JP2021132086A - 撮像装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】光電変換の効率と、光電変換で得られる電荷の転送効率とを向上できるようにした撮像装置及び電子機器を提供する。【解決手段】撮像装置は、光が入射する第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面とを有する光電変換部と、前記第2面側に設けられた電荷保持部と、前記光電変換部から前記電荷保持部に電荷を転送する転送トランジスタと、前記光電変換部と前記電荷保持部との間に設けられ、前記第2面側から出射した光を反射する反射部と、を備える。前記転送トランジスタは、前記第2面の法線方向へ延設された垂直ゲート電極を有する。前記第2面の法線方向からの平面視で、前記垂直ゲート電極は前記光電変換部の中心と重なる位置に配置されている。【選択図】図2

Description

本開示は、撮像装置及び電子機器に関する。
光電変換部から電荷保持部に電荷を転送する転送トランジスタとして、縦型トランジスタを備える固体撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2016/136486号
電子機器の高性能化に伴い、効率良く光電変換でき、光電変換で得られる電荷を効率よく転送できる撮像装置が望まれている。
本開示はこのような事情に鑑みてなされたもので、光電変換の効率と、光電変換で得られる電荷の転送効率とを向上できるようにした撮像装置及び電子機器を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る撮像装置は、光が入射する第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面とを有する光電変換部と、前記第2面側に設けられた電荷保持部と、前記光電変換部から前記電荷保持部に電荷を転送する転送トランジスタと、前記光電変換部と前記電荷保持部との間に設けられ、前記第2面側から出射した光を反射する反射部と、を備える。前記転送トランジスタは、前記第2面の法線方向へ延設された垂直ゲート電極を有する。前記第2面の法線方向からの平面視で、前記垂直ゲート電極は前記光電変換部の中心と重なる位置に配置されている。
これによれば、撮像装置は、光電変換部の外周から垂直ゲート電極までの最大距離を短くすることができ、光電変換部の外周付近から垂直ゲート電極までの電荷の転送経路を短くすることができる。これにより、撮像装置は、電荷の転送効率を向上させることができる。また、反射部は、光電変換部の第2面から出射した光の少なくとも一部を反射して、光電変換部に再入射させることができる。これにより、撮像装置は、光電変換部における光電変換の効率を向上させることができる。
本開示の一態様に係る電子機器は、光学部品と、前記光学部品を透過した光が入射する撮像装置と、前記撮像装置から出力される信号を処理する信号処理回路と、を備える。前記撮像装置は、光が入射する第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面とを有する光電変換部と、前記第2面側に設けられた電荷保持部と、前記光電変換部から前記電荷保持部に電荷を転送する転送トランジスタと、前記光電変換部と前記電荷保持部との間に設けられ、前記第2面側から出射した光を反射する反射部と、を備える。前記転送トランジスタは、前記第2面の法線方向へ延設された垂直ゲート電極を有する。前記第2面の法線方向からの平面視で、前記垂直ゲート電極は前記光電変換部の中心と重なる位置に配置されている。
これによれば、電子機器は、光電変換の効率と、光電変換で得られる電荷の転送効率とを向上できるようにした撮像装置を備えるため、性能の向上が可能である。
図1は、本開示の実施形態に係る撮像装置の構成例を示す図である。 図2は、本開示の実施形態に係る撮像装置の一画素の構成例を示す断面図である。 図3は、本開示の実施形態に係るフォトダイオードの構成例を示す断面図である。 図4は、本開示の実施形態に係るフォトダイオードの構成例1を示す平面図である。 図5は、本開示の実施形態に係るフォトダイオードの構成例2を示す平面図である。 図6は、本開示の実施形態に係るフォトダイオードへの導光例を示す図である。 図7Aは、本開示の実施形態に係る撮像装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図7Bは、本開示の実施形態に係る撮像装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図7Cは、本開示の実施形態に係る撮像装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図7Dは、本開示の実施形態に係る撮像装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図7Eは、本開示の実施形態に係る撮像装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図7Fは、本開示の実施形態に係る撮像装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図7Gは、本開示の実施形態に係る撮像装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図7Hは、本開示の実施形態に係る撮像装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図7Iは、本開示の実施形態に係る撮像装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図7Jは、本開示の実施形態に係る撮像装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図7Kは、本開示の実施形態に係る撮像装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図7Lは、本開示の実施形態に係る撮像装置の製造方法を工程順に示す断面図である。 図8は、本開示の比較例に係る撮像装置の一画素の構成例を示す断面図である。 図9は、本開示の比較例に係るフォトダイオードの構成を示す平面図である。 図10は、本開示の実施形態の変形例に係る撮像装置の構成を示す断面図である。 図11は、本開示に係る技術(本技術)を電子機器に適用した例を示す概念図である。 図12は、本開示に係る技術(本技術)が適用され得る内視鏡手術システムの概略的な構成の一例を示す図である。 図13は、図12に示すカメラヘッド及びCCUの機能構成の一例を示すブロック図である。 図14は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。 図15は、撮像部の設置位置の例を示す図である。
以下において、図面を参照して本開示の実施形態を説明する。以下の説明で参照する図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚さと平面寸法との関係、各層の厚さの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚さや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
また、以下の説明における上下等の方向の定義は、単に説明の便宜上の定義であって、本開示の技術的思想を限定するものではない。例えば、対象を90°回転して観察すれば上下は左右に変換して読まれ、180°回転して観察すれば上下は反転して読まれることは勿論である。
また、以下の説明におけるP型、N型に付す+や−は、+及び−が付記されていない半導体領域に比して、それぞれ相対的に不純物濃度が高い又は低い半導体領域であることを意味する。ただし同じpとpとが付された半導体領域であっても、それぞれの半導体領域の不純物濃度が厳密に同じであることを意味するものではない。
また、以下の説明では、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の文言を用いて、方向を説明する場合がある。例えば、X軸方向及びY軸方向は、後述する出射面S2に平行な方向である。X軸方向及びY軸方向は、水平方向と呼んでもよい。Z軸方向は、後述する撮像装置100、100Aの厚さ方向である。Z軸方向は、後述する半導体基板111、フォトダイオードPDの厚さ方向でもある。X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、互いに直交する。また、以下の説明において、「平面視」とは、Z軸方向から見ることを意味する。
<実施形態>
(全体の構成例)
図1は、本開示の実施形態に係る撮像装置100の構成例を示す図である。図1に示す撮像装置100は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)固体撮像装置である。図1に示すように、撮像装置100は、半導体基板111(例えば、シリコン基板)に、複数の光電変換素子を含む画素102が規則的に2次元的に配列された画素領域(いわゆる、撮像領域)103と、周辺回路部とを有して構成される。画素102は、光電変換を行うフォトダイオードと、複数の画素トランジスタとを有する。複数の画素トランジスタは、転送トランジスタ、リセットトランジスタ及び増幅トランジスタの3つのトランジスタで構成することができる。複数の画素トランジスタは、上記3つのトランジスタに選択トランジスタ追加して、4つのトランジスタで構成することもできる。単位画素の等価回路は通常と同様であるので、詳細説明は省略する。
画素102は、共有画素構造とすることもできる。共有画素構造は、複数のフォトダイオードと、複数の転送トランジスタと、共有される1つのフローティングディフュージョンと、共有される1つずつの他の画素トランジスタとから構成される。すなわち、共有画素構造では、複数の単位画素を構成するフォトダイオード及び転送トランジスタが、転送トランジスタを除く他の1つずつの画素トランジスタを共有して構成される。
周辺回路部は、垂直駆動回路104と、カラム信号処理回路105と、水平駆動回路106と、出力回路107と、制御回路108などを有して構成される。
制御回路108は、入力クロックと、動作モードなどを指令するデータを受け取り、また撮像装置の内部情報などのデータを出力する。すなわち、制御回路108は、垂直同期信号、水平同期信号及びマスタクロックに基づいて、垂直駆動回路104、カラム信号処理回路105及び水平駆動回路106などの動作の基準となるクロック信号や制御信号を生成する。そして、制御回路108は、これらの信号を垂直駆動回路104、カラム信号処理回路105及び水平駆動回路106等に入力する。
垂直駆動回路104は、例えばシフトレジスタによって構成され、画素駆動配線を選択し、選択された画素駆動配線に画素を駆動するためのパルスを供給し、行単位で画素を駆動する。すなわち、垂直駆動回路104は、画素領域103の各画素102を行単位で順次垂直方向に選択走査し、垂直信号線109を通して、各画素102の光電変換素子において受光量に応じて生成した信号電荷に基づく画素信号をカラム信号処理回路105に供給する。
カラム信号処理回路105は、画素102の例えば列ごとに配置されており、1行分の画素102から出力される信号を画素列ごとにノイズ除去などの信号処理を行う。すなわちカラム信号処理回路105は、画素102固有の固定パターンノイズを除去するためのCDSや、信号増幅、AD変換等の信号処理を行う。カラム信号処理回路105の出力段には水平選択スイッチ(図示せず)が水平信号線110との間に接続されて設けられる。
水平駆動回路106は、例えばシフトレジスタによって構成され、水平走査パルスを順次出力することによって、カラム信号処理回路105の各々を順番に選択し、カラム信号処理回路105の各々から画素信号を水平信号線110に出力させる。
出力回路107は、カラム信号処理回路105の各々から水平信号線110を通して順次に供給される信号に対し、信号処理を行って出力する。例えば、出力回路107は、バファリングだけする場合もあるし、黒レベル調整、列ばらつき補正、各種デジタル信号処理などを行う場合もある。入出力端子112は、外部と信号のやりとりをする。
(画素の構成例)
図2は、本開示の実施形態に係る撮像装置100の一画素の構成例を示す断面図である。図2は、一画素に含まれるフォトダイオードPD(本開示の「光電変換部」の一例)及び転送トランジスタTr1と、その周辺部を示している。撮像装置100は、例えば、半導体基板111の裏面側から入射光を取り込む裏面受光型の画素構造を有する。図2に示すように、半導体基板111は、第1半導体基板11と、第1半導体基板11の一方の面(例えば、後述の表面11a)に接合された第2半導体基板51と、を有する。
第1半導体基板11は、表面11aと、表面11aの反対側に位置する裏面11bとを有する。裏面11bは、半導体基板111の裏面であり、撮像装置100の受光面である。第2半導体基板51は、表面51aと、表面51aの反対側に位置する裏面51bとを有する。半導体基板111では、第1半導体基板11の表面11aと、第2半導体基板51の裏面51bとが接合されている。図2では、表面11aと裏面51bとの境界を、接合面JSとして示している。
第1半導体基板11は、シリコンウェハをCMP(Chemical Mechanical Polishing)によって研磨することにより形成された単結晶のシリコン基板である。または、第1半導体基板11は、シリコンウェハ上にエピタキシャル成長法で形成された、単結晶のシリコン層であってもよい。第1半導体基板11には、複数のフォトダイオードPDが設けられている。第1半導体基板11の裏面11b側に、透光性の絶縁膜を介して、カラーフィルタ層CFとマイクロレンズ層MLとが設けられている。
フォトダイオードPDは、N型の不純物拡散層で構成されている。フォトダイオードPDは、撮像装置100の外部からマイクロレンズ層MLとカラーフィルタ層CFとを通して光が入射する入射面S1(本開示の「第1面」の一例)と、入射面S1の反対側に位置する出射面S2(本開示の「第2面」の一例)と、を有する。フォトダイオードPDは、入射面S1に入射した光のうちの、任意の波長帯の光(例えば、可視光、赤外光又は紫外光)を光電変換する。フォトダイオードPDの具体的な構成は、後で図2から図5を参照しながら説明する。
フォトダイオードPDの側方には、第1半導体基板11に設けられたP型のウェル分離層12が設けられている。例えば、ウェル分離層12は、フォトダイオードPDに隣接した状態でフォトダイオードPDの周囲を囲むように配置されている。複数のフォトダイオードPDの各々は、ウェル分離層12によって他のフォトダイオードPDから電気的に分離されている。
なお、図示しないが、フォトダイオードPDの側方だけでなく、フォトダイオードPDの上方にもP型のウェル分離層12が設けられていてもよい。または、フォトダイオードPDの上方に、P型のウェル分離層12とは別のP型不純物拡散層(図示せず)が設けられていてもよい。これにより、フォトダイオードPDは、HAD(Hole Accumulation Diode)構造を有してもよい。第1半導体基板11の表面11aに結晶欠陥が生じ、結晶欠陥を介して電子が抜け易い場合でも、HAD構造によって暗電流の発生が抑制される。
また、フォトダイオードPDの側方には、P型のウェル分離層12を介して遮光膜15が配置されている。遮光膜15は、フォトダイオードPDによって光電変換される波長の光(例えば、可視光、赤外光又は紫外光)を遮る機能を有する。遮光膜15によって、隣り合う一方の画素102から他方の画素102への光の混入が防止される。遮光膜15は、例えばチタン(Ti)又は銅(Cu)等の金属膜で構成されている。
遮光膜15の両端のうち、第2半導体基板51側の端部15E1は後述の反射膜81に接合され、受光面側の端部15E2はカラーフィルタ層CFに接合されている。図2に示すように、遮光膜15において、受光面側の端部15E2は、他の部分よりも水平方向(例えば、X軸方向)に厚膜に形成されていてもよい。
図2に示すように、フォトダイオードPDの入射面S1は、P型のウェル分離層12で覆われていている。また、フォトダイオードPDの入射面S1と、カラーフィルタ層CFとの間には、透光性の絶縁膜17が配置されている。絶縁膜17は、フォトダイオードPDによって光電変換される波長の光(例えば、可視光、赤外光又は紫外光)を透過させる。絶縁膜17は、例えばシリコン酸化膜(SiO)である。
第2半導体基板51は、シリコンウェハをCMPによって研磨することにより形成された単結晶のシリコン基板である。または、第2半導体基板51は、シリコンウェハ上にエピタキシャル成長法で形成された、単結晶のシリコン層であってもよい。
第2半導体基板51には、転送トランジスタTr1と、転送トランジスタTr1以外の画素トランジスタTr2、Tr3が設けられている。例えば、画素トランジスタTr2はリセットトランジスタとして用いられ、画素トランジスタTr3は増幅トランジスタ又は選択トランジスタとして用いられる。また、図示しないが、第2半導体基板51には、上記以外の他のトランジスタが設けられていてもよい。
第2半導体基板51の表面51a側には、P−型の不純物拡散層(以下、P−層)53と、P型のウェル拡散層55と、N+型の不純物拡散層(以下、N+層)61、62、63とが設けられている。例えば、P−層53にP型のウェル拡散層55が設けられている。また、P型のウェル拡散層55にN+層61、62、63が設けられている。例えば、N+層61(本開示の「電荷保持部」の一例)は、転送トランジスタTr1のドレイン及び画素トランジスタTr3のソースであり、フローティングディフュージョンである。N+層62は、画素トランジスタTr3のドレインである。N+層63は画素トランジスタTr2のソース又はドレインである。
第2半導体基板51には、表面51a側に開口したトレンチH1が設けられている。トレンチH1の底面及び内側面から表面51a上までゲート絶縁膜65が連続して設けられている。ゲート絶縁膜65は、例えばシリコン酸化膜(SiO)で構成されている。
転送トランジスタTr1のゲート電極71は、トレンチH1の内部にゲート絶縁膜65を介して設けられた垂直ゲート電極71Vと、第2半導体基板51の表面51a上にゲート絶縁膜65を介して設けられた水平ゲート電極71Hとを有する。垂直ゲート電極71Vと水平ゲート電極71Hは一体に形成されている。ゲート電極71(垂直ゲート電極71V、水平ゲート電極71H)は、例えば、リン等の不純物がドープされたポリシリコン膜で構成されている。
画素トランジスタTr2のゲート電極72は、ゲート絶縁膜65を介して第2半導体基板51の表面51a上に設けられている。同様に、画素トランジスタTr3のゲート電極73は、ゲート絶縁膜65を介して第2半導体基板51の表面51a上に設けられている。
ゲート電極72、73は、例えばリン等の不純物がドープされたポリシリコン膜で構成されている。
第2半導体基板51の裏面51b側には、フォトダイオードPDに向けて開口した凹曲面状の凹部H2と、凹部H2の内面に設けられた反射膜81(本開示の「反射部」の一例)と、が設けられている。凹部H2は、その内面(すなわち、フォトダイオードPDと向かい合う面)が凹曲面状となっている。凹曲面は、曲型凹面又は湾曲面と呼んでもよい。凹部H2の裏面51bからの深さd1は、画素102の中心に近づくほど深くなっている。凹部H2の内面に設けられた反射膜81の厚さは均一(または、ほぼ均一)である。これにより、反射膜81の表面である反射面81aも、凹部H2の形状を反映した凹曲面状となっている。反射膜81は、フォトダイオードPDの出射面S2と向かい合っており、フォトダイオードPDの出射面S2側から出射した光を反射面81aで反射する。反射膜81は、例えばチタン(Ti)又は銅(Cu)等の金属膜で構成されている。
反射膜81を介して凹部H2を埋め込むように透光性の絶縁層83が設けられている。絶縁層83の表面83b(図2では、下面)は平坦化されており、フォトダイオードPD及びP型のウェル分離層12の各表面にそれぞれ接合されている。絶縁層83は、例えばシリコン酸化膜(SiO)で構成されている。
第2半導体基板51の表面51aと裏面51bとの間には、水平方向(例えば、表面51aに平行な方向)に沿ってP++型の不純物拡散層(以下、P++層)85が設けられている。P++層85によって、表面51a側のP−層53と裏面側の反射膜81との間が隔てられている。P++層85はピニングを強化する機能を有する。
(フォトダイオードの構成例)
図3は、本開示の実施形態に係るフォトダイオードPDの構成例を示す断面図である。図4は、本開示の実施形態に係るフォトダイオードPDの構成例1を示す平面図である。図4をX4−X4’線で切断した断面が、図3の断面図に対応している。図3及び図4に示すように、フォトダイオードPDは、N++層21(本開示の「第1不純物層」の一例)と、N++層21よりもN型(本開示の「第1導電型」の一例)の不純物濃度が低いN+層22(本開示の「第2不純物層」の一例)と、N+層22よりもN型の不純物濃度が低いN層23と、を有する。
図4に示すように、出射面S2の法線方向(例えば、Z軸方向)からの平面視で、N+層22はN++層21の周りを囲むように配置され、N層23はN+層22の周りを囲むように配置されている。N++層21、N+層22及びN層23の、Z軸方向からの平面視による形状(以下、平面形状)は、例えば正方形である。また、Z軸方向からの平面視で、N++層21、N+層22及びN層23は、同心状に配置されている。同心状とは、N++層21、N+層22及びN層23の各中心が互いに一致するとともに、各層の中心から径方向(すなわち、外周に向けて直線状に延びる方向)への距離が、N++層21、N+層22及びN層23でそれぞれ異なる態様を意味する。Z軸方向からの平面視で、N++層21、N+層22及びN層23が同心状に配置されることにより、N++層21、N+層22及びN層23の各中心は、フォトダイオードPDの中心CNTと一致している。
図3に示すように、N++層21、N+層22及びN層23は、中心線(仮想線)CNT−Lを挟んで左右対称に配置されている。中心線は、フォトダイオードPDの中心CNTを通りZ軸方向に平行な直線である。また、N++層21よりもN+層22の方が出射面S2から深い位置まで形成されている。N+層22よりもN層23の方が出射面S2から深い位置まで形成されている。垂直ゲート電極71Vは、フォトダイオードPDの中心CNTとZ軸方向で重なる位置に配置されている。
図5は、本開示の実施形態に係るフォトダイオードPDの構成例2を示す平面図である。フォトダイオードPDの平面形状は、図4に示す構成例1に限定されない。フォトダイオードPDの平面形状は、例えば、図5に示す構成例2であってもよい。構成例2では、N++層21及びN+層22の平面形状は正円形で、N層23の平面形状は正方形である。この場合も、N++層21、N+層22及びN層23は、Z軸方向からの平面視で同心状に配置されている。Z軸方向からの平面視で、垂直ゲート電極71VはフォトダイオードPDの中心CNTとZ軸方向で重なる位置に配置されている。
(フォトダイオードへの導光例)
図6は、本開示の実施形態に係るフォトダイオードPDへの導光例を示す図である。図6に示すように、撮像装置100の外部から、マイクロレンズ層ML及びカラーフィルタ層CFを通して、フォトダイオードPDの入射面S1に光L1が入射する。入射した光L1はフォトダイオードPDで光電変換されるが、光L1の一部はフォトダイオードPDを透過して出射面S2から出射し、透光性の絶縁層83を透過して反射膜81に到達する。反射膜81に到達した光L1は反射面81aで反射する。反射した光L2は、絶縁層83を透過して、フォトダイオードPDの出射面S2に入射し、フォトダイオードPDで光電変換される。反射面81aは凹曲面状であるため、光L2は、フォトダイオードPDの中心CNT(図3から図5参照)寄りに集光される。これにより、フォトダイオードPDの光電変換効率の向上が図られている。
また、遮光膜15は、例えばTi又はCu等の金属膜で構成されている。これにより、光L1、L2の一部が遮光膜15に到達する場合でも、到達した光L1、L2は遮光膜15の表面15aで反射する。遮光膜15の表面15aで反射した光の一部は、フォトダイオードPDに入射して光電変換される。これにより、フォトダイオードPDの光電変換効率の向上が図られている。
(製造方法)
次に、図2に示した撮像装置100の製造方法を説明する。撮像装置100は、成膜装置(エピタキシャル成長装置、CVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相成長)装置、熱酸化炉、スパッタ装置、レジスト塗布装置を含む)、露光装置、イオン注入装置、アニール装置、エッチング装置、CMP(Chemical Mechanical Polishing)装置など、各種の装置を用いて製造される。以下、これらの装置を、製造装置と総称する。
図7Aから図7Lは、本開示の実施形態に係る撮像装置100の製造方法を工程順に示す断面図である。図7Aに示すように、製造装置は、第2半導体基板51の裏面51bを鉛直上方に向け、裏面51b上にレジストパターンRP1を形成する。レジストパターンRP1は、凹部H2(例えば、図2参照)が形成される領域を開口し、それ以外の領域を覆う形状を有する。
次に、製造装置は、レジストパターンRP1をマスクに用いて、第2半導体基板51の裏面51b側をウェットエッチングする。これにより、図7Bに示すように、第2半導体基板51の裏面側に凹部H2を形成する。ウェットエッチングは等方性であるため、凹部H2の内面は凹曲面となる。凹部H2の形成後、製造装置は、レジストパターンRP1を除去する。
次に、図7Cに示すように、製造装置は、凹部H2の内面に反射膜81を形成する。例えば、反射膜81は、Ti等の高融点金属で構成されている。製造装置は、スパッタ法により、第2半導体基板51の裏面上にTi膜を形成する。次に、製造装置は、第2半導体基板51の裏面上に形成されたTi膜のうち、凹部H2以外の領域に形成されたTi膜をエッチングして除去する。これにより、凹部H2の内面に反射膜81が形成される。
次に、図7Dに示すように、製造装置は、凹部H2内に透光性の絶縁層83を形成する。例えば、製造装置は、CVD法により、第2半導体基板51の裏面上に絶縁層を形成する。次に、製造装置は、CMP法により、絶縁層の表面を平坦化する。この平坦化により、第2半導体基板51の裏面上に形成された絶縁層のうち、凹部H2以外の領域に形成された絶縁層が除去される。これにより、凹部H2内に、平坦化された絶縁層83が形成される。絶縁層83の平坦化された表面は、第2半導体基板51の裏面51bと面一(または、ほぼ面一)となる。
次に、図7Eに示すように、製造装置は、絶縁層83を部分的にドライエッチングして除去する。これにより、製造装置は、凹部H2の中心とZ軸方向(例えば、図2参照)で重なる位置にトレンチH3を形成する。
次に、図7Fに示すように、製造装置は、第2半導体基板51の裏面上に半導体層87をエピタキシャル成長させる。半導体層87は、第2半導体基板51と同じ組成の膜であり、例えばシリコンである。トレンチH3の底部は単結晶の第2半導体基板51が露出しているため、トレンチH3内には単結晶の半導体層87Aが形成される。一方、絶縁層83上には、多結晶又は非晶質の半導体層87Bが形成される。
次に、図7Gに示すように、製造装置は、第2半導体基板51の裏面側にCMP処理を施して、半導体層87Bを除去する。これにより、第2半導体基板51の裏面側は平坦化される。第2半導体基板51の裏面側において、単結晶の半導体層87Aの表面と絶縁層83の表面は面一(または、ほぼ面一)となる。
次に、図7Hに示すように、製造装置は、第2半導体基板51の表面51aを鉛直上方に向け、表面51a上にレジストパターンRP2を形成する。レジストパターンRP2は、トレンチH1が形成される領域を開口し、それ以外の領域を覆う形状を有する。次に、製造装置は、レジストパターンRP2をマスクに用いて、半導体層87Aをドライエッチングする。これにより、図7Hに示すように、第2半導体基板51の表面51a側に開口したトレンチH1が形成される。トレンチH1の形成後、製造装置は、レジストパターンRP2を除去する。
次に、図7Iに示すように、製造装置は、第2半導体基板51を熱酸化して、第2半導体基板51の表面51aと、トレンチH1の内側面及び底面とにゲート絶縁膜65を形成する。次に、図7Jに示すように、製造装置は、CVD法により、ゲート絶縁膜65上に電極材89を成膜して、トレンチH1を埋め込む。電極材89は、例えばリン等の不純物がドープされたポリシリコンである。
次に、製造装置は、電極材89をパターニングして、図7Kに示すようにゲート電極71、72、73を形成する。次に、製造装置は、図示しないレジストパターンと、ゲート電極71、72、73とをマスクに用いて、第2半導体基板51の表面51a側にN型不純物(例えば、リン)をイオン注入する。次に、製造装置は、第2半導体基板51に熱処理を加えて、イオン注入されたN型不純物を活性化する。これにより、第2半導体基板51にN+層61、62、63が形成される。
次に、図7Lに示すように、製造装置は、プラズマ雰囲気中で、第2半導体基板51の裏面51b側と、フォトダイオードPDが形成された第1半導体基板11の表面11a側とを向い合せ、この状態で第1半導体基板11と第2半導体基板51とを接触させてアニール処理を行う。これにより、第1半導体基板11と第2半導体基板51とが接合される。以上の工程を経て、図2に示した撮像装置100が完成する。
上記の製造方法において、反射膜81は例えばチタン(Ti)等の高融点金属で構成されている。これにより、反射膜81を形成した後の、半導体層87をエピタキシャル成長させる工程(例えば、図7F参照)において、反射膜81が溶融することを防ぐことができる。反射膜81は、エピタキシャル成長などの高温プロセスにも耐えることができるように、Ti等の高融点金属で構成されている。
また、反射膜81と遮光膜15は、互いに同一の材料で構成されていることが好ましい。例えば、反射膜81と遮光膜15は、それぞれTiで構成されている。これにより、反射膜81と遮光膜15との接合強度を高めることができる。第1半導体基板11と第2半導体基板51との接合強度の向上に寄与することができる。
なお、図2に示したP++層85は、例えばレジストパターンRP1(例えば、図7A参照)を形成する前に、第2半導体基板51にボロン等のP型不純物をイオン注入することにより形成してもよい。または、第2半導体基板51がエピタキシャル成長法で形成される半導体層の場合は、エピタキシャル成長の途中でP型不純物をIn−situでドープして、P++層85を形成してもよい。
P++層85と同様に、図2に示したP−層53も、レジストパターンRP1(例えば、図7A参照)を形成する前に、第2半導体基板51にP型不純物をイオン注入して形成してもよい。第2半導体基板51をエピタキシャル成長で形成する場合はIn−situでP型不純物をドープすることによって、P−層53を形成してもよい。
図2に示したP型のウェル拡散層55は、ゲート絶縁膜65を形成する前の任意の工程で形成してよい。例えば、図7Fに示した半導体層87の形成工程でP型不純物をIn−situでドープしたり、図7HにおいてレジストパターンRP2を形成する前に第2半導体基板51にP型不純物をイオン注入したりすることによって、P型のウェル拡散層55を形成してもよい。
(比較例)
図8は、本開示の比較例に係る撮像装置200の一画素の構成例を示す断面図である。
図9は、本開示の比較例に係るフォトダイオードPD’の構成を示す平面図である。図8に示すように、撮像装置200は、フォトダイオードPD’と、フォトダイオードPD’の入射面の反対側(すなわち、出射面)を覆う反射膜281と、フォトダイオードPD’の側方に配置された遮光膜215と、を備える。
図8及び図9に示すように、フォトダイオードPD’は、N++層221と、N+層222と、N層223と、を有する。N++層221と、N+層222と、N層223は、X軸方向の一方の側(例えば、図8及び図9の右側)に偏って配置されている。X軸方向において、N++層221と、N+層222と、N層223は、左右対称に配置されていない。転送トランジスタTr1’の垂直ゲート電極271は、右側に偏って配置されたN++層221上に配置されている。
反射膜281は平坦に形成されており、反射面81aは凹曲面ではなく平面となっている。このため、反射面281aで反射した光L2’は、フォトダイオードPD’の中心寄りには集光されない。反射面281aで反射した光L2’は、フォトダイオードPD’の周囲に位置する遮光膜215に到達して減衰し易い。このため、フォトダイオードPD’の光電変換効率は低くなり易い。また、垂直ゲート電極271が一方の側(例えば、右側)に偏って配置されているため、フォトダイオードPD’から出射した光L1の一部は、垂直ゲート電極271と反射膜281との間の隙間を通って、N+層(フローティングディフュージョン)261に入射する場合がある。N+層261に光が入射すると、光電変換が生じてノイズ源となる。
また、垂直ゲート電極271が右側に偏って配置されているため、フォトダイオードPD’の左側の端部から垂直ゲート電極271までの距離が長い。このため、フォトダイオードPD’の左側の端部付近で生じた電荷は、垂直ゲート電極271に到達しにくく、N+層261へ転送されにくい。
(実施形態1の効果)
以上説明したように、本開示の実施形態に係る撮像装置100は、光L1が入射する入射面S1と、入射面S1の反対側に位置する出射面S2とを有するフォトダイオードPDと、出射面S2側に設けられたN+層(フローティングディフュージョン)61と、フォトダイオードPDからN+層61に電荷e−を転送する転送トランジスタTr1と、フォトダイオードPDとN+層61との間に設けられ、出射面S2側から出射した光L2を反射する反射膜81と、を備える。転送トランジスタTr1は、出射面S2の法線方向(例えば、Z軸方向)へ延設された垂直ゲート電極71Vを有する。Z軸の法線方向からの平面視で、垂直ゲート電極71VはフォトダイオードPDの中心CNTと重なる位置に配置されている。
これによれば、撮像装置100は、フォトダイオードPDの外周から垂直ゲート電極71Vまでの最大距離を短くすることができ、フォトダイオードPDの外周付近から垂直ゲート電極71Vまでの電荷e−の転送経路を短くすることができる。これにより、撮像装置100は、電荷e−の転送効率を向上させることができる。また、反射膜81は、フォトダイオードPDの出射面S2から出射した光L1の少なくとも一部を反射して、反射した光L2をフォトダイオードPDに再入射させることができる。これにより、撮像装置100は、フォトダイオードPDにおける光電変換の効率を向上させることができる。
また、各画素102において、転送トランジスタTr1による電荷e−の転送先であるN+層61をフォトダイオードPDの上方に配置することが可能である。N+層61をフォトダイオードPDの上方に配置することにより空いた領域まで、フォトダイオードPDを広げることが可能である。これにより、各画素102は、フォトダイオードPDの面積を増大することができるので、光電変換量を増やすことができ、飽和信号量を拡大することができる。また、撮像装置100は、フォトダイオードPDの面積を維持したまま、上記の空いた領域を削減することにより、画素面積を低減(すなわち、省スペース化)することができ、画素102を微細化することもできる。
また、垂直ゲート電極71VがフォトダイオードPDの中心CNTとZ軸方向で重なる位置に配置される。これにより、撮像装置100は、フォトダイオードPDに対する垂直ゲート電極71Vの、水平方向における位置合わせのマージンを高めることができる。また、Z軸方向からの平面視で、N++層21、N+層22及びN層23が同心状に配置されている。これにより、撮像装置100は、N層23に対するN+層22の水平方向における位置合わせのマージンと、N+層22に対するN++層21の水平方向における位置合わせのマージンと、をそれぞれ高めることができる。画素102を構成する垂直ゲート電極71V及びフォトダイオードPDの製造工程で、水平方向における位置合わせのマージンを高めることによって、画素102を微細化する場合でも、製造の難易度が高くなることを抑制することができる。
また、Z軸方向からの平面視で、N++層21、N+層22及びN層23が同心状に配置されることにより、フォトダイオードPDにおけるイオン注入のプロセス設計(すなわち、インプラ設計)が容易となる。
また、垂直ゲート電極71VがフォトダイオードPDの中心CNTとZ軸方向で重なる位置に配置されることにより、隣接する画素102間で垂直ゲート電極71Vの配置の対称性が高くなる。また、N++層21、N+層22及びN層23が同心状に配置されることにより、隣接する画素102間でフォトダイオードPDの構造の対称性が高くなる。これにより、図8及び図9に示した比較例と比べて、隣接する画素102間で、非対称性による出力のばらつきを低減することができる。
また、反射膜81において、フォトダイオードPDの中心CNTと重なる位置に、垂直ゲート電極71Vを通すためのトレンチH1が配置される。これにより、垂直ゲート電極71VやトレンチH1を通して、水平ゲート電極71Hや、水平ゲート電極71Hに接続する配線(図示せず)等に光が当たる場合でも、配線等で反射した光が隣接する画素102に入射することが抑制される。これにより、撮像装置100は、隣接する画素102間での混色を抑制することができる。
(変形例)
上記の実施形態では、反射膜81の反射面81aが凹曲面であることを説明した。この凹曲面は、滑らかな面であってもよいし、凹凸を有する面であってもよい。
図10は、本開示の実施形態の変形例に係る撮像装置100Aの構成を示す断面図である。図10に示すように、実施形態の変形例に係る100Aは、図2に示した反射膜81の代わりに、反射膜81A(本開示の「反射部」の一例)を備える。反射膜81Aは、フォトダイオードPDの出射面S2と向かい合う凹曲面状の反射面81Aaを有する。反射面81Aaは、滑らかな面ではなく凹凸を有する面である。例えば、反射面81Aaは、複数の溝部88を有する。溝部88は、フォトダイオードPDの出射面S2と向かい合う内側面88aを有する。
出射面S2の法線方向(例えば、Z軸方向)に対する内側面88aの角度は、反射面81Aaの中心から遠ざかるにしたがって小さくなっている。例えば、反射面81Aaの中心付近の上記角度をθ1とし、反射面81Aaの外周付近の上記角度をθ2とし、反射面81Aaの中心と外周の中間付近の上記角度をθ3とすると、θ1>θ2>θ3となっている。Z軸方向に対する内側面88aの角度は、反射面81Aaの中心から遠ざかるにしたがって、徐々に小さくなっていってもよいし、複数個の溝部88ごとに段階的に小さくなっていてもよい。
このような構成であれば、反射面81Aaは、反射光L2をフォトダイオードPDの中心及びその近傍に位置するN++層21に集めることができる。これにより、撮像装置100Aは、フォトダイオードPDにおける光電変換の効率をさらに高めることができる。
実施形態の変形例においても、反射膜81Aは、例えばチタン(Ti)等の高融点金属で構成されていることが好ましい。これにより、半導体層87をエピタキシャル成長させる工程(図7F参照)において、反射膜81Aが溶融することを防ぐことができる。
<その他の実施形態>
上記のように、本開示は実施形態及び変形例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本開示を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。本開示に係る技術(本技術)はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。
例えば、上記の実施形態では、4つの画素102が1つの共有画素構造を構成していることを説明したが、本技術はこれに限定されない。本技術において、画素102は共有画素構造でなくてもよい。具体的には、1つの画素102が、1つのフォトダイオードと、1つの転送トランジスタと、1つのフローティングディフュージョンと、1つのリセットトランジスと、1つの増幅トランジスタとで構成されていてもよく、さらに、これらに1つの選択トランジスタを追加して構成されていてもよい。このように、本技術は、上述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で、構成要素の種々の省略、置換及び変更のうち少なくとも1つを行うことができる。また、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
<電子機器への適用例>
本開示に係る技術(本技術)は、例えば、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなど(以下、カメラと総称する。)の撮像システム、撮像機能を備えた携帯電話機等のモバイル機器、または、撮像機能を備えた他の機器といった各種の電子機器に適用することができる。
図11は、本開示に係る技術(本技術)を電子機器300に適用した例を示す概念図である。図11に示すように、電子機器300は、例えばカメラであり、固体撮像装置301、光学レンズ310、シャッタ装置311、駆動回路312、及び、信号処理回路313を有する。光学レンズ310は、本開示の「光学部品」の一例である。
光学レンズ310を透過した光が固体撮像装置301に入射する。例えば、光学レンズ310は、被写体からの像光(入射光)を固体撮像装置301の撮像面上に結像させる。これにより固体撮像装置301内に、一定期間、信号電荷が蓄積される。シャッタ装置311は、固体撮像装置301への光照射期間及び遮光期間を制御する。駆動回路312は、固体撮像装置301の転送動作等及びシャッタ装置311のシャッタ動作を制御する駆動信号を供給する。駆動回路312から供給される駆動信号(タイミング信号)により、固体撮像装置301の信号転送を行う。信号処理回路313は、各種の信号処理を行う。例えば、信号処理回路313は、固体撮像装置301から出力される信号を処理する。信号処理が行われた映像信号は、メモリ等の記憶媒体に記憶され、あるいは、モニタに出力される。
なお、電子機器300におけるシャッタ動作は、機械式シャッタではなく、固体撮像装置301による電子式シャッタ(例えば、グローバルシャッタ)で実現されてもよい。電子機器300におけるシャッタ動作が電子式シャッタで実現される場合、図11のシャッタ装置311は省略されてもよい。
電子機器300では、上述した撮像装置100、100Aの少なくとも一方が固体撮像装置301に適用される。これにより、性能の向上が図られた電子機器300を得ることができる。なお、電子機器300は、カメラに限られるものではない。電子機器300は、撮像機能を備えた携帯電話機等のモバイル機器、または、撮像機能を備えた他の機器であってもよい。
<内視鏡手術システムへの応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、内視鏡手術システムに適用されてもよい。
図12は、本開示に係る技術(本技術)が適用され得る内視鏡手術システムの概略的な構成の一例を示す図である。
図12では、術者(医師)11131が、内視鏡手術システム11000を用いて、患者ベッド11133上の患者11132に手術を行っている様子が図示されている。図示するように、内視鏡手術システム11000は、内視鏡11100と、気腹チューブ11111やエネルギ処置具11112等の、その他の術具11110と、内視鏡11100を支持する支持アーム装置11120と、内視鏡下手術のための各種の装置が搭載されたカート11200と、から構成される。
内視鏡11100は、先端から所定の長さの領域が患者11132の体腔内に挿入される鏡筒11101と、鏡筒11101の基端に接続されるカメラヘッド11102と、から構成される。図示する例では、硬性の鏡筒11101を有するいわゆる硬性鏡として構成される内視鏡11100を図示しているが、内視鏡11100は、軟性の鏡筒を有するいわゆる軟性鏡として構成されてもよい。
鏡筒11101の先端には、対物レンズが嵌め込まれた開口部が設けられている。内視鏡11100には光源装置11203が接続されており、当該光源装置11203によって生成された光が、鏡筒11101の内部に延設されるライトガイドによって当該鏡筒の先端まで導光され、対物レンズを介して患者11132の体腔内の観察対象に向かって照射される。なお、内視鏡11100は、直視鏡であってもよいし、斜視鏡又は側視鏡であってもよい。
カメラヘッド11102の内部には光学系及び撮像素子が設けられており、観察対象からの反射光(観察光)は当該光学系によって当該撮像素子に集光される。当該撮像素子によって観察光が光電変換され、観察光に対応する電気信号、すなわち観察像に対応する画像信号が生成される。当該画像信号は、RAWデータとしてカメラコントロールユニット(CCU: Camera Control Unit)11201に送信される。
CCU11201は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等によって構成され、内視鏡11100及び表示装置11202の動作を統括的に制御する。さらに、CCU11201は、カメラヘッド11102から画像信号を受け取り、その画像信号に対して、例えば現像処理(デモザイク処理)等の、当該画像信号に基づく画像を表示するための各種の画像処理を施す。
表示装置11202は、CCU11201からの制御により、当該CCU11201によって画像処理が施された画像信号に基づく画像を表示する。
光源装置11203は、例えばLED(Light Emitting Diode)等の光源から構成され、術部等を撮影する際の照射光を内視鏡11100に供給する。
入力装置11204は、内視鏡手術システム11000に対する入力インタフェースである。ユーザは、入力装置11204を介して、内視鏡手術システム11000に対して各種の情報の入力や指示入力を行うことができる。例えば、ユーザは、内視鏡11100による撮像条件(照射光の種類、倍率及び焦点距離等)を変更する旨の指示等を入力する。
処置具制御装置11205は、組織の焼灼、切開又は血管の封止等のためのエネルギ処置具11112の駆動を制御する。気腹装置11206は、内視鏡11100による視野の確保及び術者の作業空間の確保の目的で、患者11132の体腔を膨らめるために、気腹チューブ11111を介して当該体腔内にガスを送り込む。レコーダ11207は、手術に関する各種の情報を記録可能な装置である。プリンタ11208は、手術に関する各種の情報を、テキスト、画像又はグラフ等各種の形式で印刷可能な装置である。
なお、内視鏡11100に術部を撮影する際の照射光を供給する光源装置11203は、例えばLED、レーザ光源又はこれらの組み合わせによって構成される白色光源から構成することができる。RGBレーザ光源の組み合わせにより白色光源が構成される場合には、各色(各波長)の出力強度及び出力タイミングを高精度に制御することができるため、光源装置11203において撮像画像のホワイトバランスの調整を行うことができる。また、この場合には、RGBレーザ光源それぞれからのレーザ光を時分割で観察対象に照射し、その照射タイミングに同期してカメラヘッド11102の撮像素子の駆動を制御することにより、RGBそれぞれに対応した画像を時分割で撮像することも可能である。当該方法によれば、当該撮像素子にカラーフィルタを設けなくても、カラー画像を得ることができる。
また、光源装置11203は、出力する光の強度を所定の時間ごとに変更するようにその駆動が制御されてもよい。その光の強度の変更のタイミングに同期してカメラヘッド11102の撮像素子の駆動を制御して時分割で画像を取得し、その画像を合成することにより、いわゆる黒つぶれ及び白とびのない高ダイナミックレンジの画像を生成することができる。
また、光源装置11203は、特殊光観察に対応した所定の波長帯域の光を供給可能に構成されてもよい。特殊光観察では、例えば、体組織における光の吸収の波長依存性を利用して、通常の観察時における照射光(すなわち、白色光)に比べて狭帯域の光を照射することにより、粘膜表層の血管等の所定の組織を高コントラストで撮影する、いわゆる狭帯域光観察(Narrow Band Imaging)が行われる。あるいは、特殊光観察では、励起光を照射することにより発生する蛍光により画像を得る蛍光観察が行われてもよい。蛍光観察では、体組織に励起光を照射し当該体組織からの蛍光を観察すること(自家蛍光観察)、又はインドシアニングリーン(ICG)等の試薬を体組織に局注するとともに当該体組織にその試薬の蛍光波長に対応した励起光を照射し蛍光像を得ること等を行うことができる。光源装置11203は、このような特殊光観察に対応した狭帯域光及び/又は励起光を供給可能に構成され得る。
図13は、図12に示すカメラヘッド11102及びCCU11201の機能構成の一例を示すブロック図である。
カメラヘッド11102は、レンズユニット11401と、撮像部11402と、駆動部11403と、通信部11404と、カメラヘッド制御部11405と、を有する。CCU11201は、通信部11411と、画像処理部11412と、制御部11413と、を有する。カメラヘッド11102とCCU11201とは、伝送ケーブル11400によって互いに通信可能に接続されている。
レンズユニット11401は、鏡筒11101との接続部に設けられる光学系である。鏡筒11101の先端から取り込まれた観察光は、カメラヘッド11102まで導光され、当該レンズユニット11401に入射する。レンズユニット11401は、ズームレンズ及びフォーカスレンズを含む複数のレンズが組み合わされて構成される。
撮像部11402は、撮像素子で構成される。撮像部11402を構成する撮像素子は、1つ(いわゆる単板式)であってもよいし、複数(いわゆる多板式)であってもよい。撮像部11402が多板式で構成される場合には、例えば各撮像素子によってRGBそれぞれに対応する画像信号が生成され、それらが合成されることによりカラー画像が得られてもよい。あるいは、撮像部11402は、3D(Dimensional)表示に対応する右目用及び左目用の画像信号をそれぞれ取得するための1対の撮像素子を有するように構成されてもよい。3D表示が行われることにより、術者11131は術部における生体組織の奥行きをより正確に把握することが可能になる。なお、撮像部11402が多板式で構成される場合には、各撮像素子に対応して、レンズユニット11401も複数系統設けられ得る。
また、撮像部11402は、必ずしもカメラヘッド11102に設けられなくてもよい。例えば、撮像部11402は、鏡筒11101の内部に、対物レンズの直後に設けられてもよい。
駆動部11403は、アクチュエータによって構成され、カメラヘッド制御部11405からの制御により、レンズユニット11401のズームレンズ及びフォーカスレンズを光軸に沿って所定の距離だけ移動させる。これにより、撮像部11402による撮像画像の倍率及び焦点が適宜調整され得る。
通信部11404は、CCU11201との間で各種の情報を送受信するための通信装置によって構成される。通信部11404は、撮像部11402から得た画像信号をRAWデータとして伝送ケーブル11400を介してCCU11201に送信する。
また、通信部11404は、CCU11201から、カメラヘッド11102の駆動を制御するための制御信号を受信し、カメラヘッド制御部11405に供給する。当該制御信号には、例えば、撮像画像のフレームレートを指定する旨の情報、撮像時の露出値を指定する旨の情報、並びに/又は撮像画像の倍率及び焦点を指定する旨の情報等、撮像条件に関する情報が含まれる。
なお、上記のフレームレートや露出値、倍率、焦点等の撮像条件は、ユーザによって適宜指定されてもよいし、取得された画像信号に基づいてCCU11201の制御部11413によって自動的に設定されてもよい。後者の場合には、いわゆるAE(Auto Exposure)機能、AF(Auto Focus)機能及びAWB(Auto White Balance)機能が内視鏡11100に搭載されていることになる。
カメラヘッド制御部11405は、通信部11404を介して受信したCCU11201からの制御信号に基づいて、カメラヘッド11102の駆動を制御する。
通信部11411は、カメラヘッド11102との間で各種の情報を送受信するための通信装置によって構成される。通信部11411は、カメラヘッド11102から、伝送ケーブル11400を介して送信される画像信号を受信する。
また、通信部11411は、カメラヘッド11102に対して、カメラヘッド11102の駆動を制御するための制御信号を送信する。画像信号や制御信号は、電気通信や光通信等によって送信することができる。
画像処理部11412は、カメラヘッド11102から送信されたRAWデータである画像信号に対して各種の画像処理を施す。
制御部11413は、内視鏡11100による術部等の撮像、及び、術部等の撮像により得られる撮像画像の表示に関する各種の制御を行う。例えば、制御部11413は、カメラヘッド11102の駆動を制御するための制御信号を生成する。
また、制御部11413は、画像処理部11412によって画像処理が施された画像信号に基づいて、術部等が映った撮像画像を表示装置11202に表示させる。この際、制御部11413は、各種の画像認識技術を用いて撮像画像内における各種の物体を認識してもよい。例えば、制御部11413は、撮像画像に含まれる物体のエッジの形状や色等を検出することにより、鉗子等の術具、特定の生体部位、出血、エネルギ処置具11112の使用時のミスト等を認識することができる。制御部11413は、表示装置11202に撮像画像を表示させる際に、その認識結果を用いて、各種の手術支援情報を当該術部の画像に重畳表示させてもよい。手術支援情報が重畳表示され、術者11131に提示されることにより、術者11131の負担を軽減することや、術者11131が確実に手術を進めることが可能になる。
カメラヘッド11102及びCCU11201を接続する伝送ケーブル11400は、電気信号の通信に対応した電気信号ケーブル、光通信に対応した光ファイバ、又はこれらの複合ケーブルである。
ここで、図示する例では、伝送ケーブル11400を用いて有線で通信が行われていたが、カメラヘッド11102とCCU11201との間の通信は無線で行われてもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る内視鏡手術システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、内視鏡11100や、カメラヘッド11102の撮像部11402、CCU11201の画像処理部11412等に適用され得る。具体的には、上述した撮像装置100、100Aの少なくとも一方を撮像部10402に適用することができる。内視鏡11100や、カメラヘッド11102の撮像部11402、CCU11201の画像処理部11412等に本開示に係る技術を適用することにより、より鮮明な術部画像を得ることができるため、術者が術部を確実に確認することが可能になる。また、内視鏡11100や、カメラヘッド11102の撮像部11402、CCU11201の画像処理部11412等に本開示に係る技術を適用することにより、より低レイテンシで術部画像を得ることができるため、術者が術部を触接観察している場合と同様の感覚で処置を行うことが可能になる。
なお、ここでは、一例として内視鏡手術システムについて説明したが、本開示に係る技術は、その他、例えば、顕微鏡手術システム等に適用されてもよい。
<移動体への応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図14は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図14に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図14の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図15は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図15では、車両12100は、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
撮像部12101,12102,12103,12104,12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102,12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。撮像部12101及び12105で取得される前方の画像は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図15には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、撮像部12031等に適用され得る。具体的には、上述した100、100Aの少なくとも一方を撮像部12031に適用することができる。撮像部12031に本開示に係る技術を適用することにより、より見やすい撮影画像を得ることができるため、ドライバの疲労を軽減することが可能になる。
なお、本開示は以下のような構成も取ることができる。
(1)
光が入射する第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面とを有する光電変換部と、
前記第2面側に設けられた電荷保持部と、
前記光電変換部から前記電荷保持部に電荷を転送する転送トランジスタと、
前記光電変換部と前記電荷保持部との間に設けられ、前記第2面側から出射した光を反射する反射部と、を備え、
前記転送トランジスタは、前記第2面の法線方向へ延設された垂直ゲート電極を有し、
前記第2面の法線方向からの平面視で、前記垂直ゲート電極は前記光電変換部の中心と重なる位置に配置されている、撮像装置。
(2)
前記光電変換部は、
第1導電型の第1不純物層と、
前記第1不純物層よりも前記第1導電型の不純物濃度が低い第2不純物層と、を有し、
前記第2面の法線方向からの平面視で、前記第2不純物層は、前記第1不純物層の周りを囲み、かつ前記第1不純物層と同心状に配置されている、上記(1)に記載の撮像装置。
(3)
前記光電変換部は、
前記第2不純物層よりも前記第1導電型の不純物濃度が低い第3不純物層、をさらに有し、
前記第2面の法線方向からの平面視で、前記第3不純物層は、前記第2不純物層の周りを囲み、かつ前記第1不純物層及び前記第2不純物層と同心状に配置されている、上記(2)に記載の撮像装置。
(4)
前記反射部は、前記第2面と向かい合う凹曲面状の反射面を有する、上記(1)から(3)のいずれか1項に記載の撮像装置。
(5)
前記反射部は、前記反射面に設けられた溝部を有し、
前記溝部は、前記第2面と向かい合う内側面を有し、
前記第2面の法線方向に対する前記内側面の角度は、前記反射面の中心から遠ざかるにしたがって小さくなる、上記(4)に記載の撮像装置。
(6)
前記光電変換部の側方に配置される遮光膜、をさらに備え、
前記遮光膜は前記反射部に接合されている、上記(1)から(5)のいずれか1項に記載の撮像装置。
(7)
前記反射部と前記遮光膜は、互いに同一の材料で構成されている、上記(6)に記載の撮像装置。
(8)
前記反射部は、チタンで構成されている、上記(1)から(7)のいずれか1項に記載の撮像装置。
(9)
第1半導体基板と、
前記第1半導体基板の一方の面側に接合された第2半導体基板と、をさらに備え、
前記光電変換部は前記第1半導体基板に設けられ、
前記電荷保持部、前記転送トランジスタ及び前記反射部は前記第2半導体基板に設けられている、上記(1)から(8)のいずれか1項に記載の撮像装置。
(10)
光学部品と、
前記光学部品を透過した光が入射する撮像装置と、
前記撮像装置から出力される信号を処理する信号処理回路と、を備え、
前記撮像装置は、
光が入射する第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面とを有する光電変換部と、
前記第2面側に設けられた電荷保持部と、
前記光電変換部から前記電荷保持部に電荷を転送する転送トランジスタと、
前記光電変換部と前記電荷保持部との間に設けられ、前記第2面側から出射した光を反射する反射部と、を備え、
前記転送トランジスタは、前記第2面の法線方向へ延設された垂直ゲート電極を有し、
前記第2面の法線方向からの平面視で、前記垂直ゲート電極は前記光電変換部の中心と重なる位置に配置されている、電子機器。
11 第1半導体基板
11a、15a、51a 表面
11b、51b、裏面
12 ウェル分離層
15、215 遮光膜
15E1、15E2 端部
17 絶縁膜
21、221 N++層
22、222 N+層
23、223 N層
51 第2半導体基板
53 P−層
55 ウェル拡散層
61、261 N+層(フローティングディフュージョン)
62、63 N+層
65 ゲート絶縁膜
71、72、73 ゲート電極
71H 水平ゲート電極
71V、271 垂直ゲート電極
81、81A、281 反射膜
81a、81Aa、281a 反射面
83 絶縁層
83b 表面
85 P++層
87、87A、87B 半導体層
88 溝部
88a 内側面
89 電極材
100、100A、200 撮像装置
102 画素
103 画素領域
104 垂直駆動回路
105 カラム信号処理回路
106 水平駆動回路
107 出力回路
108 制御回路
109 垂直信号線
110 水平信号線
111 半導体基板
112 入出力端子
200 撮像装置
300 電子機器
301 固体撮像装置
310 光学レンズ
311 シャッタ装置
312 駆動回路
313 信号処理回路
10402 撮像部
11000 内視鏡手術システム
11100 内視鏡
11101 鏡筒
11102 カメラヘッド
11110 術具
11111 気腹チューブ
11112 エネルギ処置具
11120 支持アーム装置
11131 術者(医師)
11131 術者
11132 患者
11133 患者ベッド
11200 カート
11201 カメラコントロールユニット(CCU: Camera Control Unit)
11202 表示装置
11203 光源装置
11204 入力装置
11205 処置具制御装置
11206 気腹装置
11207 レコーダ
11208 プリンタ
11400 伝送ケーブル
11401 レンズユニット
11402 撮像部
11403 駆動部
11404 通信部
11405 カメラヘッド制御部
11411 通信部
11412 画像処理部
11413 制御部
12000 車両制御システム
12001 通信ネットワーク
12010 駆動系制御ユニット
12020 ボディ系制御ユニット
12030 車外情報検出ユニット
12031 撮像部
12040 車内情報検出ユニット
12041 運転者状態検出部
12050 統合制御ユニット
12051 マイクロコンピュータ
12052 音声画像出力部
12061 オーディオスピーカ
12062 表示部
12063 インストルメントパネル
12100 車両
12101、12102、12103、12104、12105 撮像部
12111、12112、12113、12114 撮像範囲
CCU11201 撮像部
CCU11201 カメラヘッド
CF カラーフィルタ層
CNT 中心
CNT−L 中心線(仮想線)
H1、H3 トレンチ
H2 凹部
I 車載ネットワーク
ICG インドシアニングリーン
JS 接合面
L1 光(入射光)
L2、L2’ 光(反射光)
ML マイクロレンズ層
PD、PD’ フォトダイオード
RP1、RP2 レジストパターン
S1 入射面
S2 出射面
Tr1、Tr1’ 転送トランジスタ
Tr2 画素トランジスタ
Tr3 画素トランジスタ

Claims (10)

  1. 光が入射する第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面とを有する光電変換部と、
    前記第2面側に設けられた電荷保持部と、
    前記光電変換部から前記電荷保持部に電荷を転送する転送トランジスタと、
    前記光電変換部と前記電荷保持部との間に設けられ、前記第2面側から出射した光を反射する反射部と、を備え、
    前記転送トランジスタは、前記第2面の法線方向へ延設された垂直ゲート電極を有し、
    前記第2面の法線方向からの平面視で、前記垂直ゲート電極は前記光電変換部の中心と重なる位置に配置されている、撮像装置。
  2. 前記光電変換部は、
    第1導電型の第1不純物層と、
    前記第1不純物層よりも前記第1導電型の不純物濃度が低い第2不純物層と、を有し、
    前記第2面の法線方向からの平面視で、前記第2不純物層は、前記第1不純物層の周りを囲み、かつ前記第1不純物層と同心状に配置されている、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記光電変換部は、
    前記第2不純物層よりも前記第1導電型の不純物濃度が低い第3不純物層、をさらに有し、
    前記第2面の法線方向からの平面視で、前記第3不純物層は、前記第2不純物層の周りを囲み、かつ前記第1不純物層及び前記第2不純物層と同心状に配置されている、請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記反射部は、前記第2面と向かい合う凹曲面状の反射面を有する、請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記反射部は、前記反射面に設けられた溝部を有し、
    前記溝部は、前記第2面と向かい合う内側面を有し、
    前記第2面の法線方向に対する前記内側面の角度は、前記反射面の中心から遠ざかるにしたがって小さくなる、請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記光電変換部の側方に配置される遮光膜、をさらに備え、
    前記遮光膜は前記反射部に接合されている、請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記反射部と前記遮光膜は、互いに同一の材料で構成されている、請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記反射部は、チタンで構成されている、請求項1に記載の撮像装置。
  9. 第1半導体基板と、
    前記第1半導体基板の一方の面側に接合された第2半導体基板と、をさらに備え、
    前記光電変換部は前記第1半導体基板に設けられ、
    前記電荷保持部、前記転送トランジスタ及び前記反射部は前記第2半導体基板に設けられている、請求項1に記載の撮像装置。
  10. 光学部品と、
    前記光学部品を透過した光が入射する撮像装置と、
    前記撮像装置から出力される信号を処理する信号処理回路と、を備え、
    前記撮像装置は、
    光が入射する第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面とを有する光電変換部と、
    前記第2面側に設けられた電荷保持部と、
    前記光電変換部から前記電荷保持部に電荷を転送する転送トランジスタと、
    前記光電変換部と前記電荷保持部との間に設けられ、前記第2面側から出射した光を反射する反射部と、を備え、
    前記転送トランジスタは、前記第2面の法線方向へ延設された垂直ゲート電極を有し、
    前記第2面の法線方向からの平面視で、前記垂直ゲート電極は前記光電変換部の中心と重なる位置に配置されている、電子機器。
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