JP2021131458A - 光学駆動装置および光学機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】光学素子を保持する保持部材をその移動に対する抵抗の発生を抑えつつ光軸方向に案内する。【解決手段】光学駆動部材は、光学素子を保持して光軸方向に移動可能な可動部材4と、可動部材4に回転可能に取り付けられた対の転動部材2a,2bと、光軸方向視において対の転動部材2a,2bが互いに異なる方向から当接し、可動部材4を光軸方向に案内する案内部材1とを有する。転動部材2a,2bは、内輪と該内輪に対して回転可能な外輪を有する。内輪は、その内周に挿入された軸部材3により可動部材4に固定され、軸部材3に設けられたテーパ面との接触により軸部材3と同軸となるように可動部材4に対して位置決めされる。光軸方向視において対の転動部材2a,2bのそれぞれの中心軸がなす角度θが180°未満である。【選択図】図2
Description
本発明は、デジタルカメラや交換レンズ等の光学機器において、レンズ等の光学素子を光軸方向に駆動する光学駆動装置に関する。
光学駆動装置として、レンズを保持するレンズ保持部材がガイドバー等の案内部材によって光軸方向に案内されるものがある。特許文献1には、レンズ保持部材に設けられたスリーブ穴部に通されたガイドバーによってレンズ保持部材が光軸方向に案内され、さらにレンズ保持部材に設けられた転動部材を回転止めバーに当接させることでレンズ保持部材のガイドバー回りでの回転を抑制するレンズ駆動装置が開示されている。転動部材は、レンズ保持部材に設けられた磁石と回転止めバーとの間に発生する磁気吸着力(付勢力)によって回転止めバーに押圧される。
しかしながら、特許文献1に開示されたレンズ駆動装置において、様々な姿勢でもガタなくレンズ保持部材を案内するために上記付勢力を強くすると、レンズ保持部材のスリーブ穴部とガイドバーとの接触圧も増加し、それらの間の摺動抵抗が増大する。この結果、レンズ保持部材を光軸方向に駆動するアクチュエータに要求される出力が大きくなり、消費電力が増加したりアクチュエータが大型化したりする。
本発明は、光学素子を保持する保持部材をその移動に対する抵抗の発生を抑えつつ光軸方向に案内できるようにした光学駆動装置を提供する。
本発明の一側面としての光学駆動部材は、光学素子を保持して光軸方向に移動可能な可動部材と、可動部材に回転可能に取り付けられた対の転動部材と、光軸方向視において対の転動部材が互いに異なる方向から当接し、可動部材を光軸方向に案内する案内部材とを有する。転動部材は、内輪と該内輪に対して回転可能な外輪を有する。内輪は、その内周に挿入された軸部材により可動部材に固定され、軸部材に設けられたテーパ面との接触により軸部材と同軸となるように可動部材に対して位置決めされている。光軸方向視において対の転動部材のそれぞれの中心軸がなす角度が180°未満であることを特徴とする。なお、上記光学駆動装置を備えた光学機器も、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、光学素子を保持する保持部材をその移動に対する抵抗の発生を抑えつつ光軸方向に案内することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図8は、本発明の実施例1である光学駆動装置としてのレンズ駆動装置を備えた光学機器である撮像装置(デジタルカメラ)100の構成を示している。図1において、後述する撮像光学系の光軸Oaが延びる方向を光軸方向とし、光軸Oaに直交する方向を光軸直交方向という。
撮像装置100は、レンズ鏡筒103とカメラ本体105とにより構成されている。レンズ鏡筒103は、光学素子としての焦点調節用レンズ101を含む撮像光学系と、レンズ101を光軸方向に駆動する振動型アクチュエータ200を含むレンズ駆動装置と、レンズ101の光軸方向での位置を検出する位置検出部107とを有する。
カメラ本体105は、撮像光学系により形成される光学像を撮像(光電変換)する撮像素子104と、撮像素子104上に形成される光学像のピント状態を検出するピント検出部106とを有する。さらにカメラ本体105は、ピント検出部106によるピント検出結果に応じた合焦位置に位置検出部107により検出されるレンズ101の位置が移動するようにアクチュエータ駆動部109を介して振動型アクチュエータ200を制御する制御部108を有する。
図1は、本実施例のレンズ駆動装置の一部の構成を示している。1は丸棒形状のガイドバー(第1の案内部材)であり、レンズ鏡筒103を構成する不図示の固定鏡筒によって光軸方向前後の両端が保持されている。7はレンズ保持部材であり、その前部に設けられた開口部7aにおいて図8に示したレンズ101を保持する。
レンズ保持部材7における前部と後部にはそれぞれ、2つ(対)のローラ(転動部材)2a,2bが回転可能に取り付けられたローラベース4がねじ11によって固定されている。レンズ保持部材7は、計4個のローラ2a,2bを介してガイドバー1により光軸方向に移動可能に支持されている。本実施例では、ローラ2a,2bとして、内輪と該内輪に対して回転可能な外輪とを有するボールベアリング(転がり軸受け)を用いている。ただし、内輪と外輪を有するコロベアリングや滑り軸受けであってもよい。
本実施例では、レンズ保持部材7とこれに固定されたローラベース4とにより可動部材が構成される。なお、本実施例ではレンズ保持部材7と別体のローラベース4にローラ2a,2bを取り付けているが、ローラベース4を設けずに2a,2bを直接、レンズ保持部材7に取り付けてもよい。
図2は、ローラベース4に取り付けられた対のローラ2a,2bの光軸に直交する(光軸方向から見たときの)断面を示している。対のローラ2a,2bはそれぞれ、軸ビス3とナット5によってローラベース4に取り付けられている。対のローラ2a,2bは、それらの回転中心である軸が60°等の角度をなすようにローラベース4に取り付けられており、ガイドバー1に対して互いに異なる2方向から当接している。対のローラ2a,2bが互いに異なる2方向からガイドバー1に当接することで、レンズ保持部材7のガイドバー1に対する光軸直交方向での平行変位が制限される。なお、以下の説明において、ローラ2a,2bをまとめてローラ2とも表記する。
レンズ保持部材7における前後のローラ2の間には、図2に一点鎖線で示すように第1の付勢部材としての磁石12が固定されている。ガイドバー1は磁性体により形成されており、ガイドバー1と磁石12との間には、前後のローラ2をガイドバー1に押圧させる付勢力Fとしての磁気吸着力が作用している。なお、第1の付勢部材を磁性体とし、ガイドバー1を磁石により形成してもよい。
前後の対のローラ2a,2bがガイドバー1に押圧された状態でレンズ保持部材7が光軸方向に移動すると、それらローラ2a,2bが転動する。このため、低い摩擦負荷でレンズ保持部材7を光軸方向に案内しつつ移動させることが可能である。
さらにレンズ保持部材7における光軸方向に互いに離れた2か所であって前後のローラ2とは異なる位置には、ストッパ部7b,7cが設けられている。これらストッパ部7b,7cの穴内にはガイドバー1が通されている。ストッパ部7b,7cは、撮像装置100に加わった衝撃等によってレンズ保持部材7のガイドバー1から離れる方向に外力が作用したときに、ガイドバー1に係合(当接)してレンズ保持部材7の該方向への変位を制限し、ローラ2がガイドバー1から脱落するのを防止する。
図2〜図4を用いて、上述したガイドバー1とローラ2を含むガイド機構において、ローラベース4に対のローラ2a,2bを高精度に位置決めするための構成について説明する。まず、ローラベース4と軸ビス3との位置関係について説明する。図3は、軸ビス3の外観を示している。軸ビス3は、頭部3d、ローラ取付部3e、テーパ部3a、円筒部3bおよびねじ部3cを有する。ローラ取付部3eの外周には、ローラ(ボールベアリング)2の内輪が取り付けられる。
図2に示すように、ローラベース4には、中心軸が角度θ(例えば60°)をなす2つの貫通孔部4aが設けられている。各貫通孔部4aには、ローラ取付部3eの外周にローラ2と金属製ワッシャ6が取り付けられた軸ビス3が、円筒部3bが貫通孔部4aに嵌合し、ねじ部3cが貫通孔部4aから突出するように挿入される。円筒部3bが貫通孔部4aに嵌合することで、軸ビス3がローラベース4に対して精度良く位置決めされる。なお、円筒部3bは、ローラベース4に対して軸方向にスライド可能なように貫通孔部4aに嵌合している。
次に、軸ビス3とローラ2の内輪との位置関係について説明する。図4は、ローラ2、軸ビス3およびローラベース4等の断面を示している。ローラ2は、軸ビス3とナット5が所定の締め付けトルクで締め付けられることでローラベース4に固定される。このとき、ローラ2の内輪2−inは軸力Tにより軸ビス3(テーパ部3a)とワッシャ6との間に挟持される。内輪2−inは、ローラベース4側の端面でワッシャ6に面接触することでワッシャ6とともに正確に姿勢が定まり、テーパ部3a側の端面の内径エッジ近傍で角度φのテーパ部3aに接触することで軸ビス3に対して同軸になるように位置決めされる。こうしてローラ2は、内輪2−inを介して軸ビス3に対して高い精度で位置決めされる。
なお、ローラ2ごとの内輪の内径エッジと軸ビス3のテーパ部3aとの接触位置は、内径エッジの面取り形状(C面取り、R面取り)の違いや面取り寸法のばらつきによって変化する。このため、内輪におけるテーパ部3aとの接触位置は、必ずしも最内周でなくてもよく、内輪の内径エッジの近傍であればよい。
さらに、ローラ2の内輪と外輪との位置関係について説明する。ホールベアリングは、内輪と外輪との間に隙間を有し、隙間の間には複数のボールが転動可能に配置されている。付勢力Fは、図4に示すように、ローラ2の中心軸に対して角度θ/2だけ傾いた方向からガイドバー1に向かって作用している。このとき、付勢力Fは、ローラ2の外輪2−outとガイドバー1との間に予圧に相当する摩擦力F−fricを発生させる。これにより、外輪2−outが内輪2−inに対してボールを介して高精度に位置決めされる。
以上説明したように、ローラベース4と軸ビス3との間、軸ビス3とローラの内輪2−inとの間およびローラ2の内輪2−inと外輪2−outとの間のそれぞれにおいて高い位置決め精度が確保され、この結果、ローラベース4に対してローラ2の外輪2−outが高精度に位置決めされる。そして、このように高精度に位置決めされた外輪2−outがガイドバー1に接触しながら転動することで、レンズ保持部材7(つまりはレンズ101)を光軸方向に高精度にかつ小さな抵抗で案内することができる。
ただし、付勢力Fが対のローラ2a,2bの両方に対して、それらの外輪を片寄せするためのF−fricを発生していることが必要である。さらに、各ローラ2の外輪2−outがその径方向にガイドバー1から反力F−hrzを受けること、すなわち外輪2−outが常にガイドバー1との接触を維持できることが必要である。
これら2つの条件を満たすために、対のローラ2a,2bの中心軸がなす角度を180°未満にする必要がある。言い換えれば、上記角度を180°未満にすることで、F−FricとF−hrzが発生する。望ましくは、対のローラ2a,2bの中心軸がなす角度を90°以下、さらに望ましくは60°以下にするとよい。また同じ理由により、付勢力Fが作用する付勢方向は、図2に示す角度θを内分する方向であることが必要である。ローラ2の中心軸と平行な方向に付勢力Fが作用するとF−hrzが得られず、高精度な案内ができなくなる。
次に、組立工程における軸ビス3にテーパ部3aを設ける効果について説明する。ローラ2のローラベース4への取り付けでは、まずローラベース4にワッシャ6とローラ2を載せ、それらの内周に軸ビス3を挿入して軸ビス3の円筒部3bをローラベース4の貫通孔部4aに嵌合させ、貫通孔部4aから突出したねじ部3cにナット5を締め込む。
ローラ2の内輪の内周に挿入された軸ビス3のテーパ部3aが内輪の内径エッジの近傍に接触し始めると、テーパ部3aのくさび効果によってローラ2をその径方向外側に滑らせようとする力T−hrzが作用する。そして、テーパ部3aがローラ2の内輪の内径エッジ近傍の全周に接触するまで挿入されると、軸ビス3はそれ以上挿入できなくなる。この状態で所定の締め付けトルクで軸ビス3ねじ部3cにナット5を締め込むことで、ローラ2が軸ビス3と同軸でローラベース4に取り付けられる。
この組立工程においてローラ2をテーパ面3aによって径方向外側に滑らせるためには、軸力Tによる摩擦力で内輪2−inがその位置に留まろうとする力よりも、くさび効果による径方向への力T−hrzが強くなければならない。このため、本実施例では、軸ビス3の中心軸に対してテーパ部3aがなす角度(テーパ角)φを45°以下に設定している。これにより、ローラ2が径方向にスムーズに滑ることができる。
なお、軸ビス3のテーパ部3aは平面であっても曲面であってもよく、軸ビス3にナット5を締め込んだ状態でローラ2の内輪と接触する位置でのテーパ角が45°以下になっていればよい。また、テーパ角φを30°以下に設定してもよい。
なお、軸ビス3のテーパ部3aは平面であっても曲面であってもよく、軸ビス3にナット5を締め込んだ状態でローラ2の内輪と接触する位置でのテーパ角が45°以下になっていればよい。また、テーパ角φを30°以下に設定してもよい。
また本実施例では軸ビス3とナット5を用いてローラ2をローラベース4に取り付ける場合について説明したが、ローラ2を挟持するための軸力が得られれば、軸ビスに代えて、セルフタップねじ、圧入部材、リベット等の軸部材を用いてもよい。
次に、レンズ駆動装置の小型化を実現するためのガイド機構における対のローラ2a,2bの配置について説明する。
次に、レンズ駆動装置の小型化を実現するためのガイド機構における対のローラ2a,2bの配置について説明する。
レンズ鏡筒103内でのレンズ駆動装置の周辺のスペースは、レンズ鏡筒103内の他の構成要素の配置スペースとして使用されるので、レンズ駆動装置が占有するスペースをできるだけ小型化することでレンズ鏡筒103、さらには撮像装置100を小型化することができる。
図5(A),(B)は、光軸方向から見た(光軸方向視における)レンズ101、ガイドバー1および対のローラ2a,2bの配置を模式的に示している。これらの図において、ガイドバー1の中心CAと光軸Oa(レンズ101の中心)とを結ぶ第1の直線をL1とし、該第1の直線L1を境として左領域(第1の領域)と右領域(第2の領域)に分ける。また対のローラ2a,2bの中心軸がなす角度θの2等分線をL2とする。2等分線L2と直線L1とがなす角度をφ2とする。さらにガイドバー1の中心CAを通って第1の直線L1に直交する第2の直線をL3とし、該第2の直線L3を境として上領域(第3の領域)と下領域(第4の領域)に分ける。
レンズ駆動装置の小型化を実現するためには、ガイド機構を光軸Oaを中心とする径方向においてコンパクトにまとめる必要がある。このため、対のローラ2a,2bが第2の直線L3を境とする上領域と下領域のうちいずれか一方の領域にまとめて配置されることが望ましい。図5(A)はローラ2a,2bが下領域にまとめて配置された場合を示し、図5(B)はローラ2a,2bが上領域にまとめて配置された場合を示している。これらの図から明らかなように、上下領域にローラ2a,2bが分かれて配置される場合と比較して、一方の領域にまとめて配置された方がコンパクトな構成となる。
また、対のローラ2a,2bは、第1の直線L1を境とする左領域と右領域とに分かれて配置されることが望ましい。図2で示したように、ローラ2a,2bの固定には軸ビス3とローラベース4が必要である。このため、左右領域のうち一方にローラ2a,2bをまとめて配置することはスペース的に困難である。
一方、図5(A),(B)のように左右領域にローラ2a,2bを1つずつ配置する場合は、ローラ2a,2bを光軸方向にずらして配置することも可能である。しかし、このような配置を採用すると、ローラベース4の形状が複雑になったりガイド機構の組み立ても難しくなったりするだけでなく、対のローラ2a,2bの中心軸がなす角度θが90°未満になって外輪に予圧として作用する摩擦力が不安定になるおそれもある。このため、ローラ2a,2bは光軸方向において同じ位置に配置することが望ましい。
以上説明したように、対のローラ2a,2bを直線L3を境とする上下領域のうち一方にまとめて配置し、かつ直線L1を境とする左右領域に分けて配置することで、レンズ駆動装置の小型化を実現することができる。
図6は、図1〜図5を用いて一部の構成を説明したレンズ駆動装置の全体を示している。図1〜図5に示した構成要素には、図6においても同符号を付している。レンズ101を保持したレンズ保持部材7は、前述したようにガイドバー1によって光軸方向に案内されるとともに、回転止めバー(第2の案内部材)8によってガイドバー1回りでの回転が制限される。回転止めバー8も、ガイドバー1と同様に固定鏡筒にその光軸方向前後の両端が固定されている。
レンズ保持部材7にはラック(連結部材)9が取り付けられている。ラック9は、アクチュエータ10の可動部に連結されている。アクチュエータ10は、振動型アクチュエータである。振動型アクチュエータは、圧電素子により振動が励起される振動体を含む可動部と、振動体が加圧接触する摩擦部材を含む固定部とを有する。可動部が固定部に対して光軸方向に駆動されることで、レンズ保持部材7(レンズ101)が光軸方向に移動する。
なお、振動体を含む固定部に対して摩擦部材を含む可動部をて移動させる振動型アクチュエータを用いてもよい。またアクチュエータ10として、振動型アクチュエータに代えて、ステッピングモータやボイスコイルモータ等を用いてもよい。
図7は、光軸を挟んでガイドバー1およびローラ2を含むガイド機構とは反対側に設けられた回転止め機構を示している。回転止めバー8は、レンズ保持部材7に回転可能に固定されたローラ2cと当接している。ローラ2cは、レンズ保持部材7とアクチュエータ10との間に配置された弾性部材等の第2の付勢部材が可動部を固定部に対して加圧接触させるために発生した付勢力の反力を受けることで、回転止めバー8に押圧されている。これにより、レンズ保持部材7は、ガイドバー1回りでの回転ぶれを生じることなく、ガイドバー1によって光軸方向に案内される。レンズ保持部材7の光軸方向への移動とともにローラ2cが回転止めバー8に対して転動するので、回転止め機構におけるレンズ保持部材7の移動に対する抵抗は小さい。
本実施例によれば、レンズ保持部材7をその移動に対する抵抗の発生を抑えつつ光軸方向に高精度に案内することができる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
1 ガイドバー
2a,2b ローラ
3 軸ビス
4 ローラベース
5 ナット
6 ワッシャ
7 レンズ保持部材
2a,2b ローラ
3 軸ビス
4 ローラベース
5 ナット
6 ワッシャ
7 レンズ保持部材
Claims (7)
- 光学素子を保持して光軸方向に移動可能な可動部材と、
前記可動部材に回転可能に取り付けられた対の転動部材と、
光軸方向視において前記対の転動部材が互いに異なる方向から当接し、前記可動部材を前記光軸方向に案内する案内部材とを有し、
前記転動部材は、
内輪と該内輪に対して回転可能な外輪を有し、
前記内輪は、その内周に挿入された軸部材により前記可動部材に固定され、前記軸部材に設けられたテーパ面との接触により前記軸部材と同軸となるように前記可動部材に対して位置決めされており、
光軸方向視において、前記対の転動部材のそれぞれの中心軸がなす角度が180°未満であることを特徴とする光学駆動装置。 - 前記内輪と前記可動部材との間にワッシャが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光学駆動装置。
- 前記テーパ面における前記内輪が接触する位置において前記軸部材の中心軸と前記テーパ面とがなす角度が45°以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の光学駆動装置。
- 前記対の転動部材を前記案内部材に押圧するように前記可動部材を付勢する付勢部材を有し、
光軸方向視における前記付勢部材による前記可動部材の付勢方向は、前記対の転動部材のそれぞれの中心軸がなす角度を内分する方向であることを特徴とする請求項1に記載の光学駆動装置。 - 前記付勢部材と前記案内部材のうち一方が磁石であり、他方が磁性体であることを特徴とする請求項4に記載の光学駆動装置。
- 光軸方向視において、
前記案内部材の中心と前記光学素子の中心とを通る第1の直線を境とする2つの領域を第1の領域および第2の領域とし、前記案内部材の中心を通って前記第1の直線に直交する第2の直線を境とする2つの領域を第3の領域および第4の領域とするとき、
前記対の転動部材は、前記第1および第2の領域に分かれて配置され、前記第3および第4の領域のうち一方の領域にまとめて配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の光学駆動装置。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の光学駆動装置を有することを特徴とする光学機器。
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JP2020026591A JP2021131458A (ja) | 2020-02-19 | 2020-02-19 | 光学駆動装置および光学機器 |
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