シリンダ25の必要ストロークが半分で済み、その長さ寸法を減少することができる。 (v) 従って、図15(B)に示した状態に於ける昇降枠体3及び固定ガイド枠体2の各上端の位置が十分に低くなる。 (vi) これによって、高齢者入居施設内に於て通常の座椅子と並んで使用されても、目立たず、気兼ねなく使われる。(vii) しかも、図15(A)に示すように、足腰の弱い人Mが立ち上がる際の座部6の高さ位置は、従来通りの高さであって、立ち上がり補助の機能を十分に発揮する。
That is, (i) the elevating difference (stroke) of the cursor 4 (and the seat portion 5) is twice the elevating difference (stroke) of the elevating
また、図10に示す簡略構成説明図と、図5〜図9に於て、電動シリンダ25を作動させていない状態───非駆動状態下───で、シート部5を持ち上げる方向に不意の外力が作用する場合がある。例えば、シート部5を人の手で握って、電動昇降椅子を持ち運びするような場合があり、シート部5が取着されているカーソル4にも持ち上げる方向(上方向)の外力が作用する。
そのような不意の力が作用した際に、シート部5とカーソル4が上方へ移動して長尺可撓部材31が緩む。このような長尺可撓部材31の緩みが発生すれば、動滑車30から長尺可撓部材31が離脱したり、長尺可撓部材31が他の物に絡まる等の問題を生じ、シート部5とカーソル4の昇降ができなくなる虞れがある。
Further, in the simplified configuration explanatory view shown in FIG. 10 and in FIGS. 5 to 9, in the state where the
When such an unexpected force is applied, the
そこで、上述の長尺可撓部材31が緩むことを防ぐために、カウンター手段Kを付設する。
簡略化して示した図10に於て、このカウンター手段Kの概略構成を、まず説明すれば、昇降枠体3の下方部位に(カウンター用)動滑車40を付設し、この動滑車40を上方からU字状に懸架したワイヤー,ベルト,チェーン等のカウンター用可撓長尺体41を設ける。
この可撓長尺体41の一端41Aが固定ガイド枠体2に取着され、他端41Bが、カーソル4に(コイルスプリング41Cを介して)取着される。
Therefore, in order to prevent the above-mentioned long
In FIG. 10 shown in a simplified manner, first, the schematic configuration of the counter means K will be described by attaching a moving pulley 40 (for the counter) to the lower portion of the elevating
One
従って、カウンター手段Kにあっては、昇降枠体3の昇降ストロークの2倍の昇降ストロークをもってカーソル4が昇降可能として、(前述した)倍速変換手段Wに、追従できる。なお、コイルスプリング41Cは、倍速変換手段Wとカウンター手段Kとが、各々の構成部品の寸法誤差や作動誤差等によって、前記各ストロークの差及び各速度差を、吸収するために、付加されたものである。
このように、可撓長尺体41の他端41Bを間接的にカーソル4に取着しているが、所望により、直接的に取着しても良い場合もある(図示省略)。
Therefore, the counter means K can move the
In this way, the
図10に於て、カウンター手段Kの基本的な概略説明をしたが、図9、及び、図7と図8、図5と図6に於て、さらに具体的構造を追加説明する。
動滑車40は、取付具3Fにて昇降枠体3の下方部位に取着される。可撓長尺体41の一端41Aは、固定ガイド枠体2を構成するカバー板2Gに取着され(図9参照)、他端41Bは、連結片41Dを介してコイルスプリング41Cに連結されている。コの字状の取付片4Fは、平板部4Bに固着されており、このコの字状の取付片4F内を、コイルスプリング41Cが弾発的に短縮変形可能として、常時、可撓長尺体41の他端41Bを引き上げている。このようにして、可撓長尺体41自身の撓み(緩み)を防止する。
Although the basic outline of the counter means K has been described with reference to FIG. 10, a specific structure will be additionally described with reference to FIGS. 9 and 7, FIGS. 7 and 8, and FIGS. 5 and 6.
The moving
上述の実施形態によれば、床面に設置されるベース枠体1と;該ベース枠体1から起立状に付設された固定ガイド枠体2と;該固定ガイド枠体2に沿って昇降可能に組付けられた昇降枠体3と;該昇降枠体3に沿って昇降可能に組付けられたカーソル4と;該カーソル4に取付けられるシート部5と;上記固定ガイド枠体2に沿って上記昇降枠体3を昇降させる電動シリンダ25と;上記昇降枠体3の上方部位に付設の動滑車30と、該動滑車30に下方から倒立U字状に懸架されて一端31Aが上記固定ガイド枠体2に取着されると共に他端31Bが上記カーソル4に取着された長尺可撓部材31とを、有し、上記昇降枠体3の昇降ストロークの2倍の昇降ストロークをもって上記カーソル4とシート部5を昇降させる倍速変換手段Wと;を具備する構成であるので、従来の電動昇降椅子に比較して、昇降枠体3及び固定ガイド枠体2の上下高さ寸法(背の高さ寸法)を、十分に減少でき、図15(B)に示した状態で、昇降枠体3と固定ガイド枠体2の各上端の位置が十分に低くできる。従って、高齢者入居施設内に於て、通常の座椅子と並んで使用されても、目立たず、気兼ねなく快適に使用できる。また、足腰の弱い人Mが立ち上がる際の座部6の高さは、従来通りの高さであって(図15(A)参照)、立ち上がり補助の機能は十分に発揮できる。
According to the above-described embodiment, the
本発明は、以上詳述したように、床面に設置されるベース枠体1と;固定ガイド枠体2と昇降枠体3と昇降駆動用電動シリンダ25とを有する本体部10と;座部6と背部7とを折畳み自在として有するシート部5とを;作業工具不使用の手動連結機構Y0 を介して、分解組立自在に構成したので、図4に例示したように3ピースに分解できて、女性等の力が弱い人でも、持運び、保管、取出し等の作業を楽に行い得る。例えば、高齢者施設内での女性従業員の活躍を応援することができる。しかも、スパナ,レンチ,ペンチ,ドライバー等の作業工具を使用せず、人の手によって、分解したり、組立てることが、容易かつ迅速に行い得る。従って、分解保管及び取出し組立の各作業を、迅速に能率的に行うことが可能となる。
As described in detail above, the present invention includes a
また、上記手動連結機構Y0 は、上記ベース枠体1と上記本体部10とを分解組立自在に連結する第1手動連結機構Y1 と、上記本体部10と上記シート部5とを分解組立自在に連結する第2手動連結機構Y2 と、を備えているので、電動昇降椅子の組立て作業において、ベース枠体1と本体部10とシート部5とを、順々に効率良く、組立ててゆくことが、可能となった。逆に、分解する作業においては、シート部5を取外し、次に、本体部10をベース枠体1から取外し分解すれば良く、順々に効率良く作業を行い得る。
Further, the manual connection mechanism Y 0 disassembles and assembles the first manual connection mechanism Y 1 that freely disassembles and assembles the
また、上記第1手動連結機構Y1 は;上記本体部10の固定ガイド枠体2の下端面2Aを受持するベース枠体1の後方下傾状の傾斜面16Bと、該傾斜面16Bに設けられた位置決め用孔部16Aと;上記下端面2Aから突設されて上記孔部16Aに差込まれる係止用小凸部2Bとを、有する下部位置決め機構Ya と;上記固定ガイド枠体2を上方後傾状姿勢に保つように、該固定ガイド枠体2の中間高さ位置を支持する水平状パイプ部15を上記ベース枠体1に設け、該固定ガイド枠体2と上記パイプ部15とを連結するロックピン22及びボルト付きノブ19を有する中間高さ着脱連結機構Yb とを;具備しているので、下部位置決め機構Ya によって、固定ガイド枠体2の下端を、ベース枠体1に対して、正確な位置決めを容易かつ迅速に行うことが可能であり、しかも、上方後傾状姿勢を安定して維持する補助の役目を果たす。さらに、上記下部位置決め機構Ya によって、固定ガイド枠体2の下部位置を安定維持しつつ、中間高さ着脱連結機構Yb によって、上方後傾状姿勢を固定保持しつつ強固に連結できる。
しかも、中間高さ着脱連結機構Yb のロックピン22を、パイプ部15に簡単に係止させることができて、その後、ボルト付きノブ19を回転させれば良いので、熟練を要さずに作業を容易に行い得る。
Further, the first manual connecting mechanism Y 1 is formed on a rearwardly downwardly inclined
Moreover, the
また、上記第2手動連結機構Y2 は、上記本体部10の昇降枠体3から前方へ突出状に付設されたカーソル4の上方開口状凹部4E,4Eと、該凹部4E,4Eに対して横架される上記シート部5の水平状パイプ5Aとを、備え、さらに、上記カーソル4のネジ孔に螺着されるボルト付きノブ5Cとを、備えているので、シート部5は、水平状パイプ5Aを凹部4E,4Eに対して、上方から嵌込状として容易かつ迅速に横架させ得る。そのような安定した横架状態で、ボルト付きノブ5Cを回転させれば、一層迅速に取着作業を行い得る。
Further, the second manual connecting mechanism Y 2 is provided with respect to the upper opening-shaped
また、上記本体部10は、昇降枠体3の昇降ストロークの2倍の昇降ストロークをもって上記カーソル4を昇降させる倍速変換手段Wを、内有しているので、本体部10の上下高さ寸法を十分小さくでき、利用者の家庭に於て、家族の座椅子と並んで使用されても、目立たず、利用者が気兼ねなく快適に使用でき、しかも、このような倍速変換手段Wを、本体部10が備えているにかかわらず、長尺可撓部材31や動滑車30が露出せず、上記第1手動連結機構Y1 及び第2手動連結機構Y2 によって、本体部10を、組立てる作業も、分解する作業も、安全,容易かつ迅速に、行うことが可能である。
Further, since the
1 ベース枠体
2 固定ガイド枠体
2A 下端面
2B 係止用小凸部
3 昇降枠体
4 カーソル
4E 凹部
5 シート部
5A パイプ
5C ボルト付きノブ
6 座部
7 背部
10 本体部
15 水平状パイプ部
16A 孔部
16B 傾斜面
19 ボルト付きノブ
22 ロックピン
25 電動シリンダ
W 倍速変換手段
Y0 手動連結機構
Y1 第1手動連結機構
Y2 第2手動連結機構
Ya 下部位置決め機構
Yb 中間高さ着脱連結機構
1
10 Main body
15 Horizontal pipe part
16A hole
16B slope
19 Bolted knob
22 Lock pin
25 Electric Cylinder W Double Speed Conversion Means Y 0 Manual Connection Mechanism Y 1 First Manual Connection Mechanism Y 2 Second Manual Connection Mechanism Ya Lower Positioning Mechanism Yb Intermediate Height Detachable Connection Mechanism
Claims (5)
固定ガイド枠体(2)と昇降枠体(3)と昇降駆動用電動シリンダ(25)とを有する本体部(10)と、
座部(6)と背部(7)とを折畳み自在として有するシート部(5)とを、
作業工具不使用の手動連結機構(Y0 )を介して、分解組立自在に構成したことを特徴とする電動昇降椅子。 The base frame (1) installed on the floor and
A main body (10) having a fixed guide frame (2), an elevating frame (3), and an electric cylinder (25) for elevating drive,
A seat portion (5) having a seat portion (6) and a back portion (7) that can be folded freely.
An electric lift chair characterized by being freely disassembled and assembled via a manual connection mechanism (Y 0) that does not use work tools.
上記本体部(10)の固定ガイド枠体(2)の下端面(2A)を受持するベース枠体(1)の後方下傾状の傾斜面(16B)と、該傾斜面(16B)に設けられた位置決め用孔部(16A)と、
上記下端面(2A)から突設されて上記孔部(16A)に差込まれる係止用小凸部(2B)とを、有する下部位置決め機構(Ya )と、
上記固定ガイド枠体(2)を上方後傾状姿勢に保つように、該固定ガイド枠体(2)の中間高さ位置を支持する水平状パイプ部(15)を上記ベース枠体(1)に設け、該固定ガイド枠体(2)と上記パイプ部(15)とを連結するロックピン(22)及びボルト付きノブ(19)を有する中間高さ着脱連結機構(Yb )とを、
具備している請求項2記載の電動昇降椅子。 The first manual connection mechanism (Y 1 ) is
On the rearward downward inclined inclined surface (16B) of the base frame body (1) which receives the lower end surface (2A) of the fixed guide frame body (2) of the main body (10), and the inclined surface (16B). The provided positioning hole (16A) and
A lower positioning mechanism (Ya) having a locking small convex portion (2B) that protrudes from the lower end surface (2A) and is inserted into the hole portion (16A).
The horizontal pipe portion (15) that supports the intermediate height position of the fixed guide frame body (2) is provided with the base frame body (1) so as to keep the fixed guide frame body (2) in an upward and backward tilted posture. An intermediate height attachment / detachment connection mechanism (Yb) having a lock pin (22) and a bolted knob (19) for connecting the fixed guide frame body (2) and the pipe portion (15).
The electric lift chair according to claim 2.
上記本体部(10)の昇降枠体(3)から前方へ突出状に付設されたカーソル(4)の上方開口状凹部(4E)(4E)と、該凹部(4E)(4E)に対して横架される上記シート部(5)の水平状パイプ(5A)とを、備え、さらに、上記カーソル(4)のネジ孔に螺着されるボルト付きノブ(5C)とを、備えている請求項2記載の電動昇降椅子。 The second manual connection mechanism (Y 2 ) is
With respect to the upper opening-shaped recesses (4E) (4E) of the cursor (4) provided so as to project forward from the elevating frame body (3) of the main body (10) and the recesses (4E) (4E). Claims provided with a horizontal pipe (5A) of the seat portion (5) to be laid horizontally, and further provided with a bolted knob (5C) screwed into the screw hole of the cursor (4). Item 2. The electric lift chair according to item 2.
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