JP2021128234A - 電子機器及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】全方位画像を見るユーザの負荷を軽減させる。【解決手段】電子機器は、表示部に表示する画像の一部の範囲である表示範囲の位置を変更する変更手段と、前記表示部の向きの変化である回転量に関する情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記情報により、前記表示部の回転量が第1の回転量である際に、前記表示部の回転が所定の加速度以上で変化している場合の、前記表示部に表示する前記表示範囲の変化の方が、前記表示部の回転が所定の加速度よりも小さく変化している場合の、前記表示部に表示する前記表示範囲の位置の変化よりも大きくなるように制御する制御手段とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器に関し、特に全方位画像を表示する際の技術に関するものである。
近年、全方位画像といった人間の視野より広い映像を持つ画像を撮影することが可能な撮像装置が普及している。また、頭部にヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着して、撮影した画像をHMDに再生することで、頭部の動きに合わせて表示している画像を変化させることができる。
特許文献1では、ユーザが動かした頭部の回転に応じて、HMDに表示する画像をスクロールさせる技術について記載されている。
特開2013−258614号公報
特許文献1では、ユーザが正面を向いた場合に表示される範囲以外の範囲を長い時間見ていたい場合に、ユーザの頭部を回転させた状態を継続しなければならず、ユーザの首の疲れにつながる可能性があった。
上述の課題に鑑み、本発明では、頭部の動きに応じた表示範囲を見る際のユーザの負荷を軽減することのできる電子機器の提供を目的とする。
本発明の1つの態様は、
表示部に表示する画像の一部の範囲である表示範囲の位置を変更する変更手段と、
前記表示部の向きの変化である回転量に関する情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記情報により、前記表示部の回転量が第1の回転量である際に、前記表示部の回転が所定の加速度以上で変化している場合の、前記表示部に表示する前記表示範囲の変化の方が、前記表示部の回転が所定の加速度よりも小さく変化している場合の、前記表示部に表示する前記表示範囲の位置の変化よりも大きくなるように制御する制御手段と
を有することを特徴とする電子機器である。
本発明によれば、全方位画像を見るユーザの負荷を軽減させることができる。
実施形態に係る表示制御装置を説明する図である。 実施形態1に係るスクロール表示処理のフローチャートである。 実施形態に係るユーザの選択を確認する表示を示す図である。 実施形態2に係るスクロール表示処理のフローチャートである。 実施形態3に係るスクロール表示処理のフローチャートである。 実施形態4に係るスクロール表示処理のフローチャートである。 実施形態に係るスクロール補正のアイコンを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
<実施形態1>
図1(a)に、電子機器の一種である表示制御装置100の外観図の例を示す。ディスプレイ105は画像や各種情報を表示する表示部である。ディスプレイ105は後述するようにタッチパネル106aと一体的に構成されており、ディスプレイ105の表示面へのタッチ操作を検出できるようになっている。表示制御装置100は、VR画像(VRコンテンツ)をディスプレイ105においてVR表示することが可能である。操作部106には図示のようにタッチパネル106a、操作部106b、106c、106d、106eが含まれる。操作部106bは表示制御装置100の電源のオンとオフを切り替える操作を受け付ける電源ボタンである。操作部106cと操作部106dは音声出力部112から出力する音声のボリュームを増減するボリュームボタンである。操作部106eは、ディスプレイ105にホーム画面を表示させるためのホームボタンである。音声出力端子112aはイヤホンジャックであり、イヤホンや外部スピーカーなどに音声を出力する探知である。スピーカー112bは音声を発音する本体内蔵スピーカーである。
図1(b)に、表示制御装置100の構成の一例を示す。表示制御装置100は、スマートフォンなどの表示装置を用いて構成可能なものである。内部バス150に対してCPU101、メモリ102、不揮発性メモリ103、画像処理部104、ディスプレイ105、操作部106、記憶媒体I/F107、外部I/F109、及び、通信I/F110が接続されている。また、内部バス150に対して音声出力部112と姿勢検出部113も接続されている。内部バス150に接続される各部は、内部バス150を介して互いにデータのやりとりを行うことができるようにされている。
CPU101は、表示制御装置100の全体を制御する制御部であり、少なくとも1つのプロセッサまたは回路からなる。メモリ102は、例えばRAM(半導体素子を利用した揮発性のメモリなど)からなる。CPU101は、例えば不揮発性メモリ103に格納されるプログラムに従い、メモリ102をワークメモリとして用いて、表示制御装置100の各部を制御する。不揮発性メモリ103には、画像データや音声データ、その他のデータ、CPU101が動作するための各種プログラムなどが格納される。不揮発性メモリ103は例えばフラッシュメモリやROMなどで構成される。
画像処理部104は、CPU101の制御に基づいて、不揮発性メモリ103や記憶媒体108に格納された画像や、外部I/F109を介して取得した映像信号、通信I/F110を介して取得した画像などに対して各種画像処理を施す。画像処理部104が行う画像処理には、A/D変換処理、D/A変換処理、画像データの符号化処理、圧縮処理、デコード処理、拡大/縮小処理(リサイズ)、ノイズ低減処理、色変換処理などが含まれる。また、全方位画像あるいは全方位ではないにせよ広範囲のデータを有する広範囲画像であるVR画像のパノラマ展開やマッピング処理、変換などの各種画像処理も行う。画像処理部104は特定の画像処理を施すための専用の回路ブロックで構成してもよい。また、画像処理の種別によっては画像処理部104を用いずにCPU101がプログラムに従って画像処理を施すことも可能である。
ディスプレイ105は、CPU101の制御に基づいて、画像やGUI(Graphical User Interface)を構成するGUI画面などを表示する。CPU101は、プログラムに従い表示制御信号を生成し、ディスプレイ105に表示するための映像信号を生成してディスプレイ105に出力するように表示制御装置100の各部を制御する。ディスプレイ105は出力された映像信号に基づいて映像を表示する。なお、
表示制御装置100自体が備える構成としてはディスプレイ105に表示させるための映像信号を出力するためのインターフェースまでとし、ディスプレイ105は外付けのモニタ(テレビなど)で構成してもよい。
操作部106は、キーボードなどの文字情報入力デバイスや、マウスやタッチパネルといったポインティングデバイス、ボタン、ダイヤル、ジョイスティック、タッチセンサ、タッチパッドなどを含む、ユーザ操作を受け付けるための入力デバイスである。なお、タッチパネルは、ディスプレイ105に重ね合わせて平面的に構成され、接触された位置に応じた座標情報が出力されるようにした入力デバイスである。
記憶媒体I/F107は、メモリーカードやCD、DVDといった記憶媒体108が装着可能とされ、CPU101の制御部に基づき、装着された記憶媒体108からのデータの読み出しや、当該記憶媒体108に対するデータの書き込みを行う。外部I/F109は、外部機器と有線ケーブルや無線によって接続し、映像信号や音声信号の入出力を行うためのインターフェースである。通信I/F110は、外部機器やインターネット111などと通信して、ファイルやコマンドなどの各種データの送受信を行うためのインターフェースである。
音声出力部112は、動画や音楽データの音声や、操作音、着信音、各種通知音などを出力する。音声出力部112には、イヤホンなどを接続する音声出力端子112a、スピーカー112bが含まれるものとするが、無線通信などで音声出力を行ってもよい。
姿勢検出部113は、重力方向に対する表示制御装置100の姿勢や、ヨー、ロール、ピッチの各軸に対する姿勢の傾きを検知する。姿勢検出部113で検知された姿勢に基づいて、表示制御装置100が横に保持されているか、縦に保持されているか、上に向けられたか、下に向けられたか、斜めの姿勢になったかなどを判別可能である。姿勢検出部113としては、速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、方位センサ、高度センサなどのうち少なくとも1つを用いることができ、複数を組み合わせて用いることも可能である。
なお、操作部106には、タッチパネル106aが含まれる。CPU101はタッチパネル106aへの以下の操作、あるいは状態を検出できる。
・タッチパネル106aにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル106aにタッチしたこと、すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch−Down)と称する)
・タッチパネル106aを指やペンがタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch−On)と称する)
・指やペンがタッチパネル106aをタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch−Move)と称する)
・タッチパネル106aへタッチしていた指やペンがタッチパネル106aから離れたこと、すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch−Up)と称する)
・タッチパネル106aに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch−Off)と称する)
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出された場合も、同時にタッチオンが検出される。タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出されると、タッチオフが検出される。
これらの操作・状態や、タッチパネル106a上に指やペンがタッチしている位置座標は内部バスを通じてCPU101に通知され、CPU101は通知された情報に基づいてタッチパネル106a上にどのような操作(タッチ操作)が行なわれたかを判定する。タッチムーブについてはタッチパネル106a上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル106a上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。所定距離以上をタッチムーブしたことが検出された場合はスライド操作が行なわれたと判定するものとする。タッチパネル106a上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作をフリックと呼ぶ。フリックは、言い換えればタッチパネル106a上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行なわれたと判定できる(スライド操作に続いてフリックがあったものと判定できる)。更に、複数箇所(例えば2点)を同時にタッチして、互いのタッチ位置を近づけるタッチ操作をピンチイン、互いのタッチ位置を遠ざけるタッチ操作をピンチアウトと称する。ピンチアウトとピンチインを総称してピンチ操作(あるいは単にピンチ)と称する。タッチパネル106aは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いてもよい。タッチパネルに対する接触があったことでタッチがあったと検出する方式や、タッチパネルに対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する方式があるが、いずれの方式でもよい。
図1(c)に、表示制御装置100を装着可能なVRゴーグル(ヘッドマウントアダプタ)130の外観図を示す。表示制御装置100は、VRゴーグル130に装着することで、ヘッドマウントディスプレイとして使用することも可能である。挿入口131は、表示制御装置100を差し込むための挿入口である。ディスプレイ105の表示面を、VRゴーグル130をユーザの頭部に固定するためのヘッドバンド132側(すなわちユーザ側)に向けて表示制御装置100の全体をVRゴーグル130差し込むことができる。こうして表示制御装置100が装着されたVRゴーグル130を装着することにより、ユーザはVRゴーグル130を頭部に装着した状態で、手で表示制御装置100を保持することなく、表示制御装置100のディスプレイ105を視認することができる。この場合、ユーザが頭部または体全体を動かすと、表示制御装置100の姿勢も変化する。姿勢検出部113はこの時の表示制御装置100の姿勢の変化を検出し、この姿勢の変化に基づいてCPU101がVR表示処理を行う。この場合に姿勢検出部113が表示制御装置100の姿勢を検出することは、ユーザの頭部の姿勢(ユーザの視線が向いている方向)を検出することと同等である。
[スクロール表示処理]
以下、本実施形態に係るVR画像のスクロール表示処理を説明する。ここでは、VR画像がVR表示(VR画像の一部の範囲の表示が)されており、姿勢検出部113が検出した表示制御装置100(VRゴーグル130)の姿勢の変化に応じて、CPU101がユーザの頭部の回転(回転方向や回転速度)を検出する。そして、CPU101は、ユーザの頭部の回転に応じて、VR画像をスクロールして表示する。以下、本実施形態に係るスクロール表示処理の詳細について、図2(A)〜図2(C)のフローチャートを用いて説明する。また、頭部の回転は、姿勢検出部113が検出する表示制御装置100におけるディスプレイ105の向きの変化(回転)であるといえる。
図2(A)のフローチャートの処理は、不揮発性メモリ103に記録されたプログラムをメモリ102に展開してCPU101が実行することで実現する。なお、この処理は、表示制御装置の100に電源が入り、ユーザがVRゴーグル130を頭部に装着すると開始する。
以下での「スクロール量」とは、ディスプレイ105に表示される表示範囲の位置の変化量である。この変化量とは横方向に360度の範囲のあるVR画像においては、ユーザの頭の回転量(回転角度)に応じて変化するものである。すなわち、例えばユーザが30度回転すると、30度分表示範囲が移動(スクロール)する。
S201では、CPU101は、姿勢検出部113を制御して、ユーザの頭部の位置情報を取得する。ここで、ユーザの頭部の位置情報とは、頭部(ディスプレイ105)の向き(水平方向に対する傾きおよび鉛直方向に対する傾きなど)である。なお、頭部の位置情報は、頭部(ディスプレイ)の回転(回転量、回転速度)に関する情報であってもよい。
S202では、CPU101は、VR画像における位置情報に応じた範囲をディスプレイ105に表示する。
S203では、CPU101は、頭部の回転量(所定の回転量)に対するVR画像のスクロール量の補正(スクロール補正)を適用するか否かを判定する。スクロール補正を適用する場合には、頭部の回転速度が速ければ、そうでない場合よりもユーザの頭部の回転量に対するスクロール量が増える。CPU101は、例えば、図3(A)が示すような「頭部の移動量(回転量)に対する画像のスクロール量を変化させるか否か」をユーザに確認する表示を行う。そして、当該表示に対して、ユーザが「する」と「しない」のどちらを選択したかに応じて、CPU101は、スクロール補正を適用するか否かを判定する。スクロール補正を適用すると判定された場合にはS204に進み、そうでない場合はS205に進む。
S204では、CPU101は、スクロール補正をする場合のスクロール処理(補正スクロール処理)を行う。補正スクロール処理の詳細は、図2(B)のフローチャートを用いて後述する。
S205では、CPU101は、スクロール補正をしない場合のスクロール処理(通常スクロール処理)を行う。通常スクロール処理の詳細は、図2(C)のフローチャートを用いて後述する。
S206では、CPU101は、VR画像のスクロールを停止した状態で、VR画像を表示する。
(補正スクロール処理;S204)
以下では、S204にて行われる補正スクロール処理の詳細について、図2(B)のフローチャートを用いて説明する。図2(B)のフローチャートの処理は、不揮発性メモリ103に記録されたプログラムをメモリ102に展開してCPU101が実行することで実現する。
S211では、CPU101は、ユーザの頭部が回転したか否かを判定する。例えば、CPU101は、新たにユーザの頭部の位置情報を取得して、前回取得した位置情報と差異があれば、頭部が回転していると判定する。または、CPU101は、姿勢検出部113が有する速度センサが取得した速度が0より大きければ、頭部が回転していると判定できる。頭部が回転していると判定された場合はS213に進み、そうでない場合はS212に進む。
S212では、CPU101は、姿勢検出部113が取得した位置情報に応じたVR画像における範囲を表示する。
S213では、CPU101は、ユーザの頭部が回転した際の速度(回転速度)が一定速度以上か否かを判定する。ここで、本実施形態では、頭部の回転速度は、単位時間当たりの回転角度(角速度)である。このため、例えば、CPU101は、S213にて姿勢検出部113を制御して新たにユーザの頭部の向きを取得して、前回取得した頭部の向きと、新たに取得した向きとがなす角度を、前回からの経過時間で除算することで回転速度を算出できる。頭部の回転速度が一定速度以上あると判定された場合はS214に進み、そうでない場合(頭部の回転速度が一定速度未満であると判定された場合)はS215に進む。
S214では、CPU101は、頭部の回転量(回転角度)の2倍のスクロール量で、VR画像をスクロールする。つまり、ユーザの頭部の回転速度が一定速度以上であれば、スクロール量が頭部の回転量の2倍にされる。このことによって、ユーザは少ない頭部の回転で、多くの量のスクロールができるので、VR画像の正面以外の範囲を見たい場合に、ユーザの負担が軽減できる。なお、頭部の回転量とは、S213〜S216の処理が単位時間で繰り返し実行される場合には、単位時間当たりの頭部の回転量であり得る。なお、スクロール量は頭部の回転量の2倍である必要はなく、スクロール量は頭部の回転量よりも大きな値にされればよい。なお、S214において、頭部の回転量に対してスクロール量は比例している必要はなく、例えば、同じ回転量であっても頭部の回転速度が速いほど、スクロール量が増加するような処理がされてもよい。
S215では、CPU101は、頭部の回転量(回転角度)と同じスクロール量でVR画像をスクロールする。
S216では、CPU101は、頭部の回転が終了したか否かを判定する。回転が終了したと判定された場合は本フローチャートの処理を終了し、そうでない場合はS213に進む。なお、回転が終了したか否かは、S211における回転したか否かを判定する場合と同様に判定可能である。
(通常スクロール処理;S205)
以下では、S205にて行われる通常スクロール処理の詳細について、図2(C)のフローチャートを用いて説明する。図2(C)のフローチャートの処理は、不揮発性メモリ103に記録されたプログラムをメモリ102に展開してCPU101が実行することで実現する。
S221では、S211と同様に、CPU101は、ユーザの頭部が回転したか否かを判定する。頭部が回転していると判定された場合はS223に進み、そうでない場合はS222に進む。
S222では、S212と同様に、CPU101は、姿勢検出部113が取得した位置情報に応じたVR画像における範囲を表示する。
S223では、S215と同様に、CPU101は、頭部の回転量(回転角度)と同じスクロール量でVR画像をスクロールする。
S224では、S216と同様に、CPU101は、頭部の回転が終了したか否かを判定する。回転が終了したと判定された場合は本フローチャートの処理を終了し、そうでない場合はS223に進む。
以上のように、表示制御装置100は、ユーザの頭部の回転速度が速い場合には、VR
画像のスクロール量を多くする。つまり、表示制御装置100は、頭部の回転速度が一定速度以上の場合には、そうでない場合よりも、この2つの場合で頭部の回転量が同一であってもスクロール量を多くしている。これによって、少ない頭部の回転量で、VR画像を十分にスクロールすることができるので、VR画像の観賞の際のユーザの負担が軽減される。例えば、首に痛みがあり、頭部の回転量が制限されるようなユーザでも、VR画像の広い範囲を観賞することができる。また、頭部が正面を向いた当初の状態から速く頭部を回転させて、その後ゆっくり頭部を正面に向いた状態に戻せば、当初の表示されていたVR画像の範囲からスクロールされた範囲がディスプレイ105に表示される。このため、ユーザは常に頭部を回転させた状態にする必要なく、VR画像において広い範囲を観賞することができる。
なお、本実施形態では、表示制御装置100は、頭部の回転速度が一定速度より速い場合に、それ以外の場合よりもスクロール量を多くするように制御した。しかし、表示制御装置100は、これに限らず、頭部の回転速度が一定速度より速い場合に、それ以外の場合よりもスクロール量を少なくしてもよい。この場合にも、頭部が正面を向いた当初の状態から速く頭部を回転させて、その後ゆっくり頭部を正面に向いた状態に戻せば、当初の表示されていたVR画像の範囲からスクロールされた範囲がディスプレイ105に表示される。
<実施形態2>
以下では、実施形態2に係る表示制御装置100について説明する。実施形態1に係る表示制御装置100は頭部の回転方向に応じてスクロール量を変化させなかったが、本実施形態に係る表示制御装置100は頭部の回転方向に応じてスクロール量を変化させる。なお、本実施形態に係る表示制御装置100の構成は、実施形態1に係る表示制御装置100の構成と同様であり、本実施形態は実施形態1とスクロール処理のみが異なる。従って、以下では、本実施形態に係るスクロール処理について図4のフローチャートを用いて説明する。なお、S201,S202,S205,S206の処理は、図2(A)のフローチャートが示す処理と同様であるため説明は省略する。
図4のフローチャートの処理は、不揮発性メモリ103に記録されたプログラムをメモリ102に展開してCPU101が実行することで実現する。なお、この処理は、表示制御装置の100に電源が入り、ユーザがVRゴーグル130を頭部に装着すると開始する。
S401では、CPU101は、ユーザの頭部の回転方向によって、VR画像をスクロールする際のスクロール量を変えるか否かを判定する。ここで、例えば、CPU101は、図3(B)が示すような「頭部の回転方向で画像をスクロールする量を変えるか否か」を確認するような表示をディスプレイ105にする。そして、CPU101は、当該表示に対して、ユーザが「上下左右同じ」と「上下、左右で分ける」のどちらを選択したかに応じて、回転方向によりスクロール量を変えるか否かを判定する。回転方向によりスクロール量を変えると判定された場合はS402に進み、そうでない場合はS205に進む。
S402では、S211と同様に、CPU101は、ユーザの頭部が回転したか否かを判定する。頭部が回転していると判定された場合はS404に進み、そうでない場合はS403に進む。
S403では、S212と同様に、CPU101は、姿勢検出部113が取得した位置情報に応じたVR画像における範囲を表示する。
S404では、CPU101は、ユーザの頭部の回転が上下方向(鉛直方向;縦方向)
か否かを判定する。ここで、CPU101は、検出したユーザの頭部の回転において、上下方向(鉛直方向)の角度の変化量が左右方向(水平方向)の角度の変化量よりも多い場合に、上下方向の回転であると判定できる。また、そうでない場合に、CPU101は、左右方向(水平方向)の回転であると判定できる。頭部の回転(判定結果)が上下方向の回転あると判定された場合はS405に進み、そうでない場合(頭部の回転が左右方向(水平方向;横方向)の回転であると判定された場合)はS408に進む。
S405では、S213と同様に、CPU101は、ユーザの頭部が回転した際の速度(回転速度)が一定速度以上か否かを判定する。回転速度が一定速度以上であると判定された場合にはS406に進み、そうでない場合にはS407に進む。
S406では、CPU101は、頭部の回転量(回転角度)の1.5倍のスクロール量で、VR画像をスクロールする。なお、1.5倍である必要はなく、1倍よりも大きな値であればよい。
S407では、S215と同様に、CPU101は、頭部の回転量(回転角度)と同じスクロール量でVR画像をスクロールする。
S408では、S405と同様に、CPU101は、ユーザの頭部が回転した際の速度(回転速度)が一定速度以上か否かを判定する。回転速度が一定速度以上であると判定された場合にはS409に進み、そうでない場合にはS407に進む。
S409では、S214と同様に、CPU101は、頭部の回転量(回転角度)の2倍のスクロール量で、VR画像をスクロールする。なお、2倍である必要はなく、1倍よりも大きな値であり、かつ、S406における倍率と異なった値であればよい。つまり、回転方向が異なれば、CPU101は、回転速度が一定速度以上の場合に、回転量に対するスクロール量の値も異なるようにしている。
S410では、S216と同様に、CPU101は、頭部の回転が終了したか否かを判定する。回転が終了したと判定された場合はS206に進み、そうでない場合はS404に進む。
なお、CPU101は、上下方向の回転よりも左右方向の回転の場合の方が多くスクロールするように処理しているが、左右方向の回転よりも上下方向の回転の方が多くスクロールするように処理をしてもよい。これによれば、上下方向の方が、左右方向よりも人間は稼働範囲が狭いため、稼働範囲が狭い上下方向の範囲をよりユーザの負担が少なく観賞することができる。
また、本実施形態における「上下方向」および「左右方向」の記載は、互いに異なる2つの任意の第1の方向および第2の方向に読み替えることもできる。
なお、S404にて回転方向が上下方向と判定された場合には、S407に進むようにしてもよい。つまり、CPU101は、上下方向の回転であれば、頭部の回転量とスクロール量とは同一になるように制御してもよい。これは、VR画像における鉛直が、現実空間における鉛直と異なるように設定されてしまうと、人間は違和感を感じやすいためである。つまり、このような制御によれば、違和感なく、VR画像を観賞することもできる。
このように、回転方向が上下方向であるか左右方向であるかに応じて、スクロール量を変化させることによれば、人間の身体の構造や感じ方に合致したVR画像のスクロールを実現することができる。
<実施形態3>
以下では、実施形態3に係る表示制御装置100について説明する。本実施形態に係る表示制御装置100はスクロール量を制限する。なお、本実施形態に係る表示制御装置100の構成は、実施形態1に係る表示制御装置100の構成と同様であり、本実施形態は実施形態1とスクロール処理のみが異なる。従って、以下では、本実施形態に係るスクロール処理について図5のフローチャートを用いて説明する。なお、S201〜S206の処理は、図2(A)のフローチャートが示す処理と同様であるため説明は省略する。
図5のフローチャートの処理は、不揮発性メモリ103に記録されたプログラムをメモリ102に展開してCPU101が実行することで実現する。なお、この処理は、表示制御装置の100に電源が入り、ユーザがVRゴーグル130を頭部に装着すると開始する。
S501では(S203YESの場合には)、CPU101は、1回以上のスクロール動作で画像をスクロールする角度(量)を制限するか否かを判定する。ここで、例えば、CPU101は、図3(C)が示すような「スクロールできる角度を制限するか否か」を確認するような表示をディスプレイ105にする。そして、CPU101は、当該表示に対して、ユーザが「制限する」と「制限しない」のどちらを選択したかに応じて、スクロールできる角度を制限するか否かを判定する。スクロールできる角度を制限すると判定された場合はS502に進み、そうでない場合はS204に進む。
S502では、S211と同様に、CPU101は、ユーザの頭部が回転したか否かを判定する。頭部が回転していると判定された場合はS504に進み、そうでない場合はS503に進む。
S503では、S212と同様に、CPU101は、姿勢検出部113が取得した位置情報に応じたVR画像における範囲を表示する。
S504では、S213と同様に、CPU101は、ユーザの頭部が回転した際の速度(回転速度)が一定速度以上か否かを判定する。回転速度が一定速度以上であると判定された場合にはS505に進み、そうでない場合にはS506に進む。
S505では、S214と同様に、CPU101は、頭部の回転量(回転角度)の2倍のスクロール量で、VR画像をスクロールする。なお、2倍である必要はなく、1倍よりも大きな値であればよい。
S506では、S215と同様に、CPU101は、頭部の回転量(回転角度)と同じスクロール量でVR画像をスクロールする。
S507では、CPU101は、スクロール量が予め設定された角度である制限角度以上(制限量以上)であるか否かを判定する。制限角度以上と判定された場合はS508に進み、そうでない場合はS509に進む。
S508では、CPU101は、画像のスクロール量を制限角度に変更(制限;修正)する。つまり、CPU101は、S505またはS506にて行われたスクロールにおける、制限角度より大きいスクロール量のスクロールを無効にする。
S509では、S216と同様に、CPU101は、頭部の回転が終了したか否かを判定する。回転が終了したと判定された場合はS206に進み、そうでない場合はS504
に進む。
なお、本実施形態では、S504〜S509の処理は短い期間で実行することを想定しているため、スクロールの後にスクロール量を修正しても、十分にスクロール量を制限することができる。しかし、これに限らず、S505およびS506において、CPU101は、頭部の回転量から決定されるスクロール量が制限角度を超える場合に、当該スクロール量を制限角度に置換してもよい。つまり、例えば、S505において、CPU101は、頭部の回転量の2倍の回転量が制限角度よりも大きければ、スクロール量を制限角度にしてスクロールしてもよい。なお、このような場合には、S507およびS508の処理は不要である。
なお、本実施形態では、検出された回転量に対するスクロール量を制限するようにしたが、スクロール可能な範囲自体を制限してしまってもよい。例えば、VR画像の基準方向に対して180度まで表示可能なように制限されていた場合を想定する。この場合には、CPU101は、S505またはS506にてスクロールによって180度より大きな角度の範囲にスクロールされてしまうのであれば、180度の範囲までしかスクロールできないようスクロール量を制限する。
これによって、ユーザが頭部を回転することによって、ユーザが意図したよりも多くのスクロールがされてしまうことを防ぐことができる。
<実施形態4>
以下では、実施形態4に係る表示制御装置100について説明する。本実施形態に係る表示制御装置100は短い期間に頭部の回転と停止とが繰り返された場合に、それ以外の場合とスクロールの処理を異ならせる。なお、本実施形態に係る表示制御装置100の構成は、実施形態1に係る表示制御装置100の構成と同様であり、本実施形態は実施形態1とスクロール処理のみが異なる。従って、以下では、本実施形態に係るスクロール処理について図6のフローチャートを用いて説明する。なお、S201〜S206、S503〜S506、S509の処理は、図5のフローチャートが示す処理と同様であるため説明は省略する。
図6のフローチャートの処理は、不揮発性メモリ103に記録されたプログラムをメモリ102に展開してCPU101が実行することで実現する。なお、この処理は、表示制御装置の100に電源が入り、ユーザがVRゴーグル130を頭部に装着すると開始する。
S601では(S203YESの場合には)、CPU101は、頭部の回転の停止後の短時間の期間に頭部の回転を行った際にも、画像のスクロール補正を有効に設定するか否かを判定する。スクロール補正を有効にすると判定された場合はS204に進み、そうでない場合はS602に進む。
S602では、S211と同様に、CPU101は、ユーザの頭部が回転したか否かを判定する。頭部が回転していると判定された場合はS603に進み、そうでない場合はS503に進む。
S603では、CPU101は、頭部の回転検出が前回の頭部回転終了から0.3秒以上経過しているかを判定する。前回の頭部回転終了から0.3秒以上経過していると判定された場合はS504に進み、そうでない場合はS604に進む。つまり、CPU101は、直前の頭部の回転の停止時から0.3秒以上経過しているか否かを判定している。なお、頭部の回転検出が前回の頭部回転終了から0.3秒以上経過しているか否かを判定し
ているが、経過したか否かの判定に用いる時間は任意の時間であってよい。
S604では、S215と同様に、CPU101は、頭部の回転量(回転角度)と同じスクロール量でVR画像をスクロールする。つまり、CPU101は、頭部の回転の停止から短い期間に再度頭部が回転した場合には、頭部の回転速度が一定速度以上であっても、頭部の回転量(回転角度)と同じスクロール量で画像をスクロールする。
S605では、S216と同様に、CPU101は、頭部の回転が終了したか否かを判定する。回転が終了したと判定された場合はS206に進み、そうでない場合はS604に進む。
このように、前回の頭部の回転から所定の時間経過していない場合には、VR画像のスクロール量を増加させない。これによれば、頭部の動きを一旦止めて再度頭部を動かすなどの動作によって、意図せず多くのスクロールがされることを防止することができる。
(変形例1)
また、表示制御装置100は、頭部の回転方向が急に変化する場合に、回転方向が変化した後のスクロール量を増加させないようにしてもよい。例えば、CPU101は、第1の方向に回転する頭部の回転が停止してから一定時間以内に、第1の方向とは異なる第2の方向に頭部が回転した場合には、頭部の回転量と同じスクロール量でスクロールする。つまり、CPU101は、第2の方向への頭部の回転速度が一定速度以上であっても、頭部の回転量と同じスクロール量でスクロールする。なお、この処理は、図6のフローチャートのS603において、第1の方向に回転していた頭部の回転が停止から一定時間以内に、第2の方向に頭部が回転していると判定されればS604に進み、そうでなければS504に進むように制御されれば実現できる。ここで、第1の方向と第2の方向とは、例えば、互いに反対の方向や垂直な方向であり得る。
なお、変形例1に係る処理を行うか否かについて、例えば、CPU101は、図3(D)が示すような「一定時間内に頭部の向きを変えた場合にも画像のスクロール量を変更させるか否か」を確認するような表示をディスプレイ105にしてもよい。そして、CPU101は、当該表示に対して、ユーザが「する」と「しない」のどちらを選択したかに応じて、変形例1に係る処理を行うか否かを判定する。
これによれば、例えば、VR画像が映像として表示されている場合に、当該映像において被写体が複雑に移動しており、この被写体をユーザが頭部の回転によって追いかけている場合に、意図しないスクロールがされてしまうことが防止できる。
また、上述の各実施形態では、VR画像の表示範囲をスクロールによって変化させる例を説明したが、VR画像である必要はなく、矩形の画像においてスクロールによって表示範囲を変化させるような形態であってもよい。また、上述の実施形態のスクロール処理における「速度」を「加速度」と読み替えても、上述した各実施形態と同様の効果を得ることができる。例えば、姿勢検出部113が有する加速度センサによって頭部の回転加速度を検出し、頭部の回転加速度が所定の加速度以上で変化している場合には、そうでない場合よりも、CPU101は、2つの場合で同じ頭部の回転量であっても大きくスクロールさせる。
なお、各実施形態において、頭部の回転量(回転角度)よりも大きなスクロール量でVR画像をスクロールしている場合には、CPU101は、スクロール補正を行っている旨をユーザに通知してもよい。例えば、S214において、CPU101は、図7が示すVR画像に、スクロール補正を行っていることを示すアイコン701を重畳してディスプレ
イ205に表示してもよい。なお、S215の処理やS205の処理においては、CPU101は、アイコン701は表示しない(非表示にする)。なお、アイコンの表示に限らず、文字、エフェクトの表示など、頭部の回転量(回転角度)よりも大きなスクロール量が設定されていることをユーザに通知することができればよい。
なお、CPU101が行うものとして説明した上述の各種制御は、1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明を表示制御装置に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず頭部の回転に応じて画像の表示範囲を変化させるように表示部(表示装置)を制御する電子機器であれば適用可能である。すなわち、本発明はパーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダー、タブレット端末、スマートフォン、投影装置、ディスプレイを備える家電装置や車載装置などに適用可能である。
なお、上記の各実施形態の各機能部は、個別のハードウェアであってもよいし、そうでなくてもよい。2つ以上の機能部の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の複数の機能のそれぞれが、個別のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の2つ以上の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。また、各機能部は、ASIC、FPGA、DSPなどのハードウェアによって実現されてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、装置が、プロセッサと、制御プログラムが格納されたメモリ(記憶媒体)とを有していてもよい。そして、装置が有する少なくとも一部の機能部の機能が、プロセッサがメモリから制御プログラムを読み出して実行することにより実現されてもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上記の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:表示制御装置、101:CPU、105:ディスプレイ、113:姿勢検出部

Claims (11)

  1. 表示部に表示する画像の一部の範囲である表示範囲の位置を変更する変更手段と、
    前記表示部の向きの変化である回転量に関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記情報により、前記表示部の回転量が第1の回転量である際に、前記表示部の回転が所定の加速度以上で変化している場合の、前記表示部に表示する前記表示範囲の変化の方が、前記表示部の回転が所定の加速度よりも小さく変化している場合の、前記表示部に表示する前記表示範囲の位置の変化よりも大きくなるように制御する制御手段と
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記制御手段は、
    前記表示部の回転が前記所定の加速度よりも小さい第1の場合には、前記表示部の回転量に対する前記表示部に表示される前記表示範囲の位置の変化の量が前記表示部の回転量に対して第1の倍率であり、
    前記表示部の回転が所定の加速度以上である第2の場合には、前記表示部の回転量に対する前記表示部に表示される前記表示範囲の位置の変化の量が前記表示部の回転量に対して前記第1の倍率よりも大きな第2の倍率であるように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御手段は、前記表示部の向きの変化が横方向、かつ前記表示部の回転が前記所定の加速度以上である場合には、前記表示部の向きの変化が縦方向、かつ前記表示部の回転が前記所定の加速度以上である場合よりも、前記表示部の回転量に対する前記表示範囲の変化が大きくなるように制御する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記制御手段は、第1の方向に回転する前記表示部の回転が停止した後の一定時間以内に、前記表示部が前記第1の方向とは異なる第2の方向に回転している場合には、前記第2の場合であっても、前記第1の倍率で前記表示範囲の位置を変化させるように制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  5. 前記制御手段は、直前の前記表示部の回転の停止時から所定の時間経過していない場合には、前記第2の場合であっても、前記第1の倍率で前記表示範囲の位置を変化させるように制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  6. 前記制御手段は、前記第2の倍率で前記表示範囲の位置を変化させる場合には、前記第2の倍率で前記表示範囲の位置を変化させることをユーザに通知するように制御する
    ことを特徴とする請求項2,4,5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記制御手段は、前記第2の倍率で前記表示範囲の位置を変化させる場合には、前記第2の倍率で前記表示範囲の位置を変化させることを示す表示を前記表示部に行わせるように制御する
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記制御手段は、前記表示部の向きの変化によって、予め設定された制限量より多くの量、表示範囲の位置が変化しないように制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 表示部に表示する画像の一部の範囲である表示範囲の位置を変更する変更工程と、
    前記表示部の向きの変化である回転量に関する情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された前記情報により、前記表示部の回転量が第1の回転量である際に、前記表示部の回転が所定の加速度以上で変化している場合の、前記表示部に表示する前記表示範囲の変化の方が、前記表示部の回転が所定の加速度よりも小さく変化している場合の、前記表示部に表示する前記表示範囲の位置の変化よりも大きくなるように制御する制御工程と
    を有することを特徴とする電子機器の制御方法。
  10. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラム。
  11. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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