JP2021125211A - モジュールに基づく動的パスワード - Google Patents

Abstract

【課題】モジュールに基づく動的パスワードを生成する方法等を提供する。【解決手段】方法は、インターフェースをユーザデバイスへ供給することを含む。インターフェースは、１つ以上の実時間データに基づいて自動的に変化するように構成された動的パスワードを生成すると選択するためのフィールドを含む。方法は、複数の動的パスワードテンプレートをインターフェース上でユーザに提示することを含む。各動的パスワードテンプレートは、対応する特定の実時間データに夫々基づいておりかつ該対応する実時間データを夫々示す１つ以上のモジュールの組み合わせを含む。方法は、複数の動的パスワードテンプレートから動的パスワードテンプレートを選択する入力を受け取ることと、固定文字の組をユーザから受け取ることと、固定文字の組と選択された動的パスワードテンプレートとの組み合わせを動的パスワードとして取得することとを含む。【選択図】図５

Description

本開示で議論される実施形態は、モジュールに基づく動的パスワードに関係がある。

パスワードは、日常生活の一般的な要素である。しかし、パスワードは、安全性を確保するために頻繁に変更される必要がある。これは、時間がかかり及び／又は面倒なプロセスであることがあり、個人が長期間にわたって同じパスワードを保持させることになり、パスワードが提供すべき安全性を脅かす。

本開示で請求される対象は、上記のような環境でしか動作しない実施形態又は上記のような如何なる欠点も解消する実施形態に制限されない。むしろ、この背景は、本開示で記載されるいくつかの実施形態が実施され得る技術範囲の一例を説明するためにのみ設けられている。

方法は、インターフェースをユーザデバイスへ供給することを含んでよい。インターフェースは、１つ以上の実時間データに基づいて自動的に変化するように構成された動的パスワードを生成すると選択するためのフィールドを含んでよい。方法は、動的パスワードを生成すると選択する入力を受け取ることを含んでよい。方法は、動的パスワードを生成すると選択する入力を受け取ることに応答して、複数の動的パスワードテンプレートをインターフェース上でユーザに提示することを含んでよい。各動的パスワードテンプレートは、対応する特定の実時間データに夫々基づいておりかつ該対応する実時間データを夫々示す１つ以上のモジュールの組み合わせを含んでよい。方法は、複数の動的パスワードテンプレートから動的パスワードテンプレートを選択する入力を受け取ることを含んでよい。方法は、固定文字の組をユーザから受け取ることを含んでよい。方法は、固定文字の組と選択された動的パスワードテンプレートとの組み合わせを動的パスワードとして取得することを含んでよい。

実施形態の目的及び利点は、少なくとも、特許請求の範囲で特に指し示されている要素、特徴、及び組み合わせによって実現され達成される。

上記の概要及び下記の詳細な説明は両方とも、例として与えられており、請求されている発明の限定ではなく説明である。

例となる実施形態は、添付の図面の使用を通じて更なる特定及び詳細をもって記載及び説明される。

モジュールに基づく動的パスワードに関連した環境の例を表す図である。 例となるパスワードデータベースを表す。 静的及び動的パスワードを生成するプロセスの例のフローチャートである。 静的及び動的パスワードを認証するプロセスの例のフローチャートである。 動的パスワードを生成する方法の例のフローチャートである。 動的パスワードを生成するよう構成され得るコンピュータシステムの例を表す。

本開示で記載されるいくつかの実施形態は、モジュールに基づく動的パスワードを生成する方法及びシステムに関する。パスワードは、安全な環境へのアクセスを得るために及び／又はトランザクションを処理するためにしばしば使用される。例えば、個人は、その個人の家に入るための正面玄関などの扉を解除するために、パスワードを入力することがある。追加的に、又は代替的に、個人は、ネットワークへ接続するために、ユーザアカウントにサインインするために、トランザクションに従事するために、又は他の目的のためにパスワードを入力することがある。複数の目的のために同じパスワードを使用することは、パスワードの安全性を低下させる可能性がある。その上、長期にわたって同じパスワードを保持することは、パスワードの安全性を低下させる可能性がある。しかし、ユーザが忘れずに頻繁にパスワードを変えること、異なる用途のために異なるパスワードを使用すること、及び／又は破れにくいパスワードを生成することは、困難であり得る。

モジュールに基づく動的パスワードは、ユーザが覚えていることが容易である基準に基づいて頻繁に変わるパスワードを生成することをユーザに可能にし得る。異なるモジュール又はテンプレートを選択することによって、ユーザは、時刻、日付、温度、滞在期間、ゲスト数、及び／又はユーザが選択し得る他の因子に基づいて変化するパスワードを生成し得る。かようなモジュールに基づくパスワードは、パスワードが一日を通して、一年を通して、及び／又は条件が変わるにつれて変化し得るということで、部外者が推測及び／又は予測することがより困難であり得る。追加的に、又は代替的に、いくつかの実施形態で、モジュールに基づく動的パスワードは、ユーザが環境への一時的なアクセスを可能にするように特定の時点でパスワードを支給することを可能にし得る。同じパスワードは、ユーザがパスワードを設定又は変更しなくても、異なる時点ではアクセスを許可し得ない。

追加的に、又は代替的に、いくつかの環境で、潜在的な侵入者は、デバイスに関連したパスワードに関して手かがりを特定する可能性がある。例えば、ガレージ扉又は正面玄関は、関連するドアを解錠及び／又は開放するコードの入力のための番号パッドを備えていることがある。静的パスワードを使用することで、パスワードに関連した番号ほどすり切れ及び／又は印を生じさせる可能性がある。よって、潜在的な侵入者は、パスワードの部分である番号を識別し、その情報をアクセスを得るために使用することが可能であり得る。モジュールに基づく動的パスワードを使用すると、パスワードは、覚えていることが容易であり、かつ、全て異なる番号を使用してキーのより均一なすり切れをもたらし、潜在的な侵入者がパスワードに関する如何なる情報も探り出すことを防ぐ。

いくつかの実施形態で、モジュールに基づく動的パスワードは、潜在的な侵入者が、所与のパスワードが動的又は静的であるかどうかに気付かないように、静的パスワードとともに使用されてよい。例えば、本開示の実施形態は、ユーザが、パスワードが静的パスワード又は動的パスワードであるかどうかを開示せずに、ユーザ名及びパスワードを入力することを可能にし得る。

本開示の実施形態は、添付の図面を参照して説明される。

図１は、本開示で記載される少なくとも１つの実施形態に従って配置される、モジュールに基づく動的パスワードに係る例となる環境１００を表す図である。環境１００は、ネットワーク１１０、ユーザデバイス１２０、パスワードデータベース１３０、及び実時間データ源１４０を含んでよい。

ネットワーク１１０は、環境１００のコンポーネント（例えば、ユーザデバイス１２０及びパスワードデータベース１３０）のいずれかの間の信号の通信のために構成された如何なる通信ネットワークも含んでよい。ネットワーク１１０は、有線又は無線であってよい。ネットワーク１１０は、スター構成、トークンリング構成、又は他の適切な構成を含む多数の構成を有してよい。更に、ネットワーク１１０は、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、ワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ）（例えば、インターネット）、及び／又は複数のデバイスが通信し得る他の相互接続されたデータパスを含んでよい。いくつかの実施形態で、ネットワーク１１０は、ピア・ツー・ピアネットワークを含んでよい。ネットワーク１１０はまた、多種多様な通信プロトコルでデータの通信を可能にし得る電気通信ネットワークへ結合されるか又はその部分を含んでよい。

いくつかの実施形態で、ネットワーク１１０は、ＢＬＵＥＴＯＯＴＨ（登録商標）通信ネットワーク、Ｚ−Ｗａｖｅ（登録商標）通信ネットワーク、Ｉｎｓｔｅｏｎ（登録商標）通信ネットワーク、ＥｎＯｃｅａｎ（登録商標）通信ネットワーク、ワイヤレス・フィデリティ（Ｗｉ−Ｆｉ）通信ネットワーク、ＺｉｇＢｅｅ通信ネットワーク、ＨｏｍｅＰｌｕｇ通信ネットワーク、電力回線通信ネットワーク、ＭＱＴＴ（Message Queue Telemetry Transport）通信ネットワーク、ＭＱＴＴ−Ｓ（MQTT-sensor）通信ネットワーク、制約付きアプリケーションプロトコル（Constrained Application Protocol，ＣｏＡＰ）通信ネットワーク、ＲＥＳＴ ＡＰＩ（Representative State Transfer Application Protocol Interface）通信ネットワーク、ＸＭＰＰ（eXtensible Messaging and Presence Protocol）通信ネットワーク、セルラー通信ネットワーク、あらゆる同様の通信ネットワーク、又はデータを送信及び受信するためのそれらの任意の組み合わせを含むか又は含むよう構成される。ネットワーク１１０で通信されるデータは、ショートメッセージングサービス（ＳＭＳ）、マルチメディアメッセージングサービス（ＭＭＳ）、ハイパーテキスト転送プロトコル（ＨＴＴＰ）、ダイレクトデータ接続、ワイヤレスアプリケーションプロトコル（ＷＡＰ）、電子メール、スマートエネルギプロフィール（ＳＥＰ）、ＥＣＨＯＮＥＴ Ｌｉｔｅ(登録商標)、ＯｐｅｎＡＤＲ、あるいは、ユーザデバイス１２０、パスワードデータベース１３０、実時間データ源１４０、クラウドサーバ通信、又はゲートウェイにより実装され得るあらゆる他のプロトコルを介して通信されるデータを含んでよい。

ユーザデバイス１２０は、プロセッサ、メモリ、及び通信機能を含むコンピュータに基づくハードウェアデバイスを含んでよい。ユーザデバイス１２０は、環境１００の他の構成要素のいずれかとデータをやりとりするようネットワーク１１０へ結合されてよい。ユーザデバイス１２０のいくつかの例には、携帯電話機、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、セットトップボックス、仮想現実デバイス、扉の電子ロック、又はコネクテッドデバイス、などが含まれ得る。ユーザデバイス１２０は、プロセッサに基づくコンピュータデバイスを含んでよい。例えば、ユーザデバイス１２０は、サーバとして機能するよう構成されたハードウェアサーバ又は他のプロセッサに基づくコンピュータデバイスを含んでよい。ユーザデバイス１２０は、メモリ及びネットワーク通信機能を含んでよい。いくつかの実施形態で、ユーザデバイス１２０は、図６に関して以下で記載されるもののようなコンピュータシステムを含んでよい。

いくつかの実施形態で、ユーザデバイス１２０は、ユーザ名及び／又はパスワードを生成すること、ユーザ名及び／又はパスワードを入力すること、あるいは、他のデバイス及び／又はソフトウェアプログラムへの接続を提供して、ユーザがユーザ名及び／又はパスワードを生成すること、あるいは、ユーザ名及び／又はパスワードを入力することを可能にすることをユーザに可能にし得る１つ以上のソフトウェアプログラムを含んでよい。例えば、ユーザデバイス１２０は、ディスプレイを含んでよく、ディスプレイ上でグラフィカルユーザインターフェースを提示してよい。ユーザは、ユーザ名を生成すると選択するために、及びパスワードを生成すると選択するために、例えば、マウス、キーボード、タッチスクリーンなどのような１つ以上の入力デバイスを使用してよい。ユーザデバイス１２０は、動的パスワードを生成するとのオプション及び静的パスワードを生成するとのオプションなどの複数のオプションをユーザにディスプレイを介して提示してよい。動的パスワードの生成を選択する入力を受け取ることに応答して、ユーザデバイス１２０は、複数の動的パスワードテンプレートをユーザに提示してよい。各動的パスワードテンプレートは、特定の実時間情報と夫々対応し得る１つ以上のモジュールの組み合わせを含んでよい。例えば、動的パスワードテンプレートは日付オプションモジュールを含んでよい。例えば、日付は、月、日、及び年の形を取ってよい。この例では、動的パスワードテンプレートの日付オプションモジュールはＭＭＤＤＹＹＹであってよく、ＭＭは、月の２桁表現（例えば、１月ならば０１、６月ならば０６、及び１１月ならば１１）を表し、ＤＤは、日にちの２桁表現（例えば、３日ならば０３）を表し、ＹＹＹＹは、年を表す。動的パスワードテンプレートのこのような及び他の例では、パスワード試行の入力の時点での一致するパスワードは、動的パスワードテンプレートに対応する現在の値であってよい。例えば、２０２０年１月６日にパスワードを入力しようと試みる場合に、動的パスワードテンプレートＭＭＤＤＹＹＹＹのための一致する値は、０１０６２０２０である。

動的パスワードテンプレートのモジュールの更なる例には、ゲスト数及び滞在期間の表現が含まれる。例えば、ホテル又は他の宿泊所は、ゲストの数及び現在のゲストの滞在期間に基づきパスワード（例えば、電子扉ロックのためのパスワードなど）を設定してよい。よって、動的パスワードテンプレートモジュールは、宿泊所予約に関連するゲストの数の２桁表現ＮＧ、及び宿泊所予約に関連する泊数の２桁表現ＮＮを含んでよい。

追加的に、又は代替的に、動的パスワードテンプレートのモジュールは、現在の温度、現在の時間、現在の曜日、又は決定され得る他の実時間変数を含んでもよい。追加的に、又は代替的に、動的パスワードテンプレートは、動的パスワードテンプレートに関連した実時間データの非数値表現を含んでもよい。上記の日付の例の場合に、動的パスワードテンプレートモジュールはＭＭＭＤＤＹＹＹＹであってよく、ＭＭＭは、月ＪａｎｕａｒｙのＪＡＮのような、頭文字での月の３文字略記を表す。代替的に、又は追加的に、動的パスワードテンプレートモジュールは、月ＤＤＹＹＹＹ、曜日ＤＤＹＹＹＹ、又はあらゆる他の期間のような、１ヶ月の全期間の他のキーワードを含んでもよい。

上述されたように、動的パスワードテンプレートは、１つ以上モジュールの組み合わせを含んでよい。例えば、いくつかの実施形態で、１つ以上のモジュールの“組み合わせ”は、単一のモジュール（例えば、単一の日付モジュール）を含んでよく、それにより、動的パスワードテンプレートは、その単一のモジュールであることができる。このような又は他の実施形態で、動的パスワードテンプレートは、時間モジュールと連結された日付モジュールのような、複数のモジュールを含んでよい。追加的に、又は代替的に、動的パスワードテンプレートは、異なるモジュールの異なる組み合わせの様々な置換を含んでよい。例えば、第１動的パスワードテンプレートは、時間モジュールが後に続く日付モジュールの連結を含んでよく、第２動的パスワードテンプレートは、日付モジュールが後に続く時間モジュールの連結を含んでよい。他の例として、異なる動的パスワードテンプレートは、３つの異なるモジュールの最大で６つの異なる置換について生成されてよい。

いくつかの実施形態で、ユーザデバイス１２０は、如何なる動的パスワードテンプレートもユーザに提示しなくてもよい。このような及び他の実施形態で、ユーザは、動的文字の組を入力してよい。例えば、ユーザは、動的パスワードテンプレートに関して先に挙げられたもののような文字を入力してよい。例えば、ユーザは、ＭＤＭＤ（最初のＭは、現在の月の最初の数字であり、最初のＤは、現在の日付の最初の数字であり、２番目のＭは、現在の月の２番目の数字であり、２番目のＤは、現在の日付の２番目の数である）、ＭＹＹＭ（最初のＭは、現在の月の最初の数字であり、ＹＹは、現在の年の２桁表現であり、２番目のＭは、現在の次の２番目の数字である）、又は動的文字のカスタマイズされた配置を生成するための文字のあらゆる他の組み合わせを入力してよい。

いくつかの実施形態で、ユーザデバイス１２０はまた、動的パスワードテンプレートを含むパスワードに１つ以上の静的な文字を加えるとのオプションをユーザに提示してもよい。例えば、ユーザは、動的パスワードテンプレートの前、動的パスワードテンプレートの後、及び／又は動的パスワードテンプレートの間に追加の数、文字、及び／又は符号を入力してよい。例えば、ユーザは、ＮＧＮＮｗｅｌｃｏｍＤＤＹＹＭＭの動的パスワードを生成することを選択してよく、下線は、動的パスワードテンプレートを表し、プレーンテキスト“ｗｅｌｃｏｍｅ”は、動的パスワードテンプレートの間の静的な文字に相当する。更なる例は、図２に含まれている。

動的パスワード又は静的パスワードのいずれか一方の生成の完了後に、ユーザデバイス１２０は、生成されたパスワードを、パスワードが動的パスワード又は静的パスワードであるかどうかの指示とともに、ネットワーク１１０を介してパスワードデータベース１３０へ送ってよい。

パスワードデータベース１３０は、プロセッサ、メモリ、及び通信機能を含むコンピュータに基づくハードウェアデバイスを含んでよい。パスワードデータベース１３０は、環境１００の他の構成要素のいずれかとデータをやりとりするようネットワーク１１０へ結合されてよい。パスワードデータベース１３０のいくつかの例には、携帯電話機、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、セットトップボックス、仮想現実デバイス、扉の電子ロック、又はコネクテッドデバイス、などが含まれ得る。パスワードデータベース１３０は、プロセッサに基づくコンピュータデバイスを含んでよい。例えば、パスワードデータベース１３０は、サーバとして機能するよう構成されたハードウェアサーバ又は他のプロセッサに基づくコンピュータデバイスを含んでよい。パスワードデータベース１３０は、メモリ及びネットワーク通信機能を含んでよい。いくつかの実施形態で、パスワードデータベース１３０は、図６に関して以下で記載されるもののようなコンピュータシステムを含んでよい。

いくつかの実施形態で、パスワードデータベース１３０は、複数のユーザ名のデータベースを、各ユーザ名に関連するパスワード及びパスワードが動的パスワードであるかどうかの指示とともに含んでよい。いくつかの実施形態で、パスワードデータベース１３０は、パスワードデータベース１３０への不正なアクセスを防ぐよう及び／又はパスワードデータベース１３０内の情報の意図しない開示を防ぐよう暗号化されてよい。いくつかの実施形態で、パスワードデータベース１３０は、如何なるユーザ名も含まなくてもよく、パスワードと、対応するパスワードが動的パスワード又は静的パスワードであるかどうかのインジケータとのみを含めばよい。代替的に、又は追加的に、いくつかの実施形態で、パスワードデータベース１３０は、単一のパスワードを含んでよい。例えば、いくつかの実施形態で、パスワードデータベース１３０は、家の扉の電子ロックに関連してよい。パスワードデータベース１３０は、ユーザ名を含まなくてもよく、電子ロックに対応する単一のパスワードのみを含めばよい。代替的に、パスワードデータベース１３０は、電子バンキングシステムへのアクセスに関連してもよく、数百のユーザ名、数千のユーザ名、数百万のユーザ名、又は任意の数のユーザ名を、対応するパスワード及びインジケータとともに含んでもよい。

パスワードデータベース１３０は、ユーザ名、パスワード、及び／又はインジケータをユーザデバイス１２０から取得するよう構成されてよい。例えば、いくつかの実施形態で、パスワードデータベース１３０は、ユーザデバイス１２０へ供給されそこで提示され得るウェブサイトをホストするサーバシステムとして動作するよう構成されてよい。ウェブサイトはインターフェースを含んでよく、インターフェースは、動的パスワードを生成すると選択するためのフィールドを含んでよい。このような又は他の実施形態で、インターフェースは、動的パスワードを生成すると選択する入力を受け取るよう構成されてよく、それにより、パスワードデータベース１３０は、動的パスワードを生成すると選択する入力を受け取ってよい。このような又は他の実施形態で、パスワードデータベース１３０は、ウェブサイトを介して、動的パスワードテンプレートをユーザデバイス１２０へ供給してよく、それにより、ユーザデバイス１２０は、ウェブサイトのインターフェース上で動的パスワードテンプレートを提示してよい。追加的に、又は代替的に、インターフェースは、動的パスワードテンプレートの中の１つ以上を選択するとの入力を受け取るよう構成され得る１つ以上の他のフィールドを含んでもよい。このような又は他の実施形態で、パスワードデータベース１３０は、１つ以上の対応するフィールドを選択し得る入力をユーザデバイス１２０が受け取ることに応答して、ユーザデバイス１２０からウェブサイトとのインタラクションを介して、動的パスワードテンプレートの中の１つ以上を選択する入力を受け取るよう構成されてよい。パスワードデータベース１３０は、ウェブサイトのインターフェースを介して、あらゆる他の適用可能な入力も受け取ってよい。追加的に、又は代替的に、パスワードデータベース１３０は、受け取られた入力に基づく動的パスワードの生成を通じて、及び／又はユーザデバイス１２０から動的パスワードを受け取ることによって、動的パスワードを取得してよい。

いくつかの実施形態で、パスワードデータベース１３０は、取得されたユーザ名、パスワード、及び／又はインジケータを暗号化してよく、暗号化された情報をストレージに記憶してよい。いくつかの実施形態で、パスワードデータベース１３０はまた、パスワード試行を受け取るよう及び／又は受け取られたユーザ名及びパスワード試行がパスワードデータベース１３０内のユーザ名及びパスワードに一致するかどうかを判定するよう構成されてよい。ユーザ名及びパスワード試行が既存のユーザ名及びパスワードに一致するかどうかを判定することにおいて、パスワードデータベース１３０は、入力されたユーザ名が動的パスワードと対応しているかどうかを判定してよい。例えば、パスワードデータベース１３０は、入力されたユーザ名に対応するパスワードデータベース１３０内のエントリを識別してよい。エントリが、ユーザ名及び／又はパスワードが動的パスワードと対応しているとの指示を含む場合には、パスワードデータベース１３０は、実時間データ源１４０からネットワーク１１０を介して、あらゆる動的パスワードテンプレートに関連した実時間情報を取得してよい。例えば、動的パスワードが１２３ＤＤＭＭａｂｃであり、動的パスワードテンプレートＤＤＭＭを含み、現在の日付及び月が６月２２日である場合に、パスワードデータベース１３０は、現在のパスワード１２３２２０６ａｂｃを得るために、実時間情報２２０６を動的パスワードにマッピングしてよい。

実時間データ源１４０は、プロセッサ、メモリ、及び通信機能を含むコンピュータに基づくハードウェアデバイスを含んでよい。実時間データ源１４０は、環境１００の他の構成要素のいずれかとデータをやりとりするようネットワーク１１０へ結合されてよい。実時間データ源１４０のいくつかの例には、携帯電話機、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、セットトップボックス、仮想現実デバイス、扉の電子ロック、又はコネクテッドデバイス、などが含まれ得る。実時間データ源１４０は、プロセッサに基づくコンピュータデバイスを含んでよい。例えば、実時間データ源１４０は、サーバとして機能するよう構成されたハードウェアサーバ又は他のプロセッサに基づくコンピュータデバイスを含んでよい。実時間データ源１４０は、メモリ及びネットワーク通信機能を含んでよい。いくつかの実施形態で、実時間データ源１４０は、図６に関して以下で記載されるもののようなコンピュータシステムを含んでよい。

いくつかの実施形態で、実時間データ源１４０は、実時間データを集めるために種々のセンサ及び／又はデバイスを含んでよい。例えば、実時間データ源１４０は、温度計、サーモカプラ、気圧計、風力計、光度計、時計、又は実時間変数を測定し得るあらゆる他のデバイスを含んでよい。例えば、ユーザデバイス１２０が温度を参照する動的パスワードテンプレートを含む場合に、実時間データ源１４０は、実時間で温度を測定し、現在の温度をパスワードデータベース１３０及び／又はユーザデバイス１２０へ送るように、温度計を含んでよい。いくつかの実施形態で、実時間データ源１４０は、インターネットを含んでもよい。例えば、パスワードデータベース１３０及び／又はユーザデバイス１２０は、日付、時間、温度、又はあらゆる他の情報を含む任意の数の異なった変数についての実時間の値を確かめるように実時間データ源１４０に問い合わせてよい。実時間データ源１４０は、様々な実時間変数を追跡し得る異なるウェブサイトへのＡＰＩ呼び出し又は参照を含んでよい。代替的に、又は追加的に、実時間データ源１４０は、公に利用可能及び／又は決定可能でないことがある情報を包含及び／又は取得してよい。例えば、実時間データ源１４０は、特定の日に期待されるゲストの数及び／又は特定の日における滞在期間などの宿泊所予約に関する情報を含んでもよい。

いくつかの実施形態で、ユーザデバイス１２０、パスワードデータベース１３０、及び実時間データ源１４０のうちの１つ以上は、単一のデバイスの部分であってよい。例えば、ユーザデバイス１２０、パスワードデータベース１３０、及び実時間データ源１４０は全て、単一のデバイスの部分であってよい。代替的に、又は追加的に、環境１００は他のデバイスを含んでもよい。例えば、環境１００はまた、アクセスデバイスを含んでもよい。このような及び他の実施形態で、ユーザデバイス１２０は、パスワードを生成するよう又はユーザがパスワードを生成することを可能にするよう構成されてよく、アクセスデバイスは、ユーザがパスワード試行を入力することを可能にするよう構成されてよい。例えば、ユーザデバイス１２０は、ユーザが動的パスワードを生成することを可能にし得るコンピュータ又はスマート携帯電話機であってよく、アクセスデバイスは、ユーザが扉を開くためにパスワードを入力する電子ロックであってよい。

環境１００の動作の説明が続く。ユーザは、動的パスワードを生成するためにユーザデバイス１２０を使用してよい。いくつかの実施形態で、ユーザは、動的パスワードを生成するために特定の動的パスワードテンプレートを選択してよい。動的パスワードの生成後、ユーザデバイス１２０は、動的パスワード、（もしあれば）ユーザ名、及びパスワードが動的パスワードであるとのインジケータをパスワードデータベース１３０へ送ってよい。

その後の時点で、ユーザ又は他の個人は、安全なアクションに従事しようと試みてよい。安全なアクションに従事するために、（もしあれば）ユーザ名及びパスワードがパスワード試行としてユーザデバイス１２０及び／又は他のデバイスに入力されてよい。ユーザデバイス１２０及び／又は他のデバイスは、パスワード試行をパスワードデータベース１３０へ送ってよい。パスワードデータベース１３０は、パスワード試行が動的パスワードに対応するかどうかを判定してよい。例えば、パスワードデータベース１３０は、データベース内のインジケータに基づいて、パスワード試行とともに入力されたユーザ名が動的パスワードに対応すると決定してよい。代替的に、パスワードデータベース１３０は、単一のパスワードしか含まなくてもよく（例えば、パスワードデータベース１３０が扉の電子ロックに関連する場合）、単一のパスワードは、パスワードが動的パスワードであるとのインジケータを含んでよい。入力されたパスワード試行が動的パスワードであると決定することに応答して、パスワードデータベース１３０は、動的パスワードにおける動的パスワードテンプレートに基づいて、実時間データ源１４０から実時間情報を取得してよい。パスワードデータベース１３０は、実時間情報を動的パスワードにマッピングし、次いで、データをマッピングされた動的パスワードをパスワード試行と比較してよい。パスワード試行が、データをマッピングされた動的パスワードに一致することに応答して、パスワードデータベース１３０、ユーザデバイス１２０、及び／又は他のデバイスは、ユーザをユーザアカウントにログインさせること、ロックを解除すること、扉を開くこと、トランザクションに従事すること、などのような、安全なトランザクションの実効を許可してよい。

本開示の適用範囲から逸脱せずに、図１に対して変更、追加、又は削除が行われてよい。例えば、環境１００は、本開示で図示及び記載されているものよりも多い又は少ない要素を含んでよい。更に、いくつかの実施形態で、ユーザデバイス１２０、パスワードデータベース１３０、及び実時間データ源１４０は、１つのデバイスであってよい。代替的に、又は追加的に、いくつかの実施形態で、ユーザデバイス１２０、パスワードデータベース１３０、及び／又は実時間データ源１４０、並びにユーザデバイス１２０、パスワードデータベース１３０、及び／又は実時間データ源１４０に関して論じられた動作は、異なるシステムにわたって分布してもよい。

図２は、例となるパスワードデータベース２００を表す。いくつかの実施形態で、パスワードデータベース２００は、複数のパスワードを、関連するユーザ名及び、パスワードが動的パスワードであるかどうかを示すインジケータとともに、含んでよい。例えば、パスワードデータベース２００内のエントリは、ユーザ名フィールド２１０、パスワードフィールド２２０、及び動的パスワードインジケータフィールド２３０を含んでよい。図２に表されているように、パスワードデータベース２００は、動的パスワード（動的パスワードインジケータフィールド２３０において“Ｙ”によって示される）及び静的パスワード（動的パスワードインジケータフィールド２３０において“Ｎ”によって示される）の両方を含んでよい。このような及び他の実施形態で、パスワードフィールド２２０内の動的パスワードテンプレートは、下線により示される。パスワードデータベース２００内の動的パスワードの夫々は、異なる動的パスワードテンプレート及び異なる静的文字を含んでよい。例えば、１つの動的パスワードは“ＤＤＭＭ５６５７１２”であってよく、動的パスワードテンプレートは“ＤＤＭＭ”であり、ひと月の中の日にちのための２桁の数と、一年の中の月のための２桁の数とを表す。パスワードデータベース２００の動的パスワードの中の他の動的パスワードテンプレートは“ＮＧＮＮ”（ＮＧは、滞在を登録されているゲストの数についての２桁の数を表し、ＮＮは、泊数を表す）、“ＹＹ”（ＹＹは、現在の年についての２桁の数である）、“ＭＩ”（ＭＩは、現在時間の分についての２桁の数を表す）、及び“Ｔ”（Ｔは、現在の温度である）を含んでよい。いくつかの実施形態で、パスワードデータベース２００は、ユーザ名フィールド２１０を含まなくてもよい。このような及び他の実施形態で、パスワードデータベース２００は、パスワードフィールド２２０及び動的パスワードインジケータフィールド２３０を含む単一のパスワードを含んでよい。例えば、パスワードデータベース２００は、電子ロックに関連し、パスワードデータベース２００は、単一のパスワードを含んでよく、ユーザ名フィールド２１０を含まなくてよい。

本開示の適用範囲から逸脱せずに、図２に対して変更、追加、又は削除が行われてよい。例えば、上述されたように、パスワードデータベース２００は、より少ないフィールド又は追加のフィールドを含んでよい。例えば、パスワードデータベース２００はユーザ名フィールド２１０を含まなくてもよい。代替的に、又は追加的に、いくかの実施形態で、動的パスワードインジケータフィールド２３０は、別個のフィールドでなくてもよく、代わりに、パスワードフィールド２２０の部分として含まれてもよい。例えば、パスワード内の１つ以上の文字は、パスワードが動的パスワードであることを示してよく、それら１つ以上の文字がないことは、パスワードが静的パスワードであることを示してよい。

図３は、静的及び動的パスワードを生成する、例となるプロセス３００のフローチャートである。プロセス３００は、本開示で記載される少なくとも１つの実施形態に従って配置されてよい。プロセス３００は、全体として又は部分的に、いくつかの実施形態で、図１の環境１００及び／又は図６のコンピュータシステム６０２などのシステム及び／又は環境によって実行されてよい。このような及び他の実施形態で、プロセス３００は、１つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体に記憶されている命令の実行に基づいて、実行されてよい。たとえ別個のブロックとして表されているとしても、様々なブロックは、所望の実施に応じて、追加のブロックに分けられても、より少ないブロックへとまとめられても、あるいは削除されてもよい。

プロセス３００はブロック３１０から開始してよく、ブロック３１０で、インターフェースがユーザに提示されてよい。インターフェースは、ユーザ名及び／又はパスワードを生成したいという望みを示すフィールドを含む複数の選択可能なフィールドを含んでよい。ブロック３２０で、パスワードの生成を選択する入力が受け取られてよい。例えば、ユーザは、パスワードを生成するためにボタンをクリックするようマウスを使用してよい。代替的に、又は追加的に、いくつかの実施形態で、ユーザは、パスワードを生成するためにボタンにタッチするようタッチスクリーンと相互作用してよい。いくつかの実施形態で、パスワードを生成すると選択することに応答して、ユーザは更に、動的パスワード又は静的パスワードを生成すると選択するためのオプションを提示されてもよい。ブロック３３０で、動的パスワードの生成が選択されたかどうかが判定されてよい。ユーザが動的パスワードを生成することを選択しなかった場合に（ブロック３３０で“いいえ”）、プロセス３００はブロック３４０へ進んでよい。ユーザが動的パスワードを生成すると選択した場合に（ブロック３３０で“はい”）、プロセス３００はブロック３５０へ進んでよい。

ブロック３４０で、固定文字の組が静的パスワードとして受け取られてよい。いくつかの実施形態で、固定文字の組は、文字の組内の繰り返しに関する制限及び／又は前のパスワードに関する制限を有してよい。例えば、いくつかの実施形態で、固定文字の組は、前のパスワードとは及び／又は複数の前のパスワードとは異なるよう求められてよい。ブロック３４０の後で、プロセス３００はブロック３９０へ進んでよい。

ブロック３５０で、複数の動的パスワードテンプレートが提示されてよい。例えば、複数の動的パスワードテンプレートは夫々、現在の日、現在の時間、曜日、現在の温度、部屋に登録されているゲストの数、宿泊所予約に関連した泊数、などのような１つ以上のモジュールの組み合わせを含んでよい。ブロック３６０で、１つ以上の動的パスワードテンプレートを選択する入力が受け取られてよい。ブロック３７０で、固定文字の組が受け取られてよい。ブロック３８０で、固定文字の組は、動的パスワードとして、選択された動的パスワードテンプレートと連結されてよい。例えば、固定文字の組は、動的パスワードテンプレートの前に、動的パスワードテンプレートの後ろに、及び／又は複数の動的パスワードテンプレートの間に連結されてよい。

ブロック３９０で、パスワードは、インジケータとともにパスワードデータベースに記憶されてよい。例えば、プロセス３００がブロック３４０からブロック３９０へ進む場合には、静的パスワードが、パスワードが静的パスワードであるとのインジケータとともにパスワードデータベースに記憶されてよい。プロセス３００がブロック３８０からブロック３９０へ進む場合には、動的パスワードが、パスワードが動的パスワードであるとのインジケータとともにパスワードデータベースに記憶されてよい。

当業者に明らかなように、本明細書で開示されているこの及び他のプロセス、動作、及び方法に関して、実行される機能及び／又は動作は、別の順序で実装されてもよい。更に、説明されている機能及び動作は、単に例として与えられており、機能及び動作のいくつかは、開示されている実施形態から逸脱することなしに、任意であっても、より少ない機能及び動作にまとめられても、あるいは、追加の機能及び動作に拡張されてもよい。いくつかの実施形態で、プロセス３００は、更なるブロック又はより少ないブロックを含んでもよい。

図４は、静的及び動的パスワードを認証する、例となるプロセス４００のフローチャートである。プロセス４００は、本開示で記載される少なくとも１つの実施形態に従って配置されてよい。プロセス４００は、全体として又は部分的に、いくつかの実施形態で、図１の環境１００及び／又は図６のコンピュータシステム６０２などのシステム及び／又は環境によって実行されてよい。このような及び他の実施形態で、プロセス４００は、１つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体に記憶されている命令の実行に基づいて実行されてよい。たとえ別個のブロックとして表されているとしても、様々なブロックは、所望の実施に応じて、更なるブロックに分けられても、より少ないブロックへとまとめられても、あるいは、削除されてもよい。

プロセス４００はブロック４０５から開始してよく、ブロック４０５で、パスワード入力インターフェースがユーザに提示されてよい。インターフェースは、ユーザ名フィールド及びパスワードフィールドを含む複数のフィールドを含んでよい。いくつかの実施形態で、パスワード入力インターフェースは、パスワードデータベース（サーバとして動作する）によってユーザデバイスへ（例えば、ウェブサイトを介して）供給されてよく、それにより、ユーザデバイスは、パスワード入力インターフェースを提示し得る。ブロック４１０で、ユーザ名及び文字の組がパスワード試行として受け取られてよい。パスワード試行のユーザ名は、パスワードデータベース内のユーザ名と比較されてよい。ブロック４１５で、パスワードデータベースに基づいて、ユーザ名が動的パスワードと対応しているかどうかが判定されてよい。ユーザ名が動的パスワードと対応していない場合に（ブロック４１５で“いいえ”）、プロセス４００はブロック４２０へ進んでよい。ユーザ名が動的パスワードと対応している場合に（ブロック４１５で“はい”）、プロセス４００はブロック４２５へ進んでよい。

ブロック４２０で、ユーザ名と対応する静的パスワードが、データベースから読み出されてよい。

ブロック４２５で、動的パスワードがデータベースから読み出されてよい。ブロック４３０で、動的パスワードに関連した実時間情報が取り出されてよい。例えば、実時間情報は、図１の実時間データ源１４０のような実時間データ源から取り出されてよい。いくつかの実施形態で、実時間情報は、現在の時刻、現在の曜日、現在の日付、現在の温度、又は他の情報を含んでよい。ブロック４３５で、実時間情報は、動的パスワードにマッピングされてよい。例えば、実時間情報は、それと対応する動的パスワードテンプレートにマッピングされてよい。例えば、動的パスワードがＤＷＭＩの動的パスワードテンプレートを含み、ＤＷは、現在の曜日のための２桁の数に対応し、ＭＩは、現在の時間のための２桁の数に対応し、現在の日は金曜日であり、現在の時間は３：５８分である場合に、０５５８が、動的パスワードテンプレートＤＷＭＩに代わって動的パスワードにマッピングされる。

ブロック４４０で、文字の組がパスワードに一致するかどうかが判定されてよい。例えば、パスワードが動的パスワードである場合に、パスワード試行として受け取られた文字の組は、マッピングされた実時間情報を伴った動的パスワードと比較されてよい。同様に、パスワードが静的パスワードである場合に、パスワード試行として受け取られた文字の組は、静的パスワードと比較されてよい。文字の組がパスワードと一致しない場合に（ブロック４４０で“いいえ”）、プロセス４００はブロック４４５へ進んでよい。文字の組がパスワードと一致する場合に（ブロック４４０で“はい”）、プロセス４００はブロック４５０へ進んでよい。ブロック４４５で、セキュアトランザクションは禁止されてよい。例えば、ユーザがパスワードを入力することによって扉を解錠しようと試みていた場合に、扉はロックされたままであってよい。ユーザがアカウントにログインしようと試みていた場合には、ログインは失敗し得る。ブロック４５０で、セキュアトランザクションが実行されてよい。上記の例を続けると、ユーザが扉を解錠しようと試みていた場合に、扉は解除され得る。ユーザがアカウントにログインしようと試みていた場合には、試みは成功し得る。

当業者に明らかなように、本明細書で開示されているこの及び他のプロセス、動作、及び方法に関して、実行される機能及び／又は動作は、別の順序で実装されてもよい。更に、説明されている機能及び動作は、単に例として与えられており、機能及び動作のいくつかは、開示されている実施形態から逸脱することなしに、任意であっても、より少ない機能及び動作にまとめられても、あるいは、追加の機能及び動作に拡張されてもよい。いくつかの実施形態で、プロセス３００は、更なるブロック又はより少ないブロックを含んでもよい。例えば、いくつかの実施形態で、プロセス４００は、ユーザ名を含まなくてもよい。このような及び他の実施形態で、プロセス４００は、ユーザ名の使用なしで、パスワードが動的パスワードと対応しているかどうかを判定することを含んでよい。例えば、いくつかの実施形態で、プロセス４００は、パスワードを入力するために使用されているハードウェアデバイスに基づいて、又は単一のパスワードを含むパスワードデータベースに基づいて、パスワードが動的パスワードと対応しているかどうかを判定することを含んでよい。

図５は、動的パスワードを生成する方法の例のフローチャートである。方法５００は、本開示で記載される少なくとも１つの実施形態に従って配置されてよい。方法５００は、全体として又は部分的に、いくつかの実施形態で、図１の環境１００及び／又は図６のコンピュータシステム６０２などのシステム及び／又は環境によって実行されてよい。このような及び他の実施形態で、方法５００は、１つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体に記憶されている命令の実行に基づいて実行されてよい。たとえ別個のブロックとして表されているとしても、様々なブロックは、所望の実施に応じて、追加のブロックに分けられても、より少ないブロックへとまとめられても、あるいは、削除されてもよい。

方法はブロック５１０から開始してよく、ブロック５１０で、インターフェースがユーザに提示されてよい。インターフェースは、動的パスワードを生成すると選択するフィールドを含んでよい。動的パスワードは、１つ以上の実時間データに基づいて変化し得る。
いくつかの実施形態で、実時間データは、現在の時間、現在の日付、ゲスト数、滞在期間、又は現在の温度を含んでよい。ブロック５２０で、動的パスワードの生成を選択する入力が受け取られてよい。

ブロック５３０で、動的パスワードの生成を選択する入力を受け取ることに応答して、複数の動的パスワードテンプレートがインターフェース上でユーザに提示されてよい。各動的パスワードテンプレートは、特定の実時間データに基づき得る１つ以上のモジュールの組み合わせを含んでよい。いくつかの実施形態で、複数の動的パスワードテンプレートは、日及び月についての数値表現を含んでよい。ブロック５４０で、複数の動的パスワードテンプレートから動的パスワードテンプレートを選択する入力が受け取られてよい。

ブロック５５０で、固定文字の組がユーザから受け取られてよい。ブロック５６０で、固定文字の組は、動的パスワードを生成するように、選択された動的パスワードテンプレートと連結されてよい。ブロック５７０で、動的パスワードは、パスワードが動的パスワードであるとのインジケータとともに記憶されてよい。いくつかの実施形態で、動的パスワードは、パスワードデータベースに記憶されてよい。このような及び他の実施形態で、パスワードデータベースは、複数の動的パスワード及び複数の静的パスワードを含んでよい。複数の静的パスワードの中の各静的パスワードは、実時間データに基づいて変化し得ない。

当業者に明らかなように、本明細書で開示されているこの及び他のプロセス、動作、及び方法に関して、実行される機能及び／又は動作は、別の順序で実装されてもよい。更に、説明されている機能及び動作は、単に例として与えられており、機能及び動作のいくつかは、開示されている実施形態から逸脱することなしに、任意であっても、より少ない機能及び動作にまとめられても、あるいは、追加の機能及び動作に拡張されてもよい。いくつかの実施形態で、方法５００は、更なるブロック又はより少ないブロックを含んでもよい。

例えば、いくつかの実施形態で、方法５００は、パスワード試行として（ウェブのユーザインターフェースを介して）文字の組を受け取ることを更に含んでよい。このような及び他の実施形態で、方法５００はまた、パスワードデータベースを用いて、文字の組が動的パスワードと対応しているかどうかを判定することを含んでよい。このような及び他の実施形態で、方法５００は、文字の組が動的パスワードと対応していると決定することに応答して、選択された動的パスワードテンプレートに関連する実時間データを取得することを更に含んでよい。このような及び他の実施形態で、方法５００はまた、実時間データを、動的パスワードにおいて、選択された動的パスワードテンプレートにマッピングすることを含んでよい。このような及び他の実施形態で、方法５００は、文字の組が、実時間データをマッピングされた動的パスワードに一致するかどうかを判定することを更に含んでよい。このような及び他の実施形態で、方法５００はまた、文字の組が、実時間データをマッピングされた動的パスワードに一致すると決定することに応答して、セキュアトランザクションを実行することを含んでよい。いくつかの実施形態で、セキュアトランザクションは、ロックを解除すること又はネットワークへのアクセスを得ることを含んでよい。

いくつかの実施形態で、方法５００は、パスワード入力インターフェースをユーザに提示することを更に含んでよい。このような及び他の実施形態で、方法５００はまた、パスワードプロンプトとして文字の組を入力するようユーザに促すことを含んでよい。このような及び他の実施形態で、方法５００は、ユーザ名を入力するようユーザに促すことを更に含んでもよい。このような及び他の実施形態で、方法５００はまた、ユーザ名を受け取ることを含んでよい。このような及び他の実施形態で、文字の組が動的パスワードと対応しているかどうかを判定することは、受け取られたユーザ名に基づいてよい。

図６は、本開示の少なくとも１つの実施形態に従って、例となるコンピュータシステム６０２のブロック図を表す。コンピュータシステム６０２は、モジュールに基づく動的パスワードを生成することに関連した１つ以上の動作を実装又は指示するよう構成されてよい。コンピュータシステム６０２は、プロセッサ６５０、メモリ６５２、及びデータストレージ６５４を含んでよい。プロセッサ６５０、メモリ６５２、及びデータストレージ６５４は、通信上結合されてよい。

一般に、プロセッサ６５０は、様々なコンピュータハードウェア又はソフトウェアモジュールを含む任意の適切な特定目的の又は汎用のコンピュータ、コンピュータエンティティ、又は処理デバイスを含んでよく、任意の適用可能なコンピュータ可読記憶媒体に記憶されている命令を実行するよう構成されてよい。例えば、プロセッサ６５０は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、あるいは、プログラム命令を解釈及び／若しくは実行するよう並びに／又はデータを処理するよう構成される任意の他のデジタル若しくはアナログ回路を含んでよい。たとえ図６では単一のプロセッサとして表されているとしても、プロセッサ６５０は、本開示で記載されている任意の数の動作を個別に又は集合的に実行するか又はその実行を指示するよう構成された任意の数のプロセッサを含んでよい。その上、プロセッサのうちの１つ以上は、異なるサーバなどの１つ以上の異なる電子デバイスに存在してもよい。

いくつかの実施形態で、プロセッサ６５０は、メモリ６５２、データストレージ６５４、又はメモリ６５２及びデータストレージ６５４に記憶されているプログラム命令を解釈及び／若しくは実行するよう並びに／又は記憶されているデータを処理するよう構成されてよい。いくつかの実施形態で、プロセッサ６５０は、データストレージ６５４からプログラム命令をフェッチし、プログラム命令をメモリ６５２にロードしてよい。プログラム命令がメモリ６５２にロードされた後、プロセッサ６５０はプログラム命令を実行してよい。

例えば、いくつかの実施形態で、図３のプロセス３００及び図４のプロセス４００、並びに／又は図５の方法５００は、プログラム命令としてデータストレージ６５４に含まれてよい。プロセッサ６５０は、データストレージ６５４から方法のプログラム命令をフェッチしてよく、方法のプログラム命令をメモリ６５２にロードしてよい。方法のプログラム命令がメモリ６５２にロードされた後、プロセッサ６５０は、コンピュータシステムが、命令によって指示されるように、方法に関連した動作を実装し得るように、プログラム命令を実行してよい。

メモリ６５２及びデータストレージ６５４は、コンピュータ実行可能命令又はデータ構造を運ぶか又はそれらが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を含んでよい。かようなコンピュータ可読記憶媒体は、プロセッサ６５０のような、汎用又は特定目的のコンピュータによってアクセスされ得る如何なる利用可能な媒体も含んでよい。例として、制限なしに、かようなコンピュータ可読記憶媒体は、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、リードオンリーメモリ（ＲＯＭ）、電気的消去可能なプログラム可能リードオンリーメモリ（ＥＥＰＲＯＭ）、コンパクトディスク・リードオンリーメモリ（ＣＤ−ＲＯＭ）若しくは他の光学ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ若しくは他の磁気記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス（例えば、ソリッドステートメモリデバイス）、あるいは、コンピュータ実行可能命令又はデータ構造の形で特定のプログラムコードを搬送又は記憶するために使用されてよくかつ汎用又は特定目的のコンピュータによってアクセスされてよいあらゆる他の記憶媒体を含む有形な又は非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を含んでよい。上記のものの組み合わせも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれてよい。コンピュータ実行可能命令は、例えば、プロセッサ６５０に特定の動作又は動作群を実行させるよう構成された命令及びデータを含んでよい。

本開示の適用範囲から逸脱せずに、コンピュータシステム６０２に対して変更、追加、又は削除が行われてよい。例えば、いくつかの実施形態で、コンピュータシステム６０２は、明示的に図示又は記載されていないことがある他の構成要素をいくつでも含んでよい。

上述されたように、本開示で記載される実施形態は、以下で更に詳細に論じられるように、様々なコンピュータハードウェア又はソフトウェアモジュールを含む特定目的又は汎用のコンピュータ（例えば、図６のプロセッサ６５０）の使用を含んでよい。更に、上述されたように、本開示で記載される実施形態は、コンピュータ実行可能命令又はデータ構造を搬送するか又はそれが記憶されているコンピュータ可読媒体（例えば、図６のメモリ６５２又はデータストレージ６５４）を用いて実装されてもよい。

本開示で使用されるように、「モジュール」又は「コンポーネント」との語は、モジュール若しくはコンポーネントの動作を実行するよう構成される特定のハードウェア実装、並びに／又はコンピュータシステムの汎用のハードウェア（例えば、コンピュータ可読媒体、処理デバイス、など）に記憶され及び／若しくはそれによって実行され得るソフトウェアオブジェクト若しくはソフトウェアルーチンを指し得る。いくつかの実施形態で、本開示で記載される異なるコンポーネント、モジュール、エンジン、及びサービスは、コンピュータシステムで（例えば、別個のスレッドとして）実行するオブジェクト又はプロセスとして実装されてもよい。本開示で記載されるシステム及び方法のいくつかは、（汎用のハードウェアに記憶され及び／又はそれによって実行される）ソフトウェアにおいて実装されるものとして概して記載されているが、特定のハードウェア実装、又はソフトウェアと特定のハードウェア実装との組み合わせも可能であり考えられている。本明細書中、「コンピュータエンティティ」は、本開示で先に定義されたあらゆるコンピュータシステム、又はコンピュータシステムで実行されるあらゆるモジュール若しくはモジュールの組み合わせであってよい。

本開示で、特に添付の特許請求の範囲（例えば、添付の特許請求の本文）で使用される語は、一般的に、“非限定的な（open）”用語として意図されている（例えば、語「含んでいる（including）」は、“〜を含んでいるが、〜に制限されない”との意に解釈されるべきであり、語「備えている（having）」は、「少なくとも〜を備えている」との意に解釈されるべきであり、語「含む（includes）」は、“〜を含むが、〜に制限されない”との意に解釈されるべきである、など。）。

更に、導入されたクレーム記載（introduced claim recitation）において特定の数が意図される場合、そのような意図は当該クレーム中に明確に記載され、そのような記載がない場合は、そのような意図も存在しない。例えば、理解を促すために、後続の添付された特許請求の範囲では、「少なくとも１つの（at least one）」及び「１つ以上の（one or more）」といった導入句を使用し、クレーム記載を導入することがある。しかし、このような句を使用するからといって、「a」又は「an」といった不定冠詞によりクレーム記載を導入した場合に、たとえ同一のクレーム内に、「１つ以上の」又は「少なくとも１つの」といった導入句と「a」又は「an」といった不定冠詞との両方が含まれるとしても、当該導入されたクレーム記載を含む特定のクレームが、当該記載事項を１しか含まない例に限定されるということが示唆されると解釈されるべきではない（例えば、「a」及び／又は「an」は、「少なくとも１つの」又は「１つ以上の」を意味すると解釈されるべきである。）。定冠詞を使用してクレーム記載を導入する場合にも同様のことが当てはまる。

更には、導入されたクレーム記載において特定の数が明示されている場合であっても、そのような記載は、通常、少なくとも記載された数を意味するように解釈されるべきであることは、当業者には理解されるであろう（例えば、他に修飾語のない、単なる「２つの記載事項」という記載がある場合、この記載は、少なくとも２つの記載事項、又は２つ以上の記載事項を意味する。）。更に、「Ａ、Ｂ及びＣなどのうち少なくとも１つ」又は「Ａ、Ｂ及びＣなどのうちの１つ以上」に類する表記が使用される場合、一般的に、そのような構造は、Ａのみ、Ｂのみ、Ｃのみ、ＡとＢの両方、ＡとＣの両方、ＢとＣの両方、及び／又はＡとＢとＣの全て、などを含むよう意図される。

更に、２つ以上の選択可能な用語を表す如何なる離接語及び／又は離接句も、明細書、特許請求の範囲、又は図面のいずれであろうと、それら用語のうちの１つ、それらの用語のうちのいずれか、あるいは、それらの用語の両方を含む可能性を意図すると理解されるべきである。例えば、「Ａ又はＢ」という句は、「Ａ又はＢ」、あるいは、「Ａ及びＢ」の可能性を含むことが理解されるべきである。

本開示で挙げられている全ての例及び条件付き言語は、当該技術の促進に本発明者によって寄与される概念及び本発明を読者が理解するのを助ける教育上の目的を意図され、そのような具体的に挙げられている例及び条件に制限されないと解釈されるべきである。本開示の実施形態が詳細に記載されてきたが、様々な変更、置換、及び代替が、本開示の主旨及び適用範囲から逸脱することなしに行われてよい。

上記の実施形態に加えて、以下の付記を開示する。
（付記１）
１つ以上の実時間データに基づいて自動的に変化するように構成された動的パスワードを生成すると選択するためのフィールドを含むインターフェースをユーザデバイスへ供給することと、
前記動的パスワードを生成すると選択する入力を前記ユーザデバイスから受け取ることと、
前記動的パスワードを生成するとの前記入力を受け取ることに応答して、複数の動的パスワードテンプレートを前記ユーザデバイスへ前記インターフェースを介して供給することであり、各動的パスワードテンプレートは、対応する特定の実時間データに夫々基づいておりかつ該対応する実時間データを夫々示す１つ以上のモジュールの組み合わせを含む、ことと、
前記複数の動的パスワードテンプレートから動的パスワードテンプレートを選択する入力を前記ユーザデバイスから受け取ることと、
固定文字の組を前記ユーザデバイスから受け取ることと、
前記固定文字の組と前記選択された動的パスワードテンプレートとの組み合わせを前記動的パスワードとして取得することと、
前記動的パスワードを、該動的パスワードが動的パスワードであるとのインジケータとともに記憶することと
を有する方法。
（付記２）
パスワード試行として文字の組を受け取ることと、
前記文字の組が前記動的パスワードと対応しているかどうかを判定することと、
前記文字の組が前記動的パスワードと対応していると決定することに応答して、前記選択された動的パスワードテンプレートに関連する実時間データを取得することと、
前記動的パスワードにおいて前記実時間データを前記選択された動的パスワードテンプレートにマッピングすることと、
前記文字の組が前記マッピングされた実時間データを伴った前記動的パスワードに一致するかどうかを判定することと、
前記文字の組が前記マッピングされた実時間データを伴った前記動的パスワードに一致すると決定することに応答して、セキュアトランザクションを実行することと
を更に有する、付記１に記載の方法。
（付記３）
パスワード入力インターフェースを前記ユーザデバイスへ供給することと、
前記パスワード入力インターフェースを介して、ユーザに前記パスワード試行として前記文字の組を入力するように促すことと、
前記パスワード入力インターフェースを介して、前記ユーザにユーザ名を入力するように促すことと、
前記ユーザ名を受け取ることと
を更に有し、
前記文字の組が前記動的パスワードと対応しているかどうかを判定することは、前記受け取られたユーザ名に基づく、
付記２に記載の方法。
（付記４）
前記セキュアトランザクションは、ロックを解除すること又はネットワークへのアクセスを得ることを含む、
付記２に記載の方法。
（付記５）
前記動的パスワードは、パスワードデータベースに記憶され、該パスワードデータベースは、複数の動的パスワード及び複数の静的パスワードを含み、該複数の静的パスワードの中の各静的パスワードは、実時間データに基づいて変化しない、
付記１に記載の方法。
（付記６）
前記１つ以上の実時間データは、現在時間、現在日、ゲスト数、滞在期間、又は現在温度を含む、
付記１に記載の方法。
（付記７）
前記複数の動的パスワードテンプレートは、日及び月の数値表現を含む、
付記１に記載の方法。
（付記８）
１つ以上の実時間データに基づいて変化する動的パスワードを生成すると選択するためのフィールドを含むインターフェースをユーザに提示することと、
前記動的パスワードを生成すると選択する入力を受け取ることと、
特定の実時間データに関連する動的文字の組を前記ユーザから受け取ることと、
前記ユーザから固定文字の組を受け取ることと、
前記固定文字の組を前記動的文字の組と組み合わせて動的パスワードを生成することと
を有する動作を実行するようプロセッサによって実行可能なプログラミングコードが符号化されている非一時的なコンピュータ可読媒体。
（付記９）
前記動作は、
パスワード試行として文字の組を受け取ることと、
前記文字の組が前記動的パスワードと対応しているかどうかを判定することと、
前記文字の組が前記動的パスワードと対応していると決定することに応答して、前記動的文字の組に関連する実時間データを取得することと、
前記動的パスワードにおいて前記実時間データを前記動的文字の組にマッピングすることと、
前記文字の組が前記マッピングされた実時間データを伴った前記動的パスワードに一致するかどうかを判定することと、
前記文字の組が前記マッピングされた実時間データを伴った前記動的パスワードに一致すると決定することに応答して、セキュアトランザクションを実行することと
を更に有する、
付記８に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
（付記１０）
前記動作は、
パスワード入力インターフェースを前記ユーザに提示することと、
前記ユーザに前記パスワード試行として前記文字の組を入力するように促すことと、
前記ユーザにユーザ名を入力するように促すことと、
前記ユーザ名を受け取ることと
を更に有し、
前記文字の組が前記動的パスワードと対応しているかどうかを判定することは、前記受け取られたユーザ名に基づく、
付記９に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
（付記１１）
前記セキュアトランザクションは、ロックを解除すること又はネットワークへのアクセスを得ることを含む、
付記９に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
（付記１２）
前記動的パスワードは、パスワードデータベースに記憶され、該パスワードデータベースは、複数の動的パスワード及び複数の静的パスワードを含み、該複数の静的パスワードの中の各静的パスワードは、実時間データに基づいて変化しない、
付記８に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
（付記１３）
前記１つ以上の実時間データは、現在時間、現在日、ゲスト数、滞在期間、又は現在温度を含む、
付記８に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
（付記１４）
前記動的文字の組は、日及び月の数値表現に対応する、
付記８に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
（付記１５）
１つ以上のプロセッサと、
パスワードデータベースと、
命令を記憶するよう構成される１つ以上のコンピュータ可読媒体と
を有するシステムであって、
前記命令は、前記１つ以上のプロセッサによって実行されることに応答して、当該システムに、
１つ以上の実時間データに基づいて自動的に変化するように構成された動的パスワードを生成すると選択するためのフィールドを含むインターフェースをユーザデバイスへ供給することと、
前記動的パスワードを生成すると選択する入力を前記ユーザデバイスから受け取ることと、
前記動的パスワードを生成するとの前記入力を受け取ることに応答して、複数の動的パスワードテンプレートを前記ユーザデバイスへ前記インターフェースを介して供給することであり、各動的パスワードテンプレートは、対応する特定の実時間データに夫々基づいておりかつ該対応する実時間データを夫々示す１つ以上のモジュールの組み合わせを含む、ことと、
前記複数の動的パスワードテンプレートから動的パスワードテンプレートを選択する入力を前記ユーザデバイスから受け取ることと、
固定文字の組を前記ユーザデバイスから受け取ることと、
前記固定文字の組と前記選択された動的パスワードテンプレートとの組み合わせを前記動的パスワードとして取得することと、
前記動的パスワードを、該動的パスワードが動的パスワードであるとのインジケータとともに記憶することと
を有する動作を実行させる、
システム。
（付記１６）
前記動作は、
パスワード試行として文字の組を受け取ることと、
前記文字の組が前記動的パスワードと対応しているかどうかを判定することと、
前記文字の組が前記動的パスワードと対応していると決定することに応答して、前記選択された動的パスワードテンプレートに関連する実時間データを取得することと、
前記動的パスワードにおいて前記実時間データを前記選択された動的パスワードテンプレートにマッピングすることと、
前記文字の組が前記マッピングされた実時間データを伴った前記動的パスワードに一致するかどうかを判定することと、
前記文字の組が前記マッピングされた実時間データを伴った前記動的パスワードに一致すると決定することに応答して、セキュアトランザクションを実行することと
を更に有する、
付記１５に記載のシステム。
（付記１７）
前記動作は、
パスワード入力インターフェースを前記ユーザデバイスへ供給することと、
前記パスワード入力インターフェースを介して、ユーザに前記パスワード試行として前記文字の組を入力するように促すことと、
前記パスワード入力インターフェースを介して、前記ユーザにユーザ名を入力するように促すことと、
前記ユーザ名を受け取ることと
を更に有し、
前記文字の組が前記動的パスワードと対応しているかどうかを判定することは、前記受け取られたユーザ名に基づく、
付記１６に記載のシステム。
（付記１８）
前記セキュアトランザクションは、ロックを解除すること又はネットワークへのアクセスを得ることを含む、
付記１６に記載のシステム。
（付記１９）
前記パスワードデータベースは、複数の動的パスワード及び複数の静的パスワードを含み、該複数の静的パスワードの中の各静的パスワードは、実時間データに基づいて変化しない、
付記１５に記載のシステム。
（付記２０）
前記１つ以上の実時間データは、現在時間、現在日、ゲスト数、滞在期間、又は現在温度を含む、
付記１５に記載のシステム。

１００ 環境
１１０ ネットワーク
１２０ ユーザデバイス
１３０，２００ パスワードデータベース
１４０ 実時間データ源
２１０ ユーザ名フィールド
２２０ パスワードフィールド
２３０ 動的パスワードインジケータフィールド
６０２ コンピュータシステム
６５０ プロセッサ
６５２ メモリ
６５４ データストレージ

Claims (20)

1. １つ以上の実時間データに基づいて自動的に変化するように構成された動的パスワードを生成すると選択するためのフィールドを含むインターフェースをユーザデバイスへ供給することと、
   前記動的パスワードを生成すると選択する入力を前記ユーザデバイスから受け取ることと、
   前記動的パスワードを生成するとの前記入力を受け取ることに応答して、複数の動的パスワードテンプレートを前記ユーザデバイスへ前記インターフェースを介して供給することであり、各動的パスワードテンプレートは、対応する特定の実時間データに夫々基づいておりかつ該対応する実時間データを夫々示す１つ以上のモジュールの組み合わせを含む、ことと、
   前記複数の動的パスワードテンプレートから動的パスワードテンプレートを選択する入力を前記ユーザデバイスから受け取ることと、
   固定文字の組を前記ユーザデバイスから受け取ることと、
   前記固定文字の組と前記選択された動的パスワードテンプレートとの組み合わせを前記動的パスワードとして取得することと、
   前記動的パスワードを、該動的パスワードが動的パスワードであるとのインジケータとともに記憶することと
   を有する方法。
2. パスワード試行として文字の組を受け取ることと、
   前記文字の組が前記動的パスワードと対応しているかどうかを判定することと、
   前記文字の組が前記動的パスワードと対応していると決定することに応答して、前記選択された動的パスワードテンプレートに関連する実時間データを取得することと、
   前記動的パスワードにおいて前記実時間データを前記選択された動的パスワードテンプレートにマッピングすることと、
   前記文字の組が前記マッピングされた実時間データを伴った前記動的パスワードに一致するかどうかを判定することと、
   前記文字の組が前記マッピングされた実時間データを伴った前記動的パスワードに一致すると決定することに応答して、セキュアトランザクションを実行することと
   を更に有する、請求項１に記載の方法。
3. パスワード入力インターフェースを前記ユーザデバイスへ供給することと、
   前記パスワード入力インターフェースを介して、ユーザに前記パスワード試行として前記文字の組を入力するように促すことと、
   前記パスワード入力インターフェースを介して、前記ユーザにユーザ名を入力するように促すことと、
   前記ユーザ名を受け取ることと
   を更に有し、
   前記文字の組が前記動的パスワードと対応しているかどうかを判定することは、前記受け取られたユーザ名に基づく、
   請求項２に記載の方法。
4. 前記セキュアトランザクションは、ロックを解除すること又はネットワークへのアクセスを得ることを含む、
   請求項２に記載の方法。
5. 前記動的パスワードは、パスワードデータベースに記憶され、該パスワードデータベースは、複数の動的パスワード及び複数の静的パスワードを含み、該複数の静的パスワードの中の各静的パスワードは、実時間データに基づいて変化しない、
   請求項１に記載の方法。
6. 前記１つ以上の実時間データは、現在時間、現在日、ゲスト数、滞在期間、又は現在温度を含む、
   請求項１に記載の方法。
7. 前記複数の動的パスワードテンプレートは、日及び月の数値表現を含む、
   請求項１に記載の方法。
8. １つ以上の実時間データに基づいて変化する動的パスワードを生成すると選択するためのフィールドを含むインターフェースをユーザに提示することと、
   前記動的パスワードを生成すると選択する入力を受け取ることと、
   特定の実時間データに関連する動的文字の組を前記ユーザから受け取ることと、
   前記ユーザから固定文字の組を受け取ることと、
   前記固定文字の組を前記動的文字の組と組み合わせて動的パスワードを生成することと
   を有する動作を実行するようプロセッサによって実行可能なプログラミングコードが符号化されている非一時的なコンピュータ可読媒体。
9. 前記動作は、
   パスワード試行として文字の組を受け取ることと、
   前記文字の組が前記動的パスワードと対応しているかどうかを判定することと、
   前記文字の組が前記動的パスワードと対応していると決定することに応答して、前記動的文字の組に関連する実時間データを取得することと、
   前記動的パスワードにおいて前記実時間データを前記動的文字の組にマッピングすることと、
   前記文字の組が前記マッピングされた実時間データを伴った前記動的パスワードに一致するかどうかを判定することと、
   前記文字の組が前記マッピングされた実時間データを伴った前記動的パスワードに一致すると決定することに応答して、セキュアトランザクションを実行することと
   を更に有する、
   請求項８に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
10. 前記動作は、
    パスワード入力インターフェースを前記ユーザに提示することと、
    前記ユーザに前記パスワード試行として前記文字の組を入力するように促すことと、
    前記ユーザにユーザ名を入力するように促すことと、
    前記ユーザ名を受け取ることと
    を更に有し、
    前記文字の組が前記動的パスワードと対応しているかどうかを判定することは、前記受け取られたユーザ名に基づく、
    請求項９に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
11. 前記セキュアトランザクションは、ロックを解除すること又はネットワークへのアクセスを得ることを含む、
    請求項９に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
12. 前記動的パスワードは、パスワードデータベースに記憶され、該パスワードデータベースは、複数の動的パスワード及び複数の静的パスワードを含み、該複数の静的パスワードの中の各静的パスワードは、実時間データに基づいて変化しない、
    請求項８に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
13. 前記１つ以上の実時間データは、現在時間、現在日、ゲスト数、滞在期間、又は現在温度を含む、
    請求項８に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
14. 前記動的文字の組は、日及び月の数値表現に対応する、
    請求項８に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
15. １つ以上のプロセッサと、
    パスワードデータベースと、
    命令を記憶するよう構成される１つ以上のコンピュータ可読媒体と
    を有するシステムであって、
    前記命令は、前記１つ以上のプロセッサによって実行されることに応答して、当該システムに、
    １つ以上の実時間データに基づいて自動的に変化するように構成された動的パスワードを生成すると選択するためのフィールドを含むインターフェースをユーザデバイスへ供給することと、
    前記動的パスワードを生成すると選択する入力を前記ユーザデバイスから受け取ることと、
    前記動的パスワードを生成するとの前記入力を受け取ることに応答して、複数の動的パスワードテンプレートを前記ユーザデバイスへ前記インターフェースを介して供給することであり、各動的パスワードテンプレートは、対応する特定の実時間データに夫々基づいておりかつ該対応する実時間データを夫々示す１つ以上のモジュールの組み合わせを含む、ことと、
    前記複数の動的パスワードテンプレートから動的パスワードテンプレートを選択する入力を前記ユーザデバイスから受け取ることと、
    固定文字の組を前記ユーザデバイスから受け取ることと、
    前記固定文字の組と前記選択された動的パスワードテンプレートとの組み合わせを前記動的パスワードとして取得することと、
    前記動的パスワードを、該動的パスワードが動的パスワードであるとのインジケータとともに記憶することと
    を有する動作を実行させる、
    システム。
16. 前記動作は、
    パスワード試行として文字の組を受け取ることと、
    前記文字の組が前記動的パスワードと対応しているかどうかを判定することと、
    前記文字の組が前記動的パスワードと対応していると決定することに応答して、前記選択された動的パスワードテンプレートに関連する実時間データを取得することと、
    前記動的パスワードにおいて前記実時間データを前記選択された動的パスワードテンプレートにマッピングすることと、
    前記文字の組が前記マッピングされた実時間データを伴った前記動的パスワードに一致するかどうかを判定することと、
    前記文字の組が前記マッピングされた実時間データを伴った前記動的パスワードに一致すると決定することに応答して、セキュアトランザクションを実行することと
    を更に有する、
    請求項１５に記載のシステム。
17. 前記動作は、
    パスワード入力インターフェースを前記ユーザデバイスへ供給することと、
    前記パスワード入力インターフェースを介して、ユーザに前記パスワード試行として前記文字の組を入力するように促すことと、
    前記パスワード入力インターフェースを介して、前記ユーザにユーザ名を入力するように促すことと、
    前記ユーザ名を受け取ることと
    を更に有し、
    前記文字の組が前記動的パスワードと対応しているかどうかを判定することは、前記受け取られたユーザ名に基づく、
    請求項１６に記載のシステム。
18. 前記セキュアトランザクションは、ロックを解除すること又はネットワークへのアクセスを得ることを含む、
    請求項１６に記載のシステム。
19. 前記パスワードデータベースは、複数の動的パスワード及び複数の静的パスワードを含み、該複数の静的パスワードの中の各静的パスワードは、実時間データに基づいて変化しない、
    請求項１５に記載のシステム。
20. 前記１つ以上の実時間データは、現在時間、現在日、ゲスト数、滞在期間、又は現在温度を含む、
    請求項１５に記載のシステム。

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